(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173603
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】個人放送の環境に関する情報を参照にしてコンテンツのシンクロニゼーションを調整する方法及びこれを利用したサーバ
(51)【国際特許分類】
H04N 21/262 20110101AFI20241205BHJP
H04N 21/235 20110101ALI20241205BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20241205BHJP
H04L 51/046 20220101ALI20241205BHJP
H04L 51/07 20220101ALI20241205BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20241205BHJP
H04L 67/146 20220101ALI20241205BHJP
【FI】
H04N21/262
H04N21/235
H04L51/04
H04L51/046
H04L51/07
H04L67/02
H04L67/146
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023201560
(22)【出願日】2023-11-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-04-10
(31)【優先権主張番号】10-2023-0070766
(32)【優先日】2023-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0147291
(32)【優先日】2023-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523451439
【氏名又は名称】スクリナ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金光正
(72)【発明者】
【氏名】金正俊
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164GA04
5C164MB13S
5C164SB08P
5C164SC21P
5C164SD12S
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ストリーマーの個人放送環境に関する情報を参照してURLを通じてコンテンツのシンクロニゼーションを自動調整可能な方法及びサーバを提供する。
【解決手段】方法は、サーバが、ストリーマー端末から個人放送の再生するコンテンツの共有要請を受信し、個人放送を提供するための個人放送プラットフォームに関する情報及びコンテンツを提供するためのOTTプラットフォームに関する情報を獲得し、ストリーマーが再生しようとするコンテンツに対する視聴環境に関する情報としてコンテンツ識別子、コンテンツの現在の状態、ストリーマーによってコンテンツが視聴者に共有されるURLを生成する予定時刻である最新生成時点及び最新生成時点におけるコンテンツのプレイタイムに該当する特定再生位置を獲得し、それらを参照してURLを生成し、生成したURLをストリーマー端末及び視聴者端末の中で少なくとも一部のチャットウインドウに送信する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人放送の環境に関する情報を参照にしてコンテンツのシンクロニゼーションを調整する方法において、
(a)ストリーマー端末に個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームを連携してくれるプログラムが設置された状態で、サーバが、前記ストリーマー端末からストリーマーが個人放送を進行する前記個人放送プラットフォームを通じて再生するコンテンツの共有要請を受信し、前記要請に含まれた、前記個人放送を提供するための前記個人放送プラットフォームに関する情報及び前記コンテンツを提供するための前記OTTプラットフォームに関する情報を獲得する段階と、
(b)前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLの生成条件が満たされれば、前記サーバは、前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツに対する視聴環境に関する情報として前記コンテンツのコンテンツ識別子、前記コンテンツの現在の状態、前記ストリーマーによって前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点、及び前記URLの最新生成時点における前記コンテンツのプレイタイムに該当する前記コンテンツの特定再生位置を獲得する段階と、
(c)前記サーバは、前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの前記最新生成時点及び前記コンテンツの前記特定再生位置を参照にして前記URLを生成し、生成された前記URLを前記ストリーマー端末及び視聴者端末それぞれの中で少なくとも一部のチャットウインドウに送信する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
(d)前記コンテンツが提供される前記ストリーマーの個人放送チャンネルを通じて前記URLを選択した特定の視聴者に対して、前記サーバは、前記特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記特定の視聴者が前記URLをクリックした時刻であるURLクリック時点を獲得するようにし、前記URLの前記最新生成時点及び前記URLクリック時点の間の時間差を比べて、前記時間差だけ前記コンテンツの前記コンテンツの前記特定再生位置を調整した状態の調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
(i)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が再生中の状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記サーバは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記URLクリック時点から前記URLの最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの前記特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させるプロセス、(ii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの前記最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記サーバは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した時点から前記URLの前記最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの前記特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを提供させるプロセス、(iii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの前記最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツの前記プレイタイムを調整した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記サーバは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記プレイタイムを調整した結果に該当するコンテンツの再生調整時間に対応されるように前記URLクリック時点から前記コンテンツの再生調整時間を減算するか、または加算して提供させるプロセスの中で少なくとも一つを遂行することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第1領域を通じて前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツを提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第2領域を通じて前記ストリーマーの個人放送映像を提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第3領域を通じて前記ストリーマーによって所定の条件下に生成されるURLが時系列的に提供されて前記視聴者の中で少なくとも一部が選択できるように支援することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
(e)前記視聴者が前記個人放送プラットフォームを通じて前記ストリーマーの個人放送チャンネルを視聴し、前記第3領域を通じて提供された前記URLを選択する場合、前記サーバは、特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記第1領域ないし前記第3領域それぞれの状態を制御するようにして、前記選択されたURLに含まれた情報である、前記ストリーマーが提供する前記コンテンツの前記コンテンツ識別子、前記コンテンツの前記現在の状態、前記コンテンツの前記URLの前記最新生成時点、及び前記コンテンツの前記コンテンツの前記特定再生位置を参照にして、前記視聴者端末それぞれでシンクロニゼーションを調整して前記視聴者に調整コンテンツを提供させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記サーバは、前記第3領域を通じて前記URLが時系列的に提供される時点として周期的または非周期的に自動に決定される時点、前記コンテンツの前記現在の状態が変更される時点、及び前記視聴者の要請時点の中で少なくとも一部を参照にして前記URLを生成するように支援することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ストリーマーの前記個人放送を視聴する前記視聴者である第1視聴者ないし第n視聴者それぞれによって受信される前記URLに対して、前記URLの前記最新生成時点が第t0URL受信時点だとする場合、前記サーバは、前記視聴者の前記視聴者端末それぞれに設置されているエクステンションプログラムをもって、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの視聴者端末によるネットワーク帯域幅別に少なくとも一部が違う時点に前記URLが受信された結果、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末別に前記URLが第t1URL受信時点ないし第tnURL受信時点に受信されて前記第1視聴者ないし前記第n視聴者別に発生する誤差に対して、前記第t1URL受信時点と前記第t0URL受信時点との差ないし前記第tnURL受信時点と前記第t0URL受信時点との差のそれぞれを前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置に対応されるように反映して調整した状態の調整コンテンツを前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末に提供させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記(a)段階において、
前記ストリーマー端末に前記個人放送プラットフォーム及び前記OTTプラットフォームを連携してくれるエクステンションプログラムが設置されていない場合、前記サーバは、前記エクステンションプログラムが設置されるようにポップアップを浮かべて設置プログラムに移動させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
個人放送の環境に関する情報を参照にしてコンテンツのシンクロニゼーションを調整するサーバにおいて、
インストラクションを格納する少なくとも一つのメモリと、
前記インストラクションを実行するために構成された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、(I)ストリーマー端末に個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームを連携してくれるプログラムが設置された状態で、前記ストリーマー端末からストリーマーが個人放送を進行する前記個人放送プラットフォームを通じて再生するコンテンツの共有要請を受信し、前記要請に含まれた、前記個人放送を提供するための個人放送プラットフォームに関する情報及び前記コンテンツを提供するためのOTTプラットフォームに関する情報を獲得するプロセスと、(II)前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLの生成条件が満たされれば、前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツに対する視聴環境に関する情報として前記コンテンツのコンテンツ識別子、前記コンテンツの現在の状態、前記ストリーマーによって前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点、及び前記URLの最新生成時点における前記コンテンツのプレイタイムに該当するコンテンツの特定再生位置を獲得するプロセスと、(III)前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの最新生成時点及び前記コンテンツの特定再生位置を参照にして前記URLを生成し、生成された前記URLを前記ストリーマー端末及び視聴者端末それぞれの中で少なくとも一部のチャットウインドウに送信するプロセスと、を遂行することを特徴とするサーバ。
【請求項10】
(IV)前記コンテンツが提供される前記ストリーマーの個人放送チャンネルを通じて前記URLを選択した特定の視聴者に対して、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記特定の視聴者が前記URLをクリックした時刻であるURLクリック時点を獲得するようにし、前記URLの最新生成時点及び前記URLクリック時点の時間差を比べて、前記時間差だけ前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置を調整した状態の調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させるプロセスをさらに遂行することを特徴とする請求項9に記載のサーバ。
【請求項11】
(i)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が再生中の状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記URLクリック時点から前記URLの最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させるプロセス、(ii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した時点から前記URLの最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを提供させるプロセス、(iii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツの前記プレイタイムを調整した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記プレイタイムを調整した結果に該当するコンテンツの再生調整時間に対応されるように前記URLクリック時点から前記コンテンツの再生調整時間を減算するか、または加算して提供させるプロセスの中で少なくとも一つを遂行することを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
【請求項12】
前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第1領域を通じて前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツを提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第2領域を通じて前記ストリーマーの個人放送映像を提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第3領域を通じて前記ストリーマーによって所定の条件下に生成されるURLが時系列的に提供されて前記視聴者の中で少なくとも一部が選択できるように支援することを特徴とする請求項9に記載のサーバ。
【請求項13】
(V)前記視聴者が前記個人放送プラットフォームを通じて前記ストリーマーの個人放送チャンネルを視聴し、前記第3領域を通じて提供された前記URLを選択する場合、前記プロセッサは、特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記第1領域ないし前記第3領域それぞれの状態を制御するようにして、前記選択されたURLに含まれた情報である、前記ストリーマーが提供する前記コンテンツの前記コンテンツ識別子、前記コンテンツの前記現在の状態、前記コンテンツの前記URLの最新生成時点、及び前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置を参照にして、前記視聴者端末それぞれでシンクロニゼーションを調整して前記視聴者に調整コンテンツを提供させるプロセスをさらに遂行することを特徴とする請求項12に記載のサーバ。
【請求項14】
前記プロセッサは、前記第3領域を通じて前記URLが時系列的に提供される時点として周期的または非周期的に自動に決定される時点、前記コンテンツの前記現在の状態が変更される時点、及び前記視聴者の要請時点の中で少なくとも一部を参照にして前記URLを生成するように支援することを特徴とする請求項12に記載のサーバ。
【請求項15】
前記ストリーマーの前記個人放送を視聴する前記視聴者である第1視聴者ないし第n視聴者それぞれによって受信される前記URLに対して、前記URLの最新生成時点が第t0URL受信時点だとする場合、前記プロセッサは、前記視聴者の前記視聴者端末それぞれに設置されているエクステンションプログラムをもって、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの視聴者端末によるネットワーク帯域幅別に少なくとも一部が違う時点に前記URLが受信された結果、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末別に前記URLが第t1URL受信時点ないし第tnURL受信時点に受信されて前記第1視聴者ないし前記第n視聴者別に発生する誤差に対して、前記第t1URL受信時点と前記第t0URL受信時点との差ないし前記第tnURL受信時点と前記第t0URL受信時点との差のそれぞれを前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置に対応されるように反映して調整した状態の調整コンテンツを前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末に提供させることを特徴とする請求項9に記載のサーバ。
【請求項16】
前記(I)プロセスにおいて、
前記ストリーマー端末に前記個人放送プラットフォーム及び前記OTTプラットフォームを連携してくれるエクステンションプログラムが設置されていない場合、前記プロセッサは、前記エクステンションプログラムが設置されるようにポップアップを浮かべて設置プログラムに移動させることを特徴とする請求項9に記載のサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人放送の環境に関する情報を参照にしてコンテンツのシンクロニゼーションを調整する方法及びこれを利用したサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
アフリカTV、ユーチューブ、ツイッチなどで「インターネットを活用した個人放送」が活性化されている。ここで「インターネット個人放送」とは、1人のクリエータ(一名、Broadcasting Jackey、BJ、ストリーマー)が多様な主題のコンテンツを生産し、これをオンラインプラットフォームを通じて多数の利用者と共有することを言う。
【0003】
放送の形式としては、音楽放送、ビューティー放送、ゲーム放送、食べる放送など多様な形式があるが、インターネット個人放送のコンテンツ内容として映画、TVドラマ、スポーツ映像などをそのまま単純再生して上映する方式でコンテンツを提供する場合には問題が発生することになる。ストリーマーが他人が製作した著作物を契約や許可を受けていない状態で放送しながら利益を得る点で著作権侵害などの問題が起こる恐れがあるからだ。個人放送のコンテンツにおいて背景音楽などで音楽著作物が活用される場合には、音楽著作権に対する著作権協議が前もって行われることに対し、映画やTV番組をそのままコンテンツとして提供する場合に対しては、まだその問題に対する対応が充分ではないという問題点が存在した。
【0004】
また、個人放送を通じてコンテンツを提供するにあたり、視聴者が、ストリーマーが提供してくれるコンテンツを視聴する場合、映像と音声のシンクロニゼーションが合わないか、またはストリーマーの個人放送チャンネルに入場した視聴者の入場時間が皆異なる時間に入場するようになるので、ストリーマー放送とコンテンツ放送を同時に視聴することに困難があり、コンテンツを視聴者が受動でシンクロニゼーションを調整するようになっている場合があった。コンテンツに対してシンクロニゼーションのための調節インターフェースが存在するが、視聴者がタイミングに合わせてシンクロニゼーションを調節するには時間に関する情報が確かではないため、調節しにくい問題点も存在した。
【0005】
図1は、本発明による従来技術であって、サーバがコンテンツのシンクロニゼーション情報を提供すれば、視聴者端末で、視聴者が提供されたシンクロニゼーション情報を通じてコンテンツのシンクロニゼーションを受動で調整する方法を説明するための図面である。
【0006】
図1を参照すれば、本発明の従来技術として、サーバ100がストリーマー端末200からコンテンツのシンクロニゼーション情報を受信し(丸1)、サーバ100が視聴者端末300からコンテンツのシンクロニゼーション情報に関する要請を受信すれば(丸2)、サーバ100はシンクロニゼーション情報を要請した視聴者端末300に、ストリーマー端末200から受信したコンテンツのシンクロニゼーション情報を送信して(丸3)視聴者端末300で視聴者が受動でコンテンツのシンクロニゼーションを調整しながら(丸4)コンテンツを再生した。
【0007】
しかし、これは視聴者が多くなる場合、視聴者端末300から要請されるコンテンツに対するシンクロニゼーション情報が多くなって、視聴者にシンクロニゼーション情報を伝達するにあたり、トラフィックが急増してサーバに問題が発生することがあった。
【0008】
また、受動で視聴者端末300でシンクロニゼーションを調整するようになる場合、ストリーマー端末200ではコンテンツがずっと再生中の状態であるはずで、少しずつコンテンツのシンクロニゼーションが合わない問題が発生する恐れもあった。
【0009】
ここで、本出願人は、前記問題点を解決するために、本発明のストリーマーの個人放送の環境に関する情報を参照にしてURLを通じてコンテンツのシンクロニゼーションを自動に調整して提供してくれるサーバを提案するようになった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述した問題点をすべて解決することをその目的とする。
【0011】
また、本発明は、ストリーマーの視聴環境に関する情報としてコンテンツのコンテンツ識別子、コンテンツの現在の状態、ストリーマーによってコンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点(すなわち、時系列的に生成されたURLの中で最も最近作られたURL生成時点で、ストリーマー端末の最後に変化が起きた時刻)、及びURLの最新生成時点におけるコンテンツのプレイタイムに該当するコンテンツの特定再生位置(すなわち、ストリーマーのコンピュータの最後に変化が起きた時刻でのコンテンツ再生時間)を参照にして、ストリーマーの個人放送サービスの中でコンテンツ共有にアクセスすることができるURLに対する選択時点を使って視聴者にオーダーメード型シンクロニゼーション値による、調整されたコンテンツを提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例によると、個人放送の環境に関する情報を参照にしてコンテンツのシンクロニゼーションを調整する方法において、(a)ストリーマー端末に個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームを連携してくれるプログラムが設置された状態で、サーバが、前記ストリーマー端末からストリーマーが個人放送を進行する前記個人放送プラットフォームを通じて再生するコンテンツの共有要請を受信し、前記要請に含まれた、前記個人放送を提供するための前記個人放送プラットフォームに関する情報及び前記コンテンツを提供するための前記OTTプラットフォームに関する情報を獲得する段階;(b)前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLの生成条件が満たされれば、前記サーバは、前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツに対する視聴環境に関する情報として前記コンテンツのコンテンツ識別子、前記コンテンツの現在の状態、前記ストリーマーによって前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点、及び前記URLの最新生成時点における前記コンテンツのプレイタイムに該当する前記コンテンツの特定再生位置を獲得する段階;及び (c)前記サーバは、前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの前記最新生成時点及び前記コンテンツの前記特定再生位置を参照にして前記URLを生成し、生成された前記URLを前記ストリーマー端末及び視聴者端末それぞれの中で少なくとも一部のチャットウインドウに送信する段階;を含むことを特徴とする方法が提供される。
【0013】
一例において、(d)前記コンテンツが提供される前記ストリーマーの個人放送チャンネルを通じて前記URLを選択した特定の視聴者に対して、前記サーバは、前記特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記特定の視聴者が前記URLをクリックした時刻であるURLクリック時点を獲得するようにし、前記URLの前記最新生成時点及び前記URLクリック時点の間の時間差を比べて、前記時間差だけ前記コンテンツの前記コンテンツの前記特定再生位置を調整した状態の調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させる段階をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
一例において、(i)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が再生中の状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記サーバは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記URLクリック時点から前記URLの最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの前記特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させるプロセス、(ii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの前記最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記サーバは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した時点から前記URLの前記最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの前記特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを提供させるプロセス、(iii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの前記最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツの前記プレイタイムを調整した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記サーバは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記プレイタイムを調整した結果に該当するコンテンツの再生調整時間に対応されるように前記URLクリック時点から前記コンテンツの再生調整時間を減算するか、または加算して提供させるプロセスの中で少なくとも一つを遂行することを特徴とする。
【0015】
一例において、 前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第1領域を通じて前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツを提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第2領域を通じて前記ストリーマーの個人放送映像を提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第3領域を通じて前記ストリーマーによって所定の条件下に生成されるURLが時系列的に提供されて前記視聴者の中で少なくとも一部が選択できるように支援することを特徴とする。
【0016】
一例において、(e)前記視聴者が前記個人放送プラットフォームを通じて前記ストリーマーの個人放送チャンネルを視聴し、前記第3領域を通じて提供された前記URLを選択する場合、前記サーバは、特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記第1領域ないし前記第3領域それぞれの状態を制御するようにして、前記選択されたURLに含まれた情報である、前記ストリーマーが提供する前記コンテンツの前記コンテンツ識別子、前記コンテンツの前記現在の状態、前記コンテンツの前記URLの前記最新生成時点、及び前記コンテンツの前記コンテンツの前記特定再生位置を参照にして、前記視聴者端末それぞれでシンクロニゼーションを調整して前記視聴者に調整コンテンツを提供させる段階をさらに含むことを特徴とする 。
【0017】
一例において、 前記サーバは、前記第3領域を通じて前記URLが時系列的に提供される時点として周期的または非周期的に自動に決定される時点、前記コンテンツの前記現在の状態が変更される時点、及び前記視聴者の要請時点の中で少なくとも一部を参照にして前記URLを生成するように支援することを特徴とする 。
【0018】
一例において、 前記ストリーマーの前記個人放送を視聴する前記視聴者である第1視聴者ないし第n視聴者それぞれによって受信される前記URLに対して、前記URLの前記最新生成時点が第t0URL受信時点だとする場合、前記サーバは、前記視聴者の前記視聴者端末それぞれに設置されているエクステンションプログラムをもって、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの視聴者端末によるネットワーク帯域幅別に少なくとも一部が違う時点に前記URLが受信された結果、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末別に前記URLが第t1URL受信時点ないし第tnURL受信時点に受信されて前記第1視聴者ないし前記第n視聴者別に発生する誤差に対して、前記第t1URL受信時点と前記第t0URL受信時点との差ないし前記第tnURL受信時点と前記第t0URL受信時点との差のそれぞれを前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置に対応されるように反映して調整した状態の調整コンテンツを前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末に提供させることを特徴とする。
【0019】
一例において、 前記(a)段階において、前記ストリーマー端末に前記個人放送プラットフォーム及び前記OTTプラットフォームを連携してくれるエクステンションプログラムが設置されていない場合、前記サーバは、前記エクステンションプログラムが設置されるようにポップアップを浮かべて設置プログラムに移動させることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の他の実施例によると、個人放送の環境に関する情報を参照にしてコンテンツのシンクロニゼーションを調整するサーバにおいて、インストラクションを格納する少なくとも一つのメモリ;及び前記インストラクションを実行するために構成された少なくとも一つのプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、(I)ストリーマー端末に個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームを連携してくれるプログラムが設置された状態で、前記ストリーマー端末からストリーマーが個人放送を進行する前記個人放送プラットフォームを通じて再生するコンテンツの共有要請を受信し、前記要請に含まれた、前記個人放送を提供するための個人放送プラットフォームに関する情報及び前記コンテンツを提供するためのOTTプラットフォームに関する情報を獲得するプロセス;(II)前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLの生成条件が満たされれば、前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツに対する視聴環境に関する情報として前記コンテンツのコンテンツ識別子、前記コンテンツの現在の状態、前記ストリーマーによって前記コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点、及び前記URLの最新生成時点における前記コンテンツのプレイタイムに該当するコンテンツの特定再生位置を獲得するプロセス;及び(III)前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの最新生成時点及び前記コンテンツの特定再生位置を参照にして前記URLを生成し、生成された前記URLを前記ストリーマー端末及び視聴者端末それぞれの中で少なくとも一部のチャットウインドウに送信するプロセス;を遂行することを特徴とするサーバが提供される。
【0021】
一例において、(IV)前記コンテンツが提供される前記ストリーマーの個人放送チャンネルを通じて前記URLを選択した特定の視聴者に対して、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記特定の視聴者が前記URLをクリックした時刻であるURLクリック時点を獲得するようにし、前記URLの最新生成時点及び前記URLクリック時点の時間差を比べて、前記時間差だけ前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置を調整した状態の調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させるプロセスをさらに遂行することを特徴とする。
【0022】
一例において、(i)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が再生中の状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記URLクリック時点から前記URLの最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを前記特定の視聴者に提供させるプロセス、(ii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記コンテンツを一時停止した時点から前記URLの最新生成時点を減算した時間だけ前記コンテンツの特定再生位置に加算して前記コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の前記調整コンテンツを提供させるプロセス、(iii)前記ストリーマーの前記コンテンツの前記現在の状態が、前記URLの最新生成時点以後に前記ストリーマーが前記コンテンツの前記プレイタイムを調整した状態に該当すれば、前記特定の視聴者が前記URLを選択した場合、前記プロセッサは、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもって前記ストリーマーが前記プレイタイムを調整した結果に該当するコンテンツの再生調整時間に対応されるように前記URLクリック時点から前記コンテンツの再生調整時間を減算するか、または加算して提供させるプロセスの中で少なくとも一つを遂行することを特徴とする。
【0023】
一例において、 前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第1領域を通じて前記ストリーマーが再生しようとする前記コンテンツを提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第2領域を通じて前記ストリーマーの個人放送映像を提供し、前記ストリーマー端末の画面及び前記視聴者端末それぞれの画面の第3領域を通じて前記ストリーマーによって所定の条件下に生成されるURLが時系列的に提供されて前記視聴者の中で少なくとも一部が選択できるように支援することを特徴とする。
【0024】
一例において、(V)前記視聴者が前記個人放送プラットフォームを通じて前記ストリーマーの個人放送チャンネルを視聴し、前記第3領域を通じて提供された前記URLを選択する場合、前記プロセッサは、特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記第1領域ないし前記第3領域それぞれの状態を制御するようにして、前記選択されたURLに含まれた情報である、前記ストリーマーが提供する前記コンテンツの前記コンテンツ識別子、前記コンテンツの前記現在の状態、前記コンテンツの前記URLの最新生成時点、及び前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置を参照にして、前記視聴者端末それぞれでシンクロニゼーションを調整して前記視聴者に調整コンテンツを提供させるプロセスをさらに遂行することを特徴とする。
【0025】
一例において、前記プロセッサは、前記第3領域を通じて前記URLが時系列的に提供される時点として周期的または非周期的に自動に決定される時点、前記コンテンツの前記現在の状態が変更される時点、及び前記視聴者の要請時点の中で少なくとも一部を参照にして前記URLを生成するように支援することを特徴とする。
【0026】
一例において、 前記ストリーマーの前記個人放送を視聴する前記視聴者である第1視聴者ないし第n視聴者それぞれによって受信される前記URLに対して、前記URLの最新生成時点が第t0URL受信時点だとする場合、前記プロセッサは、前記視聴者の前記視聴者端末それぞれに設置されているエクステンションプログラムをもって、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの視聴者端末によるネットワーク帯域幅別に少なくとも一部が違う時点に前記URLが受信された結果、前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末別に前記URLが第t1URL受信時点ないし第tnURL受信時点に受信されて前記第1視聴者ないし前記第n視聴者別に発生する誤差に対して、前記第t1URL受信時点と前記第t0URL受信時点との差ないし前記第tnURL受信時点と前記第t0URL受信時点との差のそれぞれを前記コンテンツの前記コンテンツの特定再生位置に対応されるように反映して調整した状態の調整コンテンツを前記第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの前記視聴者端末に提供させることを特徴とする。
【0027】
一例において、 前記(I)プロセスにおいて、前記ストリーマー端末に前記個人放送プラットフォーム及び前記OTTプラットフォームを連携してくれるエクステンションプログラムが設置されていない場合、前記プロセッサは、前記エクステンションプログラムが設置されるようにポップアップを浮かべて設置プログラムに移動させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、ストリーマーの視聴環境に関する情報としてコンテンツのコンテンツ識別子、コンテンツの現在の状態、ストリーマーによってコンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点(すなわち、時系列的に生成されたURLの中で最も最近作られたURLに対するストリーマーのコンピュータの最後に変化が起きた時刻)、及びURLの最新生成時点におけるコンテンツのプレイタイムに該当するコンテンツの特定再生位置(すなわち、ストリーマーのコンピュータの最後に変化が起きた時刻でのコンテンツ再生時間)を参照にして、ストリーマーの個人放送サービスの中でコンテンツ共有に接続することができるURLに対する選択時点を使って視聴者にオーダーメード型シンクロニゼーション値によるコンテンツを提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本発明の実施例の説明に利用されるために添付された以下の図面は、本発明の実施例のうち単に一部であるに過ぎず、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者(以下「通常の技術者」)をもっては、発明的作業が行われずにこれらの図面に基づいて他の各図面が得られ得る。
【0030】
【
図1】本発明による従来技術として、サーバがコンテンツのシンクロニゼーション情報を提供すれば、視聴者端末で、視聴者が提供されたシンクロニゼーション情報を通じてコンテンツのシンクロニゼーションを受動で調整する方法を説明するための図面である。
【
図2】本発明によるストリーマーの個人放送の環境に関する情報を参照にしてサーバがURLを生成してチャットウインドウに提供し、提供されたURLを通じて視聴者端末にシンクロニゼーションが調整された調整コンテンツを提供する過程を説明するための図面である。
【
図3】本発明によるストリーマーの個人放送の環境に関する情報を参照にして映像のシンクロニゼーションを調整する方法を例示的に示した図面である。
【
図4】本発明によるストリーマーの個人放送、ストリーマーが共有するコンテンツ映像及びチャットウインドウを通じたストリーマー端末及び視聴者端末の画面を例示的に示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
後述する本発明に関する詳細な説明は、本発明の各目的、各技術的解法、及び各長所を明らかにするために本発明が実施され得る特定の実施例を例示として示す添付図面を参照する。これらの実施例は、通常の技術者が本発明を実施することができるように十分詳細に説明される。
【0032】
また、本発明の詳細な説明及び各請求項にわたって、「含む」という単語及びそれらの変形は、他の技術的各特徴、各付加物、構成要素又は段階を除外することを意図したものではない。通常の技術者に本発明の他の各目的、長所及び各特性が、一部は本説明書から、また一部は本発明の実施から明らかになる。以下の例示及び図面は実例として提供され、本発明を限定することを意図したものではない。
【0033】
さらに、本発明は、本明細書に示された実施例のすべての可能な組合せを網羅する。本発明の多様な実施例は互いに異なるが、相互に排他的である必要はないことが理解されるべきである。例えば、ここに記載されている特定の形状、構造及び特性は、一実施例に関連して本発明の精神及び範囲を逸脱せず、かつ他の実施例で具現され得る。また、それぞれの開示された実施例内の個別の構成要素の位置又は配置は、本発明の精神及び範囲を逸脱せず、かつ変更され得ることが理解されるべきである。したがって、後述の詳細な説明は、限定的な意味として受け取ろうとするものではなく、本発明の範囲は適切に説明されるのであれば、その請求項が主張することと均等な全ての範囲とともに添付された請求項によってのみ限定される。図面において類似の参照符号は、様々な側面にわたって同一であるか、又は類似の機能を指す。
【0034】
ここに提供される本発明の題目や要約はただ便宜のために提供されるもので、この実施例の範囲または意味を制限するか、または解釈しない。
【0035】
以下、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に実施し得るようにするために、本発明の好ましい実施例について、添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
図2は、本発明によるストリーマーの個人放送の環境に関する情報を参照にしてサーバがURLを生成してチャットウインドウに提供し、提供されたURLを通じて視聴者端末にシンクロニゼーションが調整された調整コンテンツを提供する過程を説明するための図面である。
【0037】
図2を参照すれば、先ず、ストリーマー端末200に個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームを連携してくれるプログラムが設置された状態で、サーバ100が、ストリーマー端末200からストリーマーが個人放送を進行する個人放送プラットフォームを通じて再生するコンテンツの共有要請を受信し(丸1)、要請に含まれた、個人放送を提供するための個人放送プラットフォームに関する情報及びコンテンツを提供するためのOTTプラットフォームに関する情報を獲得することができる。ここで、コンテンツとは、一般的に映像コンテンツを考えることができるが、これに限定されるものではなく、オーディオコンテンツなどを含むこともできる。
【0038】
次に、コンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLの生成条件が満たされれば、サーバ100は、ストリーマーが再生しようとするコンテンツに対する視聴環境に関する情報としてコンテンツのコンテンツ識別子、コンテンツの現在の状態、ストリーマーによってコンテンツが少なくとも一人の視聴者に共有されるようにすることができるURLを生成する予定の時刻であるURLの最新生成時点、及びURLの最新生成時点におけるコンテンツのプレイタイムに該当するコンテンツの特定再生位置を獲得することができる。
【0039】
ここで、コンテンツのコンテンツ識別子は、コンテンツの題目、コンテンツの環境に関する情報、記号、イメージなどになることもできるが、これに限定されるものではない。
【0040】
また、コンテンツの現在の状態は、例えば、再生中の状態、一時停止中の状態、巻き戻し状態及び早送り状態の中で少なくとも一つであってもよいが、これに限定されるものではない。
【0041】
次いで、サーバ100は、コンテンツ識別子、現在の状態、URLの最新生成時点及びコンテンツの特定再生位置を参照にしてURLを生成し、生成された前記URLを前記ストリーマー端末100(丸2)に送信することができるし、チャットウインドウ400を通じて(丸3)視聴者端末300(丸4)それぞれの中で少なくとも一部に送信することができる。
【0042】
また、サーバ100は、特定の視聴者の特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって特定の視聴者がURLをクリックした時刻であるURLクリック時点を獲得するようにし、URLの最新生成時点及びURLクリック時点の時間差を比べて、時間差だけコンテンツのコンテンツ特定再生位置を調整した状態の調整コンテンツを特定の視聴者に提供(丸5)させることができる。これに関し、以下で
図3を例えて説明する。ここで、サーバ100が直接的に特定の視聴者がURLをクリックした時刻であるURLクリック時点を獲得し、URLの最新生成時点及びURLクリック時点の時間差を比べて、時間差だけコンテンツのコンテンツ特定再生位置を調整した状態の調整コンテンツを特定の視聴者に提供する場合を想定することもできるが、これに限定されるものではないし、例えば、サーバ100が予め特定の視聴者の端末に配布して特定の視聴者端末に設置されているエクステンションプログラムをもって前記のような動作を遂行できるようにすることは勿論であり、この場合には、サーバ100が直接的に調整コンテンツの提供に関与することではないはずである。
【0043】
また、
図2を参照すれば、サーバ100は、メモリ110及びプロセッサ120を含むことができ、サーバ100のメモリ110はプロセッサ120によって遂行されるインストラクションを格納することができるし、具体的に、インストラクションはサーバ100をもって特定の方式に機能させるための目的で生成されるコードであって、コンピュータその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに格納されることができる。インストラクションは、本発明の明細書で説明される機能を実行するためのプロセスを遂行することができる。
【0044】
そして、サーバ100のプロセッサ120は、MPU(Micro Processing Unit)またはCPU(Central Processing Unit)、キャッシュメモリ(Cache Memory)、データバス(Data Bus)などのハードウェア構成を含むことができる。また、運営体制、特定の目的を遂行するアプリケーションのソフトウェア構成をさらに含むこともできる。
【0045】
また、サーバ100はデータベース(図示せず)と連動されることができる。ここで、データベース(図示せず)は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDまたはXDメモリ)、ラム(Random Access Memory、RAM)、SRAM(Static Random Access Memory)、ロム(Read Only Memory、ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable Read Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクの中で少なくとも一つのタイプの格納媒体を含むことができ、これに限定されないし、データを格納できるすべての媒体を含むことができる。また、データベース(図示せず)は、サーバ100と分離して設置されたり、これとは違って、サーバ100の内部に設置されてデータを送信したり、受信されるデータを記録することもでき、図示されたことと違って、2つ以上に分離して具現されることもでき、これは発明の実施条件によって変わることができる。
【0046】
このように構成されたサーバ100を利用してストリーマー端末200の環境の情報を通じてコンテンツのシンクロニゼーションを調整して視聴者に提供する方法については、
図3及び
図4を参照して説明する。
【0047】
図3は、本発明によるストリーマーの個人放送の環境に関する情報を参照にして映像のシンクロニゼーションを調整する方法を例示的に示した図面である。
【0048】
図3を参照すれば、ストリーマー(例えば、ユーチューバー)がコンテンツを視聴者と共有する以前の段階で、ストリーマーは個人放送及びOTTプラットフォームのサービスを連携してくれるプログラム(例えば、エクステンション)を設置し、放送しようとするアカウントでログインを進行し、該当個人放送を視聴する視聴者と一緒に所定のコンテンツを見るためにOTTプラットフォームのコンテンツをつけた状態で、例えば、右クリックなどの操作を遂行した後、コンテンツを始めることができる。
【0049】
ここで、ストリーマー端末200及び視聴者端末300に個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームのサービスを連携してくれるプログラム(例えば、エクステンション)が設置されていない場合、サーバ100は、プログラムが設置されるようにポップアップを浮かべて設置プログラムに移動させることができる。
【0050】
本論に戻って、サーバ100がURLを生成する条件において、(i)ストリーマーのコンテンツの現在の状態が再生中の状態に該当すれば、特定の視聴者がURLを選択した場合、サーバ100は、特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもってURLクリック時点からURLの最新生成時点を減算した時間だけコンテンツの特定再生位置に加算してコンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の調整コンテンツを特定の視聴者に提供させるプロセスを遂行することができ、(ii)ストリーマーのコンテンツの現在の状態が、URLの最新生成時点以後にストリーマーがコンテンツを一時停止した状態に該当すれば、特定の視聴者がURLを選択した場合、サーバ100は、前記特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもってストリーマーがコンテンツを一時停止した時点からURLの最新生成時点を減算した時間だけコンテンツの特定再生位置に加算してコンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の調整コンテンツを提供させるプロセスを遂行することができ、(iii)ストリーマーのコンテンツの現在の状態が、URLの最新生成時点以後にストリーマーがコンテンツのプレイタイムを調整した状態に該当すれば、特定の視聴者がURLを選択した場合、サーバ100は、特定の視聴者の前記特定の視聴者端末に設置されている前記エクステンションプログラムをもってストリーマーがプレイタイムを調整した結果に該当するコンテンツの再生調整時間に対応されるようにURLクリック時点からコンテンツの再生調整時間を減算するか、または加算して提供させるプロセスを遂行することができる。
【0051】
ここで、視聴者がチャットウインドウに共有されたURLを選択する前に、個人放送プラットフォーム及びOTTプラットフォームを連携してくれるプログラム(例えば、エクステンション)が設置されていなければ、設置が進行されるようにすることができる。設置が完了した後、URL選択に対する行為としてコンテンツの共有が始まれば、視聴者端末300にコンテンツがディスプレイされるようにすることができる。
【0052】
図3を参照して具体的な例示を挙げると、前記ストリーマーが再生するコンテンツとして、コンテンツ識別子に含まれたコンテンツの名称である「オールドボーイ」を再生していて、コンテンツの現在の状態は再生中の状態であり、今回にURLを生成する予定の時点での時刻情報である最新生成時点(すなわち、一般的な時計で表される時刻)が午前10:12:00で、今回にURLを生成する予定の時点での該当コンテンツの特定再生位置が00:13:30(以下、時:分:秒を意味する)だとする場合、サーバ100は前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの最新生成時点及び前記コンテンツの特定再生位置を参照にしてURLを生成することができる。例えば、前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの最新生成時点及び前記コンテンツの特定再生位置に関する情報がURLを構成する情報として含まれることもできるし、前記コンテンツ識別子、前記現在の状態、前記URLの最新生成時点及び前記コンテンツの特定再生位置に関する情報を所定のアルゴリズムによってエンコードした情報がURLを構成する情報として含まれることもできる。
【0053】
このように生成されたURLをそれぞれの視聴者のチャットウインドウに送信(すなわち、共有)してそれぞれの視聴者端末300で視聴者がURLを選択(すなわち、クリック)し、もし特定の視聴者の視聴者端末300でURLを選択した時点が10:12:30であれば、URLの最新生成時点と30秒の差があるので、サーバ100はエクステンションプログラムをもって視聴者端末300でコンテンツが再生される際、コンテンツのコンテンツ特定再生位置を+30秒である00:14:00にコンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態で再生されるように調整コンテンツを提供させることができる。
【0054】
ここで、URLの生成時点と送信時点は同じであると仮定することができるが、これに限定されるものではない。ただ、ここではURLの生成時点と送信時点が同じものと想定して説明した。もし、URLの生成時点と送信時点とが異なる場合には、URLの生成時点と送信時点との間の時間差を検出し、これに基づいて追加調整を遂行することができることは勿論である。
【0055】
他の例として、URLの最新生成時点が10:12:00で、該当時点でストリーマーが再生していたコンテンツのコンテンツ特定再生位置が00:13:30である時、URLを生成して共有してから所定の時間である+30秒後(すなわち、10:12:30)にストリーマーが該当コンテンツを一時停止し、また、それからいくらの時間が経った後(すなわち、10:13:00)に該当視聴者が該当URLを選択したら、サーバ100はエクステンションプログラムをもって一時停止した時点である10:12:30秒からURLの最新生成時点である10:12:00減算した時間である30秒だけコンテンツの特定再生位置に加算して該当視聴者に調整コンテンツを提供させることができる。
【0056】
また他の例として、URLの最新生成時点が10:12:00であり、該当時点でストリーマーが再生していたコンテンツのコンテンツ特定再生位置が00:13:30であり、視聴者がURLを選択するURLクリック時点が10:12:10である際、URLクリック時点の直前にストリーマーが放送中にコンテンツの時間帯を+10秒移動して再生されるようにした場合、サーバ100はエクステンションプログラムをもってこれを感知して、視聴者にコンテンツの特定再生位置を00:13:50に調整して調整コンテンツを提供させることができる。
【0057】
また、サーバ100は、ストリーマーがコンテンツを一時停止した後、所定の時間後に視聴者のURL要請によってURLを提供したが、視聴者がURLをクリックする前にストリーマーがコンテンツを再映した場合、エクステンションプログラムをもって視聴者がURLクリックした時点からコンテンツを再映し始めた時刻を減算してストリーマーが再映を始めたコンテンツに対して減算した時間だけコンテンツの特定再生位置に加算してシンクロニゼーションを合わせることもできる。
【0058】
前記例示はこれに限定されるものではなく、場合の数が多く存在することができ、所定の条件を満たすストリーマーのあるアクションがある度に前記のような方式でシンクロニゼーションを合わせることができるのは勿論である。
【0059】
なお、ネットワークにディレーがないと、最新生成時点で生成されたURLが第t0URL受信時点に第1視聴者ないし第n視聴者それぞれの端末に受信されるはずである。ここで、第t0URL受信時点は、最新生成時点と同じである。ところが、ネットワークにディレーがある場合、第1視聴者ないし第n視聴者それぞれに対応するネットワーク帯域幅の差のために、第1視聴者ないし第n視聴者それぞれの視聴者端末別300は、URLを第t1URL受信時点ないし第tnURL受信時点それぞれで受信するので、サーバ100は、前記視聴者の前記視聴者端末それぞれに設置されているエクステンションプログラムをもって、第t1URL受信時点と第t0URL受信時点との差ないし第tnURL受信時点と前記第t0URL受信時点との差のそれぞれを第1視聴者ないし第n視聴者別に発生する誤差としてコンテンツ特定再生位置に反映して、コンテンツのシンクロニゼーションを調整した状態の調整コンテンツを第1視聴者ないし前記第n視聴者それぞれの視聴者端末300に提供させることができる。
【0060】
例えば、サーバ100のURLの最新生成時点が10:12:00で、視聴者1がURLを受信した時点が10:12:01で、視聴者2が前記URLを受信した時点が10:12:02である場合、エクステンションプログラムをもって視聴者1には調整コンテンツでストリーマーのコンテンツの特定再生位置に+1秒を足した時点に提供されるべきであり、視聴者2には調整コンテンツでストリーマーのコンテンツ映像の特定の再生位置に+2秒足した時点に提供されるべきである。
【0061】
ここで、チャットウインドウで例示を挙げたが、URLが生成された状態は、画面の一定の領域(例えば、告知事項領域)を通じて所定の条件下でアップデートされてディスプレイされるようにすることもでき、ポップアップウインドウなどを通じて知らせを送ることもでき、チャットボットを通じて提供されることもできるが、これに限定されるものではない。
【0062】
また、ここでは映画で例示を挙げたが、映画に限定されるものではなく、ライブ放送で視聴することができるすべてのVOD映像、ライブ映像コンテンツはいずれも該当されることができる。例えば、TVドラマ、スポーツ映像などが含まれることができる。
【0063】
図4は、本発明によるストリーマーの個人放送、ストリーマーが共有するコンテンツ映像及びチャットウインドウを通じたストリーマー端末及び視聴者端末の画面を例示的に示した図面である。
【0064】
図4を参照すれば、
図4の(a)はコンテンツを再生する前の状態の画面を図示し、ここで、領域410を通じてストリーマーが個人放送をしている個人放送の映像を提供することができるし、領域400を通じてストリーマーによって所定の条件下で生成されるURLが時系列的に提供されるように支援することができる。
【0065】
図4の(b)はコンテンツを再生している状態の画面を図示し、ここで、領域420を通じてストリーマーが再生しようとするコンテンツ(例えば、映画コンテンツ)を提供し、領域410を通じてストリーマーの個人放送の映像を提供し、領域400を通じてストリーマーによって所定の条件下で生成されるURLが時系列的に提供されて前記視聴者の中で少なくとも一部が選択できるように支援することができる。
【0066】
参考として、視聴者端末のチャットウインドウである領域400を通じて時系列的に共有されているURLの中で最も最新のURLを特定の視聴者が選択すれば、
図4の(b)のように、ストリーマーの個人放送の画面に該当する領域410及びチャットウインドウに該当する領域400の大きさが減りながら、コンテンツの露出領域に該当する領域420を新しく生成するか、または拡大して提供し、生成されたコンテンツの露出領域に該当する領域420を通じてコンテンツがディスプレイされるようにすることができる。
【0067】
一方、視聴者が個人放送プラットフォームを通じてストリーマーの個人放送チャンネルを視聴して、領域400を通じて提供されたURLを選択する場合、サーバは、エクステンションプログラムをもって視聴者端末それぞれにスクリプトを自動に挿入し、視聴者端末それぞれにアクセスして領域410及び領域400それぞれの状態を制御し、選択されたURLから、ストリーマーが提供するコンテンツのコンテンツ識別子、コンテンツの現在の状態、コンテンツのURLの最新生成時点、及びコンテンツのコンテンツ特定再生位置に対する情報を抽出し、これを参照にして視聴者端末それぞれにおいてシンクロニゼーションを調整して視聴者に調整コンテンツを提供することができる。勿論、これに限定されるものではなく、領域420の状態も制御することができる。
【0068】
ここで、領域420、領域410及び領域400それぞれの状態は、領域の大きさの状態であってもよく、領域420、領域410及び領域400それぞれの位置状態であってもよく、映像の再生状態であってもよく、チャットウインドウに公知される内容であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0069】
また、サーバは、領域400を通じてURLが時系列的に提供される時点として周期的または非周期的に自動に決定される時点、コンテンツの現在の状態が変更される時点、及び視聴者の要請時点の中で少なくとも一部を参照にしてURLを生成するように支援することができる。
【0070】
例えば、周期的に自動に決定される時点は5分ごとにURLが提供されることもでき、非周期的に自動に決定される時点は5分、8分、12分などサーバが送りたがる時(例えば、特定の時間帯に新規視聴者が既設定されたしきい値以上にアクセスしたことが感知された時)、URLが生成されて自動に提供することもできるし、コンテンツの現在の状態が変更される時点は再生中の状態で一時停止の状態でコンテンツの現在の状態が変更されるか、または一時停止の状態で早送り10秒に変更されるかなど、現在の状態が変更される時点でURLを生成して提供されることもでき、視聴者が要請する度にURLを生成して提供することもできる。
【0071】
追加的に、図面に図示していないが、サーバはそれぞれのコンテンツに対するプラットフォーム別OTTプラットフォームのカテゴリー別にコンテンツのスタート前に、またはコンテンツの途中に挿入される他の広告映像及び/またはロゴ映像時間に関する情報を参照にして、それぞれのコンテンツに対するプラットフォーム別OTTプラットフォームの固有の時間情報をデータベースに格納し、データベースに格納されたプラットフォーム別OTTプラットフォームのそれぞれのコンテンツに対する固有の挿入情報及びこれに対する固有の時間情報を参照にして、ストリーマーが視聴する特定のOTTプラットフォーム時間に対応して視聴者が視聴する特定のコンテンツに対応される他のOTTプラットフォームの特定の固有の時間情報を減算するか、または加算してストリーマーが視聴するOTTプラットフォームの特定のコンテンツと視聴者が視聴する他のOTTプラットフォームの特定のコンテンツとのシンクロニゼーションを調整して同時に視聴させることもできる。
【0072】
例えば、ストリーマーが視聴するNETFLIXというプラットフォームでのアバターという映画は、途中で広告映像もなく、コンテンツが始まる時にロゴ映像もないことに比べ、視聴者が視聴するDISNEYというプラットフォームでのアバターという映画は、コンテンツが始まる時、ロゴ映像によって10秒が追加されている場合、サーバはデータベースを通じてDISNEYプラットフォームのカテゴリーの中の映画は+10秒になっているので、視聴者がDISNEYプラットフォームを通じて映画を視聴する場合、映画を+10秒に足して視聴者に提供することができる。
【0073】
本発明のURLは、一般的な意味としてのURLだけでなく、視聴者が選択できる多様なリンクも想定することができる。ここで多様なリンクは通常考えられるリンクも含まれることができるが、選択可能なテキストメッセージのような変形された概念も含まれることができる。
【0074】
また、以上で説明された本発明による実施例は、多様なコンピュータの構成要素を通じて遂行することができるプログラム命令語の形態で具現され、コンピュータ読取り可能な記録媒体に格納され得る。前記コンピュータ読取り可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独で又は組み合わせて含むことができる。前記コンピュータ読取り可能な記録媒体に格納されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計され、構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものであり得る。コンピュータ読取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカル・ディスク(Floptical Disk)のような磁気-光メディア(Magneto-Optical Media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を格納して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるもののような機械語コードだけでなく、インタープリターなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードも含まれる。前記ハードウェア装置は、本発明による処理を遂行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されることができ、その逆も同様である。
【0075】
以上にて本発明が具体的な構成要素などのような特定の事項と限定された実施例及び図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解の一助とするために提供されたものであるに過ぎず、本発明が前記実施例に限られるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、かかる記載から多様な修正及び変形が行われる。
【0076】
したがって、本発明の思想は、前記説明された実施例に局限されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等または等価的に変形されたすべてのものは、本発明の思想の範囲に属するといえる。