(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172339
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】通気性帽子
(51)【国際特許分類】
A42B 1/008 20210101AFI20241205BHJP
A42C 1/00 20060101ALI20241205BHJP
A42C 5/04 20060101ALI20241205BHJP
A42B 1/019 20210101ALI20241205BHJP
A42C 5/02 20060101ALI20241205BHJP
A42B 1/22 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
A42B1/008 Z
A42C1/00 D
A42C5/04 A
A42B1/019 Z
A42C5/02 A
A42C5/02 Z
A42B1/008 K
A42B1/019 M
A42B1/22
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023089993
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】509327736
【氏名又は名称】渡邉 隆太郎
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 隆太郎
(57)【要約】
【課題】
帽子の内側の空気の温度と湿度の上昇で生じる不快感を解決する。
【解決手段】
帽子(1)のスベリには面ファスナーフック(2)が設けられ、帽子(1)の内側の通気パット(3)の外面全体に接着された不織布は面ファスナーループ(5)機能を有し、通気パット(3)の内面全体に不織布による汗吸着シート(6)が接着され、通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)と上部のキャプホルダー(8)と、縁ベルト(7)とキャプホルダー(8)を繋ぐ接合調整面(9)により構成されていて、通気パット(3)は帽子の内側に脱着出来る
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帽子(1)において、帽子(1)のスベリには面ファスナーフック(2)が設けられ、帽子(1)の内側に装着された通気パット(3)は、合成樹脂等で形成された通気パットベース (4)の外面全体に接着された不織布が面ファスナーループ(5)機能を有し、通気パットベース(4)の内面全体に汗吸着シート(6)が接着され、通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)と上部のキャプホルダー(8)と、縁ベルト(7)とキャプホルダー(8)を繋ぐ接合調整面(9)により構成されていて、通気パット(3)は帽子の内側に脱着出来る事を特徴とする帽子(1)。
【請求項2】
前記縁ベルト(7)は、面ファスナーフック(2)に沿うように横に長く、面ファスナーフック(2)に接する面は平面1(10)であって、平面1(10)と交互に半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成されていて、帽子(1)外部の空気と帽子(1)内部の空気は相互に空流容易になっていて、キャプホルダー(8)は、上下方向に長い形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、平面2(12)と交互に半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されてキャップホルダー(8)は帽子(1)内側の形状に反映容易になっている、と共に帽子(1)内部の空気は速やかに空流可能になっていて、外部の空気と帽子(1)内部の高温で湿った空気は相互に空流できる事を特徴とする請求項1に記載の帽子(1)。
【請求項3】
前記接合調整面(9)は、調整穴(14)がキャプホルダー(8)のそれぞれの下に設けられ、半円柱状の通気口1(11)が縦向きに半円柱状の通気口2(13)が横向き形状である方向の違いで生じる通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)を円形状にすることで生じる負荷を程よく軽減できて、縁ベルト(7)を帽子(1)の内側の下部の円形状に反映容易にできる事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帽子(1)。
【請求項4】
前記帽子(1)の内側の下部のスベリの下部又は帽子(1)の下部にはピンクリップホール(15)が複数設けられていて、縁ベルト(7)の平面1(10)はピンクリップホール(15)に装着されたピンクリップ(16)により帽子(1)に留められている事を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の帽子(1)。
【請求項5】
前記帽子(1)のスベリは面ファスナーフック(2)機能がなくて、通気パットベース (4)内面全体に不織布による汗吸着シート(5)が接着され、通気パットベース (4)の縁ベルト(7)部の外面に両面テープ(17)が装着されていて、両面テープ(17)によりスベリに通気パット(3)が装着されている事を特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の帽子(1)。
【請求項6】
前記帽子の形状がハット(18)において、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)の両端を延長してあり、一端A(19)には調整平面ジッパーフックが形成され他端B(20)には調整平面ジッパーループが設けられていて、ハット(18)の内側の下部のスベリにはピンホール(21)が設けられ、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)とハット(18)の内側の下部のスベリはピン(22)により留められていて、一端A(19)と他端B(20)の合わせの調整により縁ベルトが作る円周の距離を調整可能になっている事を特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の帽子(1)。
【請求項7】
帽子(51)において、帽子(51)のスベリに設けられた面ファスナーフック(52)に装着された通気パット(53)は、三次元ランダムループ(54)接合構造体の一面に不織布(55)又は織物が接着されていて、通気パット(53)の下部に横に長い縁ベルト(57)と上部に縦に長い台形状のキャプホルダー(58)が形成されていて、ランダムループ内の多くの隙間により帽子(51)内部の高温多湿な空気と帽子(51)外部の空気との循環がスムーズにできて頭の不快感を解消できている事を特徴とする帽子(51)。
【請求項8】
帽子(101)において、帽子(101)内側の下部のスベリには面ファスナーフック(102)が設けられ、帽子(101)の内側に装着された通気パット(103)は、面ファスナーループ形状のループクッション(104)の一面に不織布(105)又は織物が接着され、通気パット(103)の下部に横に長い縁ベルト(107)と上部には縦に長い台形状のキャプホルダー(108)が形成されている、と共に、ループクッション(104)は合成樹脂素材のループ(106)とは別に吸水性の高い素材による汗取りループ(109)が形成され、ループ(106)と汗取りループ(109)が混在されていて、ループクッション(104)に多くの隙間ができて、通気パット(103)が装着された帽子(101)の使用時に、帽子(101)内部の高温多湿な空気と帽子(101)外部の空気がループクッション(104)の隙間を抜けて循環がスムーズにでき頭の不快感を解消できている事を特徴とする帽子(101)。
【請求項9】
帽子(151)において、帽子(151)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(152)が設けられ、帽子(151)の内側に装着された通気パット(153)は、縁ベルト(158)とキャプホルダー(159)と調整穴(161)を有する接合調整面(160)により構成され、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 (154)の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ(155)機能を有し、通気パットベース板(154)の内面に汗吸着クッション(156)と汗吸着クッション(156)を包む不織布による汗吸着シート(157)が圧着され、汗吸着クッション(156)と汗吸着シート(157))は部分的に圧着されて空流溝1(162)と空流溝2(163)が形成され、外部の空気と帽子(151)内部の高温で湿った空気は空流溝1(162)と空流溝2(163)を通じて相互に流動できる事を特徴とする帽子(151)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は頭を覆う帽子と帽子の内側に脱着容易に装着する通気性パットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来帽子の内側に脱着容易に装着する汗とりシートが見られた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-080577
【特許文献2】特開2018-080431
【特許文献3】特開2008-214823
【特許文献4】特開2002-13020
【特許文献5】特開2018-96005
【特許文献6】特開2005-194644
【特許文献7】登録実用新案3086441
【特許文献8】特願2019-206127
【特許文献9】特開2005-103088
【0004】
特許文献1は、本発明と同じ分野と思われるが、帽子のクラウン部下部の周縁部に通気口としての凸凹を形成して、帽子のキャップ部に通気口を設けている。
【0005】
特許文献2は、本発明と同じ分野と思われるが、帽子のキャップ部の内側にライナーを設けて頭髪の圧し潰れを抑制している。
【0006】
特許文献3は、本発明と同じ分野と思われるが、汗とりパットがクリップで帽子鍔に留められている。
【発明の概要】
【0007】
帽子のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側の通気パットの外面全体に接着された不織布は面ファスナーループ機能を有し、通気パットの内面全体に不織布による汗吸着シートが接着され、通気パットの下部の縁ベルトと上部のキャプホルダーと、縁ベルトとキャプホルダーを繋ぐ接合調整面により構成されていて、通気パットは帽子の内側で脱着か出来る。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1は、本発明と同じ分野と思われるが、帽子のクラウン部の下部の周縁部に通気口としての凸凹を形成して、帽子のキャップ部に通気口を設けているが、帽子のキャップ部に通気口がない場合はキャップ部内部の蒸れは解消されない問題点がある。
【0009】
特許文献1は、本発明と同じ分野と思われるが、帽子のクラウン部下部の周縁部に通気口としての凸凹を形成して、帽子のキャップ部に通気口を設けているが、頭の汗の吸着は限定的であるとゆう問題点がある。
【0010】
特許文献1は、本発明と同じ分野と思われるが、帽子のクラウン部下部の周縁部に通気口としての凸凹を形成して、帽子のキャップ部に通気口を設けているが雨の日に雨が帽子のキャップ部の通気口から入ってしまう解決すべき問題点がある。
【0011】
特許文献3は、本発明と同じ分野と思われるが、汗とりパットがクリップで鍔に留められているがキャップ部内部の蒸れは解消されない問題点がある、又、クリップがむき出していてデザインの改良点がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
帽子において、帽子のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、合成樹脂等で形成された通気パットベース の外面全体に接着された不織布が面ファスナーループ機能を有し、通気パットベースの内面全体に不織布による汗吸着シートが接着され、通気パットの下部の縁ベルトと上部のキャプホルダーと、縁ベルトとキャプホルダーを繋ぐ接合調整面により構成されていて、通気パットは帽子の内側に脱着出来る帽子。
【0013】
前記縁ベルトは、面ファスナーフックに沿うように横に長く、面ファスナーフックに接する面は平面1であって、平面1と交互に半円柱状の通気口1が縦向きに複数形成されていて、帽子外部の空気と帽子内部の空気は相互に流通容易になっていて、キャプホルダーは、上下方向に長い形状で複数形成され、帽子に接する面は平面2であって、平面2と交互に半円柱状の通気口2が横向きに複数形成されてキャップホルダーは帽子内側の形状に反映容易になっている、と共に帽子内部の空気は速やかに流動可能になっていて、外部の空気と帽子内部の高温で湿った空気は相互に空流できる帽子。
【0014】
前記接合調整面は、調整穴がキャプホルダーのそれぞれの下に設けられ、半円柱状の通気口1が縦向きに半円柱状の通気口2が横向き形状である方向の違いで生じる通気パットの下部の縁ベルトを円形状にすることの負荷を程よく軽減できて、縁ベルトを帽子の内側の下部の円形状に反映容易にできる帽子。
【0015】
前記帽子の内側の下部のスベリの下部又は帽子の下部にはピンクリップホールが複数設けられていて、縁ベルトの平面1はピンクリップホールに装着されたピンクリップにより帽子に留められている帽子。
【0016】
前記帽子のスベリは面ファスナーフック機能がなくて、通気パットベース 内面全体に不織布による汗吸着シートが接着され、通気パットベース の縁ベルト部の外面に両面テープが装着されていて、両面テープによりスベリに通気パットが装着されている帽子。
【0017】
前記帽子の形状がハットにおいて、通気パットの下部に形成された縁ベルトの両端を延長してあり、一端Aには調整平面ジッパーフックが形成され他端Bには調整平面ジッパーループが設けられていて、ハットの内側の下部のスベリにはピンホールが設けられ、通気パットの下部に形成された縁ベルトとハットの内側の下部のスベリはピンにより留められていて、一端Aと他端Bの合わせの調整により縁ベルトが作る円周の距離が調整可能になっている帽子。
【0018】
帽子において、帽子のスベリに設けられた面ファスナーフックに装着された通気パットは、三次元ランダムループ接合構造体の一面に不織布又は織物が接着されていて、通気パットの下部に横に長い縁ベルトと上部に縦に長い台形のキャプホルダーが形成されていて、ランダムループ内の多くの隙間により帽子内部の高温多湿な空気と帽子外部の空気の循環がスムーズにできて頭の不快感を解消できている帽子。
【0019】
帽子において、帽子内側の下部のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、面ファスナーループ形状のループクッションの一面に不織布又は織物が接着され、通気パットの下部に横に長い縁ベルトと上部には縦に長い台形のキャプホルダーが形成されている、と共に、ループクッションは合成樹脂素材のループとは別に吸水性の高い素材による汗取りループが形成され、ループと汗取りループが混在されていて、ループクッションに多くの隙間ができて、通気パットが装着された帽子の使用時に、帽子内部の高温多湿な空気と帽子外部の空気がループクッションの隙間を抜けて循環がスムーズにでき頭の不快感を解消できている帽子。
【0020】
帽子において、帽子の内側の下部のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、縁ベルトとキャプホルダーと調整穴を有する接合調整面により構成され、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ機能を有し、通気パットベース板の内面に汗吸着クッションと汗吸着クッションを包む不織布による汗吸着シートが圧着され、汗吸着クッションと汗吸着シートは部分的に圧着されて空流溝1と空流溝2が形成され、外部の空気と帽子内部の高温で湿った空気は空流溝1と空流溝2を通じて相互に流動できる事を特徴とする帽子。
【0021】
考案1、帽子において、帽子の内側の下部のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、合成樹脂等で形成された通気パットベースの外面全体に不織布又は織物が接着され、不織布又は織物は面ファスナーループ機能を有し、通気パットの内面全体に不織布による汗吸着シートが接着されている。
【0022】
通気パットは、通気パットの下部に形成された縁ベルトと通気パットの上部に形成されたキャプホルダーと、通気パットの中部に形成され縁ベルトとキャプホルダーを繋ぐ接合調整面により構成されている。
【0023】
通気パットの下部に形成された縁ベルトは、面ファスナーフックに沿うように横に長く、面ファスナーフックに接する面は平面1であって、平面1と交互に半円柱状の通気口1が縦向きに複数形成されている。
【0024】
通気パットの上部に形成されたキャプホルダーは、上下方向に長い形状で複数形成され、帽子に接する面は平面2であって、平面2と交互に半円柱状の通気口2が横向きに複数形成されている。
【0025】
通気パットの中部に形成され縁ベルトとキャプホルダーを繋ぐ接合調整面は調整穴がキャプホルダーのそれぞれの下に設けられている、又、帽子(1)の内側の下部に直接通気パット(3)を取り付ける事も考えられる。
【0026】
考案1ー2、帽子の内側の下部のスベリの下部又は帽子の下部にはピンクリップホールが複数設けられていて、縁ベルトの平面1はピンクリップホールに装着されたピンクリップにより留められている。
【0027】
考案1ー3、帽子において、帽子の内側に装着された通気パットは、通気パットの内面全体に不織布による汗吸着シートが接着されていて、通気パットの下部に形成された縁ベルトの外面に両面テープが装着され、両面テープによりスベリに通気パットが装着されている。
【0028】
考案2、帽子の形状がハットにおいて、通気パットの下部に形成された縁ベルトの両端を延長してあり、一端Aには調整平面ジッパーフックが形成され他端Bには調整平面ジッパーループが設けられていて、ハットの内側の下部のスベリにはピンホールが設けられ、通気パットの下部に形成された縁ベルトとハットの内側の下部のスベリはピンにより留められている。
【0029】
考案3、帽子において、帽子の内側の下部のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、三次元ランダムループ接合構造体であって、三次元ランダムループ接合構造体の一面に不織布又は織物が接着されている。
【0030】
三次元ランダムループ接合構造体は、熱可塑性樹脂を用いて連続線条体を曲がりくねらせてランダムループが形成されていて、夫々のループを溶解状態で接触させて、接触部の大部分が融着されている、或いはランダムループを接着剤液等に浸けてループの接触部の大部分が接着されている。
【0031】
通気パットの形状は、帽子の内側の下部のスベリに装着された横長の面ファスナーフックに接触容易である様に、通気パットの下部に横に長い縁ベルトが形成され、通気パットの上部には縦に長い台形のキャプホルダーが複数形成されている。
【0032】
三次元ランダムループの素材に吸水性をそなえた繊維が混入された可塑性樹脂が用いられている、又、通気パットの下部に形成された縁ベルトの両端は延長され、一端には調整平面ジッパーフックが形成され他端には調整平面ジッパーループが設けられていて一端と他端の合わせの調整により縁ベルトが作る円周の距離を調整可能になっている。
【0033】
考案4、帽子において、帽子下部の内側のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、面ファスナーループ形状(織物の一部分がループ形状)のループクッションの一面(織物面)に不織布又は織物が接着されている。
【0034】
ループクッションは、頭と帽子との間に空流を促す為にループのサイズは直径5mmから10mmほどで潰れにくく加えて適度なクッション性のある太さになっている。
【0035】
通気パットの形状は、帽子内側の下部のスベリに装着された横長の面ファスナーフックに接触容易である様に、通気パットの下部に横に長い縁ベルトが形成され、通気パットの上部には縦に長い台形のキャプホルダーが複数形成されている。
【0036】
ループクッションは合成樹脂素材のループとは別に吸水性の高い素材による汗取りループが形成され、ループと汗取りループが混在されている。
【0037】
考案5、帽子において、帽子の内側の下部のスベリには面ファスナーフックが設けられ、帽子の内側に装着された通気パットは、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ機能を有していて、通気パットベース板の内面に汗吸着クッションと汗吸着クッションを包む不織布による汗吸着シートが圧着されていて、汗吸着シートは収縮素材(網状、しわ状、ギャザー状)が使用されている。
【0038】
通気パットは、通気パットベース板 と面ファスナーループは平らであって、通気パットの下部に形成された縁ベルトと通気パットの上部に形成されたキャプホルダーと、通気パットの中部に形成され縁ベルトとキャプホルダーを繋ぐ接合調整面により構成されている。
【0039】
通気パットの中部に形成され縁ベルトとキャプホルダーを繋ぐ接合調整面には調整穴がキャプホルダーのそれぞれの下に設けられていて、通気パットベース板 と汗吸着シートは部分的に圧着されている。
【0040】
通気パットの下部に形成された縁ベルトは、面ファスナーフックに沿うように横に長く、縁ベルトの汗吸着クッションと汗吸着シートは部分的に圧着されて縦長の空流溝1になっていて、通気パットの上部に形成されたキャプホルダーは、上下方向に長い台形状で複数形成されていて、キャプホルダーの汗吸着クッショと汗吸着シートは部分的に通気パットベース板へ圧着されて横長の空流溝2になっている。
【0041】
通気パットの周囲と接合調整面は、キャプホルダーの汗吸着クッションと汗吸着シートが通気パットベース板へ圧着されている。
【発明の効果】
【0042】
以下図面に基づき説明する。
考案1、
図1-
図6符号1-符号14は、帽子(1)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(2)が設けられ、帽子(1)の内側に装着された通気パット(3)は、合成樹脂等で形成された通気パットベース (4)の外面全体に不織布が接着され、不織布は面ファスナーループ(5)機能を有していることにおいて、帽子(1)に通気パット(3)を容易に脱着できる。
【0043】
通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)は、面ファスナーフック(2)に沿うように横に長く、又、縁ベルト(7)の面ファスナーフック(2)に接する面は平面1(10)であって、平面1(10)と交互に半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成されていることにおいて、帽子(1)外部の空気と帽子(1)内部の空気は相互に空流通自在になっている。
【0044】
通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)は、面ファスナーフック(2)に沿うように横に長く、縁ベルト(7)の面ファスナーフック(2)に接する面は平面1(10)であって、平面1(10)と交互半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成されていることにおいて、複数の半円柱状の通気口1(11)がスプリング効果を生んで縁ベルト(7)は円形に出来て、通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)を帽子(1)の内側の下部の円形状の面ファスナーフック(2)に密着して装着できている。
【0045】
通気パット(3)は、合成樹脂等で形成された通気パットベース (4)の内面全体に不織布による汗吸着シート(6)が接着されていることにおいて、汗吸着シート(6)に吸着された頭皮からの汗は合成樹脂等で形成された通気パットベース (4)を通過することがなく、汗により帽子(1)を汚すことはない。
【0046】
通気パット(3)の上部に形成されたキャップホルダー(8)は、上下方向に長い台形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されていることにおいて、帽子(1)内部の空気は速やかに空流可能になっている。
【0047】
縁ベルト(7)の平面1(10)と交互に半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成され、帽子(1)外部の空気と帽子(1)内部の空気は相互に空流容易になっていて、キャップホルダー(8)の半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されて帽子(1)内部の空気は速やかに空流可能になっていることにおいて、帽子(1)にメッシュ部分や通気口を設けることなしに外部の空気と帽子(1)内部の高温で湿った空気は相互に空流でき入れ替わり容易になっている。
【0048】
帽子(1)にメッシュ部分や通気口を設けることなしに外部の空気と帽子(1)内部の高温で湿った空気は相互に流動できることにおいて、雨が帽子内に入ることはない。
【0049】
通気パット(3)の内面全体に不織布による汗吸着シート(6)が接着されていることにおいて、頭皮からの汗を吸着出来ると共に外部の空気と帽子(1)内部の湿った空気は相互の流動により汗吸着シート(6)の乾燥ができている。
【0050】
通気パット(3)の上部に形成されたキャップホルダー(8)は、上下方向に長い台形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されていることにおいて、複数の半円柱状の通気口2(13)がスプリング効果を生んで、通気パット(3)の上部に上下方向に長い台形状で複数形成されたキャップホルダー(8)は湾曲になって、帽子(1)の内面の形状に沿って容易に曲がる事ができている。
【0051】
通気パット(3)の上部に形成されたキャップホルダー(8)は、上下方向に長い台形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されていて、帽子(1)内側の平面2(12)が接触する部分に面ファスナーフックが設けられている場合において、複数の半円柱状の通気口2(13)がスプリング効果を生んで、通気パット(3)の上部に上下方向に長い台形状で複数形成されたキャップホルダー(8)は、帽子(1)の内面の形状に沿って容易に曲がる事ができている。
【0052】
通気パット(3)の下部に形成され縁ベルト(7)とキャップホルダー(8)を繋ぐ接合調整面(9)は、調整穴(14)がキャップホルダー(8)のそれぞれの下に設けられていることにおいて、面ファスナーフック(2)に接する縁ベルト(7)の面は平面1(10)であって、平面1(10)と交互に半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成されていて、通気パット(3)の上部に形成されたキャップホルダー(8)は、上下方向に長い台形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されていて、半円柱状の通気口1(11)が縦向きに半円柱状の通気口2(13)が横向き形状である方向の違いで生じる通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)を円形状にすることで生じる負荷を程よく軽減できて、通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)を帽子(3)の内側の下部の湾曲状に沿って円形状に容易にできる。
【0053】
考案1の2、
図1-
図7図9符号1-符号16は、帽子(1)の内側の下部のスベリに通気パット(3)を装着する方法として、帽子(1)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(2)を設けずに、スベリの下部又は帽子(1)の下部にはピンクリップホール(15)が複数設けられていていることにおいて、縁ベルト(7)の平面1(10)はピンクリップホール(15)に装着されたピンクリップ(16)により帽子(1)に留められている。
【0054】
考案1の3、
図1-
図4、
図8図9、符号1-符号14、符号17は、帽子(1)において、帽子(1)の内側に装着された通気パット(3)は、通気パットベース (4)の内面全体に不織布による汗吸着シート(6)が接着されていて、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)部の通気パットベース (4)の外面に両面テープ(17)が装着されていることにおいて、両面テープ(17)によりスベリに通気パット(3)が装着されていて、スベリに面ファスナー機能がない帽子に通気パット(3)を後付け可能な形状になっている。
【0055】
考案2、
図10-
図12符号18-符号22は、帽子の形状がハット(18)において、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)の両端を延長してあり、一端A(19)には調整平面ジッパーフックが形成され他端B(20)には調整平面ジッパーループが設けられていていることにおいて、一端A(19)と他端B(20)の合わせの調整により縁ベルトが作る円周の距離を調整可能になっている。
【0056】
ハット(18)の内側の下部のスベリにはピンホール(21)が設けられ、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)とハット(18)の内側の下部のスベリはピン(22)により留められていることにおいて、一端A(19)と他端B(20)の合わせの調整により縁ベルトが作る円周の距離を調整の際にハット(18)と通気パット(3)が離れることを防止できている。
【0057】
考案3、
図12-
図15符号51-符号58は、帽子(51)の内側に装着された通気パット(53)は、三次元ランダムループ(54)接合構造体であって、三次元ランダムループ(54)接合構造体は、熱可塑性樹脂を用いて連続線状態を曲がりくねらせてランダムループ(54)が形成されていて、ランダムループ(54)を溶解状態で接触させて、接触部(56)の大部分が融着されている、或いはランダムループ(54)を接着剤液等に浸けて接触部(56)の大部分が接着されていることにおいて、ランダムループ(54)内に多くの隙間ができて帽子(51)内部の高温多湿な空気と帽子(51)外部との空気がランダムループ(54)の隙間を抜けて空気循環がスムーズにでき頭の不快感を解消できている。
【0058】
帽子(51)の内側の下部の横長のスベリには面ファスナーフック(52)が設けられ、三次元ランダムループ(54)接合構造体の一面に不織布(55)又は織物が接着されていることみおいて、不織布(55)が面ファスナーループ機能となり面ファスナーフック(52)と不織布(55)とで面ファスナーになっている。
【0059】
帽子(51)の内側の下部の横長のスベリには面ファスナーフック(52)が設けられ、通気パット(53)の下部には横に長い縁ベルト(57)が形成されていることにおいて、横に長い縁ベルト(57)の不織布(55)が面ファスナーループ機能をになって、帽子(51)に通気パット(53)を容易に脱着できている。
【0060】
通気パット(53)の上部に縦に長い台形状のキャプホルダー(58)が形成され、台形状のキャプホルダー(58)は上にいくほどしなやかに曲がることができていることにおいて、帽子(51)に通気パット(53)を装着のさいに台形状のキャプホルダー(58)部分は帽子(51)内側の椀形状を容易に反映できている、又、通気パット(53)をハットに装着のさいにキャプホルダー(58)部分はハットの筒形状を容易に反映できている。
【0061】
考案4、
図16-
図20符号101-符号109は、帽子(101)において、帽子(101)内側の下部のスベリには面ファスナーフック(102)が設けられ、帽子(101)の内側に装着された通気パット(103)は、面ファスナーループ形状(織物の一部分がループ形状)のループクッション(104)の一面(織物面)に不織布(105)又は織物が接着されていて、通気パット(103)の下部に横に長い縁ベルト(107)が形成されることにおいて、帽子(101)の内側の下部のスベリに装着された横長の面ファスナーフック(102)に縁ベルト(107)の不織布が接触容易になっていて、帽子(101)の内側に通気パット(103)が容易に脱着可能になっている。
【0062】
通気パット(103)の上部には縦に長い台形状のキャプホルダー(108)が複数形成されていることにおいて、台形状のキャプホルダー(108)は上にいくほどしなやかに曲がることができて、帽子(51)に通気パット(103)を装着のさいに台形のキャプホルダー(108)部分は帽子(51)のキャプ部内側の椀形状を容易に反映できている、又、通気パット(103)をハットに装着のさいにキャプホルダー(108)部分はハットの筒形状を容易に反映できている。
【0063】
ループクッション(104)は、ループ(106)のサイズが直径5mmから10mmほどで潰れにくくて、加えて適度なクッションがある太さになっていて、汗取りループ(109)のサイズが直径5mmから10mmほどであることにおいて、ループクッション(104)に多くの隙間ができていて、通気パット(103)が装着された帽子(101)の使用時に、帽子(101)内部の高温多湿な空気と帽子(101)外部の空気がループクッション(104)の隙間を抜けて空気循環がスムーズにでき頭の不快感を解消できている。
【0064】
ループクッション(104)は合成樹脂素材のループ(106)とは別に吸水性の高い素材による汗取りループ(109)が形成され、ループ(106)と汗取りループ(109)が混在されていることにおいて、汗取りループ(109)により頭の汗が吸着され、帽子(101)内部の空気と帽子(101)外部の空気がループクッション(104)の隙間を抜け循環して汗取りループ(109)に吸着された汗が乾燥されて頭の不快感を解消できている。
【0065】
考案5、
図21-
図26符号151-符号163は、帽子(151)において、帽子(151)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(152)が設けられ、帽子(151)の内側に装着された通気パット(153)は、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 (154)の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ(155)機能を有していることにおいて、帽子(151)に通気パット(153)を容易に脱着できている。
【0066】
通気パット(153)の下部に形成された縁ベルト(158)は、面ファスナーフック(152)に沿うように横に長く、縁ベルト(158)の通気パットベース板 (154)と汗吸着シート(157))は部分的に圧着されて縦長の空流溝1(162)になっていることにおいて、帽子(151)外部の空気と帽子(151)内部の空気は相互に流通自在になっている。
【0067】
通気パット(153)の上部に形成されたキャプホルダー(159)は、上下方向に長い台形状で複数形成されていて、キャプホルダー(159)の汗吸着シート(157))と通気パットベース板 (154)は部分的に圧着されて横長の空流溝2(163)になっていることにおいて、帽子(151)内部の空気は速やかに流動可能になっている、と共に、帽子(151)にメッシュ部分や通気口を設けることなしに外部の空気と帽子(151)内部の高温で湿った空気は空流溝1(162)と相まって相互に流動できている。
【0068】
通気パット(153)の中部に形成され縁ベルト(158)とキャプホルダー(159)を繋ぐ接合調整面(160)には調整穴(161)がキャプホルダー(159)のそれぞれの下に設けられていることにおいて、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 (154)は平らであって、通気パット(153)の下部に形成された縁ベルト(158)は面ファスナーフック(152)に沿うように横に長く、横に長い縁ベルト(158)と上下に長いキャップホルダー(159)をキャップ内面の椀形状を反映する場合に方向の違いで生じる負荷を程よく軽減できて、通気パット(153)の下部の縁ベルト(158)を帽子(151)の内側の下部の湾曲状に沿って円形状に容易にできる、と共に、上下に長いキャップホルダー(159)をキャップ内面の椀形状を容易に反映出来ている。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【
図1】考案1、帽子(1)の内側に通気パット(3)が装着された斜視図。
【
図2】考案1、通気パット(3)の平面図、拡張部分Aを示している。
【
図3】考案1、
図2の拡張部分Aの平面図、B-B切断線とC-C切断線を示している。
【
図7】考案1の2、帽子(1)の内側に通気パット(3)が装着された斜視図、スベリの下部又は帽子(1)の下部のピンクリップホール(15)、ピンクリップ(16)を示す。
【
図8】考案1の3、
図3のB-B線切断端面図、縁ベルト(7)部の通気パットベース (4)の外面に両面テープ(17)が装着されている。
【
図9】考案1の3、
図3のC-C線切断端面図、縁ベルト(7)部の通気パットベース (4)の外面に両面テープ(17)が装着されている。
【
図10】考案2、ハット(18)の内側に通気パット(3)が装着された右側面図。
【
図11】考案2、縁ベルト(7)の両端を延長してあり、一端A(19)と他端B(20)になっている。
【
図12】考案2、ハット(18)の内側に通気パット(3)が装着された底面図、一端A(19)と他端B(20)の合わせを示している。
【
図13】考案3、帽子(51)の内側に通気パット(53)が装着された斜視図。
【
図14】考案3、通気パット(53)の平面図、拡張部分Dを示している。
【
図16】考案3、ランダムループ(54)の接触部(56)を示す図。
【
図17】考案4、帽子(101)の内側に通気パット(103)が装着された斜視図。
【
図18】考案4、通気パット(103)の平面図、拡張部分Eを示している。
【
図19】考案4、
図18の拡張部分Eの斜視図。ウィキペディア フリー参考画像
【
図20】考案4、通気パット(103)の参考斜視図。ウィキペディア フリー参考画像
【
図21】考案4、通気パット(103)の参考斜視図。
【
図22】考案5、帽子(151)の内側に通気パット(153)が装着された斜視図。
【
図23】考案5、通気パット(153)の平面図、拡張部分Fを示している。
【
図24】考案5、
図23の拡張部分Fの平面図、G-G切断線とH-H切断線を示す。
【発明を実施するための形態】
【0070】
以下図面に基づき説明する。
考案1、
図1-
図6符号1-符号14は、帽子(1)において、帽子(1)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(2)が設けられ、帽子(1)の内側に装着された通気パット(3)は、合成樹脂等で形成された通気パットベース (4)の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ(5)機能を有し、通気パットベース(4)の内面全体に不織布による汗吸着シート(6)が接着されている。
【0071】
通気パット(3)は、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)と通気パット(3)の上部に形成されたキャプホルダー(8)と、通気パット(3)の中部に形成され縁ベルト(7)とキャプホルダー(8)を繋ぐ接合調整面(9)により構成されている。
【0072】
通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)は、面ファスナーフック(2)に沿うように横に長く、面ファスナーフック(2)に接する面は平面1(10)であって、平面1(10)と交互に半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成されている。
【0073】
通気パット(3)の上部に形成されたキャプホルダー(8)は、上下方向に長い台形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、平面2(12)と交互に半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されている。
【0074】
通気パット(3)の中部に形成され縁ベルト(7)とキャプホルダー(8)を繋ぐ接合調整面(9)には調整穴(14)がキャプホルダー(8)のそれぞれの下に設けられている、又、帽子(1)の内側の下部に直接通気パット(3)を取り付ける事も考えられる。
【0075】
考案1の2、
図1-
図7符号1-符号16は、帽子(1)の内側の下部のスベリの下部又は帽子(1)の下部にはピンクリップホール(15)が複数設けられていて、縁ベルト(7)の平面1(10)はピンクリップホール(15)に装着されたピンクリップ(16)によりに帽子(1)に留められている。
【0076】
考案1の3、
図1-
図4、
図8図9、符号1-符号14、符号17は、帽子(1)において、帽子(1)のスベリは面ファスナーフック(2)機能がなくて、帽子(1)の内側に装着された通気パット(3)は、通気パットベース (4)の内面全体に不織布による汗吸着シート(6)が接着されていて、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)部の通気パットベース (4)外面に両面テープ(17)が装着され、両面テープ(17)により通気パット(3)はスベリに装着されている。
【0077】
考案2、
図10-
図12符号18-22符号は、帽子(1)の形状がハット(18)形状において、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)の両端を延長してあり、一端A(19)には調整平面ジッパーフックが形成され他端B(20)には調整平面ジッパーループが設けられていて、ハット(18)の内側の下部のスベリにはピンホール(21)が設けられ、通気パット(3)の下部に形成された縁ベルト(7)とハット(18)の内側の下部のスベリはピン(22)により留められている、
【0078】
考案3、
図12-
図15符号51-符号58は、帽子(51)において、帽子(51)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(52)が設けられ、帽子(51)の内側に装着された通気パット(53)は、三次元ランダムループ(54)接合構造体であって、三次元ランダムループ(54)接合構造体の一面に不織布(55)又は織物が接着されている。
【0079】
三次元ランダムループ(54)接合構造体は、熱可塑性樹脂を用いて連続線条体を曲がりくねらせてランダムループが形成されていて、ランダムループを溶解状態で接触させて、接触部(56)の大部分が融着されている、或いはランダムループを接着剤液等に浸けてループの接触部(56)の大部分が接着されている。
【0080】
通気パット(53)の形状は、帽子(51)の内側の下部のスベリに装着された横長の面ファスナーフック(52)に接触容易である様に、通気パット(53)の下部に横に長い縁ベルト(57)が形成され、通気パット(53)の上部には縦に長い台形状のキャプホルダー(58)が複数形成されている。
【0081】
三次元ランダムループ(54)の素材に吸水性をそなえた繊維が混入された可塑性樹脂が用いられている、又、通気パット(53)の下部に形成された縁ベルト(57)の両端は延長され、一端には調整平面ジッパーフックが形成され他端には調整平面ジッパーループが設けられていて一端と他端の合わせの調整により縁ベルトが作る円周の距離を調整可能になっている。
【0082】
考案4、
図16-
図20符号101-符号109は、帽子(101)において、帽子(101) 下部の内側のスベリには面ファスナーフック(102)が設けられ、帽子(101)の内側に装着された通気パット(103)は、面ファスナーループ形状(織物の一部分がループ形状)のループクッション(104)の一面(織物面)に不織布(105)又は織物が接着されている。
【0083】
ループクッション(104)は、頭と帽子との間に空流を促す為にループ(106)のサイズは直径5mmから10mmほどで潰れにくく加えて適度なクッション性のある太さになっている。
【0084】
通気パット(103)の形状は、帽子(101)内側の下部のスベリに装着された横長の面ファスナーフック(102)に接触容易である様に、通気パット(103)の下部に横に長い縁ベルト(107)が形成され、通気パット(103)の上部には縦に長い台形状のキャプホルダー(108)が複数形成されている。
【0085】
ループクッション(104)は合成樹脂素材のループ(106)とは別に吸水性の高い素材による汗取りループ(109)が形成され、ループ(106)と汗取りループ(109)が混在されている。
【0086】
考案5、
図21-
図26符号151-符号163は、帽子(151)において、帽子(151)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(152)が設けられ、帽子(151)の内側に装着された通気パット(153)は、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 (154)の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ(155)機能を有していて、通気パットベース板(154)の内面に汗吸着クッション(156)と汗吸着クッション(156)を包む不織布による汗吸着シート(157)が圧着されていて、汗吸着シート(157)は収縮素材(網状、しわ状、ギャザー状)が使用されている。
【0087】
通気パット(153)は、通気パットベース板 (154)と面ファスナーループ(155)は平らであって、通気パット(153)の下部に形成された縁ベルト(158)と通気パット(153)の上部に形成されたキャプホルダー(159)と、通気パット(153)の中部に形成され縁ベルト(158)とキャプホルダー(159)を繋ぐ接合調整面(160)により構成されている。
【0088】
通気パット(153)の中部に形成され縁ベルト(158)とキャプホルダー(159)を繋ぐ接合調整面(160)には調整穴(161)がキャプホルダー(159)のそれぞれの下に設けられていて、通気パットベース板 (154)と汗吸着シート(157)は部分的に圧着されている。
【0089】
通気パット(153)の下部に形成された縁ベルト(158)は、面ファスナーフック(152)に沿うように横に長く、縁ベルト(158)の通気パットベース板 (154)と汗吸着シート(157))は部分的に圧着されて縦長の空流溝1(162)になっていて、通気パット(153)の上部に形成されたキャプホルダー(159)は、上下方向に長い台形状で複数形成されていて、キャプホルダー(159)の汗吸着シート(157))と通気パットベース板 (154)は部分的に圧着されて横長の空流溝2(163)になっている。
【0090】
通気パット(153)の接合調整面(160)は、汗吸着シート(157))と通気パットベース板 (154)は部分的に圧着されて空流溝1(162)と流溝2(163)に続いている。
【産業上の利用可能性】
【0091】
通気パット(3)は、近年高温の日が多くなっていて幼児用から成人まで多くの帽子の形状に装着可能であるので利用可能性が見込まれる。
【符号の説明】
【0092】
1 帽子
2 面ファスナーフック
3 通気パット
4 通気パットベース
5 面ファスナーループ
6 汗吸着シート
7 縁ベルト
8 キャプホルダー
9 接合調整面
10 平面1
11 通気口1
12 平面2
13 通気口2
14 調整穴
15 ピンクリップホール
16 ピンクリップ
17 両面テープ
18 ハット
19 一端A
20 他端B
21 ピンホール
22 ピン
51 帽子
52 面ファスナーフック
53 通気パット
54 ランダムループ
55 不織布
56 接触部
57 縁ベルト
58 キャップホルダー
101 帽子
102 面ファスナーフック
103 通気パット
104 ループクッション
105 不織布
106 ループ
107 縁ベルト
108 キャップホルダー
109 汗取りループ
151 帽子
152 面ファスナーフック
153 通気パット
154 通気パットベース板
155 面ファスナーループ
156 汗吸着クッション
157 汗吸着シート
158 縁ベルト
159 キャップホルダー
160 接合調整面
161 調整穴
162 空流溝1
163 空流溝2
【手続補正書】
【提出日】2024-11-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帽子(1)において、帽子(1)のスベリには面ファスナーフック(2)が設けられ、帽子(1)の内側に装着された通気パット(3)は、合成樹脂で形成された通気パットベース (4)の外面全体に接着された不織布が面ファスナーループ(5)機能を有し、通気パットベース(4)の内面全体に汗吸着シート(6)が接着され、通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)と上部のキャプホルダー(8)と、縁ベルト(7)とキャプホルダー(8)を繋ぐ接合調整面(9)により構成されていて、通気パット(3)は帽子の内側に脱着出来る事を特徴とする帽子(1)。
【請求項2】
前記縁ベルト(7)は、面ファスナーフック(2)に沿うように横に長く、面ファスナーフック(2)に接する面は平面1(10)であって、平面1(10)と交互に半円柱状の通気口1(11)が縦向きに複数形成されていて、帽子(1)外部の空気と帽子(1)内部の空気は相互に空流容易になっていて、キャプホルダー(8)は、上下方向に長い形状で複数形成され、帽子(1)に接する面は平面2(12)であって、平面2(12)と交互に半円柱状の通気口2(13)が横向きに複数形成されてキャップホルダー(8)は帽子(1)内側の形状になっている、と共に帽子(1)内部の空気は速やかに空流可能になっていて、外部の空気と帽子(1)内部の高温で湿った空気は相互に空流できる事を特徴とする請求項1に記載の帽子(1)。
【請求項3】
前記接合調整面(9)は、調整穴(14)がキャプホルダー(8)のそれぞれの下に設けられ、半円柱状の通気口1(11)が縦向きに半円柱状の通気口2(13)が横向き形状である方向の違いで生じる通気パット(3)の下部の縁ベルト(7)を円形状にすることで生じる負荷を軽減できて、縁ベルト(7)を帽子(1)の内側の下部の円形状にできる事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帽子(1)。
【請求項4】
帽子(51)において、帽子(51)のスベリに設けられた面ファスナーフック(52)に装着された通気パット(53)は、三次元ランダムループ(54)接合構造体の一面に不織布(55)又は織物が接着されていて、通気パット(53)の下部に横に長い縁ベルト(57)と上部に縦に長い台形状のキャプホルダー(58)が形成されていて、ランダムループ内の多くの隙間により帽子(51)内部の高温多湿な空気と帽子(51)外部の空気との循環がスムーズにできて頭の不快感を解消できている事を特徴とする帽子(51)。
【請求項5】
帽子(101)において、帽子(101)内側の下部のスベリには面ファスナーフック(102)が設けられ、帽子(101)の内側に装着された通気パット(103)は、面ファスナーループ形状のループクッション(104)の一面に不織布(105)又は織物が接着され、通気パット(103)の下部に横に長い縁ベルト(107)と上部には縦に長い台形状のキャプホルダー(108)が形成されている、と共に、ループクッション(104)は合成樹脂素材のループ(106)とは別に吸水性の高い素材による汗取りループ(109)が形成され、ループ(106)と汗取りループ(109)が混在されていて、ループクッション(104)に多くの隙間ができて、通気パット(103)が装着された帽子(101)の使用時に、帽子(101)内部の高温多湿な空気と帽子(101)外部の空気がループクッション(104)の隙間を抜けて循環がスムーズにでき頭の不快感を解消できている事を特徴とする帽子(101)。
【請求項6】
帽子(151)において、帽子(151)の内側の下部のスベリには面ファスナーフック(152)が設けられ、帽子(151)の内側に装着された通気パット(153)は、縁ベルト(158)とキャプホルダー(159)と調整穴(161)を有する接合調整面(160)により構成され、合成樹脂又は、表紙等で形成された通気パットベース板 (154)の外面全体に不織布が接着され不織布は面ファスナーループ(155)機能を有し、通気パットベース板(154)の内面に汗吸着クッション(156)と汗吸着クッション(156)を包む不織布による汗吸着シート(157)が圧着され、汗吸着クッション(156)と汗吸着シート(157))は部分的に圧着されて空流溝1(162)と空流溝2(163)が形成され、外部の空気と帽子(151)内部の高温で湿った空気は空流溝1(162)と空流溝2(163)を通じて相互に流動できる事を特徴とする帽子(151)。