(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171486
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 7/18 20060101AFI20241205BHJP
H04N 5/92 20060101ALI20241205BHJP
H04N 5/77 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
H04N7/18 V
H04N7/18 K
H04N5/92 010
H04N5/77
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023088520
(22)【出願日】2023-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【弁理士】
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【弁理士】
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】水野 祥吾
【テーマコード(参考)】
5C054
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FC12
5C054FD02
5C054FD03
5C054FD07
5C054FE16
5C054FE18
5C054GB02
5C054HA16
5C054HA17
(57)【要約】
【課題】 プレビュー画像として複数の画像が設定されている場合に、ユーザに適した画像をプレビュー画像として提供する
【解決手段】 画像生成装置120は、仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた複数のプレビュー画像のうちいずれか1つを複数の装置に出力する出力手段と、前記複数の装置が表示する制御を行う画像を、前記出力手段により出力された前記プレビュー画像から前記仮想視点画像に遷移する入力を示す情報を前記複数の装置から取得する取得手段と、前記複数の装置から取得される前記入力を示す情報に基づいて、前記複数のプレビュー画像それぞれにおいて前記複数の装置で前記遷移した回数を記録する記録手段と、前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定する決定手段とを有する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた複数のプレビュー画像のうちいずれか1つを複数の装置に出力する出力手段と、
前記複数の装置が表示する制御を行う画像を、前記出力手段により出力された前記プレビュー画像から前記仮想視点画像に遷移する入力を示す情報を前記複数の装置から取得する取得手段と、
前記複数の装置から取得される前記入力を示す情報に基づいて、前記複数のプレビュー画像それぞれにおいて前記複数の装置で前記遷移した回数を記録する記録手段と、
前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、前記出力手段にて出力するプレビュー画像を決定する決定手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記プレビュー画像は、前記仮想視点画像と異なる仮想視点画像であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プレビュー画像は、前記仮想視点画像を生成可能なシーンを示す画像であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記決定手段は、前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数が多い前記プレビュー画像を、次に出力するプレビュー画像として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記決定手段は、前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数が最も多い前記プレビュー画像を、次に出力するプレビュー画像として決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、前記複数の装置を操作する複数のユーザを示す複数のユーザ情報を取得し、
前記記録手段は、前記複数のユーザ情報と、前記複数のユーザが視聴した前記プレビュー画像とを対応付けた視聴履歴情報を記録し、
前記決定手段は、前記視聴履歴情報と前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決定手段は、前記装置を操作するユーザが視聴していない前記複数のプレビュー画像のうち、前記プレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数が多い前記プレビュー画像を、次に出力するプレビュー画像として決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
更に、前記装置から前記遷移する入力を示す情報を取得した場合に、前記仮想視点画像を生成する生成手段と、
前記出力手段は、前記仮想視点画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記取得手段は、前記仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた3Dモデルと、ユーザ操作に基づいて入力される仮想視点の位置および仮想視点からの視線方向を示す視点情報とを取得し、
前記生成手段は、前記3Dモデルと前記視点情報とに基づいて前記仮想視点画像を生成することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記3Dモデルは、複数の撮像装置の撮像により取得される複数の撮像画像に基づいて生成されることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記決定手段は、前記出力手段が前記プレビュー画像を出力している際に、次に出力する前記プレビュー画像を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた複数のプレビュー画像のうちいずれか1つを複数の装置に出力する出力工程と、
前記複数の装置が表示する制御を行う画像を、前記出力工程により出力された前記プレビュー画像から前記仮想視点画像に遷移する入力を示す情報を前記複数の装置から取得する取得工程と、
前記複数の装置から取得される前記入力を示す情報に基づいて、前記複数のプレビュー画像それぞれにおいて前記複数の装置で前記遷移した回数を記録する記録工程と、
前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定する決定工程と
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータを請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として動作させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、デジタルコンテンツのプレビュー画像に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の撮像装置を異なる位置に設置して同期撮像し、当該撮像により得られた複数の撮像画像を用いて、ユーザの操作で指定された仮想視点からの見えを表す仮想視点画像を生成する技術がある。仮想視点画像の生成に際してユーザは、例えば所望の被写体を捉える仮想視点に対応した生成済みの仮想視点画像を参照しながら、新たな仮想視点の位置及び仮想視点からの視線方向を、ジョイスティック等を操作して時系列で連続的に設定する。
【0003】
特許文献1には、複数の撮像装置を異なる位置に設置して被写体を撮像し、撮像により得られた撮像画像から生成される被写体の3Dモデルを用いて、三次元空間上で被写体を撮像した仮想視点画像を生成する方法について記載されている。
【0004】
一方、生成される被写体の3Dモデルをデジタルコンテンツとして配信し、ユーザが仮想視点を操作し、生成される仮想視点画像を視聴することが想定される。その際、ユーザの視聴意欲を向上させるために、デジタルコンテンツのプレビュー画像を表示することが考えられるが、仮想視点画像は任意の位置に仮想視点を設定できるため、複数の仮想視点画像がプレビュー画像として生成されることが想定される。なお、特許文献1に記載されている被写体の3Dモデルの生成方法では、撮像画像を用いて被写体の3Dモデルを生成する。そのため、3Dモデルをデジタルコンテンツとして配信する際のプレビュー画像に撮像画像を用いることも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、プレビュー画像として複数の画像を順に表示する場合、ユーザの趣向に合わない画像を表示してしまい、視聴意欲を向上できない虞がある。例えば、複数のデジタルコンテンツが一覧表示されている場合、ユーザはサムネイル画像やプレビュー画像を参考に視聴するデジタルコンテンツを選択する。その際、ユーザの趣向に合わない画像が表示されている場合、そのデジタルコンテンツはユーザに選択されない虞がある。
【0007】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、プレビュー画像として複数の画像が設定されている場合に、ユーザに適した画像をプレビュー画像として提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、例えば以下の構成を有する。すなわち、仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた複数のプレビュー画像のうちいずれか1つを複数の装置に出力する出力手段と、前記複数の装置が表示する制御を行う画像を、前記出力手段により出力された前記プレビュー画像から前記仮想視点画像に遷移する入力を示す情報を前記複数の装置から取得する取得手段と、前記複数の装置から取得される前記入力を示す情報に基づいて、前記複数のプレビュー画像それぞれにおいて前記複数の装置で前記遷移した回数を記録する記録手段と、前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定する決定手段とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、プレビュー画像として複数の画像が設定されている場合に、ユーザに適した画像をプレビュー画像として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図3】端末装置130の画面表示例を示す図である。
【
図4】画像生成装置120のハードウェア構成を示す図である。
【
図5】実施形態1における画像生成装置120の機能構成を示す図である。
【
図6】実施形態1におけるプレビュー画像管理情報の例である。
【
図7】実施形態1におけるユーザ管理情報の例である。
【
図8】実施形態1における画像生成装置120が被写体の3Dモデルを生成する処理を示すフローチャートである。
【
図9】実施形態1における端末装置130がプレビュー画像を作成する処理を示すフローチャートである。
【
図10】実施形態1における画像生成装置120がプレビュー画像を作成する処理を示すフローチャートである。
【
図11】実施形態1における画像生成装置120がプレビュー画像を配信する処理を示すフローチャートである。
【
図12】実施形態1における画像生成装置120が仮想視点画像を配信する処理を示すフローチャートである。
【
図13】実施形態1における端末装置130のプレビュー画像の表示例である。
【
図14】実施形態2における画像生成装置120の機能構成を示す図である。
【
図15】実施形態2におけるプレビュー画像管理情報の例である。
【
図16】実施形態2における画像生成装置120がプレビュー優先度を決定する処理を示すフローチャートである。
【
図17】実施形態2における端末装置130のプレビュー画像の表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態に記載される構成は一例に過ぎず、本開示は図示された構成に限定されるものではない。また、本実施形態において説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものではない。
【0012】
<実施形態1>
本実施形態において、デジタルコンテンツは、仮想視点画像を生成するための被写体の3Dモデルである。また、デジタルコンテンツは、プレビュー画像として複数の画像が関連付けられている。複数の画像はデジタルコンテンツに含まれていても良いし、別途記憶領域に記憶および管理されていてもよい。これら複数の画像は、被写体の3Dモデルを用いて生成された仮想視点画像であってもよいし、被写体の3Dモデルを生成するために用いた撮像画像、あるいは同じシーンを撮像した撮像画像であってもよい。例えば、野球のある試合を撮像して選手Aの3Dモデルを生成した場合、選手Aの3Dモデルを用いて生成された仮想視点画像やその仮想視点画像の生成に用いられた撮像画像、またはその試合の放送に用いられた撮像画像が対象となる。本実施形態においては、複数の画像は、被写体の3Dモデルを用いて生成された仮想視点画像および同じシーンを撮像した撮像画像であるものとする。本実施形態では、デジタルコンテンツは、ある試合を撮影して生成された複数の被写体に対応する複数の3Dモデルであるものとする。なお、これに限定されず、ある試合の特定のシーンにおける被写体の3Dモデルをデジタルコンテンツとしてもよいし、ある試合の特定の被写体の3Dモデルをデジタルコンテンツとしてもよい。ユーザは、仮想視点画像を生成可能なシーンの3Dモデルに対して、仮想視点の位置および仮想視点からの視線方向等の視線情報を入力し、任意な視点から見た仮想視点画像を生成することを想定している。
【0013】
なお、本実施形態では、配信されるデジタルコンテンツに含まれる被写体の3Dモデルとユーザ操作により指定される仮想視点とを用いて生成される仮想視点画像を、ユーザが所有する操作端末にて視聴することを想定している。
【0014】
図1は、本実施形態に係る画像処理システム100を示す図である。
【0015】
画像処理システム100は、複数の撮像装置110と、画像生成装置120と、端末装置130と、を有している。各撮像装置110と画像生成装置120は、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信ケーブルを介して接続している。なお、本実施形態においては、通信ケーブルはLANケーブルであるものとするが、これに限定されるものではなく、例えば、無線を用いても構わない。
【0016】
撮像装置110は、例えば画像(静止画及び動画)を撮像可能なデジタルカメラである。
【0017】
図2は、撮像装置110の設置例を示す図である。各撮像装置110は、撮像領域を囲うようにそれぞれ異なる位置に設置し、時刻同期して撮像する。多視点から同期撮像した複数画像を、画像処理装置102に送信する。撮像領域は、仮想視点画像を生成するための撮像が行われる撮像スタジオや、スポーツ競技が行われる競技場や演技が行われる舞台などである。撮像により取得した画像は、撮像装置110から画像生成装置120に送信される。
【0018】
画像生成装置120は、撮像装置110により得られた撮像画像を蓄積しておき、端末装置130から後述する仮想視点情報と再生時刻情報とが入力されると、撮像画像と仮想視点とに基づいて、仮想視点画像を生成する。ここで、仮想視点情報は、仮想空間における仮想的な視点(仮想視点)の三次元的な位置と仮想視点からの視線方向等を示す情報である。仮想視点情報は、撮像領域の中央など所定の原点位置に対する相対的な位置、つまり原点位置に対する前後、左右、上下の位置情報、その所定位置からの向き、つまり前後、左右、上下を軸とする角度の方向情報とを少なくとも含むものとする。また再生時刻情報とは、時、分、秒、1秒間当たりのフレーム数などからなる撮像画像の撮像時の時刻情報であり、その再生時刻を指定することで録画された時刻のシーンが仮想視点として生成されることになる。なお、例えば1秒間当たりのフレーム数は60フレームとする。
【0019】
画像生成装置120は、例えば、サーバ装置であり、データベース機能や、画像処理機能を備えている。データベースには、競技場内の被写体撮像開始前など予め被写体が存在しない状態を撮像した画像を背景画像として、撮像装置110を介して保持しておく。また被写体の存在するシーンでは、被写体となる特定のオブジェクト等の前景を前景画像として画像処理により分離処理する。なお、前景画像となる被写体とは、人物だけでなくボールやバットなどの用具であってもよい。仮想視点情報に対応した仮想視点画像は、データベースで管理された背景画像と特定オブジェクト画像とから生成されるものとする。仮想視点画像の生成方式として、例えばモデルベースレンダリング(Model-Based Rendering:MBR)が用いられる。MBRとは、被写体を複数の方向から撮像した複数の撮像画像に基づいて生成される3Dモデルを用いて仮想視点画像を生成する方式である。具体的には、視体積交差法、Multi-View-Stereo(MVS)などの3Dモデル復元手法により得られた対象シーンの3Dモデル(3Dモデル)を利用し、仮想視点からのシーンの見えを画像として生成する技術である。なお、仮想視点画像の生成方法は、MBR以外のレンダリング手法を用いてもよい。生成された仮想視点画像は、LANケーブルなどを介して、端末装置130に伝送される。
【0020】
なお、本実施形態では、画像生成装置120が仮想視点画像の生成と、端末装置に送信するプレビュー画像の送信、次に端末装置に出力するプレビュー画像の決定(プレビュー画像の出力順、端末装置での表示順の決定)を行っているが、これに限定されない。例えば、仮想視点画像の生成を他の情報処理装置で行ってもよい。
【0021】
端末装置130は、例えば、PC(Personal Computer)やタブレットである。コントローラ131は、例えば、マウス、キーボード、6軸コントローラ、タッチパネルであり、コントローラ131をユーザが操作する。また端末装置130は、ユーザ指示により仮想視点画像視聴用のユーザアプリケーションを実行して画像生成装置120にアプリケーションの画面表示に係る要求を送信するとともに画像生成装置120から受信した結果を画面132に表示する。具体的には端末装置130は、画像生成装置120から受信した仮想視点画像を画面132に表示する。
【0022】
図3は、端末装置130の画面表示例を示す図である。端末装置130は、デジタルコンテンツ一覧画面や、ユーザが選択したデジタルコンテンツを用いて生成される仮想視点画像の視聴画面を画面132に表示する。
【0023】
図3(a)はデジタルコンテンツ一覧の画面表示例である。ユーザがデジタルコンテンツ一覧画面で特定のデジタルコンテンツの画面上のGUI(Graphical User Interface)であるプレビュー再生ボタンを押下することでプレビュー画像が再生される。また、ユーザがデジタルコンテンツ一覧画面で視聴したいデジタルコンテンツの画面上のユーザ操作表示ボタンを押下することで、仮想視点画像の視聴画面に遷移し、ユーザ操作によって入力される仮想視点に対応する仮想視点画像が表示されることになる。
【0024】
なお、プレビュー画像の再生は、プレビュー再生ボタンの押下の操作に限らず、不図示のマウスカーソルをデジタルコンテンツ上に配置(マウスカーソルオーバー)することで再生することしてもよいものとする。また、ユーザ操作表示ボタンの押下の操作に限らず、不図示のマウスカーソルをデジタルコンテンツ上に移動し、マウスによるクリック動作を行うことで仮想視点画像の視聴画面に遷移するとしてもよいものとする。
【0025】
図3(b)は仮想視点画像の視聴画面の表示例である。仮想視点画像の視聴画面では、ユーザが操作する仮想視点から見た仮想視点画像が表示される。すなわち端末装置130は、接続されたコントローラ131からのユーザ操作に基づいて仮想視点の位置および仮想視点からの視線方向を示す仮想視点情報を生成する。その後、仮想視点情報とユーザ操作に基づいて指定される再生時刻を示す時刻情報とを画像生成装置120に送信し、画像生成装置120にて生成される仮想視点画像を表示する。
【0026】
なお、仮想視点情報は、仮想空間上の被写体の正面位置、背面位置、上から見下ろす位置などあらかじめ設定された所定の仮想視点を示してもよい。
【0027】
図4は、画像生成装置120のハードウェア構成を示す図である。なお、端末装置130のハードウェア構成も、以下で説明する画像生成装置120の構成と同様である。画像生成装置120は、CPU401、ROM402、RAM403、補助記憶装置404、表示部405、操作部406、通信I/F407及びシステムバス408を有し得る。
【0028】
CPU401は、ROM402やRAM403に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて仮想カメラ制御装置110の全体を制御することで、
図1に示す仮想カメラ制御装置110の各機能を実現する。なお、仮想カメラ制御装置110がCPU401とは異なる1又は複数の専用のハードウェアを有し、CPU401による処理の少なくとも一部を専用のハードウェアが実行してもよい。そのような専用のハードウェアの例としては、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、およびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などがある。
【0029】
ROM402は、変更を必要としないプログラムなどを格納する。
【0030】
RAM403は、補助記憶装置404から供給されるプログラムやデータ、及び通信I/F407を介して外部から供給されるデータなどを一時記憶する。
【0031】
補助記憶装置404は、例えばハードディスクドライブ等で構成され、画像データや音響データなどの種々のデータを記憶する。
【0032】
表示部405は、例えば液晶ディスプレイやLED等で構成され、ユーザが仮想カメラ制御装置110に対して指示を与えるためのGUI(Graphical User Interface)などを表示する。
【0033】
操作部406は、例えばキーボードやマウス、ジョイスティック、タッチパネル等で構成され、ユーザによる操作を受けて各種の指示をCPU401に入力する。CPU401は、表示部405を制御する表示制御部、及び操作部406を制御する操作制御部として動作する。
【0034】
通信I/F407は、仮想視点画像生成装置104や表示装置106、操作装置130等、仮想カメラ制御装置110の外部の装置との通信に用いられる。仮想カメラ制御装置110が外部の装置と無線通信する機能を有する場合には、通信I/F407はアンテナを備える。
【0035】
システムバス408は、仮想カメラ制御装置110の各部をつないで情報を伝達する。
【0036】
なお、本実施形態では表示部405と操作部406が仮想カメラ制御装置110の内部に存在するものとするが、表示部405と操作部406との少なくとも一方が仮想カメラ制御装置110の外部に別の装置として存在していてもよい。
【0037】
図5は、実施形態1における画像生成装置120の機能構成を示す図である。
【0038】
撮像画像入力部501は、複数の撮像装置110からLANケーブルを介して入力された伝送信号を撮像画像データに変換する。また撮像画像データのうち、被写体の撮像開始前など予め撮像対象となる被写体が存在しない状態の場面を撮像した画像を背景画像データとして保持するとともに背景画像データをデータ保存部503へ出力する。また撮像対象となる被写体が撮像範囲に存在する状態で撮像された画像と保持しておいた背景画像データとの差分に基づいて被写体を抽出し、前景画像データとしてデータ保存部503へ出力する。
【0039】
パラメータ入力部502は、仮想視点画像を生成するために予め設定されるカメラパラメータ情報であり、例えば撮像装置110のカメラパラメータを示すカメラパラメータ情報を入力する。カメラパラメータ情報は、例えば、設置された撮像装置の位置、撮像装置の焦点距離などのカメラ設定情報である。なお、カメラパラメータ情報は、不図示のPCや、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの外部接続機器を介して入力するものとするが、これに限定されない。例えば、ユーザが画像生成装置120に対してキーボードなどを用いて直接入力してもよいものとする。また、パラメータ入力部502は、入力されたカメラパラメータ情報をデータ保存部503へ出力する。
【0040】
データ保存部503は、撮像画像入力部501から取得した前景画像データおよび背景画像データを保存する。またパラメータ入力部502より取得したカメラパラメータ情報を保存する。また、後述する3Dモデル生成部504から取得した3Dモデル情報を保存する。なお、保存された前景画像データ、背景画像データ、カメラパラメータ情報、3Dモデル情報を含むコンテンツ情報はコンテンツ名と対応付けて管理される。なお、コンテンツ名はデータ保存部503で保存時に一意に判別可能な識別子などを文字列として付与されるとしてもよいものとする。また、後述する3Dモデル生成部504へ3Dモデル生成に使用する前景画像データとカメラパラメータ情報を出力する。また、仮想視点画像生成部505へコンテンツ名に対応した仮想視点画像のレンダリングに使用する前景画像データ、背景画像データ、カメラパラメータ情報、3Dモデル情報を出力する。
【0041】
3Dモデル生成部504は、データ保存部503から入力された前景画像データと、カメラパラメータ情報とを用いて、被写体の形状を復元しその復元された3Dモデル情報として生成する。例えば、視体積交差法などの3Dモデル復元手法を用いて3Dモデル情報を生成するとする。また、生成された3Dモデル情報をデータ保存部503へ出力する。
【0042】
仮想視点画像生成部505は、後述する仮想視点情報設定部508から、仮想視点制御情報に基づくコンテンツ名と仮想視点情報と再生時刻を示す時刻情報を取得する。なお、仮想視点制御情報はコンテンツ名情報と仮想視点情報と時刻情報を少なくとも含むとする。
【0043】
またデータ保存部503からコンテンツ名と再生時刻に対応した撮像画像データ、カメラパラメータ情報、3Dモデル情報を取得し、仮想視点からみた3Dモデル情報に対してカメラパラメータ情報と撮像画像データに基づく色情報でレンダリング処理を行う。レンダリングされた仮想視点画像は、画像出力部510へ出力される。ここでレンダリングとは、例えば、該当時刻に撮像装置で撮像された撮像画像データが示す色情報で着色処理するなどして、仮想視点から被写体を見た二次元画像を生成することである。例えば、仮想視点から3Dモデル情報に基づく被写体が見えている状況で、仮想視点から所定の範囲内に撮像装置位置がある場合、その撮像装置の前景画像データを形状の色として使用するものとし被写体のレンダリング画像を生成する。次に、データ保存部503に保存された背景画像データと、仮想視点位置から撮像された被写体のレンダリング画像とを合成して仮想視点画像となる。
【0044】
コマンド通信部506は、端末装置130からLANケーブルを介して入力されたデジタルデータ伝送信号から画像生成装置120を制御可能なコマンド情報に変換する。また変換したコマンド情報をコマンド制御部507へ出力する。また、画像出力部510や配信制御部511から入力された映像データを、LANケーブルを介して出力可能なデジタルデータ伝送信号に変換して端末装置130へ伝送する。
【0045】
コマンド制御部507は、コマンド通信部506から入力されたコマンド情報の内容を解析し、各種制御情報に変換する。コマンド情報が仮想視点制御情報である場合は仮想視点情報設定部508へ出力する。コマンド情報が録画制御情報である場合、録画制御部509へ出力する。コマンド情報が配信制御情報である場合、配信制御部511へ出力する。なお、録画制御情報は使用するコンテンツ名情報と、録画開始指示と、録画終了指示とを少なくとも含むとする。また配信制御情報は、端末装置130からのユーザID(ユーザ情報)と、プレビュー画像更新情報と、最後に再生していたプレビュー画像のコンテンツ名情報とプレビューIDとを少なくとも含むとする。プレビュー画像更新情報とは、プレビュー画像を表示または更新する指示、プレビュー画像の再生が終了したことを示す情報の何れかを含む情報である。
【0046】
仮想視点情報設定部508は、コマンド制御部507から入力されたコンテンツ名情報と再生時刻情報と仮想視点情報とを含む仮想視点制御情報に基づき、仮想視点の位置と仮想視点からの視線方向と再生時刻とを更新する。なお、仮想空間内の原点は、例えば、競技場内の中心などを予め設定するものとする。また仮想視点情報設定部508は、仮想視点制御情報を録画制御部509へ出力する。
【0047】
録画制御部509は、コマンド制御部507から入力された録画制御情報に基づき、仮想視点画像を録画する。録画制御部509は、コマンド制御部507から録画開始指示を含む録画制御情報が入力されると、仮想視点情報設定部508から入力された複数の仮想視点制御情報をカメラワーク情報として順次保持する。また録画制御部509は、コマンド制御部507から録画開始指示を含む録画制御情報が入力されると、仮想視点制御情報に基づいて、画像出力部510から出力された仮想視点画像をプレビュー画像として順次保持する。また録画制御部509は、コマンド制御部507から録画終了指示を含む録画制御情報が入力されると、プレビュー画像として保持した仮想視点画像を動画ファイル化し、デジタルコンテンツ管理部512へ保存する。生成する動画ファイルのファイルフォーマットについては限定されず、既存のフォーマット、例えば、mp4等のフォーマットで構わない。また録画制御部509は、デジタルコンテンツ管理部512の動画ファイルの基となるコンテンツ名情報とカメラワーク情報を対応付ける。この際、ユーザ操作によりカメラワーク情報に対応するカメラワーク名を設定する。設定方法は、キーボード等の入力装置を用いて、ユーザが設定するものとする。さらにプレビューID、動画ファイル名、ユーザ選択履歴などを新たに作成し、プレビュー画像管理情報として動画ファイルと対応づけてデジタルコンテンツ管理部512へ保存する。なおプレビューID、動画ファイル名は、端末装置130を介してユーザが任意に付与してもよいし、デジタルコンテンツ管理部512が一意に識別可能な識別子として付与してもよいものとする。全ユーザ選択履歴は、デジタルコンテンツ一覧画面でユーザ操作表示ボタンを押下したときに最後に視聴していたプレビュー画像に対して加算していく履歴情報である。全ユーザにおいて、どのプレビュー画像を視聴していたときにユーザ操作表示ボタンが押下されたかを記録する。
【0048】
画像出力部510は、仮想視点画像生成部505にて生成された仮想視点画像やデジタルコンテンツ管理部512に記録された撮像画像を映像データとして、録画制御部509およびコマンド通信部506に送信する。
【0049】
配信制御部511は、コマンド制御部507から入力された配信制御情報に含まれるコンテンツ名情報とプレビュー画像更新情報とに基づいて、プレビュー画像管理情報の中から適切なプレビュー画像を特定し、コマンド通信部506へ出力する。コマンド制御部507から配信制御情報が入力されると、配信制御部511は、配信制御情報に含まれるコンテンツ名情報と、プレビューIDと紐付けて各ユーザ管理情報(視聴履歴情報)としてデジタルコンテンツ管理部512へ保存する。すなわち、各ユーザで再生済のプレビューIDを管理することになる。また、プレビュー画像更新情報を取得した際に、各ユーザ管理情報に含まれるプレビューIDを読み出すことで、再生対象のデジタルコンテンツの複数のプレビュー画像のうち、ユーザが未再生のプレビュー画像を抽出する。さらに未再生のプレビュー画像のうち、全ユーザがプレビュー画像再生中にユーザ操作表示ボタンを押下した回数を示すユーザ選択履歴の数値が高いものを抽出し、該当する動画ファイル名のプレビュー画像データをコマンド通信部506に出力する。
【0050】
また配信制御部511は、送信したプレビュー画像データに対応するプレビューIDを、ユーザ管理情報のユーザIDに対応した再生済プレビューIDに追加、保存する。次に、デジタルコンテンツ管理部512にて管理されるプレビュー画像管理情報において、送信したプレビュー画像データのプレビューIDに対応する全ユーザ選択履歴の数値を1増やす。このように制御することにより、ユーザ操作表示ボタンが押下され配信制御情報を取得するたびに、ユーザ管理情報の再生済プレビューIDとプレビュー画像管理情報の全ユーザ選択履歴を更新することができる。
【0051】
デジタルコンテンツ管理部512は、各デジタルコンテンツに対応するプレビュー画像、プレビュー画像管理情報、ユーザ管理情報を記憶および管理する。プレビュー画像管理情報は、画像出力部510から入力されたプレビュー画像の動画ファイルと、コンテンツ名情報と、カメラワーク情報、プレビューID、動画ファイル名、全ユーザ選択履歴を含む。ユーザ管理情報は、各ユーザのユーザIDと各ユーザが再生したプレビューIDとを管理する情報である。
【0052】
図6は、デジタルコンテンツ管理部512で管理するプレビュー画像管理情報の例である。プレビュー画像管理情報には、コンテンツ名、プレビューID、動画ファイル名、カメラワーク名、全ユーザ選択履歴が、プレビュー画像ごとに記録される。動画ファイル名は、プレビュー画像の名称であるが、これに限定されず、プレビュー画像が格納されたファイルの場所を示していてもよい。全ユーザ選択履歴は、全ユーザが、そのプレビュー画像が再生されている最中にユーザ操作表示ボタンを押下した回数を示している。例えば、プレビューIDの0001は、コンテンツ名BaseballA vs Bの3Dモデルと、カメラワーク名BatterViewAに対応するカメラワーク情報と、動画ファイル名BaseBall0001のプレビュー画像と対応付けて記録されている。全ユーザ選択履歴は、すべてのユーザにおいて、このプレビュー画像が再生中にユーザ操作表示ボタンが押下された総数が、20回であると示している。なお、ここでは、ユーザ選択履歴としてユーザが仮想視点映像を再生中にユーザ操作表示ボタンが押下された回数を記録したが、これに限定されず、ユーザIDと再生回数を記録しても構わないし、再生時間等も全ユーザ選択履歴として記録しても構わない。
【0053】
図7は、デジタルコンテンツ管理部512で管理するユーザ管理情報の例である。ユーザ管理情報は、各ユーザのユーザIDと再生したプレビューIDとを管理する情報である。これにより各ユーザがどのプレビュー画像を視聴したかを判定可能となる。例えば、ユーザID0001であるユーザは、プレビューID0002のプレビュー画像を再生したことがあることを示しており、ユーザID0002であるユーザは、プレビューID0002、0003のプレビュー画像を再生したことがあることを示している。
【0054】
図8は、実施形態1に係る画像生成装置120が被写体の3Dモデルを生成する処理を示すフローチャートである。CPU401がROM402またはHDD404に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、以下の処理が行われる。
【0055】
ステップS801で、撮像画像入力部501は、複数の撮像装置110を介して撮像された撮像画像を入力する。
【0056】
ステップS802で、撮像画像入力部501は、撮像画像から被写体を抽出した前景画像を生成するために、前景背景分離を行う。具体的には、予め撮像対象となる被写体が存在しない状態を撮像した背景画像データを保持しておき、撮像対象となる被写体が撮像範囲に存在する状態で撮像された画像との差分をとり、被写体を抽出した前景画像データを生成する。
【0057】
ステップS803で、3Dモデル生成部504は、データ保存部503から取得した前景画像データと、パラメータ入力部502から取得したカメラパラメータ情報とを用いて、被写体の形状を推定し3Dモデル情報を生成する。生成した3Dモデル情報は、データ保存部503に出力される。
【0058】
ステップS804で、データ保存部503は、撮像画像入力部501から取得した前景画像データと背景画像データを保存する。またパラメータ入力部502から取得したカメラパラメータ情報を保存する。また3Dモデル生成部504から取得した3Dモデル情報を保存する。なお、保存された前景画像データ、背景画像データ、カメラパラメータ情報、3Dモデル情報を含むコンテンツ情報はコンテンツ名と対応付けて管理される。
【0059】
図9は、実施形態1に係る端末装置130がプレビュー画像を作成する処理を示すフローチャートである。なお、ユーザは、
図3(b)の仮想視点画像の視聴画面を見ながら仮想視点を操作することにより、プレビュー画像を作成するものとする。本実施形態では、プレビュー画像を作成できるユーザとしては、放送局のオペレータやシステム管理者、デジタルコンテンツの作成者および所有者を想定している。しかしこれに限定されず、一般ユーザが作成できるようにしてもよい。あるいは、プレビュー画像を作成する資格があることを示すNFTを所有するユーザがプレビュー画像を作成できるようにしてもよい。
【0060】
ステップS901で、端末装置130は、録画開始ボタンを押下検知すると録画制御情報を画像生成装置120に送信する。なお、
図3(b)に示すような録画開始と記載されたGUIボタンを例とする。
【0061】
ステップS902で、端末装置130は、接続されたコントローラ131の操作を検知すると、コントローラ131を介したユーザ操作を仮想視点情報と時刻情報に変換し画像生成装置120に送信する。
【0062】
ステップS903で、端末装置130は、仮想視点情報と時刻情報に基づいて生成される仮想視点画像を画像生成装置120から取得し、表示画面に表示する。
【0063】
ステップS904で、端末装置130は、コントローラ131を介したユーザ操作により、録画を終了する入力を取得したか否かを判定する。録画を終了する入力を取得した場合は、ステップS905に進み、録画を終了する入力を取得しない場合は、ステップS902に進む。録画を終了する入力は、
図3(b)に示すような録画終了ボタンを押下する入力である。
【0064】
ステップS905で、端末装置130は、録画制御情報を画像生成装置120に送信し、録画を終了する。
【0065】
図10は、実施形態1に係る画像生成装置120がプレビュー画像を作成する処理を示すフローチャートである。
【0066】
ステップS1001で、録画制御部509は、コマンド制御部507から録画制御情報を取得したか否かを判定する。録画制御情報を取得した場合、ステップS1002に進み、録画制御情報を取得しない場合、ステップS1001で待機する。
【0067】
ステップS1002で、録画制御部509は、録画制御情報に含まれる録画開始情報に基づいて録画を開始する。
【0068】
ステップS1003で、仮想視点情報設定部508は、コマンド制御部507から取得される仮想視点情報を、仮想視点画像生成部505および録画制御部509に出力する。録画制御部509は、仮想視点情報設定部508から入力された複数の仮想視点制御情報をカメラワーク情報として保持する。
【0069】
ステップS1004で、仮想視点画像生成部505は、仮想視点情報設定部508から仮想視点制御情報に基づく仮想視点情報と時刻情報を取得する。またデータ保存部503から撮像画像データ、カメラパラメータ情報、3Dモデル情報を取得し、仮想視点からみた3Dモデル情報に対してカメラパラメータ情報と撮像画像データに基づく色情報でレンダリング処理を行う。レンダリングされた仮想視点画像は、画像出力部510へ出力される。
【0070】
ステップS1005で、録画制御部509は、仮想視点制御情報に基づいて画像出力部510から出力された仮想視点画像をプレビュー画像として順次保持する。
【0071】
ステップS1006で、録画制御部509は、コマンド制御部507から録画終了指示を含む録画制御情報が取得したか否か判断する。録画制御情報を取得した場合、ステップS1007に進み、録画制御情報を取得した場合、ステップS1008に進む。
【0072】
ステップS1007で、録画制御部509は、フレームごとのプレビュー画像を動画ファイル化し、デジタルコンテンツ管理部512へ保存する。
【0073】
ステップS1008で、録画制御部509は、デジタルコンテンツ管理部512の動画ファイルの基となるコンテンツ名情報とカメラワーク情報を対応付ける。さらに各コンテンツに対応するプレビューID、動画ファイル名、ユーザ選択履歴などを新たに作成し、プレビュー画像管理情報として動画ファイルと対応付けてデジタルコンテンツ管理部512へ保存する。
【0074】
図11は、実施形態1に係る画像生成装置120が、プレビュー画像を配信する処理を示すフローチャートである。
【0075】
ステップS1101で、配信制御部511は、コマンド制御部507から配信制御情報を取得したか否か判断する。配信制御情報を取得した場合、ステップS1101に進み、配信制御情報を取得しない場合、ステップS1101で待機する。
【0076】
ステップS1102で、配信制御情報に含まれるユーザIDと、配信制御情報を取得した際に視聴していた(再生していた)プレビュー画像のコンテンツ名情報とプレビューIDと抽出する。例えば、
図7に示すユーザIDの0001のユーザが、再生していたプレビュー画像は
図6に示すコンテンツ名BaseBallAvsB、プレビューIDの0002であると配信情報に含まれているとする。
【0077】
ステップS1103で、配信制御部511は、各ユーザ管理情報に含まれるプレビューIDを読み出し、視聴するユーザが未再生のプレビュー画像を抽出する。さらに未再生プレビュー画像のうち、全ユーザ選択履歴の数値が高いものを抽出する。例えば、
図7に示すユーザIDの0001のユーザの未再生のプレビュー画像では、プレビューIDの0002以外であり、全ユーザ選択履歴の数値が高いものは、全ユーザ選択履歴が100回であるプレビューIDの0003である。
【0078】
ステップS1104で、配信制御部511は、配信するプレビュー画像データに対応するプレビューIDを、各ユーザ管理情報のユーザIDに対応した再生済プレビューIDに追加、保存する。例えば、
図7に示す各ユーザ管理情報のユーザIDの0001のユーザに対応した再生済プレビューIDの0003を追加する。
【0079】
ステップS1105で、配信制御部511は、該当する動画ファイル名のプレビュー画像データをコマンド通信部506に出力する。例えば、
図6に示すプレビューIDの0003に対応したBaseBallAvsB0003のプレビュー画像データをコマンド通信部506に出力する。
【0080】
図12は、実施形態1に係る画像生成装置120が、仮想視点画像を配信する処理を示すフローチャートである。
【0081】
ステップS1201で、配信制御部511は、コマンド制御部507からユーザ操作表示情報を取得したか否かを判断する。ユーザ操作表示情報を取得した場合、ステップS1202に進む。ユーザ操作表示情報を取得しない場合、ステップS1201で待機する。
【0082】
ステップS1202で、配信制御部511は、ユーザ操作表示情報に含まれるユーザ選択プレビューIDを使用して、デジタルコンテンツ管理部512に保存されたデジタルコンテンツ情報のプレビューIDに対応した全ユーザ選択履歴を加算する。ユーザ選択プレビューIDとは、複数のプレビュー画像のうち、それらプレビュー画像に対応するシーンを示す仮想視点画像を視聴する入力であるユーザ操作表示ボタンの押下を受け付けた際に、ユーザ装置にて表示しているプレビュー画像を示すIDである。
【0083】
ステップS1203で、配信制御部511は、ユーザ操作表示情報に含まれるユーザ選択プレビューIDをもとにコンテンツ名情報をコマンド通信部506へ送信する。すなわち、コンテンツ名に基づくコンテンツ情報のユーザ操作使用を開始となる。
【0084】
ステップS1204で、仮想視点情報設定部508は、コマンド制御部507から仮想視点制御情報を取得したか否かを判断する。仮想視点制御情報を取得した場合、コンテンツ名に基づくコンテンツ情報で生成される仮想空間内の位置と方向と再生時刻とを更新し、ステップS1205に進む。仮想視点制御情報を取得しない場合、ステップS1204で待機する。なお、所定の時間、仮想視点制御情報を取得しない場合、本処理を終了してもよい。
【0085】
ステップS1205で、仮想視点画像生成部505は、仮想視点情報設定部508から入力された仮想視点制御情報に基づくコンテンツ名と仮想視点位置と時刻を入力する。またデータ保存部503からコンテンツ名と時刻に対応した撮像画像データ、カメラパラメータ情報、3Dモデル情報を入力し、仮想視点からみた3Dモデル情報に対してカメラパラメータ情報と撮像画像データに基づく色情報でレンダリング処理を行う。上記処理を行い、仮想視点画像を生成する。
【0086】
ステップS1206で、仮想視点画像生成部505は、レンダリングされた仮想視点画像を画像出力部510へ出力する。
【0087】
図13(a)は、本実施形態の端末装置130のプレビュー画像の表示例である。
【0088】
図3(a)の表示例と併せて説明すると、ユーザIDの0001のユーザがデジタルコンテンツ一覧画面で視聴したいデジタルコンテンツのプレビュー画像が再生されている。この状態のままユーザ操作表示することなくプレビュー再生が終了した場合、
図13の表示例に示すように、次のプレビュー再生では、ユーザが未再生で同じコンテンツ名でありユーザ選択履歴の多いプレビューIDプレビュー画像になる。すなわち
図6のデジタルコンテンツ管理部512で管理するプレビュー画像管理情報を例にすると、プレビューIDの0003のカメラワーク名BatterViewCで作成されたプレビュー画像として表示されることになる。
【0089】
なお、未再生コンテンツであることを示すためにカメラワーク名BatterViewCの情報表示する場合、太字や文字色を変えるなど、表示様態などを変更して情報表示するとしてもよいものとする。なお、プレビュー画像を表示して、ユーザ操作表示ボタンを押下すれば、
図3(b)で説明したユーザ操作仮想視点画像に遷移する。
【0090】
以上、実施形態1の形態によれば、ユーザが過去に視聴していないプレビューで、ほかのユーザが視聴に至ったカメラワークによるプレビューを表示することで、仮想視点操作可能なデジタルコンテンツを選択、視聴に至る可能性を上げることが可能となる。
【0091】
なお、本実施形態において、被写体が存在しない状態の画像として背景画像を格納し、差分で前景画像を抽出したが、これに限定されず、機械学習や赤外線画像、レーダー等による距離測定の結果から被写体の前景画像を抽出してももちろん構わない。
【0092】
また、あらかじめ決められたカメラワークはユーザが操作して生成されたものに限定されず、被写体の自動追尾などによって生成されたものでも構わない。
【0093】
なお、本実施形態において、全ユーザ選択履歴の数値が高いプレビュー画像を表示するようにしたが、これに限定されない。例えば、全ユーザ選択履歴の数値が閾値を超えるものを表示してもよいし、全ユーザ選択履歴の数値が低いものを表示してもよい。さらに、それら、次に表示するプレビュー画像を決定する条件をユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
【0094】
<実施形態2>
実施形態1では、デジタルコンテンツに対応付けられた複数のプレビュー画像のうち、全ユーザ選択履歴に記録された遷移回数が多いものを次のプレビュー画像として決定し、遷移回数の多いものから順にプレビュー画像を送信した。しかし、全ユーザによる遷移回数を基にプレビュー画像を決定する場合、ユーザ個人の好みに合わせてプレビュー画像を決定できてはいない。そのため、実施形態2では、各ユーザのカメラワーク情報を記録し、ユーザの好みと考えられるカメラワーク情報との類似度を基に、次に表示するプレビュー画像を決定する。
【0095】
図14は、実施形態2に係る画像生成装置140の機能構成を示す図である。画像生成装置140は、
図5を参照しつつ説明した、実施形態1に係る画像生成装置120の構成に加えてカメラワーク類似度決定部1401を有している。
【0096】
カメラワーク類似度決定部1401は、配信制御部511から入力されたプレビュー画像更新情報に基づいて各ユーザ管理情報に含まれる最後に再生していたプレビューIDを保持する。またデジタルコンテンツ管理部512からプレビュー画像管理情報を取得し、最後に再生したプレビューIDのカメラワーク情報と比較して、カメラワーク情報の類似度が高いものから順にプレビュー優先度を付与する。プレビュー優先度が付与されたプレビュー画像管理情報を配信制御部511へ出力する。ここでプレビュー優先度は、再生したプレビューIDを取得したタイミングで付与するとしたが、デジタルコンテンツ管理部512に保存される時点で、あらかじめ類似度を算出しておいてもよいものとする。
【0097】
なお、配信制御部511は、カメラワーク類似度決定部1401より取得したプレビュー画像管理情報に基づいて、次に再生するプレビュー画像を決定し、コマンド通信部506へデジタルコンテンツ管理部512に格納された動画ファイルを出力する。
【0098】
図15は、プレビュー画像管理情報に対し、カメラワーク類似度決定部1401で決定したプレビュー優先度をつけた例である。最後に再生していたプレビューIDが0002である場合、プレビューIDの0002に対応したカメラワーク情報BatterViewBを入力として、ほかのカメラワーク情報と比較を行う。本実施形態では、カメラワーク情報に含まれる仮想視点の三次元位置の軌跡における平均位置を比較し、類似度を算出しプレビュー画像管理情報に付与するとする。なお、仮想視点の三次元位置の軌跡における平均位置を類似度に使用するに限らず、方向の情報や視点から見た画角についてもさらに類似度を求めてもよいものとする。また時刻情報を比較して、類似度を比較してもよいものとする。
【0099】
またカメラワーク情報の類似度に限らず、カメラワーク情報に含まれる時刻に該当する3Dモデル情報をデータ保存部503より取得し、3Dモデルの類似度に基づいて、該当する時間帯の類似度を算出するとしてもよいものとする。例えば、3Dモデルから野球のバッターやピッチャーなど特徴のある動作を比較、また選手ごとの動作の類似を判定し、同じ選手だけのプレイに対して類似度が高くなるように付与してもよいものとする。
【0100】
また、類似度の決定方法はユーザが任意に変更可能としてもよく、例えば、GUIボタンなどを設けて、カメラワーク情報に基づく類似度の決定と被写体の形状による類似度の決定などを切り替え可能としてもよいものとする。
【0101】
図16は、実施形態2に係る画像生成装置140がプレビュー優先度を決定する処理を示すフローチャートである。
【0102】
ステップS1601で、配信制御部511は、コマンド制御部507から配信制御情報を取得したか否か判断する。配信制御情報を取得した場合、ステップS1602に進み、配信制御情報を取得していない場合、ステップS1601で待機する。
【0103】
ステップS1602で、配信制御情報に含まれるユーザIDと、最後に再生していたプレビュー画像のコンテンツ名情報とプレビューIDと抽出する。例えば、
図7に示すユーザIDの0001のユーザが、最後に再生していたプレビュー画像は
図6に示すコンテンツ名BaseBallAvsB、プレビューIDの0002であると配信情報に含まれているとする。また、配信制御部511は、プレビュー画像更新情報に基づいて各ユーザ管理情報に含まれる最後に再生していたプレビューIDをカメラワーク類似度決定部1401へ出力する。
【0104】
ステップS1603で、カメラワーク類似度決定部1401はデジタルコンテンツ管理部512からプレビュー画像管理情報を取得する。
【0105】
ステップS1604で、カメラワーク類似度決定部1401は入力された最後に再生したプレビューIDのカメラワーク情報とプレビュー画像管理情報のカメラワーク情報とを比較する。
【0106】
S1605で、カメラワーク類似度決定部1401はプレビュー優先度を決定およびプレビュー画像管理情報に付与し、プレビュー優先度が付与されたプレビュー画像管理情報を配信制御部511へ出力する。
【0107】
図17は、実施形態2に係るプレビュー仮想視点画面の表示例である。
【0108】
図3(a)の表示例では、ユーザIDの0001のユーザがデジタルコンテンツ一覧画面で視聴したいデジタルコンテンツのプレビュー画像が再生されている。この状態のままユーザ操作表示することなくプレビュー再生が終了した場合、
図17の表示例に示すように、次のプレビュー再生では、ユーザが未再生で同じコンテンツ名でありプレビュー優先度が高いプレビューIDのプレビュー画像になる。すなわち
図15のデジタルコンテンツ管理部512で管理する類似度付きプレビュー画像管理情報を例にすると、プレビューIDの0001のカメラワーク情報BatterViewAで作成されたプレビュー画像として表示されることになる。
【0109】
なお、プレビュー画像は同じ画面上で最後に再生していた位置で再生するだけでなく、
図17に示すようにほかの類似度の順位の複数のデジタルコンテンツ一覧画面を並べなおしてもよいものとする。またユーザ操作仮想視点画像に遷移した場合に、ユーザ操作仮想視点画像とプレビュー画像を並べて類似度の順によって表示してもよいものとする。
【0110】
以上、実施形態2の形態によれば、ユーザが視聴したプレビュー画像に類似のカメラワークのプレビュー画像並べて表示することで、同一のデジタルコンテンツの視聴時間を伸ばす可能性を高めることが可能となる。
【0111】
なお、本実施形態は、ユーザが仮想視点画像視聴用のユーザアプリケーションの実行中を例に説明したが、ユーザアプリケーションを起動した際に最後に視聴していたプレビューに基づいて、実施されてもよいものとする。
【0112】
以上、本開示を複数の実施形態に基づいて詳述してきたが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本開示の範囲から除外するものではない。例えば、以上の実施形態1、2を適宜組み合わせても良い。
【0113】
本実施形態における制御の一部又は全部を上述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して画像処理システム等に供給するようにしてもよい。そしてその画像処理システム等におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本開示を構成することとなる。
【0114】
なお、本実施形態の開示は、以下の構成、方法およびプログラムを含む。
【0115】
(構成1)仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた複数のプレビュー画像のうちいずれか1つを複数の装置に出力する出力手段と、
前記複数の装置が表示する制御を行う画像を、前記出力手段により出力された前記プレビュー画像から前記仮想視点画像に遷移する入力を示す情報を前記複数の装置から取得する取得手段と、
前記複数の装置から取得される前記入力を示す情報に基づいて、前記複数のプレビュー画像それぞれにおいて前記複数の装置で前記遷移した回数を記録する記録手段と、
前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定する決定手段と
を有することを特徴とする装置。
【0116】
(構成2)前記プレビュー画像は、前記仮想視点画像と異なる仮想視点画像であることを特徴とする構成1に記載の装置。
【0117】
(構成3)前記プレビュー画像は、前記仮想視点画像を生成可能なシーンを示す画像であることを特徴とする構成1または2に記載の装置。
【0118】
(構成4)前記決定手段は、前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数が多い前記プレビュー画像を、次に出力するプレビュー画像として決定することを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
【0119】
(構成5)前記決定手段は、前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数が最も多い前記プレビュー画像を、次に出力するプレビュー画像として決定することを特徴とする構成4に記載の装置。
【0120】
(構成6)前記取得手段は、前記複数の装置を操作する複数のユーザを示す複数のユーザ情報を取得し、
前記記録手段は、前記複数のユーザ情報と、前記複数のユーザが視聴した前記プレビュー画像とを対応付けた視聴履歴情報を記録し、
前記決定手段は、前記視聴履歴情報と前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定することを特徴とする構成1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
【0121】
(構成7)前記決定手段は、前記装置を操作するユーザが視聴していない前記複数のプレビュー画像のうち、前記プレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数が多い前記プレビュー画像を、次に出力するプレビュー画像として決定することを特徴とする構成6に記載の装置。
【0122】
(構成8)更に、前記装置から前記遷移する入力を示す情報を取得した場合に、前記仮想視点画像を生成する生成手段と、
前記出力手段は、前記仮想視点画像を出力することを特徴とする構成1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
【0123】
(構成9)前記取得手段は、前記仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた3Dモデルと、ユーザ操作に基づいて入力される仮想視点の位置および仮想視点からの視線方向を示す視点情報とを取得し、
前記生成手段は、前記3Dモデルと前記視点情報とに基づいて前記仮想視点画像を生成することを特徴とする構成8に記載の装置。
【0124】
(構成10)前記3Dモデルは、複数の撮像装置の撮像により取得される複数の撮像画像に基づいて生成されることを特徴とする構成9に記載の装置。
【0125】
(方法)仮想視点画像を生成可能なシーンに対応づけられた複数のプレビュー画像のうちいずれか1つを複数の装置に出力する出力工程と、
前記複数の装置が表示する制御を行う画像を、前記出力工程により出力された前記プレビュー画像から前記仮想視点画像に遷移する入力を示す情報を前記複数の装置から取得する取得工程と、
前記複数の装置から取得される前記入力を示す情報に基づいて、前記複数のプレビュー画像それぞれにおいて前記複数の装置で前記遷移した回数を記録する記録工程と、
前記複数のプレビュー画像のうち、前記複数のプレビュー画像それぞれにおける前記遷移した回数に基づいて、次に出力するプレビュー画像を決定する決定工程と
を有することを特徴とする方法。
【0126】
(プログラム)コンピュータを構成1乃至10のいずれか1項に記載の装置の各手段として動作させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0127】
130 端末装置
511 配信制御部
512 デジタルコンテンツ管理部