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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172650
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】インサート成形品
(51)【国際特許分類】
   B29C 45/14 20060101AFI20241205BHJP
   B65D 43/02 20060101ALI20241205BHJP
   B29C 33/42 20060101ALI20241205BHJP
   B29C 45/37 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
B29C45/14
B65D43/02
B29C33/42
B29C45/37
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023090501
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100154003
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 憲一郎
(72)【発明者】
【氏名】石塚 徹也
【テーマコード(参考)】
3E084
4F202
4F206
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084BA02
3E084CA01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DB17
3E084DC03
3E084FA09
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084JA20
4F202AD03
4F202AD05
4F202AD20
4F202AD24
4F202AG07
4F202AG28
4F202AG30
4F202AH56
4F202AM32
4F202CA11
4F202CB01
4F202CB12
4F202CK42
4F202CQ01
4F206AD03
4F206AD05
4F206AD20
4F206AD24
4F206AG07
4F206AG28
4F206AG30
4F206AH56
4F206AM32
4F206JA07
4F206JB12
4F206JL02
4F206JQ81
(57)【要約】
【課題】蒸着膜と成形品本体による良好な意匠効果を得ることができ、しかも蒸着膜上に位置する部分において成形品本体がインサート部材から剥離し難いインサート成形品を提供する。
【解決手段】インサート成形品1は、インサート部材2と成形品本体3とを有するインサート成形品1であって、インサート部材2の外面2aは、第1外面領域R1と、第1外面領域R1よりもインサート部材2の厚さ方向の内面2b側に位置する第2外面領域R2とからなり、第1外面領域R1と第2外面領域R2の所定領域R2aとは蒸着膜で覆われ、成形品本体3は、第1外面領域R1上には形成されずに、蒸着膜上に位置するように第2外面領域R2上に形成され、インサート部材2は、第2外面領域R2の上記所定領域R2aに位置する貫通穴部4を有し、成形品本体3は、蒸着膜上に位置する部分から貫通穴部4内へ突出し貫通穴部4を充填する充填部5を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インサート部材と成形品本体とを有するインサート成形品であって、
前記インサート部材の外面は、第1外面領域と、前記第1外面領域よりも前記インサート部材の厚さ方向の内面側に位置する第2外面領域とからなり、
前記第1外面領域と前記第2外面領域の所定領域とは蒸着膜で覆われ、
前記成形品本体は、前記第1外面領域上には形成されずに、前記蒸着膜上に位置するように前記第2外面領域上に形成され、
前記インサート部材は、前記第2外面領域の上記所定領域に位置する貫通穴部を有し、
前記成形品本体は、前記蒸着膜上に位置する部分から前記貫通穴部内へ突出し前記貫通穴部を充填する充填部を有する、インサート成形品。
【請求項2】
前記インサート部材は、筒壁と、前記筒壁の一端部から径方向内側に伸びる端部壁とを有し、
前記インサート部材の前記第1外面領域と前記第2外面領域とはそれぞれ、前記筒壁と前記端部壁との両方に亘り、
前記貫通穴部は前記端部壁に位置する、請求項1に記載のインサート成形品。
【請求項3】
前記インサート部材の前記第2外面領域は、前記第1外面領域によって複数の区域に分けられ、
前記第2外面領域の各々の前記区域は、前記第2外面領域の上記所定領域の一部を有し、前記筒壁と前記端部壁との両方に亘り、
前記成形品本体は、前記蒸着膜上に位置するように前記第2外面領域の前記各々の区域内に形成される区域内部分を有し、
前記インサート部材の前記貫通穴部は、前記第2外面領域の前記各々の区域において上記所定領域に位置し且つ端部壁に位置する貫通穴を有し、
前記成形品本体の各々の前記区域内部分は、前記蒸着膜上に位置する部分から前記貫通穴内へ突出し前記貫通穴を充填する充填体を有する、請求項2に記載のインサート成形品。
【請求項4】
各々の前記貫通穴の幅は、前記インサート部材の前記厚さ方向の前記内面側に向けて拡大する、請求項3に記載のインサート成形品。
【請求項5】
請求項1に記載のインサート成形品を有する容器。
【請求項6】
口部を有する容器本体と前記口部を開閉できる蓋とを有し、
前記蓋は、前記インサート成形品からなる外キャップと内キャップとを有する、請求項5に記載の容器。
【請求項7】
請求項1に記載のインサート成形品の製造方法であって、
前記インサート部材を形成するインサート部材形成ステップと、
前記インサート部材の前記外面に前記蒸着膜を形成する蒸着ステップと、
前記蒸着ステップによって前記蒸着膜を形成した前記インサート部材を用いて前記インサート成形品を形成するインサート成形ステップとを有する、インサート成形品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインサート成形品に関する。
【背景技術】
【0002】
インサート部材と成形品本体とを有するインサート成形品が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第7278925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなインサート成形品を、インサート部材の外面は、第1外面領域と、第1外面領域よりもインサート部材の厚さ方向の内面側に位置する第2外面領域とからなり、第1外面領域と第2外面領域の所定領域とは蒸着膜で覆われ、成形品本体は、第1外面領域上には形成されずに、蒸着膜上に位置するように第2外面領域上に形成されるように構成することが要求される場合がある。上記構成によれば、インサート成形品の外面における蒸着膜と成形品本体による良好な意匠効果を得ることができる。しかしこの場合、蒸着膜上に位置する部分において成形品本体がインサート部材から剥離し易くなる課題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、蒸着膜と成形品本体による良好な意匠効果を得ることができ、しかも蒸着膜上に位置する部分において成形品本体がインサート部材から剥離し難いインサート成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
インサート部材と成形品本体とを有するインサート成形品であって、
前記インサート部材の外面は、第1外面領域と、前記第1外面領域よりも前記インサート部材の厚さ方向の内面側に位置する第2外面領域とからなり、
前記第1外面領域と前記第2外面領域の所定領域とは蒸着膜で覆われ、
前記成形品本体は、前記第1外面領域上には形成されずに、前記蒸着膜上に位置するように前記第2外面領域上に形成され、
前記インサート部材は、前記第2外面領域の上記所定領域に位置する貫通穴部を有し、
前記成形品本体は、前記蒸着膜上に位置する部分から前記貫通穴部内へ突出し前記貫通穴部を充填する充填部を有する、インサート成形品。
【0008】
[2]
前記インサート部材は、筒壁と、前記筒壁の一端部から径方向内側に伸びる端部壁とを有し、
前記インサート部材の前記第1外面領域と前記第2外面領域とはそれぞれ、前記筒壁と前記端部壁との両方に亘り、
前記貫通穴部は前記端部壁に位置する、[1]に記載のインサート成形品。
【0009】
[3]
前記インサート部材の前記第2外面領域は、前記第1外面領域によって複数の区域に分けられ、
前記第2外面領域の各々の前記区域は、前記第2外面領域の上記所定領域の一部を有し、前記筒壁と前記端部壁との両方に亘り、
前記成形品本体は、前記蒸着膜上に位置するように前記第2外面領域の前記各々の区域内に形成される区域内部分を有し、
前記インサート部材の前記貫通穴部は、前記第2外面領域の前記各々の区域において上記所定領域に位置し且つ端部壁に位置する貫通穴を有し、
前記成形品本体の各々の前記区域内部分は、前記蒸着膜上に位置する部分から前記貫通穴内へ突出し前記貫通穴を充填する充填体を有する、[2]に記載のインサート成形品。
【0010】
[4]
各々の前記貫通穴の幅は、前記インサート部材の前記厚さ方向の前記内面側に向けて拡大する、[3]に記載のインサート成形品。
【0011】
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載のインサート成形品を有する容器。
【0012】
[6]
口部を有する容器本体と前記口部を開閉できる蓋とを有し、
前記蓋は、前記インサート成形品からなる外キャップと内キャップとを有する、[5]に記載の容器。
【0013】
[7]
[1]~[4]の何れか1項に記載のインサート成形品の製造方法であって、
前記インサート部材を形成するインサート部材形成ステップと、
前記インサート部材の前記外面に前記蒸着膜を形成する蒸着ステップと、
前記蒸着ステップによって前記蒸着膜を形成した前記インサート部材を用いて前記インサート成形品を形成するインサート成形ステップとを有する、インサート成形品の製造方法。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、蒸着膜と成形品本体による良好な意匠効果を得ることができ、しかも蒸着膜上に位置する部分において成形品本体がインサート部材から剥離し難いインサート成形品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態のインサート成形品を有する容器を示す上面図である。
図2図1に示す容器の側面図である。
図3図1に示す容器の断面図である。
図4図1に示す蓋の下面図である。
図5図1に示すインサート成形品のインサート部材の上面図である。
図6図5に示すインサート部材の一部断面側面図である。
図7図5に示すインサート部材の下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を例示説明する。
【0017】
図1図7に示すように、本発明の一実施形態においてインサート成形品1は、インサート部材2と成形品本体3とを有するインサート成形品1であって、インサート部材2の外面2aは、第1外面領域R1と、第1外面領域R1よりもインサート部材2の厚さ方向の内面2b側に位置する第2外面領域R2とからなり、第1外面領域R1と第2外面領域R2の所定領域R2aとは蒸着膜(不図示)で覆われ、成形品本体3は、第1外面領域R1上には形成されずに、蒸着膜上に位置するように第2外面領域R2上に形成され、インサート部材2は、第2外面領域R2の上記所定領域R2aに位置する貫通穴部4を有し、成形品本体3は、蒸着膜上に位置する部分から貫通穴部4内へ突出し貫通穴部4を充填する充填部5を有する。
【0018】
上記構成によれば、インサート部材2の外面2aにおける第1外面領域R1上の蒸着膜と第2外面領域R2上の成形品本体3による良好な意匠効果を得ることができる。また、蒸着膜上に位置する部分から貫通穴部4内へ突出し貫通穴部4を充填する充填部5による抜け止め効果により、蒸着膜上に位置する部分において成形品本体3がインサート部材2から剥離することを抑制できる。したがって、蒸着膜と成形品本体3による良好な意匠効果を得ることができ、しかも、蒸着膜上に位置する部分において成形品本体3がインサート部材2から剥離し難いインサート成形品1を実現できる。
【0019】
インサート部材2は、筒壁2cと、筒壁2cの一端部から径方向内側に伸びる端部壁2dとを有し、インサート部材2の第1外面領域R1と第2外面領域R2とはそれぞれ、筒壁2cと端部壁2dとの両方に亘り、貫通穴部4は端部壁2dに位置する。上記構成によれば、筒壁2cと端部壁2dとの両方に亘る第1外面領域R1上の蒸着膜による良好な意匠効果を得ることができ、しかも、蒸着膜上に位置する部分において成形品本体3がインサート部材2から剥離することを抑制できる。なお、インサート部材2の内面2bは、筒壁2cにおいては筒壁2cの内周面からなり、端部壁2dにおいては端部壁2dの、筒壁2cの上記一端部から他端部に向かう方向の側の面からなり、インサート部材2の外面2aは、筒壁2cにおいては筒壁2cの外周面からなり、端部壁2dにおいては端部壁2dの、筒壁2cの上記他端部から上記一端部に向かう方向の側の面からなる。
【0020】
インサート部材2の第2外面領域R2は、第1外面領域R1によって複数の区域R2bに分けられ、第2外面領域R2の各々の区域R2bは、第2外面領域R2の上記所定領域R2aの一部を有し、筒壁2cと端部壁2dとの両方に亘り、成形品本体3は、蒸着膜上に位置するように第2外面領域R2の各々の区域R2b内に形成される区域内部分3aを有し、インサート部材2の貫通穴部4は、第2外面領域R2の各々の区域R2bにおいて上記所定領域R2aに位置し且つ端部壁2dに位置する貫通穴4aを有し、成形品本体3の各々の区域内部分3aは、蒸着膜上に位置する部分から貫通穴4a内へ突出し貫通穴4aを充填する充填体5aを有する。上記構成によれば、第2外面領域R2の各々の区域R2b内に形成される区域内部分3aを成形品本体3が有することによる意匠効果を得ることができ、しかも、成形品本体3の各々の区域内部分3aにおいて、蒸着膜上に位置する部分で成形品本体3がインサート部材2から剥離することを抑制できる。なおインサート部材2の第2外面領域R2は、本実施形態では第1外面領域R1によって3つの区域R2bに分けられるが、これに限らず、第1外面領域R1によって3つ以外の複数の区域R2bに分けられる構成としてもよい。
【0021】
各々の貫通穴4aの幅Wは、インサート部材2の厚さ方向の内面2b側に向けて拡大する。上記構成によれば、各々の貫通穴4aを充填する充填体5aによる端部壁2dに垂直な方向における抜け止め効果を向上できる。各々の貫通穴4aの幅Wは、本実施形態では、貫通穴4aの断面形状が末広がりのテーパ状をなすことにより、インサート部材2の厚さ方向の内面2b側に向けて徐々に拡大するが、これに限らない。
【0022】
各々の貫通穴4aは長穴である。上記構成によれば、各々の貫通穴4aを充填する充填体5aによる端部壁2dに垂直な方向における抜け止め効果を向上できる。
【0023】
各々の貫通穴4aとしての長穴は筒壁2cの径方向に交差して細長く伸びる。上記構成によれば、各々の貫通穴4aを充填する充填体5aによる筒壁2cの径方向における抜け止め効果を向上できる。
【0024】
容器6はインサート成形品1を有する。上記構成によれば、上記効果を有するインサート成形品1を有する容器6を実現できる。
【0025】
容器6は、口部7aを有する容器本体7と口部7aを開閉できる蓋8とを有し、蓋8は、インサート成形品1からなる外キャップ8aと内キャップ8bとを有する。上記構成によれば、上記効果を有するインサート成形品1からなる外キャップ8aを有する容器6を実現できる。内キャップ8bは本実施形態では外キャップ8aに一体化されるがこれに限らない。
【0026】
インサート成形品1の製造方法は、インサート部材2(図5図7参照)を形成するインサート部材形成ステップと、インサート部材2の外面2aに蒸着膜を形成する蒸着ステップと、蒸着ステップによって蒸着膜を形成したインサート部材2を用いてインサート成形品1を形成するインサート成形ステップとを有する。上記構成によれば、上記効果を有するインサート成形品1を製造できる。
【0027】
蒸着ステップでは、インサート部材2の外面2aの第2外面領域R2における特定領域R2cをマスキングして蒸着膜を形成してもよい。上記特定領域R2cは、例えば、図6に網掛けで示すように、インサート部材2の筒壁2cの外周面上に位置してもよい。この場合、筒壁2cの外周面上では蒸着膜を介さないインサート部材2と成形品本体3との溶着による一体化が得られるため、筒壁2cの外周面上での剥離の発生を抑制できる。筒壁2cをマスキングする代わりに、筒壁2cにも貫通穴部4を設け、当該貫通穴部4に対応する充填部5を成形品本体3に設ける構成としてもよい。このような構成によれば、マスキングのための工程を減らし、好ましくはマスキングのための工程を無くし、製造工程を簡単化できる。なお、第2外面領域R2の上記所定領域R2aは、本実施形態では第2外面領域R2における上記特定領域R2cを除く領域であるが、これに限らない。マスキングをしないで、第2外面領域R2の全体が上記所定領域R2aとなる構成としてもよい。
【0028】
本実施形態では、インサート部材形成ステップでは、第2外面領域R2の各々の区域R2b内に成形品本体3の区域内部分3aを形成するために第2外面領域R2の各々の区域R2b内において端部壁2dを貫通するゲート穴9を有するインサート部材2を形成し、インサート成形ステップでは、各々のゲート穴9を通して成形品本体3の区域内部分3aを形成するが、これに限らない。1次成形としてインサート部材形成ステップを行い、2次成形として、蒸着膜を形成したインサート部材2の内面2b側から各々のゲート穴9を通して成形品本体3を射出成形することでインサート成形ステップを行う構成としてもよい。
【0029】
インサート部材2の筒壁2cは、本実施形態では中心軸線Oを中心とする円筒状をなすが、これに限らず例えば、中心軸線Oを中心とする楕円筒状、多角筒状など、円筒状以外の筒状をなす構成としてもよい。
【0030】
蒸着膜の材質は特に限定されず、例えば金属であり、例えばアルミニウムである。インサート部材2及び成形品本体3の材質は特に限定されず、例えば樹脂である。
【0031】
本発明は前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施形態では貫通穴部4は、第2外面領域R2の各々の区域R2bにおいて上記所定領域R2aに位置し筒壁2cの径方向に交差して細長く伸びる長穴によって構成されるが、これに限らず例えば、第2外面領域R2の各々の区域R2bにおいて上記所定領域R2aに位置し第1外面領域R1の近傍で第1外面領域R1に沿って細長く伸びる長穴によって構成してもよい。この場合、例えば、第2外面領域R2の各々の区域R2bにそのような長穴を複数有する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 インサート成形品
2 インサート部材
2a 外面
2b 内面
2c 筒壁
2d 端部壁
3 成形品本体
3a 区域内部分
4 貫通穴部
4a 貫通穴
5 充填部
5a 充填体
6 容器
7 容器本体
7a 口部
8 蓋
8a 外キャップ
8b 内キャップ
9 ゲート穴
O 中心軸線
R1 第1外面領域
R2 第2外面領域
R2a 所定領域
R2b 区域
R2c 特定領域
W 幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7