(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172714
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】生コンクリート製造プラント
(51)【国際特許分類】
B28C 9/02 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
B28C9/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023090606
(22)【出願日】2023-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】592099215
【氏名又は名称】株式会社冨士機
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(74)【代理人】
【識別番号】100114731
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 重男
(72)【発明者】
【氏名】藤田 以和彦
【テーマコード(参考)】
4G056
【Fターム(参考)】
4G056AA06
4G056AA25
4G056CA01
4G056DA01
4G056DA08
(57)【要約】
【課題】戻り生コンクリート製造プラントに、本体50は隣にあり、生コンクリート製造プラントを提供する。
【解決手段】戻り生コンクリート製造プラント72において、回転ドラムミキサを洗浄し戻り生コンクリートを溜める原水ピットと、戻り生コンクリートを1次分級機に送り回収砂と回収砂利と回収スラリー水に分級し、3次分級機は回収砂だけ移動し、回収スラリー水の1次スラリー槽に入り、その下に計量槽があり5%~20%になるように計量し、コンベア48で本体ミキサに入り、回収スラリー水がフィルタープレスに入り、回収スラリー水を脱水ケーキと上澄水に分離され、脱水ケーキと上澄水が濃度1%~3%になり、本体50において、新規砂及び新規砂利が95%~80%になり、駐車場60に入ったミキサ車に、生コンクリートが投入される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
戻り生コンクリート製造プラント(72)において、
ミキサ車(1)の回転ドラムミキサを洗浄する洗車場(2)を有し、上記洗車場(2)には戻り生コンクリートを溜める原水ピット(5a)と、
上記原水ピット(5a)内のポンプ(P1)により上記戻り生コンクリートを1次分級機(7)に送る配管(6)と、
上記1次分級機(7)は上記戻り生コンクリートを、回収砂(8mmアンダー)と、回収砂利(40mmオーバー)と、回収砂利(20mmアンダー)と、回収スラリー水を分級するものであり、
2次分級機(16)は、上段スクリーン(17)を回収砂利(40mmオーバー)と、中段スクリーン(18)を回収砂利(20mmアンダー)と、下段スクリーン(19)を回収砂(8mmアンダー)から出て、
3次分級機(22)は、回収砂利(40mmオーバー)と、回収砂利(20mmアンダー)と、回収砂(8mmアンダー)と、回収スラリー水とは、入口(23)から入り、回収砂(8mmアンダー)だけ移動し開口(29)から出て配管(32)を介して貯蔵槽(26)に入り、回収スラリー水は開口(30)から配管(31)を介して切換バルブ(11)を配管(12)から1次スラリー槽(13)に入り、回収砂利(40mmオーバー)は配管(20)に入り貯蔵瓶(24)に入り、回収砂利(20mmアンダー)は配管(21)に入り貯蔵瓶(25)に入り、
その下に、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、計量槽(33a)と計量槽(33b)と計量槽(33c)が重量5%~20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、
上記1次スラリー槽(13)に回収スラリー水が溜まり、ポンプ(P2)を経て回収スラリー水が、配管(34)がフィルタープレス(35)に入り、上記回収スラリー水を脱水ケーキ(固体)と上澄水に分離され、
ケーキ計量供給エプロンコンベア(36)は、脱水ケーキ(固定)を計量し、上記脱水ケーキ(固定)をケーキ解泥装置(37)に入れ、
上記ケーキ解泥装置(37)は、上記タンク(41)から配管(42)を介して上記上澄水を入れ、上記脱水ケーキ(固体)と上記上澄水が上記ケーキ解泥装置(37)は下方の配管(39)からタンク(40)に入れ、
上記タンク(40)は、濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=1%~3%になり、配管(45)を介して本体(50)の水計量槽(46)に入り、そこから配管(58)を介して本体ミキサ(47)に入り、
本体(50)において、
新規砂(8mmアンダー)の計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽(53)と、新規セメントの計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量95%~80%になり、清水計量槽(55)と混和剤計量槽(56)と混和材計量槽(57)が上記本体ミキサ(47)に入り、
上記本体ミキサ(47)の駐車場(60)に入った上記ミキサ車(1)の回転ドラムミキサの中に、生コンクリートが投入されるように構成される生コンクリート製造プラント。
【請求項2】
上記戻り生コンクリート製造プラント(72)において、
上記タンク(40)は、上記濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=3%になり、上記配管(45)を介して、
上記本体(50)において、
上記配管(45)を介して上記水計量槽(46)に入り、そこから上記配管(58)を介して上記本体ミキサ(47)に入る請求項1により構成される生コンクリート製造プラント。
【請求項3】
上記戻り生コンクリート製造プラント(72)において、
回収砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(33a)と、回収砂利(20mmオーバー)の上記計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の上記計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量20%になるように計量し、
上記本体(50)において、
上記コンベア(48)で上記本体ミキサ(47)に入り、
新規砂(8mmアンダー)の上記計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(53)と、新規セメントの上記計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量80%になる請求項1により構成される生コンクリート製造プラント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、戻り生コンクリートの再利用が可能な生コンクリート製造プラントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、生コンクリート製造プラントにおいて、JIS A 5308規格によると、ミキサ車からの戻り生コンクリート(セメント、回収砂(8mmアンダー)、回収砂利(40mmオーバー)、回収砂利(20mmアンダー)、水、混和剤、混和材が混合したもの)は、回収置換率が20%以下とされていた。
【0003】
この骨材の回収は、新骨材を運搬中のベルトコンベアに回収骨材を、人力でショベル等で投入を行っていた。
【0004】
一方、ミキサ車の洗浄水を回収し、スラリー水として再利用していたが、脱水ケーキは産業廃棄物として廃棄していた。
【0005】
特許文献1において、生コンクリート製造プラントにおいて、敷地面積が約1500坪であったところ、戻り生コンクリートのリサイクル施設を含めて約150坪で構成することができるものであり、施設面積を約1/10とすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記戻り生コンクリートからの回収砂、回収砂利の分離は、生コンクリート製造プラントとは別の場所で行い、回収砂(8mmアンダー)、回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)をトラックにて生コンクリート製造プラントまで運び、回収砂(8mmアンダー)、回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)を人力でベルトコンベアに投入しており、いわゆる作業効率が悪いという問題があった。
【0008】
また、上記ミキサ車の洗浄は生コンクリートプラントとは別の場所にて行われ、戻り生コンクリートを生コンクリート製造プラントまで運搬しなければならなかった。さらに、戻り生コンクリート内のセメント成分である上記脱水ケーキは産業廃棄物として廃棄されていた。
【0009】
特許文献1において、生コンクリート製造プラントにおいて、施設面積を約1/10とすることが可能となる。
【0010】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、戻り生コンクリート製造プラント(72)内に、1次分級機(7)、2次分級機(16)、3次分級機(22)を設け、1次スラリー槽(13)を設けてフィルタープレス(35)を設け、ケーキ計量供給エプロンコンベア(36)を設け、ケーキ解泥装置(37)を設け、本体(50)は隣にあり、上記戻り生コンクリート製造プラント(72)に回収砂、回収砂利を設け、上記本体(50)の新規砂、新規砂利の生コンクリート製造プラントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、戻り生コンクリート製造プラント(72)において、ミキサ車(1)の回転ドラムミキサを洗浄する洗車場(2)を有し、上記洗車場(2)には戻り生コンクリートを溜める原水ピット(5a)と、上記原水ピット(5a)内のポンプ(P1)により上記戻り生コンクリートを1次分級機(7)に送る配管(6)と、上記1次分級機(7)は上記戻り生コンクリートを、回収砂(8mmアンダー)と、回収砂利(40mmオーバー)と、回収砂利(20mmアンダー)と、回収スラリー水を分級するものであり、2次分級機(16)は、上段スクリーン(17)を回収砂利(40mmオーバー)と、中段スクリーン(18)を回収砂利(20mmアンダー)と、下段スクリーン(19)を回収砂(8mmアンダー)から出て、3次分級機(22)は、回収砂利(40mmオーバー)と、回収砂利(20mmアンダー)と、回収砂(8mmアンダー)と、回収スラリー水とは、入口(23)から入り、回収砂(8mmアンダー)だけ移動し開口(29)から出て配管(32)を介して貯蔵槽(26)に入り、回収スラリー水は開口(30)から配管(31)を介して切換バルブ(11)を配管(12)から1次スラリー槽(13)に入り、回収砂利(40mmオーバー)は配管(20)に入り貯蔵瓶(24)に入り、回収砂利(20mmアンダー)は配管(21)に入り貯蔵瓶(25)に入り、その下に、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、計量槽(33a)と計量槽(33b)と計量槽(33c)が重量5%~20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、上記1次スラリー槽(13)に回収スラリー水が溜まり、ポンプ(P2)を経て回収スラリー水が、配管(34)がフィルタープレス(35)に入り、上記回収スラリー水を脱水ケーキ(固体)と上澄水に分離され、ケーキ計量供給エプロンコンベア(36)は、脱水ケーキ(固定)を計量し、上記脱水ケーキ(固定)をケーキ解泥装置(37)に入れ、上記ケーキ解泥装置(37)は、上記タンク(41)から配管(42)を介して上記上澄水を入れ、上記脱水ケーキ(固体)と上記上澄水が上記ケーキ解泥装置(37)は下方の配管(39)からタンク(40)に入れ、上記タンク(40)は、濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=1%~3%になり、配管(45)を介して本体(50)の水計量槽(46)に入り、そこから配管(58)を介して本体ミキサ(47)に入り、本体(50)において、新規砂(8mmアンダー)の計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽(53)と、新規セメントの計量槽(54)が本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量95%~80%になり、清水計量槽(55)と混和剤計量槽(56)と混和材計量槽(57)が上記本体ミキサ(47)に入り、上記本体ミキサ(47)の駐車場(60)に入った上記ミキサ車(1)の回転ドラムミキサの中に、生コンクリートが投入されるように構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0012】
上記配管(32)は、スクリューコンベア(32)又は配管(32)はどちらでも良い。回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量5%~20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、上記タンク(40)は、濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=1%~3%になり、本体(50)では、新規砂(8mmアンダー)の計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽(53)と、新規セメントの計量槽(54)の本体ミキサ(47)に入り、清水計量槽(55)と混和剤計量槽(56)と混和材計量槽(57)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量95%~80%になり、本体ミキサ(47)の駐車場(60)に入った上記ミキサ車(1)の回転ドラムミキサの中に、生コンクリートが投入されるように構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0013】
第2に、上記戻り生コンクリート製造プラント(72)において、上記タンク(40)は、上記濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=3%になり、上記配管(45)を介して、上記本体(50)において、上記配管(45)を介して上記水計量槽(46)に入り、そこから上記配管(58)を介して上記本体ミキサ(47)に入る第1により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0014】
上記タンク(40)は、上記濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=3%になり、上記配管(45)を介して本体の上記水計量槽(46)に入り、そこから上記配管(58)を介して上記本体ミキサ(47)により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0015】
第3に、上記戻り生コンクリート製造プラント(72)において、回収砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の上記計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量20%になるように計量し、上記本体(50)において、上記コンベア(48)で上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)の上記計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(53)と、新規セメントの上記計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量80%になる第1により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0016】
回収砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の上記計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量20%になるように計量し、上記コンベア(48)で上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)の上記計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(53)と、新規セメントの上記計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量80%になる生コンクリート製造プラントにより構成される。
【発明の効果】
【0017】
本発明は上述のように、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量5%~20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、上記タンク(40)は、濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=1%~3%になり、本体(50)では、新規砂(8mmアンダー)の計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽(53)と、新規セメントの計量槽(54)の本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量95%~80%になり、本体ミキサ(47)の駐車場(60)に入ったミキサ車(2)の回転ドラムミキサの中に、生コンクリートが投入されるように構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0018】
また、上記タンク(40)は、上記濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=3%になり、配管(45)を介して本体の水計量槽(46)に入り、そこから配管(58)を介して上記本体ミキサ(47)により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0019】
また、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)の上記計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(53)と、新規セメントの上記計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量80%になると構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
また、生コンクリート製造プラントによると、回収スラリー水を利用し得ると共に、脱水ケーキ(固体)を廃棄することなく、上澄水とに混ぜて再利用することができるので、プラントとして極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明に係る戻り生コンクリート製造プラント(72)の断面図である。
【
図2】本体(50)と、同上プラント(72)の断面図である。
【
図3】(a)は戻り生コンクリート製造プラント(72)の2次分級機(16)の平面図、(b)は戻り生コンクリート製造プラント(72)の平面図である。
【
図4】(a)は戻り生コンクリート製造プラント(72)の1次分級機(7)の平面図、(b)は戻り生コンクリート製造プラント(72)の1次分級機(7)の断面図である。
【
図5】戻り生コンクリート製造プラント(72)の3次分級機(22)の断面図である。
【
図6】戻り生コンクリート製造プラント(72)のケーキ計量エプロンコンベア(36)の側面図である。
【
図7】(a)は戻り生コンクリート製造プラント(72)のケーキ解泥装置(37)の断面図、(b)は戻り生コンクリート製造プラント(72)のケーキ解泥装置(37)を含むドラム(40)とドラム(41)の平面図である。
【
図8】戻り生コンクリート製造プラント(72)の3次分級機(22)からのコンベア(48)からのブロック図である。
【
図9】生コンクリート製造プラントのブロック図である。
【
図10】生コンクリート製造プラントのブロック図である。
【
図11】生コンクリート製造プラントの制御部(61)の電気的ブロック図である。
【
図12】生コンクリート製造プラントの機能的ブロック図である。
【
図13】生コンクリート製造プラントのフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る生コンクリート製造プラントについて詳細に説明する(
図1、
図2参照)。
【0022】
まず、
図1参照して、戻り生コンクリート製造プラント72を説明する。上記戻り生コンクリート製造プラント72は、床面Gにおいて、1階の洗車場2,2(フレーム70a)、タンク40,41(
図3(b)参照)、1次スラリー槽13(
図1、
図3(b)参照)に設置されている。
【0023】
1階と2階のケーキ解泥装置37(
図1参照)、2階のケーキ計量供給エプロンコンベア36(フレーム70b)(
図1、
図2参照)、3階のフィルタープレス35、及び、計量槽33a、計量槽33b、計量槽33c、及び、コンベア48(フレーム70c)(
図1、
図2参照)、4階と5階の貯蔵瓶24、貯蔵瓶25、貯蔵瓶26(フレーム70d、フレーム70e)(
図1、
図2参照)、6階の3次分級機(レーキ分級機)22、及び、2次分級機16(2段式スクリーン)(フレーム70f)、7階の1次分級機7(フレーム70h)、により構成されている(
図1、
図2参照)。
【0024】
また、本体50は後にあり(
図2参照)、1階は駐車場60であり(フレーム71a)、2階は本体ミキサ47があり(フレーム71b)、3階は上記コンベア48が入っており(フレーム71c)、4階は配管58が入っており(フレーム71d)、5階は本体の水計量槽46、及び、配管45が入っており(フレーム71e)、6階は、フレーム71fで囲まれており、7階はターンシュート49から新規セメント、新規砂利等が入る(フレーム71hにより囲まれている)。
【0025】
図1を参照して、戻り生コンクリート製造プラント72のミキサ車1,1は、1階の上記洗車場2,2に駐車している。上記ミキサ車1,1は、上記タンク41(上澄水槽)(
図3(b)、
図7(b)参照)の配管64を介して、ミキサ車洗車ライン4を、上記ミキサ車1,1はドラムミキサ内部を洗浄することにより、戻り生コンクリート(回収セメント+水+回収砂利(40mmオーバー)+回収砂利(20mmアンダー)+回収砂(8mmアンダー))が、上記床面Gの溝5に溜まるように排出され、上記戻り生コンクリートは、上記溝5の端部の原水ピット5aに溜まるように構成されている。
【0026】
また、上記原水ピット5aには、ポンプP1が設置され(
図1参照)、上記戻り生コンクリートは、上記ポンプP1を配管6に接続され、上記戻り生コンクリートは、上記ポンプP1より、上記配管6により上部の7階の上記1次分級機7(
図1参照)に入力されている。上記1次分級機7の入力管8に、上記配管6は接続されている(
図4(a)(b)、
図9参照)。上記戻り生コンクリートは上記配管6を通じて、上記1次分級機7(7階、
図1参照)に上記入力管8から円形の槽7aに入力されている(
図4(a)(b)、
図9参照)。
【0027】
上記1次分級機7は円形の上記槽7aから構成されている(
図4(a)(b)参照)。オーバーフロー(回収セメント+水)はオーバーフローして、オーバーフロー管9は「回収セメント+水」が出力されてくる(「回収セメント+水」を、「回収スラリー水」という)。上記オーバーフロー管9は、上記回収スラリー水が配管10において、切換バルブ11を介して、配管12を通って、1次スラリー槽13に入る(
図1、
図9参照)。また、出力管14は、回収スラリー水(回収セメント+水)、回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、回収砂(8mmアンダー)が出てくる(
図4(a)(b)参照)。上記出力管14は、上記回収スラリー水、上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)は、配管15に入る(
図1、
図4(a)(b)、
図9参照)。
【0028】
上記回収スラリー水、上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)は、6階の上記2次分級機(2段式スクリーン)16(
図1、
図3(a)参照)の上段スクリーン17(上記回収砂利(40mmオーバー))、中段スクリーン18(上記回収砂利(20mmアンダー))、下段スクリーン19(上記回収砂(8mmアンダー))に入る(
図3(a)参照)。上記上段スクリーン17(上記回収砂利)の上記40mmオーバーは、上記上段スクリーン17から濾過して出る。上記中段スクリーン18(上記回収砂利)は上記20mmアンダーは、上記中段スクリーン18から濾過して出る。上記下段スクリーン19(上記回収砂)は上記8mmアンダーは、上記下段スクリーン19から濾過して出る。上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)と、上記回収スラリー水と、上記回収砂(8mmアンダー)は、6階の3次分級機(レーキ分級機)22(
図1参照)の入口23(後方)に入る(
図5、
図9参照)。
図5と
図9は、3次分級機22は、前方と後方が逆である。
【0029】
6階の上記3次分級機(レーキ分級機)22(
図1参照)は(
図5、
図9参照)、上記回収スラリー水と、上記回収砂利(40mmオーバー)、上記回収砂利(20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)は、上記入口23から入る。クランクシャフト62a,62bにより、羽根27・・は回転して動く(a1→a2→a3→a2→a1、
図5参照)。シャワー28があり、上記シャワー28は上澄水(タンク41と配管64、
図3(b)、
図7(b)参照)が出る。上記回収スラリー水は後方にあり、上記羽根27・・の移動(a1→a2→a3→a2→a1、
図5参照)により、上記回収砂(8mmアンダー)だけ、前方に移動する(
図5、
図9参照)。上記回収砂(8mmアンダー)は、開口29(前方)から出る(
図5、
図8、
図9参照)。上記回収スラリー水は、開口30(後方)から出る(
図1、
図5、
図8、
図9参照)。
【0030】
また、上記3次分級機(レーキ分級機)22は(
図1、
図9参照)、上記回収砂利(40mmオーバー)は、配管20から出る(
図8参照)。上記回収砂利(20mmアンダー)は、配管21から出る(
図8参照)。上記配管20において、上記回収砂利(40mmオーバー)は、貯蔵瓶24に入る(
図1、
図8、
図9参照)。上記配管21において、上記回収砂利(20mmアンダー)は、貯蔵瓶25に入る(
図2、
図8、
図9参照)。
【0031】
上記回収スラリー水は、上記開口30(後方)から、配管31を介して上記切換バルブ11を介して、上記配管12から上記1次スラリー槽13に入る(
図1、
図9参照)。また、上記回収砂(8mmアンダー)は、上記開口29(前方)から出て、上記回収砂(8mmアンダー)は、スクリューコンベア(配管)32から貯蔵瓶26に入る(
図8、
図9参照)。また、上記切換バルブ11を介して、上記回収スラリー水は、上記開口30から上記配管31に入る。上記切換バルブ11が切り換えない場合(上記配管12に切り換えない場合)、上記回収スラリー水は、上記配管10から上記溝5に帰る(
図1、
図9参照)。また、1次スラリー槽13は、駆動モータM2は、羽根は攪拌される(
図9参照)。
【0032】
上記貯蔵瓶24,25,26の各下端に上記計量ゲート24a,25a,26a(
図1、
図2参照)がある。上記計量ゲート24a,25a,26aは、シリンダ24b,25b,26bがある(
図1、
図2参照)。上記シリンダ24b,25b,26bは駆動すると、上記計量ゲート24a,25a,26aが開く(
図1、
図2参照)。上記計量ゲート24a,25a,26aは、同じ構造である。その下に、計量槽33a(回収砂利(40mmオーバー))、計量槽33b(回収砂利(20mmアンダー))、計量槽33c(回収砂(8mmアンダー))がある(
図1、
図2、
図8、
図9参照)。
【0033】
上記計量槽33a(上記回収砂利(40mmオーバー))、上記計量槽33b(上記回収砂利(20mmアンダー))、上記計量槽33c(上記回収砂(8mmアンダー))は、20%以内の重量(5%~20%の範囲内の何れかの重量)となるように計量する。例えば、上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)の重量が20%であったとする。コンベア48から上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)の重量が20%であったとする(
図2参照)。そして、上記コンベア48から、本体ミキサ47に入る(
図2、矢印C、
図8、
図9参照)。
【0034】
上記1次スラリー槽13が存在する(
図1、
図3(b)、
図9参照)。上記回収スラリー水は、上記配管10、上記切換弁11、上記配管12を介して、上記1次スラリー槽13に溜まる。ポンプP2を経て、配管34が、3階のフィルタープレス35(
図1、
図9参照)に入る。上記フィルタープレス35は、上記回収スラリー水を、脱水ケーキ(固体)と、上澄水に分離される。上記フィルタープレス35の上記上澄水に配管66を通って上記タンク41(上記上澄水)に入れる(
図3(b)、
図7(b)、
図9参照)。2階のケーキ計量供給エプロンコンベア36(
図1参照)に、脱水ケーキ(固体)を計量する(
図6、
図9参照)。
【0035】
上記ケーキ計量供給エプロンコンベア36は、上記脱水ケーキ(固体)を計量する(
図6参照)。駆動モータM1が回転すると、コンベア65が矢印A方向に回転する。ヘッドシュート63が、脱水ケーキ(固体)を計量し、上記ケーキ解泥装置37に入れる(
図1、矢印B方向、
図6、
図9参照)。
【0036】
上記ケーキ計量供給エプロンコンベア36は、上記脱水ケーキ(固体)を計量し、上記ケーキ解泥装置37(1階と2階、
図1、
図7(a)参照)が、上記脱水ケーキ(固体)と、上澄水とを調合する。上記上澄水は上記タンク(上澄水)41から配管42を介して、上記ケーキ解泥装置37に入れる(
図3(b)、
図7(a)(b)参照)。上記ケーキ計量供給エプロンコンベア36は、脱水ケーキ(固体)を計量し(
図6参照)、上記脱水ケーキ(固体)の上記ケーキ解泥装置37に入れる(
図7(a)、
図9参照)。上記ケーキ解泥装置37に、中心シャフト43に先端に羽根37a,37aがある(
図7(a)参照)。駆動モータM3があり、上記中心シャフト43を回転して混ぜる(
図7(a)、
図9参照)。上記ケーキ解泥装置37に、上記タンク41から上記上澄水を配管42を介して入れる。
【0037】
上記ケーキ解泥装置37は、上記上澄水と、脱水ケーキ(固定)は、上記回収スラリー水は、下方の配管39から出る(
図7(a)(b)、
図9参照)。上記回収スラリー水は、上記下方の配管39から、上記タンク40(回収スラリー水)に入る(
図7(b)参照)。濃度計(超音波濃度計)44が、上記タンク40の濃度を調整する。隣に上記タンク41に上記上澄水が、上記ケーキ解泥装置37の上記配管42に入る。上記タンク40内の上記上澄水と、上記脱水ケーキ(固体)は、上記上澄水=500g、上記脱水ケーキ(固体)=15gは、上記脱水ケーキ(固体)=濃度1%~3%(例えば濃度3%)になる(15g÷500g×100=濃度3%)。上記タンク40に、上記回収スラリー水の配管45が(
図2、
図3(b)、
図7(b)参照)、上記本体50の水計量槽46に入る(
図2、
図3(b)、
図9参照)。
【0038】
上記本体50を説明する(
図2、
図10参照)。
上記ターンシュート49から、新規砂(8mmアンダー)の計量槽51、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽52、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽53、新規セメントの計量槽54が、上記本体ミキサ47に入る(例えば、新規砂(8mmアンダー)+新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)=重量95%~80%(例えば重量80%)、
図2、
図10参照)。また、清水計量槽55、混和剤計量槽56、混和材計量槽57が、上記本体ミキサ47に入る(
図2、
図10参照)。また、上記本体ミキサ47のホッパ59は(
図2参照)、本体50の中央部下端に設けられており(
図2参照)、上記ホッパ59の下方は、上記ミキサ車1の上記駐車場60が形成されており、当該駐車場60に入った上記ミキサ車1の回転ドラムミキサの中に、上記ホッパ59から生コンクリートが投入されるように構成されている(
図2参照)。
【0039】
上記タンク40から、上記濃度計(超音波濃度計)44が回収スラリー水(濃度1%~3%(例えば濃度3%))の配管45が、上記本体50の上記水計量槽46に入る(
図2、
図3(b)、
図7(b)、
図9、
図10参照)。また、上記本体50の上記水計量槽46の配管58から上記本体ミキサ47に入る(濃度1%~3%(例えば濃度3%)、
図2、
図9、
図10参照)。上記回収砂利(40mmオーバー)の計量槽33a、上記回収砂利(20mmアンダー)の計量槽33b、上記回収砂(8mmアンダー)の計量槽33cが、上記コンベア48から上記本体ミキサ47に入る(例えば、回収砂(8mmアンダー)+回収砂利(40mmオーバー+20mmアンダー)=重量5%~20%(例えば重量20%))(
図1、
図2、
図9、
図10参照)。
【0040】
以下、本発明の生コンクリート製造プラント1の動作を
図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0041】
図11は本発明の制御部61に係る電気的構成を示すものであり、上記制御部61には上記コンベア48が接続され、回収砂利計量槽33a(40mmオーバー)、回収砂利計量槽33b(20mmアンダー)、回収砂計量槽33c(8mmアンダー)、上記濃度計(超音波濃度計)44、上記ポンプP1、上記ポンプP2、新規砂計量槽51(8mmアンダー)、新規砂利計量槽52(40mmオーバー)、新規砂利計量槽53(20mmアンダー)、新規セメント計量槽54、駆動モータM1,M2,M3、混合剤計量槽56、混合材計量槽57、清水計量槽55が接続されている。上記制御部61はCPUを有するものであり、内部メモリに記憶された
図13に示すプログラムに従って動作するものである。また、
図12は上記制御部61の機能ブロックであり、以下の動作説明と共に説明する。
【0042】
また、上記制御部61は予め新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)及び新規砂(8mmアンダー)と、回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)と回収砂(8mmアンダー)の重量の割合(例えば新規砂利と新規砂が重量95%~80%(例えば重量80%)、回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)と回収砂(8mmアンダー)が重量5%~20%(例えば重量20%)を操作者が入力しており、上記制御部61はその割合を記憶している。また、上記制御部61はタンク40の回収スラリー水の濃度が、各々濃度1%~3%の範囲の何れかの濃度(濃度計(超音波濃度計)44=例えば濃度3%)となるように操作者が入力しており、上記制御部61はその濃度を記憶している。
【0043】
また、洗車場2,2にはミキサ車1,1が駐車しており、ミキサ車洗車ライン4により各回転ドラムミキサ内のコンクリートが洗浄され、戻り生コンクリート(回収スラリー水+回収砂利((40mmオーバー)+回収砂利(20mmアンダー)+回収砂(8mmアンダー))が溝5に流れ、原水ピット5aに溜まっているものとする(
図1参照)。
【0044】
その後、戻りコンクリートの上記原水ピット5aのポンプP1を作動すると、戻り生コンクリートが配管6を介して1次分級機7の配管8に投入される(
図4(a)(b)参照)。オーバーフロー管9は回収スラリー水が出てくる。回収スラリー水は配管10に入り、切換バルブ11を介して配管12を通って、1次スラリー槽13に入る(
図1、
図9参照)。また出力管14は、上記回収スラリー水と、回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)と、回収砂(8mmアンダー)が配管15に入る(
図4(a)(b)、
図9参照)。
【0045】
また、上記配管15は、2次分級機16(2段式スクリーン)に入る(
図1、
図3(a)、
図9参照)。
【0046】
上記回収スラリー水、上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)は、6階の上記2次分級機(2段式スクリーン)16(
図1参照)の上段スクリーン17(上記回収砂利(40mmオーバー))、中段スクリーン18(上記回収砂利(20mmアンダー))、下段スクリーン19(上記回収砂(8mmアンダー))に入る(
図3(a)参照)。上記上段スクリーン17(上記回収砂利)の上記40mmオーバーは、上記上段スクリーン17から濾過して出る。上記中段スクリーン18(上記回収砂利)は上記20mmアンダーは、上記中段スクリーン18から濾過して出る。上記下段スクリーン19(上記回収砂)は上記8mmアンダーは、上記下段スクリーン19から濾過して出る。上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)と、上記回収スラリー水と、上記回収砂(8mmアンダー)は、6階の3次分級機(レーキ分級機)22(
図1参照)の入口23に入る(
図1、
図5、
図9参照)。
【0047】
6階の上記3次分級機(レーキ分級機)22(
図1参照)は(
図1、
図5、
図9参照)、上記回収スラリー水と、上記回収砂利(40mmオーバー)、上記回収砂利(20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)は、上記入口23から入る。クランクシャフト62a,62bにより、羽根27・・は回転して動く(a1→a2→a3→a2→a1、
図5参照)。シャワー28があり、上記シャワー28は上澄水(タンク41と配管64、
図3(b)、
図7(b)参照)が出る。上記回収スラリー水は後方にあり、上記羽根27・・の移動(a1→a2→a3→a2→a1、
図5参照)により、上記回収砂(8mmアンダー)だけ、前方に移動する(
図5、
図9参照)。上記回収砂(8mmアンダー)は、開口29(前方)から出る(
図5、
図8、
図9参照)。上記回収スラリー水は、開口30(後方)から出る(
図5、
図8、
図9参照)。
【0048】
また、上記3次分級機(レーキ分級機)22は(
図1、
図9参照)、上記回収砂利(40mmオーバー)は、配管20から出る(
図8、
図9参照)。上記回収砂利(20mmアンダー)は、配管21から出る(
図8、
図9参照)。上記配管20において、上記回収砂利(40mmオーバー)は、貯蔵瓶24に入る(
図1、
図8、
図9参照)。上記配管21において、上記回収砂利(20mmアンダー)は、貯蔵瓶25に入る(
図2、
図8、
図9参照)。
【0049】
上記回収スラリー水は、上記開口30から、配管31を介して上記切換バルブ11を介して、上記配管12から上記1次スラリー槽13に入る(
図1、
図5、
図8、
図9参照)。また、上記回収砂(8mmアンダー)は、上記開口29(前方)から出て、上記回収砂(8mmアンダー)は、スクリューコンベア(配管)32から貯蔵瓶26に入る(
図8、
図9参照)。また、上記切換バルブ11を介して、上記回収スラリー水は、上記開口30から上記配管31に入る。上記切換バルブ11が切り換えない場合(上記配管12に切り換えない場合)、上記回収スラリー水は、上記配管10から上記溝5に帰る(
図1、
図9参照)。
【0050】
上記貯蔵瓶24,25,26の各下端に上記計量ゲート24a,25a,26a(
図1、
図2参照)がある。上記計量ゲート24a,25a,26aは、シリンダ24b,25b,26bがある(
図1、
図2参照)。上記シリンダ24b,25b,26bは駆動すると、上記計量ゲート24a,25a,26aが開く(
図1、
図2参照)。上記計量ゲート24a,25a,26aは、同じ構造である。その下に、計量槽33a(回収砂利(40mmオーバー))、計量槽33b(回収砂利(20mmアンダー))、計量槽33c(回収砂(8mmアンダー))がある(
図1、
図2、
図8、
図9参照)。
【0051】
上記計量槽33a(上記回収砂利(40mmオーバー))、上記計量槽33b(上記回収砂利(20mmアンダー))、上記計量槽33c(上記回収砂(8mmアンダー))は、20%以内の重量(5%~20%の範囲内の何れかの重量)となるように計量する。例えば、上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)の重量が20%であったとする。コンベア48から上記回収砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)、上記回収砂(8mmアンダー)の重量が20%であったとする(
図2参照)。そして、上記コンベア48から、本体ミキサ47に入る(
図2、矢印C方向、
図8、
図9参照)。
【0052】
上記1次スラリー槽13が存在する(
図1、
図3(b)、
図9参照)。上記回収スラリー水は、上記配管10、上記切換弁11、上記配管12を介して、上記1次スラリー槽13に溜まる。ポンプP2を経て、配管34が、3階のフィルタープレス35(
図1、
図9参照)に入る。上記フィルタープレス35は、上記回収スラリー水を、脱水ケーキ(固体)と、上澄水に分離される。上記フィルタープレス35の上記上澄水に配管66を通って上記タンク41(上記上澄水)に入れる(
図3(b)、
図7(b)、
図9参照)。2階のケーキ計量供給エプロンコンベア36(
図1参照)に、脱水ケーキ(固体)を計量する(
図6参照)。
【0053】
上記ケーキ計量供給エプロンコンベア36は、上記脱水ケーキ(固体)を計量する(
図6参照)。駆動モータM1が回転すると、コンベア65が矢印A方向に回転する。ヘッドシュート63が、脱水ケーキ(固体)を計量し、ケーキ解泥装置37に入れる(
図1、矢印B方向、
図6、
図9参照)。
【0054】
上記ケーキ計量供給エプロンコンベア36は、上記脱水ケーキ(固体)を計量し、上記ケーキ解泥装置37(1階と2階、
図1、
図7(a)参照)が、上記脱水ケーキ(固体)と、上澄水とを調合する。上記上澄水は、上記タンク41から配管42を介して、上記ケーキ解泥装置37に入れる(
図3(b)、
図7(a)(b)参照)。上記ケーキ計量供給エプロンコンベア36は、脱水ケーキ(固体)を計量し(
図6参照)、上記脱水ケーキ(固体)の上記ケーキ解泥装置37に入れる(
図7(a)参照)。上記ケーキ解泥装置37に、中心シャフト43に先端に羽根37a,37aがある(
図7(a)参照)。駆動モータM3があり、上記中心シャフト43を回転して混ぜる(
図7(a)、
図9参照)。
【0055】
上記ケーキ解泥装置37は、上記上澄水=500gと、上記脱水ケーキ(固定)=15g(回収スラリー水が濃度=1%~3%(例えば濃度=3%))は、下方の配管39から出る(
図7(a)、
図9参照)。上記回収スラリー水(濃度=1%~3%(例えば濃度=3%))は上記下方の配管39から、上記タンク40に入る(
図7(a)(b)、
図9参照)。上記濃度計(超音波濃度計)44が、上記タンク40の濃度を調整する(上記回収スラリー水の濃度=1%~3%(例えば濃度=3%))。隣にタンク41に配管42の上記上澄水が入る(上記上澄水500kg)。上記タンク40に、配管45が(
図2、
図9参照)、上記本体50の上記水計量槽46に入る(
図2参照)。上記上澄水と、上記脱水ケーキ(固体)は、上記上澄水500g、上記脱水ケーキ(固体)15gは、上記回収スラリー水が、濃度=3%になる(15÷300×100=濃度3%)。
【0056】
ここで、制御部61は、回収砂(8mmアンダー)(回収砂計量手段63a、
図12参照)(P1、
図13参照)、回収砂利(40mmオーバー)(回収砂利計量手段63b、
図12参照)(P2、
図13参照)、回収砂利(20mmアンダー)(回収砂利計量手段63c、
図12参照)(P3、
図13参照)、重量20%以下かどうか検討する(P4、
図13参照)。「重量20%以下」かどうか検討して、「YES」のことで、P5(
図13参照)に移行する。
【0057】
また、上記制御部61は、新規砂(8mmアンダー)(新規砂計量手段62a、
図12参照)(P5、
図13参照)、新規砂利(40mmオーバー)(新規砂利計量手段62b、
図12参照)(P6、
図13参照)、新規砂利(20mmアンダー)(新規砂利計量手段62c、
図12参照)(P7、
図13参照)、新規セメント計量手段(新規セメント計量手段62d、
図12参照)(P8、
図13参照)を計量し、重量80%以上かどうか検討する(P9、
図13参照)。「重量80%以上」かどうか検討して、「YES」のことで、P10(
図13参照)に移行する。
【0058】
また、上記タンク40において、濃度計((超音波濃度計44)、回収スラリー水濃度調整手段63d、
図12参照)(P10、
図13参照)が、濃度3%以下かどうか検討する(P11、
図13照)。「濃度=3%以下」かどうか検討して(P11、
図13参照)、「YES」のことで、P12(
図13参照)に移行する。
【0059】
回収砂と回収砂利の重量20%以下と(P4、
図13参照)、新規砂、新規砂利、新規セメントが重量80%以上と(P9、
図13参照)、回収スラリー水の濃度が3%以下(P11、
図13参照)になっていると思ったら、本体ミキサ47(P12、
図13参照)に、生コンクリート生成手段64を生成する(
図12参照)。
【0060】
即ち、
新規骨材の重量:回収骨材の重量=例えば重量80%:例えば重量20%
となるように構成する。より具体的には、
新規骨材の重量:回収骨材の重量=重量(95%~80%):重量(5%~20%)
となる。
【0061】
第1に、戻り生コンクリート製造プラント(72)において、ミキサ車(1)の回転ドラムミキサを洗浄する洗車場(2)を有し、上記洗車場(2)には戻り生コンクリートを溜める原水ピット(5a)と、上記原水ピット(5a)内のポンプ(P1)により上記戻り生コンクリートを1次分級機(7)に送る配管(6)と、上記1次分級機(7)は上記戻り生コンクリートを、回収砂(8mmアンダー)と、回収砂利(40mmオーバー)と、回収砂利(20mmアンダー)と、回収スラリー水を分級するものであり、2次分級機(16)は、上段スクリーン(17)を回収砂利(40mmオーバー)と、中段スクリーン(18)を回収砂利(20mmアンダー)と、下段スクリーン(19)を回収砂(8mmアンダー)から出て、3次分級機(22)は、回収砂利(40mmオーバー)と、回収砂利(20mmアンダー)と、回収砂(8mmアンダー)と、回収スラリー水とは、入口(23)から入り、回収砂(8mmアンダー)だけ移動し開口(29)から出て配管(32)を介して貯蔵槽(26)に入り、回収スラリー水は開口(30)から配管(31)を介して切換バルブ(11)を配管(12)から1次スラリー槽(13)に入り、回収砂利(40mmオーバー)は配管(20)に入り貯蔵瓶(24)に入り、回収砂利(20mmアンダー)は配管(21)に入り貯蔵瓶(25)に入り、その下に、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、計量槽(33a)と計量槽(33b)と計量槽(33c)が重量5%~20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、上記1次スラリー槽(13)に回収スラリー水が溜まり、ポンプ(P2)を経て回収スラリー水が、配管(34)がフィルタープレス(35)に入り、上記回収スラリー水を脱水ケーキ(固体)と上澄水に分離され、ケーキ計量供給エプロンコンベア(36)は、脱水ケーキ(固定)を計量し、上記脱水ケーキ(固定)をケーキ解泥装置(37)に入れ、上記ケーキ解泥装置(37)は、上記タンク(41)から配管(42)を介して上記上澄水を入れ、上記脱水ケーキ(固体)と上記上澄水が上記ケーキ解泥装置(37)は下方の配管(39)からタンク(40)に入れ、上記タンク(40)は、濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=1%~3%になり、配管(45)を介して本体(50)の水計量槽(46)に入り、そこから配管(58)を介して本体ミキサ(47)に入り、本体(50)において、新規砂(8mmアンダー)の計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽(53)と、新規セメントの計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量95%~80%になり、清水計量槽(55)と混和剤計量槽(56)と混和材計量槽(57)が上記本体ミキサ(47)に入り、上記本体ミキサ(47)の駐車場(60)に入った上記ミキサ車(1)の回転ドラムミキサの中に、生コンクリートが投入されるように構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0062】
第2に、上記戻り生コンクリート製造プラント(72)において、上記タンク(40)は、上記濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=3%になり、上記配管(45)を介して、上記本体(50)において、上記配管(45)を介して上記水計量槽(46)に入り、そこから上記配管(58)を介して上記本体ミキサ(47)に入る第1により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0063】
第3に、上記戻り生コンクリート製造プラント(72)において、回収砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の上記計量槽(33c)とがあり、上記計量槽(33a)と、上記計量槽(33b)と、上記計量槽(33c)が重量20%になるように計量し、上記本体(50)において、上記コンベア(48)で上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)の上記計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の上記計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の上記計量槽(53)と、新規セメントの上記計量槽(54)が上記本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量80%になる第1により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0064】
本発明は上述のように構成され、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、計量槽(33a)と、計量槽(33b)と、計量槽(33c)が重量5%~20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、上記タンク(40)は、濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=1%~3%になり、本体(50)では、新規砂(8mmアンダー)の計量槽(51)と、新規砂利(40mmオーバー)の計量槽(52)と、新規砂利(20mmアンダー)の計量槽(53)と、新規セメントの計量槽(54)の本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量95%~80%になり、本体ミキサ(47)の駐車場(60)に入った上記ミキサ車(1)の回転ドラムミキサの中に、生コンクリートが投入されるように構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0065】
また、上記タンク(40)は、上記濃度計(44)が入っていて、上記脱水ケーキ(固定)と上記上澄水が、上記濃度計(44)が濃度=3%になり、配管(45)を介して本体の水計量槽(46)に入り、そこから配管(58)を介して本体ミキサ(47)により構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
【0066】
また、回収砂利(40mmオーバー)の計量槽(33a)と、回収砂利(20mmアンダー)の計量槽(33b)と、回収砂(8mmアンダー)の計量槽(33c)とがあり、計量槽(33a)と、計量槽(33b)と、計量槽(33c)が重量20%になるように計量し、コンベア(48)で本体ミキサ(47)に入り、新規セメントの計量槽(54)の本体ミキサ(47)に入り、新規砂(8mmアンダー)及び新規砂利(40mmオーバー、20mmアンダー)が重量80%になると構成される生コンクリート製造プラントにより構成される。
また、生コンクリート製造プラントによると、回収スラリー水を利用し得ると共に、脱水ケーキを廃棄することなく、上澄水に混ぜて再利用することができるので、プラントとして極めて有効なものである。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明に係る生コンクリート製造プラントによると、回収スラリー水を利用し得ると共に、脱水ケーキを廃棄することなく、上澄水に混ぜて再利用することができるので、プラントとして極めて有効なものである。
【符号の説明】
【0068】
1 ミキサ車
2 洗車場
5a 原水ピット
6 配管
7 1次分級機
11 切換バブル
12 配管
13 1次スラリー槽
16 2次分級機
17 上段スクリーン
18 中段スクリーン
19 下段スクリーン
20 配管
21 配管
22 3次分級機
23 入口
24 貯蔵槽
25 貯蔵槽
26 貯蔵槽
29 開口
30 開口
31 配管
32 配管
33a 回収砂利(40mmオーバー)の計量槽
33b 回収砂利(20mmアンダー)の計量槽
33c 回収砂(8mmアンダー)の計量槽
34 配管
35 フィルタープレス
36 ケーキ計量供給エプロンコンベア
37 ケーキ解泥装置
39 配管
40 タンク(回収スラリー水)
41 タンク(上澄水)
42 配管
44 濃度計(超音波濃度計)
45 配管
46 水計量槽
47 本体ミキサ
48 コンベア
50 本体
51 新規砂(8mmアンダー)の計量槽
52 新規砂利(40mmオーバー)の計量槽
53 新規砂利(20mmアンダー)の計量槽
54 新規セメントの計量槽
55 清水計量槽
56 混和剤計量槽
57 混和材計量槽
58 配管
60 駐車場
72 戻り生コクリート製造プラント
P1 ポンプ
P2 ポンプ