(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173389
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】転倒防止具
(51)【国際特許分類】
A47B 97/00 20060101AFI20241205BHJP
【FI】
A47B97/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023091770
(22)【出願日】2023-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】501359412
【氏名又は名称】株式会社リンテック21
(74)【代理人】
【識別番号】100144277
【弁理士】
【氏名又は名称】乙部 孝
(72)【発明者】
【氏名】富田 真次
(72)【発明者】
【氏名】田上 貴也
(72)【発明者】
【氏名】瀧田 秀雄
(57)【要約】 (修正有)
【課題】地震時の什器の転倒を防止する様々な設置状況で転倒を簡便に防止する転倒防止具を提供することである。また、取り外しが簡便で什器の移動が容易な転倒防止具を提供すること。
【解決手段】建造物と什器の間を連結部材1で接続して什器の転倒を防止する転倒防止具10であって、前記連結部材の一端に第1固定部2A、他端に第2固定部2Bが備えられ、前記連結部材が前記第1の固定部の有する第1開口部及び前記第2の固定部の有する第2開口部に挿通され、少なくとも前記第1開口部又は前記第2開口部において前記連結部材の移動を妨げる移動防止部が設けられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建造物と什器の間を連結部材で接続して什器の転倒を防止する転倒防止具であって、
前記連結部材の一端に第1固定部、他端に第2固定部が備えられ、
前記連結部材が前記第1固定部の有する第1開口部及び前記第2固定部の有する第2開口部に挿通され、
少なくとも前記第1開口部又は前記第2開口部において前記連結部材の移動を妨げる移動防止部が設けられることを特徴とする転倒防止具。
【請求項2】
前記移動防止部の外形が少なくとも前記第1開口部又は前記第2開口部の開口寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の転倒防止具。
【請求項3】
前記移動防止部が前記連結部材への移動防止部材の接着、機械的接合又は前記連結部材の折り返しにより前記連結部材の端部へ形成されることを特徴とする請求項2に記載の転倒防止具。
【請求項4】
前記移動防止部が移動防止部材に開けられた隣接する2つの係止穴へ前記連結部材が挿通されて形成されることを特徴とする請求項3に記載の転倒防止具。
【請求項5】
前記移動防止部材が楔形状を有し、前記連結部材と前記第1開口部又は前記連結部材と前記第2開口部との隙間へ挿入されて前記移動防止部を形成することを特徴とする請求項3に記載の転倒防止具。
【請求項6】
前記移動防止部材が前記連結部材と接する面に凹凸を有することを特徴とする請求項5に記載の転倒防止具。
【請求項7】
前記連結部材が編みベルト又はゴムベルトであることを特徴とする請求項3乃至6何れかに記載の転倒防止具。
【請求項8】
請求項7に記載の転倒防止具を使用するに際して、前記移動防止部材を前記第1開口部又は前記第2開口部との間に隙間を設けて設置し、地震時に前記移動防止部材が前記第1開口部又は前記第2開口部へ移動するように設置することを特徴とする転倒防止具の設置方法。
【請求項9】
請求項7に記載の転倒防止具が什器の天板又は側面に用いられる什器の転倒防止方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本棚やキャビネットまたは机等の什器、冷蔵庫やピアノまたは各種家具、または各種機器等の什器が地震等による振動で転倒することを防止する転倒防止具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭の食器棚、本棚、洋服ダンス等の収納家具や冷蔵庫またはピアノ、事務所の各種キャビネットや机、さらには工場等のオープン棚や各種機器等の什器の転倒を防止する器具が提案されている。
【0003】
例えば、非特許文献1に開示される「東京消防庁 電子図書館」の「職場の地震対策(平成20年8月発行)(http://www.tfd.metoro.tokyo.jp/hp-sidouka/2008-2350-3/)」における「オフィス家具類の転倒・落下防止対策」によれば、キャビネット等の天井面と建造物とをネジ等を用いてL型金具で固定する方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献1に開示されるバネ式ターンバックルでは、家具の天井面と部屋の建造物に各々転倒防止用金具を釘やネジで取り付け、該転倒防止用金具の間に引バネ体を備えるターンバックルを掛け渡す構造が開示されている。
【0005】
また、特許文献2に開示される耐震用家具転倒防止具では、T型の部材の一方を建造物に、他の一方を家具に各々粘着材等で貼り付ける構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002-248023号公報
【特許文献2】特開2005-224562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示されるバネ式ターンバックルは、転倒防止用金具に伝わる荷重を緩和する緩衝機能を付与するためにバネを用いている。しかしながら、この緩衝機能は、瞬間的にかかる荷重である所謂撃力の作用する時間を長くするためのものであり、転倒防止用金具に伝わる荷重を減らすものではないため、石膏ボード等の破壊されやすい建造物に使用されている釘やネジが外れないようにするには不十分であった。
【0008】
また、特許文献2に開示される耐震用家具転倒防止具は、開示されているとおり荷重を所定の面積を有する粘着面で受けるため、釘やネジとめられたL型金具よりは建造物が破壊される可能性は低くなる。しかしながら、耐震用家具転倒防止具の片端が固定される壁面と什器の側面との距離の設定の柔軟性が限定されるという問題が有った。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、家庭の食器棚、本棚、洋服ダンス等の収納家具や冷蔵庫またはピアノ、事務所の各種キャビネットや机、さらには工場等のオープン棚や各種機器等が置かれる様々な設置状況で転倒を簡便に防止する転倒防止具及び転倒防止方法を提供することである。
【0010】
また、この発明の別の目的は、取り外しが簡便で什器の移動が容易な転倒防止具及び転倒防止方法を提供することである。
【0011】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる転倒防止具は建造物と什器の間を連結部材で接続して什器の転倒を防止する転倒防止具であって前期連結部材の一端に第1固定部、他端に第2固定部が備えられ、前記連結部材が前記第1固定部の有する第1開口部及び前記第2固定部の有する第2開口部に挿通され、少なくとも前記第1開口部又は前記第2開口部において前記連結部材の移動を妨げる移動防止部が設けられることを特徴とする転倒防止具である。
【0012】
本発明の転倒防止具は前記第1固定部と前記第2固定部の間の前記連結部材の長さが可変であるので設置が容易になる。
【0013】
この発明に係わる転倒防止具は、請求項2の記載によれば、前記移動防止部の外形が少なくとも前記第1開口部又は前記第2開口部の開口寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の転倒防止具である。
【0014】
移動防止部の外形が少なくとも前記第1開口部又は前記第2開口部の開口寸法よりも大きいので開口部へ挿通された連結部材が移動防止部によりその移動が防止される。
【0015】
請求項3に記載の転倒防止具は、前記移動防止部が前記連結部材への移動防止部材の接着、機械的接合又は前記連結部材の折り返しにより前記連結部材の端部へ形成されることを特徴とする請求項2に記載の転倒防止具である。
【0016】
前記移動防止部が前記連結部材への移動防止部材の接着、機械的接合又は前記連結部材の折り返しにより前記連結部材の端部へ形成されるので、移動防止部が開口部を連結部材が通り抜けることが防止される。
【0017】
この発明に係わる転倒防止具は、請求項4の記載によれば前記移動防止部が移動防止部材の隣接する2つの係止穴へ前記連結部材が挿通されて形成されることを特徴とする請求項3に記載の転倒防止具である。
【0018】
移動防止部が移動防止部材の隣接する2つの係止穴へ前記連結部材が挿通されて形成されるので移動防止部材と連結部材との結合が確実になる。
【0019】
この発明に係わる転倒防止具は、請求項5の記載によれば、前記移動防止部材が楔形状を有し、前記連結部材と前記第1開口部又は前記連結部材と前記第2開口部との隙間へ挿入されて前記移動防止部を形成することを特徴とする請求項3に記載の転倒防止具である。
【0020】
移動防止部材が楔形状を有し、該楔形状の先端部が前記第1開口部と連結部材又は前記第2開口部と連結部材の間の隙間へ挿入されるので、移動防止部部が開口部を通過することが困難になる。
【0021】
この発明に係わる転倒防止具は、請求項6の記載によれば、前記移動防止部材が前記連結部材と接する面に凹凸を有することを特徴とする請求項5に記載の転倒防止具である。
【0022】
前記移動防止部材が前記連結部材と接する面に凹凸を有するので固定部の開口部へ移動防止部材と前記連結部材が移動すると、移動防止部材の凹凸が連結部材へ食い込み移動防止部材が前記連結部材に係止される。
【0023】
この発明に係わる転倒防止具は、請求項7の記載によれば、前記連結部材が編みベルト又はゴムベルトであることを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の転倒防止具である。
【0024】
連結部材が編みベルト又はゴムベルトなので製造費用の削減を図れる。
【0025】
請求項8に記載の転倒防止具の設置方法は、請求項7に記載の転倒防止具を使用するに際して、前記移動防止部材を前記第1開口部又は前記第2開口部との間に隙間を設けて設置し、地震時に前記移動防止部材が前記第1開口部又は前記第2開口部へ移動するように設置することを特徴とする転倒防止具の設置方法である。
【0026】
前記移動防止部材を前記第1開口部又は第2開口部との間に隙間を設けて転倒防止具を設置することで、地震時に転倒防止具が作動する前では固定部の取り外しが簡便に行えるので転倒防止具の再設置が容易になる転倒防止具の設置方法である。
【0027】
この発明に係わる転倒防止方法は、請求項9の記載によれば請求項8に記載の転倒防止具が什器の天板又は側面に用いられる什器の転倒防止方法である。
【0028】
什器の天板と側面に請求項7に記載の転倒防止具が用いられるので確実な什器の転倒防止を図るとともに滑り出しの防止を図れる。
【発明の効果】
【0029】
この発明によれば、様々な状況で什器の転倒を防止する転倒防止具及び転倒防止方法を提供することが可能となる。
【0030】
また、この発明によれば、使用が簡便で取り外しが容易なので什器等の移動が容易な転倒防止具及び転倒防止方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】(A)連結部材の両端に固定部を有する転倒防止具の説明図である。(B)固定用の接着部を有する転倒防止具の説明図である。
【
図2】連結部材と移動防止部材の接合の説明図である。
【
図3】連結部材への移動防止部材の設置の様子を示す説明図である。
【
図4】固定部と移動防止部材の寸法の説明図である。
【
図5】鋸歯状底部動防止部材の固定部への保持の様子の説明図である。
【
図6】編みベルトを係止する移動防止部材の説明図である。
【
図7】編みベルトで折り返して移動防止部を形成する説明図である。
【
図8】編みベルトで折り返して移動防止部を形成し固定部へ挿入する説明図である。
【
図9】編みベルトが移動防止部材の鋸歯で係止されて移動防止部を形成する説明図である。
【
図10】転倒防止具の設置方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下に図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1(A)は、本発明の転倒防止具10を示す斜視図である。本発明の転倒防止具10は、家庭の食器棚、本棚、洋服ダンス等の収納家具や冷蔵庫またはピアノ、事務所の各種キャビネットや机、さらには工場等のオープン棚や各種機器等の什器100の転倒防止に用いられる。
【0033】
転倒防止具10は、建造物50又は什器100に接着固定される接着部4Aを有する第1固定部2Aを連結部材の一端に備える。また什器100の表面又は建造物50に接着固定される接着部4Bを有する第2固定部2Bを連結部材の他端に備える。第1固定部2Aに設けられた第1開口部と第2固定部2Bに設けられた第2開口部に挿通される連結部材1により建造物と什器を接続する。
【0034】
本発明に係る転倒防止具を使うには、長さを適宜に調節した転倒防止具10の固定部2A什器へ、固定部2Bを建造物の例えば壁面へそれぞれ接着部を用いて接着する。接着部4A,4Bは施工時に接着剤を塗布してもよいが接合テープを用いるのが好適である。
【0035】
接着部は、例えば、アクリルフォームを基材とし、その両面にアクリル系粘着材を有し、引張強度120N/cm2の接合テープ(いわゆる両面テープ)が好適である。なお、建造物が凹凸のある壁紙の場合は基材に厚みと柔軟性を有することで確実に接着される接合テープを使用しても良い。
【0036】
図1に示す連結部材1は、いわゆるゴムベルトが好ましく、天然ゴム、合成ゴム等の弾性を有するゴム材又は什器の転倒を防止する耐引張機能を満たすものであればどのようなものでも使用可能である。また、形状も
図1に示すような帯状が好ましい。
【0037】
転倒防止具10を使用するに際しては固定部2A,2Bの間の距離を適宜に変える必要が生じる。
図1(A)に示す実施例では固定部に挿通された連結部材1の端部側の固定部近傍の連結部材へ移動防止部を形成する移動防止部材3A,3Bを固定部との間に挿入して厚みを増した状態にして、連結部材が開口部の隙間を通過困難な状態にする。
【0038】
図2(A)は、連結部材1で移動防止部材3を接着して重ねることで厚みを増して移動防止部部を形成した様子を示す。連結部材1の下面に移動防止部材3を接着部6により貼り付ける。接着部6は接合テープが好適である。
【0039】
移動防止部材3の連結部材から横へはみ出た部分は固定部の固定部の縦部材24に当たって移動防止部の移動が防止される。移動防止部材の外形が固定部の開口部よりも大きいことで形成される移動防止部が連結部材の移動を妨げる。
【0040】
図3は移動防止部を形成する移動防止部材3と固定部2の位置関係を示している。
図3(A)は連結部材1の端部に移動防止部材3を固定し、固定部2が移動防止部材3との間に隙間Gを設けて什器や建造物へ設置される設置方法である。
図3(B)は、地震時に連結部材1が矢印方向へ移動し連結部材1に係止された移動防止部材3が固定部2によりその動きが抑止される様子を示す。なお、連結部材1の端部から離れた位置へ端部を残して移動防止部材3を係止することもできるので建造物と什器の距離に合わせて連結部材1の長さを調整して転倒防止具10を使うことができる。
【0041】
図4は厚みAを持つ連結部材1に厚さBを有する移動防止部材3が接着された厚さA+Bを有する移動防止部が形成される様子を示す。連結部材1を固定部2の開口寸法となる隙間Cを有する開口部へ挿入するためにA+B<Cが必要になる。そして、移動防止部の横幅は開口部の横幅に比べて大きくなっており移動防止部材からはみ出した部分が固定部の縦部材24に当たり連結部材の移動が防止される。
【0042】
図5は底部が鋸歯状に形成され上部に傾斜部が形成された楔形状の移動防止部材67により移動防止部が形成される様子を示している。
図5(A)に示すように移動防止部材67は連結部材1の端部付近に乗せて使用する。必要であれば底部を連結部材へ接着する。
図5(B)に示すように固定部の什器等への設置時に固定部2との間に隙間G1を付けて固定部を設置する。
図5(C)に示すように地震時に固定部の開口部へ移動防止部材が矢印方向へ移動して開口部へ移動防止部材67が押し込まれると鋸歯状の底部が連結部材へ食い込むので機械的接合により移動防止部材67が連結部材1へ係止され連結部材の移動が防止される。
【0043】
図6では移動防止部材としてラッシングベルトなどで使われる合成樹脂の編みベルトを用いて移動防止部を形成する移動防止部材を説明する。樹脂製ベルトの材質は主に、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの種類がある。ポリエステル製のベルトは、弾性率が高いため硬質で変形しにくく耐久性に優れ吸水性も高いため、耐水性においても有利である。ナイロン製のベルトは、柔らかく伸びがあり、破断しにくくポリエステルには劣るが、吸水性能も高く水に濡れる場所でも利用可能である。ポリプロピレン製のラベルトは、耐薬品性や耐水性に優れ、軽量であるため取り扱いしやすいが強度や耐候性には劣る。
【0044】
図6(A)は編みベルトが接する部分が鋸歯状に形成されているのでここへ編みベルトが当たるとこの鋸歯がベルトに食い込み移動防止部61が連結部材となる編みベルトに機械的に固定される。
【0045】
図6(B)の移動防止部材62はベルトを通す平行する係止穴が隣接して設けられており、ここへ編みベルトを
図6(C)のように通すことで係止して移動防止部を形成する。
図5(C)では編みベルト2枚に移動防磁部材62の厚みを加えた値が固定部の開口部の縦寸法よりも小さくなっている。移動防止部材62のベルトからはみ出した部分が固定部の縦部材に当たりベルトの移動が防止される。
【0046】
図7は編みベルトが接する部分が鋸歯状に形成されている移動防止部材61に編みベルト5を折り返して装着する様子を示す。
図8(A)は編みベルトを折り返して移動防止部材を巻き込んで移動防止部を形成した様子を示す。形成された移動防止部を固定部へ挿入する様子を
図8(B)に示す。
図9では、編みベルトが接する部分が鋸歯状に形成されている移動防止部材61により形成された移動防止部が固定部で係止された様子を示す。
【0047】
以下に本発明の転倒防止具10の使用方法について説明する。
図10は、複数の転倒防止具10を什器100の天板に取り付けた状態を示す図である。また、什器100の地震時の滑り出しを防止するには什器100の側面に什器100の略重心位置よりも下へ倒防止具10を取り付けるのが好適である。什器100の側面に装着する転倒防止具10の他端は建造物の壁以外に床90でも良い。
【0048】
本発明により、接着により什器に簡便に取り付けられ構造が簡単で安価に製造可能な什器の転倒防止具が提供可能である。
【0049】
そして、接合テープを利用した接着固定の固定具は、その接着面に平行な面での回転力により取り外しが容易なので室内の配置換えでの什器の移動を容易にする転倒防止具を提供可能である。
【0050】
また、上記にて説明したように本発明に係る転倒防止具を用いて什器の転倒を効果的に防止する転倒防止方法を提供可能である。
【符号の説明】
【0051】
1 連結部材
2 固定部
2A 第1固定部
2B 第2固定部
3,3A,3B 移動防止部材
5 編みベルト
10 転倒防止具
21 横部材
23 隙間
24 縦部材
61 鋸歯状移動防止部材
62 折返し穴移動防止部材
67 鋸歯状底部動防止部材
100 什器
50 壁
90 床