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特開2024-171407照明制御システム、及び照明制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171407
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】照明制御システム、及び照明制御方法
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/165 20200101AFI20241205BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20241205BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241205BHJP
【FI】
H05B47/165
H05B47/105
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023088384
(22)【出願日】2023-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】西辻 雄登
【テーマコード(参考)】
3K273
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
3K273PA05
3K273QA14
3K273QA30
3K273RA04
3K273RA05
3K273RA08
3K273RA13
3K273RA17
3K273SA21
3K273SA36
3K273SA37
3K273SA60
3K273TA03
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA28
3K273TA29
3K273TA46
3K273TA47
3K273UA22
3K273UA23
5L049CC18
5L050CC18
(57)【要約】
【課題】映像に連動した照明による演出を行いやすくすること。
【解決手段】照明制御システム100は、照明制御装置1と、記憶部12と、取得部11と、制御部13と、を備える。照明制御装置1は、照明器具3を制御する。記憶部12は、特定画像を記憶する。取得部11は、映像情報を取得する。制御部13は、取得部11が取得した映像情報と、記憶部12に記憶されている特定画像とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像に応じた演出で照明器具3を制御させるためのトリガ信号Sig1を、照明制御装置1へ出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具を制御する照明制御装置と、
特定画像を記憶する記憶部と、
映像情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記映像情報と、前記記憶部に記憶されている前記特定画像とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像に応じた演出で前記照明器具を制御させるためのトリガ信号を、前記照明制御装置へ出力する制御部と、を備える、
照明制御システム。
【請求項2】
前記特定画像は、前記映像情報の特定領域に出現し得る画像であって、
前記制御部は、前記比較結果が前記特定領域に前記特定画像が含まれていることを示す場合に、前記トリガ信号を出力する、
請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記特定領域における前記特定画像との一致度に基づいて、前記特定領域において前記特定画像が含まれているか否かを判定する、
請求項2に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記映像情報の特定領域において前記特定画像が占める割合を示す情報を、前記トリガ信号として出力する、
請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項5】
前記特定画像は、前記映像情報のいずれかに出現し得る画像であって、
前記制御部は、前記比較結果が前記映像情報に前記特定画像が含まれていることを示す場合に、前記トリガ信号を出力する、
請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項6】
前記特定画像は、前記映像情報において時間経過に伴って変化し得る画像であって、
前記制御部は、前記特定画像の変化に伴って前記演出を変化させるように、前記トリガ信号を出力する、
請求項1~5のいずれか1項に記載の照明制御システム。
【請求項7】
特定画像を記憶し、
映像情報を取得し、
取得した前記映像情報と、記憶されている前記特定画像とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像に応じた演出で照明器具を制御させるためのトリガ信号を、前記照明器具を制御する照明制御装置へ出力する、
照明制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明を制御するための照明制御システム、及び照明制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、観客個人又は観客群の盛り上がり度合と観客全体の盛り上がり度合との相対的な関係に応じた内容の演出コンテンツの提供を、当該観客個人又は当該観客群に対して実行する演出提供システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-144882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、映像に連動した照明による演出を行いやすくなる照明制御システム等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る照明制御システムは、照明制御装置と、記憶部と、取得部と、制御部と、を備える。前記照明制御装置は、照明器具を制御する。前記記憶部は、特定画像を記憶する。前記取得部は、映像情報を取得する。前記制御部は、前記取得部が取得した前記映像情報と、前記記憶部に記憶されている前記特定画像とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像に応じた演出で前記照明器具を制御させるためのトリガ信号を、前記照明制御装置へ出力する。
【0006】
本発明の一態様に係る照明制御方法では、特定画像を記憶する。前記照明制御方法では、映像情報を取得する。前記照明制御方法では、取得した前記映像情報と、記憶されている前記特定画像とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像に応じた演出で照明器具を制御させるためのトリガ信号を、前記照明器具を制御する照明制御装置へ出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の照明制御システム等は、映像に連動した照明による演出を行いやすくなる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施の形態に係る照明制御システムを含む全体構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施の形態に係る照明制御システムが用いられるイベント会場の一例を示す概要図である。
図3図3は、実施の形態に係る照明制御システムの基本動作を示すフローチャートである。
図4図4は、実施の形態に係る照明制御システムの第1動作例を示す概要図である。
図5図5は、実施の形態に係る照明制御システムの第2動作例を示す概要図である。
図6図6は、実施の形態に係る照明制御システムの第3動作例を示す概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0010】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
【0011】
(実施の形態)
[構成]
以下、実施の形態に係る照明制御システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明制御システム100を含む全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、照明制御システム100は、照明制御装置1と、取得部11と、記憶部12と、制御部13と、入力受付部14と、を備えている。
【0012】
照明制御装置1を除いた照明制御システム100は、例えばマイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。照明制御装置1を除いた照明制御システム100の機能は、マイクロコンピュータ又はプロセッサ等のハードウェアがメモリに記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
【0013】
実施の形態では、取得部11、記憶部12、制御部13、及び入力受付部14は、情報処理端末2により実現されている。情報処理端末2は、例えばデスクトップ型若しくはラップトップ型のパーソナルコンピュータ、又はスマートフォン、タブレット端末、若しくはPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末である。取得部11及び制御部13は、例えば照明制御システム100に専用のソフトウェアを情報処理端末2にインストールすることにより実現される。
【0014】
照明制御装置1は、照明器具3を制御する装置である。実施の形態では、照明器具3は、複数である。そして、照明制御装置1は、後述する情報処理端末2からのトリガ信号を受信すると、トリガ信号に含まれる制御内容に従って、複数の照明器具3をそれぞれ制御する。例えば、照明制御装置1は、複数の照明器具3を個別に制御してもよいし、複数の照明器具3が複数のグループに分けられている場合、グループごとに制御してもよい。照明制御装置1と情報処理端末2との間の通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
【0015】
各照明器具3は、例えばLED(Light Emitting Diode)素子によって実現される光源を有している。なお、各照明器具3が有する光源は、例えば半導体レーザ、有機EL(Electro-Luminescence)、又は無機EL等の他の発光素子によって実現されてもよい。
【0016】
図2は、実施の形態に係る照明制御システム100が用いられるイベント会場の一例を示す概要図である。図2に示すイベント会場は、eスポーツ(electronic sports)の会場である。このイベント会場には、複数の競技者が対戦するゲームの映像を出力する大型ディスプレイ4と、複数の照明器具3と、情報処理端末2と、が配置されている。
【0017】
大型ディスプレイ4は、イベント会場にいる多数の観客がゲームを観戦するために用意されている。実施の形態では、大型ディスプレイ4は1台であるが、大型ディスプレイ4は複数台であってもよい。また、大型ディスプレイ4が複数台である場合、複数の大型ディスプレイ4がそれぞれ出力する映像は、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。ここでいう互いに異なる映像とは、同じゲームの映像であるが、互いに視点が異なる映像のことを言う。
【0018】
複数の照明器具3は、それぞれ光の出射角度を変更可能な1以上のムービングライト31と、それぞれ特定の領域に集中的に光を照射する1以上のスポットライト32と、を含んでいる。なお、複数の照明器具3は、例えば各観客の足元に光を照射するフットライトを含んでいてもよいし、その他の態様の照明器具を含んでいてもよい。
【0019】
図2に示す例では、情報処理端末2は、eスポーツを運営するスタッフが用いる端末である。情報処理端末2に接続された外付けのディスプレイ21には、大型ディスプレイ4が1台であれば、当該大型ディスプレイ4が出力する映像と同じ映像が出力される。また、大型ディスプレイ4が複数台であれば、ディスプレイ21には、複数の大型ディスプレイ4のうちのいずれか1台の大型ディスプレイ4が出力する映像と同じ映像が出力される。なお、ディスプレイ21は、情報処理端末2に内蔵されていてもよい。
【0020】
取得部11は、映像情報を取得する。実施の形態では、情報処理端末2には、情報処理端末2が備える通信インタフェースを介して、イベント会場にて大型ディスプレイ4が出力する映像と同じ映像が配信される。そして、取得部11は、ハードウェア又はソフトウェアによる画面キャプチャ機能により、ディスプレイ21に出力される映像情報を静止画又は動画として取り込むことで取得する。このように、イベント会場にて大型ディスプレイ4が出力する映像は、情報処理端末2にも配信される。もちろん、映像は、大型ディスプレイ4及び情報処理端末2に限らず、他の情報処理端末にも配信されてよいし、インターネット等のネットワークを介して配信されてもよい。
【0021】
記憶部12は、制御部13が実行するコンピュータプログラム等の情報処理に必要な情報が記憶される記憶装置である。記憶部12は、例えば半導体メモリ等によって実現される。
【0022】
記憶部12は、特定画像P1(図4等参照)を記憶する。具体的には、記憶部12は、映像ごとに、1以上の特定画像P1を記憶する。例えば、映像が対戦ゲームの映像である場合、記憶部12は、対戦ゲームの種類ごとに、対応する対戦ゲームの1以上の特定画像P1を記憶する。また、例えば、映像がサッカー又は格闘技等の試合の映像である場合、記憶部12は、スポーツの試合の種類ごとに、対応するスポーツの試合の1以上の特定画像P1を記憶する。
【0023】
ここで、特定画像P1は、映像情報に含まれ得る画像であって、映像において特徴的なシーンで出現する画像である。例えば、映像が対戦ゲームの映像である場合、特定画像P1は、いずれかの競技者が勝利した時点で出現する、当該競技者の勝利を称える画像等である。また、例えば、映像がスポーツの試合の映像である場合、特定画像P1は、いずれかのチームが得点したことを表す画像、又はいずれかの競技者がノックアウトされたことを表す画像等である。その他、例えば、映像が対戦ゲーム又はスポーツの試合の映像である場合、特定画像P1は、対戦ゲーム又はスポーツの試合における状況を表す画像等であってもよい。具体的には、映像が対戦ゲームの映像である場合、特定画像P1は、競技者が操作するキャラクターの体力ゲージを表す画像等であってもよいし、いずれの競技者が優勢であるかを示すゲージを表す画像等であってもよい。また、例えば、映像がスポーツの試合の映像である場合、特定画像P1は、対戦する2人の競技者(又は2つのチーム)の各々のスコアを表す画像等であってもよい。
【0024】
実施の形態では、例えばイベントに関わるスタッフ等の情報処理端末2のユーザが、情報処理端末2を操作することにより、記憶部12に特定画像P1を記憶させる。例えば、映像が対戦ゲームの映像である場合、ユーザは、イベントが開始される前に、過去に実施された対戦ゲームの映像、又はスタッフが対戦ゲームをプレイして得られる対戦ゲームの映像を情報処理端末2で再生し、画像キャプチャ機能を用いて再生した映像から特定画像P1を切り出すことにより、特定画像P1を記憶部12に記憶させる。また、例えば、映像がスポーツの試合の映像である場合、ユーザは、イベントが開始される前に、過去に実施されたスポーツの試合の映像を情報処理端末2で再生し、画像キャプチャ機能を用いて再生した映像から特定画像P1を切り出すことにより、特定画像P1を記憶部12に記憶させる。
【0025】
制御部13は、取得部11が取得した映像情報と、記憶部12に記憶されている特定画像P1とを比較し、比較結果に基づいてトリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力する。トリガ信号Sig1は、特定画像P1に応じた演出で照明器具3を制御させるための信号である。トリガ信号Sig1には、照明器具3に対する制御内容が含まれている。制御部13は、映像情報と特定画像P1との比較結果に基づいて、比較結果に紐づいた照明器具3の制御内容を記憶部12から読み出し、読み出した照明器具3の制御内容を含むトリガ信号Sig1を、情報処理端末2が備える通信インタフェースを介して照明制御装置1へ出力する。実施の形態では、照明器具3が複数存在するため、トリガ信号Sig1は、複数の照明器具3の各々の制御内容を含む。
【0026】
ここで、演出は、例えば照明器具3が出力する光の強度の変更、照明器具3が出力する光の色の変更、又は照明器具3が出力する光の出射角度の変更等を含み得る。例えば、演出は、照明器具3が出力する光を所定の角度範囲で揺動させたり、照明器具3が出力する光の色を周期的に変化させたり、照明器具3が出力する光を点滅させたり、照明器具3が出力する光の強度を周期的に変化させたりすること等を含み得る。
【0027】
実施の形態では、例えばイベントに関わるスタッフ等の情報処理端末2のユーザが、情報処理端末2を操作することにより、記憶部12に比較結果と紐づいた照明器具3の制御内容を記憶させる。例えば、特定画像P1がディスプレイ21又は大型ディスプレイ4に出現したことを演出のトリガとする場合、ユーザは、イベントが開始される前に、ディスプレイ21又は大型ディスプレイ4に特定画像P1が出現した際の演出に対応する照明器具3の制御内容を、特定画像P1に紐づけて記憶部12に記憶させる。
【0028】
ここで、トリガ信号Sig1に含まれる照明器具3の制御内容は、例えば照明制御装置1が予め複数の演出用のシーンを記憶している場合、演出用のシーンを指定する番号のみであってもよい。
【0029】
入力受付部14は、ユーザによる入力を受け付けるインタフェースである。例えば、情報処理端末2がパーソナルコンピュータである場合、入力受付部14は、マウス等のポインティングデバイスによるユーザの入力、又はキーボードによるユーザの入力を受け付ける。また、例えば、情報処理端末2がタッチパネルディスプレイを備えている場合、入力受付部14は、タッチパネルディスプレイを介したユーザの入力を受け付ける。入力受付部14が受け付ける入力は、例えば特定画像P1を記憶部12に記憶させる入力、又は比較結果に紐づいた照明器具3の制御内容を記憶部12に記憶させる入力等である。
【0030】
[動作]
以下、実施の形態に係る照明制御システム100の動作について説明する。
【0031】
<基本動作>
まず、実施の形態に係る照明制御システム100の基本動作について図3を用いて説明する。図3は、実施の形態に係る照明制御システム100の基本動作を示すフローチャートである。図3において、ステップS1は、イベントを開始する前に実行する処理である。また、ステップS2~S6は、イベント中において繰り返し実行する処理である。
【0032】
まず、照明制御システム100は、イベントを開始する前に、特定画像P1を記憶部12に記憶する(S1)。実施の形態では、既に述べたように、ユーザが情報処理端末2を操作することにより、記憶部12に特定画像P1を記憶させる。
【0033】
ステップS1の実行後、イベントが開始されると、照明制御システム100の取得部11は、映像情報を取得する(S2)。実施の形態では、既に述べたように、取得部11は、画面キャプチャ機能により、情報処理端末2のディスプレイ21に出力される映像情報を静止画又は動画として取り込むことで取得する。
【0034】
次に、照明制御システム100の制御部13は、取得部11が取得した映像情報と、記憶部12に記憶されている特定画像P1とを比較する(S3)。そして、制御部13は、比較結果に基づいて、トリガ信号Sig1を出力するか否かを決定する(S4)。ここでは、制御部13は、比較結果が映像情報に特定画像P1が含まれていることを示す場合に(S4:Yes)、トリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力する(S5)。一方、制御部13は、比較結果が映像情報に特定画像P1が含まれていないことを示す場合に(S4:No)、トリガ信号Sig1を出力しない。
【0035】
トリガ信号Sig1が出力された場合、照明制御装置1は、トリガ信号Sig1を受信すると、トリガ信号Sig1に含まれる照明器具3の制御内容に従って、照明器具3を制御する(S6)。これにより、照明制御システム100は、映像情報に特定画像P1が出現したタイミングにおいて、特定画像P1に応じた照明による演出を行うことが可能である。
【0036】
以下、実施の形態に係る照明制御システム100の第1動作例~第3動作例を列挙する。なお、照明制御システム100は、基本動作に従うのであれば、以下に示す第1動作例~第3動作例以外の動作を行ってもよい。
【0037】
<第1動作例>
まず、実施の形態に係る照明制御システム100の第1動作例について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態に係る照明制御システム100の第1動作例を示す概要図である。図4は、情報処理端末2のディスプレイ21から出力される映像を表している。第1動作例では、映像は対戦ゲームの映像である。また、図4に示す画像は、いずれかの競技者が対戦ゲームに勝利した際の画像を表している。図4に示すように、ディスプレイ21から出力される映像の中央には、「WINNER」の文字列を含むオブジェクトP11が出現している。
【0038】
第1動作例では、イベントの開始前に、ユーザが情報処理端末2を操作することにより、ディスプレイ21から出力される映像の任意の領域(ここでは、中央における矩形状の領域A11)を特定領域A1、オブジェクトP11を特定画像P1として予め設定し、記憶部12に記憶させている。そして、制御部13は、領域A11にオブジェクトP11が出現したことをもって、トリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力する。第1動作例では、トリガ信号Sig1には、対戦ゲームの決着がついたことを表す演出、及び対戦ゲームに勝利した競技者を称える演出を行うための照明器具3の制御内容が含まれている。
【0039】
上述のように、第1動作例では、オブジェクトP11(特定画像P1)は、映像情報の領域A11(特定領域A1)に出現し得る画像である。そして、制御部13は、比較結果が領域A11にオブジェクトP11が含まれていることを示す場合に、トリガ信号Sig1を出力している。第1動作例では、対戦ゲームの決着がついた際に、勝利した競技者を称える照明による演出をリアルタイムに行うことが可能である。
【0040】
ここでは、制御部13は、特定領域A1における特定画像P1との一致度に基づいて、特定領域A1において特定画像P1が含まれているか否かを判定する。例えば、制御部13は、領域A11の全ピクセルのうち、オブジェクトP11に対応するピクセルと一致するピクセルの割合が閾値(例えば、60%)以上であれば、領域A11にオブジェクトP11が含まれている、と判定する。閾値は、ユーザが情報処理端末2を操作することにより、適宜設定することが可能である。
【0041】
また、制御部13は、例えばOCR(Optical Character Recognition)等の適宜の文字認識アルゴリズムにより、領域A11にオブジェクトP11が有する文字列(ここでは、「WINNER」)が出現したことを認識した場合に、領域A11にオブジェクトP11が含まれていると判定してもよい。その他、制御部13は、適宜の画像認識アルゴリズムを用いたパターンマッチングにより、領域A11にオブジェクトP11が出現したことを認識した場合に、領域A11にオブジェクトP11が含まれていると判定してもよい。
【0042】
<第2動作例>
次に、実施の形態に係る照明制御システム100の第2動作例について図5を用いて説明する。図5は、実施の形態に係る照明制御システム100の第2動作例を示す概要図である。図5の(a)は、情報処理端末2のディスプレイ21から出力される映像を表している。また、図5の(b)は、体力ゲージA12と照明による演出との相関を示している。図5の(b)の上側において、ドットハッチングは照明による演出における白色光の占める割合を示しており、斜線ハッチングは照明による演出における赤色光の占める割合を示している。
【0043】
第2動作例では、映像は格闘ゲームの映像である。また、図5の(a)に示す画像は、2人の競技者がそれぞれ操作する2人のキャラクターが対峙している画像を表している。2人のキャラクターの上方には、それぞれ対応するキャラクターの体力ゲージA12が表示されている。体力ゲージA12においては、斜線ハッチングが施された部分がキャラクターの残りの体力を表している。したがって、いずれかのキャラクターの体力ゲージA12の残りの体力が零になった時点で、格闘ゲームの勝敗が決する。
【0044】
第2動作例では、イベントの開始前に、ユーザが情報処理端末2を操作することにより、ディスプレイ21から出力される映像の任意の領域(ここでは、いずれかのキャラクターの体力ゲージA12)を特定領域A1、体力ゲージA12におけるドットハッチングが施されている部分、つまり体力ゲージA12の減少分を示すオブジェクトP12を特定画像P1として予め設定し、記憶部12に記憶させている。そして、制御部13は、体力ゲージA12におけるオブジェクトP12に応じて、トリガ信号Sig1を出力している。
【0045】
具体的には、図5の(b)に示すように、オブジェクトP12がポイントB1に達している場合(つまり、体力ゲージA12が100%である場合)、制御部13は、白色光を出力するように照明器具3を制御させるためのトリガ信号Sig1を出力する。また、オブジェクトP12がポイントB2,B3に達している場合(つまり、体力ゲージA12が66%、33%である場合)、制御部13は、体力ゲージA12の減少分が増加するにつれて白色光を減少させ、かつ、赤色光を増加させるように照明器具3を制御させるためのトリガ信号Sig1を出力する。そして、オブジェクトP12がポイントB4に達している場合(つまり、体力ゲージA12が1%である場合)、制御部13は、赤色光を出力するように照明器具3を制御させるためのトリガ信号Sig1を出力する。
【0046】
上述のように、第2動作例では、体力ゲージA12(特定領域A1)におけるオブジェクトP12(特定画像P1)に応じて、トリガ信号Sig1に含まれる照明器具3の制御内容を変化させている。第2動作例では、キャラクターの体力ゲージA12の減少度合いに応じて変化する照明による演出をリアルタイムに行うことが可能である。
【0047】
ここで、複数のオブジェクトP12を予め記憶部12に記憶させておいた場合、制御部13は、体力ゲージA12に出現するオブジェクトP12に応じて、対応するトリガ信号Sig1を出力するようにしてもよい。図5の(b)に示す例では、ポイントB1,B2,B3,B4にそれぞれ対応する4つのオブジェクトP12を記憶部12に記憶させておけばよい。そして、制御部13は、4つのオブジェクトP12のうちのいずれかのオブジェクトP12が体力ゲージA12に出現した時点で、当該オブジェクトP12に対応する照明器具3の制御内容を含むトリガ信号Sig1を出力すればよい。
【0048】
また、制御部13は、体力ゲージA12においてオブジェクトP12が占める割合に応じてトリガ信号Sig1を出力するようにしてもよい。図5の(b)に示す例では、制御部13は、体力ゲージA12においてオブジェクトP12が占める割合が0%の時点、33%の時点、66%の時点、及び99%の時点の各々で、割合ごとに対応する照明器具3の制御内容を含むトリガ信号Sig1を出力すればよい。
【0049】
ところで、制御部13は、上記割合ごとに対応する照明器具3の制御内容を含むトリガ信号Sig1ではなく、上記割合を示すトリガ信号Sig1を出力してもよい。つまり、制御部13は、映像情報の体力ゲージA12(特定領域A1)においてオブジェクトP12(特定画像P1)が占める割合を示す情報を、トリガ信号Sig1として出力してもよい。この場合、照明制御装置1は、上記割合と照明器具3の制御内容とを紐づけたデータを記憶しておけば、トリガ信号Sig1に含まれる割合に応じたデータを読み出すことで、割合に応じた制御内容で照明器具3を制御することが可能である。
【0050】
なお、第2動作例では、制御部13は、2人のキャラクターのうちの一方のキャラクターの体力ゲージA12の減少度合いに応じてトリガ信号Sig1を出力しているが、両方のキャラクターの各々の体力ゲージA12の減少度合いに応じてトリガ信号Sig1を出力してもよい。
【0051】
<第3動作例>
次に、実施の形態に係る照明制御システム100の第3動作例について図6を用いて説明する。図6は、実施の形態に係る照明制御システム100の第3動作例を示す概要図である。図6の(a)は、情報処理端末2のディスプレイ21から出力される映像を表している。また、図6の(b)は、サッカーの試合においてゴールを決めた瞬間であって、サッカーボールC1及びゴールラインC2を上方から見た画像を表している。
【0052】
第3動作例では、映像はサッカーの試合の映像である。また、図6の(a)、及び図6の(b)に示す画像は、いずれも対戦する2つのチームのうちのいずれかのチームがゴールを決めた瞬間の画像を表している。
【0053】
第3動作例では、イベントの開始前に、ユーザが情報処理端末2を操作することにより、パターン画像P13を特定画像P1として予め設定し、記憶部12に記憶させている。なお、映像における種々の視点を想定した複数のパターン画像P13を記憶部12に記憶させてもよい。そして、制御部13は、ディスプレイ21から出力される映像のいずれかにパターン画像P13が出現したことをもって、トリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力する。第3動作例では、トリガ信号Sig1には、ゴールが決まったことを称える演出を行うための照明器具3の制御内容が含まれている。
【0054】
上述のように、第3動作例では、パターン画像P13(特定画像P1)は、映像情報のいずれかに出現し得る画像である。つまり、第3動作例では、映像情報において特定画像P1が出現する領域が不定である。そして、制御部13は、比較結果が映像情報にパターン画像P13が含まれていることを示す場合に、トリガ信号Sig1を出力している。第3動作例では、いずれかのチームがゴールを決めた際に、ゴールが決まったことを称える照明による演出をリアルタイムに行うことが可能である。
【0055】
ここでは、制御部13は、例えば適宜の画像認識アルゴリズムを用いたパターンマッチングにより、ディスプレイ21から出力される映像にパターン画像P13が出現したことを認識した場合に、映像情報にパターン画像P13が含まれていると判定する。
【0056】
[利点等]
以下、実施の形態に係る照明制御システム100の利点について、比較例の照明制御システムとの比較を交えて説明する。比較例の照明制御システムは、例えばイベント会場のスタッフ等のユーザによる入力又は操作に従って照明制御装置1が照明器具3を制御する点で、実施の形態に係る照明制御システム100と相違する。
【0057】
比較例の照明制御システムでは、ユーザが映像を監視し、特徴的な事象が発生したことを目視したタイミングで、手動で照明制御装置1を介して照明器具3を制御する必要がある。このため、比較例の照明制御システムでは、例えばユーザが特徴的な事象の発生を見逃したり、照明制御装置1の操作を誤ったり等の人為的なミスが発生した場合に、映像に連動した照明による演出を行えない、という課題がある。
【0058】
これに対して、実施の形態に係る照明制御システム100では、例えば映像情報に特定画像P1が出現したタイミングでトリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力することで、特定画像P1に応じた照明器具3による演出を行うことができる。このため、実施の形態に係る照明制御システム100では、ユーザが映像を監視する必要がなく、ユーザが特徴的な事象の発生を見逃したり、照明制御装置1の操作を誤ったり等の人為的なミスが生じないことから、映像に連動した照明による演出を行いやすい、という利点がある。
【0059】
また、実施の形態に係る照明制御システム100では、映像情報と特定画像P1との比較結果に基づいてトリガ信号Sig1を出力するため、例えば映像において特徴的な事象の発生の際に通知を行うAPI(Application Programming Interface)等が準備されていない場合でも、映像に連動した照明による演出を行いやすい、という利点がある。
【0060】
[変形例]
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0061】
例えば、上記実施の形態において、特定画像P1は、映像情報において時間経過に伴って変化し得る画像であってもよい。つまり、特定画像P1は、イベントの状況に応じて変化し得る画像であってもよい。そして、制御部13は、特定画像P1の変化に伴って演出を変化させるように、トリガ信号Sig1を出力してもよい。この態様では、時間経過に伴って特定画像P1が変化するのに合わせて、言い換えればイベントの状況に応じて、照明による演出を変化させることができる、という利点がある。
【0062】
また、例えば、上記実施の形態において、制御部13は、映像情報と特定画像P1との比較結果だけでなく、特定の音声を取得できた場合にトリガ信号Sig1を出力してもよい。例えば、映像がサッカーの試合の映像であって、いずれかのチームがゴールを決めた瞬間の画像が特定画像P1である場合、制御部13は、映像情報に特定画像P1が含まれていることと、観客の歓声を取得できたことをもって、トリガ信号Sig1を出力してもよい。つまり、この態様では、制御部13は、映像情報に特定画像P1が含まれていても、観客の歓声を取得できない場合には、トリガ信号Sig1を出力しない。この態様では、映像情報と特定画像P1との比較結果のみに基づいてトリガ信号Sig1を出力する場合と比較して、トリガ信号Sig1を誤って出力する可能性を低減しやすい、という利点がある。
【0063】
また、例えば、上記実施の形態において、イベント会場は、eスポーツの会場を想定しているが、これに限られない。例えば、イベント会場は、サッカー又は格闘技等のスポーツの試合の会場であってもよい。また、例えば、イベント会場は、パブリックビューイングの会場であってもよい。
【0064】
また、例えば、上記実施の形態において、照明制御システム100は、トリガ信号Sig1を出力するトリガ出力システムであってもよい。この場合、トリガ出力システムは、取得部11、記憶部12、及び制御部13を備えていればよく、入力受付部14及び照明制御装置1は備えていなくてもよい。
【0065】
例えば、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
【0066】
また、例えば、上記実施の形態において、制御部等の構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0067】
また、制御部等の構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、制御部等の構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0068】
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0069】
例えば、本発明は、上記実施の形態の照明制御システムとして実現されてもよいし、照明制御システムが実行する方法(照明制御方法等)として実現されてもよい。本発明は、このような方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。このようなプログラムには、汎用の情報端末等のコンピュータを、上記実施の形態の照明制御システムとして機能させるためのアプリケーションプログラムが含まれる。
【0070】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【0071】
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る照明制御システム100は、照明制御装置1と、記憶部12と、取得部11と、制御部13と、を備える。照明制御装置1は、照明器具3を制御する。記憶部12は、特定画像P1を記憶する。取得部11は、映像情報を取得する。制御部13は、取得部11が取得した映像情報と、記憶部12に記憶されている特定画像P1とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像P1に応じた演出で照明器具3を制御させるためのトリガ信号Sig1を、照明制御装置1へ出力する。
【0072】
このような照明制御システム100では、例えば映像情報に特定画像P1が出現したタイミングでトリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力することで、特定画像P1に応じた照明器具3による演出を行うことができる。つまり、このような照明制御システム100では、映像に連動した照明による演出を行いやすい、という利点がある。
【0073】
また、例えば、第2の態様に係る照明制御システム100では、第1の態様において、特定画像P1は、映像情報の特定領域A1に出現し得る画像である。制御部13は、比較結果が特定領域A1に特定画像P1が含まれていることを示す場合に、トリガ信号Sig1を出力する。
【0074】
このような照明制御システム100では、映像情報において特定画像P1が出現し得る特定領域A1が固定されている場合に、簡易な手法によりトリガ信号Sig1を出力するか否かを決定することができる、という利点がある。
【0075】
また、例えば、第3の態様に係る照明制御システム100では、第2の態様において、制御部13は、特定領域A1における特定画像P1との一致度に基づいて、特定領域A1において特定画像P1が含まれているか否かを判定する。
【0076】
このような照明制御システム100では、例えば一致するピクセル数の計数等の簡易な手法により特定領域A1に特定画像P1が含まれているか否かを判定しやすい、という利点がある。
【0077】
また、例えば、第4の態様に係る照明制御システム100では、第1の態様において、制御部13は、映像情報の特定領域A1において特定画像P1が占める割合を示す情報を、トリガ信号Sig1として出力する。
【0078】
このような照明制御システム100では、特定領域A1において特定画像P1が占める割合に応じて照明による演出を変化させやすい、という利点がある。
【0079】
また、例えば、第5の態様に係る照明制御システム100では、第1の態様において、特定画像P1は、映像情報のいずれかに出現し得る画像である。制御部13は、比較結果が映像情報に特定画像P1が含まれていることを示す場合に、トリガ信号Sig1を出力する。
【0080】
このような照明制御システム100では、映像情報において特定画像P1が出現し得る領域が動的に変化する場合でも、簡易な手法によりトリガ信号Sig1を出力するか否かを決定することができる、という利点がある。
【0081】
また、例えば、第6の態様に係る照明制御システム100では、第1~第5のいずれか1つの態様において、特定画像P1は、映像情報において時間経過に伴って変化し得る画像である。制御部13は、特定画像P1の変化に伴って演出を変化させるように、トリガ信号Sig1を出力する。
【0082】
このような照明制御システム100では、時間経過に伴って特定画像P1が変化するのに合わせて、照明による演出を変化させることができる、という利点がある。
【0083】
また、例えば、第7の態様に係る照明制御方法では、特定画像P1を記憶する(S1)。また、照明制御方法では、映像情報を取得する(S2)。また、照明制御方法では、取得した映像情報と、記憶されている特定画像P1とを比較し、比較結果に基づいて当該特定画像P1に応じた演出で照明器具3を制御させるためのトリガ信号Sig1を、照明器具3を制御する照明制御装置1へ出力する(S3~S5)。
【0084】
このような照明制御方法によれば、例えば映像情報に特定画像P1が出現したタイミングでトリガ信号Sig1を照明制御装置1へ出力することで、特定画像P1に応じた照明器具3による演出を行うことができる。つまり、このような照明制御方法では、映像に連動した照明による演出を行いやすい、という利点がある。
【符号の説明】
【0085】
100 照明制御システム
11 取得部
12 記憶部
13 制御部
1 照明制御装置
2 情報処理端末
3 照明器具
A1 特定領域
P1 特定画像
Sig1 トリガ信号
図1
図2
図3
図4
図5
図6