(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173212
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】鞍乗型車両
(51)【国際特許分類】
B62J 45/41 20200101AFI20241205BHJP
B62M 25/06 20060101ALI20241205BHJP
B62K 23/08 20060101ALI20241205BHJP
B62H 1/02 20060101ALI20241205BHJP
B62J 45/42 20200101ALI20241205BHJP
【FI】
B62J45/41
B62M25/06 A
B62M25/06 Z
B62K23/08
B62H1/02 E
B62J45/42
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023091470
(22)【出願日】2023-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】000010076
【氏名又は名称】ヤマハ発動機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100093056
【弁理士】
【氏名又は名称】杉谷 勉
(74)【代理人】
【識別番号】100142930
【弁理士】
【氏名又は名称】戸高 弘幸
(74)【代理人】
【識別番号】100175020
【弁理士】
【氏名又は名称】杉谷 知彦
(74)【代理人】
【識別番号】100180596
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 要
(74)【代理人】
【識別番号】100195349
【弁理士】
【氏名又は名称】青野 信喜
(72)【発明者】
【氏名】武田 規弘
(57)【要約】
【課題】適切に保護された角度センサを備える鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両1は車体フレーム61とエンジン11と回転軸部32とペダルアーム33とペダル34と角度センサ35を備える。エンジン11は車体フレーム61に支持される。エンジン11はクランクケース12とクランクケースカバー13を備える。クランクケースカバー13はクランクケース12から幅方向Yに膨らむ。回転軸部32は車体フレーム61に直接または間接的に支持され、幅方向Yに延びる。ペダルアーム33は回転軸部32から延び、回転軸部32回りに回転する。ペダル34はペダルアーム33に取り付けられる。角度センサ35は回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を検出する。角度センサ35はペダル34の前方に配置され、クランクケースカバー13の下方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は車両底面視においてクランクケースカバー13と重なる。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鞍乗型車両であって、
車体フレームと、
前記車体フレームに支持されるエンジンと、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、前記鞍乗型車両の幅方向に延びる回転軸部と、
前記回転軸部から延び、前記回転軸部回りに回転するペダルアームと、
前記ペダルアームに取り付けられるペダルと、
前記回転軸部回りの前記ペダルアームの回転角度を検出する角度センサと、
を備え、
前記エンジンは、
前記クランクケースと、
前記クランクケースから前記鞍乗型車両の前記幅方向に膨らむクランクケースカバーと、
を備え、
前記角度センサは、前記ペダルの前方に配置され、
前記角度センサは、前記クランクケースカバーの下方に配置され、
前記角度センサの少なくとも一部は、前記鞍乗型車両の底面視において、前記クランクケースカバーと重なる
鞍乗型車両。
【請求項2】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記角度センサと重なる
鞍乗型車両。
【請求項3】
請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記回転軸部よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記クランクケースカバーの下方に配置され、
前記回転軸部の少なくとも一部は、前記鞍乗型車両の底面視において、前記クランクケースカバーと重なる
鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記ペダルの前方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記クランクケースカバーは、前記鞍乗型車両の前記幅方向において最も外方に位置する外端を有し、
前記角度センサは、前記クランクケースカバーの前記外端よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項7】
請求項6に記載の鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記クランクケースカバーの前記外端よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、かつ、前記回転軸部を支持するペダルブラケット
を備え、
前記回転軸部は、前記鞍乗型車両の前記幅方向に前記ペダルブラケットを貫通し、
前記ペダルアームは、前記ペダルブラケットよりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の外方に配置され、
前記角度センサは、前記ペダルブラケットよりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項9】
請求項8に記載の鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記鞍乗型車両の側面視において、前記ペダルブラケットと重なる
鞍乗型車両。
【請求項10】
請求項8または9に記載の鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、前記車体フレームに直接または間接的に支持されるサイドスタンドを備え、
前記角度センサは、前記サイドスタンドの前方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項11】
請求項10に記載の鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、かつ、前記サイドスタンドを支持するスタンドブラケット
を備え、
前記角度センサは、前記スタンドブラケットの前方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項12】
請求項11に記載の鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、かつ、前記ペダルブラケットおよび前記スタンドブラケットを支持するアダプタブラケットと、
前記ペダルブラケットおよび前記スタンドブラケットを一緒に、前記アダプタブラケットに締結する締結部材と、
を備える
鞍乗型車両。
【請求項13】
請求項1から12のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記エンジンは、前記クランクケースカバーの後方に配置されるスプロケットカバーを備え、
前記角度センサは、前記スプロケットカバーの下方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項14】
請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記スプロケットカバーは、前記鞍乗型車両の前記幅方向において最も外方に位置する外端を有し、
前記角度センサは、前記スプロケットカバーの前記外端よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項15】
請求項1から14のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、前記角度センサに接続される電気配線を備え、
前記電気配線は、前記ペダルの前方に配置される
鞍乗型車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は鞍乗型車両を開示する。以下の説明では、特許文献1に記載される符号を、括弧書きで表記する。
【0003】
鞍乗型車両(1)は、車体フレーム(10)とエンジン(30)を備える。エンジン(30)は車体フレーム(10)に支持される。エンジン(30)は、クランクケース(31)とマグネトカバー(39)を備える。マグネトカバー(39)は、クランクケース(31)から、鞍乗型車両(1)の幅方向に膨らむ。
【0004】
鞍乗型車両(1)は、ブラケット(27)とフートレスト(28)と回転軸部(55)とペダルアーム(53)とペダル(56)を備える。ブラケット(27)は、車体フレーム(10)に支持される。フートレスト(28)と回転軸部(55)は、ブラケット(27)に支持される。回転軸部(55)は、鞍乗型車両(1)の幅方向に延びる。ペダルアーム(53)は、回転軸部(55)から延びる。ペダルアーム(53)は、回転軸部(55)回りに回転可能である。ペダルアーム(53)は、ブラケット(27)に対して回転可能である。ペダル(56)は、ペダルアーム(53)に取り付けられる。ペダル(56)は、フートレスト(28)の前方に配置される。運転者が鞍乗型車両(1)に乗車するとき、運転者は、運転者の足をフートレスト(28)に置き、かつ、運転者の足でペダル(56)を操作する。具体的には、運転者は、運転者の足の土踏まず、または、運転者の足の踵をフートレスト(28)に置く。運転者は、運転者の足のつま先でペダル(56)を操作する。運転者がペダル(56)を操作するとき、ペダルアーム(53)は回転軸部(55)回りに回転する。
【0005】
鞍乗型車両(1)は、センサ(60)を備える。センサ(60)は、回転軸部(55)回りのペダルアーム(53)の回転量を検出する。センサ(60)は、ペダル(56)とフートレスト(28)の間に配置される。具体的には、センサ(60)は、ペダル(56)の後方で、フートレスト(28)の前方に配置される。
【0006】
センサ(60)は、回転軸部(55)の前方に配置される。センサ(60)は、鞍乗型車両(1)の側面視において、回転軸部(55)と重ならない。センサ(60)は、回転軸部(55)に連結されない。回転軸部(55)は、ペダルアーム(53)をセンサ(60)に連結しない。
【0007】
鞍乗型車両(1)は、リンク機構を備える。リンク機構は、ペダルアーム(53)をセンサ(60)に連結する。リンク機構は、回転軸部(55)回りのペダルアーム(53)の回転を、センサ(60)に伝える。リンク機構は、シフトロッド(57)を含む。シフトロッド(57)は、鞍乗型車両(1)の前後方向に延びる。シフトロッド(57)は、ジョイント(58)を介して、ペダルアーム(53)に連結される。シフトロッド(57)は、ジョイント(59)を介して、センサ(60)に連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述の通り、特許文献1では、センサは、ペダルとフートレストの間に配置される。具体的には、センサは、ペダルの後方で、フートレストの前方に配置される。このため、運転者が鞍乗型車両に乗車するとき、運転者の足はセンサの右方または左方に位置する。よって、運転者の足が、センサに触れるおそれがある。運転者の足が、センサに当たるおそれがある。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、適切に保護された角度センサを備える鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
まず、角度センサをペダルの前方に配置することが検討された。角度センサがペダルの前方に配置されるとき、角度センサは運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は角度センサの後方に位置する。よって、運転者の足は角度センサに及ばない。例えば、運転者のつま先は角度センサに及ばない。したがって、角度センサと運転者の足の間の干渉は好適に防止される。角度センサは適切に保護される。
【0012】
しかしながら、角度センサがペダルの前方に配置される場合、新たな問題が生じた。新たな問題は、角度センサとエンジンの間の干渉である。エンジンは、ペダルの前方に配置されるからである。
【0013】
そこで、鞍乗型車両の構成がさらに検討された。本発明は、これらの検討に基づく。本発明は、次のような構成をとる。すなわち、本発明は、
鞍乗型車両であって、
車体フレームと、
前記車体フレームに支持されるエンジンと、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、前記鞍乗型車両の幅方向に延びる回転軸部と、
前記回転軸部から延び、前記回転軸部回りに回転するペダルアームと、
前記ペダルアームに取り付けられるペダルと、
前記回転軸部回りの前記ペダルアームの回転角度を検出する角度センサと、
を備え、
前記エンジンは、
前記クランクケースと、
前記クランクケースから前記鞍乗型車両の前記幅方向に膨らむクランクケースカバーと、
を備え、
前記角度センサは、前記ペダルの前方に配置され、
前記角度センサは、前記クランクケースカバーの下方に配置され、
前記角度センサの少なくとも一部は、前記鞍乗型車両の底面視において、前記クランクケースカバーと重なる
鞍乗型車両である。
【0014】
鞍乗型車両は、車体フレームとエンジンを備える。エンジンは、車体フレームに支持される。エンジンは、クランクケースとクランクケースカバーを備える。クランクケースカバーは、クランクケースから、鞍乗型車両の幅方向に膨らむ。
【0015】
鞍乗型車両は、回転軸部とペダルアームとペダルと角度センサを備える。回転軸部は、車体フレームに直接または間接的に支持される。回転軸部は、鞍乗型車両の幅方向に延びる。ペダルアームは、回転軸部から延びる。ペダルアームは、回転軸部回りに回転する。ペダルは、ペダルアームに取り付けられる。角度センサは、回転軸部回りのペダルアームの回転角度を検出する。
【0016】
角度センサは、ペダルの前方に配置される。ペダルは、鞍乗型車両の運転者の足によって操作される。このため、角度センサは運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は角度センサの後方に位置する。よって、運転者の足は角度センサに及ばない。したがって、角度センサと運転者の足の間の干渉は好適に防止される。角度センサは適切に保護される。
【0017】
角度センサは、クランクケースカバーの下方に配置される。このため、角度センサはクランクケースカバーと干渉しない。よって、角度センサとエンジンの間の干渉は、好適に防止される。
【0018】
角度センサの少なくとも一部は、鞍乗型車両の底面視において、クランクケースカバーと重なる。このため、角度センサは、クランクケースカバーの下方のエリアに設置される。よって、クランクケースカバーの下方のエリアは、角度センサを設置するために、有効に利用される。
【0019】
以下では、クランクケースカバーの下方のエリアを、適宜に「第1エリア」と呼ぶ。
【0020】
まとめると、本鞍乗型車両では、角度センサは適切に保護される。さらに、本鞍乗型車両では、角度センサとエンジンの間の干渉が好適に防止される。さらに、本鞍乗型車両では、第1エリアは、角度センサの設置のために、有効に利用される。
【0021】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記角度センサと重なる
ことが好ましい。
言い換えれば、回転軸部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記角度センサと実質的に同じ位置に配置される。このため、回転軸部は運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は回転軸部の後方に位置する。よって、運転者の足は回転軸部に及ばない。したがって、回転軸部と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。回転軸部は適切に保護される。
【0022】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記回転軸部よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
ことが好ましい。
このため、角度センサは一層適切に保護される。
【0023】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記角度センサから、前記鞍乗型車両の前記幅方向の外方に延びる
ことが好ましい。
このため、回転軸部よりも鞍乗型車両の幅方向の内方に角度センサを配置することは、容易である。
【0024】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記回転軸部に連結される
ことが好ましい。
このため、回転軸部は、ペダルアームを角度センサに連結する。よって、ペダルアームと角度センサは、簡素な構造で、互いに連結される。
【0025】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、
前記ペダルアームに連結される第1端と、
前記角度センサに連結される第2端と、
を有する
ことが好ましい。
このため、回転軸部がペダルアームを角度センサに連結することは、容易である。
【0026】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部の前記第2端は、前記鞍乗型車両の前記幅方向において最も内方に位置する前記回転軸部の部分である
ことが好ましい。
言い換えれば、前記回転軸部の前記第2端は、前記回転軸部の内端であることが好ましい。このため、回転軸部よりも鞍乗型車両の幅方向の内方に角度センサを配置することは、容易である。
【0027】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記ペダルアームと一体に回転し、
前記角度センサは、前記回転軸部の回転角度を検出する
ことが好ましい。
前記回転軸部は、前記ペダルアームと一体に回転する。このため、回転軸部の回転角度は、回転軸部回りのペダルアームの回転角度に相当する。角度センサは、回転軸部の回転角度を検出する。このため、回転軸部回りのペダルアームの回転角度を角度センサが検出することは、容易である。
【0028】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記車体フレームに対する前記回転軸部回りの前記ペダルアームの回転角度を検出することが好ましい。
このため、角度センサは、回転軸部回りのペダルアームの回転角度を適切に検出する。
【0029】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、車体フレームに直接または間接的に支持されることが好ましい。
このため、車体フレームに対する回転軸部回りのペダルアームの回転角度を角度センサが検出することは、容易である。
【0030】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記クランクケースカバーの下方に配置され、
前記回転軸部の少なくとも一部は、前記鞍乗型車両の底面視において、前記クランクケースカバーと重なる
ことが好ましい。
回転軸部は、クランクケースカバーの下方に配置される。このため、回転軸部はクランクケースカバーと干渉しない。よって、回転軸部とエンジンの間の干渉は、好適に防止される。回転軸部の少なくとも一部は、鞍乗型車両の底面視において、クランクケースカバーと重なる。このため、回転軸部は、第1エリアに設置される。よって、第1エリアは、回転軸部を設置するために、有効に利用される。
【0031】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記ペダルの前方に配置される
ことが好ましい。
このため、運転者の足は回転軸部の後方に位置する。よって、運転者の足は回転軸部に及ばない。したがって、回転軸部と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。回転軸部は適切に保護される。
【0032】
上述した鞍乗型車両において、
前記ペダルアームは、前記回転軸部から後方に延びる
ことが好ましい。
このため、ペダルの前方に回転軸部を配置することは、容易である。
【0033】
上述した鞍乗型車両において、
前記クランクケースカバーは、前記鞍乗型車両の前記幅方向において最も外方に位置する外端を有し、
前記角度センサは、前記クランクケースカバーの前記外端よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
ことが好ましい。
クランクケースカバーは外端を有する。クランクケースカバーの外端は、鞍乗型車両の幅方向において最も外方に位置するクランクケースカバーの部分である。角度センサは、クランクケースカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の内方に配置される。このため、角度センサは、クランクケースカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に位置する部分を有しない。言い換えれば、角度センサは、クランクケースカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に、出っ張らない。よって、角度センサは、一層好適に保護される。
【0034】
上述した鞍乗型車両において、
前記回転軸部は、前記クランクケースカバーの前記外端よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
ことが好ましい。
このため、回転軸部は、クランクケースカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に位置する部分を有しない。言い換えれば、回転軸部は、クランクケースカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に、出っ張らない。よって、回転軸部は、一層適切に保護される。
【0035】
上述した鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、かつ、前記回転軸部を支持するペダルブラケット
を備え、
前記回転軸部は、前記鞍乗型車両の前記幅方向に前記ペダルブラケットを貫通し、
前記ペダルアームは、前記ペダルブラケットよりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の外方に配置され、
前記角度センサは、前記ペダルブラケットよりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
ことが好ましい。
前記鞍乗型車両は、ペダルブラケットを備える。ペダルブラケットは、車体フレームに直接または間接的に支持される。ペダルブラケットは、回転軸部を支持する。このため、回転軸部は、車体フレームに好適に支持される。回転軸部は、鞍乗型車両の幅方向にペダルブラケットを貫通する。このため、ペダルブラケットが回転軸部を支持することは、容易である。ペダルアームは、ペダルブラケットよりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に配置される。このため、ペダルブラケットよりも鞍乗型車両の幅方向の外方にペダルを配置することは、容易である。よって、運転者が運転者の足でペダルを操作することは容易である。角度センサは、ペダルブラケットよりも、鞍乗型車両の幅方向の内方に配置される。このため、ペダルブラケットが角度センサを保護することは、容易である。よって、角度センサは一層適切に保護される。
【0036】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記鞍乗型車両の側面視において、前記ペダルブラケットと重なる
ことが好ましい。
このため、ペダルブラケットが角度センサを保護することは、一層容易である。よって、角度センサは一層適切に保護される。
【0037】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記ペダルブラケットに対する前記回転軸部回りの前記ペダルアームの回転角度を検出する
ことが好ましい。
このため、角度センサは、回転軸部回りのペダルアームの回転角度を適切に検出する。
【0038】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記ペダルブラケットに直接または間接的に支持される
ことが好ましい。
このため、ペダルブラケットに対する回転軸部回りのペダルアームの回転角度を角度センサが検出することは、容易である。
【0039】
上述した鞍乗型車両において、
前記ペダルブラケットは、前記鞍乗型車両の側面視において、ペダルと重なる
ことが好ましい。
このため、ペダルブラケットは、ペダルから、角度センサを隔てる。よって、ペダルブラケットは、ペダルを操作する運転者の足から、角度センサをガードする。したがって、角度センサは一層適切に保護される。
【0040】
上述した鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、前記車体フレームに直接または間接的に支持されるサイドスタンドを備え、
前記角度センサは、前記サイドスタンドの前方に配置される
ことが好ましい。
サイドスタンドは、運転者の足によって操作される。角度センサは、サイドスタンドの前方に配置される。このため、サイドスタンドが運転者の足によって操作されるときであっても、運転者の足は角度センサの後方に位置する。よって、サイドスタンドが運転者の足によって操作されるときであっても、運転者の足は角度センサに及ばない。したがって、角度センサと運転者の足の間の干渉は、一層好適に防止される。角度センサは、一層適切に保護される。
【0041】
上述した鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、かつ、前記サイドスタンドを支持するスタンドブラケット
を備え、
前記角度センサは、前記スタンドブラケットの前方に配置される
ことが好ましい。
鞍乗型車両は、スタンドブラケットを備える。スタンドブラケットは、車体フレームに直接または間接的に支持される。スタンドブラケットは、サイドスタンドを支持する。このため、サイドスタンドは車体フレームに好適に支持される。角度センサは、スタンドブラケットの前方に配置される。このため、サイドスタンドの前方に角度センサを配置することは、容易である。
【0042】
上述した鞍乗型車両において、
前記角度センサは、前記スタンドブラケットに支持されない
ことが好ましい。
このため、スタンドブラケットの前方に角度センサを配置することは、一層容易である。
【0043】
上述した鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
前記車体フレームに直接または間接的に支持され、かつ、前記ペダルブラケットおよび前記スタンドブラケットを支持するアダプタブラケットと、
前記ペダルブラケットおよび前記スタンドブラケットを一緒に、前記アダプタブラケットに締結する締結部材と、
ことが好ましい。
鞍乗型車両は、アダプタブラケットを備える。アダプタブラケットは、車体フレームに直接または間接的に支持される。アダプタブラケットは、ペダルブラケットおよびスタンドブラケットを支持する。このため、ペダルブラケットとスタンドブラケットは、車体フレームに好適に支持される。鞍乗型車両は、締結部材を備える。締結部材は、ペダルブラケットとスタンドブラケットを一緒に、アダプタブラケットに締結する。このため、アダプタブラケットは、ペダルブラケットとスタンドブラケットを、簡素な構造で、支持する。よって、アダプタブラケットがペダルブラケットとスタンドブラケットを支持することは、容易である。
【0044】
上述した鞍乗型車両において、
前記エンジンは、前記クランクケースカバーの後方に配置されるスプロケットカバーを備え、
前記角度センサは、前記スプロケットカバーの下方に配置される
ことが好ましい。
角度センサは、スプロケットカバーの下方に配置される。このため、角度センサはスプロケットカバーと干渉しない。よって、角度センサとエンジンの間の干渉は、一層好適に防止される。
【0045】
上述した鞍乗型車両において、
前記スプロケットカバーは、前記鞍乗型車両の前記幅方向において最も外方に位置する外端を有し、
前記角度センサは、前記スプロケットカバーの前記外端よりも、前記鞍乗型車両の前記幅方向の内方に配置される
ことが好ましい。
スプロケットカバーは外端を有する。スプロケットカバーの外端は、鞍乗型車両の幅方向において最も外方に位置するスプロケットカバーの部分である。角度センサは、スプロケットカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の内方に配置される。このため、角度センサは、スプロケットカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に位置する部分を有しない。言い換えれば、角度センサは、スプロケットカバーの外端よりも、鞍乗型車両の幅方向の外方に、出っ張らない。よって、角度センサは、一層好適に保護される。
【0046】
上述した鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、前記角度センサに接続される電気配線を備え、
前記電気配線は、前記ペダルの前方に配置される
ことが好ましい。
このため、電気配線は運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は電気配線の後方に位置する。よって、運転者の足は電気配線に及ばない。したがって、電気配線と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。電気配線は適切に保護される。
【発明の効果】
【0047】
本鞍乗型車両は、適切に保護された角度センサを備える。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【
図1】実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、図面を参照して本発明に係る鞍乗型車両1について説明する。
【0050】
1.鞍乗型車両1の概略構成
図1は、実施形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。鞍乗型車両1はストリート型車両である。運転者(ライダーともいう)は、鞍乗型車両1に乗車し、鞍乗型車両1を操縦する。
【0051】
図1は、鞍乗型車両1の前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zを示す。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは、鞍乗型車両1に乗車した運転者を基準として定義される。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは互いに直交する。前後方向Xおよび幅方向Yは、水平である。上下方向Zは、鉛直である。
【0052】
「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」はそれぞれ、鞍乗型車両1に乗車した運転者にとっての「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」を意味する。本明細書において特に断らない限り、「前方」および「後方」は、前後方向Xと平行な方向のみならず、前後方向Xに近い方向も含む。前後方向Xと近い方向は、例えば前後方向Xとのなす角度が45度以下の方向である。同様に、特に断らない限り、「右方」および「左方」は、幅方向Yと平行な方向のみならず、幅方向Yに近い方向も含む。特に断らない限り、「上方」および「下方」は、上下方向Zと平行な方向のみならず、上下方向Zに近い方向も含む。各図では、参考として、前、後、上、下、右、左を適宜に示す。
【0053】
本明細書では、「鞍乗型車両1の側面視において」を、適宜に「車両側面視において」という。同様に、「鞍乗型車両1の底面視において」を、適宜に「車両底面視において」という。「鞍乗型車両1の背面視において」を、適宜に「車両背面視において」という。
【0054】
鞍乗型車両1は、ハンドル2とフロントフォーク3と前輪4を備える。ハンドル2は、鞍乗型車両1の前部に配置される。フロントフォーク3は、ハンドル2に連結される。フロントフォーク3は、ハンドル2から下方に延びる。前輪4は、フロントフォーク3の下部に支持される。
【0055】
鞍乗型車両1は、燃料タンク5とシート6を備える。燃料タンク5は、ハンドル2の後方に配置される。シート6は、燃料タンク5の後方に配置される。シート6の少なくとも一部は、燃料タンク5と同じ高さ位置に配置される。燃料タンク5は、上端5aを有する。シート6の全部は、例えば、上端5aよりも下方に配置される。
【0056】
鞍乗型車両1は、エンジン11を備える。エンジン11は、燃料タンク5の下方に配置される。エンジン11は、シート6の下方に配置される。
【0057】
鞍乗型車両1は、スイングアーム21と後輪22とチェーン23を備える。スイングアーム21は、エンジン11の後方に配置される。スイングアーム21は、シート6の下方に配置される。スイングアーム21は、後方に延びる。後輪22は、スイングアーム21の後部に支持される。チェーン23は、エンジン11と後輪22を連結する。チェーン23は、エンジン11から後輪22に動力を伝達する。
【0058】
鞍乗型車両1は、ペダルユニット31とフートレスト41とサイドスタンド51を備える。ペダルユニット31とフートレスト41とサイドスタンド51は、シート6の下方に配置される。ペダルユニット31とフートレスト41とサイドスタンド51は、エンジン11の左方に配置される。ペダルユニット31とフートレスト41とサイドスタンド51は、後輪22の前方に配置される。
【0059】
運転者は、ハンドル2を握る。運転者は、シート6に跨がって着座し、ニーグリップを行う。ニーグリップは、鞍乗型車両1の一部を運転者の両脚で挟み込むことである。鞍乗型車両1の一部は、例えば、燃料タンク5である。運転者は、フートレスト41に運転者の足を置く。例えば、運転者は、運転者の左足の土踏まず、または、運転者の左足の踵をフートレスト41に置く。運転者は、運転者の足でペダルユニット31を操作する。例えば、運転者は、運転者の左足のつま先でペダルユニット31を操作する。
【0060】
2.車体フレーム
図2は、鞍乗型車両1の一部の左側面図である。鞍乗型車両1は、車体フレーム61を備える。
【0061】
車体フレーム61は、ヘッドパイプ62とメインフレーム63と第1ダウンフレーム64と第1ステー65と第2ダウンフレーム66とピボットフレーム67と第2ステー68を備える。メインフレーム63と第1ダウンフレーム64は、ヘッドパイプ62に接続される。メインフレーム63は、ヘッドパイプ62から後方に延びる。第1ダウンフレーム64は、ヘッドパイプ62から下方に延びる。第1ステー65は、メインフレーム63と第1ダウンフレーム64に接続される。第2ダウンフレーム66とピボットフレーム67と第2ステー68は、第1ダウンフレーム64および第1ステー65の後方に配置される。第2ダウンフレーム66は、メインフレーム63に接続される。第2ダウンフレーム66は、メインフレーム63から下方に延びる。ピボットフレーム67と第2ステー68は、第2ダウンフレーム66に接続される。ピボットフレーム67は、第2ダウンフレーム66から下方に延びる。第2ステー68は、第2ダウンフレーム66から後方かつ上方に延びる。そして、第2ステー68は、メインフレーム63に接続される。
【0062】
エンジン11は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、エンジン11は、ピボットフレーム67に直接的に支持される。エンジン11は、ピボットフレーム67に接続される。例えば、エンジン11は、第1ステー65に間接的に支持される。エンジン11は、エンジンブラケット71を介して、第1ステー65に支持される。
【0063】
鞍乗型車両1は、締結部材81、82を備える。締結部材81は、エンジン11をピボットフレーム67に締結する。締結部材82は、エンジン11をエンジンブラケット71に締結する。
【0064】
エンジン11は、車体フレーム61に固定される。エンジン11は、車体フレーム61に対して揺動不能である。例えば、エンジン11は、ピボットフレーム67に対して揺動不能である。
【0065】
3.エンジン11
エンジン11は、クランクケース12を備える。クランクケース12は、ピボットフレーム67に支持される。
【0066】
エンジン11は、クランクケースカバー13を備える。クランクケースカバー13の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。クランクケースカバー13は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。クランクケースカバー13は、クランクケース12に支持される。クランクケースカバー13は、クランクケース12に取り付けられる。クランクケース12とクランクケースカバー13は、幅方向Yに並ぶ。例えば、クランクケースカバー13は、クランクケース12の左方に配置される。クランクケースカバー13は、クランクケース12から幅方向Yに膨らむ。例えば、クランクケースカバー13は、クランクケース12から左方に膨らむ。
【0067】
エンジン11は、スプロケットカバー14を備える。スプロケットカバー14の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。スプロケットカバー14は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。スプロケットカバー14は、クランクケース12に支持される。スプロケットカバー14は、クランクケース12に取り付けられる。クランクケース12とスプロケットカバー14は、幅方向Yに並ぶ。例えば、スプロケットカバー14は、クランクケース12の左方に配置される。スプロケットカバー14は、クランクケース12から幅方向Yに膨らむ。例えば、スプロケットカバー14は、クランクケース12から左方に膨らむ。
【0068】
スプロケットカバー14の少なくとも一部は、クランクケースカバー13と同じ高さ位置に配置される。スプロケットカバー14は、クランクケースカバー13の後方に配置される。スプロケットカバー14の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の全部よりも後方に配置される。スプロケットカバー14は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0069】
エンジン11は、シリンダユニット15を備える。シリンダユニット15は、クランクケース12の上方に配置される。シリンダユニット15は、エンジンブラケット71に支持される。シリンダユニット15は、クランクケース12に接続される。シリンダユニット15は、クランクケース12から上方に延びる。
【0070】
シリンダユニット15は、例えば、シリンダブロック16とシリンダヘッド17を備える。シリンダブロック16は、クランクケース12の上方に設けられる。シリンダヘッド17は、シリンダブロック16の上方に設けられる。さらに、シリンダユニット15は、不図示のヘッドカバーを備えてもよい。ヘッドカバーは、例えば、シリンダヘッド17の上方に設けられる。
【0071】
エンジン11は、オイルパン18を備える。オイルパン18は、クランクケース12の下方に配置される。オイルパン18は、クランクケース12に支持される。オイルパン18は、クランクケース12に接続される。オイルパン18は、クランクケース12から下方に延びる。
【0072】
図示を省略するが、エンジン11の内部の構成を説明する。シリンダユニット15は、不図示のシリンダ孔を形成する。シリンダ孔は、シリンダユニット15の内部に形成される。シリンダユニット15は、不図示のピストンを備える。ピストンは、シリンダ孔に設置される。
【0073】
クランクケース12は、不図示のクランク軸を収容する。クランク軸は、ピストンに連結される。クランク軸は、幅方向Yに延びる軸線を有する。クランク軸は、クランク軸の軸線回りに回転する。すなわち、クランク軸は、回転動力を出力する。
【0074】
クランクケースカバー13は、クランク軸の左方に配置される。クランクケースカバー13は、車両側面視において、クランク軸と重なる。クランクケースカバー13は、クランク軸を覆う。
【0075】
エンジン11は、さらに、発電機を備えてもよい。発電機は、クランク軸に連結される。発電機は、クランク軸の左方に配置される。
【0076】
クランクケースカバー13は、発電機の左方に配置される。クランクケースカバー13は、車両側面視において、発電機と重なる。クランクケースカバー13は、不図示の発電機を覆う。
【0077】
エンジン11は、さらに、不図示のクラッチ、トランスミッションおよびドライブスプロケットを備える。クランク軸は、クラッチおよびトランスミッションを介して、ドライブスプロケットに連結される。クラッチは、クランク軸からトランスミッションへの回転動力の伝達を、接続および遮断する。具体的には、クラッチは、接続状態と切断状態の間で切り替わる。クラッチが接続状態であるとき、クラッチはクランク軸からトランスミッションに回転動力を伝達する。クラッチが切断状態であるとき、クラッチはクランク軸からトランスミッションに回転動力を伝達しない。トランスミッションは、クラッチからドライブスプロケットに回転動力を伝達する。トランスミッションがクラッチからドライブスプロケットに回転動力を伝達するとき、トランスミッションは回転動力の回転速度を変える。トランスミッションは、複数のギアと、シフト機構を備える。シフト機構は、ギアを変える。例えば、シフト機構は、シフトアップする(upshift)。例えば、シフト機構は、シフトダウンする(downshift)。シフト機構は、複数のギアの中から1つのギアを選択する。トランスミッションは、シフト機構によって選択されたギアを使用して、クランク軸からドライブスプロケットに回転動力を伝達する。ドライブスプロケットは、トランスミッションによって回転駆動される。ドライブスプロケットは、回転動力を出力する。ドライブスプロケットは、チェーン23に連結される。ドライブスプロケットは、チェーン23を介して、後輪22を駆動する。
【0078】
スプロケットカバー14は、車両側面視において、ドライブスプロケットの左方に配置される。スプロケットカバー14は、車両側面視において、ドライブスプロケットと重なる。スプロケットカバー14は、車両側面視において、ドライブスプロケットを覆う。
【0079】
4.ペダルユニット31とフートレスト41とサイドスタンド51
図3は、鞍乗型車両1の一部の左側面図である。鞍乗型車両1は、アダプタブラケット72を備える。アダプタブラケット72は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、アダプタブラケット72は、ピボットフレーム67に直接的に支持される。アダプタブラケット72は、ピボットフレーム67に接続される。
【0080】
鞍乗型車両1は、締結部材83を備える。締結部材83は、アダプタブラケット72をピボットフレーム67に締結する。
【0081】
アダプタブラケット72は車体フレーム61に固定される。
【0082】
アダプタブラケット72は、エンジン11に接続されていない。アダプタブラケット72は、エンジン11から離れている。
【0083】
図4は、鞍乗型車両1の一部の左側面図である。鞍乗型車両1は、フートレストブラケット73を備える。フートレストブラケット73は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、フートレストブラケット73は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72を介して、ピボットフレーム67に支持される。フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72に直接的に支持される。フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72に接続される。
【0084】
鞍乗型車両1は、締結部材84を備える。締結部材84は、フートレストブラケット73をアダプタブラケット72に締結する。
【0085】
フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72に固定される。
【0086】
フートレスト41は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、フートレスト41は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。フートレスト41は、アダプタブラケット72およびフートレストブラケット73を介して、ピボットフレーム67に支持される。フートレスト41は、フートレストブラケット73に直接的に支持される。フートレスト41は、フートレストブラケット73に接続される。
【0087】
鞍乗型車両1は、スタンドブラケット74を備える。スタンドブラケット74は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、スタンドブラケット74は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72を介して、ピボットフレーム67に支持される。スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72に直接的に支持される。スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72に接続される。
【0088】
鞍乗型車両1は、締結部材85を備える。締結部材85は、スタンドブラケット74をアダプタブラケット72に締結する。
【0089】
スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72に固定される。
【0090】
サイドスタンド51は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、サイドスタンド51は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。サイドスタンド51は、アダプタブラケット72およびスタンドブラケット74を介して、ピボットフレーム67に支持される。サイドスタンド51は、スタンドブラケット74に直接的に支持される。サイドスタンド51は、スタンドブラケット74に接続される。
【0091】
サイドスタンド51は、スタンドブラケット74に対して回転可能である。サイドスタンド51は、スタンドブラケット74に対して揺動可能である。具体的には、鞍乗型車両1は、支持軸部75を備える。支持軸部75は、スタンドブラケット74に支持される。サイドスタンド51は、支持軸部75に支持される。サイドスタンド51は、スタンドブラケット74に対して支持軸部75回りに回転である。
【0092】
サイドスタンド51は、格納位置と起立位置の間で移動可能である。
図4は、起立位置にあるサイドスタンド51を示す。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51は路面と接触する。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、鞍乗型車両1はサイドスタンド51に寄りかかり、サイドスタンド51は鞍乗型車両1を直立位置に保つ。
【0093】
図5は、鞍乗型車両1の一部の左側面図である。
図5は、格納位置にあるサイドスタンド51を示す。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は路面と接触しない。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は、鞍乗型車両1が走行することを許容する。
【0094】
鞍乗型車両1は、ペダルブラケット76を備える。ペダルブラケット76は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、ペダルブラケット76は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72を介して、ピボットフレーム67に支持される。ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72に直接的に支持される。ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72に接続される。
【0095】
ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72に固定される。
【0096】
締結部材85は、ペダルブラケット76をアダプタブラケット72に締結する。締結部材85は、ペダルブラケット76およびスタンドブラケット74を一緒に、アダプタブラケット72に締結する。締結部材85は、アダプタブラケット72とペダルブラケット76とスタンドブラケット74を結合する。ペダルブラケット76とスタンドブラケット74は、アダプタブラケット72に共締めされる。ペダルブラケット76とスタンドブラケット74は、アダプタブラケット72に一括して締結される。
【0097】
ペダルユニット31は、回転軸部32を備える。回転軸部32は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、回転軸部32は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。回転軸部32は、アダプタブラケット72およびペダルブラケット76を介して、ピボットフレーム67に支持される。回転軸部32は、ペダルブラケット76に直接的に支持される。回転軸部32は、ペダルブラケット76に接続される。
【0098】
例えば、回転軸部32は、ペダルブラケット76に対して回転可能である。回転軸部32は、車体フレーム61に対して回転可能である。
【0099】
ペダルユニット31は、ペダルアーム33を備える。ペダルアーム33は、回転軸部32に支持される。ペダルアーム33は、回転軸部32に接続される。ペダルアーム33は、回転軸部32から延びる。
【0100】
ペダルアーム33は、回転軸部32回りに回転する。ペダルアーム33は、回転軸部32回りに揺動する。ペダルアーム33は、ペダルブラケット76に対して回転する。ペダルアーム33は、車体フレーム61に対して回転可能である。
【0101】
例えば、ペダルアーム33は、回転軸部32に固定される。ペダルアーム33は、回転軸部32と一体に回転する。ペダルアーム33は、回転軸部32に対して回転不能である。
【0102】
ペダルユニット31は、ペダル34を備える。ペダル34は、ペダルアーム33に支持される。ペダル34は、ペダルアーム33に取り付けられる。
【0103】
ペダル34は、ペダルアーム33と一体に回転する。ペダル34は、回転軸部32回りに回転する。ペダル34は、ペダルブラケット76に対して回転する。ペダル34は、車体フレーム61に対して回転する。
【0104】
ペダル34は、上位置と下位置の間で移動する。
図5は、上位置に位置するペダル34を示す。
【0105】
図6は、鞍乗型車両1の一部の左側面図である。
図6は、下位置に位置するペダル34を示す。ペダル34の下位置は、ペダル34の上位置よりも低い。
【0106】
図3を参照する。ペダルユニット31は、角度センサ35を備える。角度センサ35は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を検出する。
【0107】
例えば、角度センサ35は、回転軸部32に連結される。角度センサ35は、回転軸部32の回転角度を検出する。回転軸部32の回転角度は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度に相当する。
【0108】
角度センサ35は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。例えば、角度センサ35は、ピボットフレーム67に間接的に支持される。角度センサ35は、アダプタブラケット72およびペダルブラケット76を介して、ピボットフレーム67に支持される。角度センサ35は、ペダルブラケット76に直接的に支持される。角度センサ35は、ペダルブラケット76に接続される。角度センサ35は、ペダルブラケット76に対する回転軸部32の回転角度を検出する。ここで、ペダルブラケット76に対する回転軸部32の回転角度は、ペダルブラケット76に対する回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度に相当する。ペダルブラケット76に対する回転軸部32の回転角度は、車体フレーム61に対する回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度に相当する。
【0109】
角度センサ35は、例えば、ロータリーポテンショメータである。
【0110】
角度センサは、ケース36と検出軸部37を有する。検出軸部37は、ケース36に支持される。検出軸部37は、ケース36内に収容される。検出軸部37は、ケース36に対して回転可能である。
【0111】
検出軸部37は、回転軸部32に連結される。検出軸部37は、回転軸部32に固定される。
【0112】
ケース36は、ペダルブラケット76に連結される。ケース36は、ペダルブラケット76に固定される。
【0113】
角度センサ35は、さらに、コネクタ38を備える。コネクタ38は、ケース36に支持される。コネクタ38は、ケース36に取り付けられる。
【0114】
鞍乗型車両1は、電気配線91を備える。電気配線91は、角度センサ35に接続される。電気配線91は、角度センサ35に電気的に接続される。具体的には、電気配線91は、コネクタ38に接続される。電気配線91は、コネクタ38に電気的に接続される。
【0115】
図2を参照する。鞍乗型車両1は、電装品95を備える。電装品95は、電気配線91に接続される。電装品95は、電気配線91に電気的に接続される。電装品95は、例えば、車体フレーム61に支持される。
【0116】
電装品95は、例えば、電子制御ユニットである。電装品95は、角度センサ35の検出結果を取得する。角度センサ35の検出結果は、運転者によるペダル34の操作に相当する。電装品95は、エンジン11を制御する。電装品95は、クラッチおよびトランスミッションの少なくともいずれかを制御する。電装品95は、例えば、シフト機構を制御する。
【0117】
なお、ペダルユニット31は、エンジン11に支持されない。ペダルユニット31は、エンジン11に接続されない。ペダルユニット31は、エンジン11に接触しない。ペダルユニット31は、エンジン11から離れている。例えば、角度センサ35は、エンジン11に支持されない。角度センサ35は、エンジン11に接続されない。角度センサ35は、エンジン11に接触しない。角度センサ35は、エンジン11から離れている。
【0118】
ペダルアーム33とシフト機構は、機械的に連結されない。例えば、鞍乗型車両1は、ペダルアーム33とシフト機構を機械的に連結するための連結部材を備えない。連結部材は、例えば、リンク機構、ロッドまたはワイヤである。連結部材は、例えば、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転を、シフト機構に伝達するためのものである。
【0119】
ペダルユニット31は、フートレストブラケット73に支持されない。ペダルユニット31は、フートレストブラケット73に接続されない。ペダルユニット31は、フートレストブラケット73に接触しない。ペダルユニット31は、フートレストブラケット73から離れている。例えば、回転軸部32は、フートレストブラケット73に支持されない。回転軸部32は、フートレストブラケット73に接続されない。回転軸部32は、フートレストブラケット73に接触しない。回転軸部32は、フートレストブラケット73から離れている。例えば、角度センサ35は、フートレストブラケット73に支持されない。角度センサ35は、フートレストブラケット73に接続されない。角度センサ35は、フートレストブラケット73に接触しない。角度センサ35は、フートレストブラケット73から離れている。
【0120】
ペダルユニット31は、スタンドブラケット74に支持されない。ペダルユニット31は、スタンドブラケット74に接続されない。ペダルユニット31は、スタンドブラケット74に接触しない。ペダルユニット31は、スタンドブラケット74から離れている。例えば、回転軸部32は、スタンドブラケット74に支持されない。回転軸部32は、スタンドブラケット74に接続されない。回転軸部32は、スタンドブラケット74に接触しない。回転軸部32は、スタンドブラケット74から離れている。例えば、角度センサ35は、スタンドブラケット74に支持されない。角度センサ35は、スタンドブラケット74に接続されない。角度センサ35は、スタンドブラケット74に接触しない。角度センサ35は、スタンドブラケット74から離れている。
【0121】
鞍乗型車両1の動作例を簡単に説明する。運転者は、運転者の足でペダル34を操作する。例えば、運転者は、運転者の左足のつま先でペダル34を操作する。ペダル34が運転者によって操作されたとき、ペダル34は、回転軸部32回りに回転する。ペダル34は、上下に揺動する。ペダル34は、上位置と下位置の間で移動する。ペダルアーム33は、ペダル34と一体に回転する。ペダルアーム33は、回転軸部32回りに回転する。ペダルアーム33は、ペダルブラケット76に対して回転する。ペダルアーム33は、車体フレーム61に対して回転する。角度センサ35は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を検出する。角度センサ35は、検出結果を電装品95に出力する。電装品95は、角度センサ35の検出結果を取得する。電装品95は、角度センサ35の検出結果に基づいて、シフト機構を制御する。電装品95は、角度センサ35の検出結果に基づいて、シフト機構にギアを変えさせる。これにより、ペダル34が運転者によって操作されたとき、シフト機構はギアを変える。例えば、ペダル34が上位置に移動したとき、シフト機構はシフトアップする。ペダル34が下位置に移動したとき、シフト機構はシフトダウンする。
【0122】
5.配置
鞍乗型車両1の各要素の配置を説明する。
【0123】
図3を参照する。アダプタブラケット72を説明する。アダプタブラケット72の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。アダプタブラケット72は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。例えば、アダプタブラケット72の前部は、車両側面視において、クランクケース12の後部と重なる。
【0124】
アダプタブラケット72の少なくとも一部は、クランクケースカバー13と同じ高さ位置に配置される。アダプタブラケット72は、クランクケースカバー13の後方に配置される。アダプタブラケット72は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0125】
アダプタブラケット72の少なくとも一部は、スプロケットカバー14と同じ高さ位置に配置される。アダプタブラケット72は、スプロケットカバー14の後方に配置される。アダプタブラケット72は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0126】
図4を参照する。フートレストブラケット73を説明する。フートレストブラケット73の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。フートレストブラケット73は、クランクケース12の後方に配置される。フートレストブラケット73は、車両側面視において、クランクケース12と重ならない。
【0127】
フートレストブラケット73の少なくとも一部は、クランクケースカバー13と同じ高さ位置に配置される。フートレストブラケット73は、クランクケースカバー13の後方に配置される。フートレストブラケット73は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0128】
フートレストブラケット73の少なくとも一部は、スプロケットカバー14と同じ高さ位置に配置される。フートレストブラケット73は、スプロケットカバー14の後方に配置される。フートレストブラケット73は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0129】
フートレストブラケット73は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重なる。例えば、フートレストブラケット73は、車両側面視において、アダプタブラケット72の後部と重なる。フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72から後方に延びる。
【0130】
フートレスト41を説明する。フートレスト41の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。フートレスト41は、クランクケース12の後方に配置される。フートレスト41は、車両側面視において、クランクケース12と重ならない。
【0131】
フートレスト41の少なくとも一部は、クランクケースカバー13と同じ高さ位置に配置される。フートレスト41は、クランクケースカバー13の後方に配置される。フートレスト41は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0132】
フートレスト41の少なくとも一部は、スプロケットカバー14と同じ高さ位置に配置される。フートレスト41は、スプロケットカバー14の後方に配置される。フートレスト41は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0133】
フートレスト41は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重なる。
【0134】
スタンドブラケット74を説明する。スタンドブラケット74は、クランクケースカバー13よりも下方に配置される。スタンドブラケット74は、クランクケースカバー13よりも後方に配置される。スタンドブラケット74は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0135】
スタンドブラケット74は、スプロケットカバー14の下方に配置される。スタンドブラケット74の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。スタンドブラケット74の全部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方に配置される。スタンドブラケット74は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0136】
スタンドブラケット74は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重なる。例えば、スタンドブラケット74の上部は、車両側面視において、アダプタブラケット72の下部と重なる。スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72から下方に延びる。
【0137】
スタンドブラケット74は、フートレストブラケット73よりも下方に配置される。スタンドブラケット74は、フートレストブラケット73よりも前方に配置される。スタンドブラケット74は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重ならない。
【0138】
スタンドブラケット74は、フートレスト41よりも下方に配置される。スタンドブラケット74は、フートレスト41よりも前方に配置される。スタンドブラケット74は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0139】
締結部材85は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重なる。締結部材85は、車両側面視において、アダプタブラケット72の下部と重なる。締結部材85は、車両側面視において、スタンドブラケット74と重なる。締結部材85は、車両側面視において、スタンドブラケット74の上部と重なる。
【0140】
支持軸部75を説明する。支持軸部75は、クランクケースカバー13よりも下方に配置される。支持軸部75は、クランクケースカバー13よりも後方に配置される。支持軸部75は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0141】
支持軸部75は、スプロケットカバー14の下方に配置される。支持軸部75の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。支持軸部75の全部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方に配置される。支持軸部75は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0142】
支持軸部75は、フートレストブラケット73よりも下方に配置される。支持軸部75は、フートレストブラケット73よりも前方に配置される。支持軸部75は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重ならない。
【0143】
支持軸部75は、フートレスト41よりも下方に配置される。支持軸部75は、フートレスト41よりも前方に配置される。支持軸部75は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0144】
支持軸部75は、車両側面視において、スタンドブラケット74と重なる。支持軸部75は、車両側面視において、スタンドブラケット74の下部と重なる。支持軸部75は、スタンドブラケット74の下部に支持される。
【0145】
支持軸部75は、締結部材85の下方に配置される。支持軸部75は、車両側面視において、締結部材85と重ならない。
【0146】
図4、
図5を参照する。サイドスタンド51を説明する。サイドスタンド51は、クランクケースカバー13よりも下方に配置される。サイドスタンド51は、クランクケースカバー13よりも後方に配置される。サイドスタンド51は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0147】
サイドスタンド51は、スプロケットカバー14の下方に配置される。サイドスタンド51の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。サイドスタンド51の全部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方に配置される。例えば、サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51の全部は、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。例えば、サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51の一部のみが、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方の位置から、スプロケットカバー14の後端14bよりも後方の位置まで延びる。サイドスタンド51は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0148】
サイドスタンド51は、フートレストブラケット73よりも下方に配置される。サイドスタンド51の少なくとも一部は、フートレストブラケット73の前方に配置される。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51の全部は、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51の一部のみが、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は、フートレストブラケット73の全部よりも前方の位置から、フートレストブラケット73の全部よりも後方の位置まで延びる。サイドスタンド51は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重なってもよいし、フートレストブラケット73と重ならなくてもよい。
【0149】
サイドスタンド51は、フートレスト41よりも下方に配置される。サイドスタンド51の少なくとも一部は、フートレスト41の前方に配置される。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51の全部は、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51の一部のみが、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は、フートレスト41の全部よりも前方の位置から、フートレスト41の全部よりも後方の位置まで延びる。サイドスタンド51は、車両側面視において、フートレスト41と重なってもよいし、フートレスト41と重ならなくてもよい。
【0150】
サイドスタンド51の一部は、車両側面視において、スタンドブラケット74の下部と重なる。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51はスタンドブラケット74から下方に延びる。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51はスタンドブラケット74から後方に延びる。
【0151】
サイドスタンド51は、締結部材85の下方に配置される。サイドスタンド51は、車両側面視において、締結部材85と重ならない。
【0152】
サイドスタンド51の一部は、車両側面視において、支持軸部75の下部と重なる。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51は支持軸部75から下方に延びる。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は支持軸部75から後方に延びる。
【0153】
図5、6を参照する。ペダルブラケット76を説明する。ペダルブラケット76は、幅方向Yに垂直な板形状を有する。ペダルブラケット76は、前後方向Xに延びる。ペダルブラケット76は、前端76aと後端76bを有する。
【0154】
ペダルブラケット76の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。
【0155】
ペダルブラケット76は、クランクケースカバー13の下方に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の全部よりも下方に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方、かつ、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方に配置される。言い換えれば、ペダルブラケット76の前端76aはクランクケースカバー13の後端13bよりも前方に位置し、かつ、ペダルブラケット76の後端76bはクランクケースカバー13の前端13aよりも後方に位置する。ペダルブラケット76の全部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方に配置される。言い換えれば、ペダルブラケット76の前端76aは、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方に位置する。ペダルブラケット76は、クランクケースカバー13の後端13bよりも後方の位置から、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方の位置まで延びる。言い換えれば、ペダルブラケット76の前端76aはクランクケースカバー13の後端13bよりも前方に位置し、かつ、ペダルブラケット76の後端76bはクランクケースカバー13の後端13bよりも後方に位置する。ペダルブラケット76は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0156】
ペダルブラケット76は、スプロケットカバー14の下方に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の全部よりも下方に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。言い換えれば、ペダルブラケット76の前端76aはスプロケットカバー14の後端14bよりも前方に位置し、かつ、ペダルブラケット76の後端76bはスプロケットカバー14の前端14aよりも後方に位置する。例えば、ペダルブラケット76は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方の位置から、スプロケットカバー14の前端14aよりも前方の位置まで延びる。言い換えれば、ペダルブラケット76の前端76aはスプロケットカバー14の前端14aよりも前方に位置し、かつ、ペダルブラケット76の後端76bはスプロケットカバー14の前端14aよりも後方に位置する。例えば、ペダルブラケット76は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重なる。ペダルブラケット76の上部は、車両側面視において、スプロケットカバー14の下部と重なる。あるいは、ペダルブラケット76は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならなくてもよい。
【0157】
ペダルブラケット76の少なくとも一部は、アダプタブラケット72と同じ高さ位置に配置される。ペダルブラケット76は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重なる。例えば、ペダルブラケット76の後部は、車両側面視において、アダプタブラケット72の下部と重なる。ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72から前方に延びる。
【0158】
ペダルブラケット76は、フートレストブラケット73の前方に配置される。ペダルブラケット76の全部は、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。ペダルブラケット76は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重ならない。
【0159】
ペダルブラケット76は、フートレスト41の前方に配置される。ペダルブラケット76の全部は、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。ペダルブラケット76は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0160】
ペダルブラケット76の少なくとも一部は、スタンドブラケット74と同じ高さ位置に配置される。ペダルブラケット76は、車両側面視において、スタンドブラケット74と重なる。例えば、ペダルブラケット76の後部は、車両側面視において、スタンドブラケット74の上部と重なる。ペダルブラケット76は、スタンドブラケット74から前方に延びる。
【0161】
締結部材85は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。締結部材85は、車両側面視において、ペダルブラケット76の後部と重なる。
【0162】
図5、6、7を参照する。
図7は、鞍乗型車両1の一部の左側面図である。
図7は、ペダルブラケット76と回転軸部32を破線で示す。
図7は、ペダルアーム33の図示を省略する。
図7は、上位置に位置するペダル34を実線で示す。
図7は、下位置に位置するペダル34を破線で示す。
図7は、起立位置に位置するサイドスタンド51を実線で示す。
図7は、格納位置に位置するサイドスタンド51を破線で示す。
【0163】
ペダルブラケット76は、支持軸部75の上方に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、支持軸部75の全部よりも上方に配置される。ペダルブラケット76は、支持軸部75よりも後方の位置から、支持軸部75よりも前方の位置まで延びる。ペダルブラケット76の前端76aは、支持軸部75の全部よりも前方に位置する。ペダルブラケット76の後端76bは、支持軸部75の全部よりも後方に位置する。ペダルブラケット76は、車両側面視において、支持軸部75と重ならない。
【0164】
ペダルブラケット76は、サイドスタンド51の上方に配置される。ペダルブラケット76の少なくとも一部は、サイドスタンド51の全部よりも上方に配置される。ペダルブラケット76の前端76aは、サイドスタンド51の全部よりも前方に配置される。ペダルブラケット76の後端76bは、サイドスタンド51の少なくとも一部よりも後方に配置される。例えば、サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51の全部は、ペダルブラケット76の後端76bよりも前方に配置される。例えば、サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51の一部のみが、ペダルブラケット76の後端76bよりも前方に配置される。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51は、ペダルブラケット76の後端76bよりも前方の位置から、ペダルブラケット76の後端76bよりも後方の位置まで延びる。ペダルブラケット76は、車両側面視において、サイドスタンド51と重ならない。
【0165】
回転軸部32を説明する。
図5、6を参照する。回転軸部32の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。例えば、回転軸部32の全部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。
【0166】
回転軸部32は、クランクケースカバー13の下方に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の全部よりも下方に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方、かつ、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方に配置される。回転軸部32の全部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0167】
回転軸部32は、スプロケットカバー14の下方に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の全部よりも下方に配置される。例えば、回転軸部32の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。あるいは、回転軸部32の全部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも前方に配置されてもよい。回転軸部32の全部は、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0168】
回転軸部32の少なくとも一部は、アダプタブラケット72と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32は、アダプタブラケット72の前方に配置される。回転軸部32の全部は、アダプタブラケット72の全部よりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重ならない。
【0169】
回転軸部32は、フートレストブラケット73の前方に配置される。回転軸部32の全部は、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重ならない。
【0170】
回転軸部32の少なくとも一部は、フートレスト41と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32は、フートレスト41の前方に配置される。回転軸部32の全部は、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0171】
回転軸部32の少なくとも一部は、スタンドブラケット74と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32は、スタンドブラケット74の上部と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32は、スタンドブラケット74の前方に配置される。回転軸部32の全部は、スタンドブラケット74の全部よりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、スタンドブラケット74と重ならない。
【0172】
回転軸部32の少なくとも一部は、締結部材85と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32は、締結部材85の前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、締結部材85と重ならない。
【0173】
図5-7を参照する。回転軸部32は、支持軸部75の上方に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、支持軸部75の全部よりも上方に配置される。回転軸部32は、支持軸部75の前方に配置される。回転軸部32の全部は、支持軸部75の全部よりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、支持軸部75と重ならない。
【0174】
回転軸部32は、サイドスタンド51の上方に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、サイドスタンド51の全部よりも上方に配置される。回転軸部32は、サイドスタンド51の前方に配置される。回転軸部32の少なくとも一部は、サイドスタンド51の全部よりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、サイドスタンド51と重ならない。
【0175】
回転軸部32の少なくとも一部は、ペダルブラケット76と同じ高さ位置に配置される。回転軸部32の全部は、ペダルブラケット76の前端76aよりも後方、かつ、ペダルブラケット76の後端76bよりも前方に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。回転軸部32の全部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。回転軸部32は、車両側面視において、ペダルブラケット76の前部と重なる。回転軸部32は、ペダルブラケット76の前部に支持される。
【0176】
ペダルアーム33を説明する。
図5、6を参照する。ペダルアーム33の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。
【0177】
ペダルアーム33は、クランクケースカバー13の下方に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の全部よりも下方に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方、かつ、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方に配置される。ペダルアーム33の全部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方に配置される。ペダルアーム33は、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方の位置から、クランクケースカバー13の後端13bよりも後方の位置まで延びる。ペダルアーム33は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0178】
ペダルアーム33は、スプロケットカバー14の下方に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の全部よりも下方に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。例えば、ペダルブラケット76は、スプロケットカバー14の前端14aよりも前方の位置から、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方の位置まで延びる。ペダルアーム33は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0179】
ペダルアーム33の少なくとも一部は、アダプタブラケット72と同じ高さ位置に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、アダプタブラケット72の全部よりも前方に配置される。ペダルアーム33は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重ならない。
【0180】
ペダルアーム33は、フートレストブラケット73の前方に配置される。ペダルアーム33の全部は、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。例えば、ペダルアーム33は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重ならない。あるいは、ペダルアーム33の後部は、スタンドブラケット74と重なってもよい。
【0181】
ペダルアーム33の少なくとも一部は、フートレスト41と同じ高さ位置に配置される。ペダルアーム33は、フートレスト41の前方に配置される。ペダルアーム33の全部は、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。ペダルアーム33は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0182】
ペダルアーム33の少なくとも一部は、スタンドブラケット74と同じ高さ位置に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、スタンドブラケット74の全部よりも前方に配置される。ペダルアーム33は、スタンドブラケット74と重なる。例えば、ペダルアーム33の後部は、スタンドブラケット74と重なる。
【0183】
ペダルアーム33の少なくとも一部は、締結部材85と同じ高さ位置に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、締結部材85の全部よりも前方に配置される。ペダルアーム33は、締結部材85と重なる。例えば、ペダルアーム33の後部は、締結部材85と重なる。例えば、ペダル34が上位置にあるとき、ペダルアーム33は締結部材85と重なる。
【0184】
ペダルアーム33は、支持軸部75の前方に配置される。例えば、ペダルアーム33は、支持軸部75と重ならない。
【0185】
ペダルアーム33は、サイドスタンド51の前方に配置される。例えば、ペダルアーム33は、サイドスタンド51と重ならない。
【0186】
ペダルアーム33の少なくとも一部は、ペダルブラケット76と同じ高さ位置に配置される。ペダルアーム33の全部は、ペダルブラケット76の前端76aよりも後方、かつ、ペダルブラケット76の後端76bよりも前方に配置される。ペダルアーム33の少なくとも一部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。
【0187】
ペダルアーム33は、車両側面視において、回転軸部32と重なる。ペダルアーム33は、車両側面視において、回転軸部32の全部と重なる。ペダルアーム33の前部は、車両側面視において、回転軸部32と重なる。ペダルアーム33の前部は、回転軸部32に接続される。ペダルアーム33は、回転軸部32から延びる。ペダルアーム33は、回転軸部32から後方に延びる。
【0188】
ペダル34を説明する。
図5、6を参照する。ペダル34の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。
【0189】
ペダル34は、クランクケースカバー13よりも下方に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の全部よりも下方に配置される。ペダル34は、クランクケースカバー13よりも後方に配置される。例えば、ペダル34の全部は、クランクケースカバー13の後端13bよりも後方に配置される。ペダル34は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0190】
ペダル34は、スプロケットカバー14の下方に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の全部よりも下方に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。例えば、ペダル34の全部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。ペダル34は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0191】
ペダル34の少なくとも一部は、アダプタブラケット72と同じ高さ位置に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重なる。例えば、ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重なる。
【0192】
ペダル34は、フートレストブラケット73の前方に配置される。ペダル34の全部は、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。ペダル34は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0193】
ペダル34の少なくとも一部は、フートレスト41と同じ高さ位置に配置される。ペダル34は、フートレスト41の前方に配置される。ペダル34の全部は、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。ペダル34は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0194】
ペダル34の少なくとも一部は、スタンドブラケット74と同じ高さ位置に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、車両側面視において、スタンドブラケット74と重なる。
【0195】
ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、締結部材85と同じ高さ位置に位置する。ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34は、車両側面視において、締結部材85と重なる。ペダル34が下位置にあるとき、ペダル34は、締結部材85よりも下方に位置する。ペダル34が下位置にあるとき、ペダル34は、車両側面視において、締結部材85と重ならない。
【0196】
図5-7を参照する。ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、支持軸部75の全部よりも上方に配置される。ペダル34が下位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、支持軸部75の全部よりも下方に位置する。ペダル34の少なくとも一部は、支持軸部75の全部よりも前方に配置される。ペダル34は、車両側面視において、支持軸部75と重ならない。ペダル34は、支持軸部75の前方において、上下に動く。
【0197】
ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、サイドスタンド51の全部よりも上方に位置する。ペダル34が下位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、サイドスタンド51と同じ高さ位置に位置する。サイドスタンド51の少なくとも一部は、ペダル34の全部よりも後方に配置される。例えば、サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51の一部のみが、ペダル34の全部よりも後方に配置される。サイドスタンド51が起立位置にあるとき、サイドスタンド51は、ペダル34の全部よりも後方の位置から、ペダル34の全部よりも前方の位置まで延びる。サイドスタンド51が格納位置にあるとき、サイドスタンド51の全部は、ペダル34の全部よりも後方に配置される。例えば、ペダル34は、車両側面視において、サイドスタンド51と重なってもよい。あるいは、ペダル34は、車両側面視において、サイドスタンド51と重ならなくてもよい。
【0198】
ペダル34の少なくとも一部は、ペダルブラケット76と同じ高さ位置に配置される。ペダル34の全部は、ペダルブラケット76の前端76aよりも後方、かつ、ペダルブラケット76の後端76bの前方に配置される。ペダル34の少なくとも一部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。ペダル34は、車両側面視において、ペダルブラケット76の後部と重なる。ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。ペダル34が下位置にあるとき、ペダル34は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重ならない。
【0199】
ペダル34が上位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、回転軸部32と同じ高さ位置に配置される。ペダル34が下位置にあるとき、ペダル34の少なくとも一部は、回転軸部32の全部よりも下方に配置される。ペダル34は、回転軸部32の後方に配置される。ペダル34は、回転軸部32よりも後方に配置される。ペダル34の全部は、回転軸部32の全部よりも後方に配置される。言い換えれば、回転軸部32は、ペダル34の前方に配置される。回転軸部32は、ペダル34よりも前方に配置される。回転軸部32の全部は、ペダル34の全部よりも前方に配置される。ペダル34は、車両側面視において、回転軸部32と重ならない。
【0200】
ペダル34は、車両側面視において、ペダルアーム33と重なる。ペダル34は、車両側面視において、ペダルアーム33の後部と重なる。ペダル34は、ペダルアーム33の後部に取り付けられる。
【0201】
角度センサ35を説明する。
図3を参照する。角度センサ35の少なくとも一部は、クランクケース12と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。例えば、角度センサ35の全部は、車両側面視において、クランクケース12と重なる。
【0202】
角度センサ35は、クランクケースカバー13の下方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の全部よりも下方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方、かつ、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方に配置される。角度センサ35の全部は、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0203】
角度センサ35は、スプロケットカバー14の下方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の全部よりも下方に配置される。例えば、角度センサ35の少なくとも一部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも後方、かつ、スプロケットカバー14の後端14bよりも前方に配置される。あるいは、角度センサ35の全部は、スプロケットカバー14の前端14aよりも前方に配置されてもよい。角度センサ35は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0204】
角度センサ35の少なくとも一部は、アダプタブラケット72と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35は、アダプタブラケット72の前方に配置される。角度センサ35の全部は、アダプタブラケット72の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、アダプタブラケット72と重ならない。
【0205】
図4を参照する。角度センサ35は、フートレストブラケット73の前方に配置される。角度センサ35の全部は、フートレストブラケット73の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、フートレストブラケット73と重ならない。
【0206】
角度センサ35の少なくとも一部は、フートレスト41と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35は、フートレスト41の前方に配置される。角度センサ35の全部は、フートレスト41の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、フートレスト41と重ならない。
【0207】
角度センサ35は、スタンドブラケット74の前方に配置される。角度センサ35は、スタンドブラケット74よりも前方に配置される。角度センサ35の全部は、スタンドブラケット74の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、スタンドブラケット74と重ならない。
【0208】
角度センサ35の少なくとも一部は、締結部材85と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35は、締結部材85の前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、締結部材85と重ならない。
【0209】
図7を参照する。角度センサ35は、支持軸部75の上方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、支持軸部75の全部よりも上方に配置される。角度センサ35は、支持軸部75の前方に配置される。角度センサ35の全部は、支持軸部75の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、支持軸部75と重ならない。
【0210】
角度センサ35は、サイドスタンド51の上方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、サイドスタンド51の全部よりも上方に配置される。角度センサ35は、サイドスタンド51の前方に配置される。角度センサ35の少なくとも一部は、サイドスタンド51の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、サイドスタンド51と重ならない。
【0211】
角度センサ35の検出軸部37は、車両側面視において、角度センサ35のケース36の中央に位置する。角度センサ35のコネクタ38は、検出軸部37の前方に配置される。コネクタ38は、ケース36の前方に配置される。コネクタ38は、ケース36から前方に延びる。コネクタ38は、前方に開放される。
【0212】
角度センサ35の少なくとも一部は、ペダルブラケット76と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35の全部は、ペダルブラケット76の前端76aよりも後方、かつ、ペダルブラケット76の後端76bの前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。角度センサ35の少なくとも一部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。例えば、ケース36の全部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。検出軸部37の全部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。コネクタ38の一部は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。
【0213】
角度センサ35の少なくとも一部は、回転軸部32と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、回転軸部32と重なる。角度センサ35の少なくとも一部は、車両側面視において、回転軸部32と重なる。例えば、検出軸部37の全部は、車両側面視において、回転軸部32と重なる。
【0214】
回転軸部32の全部は、車両側面視において、角度センサ35と重なる。回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と実質的に同じ位置に配置される。回転軸部32は、車両側面視において、検出軸部37と実質的に同じ位置に配置される。回転軸部32は、検出軸部37と同軸に配置される。
【0215】
図示を省略するが、角度センサ35の少なくとも一部は、ペダルアーム33と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、ペダルアーム33と重なる。角度センサ35は、車両側面視において、ペダルアーム33の前部と重なる。
【0216】
角度センサ35の少なくとも一部は、ペダル34と同じ高さ位置に配置される。例えば、ペダル34が上位置にあるとき、角度センサ35の少なくとも一部は、ペダル34と同じ高さ位置に配置される。角度センサ35は、ペダル34の前方に配置される。角度センサ35は、ペダル34よりも前方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダル34の全部よりも前方に配置される。角度センサ35は、車両側面視において、ペダル34と重ならない。
【0217】
電気配線91を説明する。
図3を参照する。電気配線91は、角度センサ35から前方に延びる。電気配線91は、コネクタ38から前方に延びる。
【0218】
電気配線91は、第1端91aを有する。第1端91aは、コネクタ38に接続される。第1端91aは、コネクタ38から前方に延びる。第1端91aは、コネクタ38の前方に配置される。
【0219】
第1端91aは、車両側面視において、クランクケース12と重なる。
【0220】
第1端91aは、クランクケースカバー13の下方に配置される。第1端91aは、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方、かつ、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方に配置される。電気配線91は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0221】
第1端91aは、スプロケットカバー14よりも下方に配置される。第1端91aは、スプロケットカバー14よりも前方に配置される。第1端91aは、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0222】
電気配線91は、クランクケースカバー13の下方のエリアにおいて、角度センサ35からクランクケースカバー13よりも前方の位置まで延びる。さらに、電気配線91は、クランクケースカバー13の前方のエリアにおいて、クランクケースカバー13よりも低い位置からクランクケースカバー13よりも高い位置まで延びる。電気配線91は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。第1端91aのみならず、電気配線91の全部は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0223】
電気配線91は、スプロケットカバー14の前方に配置される。電気配線91は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。第1端91aのみならず、電気配線91の全部は、車両側面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0224】
図2を参照する。電気配線91は、エンジン11よりも高い位置まで延びる。そして、電気配線91は、電装品95に電気的に接続される。
【0225】
電気配線91は、角度センサ35の前方に配置される。電気配線91の全部は、角度センサ35の全部よりも前方に配置される。
【0226】
上述の通り、回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と実質的に同じ位置に配置される。このため、電気配線91は、回転軸部32の前方に配置される。電気配線91の全部は、回転軸部32の全部よりも前方に配置される。
【0227】
上述の通り、ペダル34は、角度センサ35の後方に配置される。このため、電気配線91は、ペダル34の前方に配置される。電気配線91は、ペダル34よりも前方に配置される。電気配線91の全部は、ペダル34の全部よりも前方に配置される。
【0228】
電装品95を説明する。電装品95は、クランクケース12の上方に配置される。電装品95は、車両側面視において、クランクケース12と重ならない。
【0229】
電装品95は、クランクケースカバー13の上方に配置される。電装品95は、車両側面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0230】
電装品95は、エンジン11の上方に配置される。電装品95は、車両側面視において、エンジン11と重ならない。
【0231】
電装品95は、角度センサ35の上方に配置される。電装品95の全部は、角度センサ35の全部よりも上方に配置される。電装品95は、角度センサ35の前方に配置される。電装品95の全部は、角度センサ35の全部よりも前方に配置される。電装品95は、車両側面視において、角度センサ35と重ならない。
【0232】
車両底面視における鞍乗型車両1の各要素の配置を説明する。
【0233】
図8は、鞍乗型車両1の一部の底面図である。
図8は、車両中心面Cを示す。車両中心面Cは、仮想的な平面である。車両中心面Cは、幅方向Yに垂直である。車両中心面Cは、幅方向Yにおける鞍乗型車両1の中心を通る。車両中心面Cに近づく幅方向Yの1つの向きを、「幅方向Yの内方」と呼ぶ。車両中心面Cから遠ざかる幅方向Yの他の向きを、「幅方向Yの外方」と呼ぶ。
【0234】
クランクケース12は、車両中心面Cと交差する。
【0235】
クランクケースカバー13は、車両中心面Cと交差しない。クランクケースカバー13は、車両中心面Cの左方に配置される。クランクケースカバー13は、クランクケース12に接続される。クランクケース12とクランクケースカバー13は、幅方向Yに並ぶ。クランクケースカバー13は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、クランクケースカバー13は、クランクケース12の左方に配置される。クランクケースカバー13は、クランクケース12から幅方向Yの外方に膨らむ。例えば、クランクケースカバー13は、クランクケース12から左方に膨らむ。
【0236】
スプロケットカバー14は、車両中心面Cと交差しない。スプロケットカバー14は、車両中心面Cの左方に配置される。スプロケットカバー14は、クランクケース12に接続される。クランクケース12とスプロケットカバー14は、幅方向Yに並ぶ。スプロケットカバー14は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、スプロケットカバー14は、クランクケース12の左方に配置される。スプロケットカバー14は、クランクケース12から幅方向Yの外方に膨らむ。例えば、スプロケットカバー14は、クランクケース12から左方に膨らむ。
【0237】
アダプタブラケット72は、車両中心面Cと交差しない。アダプタブラケット72は、車両中心面Cの左方に配置される。アダプタブラケット72は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、アダプタブラケット72は、クランクケース12の左方に配置される。
【0238】
フートレストブラケット73は、車両中心面Cと交差しない。フートレストブラケット73は、車両中心面Cの左方に配置される。フートレストブラケット73は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、フートレストブラケット73は、クランクケース12の左方に配置される。フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、フートレストブラケット73は、アダプタブラケット72の左方に配置される。
【0239】
フートレスト41は、車両中心面Cと交差しない。フートレスト41は、車両中心面Cの左方に配置される。フートレスト41は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、フートレスト41は、クランクケース12の左方に配置される。フートレスト41は、フートレストブラケット73よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、フートレスト41は、フートレストブラケット73の左方に配置される。フートレスト41は、幅方向Yに延びる。フートレスト41は、フートレストブラケット73から幅方向Yの外方に延びる。例えば、フートレスト41は、フートレストブラケット73から左方に延びる。
【0240】
スタンドブラケット74は、車両中心面Cと交差しない。スタンドブラケット74は、車両中心面Cの左方に配置される。スタンドブラケット74は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、スタンドブラケット74は、クランクケース12の左方に配置される。スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72の幅方向Yの外方に配置される。例えば、スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72よりも、左方に配置される。
【0241】
ペダルブラケット76は、車両中心面Cと交差しない。ペダルブラケット76は、車両中心面Cの左方に配置される。ペダルブラケット76は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダルブラケット76は、クランクケース12の左方に配置される。ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダルブラケット76は、アダプタブラケット72の左方に配置される。
【0242】
ペダルユニット31は、車両中心面Cと交差しない。ペダルユニット31は、車両中心面Cの左方に配置される。ペダルユニット31は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダルユニット31は、クランクケース12の左方に配置される。ペダルユニット31は、フートレスト41の前方に配置される。
【0243】
ペダルアーム33は、ペダルブラケット76よりも、幅方向Yの外方に配置される。ペダルアーム33の全部は、ペダルブラケット76の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。言い換えれば、ペダルアーム33と車両中心面Cの間の距離は、ペダルブラケット76と車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、ペダルアーム33は、ペダルブラケット76の左方に配置される。ペダルアーム33の全部は、ペダルブラケット76の全部よりも左方に配置される。
【0244】
ペダル34は、ペダルブラケット76よりも、幅方向Yの外方に配置される。ペダル34の全部は、ペダルブラケット76の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。言い換えれば、ペダル34と車両中心面Cの間の距離は、ペダルブラケット76と車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、ペダル34は、ペダルブラケット76の左方に配置される。ペダル34の全部は、ペダルブラケット76の全部よりも左方に配置される。
【0245】
ペダル34は、ペダルアーム33よりも、幅方向Yの外方に配置される。言い換えれば、ペダル34と車両中心面Cの間の距離は、ペダルアーム33と車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、ペダル34は、ペダルアーム33の左方に配置される。
【0246】
ペダル34は、幅方向Yに延びる。ペダル34は、ペダルアーム33から幅方向Yの外方に延びる。例えば、ペダル34は、ペダルアーム33から左方に延びる。
【0247】
角度センサ35は、ペダルブラケット76よりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダルブラケット76の全部よりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、ペダルブラケット76と車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、ペダルブラケット76の右方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダルブラケット76の全部よりも右方に配置される。
【0248】
角度センサ35は、ペダルアーム33よりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダルアーム33の全部よりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、ペダルアーム33と車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、ペダルアーム33の右方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダルアーム33の全部よりも右方に配置される。
【0249】
角度センサ35は、ペダル34よりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダル34の全部よりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、ペダル34と車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、ペダル34の右方に配置される。角度センサ35の全部は、ペダル34の全部よりも右方に配置される。
【0250】
角度センサ35は、フートレスト41よりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、フートレスト41の全部よりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、フートレスト41と車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、フートレスト41の右方に配置される。角度センサ35の全部は、フートレスト41の全部よりも右方に配置される。
【0251】
上述した通り、運転者は、運転者の足の土踏まず、または、運転者の足の踵をフートレスト41に置く。運転者は、運転者の足のつま先でペダル34を操作する。このため、角度センサ35は、運転者の足よりも、幅方向Yの内方に位置する。角度センサ35の全部は、運転者の足の全部よりも、幅方向Yの内方に位置する。例えば、角度センサ35は、運転者の左足よりも、右方に位置する。角度センサ35の全部は、運転者の左足の全部よりも、右方に位置する。
【0252】
さらに、角度センサ35は、運転者の足の前方に位置する。角度センサ35の全部は、運転者の足の全部よりも、前方に位置する。
【0253】
図9は、鞍乗型車両1の一部の底面図である。
図9は、フートレストブラケット73とフートレスト41の図示を省略する。
図9は、支持軸部75とサイドスタンド51を明示する。
【0254】
支持軸部75は、車両中心面Cと交差しない。例えば、支持軸部75は、車両中心面Cの左方に配置される。支持軸部75は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、支持軸部75は、クランクケース12の左方に配置される。
【0255】
サイドスタンド51は、車両中心面Cと交差しない。例えば、サイドスタンド51は、車両中心面Cの左方に配置される。サイドスタンド51は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、サイドスタンド51は、クランクケース12の左方に配置される。
【0256】
図9は、ペダルブラケット76とペダルアーム33の図示を省略する。
図9は、回転軸部32を明示する。
【0257】
回転軸部32は、幅方向Yに延びる。回転軸部32は、幅方向Yにペダルブラケット76を貫通する。回転軸部32は、幅方向Yにペダルアーム33を貫通する。
【0258】
回転軸部32は、角度センサ35に連結される。回転軸部32は、ペダルアーム33に連結される。回転軸部32は、ペダルアーム33を角度センサ35に連結する。ペダルアーム33と角度センサ35は、回転軸部32を介して、連結される。例えば、ペダルアーム33と角度センサ35は、回転軸部32のみを介して、連結される。ペダルアーム33と角度センサ35は、リンク機構を介さずに、連結される。
【0259】
角度センサ35は、回転軸部32よりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、回転軸部32の全部よりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、回転軸部32と車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、回転軸部32の右方に配置される。角度センサ35の全部は、回転軸部32の全部よりも右方に配置される。
【0260】
回転軸部32は、角度センサ35から、幅方向Yの外方に延びる。例えば、回転軸部32は、角度センサ35から、左方に延びる。
【0261】
回転軸部32は、第1端32aと第2端32bを有する。第1端32aは、ペダルアーム33に連結される。第2端32bは、角度センサ35に連結される。
【0262】
第1端32aは、回転軸部32の外端である。第1端32aは、幅方向Yにおいて最も外方に位置する回転軸部32の部分である。言い換えれば、第1端32aは、車両中心面Cから最も遠い回転軸部32の部分である。例えば、第1端32aは、回転軸部32の左端である。
【0263】
第2端32bは、回転軸部32の内端である。第2端32bは、幅方向Yにおいて最も内方に位置する回転軸部32の部分である。言い換えれば、第2端32bは、車両中心面Cに最も近い回転軸部32の部分である。例えば、第2端32bは、回転軸部32の右端である。
【0264】
回転軸部32は、ペダル34よりも、幅方向Yの内方に位置する。回転軸部32の全部は、ペダル34の全部よりも、幅方向Yの内方に位置する。言い換えれば、回転軸部32と車両中心面Cの間の距離は、ペダル34と車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、回転軸部32は、ペダル34の右方に配置される。回転軸部32の全部は、ペダル34の全部よりも右方に配置される。
【0265】
図8、9を参照する。ペダルブラケット76の全部は、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダルブラケット76の全部は、クランクケース12の全部よりも、左方に配置される。ペダルブラケット76は、車両底面視において、クランクケース12と重ならない。
【0266】
ペダルユニット31の全部は、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダルユニット31の全部は、クランクケース12の全部よりも、左方に配置される。ペダルユニット31は、車両底面視において、クランクケース12と重ならない。
【0267】
したがって、回転軸部32は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。回転軸部32の全部は、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、回転軸部32は、クランクケースカバー13の左方に配置される。回転軸部32の全部は、クランクケースカバー13の全部よりも左方に配置される。回転軸部32は、車両底面視において、クランクケース12と重ならない。
【0268】
同様に、ペダル34は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。ペダル34の全部は、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダル34は、クランクケースカバー13の左方に配置される。ペダル34の全部は、クランクケースカバー13の全部よりも左方に配置される。ペダル34は、車両底面視において、クランクケース12と重ならない。
【0269】
角度センサ35は、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に配置される。角度センサ35の全部は、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、角度センサ35は、クランクケースカバー13の左方に配置される。角度センサ35の全部は、クランクケースカバー13の全部よりも左方に配置される。角度センサ35は、車両底面視において、クランクケース12と重ならない。
【0270】
ペダルブラケット76の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。
【0271】
ペダルユニット31の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。
【0272】
回転軸部32の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。例えば、回転軸部32の全部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。
【0273】
ペダルアーム33の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。
【0274】
ペダル34は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重ならない。
【0275】
角度センサ35の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。例えば、角度センサ35の全部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。
【0276】
図示を省略するが、電気配線91の第1端91aの少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。例えば、第1端91aの全部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。
【0277】
ペダルブラケット76の少なくとも一部は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重なる。
【0278】
ペダルユニット31の少なくとも一部は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重なる。
【0279】
例えば、回転軸部32の少なくとも一部は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重なってもよい。あるいは、回転軸部32は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重ならなくてもよい。
【0280】
ペダルアーム33は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0281】
ペダル34は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重ならない。
【0282】
例えば、角度センサ35の少なくとも一部は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重なってもよい。あるいは、角度センサ35は、車両底面視において、スプロケットカバー14と重ならなくてもよい。
【0283】
回転軸部32は、車両底面視において、アダプタブラケット72と重ならない。回転軸部32は、車両底面視において、フートレストブラケット73と重ならない。回転軸部32は、車両底面視において、フートレスト41と重ならない。回転軸部32は、車両底面視において、スタンドブラケット74と重ならない。回転軸部32は、車両底面視において、支持軸部75と重ならない。回転軸部32は、車両底面視において、サイドスタンド51と重ならない。回転軸部32は、車両底面視において、ペダルブラケット76と重なる。
【0284】
ペダルアーム33は、車両底面視において、アダプタブラケット72と重ならない。ペダルアーム33は、車両底面視において、フートレストブラケット73と重ならない。ペダルアーム33は、車両底面視において、フートレスト41と重ならない。ペダルアーム33は、車両底面視において、スタンドブラケット74と重ならない。ペダルアーム33は、車両底面視において、支持軸部75と重なってもよいし、支持軸部75と重ならなくてもよい。ペダルアーム33は、車両底面視において、サイドスタンド51と重なってもよいし、サイドスタンド51と重ならなくてもよい。ペダルアーム33は、車両底面視において、ペダルブラケット76と重なってもよいし、重ならなくてもよい。
【0285】
ペダルアーム33は、車両底面視において、回転軸部32と重なる。
【0286】
ペダル34は、車両底面視において、アダプタブラケット72と重ならない。ペダル34は、車両底面視において、フートレストブラケット73と重ならない。ペダル34は、車両底面視において、フートレスト41と重ならない。ペダル34は、車両底面視において、スタンドブラケット74と重ならない。ペダル34は、車両底面視において、支持軸部75と重なってもよいし、支持軸部75と重ならなくてもよい。ペダル34は、車両底面視において、サイドスタンド51と重なってもよいし、サイドスタンド51と重ならなくてもよい。ペダル34は、車両底面視において、ペダルブラケット76と重ならない。
【0287】
ペダル34は、車両底面視において、回転軸部32と重ならない。ペダル34は、車両底面視において、ペダルアーム33と重なってもよいし、ペダルアーム33と重ならなくてもよい。
【0288】
角度センサ35は、車両底面視において、アダプタブラケット72と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、フートレストブラケット73と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、フートレスト41と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、スタンドブラケット74と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、支持軸部75と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、サイドスタンド51と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、ペダルブラケット76と重なってもよいし、重ならなくてもよい。
【0289】
角度センサ35は、車両底面視において、回転軸部32と重なってもよいし、回転軸部32と重ならなくてもよい。角度センサ35は、車両底面視において、ペダルアーム33と重ならない。角度センサ35は、車両底面視において、ペダル34と重ならない。
【0290】
クランクケースカバー13は、外端13cを有する。外端13cは、幅方向Yにおいて最も外方に位置するクランクケースカバー13の部分である。言い換えれば、外端13cは、車両中心面Cから最も遠いクランクケースカバー13の部分である。例えば、外端13cは、クランクケースカバー13の左端である。
【0291】
外端13cは、クランクケース12よりも、幅方向Yの内方に位置する。外端13cは、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの内方に位置する。例えば、外端13cは、クランクケース12の左方に位置する。外端13cは、クランクケース12の全部よりも左方に位置する。
【0292】
ペダルブラケット76は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。ペダルブラケット76の全部は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、ペダルブラケット76と車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、ペダルブラケット76は、外端13cの右方に配置される。ペダルブラケット76の全部は、外端13cの右方に配置される。
【0293】
回転軸部32は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。回転軸部32の全部は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、回転軸部32と車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、回転軸部32は、外端13cの右方に配置される。回転軸部32の全部は、外端13cの右方に配置される。
【0294】
ペダルアーム33は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。ペダルアーム33の全部は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、ペダルアーム33と車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、ペダルアーム33は、外端13cの右方に配置される。ペダルアーム33の全部は、外端13cの右方に配置される。
【0295】
ペダル34の一部は、外端13cよりも、幅方向Yの外方に配置される。すなわち、ペダル34の一部は、外端13cよりも、幅方向Yの外方に突出する。例えば、ペダル34の一部は、外端13cの左方に配置される。ペダル34の一部は、外端13cよりも左方に突出する。
【0296】
ペダル34は、外端34aを有する。外端34aは、幅方向Yにおいて最も外方に位置するペダル34の部分である。言い換えれば、外端34aは、車両中心面Cから最も遠いペダル34の部分である。例えば、外端34aは、ペダル34の左端である。
【0297】
外端34aは、外端13cよりも、幅方向Yの外方に位置する。言い換えれば、外端34aと車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、外端34aは、外端13cの左方に位置する。
【0298】
ペダル34は、内端34bを有する。内端34bは、幅方向Yにおいて最も内方に位置するペダル34の部分である。言い換えれば、内端34bは、車両中心面Cに最も近いペダル34の部分である。例えば、内端34bは、ペダル34の右端である。
【0299】
内端34bは、外端13cよりも、幅方向Yの内方に位置する。言い換えれば、内端34bと車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、内端34bは、外端13cの右方に位置する。
【0300】
角度センサ35は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、外端13cの右方に配置される。角度センサ35の全部は、外端13cの右方に配置される。
【0301】
スプロケットカバー14は、外端14cを有する。外端14cは、幅方向Yにおいて最も外方に位置するスプロケットカバー14の部分である。言い換えれば、外端14cは、車両中心面Cから最も遠いスプロケットカバー14の部分である。例えば、外端14cは、スプロケットカバー14の左端である。
【0302】
外端14cは、クランクケース12よりも、幅方向Yの内方に位置する。外端14cは、クランクケース12の全部よりも、幅方向Yの内方に位置する。例えば、外端14cは、クランクケース12の左方に位置する。外端14cは、クランクケース12の全部よりも左方に位置する。
【0303】
外端14cは、外端13cよりも、幅方向Yの内方に位置する。言い換えれば、外端14cと車両中心面Cの間の距離は、外端13cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、外端14cは、外端13cの右方に位置する。
【0304】
ペダルブラケット76の一部は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。ペダルブラケット76の一部は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に突出する。例えば、ペダルブラケット76の一部は、外端14cの左方に配置される。ペダルブラケット76の一部は、外端14cよりも左方に突出する。
【0305】
回転軸部32の一部は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。回転軸部32の一部は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に突出する。例えば、回転軸部32の一部は、外端14cの左方に配置される。回転軸部32の一部は、外端14cよりも左方に突出する。
【0306】
回転軸部32の第1端32aは、外端14cよりも、幅方向Yの外方に位置する。言い換えれば、第1端32aと車両中心面Cの間の距離は、外端14cと車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、第1端32aは、外端14cの左方に位置する。
【0307】
回転軸部32の第2端32bは、外端14cよりも、幅方向Yの内方に位置する。言い換えれば、第2端32bと車両中心面Cの間の距離は、外端14cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、第2端32bは、外端14cの右方に位置する。
【0308】
ペダルアーム33は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。ペダルアーム33の全部は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。言い換えれば、ペダルアーム33と車両中心面Cの間の距離は、外端14cと車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、ペダルアーム33は、外端14cの左方に配置される。例えば、ペダルアーム33の全部は、外端14cの左方に配置される。
【0309】
ペダル34は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。ペダル34の全部は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。言い換えれば、ペダル34と車両中心面Cの間の距離は、外端14cと車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、ペダル34は、外端14cの左方に配置される。例えば、ペダル34の全部は、外端14cの左方に配置される。
【0310】
ペダル34の内端34bは、外端14cよりも、幅方向Yの外方に配置される。言い換えれば、内端34bと車両中心面Cの間の距離は、外端14cと車両中心面Cの間の距離よりも、大きい。例えば、内端34bは、外端14cの左方に配置される。
【0311】
角度センサ35は、外端14cよりも、幅方向Yの内方に配置される。角度センサ35の全部は、外端14cよりも、幅方向Yの内方に配置される。言い換えれば、角度センサ35と車両中心面Cの間の距離は、外端14cと車両中心面Cの間の距離よりも、小さい。例えば、角度センサ35は、外端14cの右方に配置される。角度センサ35の全部は、外端14cの右方に配置される。
【0312】
車両背面視における鞍乗型車両1の各要素の配置を説明する。
【0313】
図10は、鞍乗型車両1の一部の背面図である。
図10は、アダプタブラケット72とスタンドブラケット74とペダルブラケット76の結合を示す。アダプタブラケット72とスタンドブラケット74とペダルブラケット76は、幅方向Yに並ぶ。スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、スタンドブラケット74は、アダプタブラケット72の左方に配置される。ペダルブラケット76は、スタンドブラケット74よりも、幅方向Yの外方に配置される。例えば、ペダルブラケット76は、スタンドブラケット74の左方に配置される。
【0314】
アダプタブラケット72とスタンドブラケット74とペダルブラケット76は、互いに積層される。アダプタブラケット72とスタンドブラケット74とペダルブラケット76は、この順に積層される。
【0315】
アダプタブラケット72とスタンドブラケット74は、互いに接触する。アダプタブラケット72とスタンドブラケット74は、面接触する。スタンドブラケット74とペダルブラケット76は、互いに接触する。スタンドブラケット74とペダルブラケット76は、面接触する。
【0316】
図10は、締結部材85の一部を破線で示す。締結部材85は、幅方向Yに延びる。締結部材85は、アダプタブラケット72とスタンドブラケット74とペダルブラケット76を貫通する。締結部材85は、アダプタブラケット72とスタンドブラケット74とペダルブラケット76を一括して結合する。
【0317】
図11は、鞍乗型車両1の一部の背面図である。
図11は、角度センサ35とペダルブラケット76と回転軸部32の間の接続を示す。
図11は、回転軸部32を破線で示す。回転軸部32は、ペダルブラケット76を貫通する。回転軸部32は、角度センサ35に接続される。回転軸部32は、不図示の検出軸部37に接続される。
【0318】
鞍乗型車両1は、締結部材86を備える。
図11は、締結部材86の一部を破線で示す。締結部材86は、角度センサ35をペダルブラケット76に締結する。締結部材86は、ケース36をペダルブラケット76に締結する。締結部材86により、角度センサ35はペダルブラケット76に接続される。締結部材86により、ケース36はペダルブラケット76に接続される。
【0319】
図11は、クランクケース12の下方のエリアAを一点鎖線で示す。以下では、クランクケース12の下方のエリアAを、適宜に「第1エリアA」と呼ぶ。第1エリアAは、クランクケースカバー13の下方に位置する。より詳しくは、第1エリアAは、クランクケース12よりも、幅方向Yの外方に位置する。例えば、第1エリアAは、クランクケース12の左方に位置する。第1エリアAは、オイルパン18よりも、幅方向Yの外方に位置する。例えば、第1エリアAは、オイルパン18の左方に位置する。第1エリアAは、クランクケースカバー13の外端13cよりも、幅方向Yの内方に位置する。例えば、第1エリアAは、クランクケースカバー13の外端13cの右方に位置する。図示を省略するが、第1エリアAは、クランクケースカバー13の前端13aよりも後方、かつ、クランクケースカバー13の後端13bよりも前方に位置する。
【0320】
上述の通り、ペダルブラケット76の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。このため、ペダルブラケット76の少なくも一部は、第1エリアAに配置される。
【0321】
上述の通り、回転軸部32の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。このため、回転軸部32の少なくとも一部は、第1エリアAに配置される。例えば、回転軸部32の全部は、第1エリアAに配置される。
【0322】
上述の通り、ペダルアーム33の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。このため、ペダルアーム33の少なくも一部は、第1エリアAに配置される。
【0323】
ペダル34の一部は、車両背面視において、第1エリアAと重なる。ペダル34の他の部分は、車両背面視において、第1エリアAと重ならない。
【0324】
上述の通り、ペダル34は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重ならない。ペダル34の全部は、クランクケースカバー13の後端13bよりも後方に配置される。したがって、厳密には、ペダル34は、第1エリアAに配置されない。ペダル34の全部は、第1エリアAの後方に配置される。
【0325】
上述の通り、角度センサ35の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。このため、角度センサ35の少なくも一部は、第1エリアAに配置される。例えば、角度センサ35の全部は、第1エリアAに配置される。
【0326】
6.実施形態の効果
鞍乗型車両1は、車体フレーム61とエンジン11を備える。エンジン11は、車体フレーム61に支持される。エンジン11は、クランクケース12とクランクケースカバー13を備える。クランクケースカバー13は、クランクケース12から、幅方向Yに膨らむ。
【0327】
鞍乗型車両1は、回転軸部32とペダルアーム33とペダル34と角度センサ35を備える。回転軸部32は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。回転軸部32は、幅方向Yに延びる。ペダルアーム33は、回転軸部32から延びる。ペダルアーム33は、回転軸部32回りに回転する。ペダル34は、ペダルアーム33に取り付けられる。角度センサ35は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を検出する。
【0328】
角度センサ35は、ペダル34の前方に配置される。ペダル34は、鞍乗型車両1の運転者の足によって操作される。このため、角度センサ35は運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は角度センサ35の後方に位置する。よって、運転者の足は角度センサ35に及ばない。したがって、角度センサ35と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。角度センサ35は適切に保護される。
【0329】
角度センサ35は、クランクケースカバー13の下方に配置される。このため、角度センサ35はクランクケースカバー13と干渉しない。よって、角度センサ35とエンジン11の間の干渉は、好適に防止される。
【0330】
角度センサ35の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。このため、角度センサ35は、第1エリアAに設置される。よって、第1エリアAは、角度センサ35を設置するために、有効に利用される。
【0331】
まとめると、鞍乗型車両1では、角度センサ35は適切に保護される。さらに、鞍乗型車両1では、角度センサ35とエンジン11の間の干渉が好適に防止される。さらに、鞍乗型車両1では、第1エリアAは、角度センサ35の設置のために、有効に利用される。
【0332】
回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と重なる。言い換えれば、回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と実質的に同じ位置に配置される。このため、回転軸部32は運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は回転軸部32の後方に位置する。よって、運転者の足は回転軸部32に及ばない。したがって、回転軸部32と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。回転軸部32は適切に保護される。
【0333】
角度センサ35は、回転軸部32よりも、幅方向Yの内方に配置される。このため、角度センサ35は一層適切に保護される。
【0334】
回転軸部32は、角度センサ35から、幅方向Yの外方に延びる。このため、回転軸部32よりも幅方向Yの内方に角度センサ35を配置することは、容易である。
【0335】
角度センサ35は、回転軸部32に連結される。このため、回転軸部32は、ペダルアーム33を角度センサ35に連結する。よって、ペダルアーム33と角度センサ35は、簡素な構造で、互いに連結される。
【0336】
回転軸部32は、第1端32aと第2端32bを有する。第1端32aは、ペダルアーム33に連結される。第2端32bは、角度センサ35に連結される。このため、回転軸部32がペダルアーム33を角度センサ35に連結することは、容易である。
【0337】
第2端32bは、幅方向Yにおいて最も内方に位置する回転軸部32の部分である。言い換えれば、第2端32bは、回転軸部32の内端である。このため、回転軸部32よりも幅方向Yの内方に角度センサ35を配置することは、容易である。
【0338】
回転軸部32は、ペダルアーム33と一体に回転する。このため、回転軸部32の回転角度は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度に相当する。角度センサ35は、回転軸部32の回転角度を検出する。このため、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を角度センサ35が検出することは、容易である。
【0339】
角度センサ35は、車体フレーム61に対する回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を検出する。このため、角度センサ35は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を適切に検出する。
【0340】
角度センサ35は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。このため、車体フレーム61に対する回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を角度センサ35が検出することは、容易である。
【0341】
回転軸部32は、クランクケースカバー13の下方に配置される。このため、回転軸部32はクランクケースカバー13と干渉しない。よって、回転軸部32とエンジン11の間の干渉は、好適に防止される。
【0342】
回転軸部32の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。このため、回転軸部32は、第1エリアAに設置される。よって、第1エリアAは、回転軸部32を設置するために、有効に利用される。
【0343】
回転軸部32は、ペダル34の前方に配置される。このため、運転者の足は回転軸部32の後方に位置する。よって、運転者の足は回転軸部32に及ばない。したがって、回転軸部32と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。回転軸部32は適切に保護される。
【0344】
ペダルアーム33は、回転軸部32から後方に延びる。このため、ペダル34の前方に回転軸部32を配置することは、容易である。
【0345】
クランクケースカバー13は外端13cを有する。外端13cは、幅方向Yにおいて最も外方に位置するクランクケースカバー13の部分である。角度センサ35は、外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。このため、角度センサ35は、外端13cよりも、幅方向Yの外方に位置する部分を有しない。例えば、角度センサ35は、外端13cの左方に位置する部分を有しない。言い換えれば、角度センサ35は、外端13cよりも、幅方向Yの外方に、出っ張らない。例えば、角度センサ35は、外端13cの左方に出っ張らない。よって、角度センサ35は、一層好適に保護される。
【0346】
回転軸部32は、クランクケースカバー13の外端13cよりも、幅方向Yの内方に配置される。このため、回転軸部32は、外端13cよりも、幅方向Yの外方に位置する部分を有しない。例えば、回転軸部32は、外端13cの左方に位置する部分を有しない。言い換えれば、回転軸部32は、外端13cよりも、幅方向Yの外方に、出っ張らない。例えば、回転軸部32は、外端13cの左方に出っ張らない。よって、回転軸部32は、一層適切に保護される。
【0347】
鞍乗型車両1は、ペダルブラケット76を備える。ペダルブラケット76は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。ペダルブラケット76は、回転軸部32を支持する。このため、回転軸部32は、車体フレーム61に好適に支持される。
【0348】
回転軸部32は、幅方向Yにペダルブラケット76を貫通する。このため、ペダルブラケット76が回転軸部32を支持することは、容易である。
【0349】
ペダルアーム33は、ペダルブラケット76よりも、幅方向Yの外方に配置される。このため、ペダルブラケット76よりも幅方向Yの外方にペダル34を配置することは、容易である。よって、運転者が運転者の足でペダル34を操作することは容易である。
【0350】
角度センサ35は、ペダルブラケット76よりも、幅方向Yの内方に配置される。このため、ペダルブラケット76が角度センサ35を保護することは、容易である。よって、角度センサ35は一層適切に保護される。
【0351】
角度センサ35は、車両側面視において、ペダルブラケット76と重なる。このため、ペダルブラケット76が角度センサ35を保護することは、一層容易である。よって、角度センサ35は一層適切に保護される。
【0352】
角度センサ35は、ペダルブラケット76に対する回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を検出する。このため、角度センサ35は、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を適切に検出する。
【0353】
角度センサ35は、ペダルブラケット76に直接または間接的に支持される。このため、ペダルブラケット76に対する回転軸部32回りのペダルアーム33の回転角度を角度センサ35が検出することは、容易である。
【0354】
ペダルブラケット76は、車両側面視において、ペダル34と重なる。このため、ペダルブラケット76は、ペダル34から、角度センサ35を隔てる。よって、ペダルブラケット76は、ペダル34を操作する運転者の足から、角度センサ35をガードする。したがって、角度センサ35は一層適切に保護される。
【0355】
鞍乗型車両1は、サイドスタンド51を備える。サイドスタンド51は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。サイドスタンド51は、運転者の足によって操作される。角度センサ35は、サイドスタンド51の前方に配置される。このため、サイドスタンド51が運転者の足によって操作されるときであっても、運転者の足は角度センサ35の後方に位置する。よって、サイドスタンド51が運転者の足によって操作されるときであっても、運転者の足は角度センサ35に及ばない。したがって、角度センサ35と運転者の足の間の干渉は、一層好適に防止される。角度センサ35は、一層適切に保護される。
【0356】
鞍乗型車両1は、スタンドブラケット74を備える。スタンドブラケット74は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。スタンドブラケット74は、サイドスタンド51を支持する。このため、サイドスタンド51は車体フレーム61に好適に支持される。
【0357】
角度センサ35は、スタンドブラケット74の前方に配置される。このため、サイドスタンド51の前方に角度センサ35を配置することは、容易である。
【0358】
角度センサ35は、スタンドブラケット74に支持されない。このため、スタンドブラケット74の前方に角度センサ35を配置することは、一層容易である。
【0359】
鞍乗型車両1は、アダプタブラケット72を備える。アダプタブラケット72は、車体フレーム61に直接または間接的に支持される。アダプタブラケット72は、ペダルブラケット76およびスタンドブラケット74を支持する。このため、ペダルブラケット76とスタンドブラケット74は、車体フレーム61に好適に支持される。
【0360】
鞍乗型車両1は、締結部材85を備える。締結部材85は、ペダルブラケット76とスタンドブラケット74を一緒に、アダプタブラケット72に締結する。このため、アダプタブラケット72は、ペダルブラケット76とスタンドブラケット74を、簡素な構造で、支持する。よって、アダプタブラケット72がペダルブラケット76とスタンドブラケット74を支持することは、容易である。
【0361】
エンジン11は、スプロケットカバー14を備える。スプロケットカバー14は、クランクケースカバー13の後方に配置される。角度センサ35は、スプロケットカバー14の下方に配置される。このため、角度センサ35はスプロケットカバー14と干渉しない。よって、角度センサ35とエンジン11の間の干渉は、一層好適に防止される。
【0362】
スプロケットカバー14は外端14cを有する。外端14cは、幅方向Yにおいて最も外方に位置するスプロケットカバー14の部分である。角度センサ35は、外端14cよりも、幅方向Yの内方に配置される。このため、角度センサ35は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に位置する部分を有しない。例えば、角度センサ35は、外端14cよりも、左方に位置する部分を有しない。言い換えれば、角度センサ35は、外端14cよりも、幅方向Yの外方に、出っ張らない。例えば、角度センサ35は、外端14cの左方に出っ張らない。よって、角度センサ35は、一層好適に保護される。
【0363】
鞍乗型車両1は、電気配線91を備える。電気配線91は、角度センサ35に接続される。電気配線91は、ペダル34の前方に配置される。このため、電気配線91は運転者の足の前方に配置される。言い換えれば、運転者の足は電気配線91の後方に位置する。よって、運転者の足は電気配線91に及ばない。したがって、電気配線91と運転者の足の間の干渉は好適に防止される。電気配線91は適切に保護される。
【0364】
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
【0365】
(1)上述した実施形態では、回転軸部32は、車体フレーム61に間接的に支持された。但し、これに限られない。回転軸部32は、車体フレーム61に直接的に支持されてもよい。例えば、回転軸部32は、ピボットフレーム67に直接的に支持されてもよい。本変形実施形態では、ペダルブラケット76は省略されてもよい。
【0366】
(2)上述した実施形態では、回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と重なる。言い換えれば、回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と実質的に同じ位置に配置される。但し、これに限られない。回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と重ならなくてもよい。回転軸部32は、車両側面視において、角度センサ35と実質的に同じ位置に配置されなくてもよい。例えば、回転軸部32は、角度センサ35の前方に配置されてもよい。あるいは、回転軸部32は、角度センサ35の後方に配置されてもよい。
【0367】
(3)上述した実施形態では、回転軸部32は、角度センサ35に連結された。回転軸部32は、ペダルアーム33を角度センサ35に連結した。但し、これに限られない。回転軸部32は、角度センサ35に連結されなくてもよい。回転軸部32は、ペダルアーム33を角度センサ35に連結しなくてもよい。本変形実施形態では、鞍乗型車両1は、ペダルアーム33を角度センサ35に連結するための連結機構を備えることが好ましい。連結機構は、例えば、リンク機構、ロッドおよびワイヤの少なくともいずれかを含む。連結機構は、例えば、回転軸部32回りのペダルアーム33の回転を、角度センサ35に伝達するためのものである。
【0368】
(4)上述した実施形態では、回転軸部32は、ペダルブラケット76に対して回転可能であった。回転軸部32は、車体フレーム61に対して回転可能であった。但し、これに限られない。回転軸部32は、ペダルブラケット76に対して回転不能であってもよい。回転軸部32は、ペダルブラケット76に固定されてもよい。回転軸部32は、車体フレーム61に対して回転不能であってもよい。回転軸部32は、車体フレーム61に固定されてもよい。
【0369】
(5)上述した実施形態では、ペダルアーム33は回転軸部32に固定された。ペダルアーム33は回転軸部32と一体に回転した。ペダルアーム33は、回転軸部32に対して回転不能であった。但し、これに限られない。ペダルアーム33は回転軸部32に固定されなくてもよい。ペダルアーム33は回転軸部32と一体に回転しなくてもよい。ペダルアーム33は、回転軸部32に対して回転可能であってもよい。
【0370】
(6)上述した実施形態では、回転軸部32の少なくとも一部は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重なる。但し、これに限られない。回転軸部32は、車両底面視において、クランクケースカバー13と重ならなくてもよい。
【0371】
(7)上述した実施形態では、回転軸部32は、ペダル34の前方に配置された。但し、これに限られない。回転軸部32は、ペダル34の後方に配置されてもよい。本変形実施形態では、ペダルアーム33は回転軸部32から前方に延びることが好ましい。
【0372】
(8)上述した実施形態では、ペダルアーム33は回転軸部32から後方に延びた。但し、これに限られない。ペダルアーム33は回転軸部32から前方に延びてもよい。本変形実施形態では、回転軸部32はペダル34の後方に配置されることが好ましい。
【0373】
(9)上述した実施形態では、角度センサ35は、車体フレーム61に間接的に支持された。但し、これに限られない。角度センサ35は、車体フレーム61に直接的に支持されてもよい。例えば、角度センサ35は、ピボットフレーム67に直接的に支持されてもよい。
【0374】
(10)上述した実施形態では、角度センサ35は、ペダルブラケット76に直接的に支持された。但し、これに限られない。角度センサ35は、ペダルブラケット76の間接的に支持されてもよい。
【0375】
(11)上述した実施形態では、角度センサ35は、ロータリーポテンショメータであった。但し、これに限られない。例えば、角度センサ35は、ホールICであってもよい。
【0376】
(12)上述した実施形態では、ペダルブラケット76は、車体フレーム61に間接的に支持された。但し、これに限られない。ペダルブラケット76は、車体フレーム61に直接的に支持されてもよい。例えば、ペダルブラケット76は、ピボットフレーム67に直接的に支持されてもよい。
【0377】
(13)上述した実施形態では、サイドスタンド51は、車体フレーム61に間接的に支持された。但し、これに限られない。サイドスタンド51は、車体フレーム61に直接的に支持されてもよい。例えば、サイドスタンド51は、ピボットフレーム67に直接的に支持されてもよい。本変形実施形態では、スタンドブラケット74は省略されてもよい。
【0378】
(14)上述した実施形態では、スタンドブラケット74は、車体フレーム61に間接的に支持された。但し、これに限られない。スタンドブラケット74は、車体フレーム61に直接的に支持されてもよい。例えば、スタンドブラケット74は、ピボットフレーム67に直接的に支持されてもよい。
【0379】
(15)上述した実施形態では、アダプタブラケット72は、車体フレーム61に直接的に支持された。但し、これに限られない。アダプタブラケット72は、車体フレーム61に間接的に支持されてもよい。
【0380】
(16)上述した実施形態では、エンジン11は、スプロケットカバー14を備えた。但し、これに限られない。スプロケットカバー14は、省略されてもよい。
【0381】
(17)上述した実施形態では、鞍乗型車両1は、チェーン23を備えた。チェーン23は、エンジン11の回転動力を後輪22に伝達した。但し、これに限られない。チェーン23は、省略されてもよい。鞍乗型車両1は、不図示のドライブシャフトを備えてよい。ドライブシャフトは、エンジン11の回転動力を後輪22に伝達する。
【0382】
(18)上述した実施形態では、ペダルアーム33とシフト機構は、機械的に連結されなかった。但し、これに限られない。ペダルアーム33とシフト機構は、機械的に連結されてもよい。例えば、ペダルアーム33とシフト機構は、リンク機構、ロッドおよびワイヤの少なくともいずれかを介して、連結されてもよい。本変形実施形態では、回転軸部32に対するペダルアーム33の回転によって、シフト機構は駆動される。運転者がペダル34に加える力によって、シフト機構は駆動される。
【0383】
(19)上述した実施形態では、電装品95は、角度センサ35の検出結果に基づいて、シフト機構を制御した。但し、これに限られない。電装品95は、角度センサ35の検出結果に基づいて、シフト機構、エンジン11、および、クラッチの少なくともいずれかを制御してもよい。より詳しくは、電装品95は、角度センサ35の検出結果に基づいて、シフト機構によるギアの変更、エンジン11の回転動力、および、接続状態と切断状態の間におけるクラッチの切り替えの少なくともいずれかを制御してもよい。エンジン11の回転動力は、例えば、クランク軸が出力する回転動力である。例えば、シフト機構がギアを変えるときに、電装品95はエンジン11の回転動力を一時的に低下させてもよい。例えば、シフト機構がギアを変える前に、電装品95はクラッチを接続状態から切断状態に切り換えてもよい。例えば、シフト機構がギアを変える後に、電装品95はクラッチを切断状態から接続状態に切り換えてもよい。
【0384】
(20)上述した実施形態では、鞍乗型車両1はストリート型車両に分類された。但し、これに限られない。鞍乗型車両1を、スポーツ型、不整地走行用車両(ALL-TERRAIN VEHICLE)など、他の種類の車両に変更してもよい。
【0385】
(21)上述した実施形態では、鞍乗型車両1が備える前輪4の数は1つである。但し、これに限られない。鞍乗型車両1が備える前輪4の数は2つであってもよい。上述した実施形態では、鞍乗型車両1が備える後輪22の数は1つである。但し、これに限られない。鞍乗型車両1が備える後輪22の数は2つであってもよい。
【0386】
(22)上述した実施形態では、鞍乗型車両1は、動力源としてエンジン11(内燃機関)を備える。ただし、これに限られない。例えば、鞍乗型車両1は、エンジン11に加えて、動力源として電動モータを備えてもよい。例えば、鞍乗型車両1は、エンジン11に代えて、動力源として電動モータを備えてもよい。
【0387】
(23)上述した実施形態および上記(1)から(22)で説明した各変形実施形態については、さらに各構成を他の変形実施形態の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
【符号の説明】
【0388】
1 :鞍乗型車両
4 :前輪
22 :後輪
11 :エンジン
12 :クランクケース
13 :クランクケースカバー
13a:クランクケースカバーの前端
13b:クランクケースカバーの後端
13c:クランクケースカバーの外端
14 :スプロケットカバー
14a:スプロケットカバーの前端
14b:スプロケットカバーの後端
14c:スプロケットカバーの外端
31 :ペダルユニット
32 :回転軸部
32a:回転軸部の第1端
32b:回転軸部の第2端
33 :ペダルアーム
34 :ペダル
34a:ペダルの外端
34b:ペダルの内端
35 :角度センサ
36 :ケース
37 :検出軸部
38 :コネクタ
41 :フートレスト
51 :サイドスタンド
61 :車体フレーム
67 :ピボットフレーム
71 :エンジンブラケット
72 :アダプタブラケット
73 :フートレストブラケット
74 :スタンドブラケット
75 :支持軸部
76 :ペダルブラケット
76a:ペダルブラケットの前端
76b:ペダルブラケットの後端
85 :締結部材
86 :締結部材
91 :電気配線
91a:電気配線の第1端
95 :電装品
A :クランクケースカバーの下方のエリア(第1エリア)
C :車両中心面
X :鞍乗型車両の前後方向
Y :鞍乗型車両の幅方向
Z :鞍乗型車両の上下方向