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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171539
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】スイッチ装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 47/00 20060101AFI20241205BHJP
   H02H 7/00 20060101ALI20241205BHJP
   H01H 9/54 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
H01H47/00 J
H02H7/00 L
H01H9/54 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023088602
(22)【出願日】2023-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】後藤 周作
(72)【発明者】
【氏名】宮本 賢吾
(72)【発明者】
【氏名】丸岡 晴喜
【テーマコード(参考)】
5G034
5G053
5G057
【Fターム(参考)】
5G034AA16
5G034AD03
5G053AA05
5G053BA01
5G053CA08
5G057AA16
5G057RS07
(57)【要約】
【課題】電磁リレーの接点が溶着することを抑制できるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ装置1は、交流電源ACと負荷Lとをつなぐ電力供給経路SLに設けられた第1端子T1および第2端子T2と、第1端子T1と第2端子T2との間に設けられた第1の半導体スイッチ10と、第1の半導体スイッチ10に直列接続された電磁リレー40と、第1の半導体スイッチ10および電磁リレー40に並列接続された第2の半導体スイッチ20と、第1の半導体スイッチ10、第2の半導体スイッチ20および電磁リレー40を制御する制御部50と、を備える。制御部50は、電磁リレー40の接点が開いている状態にて第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力することで第2の半導体スイッチ20を導通状態とし、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力してから所定期間tsが経過した後に電磁リレー40の接点を閉じる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源と負荷とをつなぐ電力供給経路に設けられた第1端子および第2端子と、
前記電力供給経路において前記第1端子と前記第2端子との間に設けられた第1の半導体スイッチと、
前記電力供給経路において前記第1端子と前記第2端子との間に設けられ、前記第1の半導体スイッチに直列接続された電磁リレーと、
前記第1の半導体スイッチおよび前記電磁リレーに並列接続された第2の半導体スイッチと、
前記第1の半導体スイッチの導通および非導通の切り替え、前記第2の半導体スイッチに対するオン指令およびオン指令の解除の出力の切り替え、前記電磁リレーの接点の開閉の切り替えを行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記電磁リレーの接点が開いている状態にて前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力することで前記第2の半導体スイッチを導通状態とし、前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力してから所定期間が経過した後に前記電磁リレーの接点を閉じる
スイッチ装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力した後に前記第1の半導体スイッチを導通させ、前記第1の半導体スイッチを導通させた後に前記電磁リレーの接点を閉じる
請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の半導体スイッチを導通させた後であって前記電磁リレーの接点を閉じた後に、前記第2の半導体スイッチにオン指令の解除を出力する
請求項2に記載のスイッチ装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の半導体スイッチを導通させた後であって前記電磁リレーの接点を閉じる前に、前記第2の半導体スイッチにオン指令の解除を出力する
請求項2に記載のスイッチ装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記負荷を起動する際に、前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力し、前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力してから所定期間が経過した後に前記電磁リレーの接点を閉じる
請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項6】
前記所定期間は、前記交流電源より出力される交流電流の周期の複数周期以上の期間である
請求項1~5のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項7】
前記所定期間は、前記第2の半導体スイッチに対するオン指令を出力してから、前記交流電源より出力される交流電流の周期の2周期以上6周期以下の期間である
請求項1~5のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項8】
前記第2の半導体スイッチは、前記第1の半導体スイッチよりも高耐圧であってかつ大電流を流すことができる半導体素子である
請求項1~5のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項9】
前記第1の半導体スイッチは、電界効果トランジスタを含むスイッチであり、
前記第2の半導体スイッチは、サイリスタまたは双方向サイリスタである
請求項1~5のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第2の半導体スイッチに流れる電流が所定の電流値よりも小さいときに、前記電磁リレーの接点を閉じる
請求項1~5のいずれかに記載のスイッチ装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記第2の半導体スイッチに流れる電流が前記電磁リレーの定格電流よりも小さいときに、前記電磁リレーの接点を閉じる
請求項1~5のいずれかに記載のスイッチ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、負荷を制御するためのスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、負荷を制御するための装置が知られている。この種の装置の一例として、特許文献1には、電源と負荷とを結ぶ電力供給経路に設けられた電磁リレーと、上記の電力供給経路において電磁リレーと負荷との間に設けられた半導体スイッチと、を備える装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-77447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、スイッチ装置では、負荷を起動するときに電磁リレーおよび半導体スイッチの両方をオン状態にすることで負荷に電源電力を供給するが、電磁リレーをオンしたときに負荷に向かって流れる突入電流が発生し、この突入電流によって電磁リレーの接点が溶着するという問題がある。
【0005】
本発明は、電磁リレーの接点を閉じて負荷に電源電力を供給するスイッチ装置において、電磁リレーの接点が溶着するのを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスイッチ装置の一態様は、交流電源と負荷とをつなぐ電力供給経路に設けられた第1端子および第2端子と、前記電力供給経路において前記第1端子と前記第2端子との間に設けられた第1の半導体スイッチと、前記電力供給経路において前記第1端子と前記第2端子との間に設けられ、前記第1の半導体スイッチに直列接続された電磁リレーと、前記第1の半導体スイッチおよび前記電磁リレーに並列接続された第2の半導体スイッチと、前記第1の半導体スイッチの導通および非導通の切り替え、前記第2の半導体スイッチに対するオン指令およびオン指令の解除の出力の切り替え、前記電磁リレーの接点の開閉の切り替えを行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記電磁リレーの接点が開いている状態にて前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力することで前記第2の半導体スイッチを導通状態とし、前記第2の半導体スイッチにオン指令を出力してから所定期間が経過した後に前記電磁リレーの接点を閉じる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電磁リレーの接点を閉じて負荷に電源電力を供給するスイッチ装置において、電磁リレーの接点が溶着するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】比較例のスイッチ装置および負荷制御システムの回路図である。
図2】負荷を起動する際の比較例のスイッチ装置の動作を模式的に示す図である。
図3】実施の形態に係るスイッチ装置および負荷制御システムの回路図である。
図4】負荷を起動する際の実施の形態に係るスイッチ装置の動作を模式的に示す図である。
図5】実施の形態に係るスイッチ装置の動作の他の例を示す図である。
図6】実施の形態に係るスイッチ装置の動作のさらに他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明に至る経緯)
本発明に至る経緯について、比較例を参照しながら説明する。
【0010】
図1は、比較例のスイッチ装置101および負荷制御システム102の回路図である。
【0011】
図1に示すように、比較例の負荷制御システム102は、交流電源ACと、負荷Lと、スイッチ装置101と、を備えている。スイッチ装置101は、交流電源ACと負荷Lとをつなぐ電力供給経路SLに設けられている。
【0012】
負荷Lは、例えばシーリングライトまたはダウンライトなどの照明器具である。スイッチ装置101は、電力供給経路SLに設けられた半導体スイッチ110と、電力供給経路SLにおいて半導体スイッチ110に直列接続された電磁リレー140と、半導体スイッチ110および電磁リレー140のオンオフを制御する制御部150と、によって構成されている。
【0013】
図2は、負荷Lを起動する際の比較例のスイッチ装置101の動作を模式的に示す図である。
【0014】
図2には、交流電源ACから出力される交流電圧、および、負荷Lを起動する際に電磁リレー140へ出力される制御信号が示されている。また、同図には、負荷Lを起動する際のスイッチ間電圧、負荷Lに印加される負荷電圧、および、負荷Lに流れる負荷電流が示されている。なお、スイッチ間電圧は、半導体スイッチ110および電磁リレー140の両端電圧である。
【0015】
比較例のスイッチ装置101では、半導体スイッチ110をオンした状態で電磁リレー140の接点を閉じることで負荷Lを起動する。負荷Lを起動するとは、負荷Lを非駆動状態から駆動制御状態に切り替えるための動作を行うことであり、例えば負荷Lが照明器具である場合、照明器具を消灯状態から点灯制御状態に切り替えるための動作を行うことである。
【0016】
負荷Lを起動するために電磁リレー140の接点を閉じると、負荷Lに突入電流が流れる。突入電流は、負荷Lに電源を投入したときに負荷Lに一時的に流れる大電流である。図2には、負荷Lを起動するときに発生した突入電流が、電磁リレー140の定格電流を超えている例が示されている。この例では、交流電圧の交流波形の1周期の間のうちの最初の半周期で突入電流のピーク値が電磁リレー140の正の定格電流を超え、次の半周期で突入電流のピーク値が電磁リレー140の負の定格電流を超えている。
【0017】
例えば照明器具のように容量性を有する負荷Lでは、電磁リレー140の接点を閉じたときに負荷Lに大きな突入電流が流れる。この突入電流は、スイッチ装置101に並列接続される負荷Lの数が多くなるほど大きくなる。負荷Lに流れる突入電流が大きくなると電磁リレー140に流れる電流も大きくなり、電磁リレー140の接点が溶着しやすくなる。このように比較例のスイッチ装置101では、電磁リレー140の接点を閉じて負荷Lに電源電力を供給する際に、電磁リレー140の接点が溶着するという問題がある。
【0018】
本発明は、電磁リレーの接点を閉じて負荷に電源電力を供給するスイッチ装置において、電磁リレーの接点が溶着することを抑制するため、以下に示す構成を有している。
【0019】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0020】
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
【0021】
(実施の形態)
実施の形態に係るスイッチ装置について、図3および図4を参照しながら説明する。
【0022】
図3は、実施の形態に係るスイッチ装置1および負荷制御システム2の回路図である。
【0023】
図3に示すように、負荷制御システム2は、交流電源ACと、負荷Lと、スイッチ装置1と、を備えている。
【0024】
交流電源ACは、例えば交流100Vまたは交流200Vの商用電源である。交流電源ACは、一定の周期を有する正弦波状の交流電圧(または交流電流)を出力する。図3には、交流電源ACと負荷Lとをつなぐ単相2線式の電力供給経路SLが示されている。なお、交流電源ACは、100V以上242V以下の範囲から所定の交流電圧を出力する商用電源であればよい。
【0025】
負荷Lは、例えば照明器具または空調機器であり、建物の造営材の一例である天井に設置される。同図には1つの負荷Lが示されているが、それに限られず、負荷Lは互いに並列接続された複数の負荷によって構成されてもよい。負荷Lは、交流電源ACの交流波形およびスイッチ装置1によって作動制御される。
【0026】
スイッチ装置1は、交流電源ACから出力された電力の供給の有無を切り替えることで、負荷Lの作動を制御する。スイッチ装置1は、例えば、建物の造営材の一例である壁に設置される。
【0027】
スイッチ装置1は、負荷Lの動作を操作するための操作情報を取得する情報取得部70を有している。情報取得部70は、例えば負荷Lが照明器具である場合、照明器具の調光等に関する操作情報を取得する。
【0028】
情報取得部70は、例えば、ユーザの操作入力を受け付けるタッチパネルおよびボタンスイッチ、または、建物内の温度および湿度を検出する環境センサである。情報取得部70は、人を検知するための人感センサまたは非接触センサであってもよいし、無線および赤外線通信によって操作情報を取得する通信モジュールであってもよい。
【0029】
スイッチ装置1は、情報取得部70で取得した操作情報に基づいて、負荷Lの動作を制御する。
【0030】
図3に示すように、スイッチ装置1は、第1端子T1と、第2端子T2と、第1の半導体スイッチ10と、電源回路部30と、電磁リレー40と、第2の半導体スイッチ20と、制御部50と、を備えている。
【0031】
制御部50は、タッチパネルまたはボタンスイッチなど、外部からの操作入力を受け付けることで、負荷Lを起動する。例えば制御部50は、外部からの操作入力を受け付けることで、第1の半導体スイッチ10の導通および非導通、第2の半導体スイッチ20に対するオン指令およびオン指令の解除、ならびに、電磁リレー40の接点の開閉の切り替えを制御することで、負荷Lを起動する。負荷Lを起動する際のスイッチ装置1の動作の具体例については後述する。
【0032】
図3に示す第1端子T1および第2端子T2は、交流電源ACと負荷Lとをつなぐ電力供給経路SLに設けられている。この例において、第1端子T1は、第2端子T2よりも交流電源AC側に位置し、第2端子T2は第1端子T1よりも負荷L側に位置している。
【0033】
第1の半導体スイッチ10は、電力供給経路SLにおいて第1端子T1と第2端子T2との間に設けられている。第1の半導体スイッチ10は、互いに直列接続された2つの電界効果トランジスタ11および12によって構成されている。電界効果トランジスタは、例えば、N型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
【0034】
2つの電界効果トランジスタのうち、一方の電界効果トランジスタ11のゲートは制御部50に接続され、ドレインは電磁リレー40に接続され、ソースは他方の電界効果トランジスタ12のソースに接続されている。他方の電界効果トランジスタ12のゲートは制御部50に接続され、ドレインは第2端子T2に接続され、ソースは一方の電界効果トランジスタ11のソースに接続されている。
【0035】
第1の半導体スイッチ10は、制御部50から出力された第1のゲート信号s1に応じて導通状態および非導通状態を切り替える。例えば、第1の半導体スイッチ10の電界効果トランジスタ11および12は、第1のゲート信号s1のオン指令によって瞬時に導通状態となり、第1のゲート信号s1のオフ指令によって瞬時に非導通状態となる。なお、第1の半導体スイッチ10は、非導通状態となった後は次のオン指令があるまで非導通状態を維持する。
【0036】
電磁リレー40は、例えば、ノーマリーオープン型の有接点リレーである。電磁リレー40は、電力供給経路SLにおいて第1端子T1と第2端子T2との間に設けられ、第1の半導体スイッチ10に直列接続されている。同図では電磁リレー40が、第1端子T1と第1の半導体スイッチ10との間に配置されているが、それに限られず、電磁リレー40は、第1の半導体スイッチ10と第2端子T2との間に配置されてもよい。
【0037】
第2の半導体スイッチ20は、第1の半導体スイッチ10および電磁リレー40に対して並列接続されている。具体的には、第2の半導体スイッチ20の一端は、第1端子T1と電磁リレー40との間のノードn1に接続され、第2の半導体スイッチ20の他端は、第1の半導体スイッチ10と第2端子T2との間のノードn2に接続されている。この例では、第1端子T1およびノードn1は同電位であり、第2端子T2およびノードn2は同電位である。
【0038】
第2の半導体スイッチ20は、第1の半導体スイッチ10よりも高耐圧であってかつ大電流を流すことができる半導体素子である。例えば、第2の半導体スイッチ20は、サイリスタまたは双方向サイリスタ(例えばトライアック)などのシリコン制御整流子(SCR:Silicon Controlled Rectifier)である。
【0039】
第2の半導体スイッチ20は、制御部50から出力された第2のゲート信号s2、および、第2の半導体スイッチ20自身に流れる電流に基づいて、導通状態および非導通状態を切り替える。例えば、第2の半導体スイッチ20は、第2のゲート信号s2のオン指令を受け付けることで導通状態となる。一方、第2の半導体スイッチ20は、第2のゲート信号s2のオン指令の解除を受け付けた場合、すぐに非導通状態とならずに自身に電流が流れている間は導通状態を維持し、自身に流れる電流がゼロ(零)になると非導通状態となる。なお、第2の半導体スイッチ20は、非導通状態となった後は次のオン指令があるまで非導通状態を維持する。
【0040】
電源回路部30は、制御部50および情報取得部70を駆動するための駆動電圧(動作電圧)を生成する回路である。電源回路部30は、第1ダイオード(図示省略)を介して第1端子T1に電気的に接続され、および、第2ダイオード(図示省略)を介して第2端子T2に電気的に接続されている。電源回路部30は、交流電源ACを電力源として第1端子T1または第2端子T2から電力を取得する。電源回路部30は、第1端子T1または第2端子T2から取得した電力を所定の直流電圧に変換し、駆動電圧として制御部50および情報取得部70へ出力する。
【0041】
制御部50は、MCU(Micro Controller Unit)および複数のゲート回路等によって構成されている。
【0042】
制御部50は、第1の半導体スイッチ10のゲートに接続されている。具体的には、制御部50は、一方の電界効果トランジスタ11のゲートおよび他方の電界効果トランジスタ12のゲートのそれぞれに接続されている。制御部50は、2つの電界効果トランジスタ11、12のゲートに第1のゲート信号s1を出力することで、第1の半導体スイッチ10の導通および非導通を切り替える。
【0043】
また、制御部50は、第2の半導体スイッチ20のゲートに接続されている。制御部50は、第2の半導体スイッチ20のゲートに第2のゲート信号s2を出力することで、第2の半導体スイッチ20に対するオン指令およびオン指令の解除を与える。
【0044】
また、制御部50は、電磁リレー40に接続されている。制御部50は、電磁リレー40に接点の開閉切替信号s3を出力することで、電磁リレー40の接点の開閉を切り替える。
【0045】
図4は、負荷Lを起動する際の実施の形態に係るスイッチ装置1の動作を模式的に示す図である。
【0046】
図4には、交流電源ACから出力される交流電圧、ならびに、負荷Lを起動する際に制御部50から第2の半導体スイッチ20、第1の半導体スイッチ10および電磁リレー40のそれぞれに出力される制御信号が示されている。また、同図には、負荷Lを起動する際のスイッチ間電圧、負荷Lに印加される負荷電圧、第2の半導体スイッチ20に流れる電流、および、電磁リレー40に流れる電流が示されている。なお、スイッチ間電圧は、第2の半導体スイッチ20の両端電圧、または、第1の半導体スイッチ10および電磁リレー40の両端電圧である。
【0047】
負荷Lを起動するとは、負荷Lを非駆動状態から駆動制御状態に切り替えるための動作を行うことである。制御部50は、負荷Lを起動するための操作入力を受け付けることで、負荷Lを非駆動状態から駆動制御状態へ切り替える各種の制御信号を出力する。
【0048】
なお、負荷Lを起動するための操作入力を受け付ける前は、第1の半導体スイッチ10、電磁リレー40および第2の半導体スイッチ20は、いずれも非導通状態であり、スイッチ間電圧は交流電源ACによる電圧波形と同じ波形となっている。電源回路部30は、このスイッチ間電圧に基づいて生成した駆動電圧を制御部50へ供給する。そのため制御部50は、負荷Lを起動する際においても各種の制御信号を出力することが可能となっている。
【0049】
前述したように、負荷Lが容量性を有する場合、電磁リレー40の接点を閉じたときに負荷Lに大きな突入電流が流れる。例えば、負荷Lの一例である照明器具では、電源入力回路にダイオードブリッジおよびコンデンサが設けられており、照明器具に電源を投入する際すなわち照明器具を起動する際に、ダイオードブリッジを介してコンデンサに電荷が蓄積される。そのため、照明器具を起動する際、コンデンサに電荷を蓄積するために照明器具に向かって突入電流が流れる。
【0050】
本実施の形態の制御部50は、この突入電流が電磁リレー40に流れないように、第2の半導体スイッチ20を電磁リレー40よりも先に導通させることで、突入電流を第2の半導体スイッチ20が設けられた経路にバイパスさせる。
【0051】
具体的には、制御部50は、負荷Lを起動するための操作入力を受け付けると、電磁リレー40の接点が開いている状態にて第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力することで第2の半導体スイッチ20を導通状態とする。そして制御部50は、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力してから所定期間tsが経過した後に、電磁リレー40の接点を閉じる。
【0052】
所定期間tsは、交流電源ACより出力される交流電流の周期の複数周期以上の期間である。例えば所定期間tsは、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力してから、2周期以上6周期以下の期間である。所定期間tsは、タイマー等により予め設定される。
【0053】
図4には、第2の半導体スイッチ20にオン指令が出力されてから、半周期経過するごとに、第2の半導体スイッチ20に流れる電流すなわち突入電流が小さくなっている様子が示されている。
【0054】
第2の半導体スイッチ20に流れる電流が所定の電流値よりも小さくなるまでの時間は、スイッチ装置1に接続される負荷Lの容量および負荷Lの数によって異なる。そこで、タイマー等により設定される所定期間tsは、スイッチ装置1に接続される負荷Lの容量および負荷Lの数が変更される範囲を見越して余裕をもって設定される。
【0055】
制御部50は、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力してから所定期間tsが経過した後、言い換えると第2の半導体スイッチ20に流れる電流が所定の電流値よりも小さいときに、電磁リレー40の接点を閉じる。より具体的には、制御部50は、第2の半導体スイッチ20に流れる電流が電磁リレー40の定格電流よりも小さいときに、電磁リレー40の接点を閉じる。なお、第2の半導体スイッチ20に流れる電流が電磁リレー40の定格電流よりも小さいときとは、電流値を絶対値で比較した場合のときのことである。絶対値でなく正負を含めて比較した場合は、第2の半導体スイッチ20に流れる電流が電磁リレー40の正の定格電流よりも小さくかつ負の定格電流よりも大きいときのことである。
【0056】
このように、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力した後に電磁リレー40の接点を閉じることで、負荷Lに向かって流れる突入電流を第2の半導体スイッチ20が設けられた経路にバイパスさせることができる。これにより、電磁リレー40に突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。
【0057】
また本実施の形態では、負荷Lを起動する際に第1の半導体スイッチ10に高い電圧が印加されることを抑制するため、制御部50は、第1の半導体スイッチ10を電磁リレー40よりも先にオンさせ、第1の半導体スイッチ10がオンした後に電磁リレー40の接点を閉じている。
【0058】
例えば、電磁リレー40の接点を閉じた後に第1の半導体スイッチ10を導通させると、交流電源ACの電圧が直接的に第1の半導体スイッチ10に印加されることとなり、第1の半導体スイッチ10に不具合が生じることがある。そこで、第1の半導体スイッチ10を導通させた後に電磁リレー40の接点を閉じることで、第1の半導体スイッチ10に高電圧が印加されることを回避している。これにより、第1の半導体スイッチ10に不具合が生じることを抑制できる。また、第1の半導体スイッチ10に高電圧が印加されることを抑制できるので、第1の半導体スイッチ10に高耐圧性を有する半導体素子を用いる必要がなくなり、スイッチ装置1のコストダウンを図ることができる。
【0059】
なお、上記の実施の形態では、第2の半導体スイッチ20のオン指令の解除を出力すると同時に、電磁リレー40の接点を閉じる例が示されているが、それに限られない。以下の他の例に示すように、第2の半導体スイッチ20のオン指令を解除するタイミングは、電磁リレー40の接点を閉じた後であってもよいし、電磁リレー40の接点を閉じる前であってもよい。
【0060】
図5は、スイッチ装置1の動作の他の例を示す図である。
【0061】
図5には、交流電源ACから出力される交流電圧、ならびに、負荷Lを起動する際に制御部50から第2の半導体スイッチ20、電磁リレー40および第1の半導体スイッチ10のそれぞれに出力される制御信号が示されている。また同図には、負荷Lを起動した後に、負荷Lを駆動制御するための第1の半導体スイッチ10等の動作も示されている。
【0062】
制御部50は、図5に示すように、第1の半導体スイッチ10を導通させた後であって電磁リレー40の接点を閉じた後に、第2の半導体スイッチ20にオン指令の解除を出力する。この構成によれば、電磁リレー40の接点を閉じたときは、第2の半導体スイッチ20の導通状態が維持された状態となっている。そのため、電磁リレー40の接点を閉じ、電磁リレー40に電流が流れ始めるときの電流値がほぼ0A(アンペア)から始まり、電磁リレー40の接点に急に大きな電流が流れることを抑制できる。これにより、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。
【0063】
図6は、スイッチ装置1の動作のさらに他の例を示す図である。
【0064】
図6には、交流電源ACから出力される交流電圧、ならびに、負荷Lを起動する際に制御部50から第2の半導体スイッチ20、電磁リレー40および第1の半導体スイッチ10のそれぞれに出力される制御信号が示されている。また同図には、負荷Lを起動した後に、負荷Lを駆動制御するための第1の半導体スイッチ10等の動作も示されている。
【0065】
制御部50は、図6に示すように、第1の半導体スイッチ10を導通させた後であって電磁リレー40の接点を閉じる前に、第2の半導体スイッチ20にオン指令の解除を出力する。この構成によれば、第2の半導体スイッチ20の導通期間を短くすることができる。そのため、第2の半導体スイッチ20の導通を維持するための駆動電流を小さくすることができ、電源回路を小型化することが可能である。
【0066】
(まとめ)
本実施の形態に係るスイッチ装置の構成を以下に例示する。
【0067】
[例1]本実施の形態に係るスイッチ装置1は、交流電源ACと負荷Lとをつなぐ電力供給経路SLに設けられた第1端子T1および第2端子T2と、電力供給経路SLにおいて第1端子T1と第2端子T2との間に設けられた第1の半導体スイッチ10と、電力供給経路SLにおいて第1端子T1と第2端子T2との間に設けられ、第1の半導体スイッチ10に直列接続された電磁リレー40と、第1の半導体スイッチ10および電磁リレー40に並列接続された第2の半導体スイッチ20と、第1の半導体スイッチ10の導通および非導通の切り替え、第2の半導体スイッチ20に対するオン指令およびオン指令の解除の出力の切り替え、電磁リレー40の接点の開閉の切り替えを行う制御部50と、を備える。制御部50は、電磁リレー40の接点が開いている状態にて第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力することで第2の半導体スイッチ20を導通状態とし、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力してから所定期間tsが経過した後に電磁リレー40の接点を閉じる。
【0068】
このように、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力した後に電磁リレー40の接点を閉じることで、負荷Lに向かって流れる突入電流を第2の半導体スイッチ20が設けられた経路にバイパスさせることができる。これにより、電磁リレー40に突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。
【0069】
[例2]制御部50は、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力した後に第1の半導体スイッチ10を導通させ、第1の半導体スイッチ10を導通させた後に電磁リレー40の接点を閉じる。
【0070】
このように、第1の半導体スイッチ10を導通させた後に電磁リレー40の接点を閉じることで、第1の半導体スイッチ10に高電圧が印加されることを抑制し、第1の半導体スイッチ10に不具合が生じることを抑制できる。また、第1の半導体スイッチ10に高電圧が印加されることを抑制できるので、第1の半導体スイッチ10に高耐圧性を有する半導体素子を用いる必要がなくなり、スイッチ装置1のコストダウンを図ることができる。例2の構成は、例1に適用可能である。
【0071】
[例3]制御部50は、第1の半導体スイッチ10を導通させた後であって電磁リレー40の接点を閉じた後に、第2の半導体スイッチ20にオン指令の解除を出力する。
【0072】
このように電磁リレー40の接点を閉じた後に、第2の半導体スイッチ20にオン指令の解除を出力することで、電磁リレー40の接点を閉じるときは、第2の半導体スイッチ20における導通状態が維持されていることとなる。そのため、電磁リレー40に電流が流れ始めるときの電流値がほぼ0A(アンペア)から始まり、電磁リレー40の接点に急に大きな電流が流れることを抑制できる。これにより、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例3の構成は、例1または例2に適用可能である。
【0073】
[例4]制御部50は、第1の半導体スイッチ10を導通させた後であって電磁リレー40の接点を閉じる前に、第2の半導体スイッチ20にオン指令の解除を出力する。
【0074】
このように電磁リレー40の接点を閉じる前に、第2の半導体スイッチ20にオン指令の解除を出力することで、第2の半導体スイッチ20の導通期間を短くすることができる。そのため、第2の半導体スイッチ20の導通を維持するための駆動電流を小さくすることができる。これにより、制御部50を駆動するための電源回路を小型化することが可能となる。例4の構成は、例1または例2に適用可能である。
【0075】
[例5]制御部50は、負荷Lを起動する際に、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力し、第2の半導体スイッチ20にオン指令を出力してから所定期間tsが経過した後に電磁リレー40の接点を閉じる。
【0076】
この構成によれば、負荷Lを起動する際に、負荷Lに向かって流れる突入電流を第2の半導体スイッチ20が設けられた経路にバイパスさせることができる。これにより、電磁リレー40に突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例5の構成は、例1~例4のいずれかに適用可能である。
【0077】
[例6]所定期間tsは、交流電源ACより出力される交流電流の周期の複数周期以上の期間である。
【0078】
このように所定期間tsを交流電流の周期の複数周期以上の期間とすることで、負荷Lに流れる突入電流が十分小さくなったときに、電磁リレー40に電流を流すことができる。これにより、電磁リレー40に大きな突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例6の構成は、例1~例5のいずれかに適用可能である。
【0079】
[例7]所定期間tsは、第2の半導体スイッチ20に対するオン指令を出力してから、交流電源ACより出力される交流電流の周期の2周期以上6周期以下の期間である。
【0080】
このように所定期間tsを交流電流の周期の2周期以上6周期以下とすることで、負荷Lに流れる突入電流が十分小さくなったときに、電磁リレー40に電流を流すことができる。これにより、電磁リレー40に大きな突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例7の構成は、例1~例5のいずれかに適用可能である。
【0081】
[例8]第2の半導体スイッチ20は、第1の半導体スイッチ10よりも高耐圧であってかつ大電流を流すことができる半導体素子である。
【0082】
この構成によれば、負荷Lに向かって流れる突入電流を第2の半導体スイッチ20が設けられた経路にバイパスさせることができる。これにより、電磁リレー40に突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例8の構成は、例1~例7のいずれかに適用可能である。
【0083】
[例9]第1の半導体スイッチ10は、電界効果トランジスタを含むスイッチであり、第2の半導体スイッチ20は、サイリスタまたは双方向サイリスタである。
【0084】
このように第1の半導体スイッチ10を、電界効果トランジスタを含むスイッチとすることで、瞬時に導通および非導通の切り替えが可能となる。
【0085】
また、第2の半導体スイッチ20をサイリスタまたは双方向サイリスタとすることで、第2の半導体スイッチ20が第1の半導体スイッチ10よりも高耐圧であってかつ大電流を流すことができる半導体素子となる。そのため、負荷Lに向かって流れる突入電流を第2の半導体スイッチ20が設けられた経路にバイパスさせることができる。これにより、電磁リレー40に突入電流が流れることを抑制することができ、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例9の構成は、例1~例8のいずれかに適用可能である。
【0086】
[例10]制御部50は、第2の半導体スイッチ20に流れる電流が所定の電流値よりも小さいときに、電磁リレー40の接点を閉じる。
【0087】
このように第2の半導体スイッチ20に流れる電流が所定の電流値よりも小さいときに、電磁リレー40の接点を閉じることで、電磁リレー40に大きな突入電流が流れることを抑制することができる。これにより、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例10の構成は、例1~例9のいずれかに適用可能である。
【0088】
[例11]制御部50は、第2の半導体スイッチ20に流れる電流が電磁リレー40の定格電流よりも小さいときに、電磁リレー40の接点を閉じる。
【0089】
このように第2の半導体スイッチ20に流れる電流が電磁リレー40の定格電流よりも小さいときに、電磁リレー40の接点を閉じることで、電磁リレー40に大きな突入電流が流れることを抑制することができる。これにより、電磁リレー40の接点が溶着することを抑制できる。例11の構成は、例1~例9のいずれかに適用可能である。
【0090】
(その他の形態)
以上、スイッチ装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【0091】
上記では、第2の半導体スイッチ20としてサイリスタまたは双方向サイリスタを採用する例を示したが、それに限られない。第2の半導体スイッチ20は、第1の半導体スイッチ10よりも高耐圧であってかつ大電流を流すことができる半導体素子であればよい。例えば第2の半導体スイッチ20は、高耐圧であって大電流を流すことができるMOSFETまたはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。
【0092】
上記では、タイマーにより所定期間tsを設定する例を示したが、それに限られない。例えばスイッチ装置1が電流検出回路(または電圧検出回路)を備えている場合、制御部50は、電流検出回路を用いて第2の半導体スイッチ20に流れる電流値を検出し、検出した電流値が所定の電流値よりも小さい場合に、電磁リレー40の接点を閉じるように制御してもよい。この場合、電圧検出回路は、第1端子T1および第2端子T2のそれぞれに電気的に接続され、第2の半導体スイッチ20に流れる電流(または第2の半導体スイッチ20に印加される電圧)を検出するように構成される。つまり本実施の形態における所定期間tsは、第2の半導体スイッチ20に流れる電流が所定の電流値よりも小さくなるまでの期間を電流検出回路により求めた期間であってもよい。
【符号の説明】
【0093】
1 スイッチ装置
10 第1の半導体スイッチ
20 第2の半導体スイッチ
40 電磁リレー
50 制御部
AC 交流電源
L 負荷
SL 電力供給経路
T1 第1端子
T2 第2端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6