(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174466
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】表示用情報生成システム、表示用情報生成プログラムおよび画像形成システム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20241210BHJP
G06F 3/12 20060101ALI20241210BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20241210BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20241210BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
H04N1/00 350
G06F3/12 304
G06F3/12 331
G06F3/0482
H04N1/00 127A
B41J29/42 F
B41J29/38 201
B41J29/38 202
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092304
(22)【出願日】2023-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
(72)【発明者】
【氏名】中越 勇輔
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
5E555
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AR01
2C061AR03
2C061AS02
2C061CQ05
2C061CQ24
2C061CQ34
2C061HJ07
2C061HJ08
2C061HN05
2C061HP00
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA29
5C062AB17
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB40
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC34
5E555AA04
5E555BA08
5E555BA09
5E555BA27
5E555BB08
5E555BB09
5E555BB10
5E555BB27
5E555BC09
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】 画像形成装置における操作性を向上することができる表示用情報生成システム、表示用情報生成プログラムおよび画像形成システムを提供する。
【解決手段】 表示用情報生成システムは、ファイルおよびフォルダーのうち少なくとも1つに通常のアクセス方法よりも容易にアクセス可能にするショートカット機能を備えるクラウドストレージサービスから、ファイルおよびフォルダーのうちショートカット機能の対象にショートカット機能によってアクセスするためのショートカット情報をショートカット機能の対象毎に取得し、ファイルおよびフォルダーのうち少なくとも1つを利用するアクションを画像形成装置に実行させるためのアクションボタンを画像形成装置に表示させるためのアクションボタン表示用情報をショートカット情報に基づいて、ショートカット機能の対象と、アクションの種類との組み合わせ毎に生成する(S233)ことを特徴とする。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ショートカット機能を備えるファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーの少なくとも1つに前記ショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を前記ファイル管理サーバーから取得するショートカット情報取得部と、
前記ファイルおよび前記フォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を前記画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報を、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報に基づいて、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち前記ショートカット機能の対象と、前記ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に生成する表示用情報生成部と
を備えることを特徴とする表示用情報生成システム。
【請求項2】
前記表示用情報生成部は、前記ショートカット情報を前記表示用情報に変換するための規則としての変換規則と、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報とに基づいて、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報を前記表示用情報に変換し、
前記表示用情報生成システムは、外部からの指示に応じて前記変換規則を変更する規則変更部を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項3】
前記表示用情報生成部は、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報から、前記表示用情報の生成に使用しない前記ショートカット情報を除外するための規則としての除外規則と、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報とに基づいて、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報から、前記表示用情報の生成に使用しない前記ショートカット情報を除外し、
前記表示用情報生成システムは、外部からの指示に応じて前記除外規則を変更する規則変更部を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項4】
前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記ファイルである場合に、前記ファイル管理サーバーにおいて前記ショートカット情報の対象の前記ファイルの直上の前記フォルダーの直下の前記フォルダーおよび前記ファイルの一覧を示す画面を表示する動作としての同一フォルダー内ファイル一覧表示動作であることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項5】
前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記ファイルである場合に、前記ショートカット情報の対象の前記ファイルの印刷の設定値を受け付ける画面を表示する動作としての印刷設定画面表示動作であることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項6】
前記画面における前記設定値の初期値を受け付ける設定値受付部を備え、
前記表示用情報生成部は、前記印刷設定画面表示動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記初期値を含めることを特徴とする請求項5に記載の表示用情報生成システム。
【請求項7】
前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記ファイルである場合に、前記ショートカット情報の対象の前記ファイルを前記ファイル管理サーバーからダウンロードして、前記ファイル管理サーバーからダウンロードした前記ファイルを、予め定められている、印刷の設定値で印刷する動作としての即時印刷動作であり、
前記表示用情報生成システムは、前記設定値を受け付ける設定値受付部を備え、
前記表示用情報生成部は、前記即時印刷動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記設定値を含めることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項8】
前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記フォルダーである場合に、前記ショートカット情報の対象の前記フォルダーにアップロードする前記ファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付ける画面を表示する動作としてのスキャン設定画面表示動作であることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項9】
前記画面における前記設定値の初期値を受け付ける設定値受付部を備え、
前記表示用情報生成部は、前記スキャン設定画面表示動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記初期値を含めることを特徴とする請求項8に記載の表示用情報生成システム。
【請求項10】
前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記フォルダーである場合に、予め定められている、スキャンの設定値でスキャンして、スキャンによって生成された前記ファイルを前記ショートカット情報の対象の前記フォルダーにアップロードする動作としての即時スキャン動作であり、
前記表示用情報生成システムは、前記設定値を受け付ける設定値受付部を備え、
前記表示用情報生成部は、前記即時スキャン動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記設定値を含めることを特徴とする請求項1に記載の表示用情報生成システム。
【請求項11】
ショートカット機能を備えるファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーの少なくとも1つに前記ショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を前記ファイル管理サーバーから取得するショートカット情報取得部と、
前記ファイルおよび前記フォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を前記画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報を、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報に基づいて、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち前記ショートカット機能の対象と、前記ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に生成する表示用情報生成部と
をコンピューターに実現させることを特徴とする表示用情報生成プログラム。
【請求項12】
画像形成装置と、
ショートカット機能を備えるファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーの少なくとも1つに前記ショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を前記ファイル管理サーバーから取得するショートカット情報取得部と、
前記ファイルおよび前記フォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのファイル管理サーバー利用動作を前記画像形成装置に実行させるための被操作部を前記画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報を、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報に基づいて生成する表示用情報生成部と
を備え、
前記画像形成装置は、前記表示用情報生成部によって生成された前記表示用情報に基づいて、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち前記ショートカット機能の対象と、前記ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に前記被操作部を表示することを特徴とする画像形成システム。
【請求項13】
前記画像形成装置は、複数の前記ファイル管理サーバー用の前記被操作部を同時に表示可能であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に被操作部を表示させるための表示用情報を生成する表示用情報生成システム、表示用情報生成プログラムおよび画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ファイルおよびフォルダーを管理するとともに、自身が管理しているファイルに通常のアクセス方法よりも容易にアクセス可能にするための機能としてのプレースを提供するファイル管理サーバーと、ファイル管理サーバーから通知されたプレースを液晶タッチパネルに表示する画像形成装置とが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像形成装置においては、スキャンによって生成したファイルをファイル管理サーバー上のプレースにアップロードする場合に、液晶タッチパネルに表示されたプレースがユーザーによって選択されてからスキャン指示がユーザーによって入力される必要があるので、操作回数が多いという問題がある。また、従来の画像形成装置においては、プレースに含まれるファイルを液晶タッチパネルに表示する場合にも、液晶タッチパネルに表示されたプレースがユーザーによって選択されてからダウンロード指示がユーザーによって入力される必要があるので、操作回数が多いという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、画像形成装置における操作性を向上することができる表示用情報生成システム、表示用情報生成プログラムおよび画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示用情報生成システムは、ショートカット機能を備えるファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーの少なくとも1つに前記ショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を前記ファイル管理サーバーから取得するショートカット情報取得部と、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を前記画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報を、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報に基づいて、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち前記ショートカット機能の対象と、前記ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に生成する表示用情報生成部とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、ファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を画像形成装置に表示させるための表示用情報を、ファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち、ファイル管理サーバーのショートカット機能の対象と、ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に生成するので、ショートカット機能の対象と、ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に被操作部を画像形成装置に表示させることができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0008】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記表示用情報生成部は、前記ショートカット情報を前記表示用情報に変換するための規則としての変換規則と、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報とに基づいて、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報を前記表示用情報に変換し、前記表示用情報生成システムは、外部からの指示に応じて前記変換規則を変更する規則変更部を備えても良い。
【0009】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、ショートカット情報を表示用情報に変換するための変換規則を外部からの指示に応じて変更するので、画像形成装置に表示される被操作部のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0010】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記表示用情報生成部は、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報から、前記表示用情報の生成に使用しない前記ショートカット情報を除外するための規則としての除外規則と、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報とに基づいて、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報から、前記表示用情報の生成に使用しない前記ショートカット情報を除外し、前記表示用情報生成システムは、外部からの指示に応じて前記除外規則を変更する規則変更部を備えても良い。
【0011】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、ファイル管理サーバーから取得したショートカット情報から、表示用情報の生成に使用しないショートカット情報を除外するための除外規則を外部からの指示に応じて変更するので、画像形成装置に表示される被操作部のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0012】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記ファイルである場合に、前記ファイル管理サーバーにおいて前記ショートカット情報の対象の前記ファイルの直上の前記フォルダーの直下の前記フォルダーおよび前記ファイルの一覧を示す画面を表示する動作としての同一フォルダー内ファイル一覧表示動作であっても良い。
【0013】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、ファイル管理サーバーにおいてショートカット情報の対象のファイルの直上のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示す画面を表示する同一フォルダー内ファイル一覧表示動作用の被操作部を画像形成装置に表示させることができるので、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0014】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記ファイルである場合に、前記ショートカット情報の対象の前記ファイルの印刷の設定値を受け付ける画面を表示する動作としての印刷設定画面表示動作であっても良い。
【0015】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、ショートカット情報の対象のファイルの印刷の設定値を受け付ける画面を表示する印刷設定画面表示動作用の被操作部を画像形成装置に表示させることができるので、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0016】
本発明の表示用情報生成システムは、前記画面における前記設定値の初期値を受け付ける設定値受付部を備え、前記表示用情報生成部は、前記印刷設定画面表示動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記初期値を含めても良い。
【0017】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、印刷設定画面表示動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を画像形成装置に表示させるための表示用情報に、設定値受付部によって受け付けられた初期値を含めるので、ショートカット情報の対象のファイルの印刷の設定値を受け付ける画面のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0018】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記ファイルである場合に、前記ショートカット情報の対象の前記ファイルを前記ファイル管理サーバーからダウンロードして、前記ファイル管理サーバーからダウンロードした前記ファイルを、予め定められている、印刷の設定値で印刷する動作としての即時印刷動作であり、前記表示用情報生成システムは、前記設定値を受け付ける設定値受付部を備え、前記表示用情報生成部は、前記即時印刷動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記設定値を含めても良い。
【0019】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、即時印刷動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を画像形成装置に表示させるための表示用情報に、設定値受付部によって受け付けられた、即時印刷動作用の印刷の設定値を含めるので、画像形成装置によって実行される即時印刷動作のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0020】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記フォルダーである場合に、前記ショートカット情報の対象の前記フォルダーにアップロードする前記ファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付ける画面を表示する動作としてのスキャン設定画面表示動作であっても良い。
【0021】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、ショートカット情報の対象のフォルダーにアップロードするファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付ける画面を表示するスキャン設定画面表示動作用の被操作部を画像形成装置に表示させることができるので、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0022】
本発明の表示用情報生成システムは、前記画面における前記設定値の初期値を受け付ける設定値受付部を備え、前記表示用情報生成部は、前記スキャン設定画面表示動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記初期値を含めても良い。
【0023】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、スキャン設定画面表示動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を画像形成装置に表示させるための表示用情報に、設定値受付部によって受け付けられた初期値を含めるので、ショートカット情報の対象のフォルダーにアップロードするファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付ける画面のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0024】
本発明の表示用情報生成システムにおいて、前記ファイル管理サーバー利用動作の少なくとも1つは、前記ショートカット情報の対象が前記フォルダーである場合に、予め定められている、スキャンの設定値でスキャンして、スキャンによって生成された前記ファイルを前記ショートカット情報の対象の前記フォルダーにアップロードする動作としての即時スキャン動作であり、前記表示用情報生成システムは、前記設定値を受け付ける設定値受付部を備え、前記表示用情報生成部は、前記即時スキャン動作を前記画像形成装置に実行させるための前記被操作部を前記画像形成装置に表示させるための前記表示用情報に、前記設定値受付部によって受け付けられた前記設定値を含めても良い。
【0025】
この構成により、本発明の表示用情報生成システムは、即時スキャン動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を画像形成装置に表示させるための表示用情報に、設定値受付部によって受け付けられた、即時スキャン動作用のスキャンの設定値を含めるので、画像形成装置によって実行される即時スキャン動作のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0026】
本発明の表示用情報生成プログラムは、ショートカット機能を備えるファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーの少なくとも1つに前記ショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を前記ファイル管理サーバーから取得するショートカット情報取得部と、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を前記画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報を、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報に基づいて、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち前記ショートカット機能の対象と、前記ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に生成する表示用情報生成部とをコンピューターに実現させることを特徴とする。
【0027】
この構成により、本発明の表示用情報生成プログラムを実行するコンピューターは、ファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を画像形成装置に表示させるための表示用情報を、ファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち、ファイル管理サーバーのショートカット機能の対象と、ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に生成するので、ショートカット機能の対象と、ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に被操作部を画像形成装置に表示させることができ、その結果、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0028】
本発明の画像形成システムは、画像形成装置と、ショートカット機能を備えるファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーの少なくとも1つに前記ショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を前記ファイル管理サーバーから取得するショートカット情報取得部と、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのファイル管理サーバー利用動作を前記画像形成装置に実行させるための被操作部を前記画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報を、前記ショートカット情報取得部によって取得された前記ショートカット情報に基づいて生成する表示用情報生成部とを備え、前記画像形成装置は、前記表示用情報生成部によって生成された前記表示用情報に基づいて、前記ファイルおよび前記フォルダーのうち前記ショートカット機能の対象と、前記ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に前記被操作部を表示することを特徴とする。
【0029】
この構成により、本発明の画像形成システムは、ファイル管理サーバー利用動作を画像形成装置に実行させるための被操作部を、ファイル管理サーバーによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち、ファイル管理サーバーのショートカット機能の対象と、ファイル管理サーバー利用動作の種類との組み合わせ毎に画像形成装置が表示するので、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【0030】
本発明の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、複数の前記ファイル管理サーバー用の前記被操作部を同時に表示可能であっても良い。
【0031】
この構成により、本発明の画像形成システムは、複数のファイル管理サーバー用の被操作部を画像形成装置が同時に表示可能であるので、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【発明の効果】
【0032】
本発明の表示用情報生成システム、表示用情報生成プログラムおよび画像形成システムは、画像形成装置における操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本発明の一実施の形態に係るシステムのブロック図である。
【
図2】(a)
図1に示すクラウドストレージサービスのうち1つから表示用情報生成システムに通知されるショートカット情報の一例を示す図である。 (b)
図1に示すクラウドストレージサービスのうち
図2(a)の対象とは異なる1つから表示用情報生成システムに通知されるショートカット情報の一例を示す図である。 (c)
図1に示すクラウドストレージサービスのうち
図2(a)の対象および
図2(b)の対象とは異なる1つから表示用情報生成システムに通知されるショートカット情報の一例を示す図である。
【
図3】
図1に示す表示用情報生成システムによって生成されるアクションボタン表示用情報の一例を示す図である。
【
図4】MFPである場合の
図1に示す画像形成装置のブロック図である。
【
図5】1台のコンピューターによって構成される場合の
図1に示す表示用情報生成システムのブロック図である。
【
図6】
図5に示す除外規則情報の一例を示す図である。
【
図7】
図5に示す変換規則情報の一例を示す図である。
【
図8】画像形成装置がホーム画面を表示する場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図9】
図4に示す画像形成装置の表示部に表示されるログイン画面の一例を示す図である。
【
図10】
図8に示す表示用情報生成処理のフローチャートである。
【
図11】
図5に示す表示用情報生成システムによって集約されたショートカット情報の一例を示す図である。
【
図12】アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報が
図5に示す表示用情報生成システムによって除外されたショートカット情報の一例を示す図である。
【
図13】
図5に示す表示用情報生成システムによってショートカット情報から変換されたアクションボタン表示用情報の一例を示す図である。
【
図14】
図4に示す画像形成装置の表示部に表示されるホーム画面の一例を示す図である。
【
図15】クラウドストレージサービスにアクセスするためのボタンがホーム画面において押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図16】最上位のフォルダーにアクセスしている場合に
図4に示す画像形成装置の表示部に表示されるファイル一覧画面の一例を示す図である。
【
図17】ファイルを示す項目が選択された場合の
図16に示すファイル一覧画面の一例を示す図である。
【
図18】ファイル一覧画面においてフォルダーを示す項目が選択された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図19】最上位のフォルダー以外のフォルダーにアクセスしている場合に
図4に示す画像形成装置の表示部に表示されるファイル一覧画面の一例を示す図である。
【
図20】ファイル一覧画面において「スキャン設定」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図21】
図4に示す画像形成装置の表示部に表示されるスキャン設定画面の一例を示す図である。
【
図22】ファイル一覧画面において「印刷設定」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図23】
図4に示す画像形成装置の表示部に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
【
図24】ホーム画面において「開く」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図25】ホーム画面において「スキャン設定へ」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図26】ホーム画面において「今すぐスキャン」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図27】ホーム画面において「フォルダーを開く」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図28】ホーム画面において「印刷設定へ」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図29】ホーム画面において「今すぐ印刷」ボタンが押された場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図30】除外規則情報が変更される場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【
図31】変換規則情報が変更される場合の
図1に示すシステムの動作のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0035】
まず、本発明の一実施の形態に係るシステムの構成について説明する。
【0036】
図1は、本実施の形態に係るシステム10のブロック図である。
【0037】
図1に示すように、システム10は、画像を形成する画像形成システム20を備えている。
【0038】
画像形成システム20は、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)、プリンター専用機などの画像形成装置30を備えている。画像形成システム20は、画像形成装置30と同様な画像形成装置を、画像形成装置30以外に少なくとも1つ備えることが可能である。
【0039】
画像形成システム20は、ファイルおよびフォルダーを管理するファイル管理サーバーとしてのクラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち少なくとも1つを利用する動作としてのクラウドストレージサービス利用動作(以下「アクション」という。)を画像形成装置に実行させるための被操作部(以下「アクションボタン」という。)を画像形成装置に表示させるための情報としての表示用情報(以下「アクションボタン表示用情報」という。)を生成する表示用情報生成システム40を備えている。表示用情報生成システム40は、1台のコンピューターによって構成されても良いし、複数台のコンピューターによって構成されても良い。
【0040】
システム10は、クラウドストレージサービス50、クラウドストレージサービス60およびクラウドストレージサービス70を備えている。システム10は、ファイルおよびフォルダーを管理するクラウドストレージサービスを、クラウドストレージサービス50、60および70以外に少なくとも1つ備えることが可能である。クラウドストレージサービスとしては、例えば、「Box, Inc.」の「Box(登録商標)」、「Google LLC」の「Google Drive」、「Microsoft Corporation」の「Microsoft SharePoint(登録商標) Online」、「Microsoft Corporation」の「Microsoft OneDrive(登録商標)」などが採用されることが可能である。
【0041】
画像形成装置と、表示用情報生成システム40と、クラウドストレージサービスとは、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能である。画像形成装置と、表示用情報生成システム40とは、例えばLAN(Local Area Network)など、インターネット以外のネットワークを介して互いに通信可能でも良い。
【0042】
クラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーは、画像形成装置からアクセスされることが可能であるだけでなく、例えば、PC(Personal Computer)、スマートデバイスなど、様々な電子機器からアクセスされることが可能である。
【0043】
クラウドストレージサービスは、自身が管理しているファイルおよびフォルダーのうち少なくとも1つに通常のアクセス方法よりも容易にアクセス可能にするための機能としてのショートカット機能を備える。ショートカット機能としては、例えば、クラウドストレージサービスが管理しているファイルおよびフォルダーのうち、通常のアクセス方法よりも容易にアクセス可能にすることをユーザーが希望するものがユーザーによって指定される「お気に入り」機能が存在する。また、ショートカット機能としては、例えば、クラウドストレージサービスが管理しているファイルのうち、ユーザーが最近アクセスしたファイルを時系列順にクラウドストレージサービスが自動で管理する機能も存在する。
【0044】
クラウドストレージサービスは、クラウドストレージサービス自身が管理しているファイルおよびフォルダーのうちショートカット機能の対象にショートカット機能によってアクセスするための情報としてのショートカット情報を表示用情報生成システム40に通知することが可能である。ショートカット情報は、ファイルおよびフォルダーのうちショートカット機能の対象毎に存在する。
【0045】
図2(a)は、クラウドストレージサービス50から表示用情報生成システム40に通知されるショートカット情報の一例を示す図である。
図2(b)は、クラウドストレージサービス60から表示用情報生成システム40に通知されるショートカット情報の一例を示す図である。
図2(c)は、クラウドストレージサービス70から表示用情報生成システム40に通知されるショートカット情報の一例を示す図である。
【0046】
図2に示すように、ショートカット情報は、クラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーのうちショートカット機能の対象の識別情報としての「ショートカット名」と、ショートカット機能の対象がファイルおよびフォルダーのいずれであるかを示す「ファイルタイプ」と、ショートカット機能の対象をクラウドストレージサービスが識別するための「識別子」と、ショートカット情報がクラウドストレージサービスにおいて更新された日としての「更新日」とをショートカット機能の対象毎に示している。
【0047】
図3は、表示用情報生成システム40によって生成されるアクションボタン表示用情報の一例を示す図である。
【0048】
図3に示すように、アクションボタン表示用情報は、アクションボタンの対象のファイルまたはフォルダーを管理しているクラウドストレージサービスの名称(以下「クラウドストレージ名」という。)と、アクションボタンの対象の「ショートカット名」と、アクションボタンの対象のファイルまたはフォルダーの「ファイルタイプ」と、アクションボタンの対象のファイルまたはフォルダーの「識別子」と、アクションボタンの対象のショートカット情報がクラウドストレージサービスにおいて更新された日としての「更新日」と、アクションボタンの対象の「アクションの種類」と、アクションボタンの対象のアクションの各種のパラメーター(以下「アクションパラメーター」という。)とが対応付けられた情報である。アクションボタン表示用情報は、クラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーのうちショートカット機能の対象と、アクションの種類との組み合わせ毎に存在する。
【0049】
本実施の形態において、クラウドストレージサービス50、クラウドストレージサービス60、クラウドストレージサービス70のクラウドストレージ名は、それぞれ、「クラウドストレージサービス50」、「クラウドストレージサービス60」、「クラウドストレージサービス70」であるものとする。
【0050】
アクションの種類としては、ショートカット情報の対象がファイルである場合に、クラウドストレージサービスにおいてショートカット情報の対象のファイルの直上のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示す画面(以下、フォルダーおよびファイルの一覧を示す画面を「ファイル一覧画面」という。)を表示する動作としての「同一フォルダー内ファイル一覧表示動作」が存在する。「同一フォルダー内ファイル一覧表示動作」のアクションパラメーターの種類としては、例えば、クラウドストレージサービスを利用する場合のホーム画面(以下、単に「ホーム画面」という。)におけるアクションボタンの「表示名」が存在する。「同一フォルダー内ファイル一覧表示動作」の「表示名」は、例えば、「フォルダーを開く」である。
【0051】
アクションの種類としては、ショートカット情報の対象がファイルである場合に、ショートカット情報の対象のファイルの印刷の設定値を受け付ける画面(以下「印刷設定画面」という。)を表示する動作としての「印刷設定画面表示動作」が存在する。「印刷設定画面表示動作」のアクションパラメーターの種類としては、例えば、ホーム画面におけるアクションボタンの「表示名」と、印刷設定画面における印刷の設定値の初期値を示す「初期設定」とが存在する。「印刷設定画面表示動作」の「表示名」は、例えば、「印刷設定へ」である。「印刷設定画面表示動作」の「初期設定」としては、例えば、カラー印刷およびモノクロ印刷のいずれを実行するかを示す設定項目である「カラー/モノクロ」に対する設定値の初期値としてカラー印刷を示す「カラー」が指定され、印刷する媒体のサイズを示す設定項目である「用紙サイズ」に対する設定値の初期値としてA4サイズを示す「A4」が指定され、両面印刷および片面印刷のいずれを実行するかを示す設定項目である「両面/片面」に対する設定値の初期値として片面印刷を示す「片面」が指定されている。
【0052】
アクションの種類としては、ショートカット情報の対象がファイルである場合に、ショートカット情報の対象のファイルをクラウドストレージサービスからダウンロードして、クラウドストレージサービスからダウンロードしたファイルを、予め定められている、印刷の設定値で印刷する動作としての「即時印刷動作」が存在する。「即時印刷動作」のアクションパラメーターの種類としては、例えば、ホーム画面におけるアクションボタンの「表示名」と、印刷の設定値を示す「設定」とが存在する。「即時印刷動作」の「表示名」は、例えば、「今すぐ印刷」である。「即時印刷動作」の「設定」としては、例えば、カラー印刷およびモノクロ印刷のいずれを実行するかを示す設定項目である「カラー/モノクロ」に対する設定値としてカラー印刷を示す「カラー」が指定され、印刷する媒体のサイズを示す設定項目である「用紙サイズ」に対する設定値としてA4サイズを示す「A4」が指定され、両面印刷および片面印刷のいずれを実行するかを示す設定項目である「両面/片面」に対する設定値として片面印刷を示す「片面」が指定されている。
【0053】
アクションの種類としては、ショートカット情報の対象がフォルダーである場合に、クラウドストレージサービスにおいてショートカット情報の対象のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示すファイル一覧画面を表示する動作としての「ファイル一覧表示動作」が存在する。「ファイル一覧表示動作」のアクションパラメーターの種類としては、例えば、ホーム画面におけるアクションボタンの「表示名」が存在する。「ファイル一覧表示動作」の「表示名」は、例えば、「開く」である。
【0054】
アクションの種類としては、ショートカット情報の対象がフォルダーである場合に、ショートカット情報の対象のフォルダーにアップロードするファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付ける画面(以下「スキャン設定画面」という。)を表示する動作としての「スキャン設定画面表示動作」が存在する。「スキャン設定画面表示動作」のアクションパラメーターの種類としては、例えば、ホーム画面におけるアクションボタンの「表示名」と、スキャン設定画面におけるスキャンの設定値の初期値を示す「初期設定」とが存在する。「スキャン設定画面表示動作」の「表示名」は、例えば、「スキャン設定へ」である。「スキャン設定画面表示動作」の「初期設定」としては、例えば、カラースキャンおよびモノクロスキャンのいずれを実行するかを示す設定項目である「カラー/モノクロ」に対する設定値の初期値としてカラースキャンを示す「カラー」が指定され、スキャンする媒体のサイズを示す設定項目である「原稿サイズ」に対する設定値の初期値としてA4サイズを示す「A4」が指定され、両面スキャンおよび片面スキャンのいずれを実行するかを示す設定項目である「両面/片面」に対する設定値の初期値として片面スキャンを示す「片面」が指定されている。
【0055】
アクションの種類としては、ショートカット情報の対象がフォルダーである場合に、予め定められている、スキャンの設定値でスキャンして、スキャンによって生成されたファイルをショートカット情報の対象のフォルダーにアップロードする動作としての「即時スキャン動作」が存在する。「即時スキャン動作」のアクションパラメーターの種類としては、例えば、ホーム画面におけるアクションボタンの「表示名」と、スキャンの設定値を示す「設定」とが存在する。「即時スキャン動作」の「表示名」は、例えば、「今すぐスキャン」である。「即時スキャン動作」の「設定」としては、例えば、カラースキャンおよびモノクロスキャンのいずれを実行するかを示す設定項目である「カラー/モノクロ」に対する設定値としてカラースキャンを示す「カラー」が指定され、スキャンする媒体のサイズを示す設定項目である「原稿サイズ」に対する設定値としてA4サイズを示す「A4」が指定され、両面スキャンおよび片面スキャンのいずれを実行するかを示す設定項目である「両面/片面」に対する設定値として片面スキャンを示す「片面」が指定されている。
【0056】
図4は、MFPである場合の画像形成装置30のブロック図である。
【0057】
図4に示すように、画像形成装置30は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作デバイスである操作部31と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部32と、用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスであるプリンター33と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー34と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部35と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部36と、画像形成装置30全体を制御する制御部37とを備えている。
【0058】
記憶部36は、クラウドストレージサービスを利用するためのクラウドストレージ利用プログラム36aを記憶可能である。クラウドストレージ利用プログラム36aは、例えば、画像形成装置30の製造段階で画像形成装置30にインストールされていても良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体から画像形成装置30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から画像形成装置30に追加でインストールされても良い。
【0059】
制御部37は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、制御部37のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部37のCPUは、記憶部36または制御部37のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0060】
制御部37は、クラウドストレージ利用プログラム36aを実行することによって、クラウドストレージサービスを利用するクラウドストレージ利用部37aを実現する。
【0061】
図5は、1台のコンピューターによって構成される場合の表示用情報生成システム40のブロック図である。
【0062】
図5に示すように、表示用情報生成システム40は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部41と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部42と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部43と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部44と、表示用情報生成システム40全体を制御する制御部45とを備えている。
【0063】
記憶部44は、表示用情報を生成するための表示用情報生成プログラム44aを記憶可能である。表示用情報生成プログラム44aは、例えば、表示用情報生成システム40の製造段階で表示用情報生成システム40にインストールされていても良いし、USBメモリーなどの外部の記憶媒体から表示用情報生成システム40に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から表示用情報生成システム40に追加でインストールされても良い。
【0064】
記憶部44は、ユーザーの識別情報としてのユーザー名と、ユーザーのパスワードとの組み合わせをユーザー毎に含むユーザー管理情報44bを記憶している。
【0065】
記憶部44は、クラウドストレージサービスの一覧をユーザー毎に含むクラウドストレージサービス管理情報44cを記憶している。
【0066】
記憶部44は、クラウドストレージサービスから取得されたショートカット情報からアクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報を除外するための規則としての除外規則を少なくとも1つ含む除外規則情報をユーザー毎に記憶可能である。例えば、記憶部44は、除外規則情報44dを記憶している。
【0067】
【0068】
図6に示すように、除外規則情報44dに含まれる除外規則は、アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報の取得先のクラウドストレージサービスのクラウドストレージ名の条件と、アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報のショートカット名の条件と、アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報のファイルタイプの条件とを組み合わせたものである。
図6に示す除外規則情報44dには、例えば、クラウドストレージ名が「Any」、すなわち、任意のものであり、ショートカット名が「*.dat」、すなわち、「.dat」で終わるものであり、ファイルタイプが「Any」、すなわち、任意のものであるという除外規則と、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス50」であり、ショートカット名が「フォルダーB」であり、ファイルタイプが「フォルダー」であるという除外規則と、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス60」であり、ショートカット名が「Any」、すなわち、任意のものであり、ファイルタイプが「フォルダー」であるという除外規則とが含まれている。
【0069】
図5に示すように、記憶部44は、ショートカット情報をアクションボタン表示用情報に変換するための規則としての変換規則を少なくとも1つ含む変換規則情報をユーザー毎に記憶可能である。例えば、記憶部44は、変換規則情報44eを記憶している。
【0070】
【0071】
図7に示すように、変換規則情報44eに含まれる変換規則は、ショートカット情報の取得先のクラウドストレージサービスのクラウドストレージ名の条件と、ショートカット情報のショートカット名の条件と、ショートカット情報のファイルタイプの条件とを組み合わせたものと、アクションの種類と、アクションのアクションパラメーターとの対応関係を示すものである。
図7に示す変換規則情報44eには、例えば、クラウドストレージ名が「Any」、すなわち、任意のものであり、ショートカット名が「Any」、すなわち、任意のものであり、ファイルタイプが「フォルダー」であるショートカット情報を、アクションの種類が「ファイル一覧表示動作」であり、アクションのアクションパラメーターとしての「表示名」が「開く」であるという変換規則が含まれている。
【0072】
制御部45は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部45のCPUの作業領域として用いられる揮発性の記憶デバイスとしてのRAMとを備えている。制御部45のCPUは、記憶部44または制御部45のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0073】
制御部45は、表示用情報生成プログラム44aを実行することによって、ユーザー認証を実行するユーザー認証部45aと、クラウドストレージサービスの一覧を画像形成装置30に通知するクラウドストレージ一覧通知部45bと、クラウドストレージサービスからショートカット情報を取得するショートカット情報取得部45cと、ショートカット情報取得部45cによって取得されたショートカット情報に基づいてアクションボタン表示用情報を生成する表示用情報生成部45dと、表示用情報生成部45dによって生成されたアクションボタン表示用情報を画像形成装置30に通知する表示用情報通知部45eと、除外規則情報および変換規則情報を変更する規則変更部45fとを実現する。
【0074】
次に、システム10の動作について説明する。
【0075】
以下においては、画像形成装置を代表して画像形成装置30について説明する。また、クラウドストレージサービスを代表してクラウドストレージサービス50、60および70について説明する。
【0076】
まず、画像形成装置30がホーム画面を表示する場合のシステム10の動作について説明する。
【0077】
図8は、画像形成装置30がホーム画面を表示する場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0078】
ユーザーは、ホーム画面を表示することを画像形成装置30の操作部31を介して画像形成装置30に指示することができる。画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面を表示することがユーザーから指示されると、
図8に示すように、ユーザーにログインさせるための画面(以下「ログイン画面」という。)100(
図9参照。)を表示部32に表示する(S201)。
【0079】
図9は、画像形成装置30の表示部32に表示されるログイン画面100の一例を示す図である。
【0080】
図9に示すログイン画面100は、ユーザーのユーザー名が入力されるためのテキストボックス101と、ユーザーのパスワードが入力されるためのテキストボックス102と、ログインを実行するためのログインボタン103とを備えている。
【0081】
ユーザーは、テキストボックス101、102にそれぞれユーザー名、パスワードを操作部31を介して入力した後、ログインボタン103を操作部31を介して押すことができる。画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ログインボタン103が押されると、
図8に示すように、ログインの依頼(以下「ログイン依頼」という。)を表示用情報生成システム40に送信する(S202)。クラウドストレージ利用部37aは、ログインボタン103が押された時点でテキストボックス101に入力されていたユーザー名と、ログインボタン103が押された時点でテキストボックス102に入力されていたパスワードとの組み合わせをログイン依頼に含める。
【0082】
表示用情報生成システム40のユーザー認証部45aは、画像形成装置30によってS202において送信されたログイン依頼を受信すると、受信したログイン依頼に含まれるユーザー名およびパスワードの組み合わせを使用したユーザー認証を実行する(S203)。具体的には、ユーザー認証部45aは、ログイン依頼に含まれるユーザー名およびパスワードの組み合わせがユーザー管理情報44bに含まれている場合に、ユーザー認証が成功したと判断する。一方、ユーザー認証部45aは、ログイン依頼に含まれるユーザー名およびパスワードの組み合わせがユーザー管理情報44bに含まれていない場合に、ユーザー認証が失敗したと判断する。
【0083】
表示用情報生成システム40のユーザー認証部45aは、ユーザー認証が失敗したと判断すると、ログインの失敗を画像形成装置30に通知する(S204)。
【0084】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ログインの失敗がS204において表示用情報生成システム40から通知されると、ログインの失敗を表示部32に表示する(S205)。
【0085】
表示用情報生成システム40のユーザー認証部45aは、ユーザー認証が成功したと判断すると、ログインの成功を画像形成装置30に通知する(S206)。
【0086】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ログインの成功がS206において表示用情報生成システム40から通知されると、クラウドストレージサービスの一覧を表示用情報生成システム40に要求する(S207)。
【0087】
表示用情報生成システム40のクラウドストレージ一覧通知部45bは、クラウドストレージサービスの一覧がS207において画像形成装置30から要求されると、画像形成装置30を介してログイン中のユーザー(以下、単に「ログイン中のユーザー」という。)にクラウドストレージサービス管理情報44cにおいて対応付けられているクラウドストレージサービスの一覧を画像形成装置30に通知する(S208)。以下、ログイン中のユーザーにクラウドストレージサービス管理情報44cにおいて対応付けられているクラウドストレージサービスがクラウドストレージサービス50、60および70である場合について説明する。
【0088】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ログインの成功がS206において表示用情報生成システム40から通知されると、アクションボタン表示用情報を表示用情報生成システム40に要求する(S209)。
【0089】
表示用情報生成システム40のショートカット情報取得部45cは、アクションボタン表示用情報がS209において画像形成装置30から要求されると、ログイン中のユーザーにクラウドストレージサービス管理情報44cにおいて対応付けられているクラウドストレージサービスのうちクラウドストレージサービス50に、ログイン中のユーザー用のショートカット情報を要求する(S210)。
【0090】
クラウドストレージサービス50は、ログイン中のユーザー用のショートカット情報がS210において表示用情報生成システム40から要求されると、ログイン中のユーザー用のショートカット情報を表示用情報生成システム40に通知する(S211)。
【0091】
表示用情報生成システム40のショートカット情報取得部45cは、アクションボタン表示用情報がS209において画像形成装置30から要求されると、ログイン中のユーザーにクラウドストレージサービス管理情報44cにおいて対応付けられているクラウドストレージサービスのうちクラウドストレージサービス60に、ログイン中のユーザー用のショートカット情報を要求する(S212)。
【0092】
クラウドストレージサービス60は、ログイン中のユーザー用のショートカット情報がS212において表示用情報生成システム40から要求されると、ログイン中のユーザー用のショートカット情報を表示用情報生成システム40に通知する(S213)。
【0093】
表示用情報生成システム40のショートカット情報取得部45cは、アクションボタン表示用情報がS209において画像形成装置30から要求されると、ログイン中のユーザーにクラウドストレージサービス管理情報44cにおいて対応付けられているクラウドストレージサービスのうちクラウドストレージサービス70に、ログイン中のユーザー用のショートカット情報を要求する(S214)。
【0094】
クラウドストレージサービス70は、ログイン中のユーザー用のショートカット情報がS214において表示用情報生成システム40から要求されると、ログイン中のユーザー用のショートカット情報を表示用情報生成システム40に通知する(S215)。
【0095】
表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dは、クラウドストレージサービス50、60および70からショートカット情報が通知されると、アクションボタン表示用情報を生成する処理としての表示用情報生成処理を実行する(S216)。
【0096】
図10は、
図8に示す表示用情報生成処理のフローチャートである。
【0097】
図10に示すように、表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dは、クラウドストレージサービス50、60および70から通知されたショートカット情報を集約する(S231)。
【0098】
図11は、表示用情報生成システム40によって集約されたショートカット情報の一例を示す図である。
【0099】
図11に示すショートカット情報は、S211においてクラウドストレージサービス50によって表示用情報生成システム40に
図2(a)に示すショートカット情報が通知され、S213においてクラウドストレージサービス60によって表示用情報生成システム40に
図2(b)に示すショートカット情報が通知され、S215においてクラウドストレージサービス70によって表示用情報生成システム40に
図2(c)に示すショートカット情報が通知された場合に、S231において表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dによって生成されたものである。
図11に示すショートカット情報は、ショートカット情報の通知元、すなわち、ショートカット情報の取得先のクラウドストレージサービスのクラウドストレージ名と、ショートカット名と、ファイルタイプと、識別子と、更新日とをショートカット機能の対象毎に示している。
【0100】
図10に示すように、表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dは、S231の処理が終了すると、記憶部44に記憶されている除外規則情報のうち、ログイン中のユーザーに対応付けられている除外規則情報と、S231において集約したショートカット情報とに基づいて、S231において集約したショートカット情報から、アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報を除外する(S232)。
【0101】
図12は、アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報が表示用情報生成システム40によって除外されたショートカット情報の一例を示す図である。
【0102】
図12に示すショートカット情報は、S231において
図11に示すショートカット情報が生成され、ログイン中のユーザーに対応付けられている除外規則情報が
図6に示すものである場合に、S232において表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dによって生成されたものである。
図12に示すショートカット情報は、
図6に示す除外規則情報のうち、クラウドストレージ名が「Any」であり、ショートカット名が「*.dat」であり、ファイルタイプが「Any」であるという除外規則によって、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス70」であり、ショートカット名が「G.dat」であり、ファイルタイプが「ファイル」であるショートカット情報が、
図11に示すショートカット情報から除外されている。
図12に示すショートカット情報は、
図6に示す除外規則情報のうち、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス50」であり、ショートカット名が「フォルダーB」であり、ファイルタイプが「フォルダー」であるという除外規則によって、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス50」であり、ショートカット名が「フォルダーB」であり、ファイルタイプが「フォルダー」であるショートカット情報が、
図11に示すショートカット情報から除外されている。
図12に示すショートカット情報は、
図6に示す除外規則情報のうち、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス60」であり、ショートカット名が「Any」であり、ファイルタイプが「フォルダー」であるという除外規則によって、クラウドストレージ名が「クラウドストレージサービス60」であり、ショートカット名が「D」であり、ファイルタイプが「フォルダー」であるショートカット情報が、
図11に示すショートカット情報から除外されている。
【0103】
図10に示すように、表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dは、S232の処理が終了すると、記憶部44に記憶されている変換規則情報のうち、ログイン中のユーザーに対応付けられている変換規則情報と、S231において集約したショートカット情報のうち、S232において除外されずに残ったショートカット情報とに基づいて、S231において集約したショートカット情報のうち、S232において除外されずに残ったショートカット情報をアクションボタン表示用情報に変換する(S233)。
【0104】
図13は、表示用情報生成システム40によってショートカット情報から変換されたアクションボタン表示用情報の一例を示す図である。
【0105】
図13に示すアクションボタン表示用情報は、S231において集約したショートカット情報のうち、S232において除外されずに残ったショートカット情報が
図12に示すものであり、ログイン中のユーザーに対応付けられている変換規則情報が
図7に示すものである場合に、S233において表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dによって生成されたものである。
【0106】
図10に示すように、表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dは、S233の処理が終了すると、S233において生成したアクションボタン表示用情報を更新日順にソートして(S234)、
図10に示す表示用情報生成処理の実行を終了する。
【0107】
図3に示すアクションボタン表示用情報は、S233において変換されたアクションボタン表示用情報が
図13に示すものである場合に、S234において表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dによって生成されたものである。
【0108】
図8に示すように、表示用情報生成システム40の表示用情報通知部45eは、S216における表示用情報生成処理の実行が終了すると、S216における表示用情報生成処理において生成されたアクションボタン表示用情報を画像形成装置30に通知する(S217)。
【0109】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S217においてアクションボタン表示用情報が表示用情報生成システム40から送信されてくると、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスの一覧と、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報とに基づいて、ホーム画面110(
図14参照。)を表示部32に表示する(S218)。
【0110】
図14は、画像形成装置30の表示部32に表示されるホーム画面110の一例を示す図である。
【0111】
図14に示すホーム画面110は、クラウドストレージサービスの一覧を表示するクラウドストレージサービス一覧表示領域120と、アクションボタンを表示するアクションボタン表示領域130とを備えている。
【0112】
クラウドストレージサービス一覧表示領域120は、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスにアクセスするためのボタンをクラウドストレージサービス毎に備えている。例えば、
図14に示すクラウドストレージサービス一覧表示領域120には、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスの一覧のうち1つ目のクラウドストレージサービス50にアクセスするためのボタン121と、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスの一覧のうち2つ目のクラウドストレージサービス60にアクセスするためのボタン122とが表示されている。クラウドストレージサービス一覧表示領域120は、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスの一覧のうち、クラウドストレージサービス一覧表示領域120に現在表示されているクラウドストレージサービスより前のクラウドストレージサービスをクラウドストレージサービス一覧表示領域120に表示させるためのボタン123と、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスの一覧のうち、クラウドストレージサービス一覧表示領域120に現在表示されているクラウドストレージサービスより後のクラウドストレージサービスをクラウドストレージサービス一覧表示領域120に表示させるためのボタン124とを備えている。
図14に示すクラウドストレージサービス一覧表示領域120は、ボタン124が押されることによって、S208において表示用情報生成システム40から通知されたクラウドストレージサービスの一覧のうち3つ目のクラウドストレージサービス70にアクセスするためのボタンを表示する。
【0113】
アクションボタン表示領域130は、クラウドストレージ名およびショートカット名によってショートカット機能の対象を表示する対象表示領域と、アクションボタンとしての少なくとも1つのボタンとをショートカット機能の対象毎に備えている。対象表示領域には、ショートカット機能の対象のファイルタイプも示されている。
【0114】
例えば、
図14に示すアクションボタン表示領域130には、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち1つ目のショートカット機能の対象のクラウドストレージ名「クラウドストレージサービス50」およびショートカット名「フォルダーA」を表示する対象表示領域131aと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち1つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「ファイル一覧表示動作」を画像形成装置に実行させるための「開く」ボタン131bと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち1つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「スキャン設定画面表示動作」を画像形成装置に実行させるための「スキャン設定へ」ボタン131cと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち1つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「即時スキャン動作」を画像形成装置に実行させるための「今すぐスキャン」ボタン131dとが表示されている。
【0115】
また、
図14に示すアクションボタン表示領域130には、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち2つ目のショートカット機能の対象のクラウドストレージ名「クラウドストレージサービス50」およびショートカット名「ファイルC」を表示する対象表示領域132aと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち2つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「同一フォルダー内ファイル一覧表示動作」を画像形成装置に実行させるための「フォルダーを開く」ボタン132bと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち2つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「印刷設定画面表示動作」を画像形成装置に実行させるための「印刷設定へ」ボタン132cと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち2つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「即時印刷動作」を画像形成装置に実行させるための「今すぐ印刷」ボタン132dとが表示されている。
【0116】
また、
図14に示すアクションボタン表示領域130には、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち3つ目のショートカット機能の対象のクラウドストレージ名「クラウドストレージサービス70」およびショートカット名「F」を表示する対象表示領域133aと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち3つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「ファイル一覧表示動作」を画像形成装置に実行させるための「開く」ボタン133bと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち3つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「スキャン設定画面表示動作」を画像形成装置に実行させるための「スキャン設定へ」ボタン133cと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち3つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「即時スキャン動作」を画像形成装置に実行させるための「今すぐスキャン」ボタン133dとが表示されている。
【0117】
図14に示すアクションボタン表示領域130は、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち、アクションボタン表示領域130にアクションボタンが現在表示されているショートカット機能の対象より前のショートカット機能の対象のアクションボタンをアクションボタン表示領域130に表示させるためのボタン134と、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち、アクションボタン表示領域130にアクションボタンが現在表示されているショートカット機能の対象より後のショートカット機能の対象のアクションボタンをアクションボタン表示領域130に表示させるためのボタン135とを備えている。
図14に示すアクションボタン表示領域130は、ボタン135が押されることによって、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち4つ目のショートカット機能の対象のクラウドストレージ名「クラウドストレージサービス60」およびショートカット名「E.txt」を表示する対象表示領域と、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち4つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「同一フォルダー内ファイル一覧表示動作」を画像形成装置に実行させるための「フォルダーを開く」ボタンと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち4つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「スキャン設定画面表示動作」を画像形成装置に実行させるための「スキャン設定へ」ボタンと、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報のうち4つ目のショートカット機能の対象に対するアクションとして「即時スキャン動作」を画像形成装置に実行させるための「今すぐスキャン」ボタンとを表示する。
【0118】
次に、クラウドストレージサービスにアクセスするためのボタンがホーム画面110において押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0119】
図15は、クラウドストレージサービスにアクセスするためのボタンがホーム画面110において押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0120】
以下においては、クラウドストレージサービスにアクセスするためのボタンとしてボタン121がホーム画面110において押された場合を例として説明する。
【0121】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110においてボタン121が押されると、
図15に示すように、ログイン中のユーザー用の最上位のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を、ボタン121に対応付けられているクラウドストレージサービス50に要求する(S301)。
【0122】
クラウドストレージサービス50は、S301における要求を受けると、S301において要求された一覧を画像形成装置30に通知する(S302)。
【0123】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S302における通知を受けると、S302において通知された一覧を示すファイル一覧画面140(
図16参照。)を表示部32に表示する(S303)。
【0124】
図16は、最上位のフォルダーにアクセスしている場合に画像形成装置30の表示部32に表示されるファイル一覧画面140の一例を示す図である。
【0125】
図16に示すファイル一覧画面140は、ホーム画面110(
図14参照。)に遷移するためのボタン141と、現在アクセスしているクラウドストレージサービス50を示すテキスト142と、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーを示す項目143と、現在アクセスしているフォルダーの直下のファイルを示す項目144~147とを備えている。現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーを示す項目は、
図16に示す例において1個示されているが、1個に限定されるものではなく、0個でも、2個以上でも良く、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーの数次第である。現在アクセスしているフォルダーの直下のファイルを示す項目は、
図16に示す例において4個示されているが、4個に限定されるものではなく、0個でも、1個以上3個以下でも、5個以上でも良く、現在アクセスしているフォルダーの直下のファイルの数次第である。ファイル一覧画面140は、S302において通知されたフォルダーおよびファイルの一覧のうち、ファイル一覧画面140に現在項目が表示されているフォルダーおよびファイルより前のフォルダーまたはファイルを示す項目をファイル一覧画面140に表示させるためのボタン148aと、S302において通知されたフォルダーおよびファイルの一覧のうち、ファイル一覧画面140に現在項目が表示されているフォルダーおよびファイルより後のフォルダーまたはファイルを示す項目をファイル一覧画面140に表示させるためのボタン148bとを備えている。ファイル一覧画面140は、スキャン設定画面を表示するための「スキャン設定」ボタン149aを備えている。
【0126】
図17は、ファイルを示す項目が選択された場合のファイル一覧画面140の一例を示す図である。
【0127】
ファイル一覧画面140は、ファイルを示す項目が選択されると、
図17に示すように、「スキャン設定」ボタン149a(
図16参照。)が印刷設定画面を表示するための「印刷設定」ボタン149bになる。
図17に示す例では、ファイルを示す項目として項目144が選択されている。
【0128】
次に、ファイル一覧画面140においてフォルダーを示す項目が選択された場合のシステム10の動作について説明する。
【0129】
図18は、ファイル一覧画面140においてフォルダーを示す項目が選択された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0130】
以下においては、ファイル一覧画面140において項目143が選択された場合を例として説明する。
【0131】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ファイル一覧画面140において項目143が選択されると、
図18に示すように、選択された項目143に対応するフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を、現在アクセスしているクラウドストレージサービス50に要求する(S321)。
【0132】
クラウドストレージサービス50は、S321における要求を受けると、S321において要求された一覧を画像形成装置30に通知する(S322)。
【0133】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S322における通知を受けると、S322において通知された一覧を示すファイル一覧画面150(
図19参照。)を表示部32に表示する(S323)。
【0134】
図19は、最上位のフォルダー以外のフォルダーにアクセスしている場合に画像形成装置30の表示部32に表示されるファイル一覧画面150の一例を示す図である。
【0135】
図19に示すファイル一覧画面150は、現在アクセスしているフォルダーの1つ上位のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示すファイル一覧画面140(
図16参照。)に遷移するためのボタン151と、現在アクセスしているフォルダーを示すテキスト152と、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーを示す項目153と、現在アクセスしているフォルダーの直下のファイルを示す項目154~157とを備えている。現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーを示す項目は、
図19に示す例において1個示されているが、1個に限定されるものではなく、0個でも、2個以上でも良く、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーの数次第である。現在アクセスしているフォルダーの直下のファイルを示す項目は、
図19に示す例において4個示されているが、4個に限定されるものではなく、0個でも、1個以上3個以下でも、5個以上でも良く、現在アクセスしているフォルダーの直下のファイルの数次第である。ファイル一覧画面150は、S322において通知されたフォルダーおよびファイルの一覧のうち、ファイル一覧画面150に現在項目が表示されているフォルダーおよびファイルより前のフォルダーまたはファイルを示す項目をファイル一覧画面150に表示させるためのボタン158aと、S322において通知されたフォルダーおよびファイルの一覧のうち、ファイル一覧画面150に現在項目が表示されているフォルダーおよびファイルより後のフォルダーまたはファイルを示す項目をファイル一覧画面150に表示させるためのボタン158bとを備えている。ファイル一覧画面150は、スキャン設定画面を表示するための「スキャン設定」ボタン159aを備えている。
【0136】
ファイル一覧画面150は、ファイル一覧画面140(
図16参照。)と同様に、ファイルを示す項目が選択されると、「スキャン設定」ボタン159aが、印刷設定画面を表示するための「印刷設定」ボタンになる。
【0137】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーが1つ以上である場合には、以上に説明した動作と同様の動作によって、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示すファイル一覧画面を表示部32に表示することが可能である。
【0138】
次に、ファイル一覧画面において「スキャン設定」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0139】
図20は、ファイル一覧画面において「スキャン設定」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0140】
以下においては、ファイル一覧画面140(
図16参照。)において「スキャン設定」ボタン149a(
図16参照。)が押された場合を例として説明する。
【0141】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ファイル一覧画面140において「スキャン設定」ボタン149aが押されると、
図20に示すように、現在アクセスしているフォルダーをアップロード先として特定する(S341)。
【0142】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、スキャン設定画面160(
図21参照。)を表示部32に表示する(S342)。
【0143】
図21は、画像形成装置30の表示部32に表示されるスキャン設定画面160の一例を示す図である。
【0144】
図21に示すスキャン設定画面160は、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示すファイル一覧画面140(
図16参照。)に遷移するためのボタン161と、スキャンして生成されるファイルのファイル名を指定するためのテキストボックス162と、スキャンの設定項目である「カラー/モノクロ」に対する設定値を指定するためのボタン163と、スキャンの設定項目である「原稿サイズ」に対する設定値を指定するためのボタン164と、スキャンの設定項目である「両面/片面」に対する設定値を指定するためのボタン165と、スキャンを実行するための「スキャン」ボタン166とを備えている。
図21に示すスキャン設定画面160においては、「カラー/モノクロ」に対する設定値として「カラー」が指定されていることがボタン163に表示されており、「原稿サイズ」に対する設定値として「A4」が指定されていることがボタン164に表示されており、「両面/片面」に対する設定値として「片面」が指定されていることがボタン165に表示されている。
【0145】
図20に示すように、画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S342の処理が終了すると、スキャン設定画面160における設定値の初期値を、実行予定のスキャンの設定値として特定する(S343)。
【0146】
クラウドストレージ利用部37aは、S343の処理が終了すると、スキャン設定画面160においてテキストボックス162およびボタン163~165のいずれかによって設定値が変更される度に、特定している、実行予定のスキャンの設定値を更新する(S344)。
【0147】
クラウドストレージ利用部37aは、S343の処理が終了した後、「スキャン」ボタン166が押されると、特定している、実行予定のスキャンの設定値を使用して、スキャナー34によってスキャンを実行する(S345)。
【0148】
クラウドストレージ利用部37aは、S345の処理が終了すると、スキャンして生成されたファイルを、現在アクセスしているクラウドストレージサービス50のうち、S341において特定したアップロード先であるフォルダーにアップロードする(S346)。なお、クラウドストレージサービス50は、スキャン設定画面160において指定されていたファイル名と同一のフォイル名のファイルがアップロード先に既に存在する場合、アップロード先に既に存在するファイルのファイル名と重複しないように、S346においてアップロードされたファイルのファイル名を自動で設定しても良い。
【0149】
クラウドストレージサービス50は、S346におけるアップロードが完了すると、アップロードの完了を画像形成装置30に通知する(S347)。
【0150】
次に、ファイル一覧画面において「印刷設定」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0151】
図22は、ファイル一覧画面において「印刷設定」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0152】
以下においては、ファイル一覧画面140(
図17参照。)において「印刷設定」ボタン149b(
図17参照。)が押された場合を例として説明する。
【0153】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ファイル一覧画面140において「印刷設定」ボタン149bが押されると、
図22に示すように、現在選択されているファイルをダウンロード対象として特定する(S361)。
【0154】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、印刷設定画面170(
図23参照。)を表示部32に表示する(S362)。
【0155】
図23は、画像形成装置30の表示部32に表示される印刷設定画面170の一例を示す図である。
【0156】
図23に示す印刷設定画面170は、現在アクセスしているフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示すファイル一覧画面140(
図16参照。)に遷移するためのボタン171と、印刷の設定項目である「カラー/モノクロ」に対する設定値を指定するためのボタン172と、印刷の設定項目である「用紙サイズ」に対する設定値を指定するためのボタン173と、印刷の設定項目である「両面/片面」に対する設定値を指定するためのボタン174と、印刷を実行するための「印刷」ボタン175とを備えている。
図23示す印刷設定画面170においては、「カラー/モノクロ」に対する設定値として「カラー」が指定されていることがボタン172に表示されており、「用紙サイズ」に対する設定値として「A4」が指定されていることがボタン173に表示されており、「両面/片面」に対する設定値として「片面」が指定されていることがボタン174に表示されている。
【0157】
図22に示すように、画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S362の処理が終了すると、印刷設定画面170における設定値の初期値を、実行予定の印刷の設定値として特定する(S363)。
【0158】
クラウドストレージ利用部37aは、S363の処理が終了すると、印刷設定画面170においてボタン172~174のいずれかによって設定値が変更される度に、特定している、実行予定の印刷の設定値を更新する(S364)。
【0159】
クラウドストレージ利用部37aは、S363の処理が終了した後、「印刷」ボタン175が押されると、S361において特定したダウンロード対象であるファイルを、現在アクセスしているクラウドストレージサービス50に要求する(S365)。
【0160】
クラウドストレージサービス50は、S365における要求を受けると、S365において要求されたファイルを画像形成装置30に送信する(S366)。
【0161】
クラウドストレージ利用部37aは、S366においてクラウドストレージサービス50から送信されてきたファイルを受信すると、受信したファイルを、特定している、実行予定の印刷の設定値でプリンター33によって印刷する(S367)。
【0162】
次に、ホーム画面110(
図14参照。)において「開く」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0163】
図24は、ホーム画面110において「開く」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0164】
以下においては、ホーム画面110において「開く」ボタン131b(
図14参照。)が押された場合を例として説明する。
【0165】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110において「開く」ボタン131bが押されると、
図24に示すように、S217(
図8参照。)において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「開く」ボタン131bに対応付けられている識別子で特定されるフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「開く」ボタン131bに対応付けられているクラウドストレージサービス50に要求する(S401)。
【0166】
クラウドストレージサービス50は、S401における要求を受けると、S401において要求された一覧を画像形成装置30に通知する(S402)。
【0167】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S402における通知を受けると、S402において通知された一覧を示すファイル一覧画面を表示部32に表示する(S403)。S403において表示されるファイル一覧画面は、例えば、
図16に示すファイル一覧画面140、または、
図19に示すファイル一覧画面150と同様のものである。
【0168】
次に、ホーム画面110(
図14参照。)において「スキャン設定へ」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0169】
図25は、ホーム画面110において「スキャン設定へ」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0170】
以下においては、ホーム画面110において「スキャン設定へ」ボタン131c(
図14参照。)が押された場合を例として説明する。
【0171】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110において「スキャン設定へ」ボタン131cが押されると、
図25に示すように、S217(
図8参照。)において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「スキャン設定へ」ボタン131cに対応付けられている識別子で特定されるフォルダーをアップロード先として特定する(S441)。
【0172】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「スキャン設定へ」ボタン131cに対応付けられている初期値を設定したスキャン設定画面を表示部32に表示する(S442)。S442において表示部32に表示されるスキャン設定画面は、スキャン設定画面160(
図21参照。)と同様のものである。
【0173】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、表示部32に表示中のスキャン設定画面における設定値の初期値を、実行予定のスキャンの設定値として特定する(S443)。
【0174】
クラウドストレージ利用部37aは、S443の処理が終了すると、表示部32に表示中のスキャン設定画面において設定値が変更される度に、特定している、実行予定のスキャンの設定値を更新する(S444)。
【0175】
クラウドストレージ利用部37aは、S443の処理が終了した後、表示部32に表示中のスキャン設定画面における「スキャン」ボタンが押されると、特定している、実行予定のスキャンの設定値を使用して、スキャナー34によってスキャンを実行する(S445)。
【0176】
クラウドストレージ利用部37aは、S445の処理が終了すると、スキャンして生成されたファイルを、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐスキャン」ボタン131dに対応付けられているクラウドストレージサービス50のうち、S441において特定したアップロード先であるフォルダーにアップロードする(S446)。なお、クラウドストレージサービス50は、スキャン設定画面において指定されていたファイル名と同一のフォイル名のファイルがアップロード先に既に存在する場合、アップロード先に既に存在するファイルのファイル名と重複しないように、S446においてアップロードされたファイルのファイル名を自動で設定しても良い。
【0177】
クラウドストレージサービス50は、S446におけるアップロードが完了すると、アップロードの完了を画像形成装置30に通知する(S447)。
【0178】
次に、ホーム画面110(
図14参照。)において「今すぐスキャン」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0179】
図26は、ホーム画面110において「今すぐスキャン」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0180】
以下においては、ホーム画面110において「今すぐスキャン」ボタン131d(
図14参照。)が押された場合を例として説明する。
【0181】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110において「今すぐスキャン」ボタン131dが押されると、
図26に示すように、S217(
図8参照。)において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐスキャン」ボタン131dに対応付けられている識別子で特定されるフォルダーをアップロード先として特定する(S461)。
【0182】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐスキャン」ボタン131dに対応付けられている設定値を、実行予定のスキャンの設定値として特定する(S462)。
【0183】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、特定している、実行予定のスキャンの設定値を使用して、スキャナー34によってスキャンを実行する(S463)。
【0184】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、スキャンして生成されたファイルを、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐスキャン」ボタン131dに対応付けられているクラウドストレージサービス50のうち、S461において特定したアップロード先であるフォルダーにアップロードする(S464)。なお、クラウドストレージサービス50は、アップロード先に既に存在するファイルのファイル名と重複しないように、S464においてアップロードされたファイルのファイル名を自動で設定しても良い。
【0185】
クラウドストレージサービス50は、S464におけるアップロードが完了すると、アップロードの完了を画像形成装置30に通知する(S465)。
【0186】
次に、ホーム画面110(
図14参照。)において「フォルダーを開く」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0187】
図27は、ホーム画面110において「フォルダーを開く」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0188】
以下においては、ホーム画面110において「フォルダーを開く」ボタン132b(
図14参照。)が押された場合を例として説明する。
【0189】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110において「フォルダーを開く」ボタン132bが押されると、
図27に示すように、S217(
図8参照。)において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「フォルダーを開く」ボタン132bに対応付けられている識別子で特定されるファイルの直上のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「フォルダーを開く」ボタン132bに対応付けられているクラウドストレージサービス50に要求する(S501)。
【0190】
クラウドストレージサービス50は、S501における要求を受けると、S501において要求された一覧を画像形成装置30に通知する(S502)。
【0191】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、S502における通知を受けると、S502において通知された一覧を示すファイル一覧画面を表示部32に表示する(S503)。S503において表示されるファイル一覧画面は、例えば、
図16に示すファイル一覧画面140、または、
図19に示すファイル一覧画面150と同様のものである。
【0192】
次に、ホーム画面110(
図14参照。)において「印刷設定へ」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0193】
図28は、ホーム画面110において「印刷設定へ」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0194】
以下においては、ホーム画面110において「印刷設定へ」ボタン132c(
図14参照。)が押された場合を例として説明する。
【0195】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110において「印刷設定へ」ボタン132cが押されると、
図28に示すように、S217(
図8参照。)において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「印刷設定へ」ボタン132cに対応付けられている識別子で特定されるファイルをダウンロード対象として特定する(S561)。
【0196】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「印刷設定へ」ボタン132cに対応付けられている初期値を設定した印刷設定画面を表示部32に表示する(S562)。S562において表示部32に表示される印刷設定画面は、印刷設定画面170(
図23参照。)と同様のものである。
【0197】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、表示部32に表示中の印刷設定画面における初期値を、実行予定の印刷の設定値として特定する(S563)。
【0198】
クラウドストレージ利用部37aは、S563の処理が終了すると、表示部32に表示中の印刷設定画面において設定値が変更される度に、特定している、実行予定の印刷の設定値を更新する(S564)。
【0199】
クラウドストレージ利用部37aは、S563の処理が終了した後、表示部32に表示中の印刷設定画面において「印刷」ボタンが押されると、S561において特定したダウンロード対象であるファイルを、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「印刷設定へ」ボタン132cに対応付けられているクラウドストレージサービス50に要求する(S565)。
【0200】
クラウドストレージサービス50は、S565における要求を受けると、S565において要求されたファイルを画像形成装置30に送信する(S566)。
【0201】
クラウドストレージ利用部37aは、S566においてクラウドストレージサービス50から送信されてきたファイルを受信すると、受信したファイルを、特定している、実行予定の印刷の設定値でプリンター33によって印刷する(S567)。
【0202】
次に、ホーム画面110(
図14参照。)において「今すぐ印刷」ボタンが押された場合のシステム10の動作について説明する。
【0203】
図29は、ホーム画面110において「今すぐ印刷」ボタンが押された場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0204】
以下においては、ホーム画面110において「今すぐ印刷」ボタン132d(
図14参照。)が押された場合を例として説明する。
【0205】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ホーム画面110において「今すぐ印刷」ボタン132dが押されると、
図29に示すように、S217(
図8参照。)において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐ印刷」ボタン132dに対応付けられている識別子で特定されるファイルをダウンロード対象として特定する(S581)。
【0206】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐ印刷」ボタン132dに対応付けられている設定値を、実行予定の印刷の設定値として特定する(S582)。
【0207】
次いで、クラウドストレージ利用部37aは、S581において特定したダウンロード対象であるファイルを、S217において表示用情報生成システム40から通知されたアクションボタン表示用情報において「今すぐ印刷」ボタン132dに対応付けられているクラウドストレージサービス50に要求する(S583)。
【0208】
クラウドストレージサービス50は、S583における要求を受けると、S583において要求されたファイルを画像形成装置30に送信する(S584)。
【0209】
クラウドストレージ利用部37aは、S584においてクラウドストレージサービス50から送信されてきたファイルを受信すると、受信したファイルを、特定している、実行予定の印刷の設定値でプリンター33によって印刷する(S585)。
【0210】
次に、除外規則情報が変更される場合のシステム10の動作について説明する。
【0211】
図30は、除外規則情報が変更される場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0212】
ユーザーは、除外規則情報の編集を画像形成装置30の操作部31を介して画像形成装置30に指示することができる。画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ログイン中のユーザーから除外規則情報の編集が指示されると、
図30に示すように、ログイン中のユーザーの除外規則情報を表示用情報生成システム40に要求する(S601)。
【0213】
表示用情報生成システム40の規則変更部45fは、S601における要求を受けると、S601において要求された除外規則情報を画像形成装置30に送信する(S602)。
【0214】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、表示用情報生成システム40によってS602において送信された除外規則情報を受信すると、受信した除外規則情報を編集するための画面(以下「除外規則情報編集画面」という。)を表示部32に表示する(S603)。S603において表示部32に表示される除外規則情報編集画面は、表示用情報生成システム40によってS602において送信された除外規則情報が表示されている。ユーザーは、除外規則情報編集画面に表示されている除外規則情報を操作部31を介して編集することができる。
【0215】
クラウドストレージ利用部37aは、S603の処理が終了した後、除外規則情報編集画面に表示されている除外規則情報の編集が完了されると、編集された除外規則情報を表示用情報生成システム40に送信する(S604)。
【0216】
表示用情報生成システム40の規則変更部45fは、画像形成装置30によってS604において送信された除外規則情報を受信すると、受信した除外規則情報を、ログイン中のユーザーの除外規則情報として保存する(S605)。
【0217】
以上においては、ユーザーが画像形成装置30経由で表示用情報生成システム40にアクセスすることによって除外規則情報を変更する場合について説明している。しかしながら、ユーザーが図示していないPCなどのコンピューター経由で表示用情報生成システム40にアクセスすることによって除外規則情報を変更する場合についても同様である。
【0218】
次に、変換規則情報が変更される場合のシステム10の動作について説明する。
【0219】
図31は、変換規則情報が変更される場合のシステム10の動作のシーケンス図である。
【0220】
ユーザーは、変換規則情報の編集を画像形成装置30の操作部31を介して画像形成装置30に指示することができる。画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、ログイン中のユーザーから変換規則情報の編集が指示されると、
図31に示すように、ログイン中のユーザーの変換規則情報を表示用情報生成システム40に要求する(S621)。
【0221】
表示用情報生成システム40の規則変更部45fは、S621における要求を受けると、S621において要求された変換規則情報を画像形成装置30に送信する(S622)。
【0222】
画像形成装置30のクラウドストレージ利用部37aは、表示用情報生成システム40によってS622において送信された変換規則情報を受信すると、受信した変換規則情報を編集するための画面(以下「変換規則情報編集画面」という。)を表示部32に表示する(S623)。S623において表示部32に表示される変換規則情報編集画面は、表示用情報生成システム40によってS622において送信された変換規則情報が表示されている。ユーザーは、変換規則情報編集画面に表示されている変換規則情報を操作部31を介して編集することができる。
【0223】
クラウドストレージ利用部37aは、S623の処理が終了した後、変換規則情報編集画面に表示されている変換規則情報の編集が完了されると、編集された変換規則情報を表示用情報生成システム40に送信する(S624)。
【0224】
表示用情報生成システム40の規則変更部45fは、画像形成装置30によってS624において送信された変換規則情報を受信すると、受信した変換規則情報を変、ログイン中のユーザーの換規則情報として保存する(S625)。
【0225】
なお、変換規則情報は、「印刷設定画面表示動作」のアクションパラメーターの種類として印刷設定画面における印刷の設定値の初期値を示す「初期設定」を含み、「即時印刷動作」のアクションパラメーターの種類として印刷の設定値を示す「設定」を含み、「スキャン設定画面表示動作」のアクションパラメーターの種類としてスキャン設定画面におけるスキャンの設定値の初期値を示す「初期設定」を含み、「即時スキャン動作」のアクションパラメーターの種類としてスキャンの設定値を示す「設定」を含む。したがって、表示用情報生成システム40の規則変更部45fは、これらの設定値および初期値を受け付ける設定値受付部を構成している。
【0226】
以上においては、ユーザーが画像形成装置30経由で表示用情報生成システム40にアクセスすることによって変換規則情報を変更する場合について説明している。しかしながら、ユーザーが図示していないPCなどのコンピューター経由で表示用情報生成システム40にアクセスすることによって変換規則情報を変更する場合についても同様である。
【0227】
以上に説明したように、表示用情報生成システム40は、アクションを画像形成装置30に実行させるためのアクションボタンを画像形成装置30に表示させるためのアクションボタン表示用情報を、クラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち、クラウドストレージサービスのショートカット機能の対象と、アクションの種類との組み合わせ毎に生成する(S233および
図13参照。)ので、ショートカット機能の対象と、アクションの種類との組み合わせ毎にアクションボタンを画像形成装置30に表示させる(S218および
図14参照。)ことができる。
【0228】
画像形成システム20は、アクションを画像形成装置30に実行させるためのアクションボタンを、クラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち、クラウドストレージサービスのショートカット機能の対象と、アクションの種類との組み合わせ毎に画像形成装置30が表示する(S218および
図14参照。)ので、ワンクリックで様々なアクションを実行することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0229】
画像形成システム20は、複数のクラウドストレージサービス用のアクションボタンを画像形成装置30が同時に表示可能である(
図14参照。)ので、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0230】
表示用情報生成システム40は、クラウドストレージサービスから取得したショートカット情報から、アクションボタン表示用情報の生成に使用しないショートカット情報を除外するための除外規則を外部からの指示に応じて変更する(S605)ので、画像形成装置30に表示されるアクションボタンのカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0231】
表示用情報生成システム40は、ショートカット情報をアクションボタン表示用情報に変換するための変換規則を外部からの指示に応じて変更する(S625)ので、画像形成装置30に表示されるアクションボタンのカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0232】
表示用情報生成システム40は、クラウドストレージサービスにおいてショートカット情報の対象のファイルの直上のフォルダーの直下のフォルダーおよびファイルの一覧を示すファイル一覧画面を表示する同一フォルダー内ファイル一覧表示動作用のアクションボタンである「フォルダーを開く」ボタン132b(
図14参照。)を画像形成装置30に表示させる(S218)ことができるので、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0233】
表示用情報生成システム40は、ショートカット情報の対象のファイルの印刷の設定値を受け付ける印刷設定画面を表示する印刷設定画面表示動作用のアクションボタンである「印刷設定へ」ボタン132c(
図14参照。)を画像形成装置30に表示させる(S218)ことができるので、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0234】
表示用情報生成システム40は、印刷設定画面表示動作を画像形成装置30に実行させるための「印刷設定へ」ボタン132cを画像形成装置30に表示させるためのアクションボタン表示用情報に、S625において規則変更部45fによって受け付けられた、印刷設定画面における印刷の設定値の初期値を含める(S233)ので、ショートカット情報の対象のファイルの印刷の設定値を受け付ける印刷設定画面のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0235】
表示用情報生成システム40は、即時印刷動作を画像形成装置30に実行させるための「今すぐ印刷」ボタン132d(
図14参照。)を画像形成装置30に表示させるためのアクションボタン表示用情報に、S625において規則変更部45fによって受け付けられた、即時印刷動作用の印刷の設定値を含める(S233)ので、画像形成装置30によって実行される即時印刷動作のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0236】
表示用情報生成システム40は、ショートカット情報の対象のフォルダーにアップロードするファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付けるスキャン設定画面を表示するスキャン設定画面表示動作用のアクションボタンである「スキャン設定へ」ボタン131c、133c(
図14参照。)を画像形成装置30に表示させることができるので、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0237】
表示用情報生成システム40は、スキャン設定画面表示動作を画像形成装置30に実行させるための「スキャン設定へ」ボタン131c、133cを画像形成装置30に表示させるためのアクションボタン表示用情報に、S625において規則変更部45fによって受け付けられた、スキャン設定画面におけるスキャンの設定値の初期値を含める(S233)ので、ショートカット情報の対象のフォルダーにアップロードするファイルを生成するためのスキャンの設定値を受け付けるスキャン設定画面のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0238】
表示用情報生成システム40は、即時スキャン動作を画像形成装置30に実行させるための「今すぐスキャン」ボタン131d、133d(
図14参照。)を画像形成装置30に表示させるためのアクションボタン表示用情報に、S625において規則変更部45fによって受け付けられた、即時スキャン動作用のスキャンの設定値を含める(S233)ので、画像形成装置30によって実行される即時スキャン動作のカスタマイズ性を向上することができ、その結果、画像形成装置30における操作性を向上することができる。
【0239】
近年のビジネス活動で生成される多くの文書は、電子文書である。ビジネス活動で生成される電子文書は、クラウドストレージサービスで管理されている場合が多い。そのため、クラウドストレージサービスにおけるショートカット機能の対象は、ユーザーのビジネス活動との関連性が強い。したがって、画像形成システム20は、クラウドストレージサービスのショートカット機能の対象に応じて画像形成装置30における操作性を向上することによって、ユーザーのビジネス活動に沿った形で画像形成装置30における操作性を向上することができる。例えば、ビジネス活動の中では、特定のファイルまたはフォルダーが活発に利用されるようになったり、活発に利用されていたファイルまたはフォルダーが時間の経過とともに利用されなくなったりする変化が生じることがあるが、画像形成システム20は、このようなビジネス活動における変化に対して、画像形成装置30における操作性を追従させることが可能である。
【0240】
ユーザーによっては、画像形成装置に対する操作に偏りがある場合がある。例えば、ユーザーによっては、特定のファイルまたはフォルダーに頻繁にアクセスしたり、同一のスキャン設定を頻繁に使用したり、同一の印刷設定を頻繁に使用したりする。このような偏りは、ユーザーの行う固有のビジネス活動によるところが大きい。例えば、多数の客から受け取った注文書を同一のスキャン設定でスキャンし、スキャンした全てのファイルを特定のフォルダーにアップロードするという業務の場合、アップロード先のフォルダーを都度探索したり、スキャン設定を都度変更したりすることは無駄な作業である上に、ユーザーが手動で都度実行すると、操作ミスが生じ易い。しかしながら、画像形成システム20は、クラウドストレージサービスによって管理されているファイルおよびフォルダーのうち、クラウドストレージサービスのショートカット機能の対象と、アクションの種類との組み合わせ毎に画像形成装置30がアクションボタンを表示するので、ユーザーに無駄な作業をさせる可能性を低減することができ、その結果、ユーザーによる操作ミスを低減することができる。
【0241】
画像形成システム20は、本実施の形態において、スキャンの設定項目として「カラー/モノクロ」、「原稿サイズ」および「両面/片面」を備えている。しかしながら、画像形成システム20は、スキャンの設定項目として、「カラー/モノクロ」、「原稿サイズ」および「両面/片面」に加えて、または、「カラー/モノクロ」、「原稿サイズ」および「両面/片面」の少なくとも1つに代えて、他の設定項目を備えても良い。例えば、画像形成システム20は、スキャンの設定項目として、スキャンの解像度を示す設定項目である「解像度」と、例えば、文字を主体とした原稿、文字および写真が混在した原稿など、原稿の種類を示す設定項目である「原稿種類」と、画像形成装置30への原稿のセット方向を示す設定項目である「原稿向き」と、例えばPDF(Portable Document Format)、TIFF(Tagged Image File Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)など、スキャンして生成されるファイルのフォーマットを示す設定項目である「ファイル形式」との少なくとも1つを備えても良い。
【0242】
画像形成システム20は、本実施の形態において、印刷の設定項目として「カラー/モノクロ」、「用紙サイズ」および「両面/片面」を備えている。しかしながら、画像形成システム20は、スキャンの設定項目として、「カラー/モノクロ」、「用紙サイズ」および「両面/片面」に加えて、または、「カラー/モノクロ」、「用紙サイズ」および「両面/片面」の少なくとも1つに代えて、他の設定項目を備えても良い。
【0243】
本実施の形態において、表示用情報生成システム40は、アクションボタン表示用情報を更新日順にソートする(S234)。しかしながら、表示用情報生成システム40は、アクションボタン表示用情報を更新日順にソートするか否かが設定されることが可能でも良い。
【0244】
本実施の形態において、クラウドストレージサービスから表示用情報生成システム40に通知されるショートカット情報には、「更新日」が含まれている。しかしながら、クラウドストレージサービスから表示用情報生成システム40に通知されるショートカット情報には、「更新日」が含まれていなくても良い。クラウドストレージサービスから表示用情報生成システム40に通知されるショートカット情報に「更新日」が含まれていない場合、表示用情報生成システム40の表示用情報生成部45dがアクションボタン表示用情報を更新日順にソートする処理(S234)は実行されない。
【0245】
本実施の形態において、表示用情報生成システム40がユーザー認証を実行している。しかしながら、ユーザー認証は、例えばユーザー認証専門のサーバーなど、表示用情報生成システム40以外のシステムで実行されても良い。
【0246】
本発明のファイル管理サーバーは、本実施の形態においてクラウドストレージサービスによって構成されている。しかしながら、本発明のファイル管理サーバーは、クラウドストレージサービスでなくても良い。
【符号の説明】
【0247】
20 画像形成システム
30 画像形成装置
40 表示用情報生成システム(コンピューター)
44a 表示用情報生成プログラム
44d 除外規則情報
44e 変換規則情報
45c ショートカット情報取得部
45d 表示用情報生成部
45f 規則変更部(設定値受付部)
50、60、70 クラウドストレージサービス(ファイル管理サーバー)
131b 「開く」ボタン(被操作部)
131c 「スキャン設定へ」ボタン(スキャン設定画面表示動作を画像形成装置に実行させるための被操作部)
131d 「今すぐスキャン」ボタン(即時スキャン動作を画像形成装置に実行させるための被操作部)
132b 「フォルダーを開く」ボタン(被操作部)
132c 「印刷設定へ」ボタン(印刷設定画面表示動作を画像形成装置に実行させるための被操作部)
132d 「今すぐ印刷」ボタン(即時印刷動作を画像形成装置に実行させるための被操作部)
133b 「開く」ボタン(被操作部)
133c 「スキャン設定へ」ボタン(スキャン設定画面表示動作を画像形成装置に実行させるための被操作部)
133d 「今すぐスキャン」ボタン(即時スキャン動作を画像形成装置に実行させるための被操作部)
140、150 ファイル一覧画面(フォルダーおよびファイルの一覧を示す画面)
160 スキャン設定画面(スキャンの設定値を受け付ける画面)
170 印刷設定画面(ファイルの印刷の設定値を受け付ける画面)