(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024172931
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】パック容器およびパック容器用ブランク
(51)【国際特許分類】
B65D 5/74 20060101AFI20241205BHJP
B65D 5/06 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
B65D5/74 010B
B65D5/06 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023091004
(22)【出願日】2023-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】520178467
【氏名又は名称】信州ドクターズサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001726
【氏名又は名称】弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】永井 規敬
【テーマコード(参考)】
3E060
【Fターム(参考)】
3E060AA05
3E060AB04
3E060BA03
3E060BC01
3E060BC04
3E060CF02
3E060CG12
3E060DA14
3E060EA13
(57)【要約】
【課題】低コストでの製造が可能であって、子供や老人であっても容易に注ぎ口を展開することが可能なパック容器およびパック容器用ブランクの構成を提供すること。
【解決手段】有底四角筒体に形成され、製品が収容される収容部110と、収容部110における4つの側周面115A~115Dの上部側所要高さ範囲をそれぞれ折り曲げることで各側周面115A~115Dを集合させると共に、上端部をシール部121に形成した閉塞部120と、を具備し、閉塞部120のうちの1面または2面が、収容部110に収容された製品を収容部110から取り出すための製品取出口134に展開可能な製品取出口展開部130に形成されており、シール部121には、製品取出口展開部130の折り畳み内側先端部分133をシール部121から露出させる切欠部124が形成されていることを特徴とするパック容器100である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有底四角筒体に形成され、製品が収容される収容部と、
前記収容部における4つの側周面の上部側所要高さ範囲をそれぞれ折り曲げることで各前記側周面を集合させると共に、上端部をシール部に形成した閉塞部と、を具備し、
前記閉塞部のうちの1面または2面が、前記収容部に収容された前記製品を前記収容部から取り出すための製品取出口に展開可能な製品取出口展開部に形成されており、
前記シール部には、前記製品取出口展開部の一部を前記シール部から露出させる凹状の切欠部が形成されていることを特徴とするパック容器。
【請求項2】
有底四角筒体に形成され、製品が収容される収容部と、
前記収容部における4つの側周面の上部側所要高さ範囲をそれぞれ折り曲げることで各前記側周面を集合させると共に、上端部をシール部に形成した閉塞部と、を具備するパック容器に形成されるパック容器用ブランクであって、
4面からなる側周面構成部と、底面構成部と、4面からなる閉塞部構成部と、重ね代を具備し、
各前記閉塞部構成部にはシール部形成用折曲線が形成されていて、
各前記閉塞部構成部のうちの1面または2面には、前記製品を前記パック容器から取り出しするための製品取出口に展開可能な製品取出口展開用折曲線が形成されていて、
前記パック容器に組み立てられた状態において、前記製品取出口展開用折曲線が形成された前記閉塞部構成部の面に隣り合う前記閉塞部構成部の面には、前記製品取出口展開用折曲線に沿って折り畳まれた折り畳み内側先端部分に対応する位置に凹状の切欠部が形成されていることを特徴とするパック容器用ブランク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパック容器およびパック容器用ブランクに関する。より詳細には、注ぎ口を容易に展開することが可能なパック容器およびパック容器用ブランクに関する。
【背景技術】
【0002】
牛乳パックに代表されるような直方体状のパック容器は公知である。このようなパック容器において、注ぎ口を容易に展開した構成としては、特許文献1(実用新案登録第3171112号公報)に開示されているような構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3171112号公報(請求項4、
図2―
図5等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているパック容器は、注ぎ口の展開部分に本体とは別体の引き出し手段が取り付けられた構成であり、パック容器を形成するパック容器用ブランクに引き出し手段を別途取り付ける必要がある。このため、パック容器やパック容器用ブランクの製造コストが高騰してしまうといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、低コストでの製造が可能であって、子供や老人であっても容易に注ぎ口を展開することが可能なパック容器およびパック容器用ブランクの構成を提供することにある。
【0006】
すなわち本発明は、有底四角筒体に形成されて製品が収容される収容部と、前記収容部における4つの側周面の上部側所要高さ範囲をそれぞれ折り曲げることで各前記側周面の上部側所要高さ範囲を集合させると共に、上端部がシール部に形成された閉塞部と、を具備し、前記閉塞部のうちの1面または2面が、前記収容部に収容された前記製品を前記収容部から取り出すための製品取出口に展開可能な製品取出口展開部に形成されており、前記シール部には、前記製品取出口展開部の一部を前記シール部から露出させる凹状の切欠部が形成されていることを特徴とするパック容器である。
【0007】
これにより、低コストでの製造が可能であって、子供や老人であっても容易に注ぎ口を展開することが可能なパック容器を提供することができる。
【0008】
また、有底四角筒体に形成されて製品が収容される収容部と、前記収容部における4つの側周面の上部側所要高さ範囲をそれぞれ折り曲げることで各前記側周面の上部側所要高さ範囲を集合させると共に、上端部がシール部に形成された閉塞部と、を具備するパック容器に形成されるパック容器用ブランクであって、4面からなる側周面構成部と、底面構成部と、4面からなる閉塞部構成部と、重ね代を具備し、各前記閉塞部構成部にはシール部形成用折曲線が形成されていて、各前記閉塞部構成部のうちの1面または2面には、前記製品を前記パック容器から取り出しするための製品取出口に展開可能な製品取出口展開用折曲線が形成されていて、前記パック容器に組み立てられた状態において、前記製品取出口展開用折曲線が形成された前記閉塞部構成部の面に隣り合う前記閉塞部構成部の面
には、前記製品取出口展開用折曲線に沿って折り畳まれた折り畳み内側先端部分に対応する位置に凹状の切欠部が形成されていることを特徴とするパック容器用ブランクの発明もある。
【0009】
これにより、低コストでの製造が可能であって、子供や老人であっても容易に注ぎ口を展開することが可能なパック容器用ブランクを提供することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の構成によれば、低コストでの製造が可能であって、子供や老人であっても容易に注ぎ口を展開することが可能なパック容器およびパック容器用ブランクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本実施形態におけるパック容器の流通時における正面図である。
【
図2】
図1に示すパック容器のパック容器用ブランクの展開図である。
【
図3】
図1に示すパック容器において注ぎ口の展開状況を示す斜視図と要部拡大図である。
【
図4】
図3に続くパック容器において注ぎ口の展開状況を示す斜視図である。
【
図5】
図4に続くパック容器において注ぎ口の展開状況を示す斜視図である。
【
図6】パック容器用ブランクの変形例を示す展開図である。
【
図8】
図7に示すパック容器の使用形態の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明にかかるパック容器100の実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、製品が収容された製品入りのパック容器100が店頭において陳列された状態(
図2に示す状態)において、パック容器100が消費者と正対する面をパック容器100の正面としている。また、本実施形態におけるパック容器100は、牛乳パックに代表されるような液体の製品を収容した形態を例示しているが、パック容器100に収容される製品は、液体に限定されるものではなく、固体の製品を収容することもできる。
【0013】
図1に示すように、本実施形態におけるパック容器100は、製品が収容される有底四角筒体に形成された収容部110と、収容部110の上部に形成された閉塞部120とを有している。閉塞部120は、収容部110の4つの側周面(第1側周面115A~第4側周面115D)の上部側所要高さ範囲(第1閉塞面116A~第4閉塞面116D)を折り曲げて集合させ、集合させた上端部を所要高さ範囲のシール部121でシールすることによって閉塞されている。シール部121の上端縁幅方向中央部には凹状の切欠部124が形成されている。本実施形態における切欠部124は半円弧状に形成されている。閉塞部120の右面となる第2閉塞面116Bは、収容部110に収容された製品を収容部110から取り出すための製品取出口134(
図5参照)となる製品取出口展開部130に形成されている。製品取出口展開部130の一部である製品取出口展開部130の折り畳み内側先端部分133は、切欠部124の開口位置でシール部121から露出した状態になっている。
【0014】
使用者は、パック容器100から製品を取り出す際に、切欠部124において露出している折り畳み内側先端部分133を指で摘まみ、折り畳み状態を解きながら展開することにより製品取出口134を容易に形成することができる。なお、使用者は、折り畳み内側先端部分133に指の先端部を引っ掛けた状態で製品取出口展開部130の折り畳み状態を解きながら展開して製品取出口134を現出させてもよい。本実施形態における切欠部124の深さ寸法Dは特に限定されるものではないが、使用者が指で折り畳み内側先端部分133を摘まむことや引っ掛けることを考慮すると、切欠部124の深さ寸法Dは3mm~7mmの範囲であることが好ましい。製品取出口134に展開された製品取出口展開部130は、従来の牛乳パックと同様に再度折り畳み状態にして製品取出口134を閉塞させることができる。このように製品取出口134は、展開状態と閉塞状態とを任意に切り替えることができる。
【0015】
図2に示すように、本実施形態におけるパック容器用ブランク200は、パック容器100の正面を構成する第1面200A、右側面を構成する第2面200B、背面を構成する第3面200Cおよび左側面を構成する第4面200Dの4面を有している。本実施形態においては、第1面200Aに重ね代111(
図2中のハッチング部分)が形成されており、第1面200Aから第4面200Dにはそれぞれ閉塞部形成用折曲線112と底面形成用折曲線113が形成されている。第1面200A~第4面200Dは、閉塞部形成用折曲線112と底面形成用折曲線113によって底面構成部114、側周面構成部115および閉塞部構成部116に区画されている。本実施形態におけるパック容器用ブランク200は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材等によって形成されている。なお、重ね代111は、パック容器用ブランク200の幅方向端部(パック容器100への組立に時において周回させる方向の端部)に設けられていればよい。
【0016】
パック容器用ブランク200において、パック容器100の閉塞部120の右面となる第2閉塞面116Bには、第1製品取出口展開用折曲線131と第2製品取出口展開用折曲線132が形成されている。第1製品取出口展開用折曲線131は、第2閉塞面116Bの下側両端位置からシール部形成用折曲線122の中央位置に延びる斜め線に形成されている。また、第2製品取出口展開用折曲線132は、シール部形成用折曲線122と第1製品取出口展開用折曲線131との交点から第2閉塞面116Bの上端縁の幅方向中央位置との間を結ぶ垂直線に形成されている。第2閉塞面116Bは、第1製品取出口展開用折曲線131と第2製品取出口展開用折曲線132に沿って折り畳められることで製品取出口展開部130に形成されている。パック容器100に組み立てられた状態において、製品取出口展開部130に形成された第2閉塞面116Bに隣り合う第1閉塞面116A(第1側周面115A)と第3閉塞面116C(第3側周面115C)の上端部幅方向中央部分には、凹状の切欠部124が形成されている。
【0017】
本実施形態におけるパック容器用ブランク200の左面となる第4閉塞面116Dには、第1製品取出口展開用折曲線131と第2製品取出口展開用折曲線132と同形状の第1折畳線131Aと第2折畳線132Aが形成されている。第4閉塞面116Dは、第1折畳線131Aと第2折畳線132Aに沿って折り畳まれた状態でシール部121によって挟持されている。また、パック容器100の左面となる第4面200Dが第1面200A~第3面200Cよりも低背寸法に形成されている。本実施形態における第4面200Dと第1面200A~第3面200Cの高さ寸法差H1は、切欠部124の深さ寸法D以上であってシール部121の高さ寸法H2未満である。このような第4面200Dの高さ寸法を採用することにより、パック容器100に組み立てられた際において、第4面200Dの折り畳み部分を切欠部124から露出させずにシール部121に隠蔽することができる。したがって本実施形態における第4閉塞面116Dは、第1折畳線131Aと第2折畳線132Aに沿って折り畳まれた状態でシール部121によって挟持されているが、製品取出口展開部130を構成していない。
【0018】
本実施形態におけるパック容器用ブランク200には、第1面200A~第4面200Dのそれぞれに第1底面114A~第4底面114Dが形成されている。第1底面114A~第4底面114Dには、2本の底面折畳線114Zが形成されており、第1底面114A~第4底面114Dのそれぞれを3つの三角形領域に区分している。第1底面114A~第4底面114Dのそれぞれを底面折畳線114Zに沿って折り畳むことによって、パック容器100の底面の板厚が増加し、パック容器100に製品が収容された状態であっても平坦状態が維持可能な底面にすることができる。なお、第1面200A~第4面200Dのそれぞれに第1底面114A~第4底面114Dを対応させる必要はなく、第1面200A~第4面200Dの少なくとも一面に底面が形成されていればよい。第1面200A~第4面200Dの一面のみに底面を形成した場合には、底面の外周縁に沿って図示しない糊代を設けておくことが好ましい。
【0019】
パック容器用ブランク200は、折曲線や折畳線に沿って折り畳んで重ね代111およびシール部121を熱溶着または接着剤により接合(シール)してパック容器100の形状に組み立てられる。シール部121は、従来技術における牛乳パックと同様に、幅方向の下側両端部を起点としてシール部121の接合状態を容易に解除することができるようになっている。また、製品取出口展開部130は、第1閉塞面116Aの内側面および第3閉塞面116Cの内側面と、第2閉塞面116Bの内側面のシール状態は易剥離状態になっていることが好ましい。
【0020】
次に
図3~
図5を参照しながら未開封状態のパック容器100の開封手順の一例について説明する。使用者は、
図3中の矢印Aに示すように、パック容器100のシール部121の右下側端部を正面側と背面側に離反させるようにして広げて
図4に示す状態にする。次に、使用者は、切欠部124に人差し指または親指の先端部を進入させて、切欠部124の右半分の領域で露出している製品取出口展開部130の折り畳み内側先端部分133を親指または人差し指と共に摘まむ。そして使用者は、人差し指と親指で折り畳み内側先端部分133を摘まんだ状態で、
図4中の矢印Bの方向に折り畳み内側先端部分133を引き出しする。すると製品取出口展開部130は、シール部121の接着状態が剥がれながら第1製品取出口展開用折曲線131と第2製品取出口展開用折曲線132に沿って展開して製品取出口134が形成される。
【0021】
このように、本実施形態におけるパック容器100は、上端部のシール部121に形成された切欠部124から露出している製品取出口展開部130の折り畳み内側先端部分133が摘まみ易く(引き起こしやすく)形成されている。これにより、子供や老人であっても製品取出口展開部130を製品取出口134に容易に展開することができる。
【0022】
以上に本発明におけるパック容器100の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、各種の改変を行うことが可能である。例えば、本実施形態においては切欠部124から折り畳み内側先端部分133のみを露出させるために、第4面200Dの高さを第1面200A~第3面200Cの高さ寸法よりも低背寸法に形成しているが、本発明はこの形態に限定されるものではない。
図6に示すように、第1面200A~第4面200Dの全ての高さ寸法を等しくすることもできる。この場合の第4面200Dには第4シール部形成部121Dの上端縁部にも凹状の切欠部124が形成される。このようにすることで第4閉塞面116Dをシール部121に折り畳んで格納すれば、第4シール部形成部121Dに形成された切欠部124の輪郭線を第1面200Aと第3面200Cに形成された切欠部124の輪郭線に一致させることができる。これにより、パック容器100の切欠部124には、製品取出口展開部130の折り畳み内側先端部分133のみが露出した状態になる。
【0023】
また、パック容器用ブランク200は、第2閉塞面116Bと第4閉塞面116Dを同一形状にしてもよい。これにより、第2閉塞面116Bと第4閉塞面116Dの両方を製品取出口展開部130に形成することができる。このようなパック容器用ブランク200により形成したパック容器100は、
図7に示すように、切欠部124に2つの折り畳み内側先端部分133が配設されることになる。このようなパック容器100においては、使用者は、
図8に示すように、一方(
図8では左側)の折り畳み内側先端部分133を正面側または背面側に折り曲げれば、切欠部124に使用者の指を進入させるためのスペースを形成することができる。これにより、もし、右側に形成された製品取出口展開部130の展開に失敗したとしても、使用者は、左側に形成された製品取出口展開部130を展開して製品取出口134を形成することができる点において好都合である。
【0024】
また、本実施形態におけるパック容器100は、半円弧状に形成された切欠部124を有する形態を例示しているが、この形態に限定されるものではない。正面視形状が半楕円形状や三角形以上の多角形に形成された切欠部124を採用することもできる。要は、シール部121の上端部に製品取出口展開部130の折り畳み内側先端部分133を漏出させることができる凹部を形成することができれば、切欠部124の具体的な形状は特に限定されるものではない。
【0025】
そして、以上の実施形態における各種の変形例を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
【符号の説明】
【0026】
100:パック容器
110:収容部
111:重ね代,112:閉塞部形成用折曲線,113:底面形成用折曲線,
114:底面構成部,
114A:第1底面,114B:第2底面,114C:第3底面,114D:第4底面,114Z:底面折畳線,
115:側周面構成部,115A:第1側周面,115B:第2側周面,
115C:第3側周面,115D:第4側周面,
116:閉塞部構成部,116A:第1閉塞面,116B:第2閉塞面,
116C:第3閉塞面,116D:第4閉塞面
120:閉塞部
121:シール部,121A:第1シール部形成部,121B:第2シール部形成部,
121C:第3シール部形成部,121D:第4シール部形成部,
122:シール部形成用折曲線,124:切欠部
130:製品取出口展開部
131:第1製品取出口展開用折曲線,131A:第1折畳線,
132:第2製品取出口展開用折曲線,132A:第2折畳線,
133:折り畳み内側先端部分,134:製品取出口
200:パック容器用ブランク
200A:第1面,200B:第2面,200C:第3面,200D:第4面