(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024017157
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】待ち合わせシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240201BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022119615
(22)【出願日】2022-07-27
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】黒田 将史
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】待ち合わせ相手に会うための利用者の手間を軽減できる待ち合わせシステムを提供する。
【解決手段】待ち合わせシステム1は、予約情報を記憶する情報処理装置、及び第1携帯端末を備える。予約情報に、第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれる。第1携帯端末は、送信部、受信部、及び報知制御部を備える。送信部は、第1認証情報を含む第1識別情報を送信する。受信部は、第1識別情報の応答として、第2認証情報を含む第2識別情報を第2携帯端末から受信する。報知制御部は、受信部が第2携帯端末から第2識別情報を受信すると、報知器から報知を行う。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予約情報を記憶する情報処理装置と、
第1携帯端末と、
を備え、
前記予約情報に、前記第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれ、
前記情報処理装置は、前記予約情報に基づいて、第1認証情報及び第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信し、
前記第1携帯端末は、
報知器と、
前記第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、
前記第1識別情報の応答として、前記第2認証情報を含む第2識別情報を前記第2携帯端末から受信する受信部と、
前記受信部が前記第2携帯端末から前記第2識別情報を受信すると、前記報知器から報知を行う報知制御部と、
を備えた待ち合わせシステム。
【請求項2】
前記第1携帯端末は、前記第2携帯端末までの距離を計測する計測部を更に備え、
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離に応じて、前記報知器から行われる報知の方法を変更する請求項1に記載の待ち合わせシステム。
【請求項3】
前記第1携帯端末は、前記第2携帯端末までの距離及び前記第2携帯端末が存在する方向を計測する計測部を更に備え、
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離及び方向に応じて、前記報知器から行われる報知の方法を変更する請求項1に記載の待ち合わせシステム。
【請求項4】
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離が基準距離より短くなると、前記報知器からの報知を終了する請求項2又は請求項3に記載の待ち合わせシステム。
【請求項5】
前記第1携帯端末は、前記計測部によって計測された距離が基準距離より短くなると、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を破棄する情報管理部を更に備えた請求項2又は請求項3に記載の待ち合わせシステム。
【請求項6】
前記情報処理装置は、前記日時の前に、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信する請求項1から請求項3の何れか一項に記載の待ち合わせシステム。
【請求項7】
予約情報を記憶する情報処理装置と、
読取装置と、
を備え、
前記予約情報に、第1携帯端末を特定するための第1特定情報、及び第2携帯端末を特定するための第2特定情報が含まれ、
前記情報処理装置は、第1認証情報を前記第1携帯端末に送信し、第2認証情報を前記第2携帯端末に送信し、
前記読取装置は、前記第1携帯端末から前記第1認証情報を受信し且つ前記第2携帯端末から前記第2認証情報を受信すると、前記第1携帯端末と前記第2携帯端末との通信を可能にする待ち合わせシステム。
【請求項8】
待ち合わせの当日に来訪者が情報を入力するための来訪者受付装置を更に備え、
前記情報処理装置は、来訪者の受付が完了したことを示す情報を前記来訪者受付装置から受信すると、前記第1認証情報を前記第1携帯端末に送信し、前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信する請求項7に記載の待ち合わせシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、待ち合わせシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、来訪者応対システムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムでは、待ち合わせ場所等において、RFIDタグを内蔵した来訪者証が受付担当者から来訪者に付与される。当該RFIDタグの識別情報が読み取られると、来訪者の端末に面会情報が送信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたシステムでは、来訪者は、RFIDタグを内蔵した来訪者証を受付担当者から受け取らなければならない。このため、来訪者は、待ち合わせ相手に会うために手間が掛かるといった問題があった。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、待ち合わせ相手に会うための利用者の手間を軽減できる待ち合わせシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る待ち合わせシステムは、予約情報を記憶する情報処理装置と、第1携帯端末と、を備える。予約情報に、第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれる。情報処理装置は、予約情報に基づいて、第1認証情報及び第2認証情報を第1携帯端末に送信し、第1認証情報及び第2認証情報を第2携帯端末に送信する。第1携帯端末は、報知器と、第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、第1識別情報の応答として、第2認証情報を含む第2識別情報を第2携帯端末から受信する受信部と、受信部が第2携帯端末から第2識別情報を受信すると、報知器から報知を行う報知制御部と、を備える。
【0007】
本開示に係る待ち合わせシステムは、予約情報を記憶する情報処理装置と、読取装置と、を備える。予約情報に、第1携帯端末を特定するための第1特定情報、及び第2携帯端末を特定するための第2特定情報が含まれる。情報処理装置は、1認証情報を第1携帯端末に送信し、第2認証情報を第2携帯端末に送信する。読取装置は、第1携帯端末から第1認証情報を受信し且つ第2携帯端末から第2認証情報を受信すると、第1携帯端末と第2携帯端末との通信を可能にする。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る待ち合わせシステムであれば、待ち合わせ相手に会うための利用者の手間を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態における待ち合わせシステムの例を示す図である。
【
図2】
図1に示す待ち合わせシステムの機能を説明するための図である。
【
図3】事前予約登録装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図4】待ち合わせ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図5】アプリ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図6】待ち合わせ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図7】待ち合わせ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図8】アプリ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図9】アプリ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図10】携帯端末の動作例を示すフローチャートである。
【
図11】携帯端末の動作例を示すフローチャートである。
【
図12】事前予約登録装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図13】待ち合わせシステムの他の例を示す図である。
【
図14】
図13に示す待ち合わせシステムの機能を説明するための図である。
【
図15】来訪者受付装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図16】来訪者受付装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図17】待ち合わせ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図18】待ち合わせ情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図19】読取装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図20】待ち合わせ情報処理装置のハードウェア資源の例を示す図である。
【
図21】待ち合わせ情報処理装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における待ち合わせシステム1の例を示す図である。
図2は、
図1に示す待ち合わせシステム1の機能を説明するための図である。待ち合わせシステム1は、待ち合わせ情報処理装置100、アプリ情報処理装置200、事前予約登録装置300、及び携帯端末400を備える。
【0012】
待ち合わせ情報処理装置100は、待ち合わせシステム1を利用する人の情報、及び待ち合わせシステム1を利用して待ち合わせを行うための情報を管理する。
図1及び
図2に示す例では、待ち合わせ情報処理装置100は、記憶部101、記録部102、判定部103、選択部104、送信部105、及び受信部106を備える。
【0013】
アプリ情報処理装置200は、携帯端末400の情報、即ち利用者の情報を管理する。
図1及び
図2に示す例では、アプリ情報処理装置200は、記憶部201、記録部202、識別部203、判定部204、選択部205、送信部206、及び受信部207を備える。
【0014】
待ち合わせ情報処理装置100及びアプリ情報処理装置200は、情報を管理するための情報処理装置の一例である。
【0015】
事前予約登録装置300は、待ち合わせシステム1の利用者が、待ち合わせに関する予約情報を登録するための装置である。例えば、予約情報の登録は、待ち合わせの前日までに行われる。利用者が事前予約登録装置300から入力した予約情報は、待ち合わせ情報処理装置100に送信され、登録される。利用者は、登録された予約情報を事前予約登録装置300で確認することができる。事前予約登録装置300として、PC等の特定の端末が備えられても良い。待ち合わせ情報処理装置100がWEBサーバとして機能することにより、携帯端末400或いは他の端末が事前予約登録装置300の機能を実現しても良い。
【0016】
図1及び
図2に示す例では、事前予約登録装置300は、入力装置301、表示器302、情報処理部303、表示制御部304、送信部305、及び受信部306を備える。利用者は、表示器302を見ながら入力装置301を操作することにより、情報を入力する。入力装置301及び表示器302は、タッチパネル式の一体型の装置でも良い。表示制御部304は、表示器302を制御する。
【0017】
携帯端末400は、待ち合わせシステム1の利用者が所有する端末である。携帯端末400は、インターネット等の特定の通信網2を介してアプリ情報処理装置200と通信する。利用者は、待ち合わせの際に携帯端末400を利用する。携帯端末400には、待ち合わせのための特定のアプリケーションがインストールされている。以下においては、当該アプリケーションのことを待ち合わせアプリともいう。
【0018】
図1及び
図2に示す例では、携帯端末400は、記憶部401、記録部402、判定部403、計測部404、報知制御部405、情報管理部406、送信部407、受信部408、及び報知器410を備える。
【0019】
以下に、
図3から
図11も参照し、待ち合わせシステム1の動作について詳しく説明する。
【0020】
図3は、事前予約登録装置300の動作例を示すフローチャートである。事前予約登録装置300では、ユーザ情報の入力画面を表示するか否かが判定される(S101)。入力装置301に対して特定の操作が行われることにより、S101でYesと判定される。S101でYesと判定されなければ、予約情報の入力画面を表示するか否かが判定される(S102)。入力装置301に対して他の特定の操作が行われることにより、S102でYesと判定される。
【0021】
S101でYesと判定されると、表示制御部304は、ユーザ情報の入力画面を表示器302に表示する(S103)。S103で表示器302にユーザ情報の入力画面が表示されると、利用者は、入力装置301を操作することにより、当該入力画面からユーザ情報を入力することができる。
【0022】
表示器302にユーザ情報の入力画面が表示されると、情報処理部303は、当該入力画面から入力されたユーザ情報に入力値エラーがあるか否かを判定する(S104)。入力されたユーザ情報に入力値エラーがあると判定するための条件は予め設定される。入力されたユーザ情報に入力値エラーがあれば、S104でYesと判定される。S104でYesと判定されると、表示制御部304は、再入力を求めるメッセージを表示器302に表示しても良い。
【0023】
入力されたユーザ情報に入力値エラーがなければ、S104でNoと判定される。S104でNoと判定されると、送信部305は、入力されたユーザ情報を待ち合わせ情報処理装置100に送信する(S105)。以下においては、S105で事前予約登録装置300から待ち合わせ情報処理装置100に対して送信されたユーザ情報をユーザ情報I1と表記する。ユーザ情報I1には、例えば、利用者の氏名、及び当該利用者が所有する携帯端末400の連絡先等が含まれる。
【0024】
図4は、待ち合わせ情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。待ち合わせ情報処理装置100では、事前予約登録装置300からユーザ情報I1を受信したか否かが判定される(S201)。受信部106がユーザ情報I1を受信すると、S201でYesと判定される。S201でYesと判定されると、記録部102は、受信したユーザ情報I1が待ち合わせ情報処理装置100に既に登録されているか否かを判定する(S202)。受信したユーザ情報I1が既に登録されているとS202で判定するための条件は予め設定される。
【0025】
受信したユーザ情報I1が待ち合わせ情報処理装置100に登録されていなければ、S202でNoと判定される。S202でNoと判定される、即ち受信したユーザ情報I1が未登録であれば、記録部102は、ユーザ情報の新規登録を行う(S203)。以下においては、S203で登録されたユーザ情報をユーザ情報I2と表記する。例えば、S203において、記録部102は、新規のユーザIDを取得し、ユーザ情報I2を記憶部101に新規登録情報として記憶させる。ユーザ情報I2には、記録部102が取得したユーザIDとユーザ情報I1に含まれる情報とが含まれる。ユーザIDは、携帯端末400の連絡先でも良い。
【0026】
送信部105は、S203で登録されたユーザ情報I2をアプリ情報処理装置200に送信する(S204)。
【0027】
図5は、アプリ情報処理装置200の動作例を示すフローチャートである。アプリ情報処理装置200では、待ち合わせ情報処理装置100からユーザ情報I2を受信したか否かが判定される(S301)。受信部207がユーザ情報I2を受信すると、S301でYesと判定される。S301でYesと判定されると、記録部202は、受信したユーザ情報I2を新規に登録する(S302)。例えば、S302において、記録部202は、受信したユーザ情報I2を記憶部201に新規登録情報として記憶させる。
【0028】
また、
図4に示すように、待ち合わせ情報処理装置100では、S203でユーザ情報I2が登録されると、送信部105が登録結果を事前予約登録装置300に送信する(S205)。S202でNoと判定された場合、S205で送信される登録結果には、ユーザ情報I2と、ユーザ情報I2の登録が正しく行われたことを示す情報とが含まれる。
【0029】
一方、受信したユーザ情報I1が待ち合わせ情報処理装置100に既に登録されていれば、S202でYesと判定される。S202でYesと判定される、即ち受信したユーザ情報I1が登録済みであれば、登録エラーとなる(S206)。S202でYesと判定されると、送信部105は、登録結果を事前予約登録装置300に送信する(S205)。S202でYesと判定された場合、S205で送信される登録結果には、ユーザ情報の新規登録が正しく行われなかったことを示す情報が含まれる。
【0030】
また、
図3に示すように、事前予約登録装置300では、S105でユーザ情報I1が送信されると、その応答として待ち合わせ情報処理装置100から登録結果を受信したか否かが判定される(S106)。S205で送信された登録結果を受信部306が受信すると、S106でYesと判定される。S106でYesと判定されると、表示制御部304は、受信した登録結果を表示器302に表示する(S107)。ユーザ情報の登録が正しく行われていれば、利用者は、表示器302を見て、自分に割り当てられたユーザIDを知ることができる。
【0031】
また、S102でYesと判定されると、表示制御部304は、予約情報の入力画面を表示器302に表示する(S108)。S108で表示器302に予約情報の入力画面が表示されると、利用者は、入力装置301を操作することにより、当該入力画面から予約情報を入力することができる。なお、利用者は、ユーザ情報の登録が正しく行われた後に、予約情報の入力を行う。
【0032】
表示器302に予約情報の入力画面が表示されると、情報処理部303は、当該入力画面から入力された予約情報に入力値エラーがあるか否かを判定する(S109)。入力された予約情報に入力値エラーがあると判定するための条件は予め設定される。入力された予約情報に入力値エラーがあれば、S109でYesと判定される。S109でYesと判定されると、表示制御部304は、再入力を求めるメッセージを表示器302に表示しても良い。
【0033】
入力された予約情報に入力値エラーがなければ、S109でNoと判定される。S109でNoと判定されると、送信部305は、入力された予約情報を待ち合わせ情報処理装置100に送信する(S110)。以下においては、S110で事前予約登録装置300から待ち合わせ情報処理装置100に対して送信された予約情報を予約情報I3と表記する。表1は、予約情報I3の例を示す。なお、予約情報I3は、表1に示す例に限定されない。
【0034】
【0035】
以下においては、利用者Aが予約情報I3を入力し、利用者Bと待ち合わせする例について説明する。即ち、予約情報I3に含まれる予約者は、利用者Aである。以下においては、予約者Aとも表記する。予約情報I3に含まれる待ち合わせ相手は、利用者Bである。以下においては、待ち合わせ相手Bとも表記する。
【0036】
図6は、待ち合わせ情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。待ち合わせ情報処理装置100では、事前予約登録装置300から予約情報I3を受信したか否かが判定される(S401)。受信部106が予約情報I3を受信すると、S401でYesと判定される。S401でYesと判定されると、判定部103は、受信した予約情報I3に含まれる予約者AのユーザIDが待ち合わせ情報処理装置100に登録済みであるか否かを判定する(S402)。
【0037】
予約者AのユーザIDを含むユーザ情報が待ち合わせ情報処理装置100に登録されていなければ、S402でNoと判定される。S402でNoと判定される、即ち予約者AのユーザIDが未登録であれば、予約エラーとなる(S407)。
【0038】
予約者AのユーザIDを含むユーザ情報が待ち合わせ情報処理装置100に登録されていれば、S402でYesと判定される。S402でYesと判定される、即ち利用者AのユーザIDが登録済みであれば、判定部103は、予約者Aについて、当該予約と日時が重なる他の予約があるか否かを判定する(S403)。
【0039】
例えば、記憶部101には、多数の予約情報が記憶されている。判定部103は、S403において、先ず、記憶部101に記憶されている予約情報の中から、利用者Aが予約者又は待ち合わせ相手である予約情報を抽出する。判定部103は、抽出した予約情報の中に、S401で受信した予約情報I3と日時が重なるものがあるか否かを判定すれば良い。なお、日時が重なると判定するための条件は予め設定される。
【0040】
抽出した予約情報の中に、S401で受信した予約情報I3と日時が重なるものがあれば、S403でYesと判定される。S403でYesと判定されると、予約エラーとなる(S407)。
【0041】
抽出した予約情報の中に、S401で受信した予約情報I3と日時が重なるものがなければ、S403でNoと判定される。S403でNoと判定されると、判定部103は、受信した予約情報I3に含まれる待ち合わせ相手BのユーザIDが待ち合わせ情報処理装置100に登録済みであるか否かを判定する(S404)。S404に示す処理は、S402に示す処理と同様である。
【0042】
S404でNoと判定されると、予約エラーとなる(S407)。一方、S404でYesと判定されると、判定部103は、待ち合わせ相手Bについて、当該予約と日時が重なる他の予約があるか否かを判定する(S405)。S405に示す処理は、S403に示す処理と同様である。
【0043】
S405でYesと判定されると、予約エラーとなる(S407)。一方、S405でNoと判定されると、記録部102は、予約情報の新規登録を行う(S406)。以下においては、S406で登録された予約情報を予約情報I4と表記する。一例として、予約情報I4には、予約情報I3に含まれる情報と同じ情報が含まれる。記憶部101には、新規登録された予約情報、即ち予約情報I4が記憶される。
【0044】
S406で予約情報I4が登録されると、送信部105は、登録結果を事前予約登録装置300に送信する(S408)。S406で予約情報I4が登録された場合、S408で送信される登録結果には、予約情報I4と、予約情報I4の新規登録が正しく行われたことを示す情報とが含まれる。
【0045】
一方、S407で予約エラーになった場合も、送信部105は、S408において登録結果を事前予約登録装置300に送信する。S407で予約エラーになった場合、S408で送信される登録結果には、予約情報の登録が正しく行われなかったことを示す情報が含まれる。
【0046】
また、
図3に示すように、事前予約登録装置300では、S110で予約情報I3が送信されると、その応答として待ち合わせ情報処理装置100から登録結果を受信したか否かが判定される(S111)。S408で送信された登録結果を受信部306が受信すると、S111でYesと判定される。S111でYesと判定されると、表示制御部304は、受信した登録結果を表示器302に表示する(S112)。
【0047】
次に、待ち合わせシステム1において定期的に行われる動作について説明する。
【0048】
図7は、待ち合わせ情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。
図7に示す処理は、第1開始条件が成立することによって開始される。例えば、第1開始条件は、現在の時刻が特定の開始時刻になると成立する。開始時刻は予め設定される。かかる場合、
図7に示す処理は、毎日同じ時刻に開始される定時処理である。第1開始条件の成立は、上記例に限定されない。
【0049】
待ち合わせ情報処理装置100では、選択部104が、待ち合わせの日時が翌日である予約情報が記憶部101に記憶されているか否かを判定する(S501)。以下においては、待ち合わせの日時が翌日である予約情報を、単に翌日の予約情報ともいう。記憶部101には、利用者によって登録された多数の予約情報が記憶されている。記憶部101に記憶された予約情報の中に翌日の予約情報が存在すれば、S501でYesと判定される。なお、S501でNoと判定されると、第1開始条件が再び成立することによって
図7に示す処理が再開される。
【0050】
S501でYesと判定されると、選択部104は、翌日の予約情報において、待ち合わせの双方に予約が行われているか否かを判定する(S502)。双方に予約されていれば、S502でYesと判定される。少なくとも何れか一方に予約が行われていなければ、S502でNoと判定される。S502でYesと判定されると、選択部104は、記憶部101に記憶された予約情報から翌日の予約情報を選択する(S503)。以下においては、S503で選択された予約情報を予約情報I5と表記する。送信部105は、S503で選択部104によって選択された予約情報I5をアプリ情報処理装置200に送信する(S504)。
【0051】
一方、S502でNoと判定された場合は、予約が成立していない。かかる場合、送信部105は、予約が不成立であることを示す情報をアプリ情報処理装置200に送信する(S505)。当該情報は、アプリ情報処理装置200から、予約が成立していないと判定されたユーザIDの携帯端末400に転送される。
【0052】
図8は、アプリ情報処理装置200の動作例を示すフローチャートである。アプリ情報処理装置200では、待ち合わせ情報処理装置100から予約情報I5を受信したか否かが判定される(S601)。受信部207が予約情報I5を受信すると、S601でYesと判定される。S601でYesと判定されると、識別部203は、予約情報I5の受信が指定のインターフェースを使用した通信によるものであったか否かを判定する(S602)。なお、
図8では、インターフェースをIFとも表記する。
【0053】
予約情報I5の受信が指定のインターフェースを使用した通信によるものであれば、S602でYesと判定される。予約情報I5の受信が指定のインターフェースを使用した通信によるものでなければ、S602でNoと判定される。S602でNoと判定されると、送信部206は、インターフェース不正を示す情報を待ち合わせ情報処理装置100に送信する(S603)。
【0054】
S602でYesと判定されると、判定部204は、受信した予約情報I5に含まれるユーザIDがアプリ情報処理装置200に登録済みであるか否かを判定する(S604)。予約情報I5には、予約者のユーザIDと待ち合わせ相手のユーザIDとが含まれる。判定部204は、予約者のユーザIDと待ち合わせ相手のユーザIDとの双方がアプリ情報処理装置200に登録済みであれば、S604でYesと判定する。
【0055】
判定部204は、予約者のユーザID又は待ち合わせ相手のユーザIDの一方でもアプリ情報処理装置200に登録されていなければ、S604でNoと判定する。S604でNoと判定されると、送信部206は、予約情報不正を示す情報を待ち合わせ情報処理装置100に送信する(S605)。
【0056】
S604でYesと判定されると、記録部202は、翌日の予約情報の新規登録を行う(S606)。以下においては、S606で登録された翌日の予約情報を予約情報I6と表記する。一例として、予約情報I6には、予約情報I5に含まれる情報と同じ情報が含まれる。記憶部201には、新規登録された翌日の予約情報、即ち予約情報I6が記憶される。
【0057】
図9は、アプリ情報処理装置200の動作例を示すフローチャートである。
図9に示す処理は、第2開始条件が成立することによって開始される。例えば、第2開始条件は、現在の時刻が特定の開始時刻になると成立する。開始時刻は予め設定される。かかる場合、
図9に示す処理は、毎日同じ時刻に開始される定時処理である。第2開始条件の成立は、上記例に限定されない。
【0058】
アプリ情報処理装置200では、選択部205が、待ち合わせの日時が翌日である予約情報が記憶部201に記憶されているか否かを判定する(S701)。記憶部201には、多数の予約情報が記憶されている。記憶部201に記憶された予約情報の中に翌日の予約情報が存在すれば、S701でYesと判定される。なお、S701でNoと判定されると、第2開始条件が再び成立することによって
図9に示す処理が再開される。
【0059】
S701でYesと判定されると、選択部205は、記憶部201に記憶された予約情報I6、即ち翌日の予約情報を選択する(S702)。選択部205は、選択した予約情報I6に基づいて、送信用の予約情報I7及び予約情報I8を生成する。例えば、予約情報I7は、予約情報I6に含まれる予約者Aの携帯端末400に送信するための情報である。なお、予約情報I6には、予約者Aの携帯端末400を特定するための第1特定情報、即ち予約者AのユーザIDが含まれる。予約情報I8は、予約情報I6に含まれる待ち合わせ相手Bの携帯端末400に送信するための情報である。予約情報I6には、待ち合わせ相手Bの携帯端末400を特定するための第2特定情報、即ち待ち合わせ相手BのユーザIDが含まれる。表2は、予約情報I7及び予約情報I8の例を示す。
【0060】
【0061】
例えば、予約情報I7に含まれる待ち合わせ相手のユーザIDは、予約情報I6に含まれる待ち合わせ相手のユーザIDと同じである。予約情報I8に含まれる待ち合わせ相手のユーザIDは、予約情報I6に含まれる予約者のユーザIDと同じである。予約情報I7に含まれる待ち合わせの日時は、予約情報I8に含まれる待ち合わせの日時と同じである。予約情報I7に含まれる待ち合わせの場所は、予約情報I8に含まれる待ち合わせの場所と同じである。予約情報I7に含まれる認証IDは、予約情報I8に含まれる待ち合わせ相手の認証IDと同じであり、第1認証情報の一例である。予約情報I7に含まれる待ち合わせ相手の認証IDは、予約情報I8に含まれる認証IDと同じであり、第2認証情報の一例である。
【0062】
次に、送信部206は、予約情報I6に基づいて、生成した予約情報I7及び予約情報I8を送信する(S703)。例えば、送信部206は、予約情報I6に含まれる予約者Aの携帯端末400に予約情報I7を送信する。送信部206は、予約情報I6に含まれる待ち合わせ相手Bの携帯端末400に予約情報I8を送信する。
【0063】
図10は、携帯端末400の動作例を示すフローチャートである。以下においては、必要に応じて、利用者Aが所有する携帯端末に関しては、符号の後に英字「A」を付して、他の携帯端末と区別する。即ち、携帯端末400Aは利用者Aが所有する携帯端末である。携帯端末400Aは、記憶部401A、記録部402A、判定部403A、計測部404A、報知制御部405A、情報管理部406A、送信部407A、受信部408A、及び報知器410Aを備える。同様に、利用者Bが所有する携帯端末に関しては、符号の後に英字「B」を付して、他の携帯端末と区別する。即ち、携帯端末400Bは利用者Bが所有する携帯端末である。携帯端末400Bは、記憶部401B、記録部402B、判定部403B、計測部404B、報知制御部405B、情報管理部406B、送信部407B、受信部408B、及び報知器410Bを備える。
【0064】
携帯端末400では、アプリ情報処理装置200から予約情報を受信したか否かが判定される(S801)。例えば、携帯端末400Aでは、待ち合わせの前日に受信部408Aが予約情報I7を受信することにより、S801でYesと判定される。携帯端末400Bでは、待ち合わせの前日に受信部408Bが予約情報I8を受信することにより、S801でYesと判定される。
【0065】
S801でYesと判定されると、記録部402は、受信した予約情報を記憶部401に記憶する(S802)。また、S801でYesと判定されると、情報管理部406は、昨日以前に使用された予約情報が記憶部401に記憶されているか否かを判定する(S803)。昨日以前に使用された予約情報が記憶部401に記憶されていれば、S803でYesと判定される。S803でYesと判定されると、情報管理部406は、昨日以前に使用された予約情報を記憶部401から削除する(S804)。
【0066】
以上は、待ち合わせの前日までに行われる動作である。次に、待ち合わせの当日に行われる動作について説明する。
【0067】
利用者Aは、携帯端末400Aを所持して待ち合わせ場所に行く。利用者Bは、携帯端末400Bを所持して待ち合わせ場所に行く。上述したように、携帯端末400A及び携帯端末400Bには、待ち合わせアプリがインストールされている。
【0068】
図11は、携帯端末400の動作例を示すフローチャートである。携帯端末400では、待ち合わせアプリにおいて特定の操作が行われることにより、通信が開始される。これにより、S901でYesと判定される。当該通信は、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)を用いて行われても良い。
【0069】
S901でYesと判定されると、送信部407は、記憶部401に記憶された予約情報に基づく識別情報を送信する(S902)。当該識別情報には、予約情報に含まれる認証IDが含まれる。例えば、送信部407AがS902で送信する識別情報には、予約情報I7に含まれる認証IDが含まれる。
【0070】
S902で識別情報が送信されると、当該識別情報の応答として、他の携帯端末400から返送された識別情報を受信したか否かが判定される(S903)。例えば、携帯端末400Bでは、S902で送信部407Aから送信された識別情報を受信部408Bが受信すると、送信部407Bが、記憶部401Bに記憶された予約情報に基づく識別情報を送信する。即ち、携帯端末400Aからの識別情報の応答として送信部407Bが送信する識別情報には、予約情報I8に含まれる認証IDが含まれる。送信部407Bから返送された当該識別情報を受信部408Aが受信すると、S903でYesと判定される。
【0071】
S903でYesと判定されると、判定部403は、S903で受信部408が受信した識別情報に含まれる認証IDを抽出する。判定部403は、抽出した認証IDが、待ち合わせ相手の認証IDに一致するか否かを判定する(S904)。例えば、携帯端末400Aでは、判定部403Aが、S903で受信部408Aが受信した識別情報に含まれる認証IDが、予約情報I7に含まれる待ち合わせ相手の認証IDに一致するか否かを判定する。
【0072】
S903で受信部408が受信した識別情報に含まれる認証IDが待ち合わせ相手の認証IDに一致すれば、S904でYesと判定される。S904でYesと判定されると、判定部403は、当該識別情報を送信してきた携帯端末400、即ちその携帯端末400を持つ利用者を、待ち合わせ相手と判定する(S905)。
【0073】
S905で待ち合わせ相手が特定されると、送信部407は、当該待ち合わせ相手の携帯端末400に対して、認証IDを含む識別情報を再送する(S906)。例えば、送信部407Aは、認証IDを含む識別情報を携帯端末400Bに対して再送する。携帯端末400Bでは、S906で送信部407Aから再送された識別情報を受信部408Bが受信すると、送信部407Bが、認証IDを含む識別情報を返送して応答する。当該識別情報を受信部408Aが受信することにより、携帯端末400AにおいてS907でYesと判定される。
【0074】
S907でYesと判定されることにより、携帯端末400Aと携帯端末400Bとの通信が開始される。携帯端末400Aと携帯端末400Bとの通信が開始されると、計測部404Aは、携帯端末400Bまでの距離Lを計測する(S908)。距離Lは、携帯端末400Aと携帯端末400Bとの距離である。計測部404Aが距離Lを計測する方法は、どのような方法であっても良い。
【0075】
報知制御部405は、S907でYesと判定されることによって、報知器410から報知を行う。報知制御部405は、計測部404によって計測された距離Lに応じて、報知器410から行われる報知の方法を段階的に或いは無段階で変更しても良い(S909)。
【0076】
例えば、報知器410Aとしてバイブレータが備えられ、S909において報知制御部405Aによるバイブレーション通知が行われても良い。かかる場合、報知制御部405Aは、距離Lが短くなるほど振動の発生間隔が短くなるように報知器410Aを制御しても良い。他の例として、報知器410Aとしてスピーカが備えられ、S909において報知制御部405Aによるアラーム通知が行われても良い。かかる場合、報知制御部405Aは、距離Lが短くなるほどアラーム音の発生間隔が短くなるように報知器410Aを制御しても良い。
【0077】
他の例として、計測部404Aは、S908において、携帯端末400Bまでの距離Lと携帯端末400Aから見た携帯端末400Bが存在する方向Dとを計測しても良い。かかる場合、報知制御部405は、S909において、計測部404によって計測された距離L及び方向Dに応じて、報知器410から行われる報知の方法を段階的に或いは無段階で変更しても良い。
【0078】
また、計測部404Aによって距離Lが計測されると、計測された距離Lが基準距離Lthより短いか否かが判定される(S910)。基準距離Lthは、予め設定される。距離Lが基準距離Lthより短いと判定されるまで、S906からS910に示す処理が繰り返される。距離Lが基準距離Lthより短くなると、S910でYesと判定される。
【0079】
S910でYesと判定されると、報知制御部405Aは報知器410Aからの報知を終了する(S911)。また、S910でYesと判定されると、情報管理部406は、携帯端末400Aと携帯端末400Bとの通信のために用いられた識別情報を破棄する(S912)。即ち、S912において、認証IDと待ち合わせ相手の認証IDとが破棄される。
【0080】
なお、上記は、携帯端末400Aを主体とした動作説明である。携帯端末400Bにおいても、上記動作と同様の動作が行われる。
【0081】
実施の形態1に示す例では、例えば、利用者Aと利用者Bとが待ち合わせを行った場合に、携帯端末400Aから第1認証情報を含む識別情報が送信される。そして、携帯端末400Aでは、当該識別情報の応答として携帯端末400Bから第2認証情報を含む識別情報を受信すると、報知制御部405Aが報知器410Aからの報知を行う。利用者Aは、利用者Bとの面識がない場合でも、報知器410Aからの報知によって利用者Bを特定することができる。利用者Bについても同様である。
【0082】
本待ち合わせシステム1であれば、容易に待ち合わせ相手に会うことができ、更に待ち合わせ相手に会うための利用者の手間を軽減できる。また、本待ち合わせシステム1では、RFIDタグを内蔵した来訪者証のようなものを用意しておく必要がなく、来訪者証を手渡すための受付担当者も必要としない。
【0083】
以下に、待ち合わせシステム1が採用可能な他の例について説明する。待ち合わせシステム1は、可能であれば、以下に示す複数の例を組み合わせて採用しても良い。
【0084】
上述した例では、携帯端末400Aへの予約情報I7の送信及び携帯端末400Bへの予約情報I8の送信は、待ち合わせの日時の前に行われれば良い。但し、当該送信は、待ち合わせの前日に行われることが最も好ましい。
【0085】
図12は、事前予約登録装置300の動作例を示すフローチャートである。
図12は、事前予約登録装置300が予約情報の検索機能を備える例を示す。
【0086】
事前予約登録装置300では、予約情報の検索画面を表示するか否かが判定される(S1001)。入力装置301に対して特定の操作が行われることにより、S1001でYesと判定される。S1001でYesと判定されると、表示制御部304は、予約情報の検索画面を表示器302に表示する(S1002)。S1002で表示器302に予約情報の検索画面が表示されると、利用者は、入力装置301を操作することにより、当該検索画面から予約情報の検索条件を入力することができる。
【0087】
S1002で表示器302に検索画面が表示されると、検索を行うか否かが判定される(S1003)。例えば、検索画面に表示された検索ボタンが押されることにより、S1003でYesと判定される。S1003でYesと判定されると、送信部305は、検索画面から入力された検索条件を含む検索要請を待ち合わせ情報処理装置100に送信する(S1004)。
【0088】
当該検索要請を受信した待ち合わせ情報処理装置100では、検索条件に基づく検索が行われる。そして、送信部105は、その検索結果を検索要請の応答として事前予約登録装置300に送信する。
【0089】
S1004で検索要請が送信されると、当該検索要請の応答として、待ち合わせ情報処理装置100から検索結果を受信したか否かが判定される(S1005)。受信部306が待ち合わせ情報処理装置100から検索結果を受信すると、S1005でYesと判定される。S1005でYesと判定されると、表示制御部304は、受信した検索結果を表示器302に表示する(S1006)。
【0090】
図13は、待ち合わせシステム1の他の例を示す図である。
図14は、
図13に示す待ち合わせシステム1の機能を説明するための図である。
図13及び
図14に示す例は、待ち合わせシステム1が来訪者受付装置600、及び読取装置700を更に備える点で、
図1及び
図2に示す例と相違する。
【0091】
来訪者受付装置600は、待ち合わせの当日に来訪者が情報を入力するための装置である。
図13及び
図14に示す例では、来訪者受付装置600は、入力装置601、表示器602、表示制御部603、送信部604、及び受信部605を備える。
【0092】
読取装置700は、携帯端末400と通信する機能を有する。例えば、読取装置700は、待ち合わせ場所に設置される。かかる場合、読取装置700は、待ち合わせ場所に存在する携帯端末400と通信する。読取装置700は、待ち合わせ場所に存在しない携帯端末400とは通信しない。
図13及び
図14に示す例では、読取装置700は、判定部701、送信部702、及び受信部703を備える。
【0093】
以下の説明では、利用者Aがいる建物に利用者Bが来訪者として訪れるものとする。かかる場合、来訪者受付装置600及び読取装置700は、当該建物のロビーに設置される。即ち、当該建物のロビーが待ち合わせ場所である。
【0094】
図13及び
図14に示す例においても、
図3から
図6に示す各動作が行われる。これにより、記憶部101に予約情報I4が記憶される。
【0095】
また、
図13及び
図14に示す例では、来訪者受付装置600に来訪予約が事前に登録される。
図15は、来訪者受付装置600の動作例を示すフローチャートである。例えば、待ち合わせ情報処理装置100において予約情報I4が新規に登録されると、当該予約情報I4が待ち合わせ情報処理装置100から来訪者受付装置600に送信される。来訪者受付装置600では、待ち合わせ情報処理装置100から受信した予約情報I4が来訪予約として登録されても良い(S1101のYes)。
【0096】
来訪者受付装置600において来訪予約が新規に登録されると、送信部604は、来訪者の携帯端末400に、来館時に使用するための二次元コードを送信する(S1102)。本例では、利用者Bの携帯端末400Bに二次元バーコードが送信される。送信部604は、S1102において、二次元コードの代わりに入館番号等を送信しても良い。なお、二次元バーコード等の送信は、来訪者受付装置600を用いることなく、利用者Aから利用者Bに対して行われても良い。
【0097】
次に、待ち合わせの当日に行われる動作について説明する。待ち合わせの当日、来訪者、即ち利用者Bは、待ち合わせの場所に行き、来訪者受付装置600を操作する。なお、利用者Aは、携帯端末400Aの待ち合わせアプリを予め有効にしておく。また、利用者Bも、携帯端末400Bの待ち合わせアプリを有効にしておく。
【0098】
図16は、来訪者受付装置600の動作例を示すフローチャートである。来訪者受付装置600には、多数の来訪予約が登録されている。来訪者受付装置600では、特定の来訪予約が選択されたか否かが判定される(S1201)。例えば、利用者Bは、表示器602を見ながら入力装置601を操作することにより、利用者Aが登録した来訪予約を選択する。これにより、S1201でYesと判定される。なお、来訪者受付装置600に自分の来訪予約が登録されていなければ、利用者Bは、利用者Aに対して、来訪予約の登録を依頼する。
【0099】
S1201でYesと判定されると、来館操作が行われたか否かが判定される(S1202)。例えば、利用者Bは、事前に送信されてきた二次元コードを入力することにより、来館操作を行う。来館操作が行われることにより、S1202でYesと判定される。
【0100】
S1202でYesと判定されると、入力に誤りがあるか否かが判定される(S1203)。例えば、入力された二次元コードが事前に送信された二次元コードに一致しなければ、S1203でYesと判定される。入力された入館番号が事前に送信された入館番号に一致しなければ、S1203でYesと判定される。S1203でYesと判定されると、利用者Bは利用者Aへの問い合わせが必要になる。
【0101】
入力された二次元コードが事前に送信された二次元コードに一致すれば、S1203でNoと判定される。S1203でNoと判定されると、表示制御部603は、S1201で選択された来訪予約の内容を表示器602に表示する(S1204)。
【0102】
来訪予約が表示器602に表示されると、確認操作が行われたか否かが判定される(S1205)。例えば、利用者Bは、表示器602に表示された内容に間違いがないことを確認する。利用者Bは、間違いがないことを確認すると、入力装置601に対して特定の操作を行う。これにより、S1205でYesと判定される。S1205でYesと判定されることにより、入館受付が完了する(S1206)。
【0103】
入館受付が完了すると、送信部604は、来訪者の受付が完了したことを示す情報を待ち合わせ情報処理装置100に送信する(S1207)。以下においては、当該情報を受付完了情報ともいう。
【0104】
図17は、待ち合わせ情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。待ち合わせ情報処理装置100では、来訪者受付装置600から受付完了情報を受信したか否かが判定される(S1301)。受信部106が受付完了情報を受信すると、S1301でYesと判定される。
【0105】
S1301でYesと判定されると、選択部104は、記憶部101に記憶された予約情報の中から、受信した受付完了情報に対応する予約情報を選択する(S1302)。
図13及び
図14に示す例では、
図7に示す動作の代わりに
図17に示す動作が行われる。即ち、S1302に示す処理は
図7のS503に示す処理に対応する。本例において、S1302で選択された予約情報は、予約情報I5である。送信部105は、S1302で選択部104によって選択された予約情報I5をアプリ情報処理装置200に送信する(S1303)。
【0106】
アプリ情報処理装置200では、
図8のS601からS605に示す動作と同様の動作が行われる。また、S604でYesと判定されると、
図9のS703に示す動作と同様の動作が行われる。即ち、S604でYesと判定されると、S601で受信した予約情報I5に基づいて、送信用の予約情報I7及び予約情報I8が生成される。表3は、予約情報I7及び予約情報I8の例を示す。表3に示す例では、予約情報I7及び予約情報I8のそれぞれに、表2に示す情報に加えて、システムID及び通信プロトコルIDが更に含まれる。
【0107】
【0108】
送信部206は、生成された予約情報I7及び予約情報I8を対象の携帯端末400に送信する。例えば、送信部206は、予約情報I5に含まれる予約者Aの携帯端末400Aに予約情報I7を送信する。送信部206は、予約情報I5に含まれる待ち合わせ相手Bの携帯端末400Bに予約情報I8を送信する。
【0109】
図18は、携帯端末400の動作例を示すフローチャートである。携帯端末400では、アプリ情報処理装置200から予約情報を受信したか否かが判定される(S1401)。例えば、携帯端末400Aでは、受信部408Aが予約情報I7を受信することにより、S1401でYesと判定される。S1401でYesと判定されると、送信部407Aは、受信した予約情報I7に基づく識別情報を読取装置700に送信する(S1402)。
【0110】
同様に、携帯端末400Bでは、受信部408Bが予約情報I8を受信することにより、S1401でYesと判定される。S1401でYesと判定されると、送信部407Bは、受信した予約情報I8に基づく識別情報を読取装置700に送信する(S1402)。表4は、識別情報の例を示す。
【0111】
【0112】
表4に示す例では、送信部407Aが送信する識別情報には、予約情報I7に含まれる認証ID、即ち第1認証情報が含まれる。送信部407Bが送信する識別情報には、予約情報I8に含まれる認証ID、即ち第2認証情報が含まれる。
【0113】
図19は、読取装置700の動作例を示すフローチャートである。読取装置700では、携帯端末400から識別情報を受信したか否かが判定される(S1501)。例えば、受信部703が携帯端末400Aから識別情報を受信すると、S1501でYesと判定される。受信部703が携帯端末400Bから識別情報を受信すると、S1501でYesと判定される。
【0114】
S1501でYesと判定されると、判定部701は、受信した識別情報が読取装置700に登録済みであるか否かを判定する(S1502)。読取装置700には、待ち合わせを行う人に対する認証IDが予め登録されている。例えば、読取装置700には、携帯端末400Aからの識別情報に含まれる認証IDと携帯端末400Bからの識別情報に含まれる認証IDとが記憶されている。このため、判定部701は、携帯端末400Aからの識別情報を受信することにより、S1502でYesと判定する。判定部701は、携帯端末400Bからの識別情報を受信することにより、S1502でYesと判定する。
【0115】
S1502でYesと判定されると、送信部702は、識別情報を送信してきた携帯端末400に対し、通信指令を送信する(S1503)。例えば、送信部702は、携帯端末400Aからの識別情報を受信することによってS1502でYesと判定されると、携帯端末400Aに対して通信指令を送信する。送信部702は、携帯端末400Bからの識別情報を受信することによってS1502でYesと判定されると、携帯端末400Bに対して通信指令を送信する。
【0116】
通信指令は、携帯端末400Aと携帯端末400Bとの通信を可能にするための指令である。携帯端末400において当該通信指令を受信することは、
図11のS901においてYesと判定されることに相当する。このため、携帯端末400では、読取装置700から通信指令を受信すると、S902からS912に示す処理が行われる。なお、携帯端末400AにおいてS901でYesと判定されると、S902で送信部407Aから識別情報が送信される。しかし、携帯端末400BにおいてS901でYesと判定されなければ携帯端末400Bから識別情報は返送されないため、携帯端末400AにおいてS903でYesとは判定されない。即ち、携帯端末400Aと携帯端末400Bとの通信は、読取装置700が携帯端末400Aから識別情報を受信し且つ携帯端末400Bから識別情報を受信することにより可能になる。
【0117】
図13及び
図14に示す例であれば、例えば、携帯端末400Aと携帯端末400Bとの通信を、読取装置700が設置されている場所に限定することができる。また、
図13及び
図14に示す例であれば、来訪者受付装置600に対して来館操作が行われるまで、携帯端末400に予約情報を保存しておく必要がない。
【0118】
図20は、待ち合わせ情報処理装置100のハードウェア資源の例を示す図である。待ち合わせ情報処理装置100は、ハードウェア資源として、プロセッサ11とメモリ12とを含む処理回路10を備える。処理回路10に複数のプロセッサ11が含まれても良い。処理回路10に複数のメモリ12が含まれても良い。
【0119】
本実施の形態において、符号101~106に示す各部は、待ち合わせ情報処理装置100が有する機能を示す。記憶部101の機能は、メモリ12によって実現される。符号102~106に示す各部の機能は、プログラムとして記述されたソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現できる。当該プログラムは、メモリ12に記憶される。待ち合わせ情報処理装置100は、メモリ12に記憶されたプログラムをプロセッサ11(コンピュータ)によって実行することにより、符号102~106に示す各部の機能を実現する。
【0120】
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、或いはDSPともいわれる。メモリ12として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、及びEEPROM等が含まれる。
【0121】
図21は、待ち合わせ情報処理装置100のハードウェア資源の他の例を示す図である。
図21に示す例では、待ち合わせ情報処理装置100は、プロセッサ11、メモリ12、及び専用ハードウェア13を含む処理回路10を備える。
図21は、待ち合わせ情報処理装置100が有する機能の一部を専用ハードウェア13によって実現する例を示す。待ち合わせ情報処理装置100が有する機能の全部を専用ハードウェア13によって実現しても良い。専用ハードウェア13として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
【0122】
アプリ情報処理装置200、事前予約登録装置300、携帯端末400、来訪者受付装置600、及び読取装置700のそれぞれの機器のハードウェア資源は、
図20或いは
図21に示す例と同様である。当該各機器は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。当該各機器は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサ(コンピュータ)によって実行することにより、各部の機能を実現する。なお、記憶部201の機能は、アプリ情報処理装置200が備えるメモリによって実現される。記憶部401の機能は、携帯端末400が備えるメモリによって実現される。当該各機器は、ハードウェア資源として、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備えても良い。当該各機器については、機器が有する機能の一部或いは全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
【0123】
以下に、本開示に含まれ得る態様の例について、付記として明記する。
【0124】
[付記1]
予約情報を記憶する情報処理装置と、
第1携帯端末と、
を備え、
前記予約情報に、前記第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれ、
前記情報処理装置は、前記予約情報に基づいて、第1認証情報及び第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信し、
前記第1携帯端末は、
報知器と、
前記第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、
前記第1識別情報の応答として、前記第2認証情報を含む第2識別情報を前記第2携帯端末から受信する受信部と、
前記受信部が前記第2携帯端末から前記第2識別情報を受信すると、前記報知器から報知を行う報知制御部と、
を備えた待ち合わせシステム。
[付記2]
前記第1携帯端末は、前記第2携帯端末までの距離を計測する計測部を更に備え、
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離に応じて、前記報知器から行われる報知の方法を変更する付記1に記載の待ち合わせシステム。
[付記3]
前記第1携帯端末は、前記第2携帯端末までの距離及び前記第2携帯端末が存在する方向を計測する計測部を更に備え、
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離及び方向に応じて、前記報知器から行われる報知の方法を変更する付記1に記載の待ち合わせシステム。
[付記4]
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離が基準距離より短くなると、前記報知器からの報知を終了する付記2又は付記3に記載の待ち合わせシステム。
[付記5]
前記第1携帯端末は、前記計測部によって計測された距離が基準距離より短くなると、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を破棄する情報管理部を更に備えた付記2から付記4の何れか一つに記載の待ち合わせシステム。
[付記6]
前記情報処理装置は、前記日時の前に、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信する付記1から付記5の何れか一つに記載の待ち合わせシステム。
【符号の説明】
【0125】
1 待ち合わせシステム、 2 通信網、 10 処理回路、 11 プロセッサ、 12 メモリ、 13 専用ハードウェア、 100 待ち合わせ情報処理装置、 101 記憶部、 102 記録部、 103 判定部、 104 選択部、 105 送信部、 106 受信部、 200 アプリ情報処理装置、 201 記憶部、 202 記録部、 203 識別部、 204 判定部、 205 選択部、 206 送信部、 207 受信部、 300 事前予約登録装置、 301 入力装置、 302 表示器、 303 情報処理部、 304 表示制御部、 305 送信部、 306 受信部、 400 携帯端末、 401 記憶部、 402 記録部、 403 判定部、 404 計測部、 405 報知制御部、 406 情報管理部、 407 送信部、 408 受信部、 410 報知器、 600 来訪者受付装置、 601 入力装置、 602 表示器、 603 表示制御部、 604 送信部、 605 受信部、 700 読取装置、 701 判定部、 702 送信部、 703 受信部
【手続補正書】
【提出日】2023-03-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予約情報を記憶する情報処理装置と、
第1携帯端末と、
を備え、
前記予約情報に、前記第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれ、
前記情報処理装置は、前記予約情報に基づいて、第1認証情報及び待ち合わせ相手の第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、待ち合わせ相手の前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信し、
前記第1携帯端末は、
報知器と、
前記第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、
前記第1識別情報の応答として、前記第2認証情報を含む第2識別情報を前記第2携帯端末から受信する受信部と、
前記受信部が前記第2携帯端末から前記第2識別情報を受信すると、前記報知器から報知を行う報知制御部と、
前記第2携帯端末までの距離を計測する計測部と、
を備え、
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離に応じて、前記報知器から行われる報知の方法を変更する待ち合わせシステム。
【請求項2】
予約情報を記憶する情報処理装置と、
第1携帯端末と、
を備え、
前記予約情報に、前記第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれ、
前記情報処理装置は、前記予約情報に基づいて、第1認証情報及び待ち合わせ相手の第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、待ち合わせ相手の前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信し、
前記第1携帯端末は、
報知器と、
前記第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、
前記第1識別情報の応答として、前記第2認証情報を含む第2識別情報を前記第2携帯端末から受信する受信部と、
前記受信部が前記第2携帯端末から前記第2識別情報を受信すると、前記報知器から報知を行う報知制御部と、
前記第2携帯端末までの距離及び前記第2携帯端末が存在する方向を計測する計測部と、
を備え、
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離及び方向に応じて、前記報知器から行われる報知の方法を変更する待ち合わせシステム。
【請求項3】
前記報知制御部は、前記計測部によって計測された距離が基準距離より短くなると、前記報知器からの報知を終了する請求項1又は請求項2に記載の待ち合わせシステム。
【請求項4】
前記第1携帯端末は、前記計測部によって計測された距離が基準距離より短くなると、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を破棄する情報管理部を更に備えた請求項1又は請求項2に記載の待ち合わせシステム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、前記日時の前に、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第1携帯端末に送信し、前記第1認証情報及び前記第2認証情報を前記第2携帯端末に送信する請求項1又は請求項2に記載の待ち合わせシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本開示に係る待ち合わせシステムは、予約情報を記憶する情報処理装置と、第1携帯端末と、を備える。予約情報に、第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれる。情報処理装置は、予約情報に基づいて、第1認証情報及び待ち合わせ相手の第2認証情報を第1携帯端末に送信し、待ち合わせ相手の第1認証情報及び第2認証情報を第2携帯端末に送信する。第1携帯端末は、報知器と、第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、第1識別情報の応答として、第2認証情報を含む第2識別情報を第2携帯端末から受信する受信部と、受信部が第2携帯端末から第2識別情報を受信すると、報知器から報知を行う報知制御部と、第2携帯端末までの距離を計測する計測部と、を備える。報知制御部は、計測部によって計測された距離に応じて、報知器から行われる報知の方法を変更する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本開示に係る待ち合わせシステムは、予約情報を記憶する情報処理装置と、第1携帯端末と、を備える。予約情報に、第1携帯端末を特定するための第1特定情報、第2携帯端末を特定するための第2特定情報、及び待ち合わせの日時を示す情報が含まれる。情報処理装置は、予約情報に基づいて、第1認証情報及び待ち合わせ相手の第2認証情報を第1携帯端末に送信し、待ち合わせ相手の第1認証情報及び第2認証情報を第2携帯端末に送信する。第1携帯端末は、報知器と、第1認証情報を含む第1識別情報を送信する送信部と、第1識別情報の応答として、第2認証情報を含む第2識別情報を第2携帯端末から受信する受信部と、受信部が第2携帯端末から第2識別情報を受信すると、報知器から報知を行う報知制御部と、第2携帯端末までの距離及び第2携帯端末が存在する方向を計測する計測部と、を備える。報知制御部は、計測部によって計測された距離及び方向に応じて、報知器から行われる報知の方法を変更する。