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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171335
(43)【公開日】2024-12-11
(54)【発明の名称】スマートスペースシステム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20241204BHJP
   H04N 5/74 20060101ALI20241204BHJP
   G03B 21/14 20060101ALI20241204BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20241204BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20241204BHJP
   G06F 3/01 20060101ALN20241204BHJP
【FI】
G09G5/00 510B
H04N5/74 Z
G03B21/14 Z
G09G5/00 510V
G09G5/37 320
G09G5/38 100
G09G5/37 310
G09G5/00 550C
G09G5/00 555D
G06F3/01 570
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024086901
(22)【出願日】2024-05-29
(31)【優先権主張番号】63/469,528
(32)【優先日】2023-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】524204012
【氏名又は名称】佐臻股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Jorjin Technologies Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100204490
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 葉子
(72)【発明者】
【氏名】陳 冠君
(72)【発明者】
【氏名】陳 宏融
(72)【発明者】
【氏名】戴 ▲コン▼岳
(72)【発明者】
【氏名】王 啓翰
【テーマコード(参考)】
2K203
5C058
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
2K203FA63
2K203FA64
2K203FA82
2K203FA93
2K203GB53
2K203GB54
2K203GB62
2K203GB69
2K203GC22
2K203GC25
2K203GC30
2K203HB26
2K203KA27
2K203KA56
2K203KA83
2K203KA90
2K203MA23
5C058BA23
5C058BA35
5C058EA02
5C058EA03
5C058EA31
5C182AA04
5C182AA12
5C182AB02
5C182AB08
5C182AB33
5C182AC03
5C182BA14
5C182BA29
5C182BA46
5C182BA47
5C182BA56
5C182BB04
5C182BB05
5C182BB13
5C182BB15
5C182BB17
5C182BC01
5C182BC22
5C182BC25
5C182BC26
5C182CB32
5C182CB42
5C182CB44
5C182CB54
5C182CC24
5E555AA46
5E555BA01
5E555BA29
5E555BB01
5E555BB29
5E555BC01
5E555BE13
5E555CA42
5E555CB66
5E555DA03
5E555DB57
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】連続映像を提供し、ユーザが連続映像と対話することのできるスマートスペースシステムを提供する。
【解決手段】キャビンであって、底面と、前記キャビンの側壁に位置し、前記底面と接続された第1のスクリーンと、を含むキャビンと、複数のマルチメディア映像を前記第1のスクリーンに投影するためのイメージング装置を有する表示システムを含むインタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと信号接続され、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースに対して制御コマンドを発し、前記複数のマルチメディア映像を接続して、第1の連続映像を形成し、前記第1の連続映像の画面を前記第1のスクリーンで整合して表示するコントローラと、を含むインタラクティブ・マン・マシン・インターフェース。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビンであって、底面と、前記キャビンの側壁に位置し、前記底面と接続された第1のスクリーンと、を含むキャビンと、
複数のマルチメディア映像を前記第1のスクリーンに投影するためのイメージング装置を有する表示システムを含むインタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと、
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと信号接続され、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースに対して制御コマンドを発し、前記複数のマルチメディア映像を接続して、第1の連続映像を形成し、前記第1の連続映像の画面を前記第1のスクリーンで整合して表示するコントローラと、
を含む、スマートスペースシステム。
【請求項2】
前記第1のスクリーンは、少なくとも2つの平面投影面を含み、前記少なくとも2つの平面投影面は、第1の平面投影面と第2の平面投影面を含み、
前記第1の平面投影面の底部は、前記底面の第1の側と接続され、
前記第2の平面投影面の底部は、前記底面の前記第1の側と接続された第2の側と接続され、前記第2の平面投影面は、前記第1の平面投影面と接続される、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項3】
前記イメージング装置は、少なくとも1つの投影機器を含み、前記少なくとも1つの投影機器は、少なくとも第1の投影機器及び第2の投影機器を含み,
前記第1の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第1のマルチメディア映像を前記第1の平面投影面と第2の平面投影面に投影することができ、前記第2の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第2のマルチメディア映像を前記第2の平面投影面に投影することができ、
前記コントローラは、前記第1の投影機器と前記第2の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像と前記第2のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する、
請求項2に記載のスマートスペースシステム。
【請求項4】
前記少なくとも2つの平面投影面は、第3の平面投影面をさらに含み、
前記第3の平面投影面の底部は、前記底面の前記第1の側と接続された第3の側と接続され、前記第3の平面投影面は、前記第1の平面投影面と接続され、
前記少なくとも1つの投影機器は、第3の投影機器をさらに含み、
前記第3の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第3のマルチメディア映像を前記第3の平面投影面に投影し、
前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器と前記第3の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像と前記第3のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する、
請求項3に記載のスマートスペースシステム。
【請求項5】
前記少なくとも2つの平面投影面は、第4の平面投影面をさらに含み、
前記第4の平面投影面の底部は、前記底面の第4の側と接続され、前記第4の側は、それぞれ前記第2の側及び前記第3の側と接続され、前記第4の平面投影面は、それぞれ前記第2の平面投影面及び前記第3の平面投影面と接続され、
前記少なくとも1つの投影機器は、第4の投影機器をさらに含み、
前記第4の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第4のマルチメディア映像を前記第4の平面投影面に投影し、
前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器、前記第3の投影機器と前記第4の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像、前記第3のマルチメディア映像と前記第4のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する、
請求項4に記載のスマートスペースシステム。
【請求項6】
前記キャビンは、前記キャビンの前記底部又は前記キャビンの上部に位置する第2のスクリーンをさらに含み、前記第2のスクリーンは前記第1のスクリーンと接続され、
前記第2のスクリーンは、第5の平面投影面を含み、
前記第1の平面投影面の底部は、前記第5の平面投影面の第1の側と接続され、
前記第2の平面投影面の底部は、前記第5の平面投影面の前記第1の側と接続された第2の側と接続され、
前記少なくとも1つの投影機器は、第5の投影機器を含み、
前記第5の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第5のマルチメディア映像を前記第5の平面投影面に投影し、
前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器と前記第5の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像と前記第5のマルチメディア映像を接続し、第2の連続映像を形成し、前記第2の連続映像の画面を前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンで整合して表示する、
請求項4に記載のスマートスペースシステム。
【請求項7】
前記第4の連続映像は、前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンにおける前記底面の法線に垂直な第1の方向に沿って移動し、前記法線に沿って垂直に且つ前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って移動し、前記法線に平行な第3の方向に沿って移動し、又は、それぞれ前記第1の方向、前記第2の方向、又は前記第3の方向に沿って回転することができる、
請求項6に記載のスマートスペースシステム。
【請求項8】
前記第1のスクリーンは、曲面投影面を含み、前記曲面投影面の底部は、前記底面の第1の側と接続される、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項9】
前記第1のスクリーンは、全環状投影面を含み、前記全環状投影面の底部は、前記底面の側辺と接続される、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項10】
前記第1のスクリーンの材質は、ガラス、透明度を調製可能なガラス、木材及び金属を含む、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つの投影機器の一部は、前記第1のスクリーン上に設けられる、
請求項3に記載のスマートスペースシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つの投影機器の一部は、前記少なくとも2つの平面投影面の少なくともいずれかに設けられる、
請求項3に記載のスマートスペースシステム。
【請求項13】
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、
拡張現実、複合現実、仮想現実、又はその組み合わせの機能を含む頭部装着型表示装置と、
をさらに含む、請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項14】
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、
前記キャビン内に設けられ、前記コントローラと信号接続され、前記頭部装着型表示装置の位置を追跡するために用いる少なくとも1つの第1のレンズモジュールをさらに含む、
請求項13に記載のスマートスペースシステム。
【請求項15】
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、
目標の移動軌跡を捕捉し、モーションキャプチャ結果を生成するためのモーションキャプチャモジュールをさらに含み、前記モーションキャプチャモジュールは、前記モーションキャプチャ結果を信号的に前記コントローラに送信し、前記コントローラは、前記モーションキャプチャ結果に応じて、前記イメージング装置の前記複数のマルチメディア映像を対応して変更する、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項16】
前記モーションキャプチャモジュールは、
少なくとも1つのミリ波レーダー又は少なくとも1つのカメラを含む、
請求項15に記載のスマートスペースシステム。
【請求項17】
前記コントローラは、
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース及びインターネットと通信接続するための通信装置と、
前記通信装置と電気的に接続され、前記キャビンとインターネット接続の機能を提供するプロセッサと、
前記プロセッサと通信接続するクラウド中央処理システムであって、前記クラウド中央処理システムは、前記プロセッサのコマンドに従って、前記複数のマルチメディア映像の内容を決定し、前記複数のマルチメディア映像を前記通信装置を介して前記表示システムに送信する、前記クラウド中央処理システムと、
を含む、請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項18】
前記キャビンは、
前記底面又は前記第1のスクリーンに接続されたデスクトップをさらに含み、前記デスクトップは、前記コントローラと電気的に接続され、前記コントローラにコマンドを入力し、前記コントローラの状態を変更するために用いられる、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートスペースシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
没入型体験(immersive experience)とは、ユーザが特定の状況に没入できる体験を指す。ユーザが特定のスペースにいる場合、映像投影を利用して、特定のスペースを特定の環境に変えることができ、ユーザは没入感を得ることができる。しかしながら、特定のスペースに映像を投影する場合、映像の特定のスペースにおける投影は、映像の不連続性によりユーザの一体感を損うことが多い。ユーザは映像と対話できないため、没入型体験の効果にも影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、連続映像を提供し、ユーザが連続映像と対話することのできるスマートスペースシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のスマートスペースシステムは、キャビンであって、底面と、前記キャビンの側壁に位置し、前記底面と接続された第1のスクリーンと、を含むキャビンと、複数のマルチメディア映像を前記第1のスクリーンに投影するためのイメージング装置を有する表示システムを含むインタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと信号接続され、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースに対して制御コマンドを発し、前記複数のマルチメディア映像を接続して、第1の連続映像を形成し、前記第1の連続映像の画面を前記第1のスクリーンで整合して表示するコントローラと、を含む。
【0005】
本発明の一実施形態において、前記第1のスクリーンは、少なくとも2つの平面投影面を含む。前記少なくとも2つの平面投影面は、第1の平面投影面と第2の平面投影面を含む。前記第1の平面投影面の底部は、前記底面の第1の側と接続される。前記第2の平面投影面の底部は、前記底面の前記第1の側と接続された第2の側と接続され、前記第2の平面投影面は、前記第1の平面投影面と接続される。
【0006】
本発明の一実施形態において、前記イメージング装置は、少なくとも1つの投影機器を含む。前記少なくとも1つの投影機器は、第1の投影機器及び第2の投影機器を含んで良い。前記第1の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第1のマルチメディア映像を前記第1の平面投影面に投影し、前記第2の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第2のマルチメディア映像を前記第2の平面投影面に投影する。前記コントローラは、前記第1の投影機器と前記第2の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像と前記第2のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する。前記少なくとも1つの投影機器はさらに、単一の投影機器で第1の平面投影面と第2の平面投影面に同時に対応し、前記第1の連続映像を形成することができる。
【0007】
本発明の一実施形態において、前記少なくとも2つの平面投影面は、第3の平面投影面をさらに含む。前記第3の平面投影面の底部は、前記底面の前記第1の側と接続された第3の側と接続され、前記第3の平面投影面は、前記第1の平面投影面と接続される。前記少なくとも1つの投影機器は、第3の投影機器をさらに含む。前記第3の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第3のマルチメディア映像を前記第3の平面投影面に投影する。前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器と前記第3の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像と前記第3のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する。
【0008】
本発明の一実施形態において、前記少なくとも2つの平面投影面は、第4の平面投影面をさらに含み、前記第4の平面投影面の底部は、前記底面の第4の側と接続され、前記第4の側は、それぞれ前記第2の側及び前記第3の側と接続され、前記第4の平面投影面は、それぞれ前記第2の平面投影面及び前記第3の平面投影面と接続される。前記少なくとも1つの投影機器は、第4の投影機器をさらに含み、前記第4の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第4のマルチメディア映像を前記第4の平面投影面に投影する。前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器、前記第3の投影機器と前記第4の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像、前記第3のマルチメディア映像と前記第4のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する。
【0009】
本発明の一実施形態において、前記キャビンは、前記キャビンの前記底部又は前記キャビンの上部に位置する第2のスクリーンをさらに含み、前記第2のスクリーンは前記第1のスクリーンと接続され、前記第2のスクリーンは、第5の平面投影面を含み、前記第1の平面投影面の底部は、前記第5の平面投影面の第1の側と接続され、前記第2の平面投影面の底部は、前記第5の平面投影面の前記第1の側と接続された第2の側と接続される。前記少なくとも1つの投影機器は、第5の投影機器を含み、前記第5の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第5のマルチメディア映像を前記第5の平面投影面に投影する。前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器と前記第5の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像と前記第5のマルチメディア映像を接続し、第2の連続映像を形成し、前記第2の連続映像の画面を前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンで整合して表示する。
【0010】
本発明の一実施形態において、前記第4の連続映像は、前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンにおける前記底面の法線に垂直な第1の方向に沿って移動し、前記法線に沿って垂直に且つ前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って移動し、前記法線に平行な第3の方向に沿って移動し、又は、それぞれ前記第1の方向、前記第2の方向、又は前記第3の方向に沿って回転することができる。
【0011】
本発明の一実施形態において、前記第1のスクリーンは、曲面投影面を含み、前記曲面投影面の底部は、前記底面の第1の側と接続される。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記第1のスクリーンは、全環状投影面を含み、前記全環状投影面の底部は、前記底面の側辺と接続される。
【0013】
本発明の一実施形態において、前記第1のスクリーンの材質は、ガラス、透明度を調製可能なガラス、木材及び金属を含む。
【0014】
本発明の一実施形態において、前記少なくとも1つの投影機器の一部は、前記第1のスクリーン上に設けられる。
【0015】
本発明の一実施形態において、前記少なくとも1つの投影機器の一部は、前記少なくとも2つの平面投影面の少なくともいずれかに設けられる。
【0016】
本発明の一実施形態において、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、拡張現実、複合現実、仮想現実、又はその組み合わせの機能を含む頭部装着型表示装置をさらに含む。
【0017】
本発明の一実施形態において、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、前記キャビン内に設けられ、前記コントローラと信号接続され、前記頭部装着型表示装置の位置を追跡するために用いる少なくとも1つの第1のレンズモジュールをさらに含む。
【0018】
本発明の一実施形態において、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、目標の移動軌跡を捕捉し、モーションキャプチャ結果を生成するためのモーションキャプチャモジュールをさらに含む。前記モーションキャプチャモジュールは、前記モーションキャプチャ結果を信号的に前記コントローラに送信し、前記コントローラは、前記モーションキャプチャ結果に応じて、前記イメージング装置の前記複数のマルチメディア映像を対応して変更する。
【0019】
本発明の一実施形態において、前記モーションキャプチャモジュールは、少なくとも1つのミリ波レーダー又は少なくとも1つのカメラを含む。
【0020】
本発明の一実施形態において、前記コントローラは、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース及びインターネットと通信接続するための通信装置と、前記通信装置と電気的に接続され、前記キャビンとインターネット接続の機能を提供するプロセッサと、前記プロセッサと通信接続するクラウド中央処理システムであって、前記クラウド中央処理システムは、前記プロセッサのコマンドに従って、前記複数のマルチメディア映像の内容を決定し、前記複数のマルチメディア映像を前記通信装置を介して前記表示システムに送信する、前記クラウド中央処理システムと、を含む。
【0021】
本発明の一実施形態において、前記キャビンは、前記底面又は前記第1のスクリーンに接続されたデスクトップをさらに含む。前記デスクトップは、前記コントローラと電気的に接続され、前記コントローラにコマンドを入力し、前記コントローラの状態を変更するために用いられる。
【発明の効果】
【0022】
以上に基づき、本発明が提供するスマートスペースシステムは、キャビティの複数の側壁及び底面に跨ってシームレスな連続映像を形成することができる。ユーザは、連続映像と対話することがすることができ、例えば、ユーザの動作により連続映像に平行移動や回転効果を生み出すことができ、ユーザは、このスマートスペースシステムにおいて、より好ましいユーザ体験を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムのブロック図である。
図2】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図3】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図4】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図5】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図6】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図7】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図8】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図9】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図10】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
図11】本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムのブロック図である。図1に示されるように、スマートスペースシステム1は、キャビン100、インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200及びコントローラ300を含む。
【0025】
キャビン100は、底面及び第1のスクリーンを含む。これらの装置の具体的内容は、以下の段落で説明する。
【0026】
インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200は、複数のマルチメディア映像を第1のスクリーンに投影するためのイメージング装置220を有する表示システム210を含む。これらの装置の具体的内容は、以下の段落で説明する。
【0027】
インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200は、投影機器230、頭部装着型表示装置260、少なくとも1つの第1のレンズモジュール270及びモーションキャプチャモジュール280をさらに含む。これらの装置の具体的内容は、以下の段落で説明する。
【0028】
コントローラ300は、インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200と信号接続され、インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200に対して制御コマンドを発し、複数のマルチメディア映像を接続して、第1の連続映像を形成し、前記第1の連続映像の画面を前記第1のスクリーンで整合して表示する。具体的には、コントローラ300は、通信装置310、プロセッサ320及びクラウド中央処理システム330を含む。これらの装置の具体的内容は、以下の段落で説明する。
【0029】
図2は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図2に示されるように、キャビティ100は、側壁101、102、103、104、底面105、及び上面106を含むスペースである。本実施形態において、底面105は長方形であるが、底面105は、例えば、多角形、又はそのうちの1つ又は複数の辺が曲線である多角形、又はその他の適切な形状などのその他の形状であって良く、本発明はこれを限定するものではない。本実施形態において、側壁101、102、103、104の底部は、それぞれ底面105に対応する辺と接続され、側壁101、102、103、104の上部分は、それぞれ上面106に対応する辺と接続される。
【0030】
図3は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図3に示されるように、図3は、キャビティ100の部分構造を示す。図3は、キャビティ100の側壁101、102、103、底面105、及び上面106を示す。
【0031】
第1のスクリーン110は、キャビン100の側壁に位置し、底面105と接続される。具体的には、第1のスクリーン110は、少なくとも2つの平面投影面を含む。図3に示される実施形態において、少なくとも2つの平面投影面は、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bを含む。
【0032】
図3に示されるように、第1の平面投影面110Aは、側壁101に位置する。具体的には、第1の平面投影面110Aは、側壁101のキャビティ100の内側に位置する表面に位置する。第1の平面投影面110Aの底部は、底面105の第1の側105Aと接続される。つまり、第1の平面投影面110Aは、下方に向かって底面105まで延在する。
【0033】
図3に示されるように、第2の平面投影面110Bは、側壁102に接続された側壁101に位置する。具体的には、第2の平面投影面110Bは、側壁102のキャビティ100の内側に位置する表面に位置する。第2の平面投影面120Aの底部は、底面105の第1の側105Aと接続された第2の側105Bと接続される。つまり、第2の平面投影面110Bは、下方に向かって底面105まで延在する。また、第2の平面投影面110Bは、第1の平面投影面110Aと接続される。
【0034】
図3に示されるように、キャビティ100は、イメージング装置220をさらに含む。イメージング装置220は、マルチメディア映像を第1のスクリーンの複数の平面投影面上に投影するための、少なくとも1つの投影機器230を含む。
【0035】
図3に示されるように、投影機器230は、それぞれ第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bに対応する、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bを含む。図3に示される実施形態において、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bは、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110B上に投影される映像に干渉することを回避するために、上面106上に設けられる。その他の実施形態において、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bは、その他の適当な位置に設けても良く、例えば、第1の投影機器230Aは側面101の上部に設けても良く、第2の投影機器230Bは側面102の上部に設けても良く、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110B上にそれぞれ下向きに投影されても良い。別のいくつかの実施形態において、第1の投影機器230Aは、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110B上に下向きに投影されても良く、追加の第2の投影機器230Bは、第2の平面投影面110B上に下向きに投影されても良い。いくつかの実施形態において、投影機器230は、プロジェクタ、又は短焦点プロジェクタ、又は同様の機能を有するものであって良く、本発明はこれを限定するものではない。
【0036】
マルチメディア映像240は、複数の部分、例えば、第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240Bを含んで良い。第1の投影機器230Aは、マルチメディア映像240の第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110Aに投影し、第2の投影機器230Bは、マルチメディア映像240の第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影する。いくつかの実施形態において、マルチメディア映像240は、ビデオ、画像のうちの1つ又は複数のマルチメディア映像であって良く、本発明はこれを限定するものではない。
【0037】
第1の投影機器230Aが第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110Aに投影し、第2の投影機器230Bが第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影する場合、第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240Bは、それぞれ独立したマルチメディア映像である可能性があり、第1のマルチメディア映像240Aと第2のマルチメディア映像240B間の映像の不整合が生じる可能性がある。
【0038】
したがって、コントローラ300は、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bを制御して、第1のマルチメディア映像240Aを第2のマルチメディア映像240Bと接続して、前記連続映像250Aを形成し、連続映像250Aを整合して表示する。
【0039】
別の実施形態において、第1の投影機器230Aは、マルチメディア映像240の第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bに投影し、第2の投影機器230Bは、マルチメディア映像240の第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影する。つまり、第1のマルチメディア映像240Aは、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bとに同時に跨っても良い。
【0040】
第1の投影機器230Aが、第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bに投影し、第2の投影機器230Bが、第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影する場合、第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240Bは、1つのマルチメディア映像に整合されても良いし、それぞれ独立したマルチメディア映像であっても良く、第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240B間の映像の不整合が生じる可能性がある。
【0041】
したがって、コントローラ300は、第1の投影機器230Aを制御して、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bとの間で第1のマルチメディア映像240Aを接続し、第2の平面投影面110B上で第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240Bを接続し、連続映像250Aを形成し、連続映像250Aの画面を整合して表示する。
【0042】
具体的に、コントローラ300は、通信装置310により第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bを接続する。いくつかの実施形態において、通信装置310は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、ブルートゥース(登録商標)通信、又はその他の類似の機能を有するものと第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bを接続して、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bへのマルチメディア映像の送信を制御しても良い。通信装置310は、さらにインターネットと接続し、外部装置からコマンドを受信したり、実行後の結果を外部装置に送信しても良い。ここで、前記外部裝置は、デスクトップ型コンピュータ、ノートブック型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、又は類似の機能を有する入力装置であって良い。
【0043】
コントローラ300は、プロセッサ320及びクラウド中央処理システム330をさらに含む。プロセッサ320は、通信装置310とクラウド中央処理システム330に電気的に接続される。プロセッサ320は、通信装置310に接続されることにより、キャビン100をインターネットに接続する機能を提供することができる。
【0044】
また、プロセッサ320は、通信装置310及びクラウド中央処理システム330と接続することにより、クラウド中央処理システム330にコマンドを発することができ、クラウド中央処理システム330は、プロセッサ320のコマンドに従って、複数のマルチメディア映像240の内容を決定し、複数のマルチメディア映像240を通信装置310を介して表示システム210に送信し、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bにより、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bに投影し、マルチメディア映像を連続映像250Aに整合する。
【0045】
いくつかの実施形態において、プロセッサ320は、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、又は類似の機能を有する構成要素であって良い。いくつかの実施形態において、クラウド中央処理システム330は、クラウドサーバであって良く、ここで、クラウドサーバは、多数のマルチメディア映像を保存するか、又はインターネットを介して多数のマルチメディア映像にアクセスできる。
【0046】
連続映像250Aを形成することにより、キャビン100内のユーザは、側壁102に位置する第2の平面投影面110B及び側壁101に位置する第1の平面投影面110Aを順に跨ぐ第2のマルチメディア映像240B及び第1のマルチメディア映像240Aからなる連続映像250Aを見ることができ、ユーザはより大きく、より連続したマルチメディア映像を見ることができ、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0047】
図4は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図4に示されるキャビティ100は図3と類似しているため、同一の点については説明を繰り返さない。図3と比較して、図4に示される実施形態において、少なくとも2つの平面投影面は、第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bのほか、さらに第3の平面投影面110Cを含む。
【0048】
図4に示されるように、第3の平面投影面110Cは、側壁103に位置する。具体的には、第3の平面投影面110Cは、側壁103のキャビティ100の内側に位置する表面に位置する。第3の平面投影面110Cの底部は底面105の第1の側105Aと接続された第3の側105Cと接続される。つまり、第3の平面投影面110Cは、下方に向かって底面105まで延在する。また、第3の平面投影面110Cは、第1の平面投影面110Aと接続される。
【0049】
図4に示されるように、投影機器230は、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bを含むほか、第3の平面投影面110Cに対応する第3の投影機器230Cをさらに含む。図4に示される実施形態において、第3の投影機器230Cは、第3の平面投影面110C上に投影される映像に干渉することを回避するために、上面106上に設けられる。その他の実施形態において、第3の投影機器230Cは、その他の適当な位置に設けても良く、例えば、第3の投影機器230Cは、側面103の上部に設けられ、第3の平面投影面110C上に下向きに投影されても良い。
【0050】
図4に示される実施形態において、マルチメディア映像240は、複数の部分を含んで良く、例えば、第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240Bのほか、第3のマルチメディア映像240Cをさらに含んで良い。第3の投影機器230Cは、マルチメディア映像240の第3のマルチメディア映像240Cを第3の平面投影面110Cに投影する。
【0051】
第1の投影機器230Aが、第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110Aに投影し、第2の投影機器230Bが、第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影し、第3の投影機器230Cが、第3のマルチメディア映像240Cを第3の平面投影面110Cに投影する場合、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B及び第3のマルチメディア映像240Cは、それぞれ独立したマルチメディア映像である可能性があり、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B及び第3のマルチメディア映像240C間の映像の不整合が生じる可能性がある。
【0052】
したがって、コントローラ300は、第1の投影機器230A、第2の投影機器230B及び第3の投影機器230Cを制御して、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B及び第3のマルチメディア映像240Cを接続し、連続映像250Bを形成し、連続映像250Bの画面を整合して表示する。連続映像250Bを形成することにより、キャビン100内のユーザは、側壁102に位置する第2の平面投影面110B、側壁101に位置する第1の平面投影面110A及び側壁103に位置する第3の平面投影面110Cを順に跨ぐ第2のマルチメディア映像240B、第1のマルチメディア映像240A及び第3のマルチメディア映像240Cからなる連続映像250Bを見ることができ、ユーザはより大きく、より連続したマルチメディア映像を見ることができ、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0053】
特に、図4に示される実施形態のように、連続映像250Cは、キャビン100の側壁102、101、103を順に取り囲む。したがって、ユーザがキャビン100内に立って側壁101に面したとき、ユーザが見る連続映像は、ユーザ180度以上のユーザの視野角をカバーする。
【0054】
図5は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図5に示されるキャビティ100は図4と類似しているため、同一の点については説明を繰り返さない。図4と比較して、図5は、図4とは異なる視野角からのものであるので、側壁101は図示しない。ただし、図5において、側壁101と側壁102、103及びその他の構成要素との相対的位置は、図4に示されるものと同様である。
【0055】
図5に示される実施形態において、少なくとも2つの平面投影面は、第1の平面投影面110A、第2の平面投影面110B及び第3の平面投影面110Cのほか、第4の平面投影面110Dをさらに含む。
【0056】
図5に示されるように、第4の平面投影面110Dは、側壁104に位置する。具体的には、第4の平面投影面110Dは、側壁104のキャビティ100の内側に位置する表面に位置する。第4の平面投影面110Dの底部は、底面105の第4の側105Dと接続される。ここで、第4の側150Dは、それぞれ第2の側105B及び第3の側105Cと接続される。つまり、第4の平面投影面110Dは、下方に向かって底面105まで延在する。また、第4の平面投影面110Dは、それぞれ第2の平面投影面110B及び第3の平面投影面110Cと接続される。
【0057】
図5に示されるように、投影装置230は、投影機器230は、第1の投影機器230A、第2の投影機器230B及び第3の投影機器230Cのほか、第4の平面投影面110DCに対応する第4の投影機器230Dをさらに含む。図5に示される実施形態において、第4の投影機器230Dは、第4の平面投影面110D上に投影される映像に干渉することを回避するために、上面106上に設けられる。その他の実施形態において、第4の投影機器230Dは、その他の適当な位置に設けても良く、例えば、第4の投影機器230Dは、側面104の上部に設けても良く、第4の投影機器230D上にそれぞれ下向きに投影されても良い。
【0058】
図5に示される実施形態において、マルチメディア映像240は、複数の部分を含んで良く、例えば、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B及び第3のマルチメディア映像240Cのほか、第4のマルチメディア映像240Dをさらに含んで良い。第4の投影機器230Dは、マルチメディア映像240の第4のマルチメディア映像240Dを第4の平面投影面110Dに投影する。
【0059】
図3から図5に示される実施形態において、第1のスクリーン110の材質、即ち、第1のスクリーンが含む第1の平面投影面110A、第2の平面投影面110B、第3の平面投影面110C、第4の平面投影面110Dの材質は、ガラス、透明度を調製可能なガラス、木材及び金属を含む。いくつかの実施形態において、第1の平面投影面110A、第2の平面投影面110B、第3の平面投影面110C、第4の平面投影面110Dの材質は、同じであっても異なっていても良く、本発明はこれを限定するものではない。したがって、複数の異なる材質からなる第1のスクリーンの平面投影面上にマルチメディア映像を投影することができ、多様化された投影環境に適用することができる。
【0060】
第1の投影機器230Aが、第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110Aに投影し、第2の投影機器230Bが、第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影し、第3の投影機器230Cが、第3のマルチメディア映像240Cを第3の平面投影面110Cに投影し、第4の投影機器230Dが、第4のマルチメディア映像240Dを第4の平面投影面110Dに投影する場合、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B、第3のマルチメディア映像240C及び第4のマルチメディア映像240Dは、それぞれ独立したマルチメディア映像である可能性があり、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B、第3のマルチメディア映像240Cと第4のマルチメディア映像240D間の映像の不整合が生じる可能性がある。
【0061】
したがって、コントローラ300は、第1の投影機器230A、第2の投影機器230B、第3の投影機器230C及び第4の投影機器230Dを制御して、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B、第3のマルチメディア映像240C及び第4のマルチメディア映像240Dを接続し、連続映像250Cを形成して、連続映像250Cを整合して表示する。連続映像250Cを形成することにより、キャビン100内のユーザは、側壁102に位置する第2の平面投影面110B、側壁101に位置する第1の平面投影面110A、側壁103に位置する第3の平面投影面110C及び側壁104に位置する第4の平面投影面110Dを順に跨ぐ第2のマルチメディア映像240B、第1のマルチメディア映像240A、第3のマルチメディア映像240C及び第4のマルチメディア映像240Dからなる連続映像250Cを見ることができ、ユーザはより大きく、より連続したマルチメディア映像を見ることができ、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0062】
特に、図5に示される実施形態のように、連続映像250Cは、キャビン100の全ての側壁102、101、103、104を順に取り囲む。したがって、連続映像250Cは、360度途切れることなくユーザを取り囲むことができる。
【0063】
別の実施形態において、スマートスペースシステムが提供する連続映像は、キャビティの側面に位置するほか、キャビティの底面又は上面まで延伸して、より完全な連続映像を形成しても良い。
【0064】
図6は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概略図である。図6に示されるキャビティ100は図3と類似しているため、同一の点については説明を繰り返さない。図3と比較して、図6に示される実施形態において、キャビン100は、第2のスクリーン120をさらに含み、第2のスクリーン120は第1のスクリーン110と接続される。本実施形態において、第2のスクリーン120は、キャビン100の底部105に位置する。その他の実施形態において、第2のスクリーン120は、キャビン100の上部106に位置しても良く、本発明はこれを限定するものではない。
【0065】
図6に示される実施形態において、第2のスクリーン120は、第5の平面投影面120Aを含む。第1の平面投影面110Aの底部は、第5の平面投影面120Aの第1の側105Aと接続され、第2の平面投影面110Bの底部は、第5の平面投影面120Aの第1の側105Aと接続された第2の側105Bと接続される。つまり、第5の平面投影面120Aは、それぞれ第1のスクリーンの第1の平面投影面110A及び第2の平面投影面110Bと接続される。
【0066】
図6に示されるように、投影機器230は、第1の投影機器230A及び第2の投影機器230Bを含むほか、第5の平面投影面120Aに対応する第5の投影機器230Eをさらに含む。図6に示される実施形態において、第5の平面投影面120A上に投影される映像に干渉することを回避するために、第5の投影機器230Eは上面106上に設けられる。その他の実施形態において、第5の投影機器230Eは、その他の適当な位置に設けても良く、例えば、第5の投影機器230Eは、任意の側面101、102、103、又は104の上部に設け、第5の平面投影面120A上に下向きに投影されても良い。
【0067】
別のいくつかの実施形態において、第5の平面投影面120Aが上面106(図示せず)に位置する場合、対応する第5の投影機器230Eは、任意の側面101、102、103、又は104の底部に設け、上面106に位置する第5の平面投影面120A上に上向きに投影するか、又は、底面105上のユーザの移動に影響を与えない適切な位置に設けて良い。
【0068】
図6に示される実施形態において、マルチメディア映像240は、複数の部分を含んで良く、例えば、第1のマルチメディア映像240A及び第2のマルチメディア映像240Bのほか、第5のマルチメディア映像240Eをさらに含んで良い。第5の投影機器230Eは、マルチメディア映像240の第5のマルチメディア映像240Eを第5の平面投影面120Aに投影する。
【0069】
第1の投影機器230Aが第1のマルチメディア映像240Aを第1の平面投影面110Aに投影し、第2の投影機器230Bが第2のマルチメディア映像240Bを第2の平面投影面110Bに投影し、第5の投影機器230Eが第5のマルチメディア映像240Eを第5の平面投影面120Aに投影する場合、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B及び第5のマルチメディア映像240Eは、それぞれ独立したマルチメディア映像である可能性があり、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240Bと第5のマルチメディア映像240E間の映像の不整合が生じる可能性がある。
【0070】
したがって、コントローラ300は、第1の投影機器230A、第2の投影機器230B及び第5の投影機器230Eを制御して、第1のマルチメディア映像240A、第2のマルチメディア映像240B及び第5のマルチメディア映像240Eを接続して、連続映像250Dを形成し、連続映像250Dを整合して表示する。
【0071】
具体的に、コントローラ300は、図3に示されるのと同様の方法により、第1の投影機器230A、第2の投影機器230Bを制御して、キャビティ側壁に位置する連続映像を形成する。コントローラ300はさらに、この連続映像と第5の平面投影面120Aに位置する第5のマルチメディア映像240Eを接続し、連続映像250Dを形成する。
【0072】
連続映像250Dを形成することにより、キャビン100内のユーザは、側壁102に位置する第2の平面投影面110B、側壁101に位置する第1の平面投影面110A,及び底面105に向けて延伸する第5の平面投影面120Aを順に跨ぐ第2のマルチメディア映像240B、第1のマルチメディア映像240A及び第5のマルチメディア映像240Eからなる連続映像250Bを見ることができ、ユーザは、側壁に位置するマルチメディア映像を見ることができるだけでなく、さらに異なる方向(例えば、底面)に延伸する連続映像も見ることができ、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0073】
図6に示される実施形態において、一般性を失わない状況において、第1のスクリーンは、図4に示されるように、第1の平面投影面110A、第2の平面投影面110B及び第3の平面投影面110Cを含むか、又は、図5に示されるように、第1の平面投影面110A、第2の平面投影面110B、第3の平面投影面110C及び第4の平面投影面110Dを含んでも良い。この場合、いずれも図6と同様の方法により、連続映像を形成することができる。
【0074】
図2から図6に示される実施形態において、キャビティ100の各側壁はいずれも平面である。しかしながら、その他の実施形態において、キャビティの少なくとも1つの個側壁は平面でなくても良い。
【0075】
図7は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図7を参照されたい。図7に示されるキャビティ100Bは図2に示されるキャビティ100と類似しており、相違点は、図7に示されるキャビティ100Bにおいて、第1のスクリーンは、図2に示されるキャビティ100の側壁(例えば、側壁101)に対応する場所に位置する曲面投影面112を含むことである。曲面投影面112の底部は、底面105の少なくとも1つの側辺と接続される。また、曲面投影面112に対して、底面105と上面106もそれぞれ曲面投影面に対応する曲線側辺を有する。したがって、本実施形態において、第1のスクリーンは各種曲面であって良い。その他の実施形態において、第1のスクリーンはより多くの曲面投影面を有していても良く、例えば、キャビティ100Bの側面102、103、104の少なくともいずれか1つ又は2つ又は全てを曲面投影面としても良く、このスマートスペースシステムをよりバリエーションに富んだ環境に応用し、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0076】
また、図7に示される実施形態において、キャビティ100Bの曲面投影面112を含む第1のスクリーンは、底面105又は上面106に位置する第2のスクリーンと組み合わせ、第1のスクリーンと第2のスクリーンに位置するマルチメディア映像を組み合わせ、連続映像を形成しても良い。
【0077】
図8は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図8に示されるキャビティ100Cは図2に示されるキャビティ100と類似しており、相違点は、図8に示されるキャビティ100Cにおいて、第1のスクリーン110は、環状投影面114を含み、環状投影面114の底部は底面105の側辺と接続される。具体的には、環型投影面114は、図2に示されるキャビティ100の側壁101、102、103、104に対応する場所に位置する。ここで、環状投影面114の底部は底面105の側辺と接続される。したがって、本実施形態において、第1のスクリーンは各種曲面であって良く、このスマートスペースシステムをよりバリエーションに富んだ環境に応用し、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0078】
また、図8に示される実施形態において、キャビティ100Cの環型投影面114を含む第1のスクリーンは、底面105又は上面106に位置する第2のスクリーンと組み合わせ、第1のスクリーンと第2のスクリーンに位置するマルチメディア映像を組み合わせ、連続映像を形成しても良い。
【0079】
図3から図6に示される実施形態において、キャビティ100はいずれもイメージング装置220を含む。イメージング装置220は、マルチメディア映像を第1のスクリーンの複数の平面投影面上(例えば、平面投影面110A、110B、110C、110D)に投影するために用いる少なくとも1つの投影機器(例えば、投影機器230A、230B、230C、230D)を含む。ユーザがより好ましいユーザ体験を得ることができるように、投影機器を適切な位置に配置する必要がある。
【0080】
図9は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図9を参照されたい。
一般性を失わない状況において、図9は、第1の投影機器230Aと第1の平面投影面110Aを例とするが、その他の投影機器230B、230C、230Dにも適用することができる。
【0081】
図9に示されるように、図9は、キャビティ100の側壁101の側面図である。側壁101は底面105と接続される。図3から図6に示されているものとは異なり、本実施形態において、第1の投影機器230Aは側壁101の上部に位置し、下方に向けて照射し、マルチメディア映像をキャビティ100内側の側壁101上に位置する第1の平面投影面110A上に投影する。つまり、第1の投影機器230Aはキャビン100の内部に位置するので、第1の平面投影面110A上に直接投影することができる。第1の投影機器230Aも、第1のスクリーン110の少なくとも2つの平面投影面の少なくともいずれか、即ち、第1の平面投影面110A上に同時に設けることができるので、投影機器230A間の距離を短縮して、投影機器230Aがマルチメディア映像を第1の平面投影面110A上に投影するとき、外部環境からの干渉を低減することができる。
【0082】
本発明のスマートスペースシステムは、側壁及び/又は底面(又は上面)によって形成される第1のスクリーンと第2のスクリーンにマルチメディア映像を連続映像として形成することに加え、さらに、ユーザと対話し、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【0083】
図10は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図10を参照されたい。インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200は、頭部装着型表示装置260、第1のレンズモジュール270及びモーションキャプチャモジュール280をさらに含む。
【0084】
頭部装着型表示装置260は、キャビティ100に位置するユーザによって装着される。頭部装着型表示装置260は、例えば、拡張現実、複合現実、仮想現実、又はその組み合わせの機能など、多種の映像を生成することができる。いくつかの実施形態において、頭部装着型表示装置260は、ヘルメット型ディスプレイ、眼鏡型ディスプレイ、又は同様の機能を有するその他の装置であっても良く、本発明はこれを限定するものではない。頭部装着型表示装置260によって生成される虚像とキャビティ100内に表示される連続映像との組み合わせにより、ユーザのユーザ体験を向上させることができる。
【0085】
インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200の複数の第1のレンズモジュール270は、キャビン100内に設けられ、コントローラ300と信号接続され、頭部装着型表示装置260の位置を追跡するために用いられる。図10に示されるように、キャビティ100は、複数の第1のレンズモジュール270を含み、それぞれ側壁101、102、103及び104上に設けられる(図示せず)。いくつかの実施形態において、第1のレンズモジュール270の数は1以上であり、第1のレンズモジュール270の数は実際の必要性により決定される。ユーザは、頭部装着型表示装置260を装着してキャビティ100内を自由に移動するため、第1のレンズモジュール270が頭部装着型表示装置260の映像を撮像した後、映像をコントローラ300に送信して、頭部装着型表示装置260(即ち、ユーザ)のキャビティにおける正確な位置を算出することができる。また、コントローラ300は、頭部装着型表示装置260の位置に応じて、第1のスクリーンと第2のスクリーンに表示される連続映像を対応して変更することもできる。
【0086】
インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース200の複数のモーションキャプチャモジュール280は、キャビン100内に設けられ、コントローラ300と信号接続され、例えば、ユーザの手の動作など、ユーザの動作を追跡することに用いられるが、これに限定されるものではない。図10に示されるように、キャビティ100は、複数のモーションキャプチャモジュール280を含み、それぞれ側壁101、102、103及び104上に設けられる(図示せず)。いくつかの実施形態において、モーションキャプチャモジュール280の数は1以上であり、モーションキャプチャモジュール280の数は実際の必要性により決定される。いくつかの実施形態において、モーションキャプチャモジュール280は、ミリ波レーダー又はカメラであって良く、カメラは、可視光カメラ又は不可視光カメラ、又は同様の機能を有するものであって良く、本発明はこれを限定するものではない。
【0087】
ユーザは、キャビティ100内を自由に移動でき、見られた連続映像及び映像と対話することができるため、モーションキャプチャモジュール280は、ユーザの動作を撮像した後、例えば、截取ユーザの手の移動軌跡を取得するなど、目標の移動軌跡を捕捉し、モーションキャプチャ結果を生成するために用いることができる。モーションキャプチャモジュール280は、モーションキャプチャ結果を信号的にコントローラ300に送信する。コントローラ300は、モーションキャプチャ結果に応じて、イメージング装置220の複数のマルチメディア映像240を対応して変更し、第1のスクリーンと第2のスクリーン上に表示される連続映像を対応して変更する。例えば、連続映像が図書館のシーンに基づく場合、モーションキャプチャモジュール280が捕捉した手部動作に応じて、第1のスクリーン及び第2のスクリーン上に表示される連続映像を対応して変更することができ、例えば、本のページをめくる、本を取り出すなどの動作を生成することができる。
【0088】
一方、コントローラ300は、モーションキャプチャモジュール280によって検出されたモーションキャプチャ信号に従って、第1のスクリーン及び/又は第2のスクリーンに位置する連続映像を移動又は回転させることができる。図6を例にとると、連続映像250Dは、第1のスクリーン110と第2のスクリーン120における底面105の法線に垂直な第1の方向Xに沿って移動し、底面105の法線に沿って垂直に且つ第1の方向Xに垂直な第2の方向Yに沿って移動し、底面105の法線に平行な第3の方向Zに沿って移動し、又は、それぞれ第1の方向、第2の方向、又は第3の方向に沿って回転することができ、ユーザと連続映像間の視野角を調整し、ユーザ体験を向上させる。
【0089】
図11は、本発明の実施形態によるスマートスペースシステムの概念図である。図11を参照すると、キャビティ100は、デスクトップ130をさらに含む。デスクトップ130は、キャビティ100内部に位置し、底面105又は第1のスクリーンと接続される。デスクトップ130は、折り畳み式デスクトップであっても良いし、固定式デスクトップであっても良い。デスクトップ130は、底面105又は第1のスクリーン上に位置する接続ポート(図示せず)を介して、コントローラ300のプロセッサ320と電気的に接続される。ユーザは、デスクトップ130を使用して、コントローラ300のプロセッサ320にコマンドを入力し、コントローラ300の状態を変更したり、コントローラ300の状態を閲覧することができる。デスクトップ130は、ディスプレイ及び入力装置を含んでも良く、又は、デスクトップ型コンピュータ、ノートブック型コンピュータ、タブレット型コンピュータなどの装置に外部接続されても良く、本発明はこれを限定するものではない。
【0090】
以上をまとめ、本発明が提供するスマートスペースシステムは、キャビティの複数の側壁及び底面に跨ってシームレスな連続映像を形成することができる。ユーザは、連続映像と対話することがすることができ、例えば、ユーザの動作により連続映像に平行移動や回転効果を生み出すことができ、ユーザは、このスマートスペースシステムにおいて、より好ましいユーザ体験を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明が提供するスマートスペースシステムは、スペース映像投影システムに応用することができる。
【符号の説明】
【0092】
1:スマートスペースシステム
100:キャビン
101、102、103、104:側壁
105:底面
105A:第1の側
105B:第2の側
105C:第3の側
105D:第4の側
106:上面
110:第1のスクリーン
110A:第1の平面投影面
110B:第2の平面投影面
110C:第3の平面投影面
110D:第4の平面投影面
112:曲面投影面
114:環状投影面
120:第2のスクリーン
120A:第5の平面投影面
130:デスクトップ
200:インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース
210:表示システム
220:イメージング装置
230:投影機器
230A:第1の投影機器
230B:第2の投影機器
230C:第3の投影機器
230D:第4の投影機器
230E:第5の投影機器
240:マルチメディア映像
240A:第1のマルチメディア映像
240B:第2のマルチメディア映像
240C:第3のマルチメディア映像
240D:第4のマルチメディア映像
250A:第1の連続映像
250B:第2の連続映像
250C:第3の連続映像
250D:第4の連続映像
260:頭部装着型表示装置
270:第1のレンズモジュール
280:モーションキャプチャモジュール
300:コントローラ
310:通信装置
320:プロセッサ
330:クラウド中央処理システム
X:第1の方向
Y:第2の方向
Z:第3の方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-07-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の一実施形態において、前記第2の連続映像は、前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンにおける前記底面の法線に垂直な第1の方向に沿って移動し、前記法線に沿って垂直に且つ前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って移動し、前記法線に平行な第3の方向に沿って移動し、又は、それぞれ前記第1の方向、前記第2の方向、又は前記第3の方向に沿って回転することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
連続映像250Dを形成することにより、キャビン100内のユーザは、側壁102に位置する第2の平面投影面110B、側壁101に位置する第1の平面投影面110A,及び底面105に向けて延伸する第5の平面投影面120Aを順に跨ぐ第2のマルチメディア映像240B、第1のマルチメディア映像240A及び第5のマルチメディア映像240Eからなる連続映像250Dを見ることができ、ユーザは、側壁に位置するマルチメディア映像を見ることができるだけでなく、さらに異なる方向(例えば、底面)に延伸する連続映像も見ることができ、より好ましいユーザ体験を生み出すことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビンであって、底面と、前記キャビンの側壁に位置し、前記底面と接続された第1のスクリーンと、を含むキャビンと、
複数のマルチメディア映像を前記第1のスクリーンに投影するためのイメージング装置を有する表示システムを含むインタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと、
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースと信号接続され、前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースに対して制御コマンドを発し、前記複数のマルチメディア映像を接続して、第1の連続映像を形成し、前記第1の連続映像の画面を前記第1のスクリーンで整合して表示するコントローラと、
を含む、スマートスペースシステム。
【請求項2】
前記第1のスクリーンは、少なくとも2つの平面投影面を含み、前記少なくとも2つの平面投影面は、第1の平面投影面と第2の平面投影面を含み、
前記第1の平面投影面の底部は、前記底面の第1の側と接続され、
前記第2の平面投影面の底部は、前記底面の前記第1の側と接続された第2の側と接続され、前記第2の平面投影面は、前記第1の平面投影面と接続される、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項3】
前記イメージング装置は、少なくとも1つの投影機器を含み、前記少なくとも1つの投影機器は、少なくとも第1の投影機器及び第2の投影機器を含み,
前記第1の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第1のマルチメディア映像を前記第1の平面投影面と第2の平面投影面に投影することができ、前記第2の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第2のマルチメディア映像を前記第2の平面投影面に投影することができ、
前記コントローラは、前記第1の投影機器と前記第2の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像と前記第2のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する、
請求項2に記載のスマートスペースシステム。
【請求項4】
前記少なくとも2つの平面投影面は、第3の平面投影面をさらに含み、
前記第3の平面投影面の底部は、前記底面の前記第1の側と接続された第3の側と接続され、前記第3の平面投影面は、前記第1の平面投影面と接続され、
前記少なくとも1つの投影機器は、第3の投影機器をさらに含み、
前記第3の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第3のマルチメディア映像を前記第3の平面投影面に投影し、
前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器と前記第3の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像と前記第3のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する、
請求項3に記載のスマートスペースシステム。
【請求項5】
前記少なくとも2つの平面投影面は、第4の平面投影面をさらに含み、
前記第4の平面投影面の底部は、前記底面の第4の側と接続され、前記第4の側は、それぞれ前記第2の側及び前記第3の側と接続され、前記第4の平面投影面は、それぞれ前記第2の平面投影面及び前記第3の平面投影面と接続され、
前記少なくとも1つの投影機器は、第4の投影機器をさらに含み、
前記第4の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第4のマルチメディア映像を前記第4の平面投影面に投影し、
前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器、前記第3の投影機器と前記第4の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像、前記第3のマルチメディア映像と前記第4のマルチメディア映像を接続し、前記第1の連続映像を形成する、
請求項4に記載のスマートスペースシステム。
【請求項6】
前記キャビンは、前記キャビンの前記底部又は前記キャビンの上部に位置する第2のスクリーンをさらに含み、前記第2のスクリーンは前記第1のスクリーンと接続され、
前記第2のスクリーンは、第5の平面投影面を含み、
前記第1の平面投影面の底部は、前記第5の平面投影面の第1の側と接続され、
前記第2の平面投影面の底部は、前記第5の平面投影面の前記第1の側と接続された第2の側と接続され、
前記少なくとも1つの投影機器は、第5の投影機器を含み、
前記第5の投影機器は、前記複数のマルチメディア映像の第5のマルチメディア映像を前記第5の平面投影面に投影し、
前記コントローラは、前記第1の投影機器、前記第2の投影機器と前記第5の投影機器を制御して、前記第1のマルチメディア映像、前記第2のマルチメディア映像と前記第5のマルチメディア映像を接続し、第2の連続映像を形成し、前記第2の連続映像の画面を前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンで整合して表示する、
請求項4に記載のスマートスペースシステム。
【請求項7】
前記第2の連続映像は、前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンにおける前記底面の法線に垂直な第1の方向に沿って移動し、前記法線に沿って垂直に且つ前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って移動し、前記法線に平行な第3の方向に沿って移動し、又は、それぞれ前記第1の方向、前記第2の方向、又は前記第3の方向に沿って回転することができる、
請求項6に記載のスマートスペースシステム。
【請求項8】
前記第1のスクリーンは、曲面投影面を含み、前記曲面投影面の底部は、前記底面の第1の側と接続される、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項9】
前記第1のスクリーンは、全環状投影面を含み、前記全環状投影面の底部は、前記底面の側辺と接続される、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項10】
前記第1のスクリーンの材質は、ガラス、透明度を調製可能なガラス、木材及び金属を含む、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つの投影機器の一部は、前記第1のスクリーン上に設けられる、
請求項3に記載のスマートスペースシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つの投影機器の一部は、前記少なくとも2つの平面投影面の少なくともいずれかに設けられる、
請求項3に記載のスマートスペースシステム。
【請求項13】
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、
拡張現実、複合現実、仮想現実、又はその組み合わせの機能を含む頭部装着型表示装置と、
をさらに含む、請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項14】
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、
前記キャビン内に設けられ、前記コントローラと信号接続され、前記頭部装着型表示装置の位置を追跡するために用いる少なくとも1つの第1のレンズモジュールをさらに含む、
請求項13に記載のスマートスペースシステム。
【請求項15】
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェースは、
目標の移動軌跡を捕捉し、モーションキャプチャ結果を生成するためのモーションキャプチャモジュールをさらに含み、前記モーションキャプチャモジュールは、前記モーションキャプチャ結果を信号的に前記コントローラに送信し、前記コントローラは、前記モーションキャプチャ結果に応じて、前記イメージング装置の前記複数のマルチメディア映像を対応して変更する、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項16】
前記モーションキャプチャモジュールは、
少なくとも1つのミリ波レーダー又は少なくとも1つのカメラを含む、
請求項15に記載のスマートスペースシステム。
【請求項17】
前記コントローラは、
前記インタラクティブ・マン・マシン・インターフェース及びインターネットと通信接続するための通信装置と、
前記通信装置と電気的に接続され、前記キャビンとインターネット接続の機能を提供するプロセッサと、
前記プロセッサと通信接続するクラウド中央処理システムであって、前記クラウド中央処理システムは、前記プロセッサのコマンドに従って、前記複数のマルチメディア映像の内容を決定し、前記複数のマルチメディア映像を前記通信装置を介して前記表示システムに送信する、前記クラウド中央処理システムと、
を含む、請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【請求項18】
前記キャビンは、
前記底面又は前記第1のスクリーンに接続されたデスクトップをさらに含み、前記デスクトップは、前記コントローラと電気的に接続され、前記コントローラにコマンドを入力し、前記コントローラの状態を変更するために用いられる、
請求項1に記載のスマートスペースシステム。
【外国語明細書】