(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173182
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】コンテンツ提示プログラム、コンテンツ提示方法、及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04N 21/454 20110101AFI20241205BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20241205BHJP
H04L 67/52 20220101ALI20241205BHJP
H04L 67/131 20220101ALI20241205BHJP
【FI】
H04N21/454
G06Q50/10
H04L67/52
H04L67/131
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023091418
(22)【出願日】2023-06-02
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 開催日 令和5年4月25日 集会名 「AR 技術を活用した地方創生と地域産業 DX」セミナー
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 令和4年9月27日 公開場所 Google Play
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 令和4年9月30日 公開場所 App Store
(71)【出願人】
【識別番号】316008123
【氏名又は名称】株式会社プレミアムアーツ
(74)【代理人】
【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100136261
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 俊成
(72)【発明者】
【氏名】山路 和紀
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5C164FA08
5C164MA02S
5C164TA06S
5C164UC12P
5C164UD54S
5C164YA30
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 所望の映像コンテンツに簡単にアクセスできる方法を提供する。
【解決手段】 コンテンツ提示プログラムは、端末の現在位置の情報を取得し、予め登録された拠点の中から、前記現在位置と所定の位置関係にある拠点の情報を取得し、複数の映像コンテンツの中から、前記拠点と関連付けられている映像コンテンツを抽出し、抽出された映像コンテンツの一覧を前記端末の表示部に表示する、処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の現在位置の情報を取得し、
予め登録された拠点の中から、前記現在位置と所定の位置関係にある拠点の情報を取得し、
複数の映像コンテンツの中から、前記拠点と関連付けられている映像コンテンツを抽出し、抽出された映像コンテンツの一覧を前記端末の表示部に表示する、
処理をコンピュータに実行させるコンテンツ提示プログラム。
【請求項2】
前記複数の映像コンテンツは、予め定められた複数のカテゴリのいずれかに分類されており、
前記表示する処理では、前記抽出された映像コンテンツの一覧を、前記カテゴリ毎に表示する、
請求項1に記載のコンテンツ提示プログラム。
【請求項3】
前記表示する処理では、前記抽出された映像コンテンツの一覧をAR表示する、
請求項1または請求項2に記載のコンテンツ提示プログラム。
【請求項4】
前記端末が向けられている方向の変化に応じて、前記表示部に表示される前記カテゴリを変更する、
請求項2に記載のコンテンツ提示プログラム。
【請求項5】
前記表示する処理では、前記端末の表示面の鉛直方向からの傾き角度が所定の角度未満の場合、前記抽出された映像コンテンツの一覧をAR表示し、前記傾き角度が前記所定の角度以上の場合、前記抽出された映像コンテンツの一覧を前記AR表示とは異なる態様で表示する、
請求項1または請求項2に記載のコンテンツ提示プログラム。
【請求項6】
端末の現在位置の情報を取得し、
予め登録された拠点の中から、前記現在位置と所定の位置関係にある拠点の情報を取得し、
複数の映像コンテンツの中から、前記拠点と関連付けられている映像コンテンツを抽出し、抽出された映像コンテンツの一覧を前記端末の表示部に表示する、
処理をコンピュータが実行するコンテンツ提示方法。
【請求項7】
現在位置の情報を取得する現在位置取得部と、
予め登録された拠点の中から、前記現在位置と所定の位置関係にある拠点の情報を取得する拠点情報取得部と、
複数の映像コンテンツの中から、前記拠点と関連付けられている映像コンテンツを抽出し、抽出された映像コンテンツの一覧を表示部に表示する表示制御部と、
を備える電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件は、コンテンツ提示プログラム、コンテンツ提示方法、及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、動画などの映像コンテンツをアップロードおよびダウンロード・視聴可能なコンテンツ配信サイトが多数開設されている。動画の中には、地域の特産品、史跡、景勝地、及び観光施設等の情報を紹介するものも存在する。
【0003】
旅行者によっては、旅行中にこのような地域の情報を紹介する動画を視聴して目的地を決めたりする。しかしながら、たくさんの動画の中から所望の動画にアクセスすることが難しい場合がある。例えば、各動画には動画の内容を示す題名が付けられているが、旅行者が使用できる言語(例えば、英語)と旅行先で主に使用されている言語(例えば、日本語)とが異なる場合、異なる言語で付された題名を検索して所望の動画を見つけ出すことは難しい。また、旅行者が旅行先の地域の情報を持っていない場合、検索に適したキーワードすらわからない場合もあり、動画の検索自体が難しい場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
所望の映像コンテンツに簡単にアクセスできる方法の提供が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、コンテンツ提示プログラムは、端末の現在位置の情報を取得し、予め登録された拠点の中から、前記現在位置と所定の位置関係にある拠点の情報を取得し、複数の映像コンテンツの中から、前記拠点と関連付けられている映像コンテンツを抽出し、抽出された映像コンテンツの一覧を前記端末の表示部に表示する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、所望の映像コンテンツに簡単にアクセスできる方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、一実施形態に係るコンテンツ提示システムの構成を例示するブロック図である。
【
図2】
図2(A)は、第1サーバのハードウェア構成を例示する図であり、
図2(B)は、ユーザ端末のハードウェア構成を例示する図である。
【
図3】
図3(A)は、拠点DBに格納されている情報の一例を示す図であり、
図3(B)は、動画DBに格納されている情報の一例を示す図である。
【
図4】
図4(A)は、3Dパネルの一例を示す図であり、
図4(B)は、2Dパネルの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、ユーザ端末の傾き角度αを示す図である。
【
図6】
図6は、ユーザ端末が向けられている方向と、表示部に表示されるチャンネルの関係について説明する図である。
【
図7】
図7は、ユーザ端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、3Dパネル初期化処理の詳細を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、3Dパネルまたは2Dパネルの表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、3Dパネルが表示されているときに、ユーザ端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、コンテンツ提示システムの一実施形態について、
図1~
図11に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1には、一実施形態に係るコンテンツ提示システム1の構成が示されている。コンテンツ提示システム1は、例えば、ユーザ端末30を使用するユーザが旅行先などで、当該旅行先に関連する映像コンテンツ(以後、動画と記載する)を視聴する場合に、旅行先に関連する動画に簡単にアクセスできるようにするシステムである。
【0011】
コンテンツ提示システム1は、
図1に示すように、第1サーバ10と、第2サーバ20と、ユーザ端末30と、を含む。第1サーバ10と、第2サーバ20と、ユーザ端末30とは、インターネットなどのネットワークNWに接続されている。
【0012】
第1サーバ10は、拠点と、当該拠点の位置情報と、を関連付けて記憶する拠点DB11と、拠点情報提供部12と、を備え、ユーザ端末30からの要求に応じて、拠点の情報をユーザ端末30に送信する。また、第1サーバ10は、動画に関する情報を記憶する動画DB13と、動画情報提供部14と、を備え、ユーザ端末30からの要求に応じて、動画の情報をユーザ端末30に送信する。
【0013】
図2(A)には、第1サーバ10のハードウェア構成が示されている。
図2(A)に示すように、第1サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)104、記憶部106、及びネットワークインタフェース107等を備えている。これら第1サーバ10の構成各部は、バス110に接続されている。記憶部106は、例えば、ハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブ等の不揮発性の記憶装置である。
【0014】
第1サーバ10においては、CPU101がROM102あるいは記憶部106に格納されているプログラムを実行することにより、拠点情報提供部12及び動画情報提供部14としての機能が実現されている。また、記憶部106により、拠点DB11及び動画DB13が実現されている。
【0015】
図3(A)は、拠点DB11に格納されている情報の一例を示す図である。拠点DB11は、例えば、拠点ID、拠点名、及び拠点位置情報のフィールドを備える。
【0016】
拠点IDのフィールドには、拠点を一意に識別するための識別子が格納される。ここで、拠点とは、ユーザ端末30のユーザ(旅行者)が現在いる地域において目印や起点となり得る場所であり、例えば、駅、市役所、県庁等の公共施設や、ショッピングモールなどの商業施設等を含む。
【0017】
拠点名のフィールドには、拠点IDで識別される拠点の名称が格納される。拠点位置情報のフィールドには、拠点IDで識別される拠点の位置情報(例えば、緯度、経度)が格納される。
【0018】
拠点情報提供部12は、ユーザ端末30から、ユーザ端末30の現在位置情報(例えば、緯度及び経度)を受信すると、受信した現在位置情報と拠点位置情報とに基づいて、拠点DB11に登録されている拠点の中から、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点を特定し、当該特定した拠点の情報(例えば、拠点IDおよび/または拠点名)をユーザ端末30に送信する。
【0019】
図3(B)は、動画DB13に格納されている情報の一例を示す図である。動画DB13は、例えば、動画名、拠点情報、カテゴリ、動画保存先、及び動画サムネイル保存先のフィールドを備える。
【0020】
動画名のフィールドには、例えば、ある地方及び地域に関する情報(歴史、文化、史跡、博物館、美術館、特産品、グルメ、イベント等)を紹介する動画のファイル名が格納される。拠点情報のフィールドには、動画名で識別される動画に関連付け(タグ付け)されている拠点の情報(本実施形態では、拠点ID)が格納される。各動画に関連付けられる拠点の情報は、1つ(例えば、「A駅」)でもよいし、複数(例えば、「A駅」と「A市役所」)でもよい。各動画には、例えば、複数の拠点のうち、当該動画が紹介する場所や物にアクセスしやすい(移動距離が短いまたは移動手段が充実している)拠点の情報が関連付けられていてもよいし、当該動画が紹介する場所や物に関連する拠点の情報が関連付けられていてもよい。また、1つの動画に対して複数の拠点の情報を関連付ける場合において、当該複数の拠点は、異なるエリア(例えば、A県とB県)に存在する拠点であってもよい。また、動画の内容に関わらず、動画が全ての拠点に関連付けられていてもよい。
【0021】
カテゴリのフィールドには、各動画の内容に応じたカテゴリ(ジャンル)の情報が格納される。なお、
図3(B)では、1つの動画に対し、1つのカテゴリが関連付け(タグ付け)されているが、1つの動画に対し、複数のカテゴリが関連付けられていてもよい。
【0022】
動画保存先のフィールドには、第2サーバ20の動画/画像ストレージ21において動画が保存されている場所の情報(例えば、ファイルパス)が格納される。動画サムネイル保存先のフィールドには、第2サーバ20の動画/画像ストレージ21において動画のサムネイル画像が格納されている場所の情報(例えば、ファイルパス)が格納される。
【0023】
動画情報提供部14は、ユーザ端末30から、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点の情報(例えば、拠点ID)を受信すると、受信した拠点IDが関連付けられている動画の情報(動画名、カテゴリ、動画保存先、動画サムネイル保存先)をユーザ端末30に送信する。なお、第1サーバ10は、
図1に示す各部の機能以外の機能を有していてもよい。
【0024】
第2サーバ20は、動画および動画のサムネイル画像を格納する動画/画像ストレージ21を備える。本実施形態において、第2サーバ20に格納されている動画は、例えば、ある地方及び地域に関する情報(歴史、文化、史跡、博物館、美術館、特産品、グルメ、イベント等)を紹介する動画である。
【0025】
第2サーバ20のハードウェア構成は、第1サーバ10と同様であるため、詳細な説明を省略するが、動画/画像ストレージ21は、ハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ等の不揮発性の記憶装置により実現される。なお、第2サーバ20は、動画及び動画のサムネイル画像以外のデータ(例えば、静止画のデータ、音声データ)等も格納してもよい。また、第2サーバ20は、
図1に示す機能以外の機能を有していてもよい。
【0026】
ユーザ端末30は、ユーザが使用するスマートフォン等の携帯端末である。ユーザ端末30には、コンテンツ提示アプリがインストールされている。
図2(B)には、ユーザ端末30のハードウェア構成が示されている。
図2(B)に示すように、ユーザ端末30は、CPU301、ROM302、及びRAM304を備える。また、ユーザ端末30は、ネットワークインタフェース307、表示部303、入力部305、撮像部306、GPS(Global Positioning System)モジュール308、ジャイロセンサ309、加速度センサ310、及び地磁気センサ311等を備えている。これらユーザ端末30の構成各部は、バス315に接続されている。なお、
図2(B)には図示していないが、ユーザ端末30は、メモリカード等の可搬型記録媒体を着脱可能なスロットルを有していてもよい。
【0027】
表示部303は液晶ディスプレイ等を含み、入力部305は各種ボタンやタッチパネル等を含む。ユーザ端末30では、ROM302に格納されているプログラム(コンテンツ提示プログラムを含む)をCPU301が実行することにより、
図1に示す各部の機能が実現されている。
【0028】
具体的には、ユーザ端末30においては、CPU301がコンテンツ提示プログラムを実行することにより、現在位置取得部31、拠点情報取得部32、動画情報取得部33、動画一覧生成部34、再生部35、および表示制御部36としての機能が実現されている。なお、ユーザ端末30は、
図1に示す各部の機能以外の各種機能も有しているが、図示及び説明は省略する。
【0029】
現在位置取得部31は、ユーザ端末30の現在位置の情報(例えば、緯度及び経度)、すなわち、ユーザの現在位置の情報を取得する。具体的には、ユーザ端末30は、GPSモジュール308からユーザ端末30の現在位置の情報(以後、現在位置情報と記載する)を取得する。
【0030】
拠点情報取得部32は、ユーザの現在位置(ユーザ端末30の現在位置)に最も近い拠点の情報を取得する。具体的には、拠点情報取得部32は、現在位置取得部31が取得したユーザ端末30の現在位置情報を第1サーバ10に送信し、第1サーバ10の拠点DB11に登録されている複数の拠点のうち、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点の情報を第1サーバ10から受信する。
【0031】
動画情報取得部33は、第1サーバ10の動画DB13に格納されている動画の情報を取得する。動画情報取得部33は、第1サーバ10の動画DB13に格納されている動画全ての情報を取得してもよいし、ユーザの現在位置に最も近い拠点と関連付けられている動画の情報を取得してもよい。
【0032】
動画一覧生成部34は、動画情報取得部33が取得した動画の情報に基づいて、ユーザの現在位置に最も近い拠点と関連付けられている動画の一覧を生成する。具体的には、動画情報取得部33が取得した動画の情報において、拠点情報取得部32が取得した拠点が関連付けられている(タグ付けされている)動画を特定する。そして、特定された動画をタグ付けされているカテゴリで分類し、カテゴリごとに動画の一覧を表示するため画面(パネル)を生成する。
【0033】
本実施形態において、動画一覧生成部34は、拠点と関連付けられている動画の一覧を、撮像部306が撮像する実景に重畳して表示する(AR(Augmented Reality)表示する)3Dパネルと、予め定められた背景上に表示する(実景に重畳して表示しない)2Dパネルと、を生成する。
【0034】
図4(A)は、3Dパネルの一例を示す図である。3Dパネルは、
図4(A)に示すように、撮像部306が撮像する実景に動画の一覧LSTを重畳して表示する。動画の一覧LSTは、各動画を示す動画パネルMPNLを含んでいる。本実施形態では、ユーザが視聴したい動画の動画パネルMPNLをタップすると、ユーザは動画の詳細を確認できるようになっている。詳細は後述するが、動画の詳細として、例えば、動画のサムネイル画像と、動画を投稿した人物、組織からのメッセージ等が表示される。
【0035】
図4(B)は、2Dパネルの一例を示す図である。2Dパネルは、
図4(B)に示すように、予め定められた背景(画面レイアウト)上に、動画の一覧LSTを表示する。2Dパネルは、例えば、周知の動画一覧の表示手法を使用してもよい。
【0036】
再生部35は、動画一覧生成部34が生成した動画の一覧の中から選択された動画を再生する。
【0037】
表示制御部36は、ユーザ端末30の傾き角度αに応じて、動画の一覧の表示態様を変更する。ユーザ端末30の傾き角度αは、例えば、ジャイロセンサ309により検出できる。
図5は、ユーザ端末30の傾き角度αを示す図である。本実施形態では、ユーザ端末30の表示面38の鉛直方向からの角度を、傾き角度αと定義している。表示制御部36は、傾き角度αが所定値以上である場合、すなわち、ユーザ端末30が略水平に保持されていると判断できる場合、表示部304に2Dパネルを表示し、傾き角度αが所定値未満である場合、すなわち、ユーザ端末30が略水平に保持されていない場合、表示部304に3Dパネルを表示する。
【0038】
また、表示制御部36は、3Dパネルを表示している場合、ユーザ端末30が向けられている方向の変化に応じて、表示部304に表示するチャンネルを変更する。ユーザ端末30が向けられている方向の変化は、加速度センサ310と地磁気センサ311とにより検出できる。
【0039】
本実施形態では、動画の内容を示すカテゴリと、チャンネルと、を紐付けている。例えば、チャンネル1に「歴史」というカテゴリを紐付け、チャンネル2に「文化」というカテゴリを紐付け、チャンネル3に「お土産」というカテゴリを紐付けることができる。これにより、動画をグループ化して表示することができる。なお、チャンネルに紐付けられるカテゴリは複数でもよい。例えば、チャンネル1に「歴史」および「文化」というカテゴリを紐付け、チャンネル2に「お土産」というカテゴリを紐付け、チャンネル3に「鉄道」および「乗り物」というカテゴリを紐付けてもよい。各チャンネルにどのカテゴリを紐付けるかは、予め設定されていてもよいし、ユーザ端末30のユーザが設定してもよい。この場合、アプリ側で予め設定されているカテゴリをチャンネルに紐付けるための画面が提供される。
【0040】
図6は、ユーザ端末30が向けられている方向と、表示部304に表示されるチャンネルの関係について説明する図である。
図6では、ユーザ端末30を保持しているユーザUSRを上部から見た様子を示している。
【0041】
本実施形態では、例えば、3Dパネルを表示させた場合、まず、チャンネル1が表示されるようになっている。そして、チャンネル1が表示されたときにユーザ端末30が向けられている方向を基準として、ユーザ端末30の向きを例えば右方向(
図6において時計回り)に変化させ、ユーザ端末30の向きがR2の範囲内となった場合には、表示制御部36はチャンネル2を表示部303に表示する。
【0042】
また、ユーザ端末30の向きを例えば左方向(
図6において反時計回り)に変化させ、ユーザ端末30の向きがR12の範囲内となった場合には、表示制御部36はチャンネル12を表示部304に表示する。
【0043】
また、本実施形態では、3Dパネルを表示しているときに画面に対してスワイプ操作が行われた場合に、スワイプ操作の方向に応じてチャンネルの表示を変更できるようになっている。この場合、スワイプ操作によって、表示部303に表示されているチャンネルがチャンネル1からチャンネル2にした後、ユーザ端末30の向きを変化させると、チャンネル2を基準に表示部303に表示されるチャンネルが変化する。
【0044】
なお、チャンネル数は、12に限られるものではなく、11以下であってもよいし、13以上であってもよい。また、ユーザ端末30をどの程度移動させたときにチャンネルを変更するかについても、本実施形態に限られるものではなく、適宜設定することができる。
【0045】
このように、本実施形態では、ユーザ端末30が向けられている方向を変えることで、簡単にチャンネルを切り替えることができる。また、3Dパネルでは、撮像部306が撮像する実景に動画の一覧が表示されているため、周辺の景色を確認しながら、チャンネルを変更することができる。
【0046】
なお、2Dパネル(
図5参照)の場合、表示部304に表示されたチャンネルの文字(タブ)をタップすることで、チャンネルを変更することができる。また、スワイプ操作によってチャンネルを変更できるようにしてもよい。
【0047】
次に、本実施形態に係るユーザ端末30が実行する処理について説明する。
図7は、ユーザ端末30が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【0048】
図7の処理は、ユーザ端末30においてコンテンツ提示アプリが起動されたとき、または既に起動されているコンテンツ提示アプリがアクティブな状態になったときに開始される。コンテンツ提示アプリは、ROM303に記憶されたコンテンツ提示プログラムがCPU301により実行されることにより実現される。
【0049】
図7の処理では、まず、現在位置取得部31が、ユーザ端末30の現在位置情報を取得する(ステップS11)。
【0050】
現在位置取得部31は、ユーザ端末30の現在位置が所定のエリア内にあるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、所定のエリアとは、本実施形態に係るコンテンツ提示アプリを通じたサービスの提供が受けられるエリアである。所定のエリアは、例えば、1つの県等であってもよいし、複数の市町村を含むエリアであってもよいし、複数の県にまたがるエリアであってもよい。
【0051】
ユーザ端末30の現在位置が所定のエリア内にある場合(ステップS12/YES)、動画情報取得部33は、第1サーバ10の動画DB13に格納されている動画の情報を取得する(ステップS13)。
【0052】
次に、拠点情報取得部32が、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点の情報を取得する(ステップS15)。具体的には、拠点情報取得部32は、現在位置情報を第1サーバ10に送信し、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点の情報を第1サーバ10から受信する。
【0053】
次に、動画一覧生成部34が、ステップS13で取得した動画の情報に基づいて、ステップS15で取得した拠点に関連付けられた(タグ付けされた)動画を特定する(ステップS17)。
【0054】
次に、動画一覧生成部34は、動画の一覧を実景に重畳して表示する(AR表示する)3Dパネル(
図4(A)参照)の初期化処理を実行する(ステップS19)。
【0055】
図8は、3Dパネル初期化処理の詳細を示すフローチャートである。
図8に示す処理では、動画一覧生成部34は、まず、チャンネルパネルを配置する(ステップS191)。チャンネルパネルは、動画をチャンネル別に表示するためのパネル(テンプレート)である。
【0056】
次に、動画一覧生成部34は、表示するチャンネルを決定する(ステップS192)。具体的には、動画一覧生成部34は、
図7のステップS17において特定した動画に関連付けられたカテゴリに応じて、表示するチャンネルを決定する。例えば、チャンネル1に「歴史」というカテゴリが紐付けられ、チャンネル2に「文化」というカテゴリが紐付けられ、チャンネル3に「お土産」というカテゴリが紐付けられている場合において、ステップS17において特定した動画の中に、「文化」と関連付けられた動画がない場合には、チャンネル1とチャンネル3とを表示するチャンネルとして決定する。
【0057】
次に、動画一覧生成部34は、各チャンネルパネル上に表示する動画パネルMPNL(
図4(A)参照)を作成する(ステップS193)。動画一覧生成部34は、
図7のステップS17において特定した動画の動画サムネイル保存先を参照して、第2サーバ20の動画/画像ストレージ21から動画のサムネイル画像を取得し、動画パネルMPNLを作成する。
【0058】
次に、動画一覧生成部34は、各チャンネルパネル上に動画パネルMPNLを配置し(ステップS195)、
図7に戻る。
【0059】
3Dパネル初期化処理が終了すると、動画一覧生成部34は、2Dパネル(
図4(B)参照)を生成する(ステップS21)。動画一覧生成部34は、3Dパネルと同様に、表示するチャンネルを決定した後、各チャンネルについて予め定められた画面レイアウトに動画のサムネイル画像を配置し、2Dパネルを生成する。なお、動画一覧生成部34は、
図7のステップS17において特定した動画の動画サムネイル保存先を参照して、第2サーバ20の動画/画像ストレージ21から動画のサムネイル画像を取得する。
【0060】
2Dパネルの生成が終了すると、表示制御部36が、3Dパネルまたは2Dパネルの表示を開始し(ステップS23)、
図7の処理を終了する。
【0061】
ところで、ユーザ端末30の現在位置が所定のエリア内にない場合(ステップS12/NO)、表示制御部36は、「サービス提供エリア外です」等のメッセージを表示し(ステップS25)、
図7の処理を終了する。これにより、実際に所定のエリアを訪れたユーザにのみ、コンテンツ提示アプリを通じて動画が提供されるので、当該ユーザに特別感を与えることができる。また、所定のエリアを訪れていないユーザにとっては、所定のエリアを訪れる動機づけとなる。
【0062】
図9は、3Dパネルまたは2Dパネルの表示処理の一例を示すフローチャートである。
図9の処理は、
図7のステップS23の後、毎フレーム実行される。
【0063】
図9に示すように、表示制御部36は、ユーザ端末30の傾き角度αを取得する(ステップS31)。表示制御部36は、取得した傾き角度αが所定角度以上か否かを判断する(ステップS33)。
【0064】
傾き角度αが所定角度以上である場合(ステップS33/YES)、ユーザ端末30が略水平に保持されているため、表示制御部36は、2Dパネルを表示部304に表示し(ステップS35)、
図9の処理を終了する。傾き角度αが所定角度未満である場合(ステップS33/NO)、ユーザ端末30が略水平に保持されていないため、表示制御部36は、3Dパネルを表示部304に表示し(ステップS37)、
図9の処理を終了する。電車等の座席に座ってコンテンツ提示アプリを利用する場合、3Dパネルでチャンネルを選択しなければならないと、ユーザ端末30が向いている方向を変更しなければならず、周囲の人に「写真を撮られているのではないか」等の不快な感情を抱かせる可能性がある。そこで、本実施形態では、電車等の座席に座ってコンテンツ提示アプリを利用する場合、ユーザ端末30を略水平に保持することで、動画の一覧が2Dパネルで表示されるため、チャンネルを画面のタップで変更することができる。これにより、チャンネルを変更するための動作(ユーザ端末30が向けられた方向を変化させる動作)によって、周囲の人に不快な感情を抱かせる事態を回避することができる。一方、3Dパネルの表示が可能な環境では、ユーザは、ユーザ端末30を略垂直に保持することで、周囲の風景を確認しながら、動画の一覧を確認することができる。なお、2Dパネルの場合にも、ユーザ端末30の向けられた方向の変化によって、チャンネルを変更するようにしてもよい。また、2Dパネルの場合にチャンネルを変更する方法をユーザが設定できるようにしてもよい。
【0065】
次に、3Dパネルが表示されているときに、ユーザ端末30が実行する処理の一例について
図10のフローチャートを参照して説明する。
【0066】
図10の処理は、3Dパネルが表示されている間、繰り返し実行される。まず、表示制御部36は、ユーザ端末30が向けられている方向が変化したか否かを判断する(ステップS51)。
【0067】
ユーザ端末30が向けられている方向が変化した場合(ステップS51/YES)、表示制御部36は、ユーザ端末30の向きが変化した方向(右方向または左方向)とその変化量とに基づいて、表示部304に表示されるチャンネルを変更する(ステップS53)。例えば、ユーザ端末30の方向が、正面方向から右に第1の量移動した場合に、表示部304に表示されているチャンネル1を、チャンネル2に変更する。また、例えば、ユーザ端末30の方向が、正面方向から右に第2の量移動した場合に、表示部304に表示されているチャンネル1を、チャンネル3に変更する。
【0068】
一方、ユーザ端末30が向けられている方向が変化していない場合(ステップS51/NO)、または、ステップS53の処理後、表示制御部36は、チャンネルに表示されている動画のいずれかが選択されたか否かを判断する(ステップS55)。
【0069】
動画が選択された場合(ステップS55/YES)、表示制御部36は、選択された動画の詳細を示すパネル(動画詳細パネル)を表示部304に表示する(ステップS57)。表示制御部36は、例えば、
図11に示すような、動画のサムネイル画像と、動画に対して登録されているメッセージを含む動画詳細パネルを表示する。
【0070】
次に、再生部35は、再生ボタンが押されたか否かを判断する(ステップS59)。再生部35は、例えば、
図11に示す動画詳細パネルにおいて、サムネイル画像上に配置された再生ボタンB1が押されたか否かを判断する。再生ボタンが押された場合(ステップS59/YES)、再生部35は、動画の再生を実行する(ステップS61)。再生部35は、選択された動画の動画保存先を参照して、第2サーバ20の動画/画像ストレージ21にアクセスし、選択された動画を再生する。
【0071】
再生部35は、動画の再生が終了するまで(ステップS63/NO)、ステップS61を繰り返す。再生部35は、ユーザ端末30の回転に応じて、動画が表示される向きを変更するようにしてもよい。ユーザ端末30の回転は、ジャイロセンサ309により検出できる。
【0072】
動画の再生が終了すると(ステップS63/YES)、ステップS59に戻る。なお、動画の再生の中止ボタンが押された場合にも、ステップS59に戻る。
【0073】
再生ボタンが押されていない場合(ステップS59/NO)、表示制御部36は、「戻る」ボタンが押されたか否かを判断する(ステップS65)。表示制御部36は、例えば、
図11に示す動画詳細パネルにおいて、「戻る」ボタンB2が押されたか否かを判断する。
【0074】
「戻る」ボタンが押されていない場合(ステップS65/NO)、ステップS59に戻る。「戻る」ボタンが押された場合(ステップS65/YES)、表示制御部36は、選択された映像コンテンツが含まれていたチャンネルのパネルを表示部304に再び表示し(ステップS66)、
図10の処理を終了する。
【0075】
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末30は、ユーザ端末30の現在位置の情報を取得する現在位置取得部31と、予め登録された拠点の中から、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点の情報を取得する拠点情報取得部32と、複数の動画の中から、現在位置に最も近い拠点と関連付けられている動画を抽出し、抽出された動画の一覧を表示部304に表示する表示制御部36と、を備える。ユーザ端末30のユーザが、例えば、母国語が異なる外国を旅行している場合、旅行先に居住している人々が作成した動画が存在していたとしても、母国語とは異なる言語にて動画を検索したりする必要があるため、所望の動画を探し出すのが難しい場合がある。本実施形態によれば、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点に関連付けられた動画の一覧がユーザ端末30のユーザに提示されるので、ユーザは所望の動画にアクセスするために検索用のキーワード等を入力する必要がなく、ユーザが現在滞在している地域に関連する動画に簡単にアクセスすることができる。また、各動画は拠点に関連づけられているため、拠点を起点として来訪が可能な場所等を紹介する動画をユーザに提示することができる。例えば、ユーザの現在位置に基づいて、動画が撮影されたときの位置情報等が関連付けられた動画を抽出する場合、動画に関連付けられている位置情報がユーザの現在位置から遠いと、当該ユーザが来訪可能な場所であっても動画が提示されない場合がある。本実施形態では、ユーザの現在位置からは遠い場所であっても、拠点からのアクセスが容易(例えば、移動手段が充実している)であれば動画に当該拠点を紐付けることによって、ユーザに動画を提示することができる。
【0076】
また、動画を複数拠点(例えば、A県の拠点とB県の拠点)に対して登録することができるため、動画を閲覧させたいエリア(範囲)を制御できる。例えば、A県の特産品を紹介する動画を閲覧させる場合を考える。この場合において、A県の特産品を取り扱う物産館がB県にある場合に、A県の拠点だけでなく、B県にある物産館を拠点として登録し、当該拠点(物産館)に、A県の特産品を紹介する動画を紐づけることで、B県にある物産館を訪れた人に対して動画を閲覧させることができる。
【0077】
また、拠点を商圏を設定する手段として利用することが可能である。これにより、動画単位ではなく、拠点単位でデータ管理が可能となるので、例えば、拠点ごとに動画表示の優先度を設定したり、拠点に関連付ける動画が紹介する施設等と拠点との距離の範囲を、拠点ごとに自由に設定することができる。例えば、拠点Aについては、拠点Aから5kmの範囲内にある施設等を紹介する動画を関連付け、拠点Bについては、拠点Bから3kmの範囲内にある施設等を紹介する動画を関連付けるなど、拠点単位での設定が可能である。
【0078】
また、1つ1つの動画の位置情報(動画の撮影場所を示すGPS情報:緯度経度)を意識することなく、動画に関連する拠点に当該動画を紐づけることができるため、動画と拠点との関連性を把握することができる。また、拠点に関連する動画を、所定の基準によって自動的にソートし表示することができるようにしてもよい。
【0079】
また、本実施形態において、複数の動画は、予め定められた複数のカテゴリのいずれかに分類されており、表示制御部36は、抽出された動画の一覧を、カテゴリ(チャンネル)毎に表示する。これにより、ユーザは、カテゴリでグループ化された動画を一覧して確認することができ、興味あるコンテンツを発見しやすくなる。
【0080】
また、本実施形態において、表示制御部36は、抽出された動画の一覧をAR表示する。これにより、ユーザは、実景を楽しみながら、動画の一覧を確認することができる。
【0081】
また、本実施形態において、表示制御部36は、ユーザ端末30が向けられている方向の変化に応じて、表示部304に表示されるカテゴリ(チャンネル)を変更する。これにより、ユーザ端末30が向けられている方向を変えるという簡単な動作で、チャンネルを変更することができるため、ユーザの利便性が高まる。
【0082】
また、表示制御部36は、ユーザ端末30の表示面38の鉛直方向からの傾き角度αが所定の角度未満の場合、動画の一覧をAR表示し、傾き角度αが所定の角度以上の場合、動画の一覧をAR表示とは異なる態様(2Dパネル)で表示する。これにより、ユーザ端末30を略水平に保持した場合には、その保持方法に適した態様で動画の一覧が表示されるため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0083】
なお、上記実施形態において、第1サーバ10は、拠点DB11に登録されている拠点の中から、ユーザ端末30の現在位置に最も近い拠点の情報をユーザ端末30に送信していたが、これに限られるものではない。例えば、第1サーバ10は、拠点DB11に登録されている拠点のうち、ユーザ端末30の現在位置から所定の範囲(距離)内にある拠点の情報をユーザ端末30に送信してもよい。すなわち、第1サーバ10は、ユーザ端末30の現在位置と所定の位置関係にある拠点の情報をユーザ端末30に送信してもよい。また、ユーザ端末30において、ユーザ端末30への情報の送信対象となる拠点の条件を指定できるようにしてもよい。
【0084】
また、上記実施形態において、ユーザ端末30の傾き角度αに応じて、2Dパネルでの表示と3Dパネルでの表示とを切り替えていたが、これに限られるものではない。設定によって、ユーザ端末30の傾き角度αに関わらず、動画の一覧を2Dパネル又は3Dパネルで表示するようにしてもよい。また、ユーザの操作によって、2Dパネルでの表示と、3Dパネルでの表示とを切り換えられるようにしてもよい。
【0085】
なお、上記実施形態では、第1サーバ10が拠点DB11に拠点の情報を格納し、動画DB13に動画の情報を格納し、第2サーバ20が映像コンテンツ(動画)を格納していたが、これに限られるものではない。例えば、第1サーバ10と第2サーバ20とを統合し、1つのサーバ内に、拠点DB11と、動画DB13と、映像コンテンツとを格納するようにしてもよい。また、ユーザ端末30が拠点DB11と動画DB13とを有していてもよい。
【0086】
また、上記実施形態では、ユーザ端末30が動画の一覧を作成していたが、第1サーバ10または第2サーバ20が動画の一覧を作成してもよい。
【0087】
また、上記実施形態では、ユーザ端末30がスマートフォンである場合について説明したが、ユーザ端末30は、スマートアイグラスでもよい。また、ユーザ端末30は、タブレット端末であってもよい。
【0088】
また、上記実施形態では、映像コンテンツ(動画)の一覧を表示する場合について説明したが、映像コンテンツに代えて、または、映像コンテンツに加えて、例えば、説明文等を含む静止画や、音声コンテンツの一覧を表示してもよい。
【0089】
また、上記実施形態では、ユーザ端末30にコンテンツ提示アプリをインストールしていたが、コンテンツ提示アプリはWebアプリであってもよい。
【0090】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
【0091】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記憶媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0092】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記憶媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記憶媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0093】
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
【符号の説明】
【0094】
30 ユーザ端末
31 現在位置取得部
32 拠点情報取得部
33 動画情報取得部
34 動画一覧生成部
36 表示制御部
38 表示面