(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171975
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】香炉皿および香炉皿用線香載置用具
(51)【国際特許分類】
A47G 33/00 20060101AFI20241205BHJP
A47G 35/00 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
A47G33/00 C
A47G35/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023089366
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】504260416
【氏名又は名称】精和電機産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105935
【弁理士】
【氏名又は名称】振角 正一
(72)【発明者】
【氏名】吉川 隆路
(57)【要約】
【課題】燃焼している線香を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる香炉皿、および香炉皿に好適な香炉皿用線香載置用具を提供する。
【解決手段】香炉皿において燃焼している線香を横置き状態で載置するのに用いる香炉皿用線香載置用具として、従来より多用されている網体の代わりに、限界酸素指数が26以上の耐炎繊維を絡めてシート形状でかつ香炉皿に収容可能な形状に成形され、上面で線香を支持する耐炎フェルト層と、耐炎フェルト層の下面をコーティングして耐炎繊維に対して目止め処理を施したコーティング層と、を有する線香載置シートが用いられている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
香炉皿において燃焼している線香を横置き状態で載置するのに用いる香炉皿用線香載置用具であって、
前記香炉皿に収容可能な線香載置シートを備え、
前記線香載置シートは、
限界酸素指数が26以上の耐炎繊維を絡めてシート形状でかつ前記香炉皿に収容可能な形状に成形され、上面で前記線香を支持する耐炎フェルト層と、
前記耐炎フェルト層の下面をコーティングして前記耐炎繊維に対して目止め処理を施したコーティング層と、
を有することを特徴とする、香炉皿用線香載置用具。
【請求項2】
請求項1に記載の香炉皿用線香載置用具であって、
前記耐炎フェルト層の上面のうち前記線香を支持する線香支持領域を露出させた状態で前記線香載置シートを保持するステンレス製のホルダをさらに備え、
前記ホルダは、前記線香載置シートを保持したまま前記香炉皿に収容可能となっている、香炉皿用線香載置用具。
【請求項3】
請求項2に記載の香炉皿用線香載置用具であって、
前記線香載置シートは、前記ホルダに対して着脱自在となっている、香炉皿用線香載置用具。
【請求項4】
請求項1に記載の香炉皿用線香載置用具であって、
前記香炉皿に収容された前記線香載置シートを前記香炉皿に係止する係止部材をさらに備える、香炉皿用線香載置用具。
【請求項5】
請求項1に記載の香炉皿用線香載置用具であって、
前記耐炎繊維は炭素繊維である、香炉皿用線香載置用具。
【請求項6】
上面が開口された有底筐体と、
限界酸素指数が26以上の耐炎繊維を絡めてシート形状でかつ前記有底筐体の内部に収容可能な形状に成形され、上面で線香を支持する耐炎フェルト層と、前記耐炎フェルト層の下面をコーティングして前記耐炎繊維に対して目止め処理を施したコーティング層と、を有する線香載置シートと、
前記耐炎フェルト層の上面を上方に向けるとともに前記線香載置シートを前記有底筐体の底面から浮かせた姿勢で、前記有底筐体の内部で前記線香載置シートを支持するシート支持部材と、を備えることを特徴とする、香炉皿。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、火を付けた線香を横に寝かせる様に置くための香炉皿(「線香皿」と称することもある)、ならびに香炉皿において当該線香を横置き状態で載置するのに用いる香炉皿用線香載置用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
香炉皿は、火を付けた線香を横置き状態で担持しながら、後で説明する
図1に示すように、香炉本体の内部に設置される。この香炉皿は、上面が開口された浅い皿形状の有底筐体と、有底筐体の内部に配置された網体とで構成されており、網体の上面に燃焼している線香が横置き状態で載置される。このように、従来技術では、網体が本発明の「香炉皿用線香載置用具」として機能しているが、網体に横置きされた線香の燃焼部が途中で消えて、当該線香の燃え残り(残存部)が網体にそのまま残っていることが多かった。そこで、例えば特許文献1に記載されているように、網体を数多くの孔を有する金属薄板と捉え、当該金属薄板上で線香の火が途中で消える原因を次のように考察している。すなわち、互いに隣接する孔を接続している接続辺部に、線香の燃焼部が直接に接触する際における熱伝達により、線香の燃焼部の熱が金属薄板により過度に奪われることが、上記原因として考察した。そして、当該考察に基づき、線香の燃焼部から金属薄板に伝達された熱は当該金属薄板の表面から放熱され、その熱量は総表面積比に比例することから、総表面積比が0.3~1.1となるように網体を構成し、線香の火が途中で消えるのを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明を用いたとしても、線香の燃焼部が網体の金属部分に接続し、当該接続箇所で線香の燃焼部の熱が奪われることを避けられず、必ずしも効果的であると言えなかった。
【0005】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、燃焼している線香を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる香炉皿、および香炉皿に好適な香炉皿用線香載置用具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の一態様は、香炉皿において燃焼している線香を横置き状態で載置するのに用いる香炉皿用線香載置用具であって、香炉皿に収容可能な線香載置シートを備え、線香載置シートは、限界酸素指数が26以上の耐炎繊維を絡めてシート形状でかつ香炉皿に収容可能な形状に成形され、上面で線香を支持する耐炎フェルト層と、耐炎フェルト層の下面をコーティングして耐炎繊維に対して目止め処理を施したコーティング層と、を有することを特徴としている。
【0007】
また、この発明の他の態様は、香炉皿であって、上面が開口された有底筐体と、限界酸素指数が26以上の耐炎繊維を絡めてシート形状でかつ有底筐体の内部に収容可能な形状に成形され、上面で線香を支持する耐炎フェルト層と、耐炎フェルト層の下面をコーティングして耐炎繊維に対して目止め処理を施したコーティング層と、を有する線香載置シートと、耐炎フェルト層の上面を上方に向けるとともに線香載置シートを有底筐体の底面から浮かせた姿勢で、有底筐体の内部で線香載置シートを支持するシート支持部材と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、燃焼している線香を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明に係る香炉皿用線香載置用具の第1実施形態である線香載置シートを装備する香炉皿を収容する香炉の一例を示す図である。
【
図3】
図1および
図2に示す香炉皿の使用例を示す斜視図である。
【
図4】
図2および
図3に示す線香載置シートを装備する香炉皿を用いることによる線香の燃焼実験の一例を写真である。
【
図5】本発明に係る香炉皿用線香載置用具の第2実施形態を示す図である。
【
図6】
図5に示す香炉皿用線香載置用具を装備した香炉皿の使用例を示す斜視図である。
【
図7】本発明に係る香炉皿用線香載置用具の第3実施形態を装備する香炉皿の分解組立斜視図である。
【
図8】
図7に示す香炉皿の使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明に係る香炉皿用線香載置用具の第1実施形態である線香載置シートを装備する香炉皿を収容する香炉の一例を示す図である。また、
図2は、
図1に示す香炉皿の分解組立斜視図である。また、
図3は、
図2に示す香炉皿の使用例を示す斜視図である。香炉100は、
図1に示すように、石製の香炉本体10の内部を刳り抜て形成された香炉皿置き場11を有している。そして、参拝者は点火した線香5を香炉皿1に載置した上で当該香炉皿1を香炉皿置き場11に設置する。従来技術では、香炉皿1は、上面が開口された浅い皿形状のステンレス製の有底筐体2と、有底筐体2の内部に配置されたステンレス製の網体3とで構成されていたが、上記課題に鑑み、本実施形態では、網体3上に載置される線香載置用具4をさらに備えている。すなわち、この香炉皿1が従来例と大きく相違しているのは、燃焼している線香5が網体3ではなく、線香載置用具4の上面に載置されるという点である。つまり、網体3は、線香載置用具4の上面を上方に向けるとともに線香載置用具4を有底筐体2の底面21から浮かせた姿勢で、有底筐体2の内部で線香載置用具4を支持するシート支持部材として機能している。一方、線香載置用具4は、網体3に代わって線香5を載置するための機能を担っている。
【0011】
第1実施形態に係る線香載置用具4は、線香載置シート41のみで構成されている。線香載置シート41は、限界酸素指数が26以上の耐炎繊維を絡めてシート形状でかつ香炉皿1に収容可能な形状に成形され、上面で線香5を支持する耐炎フェルト層411と、耐炎フェルト層411の下面をコーティングして耐炎繊維に対して目止め処理を施したコーティング層412と、を有している。ここで、限界酸素指数とは、繊維の防炎性能を示す指標値(LOI:Limiting oxygen index)であり、有炎燃焼し続けるのに必要な最低酸素濃度を意味している。つまり、限界酸素指数が高いほど燃え難く、限界酸素指数が26以上の繊維は難燃性を有し、耐炎繊維と称されている。ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリクラール、塩ビ系モダクリル、アセテート、フッ素系繊維、炭素繊維、ガラス繊維などが耐炎繊維に含まれるが、本実施形態では、限界酸素指数が約50の炭素繊維を本発明の「耐炎繊維」として用いている。
【0012】
また、耐炎フェルト層411では、耐炎繊維が絡み合ってシート形状に仕上げられており、耐炎繊維の間に隙間が生じている。そこで、線香載置シート41の下面に対してコーティング層412が設けられ、コーティング層412を構成するコーティング材料が線香載置シート41の下面側で耐炎繊維間に入り込んでいる。このため、コーティング層412が耐炎繊維間の隙間を塞いで耐炎繊維のホツレを防止して線香載置シート41の形状を安定化させる、いわゆる目止め処理が施されている。なお、本実施形態では、コーティング材料としてシリコンを使用しているが、それ以外の目止め用材料を用いてもよい。
【0013】
このように構成された香炉皿1に対して線香を寝かせてお供えする場合、
図3に示すように、火を付けた線香5は線香載置シート41の上面、つまり耐炎フェルト層411上に対して横置き状態で載置される。このとき、線香5の燃焼部51は耐炎フェルト層411の上面部位に存在する耐炎繊維に接触するが、その接触面積は網体3よりも狭い。しかも、接触した耐炎繊維が燃焼部51から奪う熱量は網体3よりも格段に小さく、線香5の火が消えることはなく、燃焼している線香5を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる。
【0014】
また、耐炎繊維と燃焼部51とが接触した部分の周囲に存在する酸素比率は20~21%程度であり、耐炎フェルト層411を燃焼させるために必要な限界酸素指数よりも低く、耐炎繊維が燃焼することはない。これらの点を確認するため、以下のような燃焼実験を行った。
【0015】
図4は、
図2および
図3に示す線香載置シートを装備する香炉皿を用いることによる線香の燃焼実験の一例を写真である。ここでは、同図に示すように、網体3の上面の一部に耐炎フェルト層411の上方に向けた姿勢で線香載置シート41を載置する一方で、それ以外を露出させている。そして、点火した線香5を2本ずつ、それぞれ線香載置シート41および網体3の露出部分に横置き状態で乗せた後、当該香炉皿1を香炉皿置き場11に設置した。そして、約38分経過した後で、当該香炉皿1から取り出し、撮影した。その撮影結果が
図4である。
図4には示していないが、香炉100内に収容された香炉皿1を外部から連続観察すると、香炉皿1の当初においては、いずれの線香5も燃えていたが、燃焼速度は線香載置シート41上の線香5の方が速かった。そして、3分程度経過した時点で網体3の露出部分に載置された線香5は消えてしまった。これに対し、線香載置シート41上の線香5は燃焼を継続し、着火から約38分経過した時点では
図4に示すように、当該香炉5は最後まで燃え、灰になっている。このように線香載置シート41を用いることで優れた燃焼性能が得られ、燃焼している線香を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる。
【0016】
さらに、耐炎フェルト層411のみで線香載置シート41を構成すると、燃焼部51と接触することにより耐炎繊維が部分的に変質してホツレが発生する可能性があるが、本実施形態ではコーティング層412による目止め効果によってホツレの発生を抑制することができる。このため、1枚の線香載置シート41上で数多くの線香5を燃焼させることができる。また、線香載置シート41が使用限界に達したとしても、使用済の線香載置シート41を網体3から取り外し、新たな線香載置シート41に交換可能となっている。
【0017】
ところで、上記第1実施形態では、線香載置用具4として機能する線香載置シート41を単独で網体3上に置いているため、風の影響などにより線香載置シート41が網体3から吹き飛ばされ、消失する可能性がある。そこで、以下に説明するように、線香載置用具4にホルダ(第2実施形態)や係止部材(第3実施形態)を追加してもよく、ホルダ等により線香載置シート41の消失を確実に防止することができる。
【0018】
図5は、本発明に係る香炉皿用線香載置用具の第2実施形態を示す図である。また、
図6は、
図5に示す香炉皿用線香載置用具を装備した香炉皿の使用例を示す斜視図である。この香炉皿1が第1実施形態と大きく相違するのは、線香載置用具4が線香載置シート41とホルダ42とで構成され、
図6に示すようにホルダ42に線香載置シート41を装着された状態で網体3上に置かれている点である。以下、相違点を中心に説明し、同一構成については同一符号を付して構成説明を省略する。
【0019】
ホルダ42は、線香5の長手方向と平行に延設されたステンレス鋼板に対して打抜加工と折曲加工を加え、線香載置シート41を着脱可能で、かつ線香載置シート41を保持した状態で網体3上に載置可能に仕上げられている。より具体的には、耐炎フェルト層411の上面のうち線香5を支持する線香支持領域413に対応してステンレス鋼板に開口421が設けられている。また、上記長手方向においてステンレス鋼板の両端部422、423がそれぞれ開口421側に折り曲げられ、線香載置シート41を上下方向から挟み込み可能なシート保持空間424、425が設けられ、
図5に示すように、横方向からの線香載置シート41の挿脱自在が可能となっている。また、線香載置シート41がホルダ42に挿入されることで、
図6に示すように線香載置シート41の線香支持領域413を上方に露出させた状態で線香載置シート41がステンレス製のホルダ42に保持される。
【0020】
この第2実施形態では、上記のようにして線香載置シート41を保持したホルダ42が網体3上に置かれることで、火を付けた線香5が線香支持領域413に載置される。この線香支持領域413は耐炎フェルト層411の上面部位であるため、第1実施形態と同様に、線香5の火が消えることはなく、燃焼している線香5を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる。
【0021】
また、線香載置シート41は、ステンレス製のホルダ42に保持された状態で網体3上に置かれているため、風によって網体3から吹き飛ばされるのを防止することができる。
【0022】
図7は、本発明に係る香炉皿用線香載置用具の第3実施形態を装備する香炉皿の分解組立斜視図である。また、
図8は、
図7に示す香炉皿の使用例を示す斜視図である。この香炉皿1が第1実施形態と大きく相違するのは、線香載置用具4が線香載置シート41と係止部材43とで構成され、
図8に示すように網体3上に置かれた線香載置シート41を係止部材43により網体3に係止している点である。以下、相違点を中心に説明し、同一構成については同一符号を付して構成説明を省略する。
【0023】
第3実施形態では、線香載置シート41の一方端部に一対の貫通孔414、414が設けられるとともに、他方端部にも一対の貫通孔414、414が設けられている。つまり、上記長手方向において線香支持領域413を挟み込むように、一対の貫通孔414、414が2組設けられている。各一対の貫通孔414、414に対応してカスガイ形状または略コ字形状の係止部材43が配置されている。そして、係止部材43の爪部位431、431がそれぞれ貫通孔414、414に挿通され、各先端部位が網体3に食い込んで線香載置シート41を係止する。こうして、
図8に示すように線香載置シート41の線香支持領域413を上方に露出させた状態で線香載置シート41が網体3に保持される。
【0024】
この第3実施形態では、上記のようにして網体3に係止された線香載置シート41の線香支持領域413に対し、火を付けた線香5が載置される。この線香支持領域413は耐炎フェルト層411の上面部位であるため、第1実施形態と同様に、線香5の火が消えることはなく、燃焼している線香5を横置き載置した状態で効果的に完全燃焼させることができる。
【0025】
また、線香載置シート41は、係止部材43により係止された状態で網体3上に置かれているため、風によって網体3から吹き飛ばされるのを防止することができる。
【0026】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば第2実施形態では、横方向からの線香載置シート41の挿脱によりシート装着およびシート交換を実行可能に構成されているが、線香載置シート41の中央部を下方に湾曲させながら各端部をそれぞれシート保持空間424、425に下方側から挿入することで線香載置シート41をホルダ42に装着保持させるように構成してもよい。また、別の保持構成を採用してもよい。
【0027】
また第3実施形態では、ステープラの針と類似した形状の係止部材43を用いているが、押付ピンやボルトなどの締結部材を係止部材として用いてもよい。
【0028】
また、上記実施形態では、上方からの平面視で矩形形状の開口を有する香炉皿1に対応して矩形形状の線香載置シート41を用いているが、線香載置シート41の形状はこれに限定されるものではなく、上記開口形状に対応した形状に仕上げてもよい。
【0029】
また、上記実施形態では、網体3が本発明の「シート支持部材」として機能しているが、線香載置シート41を有底筐体2の底面21から浮かせた姿勢で、有底筐体2の内部で線香載置用具4を支持する限りに、網構造を有する部材に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0030】
この発明は、線香を横置き状態で載置するための香炉皿、および香炉皿において当該線香を横置き状態で載置するのに用いる香炉皿用線香載置用具全般に適用可能である。
【符号の説明】
【0031】
1…香炉皿
2…有底筐体
3…網体
4…線香載置用具
5…線香
41…線香載置シート
42…ホルダ
43…係止部材
411…耐炎フェルト層
412…コーティング層
413…線香支持領域