(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172613
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】操作入力装置、操作入力装置を備える電動巻上機、及び操作入力装置を備えるクレーン装置
(51)【国際特許分類】
B66D 1/46 20060101AFI20241205BHJP
B66C 13/44 20060101ALI20241205BHJP
B66C 13/00 20060101ALI20241205BHJP
B66C 13/22 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
B66D1/46 F
B66C13/44
B66C13/00 Z
B66C13/22 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023090446
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】502129933
【氏名又は名称】株式会社日立産機システム
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】百瀬 峻也
【テーマコード(参考)】
3F204
【Fターム(参考)】
3F204AA02
3F204DD03
3F204GA03
(57)【要約】
【課題】
寿命の長い操作入力装置を提供する。
【解決手段】
機器の動作を指示する操作入力装置であって、押下されたときに可動片とセンサ部の間隔が変わり、センサ検出量が変化する押ボタンと、センサ部が検出したセンサ検出量を基に機器の動作速度を求める速度変換部と、求められた速度を用いて機器の制御部へ動作を指示する制御信号を出力する出力部を備える操作入力装置。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の動作を指示する操作入力装置であって、
押下されたときに可動片とセンサ部の間隔が変わり、センサ検出量が変化する押ボタンと、
センサ部が検出したセンサ検出量を基に機器の動作速度を求める速度変換部と、
求められた速度を用いて機器の制御部へ動作を指示する制御信号を出力する出力部を備える操作入力装置。
【請求項2】
請求項1に記載の操作入力装置において、
速度変換部はセンサ検出量が予め定められた値を超えたとき機器の起動を指示する速度に変換し、センサ検出量が予め定められた値を下回ったとき機器の停止を指示する速度に変換する操作入力装置。
【請求項3】
請求項2に記載の操作入力装置において、
速度変換部は予め定められた閾値を超えた値が検出されたとき、閾値に対応する速度に変換する操作入力装置。
【請求項4】
請求項3に記載の操作入力装置において、
複数の閾値に対応する各々の動作速度を指示する周波数を備え、動作速度に対応する速度表示を出力する表示部を備える操作入力装置。
【請求項5】
請求項1に記載の操作入力装置において、
速度変換部はセンサ検出量から速度を求めるとき線形変換を行う操作入力装置。
【請求項6】
請求項1に記載の操作入力装置において、
センサ部は静電容量センサであり、センサ検出量は静電容量センサが検出した静電容量である操作入力装置。
【請求項7】
請求項1に記載の操作入力装置において、
センサ部はホールセンサであり、センサ検出量はホールセンサが検出した電圧である操作入力装置。
【請求項8】
巻上動作を操作する操作入力装置を備える巻上機であって、
操作入力装置は押下されたときに可動片とセンサ部の間隔が変わり、センサ検出量が変化する押ボタンと、
センサ部が検出したセンサ検出量を基に機器の動作速度を求める速度変換部と、
求められた速度を用いて機器の制御部へ動作を指示する制御信号を出力する出力部を備え、
巻上機は出力部から受け取った制御信号に基づいて電力変換情報を生成するインバータ制御部と、
インバータ制御部が生成した電力変換情報を用いて電力を変換するインバータと、
インバータが変換した電力で回転するモータを備えた
操作入力装置を備える巻上機。
【請求項9】
トロリー、巻上機を操作する操作入力装置を備えるクレーン装置であって、
操作入力装置は押下されたときに可動片とセンサ部の間隔が変わり、センサ検出量が変化する押ボタンと、
センサ部が検出した静電容量を基に機器の動作速度を求める速度変換部と、
求められた速度を用いて機器の制御部へ動作を指示する制御信号を出力する出力部を備え、
巻上機は出力部から受け取った制御信号に基づいて電力変換情報を生成するインバータ制御部と、
インバータ制御部が生成した電力変換情報を用いて電力を変換するインバータと、
インバータが変換した電力で回転する巻上機モータを備え、
トロリーは出力部から受け取った制御信号に基づいて電力変換情報を生成するインバータ制御部と、
インバータ制御部が生成した電力変換情報を用いて電力を変換するインバータと、
インバータが変換した電力で回転するトロリーモータを備えた
操作入力装置を備えるクレーン装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作入力装置、操作入力装置を備える電動巻上機、及び操作入力装置を備えるクレーン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工場等の建屋内には、クレーン装置が設置されている。クレーン装置は重量物を持ち上げるための巻上機が備えられ、この巻上機は建屋の天井に沿って敷設されたレールに沿って走行する。クレーン装置には操作用の押ボタンが備えられており、この押ボタンにより、クレーン装置が動作する。この押ボタンには速度を任意に変更できるものもあり、このような操作入力装置として、例えば特許文献1がある。
【0003】
特許文献1には巻上巻下、横行、走行のいずれかの操作に関する運転条件を入力する入力部と、前記入力部にて入力された運転条件に基づく制御信号を出力する制御部と、を備える巻上機であって、前記入力部は、該巻上機の運転条件に関する設定値を消去する指令を出力するクリアボタンを備え、前記制御部は、前記入力部により入力された該巻上機の運転条件に関する設定値をメモリに自動的に記憶することを特徴とする巻上機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の巻上機に使用されている押ボタンは、操作を行う場合、増速及び、減速ボタンを押す必要があり、必ずしも操作者が意図した運転ができていなかった。また、ボタン内部の接点ユニットは、接点を開閉させ、操作入力を可能としている。
【0006】
このような接点ユニットには寿命があり、規程回数でボタンの交換が必要となっている。この寿命は機械的寿命と、電気的寿命に分かれており、一般的に機械的寿命よりも電気的寿命が短くなっており、機械的寿命としては裕度がありながら、電気的寿命を迎え交換となる場合がほとんどであった。
【0007】
本発明の目的は、操作入力装置の操作性を向上させ、押ボタンの長寿命化を図り環境負荷低減を行える操作入力装置、操作入力装置を備える電動巻上機、及び操作入力装置を備えるクレーン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、機器の動作を指示する操作入力装置であって、押下されたときに可動片とセンサ部の間隔が変わり、センサ検出量が変化する押ボタンと、センサ部が検出したセンサ検出量を基に機器の動作速度を求める速度変換部と、求められた速度を用いて機器の制御部へ動作を指示する制御信号を出力する出力部を備える操作入力装置により達成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、寿命の長い操作入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施例におけるクレーンシステムの全体斜視図の例
【
図2】本発明の実施例におけるクレーン装置のブロック図の例
【
図3】本発明の実施例における変速機構を示すブロック図の例
【
図4】本発明の実施例における検出部のブロック図の例
【
図5】本発明の実施例における速度変換テーブルの例
【
図6(a)】本発明の実施例における無接点スイッチの例
【
図6(b)】本発明の実施例における無接点スイッチの例(押下時)
【
図7(a)】本発明の実施例における無接点スイッチの平面図
【
図7(b)】本発明の実施例における無接点スイッチの断面図
【
図7(c)】本発明の実施例における無接点スイッチの断面図(押下時)
【
図8】本発明の実施例における静電容量と出力周波数の関係を示すグラフ
【
図9(a)】本発明の実施例におけるLEDを用いた表示部の例
【
図9(b)】本発明の実施例におえるセグメントディスプレイを用いた表示部の例
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。なお、実施例を説明するための各図において、同一の構成要素にはなるべく同一の名称、符号を付して、その繰り返しの説明を省略する。
【0012】
本発明は後述する実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例および同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。
【0013】
また、実施例で説明する処理部は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
【0014】
実施例で説明するテーブル、領域等はデータベース(DB)であっても良く主記憶メモリに記憶されたデータであっても良い。
【0015】
図1は本発明の実施例におけるクレーンシステムの全体斜視図の例である。
【0016】
インバータ式クレーン装置は、クレーンフック1、ワイヤーロープ2、巻上誘導電動機3、巻上用装置4、X方向へ移動するトロリーを駆動する横行誘導電動機5、横行用装置6、横行用ガーダー7、Y方向へ移動するトロリーを駆動する走行誘導電動機8、走行用装置9、走行用ガーダー10、巻上・横行インバータ装置11、操作入力装置13、走行インバータ装置18から構成されている。
【0017】
インバータ式クレーン装置は、クレーンフック1に取り付けた荷物を、巻上誘導電動機3を備えた巻上用装置4によりワイヤーロープ2を巻上げ、巻下することでY方向(Y方向、-Y方向の矢印で示す。)即ち、上下方向に荷物を移動する。
【0018】
また、X方向(X方向、-X方向の矢印で示す。)には、横行用装置6にある車輪を、横行誘導電動機5が回転させ、横行用ガーダー7に沿ってX方向に移動する。
【0019】
また、Z方向(Z方向、-Z方向の矢印で示す。)には、走行用装置9にある車輪を、走行誘導電動機8が回転させ、走行用ガーダー10に沿ってZ方向に移動する。
【0020】
図2本発明の実施例におけるクレーン装置のブロック図の例である。巻上誘導電動機(モータ)3には、誘導電動機用ブレーキ40、エンコーダ17が内蔵され、横行誘導電動機(モータ)5及び、走行誘導電動機(モータ)8は誘導電動機用ブレーキ38、39、40を備えるが。
【0021】
巻上・横行インバータ装置11には、巻上インバータ制御部35、巻上インバータ14、横行インバータ制御部36、横行インバータ15を備える。走行インバータ装置18には走行インバータ制御部19及び、走行インバータ20を備える。
【0022】
巻上誘導電動機3と横行誘導電動機5は、巻上・横行インバータ装置11に格納された
図2の巻上インバータ制御部35、横行インバータ制御部36により制御される。即ち、オペレータが操作入力装置13からの所定の指示を入力すると、巻上インバータ制御部35、横行インバータ制御部36は、巻上インバータ14と横行インバータ15を制御し、巻上インバータ14と横行インバータ15から制御に必要な周波数、電圧、電流を巻上誘導電動機3と横行誘導電動機5に加え、同時に誘導電動機用ブレーキ40、38を開放制御することで、巻上用装置4の場合、クレーンフック1に取り付けられた荷物が、落下することなくY方向に移動させる。
【0023】
横行用装置6は横行用ガーダー7に沿って巻上用装置4をX方向に移動させる。巻上インバータ制御部35は、モータの回転数を検出するエンコーダ17の情報を取り込み、モータ回転数の情報を巻上インバータ14の制御に使用する。
【0024】
同様に走行用装置9に取り付けてある走行誘導電動機8は、オペレータが操作入力装置13からの所定の指示を入力すると、走行インバータ装置18に格納された
図2の走行インバータ制御部19が走行インバータ20を制御し、走行インバータ20から制御に必要な周波数、電圧、電流を走行誘導電動機8に加え、同時に誘導電動機用ブレーキ39を開放制御することで、走行用ガーダー10に沿って巻上用装置4をZ方向に移動させる。
【0025】
図3は本発明の実施例における変速機構を示すブロック図の例である。操作入力装置13は、巻上巻下(上下ボタン)、横行(東西ボタン)、走行(南北ボタン)等のいずれかの操作に対応する押ボタン30と動作速度を表示する表示部31、37と、押ボタン30の押し込み量によって移動する可動片32とセンサ部33が取り付けられた押ボタン30とセンサからの出力を検出する検出部34で構成されており、各押ボタン30を押し込んだストローク量を検出部34にて検出し、巻上インバータ制御部35へ出力される。
【0026】
巻上インバータ制御部35では任意に設定した閾値に応じた周波数数値が巻上インバータ14に出力されモータを制御する。また、この周波数数値の段階を表示部31、37に表示する。横行インバータ制御部36、走行インバータ制御部19への出力も同様である。
【0027】
図4は本発明の実施例における検出部のブロック図の例である。本発明で用いる押ボタン30は接点の機械的運動を伴わない無接点スイッチを用いる。代表的な無接点スイッチとして静電容量をもとにスイッチが押されたストローク量を検出し、操作出力を行う静電容量スイッチを例に説明する。
【0028】
検出部はマイコン等の計算機で実現され、CPU(Central Processing Unit)45、メモリ42、入出力部41を備える。
【0029】
メモリ42は速度変換部43、速度変換テーブル44を格納し、速度変換部43が速度変換テーブル44を参照し、押ボタン30から受け取った静電容量を示す信号を指示速度に変換し入出力部41から巻上・横行用インバータ装置11、走行インバータ装置18へ出力する。
【0030】
速度変換部43はソフトウェアモジュールとして実現され、CPU45で実行される。
【0031】
図5は本発明の実施例における速度変換テーブルの例である。押ボタン30から入力された静電容量51を示す信号の値を基に指示速度52へ変換する。この例では指示速度は停止、速度1、速度2、最大値の4段階で設定できるようにしているが、さらに細かく設定し、実質的に無段階となるようにしても良い。
【0032】
また、巻上速度、横行速度、走行速度の各々について速度変換テーブルを用意してもよい。速度変換テーブルを用いることにより、オンサイトでの設定が可能となる。
【0033】
本実施例では速度変換テーブル44を用いて指示速度に変換しているが、線形変換や比例計算の計算式を用いて変換しても良い。計算式を用いることによりモジュール入替時に、より適切な変換を行えるよう機能改善が可能となる。
【0034】
図6本発明の実施例における無接点スイッチの例である。可動片32とセンサ部33をカバーで覆われた押ボタン30であり
図6(a)の状態で押ボタンを押下されると
図6(b)の状態となり、可動片32とセンサ部33の間隔が狭まり検出されるセンサ検出量が変化する。
【0035】
図7(a)は本発明の実施例における無接点スイッチの平面図である。押ボタン30内部は、押ボタン30の押し込みと供に移動する、押込部64を備えた可動部62があり、可動部には可動片32が取付けられている。可動片32に対向する位置にセンサ部33が取付けられ、可動片32とセンサ部33の距離に対応したセンサ検出量を出力できるようになっている。
【0036】
センサ部33は固定部63に取付けられており、可動部62と固定部63の間には支えバネ65があり、可動部62を押し戻す働きをしている。また、可動部62底面は固定部63底面に接触することで停止し、可動片32とセンサ部33の最大距離を常に一定に保つことが可能になっている。固定部63はハウジング61に取付け、固定される。ハウジング61は可動部62の適切なストローク方向への動きのガイドとなっている。
【0037】
センサ部33が静電容量センサの場合、可動片32は、鉄板などの電極となり、可動片32と静電容量センサであるセンサ部33との距離が変動すると変化する静電容量を検出部34へ送信する。
【0038】
センサ部33がセンサコイルの場合、可動片32は磁石となり、可動片32とセンサコイルであるセンサ33部との距離が変動すると変化するインダクタンスを検出部34へ送信する。
【0039】
センサ部33がホールセンサの場合、可動片32は磁石となり、可動片32とホールセンサであるセンサ部33との距離が変動する磁束に基づいてセンサ部33から対応する電圧を検出部34へ送信する。
【0040】
図8は本発明の実施例における静電容量センサを用いた場合の静電容量と出力周波数の関係を示すグラフである。破線は静電容量に対応するスイッチのストローク量、実線は静電容量を基に巻上・横行用インバータ装置11、走行インバータ装置18へ速度を指示したときに電動機へ出力される出力周波数を示すグラフである。
【0041】
ストローク量0をLmin、最大ストローク量をLmaxとすると、押ボタンを押し込んでいき、ストローク量がL1に到達すると、押ボタン内の静電容量センサの静電容量が閾値t1を超え、周波数f1が出力される。そのまま、押ボタンを押し込んでいきストローク量がL2に到達すると、静電容量が閾値t2を超え、出力周波数がf2に変化する。
【0042】
この例では3段階の出力周波数で電動機を制御する例を示しているが、さらに細かく出力周波数を設定し、実質的に連続的に出力数は数が変化するようにすれば滑らかな操作が可能となる。
【0043】
図9(a)は本発明の実施例におけるLEDを用いた表示部の例である。静電容量が閾値に到達した際に表示部37のLEDが各段階に合わせて左から一つずつ点灯する。
【0044】
図9(b)は本発明の実施例におえるセグメントディスプレイを用いた表示部の例である。表示部37にセグメントディスプレイを用いて表示することにより容易に速度を判別できる。
【0045】
従来技術の入力指示装置は、接点の機械的寿命よりも電気的寿命を早く迎えてしまい、機械的寿命には大きく裕度があっても交換せざるを得なかった。また、無段階制御にて操作を行う場合、増速及び、減速ボタンを押す必要があり、操作者が思う滑らかな運転ができていなかった。
【0046】
この課題を解決するために本実施例ではボタン内部に無接点スイッチを備えた操作入力装置を用い、検出されたストローク量により出力周波数を変化させることにより、操作入力装置の長寿命化による環境低減及び、無段階、または任意の段階による操作を可能にし、作業性を向上することができる。
【0047】
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
【符号の説明】
【0048】
1 クレーンフック、2 ワイヤーロープ、3 巻上誘導電動機、4 巻上用装置、5 横行誘導電動機、6 横行用装置、7 横行用ガーダー、8 走行誘導電動機、9 走行用装置、10 走行用ガーダー、11 巻上・横行インバータ装置、13 操作入力装置、14 巻上インバータ、15 横行インバータ、17 エンコーダ、18 走行インバータ装置、19 走行インバータ制御部、20 走行インバータ、30 押ボタン、31、37 表示部、32 可動片、33 センサ部、34 検出部、35 巻上インバータ制御部、36 横行インバータ制御部、38、39、40 誘導電動機用ブレーキ、41 入出力部、42 メモリ、43 速度変換部、44 速度変換テーブル、45 CPU、
64 押込部、62 可動部、63 固定部、65 支えバネ、61 ハウジング