(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173283
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】RAM
(51)【国際特許分類】
G11C 29/50 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
G11C29/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023091606
(22)【出願日】2023-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】000116024
【氏名又は名称】ローム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井路側 晃輔
(72)【発明者】
【氏名】鵜飼 和久
【テーマコード(参考)】
5L206
【Fターム(参考)】
5L206AA02
5L206AA14
5L206DD11
(57)【要約】
【課題】読み出し用アクセストランジスタの故障検出漏れを抑制することができるRAMを提供する。
【解決手段】2portRAM(10)は、同一のメモリセル列に対するデータ読み出し及び書き込みのために用いられる第1,2読み出し用ビット線(rbit,rbitb)及び第1,2書き込み用ビット線(wbit,wbitb)と、第1,2テスト信号それぞれを受け取る第1,2端子(TIA,TIB)と、第1,2テスト結果信号それぞれを外部出力する第3,4端子(TОA,TОB)と、第1テスト信号を第1読み出し用ビット線及び第1書き込み用ビット線の一方に供給し他方から第3端子に第1テスト結果信号を供給する第1セレクタ(17)と、第2テスト信号を第2読み出し用ビット線及び第2書き込み用ビット線の一方に供給し他方から第4端子に第2テスト結果信号を供給する第2セレクタ(17)と、を備える。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力専用ポート及び出力専用ポートを備え、第1クロック信号及び前記第1クロック信号とは非同期の第2クロック信号の一方に基づく書き込み動作と、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の他方に基づく読み出し動作とが可能に構成されたRAMであって、
同一のメモリセル列に対するデータ読み出し及び書き込みのために用いられる第1読み出し用ビット線、第2読み出し用ビット線、第1書き込み用ビット線、及び第2書き込み用ビット線と、
第1テスト信号を受け取るように構成された第1端子と、
第2テスト信号を受け取るように構成された第2端子と、
第1テスト結果信号を外部出力するように構成された第3端子と、
第2テスト結果信号を外部出力するように構成された第4端子と、
前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線及び前記第1書き込み用ビット線の一方に供給し、前記第1読み出し用ビット線及び前記第1書き込み用ビット線の他方から前記第3端子に前記第1テスト結果信号を供給するように構成された第1セレクタと、
前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線及び前記第2書き込み用ビット線の一方に供給し、前記第2読み出し用ビット線及び前記第2書き込み用ビット線の他方から前記第4端子に前記第2テスト結果信号を供給するように構成された第2セレクタと、
を備える、RAM。
【請求項2】
前記第1テスト信号、前記第2テスト信号はそれぞれ二値化信号である、請求項1に記載のRAM。
【請求項3】
前記同一のメモリセル列に含まれる一つのメモリセルに接続される四つのアクセストランジスタは、テストモードにおいて全てオン状態に制御される、請求項1に記載のRAM。
【請求項4】
前記第1読み出し用ビット線、前記第2読み出し用ビット線、前記第1書き込み用ビット線、及び前記第2書き込み用ビット線に対するプリチャージは、前記テストモードにおいてオフになる、請求項3に記載のRAM。
【請求項5】
前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線に供給する第1テストモードと、
前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1書き込み用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2書き込み用ビット線に供給する第2テストモードと、の少なくとも一方のテストモードを有する、請求項1に記載のRAM。
【請求項6】
前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2書き込み用ビット線に供給する第3テストモードと、
前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1書き込み用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線に供給する第4テストモードと、の少なくとも一方のテストモードを有する、請求項5に記載のRAM。
【請求項7】
前記同一のメモリセル列を含むメモリセル群を挟んで、書き込みデータを入力し読み出しデータを出力するように構成された入出力部とは反対側に、前記第1端子、前記第2端子、前記第3端子、前記第4端子、前記第1セレクタ、及び前記第2セレクタが配置される、請求項1~6のいずれか一項に記載のRAM。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、RAM(Random Access Memory)に関し、より詳細には2port RAMに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1で開示されているRAMは、第1メモリセルからのデータ読み出しと、第2メモリセルへのデータ書き込みを、同時又はほぼ同時に行うことができる。このようなRAMは、データの処理を高速に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2007/018043号(段落0002)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
RAMにおいて、読み出し用アクセストランジスタが故障してオン状態で高抵抗になる又は完全オープン状態になると、センスアンプで出力論理の判別が可能な電圧レベル(基準値)にまでビット線をディスチャージできなくなる。このため、読み出し用アクセストランジスタの故障は、メモリセルに記憶されているデータの値が誤って読み出される要因になる。
【0005】
しかしながら、読み出し用アクセストランジスタの故障は、センスアンプの差動対トランジスタのばらつきによって出荷前の検査で検出できないおそれがある。つまり、読み出し用アクセストランジスタが故障しているRAMが市場に流出してしまうおそれがある。
【0006】
一方、書き込み用アクセストランジスタが故障すると、書き込み動作時にデータを書き込めなくなるため、データの書き込み可否によって書き込み用アクセストランジスタの故障検出が可能である。
【0007】
シングルポートRAM及び特許文献1で開示されているデュアルポートRAMでは、メモリセルからデータを読み出す経路とメモリセルにデータを書き込む経路とが共通している。したがって、シングルポートRAM及び特許文献1で開示されているデュアルポートRAMでは、データの書き込み可否によって読み出し兼書き込み用アクセストランジスタの故障検出が可能である。
【0008】
これに対して、2port RAMでは、メモリセルからデータを読み出す経路とメモリセルにデータを書き込む経路とが共通していない。このため、2port RAMでは、上述したように、読み出し用アクセストランジスタが故障しているものが市場に流出してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書中に開示されているRAMは、入力専用ポート及び出力専用ポートを備え、第1クロック信号及び前記第1クロック信号とは非同期の第2クロック信号の一方に基づく書き込み動作と、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の他方に基づく読み出し動作とが可能に構成されている。前記RAMは、同一のメモリセル列に対するデータ読み出し及び書き込みのために用いられる第1読み出し用ビット線、第2読み出し用ビット線、第1書き込み用ビット線、及び第2書き込み用ビット線と、第1テスト信号を受け取るように構成された第1端子と、第2テスト信号を受け取るように構成された第2端子と、第1テスト結果信号を外部出力するように構成された第3端子と、第2テスト結果信号を外部出力するように構成された第4端子と、前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線及び前記第1書き込み用ビット線の一方に供給し、前記第1読み出し用ビット線及び前記第1書き込み用ビット線の他方から前記第3端子に前記第1テスト結果信号を供給するように構成された第1セレクタと、前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線及び前記第2書き込み用ビット線の一方に供給し、前記第2読み出し用ビット線及び前記第2書き込み用ビット線の他方から前記第4端子に前記第2テスト結果信号を供給するように構成された第2セレクタと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本明細書中に開示されているRAMによれば、読み出し用アクセストランジスタの故障検出漏れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、2port RAMの一部を示す図である。
【
図2】
図2は、2port RAMの各部電圧波形を示すタイミングチャートである(正常動作時)。
【
図3】
図3は、電圧ΔVの確率密度関数を示す図である。
【
図4】
図4は、2port RAMの各部電圧波形を示すタイミングチャートである(読み出し用アクセストランジスタ故障時)。
【
図5】
図5は、実施形態に係る2port RAMを示すブロック図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る2port RAMの一部を示す図である。
【
図7】
図7は、読み出し用制御部の一構成例を示す図である。
【
図8】
図8は、セレクタの一構成例を示す図である。
【
図11】
図11は、アクセストランジスタが故障していない場合のテスト結果の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、アクセストランジスタが故障している場合のテスト結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書において、MOS(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタとは、ゲートの構造が、「導電体または抵抗値が小さいポリシリコン等の半導体からなる層」、「絶縁層」、及び「P型、N型、又は真性の半導体層」の少なくとも3層からなる電界効果トランジスタをいう。つまり、MOS電界効果トランジスタのゲートの構造は、金属、酸化物、及び半導体の3層構造に限定されない。
【0013】
<2port RAMの読み出し動作>
図1~
図3は、2port RAMの読み出し動作について説明するための図である。
【0014】
図1は、2port RAMの一部を示す図である。
図1には、メモリセル1と、プリチャージ回路2と、センスアンプ3と、読み出し用ビット線rbit及びrbitbと、書き込み用ビット線wbit及びwbitbと、読み出し用ワード線WLrと、書き込み用ワード線WLwと、アクセストランジスタQ1~Q4とが図示されている。
【0015】
メモリセル1は、Pチャネル型のMOS電界効果トランジスタQ11及びQ13と、Nチャネル型のMOS電界効果トランジスタQ12及びQ14と、によって構成される。
【0016】
プリチャージ回路2は、Pチャネル型のMOS電界効果トランジスタQ21~Q23によって構成される。プリチャージ回路2は、読み出し用ビット線rbit及びrbitbをプリチャージする。
【0017】
アクセストランジスタQ1~Q4は、Nチャネル型のMOS電界効果トランジスタである。アクセストランジスタQ1は、読み出し用アクセストランジスタであり、読み出し用ビット線rbitとメモリセル1(MOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ゲート)とを連結する。アクセストランジスタQ2は、書き込み用アクセストランジスタであり、書き込み用ビット線wbitとメモリセル1(MOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ゲート)とを連結する。アクセストランジスタQ3は、読み出し用アクセストランジスタであり、読み出し用ビット線rbitbとメモリセル1(MOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ゲート)とを連結する。アクセストランジスタQ4は、書き込み用アクセストランジスタであり、書き込み用ビット線wbitbとメモリセル1(MOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ゲート)とを連結する。
【0018】
図2は、2port RAMの読み出し動作時の各部電圧波形を示すタイミングチャートである。なお、
図2は、正常動作時のタイミングチャートである。また、
図2の前提条件として、メモリセル1においてMOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ゲートにHIGHレベルの電圧が印加され、MOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ゲートにLOWレベルの電圧が印加されている。
【0019】
クロック信号CPr(
図1において不図示)がLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第1タイミングTM1において、書き込み動作が開始される。
【0020】
次に、プリチャージ制御信号PRCrがLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第2タイミングTM2において、読み出し用ビット線rbitはHIGHレベルの電圧Vrbitが印加されている状態からフローティング状態に切り替わり、読み出し用ビット線rbitbはHIGHレベルの電圧Vrbitbが印加されている状態からフローティング状態に切り替わる。
【0021】
次に、読み出し用ワード線WLrに印加される電圧VWLrがLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第3タイミングTM3において、アクセストランジスタQ1及びQ3がオフ状態からオン状態に切り替わり、メモリセル1のLOWレベルデータを格納している側の読み出し用ビット線(読み出し用ビット線rbitb)がディスチャージされる。
【0022】
次に、読み出し指令SAEがLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第4タイミングTM4において、センスアンプ3は非アクティブからアクティブに切り替わり、センスアンプ3による読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitと読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbとの間の電圧差判定が行われ、読み出しデータが確定する。
【0023】
図2に示すように読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitが読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbより大きい場合にはセンスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)はHIGHレベルになる。一方、読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitが読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbより小さい場合にはセンスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)はLOWレベルになる。
【0024】
電圧ΔVは、製造ばらつきによってビット線間の電圧差(センスアンプ3で検出される電圧差)に影響を及ぼすオフセット電圧値とする。電圧ΔVの確率密度関数は
図3に示すようになっている。電圧ΔVが正の場合には電圧VOUTはLOWレベルになり易く、電圧ΔVが負の場合には電圧VOUTはHIGHレベルになり易い。ビット線は、ディスチャージされると基準値を下回るように設計されている。基準値は、製造ばらつきによって電圧VOUT(読み出しデータ)が正しい論理から逆転しないように設定される。
【0025】
図4は、2port RAMの読み出し動作時の各部電圧波形を示すタイミングチャートである。なお、
図4は、読み出し用アクセストランジスタQ3が故障してオン状態で高抵抗になる又は完全オープン状態になるときのタイミングチャートである。また、
図4の前提条件として、メモリセル1においてMOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ゲートにHIGHレベルの電圧が印加され、MOS電界効果トランジスタQ13及びQ14の各ドレイン並びにMOS電界効果トランジスタQ11及びQ12の各ゲートにLOWレベルの電圧が印加されている。
【0026】
クロック信号CPr(
図1において不図示)がLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第1タイミングTM1’において、書き込み動作が開始される。
【0027】
次に、プリチャージ制御信号PRCrがLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第2タイミングTM2’において、読み出し用ビット線rbitはHIGHレベルの電圧Vrbitが印加されている状態からフローティング状態に切り替わり、読み出し用ビット線rbitbはHIGHレベルの電圧Vrbitbが印加されている状態からフローティング状態に切り替わる。
【0028】
次に、読み出し用ワード線WLrに印加される電圧VWLrがLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第3タイミングTM3’において、アクセストランジスタQ1及びQ3がオフ状態からオン状態に切り替わる。しかし、メモリセル1のLOWレベルデータを格納している側の読み出し用ビット線(読み出し用ビット線rbitb)とメモリセル1とを連結するアクセストランジスタQ3が故障しているため、メモリセル1のLOWレベルデータを格納している側の読み出し用ビット線(読み出し用ビット線rbitb)はディスチャージされない。
【0029】
次に、読み出し指令SAEがLOWレベルからHIGHレベルに切り替わる第4タイミングTM4’において、センスアンプ3は非アクティブからアクティブに切り替わり、センスアンプ3による読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitと読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbとの間の電圧差判定が行われ、読み出しデータが確定する。
【0030】
読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitが読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbより大きい場合にはセンスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)はHIGHレベルになる。一方、読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitが読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbより小さい場合にはセンスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)はLOWレベルになる。
【0031】
しかしながら、製造ばらつきの影響で実際は、読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitが読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbと電圧ΔVとの合計値より大きい場合にはセンスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)はHIGHレベルになり、読み出し用ビット線rbitに印加される電圧Vrbitが読み出し用ビット線rbitbに印加される電圧Vrbitbと電圧ΔVとの合計値より小さい場合にはセンスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)はLOWレベルになる。
【0032】
故障のせいでメモリセル1のLOWレベルデータを格納している側の読み出し用ビット線(読み出し用ビット線rbitb)が基準値を下回らないと、センスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)は電圧ΔVの値次第で期待値通りにHIGHレベルになることもあり(
図4に示す太点線参照)、期待値とは逆にLOWレベルになることもある(
図4に示す実線参照)。
【0033】
したがって、センスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)に基づく故障検出では、センスアンプ3から出力される電圧VOUT(読み出しデータ)が期待値通りになると、読み出し用アクセストランジスタQ3が故障しているRAMが市場に流出してしまう。
【0034】
<実施形態に係る2port RAM>
図5は、実施形態に係る2port RAM10を示すブロック図である。2port RAM10は、メモリアレイ11と、読み出し用制御部12と、読み出し用ワード線デコーダ13と、書き込み用制御部14と、書き込み用ワード線デコーダ15と、M個の入出力部16と、M個のテスト回路17と、を備える。
【0035】
メモリアレイ11は、N行4×M列のマトリクス状に配置された複数のメモリセルと、N本の読み出し用ワード線と、N本の書き込み用ワード線と、8×M本の読み出し用ビット線と、8×M本の書き込み用ビット線と、各メモリセルに対して4個ずつ設けられるアクセストランジスタと、を含む。なお、本実施形態では、複数のメモリセルはN行4×M列の配置であるが、この配置は単なる一例である。したがって、複数のメモリセルはN行4×M列の配置に限らず、他の配置であってもよい。他の配置としては、例えばN行8×M列の配置、N行16×M列の配置などがある。
【0036】
読み出し用制御部12は、データを読み出すために、読み出し用ワード線デコーダ13及び入出力部16を制御する。
【0037】
読み出し用ワード線デコーダ13は、読み出し用制御部12から供給される読み出し用アドレスをデコードしてメモリアレイ11の行を選択する。
【0038】
書き込み用制御部14は、データを書き込むために、書き込み用ワード線デコーダ15及び入出力部16を制御する。
【0039】
書き込み用ワード線デコーダ15は、書き込み用制御部14から供給される書き込み用アドレスをデコードしてメモリアレイ11の行を選択する。
【0040】
入出力部16は、書き込みデータを外部から入力し、読み出しデータを外部に出力する。
【0041】
テスト回路17は、読み出し用アクセストランジスタの故障有無をテストする。
【0042】
テスト回路17は、メモリアレイ11を挟んで、入出力部16とは反対側に配置される。このような配置により、テスト回路17に至るまでのビット線の引き回しを抑制することができる。
【0043】
図6は、実施形態に係る2port RAM10の一部を示す図である。
図6では、1個の入出力部16及び1個のテスト回路17に対応するメモリアレイ11の一部と、読み出し用制御部12と、読み出し用ワード線デコーダ13と、書き込み用制御部14と、書き込み用ワード線デコーダ15と、1個の入出力部16と、1個のテスト回路17と、が図示されている。なお、
図6において、
図1と同様の部分には同様の符号が付されている。また、
図6において、入出力部16内に設けられるプリチャージ回路の図示は省略されている。
【0044】
入出力部16は、センスアンプ3と、読み出し用列セレクタ4と、ライトドライバ5と、書き込み用列セレクタ6と、を備える。
【0045】
センスアンプ3は、読み出し用制御部12の制御によって選択されたメモリセル1からデータを読み出す。読み出し用列セレクタ4は、読み出し用制御部12の制御により、メモリアレイ11の行を選択する。ライトドライバ5は、書き込み用制御部14の制御によって選択されたメモリセル1にデータを書き込む。書き込み用列セレクタ6は、書き込み用制御部14の制御により、メモリアレイ11の行を選択する。
【0046】
テスト回路17は、読み出し用ビット線セレクタ171と、書き込み用ビット線セレクタ172と、セレクタ173と、を備える。
【0047】
読み出し用ビット線セレクタ171は、読み出し用制御部12の制御により、四対の読み出し用ビット線から一対の読み出し用ビット線を選択する。
【0048】
書き込み用ビット線セレクタ172は、書き込み用制御部14の制御により、四対の書き込み用ビット線から一対の書き込み用ビット線を選択する。
【0049】
セレクタ173は、端子TEに供給されるテストイネーブル信号及び端子TM[1:0]に供給される2ビットの選択信号に基づいて、第1テスト信号を受け取る端子TIA、第2テスト信号を受け取る端子TIB、第1テスト結果信号を外部出力する端子TOA、及び第2テスト結果信号を外部出力する端子TOBと、読み出し用ビット線セレクタ171によって選択された一対の読み出し用ビット線及び書き込み用ビット線セレクタ172によって選択された一対の読み出し用ビット線との電気的な接続関係を切り替える。
【0050】
セレクタ173は、第1テスト信号を読み出し用ビット線rbit及び書き込み用ビット線wbitの一方に供給し、読み出し用ビット線rbit及び書き込み用ビット線wbitの他方から端子TOAに第1テスト結果信号を供給する。また、セレクタ173は、第2テスト信号を読み出し用ビット線rbitb及び書き込み用ビット線wbitbの一方に供給し、読み出し用ビット線rbitb及び書き込み用ビット線wbitbの他方から端子TOBに第2テスト結果信号を供給する。
【0051】
図7は、読み出し用制御部12の一構成例を示す図である。なお、書き込み用制御部14の一構成例は、書き込み用と読み出し用との違いがあるだけで、基本的に読み出し用制御部12の一構成例と同様の構成である。
【0052】
読み出し用制御部12は、ワンショットパルス生成部121と、ラッチ122及び123と、スイッチ124と、ANDゲート125~127と、を備える。
【0053】
ワンショットパルス生成部121は、クロック信号CLKに同期するワンショットパルス信号をラッチ122及び123と、ANDゲート126及び127と、に供給する。
【0054】
ラッチ122は、クロック信号CLKの立上りエッジに同期して読み出し用行アドレスRow Adrをラッチする。
【0055】
ラッチ123は、クロック信号CLKの立上りエッジに同期して読み出し用列アドレスCol Adrをラッチする。ラッチ123の出力は、読み出し用列セレクタ4に出力される。
【0056】
スイッチ124は、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合には電源電圧(HIGHレベルの電圧)をANDゲート125及びプリチャージ回路に供給し、端子TEに印加される電圧がLOWレベルである場合にはワンショットパルス信号をANDゲート125及びプリチャージ回路に供給する。これにより、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合には、読み出し用ワード線デコーダ13に読み出し用行アドレスRow Adrが常時供給されるとともに、プリチャージ回路が常時オフ状態になる。また、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合には、書き込み用ワード線デコーダ15に書き込み用行アドレスRow Adrが常時供給されるので、アドレスによって選択される一つのメモリセル1に接続される四つのアクセストランジスタQ1~Q4は、テストモードにおいて全てオン状態に制御される。一方、端子TEに印加される電圧がLOWレベルである場合には、読み出し用ワード線デコーダ13に読み出し用行アドレスRow Adrがワンショットパルス信号に同期して供給されるとともに、プリチャージ回路のオン状態とオフ状態がワンショットパルス信号に同期して切り替わる。
【0057】
ANDゲート125は、スイッチ124から供給される信号とラッチ122から供給される信号との論理積を読み出し用ワード線デコーダ13に出力する。
【0058】
ANDゲート126は、ワンショットパルス信号とライトイネーブル信号との論理積をライトドライバ5に供給する。
【0059】
ANDゲート127は、ワンショットパルス信号とリードイネーブル信号との論理積をセンスアンプ3に供給する。
【0060】
図8は、セレクタ173の一構成例を示す図である。
図8に示す構成例のセレクタ173は、セレクタ1731及び1732を備える。
【0061】
セレクタ1731は、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合に端子TM[1:0]に供給される2ビットの選択信号に基づいて、端子TIAからの第1テスト信号を読み出し用ビット線rbitと書き込み用ビット線wbitのどちらに供給するかを選択する。また、セレクタ1731は、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合に端子TM[1:0]に供給される2ビットの選択信号に基づいて、端子TIBからの第2テスト信号を読み出し用ビット線rbitbと書き込み用ビット線wbitbのどちらに供給するかを選択する。
【0062】
セレクタ1732は、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合に端子TM[1:0]に供給される2ビットの選択信号に基づいて、読み出し用ビット線rbitと書き込み用ビット線wbitのどちらから端子TOAに第1テスト結果信号を供給するかを選択する。また、セレクタ1732は、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合に端子TM[1:0]に供給される2ビットの選択信号に基づいて、読み出し用ビット線rbitbと書き込み用ビット線wbitbのどちらから端子TOBに第2テスト結果信号を供給するかを選択する。
【0063】
図9は、モードの種類を示す図である。
図9に示す通り、端子TEに印加される電圧がHIGHレベルである場合にはテストモードになり、端子TEに印加される電圧がLOWレベルである場合には非テストモード(通常動作モード)になる。
図9中のアスタリスクは、HIGHレベル、LOWレベルのどちらの場合もあり得ることを意味している。また、
図9中の上向き矢印は、クロック信号CLKの立上りエッジに同期していることを意味している。
【0064】
図10は、故障検出可能項目の種類を示す図である。
図10中のアスタリスクは、HIGHレベル、LOWレベルのどちらの場合もあり得ることを意味している。
【0065】
端子TEに印加される電圧がHIGHレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の下位ビットTM[0]がLOWレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の上位ビットTM[1]がLOWレベルである場合、第1テストモードになる。第1テストモードでは、テスト回路17は、第1テスト信号(端子TIAが受け取る信号)を読み出し用ビット線rbitに供給し、第2テスト信号(端子TIBが受け取る信号)を読み出し用ビット線rbitbに供給する。第1テストモードでは、アクセストランジスタの故障検出が可能である。
【0066】
端子TEに印加される電圧がHIGHレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の下位ビットTM[0]がHIGHレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の上位ビットTM[1]がHIGHレベルである場合、第2テストモードになる。第2テストモードでは、テスト回路17は、第1テスト信号(端子TIAが受け取る信号)を書き込み用ビット線wbitに供給し、第2テスト信号(端子TIBが受け取る信号)を書き込み用ビット線wbitbに供給する。第2テストモードでは、アクセストランジスタの故障検出が可能である。
【0067】
端子TEに印加される電圧がHIGHレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の下位ビットTM[0]がLOWレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の上位ビットTM[1]がHIGHレベルである場合、第3テストモードになる。第3テストモードでは、テスト回路17は、第1テスト信号(端子TIAが受け取る信号)を読み出し用ビット線rbitに供給し、第2テスト信号(端子TIBが受け取る信号)を書き込み用ビット線wbitbに供給する。第3テストモードでは、書き込み用ビット線wbitとwbitbとの短絡、読み出し用ビット線rbitとrbitbとの短絡などの検出が可能である。
【0068】
端子TEに印加される電圧がHIGHレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の下位ビットTM[0]がHIGHレベルであり、端子TM[1:0]に供給される選択信号の上位ビットTM[1]がLOWレベルである場合、第4テストモードになる。第4テストモードでは、テスト回路17は、第1テスト信号(端子TIAが受け取る信号)を書き込み用ビット線wbitに供給し、第2テスト信号(端子TIBが受け取る信号)を読み出し用ビット線rbitbに供給する。第4テストモードでは、書き込み用ビット線wbitとwbitbとの短絡、読み出し用ビット線rbitとrbitbとの短絡などの検出が可能である。
【0069】
例えば、
図6に示すようにメモリセル1のHIGHレベルデータを格納している側のビット線が読み出し用ビット線rbit及び書き込み用ビット線wbitであり、メモリセル1のLOWレベルデータを格納している側のビット線が読み出し用ビット線rbitb及び書き込み用ビット線wbitbである場合、第1テストモードでのテストは
図11及び
図12に示すように第1テスト信号(端子TIAが受け取る信号)をHIGHレベルとし第2テスト信号(端子TIBが受け取る信号)をLOWレベルとして実施される。
【0070】
アドレスによって選択される一つのメモリセル1に接続される四つのアクセストランジスタQ1~Q4が故障していなければ、第1テスト信号が読み出し用ビット線rbit、アクセストランジスタQ1、メモリセル1、アクセストランジスタQ2、及び書き込み用ビット線wbitを経由して端子TOAから第1テスト結果信号として出力される。このため、
図11に示すように、第1テスト結果信号は、第1テスト信号と同様にHIGHレベルになる。
【0071】
また、アドレスによって選択される一つのメモリセル1に接続される四つのアクセストランジスタQ1~Q4が故障していなければ、第2テスト信号が読み出し用ビット線rbitb、アクセストランジスタQ3、メモリセル1、アクセストランジスタQ4、及び書き込み用ビット線wbitbを経由して端子TOBから第2テスト結果信号として出力される。このため、
図11に示すように、第2テスト結果信号は、第2テスト信号と同様にLOWレベルになる。
【0072】
アドレスによって選択される一つのメモリセル1に接続されるアクセストランジスタQ3が故障していれば、第1テスト信号が読み出し用ビット線rbit、アクセストランジスタQ1、メモリセル1、アクセストランジスタQ2、及び書き込み用ビット線wbitを経由して端子TOAから第1テスト結果信号として出力される。このため、
図12に示すように、第1テスト結果信号は、第1テスト信号と同様にHIGHレベルになる。
【0073】
また、アドレスによって選択される一つのメモリセル1に接続されるアクセストランジスタQ3が故障していれば、第2テスト信号は、読み出し用ビット線rbitbからメモリセル1に伝達されない。したがって、メモリセル1に書き込まれているLOWレベルデータが、アクセストランジスタQ4、及び書き込み用ビット線wbitbを経由して端子TOBから第2テスト結果信号として出力される。メモリセル1に書き込まれているLOWレベルデータは、メモリセル1に書き込まれているHIGHレベルデータよりも低いレベルではあるが、テスト回路17から出力されるテスト結果信号(第1テスト結果信号、第2テスト結果信号)のレベル閾値よりは高いため、テスト結果信号としてはHIGHレベルの信号となる。このため、
図12に示すように、第2テスト結果信号は、第2テスト信号とは異なりHIGHレベルになる。
【0074】
このように第2テスト結果信号のレベルを確認することで、アクセストランジスタQ3の故障有無の確認が可能となる。
【0075】
<その他>
発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
【0076】
<付記>
上述の実施形態にて具体的構成例が示された本開示について付記を設ける。
【0077】
本開示のRAM(10)は、入力専用ポート及び出力専用ポートを備え、第1クロック信号及び前記第1クロック信号とは非同期の第2クロック信号の一方に基づく書き込み動作と、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の他方に基づく読み出し動作とが可能に構成されたRAMであって、同一のメモリセル列に対するデータ読み出し及び書き込みのために用いられる第1読み出し用ビット線(rbit)、第2読み出し用ビット線(rbitb)、第1書き込み用ビット線(wbit)、及び第2書き込み用ビット線(wbitb)と、第1テスト信号を受け取るように構成された第1端子(TIA)と、第2テスト信号を受け取るように構成された第2端子(TIB)と、第1テスト結果信号を外部出力するように構成された第3端子(TOA)と、第2テスト結果信号を外部出力するように構成された第4端子(TOB)と、前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線及び前記第1書き込み用ビット線の一方に供給し、前記第1読み出し用ビット線及び前記第1書き込み用ビット線の他方から前記第3端子に前記第1テスト結果信号を供給するように構成された第1セレクタ(17)と、前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線及び前記第2書き込み用ビット線の一方に供給し、前記第2読み出し用ビット線及び前記第2書き込み用ビット線の他方から前記第4端子に前記第2テスト結果信号を供給するように構成された第2セレクタ(17)と、を備える構成(第1の構成)である。
【0078】
上記第1の構成のRAMにおいて、前記第1テスト信号、前記第2テスト信号はそれぞれ二値化信号である構成(第2の構成)であってもよい。
【0079】
上記第1又は第2の構成のRAMにおいて、前記同一のメモリセル列に含まれる一つのメモリセルに接続される四つのアクセストランジスタ(Q1~Q4)は、テストモードにおいて全てオン状態に制御される構成(第3の構成)であってもよい。
【0080】
上記第3の構成のRAMにおいて、前記第1読み出し用ビット線、前記第2読み出し用ビット線、前記第1書き込み用ビット線、及び前記第2書き込み用ビット線に対するプリチャージは、前記テストモードにおいてオフになる構成(第4の構成)であってもよい。
【0081】
上記第1~第4いずれかの構成のRAMにおいて、前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線に供給する第1テストモードと、前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1書き込み用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2書き込み用ビット線に供給する第2テストモードと、の少なくとも一方のテストモードを有する構成(第5の構成)であってもよい。
【0082】
上記第1~第5いずれかの構成のRAMにおいて、前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1読み出し用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2書き込み用ビット線に供給する第3テストモードと、前記第1セレクタが前記第1テスト信号を前記第1書き込み用ビット線に供給し、前記第2セレクタが前記第2テスト信号を前記第2読み出し用ビット線に供給する第4テストモードと、の少なくとも一方のテストモードを有する構成(第6の構成)であってもよい。
【0083】
上記第1~第6いずれかの構成のRAMにおいて、前記同一のメモリセル列を含むメモリセル群(11)を挟んで、書き込みデータを入力し読み出しデータを出力するように構成された入出力部(16)とは反対側に、前記第1端子、前記第2端子、前記第3端子、前記第4端子、前記第1セレクタ、及び前記第2セレクタが配置される構成(第7の構成)であってもよい。
【符号の説明】
【0084】
1 メモリセル
2 プリチャージ回路
3 センスアンプ
4 読み出し用列セレクタ
5 ライトドライバ
6 書き込み用列セレクタ
10 2port RAM
11 メモリアレイ
12 読み出し用制御部
13 読み出し用ワード線デコーダ
14 書き込み用制御部
15 書き込み用ワード線デコーダ
16 入出力部
17 テスト回路
121 ワンショットパルス生成部
122、123 ラッチ
124 スイッチ
125~127 ANDゲート
171 読み出し用ビット線セレクタ
172 書き込み用ビット線セレクタ
173、1731、1732 セレクタ
Q1~Q4 アクセストランジスタ
Q11~Q14、Q21~Q23 MOS電界効果トランジスタ
rbit、rbitb 読み出し用ビット線
TE、TIA、TIB、TM[1:0]、TOA、TOB 端子
wbit、wbitb 書き込み用ビット線
WLr 読み出し用ワード線
WLw 書き込み用ワード線