(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024173629
(43)【公開日】2024-12-12
(54)【発明の名称】バックプレーンアセンブリキット、関連する着脱可能アセンブリキット及び関連する電子装置
(51)【国際特許分類】
H05K 7/12 20060101AFI20241205BHJP
H05K 13/00 20060101ALI20241205BHJP
H05K 13/02 20060101ALI20241205BHJP
F16M 11/04 20060101ALI20241205BHJP
【FI】
H05K7/12 S
H05K13/00 Z
H05K13/02 Z
F16M11/04 L
【審査請求】有
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024000877
(22)【出願日】2024-01-05
(31)【優先権主張番号】63/469,551
(32)【優先日】2023-05-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/528,803
(32)【優先日】2023-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】506080739
【氏名又は名称】四零四科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Moxa Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】唐 志翔
(72)【発明者】
【氏名】施 俊任
【テーマコード(参考)】
4E353
5E353
【Fターム(参考)】
4E353BB06
4E353DD08
4E353DD15
4E353DR57
4E353GG13
4E353GG24
5E353AA02
5E353HH25
5E353NN18
5E353QQ05
5E353QQ23
(57)【要約】 (修正有)
【課題】環境振動に対して持続可能性のあるモジュール型デザインのアセンブリを含む電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置1は、バックプレーンアセンブリ111、着脱可能アセンブリ112及びロックアセンブリ113を含む。着脱可能アセンブリは、バックプレーンアセンブリに着脱可能に組み付けられ、スロットが形成されている。ロックアセンブリは、バックプレーンアセンブリ上に着脱可能アセンブリをロックするために、バックプレーンアセンブリと着脱可能アセンブリとの間に配置されている。ロックアセンブリは、バックプレーンアセンブリ上に枢動可能に配置されたラッチコンポーネント1131を含む。ラッチコンポーネントの端部は、スロットを介して着脱可能アセンブリ内に伸長し、ラッチコンポーネントがロック位置に位置する場合に、バックプレーンアセンブリから着脱可能アセンブリが外れるのを抑制するためにスロットに係合する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バックプレーンアセンブリキットであって、
着脱可能アセンブリを取り付け可能に構成されたバックプレーンアセンブリと、
前記バックプレーンアセンブリに枢動可能に配置されるラッチコンポーネントであって、該ラッチコンポーネントの少なくとも一端は、前記着脱可能アセンブリに形成された少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長するように構成され、該ラッチコンポーネントの該少なくとも一端は、該ラッチコンポーネントがロック位置に位置する場合に前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリが外れるのを抑制するために、前記少なくとも1つのスロットに係合する、ラッチコンポーネントと、
を含む、バックプレーンアセンブリキット。
【請求項2】
前記ラッチコンポーネントの枢動軸は高さ方向とは異なる、請求項1に記載のバックプレーンアセンブリキット。
【請求項3】
前記ラッチコンポーネントの枢動軸は前記高さ方向に対して垂直である、請求項2に記載のバックプレーンアセンブリキット。
【請求項4】
前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端に協働駆動構造が形成され、該協働駆動構造は、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置からロック解除位置に枢動させるために当接されるように構成されている、請求項1に記載のバックプレーンアセンブリキット。
【請求項5】
前記バックプレーンアセンブリはフロントカバー及びリアカバーを含み、前記ラッチコンポーネントの一部は前記フロントカバーと前記リアカバーとの間に位置し、前記フロントカバーに少なくとも1つの貫通孔が形成され、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端は、前記少なくとも1つの貫通孔を介して前記フロントカバーから突出し、前記少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長する、請求項1に記載のバックプレーンアセンブリキット。
【請求項6】
前記ラッチコンポーネントは、弾性コンポーネントによって前記ロック位置に枢動するように付勢される、請求項1に記載のバックプレーンアセンブリキット。
【請求項7】
前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端はフック状の構造である、請求項1に記載のバックプレーンアセンブリキット。
【請求項8】
着脱可能アセンブリキットであって、
バックプレーンアセンブリに対して着脱可能に組み付けられるように構成された着脱可能アセンブリであって、該着脱可能アセンブリには少なくとも1つのスロットが形成されている、着脱可能アセンブリと、
前記着脱可能アセンブリに可動に配置され、ラッチコンポーネントを駆動してロック位置からロック解除位置に枢動させ、該ラッチコンポーネントの少なくとも一端を前記少なくとも1つのスロットから外して、前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリを外せるようにするよう構成された動作コンポーネントと、
を含む、着脱可能アセンブリキット。
【請求項9】
前記動作コンポーネントは、前記着脱可能アセンブリに枢動可能に配置されている、請求項8に記載の着脱可能アセンブリキット。
【請求項10】
前記動作コンポーネントの枢動軸は横方向と平行であり、前記ラッチコンポーネントの枢動軸に対して垂直である、請求項9に記載の着脱可能アセンブリキット。
【請求項11】
前記動作コンポーネントは動作部及び駆動部を含み、該動作部は、前記動作コンポーネントを動かして、前記駆動部により前記ラッチコンポーネントが駆動されて、前記ロック位置から前記ロック位置に枢動するよう動作する、請求項8に記載の着脱可能アセンブリキット。
【請求項12】
前記駆動部に駆動構造が形成され、前記動作コンポーネントは、該駆動構造と、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端に形成される協働駆動構造との協働により、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置から前記ロック解除位置に枢動させる、請求項11に記載の着脱可能アセンブリキット。
【請求項13】
前記動作コンポーネントは、復帰するように復帰コンポーネントによって付勢される、請求項8に記載の着脱可能アセンブリキット。
【請求項14】
電子装置であって、
バックプレーンアセンブリと、
前記バックプレーンアセンブリに対して着脱可能に組み付けられる着脱可能アセンブリであって、該着脱可能アセンブリには少なくとも1つのスロットが形成されている、着脱可能アセンブリと、
前記バックプレーンアセンブリと前記着脱可能アセンブリとの間に配置され、前記バックプレーンアセンブリ上に前記着脱可能アセンブリをロックするためのロックアセンブリであって、該ロックアセンブリは、
前記バックプレーンアセンブリに枢動可能に配置されるラッチコンポーネントであって、該ラッチコンポーネントの少なくとも一端は、前記少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長するように構成され、該ラッチコンポーネントの該少なくとも一端は、該ラッチコンポーネントがロック位置に位置する場合に前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリが外れるのを抑制するために前記少なくとも1つのスロットに係合する、ラッチコンポーネント、を含む、
ロックアセンブリと、
を含む、電子装置。
【請求項15】
前記ロックアセンブリは、前記着脱可能アセンブリに可動に配置され、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置からロック解除位置に枢動させ、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端を前記少なくとも1つのスロットから外して、前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリを外すことができるようにする動作コンポーネントをさらに含む、請求項14に記載の電子装置。
【請求項16】
前記動作コンポーネントは前記着脱可能アセンブリに枢動可能に配置されている、請求項15に記載の電子装置。
【請求項17】
前記ラッチコンポーネントの枢動軸は、前記動作コンポーネントの枢動軸とは異なる、請求項16に記載の電子装置。
【請求項18】
前記ラッチコンポーネントの枢動軸は、前記動作コンポーネントの枢動軸に対して垂直である、請求項17に記載の電子装置。
【請求項19】
前記動作コンポーネントは動作部及び駆動部を含み、前記動作部は、前記動作コンポーネントを動かして、前記駆動部によって前記ラッチコンポーネントを駆動し、前記ロック位置から前記ロック解除位置に枢動させるよう動作する、請求項15に記載の電子装置。
【請求項20】
前記駆動部に駆動構造が形成され、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端に協働駆動構造が形成され、前記動作コンポーネントは、前記駆動構造と前記協働駆動構造との協働により、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置から前記ロック解除位置に枢動させる、請求項19に記載の電子装置。
【請求項21】
前記ロックアセンブリは弾性コンポーネント及び復帰コンポーネントをさらに含み、前記弾性コンポーネントは、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置に枢動させるように構成され、前記復帰コンポーネントは、前記動作コンポーネントを駆動して復帰させるように構成されている、請求項15に記載の電子装置。
【請求項22】
前記バックプレーンアセンブリはフロントカバー及びリアカバーを含み、前記ラッチコンポーネントの一部は前記フロントカバーと前記リアカバーとの間に位置し、前記フロントカバーには少なくとも1つの貫通孔が形成され、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端は、前記少なくとも1つの貫通孔を介して前記フロントカバーから突出し、前記少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長する、請求項14に記載の電子装置。
【請求項23】
前記ロックアセンブリは、前記ラッチコンポーネントを駆動して前記ロック位置に枢動させるように構成された弾性コンポーネントをさらに含む、請求項14に記載の電子装置。
【請求項24】
前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端はフック状の構造である、請求項14に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバックプレーンアセンブリキット、関連する着脱可能アセンブリキット及び関連する電子装置に関し、より具体的には、改良されたモジュール型デザインのバックプレーンアセンブリキット、関連する着脱可能アセンブリキット及び関連する電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置ではモジュール化が徐々に主流になってきてる。例えば、遠隔端末ユニットは、現場の装置を監視/制御するための監視/制御システムの一部として現場に設置される電子装置である。遠隔端末ユニットは、電源モジュール、スイッチモジュール、コンピューティングモジュール及び入出力モジュールを含み得る複数のモジュールと、複数のモジュールを取り付けるための共通のバックプレーンを通常含む。しかしながら、従来の遠隔端末ユニットは拡張性に欠ける。それに加えて、モジュールとバックプレーンとは、環境振動により簡単に互いから外れてしまうことがある。すなわち、従来の遠隔端末ユニットは環境振動に対する維持するのに十分な堅牢性がない。したがって、改善が早急に必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記の課題を解決するために、改良されたモジュール型デザインのバックプレーンアセンブリキット、着脱可能アセンブリキット及び電子装置を提供することを目的とする。
【0004】
上記の目的を実現するために、本発明はバックプレーンアセンブリキットを開示する。バックプレーンアセンブリキットはバックプレーンアセンブリ及びラッチコンポーネントを含む。バックプレーンアセンブリは着脱可能アセンブリを取り付け可能に構成されている。ラッチコンポーネントはバックプレーンアセンブリに枢動可能に配置される。該ラッチコンポーネントの少なくとも一端は、前記着脱可能アセンブリに形成された少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長するように構成されている。該ラッチコンポーネントの該少なくとも一端は、該ラッチコンポーネントがロック位置に位置する場合に前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリが外れるのを抑制するために、前記少なくとも1つのスロットに係合する。
【0005】
本発明の一実施形態によれば、前記ラッチコンポーネントの枢動軸は高さ方向とは異なる。
【0006】
本発明の一実施形態によれば、前記ラッチコンポーネントの枢動軸は前記高さ方向に対して垂直である。
【0007】
本発明の一実施形態によれば、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端に協働駆動構造が形成され、該協働駆動構造は、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置からロック解除位置に枢動させるために当接されるように構成されている。
【0008】
本発明の一実施形態によれば、前記バックプレーンアセンブリはフロントカバー及びリアカバーを含む。前記ラッチコンポーネントの一部は前記フロントカバーと前記リアカバーとの間に位置する。前記フロントカバーに少なくとも1つの貫通孔が形成され、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端は、前記少なくとも1つの貫通孔を介して前記フロントカバーから突出し、前記少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長する。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、前記ラッチコンポーネントは、弾性コンポーネントによって前記ロック位置に枢動するように付勢される。
【0010】
本発明の一実施形態によれば、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端はフック状の構造である。
【0011】
上記目的を実現するために、本発明は着脱可能アセンブリキットをさらに開示する。着脱可能アセンブリキットは着脱可能アセンブリ及び動作コンポーネント(operating component)を含む。着脱可能アセンブリはバックプレーンアセンブリに対して着脱可能に組み付けられるように構成されている。該着脱可能アセンブリには少なくとも1つのスロットが形成されている。動作コンポーネントは前記着脱可能アセンブリに可動に配置され、ラッチコンポーネントを駆動してロック位置からロック解除位置に枢動させ、該ラッチコンポーネントの少なくとも一端を前記少なくとも1つのスロットから外して、前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリを外せるようにするよう構成されている。
【0012】
本発明の一実施形態によれば、前記動作コンポーネントは、前記着脱可能アセンブリに枢動可能に配置されている。
【0013】
前記動作コンポーネントの枢動軸は横方向と平行であり、前記ラッチコンポーネントの枢動軸に対して垂直である。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、前記動作コンポーネントは動作部及び駆動部を含み、該動作部は、前記動作コンポーネントを動かして、前記駆動部により前記ラッチコンポーネントが駆動されて、前記ロック位置から前記ロック位置に枢動するよう動作する。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、前記駆動部に駆動構造が形成され、前記動作コンポーネントは、該駆動構造と、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端に形成される協働駆動構造との協働により、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置から前記ロック解除位置に枢動させる。
【0016】
本発明の一実施形態によれば、前記動作コンポーネントは、復帰するように復帰コンポーネントによって付勢される。
【0017】
上記目的を実現するために、本発明は電子装置をさらに開示する。電子装置はバックプレーンアセンブリ、着脱可能アセンブリ及びロックアセンブリを含む。着脱可能アセンブリは、前記バックプレーンアセンブリに対して着脱可能に組み付けられる。着脱可能アセンブリには少なくとも1つのスロットが形成されている。ロックアセンブリは前記バックプレーンアセンブリと前記着脱可能アセンブリとの間に配置され、前記バックプレーンアセンブリ上に前記着脱可能アセンブリをロックする。該ロックアセンブリは、前記バックプレーンアセンブリに枢動可能に配置されるラッチコンポーネントを含む。該ラッチコンポーネントの少なくとも一端は、前記少なくとも1つのスロットを介して前記着脱可能アセンブリ内に伸長するように構成されている。該ラッチコンポーネントの該少なくとも一端は、該ラッチコンポーネントがロック位置に位置する場合に前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリが外れるのを抑制するために前記少なくとも1つのスロットに係合する。
【0018】
本発明の一実施形態によれば、前記ロックアセンブリは、前記着脱可能アセンブリに可動に配置され、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置からロック解除位置に枢動させ、前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端を前記少なくとも1つのスロットから外して、前記バックプレーンアセンブリから前記着脱可能アセンブリを外すことができるようにする動作コンポーネントをさらに含む。
【0019】
本発明の一実施形態によれば、前記動作コンポーネントは前記着脱可能アセンブリに枢動可能に配置されている。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、前記ラッチコンポーネントの枢動軸は、前記動作コンポーネントの枢動軸とは異なる。
【0021】
本発明の一実施形態によれば、前記動作コンポーネントの枢動軸に対して垂直である。
【0022】
本発明の一実施形態によれば、前記駆動部に駆動構造が形成されている。前記ラッチコンポーネントの前記少なくとも一端に協働駆動構造が形成され、前記動作コンポーネントは、前記駆動構造と前記協働駆動構造との協働により、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置から前記ロック解除位置に枢動させる。
【0023】
本発明の一実施形態によれば、前記ロックアセンブリは弾性コンポーネント及び復帰コンポーネントをさらに含む。前記弾性コンポーネントは、前記ラッチコンポーネントを駆動して、前記ロック位置に枢動させるように構成され、前記復帰コンポーネントは、前記動作コンポーネントを駆動して復帰させるように構成されている。
【0024】
本発明の一実施形態によれば、前記ロックアセンブリは、前記ラッチコンポーネントを駆動して前記ロック位置に枢動させるように構成された弾性コンポーネントをさらに含む。
【0025】
要約すると、本発明では、ラッチコンポーネントは、ラッチコンポーネントがロック位置に位置する場合に、バックプレーンアセンブリから着脱可能アセンブリが外れるのを抑制するためにスロットに枢動係合するように構成されている。上記の枢動係合の構成により、着脱可能アセンブリがバックプレーンアセンブリに対して横方向、高さ方向及び前後方向、例えば、バックプレーンアセンブリに対する着脱可能アセンブリの組み付け分解方向に沿って動くのを効果的に抑制でき、着脱可能アセンブリとバックプレーンアセンブリとが環境振動によって意図せず分離するのを防止できる。すなわち、上記の構成は環境振動に対して良好な持続可能性を提供できる。加えて、第2のモジュールを横方向に沿って第1のモジュールに組み付けることができるため、電子装置の拡張性を実現できる。
【0026】
本発明のこれらの及び他の目的は、様々な図及び図面に示す好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読んだ後に当業者に間違いなく明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るある視線で見た電子装置の概略図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施形態に係る別の視線で見た電子装置の概略図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係るある視線で見た電子装置の分解図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る別の視線で見た電子装置の分解図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係る電子装置の第1のモジュールの分解図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係る電子装置の第1のモジュールの部分分解図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係る電子装置の第1のラッチコンポーネントの図である。
【
図8】
図8は、本発明の実施の形態に係る電子装置の第2のモジュールの分解図である。
【
図9】
図9は、本発明の実施の形態に係る電子装置の第2のモジュールの部分分解図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施形態に係る電子装置の第2のラッチコンポーネントの図である。
【
図11】
図11は、本発明の実施形態に係る電子装置の第3のモジュールの分解図である。
【
図12】
図12は、本発明の実施形態に係る電子装置の第3のモジュールの部分分解図である。
【
図13】
図13は、本発明の実施形態に係る電子装置の第3のラッチコンポーネントの図である。
【
図14】
図14は、本発明の実施形態に係る電子装置の第4のモジュールの分解図である。
【
図15】
図15は、本発明の実施形態に係る電子装置の第4のモジュールの部分分解図である。
【
図16】
図16は、本発明の実施形態に係る電子装置の第4のラッチコンポーネントの図である。
【
図17】
図17は、本発明の実施形態に係る、第2のロック位置に第2のラッチコンポーネントが位置する場合の電子装置の第2のモジュールをある視点で見た部分図である。
【
図18】
図18は、本発明の実施形態に係る、第2のロック位置に第2のラッチコンポーネントが位置する場合の電子装置の第2のモジュールを別の視点で見た部分図である。
【
図19】
図19は、本発明の実施形態に係る、第2のロック解除位置に第2のラッチコンポーネントが位置する場合の電子装置の第2のモジュールをある視点で見た部分図である。
【
図20】
図20は、本発明の実施形態に係る、第2のロック解除位置に第2のラッチコンポーネントが位置する場合の電子装置の第2のモジュールを別の視点で見た部分図である。
【
図21】
図21は、本発明の実施形態に係る、第2の着脱可能アセンブリを第2のバックプレーンアセンブリに組み付ける間の電子装置のある状態にある第2のモジュールの部分図である。
【
図22】
図22は、本発明の実施形態に係る、第2の着脱可能アセンブリを第2のバックプレーンアセンブリに組み付ける間の電子装置の別の状態にある 第2のモジュールの部分図である。
【
図23】
図23は、本発明の別の実施形態に係る、ある視線で見た電子装置の第1のモジュールの部分図である。
【
図24】
図24は、本発明の別の実施形態に係る、別の視線で見た電子装置の第1のモジュールの部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明では、本願の一部を成し、本発明が実施され得る特定の実施形態を例示的に示す添付の図面を参照する。この点に関して、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」及び「後ろ」等の方向を示す用語は、説明する図の方向を参照して用いられている。本発明のコンポーネントは多くの異なる方向に配置できる。そのため、方向を示す用語は説明を目的として用いられており、何ら限定するものではない。したがって、図面及び説明は、本質的に例示的なものであり、限定的なものではないとみなされる。また、明記されていない場合、「連結」という用語は、間接的又は直接的な電気/機械的接続のいずれかを意味することを意図する。そのため、第1の装置が第2の装置に連結されている場合、その接続は直接的な電気/機械的接続を介して又は他の装置及び接続を介した間接的な電気/機械的接続を介して行うことができる。
【0029】
加えて、序数(「第1の」、「第2の」、「第3の」等)が用語の前に形容詞として用いられている場合、その序数は(明示的に指定されていない限り)特定の特徴を、その特定の特徴が同じ用語又は同様の用語で記述されている別の特徴と区別するために用いられているにすぎず、その序数には他の意味又は限定効果はなく、便利な名前にすぎない。例えば、「第1の装置」は、それを例えば「第2の装置」から区別するためにそのような名称を有しているにすぎない。そのため、「装置」なる用語の前に「第1の」及び「第2の」という序数が単に用いられていることは、2つの装置間の他の関係を示すものではなく、同様に、装置のいずれか又は両方の他の特性を示すものでもない。たとえば、装置」なる用語の前に「第1の」及び「第2の」という序数が単に用いられていることは、(1)いずれかの装置が順序又は場所的に他方の装置の前又は後に来ることを示すものではなく、(2)いずれかの装置が時間的に他方の装置の前又は後に発生又は動作することを示すものではなく、(3)いずれかの装置が重要性又は品質的に他方の装置よりも上位又は下位にあることを示すものではない。序数を単に用いることは、序数で識別される特徴の数値的限定を定義するものではない。例えば、「装置」という用語の前に「第1の」及び「第2の」という序数が単に用いられていることは、厳密に2つの装置があることを示すものではない。
【0030】
図1~
図4を参照されたい。
図1及び
図2は、本発明の一実施形態に係る電子装置1を異なる視点で見た概略図である。
図3及び
図4は、本発明の実施形態に係る電子装置1を異なる視点で見た分解図である。
図1~
図4に示すように、電子装置1は、例えば、格納式DINレール等のレールコンポーネント2に着脱可能に取り付けられた遠隔端末ユニットであり、電子装置1は、第1のモジュール11、第2のモジュール12、第3のモジュール13及び第4のモジュール14を含む。第2のモジュール12は、第1のモジュール11と第3のモジュール13との間で横方向LDに沿って位置し、第1のモジュール11及び第3のモジュール13と電気的及び構造的に接続されている。第3のモジュール13は、第2のモジュール12と第4のモジュール14との間に横方向LDに沿って配置され、第2のモジュール12及び第4のモジュール14と電気的及び構造的に接続されている。電子装置1は、拡張可能な構成である。当然のことながら、他の実施形態では、モジュールはより多くても少なくてもよい。
【0031】
具体的には、第1のモジュール11、第2のモジュール12、第3のモジュール13及び第4のモジュール14は、それぞれ、電力モジュール、コンピューティングモジュール、第1の入出力モジュール及び第2の入出力モジュールであり得る。しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第1のモジュール、第2のモジュール、第3のモジュール及び第4のモジュールは、第1の入出力モジュール及び第2の入出力モジュールののうちの1つ、電源モジュール、スイッチモジュール及びコンピューティングモジュールであり得る。
【0032】
図3及び
図4に示すように、第1のモジュール11は、第1のバックプレーンアセンブリ111及び第1の着脱可能アセンブリ112を含む。第1のバックプレーンアセンブリ111は、例えば、第1のバックプレーンアセンブリ111に可動に取り付けられる第1のロックコンポーネントL1によって、レールコンポーネント2に着脱可能に取り付けられるように構成されている。第1の着脱可能アセンブリ112は、第1のバックプレーンアセンブリ111に着脱可能に組み付けられる。第1のモジュール11は、第1のバックプレーンアセンブリ111と第1の着脱可能アセンブリ112との間に配置され、第1の着脱可能アセンブリ112を第1のバックプレーンアセンブリ111にロックして、第1の着脱可能アセンブリ112が第1のバックプレーンアセンブリ111から意図せず分離するのを防止するための第1のロックアセンブリ113をさらに含む。
【0033】
図3~
図6を参照されたい。
図5は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第1のモジュール11の分解図である。
図6は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第1のモジュール11の部分分解図である。具体的には、
図3~
図6に示すように、第1のロックアセンブリ113は、第1のバックプレーンアセンブリ111に枢動可能に配置される第1のラッチコンポーネント1131と、第1の着脱可能アセンブリ112に枢動可能に配置される第1の動作コンポーネント1132とを含む。第1のラッチコンポーネント1131の2つの端部1131A、1131Bは、それぞれ第1の着脱可能アセンブリ112に形成された2つの第1のスロット1121を介して第1の着脱可能アセンブリ112内に伸長するように構成されている。第1のラッチコンポーネント1131は、
図5に示すように、枢動して、矢印の方向に沿って第1のロック位置と第1のロック解除位置との間で切り替え可能である。第1のラッチコンポーネント1131の枢動軸は、第1の動作コンポーネント1132の枢動軸とは異なる。第1のラッチコンポーネント1131の枢動軸は横方向LD及び高さ方向HDに対して実質的に垂直であり、第1の動作コンポーネント1132の枢動軸は横方向LDに対して実質的に平行、すなわち、第1のラッチコンポーネント1131の枢動軸は第1の動作コンポーネント1132の枢動軸に対して実質的に垂直であることが好ましい。第1のラッチコンポーネント1131が第1のロック位置に位置する場合、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bは、第1の着脱可能アセンブリ112が第1のバックプレーンアセンブリ111からの外れるのを抑制するために、それぞれ2つの第1のスロット1121と係合する。第1の動作コンポーネント1132が動作されて第1のラッチコンポーネント1131を駆動し、第1のロック位置から第1のロック解除位置に動かすと、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bは、第1の着脱可能アセンブリ112を第1のバックプレーンアセンブリ111から外すことができるようにそれぞれ2つの第1のスロット1121から外れる。第1のラッチコンポーネント1131は、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bがそれぞれ2つの第1のスロット1121を介して第1の着脱可能アセンブリ112内に伸長する際に、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bを2つの第1のスロット1121に係合させるために、第1の弾性コンポーネント1133、例えばねじりばねによって第1のロック位置に移動するよう付勢されることが好ましい。第1の動作コンポーネント1132は、第1の動作コンポーネント1132が解放されたときに、第1の復帰コンポーネント1234、例えばねじりばねによって付勢されて復帰することが好ましい。
【0034】
より具体的には、第1のラッチコンポーネント1131は、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bの間に位置し、第1のバックプレーンアセンブリ111に枢結される枢動部1131Cをさらに含む。第1のバックプレーンアセンブリ111はフロントカバー1111及びリアカバー1112を含む。第1のラッチコンポーネント1131の枢動部1131Cは、第1のバックプレーンアセンブリ111のフロントカバー1111とリアカバー1112との間に位置する。フロントカバー1111には2つの貫通孔1111Aが形成され、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bは、2つの貫通孔1111Aを介してフロントカバー1111から突出し、2つの第1のスロット1121を介して第1の着脱可能アセンブリ112内にそれぞれ伸長する。
【0035】
図3~
図6に示すように、この実施形態では、第1の動作コンポーネント1132は、第1の動作部1132A、第1の接続部1132B及び第1の駆動部1132Cを含む。第1の接続部1132Bは、第1の動作部1132Aと第1の駆動部1132Cとの間に位置し、第1の着脱可能アセンブリ112に枢結され、第1の動作部1132Aは、第1の動作コンポーネント1132を枢動させて、第1のラッチコンポーネント1131が第1の駆動部1132Cによって第1のロック位置から第1のロック解除位置に枢動するように駆動させるように動作する。
【0036】
図5~
図7を参照されたい。
図7は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第1のラッチコンポーネント1131の図である。
図5~
図7に示すように、第1の駆動部1132Cに第1の駆動構造S11が形成されていることが好ましい。第1のラッチコンポーネント1131の端部1131Bには、第1の駆動構造S11によって当接されるように構成された第1の協動駆動構造S12が形成され、第1の駆動部1132Cに形成された第1の駆動構造S11と、第1のラッチコンポーネント1131の端部1131Bに形成された第1の協動駆動構造S12との協働により、第1の動作コンポーネント1132は第1のラッチコンポーネント1131を駆動して、第1のロック位置から第1のロック解除位置に枢動させる。この実施形態では、第1の駆動構造S11及び第1の協動駆動構造S12は2つの傾斜面であり得る。しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bのそれぞれには第1のガイド傾斜面S13がさらに形成され、第1のガイド傾斜面S13は、第1のラッチコンポーネント1131の両端部1131A、1131Bをそれぞれ2つの第1のスロット1121内に伸長させることができるように、第1のラッチコンポーネント1131が第1のロック解除位置から離れるように駆動させるために対応する第1のスロット1121の壁に当接する。
【0037】
しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第1の着脱可能アセンブリに形成される第1のスロットは1つのみであり、第1のラッチコンポーネントは一端のみが第1の着脱可能なアセンブリ内に伸長して、第1のスロットと係合する。
【0038】
図1~
図4に示すように、第2のモジュール12は、第2のバックプレーンアセンブリ121及び第2の着脱可能アセンブリ122を含む。第2のバックプレーンアセンブリ121は、例えば、第2のバックプレーンアセンブリ121に可動に取り付けられる第2のロックコンポーネントL2によって、レールコンポーネント2に着脱可能に取り付けられるように構成されている。第2の着脱可能アセンブリ122は、第2のバックプレーンアセンブリ121に着脱可能に組み付けられる。第2のモジュール12は、第2の着脱可能アセンブリ122が第2のバックプレーンアセンブリ121から意図せず分離するのを防止するために、第2のバックプレーンアセンブリ121に第2の着脱可能アセンブリ122をロックするために、第2のバックプレーンアセンブリ121と第2の着脱可能アセンブリ122との間に配置される第2のロックアセンブリ123をさらに含む。
【0039】
図3、
図4、
図8及び
図9を参照されたい。
図8は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第2のモジュール12の分解図である。
図9は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第2のモジュール12の部分分解図である。具体的には、
図3、
図4、
図8及び
図9に示すように、第2のロックアセンブリ123は、第2のバックプレーンアセンブリ121に枢動可能に配置される第2のラッチコンポーネント1231と、第2の着脱可能アセンブリ122に枢動可能に配置される第2の動作コンポーネント1232とを含む。第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bは、それぞれ第2の着脱可能アセンブリ122に形成された2つの第2のスロット1221を介して第2の着脱可能アセンブリ122内に伸長するように構成されている。第2のラッチコンポーネント1231は、
図8に示すように、枢動して、矢印方向に沿って第2のロック位置と第2のロック解除位置との間で切り替え可能でる。第2のラッチコンポーネント1231の枢動軸は、第2の動作コンポーネント1232の枢動軸とは異なる。第2のラッチコンポーネント1231の枢動軸は横方向LD及び高さ方向HDに対して実質的に垂直であり、第2の動作コンポーネント1232の枢動軸は横方向LDに対して実質的に平行、すなわち、第2のラッチコンポーネント1231の枢動軸は第2の動作コンポーネント1232の枢動軸に対して実質的に垂直であることが好ましい。第2のラッチコンポーネント1231が第2のロック位置に位置する場合、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bは、第2の着脱可能アセンブリ122が第2のバックプレーンアセンブリ121からの外れるのを抑制するために、それぞれ2つの第2のスロット1221と係合する。第2の動作コンポーネント1232が動作されて第2のラッチコンポーネント1231を駆動し、第2のロック位置から第2のロック解除位置に動かすと、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bは、第2の着脱可能アセンブリ122を第2のバックプレーンアセンブリ121から外すことができるようにそれぞれ2つの第2のスロット1221から外れる。第2のラッチコンポーネント1231は、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bがそれぞれ2つの第2のスロット1221を介して第2の着脱可能アセンブリ122内に伸長する際に、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bを2つの第2のスロット1221に係合させるために、第2の弾性コンポーネント1233、例えばねじりばねによって第2のロック位置に移動するよう付勢されることが好ましい。第2の動作コンポーネント1232は、第2の動作コンポーネント1232が解放されたときに、第2の復帰コンポーネント1134、例えばねじりばねによって付勢されて復帰することが好ましい。
【0040】
より具体的には、第2のラッチコンポーネント1231は、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bの間に位置し、第2のバックプレーンアセンブリ121に枢結される枢動部1231Cをさらに含む。第2のバックプレーンアセンブリ121はフロントカバー1211及びリアカバー1212を含む。第2のラッチコンポーネント1231の枢動部1231Cは、第2のバックプレーンアセンブリ121のフロントカバー1211とリアカバー1212との間に位置する。フロントカバー1211には2つの貫通孔1211Aが形成され、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bは、2つの貫通孔1211Aを介してフロントカバー1211から突出し、2つの第2のスロット1221を介して第2の着脱可能アセンブリ122内にそれぞれ伸長する。
【0041】
図3、
図4、
図8及び
図9に示すように、この実施形態では、第2の動作コンポーネント1232は、第2の動作部1232A、第2の接続部1232B及び第2の駆動部1232Cを含む。第2の接続部1232Bは、第2の動作部1232Aと第2の駆動部1232Cとの間に位置し、第2の着脱可能アセンブリ122に枢結され、第2の動作部1232Aは、第2の動作コンポーネント1232を枢動させて、第2のラッチコンポーネント1231が第2の駆動部1232Cによって第2のロック位置から第2のロック解除位置に枢動するように駆動させるように動作する。
【0042】
図8~
図10を参照されたい。
図10は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第2のラッチコンポーネント1231の図である。
図8~
図10に示すように、第2の駆動部1232Cに第2の駆動構造S21が形成されていることが好ましい。第2のラッチコンポーネント1231の端部1131Bには、第2の駆動構造S21によって当接されるように構成された第2の協動駆動構造S22が形成され、第2の駆動部1232Cに形成された第2の駆動構造S21と、第2のラッチコンポーネント1231の端部1231Bに形成された第2の協動駆動構造S22との協働により、第2の動作コンポーネント1232は第2のラッチコンポーネント1231を駆動して、第2のロック位置から第2のロック解除位置に枢動させる。この実施形態では、第2の駆動構造S21及び第2の協動駆動構造S22は2つの傾斜面であり得る。しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bのそれぞれには第2のガイド傾斜面S23がさらに形成され、第2のガイド傾斜面S23は、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bをそれぞれ2つの第2のスロット1221内に伸長させることができるように、第2のラッチコンポーネント1231が第2のロック解除位置から離れるように駆動させるために対応する第2のスロット1221の壁に当接する。
【0043】
しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第2の着脱可能アセンブリに形成される第2のスロットは1つのみであり、第2のラッチコンポーネントは一端のみが第2の着脱可能なアセンブリ内に伸長して、第2のスロットと係合する。
【0044】
図1~
図4に示すように、第3のモジュール13は、第3のバックプレーンアセンブリ131及び2つの第3の着脱可能アセンブリ132を含む。第3のバックプレーンアセンブリ131は、例えば、第3のバックプレーンアセンブリ131に可動に取り付けられる第3のロックコンポーネントL3によって、レールコンポーネント2に着脱可能に取り付けられるように構成されている。2つの第3の着脱可能アセンブリ132は、並んで、第3のバックプレーンアセンブリ131に着脱可能に組み付けられる。第3のモジュール13は、対応する第3の着脱可能アセンブリ132が第3のバックプレーンアセンブリ131から意図せず分離するのを防止するために、第3のバックプレーンアセンブリ131に対応する第3の着脱可能アセンブリ132をロックするために、第3のバックプレーンアセンブリ131と対応する第3の着脱可能アセンブリ132との間に配置される第3のロックアセンブリ133をさらに含む。
【0045】
図3、
図4、
図11及び
図12を参照されたい。
図11は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第3のモジュール13の分解図である。
図12は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第3のモジュール13の部分分解図である。具体的には、
図3、
図4、
図11及び
図12に示すように、第3のロックアセンブリ133のそれぞれは、第3のバックプレーンアセンブリ131に枢動可能に配置される第3のラッチコンポーネント1331と、対応する第3の着脱可能アセンブリ132に枢動可能に配置される第3の動作コンポーネント1332とを含む。第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの両端部1331A、1331Bは、それぞれ対応する第3の着脱可能アセンブリ132に形成された2つの第3のスロット1321を介して対応する第3の着脱可能アセンブリ132内に伸長するように構成されている。第3のラッチコンポーネント1331のぞれぞれは、
図11に示すように、枢動して、矢印方向に沿って第3のロック位置と第3のロック解除位置との間で切り替え可能でる。第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの枢動軸は、対応する第3の動作コンポーネント1332の枢動軸とは異なる。第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの枢動軸は横方向LD及び高さ方向HDに対して実質的に垂直であり、第3の動作コンポーネント1332のそれぞれの枢動軸は横方向LDに対して実質的に平行、すなわち、第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの枢動軸は対応する第3の動作コンポーネント1332の枢動軸に対して実質的に垂直であることが好ましい。第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれが第3のロック位置に位置する場合、第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの両端部1331A、1331Bは、対応する第3の着脱可能アセンブリ132が第3のバックプレーンアセンブリ131からの外れるのを抑制するために、それぞれ2つの対応する第3のスロット1321と係合する。第3の動作コンポーネント1332のそれぞれが動作されて対応する第3のラッチコンポーネント1331を駆動し、第3のロック位置から第3のロック解除位置に動かすと、対応する第3のラッチコンポーネント1331の両端部1331A、1331Bは、対応する第3の着脱可能アセンブリ132を第3のバックプレーンアセンブリ131から外すことができるようにそれぞれ2つの対応する第3のスロット1321から外れる。第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれは、第3のラッチコンポーネント1331の両端部1331A、1331Bがそれぞれ2つの第3のスロット1321内に伸長する際に、第3のラッチコンポーネント1331の両端部1331A、1331Bを2つの対応する第3のスロット1321に係合させるために、第3の弾性コンポーネント1333、例えばねじりばねによって第3のロック位置に移動するよう付勢されることが好ましい。第3の動作コンポーネント1332のそれぞれは、第3の動作コンポーネント1332が解放されたときに、第3の復帰コンポーネント1334、例えばねじりばねによって付勢されて復帰することが好ましい。
【0046】
より具体的には、第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれは、第3のラッチコンポーネント1331の両端部1331A、1331Bの間に位置し、第3のバックプレーンアセンブリ131に枢結される枢動部1331Cをさらに含む。第3のバックプレーンアセンブリ131はフロントカバー1311及びリアカバー1312を含む。第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの枢動部1331Cは、第3のバックプレーンアセンブリ131のフロントカバー1311とリアカバー1312との間に位置する。フロントカバー1311には4つの貫通孔1311Aが形成され、第3のラッチコンポーネント1331のそれぞれの両端部1331A、1331Bは、2つの対応する貫通孔1311Aを介してフロントカバー1311から突出し、2つの対応する第3のスロット1321を介して第3の着脱可能アセンブリ132内にそれぞれ伸長する。
【0047】
図3、
図4、
図11及び
図12に示すように、この実施形態では、第3の動作コンポーネント1332は、第3の動作部1332A、第3の接続部1332B及び第3の駆動部1332Cを含む。第3の接続部1332Bは、第3の動作部1332Aと第3の駆動部1332Cとの間に位置し、第3の着脱可能アセンブリ132に枢結され、第3の動作部1332Aは、第3の動作コンポーネント1332を枢動させて、第3のラッチコンポーネント1331が第3の駆動部1332Cによって第3のロック位置から第3のロック解除位置に枢動するように駆動させるように動作する。
【0048】
図11~
図13を参照されたい。
図13は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第3のラッチコンポーネント1331の図である。
図11~
図13に示すように、第3の駆動部1332Cに第3の駆動構造S31が形成されていることが好ましい。第3のラッチコンポーネント1331の端部1331Bには、第3の駆動構造S31によって当接されるように構成された第3の協動駆動構造S32が形成され、第3の駆動部1332Cに形成された第3の駆動構造S31と、第3のラッチコンポーネント1331の端部1331Bに形成された第3の協動駆動構造S32との協働により、第3の動作コンポーネント1332は第3のラッチコンポーネント1331を駆動して、第3のロック位置から第3のロック解除位置に枢動させる。この実施形態では、第3の駆動構造S31及び第3の協動駆動構造S32は2つの傾斜面であり得る。しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。第3のラッチコンポーネント1331の両端部1331A、1331Bのそれぞれには第3のガイド傾斜面S33がさらに形成され、第3のガイド傾斜面S33は、第3のラッチコンポーネント1331の両端部1331A、1331Bをそれぞれ2つの第3のスロット1321内に伸長させることができるように、第3のラッチコンポーネント1331が第3のロック解除位置から離れるように駆動させるために対応する第3のスロット1321の壁に当接する。
【0049】
しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第3の着脱可能アセンブリに形成される第3のスロットは1つのみであり、第3のラッチコンポーネントは一端のみが第3の着脱可能なアセンブリ内に伸長して、第3のスロットと係合する。
【0050】
図1~
図4に示すように、第4のモジュール14は、第4のバックプレーンアセンブリ141及び4つの第4の着脱可能アセンブリ142を含む。第4のバックプレーンアセンブリ141は、例えば、第4のバックプレーンアセンブリ141に可動に取り付けられる第4のロックコンポーネントL4によって、レールコンポーネント2に着脱可能に取り付けられるように構成されている。第4の着脱可能アセンブリ142は、並んで、第4のバックプレーンアセンブリ141に着脱可能に組み付けられる。第4のモジュール14は4つの第4のロックアセンブリ143をさらに含む。第4のロックアセンブリ143のそれぞれは、第4の着脱可能アセンブリ142が第4のバックプレーンアセンブリ141から意図せず分離するのを防止するために、第4のバックプレーンアセンブリ141に対応する第4の着脱可能アセンブリ142をロックするために、第4のバックプレーンアセンブリ141と対応する第4の着脱可能アセンブリ142との間に配置される。
【0051】
図3、
図4、
図14及び
図15を参照されたい。
図14は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第4のモジュール14の分解図である。
図15は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第4のモジュール14の部分分解図である。具体的には、
図3、
図4、
図14及び
図15に示すように、第4のロックアセンブリ143のそれぞれは、第4のバックプレーンアセンブリ141に枢動可能に配置される第4のラッチコンポーネント1431と、対応する第4の着脱可能アセンブリ142に枢動可能に配置される第4の動作コンポーネント1432とを含む。第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの両端部1431A、1431Bは、それぞれ対応する第4の着脱可能アセンブリ142に形成された2つの第4のスロット1421を介して対応する第4の着脱可能アセンブリ142内に伸長するように構成されている。第4のラッチコンポーネント1431のぞれぞれは、
図14に示すように、枢動して、矢印方向に沿って第4のロック位置と第4のロック解除位置との間で切り替え可能でる。第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの枢動軸は、対応する第4の動作コンポーネント1432の枢動軸とは異なる。第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの枢動軸は横方向LD及び高さ方向HDに対して実質的に垂直であり、第4の動作コンポーネント1432のそれぞれの枢動軸は横方向LDに対して実質的に平行、すなわち、第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの枢動軸は対応する第4の動作コンポーネント1432の枢動軸に対して実質的に垂直であることが好ましい。第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれが第4のロック位置に位置する場合、第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの両端部1431A、1431Bは、対応する第4の着脱可能アセンブリ142が第4のバックプレーンアセンブリ141からの外れるのを抑制するために、それぞれ2つの対応する第4のスロット1421と係合する。第4の動作コンポーネント1432のそれぞれが動作されて対応する第4のラッチコンポーネント1431を駆動し、第4のロック位置から第4のロック解除位置に動かすと、第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの両端部1431A、1431Bは、対応する第4の着脱可能アセンブリ142を第4のバックプレーンアセンブリ141から外すことができるようにそれぞれ2つの対応する第4のスロット1421から外れる。第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれは、第4のラッチコンポーネント1431の両端部1431A、1431Bがそれぞれ2つの第4のスロット1421を介して対応する第4の着脱可能アセンブリ142内に伸長する際に、第4のラッチコンポーネント1431の両端部1431A、1431Bを2つの対応する第4のスロット1421に係合させるために、第4の弾性コンポーネント1433、例えばねじりばねによって第4のロック位置に移動するよう付勢されることが好ましい。第4の動作コンポーネント1432のそれぞれは、第4の動作コンポーネント1432が解放されたときに、第4の復帰コンポーネント1434、例えばねじりばねによって付勢されて復帰することが好ましい。
【0052】
より具体的には、第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれは、第4のラッチコンポーネント1431の両端部1431A、1431Bの間に位置し、第4のバックプレーンアセンブリ141に枢結される枢動部1431Cをさらに含む。第4のバックプレーンアセンブリ141はフロントカバー1411及びリアカバー1412を含む。第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの枢動部1431Cは、第4のバックプレーンアセンブリ141のフロントカバー1411とリアカバー1412との間に位置する。フロントカバー1411には8つの貫通孔1411Aが形成され、第4のラッチコンポーネント1431のそれぞれの両端部1431A、1431Bは、対応する2つの貫通孔1411Aを介してフロントカバー1411から突出し、2つの対応する第4のスロット1421を介して第4の着脱可能アセンブリ142内にそれぞれ伸長する。
【0053】
図3、
図4、
図14及び
図15に示すように、この実施形態では、第4の動作コンポーネント1432は、第4の動作部1432A、第4の接続部1432B及び第4の駆動部1432Cを含む。第4の接続部1432Bは、第4の動作部1432Aと第4の駆動部1432Cとの間に位置し、第4の着脱可能アセンブリ142に枢結され、第4の動作部1432Aは、第4の動作コンポーネント1432を枢動させて、第4のラッチコンポーネント1431が第4の駆動部1432Cによって第4のロック位置から第4のロック解除位置に枢動するように駆動させるように動作する。
【0054】
図14~
図16を参照されたい。
図16は、本発明の実施形態に係る電子装置1の第4のラッチコンポーネント1431の図である。
図14~
図16に示すように、第4の駆動部1432Cに第4の駆動構造S41が形成されていることが好ましい。第4のラッチコンポーネント1431の端部1431Bには、第4の駆動構造S41によって当接されるように構成された第4の協動駆動構造S42が形成され、第4の駆動部1432Cに形成された第4の駆動構造S41と、第4のラッチコンポーネント1431の端部1431Bに形成された第4の協動駆動構造S42との協働により、第4の動作コンポーネント1432は第4のラッチコンポーネント1431を駆動して、第4のロック位置から第4のロック解除位置に枢動させる。この実施形態では、第4の駆動構造S41及び第4の協動駆動構造S42は2つの傾斜面であり得る。しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。第4のラッチコンポーネント1431の両端部1431A、1431Bのそれぞれには第4のガイド傾斜面S43がさらに形成され、第4のガイド傾斜面S43は、第4のラッチコンポーネント1431の両端部1431A、1431Bをそれぞれ2つの第4のスロット1421内に伸長させることができるように、第4のラッチコンポーネント1431が第4のロック解除位置から離れるように駆動させるために対応する第4のスロット1421の壁に当接する。
【0055】
しかしながら、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第4の着脱可能アセンブリに形成される第4のスロットは1つのみであり、第4のラッチコンポーネントは一端のみが第4の着脱可能なアセンブリ内に伸長して、第4のスロットと係合する。
【0056】
第1のロックアセンブリ113、第2のロックアセンブリ123、第3のロックアセンブリ133及び第4のロックアセンブリ143は同じ動作原理を有する。第2のロックアセンブリ123を例にとると、第2のロックアセンブリ123の詳細な説明を以下に示す。第1のロックアセンブリ113、第3のロックアセンブリ133及び第4のロックアセンブリ143についての詳細な説明は簡略化のために省略する。
図17~
図20を参照されたい。
図17及び
図18は、本発明の実施形態に係る、第2のラッチコンポーネント1231が第2のロック位置に位置する場合の電子装置1の第2のモジュール12を異なる視線で見た部分図である。
図19及び
図20は、本発明の実施形態に係る、第2のラッチコンポーネント1231が第2のロック解除位置に位置する場合の電子装置1の第2のモジュール12を異なる視線で示す部分図である。第2の着脱可能アセンブリ122を第2のバックプレーンアセンブリ121から取り外すことが望ましい場合、第2の動作部1232Aを動作させて、第2の動作コンポーネント1232を駆動し、第2のラッチコンポーネント1231を駆動して第2の駆動構造S21と第2の協働駆動構造S22との協働により、
図17及び
図18に示す第2のロック位置から
図19及び
図20に示す第2のロック解除位置に枢動させることができる。
図19及び
図20に示すように、第2のラッチコンポーネント1231が第2のロック解除位置に枢動されると、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bは2つの第2のスロット1221から外れ、第2の着脱可能アセンブリ122を第2のバックプレーンアセンブリ121から取り外すことができる。
【0057】
図17、
図18、
図21及び
図22を参照されたい。
図21及び
図22は、本発明の実施形態に係る第2の着脱可能アセンブリ122と第2のバックプレーンアセンブリ121に組み付ける間の異なる状態にある電子装置1の第2のモジュール12の部分図である。
図21及び
図22に示すように、第2の着脱可能アセンブリ122を第2のバックプレーンアセンブリ121に組み付ける間に、第2のラッチコンポーネント1231の端部1231A、1231Bの第2のガイド傾斜面S23と第2のスロット1221の壁との当接により、第2のラッチコンポーネント1231を駆動して第2のロック位置から離れるように枢動させ、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bがそれぞれ第2のスロット1221内に伸長できるようにすることができる。第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bがそれぞれ2つの第2のスロット1221内に伸長した後、第2のラッチコンポーネント1231は、例えばねじりばねによって駆動されて、
図22に示す位置から
図17及び
図18に示す第2のロック位置に移動して、第2のラッチコンポーネント1231の両端部1231A、1231Bと2つの第2のスロット1221との枢動係合を実現し、第2の着脱可能アセンブリ122が第2のバックプレーンアセンブリ121に対して横方向、高さ方向及び前後方向、例えば第2のバックプレーンアセンブリ121に対する第2の着脱可能アセンブリ122の組み立て分解方向ADに沿って動くのを効果的に抑制し、環境振動によって第2の着脱可能アセンブリ122が第2のバックプレーンアセンブリ121から意図せずに分離するのを防止できる。
【0058】
さらに
図23及び
図24を参照されたい。
図23及び
図24は、本発明の別の実施形態に係る電子装置1’の第1のモジュール11’を異なる視線で見た部分図である。この実施形態の電子装置1’は、上記の実施形態の電子装置1と同様である。
図23及び
図24に示すように、上記の実施形態とは異なり、この実施形態では、第1の動作コンポーネント1132’の第1の駆動部1132C’に形成される第1の駆動構造S11’は突起であり、第1のラッチコンポーネント1131’の端部1131B’に形成される第1の協働駆動構造S12’は、突起よって当接されて、第1のラッチコンポーネント1131’を駆動して第1のロック位置から第1のロック解除位置に枢動させるように構成された傾斜面であり得る。この実施形態の他の詳細については、上記の実施形態の場合と同じである。ここでは簡略化のため詳細な説明を省略する。
【0059】
加えて、2つの上記の実施形態のそれぞれの第1のモジュールについて、第1のラッチコンポーネント及び第1のバックプレーンアセンブリを共に一体化して第1のバックプレーンアセンブリキットとみなすことができ、第1の動作コンポーネント及び第1の着脱可能アセンブリを共に一体化して第1の着脱可能アセンブリキットとみなすことができる。上記の2つの実施形態の第2のモジュールの場合、第2のラッチコンポーネントと第2のバックプレーンアセンブリとを共に一体化して第2のバックプレーンアセンブリキットとみなすことができ、第2の動作コンポーネントと第2の着脱可能アセンブリとを共に一体化して第2の着脱可能アセンブリキットとみなすことができる。上記の2つの実施形態の第3のモジュールの場合、第3のラッチコンポーネントと第3のバックプレーンアセンブリとを共に一体化して第3のバックプレーンアセンブリキットとみなすことができ、第3の動作コンポーネントと第3の着脱可能アセンブリとを共に一体化して第3の着脱可能アセンブリキットとみなすことができる。上記の2つの実施形態の第4のモジュールの場合、第4のラッチコンポーネントと第4のバックプレーンアセンブリとを共に一体化して第4のバックプレーンアセンブリキットとみなすことができ、第4の動作コンポーネントと第4の着脱可能アセンブリとを共に一体化して第4の着脱可能アセンブリキットとみなすことができる。
【0060】
従来技術とは異なり、本発明では、ラッチコンポーネントがロック位置にある場合、ラッチコンポーネントは、着脱可能アセンブリがバックプレーンアセンブリから外れることを抑制するためにスロットに枢動係合するように構成されている。上記の枢動係合の構成により、着脱可能アセンブリがバックプレーンアセンブリに対して横方向、高さ方向及び前後方向、例えば、バックプレーンアセンブリに対する着脱可能アセンブリの組み付け分解方向に沿って動くのを効果的に抑制でき、着脱可能アセンブリとバックプレーンアセンブリとが環境振動によって意図せず分離するのを防止できる。すなわち、上記の構成は環境振動に対して良好な持続可能性を提供できる。加えて、第2のモジュールを横方向に沿って第1のモジュールに組み付けることができるため、電子装置の拡張性を実現できる。
【0061】
当業者であれば、本発明の教示を保持しつつ装置及び方法に多数の修正及び変更がなされ得ることを容易に理解できる。したがって、上記の開示は、添付の特許請求の範囲の制限によってのみ限定されると解釈すべきである。