(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172727
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】工事管理プログラム及び工事管理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/08 20120101AFI20241205BHJP
【FI】
G06Q50/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023090647
(22)【出願日】2023-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】522337428
【氏名又は名称】株式会社RAKUNY
(74)【代理人】
【識別番号】100187838
【弁理士】
【氏名又は名称】黒住 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100220892
【弁理士】
【氏名又は名称】舘 佳耶
(74)【代理人】
【識別番号】100205589
【弁理士】
【氏名又は名称】日野 和将
(72)【発明者】
【氏名】金光 正義
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC07
5L050CC07
(57)【要約】
【課題】
各工事に共通する基本的な工程の進捗を管理するだけでなく、工事現場に応じた特殊な状況を、その工事現場を担当する作業員等でより確実に情報共有することができ、工事現場における作業をより効率的に行うことができるようにする工事管理システムを提供する。
【解決手段】
コンピュータを、工事管理プログラムの利用者の認証を行う利用者認証手段と、工事名を含む工事基本情報を、受注した工事ごとに登録する工事登録手段と、工事登録手段に登録された工事の進捗状況を工事ごとに入力及び表示する進捗状況管理手段と、工事登録手段で登録された工事に関連する情報を工事管理プログラムの利用者の間で遣り取りするための掲示板を工事ごとに表示するとともに、当該掲示板に情報を入力する掲示板管理手段として機能させることが可能な工事管理プログラムを用いる。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、工事の進捗を管理する手段として機能させるための工事管理プログラムであって、
コンピュータを、
工事管理プログラムの利用者の認証を行う利用者認証手段と、
工事名を含む工事基本情報を、受注した工事ごとに登録する工事登録手段と、
工事登録手段に登録された工事の進捗状況を工事ごとに入力及び表示する進捗状況管理手段と、
工事登録手段で登録された工事に関連する情報を工事管理プログラムの利用者の間で遣り取りするための掲示板を工事ごとに表示するとともに、当該掲示板に情報を入力する掲示板管理手段と
して機能させることを特徴とする工事管理プログラム。
【請求項2】
掲示板管理手段が、進捗状況管理手段を通じて一の工事の特定の進捗状況が入力されたときに、当該一の工事の掲示板に当該特定の進捗状況に関する情報を自動的に投稿するものとされた
請求項1記載の工事管理プログラム。
【請求項3】
前記特定の進捗状況が、道路使用許可の進捗状況である請求項2記載の工事管理プログラム。
【請求項4】
掲示板管理手段が、そのときの利用者が閲覧権限を有さない工事の掲示板を除外して、その利用者に掲示板を表示するものとされた
請求項3記載の工事管理プログラム。
【請求項5】
コンピュータを、
工事登録手段に登録された工事の一覧を表示する工事一覧表示手段
としても機能させ、
掲示板管理手段が、工事一覧表示手段により表示された工事のうち、利用者に指定された工事の掲示板を表示するものとされた
請求項4記載の工事管理プログラム。
【請求項6】
掲示板管理手段が、そのときの利用者が未読の掲示板のみを抽出してその利用者に表示する機能を備えたものとされた
請求項5記載の工事管理プログラム。
【請求項7】
請求項1~6いずれか記載の工事管理プログラムが記憶された管理サーバと、
管理サーバに無線又は有線で接続されたユーザ端末と
を備え、
工事登録手段を通じた工事の登録、進捗状況管理手段を通じた進捗状況の入力及び表示、並びに、掲示板管理手段を通じた掲示板の表示及び入力を、ユーザ端末で行えるようにした工事管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事の進捗を管理するためにコンピュータにインストールされる工事管理プログラムと、この工事管理プログラムを用いた工事管理システムとに関する。
【背景技術】
【0002】
土木工事や建築工事等を行う企業には、受注した工事の進捗をコンピュータで管理する工事管理システムを導入しているところが多い。特許文献1には、このような工事管理システムの一例が開示されている。
【0003】
特許文献1の工事管理システム(土木工事施工管理システム)は、同文献の
図4に示されるように、主に、工事現場装置1と、工事会社装置2と、管理サーバ5とで構成されている。工事現場装置1は、工事現場で日報等を作成する際に使用される。工事会社装置2は、その日報等に基づいて施工進捗表(同文献の
図16)を自動的に作成する。工事現場装置1で作成された日報や、工事会社装置2で作製された施工進捗表は、管理サーバ5に記憶され、遠隔から確認することができる。この工事管理システムを利用することで、工事の進捗を効率的に管理することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、工事では、その工事現場に応じた特殊な状況が生ずる場合があり、工事を円滑に行うために、その特殊な状況に関する情報をその工事を担当する作業員で共有したいことが多々ある。例えば、工事現場の近隣住民には、工事を告知するビラが事前に配布されるところ、そのビラを見た住民から「この日のこの時間帯は、ここを車で通れるようにしてほしい。」等の要望が入ることがある。このような要望は、近隣住民とのトラブルを未然に防ぐために、その工事の作業員で共有しておくべきである。また、工事現場では、道幅が思ったよりも狭いとか、足場が思ったよりも悪い等、図面では確認できなかった状況が判明する場合がある。同じ工事現場でも日や時間帯によって作業員が入れ替わることもあるところ、入れ替わった作業員が効率的に作業できるように、そのような現場の状況は、その現場を担当する作業員で共有しておくべきである。
【0006】
しかし、特許文献1の工事管理システム等、従来の工事管理システムは、全ての工事に共通する基本的な工程の進捗を管理するものとなっており、工事現場に応じた特殊な状況を情報共有できるものとはなっていない。仮に、そのような特殊な状況を情報共有し得るものがあったとしても、各工事の進捗を管理する画面に備考欄を設け、その備考欄にその種の情報を入力しておく程度であると思われる。これでは、その備考欄を見ただけでは、その特殊な状況を具体的に把握できないことがあり、把握できなかった作業員は、その備考欄を入力した人に対して電話連絡する等して、具体的な内容を問い合わせする必要が生ずる。電話連絡は、連絡相手の状況を考慮しながら行う必要があり、いつでも気軽に行えるものではない。このため、タイミングがたまたま合わなかったこと等が原因で、電話連絡が為されないこともあり得る。その結果、その種の情報共有が不十分となり、工事現場での作業性が低下するおそれがある。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、各工事に共通する基本的な工程の進捗を管理するだけでなく、工事現場に応じた特殊な状況を、その工事現場を担当する作業員等でより確実に情報共有することができ、工事現場における作業をより効率的に行うことができるようにする工事管理システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、
コンピュータを、工事の進捗を管理する手段として機能させるための工事管理プログラムであって、
コンピュータを、
工事管理プログラムの利用者の認証を行う利用者認証手段と、
工事名を含む工事基本情報を、受注した工事ごとに登録する工事登録手段と、
工事登録手段に登録された工事の進捗状況を工事ごとに入力及び表示する進捗状況管理手段と、
工事登録手段で登録された工事に関連する情報を工事管理プログラムの利用者の間で遣り取りするための掲示板を工事ごとに表示するとともに、当該掲示板に情報を入力する掲示板管理手段と
して機能させることを特徴とする工事管理プログラム
を提供することによって解決される。
【0009】
本発明の工事管理プログラムは、管理サーバ(コンピュータ)に記憶(インストール等)される。管理サーバは、ユーザ端末(コンピュータ)に対して、無線又は有線で接続される。以下においては、工事管理プログラムが記憶された管理サーバと、それに接続されるユーザ端末とを含めて、「工事管理システム」と呼ぶことがある。この工事管理システムにおいて、上記の工事登録手段を通じた工事の登録や、上記の進捗状況管理手段を通じた進捗状況の入力及び表示や、上記の掲示板管理手段を通じた掲示板の表示及び入力は、管理サーバから離れた場所にあるユーザ端末で行うことができる。
【0010】
このように、掲示板を工事ごとに開設することで、各工事現場に応じた特殊な状況をその工事の掲示板に投稿することが可能になる。このため、その工事現場を担当する作業員等は、その特殊な状況を把握することが可能になる。また仮に、最初の投稿を見ただけでは具体的な状況を理解できなかった作業員等がいたとしても、その作業員は、その掲示板に質問を投稿することができる。掲示板では、質問と回答の遣り取りもできることに加えて、質問等を投稿する時間等を特に気にする必要がなく、気軽に連絡を取り合うことができる。このため、連絡漏れが生じにくいだけでなく、疑問点等を容易に解消することもできる。このため、工事現場に応じた特殊な状況でも、その工事現場を担当する作業員等でより確実に情報共有することが可能になる。
【0011】
本発明の工事管理プログラムにおいては、掲示板管理手段を、進捗状況管理手段を通じて一の工事の特定の進捗状況が入力されたときに、当該一の工事の掲示板に当該特定の進捗状況に関する情報を自動的に投稿するものとすることが好ましい。
【0012】
これにより、ある工事(前記一の工事)における特定の進捗状況が、遅滞なく、確実に、その工事(前記一の工事)の掲示板に投稿されるようになる。このため、その工事を担当する作業員等は、その特定の進捗状況をより確実に把握できるようになる。
【0013】
掲示板管理手段で自動的に投稿される「特定の進捗状況」は、特に限定されないが、各工事において、比較的重要な事項に関する進捗状況であることが好ましい。この点、ガス管工事や水道管工事等では、道路を掘削することがあり、その際には、管轄の警察署や自治体に対して、道路使用許可の申請を行い、許可証(道路使用許可書)を取得しなければならない場合もある。道路使用許可は、道路を使用できる期間を特定した上で為され、その期間外で道路を使用した工事を行うわけにはいかない。このため、道路を使用する工事(道路におけるガス管工事や水道管工事等)では、道路使用許可の有無(道路使用許可証が交付されたか否か)や、その期間で使用許可が為されたかが重要な情報となる。
【0014】
したがって、掲示板管理手段で自動的に投稿される「特定の進捗状況」に、道路使用許可の進捗状況(道路使用許可の有無や、道路使用許可の期間等)を含めることが好ましい。
【0015】
本発明の工事管理プログラムにおいては、掲示板管理手段を、そのときの利用者が閲覧権限を有さない工事の掲示板を除外して、その利用者に掲示板を表示するものとすることも好ましい。
【0016】
というのも、工事管理プログラムの利用者が、自分に関係のない工事の掲示板を閲覧できてしまうと、その利用者が、ある工事(自分に関係する工事)に関する情報と他の工事(自分が関係しない工事)に関する情報とを取り違えて認識してしまうおそれがある。また、投稿する掲示板を間違って指定してしまい、ある工事(自分に関係する工事)に関する状況を、他の工事(自分が関係しない工事)の掲示板に投稿するおそれもある。このため、工事現場の状況の把握に間違いが生じるおそれがある。この点、そのときの利用者が閲覧権限を有さない工事(その利用者が関係しない工事)の掲示板を除外し、その利用者が悦端権限を有する工事(その利用者が関係する工事)の掲示板のみを閲覧できるようにするすることで、上記の間違いを生じにくくすることができるからである。
【0017】
本発明の工事管理プログラムにおいては、コンピュータを、工事登録手段に登録された工事の一覧(工事一覧)を表示する工事一覧表示手段としても機能させ、掲示板管理手段を、工事一覧表示手段により表示された工事のうち、利用者に指定された工事の掲示板を表示するものとすることも好ましい。
【0018】
これにより、工事一覧から目的の工事の掲示板にアクセスすることが可能になる。工事一覧は、発注元や、施工会社や、工事期間や、工事名や、工事場所や、担当者(現場責任者や、作業員や、事務員等)や、進捗状況等で、フィルタリングしたり、ソートしたりできるようにしておけば、目的の工事の掲示板を、工事一覧から容易に見つけることができる。
【0019】
また、本発明の工事管理プログラムにおいては、掲示板管理手段を、そのときの利用者が未読の掲示板のみを抽出してその利用者に表示する機能を備えたものとすることも好ましい。
【0020】
これにより、工事管理プログラムの利用者は、自分が未だ把握していない情報が入力された工事の掲示板にアクセスしやすくなる。このため、自分が関係する工事に関する新たな情報を容易に把握することが可能になる。
【発明の効果】
【0021】
以上のように、本発明によって、各工事に共通する基本的な工程の進捗を管理するだけでなく、工事現場に応じた特殊な状況を、その工事現場を担当する作業員等でより確実に情報共有することができ、工事現場における作業をより効率的に行うことができるようにする工事管理システムを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】工事管理システムの全体像を示した図である。
【
図2】工事管理システムのログイン画面を示した図である。
【
図3】工事管理システムの利用者登録画面を示した図である。
【
図4】工事管理システムのトップ画面を示した図である。
【
図5】工事管理システムの工事登録画面を示した図である。
【
図6】工事管理システムの工事一覧画面を示した図である。
【
図7】工事管理システムの未読掲示板一覧画面を示した図である。
【
図8】工事管理システムの掲示板表示画面を示した図である。
【
図9】工事管理システムの掲示板入力画面を示した図である。
【
図10】工事管理システムの進捗管理画面を示した図である。
【
図11】工事管理システムの進捗管理画面(
図10の続き)を示した図である。
【
図12】工事管理システムの進捗管理画面(
図11の続き)を示した図である。
【
図13】工事管理システムの日報予備登録画面を示した図である。
【
図14】工事管理システムの日報編集画面を示した図である。
【
図15】工事管理システムの日報編集画面(
図14の続き)を示した図である。
【
図16】工事管理システムの工事関連スポット登録画面を示した図である。
【
図17】工事管理システムの現場マップ表示画面を示した図である。
【
図18】工事管理システムの未定者一覧画面を示した図である。
【
図19】工事管理システムの休暇等管理画面を示した図である。
【
図20】工事管理システムの出退勤管理画面を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の工事管理システム及びそれに用いる工事管理プログラムについて、図面を用いてより具体的に説明する。しかし、以下で述べる構成は、飽くまで好適な実施形態に過ぎない。このため、本発明の技術的範囲は、以下で述べる構成に限定されない。本発明の工事管理システム及び工事管理プログラムには、発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
【0024】
1.工事管理システムの全体像
本発明の工事管理システムは、工事の進捗管理を効率的に行うためのものである。
図1は、工事管理システムの全体像を示した図である。
【0025】
本発明の工事管理システムは、
図1に示すように、管理サーバ10と、ユーザ端末20とで構成される。
【0026】
管理サーバ10としては、一般的なサーバ用のコンピュータを用いることができる。上述した工事管理プログラムは、この管理サーバ10にインストール(記憶)され、実行可能な状態(管理サーバ10を、工事の進捗を管理する手段として機能させることができる状態)とされる。
【0027】
ユーザ端末20としては、パソコンや、スマートフォンや、タブレット端末等のコンピュータ端末が例示される。ユーザ端末20は、通常、複数台用意される。本実施形態では、説明の便宜上、3台のユーザ端末20(事務員用端末21、現場責任者用端末22及び作業者用端末23)を用いているが、ユーザ端末20は、4台以上用意してもよい。
【0028】
ユーザ端末20は、有線又は無線によって接続され、管理サーバ10に接続される。本実施形態においては、ユーザ端末20のうち、事務員用端末21を、有線(有線LAN)で管理サーバ10に接続しており、現場責任者用端末22及び作業者用端末23を、無線(インターネットを介したWiFi通信)で管理サーバ10に接続している。このため、ユーザ端末20と管理サーバ10は、互いに、通信が可能となっている。
【0029】
ユーザ端末20には、管理サーバ10に接続するための端末用アプリケーションが搭載されている。これにより、ユーザ端末20から、その端末用アプリケーションを通して、管理サーバ10に接続し、新規に受注した工事を管理サーバ10に登録することや、管理サーバ10に登録された各種情報を読み出すことや、それらの情報を更新することができる。工事管理システムのユーザは、ユーザ端末20におけるその端末用アプリケーションを使って、管理サーバ10に対する上記の操作を行うことができる。本実施形態では、上記の端末用アプリケーションとして、一般的なウェブブラウザを用いている。
【0030】
2.工事管理システムの操作及び動作
工事管理システムの操作及び動作について説明する。以下においては、ユーザ端末20から管理サーバ10に接続し、ユーザ端末20のウェブブラウザで表示される各種の画面を参照しながら各種操作を行う場合を例に挙げて説明する。
【0031】
2.1 ログイン画面
工事管理システムを利用する際には、ユーザ端末20から管理サーバ10に接続(アクセス)する。管理サーバ10にアクセスすると、ユーザ端末20の表示部(モニタ等)に、
図2に示すログイン画面S
1が表示される。
図2は、工事管理システムのログイン画面S
1を示した図である。
【0032】
このログイン画面S
1は、工事管理システムの利用者の認証を行うためのものである。ログイン画面S
1には、
図2に示すように、ユーザ名入力部α
1と、パスワード入力部α
2と、ログインボタンα
3とが設けられている。工事管理システムの利用者は、自分に割り当てられているユーザ名及びパスワードを、それぞれユーザ名入力部α
1及びパスワード入力部α
2に入力し、ログインボタンα
3を押す(クリック等する)。これにより、工事管理システムにログインすることができる。ユーザ名入力部α
1及びパスワード入力部α
2に入力されたユーザー名及びパスワードが、管理サーバ10に事前に記憶されているものと合致しない場合には、工事管理システムへのログインが拒否される。
【0033】
2.2 利用者登録画面
工事管理システムの利用者は、
図3に示す利用者登録画面S
11から登録することができる。
図3は、工事管理システムの利用者登録画面S
11を示した図である。この利用者登録画面S
11は、後述するトップ画面S
2(後掲の
図3)等におけるメニュー表示部α
4の「保守管理」ボタンを押すと表示される。具体的には、「保守管理」ボタンにカーソルを重ねると、プルダウンメニューが表示されるので、そのプルダウンメニューの中から「利用者登録」を選択することで、利用者登録画面S
11を表示することができる。
【0034】
利用者登録画面S
11には、
図3に示すように、「基本項目」を入力する欄と、「認証情報」を入力する欄と、「作業者情報」を入力する欄とが設けられている。「基本項目」の欄では、工事管理システムの利用者の登録種別(単なる利用者か、作業者かの種別)や、氏名や、所属(自社か他の施工会社か等の種別)や、属性(管理者か、現場責任者か、作業者か、事務員か等の種別)や、メールアドレス等を入力するようになっている。「認証情報」の欄では、その利用者のユーザ名(ユーザID)や、パスワードや、認証相違回数(ログインの際のパスワードの入力間違いを何回まで許容するか)等を入力するようになっている。「作業者情報」の欄では、作業者IDや、責任者の適否や、電話番号等を入力するようになっている。
【0035】
「基本情報」における「所属」は、プルダウンメニューで選択する形式を採用している。また、「基本情報」における「登録種別」及び「利用可否」、並びに、「作業者情報」における「責任者」の適否は、チェックボックスで指定する形式を採用している。さらに、「基本情報」における「属性」は、ラジオボタンで選択する形式を採用している。それ以外の項目は、テキストボックスで入力する形式(ただし、「作業者情報」における「作業者ID」は自動入力される。)を採用している。
【0036】
以上の項目を入力した状態で、画面右下の「新規登録」ボタンを押すと、その利用者が新規に登録される。また、既に登録されている利用者に関する情報を変更したい場合には、左上の「利用者選択」欄で目的の利用者を選択して、その右側の「表示」ボタンを押すと、「基本情報」や「認証情報」や「作業者情報」における各欄に、その利用者に関する各種情報が表示される。各欄の修正を行った後、画面右下の「変更」ボタンを押すと、その利用者に関する情報が更新される。
【0037】
2.3 トップ画面
上記のログイン画面S
1(
図2)を通じて工事管理システムにログインすると、ユーザ端末20の表示部(モニタ等)は、ログイン画面S
1(
図2)から、
図4のトップ画面S
2に切り替わる。
図4は、工事管理システムのトップ画面S
2を示した図である。トップ画面S
2の上段部は、メニュー表示部α
4となっており、その下側は、内容表示部α
5となっている。メニュー表示部α
4には、各種のメニューボタンが配置されており、その右側には、そのときにログインしているユーザ名が表示されている。本実施形態においては、メニューボタンとして、「カレンダー」ボタンと、「現場マップ」ボタンと、「工事登録」ボタンと、「工事一覧」ボタンと、「資料作成」ボタンと、「保守管理」ボタンと、「画面印刷」ボタンと、「未読」ボタンと、「要確認」ボタンとが設けられている。これらのボタンを押す(クリックする)ことで、内容表示部α
5の表示が、そのボタンに応じたものに切り替わる。一方、メニュー表示部α
4は、メニュー表示部α
4のボタンを押して画面を切り替えても、常に表示される。
【0038】
2.4 工事登録画面
工事管理システムで工事の進捗を管理するためには、受注した工事を、工事管理システムに登録(工事登録)する必要がある。工事登録は、
図5に示す工事登録画面S
3で行う。
図5は、工事管理システムの工事登録画面S
3を示した図である。この工事登録画面S
3は、メニュー表示部α
1における「工事登録」ボタンを押すと表示される。工事登録画面S
3の内容表示部α
5には、工事に関する情報を入力するテンプレート(工事登録用テンプレート)が表示される。
【0039】
本実施形態においては、
図5に示すように、工事登録用テンプレートの上段部は、発注元、工事分類、施工会社、工事名、工事場所、受注日、作業単位、至急対応の要否、着工メール及び完了メールにおける自動送信の要否等の工事基本情報を入力する箇所となっている。これらの工事基本情報のうち、発注元、工事分類、施工会社及び作業単位は、プルダウンメニューで選択する形式を採用している。工事名、工事場所及び受注日は、テキストボックスにテキスト入力する形式を採用している。工事場所のテキストボックスには、通常、「XX市XX町XX番地」のような住所が入力されるが、その入力欄(テキストボックス)の近くに地図表示ボタン(図示省略)を設け、その地図表示ボタンを押すと表示される地図上で指定できるようにしてもよい。至急案件の要否と、着工メール及び完了メールにおける自動送信の要否は、チェックボックスで入力する形式を採用している。工事登録用テンプレートの上段部には、各種伝票(注文書等)や各種資料(図面等)の電子データ(pdfデータ等)を添付するためのボタンも設けられている。
【0040】
工事登録用テンプレートの中段部では、登録する工事の現場責任者、作業者及び事務員を入力する箇所となっている。これらのうち、現場責任者は、プルダウンメニューで選択する形式を採用している。このプルダウンメニューには、上記の利用者登録画面S
11(
図3)の「基本情報」における「属性」で「現場責任者」として指定されていた利用者が一覧表示される。作業者及び事務員は、画面にリスト表示された候補者のなかから、担当者をチェックボックスで入力する形式を採用している。ただし、現場責任者や作業員は、施工会社によって異なる。このため、施工会社を指定するプルダウンメニューで選択した施工会社に応じて、リスト表示される工事責任者や作業員が自動的に切り替わるようにしている。この欄には、別途、ガードマンやシルバー人材の候補者を入力する欄を設けることもできる。
【0041】
工事登録用テンプレートの下段部では、登録する工事で実施予定の工事種別(本支管工事、供給管工事、舗装工事、供給管舗装、内管新築小型工事、内管新築大型工事又は内管増位工事等の種別)と、工事種別ごとの工事金額(工賃)、材料費、工事費合計及び発注元工事番号を入力する箇所となっている。工事種別は、チェックボックスで入力する形式を採用しており、工事金額(工賃)等の金額は、テキストボックスにテキスト入力する形式を採用している。各工事項目の工事費合計は、該当する工事項目の工事金額(工賃)及び材料費を入力すると、その合計が自動的に入力される。
【0042】
工事登録用テンプレートの各入力を終えると、内容表示部α5の右下部に設けられた「登録」ボタンを押す。これにより、工事登録用テンプレートで入力した内容が、工事管理システム(管理サーバ10)に登録される。
【0043】
2.5 工事一覧画面
上記「2.4 工事登録画面」で登録した工事の一覧(工事一覧)は、
図6に示す工事一覧画面S
4で確認することができる。
図6は、工事管理システムの工事一覧画面S
4を示した図である。この工事一覧画面S
4は、メニュー表示部α
5の「工事一覧」ボタンを押すと表示される。工事一覧画面S
4の内容表示部α
5には、それまでに登録された工事がリスト形式で表示される。同リスト(工事一覧)には、工事番号、発注元、施工会社、工事名、工事場所、進捗、工事願、チェック表等の項目が工事ごとに設けられている。各工事の工事番号、工事名及び工事場所は、押す(クリックする)ことができるようになっている。
【0044】
これらのうち、各工事の工事番号又は工事名をクリックすると、該当する工事の工事進捗管理画面S
5(後掲する
図9~11を参照。)に切り替わり、その工事の進捗を確認したり更新したりすることができるようになっている。一方、各工事の工事場所をクリックすると、Gооgle(登録商法)マップ等のウェブマッピングプラットフォームの地図が別ウィンドウで立ち上がり、その地図上に、該当する工事の工事場所が示されるようになっている。上記の工事登録画面S
3(
図5)においては、工事場所を住所で入力したところ、工事一覧画面S
4の工事一覧における各工事の工事場所の欄には、その住所を変換したGPS座標が表示されている。
【0045】
工事一覧画面S4における内容表示部α5の上側には、その下側の工事一覧に表示される工事をフィルタリングするための条件を入力する部分(条件入力部)となっている。条件入力部には、発注元、施工会社、進捗情報、工事名・工事場所、客先工事番号(発注元工事番号)を入力する箇所が設けられている。これらのうち、発注元、施工会社及び進捗情報は、プルダウンメニューで選択する形式を採用しており、工事名・工事場所及び客先工事番号は、テキストボックスにテキストを入力する形式を採用している。
【0046】
これにより、例えば、発注元で「A会社」を指定すると、工事一覧には、施工会社が「A会社」である工事のみが表示され、進捗状況で「工事中」を指定すると、工事一覧には、そのとき工事中の工事のみが表示されるようになっている。本実施形態では、進捗状況を選択するプルダウンメニューに、「工事中」、「未着工」、「完了」及び「入金確認後」が表示されるようになっており、この中から進捗状況を選択するようになっている。このフィルタリング機能があることで、工事管理システムに多数の工事が登録されている場合でも、目的の工事を工事一覧に効率的に抽出することができる。
【0047】
ところで、工事一覧画面S
4で表示される工事一覧の一番右側には、掲示板の欄が設けられており、その欄には、「talk」(トーク)と記されたボタンε
1(以下、「トークボタン」と呼ぶことがある。)が配置されている。トークボタンε
1は、工事一覧に表示されている工事ごとに1つずつ設けられている。このトークボタンε
1は、該当する工事に関する情報を遣り取りする掲示板P
7(後掲する
図8を参照。)を表示するためのものとなっている。
【0048】
工事一覧画面S
4で表示される各工事のトークボタンε
1のうち、一部のトークボタンε
1は、ハイライト表示(
図6では網掛けハッチングで示す。)されている。ハイライト表示されたトークボタンε
1は、それにより表示される掲示板に未読の投稿があることを示している。これにより、どの工事の掲示板に新たな投稿があるのかを利用者が把握しやすくなっている。
【0049】
2.6 未読掲示板一覧画面
このように、未読の投稿がある掲示板は、工事一覧表示画面S
4(
図6)において、それにアクセスするトークボタンε
1がハイライト表示される。しかし、自分が関係する工事のうち、どの掲示板に未読の投稿があるのかを速やかに把握したいことがある。この点、工事一覧表示画面S
4の工事一覧に表示される工事は、件数が多く、上記のフィルタリング機能を用いても、目的の掲示板を見つけるまでに時間がかかる場合がある。このため、本実施形態においては、未読の投稿がある掲示板を抽出できるようになっている。
【0050】
具体的には、メニュー表示部α
4の未読ボタンε
2を押すことによって、未読の投稿がある掲示板が抽出することができるようになっている。未読ボタンε
2を押すと、
図7に示す未読掲示板一覧画面S
14が表示される。この未読掲示板一覧画面S
14は、上記の工事一覧画面S
4(
図6)と似ているが、掲示板に未読の投稿がある工事が抽出されている点で、工事一覧画面S
4とは異なる。このため、未読掲示板一覧画面S
14のトークボタンε
1は、全てハイライト表示された状態となっている。トークボタンε
1を押し、その工事の掲示版を表示すると、その工事は、未読掲示板一覧画面S
14のリスト(未読リスト)から消える。
【0051】
未読掲示板一覧画面S
14の未読リストに表示する工事の順番は、特に限定されない。例えば、掲示板に最新の投稿が為された順や、次の予定を行う時期が近い順や、受注が早い順や、着工日が早い順や、完了日が近い順や、進捗状況順や、工事番号順等で、各工事を表示することができる。また、本実施形態では、この読掲示板一覧画面S
14でも、未読リストに表示する工事をフィルタリングできるようにしている。そのフィルタリングを行う手順は、工事一覧画面S
4(
図6)におけるフィルタリングと同様である。
図7の例では、フィルタリングの条件入力部の「進捗状況」の項目に、「完了前」が初期値として自動的に指定されるようになっている。
【0052】
2.7 掲示板表示画面
工事一覧画面S
4(
図6)又は未読掲示板一覧画面S
14(
図7)におけるトークボタンε
1を押すと、
図8に示す掲示板表示画面S
12に切り替わる。
図8は、工事管理システムの掲示板表示画面S
12を示した図である。掲示板表示画面S
12には、掲示板表示部P
7(掲示板)が設けられており、この掲示板表示部P
7には、該当する工事(上記の工事一覧で選択した工事)に関し、工事管理システムの利用者の間でそれまでに為された遣り取りが表示される。
【0053】
図8の例では、最初(1番目)の投稿T
1から、n番目の投稿T
nまでが遣り取りされた状態となっており、新しい投稿T
nが、掲示板P
7の最上部に順次表示されていくようになっている。このため、最も古い投稿T
1は、掲示板P
7の一番下側に表示される。投稿T
1~T
nが為されると、その日付が記載されたヘッダH
1~H
mが付され、そのヘッダH
1~H
mの下側に、投稿T
1~T
nが時系列で表示される。同じ日に為された投稿(
図8の例では、投稿T
nー2,T
nー1,T
n)は、同じ日付のヘッダ(
図8の例では、ヘッダH
m)の下側に表示される。ヘッダH
1~H
mには、日付だけでなく、その工事の名称(工事名)も付されている。このため、掲示板P
7を閲覧している人は、それがどの工事の掲示板なのかを容易に把握できるようになっている。
【0054】
それぞれの投稿T
1~T
nは、枠内に表示され、枠の右下には、その投稿が為された時刻と、投稿者の氏名が表示される。自分の投稿T
nは、掲示板表示部P
7の一側(
図8の例では右側)に表示され、他人の投稿T
1~T
n-1は、掲示板表示部P
7の他側(
図8の例では左側)に表示されるようになっている。これにより、投稿T
1~T
nのうち、どれが自分の投稿で、どれが他人の投稿なのかを容易に把握できるようになっている。本実施形態では採用していないが、投稿T
1~T
nのそれぞれには、既読判別部(既読の有無や、それを読んだ人の氏名や人数を表示する部分)を設けることもできる。
【0055】
掲示板P
7で遣り取りする内容は、特に限定されないが、その工事だけの特殊な状況の遣り取りであることが好ましい。
図8に示した例では、投稿T
1は、その工事につき、道路使用許可証が交付された旨を通知するものとなっている。この投稿T
1には、工事名のほか、工事場所と、期間(道路使用許可を受けた期間)と、提出先(道路使用許可申請を提出した先。通常、道路使用許可証の交付元に同じ。)と、交付日が表示されている。また、投稿T
nー2は、近隣住民からの要望を知らせるものとなっており、投稿T
nー1,T
nは、それに対する了解を行うものとなっている。投稿T
nー2には、ファイル(地図.pdf)が添付されており、その箇所を押すと、そのファイルを開くことができるようになっている。
【0056】
このように、掲示板P7では、複数人の間でメッセージ(投稿)の対話形式で遣り取りできるため、その工事における特殊な状況等を、関係者の間で情報共有することができる。また、他人の投稿を読んで疑問点が生じた場合には、その疑問点について掲示板P7で質問を行い、その疑問点を解消することもできる。加えて、自分が掲示板P7に投稿しても、他の人は、休み時間等、その人にとって都合のよいときにその投稿を読むことができる。このため、時間帯を気にすることなく、掲示板P7に気軽に投稿することができる。掲示板P7への投稿は、内容表示部α5の右上にある「新規投稿」ボタンを押すことで、行うことができる。
【0057】
この掲示板P7は、工事管理システムの全ての利用者が閲覧できるようにしてもよいが、利用者に閲覧権限を設定(どの工事の掲示板P7を閲覧できて、どの工事の掲示板P7を閲覧できないのかを指定)し、閲覧権限を有さない工事の掲示板P7は、その利用者には表示しないようにすることもできる。例えば、管理者(社長等)には、全ての工事の掲示板P7の閲覧権限を設定し、作業者や事務員には、自分が担当する工事の掲示板P7の閲覧権限のみを設定するといったことも可能である。その工事の掲示板P7を閲覧できる作業者や事務員は、工事登録画面S3で指定した作業者や事務員と対応させることもできる。
【0058】
2.8 掲示板入力画面
掲示板表示画面S
12(
図8)の「新規投稿」ボタンを押すと、
図9に示す掲示板入力画面S
13に切り替わる。
図9は、工事管理システムの掲示板入力画面S
13を示した図である。掲示板入力画面S
13の内容表示部α
5には、テキストボックスδ
1と、ファイル添付ボタンδ
2と、投稿ボタンδ
3等が設けられている。
【0059】
図9に示すように、テキストボックスδ
1は、掲示板P
7(
図8)に投稿するメッセージを文字(テキスト)で入力する部分となっている。ファイル添付ボタンδ
2は、各種ファイルを添付する際に使用する。このファイル添付ボタンδ
2を押すと、添付するファイルを指定する画面(図示省略)が開き、その画面で特定のファイルを指定すると、そのファイルが添付される。本実施形態においては、pdf形式、docx形式、xlsx形式、jpg形式又はpng形式のファイルを添付できるようにしている。ファイル添付ボタンδ
2の右側には、添付されたファイルの名前(ファイル名)が表示されるようにしている。このように、ファイルを添付できるようにすることで、各種書類(申請書や報告書や図面等)や、工事現場を撮影した写真等を、掲示板P
7の利用者で共有することができる。したがって、文字だけでは伝えにくい内容を伝えやすくなっている。
【0060】
テキストボックスδ
1に所定のメッセージを入力し、ファイル添付ボタンδ
2で所定のファイルを添付し終えると、右上の「投稿」ボタンδ
3を押す。これにより、内容表示部α
5が掲示板表示画面α
12(
図8)に戻り、投稿した内容が反映された掲示板P
7が表示される。自分の投稿にカーソルを重ねると、その投稿に削除ボタン(図示省略)が表示されるようにし、その削除ボタンを押すことで、その投稿を削除できるようにしてもよい。
【0061】
掲示板P7の閲覧と同様、掲示板P7
への投稿についても、利用者ごとに投稿権限を設定(どの工事の掲示板P7に投稿できて、どの工事の掲示板P7に投稿できないのかを指定)し、投稿権限を有さない工事の掲示板P7には、その利用者が投稿できないようにすることもできる。例えば、管理者(社長等)には、全ての工事の掲示板P7への投稿権限を設定し、作業者や事務員には、自分が担当する工事の掲示板P7への投稿権限のみを設定するといったことも可能である。その工事の掲示板P7へ投稿できる作業者や事務員は、工事登録画面S3で指定した作業者や事務員と対応させることもできる。
【0062】
2.9 進捗管理画面
上記「2.5 工事一覧画面」で述べたように、工事一覧画面S
4(
図6)の工事一覧における所定箇所(各工事の工事番号又は工事名)をクリックすると、その工事の進捗管理画面S
5に切り替わる。
図10~12は、工事管理システムの進捗管理画面S
5を示した図である。この進捗管理画面S
5を見ると、その工事が今どんな進捗状況にあるのかを確認することができる。
【0063】
進捗管理画面S
5には、
図10~12に示すように、基本情報表示部P
1と、許可申請情報表示部P
2と、経理情報表示部P
3と、作業者表示部P
4と、最終更新者表示部P
5と、進捗表示部P
6とが設けられており、それらにその工事の各種情報が表示される。進捗管理画面S
5の表示内容は、上述した工事登録画面S
3(
図5)における工事登録用テンプレートで入力した内容等をベースに自動的に作成される。ただし、利用者は、更新の権限が認められている項目については、この進捗管理画面S
5から更新することもできる。
【0064】
基本情報表示部P
1には、
図10に示すように、その工事に関する基本的な情報が表示されている。具体的には、その工事の発注元、工事分類(ガス管工事又は水道管工事等の分類)、施工会社や、工事名や、工事場所や、受注日や、工事開始日(着工日)や、工事完了日(完了日)や、メール自動送信の要否や、作業単位(班単位又は人単位の種別)や、至急対応の要否や、地中情報や、舗装情報等が表示される。工事名や工事場所等、上記の工事登録用テンプレートと共通する項目については、その工事登録用テンプレートで入力した内容がそのまま表示される。工事登録用テンプレートと同様、基本情報表示部P
1にも、各種伝票(注文書等)や各種資料(図面等)の電子データ(pdfデータ等)を添付するためのボタンも設けられている。
【0065】
ところで、基本情報表示部P1における各項目のうち、地中情報と、舗装情報は、上記の工事登録用テンプレートには無かった項目である。というのも、地中情報(水量、深さ又は土質等に関する情報)や、舗装情報(舗装の種類や厚さに関する情報)は、その工事現場の地面を実際に掘削してみないと分からないのが通常だからである。これらの地中情報及び舗装情報は、工事が進んで分かった段階で入力する。基本情報表示部P1には、工事現場を掘削したときに撮影された写真(地下水の多少や、舗装の状態が分かる写真等)を添付するための「写真添付」ボタンも設けられている。
【0066】
本実施形態において、「水量」は、プルダウンメニューで選択できるようになっており、「無し」、「少」、「多」又は「最多」等の中から選択するようになっている。「深さ」は、地下水が出た深さをテキストボックスに数値で入力するようになっている。「土質」は、プルダウンメニューで選択できるようになっており、「砂」、「真砂」、「レキ」又は「粘土」等の中から選択するようになっている。また、「舗装情報」も、プルダウンメニューで選択するようになっており、「As 5cm」(Asはアスファルトのこと。以下同じ。)、「As 8cm」、「As 10cm」、「As 20cm」、「CO 10cm」(COはコンクリートのこと。以下同じ。)、「CO 20cm」、「As 10cm + CO 10cm」、「インターロッキング」又は「その他」等の中から選択するようになっている。
【0067】
許可申請情報表示部P2には、許可申請に関する情報が表示され、本実施形態においては、道路使用許可申請に関する情報が表示される。具体的には、同申請を行う警察署(申請先警察署)と、同申請の受理日(道路使用許可受理日)と、道路使用許可の開始日(道路使用許可開始日)と、道路使用許可の終了日(道路使用許可終了日)が表示されるようになっている。許可申請情報表示部P2におけるこれらの項目は、権限を有する利用者によって入力される。申請先警察署は、プルダウンメニューで表示された複数の警察署の中から選択できるようになっている。道路使用許可受理日、道路使用許可開始日及び道路使用許可終了日は、テキストボックスに日付を入力するようになっている。
【0068】
ところで、本実施形態では、この許可申請情報表示部P
2に、警察署、道路使用許可受理日、道路使用許可開始日及び道路使用許可終了日が入力されると、
図8の投稿T
1に示すように、それに該当する工事の掲示板P
7に、その許可申請に係る情報が自動的に投稿されるようになっている。これにより、道路使用許可に関する情報が、遅滞なく、確実に、その工事の関係者(担当の作業者や事務員)に知らせることが可能になる。また、掲示板P
7の投稿の手間を軽減することもできる。
【0069】
経理情報表示部P
3には、
図10~11に示すように、その工事に関する経理情報が表示される。既に述べたように、工事登録画面S
3(
図5)では、工事種別(本支管工事、供給管工事、舗装工事、供給管舗装、内管新築小型工事、内管新築大型工事又は内管増位工事等の種別)と、工事種別ごとの工事金額(工賃)、材料費、工事費合計及び発注元工事番号を入力するようになっていたところ、これらの内容が、経理情報表示部P
3にも表示される。ただし、工事登録画面S
3(
図5)の工事金額(工賃)や材料費は、予定金額であったのに対し、進捗管理画面S
5の経理情報表示部P
3には、予定金額(予定工事金額及び予定材料費)に加え、実績金額(実績工事金額及び実績材料費)も表示される。また、経理情報表示部P
3には、仮入金日と仮入金額の項目も設けられており、発注元から仮入金があった場合にその入金日(仮入金日)と金額(仮入金額)を入力することができるようになっている。この経理情報表示部P
3における各項目は、権限を有する利用者によって入力される。
【0070】
作業者表示部P
4には、
図11に示すように、その工事の作業者等に関する情報が表示される。既に述べたように、工事登録画面S
3(
図5)では、工事責任者と、作業者と、事務員を入力したところ、これと同じ内容が、作業者表示部P
4に表示される。この作業者表示部P
4は、権限を有する利用者によって、変更することが可能である。その変更の際の入力形式は、工事登録画面S
3(
図5)の場合と同様である。
【0071】
最終更新者表示部P
5には、
図12に示すように、進捗管理画面S
5の各項目を最後に更新した利用者(最終更新者)の氏名が表示される。また、進捗表示部P
6には、その工事の進捗状況が、時系列(
図12の例では、上側が新しく、下側が古くなっている。)で表示される。本実施形態では、工事番号と、実施日と、予定又は実績の種別(予実績)と、進捗状況と、作業内容と、施工に参加した作業者の人数と、応援の人数と、ガードマンの人数と、シルバー人材の人数と、外注先とが表示されるようになっている。この進捗表示部P
6は、後述する日報予備登録画面S
6(後掲する
図13を参照。)や日報編集画面S
7(後掲する
図14を参照。)で入力された内容をベースに、自動的に作成され、表示される。
【0072】
2.10 日報作成画面
ところで、工事登録画面S
3(
図5)で登録した工事については、作業の日報を予定登録することが可能になる。本実施形態において、日報は、以下の手順で予備登録するようになっている。
【0073】
まず、メニュー表示部α
4における「カレンダー」ボタンを押す。すると、
図4に示すように、内容表示部α
5にカレンダーが表示されたトップ画面(カレンダー表示画面)S
3に切り替わる。このカレンダーにおける日報テンプレートを登録したい日付をクリックすると、
図6に示す工事一覧画面S
4(ただし、工事未定案件のみが抽出されたもの)に切り替わる。そのとき表示されているカレンダーにない日付の日報を予備登録したい場合には、内容表示部α
5の左上のプルダウンメニューで別の年月を指定するか、内容表示部α
5の右上の「前月」ボタン、「今月」ボタン又は「来月」ボタンを押すことで、表示されるカレンダーの年月を切り替えることができる。
【0074】
このとき表示された工事一覧画面S
4における工事リストに表示された工事の中から、日報テンプレートを作成したい工事を選択する。すると、
図13に示す日報予備登録画面S
6に切り替わる。
図13は、工事管理システムの日報予備登録画面S
6を示した図である。日報予備登録画面S
6では、その日に行う予定の工程や、作業者等を入力する。日報編集画面S
6の右下の「予備登録」ボタンを押すと、その日付にその工事の予備日報が予備登録される。
【0075】
予備登録された日報は、トップ画面(カレンダー表示画面)S3に表示されるカレンダーにおける対応する日付の下側欄に表示される。カレンダー上において、各工事の日報は、発注元、現場責任者、工事名、進捗状況を1行で表したタイトル(日報タイトル)の状態で表示される。各工事の日報タイトルが1行で収まるように、発注元や現場責任者は、1~2文字程度の略称を用いて表示され、工事名は、最初の数文字のみが表示され、進捗状態は、2文字程度で表される。
【0076】
カレンダー上の日報タイトルを押すと、
図14~15に示す日報編集画面S
7に切り替わる。
図14及び
図15は、工事管理システムの日報編集画面S
7を示した図である。この日報編集画面S
7で予備登録された日報を編集することができる。日報編集画面S
7の下側(
図15)には、作業者の勤務時間(実績)を入力する欄も設けられている。日報の編集は、工事を行った日にその工事内容等を更新する場合や、工事前に予定変更があった場合等に行う。内容表示部α
5の右下の「更新」ボタンを押すと、日報が更新される。その更新内容は、上記の進捗管理画面S
5(
図10~12)等にも反映される。
【0077】
2.11 工事関連スポット登録画面
工事管理システムでは、資材入手先(資材置き場や、資材保管倉庫や、資材購入会社等)や、自社や協力会社や、施工会社等の工事関連スポットを登録することができる。工事関連スポットの登録は、
図16の工事関連スポット登録画面S
8で行うことができる。
図16は、工事管理システムの工事関連スポット登録画面S
8を示した図である。この工事関連スポット登録画面S
8は、メニュー表示部α
4の「保守管理」ボタンにカーソルを重ねたときに表示されるプルダウンメニューの中から「工事関連スポット登録」を選択すると、表示される。
【0078】
工事関連スポット登録画面S
8では、
図16に示すように、登録する工事関連スポットのカテゴリーと、スポット名称と、住所と、連絡先(電話番号、ファックス番号及びE-Mailアドレス)とを入力するようになっている。工事関連スポットのカテゴリーは、プルダウンメニューで「発注元」、「自社・協力会社」、「資材入手先」、「施工会社」又は「その他」等の中から選択する形式を採用している。また、スポット名称、場所(住所やGPS座標等)及び連絡先は、テキストボックスにテキストを入力する形式を採用している。これらの入力を行い、右下の「新規登録」ボタンを押すと、その工事関連スポットが登録される。工事関連スポットに関する情報を変更したい場合には、「変更」タブを押すと、工事関連スポット変更画面(図示省略)に切り替わり、その工事関連スポットのスポット名称や住所や連絡先を編集することが可能になる。
【0079】
2.12 現場マップ表示画面
本実施形態では、メニュー表示部α
4における「現場マップ」ボタンにカーソルを押すと、工事管理システムに登録された工事の現場(工事現場)の位置や、工事関連スポットの位置等が共通の地図上に表された現場マップ(
図17)を表示することができる。
図17は、工事管理システムの現場マップ表示画面S
9を示した図である。現場マップ表示画面S
9の現場マップには、Gооgle(登録商法)マップ等のウェブマッピングプラットフォームの地図を利用することができる。
【0080】
メニュー表示部α
4の「現場マップ」ボタンにカーソルを重ねると、「今日の現場」、「工事中の現場」、「工事未定現場」、「工事予定現場」及び「地中情報」等がリストアップされたプルダウンメニューが表示されるところ、
図17は、その中から「今日の現場」を選択したときに表示されるものとなっている。この現場マップ表示画面S
9では、その日(今日)に工事が行われている工事現場の位置を示す地図(現場マップ)が表示される。このほか、「工事中の現場」を選択したときには、その日(今日)が工事期間に入っている工事現場の位置を示す地図(現場マップ)が表示され、「工事未定現場」を選択したときには、受注を受けたものの、そのときには着工日が決まっていない工事現場の位置を示す地図(現場マップ)が表示され、「工事予定現場」を選択したときには、受注を受け着工日も決まっているものの、そのときには未だ着工されていない工事現場の位置を示す地図(現場マップ)が表示され、「地中情報」を選択したときには、指定地点周辺の地中情報を示す地図(現場マップ)が表示される。
【0081】
その他、上記のプルダウンメニューには、「供給管撤去工事」や「付帯工事」等の項目を設け、「供給管撤去工事」を選択したときに、工事未定現場又は工事予定現場のうち、供給管撤去工事を行う工事現場の位置を示す現場マップが表示されるようにしたり、「付帯工事」を選択したときに、工事未定現場又は工事予定現場のうち、付帯工事を行う工事現場の位置を示す現場マップが表示されるようにしたりすることもできる。
【0082】
現場マップ表示画面S
9で表示される現場マップでは、各工事現場や工事関連スポット(資材入手先、施工会社又は発注元等)の位置がアイコンで示されている。例えば、「工」の文字を表したアイコンβ
1は、、その日に作業が行われている工事現場の位置を示している。このほか、工事未定現場の位置を、「未」等の文字を表したアイコン(図示省略)で示したり、工事予定現場の位置を「予」等の文字を表したアイコン(図示省略)で示したりすることもできる。各工事現場の位置は、上述した工事登録画面S
3(
図5)で入力された工事場所から特定される。
【0083】
また、山型のアイコンβ
5は、資材入手先(資材置き場や、資材保管倉庫や、資材購入会社等)の位置を示している。人型のアイコンβ
6は、施工会社の位置を示している。タンク型のアイコンβ
7は、発注元の位置を示している。資材入手先や、施工会社や、発注元以外の工事関連スポットの位置も、別種のアイコン(図示省略)を用いて示すことができる。これらの工事関連スポットの位置は、上述した工事関連スポット登録画面S
8(
図16)で入力された場所に基づいて特定される。
【0084】
このように、工事現場や、工事関連スポット(資材入手先や、施工会社や、発注元等)の位置を、現場マップ上に表示することによって、ある工事現場の場所や、ある工事現場と他の工事現場との位置関係や、ある工事現場とある資材入手先との位置関係を、視覚的に把握することが可能になる。このため、作業者を他の工事現場から補充しなければならない状況や、同じ作業者に同日に複数の工事現場を担当させる状況や、資材を速やかに調達しなければならない状況や、住民の問い合わせ等に回答しなければならない状況等が発生した場合には、土地勘がない人でも、それらの手配を効率的に行うことができる。また、工事現場や工事関連スポットの位置をアイコンで示すことによって、現場マップを見やすくすることができる。
【0085】
また、本実施形態においては、アイコンβ
1,β
5,β
6,β
7等のアイコンにカーソルを重ねると、その付近にサブメニュー(図示省略)がポップアップ表示されるようにしている。工事現場のアイコンβ
1にカーソルを重ねたときに表示されるサブメニューには、その工事の発注元や、工事名や、工事現場の住所や、進捗状況等の工事概要が表示される。また、資材入手先を示すアイコンβ
5にカーソルを重ねたときに表示されるサブメニューには、その資材仕入先の名称や住所や連絡先等が表示される。施工会社を示すアイコンβ
6にカーソルを重ねたときに表示されるサブメニューには、その施工会社の名称や住所や連絡先等が表示される。発注元を示すアイコンβ
7にカーソルを重ねたときに表示されるサブメニューには、その発注元の名称や住所や連絡先等が挙げられる。各サブメニューに表示される概要の表示内容は、上記の工事登録画面S
3(
図5)で工事を登録する際に入力した内容や、進捗管理画面S
5(
図10~12)で進捗状況を更新する際に入力した内容や、工事関連スポット登録画面S
8(
図16)で工事関連スポットを登録する際に入力した内容を基に自動的に生成される。
【0086】
アイコン(アイコンβ
1,β
2,β
3,β
4等)か、その付近にポップアップ表示されたサブメニューの所定箇所を、カーソルでクリックすることによって、内容表示部α
5を、そのアイコンに対応する工事の進捗状況入力画面S
5(
図10~12)に切り替えることができる。これにより、現場マップ上に示された工事現場について、より詳細な情報(工事期間や、具体的な進捗状況や、作業員のリスト等)を簡単な操作で取得することができる。したがって、作業員の補充や、資材の調達等の手配をより行いやすくなる。また、進捗状況を更新したい工事の名称(工事名)が分からない場合でも、工事現場の凡その場所が分かれば、その工事の進捗状況入力画面S
5を現場マップから開くことも可能になる。
【0087】
2.13 未定者一覧画面
上記の「2.10 日報作成画面」で述べたように、本実施形態の工事管理システムでは、カレンダー表示画面S
2(
図4)の日付をクリックし、その日付に日報を予備登録する。日報を予備登録する日報予備登録画面S
6(
図13)では、その日、その工事現場で作業する作業者を指定する。このため、工事管理システムは、その日にどの作業者がどの工事現場に出る予定なのかを把握できる。逆に言うと、その日にどの作業者に予定が入っていないのかを把握できる。この点、本実施形態では、どの日にどの作業者の予定が入っていないのかを容易に確認することができるようになっている。
【0088】
具体的には、対象日に予定が入っていない作業者(未定者)を、
図18に示す未定者一覧画面S
15でカレンダー表示することができるようになっている。
図18は、工事管理システムの未定者一覧画面S
15を示した図である。この未定者一覧画面S
15は、カレンダー表示画面S
2(
図4)等に設けられた未定者確認ボタンε
3を押すと表示される。この未定者一覧画面S
15を確認することで、作業者の配置を効率的に行うことができる。例えば、未定者を社内業務に割り当てたり、他の工事現場に割り当てたりといったことが可能になる。また、その日の緊急時案に対応できる作業者が誰なのかを予め把握し、人員に余裕のある状態で作業員のスケジューリングを行うことも可能になる。
【0089】
2.14 休暇等管理画面
未定者一覧画面S
15のカレンダーに表示される作業者からは、その日に休暇申請を行っている人や、その日に研修等を受講する人や、その日に出張の予定が入っている人は除外される。休暇や受講や出張は、
図19に示す休暇等管理画面S
16で申請することができる。
図19は、工事管理システムの休暇等管理画面S
16を示した図である。休暇等管理画面S
16の内容表示部α
5には、「休暇管理」タブと、「受講管理」タブと、「出張管理」タブが設けられており、いずれかのタブを選択することで、休暇、受講又は出張のうち、いずれを申請するのかを切り替えることができるようになっている。
図19は、「休暇管理」タブが選択された状態を示している。
【0090】
休暇等管理画面S
16の上段部には、期間を入力する欄(期間入力欄)と、備考を入力する欄(備考入力欄)と、ファイルを添付するボタンとが設けられており、休暇等管理画面S
16の下段部には、休暇等を申請する作業者や事務員を指定する欄(申請者指定欄)が設けられている。期間入力欄や申請者指定欄を入力した状態で、画面右下の「登録」ボタンを押すと、申請者指定欄で指定された作業者や事務員の休暇申請が、工事管理システムに登録され、上記の未定者一覧画面S
15に反映(その日に休暇が登録されている作業者や事務員が除外されてカレンダーが表示)される。また、日報予備登録画面S
6(
図13)や、日報編集画面S
7(
図14~15)における作業者や事務員の指定欄も、その日に休暇が登録されている作業者や事務員が除外されて表示される。受講を申請する場合や、出張を申請する場合も、同様である。
【0091】
2.15 出退勤管理画面
また、本実施形態の工事管理システムでは、作業者等の出退勤の時間を管理することもできるようになっている。出退勤の時間の管理は、
図20に示す出退勤管理画面S
17で行うことができる。この出退勤管理画面S
17は、メニュー表示部α
4の「保守管理」ボタンにカーソルを重ねたときに表示されるプルダウンメニューの中から「出退勤管理」を選択すると表示される。
【0092】
出退勤管理画面S17の上段部には、対象期間(月)を指定する欄(期間指定欄)と、作業者等を指定する欄(作業者等指定欄)が設けられており、出退勤管理画面S17の下段部には、期間指定欄で指定された月における、作業者等指定欄で指定された作業者等の出退時刻(出勤時刻及び退勤時刻)と、残業時間と、場所(出勤場所及び退勤場所)と、備考とを、日ごとに入力できるようになっている。これにより、作業者等の出退勤の時間を容易に管理することができる。
【0093】
出退勤管理画面S17における出勤時刻や退勤時刻は、日報編集画面S15における作業者等の勤務時間を入力する欄と対応させてもよい(一方に入力すると、その内容が他方に自動的に入力されるようにしてもよい)。また、出勤場所や退勤場所は、その入力を行ったユーザ端末20のGPS座標を取得し、そのGPS座標から割り出された住所が自動的に入力されるようにしてもよい。これにより、出退勤管理画面S17等への入力の手間を軽減することができる。
【符号の説明】
【0094】
10 管理サーバ
20 ユーザ端末
21 事務員用端末
22 現場責任者用端末
23 作業者用端末
H1 1番目の日付ヘッダ
Hm m番目の日付ヘッダ
P1 基本情報表示部
P2 許可申請情報表示部
P3 経理情報表示部
P4 作業者表示部
P5 最終更新者表示部
P6 進捗表示部
P7 掲示板表示部(掲示板)
S1 ログイン画面
S2 トップ画面(カレンダー表示画面)
S3 工事登録画面
S4 工事一覧画面
S5 進捗管理画面
S6 日報予備登録画面
S7 日報編集画面
S8 工事関連スポット登録画面
S9 現場マップ表示画面
S11 利用者登録画面
S12 掲示板表示画面
S13 掲示板入力画面
S14 未読掲示板一覧画面
S15 未定者一覧画面
S16 休暇等管理画面
S17 出退勤管理画面
T1 最初(1番目)の投稿
Tnー2 n-2番目の投稿
Tnー1 n-1番目の投稿
Tn n番目の投稿
α1 ユーザ名入力部
α2 パスワード入力部
α3 ログインボタン
α4 メニュー表示部
α5 内容表示部
β1 作業中の工事現場を示すアイコン
β5 資材入手先を示すアイコン
β6 施工会社を示すアイコン
β7 発注元を示すアイコン
γ1 カーソル
γ2 サブメニュー
γ3 サブメニュー
δ1 テキストボックス
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δ3 投稿ボタン
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