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特開2024-174386情報処理装置、印刷装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174386
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】情報処理装置、印刷装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20241210BHJP
   H04N 1/387 20060101ALI20241210BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
G06F3/12 342
G06F3/12 308
G06F3/12 353
G06F3/12 354
G06F3/12 356
G06F3/12 378
H04N1/387 700
H04N1/387
B41J3/36 T
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092195
(22)【出願日】2023-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】大島 義則
【テーマコード(参考)】
2C055
【Fターム(参考)】
2C055CC00
2C055CC01
(57)【要約】
【課題】オブジェクトを繰り返し印刷する場合において、オブジェクトの印刷長さや印刷媒体の長さによって、繰り返し印刷された最後のオブジェクトが途切れることを抑制する。
【解決手段】携帯端末は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得し、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、テープT上の領域であって入力長さに相当する領域長さをX軸方向における長さとする領域であるオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、印刷データを生成する。
【選択図】図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力情報、入力間隔および入力長さを取得する取得部と、
前記入力情報に基づくオブジェクトが、相互に前記入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、前記印刷媒体上の領域であって前記入力長さに相当する領域長さを前記媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、前記オブジェクト領域に印刷されるように、取得された前記入力情報、前記入力間隔および前記入力長さに基づいて、印刷データを生成する生成部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記印刷媒体を模した媒体画像と、前記オブジェクトを模したオブジェクト画像と、を表示する表示部と、
前記入力情報に基づく前記オブジェクト画像が、相互に前記入力間隔に相当する表示配置間隔を空けて前記媒体画像の表示方向に繰り返し配置され、且つ、前記媒体画像上に表示可能な領域であって前記入力長さに相当する表示領域長さを前記表示方向における長さとする領域であるオブジェクト画像領域内に収まる範囲で最大個数となって、前記オブジェクト画像領域に表示されるように、取得された前記入力情報、前記入力間隔および前記入力長さに基づいて、前記表示部の表示制御を行う表示制御部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記表示方向に繰り返し配置された複数の前記オブジェクト画像を含むオブジェクト画像群の書式設定を示す書式情報を取得し、
前記表示制御部は、前記書式情報が取得されると、前記オブジェクト画像群単位で、前記オブジェクト画像群に含まれる複数の前記オブジェクト画像に対し、前記書式情報が示す前記書式設定を反映して、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記書式情報として、前記オブジェクト画像の回転を示す回転情報を取得し、
前記表示制御部は、前記回転情報が取得されると、前記オブジェクト画像群に含まれる複数の前記オブジェクト画像について、前記オブジェクト画像ごとに回転させることにより、前記回転情報が示す前記書式設定を複数の前記オブジェクト画像に反映して、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得部は、前記オブジェクト画像群の複製命令を取得し、
前記表示制御部は、前記複製命令が取得されると、前記オブジェクト画像群を複製し、複数の前記オブジェクト画像群を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、
前記オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、
前記表示方向の一方向を第1表示方向とすると、前記オブジェクト画像群に含まれる複数の前記オブジェクト画像のうち、最も前記第1表示方向に位置する先頭オブジェクト画像の前記第1表示方向における端部が前記オブジェクト画像領域の前記第1表示方向における端部と合致するように、複数の前記オブジェクト画像を配置した場合、複数の前記オブジェクト画像のうち、最も前記第1表示方向と逆方向の第2表示方向に位置する末尾オブジェクト画像の前記第2表示方向における端部と、前記オブジェクト画像領域の前記第2表示方向における端部と、の間に余白が生じるとき、前記オブジェクト画像領域の前記第2表示方向における端部を前記余白分だけ前記第1表示方向に移動させた短縮オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、
前記先頭オブジェクト画像の前記第1表示方向における端部が、前記オブジェクト画像領域の前記第1表示方向における端部と合致するように、複数の前記オブジェクト画像を配置した場合、前記末尾オブジェクト画像の前記第2表示方向における端部と、前記オブジェクト画像領域の前記第2表示方向における端部と、の間に余白が生じるとき、前記短縮オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させるか否かの選択をユーザーに促すメッセージを前記表示部に表示させ、
前記ユーザーが、前記短縮オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させることを選択した場合、前記短縮オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させ、前記短縮オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させないことを選択した場合、前記オブジェクト画像領域を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
入力情報、入力間隔および入力長さを取得する取得部と、
前記入力情報に基づくオブジェクトが、相互に前記入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、前記印刷媒体上の領域であって前記入力長さに相当する領域長さを前記媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、前記オブジェクト領域に印刷されるように、取得された前記入力情報、前記入力間隔および前記入力長さに基づいて、印刷データを生成する生成部と、
前記印刷データに基づいて、前記オブジェクトを前記印刷媒体に印刷する印刷部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
【請求項10】
情報処理装置が、
入力情報、入力間隔および入力長さを取得するステップと、
前記入力情報に基づくオブジェクトが、相互に前記入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、前記印刷媒体上の領域であって前記入力長さに相当する領域長さを前記媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、前記オブジェクト領域に印刷されるように、取得された前記入力情報、前記入力間隔および前記入力長さに基づいて、印刷データを生成するステップと、を実行することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項11】
情報処理装置に、
入力情報、入力間隔および入力長さを取得するステップと、
前記入力情報に基づくオブジェクトが、相互に前記入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、前記印刷媒体上の領域であって前記入力長さに相当する領域長さを前記媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、前記オブジェクト領域に印刷されるように、取得された前記入力情報、前記入力間隔および前記入力長さに基づいて、印刷データを生成するステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、印刷装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、テープ状の印刷媒体に印刷する文字列を行ごとに入力する入力手段と、入力された行ごとの文字列を、それぞれに対応する行において、テープ状の印刷媒体の長さ方向に繰り返し印刷するための印刷データを作成する作成手段と、を備えた印刷データ作成装置が知られている。この印刷データ作成装置は、ラベル長が指定された場合、入力された行ごとの文字列がそれぞれ指定されたラベル長となるまで、テープ状の印刷媒体の長さ方向に繰り返し印刷されるように印刷データが作成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-233884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、入力された文字列の印刷長や指定されたラベル長によって、繰り返し印刷された文字列のうち最後の文字列が途切れてしまうおそれがある。この場合、作成される印刷物の見栄えが良くないといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の情報処理装置は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する取得部と、入力情報に基づくオブジェクトが、相互に入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、印刷媒体上の領域であって入力長さに相当する領域長さを媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域に印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成する生成部と、を備える。
【0006】
本発明の印刷装置は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する取得部と、入力情報に基づくオブジェクトが、相互に入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、印刷媒体上の領域であって入力長さに相当する領域長さを媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域に印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成する生成部と、印刷データに基づいて、オブジェクトを印刷媒体に印刷する印刷部と、を備える。
【0007】
本発明の情報処理装置の制御方法は、情報処理装置が、入力情報、入力間隔および入力長さを取得するステップと、入力情報に基づくオブジェクトが、相互に入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、印刷媒体上の領域であって入力長さに相当する領域長さを媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域に印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成するステップと、を実行する。
【0008】
本発明のプログラムは、情報処理装置に、入力情報、入力間隔および入力長さを取得するステップと、入力情報に基づくオブジェクトが、相互に入力間隔に相当する配置間隔を空けて印刷媒体の媒体方向に繰り返し配置され、且つ、印刷媒体上の領域であって入力長さに相当する領域長さを媒体方向における長さとする領域であるオブジェクト領域内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域に印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成するステップと、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】テープ印刷システムのシステム構成図である。
図2】テープ印刷装置およびテープカートリッジの外観図である。
図3】オブジェクトが印刷されたテープの一例を示す図である。
図4】携帯端末およびテープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5】携帯端末の機能構成を示すブロック図である。
図6】機能選択領域を含む編集画面の一例を示す図である。
図7】設定ダイアログが表示された編集画面の一例を示す図である。
図8】テキスト入力領域を含む編集画面の一例を示す図である。
図9】テキスト入力領域にテキスト「1」が入力された状態の編集画面の一例を示す図である。
図10】テキスト入力領域にテキスト「1234」が入力された状態の編集画面の一例を示す図である。
図11】オブジェクト編集領域が表示され、オブジェクト編集領域においてレイアウトタブが選択された状態の編集画面の一例を示す図である。
図12図11に示す編集画面の状態から、領域長さが変更された状態の編集画面の一例を示す図である。
図13図12に示す印刷プレビューの説明図である。
図14】オブジェクト画像群が複製された状態の編集画面の一例を示す図である。
図15】オブジェクト画像群に含まれる複数のオブジェクト画像が回転された状態の編集画面の一例を示す図である。
図16】オブジェクト画像の回転に関する説明図である。
図17】オブジェクト編集領域が表示され、オブジェクト編集領域において配置タブが選択された状態の編集画面の一例を示す図である。
図18】携帯端末による印刷データ送信処理を示すフローチャートである。
図19】選択ダイアログが表示された編集画面の一例を示す図である。
図20】短縮オブジェクト画像領域が表示された状態の編集画面の一例を示す図である。
図21】テープ長設定が固定長の場合において、印刷表示領域に対し、短縮オブジェクト画像領域を右揃え配置した状態の編集画面の一例を示す図である。
図22】変形例3に係る印刷プレビューの説明図である。
図23】変形例4に係る印刷プレビューの説明図である。
図24】変形例5に係る印刷プレビューの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照して、情報処理装置、印刷装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムについて説明する。なお、一部の図面では、XYZ直交座標系またはXZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【0011】
図1は、テープ印刷システムSYのシステム構成図である。テープ印刷システムSYは、携帯端末1と、テープ印刷装置2と、を備え、これらはケーブル5を介して通信可能に接続されている。携帯端末1は、スマートフォンなどのスマートデバイスであり、「情報処理装置」の一例である。また、テープ印刷装置2は、「印刷装置」の一例である。なお、携帯端末1とテープ印刷装置2は、ケーブル5に代えて、無線通信を介して接続されてもよいし、ネットワークを介して接続されてもよい。
【0012】
携帯端末1は、テープ印刷装置2の印刷媒体であるテープT(図3参照)に印刷を行うための印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。テープ印刷装置2は、携帯端末1から送信された印刷データに基づいて、テープTにオブジェクトOJを印刷する。オブジェクトOJとは、テキストや画像などの表示要素を指す。
【0013】
携帯端末1は、タッチパネル11に、オブジェクトOJを編集するための編集画面50を表示する(図6参照)。タッチパネル11は、「表示部」の一例である。編集画面50には、テープTを模したテープ画像TI上に、オブジェクトOJを模したオブジェクト画像OIを重畳した印刷プレビューPPが表示される(図9参照)。ユーザーは、この印刷プレビューPPにより、テープTの印刷結果を確認しながら、オブジェクトOJの編集操作を行うことができる。
【0014】
図2は、テープ印刷装置2およびテープカートリッジCの外観図である。テープ印刷装置2は、操作キー群21と、印刷装置側ディスプレー22と、カートリッジ装着部23と、テープ排出口24と、を備えている。
【0015】
操作キー群21は、ユーザーの各種操作を受け付ける。印刷装置側ディスプレー22は、各種情報を表示する。ユーザーは、これら操作キー群21および印刷装置側ディスプレー22を用いてオブジェクトOJの編集操作を行うことも可能であるが、本実施形態では、携帯端末1にて編集操作を行うものとする。また、テープ印刷装置2は、携帯端末1によるオブジェクトOJの編集結果を印刷データとして受信し、受信した印刷データに基づいて印刷を行うものとする。
【0016】
カートリッジ装着部23には、テープカートリッジCが着脱可能に装着される。テープカートリッジCには、そのケース内に、テープTと、インクリボンRとが収容されている。また、テープカートリッジCは、テープTを送るプラテンローラー17が設けられている。
【0017】
カートリッジ装着部23には、プラテン駆動軸25と、サーマルヘッド26と、が設けられている。プラテン駆動軸25は、カートリッジ装着部23にテープカートリッジCが装着された状態で、プラテンローラー17が係合される。プラテンローラー17は、テープTを-X方向に送る。
【0018】
サーマルヘッド26は、カートリッジ装着部23にテープカートリッジCが装着された状態で、プラテンローラー17と対向する位置に設けられている。サーマルヘッド26は、携帯端末1から送信された印刷データに応じて発熱駆動する。これにより、インクリボンRのインクがテープTに転写され、印刷データに基づくオブジェクトOJがテープTに印刷される。
【0019】
印刷されたテープTは、テープ排出口24から排出される。カートリッジ装着部23とテープ排出口24との間には、カッター27が設けられている。カッター27は、テープTをZ軸方向に切断する。これにより、テープTの印刷済み部分が切り離され、印刷物が作成される。なお、Z軸方向は、-Z方向および+Z方向を含むものである。
【0020】
図3は、オブジェクトOJが印刷されたテープTの一例を示す図である。図3は、後述する繰り返しテキスト印刷機能により、複数のオブジェクトOJがX軸方向に繰り返し印刷されたテープTを示している。X軸方向は、-X方向および+X方向を含むものであり、「媒体方向」の一例である。図3の例は、入力情報として「1234」のテキストが入力された場合に印刷されるオブジェクトOJを示している。
【0021】
ここで、繰り返しテキスト印刷機能について説明する。携帯端末1は、繰り返しテキスト印刷機能を実行するにあたり、ユーザー操作に基づいて、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する。携帯端末1は、ユーザーにより繰り返しテキスト印刷機能が指定されると、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置されるように、印刷データを生成する。図3において、一点鎖線で示す個別領域OE1は、入力情報に基づくオブジェクトOJの配置領域を示しており、X軸方向に平行な2本の辺とZ軸方向に平行な2本の辺とから成る矩形の領域である。配置間隔SJは、X軸方向における個別領域OE1相互の間隔に相当する。
【0022】
このとき、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクトOJが、入力長さに相当する領域長さOELのオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、印刷データを生成する。オブジェクト領域OEは、図3において破線で示された領域であり、X軸方向に平行な2本の辺とZ軸方向に平行な2本の辺とから成る矩形の領域である。このようにして、オブジェクトOJがオブジェクト領域OE内に繰り返し配置されるように印刷データを生成する機能が、繰り返しテキスト印刷機能である。ユーザーは、この繰り返しテキスト印刷機能を用いることで、複数のオブジェクトOJが繰り返し配置された装飾性の高いテープ状の印刷物、例えば包装用リボンを容易に作成することができる。
【0023】
また、上記のとおり、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクトOJが、入力長さに相当する領域長さOELのオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となるように、複数のオブジェクトOJをオブジェクト領域OE内に配置する。例えば、携帯端末1は、オブジェクト領域OEの-X方向における端部からオブジェクトOJを繰り返し配置したとき、オブジェクト領域OE内に全体が収まり切れないオブジェクトOJは、オブジェクト領域OEに配置しない。そのため、ユーザーは、オブジェクトOJが途切れることなく印刷された見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0024】
ところで、テープTには、オブジェクトOJを印刷可能な印刷領域Aが定められている。印刷領域Aは、図3において、二点鎖線で示された領域である。印刷領域Aは、X軸方向において、テープTの-X方向における端部から+X方向に第1余白長さXLだけ離れた位置から、テープTの+X方向における端部から-X方向に第1余白長さXLだけ離れた位置までの領域である。また、印刷領域Aは、Z軸方向において、テープTの+Z方向における端部から-Z方向に第2余白長さZLだけ離れた位置から、テープTの-Z方向における端部から+Z方向に第2余白長さZLだけ離れた位置までの領域である。
【0025】
なお、第1余白長さXLは、後述する設定ダイアログ80において設定可能である。また、本実施形態において、第2余白長さZLは、固定長とする。なお、第1余白長さXLを、固定長としたり、テープ幅に応じて一意に設定される長さとしたりしてもよい。
【0026】
また、印刷領域A、オブジェクト領域OEおよび個別領域OE1は、説明上、図3に示したものであり、実際にテープT上に印刷されるものではない。
【0027】
また、上記のとおり、携帯端末1は、タッチパネル11に、オブジェクトOJを編集するための編集画面50を表示する。この編集画面50には印刷プレビューPPが表示されるが、印刷プレビューPPに含まれるテープ画像TI、印刷表示領域AI、オブジェクト画像OIおよびオブジェクト画像領域EI(いずれも図9参照)は、それぞれ図3に示したテープT、印刷領域A、オブジェクトOJおよびオブジェクト領域OEに対応する。このため、以下、編集画面50の説明でも、図3に示したX軸およびZ軸を用いて方向を示す。テープ画像TIは、「媒体画像」の一例である。
【0028】
また、以下の説明において、テープTのX軸方向における長さを「テープ長」と言い、テープTのZ軸方向における長さを「テープ幅」と言う。
【0029】
図4は、携帯端末1およびテープ印刷装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末1は、タッチパネル11と、携帯端末側通信部12と、携帯端末側制御部13とを備えている。
【0030】
タッチパネル11は、表示手段および操作手段として機能する。例えば、タッチパネル11は、編集画面50を表示すると共に、編集画面50における各種操作に用いられる。
【0031】
携帯端末側通信部12は、ケーブル5を介してテープ印刷装置2と通信する。例えば、携帯端末側通信部12は、テープ印刷装置2に印刷データを送信したり、テープ印刷装置2から、テープ印刷装置2に装着されているテープカートリッジCの種類を示すカートリッジ情報を受信したりする。
【0032】
携帯端末側制御部13は、携帯端末側CPU(Central Processing Unit)13aと、携帯端末側ROM(Read Only Memory)13bと、携帯端末側RAM(Random Access Memory)13cと、を含む。
【0033】
携帯端末側CPU13aは、携帯端末側ROM13bに記憶された各種プログラムを携帯端末側RAM13cに展開して実行することにより、各種制御を行う。なお、携帯端末側制御部13は、携帯端末側CPU13aに代え、プロセッサーとしてASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路を用いてもよい。また、プロセッサーは、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
【0034】
携帯端末側ROM13bは、書き換え可能なROMであり、専用アプリケーション31を記憶すると共に、データ記憶領域32を備えている。専用アプリケーション31は、「プログラム」の一例である。
【0035】
専用アプリケーション31は、編集画面50の表示、印刷データの生成およびテープ印刷装置2との通信などを行うためのアプリケーションプログラムである。データ記憶領域32には、専用アプリケーション31における各種設定値や、専用アプリケーション31により生成された編集データが記憶される。
【0036】
テープ印刷装置2は、印刷装置側通信部41と、カートリッジ情報読出部42と、印刷部43と、印刷装置側制御部44とを備えている。
【0037】
印刷装置側通信部41は、ケーブル5を介して携帯端末1と通信する。
【0038】
カートリッジ情報読出部42は、カートリッジ装着部23に装着されたテープカートリッジCの外面に設けられたコード画像(図示省略)から、光学的にカートリッジ情報を読み出す。若しくは、カートリッジ情報読出部42は、テープカートリッジCに設けられたメモリー素子を有する回路基板(図示省略)から、カートリッジ情報を読み出す。カートリッジ情報には、テープカートリッジCに収容されているテープTのテープ幅を示す情報が含まれる。
【0039】
印刷部43は、テープTに印刷を行うための機構であり、サーマルヘッド26と、送りモーター43aと、カッターモーター43bとを含む。サーマルヘッド26は、複数の発熱素子を備え、インクリボンRからテープTにインクを熱転写することにより印刷を行う。送りモーター43aは、テープTを送る駆動源である。カッターモーター43bは、カッター27を駆動する駆動源である。
【0040】
印刷装置側制御部44は、印刷装置側CPU44aと、印刷装置側ROM44bと、印刷装置側RAM44cとを含む。
【0041】
印刷装置側CPU44aは、印刷装置側ROM44bに記憶されたファームウェアなどの制御プログラムを印刷装置側RAM44cに展開して実行することにより、各種制御を行う。なお、印刷装置側制御部44は、印刷装置側CPU44aに代え、ASIC等のハードウェア回路をプロセッサーとして用いてもよい。また、プロセッサーは、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
【0042】
印刷装置側CPU44aは、印刷装置側ROM44bに記憶された制御プログラムを用いて、携帯端末1から送信された印刷データに基づき、テープカートリッジCから繰り出されたテープTに印刷を行う。また、印刷装置側CPU44aは、携帯端末1からカートリッジ情報要求信号を受信したとき、カートリッジ情報読出部42を介してカートリッジ情報を取得し、取得したカートリッジ情報を携帯端末1に送信する。
【0043】
図5を参照し、携帯端末1の機能構成について説明する。携帯端末1は、取得部310と、表示制御部320と、生成部330と、を備えている。これらの機能は、いずれも携帯端末側CPU13aが、専用アプリケーション31を実行することにより実現される機能である。
【0044】
取得部310は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する。取得部310は、ユーザーにより繰り返しテキスト印刷機能が指定された場合に、これらの情報を取得する。本実施形態において、入力情報は、テキスト情報であるものとする。
【0045】
また、取得部310は、編集画面50において、X軸方向に繰り返し配置された複数のオブジェクト画像OIを含むオブジェクト画像群OIGの書式設定を示す書式情報を取得する。オブジェクト画像群OIGとは、繰り返しテキスト印刷機能が指定された場合に、オブジェクト画像領域EIに配置される複数のオブジェクト画像OIの総称である。
【0046】
取得部310は、書式情報として、例えばオブジェクト画像OIの回転を示す回転情報を取得する。その他、書式情報には、フォント設定、文字飾り設定、文字間隔設定および行間隔設定などの書式設定を示すものが含まれる。
【0047】
また、取得部310は、オブジェクト画像群OIGの複製命令を取得する。なお、取得部310は、編集画面50に対するユーザー操作に基づいて、上記の入力情報、入力間隔、入力長さ、書式情報および複製命令を取得する。
【0048】
表示制御部320は、ユーザーにより繰り返しテキスト印刷機能が指定された場合、取得部310により取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、以下のようにタッチパネル11の表示制御を行う。表示制御部320は、入力情報に基づくオブジェクト画像OIが、相互に入力間隔に相当する表示配置間隔SI(図13参照)を空けてテープ画像TIのX軸方向に繰り返し配置されるように、タッチパネル11の表示制御を行う。X軸方向は、「表示方向」の一例である。このとき、表示制御部320は、入力情報に基づくオブジェクト画像OIが、オブジェクト画像領域EI内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト画像領域EIに表示されるように、タッチパネル11の表示制御を行う。オブジェクト画像領域EIは、テープ画像TI上に表示可能な領域であって入力長さに相当する表示領域長さEIL(図13参照)をX軸方向における長さとする領域である。
【0049】
また、表示制御部320は、取得部310により書式情報が取得されると、オブジェクト画像群OIG単位で、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIに対し、書式情報が示す書式設定を反映して、タッチパネル11に表示させる。例えば、表示制御部320は、取得部310により回転情報が取得されると、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIについて、オブジェクト画像OIごとに回転させることにより、回転情報が示す書式設定を複数のオブジェクト画像OIに反映させる。
【0050】
また、表示制御部320は、取得部310により複製命令が取得されると、オブジェクト画像群OIGを複製し、複数のオブジェクト画像群OIGをタッチパネル11に表示させる。
【0051】
また、表示制御部320は、オブジェクト画像領域EIをタッチパネル11に表示させる。本実施形態において、表示制御部320は、オブジェクト画像群OIGが選択状態の場合、そのオブジェクト画像群OIGが配置されるオブジェクト画像領域EIをタッチパネル11に表示させる。一方、表示制御部320は、オブジェクト画像群OIGが非選択状態の場合、そのオブジェクト画像群OIGが配置されるオブジェクト画像領域EIをタッチパネル11に表示させない。
【0052】
生成部330は、ユーザーにより繰り返しテキスト印刷機能が指定された場合、取得部310により取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、以下のように印刷データを生成する。生成部330は、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、オブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、印刷データを生成する。
【0053】
図6ないし図17を参照し、編集画面50の表示および編集画面50の操作について、具体例を挙げて説明する。図6は、専用アプリケーション31が起動された直後に表示されるメニュー画面(図示省略)において、新規テープの作成を示すメニュー選択ボタンをユーザーが選択することにより表示される画面である。図6に示す編集画面50には、印刷プレビュー領域51と、機能選択領域53と、が表示される。
【0054】
印刷プレビュー領域51には、テープ情報表示領域60と、印刷プレビューPPと、が表示される。テープ情報表示領域60には、テープ長設定情報61と、テープサイズ情報62と、設定ボタン63と、が表示される。このうちテープ長設定情報61およびテープサイズ情報62は、後述するオブジェクト選択ボタン71が選択されるまでは、予め専用アプリケーション31に設定されている基準値が表示される。
【0055】
テープ長設定情報61は、テープ長設定が「自由長」であるか「固定長」であるかを示す情報である。「自由長」とは、オブジェクト領域OE(図3参照)の+X方向における端部の位置に応じてテープ長を決定するテープ長設定である。携帯端末1は、テープ長設定が「自由長」の場合、オブジェクト領域OEの+X方向における端部から+X方向に第1余白長さXLだけ離れた位置がテープTの+X方向における端部となるようにテープ長を決定する。一方、「固定長」とは、ユーザーが指定した固定長となるようにテープ長を決定するテープ長設定である。以下の説明では、テープ長設定が「自由長」に設定されているものとする。
【0056】
テープサイズ情報62は、テープ長情報と、テープ幅情報とを含む。テープ長設定が「自由長」の場合、テープ長情報は、印刷プレビューPPに含まれるテープ画像TIのX軸方向における長さに応じて変化する。また、テープ長設定が「固定長」の場合、テープ長情報は、後述する設定ダイアログ80(図7参照)で設定されたテープ長が表示される。テープ幅情報は、後述する設定ダイアログ80で設定されたテープ幅、若しくはテープ印刷装置2から取得したカートリッジ情報に基づくテープ幅が表示される。
【0057】
設定ボタン63は、設定ダイアログ80を表示させるためのボタンである。設定ダイアログ80については、後述する。
【0058】
印刷プレビューPPは、テープTを模したテープ画像TIと、テープ画像TI内の領域であって、テープTの印刷領域Aを示す印刷表示領域AIと、を含む。図6において、印刷表示領域AIは、テープ画像TIの中心部における白抜きの領域である。携帯端末1は、入力情報など、オブジェクトOJの印刷に必要な情報を取得すると、印刷プレビューPPの一部として、オブジェクトOJを模したオブジェクト画像OIを表示する(図9参照)。さらに、携帯端末1は、オブジェクト画像OIが選択されると、オブジェクト画像OIの領域を示すオブジェクト画像領域EIを表示する(図9参照)。
【0059】
機能選択領域53には、オブジェクト選択ボタン71と、保存ボタン73と、印刷ボタン75とが表示される。オブジェクト選択ボタン71は、テキストボタン71aと、繰り返しテキストボタン71bと、画像ボタン71cとを含む。携帯端末1は、テキストボタン71aが選択されると、印刷プレビューPPの一部として、入力情報に基づくテキストを示すオブジェクト画像OIを1つ表示させる。また、携帯端末1は、繰り返しテキストボタン71bが選択されると、印刷プレビューPPの一部として、入力情報に基づくテキストを示すオブジェクト画像OIを、オブジェクト画像領域EI内に収まる範囲で最大個数表示させる。すなわち、繰り返しテキストボタン71bは、繰り返しテキスト印刷機能を指定するボタンである。携帯端末1は、画像ボタン71cが選択されると、印刷プレビューPPの一部として、ユーザーにより選択された画像を示すオブジェクト画像OIを表示させる。
【0060】
携帯端末1は、保存ボタン73が選択されると、印刷プレビュー領域51に表示されている印刷プレビューPPの画像をはじめ、印刷プレビューPPの生成に用いられた各種設定値を携帯端末側ROM13b内のデータ記憶領域32に記憶する。また、携帯端末1は、印刷ボタン75が選択されると、印刷プレビュー領域51に表示されている印刷プレビューPPに対応する印刷データを生成し、生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。印刷ボタン75の選択は、「印刷命令」の一例である。
【0061】
携帯端末1は、図6に示す編集画面50において設定ボタン63が選択されると、図7に示すように、印刷プレビュー領域51に設定ダイアログ80を表示する。
【0062】
設定ダイアログ80には、テープ長設定領域81と、余白設定領域82と、テープ幅設定領域83と、キャンセルボタン84と、第1OKボタン85とが表示される。テープ長設定領域81は、テープ長設定を「自由長」とするか「固定長」とするかを設定する領域であり、自動ボタン81aと、固定ボタン81bと、テープ長入力欄81cとを含む。携帯端末1は、自動ボタン81aが選択されると、テープ長設定を「自由長」とする。また、携帯端末1は、固定ボタン81bが選択されると、テープ長設定を「固定長」とし、テープ長入力欄81cに入力された長さにテープ長を設定する。
【0063】
余白設定領域82は、第1余白長さXLを設定する領域であり、余白入力欄82aを含む。携帯端末1は、第1余白長さXLとして、余白入力欄82aに入力された長さを設定する。
【0064】
テープ幅設定領域83は、テープ幅を設定する領域であり、テープ幅選択欄83aと、テープ幅取得ボタン83bとを含む。携帯端末1は、テープ幅選択欄83aに、複数のテープ幅選択肢を表示する。携帯端末1は、ユーザーにより複数のテープ幅選択肢のなかから、いずれかのテープ幅選択肢が選択されると、選択されたテープ幅選択肢が示すテープ幅をテープ幅選択欄83aに表示する。また、携帯端末1は、ユーザーによりテープ幅取得ボタン83bが選択されると、テープ印刷装置2に対してカートリッジ情報要求信号を送信し、テープ印刷装置2からカートリッジ情報を取得する。携帯端末1は、取得したカートリッジ情報が示すテープ幅をテープ幅選択欄83aに表示する。
【0065】
携帯端末1は、キャンセルボタン84が選択されると、設定ダイアログ80の設定をキャンセルし、設定ダイアログ80を非表示にする。また、携帯端末1は、第1OKボタン85が選択されると、設定ダイアログ80の設定にしたがって、印刷プレビュー領域51の表示および各種設定値を更新する。
【0066】
図8は、図6に示した編集画面50において、繰り返しテキストボタン71bが選択された場合に表示される編集画面50を示している。図8に示す編集画面50には、印刷プレビュー領域51と、テキスト入力領域55と、が表示される。
【0067】
図8に示す編集画面50の印刷プレビュー領域51には、前回、繰り返しテキストボタン71bが選択された場合の設定値が反映されている。以下、前回、繰り返しテキストボタン71bが選択された場合の設定値を「前回設定値」と言う。具体的には、テープサイズ情報62に含まれるテープ長情報およびテープ幅情報、並びに印刷プレビューPPに含まれるテープ画像TI、印刷表示領域AIおよびオブジェクト画像領域EIに、前回設定値が反映されている。このとき、印刷表示領域AIのX軸方向における長さは、オブジェクト画像領域EIのX軸方向における長さと等しい。
【0068】
テキスト入力領域55には、テキスト入力欄91と、完了ボタン92と、キーボード94とが表示される。キーボード94は、テキストキーや数字キーを含むオンスクリーンキーボードである。テキスト入力欄91には、キーボード94を用いて入力されたテキストが入力される。テキスト入力欄91には、複数行のテキストを入力可能である。完了ボタン92は、テキストの入力が完了したとき、ユーザーにより選択されるボタンである。
【0069】
携帯端末1は、テキスト入力欄91にテキスト「1」が入力されると、図9に示すように、印刷プレビューPPの一部としてオブジェクト画像OIを表示する。携帯端末1は、入力情報であるテキスト「1」と、前回設定値の入力長さおよび入力間隔とに基づいて、繰り返しテキスト印刷機能を実現するための印刷プレビューPPを表示する。図9の例において、印刷プレビューPPには、6個のオブジェクト画像OIを含むオブジェクト画像群OIGが含まれている。
【0070】
携帯端末1は、図9に示したように、テキスト入力欄91にテキスト「1」が入力されている状態で、さらにテキスト「234」が入力されると、すなわち、テキスト入力欄91にテキスト「1234」が入力されると、図10に示す編集画面50を表示する。この場合、携帯端末1は、入力情報であるテキスト「1234」と、前回設定値の入力長さおよび入力間隔とに基づいて、繰り返しテキスト印刷機能を実現するための印刷プレビューPPを表示する。図10の例において、印刷プレビューPPには、2個のオブジェクト画像OIを含むオブジェクト画像群OIGが含まれている。
【0071】
携帯端末1は、図10に示したように、テキスト入力領域55にテキスト「1234」が入力されている状態で、完了ボタン92が選択されると、図11に示す編集画面50を表示する。すなわち、携帯端末1は、テキスト入力領域55に代えて、オブジェクト編集領域57を編集画面50に表示する。
【0072】
オブジェクト編集領域57には、編集ボタン領域100と、タブ群110と、閉じるアイコン105とが表示される。携帯端末1は、閉じるアイコン105が選択されると、オブジェクト編集領域57を非表示とし、機能選択領域53(図6参照)を編集画面50に表示する。
【0073】
なお、携帯端末1は、印刷プレビュー領域51にオブジェクト画像群OIGが表示されている状態で、機能選択領域53から繰り返しテキストボタン71bが選択され、テキスト入力欄91にテキストが入力されると、新たなオブジェクト画像群OIGを印刷プレビュー領域51に表示させることが可能である。すなわち、携帯端末1は、複数のオブジェクト画像群OIGを印刷プレビュー領域51に表示させることが可能である。
【0074】
編集ボタン領域100には、複製ボタン101と、回転ボタン102と、削除ボタン103と、が含まれる。
【0075】
携帯端末1は、複製ボタン101が選択されると、印刷プレビュー領域51において選択中のオブジェクト画像領域EIに表示されているオブジェクト画像群OIGを複製する(図14参照)。複製ボタン101の選択は、「複製命令」の一例である。
【0076】
携帯端末1は、回転ボタン102が選択されると、印刷プレビュー領域51において選択中のオブジェクト画像領域EIに表示されているオブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIを、オブジェクト画像OIごとに回転させる(図15参照)。回転ボタン102が選択されることにより取得部310が取得する情報は、「回転情報」および「書式情報」の一例である。
【0077】
携帯端末1は、削除ボタン103が選択されると、印刷プレビュー領域51において選択中のオブジェクト画像領域EIに表示されているオブジェクト画像群OIGを削除する。
【0078】
タブ群110には、レイアウトタブと、フォントタブと、間隔タブと、配置タブとが含まれる。
【0079】
携帯端末1は、タブ群110においてレイアウトタブが選択されると、領域長さ設定領域111と、配置間隔設定領域112とをオブジェクト編集領域57に表示する。領域長さ設定領域111は、入力長さ入力欄111aを含む。携帯端末1は、入力長さ入力欄111aに入力された入力長さに応じて、オブジェクト領域OEの領域長さOELおよびオブジェクト画像領域EIの表示領域長さEILを設定する。
【0080】
また、配置間隔設定領域112は、入力間隔入力欄112aを含む。携帯端末1は、入力間隔入力欄112aに入力された入力間隔に応じて、オブジェクト群OJGに含まれる複数のオブジェクトOJの配置間隔SJおよびオブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIの表示配置間隔SIを設定する。
【0081】
なお、携帯端末1は、タブ群110においてフォントタブが選択されると、フォント種類を選択する選択欄と、フォントサイズを選択する選択欄と、文字飾りを選択する選択欄とをオブジェクト編集領域57に表示する(図示省略)。また、携帯端末1は、タブ群110において間隔タブが選択されると、X軸方向におけるテキスト間隔を設定する設定欄と、テキスト行の行間隔を設定する設定欄とをオブジェクト編集領域57に表示する(図示省略)。タブ群110において配置タブが選択された場合のオブジェクト編集領域57の表示については、後述する(図17参照)。
【0082】
なお、フォントタブが選択され、各選択欄で選択が行われることにより取得部310が取得する情報、および、間隔タブが選択され、各設定欄で設定が行われることにより取得部310が取得する情報は、「書式情報」の一例である。
【0083】
図11に示す編集画面50の領域長さ設定領域111において、入力長さが前回設定値の「90mm」から「130mm」に変更されると、携帯端末1は、図12に示す編集画面50を表示する。図12に示す編集画面50には、入力情報であるテキスト「1234」と、入力長さ入力欄111aに表示されている入力長さ「130mm」と、入力間隔入力欄112aに表示されている入力間隔「10mm」とに基づいて、繰り返しテキスト印刷機能を実現するための印刷プレビューPPが表示されている。
【0084】
図13は、図12に示す印刷プレビューPPの説明図である。携帯端末1は、テキスト「1234」を示すオブジェクト画像OIが、相互に入力間隔「10mm」に相当する表示配置間隔SIを空けてテープ画像TIのX軸方向に繰り返し配置されるように、印刷プレビューPPを表示する。このとき、携帯端末1は、テキスト「1234」を示すオブジェクト画像OIが、入力長さ「130mm」に相当する表示領域長さEILをX軸方向における長さとするオブジェクト画像領域EI内に収まる範囲で最大個数となってオブジェクト画像領域EIに表示されるように、印刷プレビューPPを表示する。
【0085】
図13において、一点鎖線で示す個別画像領域EI1は、入力情報に基づくオブジェクト画像OIの配置領域を示しており、X軸方向に平行な2本の辺とZ軸方向に平行な2本の辺とから成る矩形の領域である。表示配置間隔SIは、X軸方向における個別画像領域EI1相互の間隔に相当する。なお、個別画像領域EI1は、説明上、図13に示したものであり、実際に編集画面50上に表示されるものではない。また、入力情報として複数行のテキストが入力された場合、個別画像領域EI1のX軸方向における長さは、X軸方向における長さが最も長い最長行のX軸方向における長さとなる。
【0086】
なお、図12および図13の例は、オブジェクト領域OEの領域長さOEL(図3参照)が「130mm」に設定され、設定ダイアログ80において第1余白長さXLが「5mm」に設定されている場合を示している(図7参照)。このため、図12に示すように、テープ情報表示領域60に表示されるテープ長は、「130+5+5=140mm」となる。
【0087】
図14は、図12に示した編集画面50において、複製ボタン101が選択された場合に表示される編集画面50を示している。携帯端末1は、オブジェクト画像領域EIが選択されている状態において、複製ボタン101が選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIに表示されているオブジェクト画像群OIGを複製する。
【0088】
図14において、オブジェクト画像群OIGaは、複製元となったオブジェクト画像群OIGであり、オブジェクト画像群OIGbは、複製されたオブジェクト画像群OIGである。複製ボタン101が選択された場合、複製されたオブジェクト画像群OIGbが選択状態となるため、印刷プレビューPPの一部として、オブジェクト画像群OIGbのオブジェクト画像領域EIが表示されている。また、複製されたオブジェクト画像群OIGbは、複製元のオブジェクト画像群OIGaに対し、+X方向および-Z方向に若干位置ずれして表示される。このため、テープサイズ情報62に表示されるテープ長情報が、「140mm」から「141mm」に変化している。
【0089】
図15は、図12に示した編集画面50において、回転ボタン102が選択された場合に表示される編集画面50を示している。携帯端末1は、オブジェクト画像領域EIが選択されている状態において、回転ボタン102が選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIに表示されているオブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIを、オブジェクト画像OIごとに回転させる。オブジェクト画像OIが回転されると、オブジェクト画像OIの+Z方向における一部および-Z方向における一部がオブジェクト画像領域EIからはみ出てしまう場合があるが、オブジェクト画像領域EIのZ軸方向における長さが変化することはない。オブジェクト画像領域EIは、オブジェクト画像OIの回転角度が0°の場合において、オブジェクト画像群OIGを含む領域である。
【0090】
図16は、オブジェクト画像OIの回転に関する説明図である。携帯端末1は、回転ボタン102の選択によってオブジェクト画像OIを回転させる際、個別画像領域EI1の中心ECを軸に反時計回りに90°回転させる。したがって、回転ボタン102が2回選択されると、オブジェクト画像OIは、図12に示した状態から半回転した状態となる。このように、携帯端末1は、回転ボタン102の選択ごとに、オブジェクト画像OIを90°ずつ反時計回りに回転させる。なお、中心ECとは、個別画像領域EI1のX軸方向およびZ軸方向における中心を意味する。
【0091】
図17は、図12に示した編集画面50のタブ群110において、配置タブが選択された場合の編集画面50を示している。この場合、携帯端末1は、配置選択領域121と、回転角度設定領域122とをオブジェクト編集領域57に表示する。
【0092】
配置選択領域121は、左揃えボタン121aと、左右中央揃えボタン121bと、右揃えボタン121cと、上揃えボタン121dと、上下中央揃えボタン121eと、下揃えボタン121fとを含む。
【0093】
携帯端末1は、左揃えボタン121aが選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIの-X方向における端部と、印刷表示領域AIの-X方向における端部とが合致するように、オブジェクト画像領域EIを移動させる。また、携帯端末1は、左右中央揃えボタン121bが選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIのX軸方向における中心位置と、印刷表示領域AIのX軸方向における中心位置とが合致するように、オブジェクト画像領域EIを移動させる。また、携帯端末1は、右揃えボタン121cが選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIの+X方向における端部と、印刷表示領域AIの+X方向における端部とが合致するように、オブジェクト画像領域EIを移動させる。なお、-X方向は、「第1表示方向」の一例であり、+X方向は「第2表示方向」の一例である。
【0094】
また、携帯端末1は、上揃えボタン121dが選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIの+Z方向における端部と、印刷表示領域AIの+Z方向における端部とが合致するように、オブジェクト画像領域EIを移動させる。また、携帯端末1は、上下中央揃えボタン121eが選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIのZ軸方向における中心位置と、印刷表示領域AIのZ軸方向における中心位置とが合致するように、オブジェクト画像領域EIを移動させる。また、携帯端末1は、下揃えボタン121fが選択されると、選択中のオブジェクト画像領域EIの-Z方向における端部と、印刷表示領域AIの-Z方向における端部とが合致するように、オブジェクト画像領域EIを移動させる。
【0095】
回転角度設定領域122は、回転角度表示欄122aと、回転角度調整スライダー122bとを含む。回転角度表示欄122aには、回転角度調整スライダー122bで調整された回転角度が表示される。携帯端末1は、回転角度調整スライダー122bにおいて、スライダー操作子が+X方向に移動されると、回転角度の設定値を大きくする。また、携帯端末1は、回転角度調整スライダー122bにおいて、スライダー操作子が-X方向に移動されると、回転角度の設定値を小さくする。回転角度調整スライダー122bにおいて、回転角度は「0°」から「360°」まで調整可能である。
【0096】
携帯端末1は、回転角度調整スライダー122bの操作に応じて、オブジェクト編集領域57に表示されているオブジェクト画像OIを回転させる。この場合も、携帯端末1は、個別画像領域EI1の中心ECを軸に、反時計回りにオブジェクト画像OIを回転させる。回転角度調整スライダー122bが操作されることにより取得部310が取得する情報は、「回転情報」および「書式情報」の一例である。
【0097】
図18は、携帯端末1による印刷データ送信処理を示すフローチャートである。印刷データ送信処理は、「情報処理装置の制御方法」の一例である。印刷データ送信処理は、ユーザーによるオブジェクト選択ボタン71(図6参照)の操作をトリガーとして開始される。
【0098】
ステップS01において、携帯端末1は、繰り返しテキストボタン71bが選択されたか否かを判別する。携帯端末1は、繰り返しテキストボタン71bが選択されたと判定した場合、ステップS02に進む。また、携帯端末1は、繰り返しテキストボタン71bが選択されていないと判定した場合、選択されたオブジェクト選択ボタン71に応じて、対応する処理を行う。
【0099】
ステップS02において、携帯端末1は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する。
【0100】
ステップS03において、携帯端末1は、ステップS02で取得した入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、オブジェクト画像群OIGを編集画面50に表示する。
【0101】
ステップS04において、携帯端末1は、オブジェクトOJの編集操作が行われたか否かを判別する。オブジェクトOJの編集操作とは、設定ダイアログ80およびオブジェクト編集領域57における各種設定値の変更操作を指す。携帯端末1は、オブジェクトOJの編集操作が行われたと判定した場合、ステップS05に進む。また、携帯端末1は、オブジェクトOJの編集操作が行われていないと判定した場合、ステップS06に進む。
【0102】
ステップS05において、携帯端末1は、ステップS04で行われたオブジェクトOJの編集操作に応じて、編集画面50の表示を更新する。
【0103】
ステップS06において、携帯端末1は、印刷命令を取得したか否かを判別する。携帯端末1は、印刷命令を取得したと判定した場合、ステップS07に進む。また、携帯端末1は、印刷命令を取得していないと判定した場合、ステップS04に戻る。
【0104】
ステップS07において、携帯端末1は、ステップS02で取得した入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成する。また、携帯端末1は、オブジェクトOJの編集操作が行われた場合、その編集結果に基づいて、印刷データを生成する。
【0105】
ステップS08において、携帯端末1は、ステップS07で生成した印刷データをテープ印刷装置2に送信する。
【0106】
以上説明したとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置されるように、印刷データを生成する。このとき、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクトOJが、入力長さに相当する領域長さOELをX軸方向における長さとするオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、印刷データを生成する。これにより、ユーザーは、オブジェクトOJがテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、オブジェクトOJが途切れることがなく印刷された見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0107】
また、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクト画像OIが、相互に入力間隔に相当する表示配置間隔SIを空けてテープ画像TIのX軸方向に繰り返し配置されるように、印刷プレビューPPを表示する。このとき、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクト画像OIが、入力長さに相当する表示領域長さEILをX軸方向における長さとするオブジェクト画像領域EI内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト画像領域EIに表示されるように、印刷プレビューPPを表示する。これにより、ユーザーは、印刷プレビューPPの表示から印刷結果を予測することができる。
【0108】
また、携帯端末1は、オブジェクト画像群OIGの書式設定を示す書式情報を取得すると、オブジェクト画像群OIG単位で、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIに対し、書式情報が示す書式設定を反映する。これにより、ユーザーは、オブジェクト画像群OIG単位で、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIに対し、一括して書式設定を行うことができる。
【0109】
また、携帯端末1は、書式情報として、オブジェクト画像OIの回転を示す回転情報を取得すると、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIについて、オブジェクト画像OIごとに回転させる。これにより、ユーザーは、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIを、一括して回転させることができる。
【0110】
また、携帯端末1は、複製命令を取得すると、オブジェクト画像群OIGを複製し、複数のオブジェクト画像群OIGを編集画面50に表示させる。これにより、ユーザーは、新たに入力情報、入力長さおよび入力間隔を入力することなく、複数のオブジェクト画像群OIGを編集画面50に表示させることができる。
【0111】
また、携帯端末1は、オブジェクト画像領域EIを編集画面50に表示する。これにより、ユーザーは、オブジェクト画像群OIGの配置領域を確認することができる。
【0112】
なお、上記の実施形態によらず、以下の変形例を採用可能である。また、以下の変形例は、組み合わせて実施可能である。
[変形例1]
携帯端末1は、図13に示したように、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIのうち、最も+X方向に位置するオブジェクト画像OIの+X方向における端部と、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部との間に余白が生じる場合、その余白を削除する処理を行ってもよい。以下、この余白を「領域余白」と言う。
【0113】
図19ないし図21を参照し、本変形例について説明する。本変形例では、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIのうち、最も-X方向に位置するオブジェクト画像OIを先頭オブジェクト画像OIaと言い、最も+X方向に位置するオブジェクト画像OIを末尾オブジェクト画像OIbと言う(いずれも図20参照)。また、携帯端末1は、ユーザーにより繰り返しテキスト印刷機能が指定された場合、先頭オブジェクト画像OIaの-X方向における端部がオブジェクト画像領域EIの-X方向における端部と合致するように、複数のオブジェクト画像OIを配置する。なお、先頭オブジェクト画像OIaの-X方向における端部とは、先頭オブジェクト画像OIaの個別画像領域EI1の-X方向における端部に相当する。
【0114】
本変形例に係る表示制御部320は、末尾オブジェクト画像OIbの+X方向における端部と、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部と、の間に領域余白が生じるとき、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部を領域余白分だけ-X方向に移動させた短縮オブジェクト画像領域EIs(図20参照)をタッチパネル11に表示させる。本変形例において、短縮オブジェクト画像領域EIsは、以下のようにしてタッチパネル11に表示される。なお、末尾オブジェクト画像OIbの+X方向における端部とは、末尾オブジェクト画像OIbの個別画像領域EI1の+X方向における端部に相当する。
【0115】
表示制御部320は、末尾オブジェクト画像OIbの+X方向における端部と、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部と、の間に領域余白が生じるとき、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させるか否かの選択をユーザーに促すメッセージ131(図19参照)をタッチパネル11に表示させる。そして、表示制御部320は、ユーザーが、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示させることを選択した場合、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させる。また、表示制御部320は、ユーザーが、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示させないことを選択した場合、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させず、オブジェクト画像領域EIをタッチパネル11に表示させる。
【0116】
図19は、本変形例に係る編集画面50の一例を示す図である。携帯端末1は、テキスト入力欄91にテキストが入力され、完了ボタン92が選択されたときにおいて(図8参照)、領域余白が生じた場合、図19に示す選択ダイアログ130を編集画面50に表示する。また、携帯端末1は、オブジェクト編集領域57の領域長さ設定領域111または配置間隔設定領域112において設定値が変更されたときにおいて(図11参照)、領域余白が生じた場合も、選択ダイアログ130を編集画面50に表示する。ここでは、領域長さ設定領域111において、入力長さが「130mm」に変更されて、領域余白が生じたものとする(図12参照)。
【0117】
選択ダイアログ130には、メッセージ131と、第2OKボタン132と、NOボタン133とが表示される。メッセージ131は、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示させるか否かの選択をユーザーに促す内容である。
【0118】
携帯端末1は、第2OKボタン132が選択されると、ユーザーが、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示させることを選択したと判定し、短縮オブジェクト画像領域EIsを印刷プレビュー領域51に表示させる(図20参照)。また、携帯端末1は、NOボタン133が選択されると、ユーザーが、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示させないことを選択したと判定し、オブジェクト画像領域EIを印刷プレビュー領域51に表示させる(図12参照)。
【0119】
このように、本変形例に係る携帯端末1によれば、ユーザーは、短縮オブジェクト画像領域EIsを確認することができる。また、テープ長設定が「自由長」の場合、図20に示すように、印刷表示領域AIの+X方向における端部と、短縮オブジェクト画像領域EIsの+X方向における端部とを合致させることができるため、ユーザーは、領域余白のない見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0120】
なお、図21のテープ長設定情報61に示すように、テープ長設定が「固定長」の場合、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示しただけでは、印刷表示領域AIの+X方向における端部と、短縮オブジェクト画像領域EIsの+X方向における端部とが合致しない場合がある。しなしながら、本変形例に係る携帯端末1によれば、短縮オブジェクト画像領域EIsを表示するため、ユーザーは、短縮オブジェクト画像領域EIsを移動させることで、印刷表示領域AIと短縮オブジェクト画像領域EIsとの位置合わせを容易に行うことができる。
【0121】
[変形例2]
携帯端末1は、領域余白が生じた場合、図19に示した選択ダイアログ130を編集画面50に表示させることなく、短縮オブジェクト画像領域EIsを印刷プレビュー領域51に表示させてもよい。
【0122】
[変形例3]
携帯端末1は、領域余白が生じた場合、オブジェクト画像OIを追加表示させてもよい。例えば、図11に示す編集画面50の領域長さ設定領域111において、入力長さが「130mm」に変更されて領域余白が生じた場合を想定する。この場合、携帯端末1は、図22に示す印刷プレビューPPを表示する。
【0123】
図22に示す印刷プレビューPPでは、図13の印刷プレビューPPに示したオブジェクト画像群OIGの+X方向に、入力間隔に相当する表示配置間隔SIを空けてオブジェクト画像OIが1個追加表示されている。図22では、このオブジェクト画像OIを追加オブジェクト画像OIxとして示している。また、これに伴い、追加オブジェクト画像OIxの+X方向における端部と、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部とが合致するように、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部が+X方向に移動されている。図22では、このオブジェクト画像領域EIを延長オブジェクト画像領域EIxとして示している。このように、本変形例に係る携帯端末1によれば、オブジェクト画像領域EIの長さが延長されるものの、ユーザーは、領域余白が生じない見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0124】
なお、本変形例の応用として、携帯端末1は、選択ダイアログ130(図19参照)の選択肢に、オブジェクト画像OIを追加表示させる選択肢を追加表示してもよい。携帯端末1は、この選択肢が選択された場合、末尾オブジェクト画像OIbの+X方向にオブジェクト画像OIを1個追加表示させればよい。
【0125】
また、本変形例の応用として、携帯端末1は、延長オブジェクト画像領域EIxの表示領域長さEILに応じて、領域長さ入力欄111aに表示する入力長さを自動更新してもよい。
【0126】
[変形例4]
携帯端末1は、領域余白が生じた場合、表示配置間隔SIのX軸方向における長さを延長させてもよい。例えば、図11に示す編集画面50の領域長さ設定領域111において、入力長さが「130mm」に変更されて領域余白が生じた場合を想定する。この場合、携帯端末1は、図23に示す印刷プレビューPPを表示する。
【0127】
図23に示す印刷プレビューPPでは、オブジェクト画像群OIGに含まれるオブジェクト画像OIの数を「n」とした場合、領域余白のX軸方向における長さを「n-1」分割し、「n-1」箇所の表示配置間隔SIの長さが、それぞれ分割した長さ分だけ延長されている。図23では、延長された表示配置間隔SIを、延長表示配置間隔SIyとして示している。このように、本変形例に係る携帯端末1によれば、表示配置間隔SIの長さが変更されるものの、ユーザーは、領域余白が生じない見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0128】
なお、本変形例の応用として、携帯端末1は、選択ダイアログ130の選択肢に、表示配置間隔SIを広げる選択肢を追加表示してもよい。携帯端末1は、この選択肢が選択された場合、「n-1」箇所の表示配置間隔SIの長さを延長させればよい。
【0129】
また、本変形例の応用として、携帯端末1は、延長表示配置間隔SIyの長さに応じて、入力間隔入力欄112aに表示する入力間隔を自動更新してもよい。
【0130】
[変形例5]
携帯端末1は、領域余白が生じた場合、オブジェクト画像領域EIのX軸方向における中央に、オブジェクト画像群OIGのX軸方向における中央が位置するようにオブジェクト画像群OIGを配置してもよい。例えば、図11に示す編集画面50の領域長さ設定領域111において、入力長さが「130mm」に変更されて領域余白が生じた場合を想定する。この場合、携帯端末1は、図24に示す印刷プレビューPPを表示する。
【0131】
図24に示す印刷プレビューPPでは、オブジェクト画像群OIGの-X方向と+X方向に、領域余白のX軸方向における長さを2分割した長さ分の余白である1/2余白が追加されている。図24では、1/2余白のX軸方向における長さを余白長MLとして示している。このように、本変形例に係る携帯端末1によれば、ユーザーは、テープTのX軸方向に両端部の余白が均一な見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0132】
なお、本変形例の応用として、携帯端末1は、選択ダイアログ130の選択肢に、オブジェクト画像領域EIのX軸方向における中央にオブジェクト画像群OIGのX軸方向における中央が位置するようにオブジェクト画像群OIGを配置する選択肢を追加表示してもよい。携帯端末1は、この選択肢が選択された場合、オブジェクト画像群OIGの-X方向と+X方向に、それぞれ1/2余白を追加すればよい。
【0133】
[変形例6]
携帯端末1は、オブジェクト画像領域EIを編集画面50に常時表示させてもよい。すなわち、オブジェクト画像領域EIが選択状態のときだけではなく、非選択状態においても、オブジェクト画像領域EIを編集画面50に表示させてもよい。
【0134】
[変形例7]
携帯端末1は、オブジェクト画像OIを回転させる場合、必ずしも個別画像領域EI1の中心ECを軸にして回転させなくてもよい。例えば、携帯端末1は、個別画像領域EI1の角部を軸にして回転させてもよい。
【0135】
[変形例8]
上記の実施形態を、テープ印刷装置2に適用してもよい。すなわち、テープ印刷装置2が、図5に示した各機能を実現してもよい。本変形例において、図5に示した各機能は、いずれも印刷装置側CPU44aが、印刷装置側ROM44bに記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
【0136】
[変形例9]
「情報処理装置」は、携帯端末1に代えて、デスクトップ型のパーソナルコンピューターなど、携帯困難な情報処理端末でもよい。また、「印刷媒体」は、コピー用紙など、テープT以外の媒体でもよい。また、オブジェクトOJは、テキストではなく画像、例えば、GIFファイルなどでもよい。また、専用アプリケーション31は、プログラムとして顧客に提供されてもよい。また、専用アプリケーション31を記録した記憶媒体が、顧客に提供されてもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【0137】
[付記]
以下、情報処理装置、印刷装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムについて付記する。
携帯端末1は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する取得部310と、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、テープT上の領域であって入力長さに相当する領域長さをX軸方向における長さとする領域であるオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成する生成部330と、を備える。
【0138】
テープ印刷装置2は、入力情報、入力間隔および入力長さを取得する取得部310と、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、テープT上の領域であって入力長さに相当する領域長さをX軸方向における長さとする領域であるオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成する生成部330と、印刷データに基づいて、オブジェクトOJをテープTに印刷する印刷部43と、を備える。
【0139】
携帯端末1の制御方法は、携帯端末1が、入力情報、入力間隔および入力長さを取得するステップと、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、テープT上の領域であって入力長さに相当する領域長さをX軸方向における長さとする領域であるオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成するステップと、を実行する。
【0140】
専用アプリケーション31は、携帯端末1に、入力情報、入力間隔および入力長さを取得するステップと、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に入力間隔に相当する配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、テープT上の領域であって入力長さに相当する領域長さをX軸方向における長さとする領域であるオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、印刷データを生成するステップと、を実行させる。
【0141】
この構成によれば、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクトOJが、相互に配置間隔SJを空けてテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、領域長さOELをX軸方向における長さとするオブジェクト領域OE内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト領域OEに印刷されるように、印刷データを生成する。これにより、ユーザーは、オブジェクトOJがテープTのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、オブジェクトOJが途切れることがなく印刷された見栄えの良い印刷物を得ることができる。
【0142】
上記の携帯端末1において、テープTを模したテープ画像TIと、オブジェクトOJを模したオブジェクト画像OIと、を表示するタッチパネル11と、入力情報に基づくオブジェクト画像OIが、相互に入力間隔に相当する表示配置間隔SIを空けてテープ画像TIのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、テープ画像TI上に表示可能な領域であって入力長さに相当する表示領域長さをX軸方向における長さとする領域であるオブジェクト画像領域EI内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト画像領域EIに表示されるように、取得された入力情報、入力間隔および入力長さに基づいて、タッチパネル11の表示制御を行う表示制御部320と、をさらに備えることが好ましい。
【0143】
この構成によれば、携帯端末1は、入力情報に基づくオブジェクト画像OIが、相互に表示配置間隔SIを空けてテープ画像TIのX軸方向に繰り返し配置され、且つ、表示領域長さEILをX軸方向における長さとするオブジェクト画像領域EI内に収まる範囲で最大個数となって、オブジェクト画像領域EIに表示されるように、タッチパネル11の表示制御を行う。これにより、ユーザーは、タッチパネル11の表示から印刷結果を予測することができる。
【0144】
上記の携帯端末1において、取得部310は、X軸方向に繰り返し配置された複数のオブジェクト画像OIを含むオブジェクト画像群OIGの書式設定を示す書式情報を取得し、表示制御部320は、書式情報が取得されると、オブジェクト画像群OIG単位で、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIに対し、書式情報が示す書式設定を反映して、タッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0145】
この構成によれば、ユーザーは、オブジェクト画像群OIG単位で、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIに対し、書式設定を反映させることができる。
【0146】
上記の携帯端末1において、取得部310は、書式情報として、オブジェクト画像OIの回転を示す回転情報を取得し、表示制御部320は、回転情報が取得されると、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIについて、オブジェクト画像OIごとに回転させることにより、回転情報が示す書式設定を複数のオブジェクト画像OIに反映して、タッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0147】
この構成によれば、ユーザーは、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIを、一括して回転させることができる。
【0148】
上記の携帯端末1において、取得部310は、オブジェクト画像群OIGの複製命令を取得し、表示制御部320は、複製命令が取得されると、オブジェクト画像群OIGを複製し、複数のオブジェクト画像群OIGをタッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0149】
この構成によれば、ユーザーは、オブジェクト画像群OIGを複製することで、新たに入力情報、入力長さおよび入力間隔を入力することなく、複数のオブジェクト画像群OIGをタッチパネル11に表示させることができる。
【0150】
上記の携帯端末1において、表示制御部320は、オブジェクト画像領域EIをタッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0151】
この構成によれば、ユーザーは、オブジェクト画像領域EIを確認することができる。
【0152】
上記の携帯端末1において、表示制御部320は、オブジェクト画像群OIGに含まれる複数のオブジェクト画像OIのうち、最も-X方向に位置する先頭オブジェクト画像OIaの-X方向における端部がオブジェクト画像領域EIの-X方向における端部と合致するように、複数のオブジェクト画像OIを配置した場合、複数のオブジェクト画像OIのうち、最も+X方向に位置する末尾オブジェクト画像OIbの+X方向における端部と、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部と、の間に余白が生じるとき、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部を余白分だけ-X方向に移動させた短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0153】
この構成によれば、ユーザーは、オブジェクト画像領域EIにおいて、オブジェクト画像OIが存在しない余白領域を削除した短縮オブジェクト画像領域EIsを確認することができる。
【0154】
上記の携帯端末1において、表示制御部320は、先頭オブジェクト画像OIaの-X方向における端部が、オブジェクト画像領域EIの-X方向における端部と合致するように、複数のオブジェクト画像OIを配置した場合、末尾オブジェクト画像OIbの+X方向における端部と、オブジェクト画像領域EIの+X方向における端部と、の間に余白が生じるとき、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させるか否かの選択をユーザーに促すメッセージ131をタッチパネル11に表示させ、ユーザーが、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させることを選択した場合、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させ、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させないことを選択した場合、オブジェクト画像領域EIをタッチパネル11に表示させることが好ましい。
【0155】
この構成によれば、ユーザーは、短縮オブジェクト画像領域EIsをタッチパネル11に表示させるか否かを選択することができる。
【符号の説明】
【0156】
1…携帯端末、2…テープ印刷装置、31…専用アプリケーション、43…印刷部、310…取得部、320…表示制御部、330…生成部、A…印刷領域、AI…印刷表示領域、EC…中心、EI…オブジェクト画像領域、OE…オブジェクト領域、OI…オブジェクト画像、OIG…オブジェクト画像群、OIa…先頭オブジェクト画像、OIb…末尾オブジェクト画像、OJ…オブジェクト、SI…表示配置間隔、SJ…配置間隔、T…テープ、TI…テープ画像。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図10
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