(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173167
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】花粉症が楽になる野草茶
(51)【国際特許分類】
A61K 36/355 20060101AFI20241205BHJP
A61P 37/08 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/315 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/634 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/605 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/288 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/238 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/481 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/258 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/284 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/752 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/28 20060101ALI20241205BHJP
A61K 36/53 20060101ALI20241205BHJP
A61K 9/08 20060101ALI20241205BHJP
A23L 33/105 20160101ALI20241205BHJP
A23L 2/52 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
A61K36/355
A61P37/08
A61K36/315
A61K36/634
A61K36/605
A61K36/288
A61K36/238
A61K36/481
A61K36/258
A61K36/284
A61K36/752
A61K36/28
A61K36/53
A61K9/08
A23L33/105
A23L2/00 F
A23L2/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023091399
(22)【出願日】2023-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】517019360
【氏名又は名称】丸山 愛秀
(72)【発明者】
【氏名】丸山 愛秀
【テーマコード(参考)】
4B018
4B117
4C076
4C088
【Fターム(参考)】
4B018LB08
4B018LE05
4B018MD61
4B018MD64
4B018ME07
4B018MF01
4B117LC04
4B117LG18
4B117LP01
4C076AA12
4C076BB01
4C076CC07
4C076FF11
4C088AB12
4C088AB15
4C088AB18
4C088AB26
4C088AB34
4C088AB38
4C088AB40
4C088AB59
4C088AB62
4C088AB64
4C088AC01
4C088BA08
4C088CA03
4C088MA07
4C088MA17
4C088MA52
4C088NA05
4C088NA14
4C088ZB13
(57)【要約】 (修正有)
【課題】薬食同源の理論に基づく、花粉症の症状を確実に改善し、花粉シーズンでも快適に過ごせる、気楽に摂取できるための野草組成物を提供する。
【解決手段】重量部基準で0.1~100部の金銀花・バンランコン・レンギョウ任意一種もしくは任意二種の混合物もしくは三種の混合物、0.1~100部の桑の葉・タンポポは任意一種もしくは二種の混合物、0.1~100部のボウフウ、0.1~100部のオウギ・高麗人参任意一種もしくは二種の混合物、0.1~100部のハクジュツ、0.1~100部の陳皮、0.1~100部のフジバカマ・パチョリ任意一種もしくは二種の混合物を特徴とする花粉症による不快感を楽にする野草組成物である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量部基準で0.1~100部の金銀花・バンランコン・レンギョウ任意一種もしくは任意二種の混合物もしくは三種の混合物、0.1~100部の桑の葉・タンポポは任意一種もしくは二種の混合物、0.1~100部のボウフウ、0.1~100部のオウギ・高麗人参任意一種もしくは二種の混合物、0.1~100部のハクジュツ、0.1~100部の陳皮、0.1~100部のフジバカマ・パチョリ任意一種もしくは二種の混合物を特徴とする花粉症による不快感を楽にする野草組成物。
【請求項2】
水出、粉砕、抽出、乾燥、分離、冷凍、加熱などの手段を加える特徴とする請求項1に記載の野草組成物。
【請求項3】
不要成分を除去することを特徴とする請求項1に記載の野草組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、野草の特性を生かし、花粉症のつらさを楽にさせるお茶がわりの野草組成物を提供する。
【背景技術】
【0002】
花粉が鼻・喉・目に侵入し、体の免疫力を超える量になると、体のバランスが崩れ症状がでます。自然界にそのバランスを取り戻せるものがあります。それは野草の力です。
中国では古くから薬食同源の言い方があります。自然界から受けた影響によっておきた体調の崩れは食べるものもしくは飲むものによっ て取り戻せるように経験を積んできました。
【0003】
日本では2割から3割の人が花粉症に悩まされていると言われています。とても深刻な状況です。
【0004】
発明者自身も十数年にわたり花粉症に苦しんできたわけです。自分自身の花粉症を改善するために、数年前から専門的なアドバイスを受けながら様々な野草をためしてきて、本発明まで辿り着きました。
【0005】
野草といえば、苦いものが多く、漢方薬のようなものは毎日飲むのも一苦労です。本発明の野草組成物は殆ど苦みがなく、入れ方も飲み方もお茶に近いので、楽に飲めます。
【0006】
金銀花・バンランコン・レンギョウは清熱解毒作用があります。
【0007】
桑の葉・タンポポは目と肺の保健に働きがあります。
【0008】
ボウフウはアレルギーを抵抗する作用があります。
【0009】
オウギ・高麗人参はエネルギー不足を補う補気作用があります。
【0010】
ハクジュツは胃と脾臓の調子改善によく、酸化防止作用と免疫力を高める作用があります。
【0011】
陳皮は脾臓の保健に働きがあります。体にエネルギーを補充するには消化促進器官である脾臓の健康は不可欠です。
【0012】
フジバカマ・パチョリは脾臓の働きを喚起する作用があり、その香りが神経を癒す作用もあります。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】中国特許出願公開第CN114470060A
【特許文献2】中国特許出願公開第CN114470110A
【特許文献2】中国特許出願公開第CN113925895A
【非特許文献】
【0014】
【非特許文献1】「黄帝素問宣明論方」に記載された「防風通聖散」。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
解決しようとする問題点1は、現状では薬に頼って花粉症のつらさを抑えるには眠くなったりするなど薬の副作用があります。人々の生活・仕事・運転などにある程度影響が出ています。
【0016】
解決しようとする問題点2は、現状では花粉症の症状を和らげるには薬に頼りがちです。毎年莫大な医療費は花粉症者にとっても国にとっても大きな負担です。本案はお茶替わりに飲むので、ほぼお茶代ぐらいの費用で済むわけです。花粉症者に余分な負担がかかりません。国にも当然まったく負担がかかりません。
【発明の効果】
【0017】
本発明の野草組成物を水出しもしくはお湯だしもしくは煮出しにしてお茶を飲んで水分を取る頻度で飲むと花粉症による目・鼻・喉のかゆみと痛みがとても楽になります。軽中度花粉症の人の中では室内でマスクなしでも花粉シーズンを快適に過ごせる人がいます。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1本発明の野草組成物の一覧の中国語名と日本語名の対照表です。
【発明を実施するための形態】
【0019】
花粉症の人が薬に頼らずに快適に花粉シーズンを過ごせることに実現しました。
【実施例0020】
本発明者は2004年に来日し、その四年後にひどい花粉症になりました。一度花粉症になると年々ひどくなり、花粉シーズンだけではなく、通年慢性鼻炎に悩まされてきました。ここ4年間毎日本案の野草組成物でお茶を作って飲んできて花粉シーズンでも快適に過ごせるようになりました。
【0021】
本発明者が周りに30人あまりの花粉症者に試飲してもらい、9割の人は花粉症が楽になったと言いました。中には本案の野草組成物で作ったお茶を保温水筒に入れて、仕事中でも飲んでいる人がいます。