(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173554
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置
(51)【国際特許分類】
B23K 26/035 20140101AFI20241205BHJP
B23K 26/36 20140101ALI20241205BHJP
B08B 7/00 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
B23K26/035
B23K26/36
B08B7/00
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023116938
(22)【出願日】2023-07-18
(31)【優先権主張番号】202310630204.2
(32)【優先日】2023-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523114969
【氏名又は名称】蘇州艾思蘭光電有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】周倩
【テーマコード(参考)】
3B116
4E168
【Fターム(参考)】
3B116AA46
3B116AB52
3B116BC01
4E168AD00
4E168CB12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置において、異なる異物距離に応じて、より好ましい焦点合わせ効果を達成する。また、手動回転部材を手動で回転させて合焦レンズの位置を微調整できる。さらに、レーザー障害物除去装置の安定性がより強くなり、障害物除去過程で揺れて障害物除去効率に影響を及ぼすことを回避する。
【解決手段】本発明は、ブラケットと支持台を含み、前記ブラケットの一端が支持台の底部に可動に接続され、前記支持台の底部に昇降機構が設けられ、前記ブラケットの他端に固定アセンブリが設けられ、前記支持台内部において調節アセンブリによってエクイップメントボックスを回転させ、前記エクイップメントボックスの内部にレーザー障害物除去装置が可動に接続されている軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラケット(1)と支持台(2)を含む軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置であって、前記ブラケット(1)の一端が支持台(2)の底部に可動に接続され、前記支持台(2)の底部に昇降機構(3)が設けられ、前記ブラケット(1)の他端に固定アセンブリ(4)が設けられ、前記支持台(2)の内部において調節アセンブリ(5)によってエクイップメントボックス(6)を回転させ、前記エクイップメントボックス(6)の内部にレーザー障害物除去装置(7)が可動に接続され、前記レーザー障害物除去装置(7)の内部に微調整機構(8)が設けられ、
前記微調整機構(8)にはレーザー障害物除去装置(7)の内壁に取り付けられた微調整電機(81)を含み、前記微調整電機(81)の出力軸の一端にカップラーを介して微調整棒(82)が固定的に接続され、前記微調整棒(82)の一端に制御ベベルギア(83)が固定的に接続され、前記制御ベベルギア(83)の表面が伝動アセンブリ(84)を介して合焦レンズ(85)を摺動させ、前記微調整棒(82)の表面に手動アセンブリ(86)が設けられ、前記微調整棒(82)の表面に制御輪(87)が固定的に接続されていることを特徴とする軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項2】
前記伝動アセンブリ(84)にはネジ棒(841)とレーザー障害物除去装置(7)の内壁に取り付けられた摺動棒(842)を含み、前記ネジ棒(841)の両端がレーザー障害物除去装置(7)の内壁に可動に接続され、前記ネジ棒(841)の表面に伝動ベベルギア(843)が固定的に接続され、前記伝動ベベルギア(843)の表面が制御ベベルギア(83)の表面と噛み合い、前記ネジ棒(841)の表面が合焦レンズ(85)の内部に螺合され、前記摺動棒(842)の表面が合焦レンズ(85)の内部に摺動可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項3】
前記手動アセンブリ(86)には手動回転部材(861)を含み、前記手動回転部材(861)の内部がレーザー障害物除去装置(7)の内部に可動に接続され、前記手動回転部材(861)の表面に回転輪(862)が固定的に接続され、前記回転輪(862)の表面が伝動ベルトを介して制御輪(87)の表面に伝動可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項4】
前記昇降機構(3)には支持台(2)の底部に取り付けられた支持棒(31)を含み、前記支持棒(31)の表面に係合溝(32)が開設され、前記支持棒(31)の表面に昇降ブロック(33)が摺動可能に接続され、前記昇降ブロック(33)の内部に接続棒(34)が可動に接続され、前記接続棒(34)の一端がブラケット(1)の表面に可動に接続され、前記昇降ブロック(33)の内部に係合アセンブリ(35)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項5】
前記係合アセンブリ(35)には係合棒(351)を含み、前記係合棒(351)の一端が係合溝(32)の内側面に係合され、前記係合棒(351)の表面に係合ばね(352)が固定的に接続され、前記係合ばね(352)の一端が昇降ブロック(33)の内壁に固定的に接続され、前記係合棒(351)の他端に制御ブロック(353)が固定的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項6】
前記固定アセンブリ(4)には固定板(41)を含み、前記固定板(41)の表面がブラケット(1)の一端に可動に接続され、前記固定板(41)の底部に位置決めビット(42)が固定的に接続され、前記固定板(41)の内部に位置決めボルト(43)が螺合されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項7】
前記調節アセンブリ(5)には調節電機(51)と接続柱(52)を含み、前記調節電機(51)の出力軸の一端にカップラーを介して調節ベベルギア(53)が固定的に接続され、前記接続柱(52)の一端が支持台(2)のキャビティの底部に可動に接続され、前記接続柱(52)の他端がエクイップメントボックス(6)の底部に固定的に接続され、前記接続柱(52)の表面に回転ベベルギア(54)が固定的に接続され、前記回転ベベルギア(54)の表面が調節ベベルギア(53)の表面と噛み合うことを特徴とする請求項1に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【請求項8】
前記エクイップメントボックス(6)の表面にタッチスクリーン(9)が実装され、前記エクイップメントボックス(6)の一側に電線を介して制御器が固定的に接続され、前記エクイップメントボックス(6)の表面にレーザー障害物除去装置(7)の角度に対する手動調節を実現するための制御つまみ(10)が可動に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザーによる障害物除去の技術分野に関し、具体的には、軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置である。
【背景技術】
【0002】
距離の異なる異物を除去する時に、従来のレーザー障害物除去装置では、自動的に焦点を合わせる時に、誤差が発生しやすく、障害物除去効率に影響を及ぼし、手動自動同期調節を実現できなく、そして、周りの環境が主として野外環境であり、従来のレーザーによる障害物除去装置をブラケットによって簡単に固定する場合が多いため、柔らかい土地の場合に、デバイスを固定することが難事であり、このため、レーザーによる障害物除去装置は稼働する時に、揺れやすくなり、上記の問題に対処するために、本発明は、軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術の欠点に対処するために、本発明は、まず、自動的に焦点を合わせる時に、誤差が発生しやすく、障害物除去効率に影響を及ぼし、次に、従来の障害物除去装置では手動自動同期調節を実現できなく、最後に、従来のレーザーによる障害物除去装置では柔らかい土地の場合に、固定することが難事であり、安定性が悪い問題があるという従来のレーザーによる障害物除去装置に存在する問題を主に解決した軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を実現するために、本発明は、ブラケットと支持台を含み、前記ブラケットの一端が支持台の底部に可動に接続され、前記支持台の底部に昇降機構が設けられ、前記ブラケットの他端に固定アセンブリが設けられ、前記支持台内部において調節アセンブリによってエクイップメントボックスを回転させ、前記エクイップメントボックスの内部にレーザー障害物除去装置が可動に接続され、前記レーザー障害物除去装置の内部に微調整機構が設けられ、前記微調整機構にはレーザー障害物除去装置内壁に取り付けられた微調整電機を含み、前記微調整電機の出力軸の一端がカップラーを介して微調整棒に固定的に接続され、前記微調整棒の一端に制御ベベルギアが固定的に接続され、前記制御ベベルギアの表面が伝動アセンブリを介して合焦レンズを摺動させ、前記微調整棒の表面に手動アセンブリが設けられ、前記微調整棒の表面に制御輪が固定的に接続されている軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置という技術手段によって実現する。
【0005】
好ましくは、前記手動アセンブリには手動回転部材を含み、前記手動回転部材の内部がレーザー障害物除去装置の内部に可動に接続され、前記手動回転部材の表面に回転輪が固定的に接続され、前記回転輪の表面が伝動ベルトを介して制御輪の表面に伝動可能に接続されている。
【0006】
好ましくは、前記係合アセンブリには係合棒を含み、前記係合棒の一端が係合溝の内側面に係合され、前記係合棒の表面に係合ばねが固定的に接続され、前記係合ばねの一端が昇降ブロックの内壁に固定的に接続され、前記係合棒の他端に制御ブロックが固定的に接続されている。
【0007】
好ましくは、前記固定アセンブリには固定板を含み、前記固定板の表面がブラケットの一端に可動に接続され、前記固定板の底部に位置決めビットが固定的に接続され、前記固定板の内部に位置決めボルトが螺合されている。
【0008】
好ましくは、前記エクイップメントボックスの表面にタッチスクリーンが実装され、前記エクイップメントボックスの一側に電線を介して制御器に固定的に接続され、前記エクイップメントボックスの表面にレーザー障害物除去装置の角度に対する手動調節を実現するための制御つまみが可動に接続されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明は軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置を提供する。従来技術に比べると、以下の有益な効果がある。
(1)この軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置によれば、微調整電機を起動することで微調整棒が連動して回転し始まり、微調整棒の回転によって制御ベベルギアが連動して回転し、制御ベベルギアの回転によって伝動ベベルギアとネジ棒が連動して同期回転し始まり、ネジ棒の回転によって合焦レンズの位置が微調整され、これで焦点合わせを完了し、スポットを目標距離に集束し、これによってより好ましい障害物除去効果を実現する。手動回転部材を回転させることによって回転輪が連動して回転し、伝動ベルトを経由した回転輪の回転によって制御輪と微調整棒が連動して同期回転し、更に制御ベベルギア、伝動ベベルギアがネジ棒と同期して回転し、これによって合焦レンズ位置に対する手動調節を実現し、焦点合わせを実現する。微調整電機の駆動で合焦レンズの位置を調整することによって、異なる異物距離に応じて、より好ましい焦点合わせ効果を達成し、それと同時に、タッチスクリーンに表示される画面を観察することによって、手動回転部材を手動で回転させて合焦レンズの位置を微調整できる。
(2)この軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置によれば、制御ブロックを引っ張ることによって係合棒を係合溝の内側面から分離させ、次に昇降ブロックを摺動させ、昇降ブロックの摺動によって接続棒が回転し、更に3本のブラケットが回転し始まり、これによってブラケットの傾斜角度を調整する。適切な高さに調整した後、係合ばねが外力の影響を受けずに、係合棒と係合溝の係合に関して、係合棒を異なる高さの係合溝に係合して固定することによって、支持台の高さを柔軟的に調整し、係合ばねが外力の影響を受けずに、係合棒と係合溝の内側面の係合を常に保持する。
(3)この軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置によれば、固定板を回転させることによって、固定板底部の位置決めビットを土地の中に挿入し、次に位置決めボルトを回転させることによって、固定を更に強化する。位置決めビットと位置決めボルトによる二重固定によって、レーザー障害物除去装置の安定性がより強くなり、障害物除去過程で揺れて障害物除去効率に影響を及ぼすことを回避する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】本発明のレーザー障害物除去装置の内部構造の背面図である。
【
図3】本発明のレーザー障害物除去装置の内部構造の上面図である。
【
図4】本発明の昇降ブロックの内部構造の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術手段を明確に、完全に記述し、当然ながら、記述される実施例は全ての実施例ではなく、ただ本発明の一部の実施例である。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得た他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0012】
図1-5を参照しながら、本発明は3種の技術手段を提供する。
【実施例0013】
実施例1の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置においては、ブラケット1と支持台2を含み、ブラケット1の一端が支持台2の底部に可動に接続され、支持台2の底部に昇降機構3が設けられ、ブラケット1の他端に固定アセンブリ4が設けられ、支持台2の内部において調節アセンブリ5によってエクイップメントボックス6を回転させ、エクイップメントボックス6の一側が線路を介して制御端末に接続され、制御端末が線路を介して蓄電池に接続され、レーザー障害物除去装置7が同様に線路を介して制御端末と蓄電池に接続され、エクイップメントボックス6の内部にレーザー障害物除去装置7が可動に接続され、エクイップメントボックス6が頂部に開放口を有するボックスであり、エクイップメントボックス6の内部に接続板が可動に接続され、接続板の内部にレーザー障害物除去装置7が固定的に接続され、接続板の両端が支えロッドを介して制御つまみ10に固定的に接続され、これによって作業員が直接制御つまみ10を回転することによってレーザー障害物除去装置7の傾斜角度を調整でき、レーザー障害物除去装置7の内部に微調整機構8が設けられている。
微調整機構8にはレーザー障害物除去装置7の内壁に取り付けられた微調整電機81を含み、微調整電機81が三相非同期モータであり、微調整電機81が電線を介して蓄電池に接続され、微調整電機81の出力軸の一端にカップラーを介して微調整棒82が固定的に接続され、微調整棒82の一端に制御ベベルギア83が固定的に接続され、制御ベベルギア83の表面が伝動アセンブリ84によって合焦レンズ85を摺動させ、合焦レンズ85が非球面構造であり、即ち、レンズ表面における各点の曲率が等しくなく、ガウススポットエネルギー分布特性に適合し、焦点を合わせる能力が強く、合焦レンズ85の曲率が中心点から周りへ次第に増大し、即ち、合焦レンズ85の中心点箇所の焦点距離と周りの焦点距離が等しくなく、最大焦点距離が120mmであり、ガウスビームの120m遠距離焦点合わせ、焦点合わせスポット約10mmが実現され、合焦レンズ85の材料がK9ガラスであり、微調整棒82の表面に手動アセンブリ86が設けられ、微調整棒82の表面に制御輪87が固定的に接続されている。
実施例2の軽量化インテリジェント化レーザー障害物除去装置においては、ブラケット1と支持台2を含み、ブラケット1の一端が支持台2の底部に可動に接続され、支持台2の底部に昇降機構3が設けられ、ブラケット1の他端に固定アセンブリ4が設けられ、支持台2の内部において調節アセンブリ5によってエクイップメントボックス6を回転させ、エクイップメントボックス6の一側が線路を介して制御端末に接続され、制御端末が線路を介して蓄電池に接続され、レーザー障害物除去装置7が同様に線路を介して制御端末と蓄電池に接続され、エクイップメントボックス6の内部にレーザー障害物除去装置7が可動に接続され、エクイップメントボックス6が頂部に開放口を有するボックスであり、エクイップメントボックス6の内部に接続板が可動に接続され、接続板の内部にレーザー障害物除去装置7が固定的に接続され、接続板の両端が支えロッドを介して制御つまみ10に固定的に接続され、これによって作業員が直接制御つまみ10を回転することによってレーザー障害物除去装置7の傾斜角度を調整でき、レーザー障害物除去装置7の内部に微調整機構8が設けられている。
微調整機構8にはレーザー障害物除去装置7の内壁に取り付けられた微調整電機81を含み、微調整電機81が三相非同期モータであり、微調整電機81が電線を介して蓄電池に接続され、微調整電機81の出力軸の一端にカップラーを介して微調整棒82が固定的に接続され、微調整棒82の一端に制御ベベルギア83が固定的に接続され、制御ベベルギア83の表面が伝動アセンブリ84によって合焦レンズ85を摺動させ、合焦レンズ85が非球面構造であり、即ち、レンズ表面における各点の曲率が等しくなく、ガウススポットエネルギー分布特性に適合し、焦点を合わせる能力が強く、合焦レンズ85の曲率が中心点から周りへ次第に増大し、即ち、合焦レンズ85の中心点箇所の焦点距離と周りの焦点距離が等しくなく、最大焦点距離が120mmであり、ガウスビームの120m遠距離焦点合わせ、焦点合わせスポット約10mmが実現され、合焦レンズ85の材料がK9ガラスであり、微調整棒82の表面に手動アセンブリ86が設けられ、微調整棒82の表面に制御輪87が固定的に接続されている。微調整電機81を起動することで微調整棒82が連動して回転し始まり、微調整棒82の回転によって制御ベベルギア83が連動して回転し、制御ベベルギア83の回転によって伝動ベベルギア843とネジ棒841が連動して同期回転し始まり、ネジ棒841の回転によって合焦レンズ85の位置が微調整され、これで焦点合わせを完了し、スポットを目標距離に集束し、これによってより好ましい障害物除去効果を実現する。
手動回転部材861を回転させることによって回転輪862が連動して回転し、伝動ベルトを経由した回転輪862の回転によって制御輪87と微調整棒82が連動して同期回転し、更に制御ベベルギア83、伝動ベベルギア843がネジ棒841と同期して回転し、これによって合焦レンズ85の位置に対する手動調節を実現し、焦点合わせを実現する。微調整電機81の駆動で合焦レンズ85の位置を調整することによって、異なる異物距離に応じて、より好ましい焦点合わせ効果を達成し、それと同時に、タッチスクリーン9に表示される画面を観察することによって、手動回転部材861を手動で回転させて合焦レンズ85の位置を微調整できる。伝動アセンブリ84にはネジ棒841とレーザー障害物除去装置7の内壁に取り付けられた摺動棒842を含み、ネジ棒841の両端がレーザー障害物除去装置7の内壁に可動に接続され、ネジ棒841の表面に伝動ベベルギア843が固定的に接続され、伝動ベベルギア843の表面が制御ベベルギア83の表面と噛み合い、ネジ棒841の表面が合焦レンズ85の内部に螺合され、摺動棒842の表面が合焦レンズ85の内部に摺動可能に接続されている。
手動アセンブリ86には手動回転部材861を含み、手動回転部材861の内部がレーザー障害物除去装置7の内部に可動に接続され、手動回転部材861が合焦レンズ85の位置に対する手動調整を実現して焦点合わせ操作を実現するためのものであり、手動回転部材861の表面に回転輪862が固定的に接続され、回転輪862の表面が伝動ベルトを介して制御輪87の表面に伝動可能に接続されている。昇降機構3には支持台2の底部に取り付けられた支持棒31を含み、支持棒31の表面に係合溝32が開設され、係合溝32が複数組設けられ、支持棒31の表面に昇降ブロック33が摺動可能に接続され、昇降ブロック33の内部に接続棒34が可動に接続され、接続棒34の一端がブラケット1の表面に可動に接続され、昇降ブロック33の内部に係合アセンブリ35が設けられている。係合アセンブリ35には係合棒351を含み、係合棒351の一端が係合溝32の内側面に係合され、係合棒351の表面に係合ばね352が固定的に接続され、係合ばね352が外力の影響を受けずに、係合棒351と係合溝32の内側面の係合を常に保持し、係合ばね352の一端が昇降ブロック33の内壁に固定的に接続され、係合棒351の他端に制御ブロック353が固定的に接続されている。