(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172051
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/02 20060101AFI20241205BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20241205BHJP
F21V 23/04 20060101ALI20241205BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20241205BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20241205BHJP
F21Y 115/15 20160101ALN20241205BHJP
F21Y 115/30 20160101ALN20241205BHJP
【FI】
F21S8/02 430
F21V23/00 120
F21V23/00 140
F21V23/00 150
F21V23/00 160
F21V23/00 200
F21V23/04 500
F21V23/06
F21S8/02 420
F21Y115:10
F21Y115:15
F21Y115:30
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023089476
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼月 努
(72)【発明者】
【氏名】田辺 快全
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014BA00
3K014DA02
3K014DA03
3K014GA03
(57)【要約】
【課題】組み立て時の作業性の低下を抑制した照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の照明装置は、発光素子を有する器具本体と、発光素子を点灯させるための点灯電力を生成するとともに発光素子に対して点灯電力を供給する電源部及び電源部を収容した電源筐体を有する電源装置と、電源部と電気的に接続された制御部及び制御部を収容した制御筐体を有する制御装置と、を備え、電源装置は、器具本体に接続され、器具本体の側方に突出して位置し、制御装置は、電源部から見て、発光素子から光が照射される向きに配置されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子を有する器具本体と、
前記発光素子を点灯させるための点灯電力を生成するとともに前記発光素子に対して前記点灯電力を供給する電源部及び前記電源部を収容した電源筐体を有する電源装置と、
前記電源部と電気的に接続された制御部及び前記制御部を収容した制御筐体を有する制御装置と、を備え、
前記電源装置は、
前記器具本体に接続され、前記器具本体の側方に突出して位置し、
前記制御装置は、
前記電源部から見て、前記発光素子から光が照射される向きに配置されている、照明装置。
【請求項2】
前記電源装置は、
前記電源部に接続された第1コネクタを備え、
前記制御装置は、
前記制御部に接続された第2コネクタを備え、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが接続されて、前記電源装置と前記制御装置とが電気的に接続される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記電源装置は、
前記電源筐体の内部に設置された前記第1コネクタと、
前記電源筐体が突出している側の端部を覆う端部カバーと、を備え、
前記端部カバーは、
閉じられた状態において前記第2コネクタを覆う、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記制御部から延びるハーネスを備え、
前記第2コネクタは、
前記ハーネスの先端に接続されており、
前記端部カバーは、
前記ハーネスを通す貫通部を備える、請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記端部カバーは、
前記電源筐体の端部を開閉可能に取り付けられている、請求項4に記載の照明装置。
【請求項6】
前記端部カバーは、
前記電源筐体から着脱可能である、請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記制御装置は、
有線信号を受信して前記発光素子の点灯、消灯及び調光を制御する、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記制御装置は、
無線信号を受信して前記発光素子の点灯、消灯及び調光を制御する、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の照明装置。
【請求項9】
前記電源筐体は、
前記器具本体に接続される電源シャーシと、
前記電源シャーシの前記発光素子から光が照射される向きを覆う電源カバーと、を備え、
前記制御装置は、
前記電源部と前記電源カバーとの間に配置されている、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の照明装置。
【請求項10】
前記電源カバーは、
開口部を備え、
前記制御装置は、
前記開口部の内側に配置され、外部から視認可能である、請求項9に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、器具本体と電源装置とが結合された照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、器具本体と電源装置とが結合された照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る照明装置は、内部に光源を収めた器具本体を構成する天板の上面に第1ケースが固定されている。第1ケースは、上面に第2ケースが固定金具を用いて固定されている。第1ケースは点灯回路が実装された基盤が収容されており、第2ケースは通信回路が実装された基盤が収容されている。このように構成されていることにより、点灯回路と通信回路とが同じ基板に実装される場合と比較して1枚1枚の基板の大きさを小さくできる。また、通信回路を点灯回路とは別のケースに収納しているため、通信回路は、点灯回路が発するノイズの影響を受けにくいという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている従来の照明装置では、第1ケースが器具本体に固定された状態で第2ケースを取り付ける必要がある。このとき、照明装置は、器具本体が下側に位置するように治具に設置され、第1ケースの上面に第2ケースを固定する作業が必要となる。第1ケースが器具本体から側方に突出した構造となっているため、第2ケースを固定する作業時には、器具本体を逃がすようにしつつ第1ケースを直接支持する治具が必要となる。
【0005】
また、第2ケースは第1ケースの上面に固定されることから、第2ケースから延びるハーネスを第1ケースに接続する際に照明装置を上下反転させてから接続作業を行う必要がある。このように、特許文献1に係る照明装置は、組み立てる際に専用の治具及び反転作業が必要となり作業工数が掛かるという課題があった。
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、組み立て時の作業性の低下を抑制した照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る照明装置は、発光素子を有する器具本体と、前記発光素子を点灯させるための点灯電力を生成するとともに前記発光素子に対して前記点灯電力を供給する電源部及び前記電源部を収容した電源筐体を有する電源装置と、前記電源部と電気的に接続された制御部及び前記制御部を収容した制御筐体を有する制御装置と、を備え、前記電源装置は、前記器具本体に接続され、前記器具本体の側方に突出して位置し、前記制御装置は、前記電源部から見て、前記発光素子から光が照射される向きに配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、制御装置が、電源部に対し光源部が配置されている側に位置しているため、器具本体の側方に突出するようにして固定された電源装置に対し、光源部が配置されている側から、制御装置を取り付けることができる。照明装置は、光源部が上側を向いた状態で制御装置を取り付ける作業が可能となり、組み立て時の作業性を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10が取り付けられる前の状態の上方から見た斜視図である。
【
図2】実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10が取り付けられる前の状態の下方から見た斜視図である。
【
図3】実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10が取り付けられる前の状態の四面図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は側面図である。
【
図4】実施の形態1に係る器具本体2の光源部20側から見た分解斜視図である。
【
図5】実施の形態1に係る連結部材4の作用を説明する図である。
【
図6】実施の形態1に係る照明装置1を光源部20側から見た斜視図である。
【
図7】実施の形態1に係る照明装置1の三面図であり、(a)は下面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
【
図8】実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10を取り付ける際の状態の一例である。
【
図9】実施の形態2に係る照明装置1を光源部20側から見た斜視図である。
【
図10】実施の形態2に係る照明装置1の三面図であり、(a)は下面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
【
図11】実施の形態2に係る照明装置1に制御装置10を取り付ける際の状態の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、および配置等は、適宜変更することができる。なお、各図中の矢印Zは上下方向を表しており、矢印Xは水平方向かつ照明装置の長手方向を表しており、矢印Yは水平方向かつ照明装置1の短手方向を表している。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10が取り付けられる前の状態の上方から見た斜視図である。
図2は、実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10が取り付けられる前の状態の下方から見た斜視図である。
図3は、実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10が取り付けられる前の状態の四面図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は側面図である。
図4は、実施の形態1に係る器具本体2の光源部20側から見た分解斜視図である。
図1~
図3は、照明装置1を構成する制御装置10(
図6参照)が取り付けられていない状態を示している。
【0012】
本開示の照明装置1は、例えば天井裏である収納空間9に埋め込まれて設置され、カバー22を室内空間である照明空間8に露出させて設置される天井埋込型である(
図5参照)。照明装置1は、ダウンライト器具またはダウンライトとも称されるものである。
【0013】
図1~
図3に示すように、照明装置1は、器具本体2と、電源装置3と、器具本体2と電源装置3とを連結する連結部材4とを備えている。
【0014】
(器具本体2)
図4に示すように、器具本体2は、光源である発光素子200が実装された光源基板201を有する光源部20と、光源基板201が一方の面230側に配置されたベースプレート23と、を備える。
図4に示すように、ベースプレート23は、他方の面232側に収容ケース24および放熱フィン25が設置されている。収容ケース24および放熱フィン25は、ベースプレート23が固定された端とは反対側の端に、カバープレート26が固定されている。
【0015】
実施の形態1では、発光素子200は、例えば、発光ダイオード(LED)が使用される。ただし、それに限定されず、発光素子200は、LEDの他、レーザ、有機EL、または量子ドットなどの採用が可能である。
【0016】
実施の形態1において、発光素子200が実装された光源基板201は、一般汎用品であり、材質は紙フェノール基板、ガラスエポキシ基板(FR4)、ガラスコンポジット基板(CEM)、またはメタルコア基板などの採用が可能である。光源基板201の外形形状は、真円または楕円などの円形状、あるいは多角形状をなしている。ただし、光源基板201は、長尺状であってもよい。光源基板201の数量は、単数および複数のいずれでもよい。光源基板201は、一面に発光素子200が配置されており、他面に発光素子200と接続される配線パターンが形成されている。なお、配線パターンは、光源基板201の一面に形成してもよい。また、電源装置3から供給される点灯電力の経路となる給電線5を接続するための光源基板端子202が、光源基板201の一面に実装されている。なお、光源基板端子202は、光源基板201の他面に実装してもよい。
【0017】
光源基板201がZ2方向を向いた一方の面230側に配置されるベースプレート23は、アルミ材、ガラス材、または鋼板など、発光素子200からの発熱を十分に放散できる熱伝導率を有している素材を用いて形成されることが好ましい。なお、ベースプレート23は、表面にメッキ加工などを施したり、塗装によって塗膜を形成したりすることによって、さらに放熱性を向上させてもよい。ベースプレート23の外形形状は、真円または楕円などの円形状、あるいは多角形状をなしている。ただし、ベースプレート23は、長尺状であってもよい。
【0018】
収容ケース24は、給電線5を収容するものである。収容ケース24のベースプレート23への取り付け方法は、かしめによる方法、あるいは、ネジ、リベット、接着剤、または速結バンドなどの取付部材を用いる方法を採用することができる。ベースプレート23だけで発光素子200が発する熱を十分に放散できない場合は、ベースプレート23のZ1方向を向いた面232に放熱部として機能する放熱フィン25を設け、放熱性を向上させることができる。発光素子200もしくは光源基板201は、ベースプレート23の中央に配置すれば均一な光拡散ができ、中央から変位させて配置すれば指向性を有する配光特性を得ることもできる。
【0019】
光源基板201とベースプレート23との接続は、熱伝導性のよいシリコーン接着剤または両面テープを施した放熱シートなどを用いた接着による接続、光源基板201に貫通孔を設けてネジまたはリベットなどの固定具を用いる接続、あるいは、かしめによる機械的な接続であってもよい。なお、図示は省略するが、光源基板201とベースプレート23との電気絶縁を維持したり、光源基板201からベースプレート23への熱伝達を促進させたりする目的で、光源基板201とベースプレート23との間に、機能性のシートを配置してもよい。
【0020】
ベースプレート23に配置された発光素子200から発する光はグレア感があり、使用者に眩しさを感じさせてしまう。そのため、
図4に示すように、拡散性を有するカバー22が、発光素子200の照射側を覆うように配置されている。これによって使用者の眩しさを軽減する優しい光を提供することができる。カバー22は、透光性を有する汎用の樹脂材料を用いて形成され、例えば、ポリカーボネートあるいはアクリルなどが用いられる。なお、カバー22の材料として、樹脂材料に代えてガラス材料を用いてもよい。ガラス材料は、万が一に発光素子200が想定以上の温度になっても発火類焼を防ぐことができる不燃材料である点において好ましい。
【0021】
カバー22には取付爪220が形成されており、取付爪220が光源部保持部材21のカバー取付孔211に嵌め込まれることによって、カバー22の中央部に設けられた透光部210に配置される。光源部保持部材21は、光源部20をベースプレート23の一方の面230に保持する目的で、ベースプレート23に対して取り付けられる。光源部保持部材21にはネジ孔212が形成されており、ネジ孔212、およびベースプレート23に形成されたネジ孔231にネジ6がねじ込まれ、光源部保持部材21が、ベースプレート23に固定される。なお、光源部20とベースプレート23との接続には、ネジ止めの他、かしめ、または接着剤などを用いた接着、あるいはスナップフィットなどの方法が採用できる。また、
図2に示すように、カバー22の周囲には反射面29が設けられており、反射面29の外周側には、照明装置1を保持し設置面に取り付けるための取付バネ28を有する意匠枠27が設けられている。
【0022】
図3に示すように、カバープレート26は、収容ケース24および放熱フィン25を覆う蓋部260と、蓋部260の一端側に設けられ、規制片孔262が形成された傾斜部261と、傾斜部261の蓋部260とは反対側の端部に設けられた張出部263とを備えている。また、蓋部260にはネジ孔が形成されており、蓋部260のネジ孔および収容ケース24に形成されたネジ孔にネジ6がそれぞれねじ込まれ、カバープレート26が、収容ケース24に固定される。なお、カバープレート26と収容ケース24との接続には、ネジ止めの他、かしめ、または接着剤などを用いた接着、あるいはスナップフィットなどの方法が採用できる。
【0023】
(電源装置3)
図1および
図2に示すように、電源装置3は、電源筐体30と電源部35とを備えている。電源部35は、電源回路を構成する電源回路部品(図示は省略)が実装された電源基板36と、外部電力が供給される端子台37とを備えている。電源筐体30は、電源部35および端子台37が配置された電源シャーシ31と、電源回路部品(図示は省略)および電源基板36を覆うように電源シャーシ31に固定された電源カバー32とを備えている。電源筐体30を構成する電源シャーシ31は、電源部配置部310と、電源部配置部310の一端側に設けられた端子台配置部311と、電源部配置部310の他端側に設けられた連結部材固定部312とを備えている。電源部配置部310には、電源回路部品(図示は省略)が実装された電源基板36が取り付けられている。端子台配置部311には、照明装置1の外部に設けられる外部電線を接続する端子台37が取り付けられている。端子台37は、外部電線を接続することができるように、一部は電源筐体30に覆われていない。外部電線と端子台37とを介して、電源装置3に商用交流電力などの外部電力が供給される。そして、電源装置3に供給された外部電力は、電源部35によって発光素子200を点灯させるのに適した点灯電力へ変換される。電源装置3には、点灯電力を出力するための出力端子(図示は省略)が設けられ、出力端子と、一端がこの出力端子に接続される給電線5とを介して、光源基板201へ点灯電力が供給される。
【0024】
図6に示すように、給電線5は、編組チューブなどである保護部材51で覆われている。また、給電線5の他端には、電線コネクタなどである給電線端子50が接続されている。給電線端子50は、
図4に示す光源基板201に設けられた光源基板端子202と嵌合することによって、光源基板201と電気的に接続される。
【0025】
図1および
図2に示すように、電源装置3は、金属製の外郭である電源筐体30によって取り囲まれており、万が一の故障に際しても外部への類焼などを防止する構成としている。なお、電源筐体30の内部に配置される電源部35は、絶縁シート31a(
図8参照)などで覆われており、電源部35と電源筐体30とは、電気的な絶縁が維持されるようになっている。電源装置3の外観形状は長尺状の直方体をなし、電源部35の電源基板36は概ね長方形をなす。電源基板36の形状は、多角形状の他、円形を含む楕円形状などでもよい。電源筐体30の材質は、電源部35の不具合への対応発火を考慮して、不燃性の材料を用いることが好ましい。例えば、鋼板、銅、鉄、またはアルミなどの金属材料、あるいはガラス材料を採用することができる。
【0026】
照明装置1において、光源部20が配置された器具本体2と電源装置3とは別体であり、電源装置3は器具本体2の外側へ配置される。このような照明装置1は、電源別置型とも称され、給電線5の保護あるいは施工性への配慮という観点から、器具本体2と電源装置3とが機械的に結合されていることが好ましい。
【0027】
実施の形態1に係る照明装置1は、連結部材4を備えている。連結部材4は、
図1および
図2に示すように、器具本体2のベースプレート23に取り付けられる接続部材40(以下、第1連結部材とも称する)と、接続部材40と電源筐体30とを結合する弾性部材41(以下、第2連結部材とも称する)とを備えている。弾性部材41は、
図2に示すように、結束部材52で給電線5と結束されている。ここで、結束部材52は、結束バンド、結束タイ、およびケーブルタイなどである。弾性部材41は、弾性を有し、かつ外的衝撃にも強く、剛性のあるものがよく、厚みは薄いものがよい。弾性部材41の材質は金属製であり、ステンレス、アルミ、鋼板、銅、またはマグネシウムなどが好ましい。弾性部材41の形状は、長方形、正方形、楕円、または三角形などでもよく、コの字状あるいは四角形状などに加工して剛性を強くしてもよい。実施の形態1に係る弾性部材41は板バネで構成されており、従来技術のアーム部に代わるものである。この弾性部材41を用いることにより、器具本体2に対する電源装置3の姿勢を柔軟に変化させることができるので、器具本体2に対する応力負担を軽減することができる。
【0028】
図5は、実施の形態1に係る連結部材4の作用を説明する図である。接続部材40とベースプレート23とを接続することで、接続部材40に接続された弾性部材41が器具本体2に固定される。ここで、弾性部材41を器具本体2に固定する際、例えば、薄型に加工され、アルミのように軽量でありながら比較的硬度が低い材料で構成されている放熱フィン25あるいはベースプレート23に対して弾性部材41を直接接続すると、施工時および使用時に弾性部材41を介して接続部分に加わる応力により接続部分が破壊される恐れがある。そのため、弾性部材41は、薄型に加工され、アルミのように軽量でありながら比較的硬度が低い材料で構成されている放熱フィン25あるいはベースプレート23には直接接続しないことが好ましい。
【0029】
そこで、実施の形態1は、器具本体2と弾性部材41とを接続するために、接続部材40を用いる連結構造を提供する。この接続部材40は、弾性部材41を介して加わる応力に耐え得る剛性を有することが好ましい。剛性は、弾性部材41の構造あるいは形状に由来するものでもよいし、硬度が高い材料の使用に由来するものでもよい。接続部材40は、例えば、鋼板、鉄、アルミ、ステンレス、銅、またはマグネシウムなどの材料を用いて形成することができる。このように、接続部材40は、弾性部材41を介して加わる応力を緩和するように、器具本体2と弾性部材41とを接続する。
【0030】
上記のように連結部材4によって連結された器具本体2と電源装置3とは、互いに接続された状態で、柔軟に相互の姿勢を変更することができる。
【0031】
いわゆるダウンライトとも称される天井埋込型の照明装置1の場合、
図5に示すように、天井7に設けられた取付開口70から天井裏である収納空間9へ器具本体2を配置する。天井7に設けられた取付開口70を隠すために、器具本体2には意匠枠27が設けられている。また、意匠枠27には取付バネ28が設けられており、器具本体2が取付開口70の内部に配置された状態で、取付バネ28が天井7を係止する。そうすることによって、器具本体2が取付開口70の内部に配置された状態を維持するとともに、器具本体2が落下したり、垂下したりすることを防止する。
【0032】
図5に示すように、弾性部材41は、弾性変形を伴いながら、給電線5とともに湾曲させることができるように構成されている。実施の形態1において、照明装置1が収納空間9に設置された状態では、電源装置3は、第1方向(矢印X方向)を基準として、下方(矢印DZ2の向き)に約15°程度傾斜して配置される。なお、電源装置3は、上方(矢印DZ1の向き)にも約20°程度傾斜させることができる。電源装置3を上方(矢印DZ1の向き)に傾斜させた場合に、給電線5がカバープレート26の張出部263に近付くが、給電線5は、結束部材52によって弾性部材41の下方に保持されている。そのため、給電線5が直接カバープレート26に接触することはない。このように、弾性部材41は、給電線5を保護する機能も有する。
【0033】
また、弾性部材41は、弾性変形を伴いながら、給電線5とともにねじることができるように構成されている。電源装置3は、第1方向(紙面直交方向)を基準として、側方(矢印DY1、DY2の向き)に移動させることができる。さらに、電源装置3は、第1方向(紙面直交方向)を軸とした回転方向(矢印Drの向き)に傾斜させることができる。
【0034】
このように、器具本体2と電源装置3とが弾性変形可能な弾性部材41によって接続されているため、電源装置3は、第3方向(矢印Z方向)の成分を有する向きへの移動、第2方向(矢印Y方向)の成分を有する向きへの移動、および、第1方向(矢印X方向)を軸とする回転移動が可能となる。このため、施工時に、作業者が天井7に設けられた取付開口70を通過させて天井裏である収納空間9へ照明装置1を配置するといった一連の作業がし易くなる。また、照明装置1を天井裏に配置した状態で弾性部材41が柔軟に動くので、電源装置3の質量によって器具本体2と連結部材4との接続部に加わる応力が緩和される。そのため、器具本体2、電源装置3、弾性部材41、および接続部材40のいずれにとっても負担にならない。そして、照明装置1が配置される天井7へ加わる応力も緩和でき、天井7に対する負担を低減できる。
【0035】
実施の形態1に係る照明装置1によれば、一端がベースプレート23に固定された第1連結部材と、一端が電源筐体30に固定され、弾性部材41で構成された第2連結部材とを有し、第1連結部材の他端と第2連結部材の他端とが接続されて器具本体2と電源装置3とを連結する連結部材4を備えている。そのため、器具本体2と電源装置3とを連結しても、柔軟性および融通性を確保することができるので、作業者が天井7に設けられた取付開口70へ照明装置1を設置する際に、取付開口70を通過させ易く、施工時の作業性を向上させることができる。
【0036】
図6は、実施の形態1に係る照明装置1を光源部20側から見た斜視図である。
図6の(a)は組み立てられた状態の斜視図、(b)は制御装置10の取付部分の分解斜視図である。
図7は、実施の形態1に係る照明装置1の三面図であり、(a)は下面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。制御装置10は、例えば内部に無線ユニット13を有し、電源装置3に取り付く。無線ユニット13は、外部コントローラなどからの無線信号を受信し、受信した信号を電源装置3に転送する。
【0037】
無線ユニット13は、板状の基板13aと、信号線13bと、アンテナ13cとを有している。アンテナ13cは、外部コントローラからの無線信号を受信する部分である。アンテナ13cは基板13aに実装されており、例えば基板13a上に形成されたパターンアンテナである。パターンアンテナは、例えば銅箔で形成される。アンテナ13cは、基板13aとは別の部品であっても良く、チップアンテナ等であっても良い。
【0038】
信号線13bは、アンテナ13cで受信した無線信号に応じた制御信号を電源装置3に伝送する。無線ユニット13は、無線信号に応じた制御信号を電源装置3に送信することで、電源装置3を制御する。信号線13bは、電源装置3と電気的に接続された制御信号ケーブルである。信号線13bは、ハーネス11内を他の信号線等と束ねられて、又は単独で電源装置に3に接続される。
【0039】
無線信号は、電源装置3に光源部20の点灯、消灯、調光率、色温度等を指示する信号である。電源装置3は、無線ユニット13から無線信号に応じた制御信号を受信すると、制御信号に応じて例えば光源部20の点灯状態を制御する。無線ユニット13からの制御信号は、電源装置3に対して、電源装置3についての情報の応答を求める信号であっても良い。電源装置3についての情報は、例えば電源装置3の識別情報、消費電力である。
【0040】
ハーネス11は、制御装置10内の無線ユニット13と電源装置3とを電気的に接続するものである。なお、制御装置10内に設置されているオプションユニットは、無線ユニット13に限定されるものではなく、例えば、信号ユニット又はDALI(Digital Addressable Lighting Interface)(登録商標、以下省略する)ユニットを含むものであっても良い。
【0041】
(制御装置10の組み立て)
図8は、実施の形態1に係る照明装置1に制御装置10を取り付ける際の状態の一例である。制御装置10は、器具本体2と電源装置3とが接続された状態で電源装置3のZ2方向を向いた面に取り付けられる。つまり、制御装置10は、電源装置3に対し光源部20が配置されている側から取り付けることができる。器具本体2と電源装置3とが器具本体2の光源部20を上側に向けた状態で作業台90の上に載置され、制御装置10が電源装置3に固定される。照明装置1は、光源部20が電源装置3よりもZ2側に突出している構造となっており、Z1方向を向いた面が概ね同一面上に配置されているため、
図8に示した状態で作業台90に固定した上で制御装置10を取り付けることにより作業性が向上する。
【0042】
特に、
図5に示すように、電源装置3が器具本体2に対し、Z1及びZ2方向に傾斜できる構造の場合、組み立て時においても電源装置3が器具本体2に対し傾斜するので、電源装置3に制御装置10を取り付ける作業時に不安定となる場合がある。
図8に示すように、電源装置3のZ1方向を向いた面を作業台90により直接支持することにより、制御装置10をZ2側から電源装置3に取り付ける作業が安定する。
【0043】
電源筐体30は、電源シャーシ31と電源カバー32とを備えている。電源装置3は、まず電源シャーシ31の上に絶縁シート31aを置き、その上から電源基板36が取り付けられる。器具本体2からの給電線5は、電源基板36のコネクタ38aに接続する。電源シャーシ31には端子台37が取り付けられ、電源基板36のコネクタ38bと端子台37とは、電線で配線され電気的に接続される。
【0044】
中継ハーネス39の一方の端部は、電源基板36のコネクタ38cに接続される。中継ハーネス39のもう一方の端部は、コネクタを備え電源カバー32の端面に固定され、端部カバー33で覆われる。電源カバー32は、電源シャーシ31に取り付けられる。以上の工程は、作業台90の上で行うことができる。
【0045】
制御装置10は、予め制御装置取り付け台10aに取り付けられている。制御装置取り付け台10aのZ1方向を向いた面が電源筐体30に取り付けられる。制御装置10からのハーネス11のコネクタ12が中継ハーネス39のコネクタに接続され、制御装置10内の制御部10bと電源基板36とが電気的に接続される。その後、電源筐体30の端子台37側の面及びコネクタ12を覆うように端部カバー33を取り付ける。端部カバー33により、電源装置3の端部のコネクタ12を保護できる。端部カバー33は、スライド式又は回転式により開閉できるものでも良いし、着脱できるものであっても良い。
【0046】
端子台37は、電源カバー32の端部に固定され、電源筐体30が完成した後に制御装置10からのハーネス11を電源装置3に接続することができる構造となっており、組み立てが容易になる。ただし、上記において制御装置10からのハーネス11のコネクタ12は、中継ハーネス39に接続されずに電源基板36に実装されたコネクタに直接接続されても良い。なお、電源基板36を含む電源部35に電気的に接続されたコネクタを第1コネクタと称し、制御部10bに電気的に接続されたコネクタを第2コネクタと称する場合がある。実施の形態1においては、第1コネクタと第2コネクタとを接続することにより電源装置3と制御装置10とが電気的に接続されるものである。
【0047】
制御装置取り付け台10aは、内部の電源基板の部品配置の関係で自由に孔を設けることができない場合に電源カバー32にネジ止め固定をできるようにするためのものである。
図6(b)及び
図7(a)に示す様に、制御装置取り付け台10aは、制御装置10の筐体からY方向に突出した位置で固定ねじ15によって電源装置3の電源カバー32に固定されている。また、制御装置10と制御装置取り付け台10aとは、Z方向視点において矩形である制御装置10の筐体の対角の位置で、ねじ14により固定されている。なお、制御装置10は、制御装置取り付け台10aを用いずとも電源装置3の電源カバー32に直接設置することもできる。制御装置10を電源装置3に固定する方法は、電源カバー32にネジ止め、バンドで電源装置3と制御装置10とを結束する、接着剤又は両面テープで貼り付ける、などがある。
【0048】
(変形例)
実施の形態1に係る電源装置3は、端部カバー33の代わりに電源筐体30の端部にノックアウト構造を設けても良い。制御装置10を電源装置3に取り付ける際に、電源筐体30は、ノックアウト構造を外すことにより貫通穴33aが形成される。制御装置10からのハーネス11は、ノックアウト構造を取り外して形成された貫通穴33aを通して設置される。
【0049】
また、電源装置3と制御装置10とは、ハーネス11を使用せずに、コネクタ同士で接続されていても良い。例えば、電源装置3に設置されたZ2方向に向けたコネクタと、制御装置10に設置されたZ1方向に向けたコネクタとを接続しても良い。接続されるコネクタは、電源筐体30及び制御装置10の筐体に開口が設けられ、その開口に設置されている。
【0050】
以上のように、実施の形態1に係る照明装置1は、器具本体2と電源装置3とが器具本体2の光源部20を上側に向けた状態で作業台90の上に載置され、制御装置10が電源装置3に固定される。照明装置1は、光源部20が電源装置3よりもZ2側に突出している構造となっており、Z1方向を向いた面が概ね同一面上に配置されている。そのため、
図8に示した状態のように、平坦な作業台90で制御装置10を取り付けることが可能になり作業性が向上する。
【0051】
仮に、電源装置3のZ1側に制御装置10が固定されている場合を考えると、照明装置1は、光源部20を下に向けた状態で制御装置10の取り付け作業を行う必要がある。この場合、平坦な作業台90の上では安定して照明装置1を置くことができず、電源装置3のZ2方向を向いた面が浮いた状態で作業する必要がある。
【0052】
一方、実施の形態1に係る照明装置1は、制御装置10を電源装置3に対し光源部20が配置されている側(Z2側)に配置する構造になっている。そのため、照明装置1は、照明装置1の光源部20を上に向けた状態で作業台90に載置でき、制御装置10の取り付け作業が可能となり、作業性を低下させないような構造になっている。
【0053】
実施の形態2.
以下、実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
【0054】
実施の形態1では、電源筐体30の外側に制御装置10を取り付ける形態について説明したが、実施の形態2においては、制御装置10を電源筐体30の内側に配置した構造について説明する。
【0055】
図9は、実施の形態2に係る照明装置1を光源部20側から見た斜視図である。
図10は、実施の形態2に係る照明装置1の三面図であり、(a)は下面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。電源カバー32は、Z2方向を向いた面に開口部32aが設けられている。開口部32aは、制御装置10に対応する位置に形成されている。制御装置10は、電源筐体30の内側に設置されている。開口部32aは、制御装置10が無線ユニット13の場合、無線ユニット13のアンテナ13c(パターンアンテナ)が、金属製の部材でふさがれないようにするためのものである。また、制御装置10がDALIユニットである場合には、外部と有線接続するためのコネクタ10dが設けられている場合がある。このとき、開口部32aは、コネクタ10dと外部とを接続するための配線を通す窓となる。
【0056】
図11は、実施の形態2に係る照明装置1に制御装置10を取り付ける際の状態の一例である。制御装置10は、実施の形態1と同様に、器具本体2と電源装置3とが器具本体2の光源部20を上側に向けた状態で作業台90の上に載置され、制御装置10が電源装置3に固定される。つまり、制御装置10は、電源部35よりも光源部20が配置されている側、電源部35の発光素子からの光が照射される向きに位置している。照明装置1は、光源部20が電源部35よりもZ2側に突出している構造となっており、Z1方向を向いた面が概ね同一面上に配置されているため、
図11に示した状態で作業台90に固定した上で制御装置10を取り付けることにより作業性が向上する。
【0057】
電源シャーシ31に絶縁シート31aが置かれる。その上から電源基板36が取り付けられる。電源基板36と端子台37とは、電線により電気的に接続される。器具本体2からの給電線5は、電源基板36のコネクタ38aに接続される。電源シャーシ31に端子台37が固定される。
【0058】
制御装置10からのハーネス11は、電源基板36のコネクタ38cに接続される。制御装置10は、電源基板36のZ2側に配置される。制御装置10は、電源シャーシ31に固定されても良いし、電源カバー32に固定されても良い。電源カバー32は、電源シャーシ31のZ2側を覆うように被せられ、ネジなどにより固定される。
【0059】
実施の形態2に係る照明装置1においても、実施の形態1と同様にZ2方向を向いた面側から制御装置10の取り付け作業が可能となっており、作業性が低下することがない。また、制御装置10を電源カバー32の内側に設置することにより、中継ハーネス39が不要となり、さらには、制御装置取り付け台10aも不要になるという利点がある。
【0060】
以上に本開示を実施の形態に基づいて説明したが、本開示は上述した実施の形態の構成のみに限定されるものではない。例えば、器具本体2、電源装置3及び制御装置10との接続形態は、コネクタによる接続に限定されず、半田付けなどによる接続に適宜変更できる。また、各基板に設置されたコネクタを基板上の他の面に移動することもできる。つまり、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本開示の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
【0061】
上記に説明した照明装置は、以下の付記1~10に示す各特徴の組み合わせも含み得るものである。その組み合わせについて下記に示す。
【0062】
[付記1]
発光素子を有する器具本体と、
前記発光素子を点灯させるための点灯電力を生成するとともに前記発光素子に対して前記点灯電力を供給する電源部及び前記電源部を収容した電源筐体を有する電源装置と、
前記電源部と電気的に接続された制御部及び前記制御部を収容した制御筐体を有する制御装置と、を備え、
前記電源装置は、
前記器具本体に接続され、前記器具本体の側方に突出して位置し、
前記制御装置は、
前記電源部から見て、前記発光素子から光が照射される向きに配置されている、照明装置。
[付記2]
前記電源装置は、
前記電源部に接続された第1コネクタを備え、
前記制御装置は、
前記制御部に接続された第2コネクタを備え、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが接続されて、前記電源装置と前記制御装置とが電気的に接続される、付記1に記載の照明装置。
[付記3]
前記電源装置は、
前記電源筐体の内部に設置された前記第1コネクタと、
前記電源筐体が突出している側の端部を覆う端部カバーと、を備え、
前記端部カバーは、
閉じられた状態において前記第2コネクタを覆う、付記2に記載の照明装置。
[付記4]
前記制御装置は、
前記制御部から延びるハーネスを備え、
前記第2コネクタは、
前記ハーネスの先端に接続されており、
前記端部カバーは、
前記ハーネスを通す貫通部を備える、付記3に記載の照明装置。
[付記5]
前記端部カバーは、
前記電源筐体の端部を開閉可能に取り付けられている、付記4に記載の照明装置。
[付記6]
前記端部カバーは、
前記電源筐体から着脱可能である、付記5に記載の照明装置。
[付記7]
前記制御装置は、
有線信号を受信して前記発光素子の点灯、消灯及び調光を制御する、付記1~付記6の何れか1つに記載の照明装置。
[付記8]
前記制御装置は、
無線信号を受信して前記発光素子の点灯、消灯及び調光を制御する、付記1~付記6の何れか1つに記載の照明装置。
[付記9]
前記電源筐体は、
前記器具本体に接続される電源シャーシと、
前記電源シャーシの前記発光素子から光が照射される向きを覆う電源カバーと、を備え、
前記制御装置は、
前記電源部と前記電源カバーとの間に配置されている、付記1~付記8の何れか1つに記載の照明装置。
[付記10]
前記電源カバーは、
開口部を備え、
前記制御装置は、
前記開口部の内側に配置され、外部から視認可能である、付記9に記載の照明装置。
【符号の説明】
【0063】
1 照明装置、2 器具本体、3 電源装置、4 連結部材、5 給電線、6 ネジ、7 天井、8 照明空間、9 収納空間、10 制御装置、10a 制御装置取り付け台、10b 制御部、10d コネクタ、11 ハーネス、12 コネクタ、13 無線ユニット、13a 基板、13b 信号線、13c アンテナ、20 光源部、21 光源部保持部材、22 カバー、23 ベースプレート、24 収容ケース、25 放熱フィン、26 カバープレート、27 意匠枠、28 取付バネ、29 反射面、30 電源筐体、31 電源シャーシ、31a 絶縁シート、32 電源カバー、32a 開口部、33 端部カバー、33a 貫通穴、35 電源部、36 電源基板、37 端子台、38a コネクタ、38b コネクタ、39 中継ハーネス、40 接続部材、41 弾性部材、50 給電線端子、51 保護部材、52 結束部材、70 取付開口、90 作業台、200 発光素子、201 光源基板、202 光源基板端子、210 透光部、211 カバー取付孔、212 ネジ孔、220 取付爪、230 面、231 ネジ孔、232 面、233 ネジ孔、260 蓋部、261 傾斜部、262 規制片孔、263 張出部、265 ネジ孔、310 電源部配置部、311 端子台配置部、312 連結部材固定部。