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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171854
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】ドラム式洗濯機
(51)【国際特許分類】
   D06F 39/12 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
D06F39/12 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023089112
(22)【出願日】2023-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】弁理士法人あーく事務所
(72)【発明者】
【氏名】井口 望
【テーマコード(参考)】
3B165
【Fターム(参考)】
3B165AA01
3B165AE01
3B165AE02
3B165BA12
3B165BA82
3B165CA01
3B165CA11
3B165GH03
(57)【要約】
【課題】操作パネルのパネル表面に前面ガラス板を有し、その前面ガラス板の端面を確実に保護することのできるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯機1は、表面に前面ガラス板31が配置された操作パネル30を有する操作パネル30は、前面ガラス板31の端面のうち上端部および両側端部の3辺を枠部材35にて覆うことによって保護しており、前面ガラス板31の下端部は、枠部材35の下端よりもさらに下方に突出した突出部311となっており、突出部311は洗濯機本体10の前面カバー部材11の背面側に嵌め込まれて保護されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に前面ガラス板が配置された操作パネルを有するドラム式洗濯機であって、
前記操作パネルは、前記前面ガラス板の端面のうち上端部および両側端部の3辺を枠部材にて覆うことによって保護しており、
前記前面ガラス板の下端部は、前記枠部材の下端よりもさらに下方に突出した突出部となっており、前記突出部は洗濯機本体の前面カバー部材の背面側に嵌め込まれて保護されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項2】
請求項1に記載のドラム式洗濯機であって、
前記枠部材は、前記洗濯機本体における他の筐体部材と共に、前記洗濯機本体の天面および側面の一部を構成していることを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項3】
請求項2に記載のドラム式洗濯機であって、
前記枠部材は、前記筐体部材との当接辺において前記筐体部材側に突出した差込リブを有しており、
前記差込リブが、前記筐体部材の内面側に差し込まれることを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項4】
請求項1から3の何れか1項に記載のドラム式洗濯機であって、
前記操作パネルは、前記前面ガラス板の背面側に配置される支持部材を有しており、
前記支持部材は、前面ガラス板の下端部よりもさらに下方に突出した突出リブを有していることを特徴とするドラム式洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面に前面ガラス板が配置された操作パネルを有するドラム式洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、洗濯機の操作パネルでは、液晶パネル等の表示部によってディスプレイ表示を行うことが一般的となっている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-115296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液晶パネルにはパネル表面に透明板を被せてパネルを保護することが多く、洗濯機の操作パネルでは、筐体における操作パネルの設置箇所に凹部を設け、その凹部に透明板を嵌め込むことが一般的な構造である。しかしながら、この構造では、透明板の端部が十分に保護できず、透明板の材質に制限が生じる。例えば、透明板として、ガラス端面の保護が必要な強化ガラスが使用できない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、操作パネルのパネル表面に前面ガラス板を有し、その前面ガラス板の端面を確実に保護することのできるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、表面に前面ガラス板が配置された操作パネルを有するドラム式洗濯機であって、前記操作パネルは、前記前面ガラス板の端面のうち上端部および両側端部の3辺を枠部材にて覆うことによって保護しており、前記前面ガラス板の下端部は、前記枠部材の下端よりもさらに下方に突出した突出部となっており、前記突出部は洗濯機本体の前面カバー部材の背面側に嵌め込まれて保護されていることを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、操作パネルにおける前面ガラス板の端面を、枠部材および前面カバー部材によって全周に渡って保護することができ、前面ガラス板の端面を確実に保護することができる。
【0008】
また、上記ドラム式洗濯機では、前記枠部材は、前記洗濯機本体における他の筐体部材と共に、前記洗濯機本体の天面および側面の一部を構成している構成とすることができる。
【0009】
また、上記ドラム式洗濯機では、前記枠部材は、前記筐体部材との当接辺において前記筐体部材側に突出した差込リブを有しており、前記差込リブが、前記筐体部材の内面側に差し込まれる構成とすることができる。
【0010】
上記の構成によれば、枠部材は、それ単体では細長く変形しやすい部品であるが、比較的強度の強い筐体部材の当接辺に対して、差込リブを筐体部材の内面側に差し込むことで変形を矯正することができる。これにより、洗濯機本体の筐体外面において部品間の境界部分での段差の少ない外観を作ることができる
また、上記ドラム式洗濯機では、前記操作パネルは、前記前面ガラス板の背面側に配置される支持部材を有しており、前記支持部材は、前面ガラス板の下端部よりもさらに下方に突出した突出リブを有している構成とすることができる。
【0011】
上記の構成によれば、ドラム式洗濯機への組み付け前の操作パネルにおいても、突出リブがあることで、操作パネルの下端部に物が接触した場合でも、前面ガラス板よりも突出リブに先当たりする。その結果、前面ガラス板の下端部に物が接触することが防止でき、前面ガラス板の破損を防止できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のドラム式洗濯機は、操作パネルにおける前面ガラス板の端面を、枠部材および前面カバー部材によって全周に渡って保護することができ、前面ガラス板の端面を確実に保護することができる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態を示すものであり、ドラム式洗濯機の外観を示す斜視図である。
図2】洗濯機本体から操作パネルおよび上部カバー部材を外した状態を示す分解斜視図である。
図3】操作パネルの斜視図である。
図4】操作パネルの分解斜視図である。
図5】ドラム式洗濯機における操作パネル付近の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1に係るドラム式洗濯機1の外観を示す斜視図である。尚、本願では、洗濯と乾燥とを行うことができるドラム式洗濯乾燥機と、乾燥を行わず洗濯のみを行うドラム式洗濯機とを総称して、ドラム式洗濯機1と呼んでいる。
【0015】
ドラム式洗濯機1は、大略的には、洗濯機本体10、ドア20および操作パネル30により構成されており、洗濯機本体10はその前面に洗濯物投入口を有している。ドア20は、洗濯機本体10に対してヒンジを介して回動自在に軸支されており、洗濯機本体10の前面において洗濯物投入口を開閉するように設けられている。ドラム式洗濯機1において、ドア20は、洗濯物投入口の形状に合わせて前方視で丸型のドアとされている。尚、洗濯機本体10の前面は、下部が鉛直面10a、上部が後方側に傾斜した傾斜面10bとなっており、ドア20は鉛直面10aおよび傾斜面10bの両方に掛かるように配置されている。これにより、ドア20の前面も鉛直面および傾斜面の両方を含む形状となっている。
【0016】
操作パネル30は、洗濯機本体10の一部として設けられており、洗濯機本体10の前面上部、すなわち傾斜面10bにおいてドア20の上方に設けられている。これにより、操作パネル30は、ユーザが上方から見下ろしたときに見やすくなり、視認性および操作性が高いものとなっている。
【0017】
洗濯機本体10は、筐体の一部として、前面カバー部材11および上部カバー部材12を有しており、操作パネル30は、洗濯機本体10に対し、上部カバー部材12を外した状態での取り付けおよび取り外しが可能となっている。図2は、洗濯機本体10から操作パネル30および上部カバー部材12を外した状態を示す分解斜視図である。尚、図2において、洗濯機本体10の内部構造(洗濯槽等)については図示を省略している。
【0018】
洗濯機本体10に対する操作パネル30の取り付けは、前面カバー部材11の上方に操作パネル30の下端部を差し込み、その後、上部カバー部材12を取り付けることによって行える。洗濯機本体10に対する操作パネル30の取り外しは、逆の手順によって行える。このとき、操作パネル30の挿脱方向は傾斜面10bの傾斜方向と平行であるとする。これにより、洗濯機本体10において上部カバー部材12が外されていない状態では、上部カバー部材12が干渉して操作パネル30の取り外しができないようになっている。
【0019】
この構造では、洗濯機本体10の天面において上部カバー部材12を操作パネル30に対して隙間なく取り付けることが容易となり、洗濯機本体10の天面に水が入りやすくなるような隙間が生じることを防止できる。また、操作パネル30は、上部カバー部材12を外した状態で洗濯機本体10の内部フレーム部材に対してネジ止めによって固定されるが、操作パネル30を固定するネジは、上部カバー部材12によって目隠しできる。
【0020】
図3は、操作パネル30の斜視図である。図4は、操作パネル30の分解斜視図である。図3および図4に示すように、操作パネル30は、大略的に、前面ガラス板31、支持部材32、パネル回路部33、基板ケース部材34および枠部材35によって構成されている。
【0021】
前面ガラス板31は、操作パネル30の表面に配置されるものであり、強度が高く、かつ耐薬性にも優れた強化ガラスが使用される。支持部材32は、前面ガラス板31の背面側に配置される樹脂部材であり、開口321が形成されている。尚、前面ガラス板31は、支持部材32に対して両面テープ等で貼付されることにより、仮止めされていてもよい。
【0022】
パネル回路部33は、タッチパネルと該タッチパネルを駆動するための操作表示回路基板とが一体的に組み合わされたものであり、有底枠状の基板ケース部材34内に嵌め込んで固定される。基板ケース部材34は、支持部材32の背面側にビス止めによって固定する構成とすることができる。このため、基板ケース部材34は、その外周に沿って複数の突起部を有しており、該突起部にビス穴が形成されている。尚、操作パネル30において基板ケース部材34の使用は必須ではなく、パネル回路部33の操作表示回路基板にビス穴を設け、パネル回路部33を支持部材32に直接ビス止めする構成であってもよい。また、パネル回路部33の周囲において、基板ケース部材34と支持部材32との間にシール部材(パッキング)を配置することで、パネル回路部33に対する防水構造を得ることができる。
【0023】
パネル回路部33のタッチパネルは、支持部材32の開口321内に嵌め込まれ、前面ガラス板31に対向する。このような構成によって、タッチパネルを前面ガラス板31によって保護でき、タッチパネルを前面ガラス板31に近接配置することも可能となる。また、パネル回路部33では、前面ガラス板31を介しての操作が行えるように静電容量方式のタッチパネルが用いられる。
【0024】
枠部材35は、前面ガラス板31および支持部材32の周囲3辺(上辺、左辺および右辺)を囲むように配置される部材である。枠部材35は、互いに重ね合された前面ガラス板31および支持部材32に対し、上から差し込むようにして取り付けることができる。これにより、枠部材35は、前面ガラス板31および支持部材32の外周(下辺を除く3辺)を挟み込むようにして、前面ガラス板31を支持部材32に対して保持することができる。
【0025】
操作パネル30は、このように、前面ガラス板31を支持部材32に重ねて、周囲を枠部材35で保持する構造により、操作表示面の大画面化(前面ガラス板31の大面積化)が容易となる。また、前面ガラス板31は、その周縁部が枠部材35と支持部材32とによって機械的に挟み込まれるため、前面ガラス板31の支持部材32からの剥がれが確実に防止できる。
【0026】
操作パネル30では、前面ガラス板31において強化ガラスが使用されているため、前面ガラス板31の端面に衝撃等が加わると破損する恐れがある。このため、操作パネル30は、前面ガラス板31の端面を保護しつつ、前面ガラス板31を保持できる構造とされている。以下、操作パネル30における前面ガラス板31の保持構造について説明する。
【0027】
図5は、ドラム式洗濯機1における操作パネル30付近の縦断面図である。図5に示すように、前面ガラス板31の上端部では、枠部材35が前面ガラス板31の表面を覆っており、これによって前面ガラス板31の端面が露出せずに保護されている。また、前面ガラス板31の両側端部も同様の構造によって保護されている。
【0028】
一方、前面ガラス板31の下端部は、枠部材35によっては保護されない。図3に示すように、操作パネル30において、前面ガラス板31の下端部は、枠部材35の下端よりもさらに下方に突出した突出部311となっている。操作パネル30がドラム式洗濯機1に組み付けられたとき、突出部311は前面カバー部材11の背面側に嵌め込まれるようになっている。すなわち、図5に示すように、前面ガラス板31の下端部では、前面カバー部材11が前面ガラス板31の表面を覆うことになり、これによって前面ガラス板31の端面が露出せずに保護される。尚、前面ガラス板31と前面カバー部材11との間の隙間から水が内部に侵入した場合、その水は前面カバー部材11の内面に沿って排水され、操作パネル30の内部(パネル回路部33等)には侵入しないようになっている。
【0029】
以上のように、操作パネル30では、前面ガラス板31の上端部および両側端部においてガラス端面が枠部材35によって保護され、下端部においてガラス端面が前面カバー部材11によって保護される。枠部材35および前面カバー部材11は樹脂部材であり、表面に比べて強度の低い前面ガラス板31の端面を、全周、樹脂部材で保護することができる。
【0030】
また、操作パネル30は、前面カバー部材11に差し込むことで、前面ガラス板31の端面の保護だけでなく、前面ガラス板31の保持ができる。このため、熱変形や組立不良による、前面ガラス板31の脱落や、浮き上がり、隙間のバラツキを予防できる。すなわち、前面カバー部材11は、前面ガラス板31の下端部を十分なマージンにて覆うことができるため、部品公差や組立時のずれなどで前面ガラス板31の下端部が露出することを防止できる。
【0031】
また、枠部材35は、前面ガラス板31に対して、全周囲ではなく3方だけを囲うものであるため、枠部材35の取り付けが容易であり、操作パネル30の組立ても容易となる。また、ドラム式洗濯機1の前面では、前面ガラス板31の下方において枠部材35が存在しないため、部材間の境界線を少なくすることができ、デザイン性も向上する。例えば、枠部材35が前面ガラス板31の全周囲を囲うような形状とすると、前面ガラス板31の下方において、前面ガラス板31と枠部材35との境界線、および枠部材35と前面カバー部材11との境界線の2本の境界線が存在する。これに対して、枠部材35が前面ガラス板31の下方を囲わない構造とすることで、前面ガラス板31の下方において、前面ガラス板31と前面カバー部材11との境界線の1本の境界線のみとすることができる。
【0032】
〔実施の形態2〕
上述したように、枠部材35は、前面ガラス板31および支持部材32の周囲3辺を囲むように配置されることで、前面ガラス板31の端面を保護することができる。但し、枠部材35の幅寸法(ドラム式洗濯機1の奥行き方向の寸法)は、前面ガラス板31および支持部材32の周囲を囲うのに必要な長さよりも大きくされている。その結果、枠部材35は、上部カバー部材12や前面カバー部材11と共に、洗濯機本体10における天面および側面の一部を構成するものとなっている(図1参照)。
【0033】
枠部材35は、細長く変形しやすい部品であるため、洗濯機本体10の筐体外面において隣接する他の筐体部材(前面カバー部材11および上部カバー部材12)との境界部分で面が一致しない不良が懸念される。
【0034】
これに対し、枠部材35は、筐体部材に当接する辺において、筐体部材側に突出した差込リブを有する構成とすることができる。これにより、枠部材35は、比較的強度の強い筐体部材の当接辺に対して、差込リブを筐体部材の内面側に差し込むことで変形を矯正することができ、ドラム式洗濯機1の筐体外面において境界部分での段差の少ない外観を作ることができる。本実施形態では、枠部材35の左右両辺の下端部に差込リブが設けられており、差込リブは、操作パネル30の挿脱方向に沿って下方に延びている。また、前面カバー部材11の左右両側の上端には、差込リブと係合する穴部が設けられる。これにより、操作パネル30を前面カバー部材11の上方に位置合わせして固定することができる。
【0035】
〔実施の形態3〕
上述したように、操作パネル30における枠部材35は、前面ガラス板31に対して上端部および両側端部の周囲3辺を保護しているが、下端部については保護していない。このため、ドラム式洗濯機1への組み付け前の操作パネル30では、操作パネル30の取り扱い中(操作パネル30のみでの輸送中など)に前面ガラス板31の下端部に他の物が接触するなどして衝撃が加わると、前面ガラス板31の破損の恐れがある。
【0036】
これに対して、操作パネル30では、支持部材32の下端部において、前面ガラス板31の下端部よりも下方に突出した突出リブ322(図3~5参照)を設ける構成とすることができる。これにより、ドラム式洗濯機1への組み付け前の操作パネル30においても、突出リブ322があることで、操作パネル30の下端部に物が接触した場合でも、前面ガラス板31よりも突出リブ322に先当たりする。その結果、前面ガラス板31の下端部に物が接触することが防止でき、前面ガラス板31の破損を防止できる。尚、図3,4では、突出リブ322を1枚の板状のリブとして例示しているが、突出リブ322の形状は特に限定されるものではなく、例えば、複数の棒突起状のリブとして形成されていてもよい。
【0037】
また、前面カバー部材11には突出リブ322と対応する位置に穴部が設けられており、は、操作パネル30がドラム式洗濯機1に組み付けられるとき(操作パネル30を前面カバー部材11に嵌め込むとき)には、突出リブ322を前面カバー部材11の上記穴部に嵌合させることで、操作パネル30を前面カバー部材11に対して位置決め固定することができる。
【0038】
枠部材35に設けた差込リブと支持部材32に設けた突出リブ322とが、前面カバー部材11に設けた穴部にそれぞれ嵌め込まれることで、枠部材35と支持部材32とが前面カバー部材11によって位置合わせされる。これによって、支持部材32が前面ガラス板31から浮き上がることを防止できる。
【0039】
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0040】
1 ドラム式洗濯機
10 洗濯機本体
10a 鉛直面
10b 傾斜面
11 前面カバー部材(筐体部材)
12 上部カバー部材(筐体部材)
20 ドア
30 操作パネル
31 前面ガラス板
311 突出部
32 支持部材
321 開口
322 突出リブ
33 パネル回路部
34 基板ケース部材
35 枠部材
図1
図2
図3
図4
図5