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特開2024-172660コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法
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  • 特開-コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法 図1
  • 特開-コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法 図2
  • 特開-コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法 図3
  • 特開-コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法 図4A
  • 特開-コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法 図4B
  • 特開-コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法 図4C
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172660
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】コークス炉の装炭レベル測定装置及び操業方法
(51)【国際特許分類】
   C10B 37/02 20060101AFI20241205BHJP
   C10B 41/00 20060101ALI20241205BHJP
   G01F 23/284 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
C10B37/02
C10B41/00
G01F23/284
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023090516
(22)【出願日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】593207271
【氏名又は名称】株式会社WADECO
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】萱野 早衛
【テーマコード(参考)】
2F014
4H012
【Fターム(参考)】
2F014FC02
4H012EA01
(57)【要約】
【課題】コークス炉からの高温や粉塵等の影響を防ぐとともに、ノイズレベルを低くして装炭レベルをより正確に測定する。
【解決手段】装炭車1の受炭ホッパー10から給炭装置12により石炭投入シュート11に送られ、コークス炉100の装炭口102を通じてコークス炉100の内部に供給され、堆積している石炭Cの表面に検出波Mを送信し、石炭Cの表面で反射された検出波Mの反射波M′を受信して装炭レベルを測定するために、装炭車1の内部に設置される装置であって、検出波Mの送受信手段20と、石炭投入シュート11の天井面11aの開口11bとをガイドパイプ40で連結し、送受信手段20からの検出波Mをガイドパイプ40及び石炭投入シュート11の内部を伝搬させるとともに、装炭車1を、石炭投入シュート11が装炭口102の直上となる位置にて停止させ、停止位置にて複数回装炭レベルを測定し、その平均値を求める測定モードを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装炭車の受炭ホッパーから給炭装置により石炭投入シュートに送られ、コークス炉の装炭口を通じて前記コークス炉の内部に供給され、堆積している石炭の表面に検出波を送信し、前記石炭の表面で反射された前記検出波の反射波を受信して装炭レベルを測定するために、前記装炭車の内部に設置される装置であって、
前記検出波の送受信手段と、前記石炭投入シュートの天井面の開口とをガイドパイプで連結し、前記送受信手段からの前記検出波を前記ガイドパイプ及び前記石炭投入シュートの内部を伝搬させるとともに、
前記装炭車を、前記石炭投入シュートが前記装炭口の直上となる位置にて停止させ、停止位置にて複数回装炭レベルを測定し、その平均値を求める測定モードを備えることを特徴とするコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項2】
複数回装炭レベルを測定し、得られた受信ビート波形と前記受信ビート波形をFFT処理することにより得られる距離スペクトル波形のいずれか一方または両方を加算平均することを特徴とする請求項1に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項3】
前記ガイドパイプは、一端が前記石炭投入シュートに連結し、90°屈曲部を介して他端に前記送受信手段に連結するアンテナを収容するとともに、前記90°屈曲部に反射板を備え、前記反射板により管内を開閉することを特徴とする請求項1に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項4】
前記ガイドパイプの前記石炭投入シュートとの連結箇所に、防塵・防熱フィルタを備えることを特徴とする請求項1に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置を用いて装炭レベルを測定するとともに、装炭レベルの測定結果を基に装炭を行うことを特徴とするコークス炉の操業方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コークス炉における装炭レベルを測定するための測定装置に関する。また、本発明は、前記測定装置を用いて装炭作業を行う操業方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コークス炉では、上面に複数の装炭口が設けられており、石炭を積んだ装炭車を移動させながら石炭を装炭口から順次投入している。その際、コークス炉内に投入された石炭の装炭レベルを測定し、できるだけ多く装炭して生産性を上げることが求められている。
【0003】
本出願人も先に、装炭レベルを正確に、更にはコークス炉からの粉塵や熱の影響を防ぐために、特許文献1、2に示す装炭レベル測定装置を提案している。これらの装炭レベル測定装置では、コークス炉の装炭口に石炭を投入するための石炭投入シュートにガイドパイプの一端を連結し、ガイドパイプの多端にマイクロ波やミリ波の送受信手段を配置して検出波をガイドパイプの内部を伝搬させる構成となっている。そのため、ガイドパイプにより検出波の送受信手段をコークス炉の装炭口から離間させることができ、装炭口を通じてコークス炉からの粉塵や熱の影響を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第6495675号公報
【特許文献2】特許第6669907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に記載の装炭レベル測定装置では、検出波を石炭投入シュートやガイドパイプの内部を伝搬させる構成となっているため、装炭口を通じてコークス炉からの粉塵がガイドパイプの内壁やアンテナのアンテナ面に付着してノイズレベルが高くなるおそれがある。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、コークス炉からの高温や粉塵等の影響を防ぐとともに、ノイズレベルを低くして装炭レベルをより正確に測定できる装炭レベル測定装置を提供することを目的とする。また、装炭レベルの測定値を基に装炭を行い、効率よくコークス炉を操業する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、下記(1)~(4)のコークス炉の装炭レベル測定装置を提供する。
【0008】
(1) 装炭車の受炭ホッパーから給炭装置により石炭投入シュートに送られ、コークス炉の装炭口を通じて前記コークス炉の内部に供給され、堆積している石炭の表面に検出波を送信し、前記石炭の表面で反射された前記検出波の反射波を受信して装炭レベルを測定するために、前記装炭車の内部に設置される装置であって、
前記検出波の送受信手段と、前記石炭投入シュートの天井面の開口とをガイドパイプで連結し、前記送受信手段からの前記検出波を前記ガイドパイプ及び前記石炭投入シュートの内部を伝搬させるとともに、
前記装炭車を、前記石炭投入シュートが前記装炭口の直上となる位置にて停止させ、停止位置にて複数回装炭レベルを測定し、その平均値を求める測定モードを備えることを特徴とするコークス炉の装炭レベル測定装置。
(2) 複数回装炭レベルを測定し、得られた受信ビート波形と前記受信ビート波形をFFT処理することにより得られる距離スペクトル波形のいずれか一方または両方を加算平均することを特徴とする(1)に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
(3) 前記ガイドパイプは、一端が前記石炭投入シュートに連結し、90°屈曲部を介して他端に前記送受信手段に連結するアンテナを収容するとともに、前記90°屈曲部に反射板を備え、前記反射板により管内を開閉することを特徴とする(1)または(2)に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
(4) 前記ガイドパイプの前記石炭投入シュートとの連結箇所に、防塵・防熱フィルタを備えることを特徴とする(1)~(3)の何れか1つに記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【0009】
また、上記課題を解決するために本発明は、下記(5)のコークス炉の操業方法を提供する。
【0010】
(5) (1)~(4)の何れか1つに記載のコークス炉の装炭レベル測定装置を用いて装炭レベルを測定するとともに、装炭レベルの測定結果を基に装炭を行うことを特徴とするコークス炉の操業方法。
【発明の効果】
【0011】
本発明の装炭レベル測定装置によれば、コークス炉からの高温や粉塵等の影響を防ぐとともに、ノイズレベルを低くして装炭レベルをより正確に測定することができる。
【0012】
また、本発明のコークス炉の操業方法によれば、ノイズレベルを低くして装炭レベルをより正確に測定することにより、正確な装炭が可能になり、効率的にコークス炉を操業することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の装炭レベル測定装置の一例を示す断面図である。
図2図2は、ガイドパイプの他の例を示す断面図である。
図3図3は、防塵・防熱フィルタを示す断面図である。
図4A図4Aは、反射板の開閉動作を説明する図であり、反射板による「開状態」についてガイドパイプの傾斜部における反射板の取り付け部分を示す断面図である。
図4B図4Bは、反射板の開閉動作を示す図であり、反射板による「閉状態」を図4Cの矢印A方向から見た上面図である。
図4C図4Cは、反射板の開閉動作を示す図であり、反射板による「閉状態」を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に関して図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
[装炭レベル測定装置]
図1は、本発明の装炭レベル測定装置(以下、「測定装置」という。)の全体構成を示す断面図である。図示されるように、測定装置の全体が一般的な装炭車1の内部に設置される。装炭車1は、外部から供給された石炭Cを貯留する受炭ホッパー10と、受炭ホッパー10の石炭Cを石炭投入シュート11に送るための給炭装置12とを備えている。なお、給炭装置12は、スクリューフィーダーやテーブルフィーダー等が一般的である。また、石炭投入シュート11の下方端部には、下端が内方に狭窄してコークス炉100の装炭口102の口径に合わせたスリーブ13が外装されている。そして、装炭車1は、コークス炉100の上面に固定されたレール101に沿って、例えば図示されるように紙面の前後方向に移動する。
【0016】
石炭投入シュート11の天井面11aの中央部分には開口11bが形成されており、開口11bにガイドパイプ40の一端が取り付けられている。ガイドパイプ40は、略L字状を呈しており、石炭投入シュート11の開口11bに連結する第1の立管部40Aと、石炭投入シュート11の天井面11aと平行な水平管部40Bとで構成されている。また、第1の立管部40Aと水平管部40Bとの連結部分となる傾斜部40Dは90°屈曲部であり、傾斜部40Dは第1の反射板41を備えている。第1の反射板41は45°反射板であり、反射面が石炭投入シュート11の開口11bとアンテナ22を向くように45°下方に傾斜している。更に、水平管部40Bの第1の反射板41とは反対側の端部にアンテナ22が収容されており、アンテナ22には検出波Mの送受信手段20が取り付けられている。なお、アンテナ22には、誘電体レンズ(アンテナレンズ)23が付設されていてもよい。
【0017】
このように構成される装炭車1では、スリーブ13がコークス炉100の装炭口102の直上となる位置にて停止し、受炭ホッパー10の石炭Cを給炭装置12で石炭投入シュート11に送り、スリーブ13から装炭口102を通じて石炭Cをコークス炉100に投入する。そして、送受信手段20からの検出波Mを、図中に一点鎖線で示すように、アンテナ22を介してガイドパイプ40、次いで石炭投入シュート11を伝搬させ、装炭口102を通じてコークス炉100に堆積している石炭C′へと送る。石炭C′の表面で反射された検出波Mの反射波M′は、これとは逆の経路を辿って送受信手段20で受信され、送受信の時間差を基に、装炭レベルを測定する。
【0018】
このような装炭レベルの測定に際して、ガイドパイプ40の内壁やアンテナ22のアンテナ面、誘電体レンズ23が付設されている場合は誘電体レンズ23のレンズ面、第1の反射板41の反射面、更に後述するように断熱板31(図3参照)を付設した場合には断熱板31に。コークス炉100からの粉塵が付着して、ノイズレベルが高くなるおそれがある。そこで、本発明では、装炭車1を、スリーブ13がコークス炉100の装炭口102の直上となる位置にて停止させ、停止した状態で、装炭を止めて、複数回(N回)繰り返して装炭レベルの測定を行い、得られた受信データスペクトル波形を加算平均することにより、フロアノイズ電力を1/Nだけ下げる。この測定モードにより、ノイズレベルの低減とともに、アンテナ22の開口径をより小さくすることができ、省スペースにできる。
【0019】
また、上記と同様にして複数回の装炭レベルの測定を行い、得られた受信ビート波形と前記受信ビート波形をFFT処理することにより得られる距離スペクトル波形のいずれか1方または両方を加算平均することにより、フロアノイズ電力を1/Nだけ下げることもできる。
【0020】
また、ガイドパイプ40は、図2に示すように、水平管部40Bから図中の上方垂直に延びる第2の立管部40Cで構成し、第2の立管部40Cにアンテナ22を収容することもできる。また、ガイドパイプ40の水平管部40Bと第2の立管部40Cとの連結部に、第2の反射板42を設ける。第2の反射板42は、45°反射板であり、反射面が第1の反射板41と第2の立管部40Cのアンテナ22を向くように45°上方に傾斜している。
【0021】
このようなガイドパイプ40により、図1に比べて、コークス炉100の装炭口102から送受信手段20をより遠くに離間させることができる。
【0022】
更には、装炭口102を通じてコークス炉100からの粉塵の侵入を防ぐために、図3に示すように、石炭投入シュート11の開口11bを塞いで防塵・防熱フィルタ30を取り付けてもよい。防塵・防熱フィルタ30は、耐熱材料からなり、ミリ波またはマイクロ波を透過し、気体を透過しない非通気性の断熱板31と、断熱材料からなり、ミリ波またはマイクロ波を透過する板材の全面に貫通孔32aを多数形成して通気性を持たせたフィルタ板32とを離間させ、枠体33で包囲したものである。断熱板31及びフィルタ板32は、例えばセラミック製とすることができる。
【0023】
また、枠体33には、断熱板31とフィルタ板32との間の空間Sにパージ用ガスを供給するためのガス供給口35が付設されている。尚、枠体33の内壁に隔壁36を設けるとともに、隔壁36にフィルタ板側に傾斜している突出口37を形成してもよい。これにより、ガス供給口35からのパージ用ガスが効率よくフィルタ板32へと供給され、貫通孔32aを通じて開口11bへと流出させることにより、粉塵の侵入を防ぐことができる。
【0024】
パージ用ガスで防ぎきらなかった粉塵が断熱板31に付着するが、断熱板31は、装炭中にコークス炉100の装炭口102からの火炎を受けて高温になるため、タールを含んだ付着物となり、溶けて落下する。そのため、断熱板31に付着物があっても、装炭レベルの測定に対する影響は殆どない。
【0025】
なお、図示は省略するが、断熱板31及びフィルタ板32に把手を取り付け、枠体33の外部に引き出す構成とすることもでき、引き出した断熱板31及びフィルタ板32の清掃を簡便することができる。また、断熱板31を第1の立管部40Aの軸線に対して傾斜させてもよい。また、断熱板31のみとしフィルタ板32を省略することもできる。
なお、断熱板31をつけるとガイドパイプ40内への粉塵の侵入を防止できる。したがって、ガイドパイプ40、反射板41及び誘電体レンズ(アンテナレンズ)23に粉塵除去対策をする必要もない。そして、断熱板31のみに粉塵除去対策をすればよい。
【0026】
上記した図1及び図2の測定装置において、ガイドパイプ40の第1の反射板41及び第2の反射板42を開閉式にすることもできる。ここでは、図4A図4B及び図4Cに、図1に示した測定装置における第1の反射板41を例にして示す。
【0027】
なお、図4A図4Cは、第1の反射板41の開閉動作を示す図である。そして、図4Aは、ガイドパイプ40の傾斜部40Dにおける第1の反射板41の取り付け部分を示す断面図であり、第1の反射板41による「開状態」を示す図である。また、図4Bは、第1の反射板41による「閉状態」を図4Cの矢印A方向から見た上面図である。また、図4Cは、第1の反射板41による「閉状態」を示す側面図である。
【0028】
図1に示すように、ガイドパイプ40の第1の立管部40Aと水平管部40Bとは、第1の立管部40Aから水平管部40Bに向かって45度の角度で上方に傾斜する傾斜部40Dで連結されており、傾斜部40Dに第1の反射板41が設けられる。図4Bに示すように、第1の反射板41は、四角形状の板材であり、その一方の反射面41aに沿ってヒンジ44が取り付けられている。図4Aに示すように、ヒンジ44は傾斜部40Dに設けられた取付片45の一方の側のヒンジ取付部45aに取り付けられている。そして、図4A及び図4Bに示すように、第1の反射板41は、ヒンジ44を起点として符号Rで示すように回動する。
【0029】
図4Bに示すように、ガイドパイプ40の傾斜部40Dは一部が開口しており、第1の反射板41を図中の右側に回動させ、開口49に蓋をすることにより「閉状態」を形成する。また、図4Aに示すように、第1の反射板41を図中の左方向に回動させ、開口49を解放することにより「開状態」を形成する。
【0030】
また、第1の反射板41の「閉状態」を維持するために、図4Bに示すように、第1の反射板41の他方の辺41bを係止する。係止方法としては、例えば、図4Aに示すように、傾斜部40Dの取付片45の他方の側に屈曲した垂下片45bを形成し、この垂下片45bに、ヒンジ44と対向して止め金具47を取り付ける。一方、第1の反射板41の他方の辺41bには、止め金具47と対向する位置に、断面L字状に突出する係止部46を付設する。また、止め金具47には、符号Tで示す方向に回動するピン48を有しており、第1の反射板41で傾斜部40Dの開口49を塞いだ状態で、ピン48を図中の上方に回動して係止部46に係合させる。これにより、図4Cに示すように、「閉状態」を構成する。
【0031】
このように第1の反射板41を開閉式とし、図4Aに示すように、「開状態」とすることにより、第1の反射板41の反射面41aへの付着物や、ガイドパイプ40の内壁への付着物、アンテナ22への付着物を容易に除去することができる。
【0032】
なお、図2に示すガイドパイプ40においても、第2の反射板42を同様の開閉式にする。
【0033】
[操業方法]
本発明はまた、上記の測定装置を用いて装炭作業を行う方法に関する。即ち、測定装置を用い、装炭レベルを正確に測定し、コークス炉100を効率よく操業する。
【符号の説明】
【0034】
1 装炭車
10 受炭ホッパー
11 石炭投入シュート11
11a 天井面
11b 開口
12 給炭装置
20 送受信手段
22 アンテナ
30 防塵・防熱フィルタ
31 断熱板
32 フィルタ板
40 ガイドパイプ
40A 第1の立管部
40B 水平管部
40C 第2の立管部
40D 傾斜部
41 第1の反射板
42 第2の反射板
44 ヒンジ
45 取付片
46 係止部
47 止め金具
48 ピン
49 開口
100 コークス炉
101 レール
102 装炭口
C、C′ 石炭
M 検出波
M′ 反射波
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C