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特開2024-17274サーバ、プログラム、情報処理方法および端末
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024017274
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】サーバ、プログラム、情報処理方法および端末
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/60 20220101AFI20240201BHJP
   G10K 15/02 20060101ALI20240201BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20240201BHJP
   H04M 1/72 20210101ALI20240201BHJP
【FI】
H04L67/60
G10K15/02
H04M11/00 302
H04M1/72
【審査請求】未請求
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022119809
(22)【出願日】2022-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 希
(72)【発明者】
【氏名】小林 智博
【テーマコード(参考)】
5D208
5K127
5K201
【Fターム(参考)】
5D208BB07
5K127AA36
5K127BA03
5K127FA07
5K127GA14
5K127GD06
5K127HA28
5K127JA05
5K127KA01
5K127KA02
5K127KA21
5K201BA05
5K201CA09
5K201CC01
5K201EC06
5K201ED04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツを端末に送信する制御を行う制御部を備えるサーバ、プログラム、情報処理方法及び端末を提供する。
【解決手段】ネットワークを介してサーバと、端末20Aを含む複数の端末とが接続されるシステムにおいて、端末20Aの制御部は、ユーザAの操作に応じて音情報を再生し、音情報が再生されると、その再生位置を示す時刻情報である再生開始から経過した時刻をサーバに順次送信するA2。サーバの制御部は、端末20Aから時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報が所定の再生時刻まで再生されたか否かを判定しB1、端末20Aによって音情報が所定の再生時刻まで再生されたと判定した場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツを端末に送信するB2。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音情報を再生する端末と通信するサーバであって、
前記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、前記端末によって前記第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う制御部を備える。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第2コンテンツは、前記第1コンテンツを含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報に前記第1コンテンツが関連付けられた場合、前記第1コンテンツの関連付けを示す通知を前記端末に送信する制御を行う。
【請求項4】
請求項3に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記端末によって前記再生時刻まで前記音情報が再生されている場合、前記通知の送信を停止する制御を行う。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報に関連付けられた第3コンテンツがチャットルームに表示された後に修正された場合、前記第3コンテンツを修正した前記第1コンテンツと前記修正に関する通知とが前記チャットルームに表示されるように、前記第1コンテンツと前記通知を含む前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報に関連付けられた第3コンテンツがチャットルームに表示された後に修正された場合、前記第3コンテンツを前記チャットルームから削除する制御を行う。
【請求項7】
請求項6に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3コンテンツを修正した前記第1コンテンツが前記チャットルームに表示されるように、前記第1コンテンツを含む前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項8】
請求項1に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第1コンテンツより前に第3コンテンツが前記音情報に関連付けられた場合に、前記端末によって前記第3コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、前記第3コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項9】
請求項8に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3コンテンツの修正により前記第1コンテンツが前記音情報に関連付けられた場合、前記端末によって前記音情報が前記再生時刻まで再生された場合に前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3コンテンツを引用して前記第2コンテンツが表示されるように、前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報に対して前記第1コンテンツの関連付けを削除する制御を行う。
【請求項12】
請求項11に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報と前記第1コンテンツとの関連付けに対して設定された期限を経過した場合、前記第1コンテンツの関連付けを削除する制御を行う。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報に対して前記第1コンテンツの関連付けを行う制御を行う。
【請求項14】
請求項13に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報と前記第1コンテンツとの関連付けに対して設定された期限を経過した場合、前記音情報に対して前記第1コンテンツの関連付けを行う制御を行う。
【請求項15】
請求項14に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記期限を経過した時点で前記端末によって前記再生時刻まで前記音情報が再生されている場合、前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項16】
請求項14に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記期限を経過した場合に、前記端末によって前記音情報が前記再生時刻まで再生された場合、前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項17】
請求項11から請求項16のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報と前記第1コンテンツとの関連付けに対して設定された期限を経過した場合、前記期限が経過したことを示す通知を含む前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項18】
請求項1から請求項17のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記音情報に関連付けられた第3コンテンツに追加して前記第1コンテンツが前記音情報に関連付けされた場合、前記第3コンテンツを引用して前記第1コンテンツが表示されるように、前記第1コンテンツを含む前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項19】
請求項18に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3コンテンツに基づく第4コンテンツを引用して前記第2コンテンツが表示されるように、前記第2コンテンツを前記端末に送信する制御を行う。
【請求項20】
音情報を再生する端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、
前記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、前記端末によって前記第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、第2コンテンツを前記端末に送信することが前記サーバによって実行される。
【請求項21】
音情報を再生する端末と通信するサーバの情報処理方法であって、
前記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、前記端末によって前記第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、第2コンテンツを前記端末に送信することを含む。
【請求項22】
音情報を再生する端末によって実行されるプログラムであって、
前記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、前記端末によって前記第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、第2コンテンツをサーバから受信することが前記端末によって実行される。
【請求項23】
音情報を再生する端末の情報処理方法であって、
前記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、前記端末によって前記第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、第2コンテンツをサーバから受信することを含む。
【請求項24】
音情報を再生する端末であって、
前記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、前記端末によって前記第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで前記音情報が再生された場合、第2コンテンツをサーバから受信する制御を行う制御部を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ、プログラム、情報処理方法および端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ニュース番組、語学番組または音楽などの音情報を端末で聴取可能に提供するサービスが実用化されている。例えば、特許文献1には、端末のユーザの好みに応じた音情報を提供するサーバが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-66100号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、音情報を再生する第1端末と通信するサーバであって、第1端末によって音情報が設定された再生時刻まで再生された場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツが第1端末に表示されるように、コンテンツを第1端末に送信する制御を行う制御部を備える。
本発明の第2の態様によると、音情報を再生する第1端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、第1端末によって音情報が設定された再生時刻まで再生された場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツが第1端末に表示されるように、コンテンツを第1端末に送信することがサーバによって実行される。
本発明の第3の態様によると、音情報を再生する第1端末と通信するサーバの情報処理方法であって、第1端末によって音情報が設定された再生時刻まで再生された場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツが第1端末に表示されるように、コンテンツを第1端末に送信することを含む。
本発明の第4の態様によると、音情報を再生する端末によって実行されるプログラムであって、音情報が設定された再生時刻まで再生された場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツを表示するように、コンテンツをサーバから受信することが端末によって実行される。
本発明の第5の態様によると、音情報を再生する端末の情報処理方法であって、音情報が設定された再生時刻まで再生された場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツを表示するように、コンテンツをサーバから受信することを含む。
本発明の第6の態様によると、音情報を再生する端末であって、音情報が設定された再生時刻まで再生された場合、再生時刻に関連付けされたコンテンツを表示するように、コンテンツをサーバから受信する制御を行う制御部を備える。
本発明の第6の態様によると、音情報を再生する端末と通信するサーバであって、音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツを端末に送信する制御を行う制御部を備える。
本発明の第7の態様によると、音情報を再生する端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツを端末に送信することがサーバによって実行される。
本発明の第8の態様によると、音情報を再生する端末と通信するサーバの情報処理方法であって、音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツを端末に送信することを含む。
本発明の第9の態様によると、音情報を再生する端末によって実行されるプログラムであって、記音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツをサーバから受信することが端末によって実行される。
本発明の第10の態様によると、音情報を再生する端末の情報処理方法であって、音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツをサーバから受信することを含む。
本発明の第11の態様によると、音情報を再生する端末であって、音情報に第1コンテンツが関連付けられた場合に、端末によって第1コンテンツに関連付けられた再生時刻まで音情報が再生された場合、第2コンテンツをサーバから受信する制御を行う制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
図2】第1実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図3】音情報に関連付けたコンテンツの一例を示す図。
図4】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
図5】第1実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図6】第1実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
図7】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図8】コンテンツを表示する一例を示す図。
図9】第1変形例(1)においてコンテンツを表示する一例を示す図。
図10】第1変形例(2)においてコンテンツを表示する一例を示す図。
図11】第1変形例(3)においてコンテンツを表示する一例を示す図。
図12】第1変形例(4)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図13】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図14】第2実施形態においてコンテンツと第1情報とを送信する一例を示す図。
図15】第2変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図16】第2変形例(1)においてコンテンツと第1情報とを送信する一例を示す図。
図17】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図18】属性情報の一例を示す図。
図19】第3実施形態において属性情報に基づいてコンテンツを送信する一例を示す図。
図20】第3変形例(1)において属性情報に基づいてコンテンツを送信する一例を示す図。
図21】第4実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図22】コンテンツの送信停止を依頼する一例を示す図。
図23】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図24】第5実施形態においてチャットルームから再生要求を送信する一例を示す図。
図25】第5実施形態の変形例においてチャットルームから再生要求を送信する一例を示す図。
図26】第6実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図27】音情報の再生情報とコンテンツの表示情報をチャットルームに表示する一例を示す図。
図28】再生時刻の情報をチャットルームに表示する一例を示す図。
図29】第6変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図30】コンテンツの表示情報の視認性が変わるように表示態様を変更する一例を示す図。
図31】再生時刻の所定時間前からカウントダウンする一例を示す図。
図32】第7実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図33】自動設定依頼の一例を示す図。
図34】第7実施形態においてお便りサイトを表示する一例を示す図。
図35】第7変形例(1)においてお便りサイトを表示する一例を示す図。
図36】第7変形例(2)において音情報を複数の区間に分割した一例を示す図。
図37】内容リストを含むコンテンツを端末に表示する一例を示す図。
図38】第7変形例(3)において音情報を複数の区間に分割した一例を示す図。
図39】第8実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図40】第8実施形態において第2コンテンツを送信する一例を示す図。
図41】第8変形例(1)において音情報の複数の区間にコンテンツを関連付ける一例を示す図。
図42】第8変形例(1)において第2コンテンツを送信する一例を示す図。
図43】第8変形例(2)にいて音情報の複数の区間にコンテンツを関連付ける一例を示す図。
図44】複数のコンテンツを一体的に表示する一例を示す図。
図45】検索に応じて過去に取得されたコンテンツの表示態様を変更する一例を示す図。
図46】検索に応じて過去に取得されたコンテンツを引用してコンテンツを表示する一例を示す図。
図47】コンテンツをユーザ間で共有する一例を示す図。
図48】コンテンツにパスワードが設定された一例を示す図。
図49】第13実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図50】音情報に関連付けた第1コンテンツと第2コンテンツの一例を示す図。
図51】第13実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
図52】第1実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図53】第1実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
図54】第13実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図55】第1コンテンツを端末に表示する一例を示す図。
図56】第13変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図57】変更通知をチャットルームに表示する一例を示す図。
図58】第1コンテンツと修正通知をチャットルームに表示する一例を示す図。
図59】第3コンテンツを削除して第1コンテンツを表示する一例を示す図。
図60】第15実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図61】第3コンテンツを引用して第2コンテンツを表示した一例を示す図。
図62】第16実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図63】チケットの販売期間に対して維持期限を設定する一例を示す図。
図64】維持期限を経過していない場合に第1コンテンツを表示する一例を示す図。
図65】第16変形例(1)において維持期限を経過した場合に終了通知を表示する一例を示す図。
図66】第16変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図67】チケットの販売期間に対して開始期限を設定する一例を示す図。
図68】維持期限を経過した場合に経過通知を表示する一例を示す図。
図69】開始期限を経過した場合に経過通知を表示する一例を示す図。
図70】第17実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図71】第3コンテンツを引用して第1コンテンツを表示する一例を示す図。
図72】第3コンテンツに基づく第4コンテンツを引用して第1コンテンツを表示する一例を示す図。
図73】第3コンテンツに対応して第1コンテンツを表示する一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るサーバ、プログラム、情報処理方法および端末を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るサーバを備えたシステム1の構成を示す。図1に開示されるように、システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0009】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0010】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0011】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0012】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0013】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0014】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1を用いて、システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信部22、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信部22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信部22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信部22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信部22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信部22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信部14、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信部14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信部14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信部14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信部14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信部14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0035】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21および/または11は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0036】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0037】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0039】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0040】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0042】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0043】
<第1実施形態>
第1実施形態は、端末20Aによって音情報が所定の再生時刻まで再生された場合、サーバ10の制御部11が、再生時刻に関連付けされたコンテンツ、例えば音情報に関連するサイトへのリンク情報などを端末20Aに送信する実施形態である。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0044】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
【0045】
図2は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0046】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、時刻情報受信処理として実行される受信処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0047】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、コンテンツ送信処理として実行される送信処理プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0048】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、コンテンツ152とが記憶される。
【0049】
コンテンツ152は、音情報の所定の再生時刻に関連付けされており、端末20Aによって音情報が所定の再生時刻まで再生された場合に、端末20Aに表示されるようにサーバ10から端末20Aに送信されるものである。コンテンツ152は、例えば、音情報において所定の再生時刻に対応する部分に関連するものから構成されてもよい。例えば、コンテンツ152は、音情報において所定の再生時刻に対応する部分に関連する関連サイトへのリンク情報(例えば、ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)、URI(Uniform Resource Identifier))から構成されてもよいし、されなくてもよい。また、コンテンツ152は、音情報において所定の再生時刻に対応する部分に関連する画像情報または動画情報から構成されてもよいし、されなくてもよい。また、コンテンツ152は、音情報において所定の再生時刻に対応する部分を文字情報に変換したものから構成されてもよいし、されなくてもよい。
【0050】
また、音情報は、音を含む情報であり、例えば音声情報または音楽情報などから構成されてもよい。また、音情報は、例えば、音情報と映像情報を含む動画情報など、音以外の情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。ここで、音情報は、録音してサーバ10に投稿されてもよいし、リアルタイムでサーバ10から配信されてもよい。なお、サーバ10に投稿または配信される音情報としては、例えば、ニュース番組または語学番組などを音声で提供する音声情報、音楽を提供する音楽情報などが挙げられる。音情報は、例えば、Podcastなどの音情報サイト上で再生されてもよいし、端末20Aに保存されたアプリケーション上で再生されてもよい。
【0051】
また、再生時刻は、音情報の再生位置を示す情報であり、例えば音情報の再生開始から経過した時刻から構成されてもよい。
【0052】
図3に、音情報153の所定の再生時刻154にコンテンツ152を関連付けた一例を示す。ここで、音情報Aには、30分の再生時刻154にコンテンツ152としてURL1が関連付けられている。また、音情報Bには、15分、30分、45分の複数の再生時刻154のそれぞれにコンテンツ152が関連付けられている。ここで、30分の再生時刻154のように、1つの再生時刻154に対してURL3と画像1の複数のコンテンツ152を関連付けてもよい。また、音情報Cには、10分の再生時刻154に文字情報1のコンテンツ152が関連付けられ、30分の再生時刻154に文字情報2のコンテンツ152が関連付けられている。
【0053】
図4は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、受信処理部112と、送信処理部113とを有する。
【0054】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0055】
受信処理部112は、記憶部15に記憶されている受信処理プログラム1511に従って、端末20から時刻情報を通信部14で受信する時刻情報受信処理を実行する。
【0056】
送信処理部113は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生された場合、その再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20に送信するコンテンツ送信処理を実行する。
【0057】
(2)端末の機能構成
【0058】
図5は、本実施形態における端末20Aの記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0059】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、音情報再生処理として実行される再生処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0060】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、コンテンツ受信処理として実行される受信処理プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。
【0061】
図6は、本実施形態における端末20Aの制御部21により実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、再生処理部212と、受信処理部213とを有する。
【0062】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20Aを統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0063】
再生処理部212は、記憶部28に記憶されている再生処理プログラム2811に従って、音情報153を再生する音情報再生処理を実行する。
【0064】
受信処理部213は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生された場合、その再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152を表示するように、コンテンツ152をサーバ10から受信するコンテンツ受信処理を実行する。
【0065】
<情報処理>
図7は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0066】
本実施形態では、端末20Aは、音情報153を再生するユーザAの第1端末から構成されるものとする。また、サーバ10は、音情報153を提供する音情報サイトを管理するサーバから構成されるものとする。
【0067】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0068】
まず、端末20Aの制御部21が、ユーザAの操作に応じて、音情報153を再生する(A1)。例えば、ユーザAは、図8Aに示すように、音情報サイトを端末20Aに表示し、その音情報サイトで提供される複数の音情報153,153aおよび153bのうち、所望の音情報153を再生してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、音情報153の再生ボタン2がユーザAにより入力操作されることにより、音情報153を再生してもよい。なお、端末20Aの制御部21は、例えば、サーバ10から音情報153を受信しつつ音情報153を再生する、いわゆるストリーミング配信により音情報153を再生してもよい。また、端末20Aの制御部21は、サーバ10からダウンロード済みの音情報153を再生してもよい。
【0069】
端末20Aの制御部21は、音情報153が再生されると、その再生位置を示す時刻情報、例えば再生開始から経過した時刻をサーバ10に順次送信する(A2)。ここで、音情報153には、所定の再生時刻154にコンテンツ152が予め関連付けられているものとする。例えば、コンテンツ152は、音情報サイトに音情報153を提供する提供者(例えばユーザB)が所定の再生時刻154に関連付けてもよい。また、コンテンツ152は、音情報153の内容またはコンテンツ152の内容などに基づいて、音情報サイトを管理するサーバ10が選択した再生時刻154に自動的に関連付けられてもよい。
【0070】
このとき、コンテンツ152は、音情報153において再生時刻154に対応する部分に関連する情報を含んでもよい。例えば、音情報153を提供するユーザBが、再生時刻154に再生される内容を補足または説明したい場合を考える。ユーザBは、再生時刻154において宝塚歌劇団の公演の話題を提供した場合に、この部分を補足するコンテンツ152、例えば、宝塚歌劇団の公演を紹介する関連サイトのリンク情報を含むコンテンツ152を再生時刻154に関連付けてもよい。なお、コンテンツ152は、再生時刻154の直前に再生された内容に関連する情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、コンテンツ152は、再生時刻154の直後に再生された内容に関連する情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0071】
続いて、サーバ10の制御部11は、端末20Aから時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。サーバ10の制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB1の判定を繰り返す。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。
【0072】
例えば、サーバ10の制御部11は、図8Bに示すように、ユーザAと共有するチャットルームCRに、宝塚歌劇団の公演を紹介する関連サイトのURL1を含むコンテンツ152を表示させてもよい。なお、コンテンツ152は、URL1に関する通知3、例えばURL1の送信を説明する通知などをさらに含んでもよい。
【0073】
ここで、コンテンツ152は、チャットルームCRに表示される。このチャットルームCRには、ユーザAが音情報153を再生する度に、その音情報153に関連付けられた複数のコンテンツ152が経時的に表示される。これにより、チャットルームCRには、複数の音情報153のコンテンツ152が集約されるため、ユーザAはチャットルームCRを閲覧することで過去に再生した音情報153のコンテンツ152を探索しうる。なお、チャットルームCR(トークルームなどの他の名称で呼称されてもよい)は、サーバ10またはサービス(例えば、サーバを介さずにアプリケーションによって提供されるメッセージングサービスなど)を介してユーザ(企業サーバを含む)を互いに関連付け、そのユーザ間でコンテンツのやり取りを行う場所のことであり、ユーザインターフェースを含んでもよい。また、チャットルームCRは、例えば、端末20Aに保存されたアプリケーション上で表示されてもよいし、ウェブサイト上で表示されてもよい。
【0074】
なお、本実施形態では、端末20Aの制御部21は、ステップA2において、音情報153の時刻情報をサーバ10に順次送信したが、サーバ10が音情報153の時刻情報を把握することができればよく、これに限定されない。例えば、端末20Aの制御部21は、再生ボタン2に対する入力操作に基づいて音情報153の再生時刻と停止時刻をサーバ10に送信してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、音情報153の再生時刻と停止時刻に基づいて、音情報153の時刻情報を把握しうる。
【0075】
また、端末20Aの制御部21は、サーバ10の制御部11が音情報153の再生時刻を把握している場合、ステップA2を省略して、音情報153の時刻情報をサーバ10に送信しなくてもよい。例えば、制御部21は、ストリーミング配信により音情報153を再生する場合、サーバ10の制御部11が音情報153の配信に従って再生時刻を把握するため、ステップA2を省略してもよい。
【0076】
また、本実施形態では、コンテンツ152は、チャットルームCRに表示されたが、端末20Aに表示されればよく、これに限定されない。例えば、コンテンツ152は、端末20Aの電子メール、音情報153を提供するサイト、または音情報153を再生するアプリケーションなどに送信されてもよい。
【0077】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、サーバ10は、端末20Aによって音情報153が設定された再生時刻154まで再生された場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う制御部11を備える。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、再生時刻154に関連付けられたコンテンツ152を容易に取得することができる。
【0078】
また、第1実施形態では、コンテンツ152は、音情報153において再生時刻154に対応する部分に関連する情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153に関連する情報を容易に取得することができる。例えば、ユーザAは、音情報153において気になる情報、知りたい情報または不明な情報などがあった場合、コンテンツ152を介して、これらの情報を容易に取得することができ、ユーザAと音情報153の提供者との間の情報の伝達を高めることができる。
【0079】
また、第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が設定された再生時刻154まで再生された場合、コンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152を容易に表示することができる。
【0080】
また、第1実施形態では、コンテンツ152は、チャットルームCRに表示される。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152を容易に確認することができる。例えば、チャットルームCRには、音情報153の再生に応じて、複数のコンテンツが経時的に集約されるため、所望のコンテンツ152を容易に検索することができる。
【0081】
また、第1実施形態では、コンテンツ152は、リンク情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153に関連付けられた情報を容易に把握することができる。
【0082】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、コンテンツ152は、ウェブサイトのリンク情報から構成されたが、これに限定されない。
【0083】
第1変形例(1)は、コンテンツ152が、音情報153において再生時刻154に対応する部分に関連する画像情報を含む変形例である。
【0084】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。ここで、コンテンツ152は、音情報153において所定の再生時刻154に対応する部分に関連する画像情報を含んでもよい。
【0085】
例えば、ユーザAが、図8Aに示す音情報153aを所定の再生時刻154まで再生した場合を考える。この音情報153aでは、盆栽の話題が所定の再生時刻154に再生されるものとする。そこで、音情報153aを提供するユーザBは、音情報153aの所定の再生時刻154に、盆栽の画像情報を含むコンテンツ152を関連付けてもよい。
【0086】
これにより、端末20Aの制御部21は、図9に示すように、音情報153aにおいて再生時刻154に関連する盆栽の画像情報を含むコンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。
【0087】
なお、第1変形例(1)では、コンテンツ152は、画像情報を含むように構成されたが、これに限定されない。例えば、コンテンツ152は、音情報153aにおいて再生時刻154に対応する部分に関連する動画情報を含むように構成されてもよい。また、コンテンツ152は、音情報153aにおいて再生時刻154に対応する部分を文字に変換した文字情報を含むように構成されてもよい。例えば、音情報153aにおいて再生時刻154に対応する部分において「家の盆栽に綺麗な花が咲いた」との話題が再生される場合、コンテンツ152は、その話題を文字に変換した文字情報を含むように構成されてもよい。
【0088】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、コンテンツ152は、画像情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153aに関連付けられた情報を容易に把握することができる。
【0089】
また、第1変形例(1)では、コンテンツ152は、文字情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153aに関連付けられた情報を容易に把握することができる。
【0090】
<第1変形例(2)>
第1変形例(2)は、コンテンツ152が、リンク情報と、リンク先のウェブサイトに表示された内容に関する情報とを含む変形例である。
【0091】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。ここで、コンテンツ152は、再生時刻154に対応する部分に関連する関連サイトのリンク情報と、そのリンク先に関する情報とを含んでもよい。
【0092】
例えば、音情報153を提供するユーザBは、宝塚歌劇団の公演を紹介する関連サイトのリンク情報を音情報153の再生時刻154に関連付ける場合、その関連サイトの内容を示す関連情報(限定ではなく、リンク先に関する情報の一例)をさらに含むコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付けてもよい。
【0093】
このとき、関連情報は、例えば、関連サイトから抽出した文字情報から構成されてもよい。例えば、関連情報は、関連サイトにおいてユーザBが強調したい部分、関連サイトの特徴部分などを抽出した文字情報から構成されてもよい。なお、関連情報は、ユーザBにより入力されてもよいし、されなくてもよい。また、関連情報は、関連サイトから音情報153に関連する部分をサーバ10が抽出して自動的に生成されてもよいし、されなくてもよい。
【0094】
例えば、再生時刻154に対応する部分において宝塚歌劇団の衣装の話題が再生される場合、ユーザBまたはサーバ10は、その衣装の話題に基づいて、関連サイトから「本公演の衣装は、****」との関連情報を生成してもよい。このようにして、関連情報が生成されると、サーバ10の制御部11は、リンク情報と、リンク先に関する関連情報とを含むコンテンツ152を音情報153の所定の再生時刻154に関連付ける。
【0095】
そして、サーバ10の制御部11は、リンク情報とリンク先に関する関連情報とが端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、図10に示すように、URL1からなるリンク情報と、「本公演の衣装は、****」との関連情報152aとを表示部24に表示させる(A3)。
【0096】
なお、サーバ10の制御部11は、1つのリンク情報に対して複数の関連情報152aを含むコンテンツ152を端末20Aに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、複数のリンク情報にそれぞれ対応する複数の関連情報152aを含むコンテンツ152を端末20Aに送信してもよい。
【0097】
<第1変形例(2)の効果>
第1変形例(2)では、コンテンツ152は、リンク情報と、リンク先に関する関連情報152a(限定ではなく、リンク先に関する情報の一例)とを含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、リンク先の内容を容易に把握することができる。
【0098】
<第1変形例(3)>
第1変形例(3)は、再生時刻154を示す情報を含むコンテンツ152が端末20Aに表示される変形例である。
【0099】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。ここで、コンテンツ152は、関連付けされた再生時刻154を示す再生時刻情報をさらに含んでもよい。
【0100】
これにより、端末20Aの制御部21は、再生時刻情報を含むコンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。例えば、端末20Aの制御部21は、図11Aに示すように、リンク情報と、再生時刻情報152bと、送信時刻情報152cとを含むコンテンツ152をチャットルームCRに表示してもよい。ここで、再生時刻情報152bは、コンテンツ152が関連付けされた音情報153の再生時刻154を示すものであり、例えば再生時刻154自体を表示してもよいし、しなくてもよい。また、送信時刻情報152cは、サーバ10から端末20Aにコンテンツ152が送信された時刻を示すものであり、例えば送信された時刻自体を表示してもよいし、しなくてもよい。
【0101】
また、再生時刻情報152bは、再生時刻154に対応する再生位置から音情報153を再生する制御情報を含んでもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、図11Bに示すように、再生時刻情報152bに対するユーザAの入力操作に基づいて、再生時刻154に対応する位置から音情報153を再生してもよい。なお、再生時刻154に対応する位置が再生時刻154の直前または直後である場合、端末20Aの制御部21は、再生時刻154の直前または直後から音情報153を再生してもよい。
【0102】
また、送信時刻情報152cは、音情報153を所定の再生位置(例えば、再生時刻がゼロの位置など)から再生させる制御情報を含んでもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、送信時刻情報152cに対するユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を再生時刻がゼロの位置(再生開始位置)から再生してもよい。
【0103】
<第1変形例(3)の効果>
第1変形例(3)では、コンテンツ152は、関連付けされた再生時刻情報152b(限定ではなく、再生時刻154を示す情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152が送信された再生時刻154を容易に把握することができる。
【0104】
また、第1変形例(3)では、再生時刻情報152bは、再生時刻154に対応する部分から音情報153を再生する制御情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152に関連する内容を容易に再生することができる。
【0105】
<第1変形例(4)>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定したが、所定の再生時刻154まで再生されたことが把握できればよく、これに限定されない。
【0106】
第1変形例(4)は、端末20Aの制御部21が、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定し、サーバ10の制御部11が、端末20Aによる判定に基づいてコンテンツ152を端末20Aに送信する変形例である。
【0107】
<情報処理>
図12は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0108】
まず、サーバ10の制御部11が、音情報153の所定の再生時刻154にコンテンツ152を関連付け、その関連付けされた音情報153の所定の再生時刻154を所定のタイミングで端末20Aに送信する(B3)。例えば、制御部11は、特定の音情報153を再生する要求を端末20Aから受信した場合に、その特定の音情報153と共に所定の再生時刻154を端末20Aに送信してもよい。なお、制御部11は、再生時刻154を特定の音情報153と共に送信しなくてもよい。また、制御部11は、特定の音情報153を再生する要求を端末20Aから受信していない場合でも、再生時刻154を端末20Aに送信してもよい。端末20Aの制御部21は、再生時刻154を受信すると、その再生時刻154を音情報153に関連付けて記憶部28に記憶する。そして、端末20Aの制御部21は、第1実施形態と同様に、ユーザAの操作に応じて、音情報153を再生する(A1)。
【0109】
なお、サーバ10の制御部11は、端末20Aから音情報153の再生が要求された場合に、音情報153と共に所定の再生時刻154を端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。また、サーバ10の制御部11は、端末20Aにおいて音情報153が再生された後に所定の再生時刻154を端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。
【0110】
端末20Aの制御部21は、音情報153が再生されると、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(A4)。端末20Aの制御部21は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップA4の判定を繰り返す。そして、端末20Aの制御部21は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、所定の再生時刻154まで再生されたことを示す再生通知をサーバ10に送信する(A5)。
【0111】
サーバ10の制御部11は、再生通知を受信すると、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、図8Bに示すように、コンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。
【0112】
<第1変形例(4)の効果>
第1変形例(4)では、端末20Aの制御部21は、音情報153が設定された再生時刻154まで再生されたか否かを判定する。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aにおいて音情報153が設定された再生時刻154まで再生された場合に、コンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、端末20Aとの通信回数を抑制することができる。
【0113】
<第2実施形態>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153が再生時刻154まで再生された場合にコンテンツ152を端末20Aに送信したが、再生時刻154まで再生された場合にコンテンツ152が端末20Aに表示されればよく、これに限定されない。
【0114】
第2実施形態は、サーバ10の制御部11が、音情報153の再生前に、コンテンツ152と、再生時刻154に関する第1情報とを端末20Aに送信する実施形態である。これにより、端末20Aによって音情報153が再生時刻154まで再生された場合、コンテンツ152が、第1情報に基づいて、端末20Aに表示される。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0115】
<情報処理>
図13は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0116】
まず、サーバ10の制御部11が、図14に示すように、コンテンツ152と、そのコンテンツ152が関連付けされた再生時刻154に関する第1情報155とを端末20Aに送信するように通信部14を制御する(B21)。
【0117】
ここで、端末20Aにおいて音情報153は再生されていないため、サーバ10の制御部11は、例えば、所定の条件で音情報153を選択し、その音情報153に関連付けされたコンテンツ152と、コンテンツ152を再生時刻154に表示させる第1情報155とを端末20Aに送信してもよい。例えば、制御部11は、ユーザAの再生履歴に基づいて複数の音情報153を選択し、その複数の音情報153に関連付けされたコンテンツ152と第1情報155とを端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、音情報サイトに新しい音情報153がユーザBから提供された場合に、その音情報153に関連付けされたコンテンツ152と第1情報155とを端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。
【0118】
また、サーバ10の制御部11は、端末20Aからの音情報153に関する要求、例えば特定の音情報153の送信要求に基づいて、特定の音情報153と、その特定の音情報153に関連付けされたコンテンツ152と、第1情報155とを端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。
【0119】
ここで、第1情報155は、端末20Aにおいて特定の音情報153が所定の再生時刻154まで再生された場合に、コンテンツ152を端末20Aに表示するための情報である。例えば、第1情報155は、音情報153の所定の再生時刻154と、その再生時刻154にコンテンツ152を端末20Aに表示させる制御情報とを含んでもよい。端末20Aの制御部21は、コンテンツ152と第1情報155とを受信すると、そのコンテンツ152と第1情報155とを対応付けて記憶部28に記憶する。
【0120】
続いて、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、特定の音情報153を再生する(A1)。なお、端末20Aの制御部21は、サーバ10からダウンロード済みの音情報153を再生してもよい。また、端末20Aの制御部21は、例えば、サーバ10から音情報153を受信しつつ音情報153を再生する、いわゆるストリーミング配信により音情報153を再生してもよい。
【0121】
ここで、端末20Aの制御部21は、例えば音情報Aを再生すると、その音情報Aの所定の再生時刻154である30分まで音情報153が再生されたか否かを判定する(A21)。端末20Aの制御部21は、音情報Aが再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップA21の判定を繰り返す。そして、端末20Aの制御部21は、音情報Aが再生時刻154まで再生されたと判定した場合、第1情報155の制御情報Aに基づいて、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152であるURL1を表示部24に表示させる(A3)。例えば、制御部21は、図8Bに示すように、ユーザAと共有するチャットルームCRにコンテンツ152を表示させてもよい。
【0122】
このように、端末20Aの制御部21は、音情報153の再生前にコンテンツ152と第1情報155を記憶部28に記憶するため、音情報153の再生中にネットワーク30との接続が切断された場合でも、音情報153の再生に応じてコンテンツ152が表示されることになる。
【0123】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、サーバ10は、コンテンツ152と、設定された再生時刻154に関する第1情報155とを端末20Aに送信する通信部14を備え、コンテンツ152は、端末20Aによって音情報153が設定された再生時刻154まで再生された場合、第1情報155に基づいて、端末20Aに表示される。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、再生時刻154に関連付けられたコンテンツ152を容易に取得することができる。
【0124】
<第2変形例(1)>
第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153の再生より前にコンテンツ152と第1情報155を端末20Aに送信したが、コンテンツ152と第1情報155を端末20Aに送信すればよく、これに限定されない。
【0125】
第2変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、音情報153の再生時にコンテンツ152と第1情報155を端末20Aに送信する変形例である。
【0126】
<情報処理>
図15は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0127】
まず、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、特定の音情報153の再生要求をサーバ10に送信する(A22)。例えば、制御部21は、図8Aに示す再生ボタン2に対する入力操作に基づいて、特定の音情報153の再生要求をサーバ10に送信してもよい。
【0128】
ここで、端末20Aの制御部21は、例えば音情報Aの再生要求をサーバ10に送信したものとする。サーバ10の制御部11は、音情報Aの再生要求を受信すると、図16に示すように、再生要求された音情報Aと、その音情報Aの所定の再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152であるURL1と、再生時刻154に関する第1情報155とを端末20Aに送信するように通信部14を制御する(B22)。すなわち、制御部11は、音情報Aに関連付けされたコンテンツ152および第1情報155のみを端末20Aに送信し、他の音情報BおよびCに関連付けされたコンテンツ152および第1情報155については送信しないことになる。
【0129】
端末20Aの制御部21は、音情報A、コンテンツ152および第1情報155を受信すると、音情報Aに対応付けてコンテンツ152と第1情報155を記憶部28に記憶させる。
【0130】
続いて、制御部21は、音情報Aを受信すると、その音情報Aを再生するようにスピーカ26を制御する(A1)。そして、制御部21は、記憶部28に記憶された第1情報155を参照し、音情報Aが所定の再生時刻154である30分まで再生されたか否かを判定する(A21)。端末20Aの制御部21は、音情報Aが再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップA21の判定を繰り返す。端末20Aの制御部21は、音情報Aが再生時刻154まで再生されたと判定した場合、第1情報155の制御情報Aに基づいて、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152であるURL1を表示部24に表示させる(A3)。
【0131】
<第2変形例(1)の効果>
第2変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、音情報153の再生要求を受信した場合に、音情報153と、その音情報153の所定の再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152と、所定の再生時刻154に関する第1情報155とを端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、音情報Aに関連付けされたコンテンツ152および第1情報155のみを受信するため、記憶容量の低下を抑制することができる。
【0132】
<第3実施形態>
第3実施形態は、サーバ10の制御部11が、ユーザAが音情報153を所定の再生時刻154まで再生した場合、ユーザAの属性情報に基づいて、端末20Aに送信するコンテンツ152を選択する実施形態である。なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0133】
<情報処理>
図17は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0134】
まず、端末20Aの制御部21は、ユーザAの属性情報を所定のタイミングでサーバ10に送信する(A31)。制御部21は、例えば、サーバ10にアクセスしたタイミング、または、ユーザAが情報を入力したタイミングなどに属性情報をサーバ10に送信してもよい。ここで、ユーザAの属性情報は、ユーザAに関連する情報であり、例えば、音情報153のグループに対するユーザAの登録情報を含んでもよい。音情報153のグループとしては、例えば、音情報153の会員(例えば、音情報153を定期的に聴取する会員、ファンクラブなど)などが挙げられる。また、ユーザAの属性情報は、ユーザ名、端末20Aの識別情報、または音情報153の再生履歴などが挙げられる。
【0135】
サーバ10の制御部11は、ユーザAの属性情報を受信すると、その属性情報を記憶部15に記憶する(B31)。例えば、制御部11は、図18に示すように、属性情報4の各項目をそれぞれ対応付けて記憶部15に記憶してもよい。ここで、ユーザAの属性情報4は、音情報Aの再生履歴があり、音情報Bの会員であることを示す。また、ユーザCの属性情報4は、音情報AおよびBの再生履歴があり、音情報Aの会員であることを示す。また、ユーザDの属性情報4は、音情報Bの再生履歴があり、会員の登録はないことを示す。
【0136】
続いて、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を再生する(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、音情報Aが再生されると、その音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。このとき、制御部21は、再生された音情報153の識別情報を時刻情報と共にサーバ10に送信してもよい。
【0137】
ここで、端末20Aの制御部21は、音情報Aを再生したものとする。サーバ10の制御部11は、端末20Aから音情報Aの時刻情報と、音情報Aの識別情報とを受信すると、その音情報Aの識別情報に基づいて記憶部15に記憶されたユーザAの属性情報4を参照し、端末20Aに送信するコンテンツ152を選択する(B32)。例えば、制御部11は、音情報Aの識別情報に基づいて、ユーザAが音情報Aの会員に登録していないことを検知すると、音情報Aの会員情報をコンテンツ152として選択してもよい。なお、会員情報としては、例えば、会員登録サイトへのリンク情報(例えば、URLなど)、会員登録の案内通知、または会員紹介サイトへのリンク情報などが挙げられる。
【0138】
制御部11は、コンテンツ152を選択すると、そのコンテンツ152を音情報Aの所定の再生時刻154に関連付けてもよい。例えば、制御部11は、選択したコンテンツ152の種類に基づいて、音情報Aにおいて適切な再生時刻154を決定し、その再生時刻154にコンテンツ152を関連付けてもよい。制御部11は、例えば、会員の特典が紹介される部分を音情報Aから検出した場合、その再生時刻154に会員情報のコンテンツ152を関連付けてもよい。また、制御部11は、選択したコンテンツ152を、予め設定された再生時刻154に関連付けてもよい。
【0139】
続いて、制御部11は、第1実施形態と同様に、端末20Aから受信した音情報Aの時刻情報に基づいて、音情報Aが所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。制御部11は、音情報Aが所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB1の判定を繰り返す。
【0140】
そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報Aが所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。すなわち、制御部11は、ユーザAの属性情報4に基づいて選択されたコンテンツ152を端末20Aに送信する。
【0141】
ここで、図19に示すように、制御部11は、ユーザの属性情報4に基づいて送信するコンテンツ152を選択するため、同じ音情報Aが再生された場合でも、その属性情報4に応じて送信するコンテンツ152を変更してもよい。例えば、制御部11は、ユーザAが音情報Aを再生した場合、ユーザAの属性情報4において音情報Aの会員にユーザAが登録されていないため、上記のように音情報Aの会員情報(限定ではなく、グループに関する情報の一例)を含むコンテンツ152を端末20Aに送信してもよい。また、端末20Cにおいて音情報Aが再生された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザCの属性情報4において音情報Aの会員にユーザCが登録されているため、音情報Aの会員情報を送信しないと判定してもよい。このとき、制御部11は、音情報Aに関連する他の音情報B(例えば、音情報Aとカテゴリーが類似する音情報B)の会員情報を端末20Cに送信してもよい。また、端末20Dにおいて音情報Aが再生された場合、制御部11は、ユーザDの属性情報4において音情報Aの会員にユーザDが登録されていないため、端末20Aと同様に、音情報Aの会員情報を含むコンテンツ152を端末20Dに送信してもよい。また、制御部11は、音情報Aに関連する他の音情報Bの会員にもユーザDが登録されていないため、音情報Bの会員情報を含むコンテンツ152を端末20Dに送信してもよい。
【0142】
なお、本実施形態では、属性情報4は、音情報153の会員に対するユーザの登録情報を含んだが、音情報153に関するグループに対するユーザの登録情報を含んでいればよく、これに限定されない。例えば、属性情報4は、音情報153を提供する提供者に関するグループ(例えば、ファンクラブなど)が形成されている場合には、そのグループに対するユーザの登録情報を含んでもよい。
【0143】
また、本実施形態では、端末20Aの制御部21は、ユーザAの属性情報を送信した(A31)が、サーバ10がユーザAの属性情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信される様々な送信情報の履歴(例えば、音情報153の再生履歴、ウェブサイトの閲覧履歴、アプリケーションの使用履歴など)を記憶部15に記憶し、その履歴の中からユーザAの属性情報を取得してもよいし、しなくてもよい。また、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された送信情報の履歴に基づいて、ユーザAの属性情報を推定してもよいし、しなくてもよい。
【0144】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20AのユーザAの属性情報に基づいて、送信するコンテンツ152を選択する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、制御部11は、ユーザAに適したコンテンツ152を送信することができる。
【0145】
また、第3実施形態では、属性情報4は、音情報153に関するグループに対するユーザの登録情報を含む。
このような構成による効果の一例として、制御部11は、ユーザAに適したグループに関する情報を送信することができる。
【0146】
また、第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、グループにユーザAが登録されていない場合、グループに関する情報を含むコンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、未登録のグループに関する情報を容易に取得することができる。
【0147】
<第3変形例(1)>
第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153のグループに対するユーザAの登録情報に基づいてコンテンツ152を選択したが、ユーザAの属性情報4に基づいてコンテンツ152を選択すればよく、これに限定されない。
【0148】
第3変形例(1)は、サーバ10の制御部11は、端末20Aにおいて音情報Aが再生された場合にユーザAの再生履歴を参照し、音情報Aに関連付けられた音情報Bが再生されていない場合、音情報Bに関する情報をコンテンツ152として選択する変形例である。
【0149】
まず、第3実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報Aを再生し(A1)、その音情報Aの再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aにおいて音情報Aが再生されると、図18に示す属性情報4に基づいて、端末20Aに送信するコンテンツ152を選択する(B32)。ここで、音情報Aは、音情報Bに関連付けされているものとする。例えば、音情報Aは、カテゴリーの類似性が高い場合、提供者が同じである場合、または音情報Bが音情報Aと関連するエピソード(例えば音情報Aの続きの内容)である場合などに、音情報Bと関連付けされてもよい。
【0150】
制御部11は、属性情報4においてユーザAの再生履歴を参照し、端末20Aで再生される音情報Aに関連付けられた音情報BをユーザAが再生しているか否かを判定する。制御部11は、ユーザAが音情報Bを再生していない場合、図20に示すように、音情報Bに関する関連情報を含むコンテンツ152を端末20Aに送信してもよい。すなわち、制御部11は、端末20Aで再生される音情報Aと関連性が高い音情報Bの関連情報を端末20Aに送信してもよい。なお、関連情報としては、例えば、音情報Bを紹介する紹介サイトへのリンク情報、音情報Bを紹介する通知、または音情報Bを提供する音情報サイトへのリンク情報などが挙げられる。
【0151】
ここで、制御部11は、ユーザの再生履歴に基づいて送信するコンテンツ152を選択するため、同じ音情報Aが再生された場合でも、その再生履歴に応じて送信するコンテンツ152を変更してもよい。例えば、端末20Cまたは20Dにおいて音情報Aが再生された場合、制御部11は、属性情報4においてユーザCまたはDの再生履歴を参照し、音情報Aに関連付けられた音情報Bが再生済みであるため、音情報Bの関連情報を送信しないと判定してもよい。
【0152】
<第3変形例(1)の効果>
第3変形例(1)では、属性情報4はユーザAの再生履歴を含み、サーバ10の制御部11は、再生された音情報Aに関連付けられた音情報BをユーザAが再生していない場合、音情報Bに関する関連情報(限定ではなく、音情報Bに関する情報の一例)を含むコンテンツ152を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報Aの聴取に応じて、音情報Aに関連付けられた音情報Bの関連情報を容易に取得することができる。
【0153】
<第4実施形態>
第4実施形態は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生された場合でも、サーバ10の制御部11は、所定の条件の下、コンテンツ152の送信を停止する実施形態である。なお、第1実施形態~第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0154】
<情報処理>
図21は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0155】
まず、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、サーバ10からのコンテンツ152の送信を停止する依頼である送信停止依頼をサーバ10に送信する(A41)。例えば、制御部21は、図22に示すように、チャットルームCRに対するユーザAの入力操作に基づいて、コンテンツ152の送信停止を依頼する停止ボタン5を表示部24に表示してもよい。そして、制御部21は、停止ボタン5に対するユーザAの入力に基づいて、コンテンツ152の送信停止依頼をサーバ10に送信してもよい。なお、送信停止依頼は、コンテンツ152の送信のみを停止する依頼であり、コンテンツ152以外の送信を停止(例えば、サーバ10からの送信情報を全て拒否)するものではない。
【0156】
サーバ10の制御部11は、送信停止依頼を受信すると、端末20Aの識別情報に関連付けて送信停止依頼を記憶部15に記憶する(B41)。
【0157】
続いて、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて音情報153を再生し(A1)、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。サーバ10の制御部11は、端末20Aから音情報153の時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。サーバ10の制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB1の判定を繰り返す。
【0158】
そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、記憶部15を参照して、端末20Aから送信停止依頼を受信したか否かを判定する(B42)。制御部11は、送信停止依頼を受信していないと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。
【0159】
一方、制御部11は、送信停止依頼を受信したと判定した場合、端末20Aへのコンテンツ152の送信を停止する。すなわち、制御部11は、端末20Aにコンテンツ152を送信することなく、処理を終了する。
【0160】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、コンテンツ152の送信停止依頼を端末20Aから受信した場合、端末20Aへのコンテンツ152の送信を停止する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152の送信を容易に停止することができる。
【0161】
<第5実施形態>
第5実施形態は、サーバ10の制御部11が、チャットルームCRから音情報153が再生要求された場合、コンテンツ152をチャットルームCRに送信する一方、チャットルームCR以外から音情報153が再生要求された場合、コンテンツ152の送信を停止する実施形態である。なお、第1実施形態~第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0162】
<情報処理>
図23は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0163】
まず、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームCRを表示部24に表示させる(A51)。例えば、制御部21は、図24に示すように、音情報サイトのチャットルームCRを表示部24に表示させてもよい。そして、制御部21は、チャットルームCRに対するユーザAの入力に基づいて、特定の音情報153の再生要求をサーバ10に送信する(A52)。例えば、制御部21は、チャットルームCRに表示された再生要求ボタン6に対する入力に基づいて、音情報153の再生要求をサーバ10に送信してもよい。このとき、制御部21は、再生要求ボタン6に対するユーザAの入力に基づいて、チャットルームCRから、例えば図8Aに示すように、音情報153を再生するための画面に遷移されてもよい。このように、チャットルームCRに対する入力に起因して再生要求された場合、制御部21は、チャットルームCRに基づく再生要求をサーバ10に送信してもよい。このように、再生要求は、チャットルームCRに基づく要求であるか否かの情報を含むものである。
【0164】
なお、音情報153を再生するための画面は、端末20Aに表示されればよく、例えば、ウェブサイト上で表示されてもよいし、アプリケーション上で表示されてもよい。また、チャットルームCRは、端末20Aに表示されればよく、例えば、ウェブサイト上で表示されてもよいし、アプリケーション上で表示されてもよい。
【0165】
サーバ10の制御部11は、音情報153の再生要求を受信すると、その再生要求を記憶部15に記憶する(B51)。また、制御部11は、再生要求された特定の音情報153を端末20Aに送信するように通信部14を制御する(B52)。端末20Aの制御部21は、特定の音情報153を受信すると、その音情報153を再生するようにスピーカ26を制御する(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、音情報153が再生されると、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。
【0166】
サーバ10の制御部11は、端末20Aから音情報153の時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。サーバ10の制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB1の判定を繰り返す。
【0167】
そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、記憶部15に記憶された再生要求に基づき、チャットルームCRに対する入力に基づいて音情報153が再生要求されたか否かを判定する(B53)。制御部11は、チャットルームCRに対する入力に基づいて音情報153が再生要求されていないと判定、すなわちチャットルームCRに関連しないサイトまたはアプリケーションから音情報153が再生要求されたと判定した場合、コンテンツ152の送信を停止して処理を終了する。
【0168】
一方、制御部11は、チャットルームCRに対する入力に基づいて音情報153が再生要求されたと判定した場合、コンテンツ152がチャットルームCRに表示されるようにコンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152をチャットルームCRに表示させる(A3)。
【0169】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームCRの再生要求ボタン6に対する入力に基づいて音情報153が再生された場合に、コンテンツ152を端末20Aに送信したが、チャットルームCRに対する入力に基づいてコンテンツ152を端末20Aに送信すればよく、これに限定されない。例えば、制御部11は、図25に示すように、音情報153を再生するための画面に遷移するリンク情報6aがチャットルームCRに表示され、このリンク情報6aに対する入力に基づいて音情報153が再生された場合に、コンテンツ152を端末20Aに送信してもよい。
【0170】
このとき、制御部11は、例えば、サーバ10で管理するリンク情報6aを送信し、リンク情報6aが入力操作された場合に、サーバ10を経由して、そのリンク情報6aに関連付けられた画面を表示してもよい。例えば、制御部11は、リンク情報6aの入力操作により画面の表示要求を端末20Aから受信し、その表示要求に応じてリンク情報6aに関連付けられた画面を端末20Aに表示させてもよい。これにより、制御部21は、チャットルームCRに対する入力に基づいて端末20Aにおいて音情報153が再生されたと判定しうる。
また、制御部11は、チャットルームCRに対するユーザAの操作情報を順次記憶し、その操作情報に基づいて端末20Aにおいて音情報153が再生されたか否かを判定してもよい。例えば、制御部11は、音情報153自体がチャットルームCRに送信されて、チャットルームCR上で音情報153が再生された場合に、その操作情報に基づいてチャットルームCRに対する入力による音情報153の再生と判定してもよい。
【0171】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Aに表示されたチャットルームCRに対する端末20AのユーザAによる入力に基づいて、コンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、音情報153が再生要求される画面とコンテンツ152が送信される画面とが同じチャットルームCRであるため、ユーザAは再生要求とコンテンツ152との関連性を認識することができ、コンテンツ152に対するユーザAの違和感を抑制することができる。
【0172】
また、第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Aに表示されたチャットルームCRに対する端末20AのユーザAによる入力によって、チャットルームCRから音情報153を再生するための画面に遷移された場合、コンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う。そして、コンテンツ152は、チャットルームCRに表示される。
このような構成による効果の一例として、チャットルームCRに対する入力に起因してコンテンツ152がチャットルームCRに表示されるため、コンテンツ152に対するユーザAの違和感を抑制することができる。例えば、ユーザAがチャットルームCRに関連しない特定のサイト上で音情報153を再生した場合に、その音情報153のコンテンツ152が特定のサイトではなく、チャットルームCRに送信されると、ユーザAは、音情報153とコンテンツ152との関係性を速やかに理解することができないおそれがある。すなわち、ユーザAは、音情報153の再生によりコンテンツ152が送信されたことを速やかに理解できず、音情報153と無関係の第3者から送信されたコンテンツ152との誤解を招くおそれがある。そこで、本開示では、チャットルームCRに対する入力により音情報153が再生された場合には、チャットルームCRにコンテンツ152を送信することで、コンテンツ152に対するユーザAの違和感を抑制することができる。
【0173】
<第6実施形態>
第6実施形態は、音情報153を再生する再生情報が端末20Aに表示、例えばチャットルームCRに表示された場合、音情報153の所定の再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152の表示情報を再生情報と共にチャットルームCRに表示する実施形態である。なお、第1実施形態~第5実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0174】
<情報処理>
図26は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0175】
まず、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、特定の音情報153の送信要求をサーバ10に送信する(A61)。そして、サーバ10の制御部11は、音情報153の送信要求を受信すると、音情報153を再生する再生情報が端末20Aに表示されるように、音情報153の再生情報を端末20Aに送信する。また、制御部11は、音情報153の再生情報が端末20Aに表示された場合、音情報153の所定の再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152の表示情報が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152の表示情報を端末20Aに送信する(B61)。
【0176】
端末20Aの制御部21は、音情報153の再生情報とコンテンツ152の表示情報とを受信すると、その再生情報と表示情報を表示部24に表示させる(A62)。例えば、制御部21は、図27に示すように、音情報153の再生情報7とコンテンツ152の表示情報8をチャットルームCRに表示させてもよい。図27では、複数の再生情報7と、その複数の再生情報7に対応するコンテンツ152の表示情報8とが表示された例を示している。例えば、音情報Aには、1つのコンテンツ152が関連付けされており、その1つのコンテンツ152の表示情報8が音情報Aの再生情報7と共に表示されている。また、音情報Bには3つのコンテンツ152が関連付けされており、その3つのコンテンツ152の表示情報8が音情報Bの再生情報7と共に表示されている。なお、複数の再生情報7は、例えば、端末20Aの表示部24に対して横方向にスクロール可能に横方向に並ぶように表示する、いわゆるカルーセルメッセージ形式で表示してもよいし、しなくてもよい。
【0177】
ここで、音情報153の再生情報7とは、音情報153を再生するためにユーザAが入力操作するためのもので、例えば、音情報153を含んでいてもよいし、音情報153を再生するサイトへのリンク情報を含んでいてもよい。再生情報7が音情報153を含む場合には、再生情報7に対するユーザAの入力により、チャットルームCR上で音情報153が再生されてもよい。また、再生情報7がリンク情報を含む場合には、再生情報7に対するユーザAの入力により、例えば図8Aに示す音情報サイトに遷移して、音情報サイト上で音情報153が再生されてもよい。このとき、表示情報8は、リンク情報と共にチャットルームCRに表示されてもよいし、音情報サイトに表示されてもよい。
【0178】
また、コンテンツ152の表示情報8とは、コンテンツ152の送信前に(例えば、音情報153の再生前など)、音情報153の所定の再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152の存在を示すものである。例えば、表示情報8は、関連付けされたコンテンツ152の数、種類、または特徴などが把握可能に構成されてもよい。例えば、コンテンツ152がリンク情報から構成される場合、表示情報8は、サイトへの遷移機能は除かれて、リンク情報のテキスト情報から構成されてもよい。また、表示情報8は、コンテンツ152がリンク情報から構成される場合に、リンク情報を記号、画像、絵柄などで代替表記した情報から構成されてもよい。例えば、表示情報8は、リンク情報を「リンク1」と代替表記した情報から構成されてもよい。このように、表示情報8は、リンク情報自体を表示するのではなく、リンク情報を代替表記するため、表示情報8を見ただけではリンク情報を把握することができず、ユーザAが音情報153を再生する動機を維持しうる。また、コンテンツ152が図9に示すような画像情報から構成される場合、表示情報8は、画像情報を説明する文字情報、例えば「盆栽の画像が関連付けられています」などの文字情報で代替表記した情報から構成されてもよい。また、表示情報8は、画像情報を記号などで代替表記、例えば「画像1」と代替表記した情報から構成されてもよい。
【0179】
また、コンテンツ152の表示情報8は、コンテンツ152が関連付けされた再生時刻154の情報を含んでもよい。例えば、表示情報8は、図28に示すように、再生時刻154の情報9を含んでもよい。ここで、再生時刻154の情報9は、コンテンツ152が関連付けされた再生時刻154を示すもので、例えば再生時刻154を示す文字情報から構成されてもよい。例えば、音情報Aに関連付けされたコンテンツ152が30分の再生時刻154に関連付けされている場合、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152が30分に送信されることを示す再生時刻154の情報9をチャットルームCRに表示してもよい。
【0180】
このようにして、音情報153の再生情報7とコンテンツ152の表示情報8が表示部24に表示されると、端末20Aの制御部21は、再生情報7に対するユーザAの入力に基づいて、音情報153を再生するようにスピーカ26を制御する(A1)。
【0181】
なお、本実施形態では、コンテンツ152の表示情報8は、チャットルームCRに表示されたが、音情報153の再生情報7が端末20Aに表示された場合に表示情報8が表示されればよく、これに限定されない。例えば、図8Aに示す動画サイトに音情報153の再生情報7が表示された場合、コンテンツ152の表示情報8は、動画サイトに表示されてもよいし、されなくてもよい。
【0182】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153を再生する再生情報7(限定ではなく、音情報153を再生する情報の一例)が端末20Aに表示された場合、関連付けされたコンテンツ152の表示情報8が表示されるように、コンテンツ152の表示情報8を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153に関連付けされたコンテンツ152を容易に把握することができる。
【0183】
また、第6実施形態では、コンテンツ152の表示情報8は、再生時刻154の情報9を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152が関連付けされた再生時刻154を容易に把握することができる。
【0184】
<第6変形例(1)>
第6実施形態では、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153の再生前に端末20Aに表示されたが、音情報153の再生情報7が端末20Aに表示された場合にコンテンツ152の表示情報8が表示されればよく、これに限定されない。
【0185】
第6変形例(1)は、音情報153の再生中にコンテンツ152の表示情報8を端末20Aに表示する変形例である。そして、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153の再生に応じて再生時刻154に近づくほど視認性を高めるように表示態様が変更される。
【0186】
<情報処理>
図29は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0187】
まず、第6実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、音情報153の再生情報7とコンテンツ152の表示情報8とが端末20Aに表示されるように、再生情報7と表示情報8を端末20Aに送信する(B61)。端末20Aの制御部21は、再生情報7と表示情報8を受信すると、音情報153の再生情報7を表示部24に表示させる(A62)。制御部21は、例えば、音情報153の再生情報7をチャットルームCRに表示させてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、再生情報7に対するユーザAの入力に基づいて、音情報153を再生するようにスピーカ26を制御する(A1)。このとき、音情報153の再生情報7は、図30Aに示すように、音情報153の再生状況を示す情報、例えばシークバー7aを表示するように表示形態を変更してもよい。また、端末20Aの制御部21は、音情報153が再生されると、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。
【0188】
このように、音情報153の再生情報7が端末20Aに表示されて音情報153が再生された場合、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152の表示情報8を表示部24に表示させる(A63)。このとき、コンテンツ152の表示情報8は、ユーザAの視認性が所定の閾値より低い状態(例えば、色の濃さが低い情報、透明度が高い状態など)で表示されてもよい。そして、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153が再生された場合、表示態様が変更される(A64)。例えば、コンテンツ152の表示情報8は、図30Bに示すように、コンテンツ152に関連付けられた所定の再生時刻154に近づくほど視認性を高めるように表示態様が変更されてもよい。コンテンツ152の表示情報8は、例えば、色の濃さが高められてもよいし、透明度が低下されてもよい。ここで、コンテンツ152の表示情報8は、例えば、表示態様を変化させる制御情報を含んでいてもよい。なお、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153の再生直後から表示されてもよいし、音情報153の再生開始から所定時間後に表示されてもよい。
【0189】
一方、サーバ10の制御部11は、端末20Aから音情報153の時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。サーバ10の制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB1の判定を繰り返す。
【0190】
そして、サーバ10の制御部11は、例えば、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。
【0191】
なお、第6変形例(1)において、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153の再生前に端末20Aに表示されてもよい。例えば、コンテンツ152の表示情報8は、図26に示すように、音情報153の再生前に、音情報153の再生情報7と共に端末20Aに表示されてもよい。そして、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153が再生された場合には、図30Aに示すように表示態様が変更されてもよい。
【0192】
<第6変形例(1)の効果>
第6変形例(1)では、コンテンツ152の表示情報8は、音情報153が再生された場合、コンテンツ152に関連付けられた再生時刻154に近づくほど視認性を高めるように表示態様が変更される。
このような構成による効果の一例として、コンテンツ152に対するユーザAの関心度を向上させることができる。
【0193】
<第6変形例(2)>
第6変形例(2)は、コンテンツ152が表示されるまでの残り時間を表示する変形例である。
【0194】
例えば、サーバ10の制御部11は、第6変形例(1)のコンテンツ152の表示情報8に換えて、コンテンツ152が表示されるまでの残り時間を示す表示時間情報を端末20Aに送信してもよい(B61)。この表示時間情報は、例えば、コンテンツ152に関連付けされた再生時刻154の所定時間前に端末20Aに表示されるように設定されていてもよい。
【0195】
端末20Aの制御部21は、音情報153の再生情報7とコンテンツ152の表示時間情報を受信すると、再生情報7を表示部24に表示する(A62)。そして、制御部21は、再生情報7に対するユーザAの入力に基づいて、音情報153を再生(A1)し、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。
【0196】
このようにして、音情報153が再生されると、制御部21は、表示時間情報に基づいて、コンテンツ152に関連付けされた再生時刻154の所定時間前まで音情報153が再生されたか否かを判定する。そして、制御部21は、再生時刻154の所定時間前まで音情報153が再生されたと判定した場合、表示時間情報を表示部24に表示させる。例えば、図31に示すように、表示時間情報31は、再生時刻154に対して所定時間前からカウントダウンするように構成されてもよい。
【0197】
なお、第6変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、コンテンツ152の表示情報8に換えて表示時間情報31を端末20Aに送信したが、コンテンツ152の表示情報8と共に表示時間情報31を端末20Aに送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、音情報153が再生された場合、コンテンツ152の表示情報8を表示部24に表示させる(A63)。そして、制御部21は、コンテンツ152に関連付けされた再生時刻154の所定時間前まで音情報153が再生された場合に、表示時間情報31を表示部24に表示させてもよい。
【0198】
<第6変形例(2)の効果>
第6変形例(2)では、コンテンツ152が表示されるまでの残り時間を示す表示時間情報31(限定ではなく、コンテンツ152が表示されるまでの残り時間を示す情報の一例)は、コンテンツ152に関連付けされた所定の再生時刻154の所定時間前まで音情報153が再生された場合に端末20Aに表示される。
このような構成による効果の一例として、コンテンツ152に対するユーザAの関心度を向上させることができる。
【0199】
<第7実施形態>
第7実施形態は、音情報サイトにユーザBから音情報153が提供された場合、サーバ10の制御部11が、提供された音情報153の所定の再生時刻154にコンテンツ152を自動的に関連付ける実施形態である。なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0200】
<情報処理>
図32は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0201】
まず、端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、自動設定依頼をサーバ10に送信する(C71)。この自動設定依頼は、端末20Bからサーバ10に提供する音情報153の再生時刻154に所定のコンテンツ152を自動的に関連付けるように設定する依頼である。例えば、自動設定依頼32は、図33に示すように、音情報153に関連付けるコンテンツ152を複数の選択項目33から選択するように設定されてもよい。
【0202】
また、制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、音情報サイトに提供する音情報153をサーバ10に送信する(C72)。なお、自動設定依頼は、音情報153の送信と同時にサーバ10に送信されてもよいし、音情報153の送信後にサーバ10に送信されてもよい。
【0203】
サーバ10の制御部11は、端末20Bからコンテンツ152の自動設定依頼32を受信した場合に、端末20Bから音情報153が提供された場合、特定のコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付ける(B71)。このとき、制御部11は、自動設定依頼32で選択された特定の選択項目33に基づいて、特定のコンテンツ152を選択し、そのコンテンツ152を音情報153に関連付けてもよい。例えば、自動設定依頼32において「お便りのURLを自動送信」の項目33が選択された場合、この項目33に対応するコンテンツ152は、音情報153に関するメッセージを入力するサイトへのリンク情報、例えばお便りを入力するお便りサイトへのリンク情報を含んでもよい。また、コンテンツ152は項目33毎に共通化され、制御部11は、項目33毎に同じコンテンツ152を音情報153に関連付けてもよい。
【0204】
また、制御部11は、例えば、端末20Bから提供される音情報153に基づき、コンテンツ152を関連付ける再生時刻154を自動的に設定してもよい。例えば、制御部11は、音情報153の再生時間において最後の再生時刻154、すなわち音情報153が全て再生された時刻にコンテンツ152を関連付けてもよい。また、制御部11は、例えば、音情報153の再生開始から所定時間後の再生時刻154にコンテンツ152を関連付けてもよい。また、制御部11は、音情報153を音声解析し、「お便りお待ちしています」など、お便りに関する内容が再生される再生時刻154にコンテンツ152を関連付けてもよい。
【0205】
このようにして、音情報153の再生時刻154にコンテンツ152が関連付けられると、サーバ10の制御部11は、例えば、音情報サイトにおいて音情報153を公開する(B72)。
【0206】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、特定の音情報153の再生要求をサーバ10に送信する(A71)。サーバ10の制御部11は、音情報153の再生要求を受信すると、再生要求された音情報153を端末20Aに送信するように通信部14を制御する(B73)。端末20Aの制御部21は、音情報153を受信すると、図34Aに示すように、その音情報153を再生するようにスピーカ26を制御する(A1)。端末20Aの制御部21は、音情報Aが再生されると、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。
【0207】
サーバ10の制御部11は、端末20Aから音情報153の時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。サーバ10の制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB1の判定を繰り返す。
【0208】
サーバ10の制御部11は、音情報153がサーバ10において自動的に設定された再生時刻154まで再生、例えば最後まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば、お便りサイトへのリンク情報を含むコンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。
【0209】
そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152に対するユーザAの入力に応じて、図34Bに示すように、お便りを入力するお便りサイト34に表示画面を遷移させる。これにより、ユーザAは、音情報153に対するお便り、例えば音情報153に対するアンケート、感想、または意見などのメッセージを入力しうる。サーバ10の制御部11は、ユーザAが入力したお便りを端末20Bに送信してもよい。
【0210】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bからコンテンツ152の自動設定依頼32を受信した場合に、端末20Bから音情報153が提供された場合、設定されたコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付ける制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、音情報153の再生時刻154にコンテンツ152を容易に関連付けることができる。
【0211】
また、第7実施形態では、設定されたコンテンツ152は、音情報153に関するメッセージを入力するサイトへのリンク情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153に関するメッセージを容易に入力することができる。
【0212】
また、第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bから提供される音情報153に基づき、コンテンツ152に関連付ける再生時刻154を設定する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、音情報153の再生時刻154にコンテンツ152をより容易に関連付けることができる。
【0213】
<第7変形例(1)>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、自動設定依頼32において特定の選択項目33が選択された場合に、予め作成された共通のコンテンツ152を関連付けたが、異なるコンテンツ152を関連付けてもよい。
【0214】
第7変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、端末20Bから提供される音情報153に応じて異なるコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付ける変形例である。
【0215】
まず、第7実施形態と同様に、端末20Bの制御部21は、自動設定依頼32をサーバ10に送信する(C71)と共に、音情報153をサーバ10に送信する(C72)。ここで、ユーザBは、図33に示すように、自動設定依頼32において「お便りのURLを自動送信」の項目33が選択されたものとする。
【0216】
サーバ10の制御部11は、自動設定依頼32と音情報153を受信すると、端末20Bから提供された音情報153に応じてコンテンツ152を設定し、そのコンテンツ152を再生時刻154に関連付ける。すなわち、制御部11は、音情報153毎に異なるコンテンツ152を設定し、そのコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付ける。
【0217】
例えば、制御部11は、端末20Bから音情報Aが提供された場合、音情報Aに対するお便りサイト34へのリンク情報(例えば、URL1)を設定し、そのリンク情報を音情報Aの再生時刻154に関連付けてもよい。また、制御部11は、端末20Bから音情報Bが提供された場合、音情報Bに対するお便りサイト34へのリンク情報(例えばURL2)を設定し、そのリンク情報を音情報Bの再生時刻154に関連付けてもよい。
【0218】
また、制御部11は、音情報153に応じて設定されたリンク情報毎に異なるお便りサイト34を設定してもよい。例えば、制御部11は、図35に示すように、音情報153を送信するユーザBの情報または音情報153の情報などに基づいて、リンク情報毎に異なるお便りサイト34を設定してもよい。
また、制御部11は、端末20Aに表示されたリンク情報に対する入力に基づいて、お便りサイト34を表示するように、お便りサイト34の情報を端末20Aに送信する。このとき、制御部11は、リンク情報に対する入力情報に基づいて、ユーザAの情報(例えば、ユーザAからのお便りの履歴)を参照し、ラジオネームなどの特定の入力欄を入力した状態で、お便りサイト34を端末20Aに表示させてもよい。
【0219】
<第7変形例(1)の効果>
第7変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、端末20Bから提供される音情報153に応じて設定されたコンテンツ152を再生時刻154に関連付ける制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、ユーザAからのメッセージなどを容易に管理することができる。
【0220】
<第7変形例(2)>
第7実施形態では、コンテンツ152は、お便りサイト34(限定ではなく、音情報153に関するメッセージを入力するサイトの一例)へのリンク情報から構成されたが、音情報153の再生時刻154に関連付けることができればよく、これに限定されない。
【0221】
第7変形例(2)は、コンテンツ152が、音情報153の部分的な内容と、その内容の再生時刻とを含む内容リストを含む変形例である。
【0222】
まず、第7実施形態と同様に、端末20Bの制御部21は、自動設定依頼をサーバ10に送信する(C71)と共に、音情報153をサーバ10に送信する(C72)。ここで、ユーザBは、図33に示すように、自動設定依頼32において「内容リストを自動送信」の項目33が選択されたものとする。なお、内容リストは、例えば、端末20Bから提供される音情報153の部分的な内容と、その内容の再生時刻とを含んでもよい。
【0223】
このとき、制御部11は、図36に示すように、音情報153の内容に基づいて、音情報153を複数の区間に分割して内容リスト35を作成してもよい。例えば、制御部11は、音情報153を音声解析し、音情報153の内容が切り替わる区切位置を設定してもよい。このとき、制御部11は、例えば、音情報153に含まれる効果音を基準にして区切位置を設定してもよい。これにより、制御部11は、音情報153において、0分~15分の第1区間と、15分~30分の第2区間と、30分~45分の第3区間との間に区切位置を設定したものとする。
【0224】
続いて、制御部11は、第1区間、第2区間および第3区間から特徴的な語句をそれぞれ抽出し、それぞれの区間を示す内容、例えば題目を設定してもよい。制御部11は、例えば、第1区間の題目を歌舞伎の話、第2区間の題目を雑談、第3区間の題目を宝塚歌劇団の話と設定したものとする。このようにして、制御部11は、音情報153の内容を3つの区間に分割した内容リスト35を作成する。そして、制御部11は、内容リスト35のうち、第1区間の歌舞伎の話と、第3区間の宝塚歌劇団の話とをコンテンツ152として選択してもよい。これにより、コンテンツ152は、第1区間および第3区間の題目と、その題目の再生時刻とを示す内容リスト35を含むように設定されてもよい。なお、第1区間および第3区間の再生時刻は、例えば、第1区間の開始時刻(0分)および第3区間の開始時刻(30分)に設定してもよい。
【0225】
制御部11は、内容リスト35を含むコンテンツ152を設定すると、そのコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付ける(B71)。例えば、制御部11は、音情報153の再生開始位置(0分)にコンテンツ152を関連付けてもよい。また、制御部11は、内容リストに含まれる第1区間の再生時刻を示す0分、または、第3区間の再生時刻を示す30分にコンテンツ152を関連付けてもよい。
【0226】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて音情報153を再生する(A1)。そして、音情報153の再生開始位置にコンテンツ152が関連付けられている場合には、図37に示すように、内容リスト35を含むコンテンツ152が音情報153の再生開始と同時に表示部24に表示される。
【0227】
なお、端末20Aに表示された内容リスト35は、表示された再生時刻から音情報153を再生する制御情報を含んでいてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、「30分:宝塚歌劇団の話」に対するユーザAの入力に基づいて、音情報153において30分の再生位置を再生してもよい。
【0228】
<第7変形例(2)の効果>
第7変形例(2)では、設定されたコンテンツ152は、端末20Bから提供される音情報153の部分的な内容と、その内容の再生時刻とを示す内容リスト35(限定ではなく、リストの一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、音情報153を聴取するユーザAが、音情報153の内容を容易に把握することができる。
【0229】
<第7変形例(3)>
第7変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、内容リスト35の全てを自動的に設定したが、内容リスト35の一部についてはユーザBにより設定されてもよい。
【0230】
第7変形例(3)は、サーバ10の制御部11が、自動的に設定した内容リスト35を端末20Bに送信し、端末20BのユーザBが内容リスト35を修正する変形例である。
【0231】
まず、第7実施形態と同様に、端末20Bの制御部21は、自動設定依頼をサーバ10に送信する(C71)と共に、音情報153をサーバ10に送信する(C72)。そして、制御部11は、図36に示すように、音情報153において、0分~15分の第1区間と、15分~30分の第2区間と、30分~45分の第3区間との間に区切位置を設定した内容リスト35を作成する。このとき、制御部11は、第1区間~第3区間の題目については設定しないものとする。
【0232】
続いて、制御部11は、ユーザBが修正可能に内容リスト35を端末20Bに送信する。例えば、制御部11は、図38に示すように、設定された第1区間~第3区間の区切位置36を含む内容リスト35の設定情報37を端末20Bに表示するように、設定情報37を端末20Bに送信する。これにより、ユーザBは、区切位置36の変更を望む場合には、区切位置36を所望の位置に移動させてもよい。また、ユーザBは、入力欄38に第1区間~第3区間の内容を入力してもよい。端末20Bの制御部21は、内容リスト35の修正が完了すると、その内容リスト35をサーバ10に送信する。
【0233】
サーバ10の制御部11は、修正された内容リスト35を受信すると、その内容リスト35を含むコンテンツ152を音情報153の再生時刻154に関連付ける(B71)。これにより、図37に示すように、内容リスト35を含むコンテンツ152が、音情報153の再生に応じて端末20Aに表示されることになる。
【0234】
なお、第7変形例(3)において、サーバ10の制御部11は、第1区間~第3区間の題目を設定してもよい。制御部11は、図38に示す入力欄38に第1区間~第3区間の題目を入力した状態で端末20Bに送信してもよい。そして、ユーザBは、題目の修正を望む場合には、入力欄38に入力された第1区間~第3区間の題目を修正してもよい。
【0235】
<第7変形例(3)の効果>
第7変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、ユーザBが内容リスト35を修正可能に端末20Bに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、内容リスト35を適切に設定することができる。
【0236】
<第8実施形態>
第8実施形態は、音情報153の再生中に端末20Aが操作された場合、サーバ10の制御部11は、その再生部分の内容を文字情報に変換し、変換された文字情報を端末20Aに送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第7実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0237】
<情報処理>
図39は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0238】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、音情報153を再生する(A1)と共に、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。制御部21は、例えば、チャットルームCR上で音情報153を再生してもよい。
【0239】
ここで、制御部21は、音情報153の再生中に、ユーザAが第2コンテンツを送信要求するように操作した場合、第2コンテンツの送信要求をサーバ10に送信する(A81)。例えば、制御部11は、図40Aに示すように、音情報153が再生時刻39まで再生されたところで、ユーザAが第2コンテンツを送信要求するように操作、例えば再生情報7をタップするように操作した場合、再生時刻39に対応する第2コンテンツの送信要求をサーバ10に送信してもよい。
【0240】
なお、送信要求は、例えば、音情報153の再生時刻39を示す情報などを含んでもよい。また、第2コンテンツは、音情報153の再生時刻154に基づいてサーバ10から端末20Aに自動的に送信されるものではなく、端末20Aに対するユーザAの入力操作に基づいてサーバ10から端末20Aに送信されるものである。また、第2コンテンツの内容は、送信要求に応じて設定されてもよいし、サーバ10で予め設定されていてもよい。
【0241】
ここで、第2コンテンツは、音情報153の内容を文字情報に変換した情報を含むように設定されたものとする。サーバ10の制御部11は、第2コンテンツの送信要求を受信すると、音情報153の内容を文字情報に変換した情報を含む第2コンテンツを端末20Aに送信する(B81)。例えば、制御部11は、送信要求された再生時刻39に対応する音情報153の内容を文字情報に変換し、その変換情報を含む第2コンテンツを端末20Aに送信してもよい。なお、制御部11は、再生時刻39から所定時間だけ音情報153の内容を文字情報に変換してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、再生時刻39から、端末20AがユーザAにより再び操作されるまでの期間だけ、音情報153の内容を文字情報に変換してもよいし、しなくてもよい。
【0242】
端末20Aの制御部21は、第2コンテンツを受信すると、第2コンテンツを表示部24に表示させる(A82)。例えば、制御部21は、図40Bに示すように、第2コンテンツ40を再生情報7に後続してチャットルームCRに表示させてもよい。これにより、再生中の音情報153の内容が、文字情報として端末20Aの表示部24に表示されることになる。
【0243】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153の再生中に端末20Aが操作された場合、第2コンテンツ40を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、所望のタイミングで第2コンテンツ40を受け取ることができる。
【0244】
また、第8実施形態では、第2コンテンツ40は、音情報153の内容を文字情報に変換した情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153の内容を視覚的に把握することができる。
【0245】
<第8変形例(1)>
第8実施形態では、第2コンテンツは、音情報153の内容を文字情報に変換した情報から構成されたが、音情報153の再生中に端末20Aの操作に応じて送信されるものであればよく、これに限定されない。
【0246】
第8変形例(1)は、複数の区間に分割された音情報153のうち特定の区間を再生中に端末20Aが操作された場合、サーバ10の制御部11が、その特定の区間に関連付けられた第2コンテンツ、例えば特定の区間の内容に応じたサイトのリンク情報を端末20Aに送信する変形例である。
【0247】
まず、サーバ10の制御部11は、端末20Bから音情報サイトに提供される音情報153を受信すると、第7変形例(2)と同様に、その音情報153を複数の区間に分割する。例えば、図41に示すように、制御部11は、音情報153の内容に基づいて、0分~15分の第1区間41aと、15分~30分の第2区間41bと、30分~45分の第3区間41cとに音情報153を分割してもよい。そして、制御部11は、例えば、第1区間41aの内容を歌舞伎の話、第2区間41bの内容を雑談、第3区間41cの内容を宝塚歌劇団の話と設定してもよい。
【0248】
また、制御部11は、第1区間41aの歌舞伎の話に関連するサイトのURL1を第2コンテンツ40として第1区間41aに関連付け、第3区間41cの宝塚歌劇団の話に関連するサイトのURL2を第2コンテンツ40として第3区間41cに関連付けてもよい。なお、上記の音情報153の分割、複数の区間41a~41cの内容、または複数の区間41a~41cに対する第2コンテンツ40の関連付けは、ユーザBにより設定されてもよい。
【0249】
続いて、第8実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、音情報153を再生する(A1)と共に、その再生時刻をサーバ10に送信する(A2)。制御部21は、例えば、チャットルームCRで音情報153を再生してもよい。
【0250】
ここで、端末20Aの制御部21は、3つの区間41a~41cに分割された音情報153のうち特定の区間を再生中に、ユーザAが第2コンテンツ40を送信要求するように操作した場合、その特定の区間に関連付けられた第2コンテンツ40の送信要求をサーバ10に送信する(A81)。例えば、端末20Aの制御部21は、図42Aに示すように、特定の第1区間41aを再生中に、ユーザAが第2コンテンツ40を送信要求するように操作した場合、特定の第1区間41aに関連付けられた第2コンテンツ40の送信要求をサーバ10に送信してもよい。
【0251】
なお、制御部11は、音情報153の再生中に、現在の再生位置に第2コンテンツ40が関連付けられているか否かを示すコンテンツ情報42を端末20Aに送信してもよい。すなわち、制御部11は、第2コンテンツ40が関連付けられた第1区間41aまたは第3区間41cを再生中の場合、現在の区間に第2コンテンツ40が関連付けられていることを示すコンテンツ情報42を端末20Aに送信してもよい。このとき、制御部11は、端末20Aから順次送信される音情報153の時刻情報(A2)に基づいて、第1区間41aまたは第3区間41cが再生中か否かを判定してもよい。これにより、ユーザAは、コンテンツ情報42に基づいて、第2コンテンツが関連付けられている区間を把握して送信要求しうる。
【0252】
サーバ10の制御部11は、第2コンテンツ40の送信要求を受信すると、特定の第1区間41aに関連付けられた第2コンテンツ40、すなわちURL1を端末20Aに送信する(B81)。そして、端末20Aの制御部21が、第2コンテンツ40を受信すると、図42Bに示すように、第2コンテンツ40に含まれるURL1を表示部24に表示させる(A82)。
【0253】
<第8変形例(1)の効果>
第8変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、複数の区間41a~41cに分割された音情報153のうち特定の第1区間41aを再生中に端末20Aが操作された場合、その特定の第1区間41aに関連付けされた第2コンテンツ40を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、所望のタイミングで第2コンテンツ40を取得することができる。
【0254】
また、第8変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、端末20Aにおいて第2コンテンツ40が関連付けられた第1区間41aまたは第3区間41cを再生中の場合、第2コンテンツ40の関連付けを示すコンテンツ情報42(限定ではなく、第2コンテンツ40の関連付けを示す情報の一例)が表示されるように、コンテンツ情報42を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第2コンテンツ40を送信要求する際に、第2コンテンツ40が関連付けられた区間を確実に認識することができる。
【0255】
<第8変形例(2)>
第8変形例(1)では、音情報153は、その内容毎に複数の区間41a~41cに分割されたが、複数の区間に分割されていればよく、これに限定されない。
【0256】
第8変形例(1)は、第2コンテンツ40の関連付けがない空白区間が存在する場合、サーバ10の制御部11が、第2コンテンツ40が関連付けされた区間に空白区間が含まれるように複数の区間を設定する変形例である。
【0257】
まず、第8変形例(1)と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Bから音情報サイトに提供される音情報153を受信すると、図41に示すように、音情報153を複数の区間41a~41cに分割する。そして、第1区間41aにURL1が第2コンテンツ40として関連付けられると共に、第3区間41cにURL2が第2コンテンツ40として関連付けられる。このとき、第2区間41bは、第2コンテンツが関連付けられていない空白区間となる。
【0258】
そこで、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツ40の関連付けがない空白区間が存在する場合、第2コンテンツ40が関連付けされた第1区間41aまたは第3区間41cに空白区間が含まれるように第1区間41aまたは第3区間41cを設定してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、図43に示すように、第1区間41aの終点と第3区間41cの始点を空白区間の中間位置に設定してもよい。これにより、第1区間41aと第3区間41cとが連続するように設定されることになる。
【0259】
続いて、第8実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、音情報153を再生する(A1)と共に、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。そして、端末20Aの制御部21が、2つの区間41aおよび41cに分割された音情報153のうち特定の区間を再生中に、ユーザAが第2コンテンツ40を送信要求するように操作した場合、その特定の区間に関連付けられた第2コンテンツ40の送信要求をサーバ10に送信する(A81)。このとき、第1区間41aと第3区間41cとが連続するように設定されているため、雑談を示す15分~30分の時間帯で送信要求された場合でも、第1区間41aに関連付けられたURL1または第2区間41bに関連付けられたURL2が端末20Aに送信されることになる。
【0260】
<第8変形例(2)の効果>
第8変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツ40の関連付けがない空白区間が存在する場合、第2コンテンツ40が関連付けされた複数の区間41aおよび41cのうち少なくとも1つに空白区間が含まれるように複数の区間41aおよび41cを設定する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第2コンテンツ40を確実に取得することができる。
【0261】
<第9実施形態>
【0262】
第9実施形態は、サーバ10の制御部11が、音情報153に複数のコンテンツ152が関連付けられている場合、その複数のコンテンツ152が一体的に表示されるように複数のコンテンツ152を端末20Aに送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第8実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第9実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0263】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、音情報153を再生する(A1)と、その再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A2)。制御部21は、例えば、チャットルームCR上で音情報153を再生してもよい。続いて、サーバ10の制御部11が、端末20Aから音情報153の時刻情報を受信すると、その時刻情報に基づいて、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B1)。ここで、音情報153は、例えば図44Aに示すように、3つの再生時刻154a~154cに対して3つのコンテンツ152、具体的にはURL1~URL3が関連付けられているものとする。
【0264】
サーバ10の制御部11は、それぞれの再生時刻154a~154cまで再生される度に、関連付けられたコンテンツ152を順次端末20Aに送信する(B2)。制御部11は、例えば、チャットルームCRに表示されるようにコンテンツ152を端末20Aに送信してもよい。ここで、制御部11は、音情報153に複数のコンテンツ152が関連付けられている場合、その複数のコンテンツ152が一体的に表示されるように複数のコンテンツ152をそれぞれ端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの表示部24には、3つのコンテンツ152が一体的に表示されることになる。3つのコンテンツ152は、例えば、少なくとも一部が重なるように一体的に表示されてもよい。
【0265】
そして、端末20Aの制御部21は、図44Bに示すように、ユーザAの操作に応じて、3つのコンテンツ152が広い範囲に位置するように3つのコンテンツ152を移動させてもよい。制御部21は、例えば、縦方向に並ぶように3つのコンテンツ152を移動させてもよい。これにより、ユーザAは、それぞれのコンテンツ152に対して入力操作可能となる。
【0266】
また、端末20Aの制御部21は、音情報153の再生終了後も3つのコンテンツ152を一体的に表示する形態を維持してもよい。そして、音情報153の再生終了後も、制御部21は、ユーザAの操作に応じて、3つのコンテンツ152が広い範囲に位置するように3つのコンテンツ152を移動させてもよい。
【0267】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153に複数のコンテンツ152が関連付けられている場合、その複数のコンテンツ152が一体的に表示されるように複数のコンテンツ152を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、端末20Aにおいて複数のコンテンツ152を整理した状態で表示することができる。
【0268】
<第10実施形態>
第10実施形態は、端末20Aにおいて特定の音情報153がチャットルームCRで検索された場合、チャットルームCRで再生可能に特定の音情報153を端末20Aに送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第9実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第10実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0269】
まず、端末20Aの制御部21は、図45Aに示すように、ユーザAの操作に応じて、チャットルームCRを表示部24に表示させる。ここで、制御部21は、チャットルームCRの検索欄43において特定の音情報Aが検索された場合、その特定の音情報Aの送信要求をサーバ10に送信する。続いて、サーバ10の制御部11は、特定の音情報Aの送信要求を受信すると、チャットルームCRで再生可能に特定の音情報Aの再生情報7を端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図45Bに示すように、音情報Aを再生する再生情報7を表示部24に表示してもよい。
【0270】
ここで、端末20Aの制御部21は、過去に特定の音情報Aを再生し、その再生時刻154に関連付けられたコンテンツ152を既に取得しているものとする。そして、端末20Aの制御部21は、特定の音情報Aが端末20Aで検索された場合、過去に取得されたコンテンツ152の表示態様を変更するように設定してもよい。例えば、制御部21は、コンテンツ152を強調表示するように表示態様を変更してもよい。
【0271】
なお、制御部21は、チャットルームCRの表示画面のうち、再生情報7の表示部分を固定し、他の部分をスクロール可能に制御してもよい。そして、制御部21は、他の部分を自動的にスクロールして、表示態様が変更されたコンテンツ152が表示されるように制御してもよい。
【0272】
このようにして、チャットルームCRに再生情報7が表示されると、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて特定の音情報Aを再生する(A1)。また、端末20Aの制御部21は、例えば、表示態様が変更されたコンテンツ152に対するユーザAの入力操作に基づいて、コンテンツ152に関連付けされたサイトに遷移してもよい。
【0273】
なお、本実施形態では、コンテンツ152は、特定の音情報Aが端末20Aで検索された場合、強調表示するように設定されたが、これに限定されない。例えば、コンテンツ152は、特定の音情報Aが端末20Aで検索された場合、図46に示すように、チャットルームCRに表示された再生情報7に対して、過去に取得されたコンテンツ152を引用して表示してもよい。
【0274】
<第10実施形態の効果>
第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、特定の音情報AがチャットルームCRで検索された場合、チャットルームCRで再生可能に特定の音情報Aを端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、特定の音情報Aを容易に再生することができる。
【0275】
また、第10実施形態では、コンテンツ152は、関連付けされた特定の音情報Aが端末20Aで検索された場合、表示態様を変更するように設定される。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152を容易に取得することができる。
【0276】
<第11実施形態>
第11実施形態は、サーバ10から端末20Aに送信されたコンテンツ152を、他の端末と共有する実施形態である。なお、第1実施形態~第10実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第11実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0277】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、再生時刻154に関連付けされたコンテンツ152が端末20Aに表示されるように、コンテンツ152を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。
【0278】
ここで、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、コンテンツ152の共有依頼をサーバ10に送信してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、図47Aに示すように、コンテンツ152の共有を依頼する共有依頼ボタン44を表示部24に表示してもよい。そして、制御部21は、共有依頼ボタン44に対するユーザAの入力操作に基づいて、コンテンツ152の共有依頼をサーバ10に送信してもよい。このとき、制御部21は、ユーザAが選択したコンテンツ152の共有相手の情報(例えば、端末20の識別情報、チャットルームCRの情報など)を共有依頼と共にサーバ10に送信してもよい。ユーザAは、例えば、チャットルームCRに登録されたユーザを共有相手として選択してもよい。ここで、ユーザAは、ユーザCをコンテンツ152の共有相手に選択したものとする。
【0279】
サーバ10の制御部11は、ユーザCの端末20Cとのコンテンツ152の共有依頼を端末20Aから受信すると、そのコンテンツ152を端末20Cに送信する。端末20Cの制御部21は、サーバ10からコンテンツ152を受信すると、そのコンテンツ152を表示部24に表示させる。例えば、端末20Cの制御部21は、図47Bに示すように、ユーザAと共有するチャットルームCRにコンテンツ152を表示してもよい。例えば、コンテンツ152は、リンク情報と、再生時刻情報152bとを含んでもよい。
【0280】
これにより、端末20Cの制御部21は、リンク情報に対するユーザCの入力操作に応じて、音情報153の関連サイトを表示部24に表示させてもよい。また、端末20Cの制御部21は、再生時刻情報152bに対するユーザCの入力操作に応じて、音情報153を再生時刻情報152bに対応する再生時刻154から再生させてもよい。
【0281】
<第11実施形態の効果>
第11実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Aに送信したコンテンツ152の端末20Cとの共有依頼を端末20Aから受信した場合、そのコンテンツ152を端末20Cに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、コンテンツ152をユーザCと容易に共有することができる。
【0282】
<第12実施形態>
第12実施形態は、コンテンツ152は、音情報153に含まれるパスワードが設定されており、音情報153を聴取したユーザがパスワードを入力することでコンテンツ152を閲覧可能とする実施形態である。なお、第1実施形態~第11実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第12実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0283】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、図8Bに示すように、コンテンツ152を表示部24に表示させる(A3)。ここで、コンテンツ152は、音情報153に含まれるパスワードが設定されてもよい。
【0284】
例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツ152に含まれるリンク情報に対するユーザAの入力操作に基づき、関連サイトを表示部24に表示させる。そして、この関連サイトに対して、音情報153に含まれるパスワードが設定されていてもよい。すなわち、コンテンツ152に対して間接的にパスワードが設定されていてもよい。
【0285】
関連サイトは、図48に示すように、音情報153のキャンペーンサイト45から構成されてもよい。このキャンペーンサイト45には、パスワード入力欄46が設けてあり、音情報153に含まれるパスワードをパスワード入力欄46に入力することにより、キャンペーンに応募できるように設定されていてもよい。パスワードは、例えば、音情報153において紹介された語句を含むように設定されてもよい。例えば、音情報153でパスワードとして紹介された「TAKARAZUKA」との語句をパスワード入力欄46に入力し、応募ボタン47を入力操作することで、キャンペーンに応募することができる。
【0286】
<第12実施形態の効果>
第12実施形態では、コンテンツ152は、音情報153に含まれるパスワードが設定される。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、音情報153を再生する意欲を向上させることができる。
【0287】
<第13実施形態>
第13実施形態は、音情報153に第1コンテンツが関連付けられ、さらに第1コンテンツに関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aで再生された場合、サーバ10の制御部11は、例えば第1コンテンツを含む第2コンテンツを端末20Aに送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第12実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第13実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0288】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
【0289】
図49は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、送信処理プログラム1512に換えて、制御部11により読み出されて、コンテンツ送信処理として実行される送信処理プログラム1513をサブルーチンプログラムとして含む。
【0290】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、コンテンツ152に換えて、第1コンテンツ156と、第2コンテンツ157とが記憶される。
【0291】
第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻154に関連付けられるもので、例えば、音情報153において所定の再生時刻154に対応する部分に関連するものから構成されてもよい。例えば、第1コンテンツ156は、音情報153において所定の再生時刻154の部分に関連するサイトへのリンク情報(例えば、ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)、URI(Uniform Resource Identifier))から構成されてもよいし、されなくてもよい。また、第1コンテンツ156は、音情報153において所定の再生時刻154の部分に関連する画像情報または動画情報から構成されてもよいし、されなくてもよい。また、第1コンテンツ156は、音情報153において所定の再生時刻154の内容を文字情報に変換したものから構成されてもよいし、されなくてもよい。
【0292】
また、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻に先に関連付けられた第3コンテンツに追加して関連付けられてもよい。例えば、第1コンテンツ156は、第3コンテンツのアップデートにより追加して関連付けられてもよい。また、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻に先に関連付けられた第3コンテンツを修正したものから構成されてもよい。例えば、第3コンテンツが間違って送信された場合、第3コンテンツを修正した第1コンテンツ156が、音情報153に新たに関連付けられてもよい。なお、第1コンテンツ156が関連付けられた所定の再生時刻154と、第3コンテンツが関連付けられた所定の再生時刻は同じ再生位置でもよく、異なる再生位置でもよい。
【0293】
なお、第1コンテンツ156は、音情報153を音情報サイトに提供する提供者(例えばユーザB)が所定の再生時刻154に関連付けてもよい。また、第1コンテンツ156は、音情報153の内容などに基づいて、音情報サイトを管理するサーバ10が所定の再生時刻154に自動的に関連付けてもよい。
【0294】
また、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156に関連するもので、例えば第1コンテンツ156を含んでもよい。例えば、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156のみから構成されてもよいし、されなくてもよい。また、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156に加えて、他のコンテンツを含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0295】
例えば、第1コンテンツ156および第2コンテンツ157は、図50に示すように、音情報153の再生時刻154に関連付けられてもよい。ここで、音情報Aには、30分の再生時刻154に第1コンテンツ156としてURL1が関連付けられている。また、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156のURL1のみを含んでいる。音情報Bには、15分の再生時刻154に第1コンテンツ156としてURL2が関連付けられ、30分の再生時刻154に第1コンテンツ156としてURL3と画像1が関連付けられ、45分の再生時刻154に第1コンテンツ156としてURL4と動画1が関連付けられている。そして、15分の再生時刻154の第2コンテンツ157は、URL2と通知1を含み、30分の再生時刻154の第2コンテンツ157は、URL3、画像1および通知2を含み、45分の再生時刻154の第2コンテンツ157は、URL4と動画1を含んでいる。音情報Cには、10分の再生時刻154に第1コンテンツ156として文字情報1が関連付けられ、30分の再生時刻154に第1コンテンツ156として文字情報2が関連付けられている。そして、10分の再生時刻154の第2コンテンツ157は、文字情報1のみを含み、30分の再生時刻154の第2コンテンツ157は、文字情報2のみを含んでいる。
【0296】
図51は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、送信処理部113に換えて、送信処理部114を有する。送信処理部114は、音情報153に第1コンテンツ156が関連付けられた場合に、端末20Aによって第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が再生された場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
【0297】
(2)端末の機能構成
【0298】
図52は、本実施形態における端末20Aの記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、受信処理プログラム2812に換えて、制御部21により読み出されて、コンテンツ受信処理として実行される受信処理プログラム2813をサブルーチンプログラムとして含む。
【0299】
図53は、本実施形態における端末20Aの制御部21により実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、受信処理部213に換えて、受信処理部214を有する。受信処理部214は、音情報153に第1コンテンツ156が関連付けられた場合に、端末20Aによって第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が再生された場合、第2コンテンツ157をサーバ10から受信する制御を行う。
【0300】
<情報処理>
図54は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0301】
まず、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。ここで、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻に先に関連付けられた第3コンテンツに追加して関連付けられたものとする。例えば、第1コンテンツ156は、第3コンテンツのアップデートにより音情報153に追加して関連付けられてもよい。
【0302】
制御部11は、第3コンテンツをアップデートした第1コンテンツ156が音情報153に関連付けられた場合、その第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aによって再生されたか否かを判定する(B132)。制御部11は、例えば、記憶部15に記憶されたユーザAの再生履歴に基づいて、過去に端末20Aによって音情報153が再生時刻154まで再生されたか否かを判定してもよいし、しなくてもよい。
【0303】
ここで、ユーザAが、過去に音情報153を所定の再生時刻154まで再生している場合、第1実施形態のステップA3で示されるように、アップデート前の第3コンテンツ158が端末20Aに既に表示されていることになる。例えば、端末20Aには、図55Aに示すように、アップデート前のURL0が第3コンテンツ158としてチャットルームCRに表示されてもよい。
【0304】
そこで、制御部11は、ステップB132において、過去に音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって既に再生されていると判定した場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。一方、制御部11は、過去に音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって再生されていないと判定した場合、端末20Aにはアップデート前の第3コンテンツ158は表示されていないため、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する必要はない。このため、制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって新たに再生されるまで、ステップB132の判定を繰り返す。ここで、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156を含んでもよい。そして、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を受信すると、第2コンテンツをチャットルームCRに表示する(A131)。
【0305】
このとき、サーバ10の制御部11は、例えば、端末20Aに先に表示された第3コンテンツ158を第1コンテンツ156で上書きするように第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、図55Bに示すように、アップデート前の第3コンテンツ158に換えて、アップデート後の第1コンテンツ156をチャットルームCRに表示させる。
【0306】
また、サーバ10の制御部11は、例えば、端末20Aに先に表示された第3コンテンツ158と共に第1コンテンツ156が表示されるように第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。このとき、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156が新たに追加、例えばアップデートにより追加されたことを示す通知を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0307】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、ステップB132において、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されていないと判定した場合、音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって新たに再生されるまで、判定を繰り返したが、これに限定されない。例えば、制御部11は、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されていないと判定した場合、判定を繰り返すことなく処理を終了してもよい。
【0308】
<第13実施形態の効果>
第13実施形態では、サーバ10は、音情報153に第1コンテンツ156が関連付けられた場合に、端末20Aによって第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が再生された場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う制御部11を備える。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1コンテンツ156に関連する第2コンテンツ157を容易に取得することができる。
【0309】
また、第13実施形態では、第2コンテンツ157は、第1コンテンツ156を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1コンテンツ156を容易に取得することができる。
【0310】
<第13変形例(1)>
第13変形例(1)は、音情報153に第1コンテンツ156が関連付けられた場合、サーバ10の制御部11が、第1コンテンツ156の関連付けを示す通知を端末20Aに送信する変形例である。
【0311】
<情報処理>
図56は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0312】
まず、第13実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。続いて、制御部11は、第1コンテンツ156の関連付けを示す変更通知を端末20Aに送信する(B134)。
【0313】
例えば、制御部11は、記憶部15に記憶されたユーザの再生履歴を参照して、過去に音情報153を再生しているユーザに対して、所定の再生時刻154まで再生していなくても、変更通知を送信してもよい。また、制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の登録情報(例えば、お気に入り情報、ブックマーク情報など)を参照して、音情報153を登録しているユーザに変更通知を送信してもよい。また、制御部11は、音情報サイトへのユーザの登録情報(例えば、会員登録情報など)を参照して、音情報サイトに登録しているユーザに変更通知を送信してもよい。
【0314】
ここで、制御部11は、端末20Aによって所定の再生時刻154まで音情報153が再生されている場合、変更通知の送信を停止してもよい。例えば、制御部11は、記憶部15に記憶されたユーザAの再生履歴に基づいて、過去に音情報153が再生時刻154まで再生されたか否かを判定してもよい。そして、制御部11は、過去に音情報153が再生時刻154まで再生されたと判定された場合、変更通知の送信を停止してもよい。
【0315】
続いて、端末20Aの制御部21は、サーバ10から送信された変更通知を受信すると、その変更通知を表示部24に表示させる(A132)。例えば、制御部21は、図57に示すように、音情報153を再生する再生情報7に後続して変更通知51をチャットルームCRに表示させてもよい。
【0316】
<第13変形例(1)の効果>
第13変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、音情報153に第1コンテンツ156が関連付けられた場合、第1コンテンツ156の関連付けを示す変更通知(限定ではなく、第1コンテンツ156の関連付けを示す通知の一例)を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1コンテンツ156の関連付けを容易に把握することができる。
【0317】
また、第13変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって再生時刻154まで音情報153が再生されている場合、変更通知の送信を停止する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第2コンテンツ157の取得により第1コンテンツ156の関連付けを把握できるため、変更通知で同じ内容を知らせるのを抑制することができる。
【0318】
<第14実施形態>
第13実施形態では、第1コンテンツ156は、音情報153に先に関連付けられた第3コンテンツ158に追加して関連付けられたが、音情報153の所定の再生時刻154に関連付けされていればよく、これに限定されない。
【0319】
第14実施形態は、サーバ10の制御部11が、第3コンテンツ158を修正した場合、その第3コンテンツ158を修正した第1コンテンツ156を音情報153の所定の再生時刻154に関連付ける実施形態である。なお、第1実施形態~第13実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第14実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0320】
まず、第13実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。ここで、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻に先に関連付けられた第3コンテンツ158の修正により関連付けられたものとする。第1コンテンツ156は、例えば、第3コンテンツ158に誤り(例えば、URLの誤送信、誤選択、誤表記など)があった場合に、その誤りを修正したものでもよい。
【0321】
続いて、制御部11が、第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aによって再生されたか否かを判定する(B132)。制御部11は、例えば、記憶部15に記憶されたユーザAの再生履歴に基づいて、過去に端末20Aによって音情報153が再生時刻154まで再生されたか否かを判定してもよいし、しなくてもよい。
【0322】
ここで、ユーザAが、過去に音情報153を所定の再生時刻154まで再生している場合、図55Aに示すように、誤りを有する第3コンテンツ158がチャットルームCRに既に表示されていることになる。
【0323】
そこで、制御部11は、ステップB132において、過去に音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって既に再生されていると判定した場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。一方、制御部11は、過去に音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって再生されていないと判定した場合、音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって新たに再生されるまで、ステップB132の判定を繰り返す。そして、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を受信すると、その第2コンテンツ157をチャットルームCRに表示する(A131)。
【0324】
このとき、制御部11は、第3コンテンツ158を修正した第1コンテンツ156と、第3コンテンツ158の修正に関する修正通知とがチャットルームCRに表示されるように、第1コンテンツ156と修正通知とを含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。例えば、制御部11は、第3コンテンツ158がチャットルームCRに表示された後に修正された場合、第1コンテンツ156と修正通知とを含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。
【0325】
これにより、端末20Aの制御部21は、図58に示すように、第1コンテンツ156と、修正通知52とを第3コンテンツ158に後続して表示させてもよい。このとき、修正通知52は、例えば、第3コンテンツ158が第1コンテンツ156に修正されたことを示す内容を含んでもよい。また、制御部21は、過去にチャットルームCRに表示された第3コンテンツ158を引用して第1コンテンツ156と修正通知52を表示してもよい。例えば、制御部21は、過去にチャットルームCRに表示された第3コンテンツを複製し、その複製された第3コンテンツ158の下側に、新たに送信された第1コンテンツ156と修正通知52を吊り下げるようにリプライ表示してもよい。すなわち、制御部21は、引用された第3コンテンツ158の下側に連続して並ぶように第1コンテンツ156と修正通知52を表示させてもよい。
【0326】
<第14実施形態の効果>
第14実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153に関連付けられた第3コンテンツ158がチャットルームCRに表示された後に修正された場合、第3コンテンツ158を修正した第1コンテンツ156と修正通知52(限定ではなく、修正に関する通知の一例)とがチャットルームCRに表示されるように、第1コンテンツ156と修正通知52を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第3コンテンツ158が第1コンテンツ156に修正されたことを容易に把握することができる。
【0327】
<第14変形例(1)>
第14変形例(1)は、第3コンテンツ158がチャットルームCRに表示された後に修正された場合、第3コンテンツ158をチャットルームCRから削除する変形例である。
【0328】
まず、第14実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。ここで、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻に先に関連付けられた第3コンテンツ158の修正により関連付けられたものとする。
【0329】
続いて、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aによって再生されたか否かを判定する(B132)。ここで、制御部11は、過去に音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって既に再生されていると判定した場合、図55Aに示すように、誤りを有する第3コンテンツ158がチャットルームCRに既に表示されていることになる。
【0330】
そこで、制御部11は、ステップB132において、過去に音情報153が所定の再生時刻154まで端末20Aによって既に再生されていると判定した場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。このとき、第2コンテンツ157は、例えば、第3コンテンツ158を修正した第1コンテンツ156と、第3コンテンツ158を削除する制御情報とを含んでもよい。すなわち、制御部11は、音情報153に先に関連付けられた第3コンテンツ158がチャットルームCRに表示された後に修正された場合、第3コンテンツ158をチャットルームCRから削除する制御情報を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する。また、制御部11は、第3コンテンツ158を修正した第1コンテンツ156がチャットルームCRに表示されるように、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する。
【0331】
端末20Aの制御部21は、サーバ10から送信された第2コンテンツ157を受信すると、図59に示すように、制御信号に基づいてチャットルームCRから第3コンテンツ158を削除すると共に、その第3コンテンツ158の表示位置に第1コンテンツ156を表示させる(A131)。
【0332】
<第14変形例(1)の効果>
第14変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、音情報153に関連付けられた第3コンテンツ158がチャットルームCRに表示された後に修正された場合、第3コンテンツ158をチャットルームCRから削除する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、誤った第3コンテンツ158を操作するのを確実に抑制することができる。
【0333】
また、第14変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158を修正した第1コンテンツ156がチャットルームCRに表示されるように、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、修正された第1コンテンツ156を容易に把握することができる。
【0334】
<第15実施形態>
第15実施形態は、第3コンテンツ158の修正により第1コンテンツ156が音情報153に関連付けられた場合、サーバ10の制御部11は、音情報153が再生時刻154まで再生されるのを待って、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第14実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第15実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0335】
<情報処理>
図60は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0336】
まず、第1実施形態と同様に、第3コンテンツ158が音情報153に関連付けられ、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158が端末20Aに表示されるように、第3コンテンツ158を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、第3コンテンツ158を表示部24に表示させる(A3)。このとき、サーバ10の制御部11は、例えば、音情報153が再生時刻154まで再生される度に、第3コンテンツ158を端末20Aに送信してもよい。
【0337】
続いて、第13実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。ここで、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻に先に関連付けられた第3コンテンツ158の修正により関連付けられたものとする。
【0338】
そして、制御部11は、端末20Aによって音情報153が新たに再生されたか否かを判定する(B151)。制御部11は、音情報153が新たに再生されたと判定されるまで、ステップB151の判定を繰り返す。
【0339】
ここで、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を新たに再生する(A151)と、音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A152)。サーバ10の制御部11は、音情報153の時刻情報を受信すると、音情報153が新たに再生されたと判定する。
【0340】
サーバ10の制御部11は、音情報153が新たに再生されたと判定すると、音情報153の時刻情報に基づいて、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B132)。制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB132の判定を繰り返す。そして、制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定された場合、第2コンテンツ157が端末20Aに表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。
【0341】
このように、制御部11は、音情報153が再生時刻154まで再生される度に第3コンテンツ158を端末20Aに送信するように設定されていた場合に、音情報153に第1コンテンツ156が新たに関連付けられると、音情報153が新たに再生されるのを待って第2コンテンツ157を送信する。すなわち、制御部11は、音情報153に第1コンテンツ156が関連付けられると直ぐに第2コンテンツ157を端末20Aに送信するのではなく、ユーザAが次に音情報153を再生時刻154まで再生するのを待って第2コンテンツ157を端末20Aに送信する。
【0342】
ここで、制御部11は、第1コンテンツ156と修正通知とを含む第2コンテンツ157が表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図58に示すように、第1コンテンツ156と、修正通知52とを第3コンテンツ158に後続して表示させてもよい。
【0343】
また、制御部11は、第3コンテンツ158を引用して第2コンテンツ157が表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、図61に示すように、第1コンテンツ156と修正通知52を、過去にチャットルームCRに表示された第3コンテンツ158に吊り下げるようにリプライ表示してもよい。すなわち、制御部21は、引用された第3コンテンツ158の下側に連続して並ぶように第1コンテンツ156と修正通知52を表示してもよい(A131)。
【0344】
<第15実施形態の効果>
第15実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ156より前に第3コンテンツ158が音情報153に関連付けられた場合に、端末20Aによって第3コンテンツ158に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が再生された場合、第3コンテンツ158を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第3コンテンツ158を容易に取得することができる。
【0345】
また、第15実施形態では、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158の修正により第1コンテンツ156が音情報153に関連付けられた場合、端末20Aによって音情報153が再生時刻154まで再生された場合に第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、音情報153を再生したときに第2コンテンツ157を取得することができる。
【0346】
また、第15実施形態では、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158を引用して第2コンテンツ157が表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第2コンテンツ157を確実に認識することができる。
【0347】
<第16実施形態>
第16実施形態は、サーバ10の制御部11が、音情報153と第1コンテンツ156との関連づけに対して期限を設定する実施形態である。例えば、サーバ10の制御部11は、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けを維持する維持期限を設定し、その維持期限を経過した場合、第1コンテンツ156の関連付けを削除する。なお、第1実施形態~第15実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第16実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0348】
<情報処理>
図62は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0349】
まず、第13実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。例えば、制御部11は、音情報153を音情報サイトに投稿するユーザBの設定に基づいて、音情報153に第1コンテンツ156を関連付けてもよい。なお、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻154に対して、最初に関連付けられたものでもよいし、第3コンテンツ158が関連付けられた後に関連付けられたものでもよい。
【0350】
ここで、制御部11が、音情報153と第1コンテンツ156との関連づけを維持する維持期限を設定する(B161)。例えば、音情報153において宝塚歌劇団の公演をお知らせした所定の再生時刻154に、その公演のチケットの販売に関する第1コンテンツ156を関連付ける場合を考える。例えば、図63に示すように、公演のチケットの販売期間が7月5日から7月15日である場合、ユーザBは、第1コンテンツ156の関連付けの維持期限を7月15日の販売期間の終了時に設定してもよい。
【0351】
一方、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を新たに再生する(A161)と、音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A162)。
【0352】
サーバ10の制御部11は、音情報153の時刻情報を受信すると、第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aによって再生されたか否かを判定する(B132)。制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB132の判定を繰り返す。
【0353】
制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定された場合、第1コンテンツ156に対して設定された維持期限を経過したか否かを判定する(B162)。制御部11は、維持期限を経過していないと判定、すなわち7月15日より前と判定した場合、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157が端末20Aに表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。これにより、端末20Aの制御部21は、図64に示すように、音情報153を再生する再生情報7に後続して第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を表示部24に表示させる。例えば、制御部21は、第1コンテンツ156に対するユーザAの入力操作に基づいて、宝塚歌劇団の公演のチケットを販売するサイトに遷移してもよい。
【0354】
一方、制御部11は、維持期限を経過したと判定、すなわち7月15日を経過したと判定した場合、音情報153に対する第1コンテンツ156の関連付けを削除する(B163)。これにより、制御部11は第2コンテンツ157を端末20Aに送信しないため、例えば、宝塚歌劇団の公演のチケットを販売するサイトは、そのチケットの販売期間が終了する7月15日以降に端末20Aに表示されないことになる。
【0355】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、1つの第1コンテンツ156に対して維持期限を設定したが、複数の第1コンテンツ156に対して複数の維持期限をそれぞれ設定してもよい。例えば、制御部11は、音情報153の複数の再生時刻154に対して複数の第1コンテンツ156が関連付けられた場合、その複数の第1コンテンツ156に対して複数の維持期限をそれぞれ設定してもよい。
【0356】
<第16実施形態の効果>
第16実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153に対して第1コンテンツ156の関連付けを削除する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツの関連づけを詳細に設定することができる。
【0357】
また、第16実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けに対して設定された維持期限(限定ではなく例として、関連付けに対して設定された期限の一例)を経過した場合、第1コンテンツ156の関連付けを削除する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツの関連づけをより詳細に設定することができる。
【0358】
<第16変形例(1)>
第16変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けに対して設定された維持期限を経過した場合、第1コンテンツ156に換えて新たなコンテンツを音情報153に関連付ける変形例である。
【0359】
まず、第16実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ156に対して設定された維持期限を経過したか否かを判定する(B162)。ここで、制御部11は、維持期限を経過したと判定、すなわち7月15日を経過したと判定した場合、第1コンテンツ156に換えて新たなコンテンツを音情報153の所定の再生時刻154に関連付けてもよい。新たなコンテンツとしては、例えば、チケットの販売が終了したことを知らせる終了通知から構成されてもよい。
【0360】
制御部11は、新たなコンテンツが音情報153に関連付けられた場合、新たなコンテンツを含む第2コンテンツ157が端末20Aに表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。これにより、端末20Aの制御部21は、新たなコンテンツを含む第2コンテンツ157を表示部24に表示させる。例えば、制御部21は、図65に示すように、「チケットの販売は終了いたしました」との終了通知200を表示部24に表示してもよい。
【0361】
<第16変形例(1)の効果>
第16変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けに対して設定された維持期限を経過した場合、第1コンテンツ156に換えて新たなコンテンツを音情報153に関連付ける制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、維持期限の経過に応じた適切なコンテンツをユーザAに送信することができる。
【0362】
<第16変形例(2)>
第16実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153に対する第1コンテンツ156の関連付けを削除したが、音情報153と第1コンテンツ156との関連づけに対して期限を設定すればよく、これに限定されない。
【0363】
第16変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、音情報153に対して第1コンテンツ156の関連付けを行う変形例である。例えば、サーバ10の制御部11は、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けに対して開始期限を設定し、その開始期限を経過した場合、第1コンテンツ156の関連付けを行う。
【0364】
<情報処理>
図66は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0365】
まず、サーバ10の制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153と第1コンテンツ156との関連付けを行う開始期限を設定する(B164)。すなわち、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けは、解除されている状態であり、制御部11は、その関連付けを実行する開始期限を設定する。例えば、制御部11は、音情報153を音情報サイトに提供するユーザBの要求に基づいて、第1コンテンツ156の関連付けを実行する開始期限を設定すると共に、その開始期限に第1コンテンツ156を関連付ける再生時刻154を予め設定してもよい。
【0366】
例えば、音情報153において宝塚歌劇団の公演をお知らせした所定の再生時刻154に、その公演のチケットの販売に関する第1コンテンツ156を関連付ける開始期限を設定する場合を考える。例えば、図67に示すように、公演のチケットの販売が7月5日から開始される場合、ユーザBは、第1コンテンツ156の関連付けの開始期限を7月5日の販売開始時に設定してもよい。
【0367】
続いて、制御部11は、開始期限を経過したか否かを判定する(B165)。制御部11は、開始期限を経過したと判定されるまで、ステップB165の判定を繰り返す。そして、制御部11は、開始期限を経過したと判定した場合、記憶部15に記憶された音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。例えば、制御部11は、音情報153を音情報サイトに提供するユーザBの設定に基づいて、音情報153に第1コンテンツ156を関連付けてもよい。なお、第1コンテンツ156は、音情報153の所定の再生時刻154に対して、最初に関連付けられるものでもよいし、第3コンテンツ158が関連付けられた後に関連付けられるものでもよい。
【0368】
ここで、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を再生する(A161)と、音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A162)。サーバ10の制御部11は、開始期限より前の時点T1で音情報153の時刻情報を受信した場合、音情報153に対する第1コンテンツ156の関連付けは解除されているため、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157は端末20Aに送信されないことになる。
【0369】
一方、制御部11は、開始期限を経過した時点T2で音情報153の時刻情報を受信した場合、第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aによって再生されたか否かを判定する(B132)。制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB132の判定を繰り返す。
【0370】
制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定された場合、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157が端末20Aに表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。これにより、端末20Aの制御部21は、図64に示すように、音情報153を再生する再生情報7に後続して第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を表示部24に表示させる(A131)。例えば、制御部21は、第1コンテンツ156に対するユーザAの入力操作に基づいて、宝塚歌劇団の公演のチケットを販売するサイトに遷移してもよい。
【0371】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、1つの第1コンテンツ156に対して開始期限を設定したが、複数の第1コンテンツ156に対して複数の開始期限をそれぞれ設定してもよい。例えば、制御部11は、音情報153の複数の再生時刻154に対して複数の第1コンテンツ156が関連付けられた場合、その複数の第1コンテンツ156に対して複数の開始期限をそれぞれ設定してもよい。
【0372】
<第16変形例(2)の効果>
第16変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、音情報153に対して第1コンテンツ156の関連付けを行う制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツの関連づけを詳細に設定することができる。
【0373】
また、第16変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、音情報153と第1コンテンツ156との関連付けに対して設定された開始期限(限定ではなく例として、関連付けに対して設定された期限の一例)を経過した場合、音情報153に対して第1コンテンツ156の関連付けを行う制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツの関連づけをより詳細に設定することができる。
【0374】
また、第16変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、開始期限を経過した場合に、端末20Aによって音情報153が再生時刻154まで再生された場合、第2コンテンツを端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、開始期限の経過後に第2コンテンツを確実に取得することができる。
【0375】
<第16変形例(3)>
第16変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、開始期限より前の時点T1で音情報153の時刻情報を受信した場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信しないように制御したが、これに限定されない。
【0376】
第16変形例(3)は、開始期限より前に音情報153が端末20Aで再生されることにより、開始期限を経過した時点で再生時刻154まで音情報153が既に再生されている場合、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する。
【0377】
まず、第16変形例(2)と同様に、端末20Aの制御部11は、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を再生する(A161)と、音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A162)。ここで、サーバ10の制御部11は、開始期限より前の時点T1で音情報153の時刻情報を受信した場合、その時刻情報を記憶部15に記憶する。
【0378】
続いて、制御部11は、開始期限を経過したと判定した場合、音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。そして、制御部11は、第1コンテンツ156に関連付けられた再生時刻154まで音情報153が端末20Aによって再生されたか否かを判定する(B132)。このとき、制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の時刻情報を参照し、開始期限を経過した時点で端末によって再生時刻154まで音情報153が既に再生されているか否かを判定する。制御部11は、開始期限を経過した時点で再生時刻154まで音情報153が再生されていると判定した場合、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157が端末20Aに表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。一方、制御部11は、開始期限を経過した時点で再生時刻154まで音情報153が再生されていないと判定した場合、第2コンテンツ157を送信することなく、処理を終了する。
【0379】
<第16変形例(3)の効果>
第16変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、開始期限を経過した時点で端末20Aによって再生時刻154まで音情報153が再生されている場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、開始期限を経過した時点で第2コンテンツを確実に取得することができる。
【0380】
<第16変形例(4)>
第16変形例(4)は、サーバ10の制御部11が、維持期限または開始期限が経過した場合、維持期限または開始期限が経過したことを示す通知を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する変形例である。
【0381】
まず、第16実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ156に対して設定された維持期限を経過したか否かを判定する(B162)。そして、制御部11は、維持期限を経過していないと判定、例えば図63において7月15日より前と判定した場合、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。これにより、図64に示すように、例えばURLからなる第1コンテンツ156が端末20Aに表示されることになる。
【0382】
続いて、制御部11は、第2コンテンツ157を端末20Aに送信した後、第1コンテンツ156に対して設定された維持期限を経過したか否かを判定する。そして、制御部11は、維持期限を経過したと判定された場合、維持期限を経過したことを示す経過通知(限定ではなく、期限を経過したことを示す通知の一例)が端末20Aに表示されるように、経過通知を端末20Aに送信する。例えば、制御部11は、図68に示すように、第1コンテンツ156に後続して経過通知53が表示されるように経過通知53を端末20Aに送信してもよい。
【0383】
また、第16変形例(3)と同様に、端末20Aの制御部11は、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を再生する(A161)と、音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A162)。ここで、サーバ10の制御部11は、開始期限より前の時点T1で音情報153の時刻情報を受信した場合、その時刻情報を記憶部15に記憶する。
【0384】
続いて、制御部11は、開始期限を経過したと判定した場合、音情報153の所定の再生時刻154に第1コンテンツ156を関連付ける(B131)。そして、制御部11は、記憶部15に記憶された音情報153の時刻情報を参照し、開始期限を経過した時点で端末によって再生時刻154まで音情報153が既に再生されているか否かを判定する。制御部11は、開始期限を経過した時点で再生時刻154まで音情報153が再生されていると判定した場合、開始期限を経過したことを示す経過通知(限定ではなく、期限を経過したことを示す通知の一例)が端末20Aに表示されるように、経過通知を端末20Aに送信する。例えば、制御部11は、図69に示すように、音情報153の再生情報7に後続して経過通知54が表示されるように経過通知54を端末20Aに送信してもよい。
【0385】
<第16変形例(4)の効果>
第16変形例(4)では、サーバ10の制御部11は、期限が経過した場合、期限が経過したことを示す通知を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、期限が経過したことを確実に把握することができる。
【0386】
<第17実施形態>
第17実施形態は、音情報153に関連付けられた第3コンテンツ158に追加して第1コンテンツ156が音情報153に関連付けられた場合、第3コンテンツ158を引用して第1コンテンツ156が表示されるように、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第16実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第17実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0387】
<情報処理>
図70は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0388】
まず、第1実施形態と同様に、第3コンテンツ158が音情報153に関連付けられ、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定した場合、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158が端末20Aに表示されるように、第3コンテンツ158を端末20Aに送信する(B2)。これにより、端末20Aの制御部21は、第3コンテンツ158を表示部24に表示させる(A3)。
【0389】
ここで、音情報153では、例えば、ユーザBが観察している蝶の蛹についての話題が提供され、第3コンテンツ158として蛹の画像が音情報153の所定の再生時刻154に関連付けられたものとする。これにより、端末20Aには、図71Aに示すように、蛹の画像から構成される第3コンテンツ158が表示される。
【0390】
また、サーバ10の制御部11は、音情報153を提供するユーザBから第3コンテンツ158に追加して第1コンテンツ156が提供されると、ユーザBの設定に応じて第1コンテンツ156を音情報153の所定の再生時刻154に関連付ける(B131)。ここで、第1コンテンツ156は、例えば、第3コンテンツ158に関連する内容(例えば、連続する内容)から構成されてもよい。例えば、ユーザBは、蛹が蝶に羽化した場合に、第3コンテンツ158の蛹の画像から続く蝶の画像を第1コンテンツ156として追加してもよい。
【0391】
続いて、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、音情報153を再生し(A151)、音情報153の再生位置を示す時刻情報をサーバ10に送信する(A152)。そして、サーバ10の制御部11が、音情報153の時刻情報に基づいて、端末20Aによって音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたか否かを判定する(B132)。制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定されるまで、ステップB132の判定を繰り返す。そして、制御部11は、音情報153が所定の再生時刻154まで再生されたと判定された場合、過去にチャットルームCRに表示された第3コンテンツ158を引用して第1コンテンツ156が端末20Aに表示されるように、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する(B133)。なお、制御部11は、過去にユーザAが音情報153を所定の再生時刻154まで再生している場合には、音情報153に第1コンテンツ156を関連付けた時点で、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。すなわち、ステップA151およびA152は、除かれてもよい。
【0392】
これにより、端末20Aの制御部21は、例えば図71Bに示すように、過去にチャットルームCRに表示された第3コンテンツ158を引用して、第1コンテンツ156をチャットルームCRに表示させてもよい(A131)。制御部21は、例えば、引用された第3コンテンツ158の下側に並ぶように第1コンテンツ156を表示してもよい。
【0393】
また、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158に基づく第4コンテンツを引用して第2コンテンツ157が表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。例えば、制御部11は、図72に示すように、過去に表示された第3コンテンツ158に基づく第4コンテンツ159、例えば第3コンテンツ158を複製した第4コンテンツ159を引用して第1コンテンツ156が表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。例えば、第1コンテンツ156は、引用された第4コンテンツ159の下側に吊り下げるようにリプライ表示してもよい。すなわち、第1コンテンツ156は、第4コンテンツ159の下側に連続して並ぶように表示してもよい。
【0394】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158を引用して第1コンテンツ156を表示させたが、第3コンテンツ158に対応して第1コンテンツ156を表示すればよく、これに限定されない。例えば、制御部11は、図73Aに示すように、第3コンテンツ158に後続して他のコンテンツ158aが端末20Aに表示された状態で、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信するものとする。この場合、制御部11は、図73Bに示すように、第3コンテンツ158と他のコンテンツ158aとの間に第1コンテンツ156が挿入されるように、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信してもよい。これにより、互いに関連する内容を有する第3コンテンツ158と第1コンテンツ156が端末20Aに対応して表示される。
【0395】
<第17実施形態の効果>
第17実施形態では、サーバ10の制御部11は、音情報153に関連付けられた第3コンテンツ158に追加して第1コンテンツ156が音情報153に関連付けられた場合、第3コンテンツ158を引用して第1コンテンツ156が表示されるように、第1コンテンツ156を含む第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第3コンテンツ158に関連する第1コンテンツ156を容易に取得することができる。
【0396】
また、第17実施形態では、サーバ10の制御部11は、第3コンテンツ158に基づく第4コンテンツ159を引用して第2コンテンツ157が表示されるように、第2コンテンツ157を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、互いに関連する第3コンテンツ158と第1コンテンツ156をまとめて把握することができる。
【0397】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0398】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
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図70
図71
図72
図73