(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174333
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】フロントトランク構造
(51)【国際特許分類】
B60R 5/02 20060101AFI20241210BHJP
【FI】
B60R5/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092095
(22)【出願日】2023-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】弁理士法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】永野 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】相澤 快
【テーマコード(参考)】
3D022
【Fターム(参考)】
3D022BA01
3D022BB01
3D022BC10
(57)【要約】
【課題】収容室からの排水が可能なフロントトランク構造を提供する。
【解決手段】車両1のフロントトランク構造100であって、車室S1の前方に配され、上方に開口した凹部20を備え、凹部20の開口を蓋部10で覆うことで収容室S2が構成され、凹部20は、底壁部21と、底壁部21から立ち上がり、当該凹部20の車幅方向における壁をなす側壁部24と、底壁部21から立ち上がり、当該凹部20の後壁をなす後壁部27と、を備え、底壁部21には、収容室S2の室内外方向に貫通形成された孔部30が設けられている、フロントトランク構造100。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフロントトランク構造であって、
車室の前方に配され、上方に開口した凹部を備え、前記凹部の開口を蓋部で覆うことで収容室が構成され、
前記凹部は、
底壁部と、
前記底壁部から立ち上がり、当該凹部の車幅方向における壁をなす側壁部と、
前記底壁部から立ち上がり、当該凹部の後壁をなす後壁部と、を備え、
前記底壁部、前記側壁部の下端部、又は前記後壁部の下端部には、前記収容室の室内外方向に貫通形成された孔部が設けられている、フロントトランク構造。
【請求項2】
前記凹部は、前記孔部において前記収容室の室内側の縁部に配された凸部を備える、請求項1に記載のフロントトランク構造。
【請求項3】
前記凹部は、中空部を備え、
前記中空部は、
前記収容室に開口した第1開口部と、
前記孔部に接続した第2開口部と、を備える、請求項1または請求項2に記載のフロントトランク構造。
【請求項4】
前記中空部は、前記第1開口部と前記第2開口部との間に配され、伸縮可能な伸縮部を備える、請求項3に記載のフロントトランク構造。
【請求項5】
前記底壁部は、前記孔部に向かうほど下方に傾斜している、請求項1または請求項2に記載のフロントトランク構造。
【請求項6】
前記後壁部に対し前記収容室の室外側となる位置には、前記車両を走行させる動力源としてのモータが配されている、請求項1または請求項2に記載のフロントトランク構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両のフロントトランク構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の動力源としてのエンジンが、車両の中央部に配されるミッドエンジン車や、車両の後方部に配されるリアエンジン車においては、車室の前方に収容室(フロントトランク、いわゆるフランク)が設けられる場合がある。近年では、動力源としてのモータを搭載した電気自動車の開発が進んでおり、その電気自動車においても、フランクが設けられる。引用文献1には、そのフランクの主体となるフランクモジュールを車体に固定した取付構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2273991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、雨水や水洗いしたときの水が、収容室に溜まる虞がある。また、車室の前方に設けられた収容室では、収容室を覆う蓋部(フード)が跳ね上げられたときの体勢や車両の前方部の形状等によっては、雨水が収容室に入り易い場合がある。一方、収容室の室外側では、車両の床下で生じる風切り音や、タイヤや動力源等から生じる音等、種々の音が生じる。これらの音を低減できれば、快適な車室内空間の提供が可能となる。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、収容室からの排水が可能なフロントトランク構造を提供することを目的の一つとする。また、収容室の室外側で生じる音を低減できるフロントトランク構造を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車両のフロントトランク構造であって、車室の前方に配され、上方に開口した凹部を備え、前記凹部の開口を蓋部で覆うことで収容室が構成され、前記凹部は、底壁部と、前記底壁部から立ち上がり、当該凹部の車幅方向における壁をなす側壁部と、前記底壁部から立ち上がり、当該凹部の後壁をなす後壁部と、を備え、前記底壁部、前記側壁部の下端部、又は前記後壁部の下端部には、前記収容室の室内外方向に貫通形成された孔部が設けられている、フロントトランク構造である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、収容室からの排水が可能なフロントトランク構造の提供が可能となる。また、収容室の室外側で生じる音を低減できるフロントトランク構造の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態1に係る車両を前左方から視た斜視図
【
図3】凹部と蓋部を示す断面図(
図2のIII-III線断面)
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の車両のフロントトランク構造は、車室の前方に配され、上方に開口した凹部を備え、前記凹部の開口を蓋部で覆うことで収容室が構成され、前記凹部は、底壁部と、前記底壁部から立ち上がり、当該凹部の車幅方向における壁をなす側壁部と、前記底壁部から立ち上がり、当該凹部の後壁をなす後壁部と、を備え、前記底壁部、前記側壁部の下端部、又は前記後壁部の下端部には、前記収容室の室内外方向に貫通形成された孔部が設けられている。
【0010】
(2)(1)に記載のフロントトランク構造において、前記凹部は、前記孔部において前記収容室の室内側の縁部に配された凸部を備えていてもよい。
【0011】
(3)(1)または(2)に記載のフロントトランク構造において、前記凹部は、中空部を備え、前記中空部は、前記収容室に開口した第1開口部と、前記孔部に接続した第2開口部と、を備えていてもよい。
【0012】
(4)(3)に記載のフロントトランク構造において、前記中空部は、前記第1開口部と前記第2開口部との間に配され、伸縮可能な伸縮部を備えていてもよい。
【0013】
(5)(1)から(4)のいずれかに記載のフロントトランク構造において、前記底壁部は、前記孔部に向かうほど下方に傾斜していてもよい。
【0014】
(6)(1)から(5)のいずれかに記載のフロントトランク構造において、前記後壁部に対し前記収容室の室外側となる位置には、前記車両を走行させる動力源としてのモータが配されていてもよい。
【0015】
<実施形態1>
本開示の実施形態1を
図1から
図3によって説明する。本実施形態では、車両1のフロントトランク構造100を例示する。尚、矢印方向FRを前方、矢印方向RRを後方、矢印方向Uを上方、矢印方向Dを下方、矢印方向Lを左方、矢印方向Rを右方として各図を説明する。また、左右方向を、車幅方向と呼ぶことがある。
【0016】
図1に示すように、車両1は、乗員が乗車する室内空間としての車室S1よりも前方の位置であって、前方に張り出した前方部1Aを備える。前方部1Aは、車幅方向における両側に配されたタイヤTと、タイヤTを回転させて車両1を走行させる動力源としてのモータMと、フロントトランク構造100と、を備える。タイヤTやモータMは、車両1の走行に伴い音を生ずる発音体とされる。尚、車両1は、電気自動車であり、当該車両1を走行させる動力源としてのエンジンは搭載していない。
【0017】
フロントトランク構造100は、タイヤTやモータMの上方に配され、車両前後方向及び車幅方向に広がる壁を構成する上壁部15と、上壁部15に対し跳ね上げ可能な蓋部(フード部)10と、上壁部15の中央部分に取り付けられ、上方に開口した凹形状をなす凹部20と、を備える。
【0018】
蓋部10は、上壁部15に対し跳ね上げられて凹部20の開口(開口縁20A)を開いた開状態(
図1参照)と、上壁部15に対向する姿勢となり凹部20の開口(開口縁20A)を閉じた閉状態(
図3参照)と、に状態を変更可能とされる。開状態では、支持部13を突っ張ることにより蓋部10の姿勢を維持することができる。閉状態では、凹部20の開口が蓋部10で覆われた状態となっており、凹部20と蓋部10との間に収容室S2が構成される。収容室S2には、荷物を収容することができる。尚、凹部20の開口縁20Aは、弾性を有する(例えば上壁部15よりも柔らかい材料が採用された)弾性部とされ、閉状態の蓋部10に対し密着することができる。
【0019】
凹部20は、車室S1の前方に配されており、下方に窪んだ形をなしている。
図2及び
図3に示すように、凹部20は、前後方向及び左右方向に広がる上方視四角形状の板状をなした底壁部21と、底壁部21の幅方向における両側の端部から立ち上がり、前後方向及び上下方向に広がる側方視四角形状の板状をなし、当該凹部20の車幅方向における壁をなす2つの側壁部24と、底壁部21の後端部から立ち上がり、車幅方向及び上下方向に広がる前方視四角形状の板状をなし、当該凹部20の後壁をなす後壁部27と、底壁部21の前端部から立ち上がり、車幅方向及び上下方向に広がる後方視四角形状の板状をなし、当該凹部20の前壁をなす前壁部29と、を備える。後壁部27の後方(後壁部27に対し収容室S2の室外側となる位置)には、モータMが配されている。
【0020】
各壁部21,24,27,29の表面(収容室S2の室内側を向く面)には、吸音性を有する表皮が貼り付けられていてもよい。このような表皮の材料としては、特に限定されないが、不織布、織布等を採用することができる。
【0021】
2つの側壁部24の上端、後壁部27の上端、及び前壁部29上端は、凹部20の開口縁20Aを構成している。底壁部21は、左端部21Aを備える。2つの側壁部24、及び後壁部27は、それぞれ、下端部24A,27Aを備える。底壁部21の左端部21Aは、左側の側壁部24の下端部24Aが接続した部分であり、下端部24Aが立ち上がる基部とされる。底壁部21の左端部21Aにおいて、前後方向における中央部分には、底壁部21の厚み方向である上下方向(収容室S2の室内外方向)に貫通形成された孔部30が設けられている。
【0022】
孔部30は、上方視円形状をなしている。
図3に示すように、孔部30は、上下方向に円管状をなす本体部31と、本体部31の上端部分であって収容室S2の室内側に開口した内側開口部32と、本体部31の下端部分であって収容室S2の室外側に開口した外側開口部33と、を備える。収容室S2は、孔部30を通じて室外側の外側空間S3と連通している。外側空間S3とは、モータMが配された空間等(前方部1Aにおいて車両内側の空間)、及びタイヤTが配された空間や床下の空間等(車両外側の空間)のうち、一方又は両方の空間であってもよい。外側空間S3において音が生じた場合、この外側空間S3に孔部30を通じて連通した、収容室S2の室内の空気が共鳴(ヘルムホルツ共鳴)することで、外側空間S3において生じた音を吸音して低減することができる。
【0023】
続いて、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、車両1のフロントトランク構造100であって、車室S1の前方に配され、上方に開口した凹部20を備え、凹部20の開口を蓋部10で覆うことで収容室S2が構成され、凹部20は、底壁部21と、底壁部21から立ち上がり、当該凹部20の車幅方向における壁をなす側壁部24と、底壁部21から立ち上がり、当該凹部20の後壁をなす後壁部27と、を備え、底壁部21には、収容室S2の室内外方向に貫通形成された孔部30が設けられている、フロントトランク構造100を示した。
【0024】
このようなフロントトランク構造100によると、車室S1の前方において荷物を収容可能な収容室S2と孔部30が、その室外側において生じた音を吸音して低減可能なレゾネータとして機能することができる。孔部30が底壁部21に設けられているので、例えば、車両1の床下で生じる風切り音を収容室S2が効果的に吸音できる。これにより、快適な車室内空間を提供することができる。また、孔部30は、底壁部21に設けられているので、仮に収容室S2に水が入ったとしても、孔部30を通して収容室S2の室外側に排水することができる。
【0025】
後壁部27に対し収容室S2の室外側となる位置には、車両1を走行させる動力源としてのモータMが配されている。
【0026】
このようなフロントトランク構造100によると、モータMから生じる音を収容室S2で効果的に吸音することが可能となる。
【0027】
<実施形態2>
次に、本開示の実施形態2を
図4によって説明する。尚、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
【0028】
フロントトランク構造200の凹部220は、孔部30において収容室S2の室内側の縁部222に配された凸部223を備えている。凸部223は、底壁部221の左端部221Aの表面221A1から上方に突出した形をなしている。
【0029】
このようなフロントトランク構造200によると、収容室S2に収容した荷物が凸部223に引っ掛かり可能となるので、荷物が孔部30に落ちることを防ぐことができる。
【0030】
また、凹部220は、内部が中空状をなした中空部40を備える。中空部40は、上下方向に延びた中空本体部41と、中空本体部41の上端部分であって収容室S2の室内側に開口した第1開口部42と、中空本体部41の下端部分であって下方に開口し孔部30の内側開口部32に接続した第2開口部43と、を備えている。中空部40は、凸部223に当接することで、当該中空部40の位置が固定されている。
【0031】
このようなフロントトランク構造200によると、中空部40の内部に工具等を収容することができる。例えば、中空部40の内部にジャッキを収容して、中空部40をジャッキケース(工具入れ)として使用することができる。また、中空部40の上下方向の長さや大きさ等を適宜変更することにより、収容室S2で吸音可能な音の周波数を変更することができる。尚、孔部30からの排水を促すために、底壁部221の表面において、凸部223や中空部40を避けた形、又はこれらを貫通した形等の排水路が設けられていてもよい。
【0032】
<実施形態3>
次に、本開示の実施形態3を
図5によって説明する。尚、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
【0033】
フロントトランク構造300において凹部320は、内部が中空状をなし車幅方向に延在した中空部340を備える。中空部340は、当該中空部340の右端部分であって収容室S2の室内側に開口した第1開口部342と、当該中空部340の左下端部分であって下方に開口し孔部30の内側開口部32に接続した第2開口部343と、第1開口部342と第2開口部343との間に配され、車幅方向に伸縮可能な伸縮部341と、を備えている。伸縮部341は、蛇腹状の管部とされる。尚、伸縮部341について、径方向(
図5では前後方向:紙面奥手前方向)における断面の形は限定されず、例えば、四角形状、円形状、不定形状等の断面をなしていてもよい。
【0034】
このようなフロントトランク構造100によると、伸縮部341を伸縮させることにより、収容室S2で吸音可能な音の周波数を容易に変更することができる。
【0035】
<実施形態4>
次に、本開示の実施形態4を
図6によって説明する。尚、本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
【0036】
フロントトランク構造400において凹部420は、底壁部421と、底壁部421の幅方向における両側の端部から立ち上がる2つの側壁部424R,424Lと、底壁部421の後端部から立ち上がる後壁部427と、を備える。左側の側壁部424Lは、右側の側壁部424Rに比して上下方向における長さが長い。後壁部427の下端部427Aは、その左端部において角部427A1を備える。角部427A1は、後壁部427の左下側の角を構成しており、左側の側壁部424Lの下端部424L1、及び底壁部421の左端部421Aに接続している。角部427A1には、前後方向(収容室S2の室内外方向)に貫通形成された孔部430が設けられている。孔部430は、前方視半月状をなしている。底壁部421は、左方に向かうほど(孔部430に向かうほど)下方に傾斜している。
【0037】
このようなフロントトランク構造100によると、孔部430が後壁部427に設けられているので、例えば、後壁部427の収容室外側に配された部材から生じる音を収容室S2が効果的に吸音できる。また、孔部430は、後壁部427において下端部427Aの角部427A1に設けられているので、仮に収容室S2に水が入ったとしても、孔部430を通して収容室S2の室外側に排水することができる。さらに、底壁部421は、孔部430に向かうほど下方に傾斜しているので、孔部430からの排水性を向上することができる。
【0038】
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されず、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0039】
(1)上記実施形態以外にも、孔部の位置や形は適宜変更可能である。例えば、孔部は、側壁部の下端部に配されていてもよい。この場合、例えば、タイヤTの回転により生じる音を収容室S2が効果的に吸音できる。また、孔部は、底壁部と側壁部との接続部分(境界部分)や、底壁部と後壁部との接続部分(境界部分)に設けられていてもよい。孔部の形は、正方形、長方形、三角形、不定形状等を採用することができる。
【0040】
(2)凹部の各壁部の表面に貼り付けられた表皮は、孔部の開口を覆う形で貼り付けられていてもよい。この場合、表皮のうち、少なくとも孔部の開口に貼り付けられた部分には、通気性及び透水性を有する材料(例えばメッシュ素材)が採用されていてもよい。これにより、孔部に荷物が落ちることを防止しつつ、収容部がレゾネータの機能を発揮可能な構造とすることができる。
【0041】
(3)収容室の室外側の空間には、モータ以外の発音体が配されていてもよい。このような発音体としては、エンジン、空調装置の圧縮機等、音を発する種々の部材を例示することができる。
【0042】
(4)車両の構成は特に限定されない。車両は、動力源としてエンジンを備えていてもよく、モータを備えていなくてもよい。また、このような動力源は、車両の中央部や後方部に配されていてもよい。
【0043】
(5)上記実施形態で例示したフロントトランク構造は、車両用に限定されず、種々の乗物において提供されてもよい。例えば、地上の乗物としての列車や遊戯用車両、飛行用乗物としての飛行機やヘリコプター、海上や海中用乗物としての船舶や潜水艇などの乗物についても上記フロントトランク構造を適用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1…車両、10…蓋部、20,220,320,420…凹部、21,221,421,…底壁部、223…凸部、24,424R,424L…側壁部、27,427…後壁部、30,430…孔部、40,340…中空部、341…伸縮部、42,342…第1開口部、43,343…第2開口部、100,200,300,400…フロントトランク構造、M…モータ、S2…収容室