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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172455
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】中子除去装置
(51)【国際特許分類】
   B22D 29/00 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
B22D29/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023090184
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000142883
【氏名又は名称】株式会社五十鈴製作所
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100131406
【弁理士】
【氏名又は名称】福山 正寿
(72)【発明者】
【氏名】松澤 孝純
(72)【発明者】
【氏名】大嶺 秀紀
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 浩庸
(72)【発明者】
【氏名】中山 総
(57)【要約】
【課題】装置を大掛かりなものとすることなく、鋳造成形体を簡易に振動させること。
【解決手段】鋳造成形体90を支持する治具本体26を、弾性体24a,24a,24a,24b,24b,24bを介して車体40に揺動可能に固定し、ブロック体32がストッパーブロック23から離れる方向に、作業ロボット6によって、治具本体26の突出片30cを引っ張る。ブロック体32がストッパーブロック23から所定距離離れたときに、作業ロボット6の引掛け部62aと突出片30cとの係合を解除する。これにより、簡易な構成で、鋳造成形体90を支持した治具本体26を揺動させることができる。しかも、当該治具本体26の揺動は、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突を伴うため、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突の際の衝撃力を利用して、中子の粉砕や中子の鋳造成形体90からの剥離を促進することができる。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中子を有する鋳造成形体から前記中子を除去する中子除去装置であって、
基台と、
前記基台に固定された弾性体と、
前記鋳造成形体を支持可能であると共に前記弾性体を介して前記基台に支持された鋳造成形体支持部と、
前記鋳造成形体支持部の第1所定箇所に当接可能に前記基台に固定された当接部と、
前記鋳造成形体支持部の第2所定箇所と係合可能な係合部を有し、該係合部を介して、前記第1所定箇所が前記当接部から離れる方向への前記鋳造成形体支持部の姿勢変更を、前記弾性体の弾性領域内で行うことが可能であると共に、前記鋳造成形体支持部が姿勢変更した後、前記係合部の前記第2所定箇所への係合を解除可能な姿勢変更部と、
を備える中子除去装置。
【請求項2】
前記姿勢変更部は、前記係合部を介して前記第2所定箇所を引っ張ることにより、前記鋳造成形体支持部の姿勢を変更可能である
請求項1に記載の中子除去装置。
【請求項3】
前記第2所定箇所は、前記弾性体に関して前記基台とは反対側に配置されている
請求項1または2に記載の中子除去装置。
【請求項4】
前記姿勢変更部は、前記鋳造成形体に所定の処理を施すことが可能である
請求項2に記載の中子除去装置。
【請求項5】
前記第2所定箇所は、前記弾性体に関して前記基台とは反対側に配置されており、
前記姿勢変更部は、前記鋳造成形体に所定の処理を施すことが可能である
請求項2に記載の中子除去装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中子を有する鋳造成形体から中子を除去する中子除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特開2017-192949号公報(特許文献1)には、枠体と、当該枠体に固定された打撃部と、枠体に固定された振動発生部と、打撃部および振動発生部を制御する制御部と、を備え、受け台を介して枠体にセットされた鋳造成形体を、打撃部によって打撃しながら、振動発生部によって枠体を介して鋳造成形体を振動させることで、鋳造成形体から中子を除去する中子除去装置が記載されている。
【0003】
当該中子除去装置は、打撃部によって、中子を砕いて、鋳造成形体の内壁から当該中子を剥離させ、振動発生部によって、砕かれた中子同士あるいは砕かれた中子と鋳造成形体の内壁とを衝突させることができるため、中子をより細かく砕くことができ、鋳造成形体から中子を適正に除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-192949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した公報に記載の中子除去装置は、鋳造成形体を振動させるために、振動発生部としてのモータを枠体に固定して、当該枠体自体を振動させる構成であるため、装置が大掛かりなものとなり、装置のコンパクト化や簡素化という点において、なお改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、装置を大掛かりなものとすることなく、鋳造成形体を簡易に振動させることが可能な中子除去装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の中子除去装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明に係る中子除去装置の好ましい形態によれば、中子を有する鋳造成形体から中子を除去する中子除去装置が構成される。当該中子除去装置は、基台と、当該基台に固定された弾性体と、当該弾性体を介して基台に支持された鋳造成形体支持部と、基台に固定された当接部と、鋳造成形体支持部の第2所定箇所と係合可能な係合部を有する姿勢変更部と、を備えている。鋳造成形体支持部は、鋳造成形体を支持可能である。当接部は、鋳造成形体支持部の第1所定箇所に当接可能である。姿勢変更部は、鋳造成形体の第1所定箇所が当接部から離れる方向への鋳造成形体支持部の姿勢変更を、弾性体の弾性領域内で行うことが可能である。また、姿勢変更部は、鋳造成形体支持部が姿勢変更した後、係合部の第2所定箇所への係合を解除可能である。
【0009】
本発明によれば、姿勢変更部によって、第2所定箇所が当接部から離れる方向へ鋳造成形体支持部が姿勢変更され、当該姿勢変更された後に係合部の第2所定箇所への係合が解除される。鋳造成形体支持部の姿勢変更に伴って、弾性体が弾性変形するため、係合部の第2所定箇所への係合が解除されたときに、弾性体の弾性力(復元力)によって、鋳造成形体支持部が元の姿勢に戻ろうとする。ここで、鋳造成形体支持部は、慣性によって、元の姿勢(位置)を超えて(元の姿勢(位置)に関して、姿勢変更部による姿勢変更の方向とは反対方向に)姿勢を変更しようとするが、当該姿勢変更は、鋳造成形体支持部の第1所定箇所の当接部への衝突により阻止される。そして、第1所定箇所の当接部への衝突の反力により、鋳造成形体支持部は、再度、姿勢変更部による姿勢変更方向と同方向に姿勢が変更される。以降、弾性体による上記鋳造成形体支持部の振動が収束するまで、第1所定箇所の当接部への衝突を伴う姿勢変更を繰り返す。このように、第1所定箇所が当接部から離れる方向へ鋳造成形体支持部を姿勢変更させ、当該姿勢変更後に係合部の第2所定箇所への係合を解除するのみという簡易な構成で、鋳造成形体を振動させることができる。なお、第2所定箇所の当接部への衝突の際の衝撃力を利用して、中子の粉砕や中子の鋳造成形体からの剥離を促進することができる。
【0010】
本発明に係る中子除去装置の更なる形態によれば、姿勢変更部は、係合部を介して第2所定箇所を引っ張ることにより、鋳造成形体支持部の姿勢を変更可能である。
【0011】
本形態によれば、係合部を介して第2所定箇所を引っ張るのみという簡易な構成で、第2所定箇所が当接部から離れる方向への鋳造成形体支持部の姿勢変更を実現することができる。
【0012】
本発明に係る中子除去装置の更なる形態によれば、第2所定箇所は、弾性体に関して基台とは反対側に配置されている。
【0013】
本形態によれば、弾性体を支点として鋳造成形体支持部を傾動させることができるため、小さな力で第2所定箇所を当接部から離隔させることができる。しかも、係合部の第2所定箇所への係合を解除した際には、鋳造成形体支持部を傾動させるために要する力よりも大きな衝突力を以って第2所定箇所を当接部に衝突させることができる。これにより、中子の粉砕や中子の鋳造成形体からの剥離をより効果的に促進することができる。なお、第2所定箇所と弾性体との距離が大きいほど、第2所定箇所を当接部から離隔させる力をより小さくすることができる。
【0014】
本発明に係る中子除去装置の更なる形態によれば、姿勢変更部は、鋳造成形体に所定の処理を施すことが可能である。ここで、本発明における所定の処理とは、典型的には、鋳造成形体から中子を除去するための処理がこれに該当し、例えば、ハンマなどによる鋳造成形体への打撃や、エアやドリルなどによる中子粉砕、あるいは、鋳造成形体の処理エリアまでの搬送などが考えられる。
【0015】
本形態によれば、鋳造成形体支持部の姿勢を変更するためだけの専用部を設ける必要がない。即ち、鋳造成形体から中子を除去するための処理を施す装置、例えば、ハンマなどによる鋳造成形体への打撃や、エアやドリルなどによる中子粉砕、あるいは、鋳造成形体の処理エリアまでの搬送するための装置(ロボット)を利用して、鋳造成形体支持部の姿勢を変更することができるため、合理的である。
【0016】
本発明に係る中子除去装置の更なる形態によれば、第2所定箇所は、弾性体に関して基台とは反対側に配置されている。そして、姿勢変更部は、鋳造成形体に所定の処理を施すことが可能である。
【0017】
本形態によれば、弾性体を支点として鋳造成形体支持部を傾動させることができるため、小さな力で第2所定箇所を当接部から離隔させることができる。しかも、係合部の第2所定箇所への係合を解除した際には、鋳造成形体支持部を傾動させるために要する力よりも大きな衝突力を以って第2所定箇所を当接部に衝突させることができる。これにより、中子の粉砕や中子の鋳造成形体からの剥離をより効果的に促進することができる。なお、第2所定箇所と弾性体との距離が大きいほど、第2所定箇所を当接部から離隔させる力をより小さくすることができる。また、鋳造成形体支持部の姿勢を変更するためだけの専用部を設ける必要がない。即ち、鋳造成形体から中子を除去するための処理を施す装置、例えば、ハンマなどによる鋳造成形体への打撃や、エアやドリルなどによる中子粉砕、あるいは、鋳造成形体の処理エリアまでの搬送するための装置(ロボット)を利用して、鋳造成形体支持部の姿勢を変更することができるため、合理的である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、装置を大掛かりなものとすることなく、鋳造成形体を簡易に振動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態に係る中子除去装置1の構成の概略を示す概略構成図である。
図2】本発明の実施の形態に係る中子除去装置1を上方から見た平面図である。
図3】本発明の実施の形態に係る中子除去装置1を治具台車4の搬送方向の上流側から見た図である。
図4】治具台車4を搬送方向および鉛直方向の両方向に直交する方向から見た側面図である。
図5】作業エリアWAに配置されたレールR,Rの回動の様子を示す説明図である。
図6】治具台車4を搬送方向の上流側から見た正面図である。
図7】治具台車4を上方から見た平面図である。
図8】鋳造成形体90を支持した状態の治具台車4を示す三面図である。
図9】作業ロボット6の側面図である。
図10】作業ロボット6の平面図である。
図11】ロボットアーム60を拡大して示す要部拡大図である。
図12】鋳造成形体90を支持した状態の治具台車4を搬送方向の上流側から見た正面図である。
図13】砂受けパンSPの回動の様子を示す説明図である。
図14】引掛け部62aと引掛け用ブロック40aとの係合の様子を示す説明図である。
図15】治具本体26を傾動させた状態を示す説明図である。
図16】引掛け部62aと突出片30cとの係合の様子を示す説明図である。
図17】引掛け部62aと押出し用ブロック40bとの係合の様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例0021】
本発明の実施の形態に係る中子除去装置1は、中子を有する鋳造成形体90から中子を除去するための装置として構成されており、図1ないし図3に示すように、作業エリアWAを囲う枠体2と、作業エリアWAを貫通するように枠体2内外に亘って敷設された一対のレールR,Rと、当該一対のレールR,R上に配置された治具台車4と、枠体2内であって作業エリアWAに隣接して配置された作業ロボット6と、作業エリアWAであって一対のレールR,Rの下方に配置されたリフター8,8(図1および図3のみに記載)と、作業エリアWAであって一対のレールR,Rの下方に配置された砂受けパンSP(図2および図3のみに記載)と、枠体2内であって作業エリアWAに隣接して配置された排砂台車10(図2および図3のみに記載)と、装置全体を制御する制御部12(図1のみに記載)と、を備えている。
【0022】
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、鉛直方向の上方(図1の上方向)を「上側」ないし「上方」として規定し、鉛直方向の下方(図1の下方向)を「下側」ないし「下方」として規定する。また、治具台車4を後述するセットエリアSAから作業エリアWAを介して取出しエリアTAまで搬送する方向(図1の左方向)を「搬送方向」として規定する。また、搬送方向(図2の左側)に向かって右側(図2の上側)を「右側」ないし「右方」として規定し、搬送方向(図2の左側)に向かって左側(図2の下側)を「左側」ないし「左方」として規定する。
【0023】
一対のレールR,Rは、図1および図2に示すように、作業エリアWA外であるセットエリアSAから作業エリアWAまで、および、作業エリアWAから作業エリアWA外である取出しエリアTAまで、治具台車4を搬送可能なように、枠体2内外に亘って敷設されている。レールR,Rは、図示しない複数の支柱によって、床面Fより所定高さだけ高い位置に配設されている。換言すれば、一対のレールR,Rの下方には、空間が存在していると言うことができる。
【0024】
作業エリアWAに配置されたレールR,Rは、図5に示すように、治具台車4の走行方向(搬送方向)における上流側(図5における右側)の端部に支点RS1を有しており、当該支点RS1を中心に回動可能なように構成されている。支点RS1は、レールR,Rの延在方向(治具台車4の走行方向(搬送方向))および鉛直方向の両方向に直交する方向に延在している。
【0025】
また、作業エリアWAに配置されたレールR,R間には、当該レールR,Rを支持する支柱(図示せず)同士を接続するように、一対の梁Bm,Bmが配置されている(図3および図5)。梁Bm,Bmは、治具台車4の走行方向(搬送方向、図5の左方向)に沿う長さとほぼ同じ距離を隔てて配置されている。より具体的には、一方の梁Bmは、治具台車4の後述する車体40の前端部(図1における左側端部)に対応する位置に配置されると共に、他方の梁Bmは、車体40の後端部(図1における右側端部)に対応する位置に配置される。即ち、治具台車4が作業エリアWAに到達した際に、車体40の前端部の直下には一方の梁Bmが存在し、車体40の後端部の直下には他方の梁Bmが存在している。当該梁Bm,Bmは、図12に示すように、それぞれ一対のストッパーブロックSB1,SB2を有している。
【0026】
ストッパーブロックSB1は、治具台車4の走行方向(搬送方向、図12における紙面に垂直な方向)に向かって左側(図12の左側)に配置されたレールR、即ち、治具台車4の後述する車輪42Lが係合されるレールR側に配置され、ストッパーブロックSB2は、治具台車4の走行方向(搬送方向、図12における紙面に垂直な方向)に向かって右側(図12の右側)に配置されたレールR、即ち、治具台車4の後述する車輪42Rが係合されるレールR側に配置される。ストッパーブロックSB1,SB2間の距離は、治具台車4の車体40の幅寸法(治具台車4の走行方向(搬送方向)に向かって左右方向の寸法)よりも大きい。また、ストッパーブロックSB1,SB2は、互いに向き合う面に切欠きNt1,Nt2を有している。切欠きNt1,Nt2は、治具台車4の走行方向(搬送方向、図12における紙面に垂直な方向)から見たときに、略C字状を有しており、治具台車4の走行方向(搬送方向、図12における紙面に垂直な方向)に貫通している。切欠きNt1,Nt2の上面(図12の上側の面)は、治具台車4を上昇(鉛直方向の上方)させたときに、治具台車4の車輪42L,42RがレールR,Rとの係合が解除されて、車輪42L,42RとレールR,Rとの距離が所定距離離れたときに、後述する車体40のストッパーバー41,41が当接する位置に設定されている。
【0027】
治具台車4は、図4図6ないし図8に示すように、車体40と、当該車体40に回転可能に支持された4つの左右一対の車輪42R,42Lと、車体40に固定された治具20と、を有している。
【0028】
車体40は、図4図7および図8に示すように、作業ロボット6の後述する引掛け部62aが係合可能な引掛け用ブロック40aおよび押出し用ブロック40bと、前側砂収集プレート40cおよび後側砂収集プレート40dと、ストッパーバー41,41と、を有している。引掛け用ブロック40aは、治具台車4の走行方向(搬送方向)に向かって前側の右角部に配置されている。また、押出し用ブロック40bは、治具台車4の走行方向(搬送方向)に向かって後側の右角部に配置されている。前側砂収集プレート40cは、図4に示すように、治具台車4の走行方向(搬送方向、図4の左方向)に向かって上り傾斜を有している。また、後側砂収集プレート40dは、治具台車4の走行方向(搬送方向、図4の左方向)に向かって下り傾斜を有している。換言すれば、前側砂収集プレート40cおよび後側砂収集プレート40dは、互いに近付く方向に向かって下り傾斜を有していると言うことができる。ストッパーバー41,41は、図4および図8に示すように、車体40の下方(図4の下方向)を向く面(床を向く面)に固定されている。ストッパーバー41,41は、車体40の前端部(治具台車4の走行方向(搬送方向)に向かって前側の端部)および後端部(治具台車4の走行方向(搬送方向)に向かって後側の端部)にそれぞれ配置されている。また、ストッパーバー41,41は、図6に示すように、車体40の幅寸法(治具台車4の走行方向(搬送方向)に向かって左右方向の寸法)よりも大きい長さを有している。即ち、ストッパーバー41,41は、治具台車4の走行方向(搬送方向)の一方側から見た場合、車体40よりも突出している。
【0029】
治具20は、図4図6および図7に示すように、固定プレート22と、当該固定プレート22に一体にされた複数の弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bと、当該弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bを介して当該固定プレート22に接続された治具本体26と、を有している。
【0030】
固定プレート22は、図4図6および図7に示すように、平面視略長方形の平板として構成されており、ボルトなどの締結部材(図示せず)によって車体40に固定される。また、固定プレート22は、ストッパーブロック23を有している。ストッパーブロック23は、ボルトなどの締結部材(図示せず)によって固定プレート22に固定される。ストッパーブロック23は、図6および図7に示すように、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)に向かって左側であって、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)の略中央に配置される。ストッパーブロック23は、ストッパーピン23aを有している。当該ストッパーピン23aは、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)に向かって右側に突出している。固定プレート22は、本発明における「基台」に対応する実施構成の一例である。また、ストッパーブロック23は、本発明における「当接部」に対応する実施構成の一例である。
【0031】
弾性体24a,24a,24aは、図6に示すように、車輪42L寄りの位置に配置され、弾性体24b,24b,24bは、車輪42R寄りの位置に配置される。
【0032】
治具本体26は、図4図6および図7に示すように、ベースプレート28と、支持アーム30と、ブロック体32と、を有している。治具本体26は、本発明における「鋳造成形体支持部」に対応する実施構成の一例である。
【0033】
ベースプレート28は、図4および図6に示すように、平面視略長方形の平板として構成されている。また、ベースプレート28は、固定プレート22よりも一回り小さく、平面視において、ほぼ同心状となるように固定プレート22上に配置される。ベースプレート28は、弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bを介して固定プレート22に接続されており、弾性体24a,24a,24a,24b,24b,24bの弾性領域内において、固定プレート22に対して揺動可能である。
【0034】
支持アーム30は、前側支持アーム30aおよび後側支持アーム30bを有しており、ボルトなどの締結部材(図示せず)によってベースプレート28に固定されている。前側支持アーム30aおよび後側支持アーム30bは、図6および図7に示すように、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)に向かって右側に配置される。前側支持アーム30aは、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)に向かって前側に配置され、後側支持アーム30bは、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)に向かって後側に配置されている。後側支持アーム30bは、図4および図6に示すように、作業ロボット6の後述する引掛け部62aが係合可能な突出片30cを有している。突出片30cは、後側支持アーム30bのうち上端部(図4および図6において上端部)に配置されている。突出片30cは、本発明における「第2所定箇所」に対応する実施構成の一例である。
【0035】
ブロック体32は、図6に示すように、上端面に鋳造成形体90を載置可能に構成されており、ボルトなどの締結部材(図示せず)によってベースプレート28に固定されている。ブロック体32は、図6および図7に示すように、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)に向かって左側であって、治具台車4の走行方向(搬送方向、図7の左方向)の略中央に配置される。これにより、ブロック体32は、ストッパーブロック23、より詳細には、ストッパーピン23aに対向する。ブロック体32は、本発明における「第1所定箇所」に対応する実施構成の一例である。
【0036】
こうして構成された治具台車4は、図8に示すように、支持アーム30およびブロック体32によって鋳造成形体90を支持した状態で、作業エリアWA外から作業エリアWAまで、および、作業エリアWAから作業エリアWA外まで、鋳造成形体90を搬送する。
【0037】
作業ロボット6は、図9および図10に示すように、ロボットアーム60と、ブラケット62を介してロボットアーム60に固定されたハンマ64およびドリル66と、を有している。ブラケット62は、図11に示すように、側面視略L字状の引掛け部62aを有している。作業ロボット6は、本発明における「姿勢変更部」に対応し、引掛け部62aは、本発明における「係合部」に対応する実施構成の一例である。
【0038】
リフター8,8は、図12に示すように、それぞれ、梁Bm,Bmに配置された油圧シリンダー80と、同じく梁Bm,Bmに配置された一対のガイド82,82と、油圧シリンダー80および一対のガイド82,82に接続された当接プレート84と、を有している。リフター8,8は、一対のストッパーブロックSB1,SB2間に配置されている。ガイド82,82は、油圧シリンダー80を挟むように配置されている。当接プレート84は、ストッパーバー41,41に下方(図12における下方)から当接可能である。
【0039】
砂受けパンSPは、図2に示すように、作業エリアWAにセットされた治具台車4の真下に配置される。また、砂受けパンSPは、図13に示すように、延在方向(図13における左右方向)の一端(図13の左側の端部)に支点RS2を有しており、当該支点RS2を中心に回動可能に構成されている。当該支点RS2は、作業エリアWAに配置された一対の支柱St,St(図2も併せて参照)の上端部に配置されている。なお、支点RS2は、レールR,Rの延在方向(治具台車4の走行方向(搬送方向))と平行に延在している。支柱St,Stは、作業エリアWAにセットされた排砂台車10の前端部に対応する位置に配置されている。
【0040】
排砂台車10は、図2および図13に示すように、前端部が支柱St,Stに当接した状態で作業エリアWAに配置される。換言すれば、支柱St,Stは排砂台車10のストッパーの機能を有していると言うことができる。
【0041】
制御部12は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートおよび通信ポートと、を備えている。制御部12には、治具台車4が作業エリアWAに到着したことを検知するセンサ70からの到達信号や、鋳造成形体90の治具台車4へのセット完了を示すセット完了信号、鋳造成形体90の治具台車4からの取出し完了を示す取出し完了信号などが入力ポートを介して入力されている。また、制御部12からは、作業ロボット6への駆動信号や、リフター8,8への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。
【0042】
次に、こうして構成された中子除去装置1の動作、特に、治具20を揺動させることによって、鋳造成形体90から中子を除去する際の動作について説明する。まず、作業者がセットエリアSAに配置された治具台車4に鋳造成形体90をセットする(図1および図2)。制御部12のCPUは、鋳造成形体90の治具台車4へのセット完了を示すセット完了信号を受信すると、鋳造成形体90がセットされた治具台車4をセットエリアSAから作業エリアWAに引き込むように、作業ロボット6に駆動信号を出力する。ここで、セット完了信号は、治具台車4への鋳造成形体90のセットが完了したときに、作業者がセット完了ボタンを押すことにより出力される構成としても良いし、治具台車4への鋳造成形体90のセットが完了したときに、作業者がセットエリアSAの扉を閉めることにより出力される構成としても良い。作業ロボット6による治具台車4の搬送(引き込み)は、図14に示すように、ロボットアーム60に固定されたブラケット62の引掛け部62aを、治具台車4の引掛け用ブロック40aに係合させることにより行われる。
【0043】
そして、鋳造成形体90がセットされた治具台車4が、作業ロボット6によって作業エリアWAに配置されると、センサ70sから到達信号が出力される。制御部12のCPUは、到達信号を受信すると、治具台車4を上昇させるように、リフター8,8に駆動信号を出力する。リフター8,8による治具台車4の上昇は、図15に示すように、治具台車4のストッパーバー41,41がストッパーブロックSB1,SB2の切欠きNt1,Nt2の上面に当接するまで行われる。これにより、治具台車4は、リフター8,8(具体的には、当接プレート84)とストッパーブロックSB1,SB2とに挟持された状態で固定される。こうして治具台車4が上昇されることで、車輪42R,42LとレールR,Rとの係合が解除される。
【0044】
続いて、制御部12のCPUは、ハンマ64およびドリル66によって、鋳造成形体90の中子を破砕するように、作業ロボット6に駆動信号を出力する。これにより、作業ロボット6は、まず、ドリル66によって、鋳造成形体90の穴構成部90b,90b,90b,90b(図12および図15参照)に穴あけ加工を施し、次いで、ハンマ64によって、鋳造成形体90の押し湯部90a,90a,90a,90a(図12および図15参照)を打撃する。これにより、中子を砕いて鋳造成形体90の内壁から中子の大半を剥離させることができる。
【0045】
ハンマ64およびドリル66による中子破砕が完了すると、制御部12のCPUは、治具本体26を傾動させるべく、作業ロボット6に駆動信号を出力する。これにより、作業ロボット6は、図16に示すように、引掛け部62aを治具本体26の突出片30cに係合させると共に、ブロック体32がストッパーブロック23から離れる方向に、治具本体26を引っ張る(図15)。このとき、弾性体24a,24a,24aに引張力が作用して、当該弾性体24a,24a,24aは延伸する(図15)。なお、作業ロボット6による治具本体26の引っ張りは、弾性体24a,24a,24a,24b,24b,24bの弾性領域内で行われる。
【0046】
こうしてブロック体32がストッパーブロック23から所定距離離れるまで治具本体26を引っ張った後、制御部12のCPUは、引掛け部62aの突出片30cへの係合を解除するように、作業ロボット6に駆動信号を出力する。これにより、引掛け部62aの突出片30cへの係合が解除され、弾性体24a,24a,24aの復元力によって、ブロック体32がストッパーブロック23に近付く方向、即ち、治具本体26が元の位置に戻る方向へ揺動する。このとき、治具本体26は、慣性によって、元の位置を超えて(元の位置に関して、作業ロボット6による引っ張り方向とは反対方向に)傾動しようとするが、当該傾動は、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突により阻止される。そして、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突の反力により、治具本体26は、再度、作業ロボット6による引っ張り方向と同方向に傾動する。以降、弾性体24a,24a,24a,24b,24b,24bによる上述した治具本体26の振動が収束するまで、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突を伴う揺動を繰り返す。当該衝突を伴う治具本体26の揺動によって、穴構成部90b,90b,90b,90bを含む鋳造成形体90の内壁から剥離した中子や砕かれた中子同士、あるいは、これら剥離した中子や砕かれた中子と鋳造成形体90の内壁とを衝突させて、中子をより細かく砕くことができると共に、鋳造成形体90から中子を振り落とす(除去する)ことができる。
【0047】
そして、治具本体26を揺動させることによる鋳造成形体90からの中子除去作業が完了すると、制御部12のCPUは、治具台車4を下降させるように、リフター8,8に駆動信号を出力する。これにより、車輪42R,42LとレールR,Rとが係合される。続いて、制御部12のCPUは、治具台車4を作業エリアWAから取出しエリアTAに押し出すように、作業ロボット6に駆動信号を出力する。作業ロボット6による治具台車4の搬送(押出し)は、図17に示すように、ロボットアーム60に固定されたブラケット62の引掛け部62aによって、治具台車4の押出し用ブロック40bを押圧することにより行われる。
【0048】
治具台車4が、作業ロボット6によって取出しエリアTAに配置されると、制御部12のCPUは、砂受けパンSPに収集された中子砂を排砂台車10に投入するべく、作業ロボット6に駆動信号を出力する。これにより、作業ロボット6は、まず、図5に示すように、支点RS1を中心に作業エリアWAに配置されたレールR,Rを時計回りに回動させ(図5の二点鎖線)、その後、図13に示すように、支点RS2を中心に砂受けパンSPを反時計回りに回動させる(図13の二点鎖線)。こうして砂受けパンSP内の中子砂が排砂台車10に投入される。排砂台車10への中子砂の投入が完了すると、制御部12のCPUは、砂受けパンSPに収集された中子砂を排砂台車10に投入する際の動作とは逆の動作をするように、作業ロボット6に駆動信号を出力する。これにより、作業ロボット6は、砂受けパンSPが元の位置に戻るよう、支点RS2を中心に砂受けパンSPを時計回りに回動させた後(図13の実線)、支点RS1を中心に作業エリアWAに配置されたレールR,Rを反時計回りに回動させる(図5の実線)。なお、取出しエリアTAに配置された治具台車4にセットされた鋳造成形体90は、作業者によって取り外されて、図示しないパレットに配置される。
【0049】
以上説明した本発明の実施の形態に係る中子除去装置1によれば、鋳造成形体90を支持する治具本体26を、弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bを介して車体40に揺動可能に固定し、ブロック体32がストッパーブロック23から離れる方向に、作業ロボット6によって、治具本体26の突出片30cを引っ張ると共に、ブロック体32がストッパーブロック23から所定距離離れたときに、作業ロボット6の引掛け部62aと突出片30cとの係合を解除する構成であるため、簡易な構成で、鋳造成形体90を支持した治具本体26を揺動させることができる。しかも、当該治具本体26の揺動は、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突を伴うため、ブロック体32のストッパーブロック23への衝突の際の衝撃力を利用して、中子の粉砕や中子の鋳造成形体90からの剥離を促進することができる。
【0050】
また、本発明の実施の形態に係る中子除去装置1によれば、弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bから最も離れた位置(後側支持アーム30bの上端部)に突出片30cを配置したため、比較的小さな引張力で治具本体26を傾動させることができる。一方、作業ロボット6(引掛け部62a)の突出片30cへの係合を解除した際には、治具本体26を傾動させるために要する引張力よりも大きな衝突力を以って、ブロック体32をストッパーブロック23に衝突させることができる。これにより、中子の粉砕や中子の鋳造成形体90からの剥離をより効果的に促進することができる。
【0051】
さらに、本発明の実施の形態に係る中子除去装置1によれば、ハンマ64による鋳造成形体90への打撃や、ドリル66による中子粉砕、あるいは、治具台車4の搬送を行うための作業ロボット6を利用して、治具本体26を揺動させるため、治具本体26を揺動させるためだけの専用部を設ける必要がない。
【0052】
本実施の形態では、治具本体26の突出片30cを引っ張ることで、治具本体26を傾動させる構成としたが、これに限らない。例えば、治具本体26の突出片30cを押すことで、治具本体26を傾動させる構成としても良い。
【0053】
本実施の形態では、作業ロボット6を用いて、治具本体26を傾動させる構成としたが、これに限らない。例えば、油圧シリンダーやエアシリンダーなどを用いて、治具本体26を傾動させる構成としても良い。この場合、油圧シリンダーやエアシリンダーなどのロッド先端に、治具本体26の突出片30cに係合可能な引掛け部を設ける構成とすることができる。
【0054】
本実施の形態では、治具本体26を傾動させる構成としたが、これに限らない。例えば、治具本体26を水平方向に引っ張る、あるいは、押圧する構成や、治具本体26を鉛直方向に引っ張る、あるいは、押圧する構成としても良い。この場合、ブロック体32およびストッパーブロック23は、治具本体26の引っ張りまたは押圧する方向とは逆方向に配置することができる。
【0055】
本実施の形態では、突出片30cは、弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bから最も離れた位置(後側支持アーム30bの上端部)に配置したが、これに限らない。例えば、突出片30cは、後側支持アーム30bのうち延在方向(図4の上下方向)における中間部に配置しても良いし、後側支持アーム30bの下端部に配置しても良い。
【0056】
本実施の形態では、ハンマ64による鋳造成形体90への打撃や、ドリル66による中子粉砕、あるいは、治具台車4の搬送を行うための作業ロボット6を利用して、治具本体26を揺動させる構成としたが、これに限らない。例えば、治具本体26を揺動させるため専用の作業ロボットを配置する構成としても良い。
【0057】
本実施の形態では、ベースプレート28と固定プレート22とを弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bを介して接続し、当該固定プレート22を車体40に固定することで、治具本体26を車体40に対して揺動可能としたが、これに限らない。例えば、ベースプレート28と車体40とを弾性体(例えば、ゴム)24a,24a,24a,24b,24b,24bを介して直接接続する構成としても良い。この場合、車体40は、本発明における「基台」に対応する実施構成の一例である。
【0058】
本実施の形態では、セットエリアSAおよび取出しエリアTAを設け、鋳造成形体90をセットエリアSAから作業エリアWAを介して取出しエリアTAまで搬送する構成としたが、これに限らない。例えば、本実施の形態に係るセットエリアSAおよび取出しエリアTAに替えて、複数のセット取出しエリアを設け、セット取出しエリアと作業エリアWAとの間で鋳造成形体90を往復搬送する構成としても良い。即ち、セット取出しエリアにおいて、鋳造成形体90を治具台車4にセットして、当該鋳造成形体90がセットされた治具台車4をセット取出しエリアから作業エリアWAに搬送し、作業エリアWAにおける作業(中子除去作業)が完了した際に、鋳造成形体90がセットされた治具台車4を再びセット取出しエリアに搬送して、当該セット取出しエリアにおいて、鋳造成形体90を治具台車4から取り外す構成とすることができる。なお、この場合、作業エリアWAにおける作業(中子除去作業)が行われている間に、別のセット取出しエリアにおいて、別の鋳造成形体90を別の治具台車4にセットしておき、作業エリアWAにおける作業(中子除去作業)が完了した治具台車4を元のセット取出しエリアに搬送すると同時に、別の鋳造成形体90をセットした別の治具台車4を、作業エリアWAに搬送する構成としても良い。当該構成によれば、効率よく作業エリアWAに鋳造成形体90を搬送することができ、作業時間の短縮を図ることができる。
【0059】
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0060】
1 中子除去装置(中子除去装置)
2 枠体
4 治具台車
6 作業ロボット(姿勢変更部)
8 リフター
10 排砂台車
12 制御部
20 治具
22 固定プレート(基台)
23 ストッパーブロック(当接部)
23a ストッパーピン
24a 弾性体(弾性体)
24b 弾性体(弾性体)
26 治具本体(鋳造成形体支持部)
28 ベースプレート
30 支持アーム
30a 前側支持アーム
30b 後側支持アーム
30c 突出片(第2所定箇所)
32 ブロック体(第1所定箇所)
40 車体
40a 引掛け用ブロック
40b 押出し用ブロック
40c 前側砂収集プレート
40d 後側砂収集プレート
41 ストッパーバー
42R 車輪
42L 車輪
60 ロボットアーム
62 ブラケット
62a 引掛け部(係合部)
64 ハンマ
66 ドリル
70 センサ
80 油圧シリンダー
82 ガイド
84 当接プレート
90 鋳造成形体(鋳造成形体)
90a 押し湯部
90b 穴構成部
WA 作業エリア
SA セットエリア
TA 取出しエリア
R レール
SP 砂受けパン
F 床面
RS1 支点
RS2 支点
Bm 梁
SB1 ストッパーブロック
SB2 ストッパーブロック
Nt1 切欠き
Nt2 切欠き
St 支柱
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17