(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174511
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20241210BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092368
(22)【出願日】2023-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】513040384
【氏名又は名称】株式会社マネーフォワード
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼木 雅史
(72)【発明者】
【氏名】岡嶋 竜矢
(72)【発明者】
【氏名】富田 湧平
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA11
5L049AA11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】相手方ファイル添付機能をより便利にするプログラム、情報処理方法及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、サーバ装置、管理者コンピュータ、申請者コンピュータ及び相手方コンピュータが、ネットワークを介して相互に通信可能な情報処理システムにおいて、サーバ装置のプロセッサは、申請者操作受付部と設定部とを実行させるプログラムを実行する。申請者操作受付部では、申請者から、契約の申請に関する操作を受け付ける。設定部では、受け付けた契約の種別が所定の種別であった場合に、相手方ファイル添付機能を設定する。相手方ファイル添付機能は、契約の相手方にファイルの添付を要求する機能である。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに申請者操作受付ステップと設定ステップとを実行させるプログラムであって、
前記申請者操作受付ステップでは、申請者から、契約の申請に関する操作を受け付け、
前記設定ステップでは、受け付けた前記契約の種別が所定の種別であった場合に、相手方ファイル添付機能を設定し、
前記相手方ファイル添付機能は、前記契約の相手方にファイルの添付を要求する機能である、
プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記プログラムは、前記コンピュータに管理者操作受付ステップを実行させ、
前記管理者操作受付ステップでは、
管理者操作画面を表示させ、
前記管理者操作画面において、管理者から、契約の種別に対して前記相手方ファイル添付機能を設定するか否かの操作を受け付け、
前記管理者操作受付ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能が設定されていた場合には、前記設定ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能を設定し、
前記管理者操作受付ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能が設定されていなかった場合には、前記設定ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能を設定しない、
プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記申請者操作受付ステップでは、前記申請者の操作に応じて申請者操作画面を表示させ、前記申請者操作画面において、前記申請者から前記契約の種別を受け付ける、
プログラム。
【請求項4】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記プログラムは、前記コンピュータに相手方操作ステップを実行させ、
前記相手方操作ステップでは、前記相手方からファイルの添付を受け付けるための相手方操作画面を表示させる、
プログラム。
【請求項5】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記設定ステップにおいて、受け付けた前記契約の種別が前記所定の種別ではなかった場合、前記相手方ファイル添付機能を設定しない、
プログラム。
【請求項6】
請求項2に記載のプログラムにおいて、
前記管理者操作受付ステップによって前記相手方ファイル添付機能が設定されていた場合、前記申請者操作受付ステップにおいて前記申請者は前記相手方ファイル添付機能の設定を解除することはできない、
プログラム。
【請求項7】
請求項2に記載のプログラムにおいて、
前記管理者操作受付ステップでは、
前記管理者操作画面において、前記管理者から前記相手方によるファイルの添付を必須にするか任意にするかの設定を受け付け、
前記必須に設定されていた場合には、前記相手方がファイルを添付しない限り、前記相手方から前記申請者への送信ができないように設定され、
前記任意に設定されていた場合には、前記相手方がファイルを添付しなくても、前記相手方から前記申請者への送信が可能となるように設定される、
プログラム。
【請求項8】
請求項2に記載のプログラムにおいて、
前記管理者操作受付ステップでは、前記管理者操作画面において、前記管理者から、前記所定の種別の前記契約の種別に対して管理者コメント情報の設定を受け付け、
前記管理者コメント情報は、前記相手方からファイルの添付を受け付けるための相手方操作画面に表示されるテキストの情報を含み、
前記申請者操作受付ステップでは、
前記申請者の操作に応じて申請者操作画面を表示させ、
前記申請者操作画面において、前記申請者から、契約毎に対応する申請者コメント情報の設定を受け付け、
前記申請者コメント情報は、前記管理者コメント情報と共に前記相手方操作画面に表示されるテキストの情報を含む、
プログラム。
【請求項9】
請求項2に記載のプログラムにおいて、
前記管理者操作受付ステップでは、前記管理者操作画面において、前記管理者から、前記所定の種別の前記契約の種別に対して、前記相手方が添付するファイルの保存の期間の設定を受け付け、
前記相手方が添付する前記ファイルは、前記保存の期間を経過した場合に削除される、
プログラム。
【請求項10】
情報処理方法であって、
請求項1~9の何れか1つに記載のプログラムの各ステップを備える、
情報処理方法。
【請求項11】
情報処理システムであって、
請求項1~9の何れか1つに記載のプログラムを実行するコンピュータを備える、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、契約書や稟議書などの電子署名文書を管理するにあたって、簡単かつ低コストで、安全性の高いシステムを提供する技術が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電子契約サービスの機能として、契約の相手方に何らかのファイル(例えば、身分証など)の送信やアップロードを求める機能がある。
【0005】
本発明は、このような相手方ファイル添付機能をより便利にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、コンピュータに申請者操作受付ステップと設定ステップとを実行させるプログラムが提供される。このプログラムにおける申請者操作受付ステップでは、申請者から、契約の申請に関する操作を受け付ける。設定ステップでは、受け付けた契約の種別が所定の種別であった場合に、相手方ファイル添付機能を設定する。相手方ファイル添付機能は、契約の相手方にファイルの添付を要求する機能である。
【0007】
本発明によれば、相手方ファイル添付機能をより便利にする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】サーバ装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】管理者コンピュータ3のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】申請者コンピュータ4のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図5】相手方コンピュータ5のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図6】サーバ装置2のプロセッサ21によって実現される機能を示すブロック図の一例である。
【
図7】サーバ装置2と管理者コンピュータ3との間における情報処理の一例を示す図である。
【
図9】サーバ装置2と申請者コンピュータ4との間における情報処理の一例を示す図である。
【
図11】サーバ装置2と相手方コンピュータ5との間における情報処理の一例を示す図である。
【
図13】申請者が操作する申請者操作画面90の一例を示す図である。
【
図14】任意の契約の選択を受け付けるための申請者操作画面91の一例を示す図である。
【
図15】契約の確認を行うための申請者操作画面92の一例を示す図である。
【
図16】契約の最終確認を行うための申請者操作画面93の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
1.用語の説明
まず、本明細書に登場する各用語について説明する。
【0011】
本明細書において、登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0012】
本明細書において、「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0013】
本明細書において、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0014】
本明細書において、管理者は、契約の種別の設定を管理するユーザーである。管理者は、例えば、契約の種別ごとの、相手方ファイル添付機能の設定と、ファイルの保存期間の設定とを行うユーザーである。
【0015】
本明細書において、申請者は、契約の締結のための操作の要求を契約の相手方に申請するユーザーである。申請者は、例えば、新たな契約の申請を行うユーザーであり、契約種別を選択し、ファイル(電子ファイル)の添付を相手方に求めるユーザーである。
【0016】
本明細書において、相手方は、契約の相手方である。相手方は、例えば、申請者からの契約の申請に応じてファイルを添付する。
【0017】
本明細書において、契約は、任意の形式の契約を含む。例えば、契約は、贈与契約、売買契約、交換契約、消費貸借契約、使用貸借契約、賃貸借契約、雇用契約、請負契約、委任契約・準委任契約、寄託契約、組合契約、終身定期金契約、和解契約といった典型契約を含んでもよい。また、契約は、取引基本契約、秘密保持契約、業務委託契約、ソフトウェア開発委託契約、OEM契約、派遣契約、人材紹介契約、ライセンス契約、販売代理店契約・販売仲介契約、M&Aに関する契約、コンサルティング契約、共同研究契約、共同出願契約、合弁契約等を含んでもよい。
【0018】
本明細書において、契約の種別は、ある契約において、その契約が属するカテゴリーや種類を識別するための分類方法を示す概念である。契約の種別は、ユーザーの業務、プロジェクト、目的等に合わせて、管理者により新たに作成される。作成された契約の種別は、種々の情報を含み、例えば、後述する、契約の種別の名称、契約の種別の説明、相手方の名称、相手方の代表者の名前、管理者コメント情報、差戻コメント情報等を含みうる。作成された契約の種別は、上記した情報を含む状態で、申請者により契約の申請に使用される。
【0019】
相手方ファイル添付機能は、契約の相手方にファイルの添付を要求する機能である。相手方ファイル添付機能を設定することにより、本明細書における電子契約サービスは、ファイルの添付を相手方に要求する。また、相手方ファイル添付機能を設定する場合、相手方ファイル添付機能は、相手方からのファイルの添付を必須で要求するか任意で要求するかを選択できる。相手方からのファイルの添付を必須で要求していた場合、相手方ファイル添付機能は、相手方がファイルを添付しない限り、相手方から申請者操作画面7へのファイルの送信ができないように構成される。また、相手方からのファイルの添付を任意で要求していた場合、相手方ファイル添付機能は、相手方がファイルを添付しなくても、相手方から申請者への送信が可能となるように構成される。相手方ファイル添付機能を設定しない場合、相手方ファイル添付機能は、相手方操作画面8においてファイルの添付を相手方に求めないように構成される。
【0020】
2.情報処理システム1のシステム構成
次に、
図1を参照しながら本実施形態の情報処理システム1のシステム構成について説明する。
【0021】
図1は、情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1が示すように、情報処理システム1は、サーバ装置2と、管理者コンピュータ3と、申請者コンピュータ4と、相手方コンピュータ5と、ネットワークNとを有する。サーバ装置2、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5は、ネットワークNを介して、相互に通信可能に構成される。これにより、サーバ装置2、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5は、相互に様々な情報を送信又は受信することができる。なお、サーバ装置2、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5は、情報処理装置の一例であり、本実施形態に限定されるものではない。管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5は、PC(Personal Computer)、タブレット型コンピュータ、スマートフォン等の何れであってもよい。なお、サーバ装置2は、単体のサーバから構成されていても、複数のサーバから構成されていてもよい。管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5は、複数あってもよい。ここで、情報処理システム1に例示されるシステムとは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。したがって、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5は、単体であっても情報処理システム1に例示されるシステムに含まれる。
【0022】
2.ハードウェア構成
次に、
図2、
図3、
図4及び
図5を参照しながら、本実施形態のサーバ装置2、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5のそれぞれのハードウェア構成について説明する。
【0023】
2.1.サーバ装置2のハードウェア構成
図2は、サーバ装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、サーバ装置2は、プロセッサ21と、記憶部22と、通信部23とを備え、これらの構成要素がサーバ装置2の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。サーバ装置2は、実施形態に係る処理を実行する。
【0024】
プロセッサ21は、サーバ装置2に関連する全体動作の処理及び制御を行う。プロセッサ21は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。プロセッサ21が、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出し、プログラムに基づき処理を実行することによって、サーバ装置2に係る種々の機能、例えば、後述する
図7~
図16に示される処理が実現される。なお、プロセッサ21は単一であることに限定されず、機能ごとに複数のプロセッサ21を有するように実施してもよい。また、それらの組合せであってもよい。
【0025】
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、プロセッサ21によって実行されるサーバ装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部22は、プロセッサ21によって実行されるサーバ装置2に係る種々のプログラム、変数及びプロセッサ21がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶している。記憶部22は、記憶媒体の一例である。
【0026】
通信部23は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G/4G/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、サーバ装置2は、通信部23を介して、外部から種々の情報を通信してもよい。
【0027】
2.2.管理者コンピュータ3のハードウェア構成
図3は、管理者コンピュータ3のハードウェア構成の一例を示す図である。管理者コンピュータ3は、管理者により使用される。
図3に示されるように、管理者コンピュータ3は、プロセッサ31と、記憶部32と、通信部33と、入力部34と、出力部35と、を備え、これらの構成要素が管理者コンピュータ3の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。管理者コンピュータ3は、実施形態に係る処理を実行する。管理者コンピュータ3のプロセッサ31、記憶部32及び通信部33については、サーバ装置2のプロセッサ21、記憶部22及び通信部23を参照されたい。
【0028】
入力部34は、管理者コンピュータ3の筐体に含まれてもよいし、外付けされてもよい。例えば、入力部34は、出力部35と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザーは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することが可能である。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部34がユーザーによってなされた操作に基づく入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バスを介してプロセッサ31に転送され、プロセッサ31が必要に応じて所定の制御又は演算を実行しうる。
【0029】
出力部35は、管理者コンピュータ3の表示部として機能することが可能である。出力部35は、例えば、管理者コンピュータ3の筐体に含まれてもよいし、外付けされてもよい。出力部35は、ユーザーが操作可能なグラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、管理者コンピュータ3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。
【0030】
2.3.申請者コンピュータ4のハードウェア構成
図4は、申請者コンピュータ4のハードウェア構成の一例を示す図である。申請者コンピュータ4は、申請者により使用される。
図4に示されるように、申請者コンピュータ4は、プロセッサ41と、記憶部42と、通信部43と、入力部44と、出力部45と、を有し、これらの構成要素が申請者コンピュータ4の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。申請者コンピュータ4は、実施形態に係る処理を実行する。申請者コンピュータ4のプロセッサ41、記憶部42及び通信部43については、サーバ装置2のプロセッサ21、記憶部22及び通信部23を参照されたい。申請者コンピュータ4の入力部44及び出力部45については、管理者コンピュータ3の入力部34及び出力部35を参照されたい。
【0031】
2.4.相手方コンピュータ5のハードウェア構成
図5は、相手方コンピュータ5のハードウェア構成の一例を示す図である。相手方コンピュータ5は、相手方により使用される。
図5に示されるように、相手方コンピュータ5は、プロセッサ51と、記憶部52と、通信部53と、入力部54と、出力部55と、を有し、これらの構成要素が相手方コンピュータ5の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。相手方コンピュータ5は、実施形態に係る処理を実行する。相手方コンピュータ5のプロセッサ51、記憶部52及び通信部53については、サーバ装置2のプロセッサ21、記憶部22及び通信部23を参照されたい。相手方コンピュータ5の入力部54及び出力部55については、管理者コンピュータ3の入力部34及び出力部35を参照されたい。
【0032】
3.プロセッサ21の機能構成
本節では、
図6を示しながら本実施形態の機能構成について説明する。
図6は、サーバ装置2のプロセッサ21によって実現される機能を示すブロック図の一例である。情報処理システム1の一例であるサーバ装置2のプロセッサ21は、情報送受信部210と、設定部211と、管理者操作受付部212と、申請者操作受付部213と、相手方操作受付部214とを備える。前述の通り、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例であるプロセッサ21によって具体的に実現されることで、プロセッサ21に含まれる各機能部として実行されうる。
【0033】
情報送受信部210は、ネットワークN及び通信部23を介して、種々の情報を他の装置から受け付け、受信し、又は取得するように構成される。また、情報送受信部210は、通信部23及びネットワークNを介して、種々の情報を他の装置に送信又は出力するように構成される。
【0034】
設定部211は、相手方ファイル添付機能を設定するように構成される。
【0035】
管理者操作受付部212は、管理者操作画面6を管理者コンピュータ3の出力部35に表示させるように構成される。管理者操作受付部212は、管理者操作画面6上において管理者から操作を受け付け、種々の情報処理を実行するように構成される。
【0036】
申請者操作受付部213は、申請者操作画面7を申請者コンピュータ4の出力部45に表示させるように構成される。申請者操作受付部213は、申請者操作画面7上において申請者から操作を受け付け、種々の情報処理を実行するように構成される。
【0037】
相手方操作受付部214は、相手方操作画面8を相手方コンピュータ5の出力部55に表示させるように構成される。相手方操作受付部214は、相手方操作画面8上において相手方から操作を受け付け、種々の情報処理を実行するように構成される。
【0038】
情報送受信部210、設定部211、管理者操作受付部212、申請者操作受付部213及び相手方操作受付部214の詳細は、後述する。
【0039】
4.情報処理システム1における動作
本節では、本実施形態の情報処理システム1で実行される好ましい情報処理の一例を説明する。
【0040】
なお、本明細書において、送信された又は受信した種々の情報は、送信又は受信に使用された各装置内の記憶部にて記憶されるものとする。例えば、サーバ装置2から管理者コンピュータ3に情報が送信された場合、サーバ装置2の記憶部22及び管理者コンピュータ3の記憶部32にその情報が記憶されるものとする。申請者コンピュータ4の記憶部42及び相手方コンピュータ5の記憶部52にも同様に適用される。
【0041】
本明細書において、サーバ装置2が通信部23及びネットワークNを使用する情報処理の一部を省略して記載されることがある。例えば、プロセッサ21(情報送受信部210)が通信部23とネットワークNとを介して、他の装置との間で情報を送受信することを、単にプロセッサ21(情報送受信部210)が他の装置に情報を送信する、又は単にプロセッサ21(情報送受信部210)が他の装置から情報を受け付けると記載することがある。このような記載は、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5によって行われる情報処理にも使用される。
【0042】
本明細書において、管理者コンピュータ3の入力部34を使用する情報処理の記載の一部が省略して記載されることがある。例えば、プロセッサ31がユーザーによる入力部34への操作を介して所定の入力を受け付けることを、単にプロセッサ31がユーザーから所定の入力を受け付けると記載することがある。このような記載は、申請者コンピュータ4の入力部44及び相手方コンピュータ5の入力部54によって行われる情報処理にも使用される。
【0043】
本明細書において、出力部35に情報を表示させる情報処理について、単にプロセッサ31がある情報を出力部35に表示させるものとして、また、間接的にはプロセッサ21(管理者操作受付部212、申請者操作受付部213又は相手方操作受付部214)がある情報を出力部35に表示させるものとして記載することがある。この場合、次のような情報処理が実行される。すなわち、プロセッサ31は、ユーザーによる画面に情報を表示させるための指示をユーザーから受け付ける。プロセッサ31は、その指示をサーバ装置2に送信する。プロセッサ21は、その指示を管理者コンピュータ3から受信する。プロセッサ21は、その指示に基づいて表示情報を生成する。プロセッサ21は、生成した表示情報を管理者コンピュータ3に送信する。プロセッサ31は、生成した表示情報をサーバ装置2から受信する。プロセッサ31は、生成した表示情報に基づいて、出力部35への表示を制御する。このような記載は、申請者コンピュータ4の出力部45及び相手方コンピュータ5の出力部55によって行われる情報処理においても使用される。また、ここでの表示情報とは、画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザーが視認可能な態様で生成された情報そのものだけでなく、表示させるためのレンダリング情報を含む概念である。
【0044】
本実施形態に係る電子契約サービスでは、例えば、まず管理者から契約の種別の作成を受け付け、次に申請者から新たな契約の申請を受け付け、次に相手方からファイルの添付を受け付け、最後に申請者から添付された当該ファイルの承認を受け付けることにより情報処理が進行する。以下では、
図7~
図16を用いて、本実施形態に係る電子契約サービスを使用した場合の情報処理について説明する。
【0045】
4.1.管理者による契約の種別の作成に係る情報処理
まず、
図7~
図8を用いて、管理者による契約の種別の作成に係る情報処理を説明する。
図7は、サーバ装置2と管理者コンピュータ3との間における情報処理の一例を示す図である。
【0046】
S100にて、管理者コンピュータ3のプロセッサ31は、管理者から、新たに契約の種別を作成するための画面を表示させる指示(以下、作成画面表示指示)を受け付ける。
S101にて、プロセッサ31は、サーバ装置2に作成画面表示指示を送信する。サーバ装置2の情報送受信部210は、管理者コンピュータ3から作成画面表示指示を受け付ける。
S102にて、管理者操作受付部212は、作成画面表示指示に基づいて、
図8に示す管理者操作画面6を表示させるための画面情報を生成する。
S103にて、情報送受信部210は、管理者コンピュータ3に管理者操作画面6の画面情報を送信する。プロセッサ31は、サーバ装置2から管理者操作画面6の画面情報を受け付ける。プロセッサ31は、画面情報に基づいて出力部35に管理者操作画面6を表示させる。
S104にて、プロセッサ31は、新たに契約の種別を作成するための情報(以下、種別作成情報)の入力を管理者から受け付ける。
S105にて、プロセッサ31は、サーバ装置2に種別作成情報を送信する。プロセッサ21は、管理者コンピュータ3から種別作成情報を受け付ける。
S106にて、サーバ装置2の管理者操作受付部212は、種別作成情報に基づいて、新たな契約の種別を作成する。この新たな契約の種別は、管理者操作画面6を介して入力された情報に基づいて生成される。
【0047】
次に、
図8に示す管理者操作画面6を説明する。
図8は、管理者操作画面6の一例を示す図である。管理者操作画面6は、管理者コンピュータ3の出力部35に表示される画面であり、管理者が入力部34を介して操作する画面である。管理者操作画面6は、メニュー領域60と、契約種別領域61と、相手方情報領域62と、相手方ファイル添付機能領域63とを含む。
【0048】
メニュー領域60は、実施形態における電子契約サービスのメニューが表示される領域である。メニュー領域60は、新規の契約を申請するためのボタンを含む。また、メニュー領域60は、社内承認中、相手方確認中、差戻し、下書き、取込み、締結完了、却下、取下げ等の様々なステータスの契約を参照するためのボタンを含む。更に、メニュー領域60は、設定、事業者、ユーザー、ユーザーグループ、アラート、ワークフロー、契約管理項目、テンプレート、連携・オプション等の情報を編集するためのボタンも含む。
【0049】
契約種別領域61は、新たに作成する契約の種別の情報を入力可能に構成される領域である。契約種別領域61は、種別名入力領域610と、種別説明入力領域611とを含む。
【0050】
種別名入力領域610は、契約の種別の名称を入力可能に構成される領域であり、例えば、
図8に示すように、「新入社員用 雇用契約」等が入力される。
【0051】
種別説明入力領域611は、契約の種別の説明を入力可能に構成される領域であり、例えば、
図8に示すように「新入社員との間で雇用契約を結ぶ用」等が入力される。
【0052】
相手方情報領域62は、相手方が想定される場合に、相手方の情報を予め設定可能に構成される領域である。相手方情報領域62は、相手方の名称と、相手方の代表者の名前とを入力可能に構成される。また、相手方情報領域62は、相手方の情報を予め設定するか否かと、申請者が必須でこの設定を使用しなければならないか否かと、を選択可能に構成される。
【0053】
相手方ファイル添付機能領域63は、相手方ファイル添付機能を設定可能に構成される領域である。相手方ファイル添付機能領域63は、使用選択領域630と、必須任意選択領域631と、ファイル保存期間設定領域632と、管理者コメント領域633と、差戻コメント領域634とを含む。
【0054】
使用選択領域630は、相手方ファイル添付機能を設定するか否かを選択可能に構成される。すなわち、管理者操作受付部212は、管理者操作画面6の使用選択領域630において、管理者が操作する管理者コンピュータ3から、契約の種別に対して相手方ファイル添付機能を設定するか否かの操作を受け付ける。当該操作は、トグルボタンで行う他に、チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンメニュー、テキストボタン、イメージボタン等の任意のオブジェクトの操作によって行われてもよい。これにより、管理者は、簡易な操作により相手方ファイル添付機能の設定をすることができる。
【0055】
必須任意選択領域631は、相手方ファイル添付機能を設定する場合に、相手方によるファイルの添付を必須で要求するか任意で要求するかを選択可能に構成される。当該選択のための操作は、ラジオボタンで行う他に、チェックボックス、トグルボタン、ドロップダウンメニュー、テキストボタン、イメージボタン等の任意のオブジェクトの操作によって行われてもよい。すなわち、管理者操作受付部212は、管理者操作画面6の必須任意選択領域631において、管理者から相手方によるファイルの添付を任意で要求するか必須で要求するかの設定を受け付ける。任意に設定されていた場合には、設定部211は、相手方がファイルを添付しなくても、相手方から申請者への送信が可能となるように設定を制御する。必須に設定されていた場合には、設定部211は、相手方がファイルを添付しない限り、相手方から申請者への送信ができないように設定を制御する。必須に設定されていた場合には、例えば、管理者操作受付部212は、相手方操作画面8(
図12を用いて後述する)において、相手方がファイルを添付しない限り、相手方から契約確認ボタン83の押下を受け付けることができないように制御する。これにより、管理者は、簡易な操作により相手方ファイル添付機能の設定をすることができる。
【0056】
ファイル保存期間設定領域632は、相手方ファイル添付機能を使用する場合に、相手方によるファイルを一定期間の経過に伴い削除するかを選択可能に構成される。すなわち、管理者操作受付部212は、管理者操作画面6において、管理者から、所定の種別の契約の種別に対して、相手方が添付するファイルの保存の期間の設定を受け付ける。相手方が添付するファイルは、保存の期間を経過した場合に削除される。保存の期間は、例えば、ファイルが添付されることによりアップロードされてから(記憶部22に記憶されてから)30日等であるがこれに限定されない。当該設定のための操作は、トグルボタンで行う他に、チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンメニュー、テキストボタン、イメージボタン等の任意のオブジェクトの操作によって行われてもよい。これにより、このシステムを使用することでより適切にファイルを取り扱うことができる。
【0057】
管理者コメント領域633は、相手方ファイル添付機能を使用する場合に、相手方コンピュータ5に表示させる管理者コメント情報を入力可能に構成される領域である。
図8の例では管理者コメント領域633には、「身分証明書を添付してください。」と入力されている。すなわち、管理者操作受付部212は、管理者操作画面6において、管理者から、所定の種別の契約の種別に対して管理者コメント情報の設定(入力)を受け付ける。管理者コメント情報は、相手方からファイルの添付を受け付けるための相手方操作画面8に表示されるテキストの情報である。これにより、管理者の操作により契約の種別に応じて伝達すべき情報のテキストを相手方に確認させることができる。
【0058】
差戻コメント領域634は、相手方ファイル添付機能を使用する場合に、申請者が相手方に申請を差し戻す際に相手方コンピュータ5に表示させる差戻コメント情報を入力可能に構成される領域である。
図8の例では差戻コメント領域634には、「運転免許証などの身分証明書を添付しなおしてださい。」と入力されている。差戻コメント情報は、相手方が前記要求に基づいて前記相手方操作画面を再び操作する場合に表示されるテキストの情報である。
【0059】
4.2.申請者による契約の申請に係る情報処理
次に、
図9~
図10を用いて、申請者による契約の種別を用いた、相手方に対する契約の申請に係る情報処理を説明する。
図9は、サーバ装置2と申請者コンピュータ4との間における情報処理の一例を示す図である。
【0060】
S200にて、申請者コンピュータ4のプロセッサ41は、申請者から新たに契約の申請を作成するための画面を表示させる指示(申請画面表示指示)を受け付ける。
S201にて、プロセッサ41は、サーバ装置2に申請画面表示指示を送信する。サーバ装置2の情報送受信部210は、申請者コンピュータ4から申請画面表示指示を受け付ける。
S202にて、申請者操作受付部213は、申請画面表示指示に基づいて、
図10に示す申請者操作画面7の画面情報を生成する。すなわち、申請者コンピュータ4と協同することにより、申請者操作受付部213は、申請者の操作に応じて申請者操作画面7を表示させる。
S203にて、情報送受信部210は、申請者コンピュータ4に申請者操作画面7の画面情報を送信する。プロセッサ41は、サーバ装置2から申請者操作画面7の画面情報を受け付ける。
S204にて、プロセッサ41は、画面情報に基づいて申請者操作画面7を出力部45に表示させる。プロセッサ41は、新たに契約の申請するための情報(以下、契約申請情報)の入力を申請者から受け付ける。
S205にて、プロセッサ41は、サーバ装置2に契約申請情報を送信する。情報送受信部210は、申請者コンピュータ4から契約申請情報を受け付ける。すなわち、申請者操作受付部213は、申請者から、契約の申請に関する操作を受け付ける。
S206にて、申請者操作受付部213は、契約申請情報に基づいて、新たな契約の申請を作成する。この新たな契約の申請は、申請者操作画面7を介して入力された情報に基づいて生成される。情報送受信部210は、送付先情報領域71(
図10を用いて後述する)に入力された情報に紐づく相手方が使用する相手方コンピュータ5に対して、新たな契約の申請が生成された旨をメール、チャット等により通知してもよい。当該通知は、管理者コメント領域633に入力された管理者コメント情報及び申請者コメント領域74(
図10を用いて後述する)に入力された申請者コメント情報を含んでもよい。
【0061】
次に、
図10に示す申請者操作画面7を説明する。
図10は、申請者操作画面7の一例を示す図である。申請者操作画面7は、申請者コンピュータ4の出力部45に表示される画面であり、申請者が入力部44を介して操作する画面である。申請者操作画面7は、契約種別選択領域70と、送付先情報領域71と、送付先追加ボタン72と、相手方ファイル添付機能領域73と、申請者コメント領域74と、ユーザーグループ設定領域75と、閲覧者設定領域76とを含む。
【0062】
契約種別選択領域70は、管理者操作画面6にて生成した契約の種別を選択可能に構成される。例えば、契約種別選択領域70は、管理者が作成した契約の種別の一覧を参照しながら何れか1つの契約の種別を受け付け可能に構成される。契約種別選択領域70は、ドロップダウンメニュー、チェックボックス、ラジオボタン等の任意のオブジェクトによって構成される。申請者操作受付部213は、申請者操作画面7の契約種別選択領域70において、申請者から契約の種別を受け付ける。これにより、申請者は管理者が設定した契約の種別を利用して契約の申請を行うことができる。
【0063】
また、設定部211は、選択された契約の種別について、当該契約の種別の作成の際に設定された使用選択領域630及び必須任意選択領域631への相手方ファイル添付機能を設定する。設定部211は、受け付けた契約の種別が所定の種別であった場合に、相手方ファイル添付機能を設定する。例えば、管理者によって契約の種別としての「新入社員用 雇用契約」を、相手方ファイル添付機能を使用するものとして設定されていた場合であって、申請者操作受付部213は、
図10の契約種別選択領域70にて申請者から当該「新入社員用 雇用契約」の使用を受け付けたとする。その場合、設定部211は、相手方ファイル添付機能を設定する。これにより、契約の種別に応じて必要となるファイルの添付を相手方に要求することができる。また、申請者は、契約の種別に応じてどのようなファイルが必要となるのかを確認する手間を削減することができる。
【0064】
送付先情報領域71は、相手方の氏名、相手方のメールアドレス、契約の言語、契約へのアクセスキー等の情報を入力可能に構成される。相手方の氏名、相手方のメールアドレス及び契約の言語は、必須で申請者から入力を受け付けてもよい。契約へのアクセスキーは、任意で申請者から自動で発行されてもよい。送付先情報領域71に入力された情報は、相手方の情報として設定される。
【0065】
送付先追加ボタン72は、送付先情報領域71を新たに追加することができるボタンである。申請者操作受付部213は、送付先追加ボタン72の押下に応じて、新たな送付先情報領域71を表示させる。
【0066】
相手方ファイル添付機能領域73は、相手方ファイル添付機能が設定されているか否かの状態が表示される領域である。すなわち、申請者操作受付部213は、相手方ファイル添付機能が設定されている場合、相手方ファイル添付機能領域73に「オン」と表示させる。一方で、相手方ファイル添付機能が設定されていない場合、相手方ファイル添付機能領域73に「オフ」と表示させる。
【0067】
相手方ファイル添付機能領域73は、契約種別選択領域70にて設定した契約の種別に応じて相手方ファイル添付機能の設定の状態が表示される領域である。
図10の相手方ファイル添付機能領域73には、「運転免許証かマイナンバーカードを添付してください。」と入力されている。すなわち、受け付けた契約の種別が、相手方ファイル添付機能が設定されていない契約の種別だった場合、設定部211は、相手方ファイル添付機能を設定しない。これにより、管理者は簡易な操作により相手方ファイル添付機能の設定をすることができる。
【0068】
他の観点によると、設定部211は、ある契約の種別の相手方ファイル添付機能領域63において相手方ファイル添付機能を使用することが設定されていた場合には、相手方ファイル添付機能を設定する。また、設定部211は、他の契約の種別の相手方ファイル添付機能領域63において相手方ファイル添付機能を使用することが設定されていなかった場合には、相手方ファイル添付機能を設定しない。これにより、管理者は契約の種別に応じて相手方ファイル添付機能の要否を設定することができる。
【0069】
相手方ファイル添付機能領域73は、操作不能に構成される。すなわち、管理者操作受付部212に係る情報処理よって相手方ファイル添付機能が設定されていた場合、申請者操作受付部213は、申請者は相手方ファイル添付機能の設定を解除する操作を受け付けることはできない。これにより、管理者が設定した相手方ファイル添付機能の設定は解除されることがないため、統一された態様でデータを管理することが可能となる。別の言い方をすれば、管理者による相手方ファイル添付機能の設定を申請者が勝手に変更することを防止できる。また、本来必要であった相手方ファイル添付機能を、申請者の勘違いや操作ミスによって設定し忘れてしまうという事態を防止することが出来る。
【0070】
申請者コメント領域74は、相手方ファイル添付機能を使用する場合に、相手方コンピュータ5に表示させる申請者コメント情報を入力可能に構成される領域である。申請者コメント領域74に入力された申請者コメント情報は、管理者コメント領域633に入力された管理者コメント情報と共に相手方操作画面8に表示される。すなわち、申請者操作受付部213は、申請者操作画面7において、申請者から、契約毎に対応する申請者コメント情報の設定(入力)を受け付ける。申請者コメント情報は、管理者コメント情報と共に相手方操作画面8に表示されるテキストの情報である。これにより、申請者の操作により契約毎に応じて伝達すべき情報のテキストを相手方に確認させることができる。
【0071】
ユーザーグループ設定領域75は、閲覧者としてのコミュニティを設定可能な領域である。当該コミュニティは、1以上のユーザーが所属する。
【0072】
閲覧者設定領域76は、閲覧者としてのユーザーを設定可能な領域である。
【0073】
4.3.相手方によるファイルの添付に係る情報処理
次に、
図11~
図12を用いて、相手方によるファイルの添付に係る情報処理を説明する。
図11は、サーバ装置2と相手方コンピュータ5との間における情報処理の一例を示す図である。
【0074】
S300にて、相手方コンピュータ5のプロセッサ51は、申請者から申請された契約の情報を確認する指示(契約確認指示)を受け付ける。
S301にて、プロセッサ51は、サーバ装置2に契約確認指示を送信する。サーバ装置2の情報送受信部210は、相手方コンピュータ5から契約確認指示を受け付ける。
S302にて、相手方操作受付部214は、
図12に示す相手方操作画面8の画面情報を生成する。
S303にて、情報送受信部210は、相手方コンピュータ5に相手方操作画面8の画面情報を送信する。プロセッサ51は、サーバ装置2から相手方操作画面8の画面情報を受け付ける。
S304にて、プロセッサ51は、画面情報に基づいて相手方操作画面8を出力部55に表示させる。
S305にて、プロセッサ51は、相手方からファイルの添付、及び契約確認ボタン83(
図12を用いて後述する)の押下に応じて表示される画面上での確認を受け付ける。プロセッサ51は、サーバ装置2にファイルを送信する。情報送受信部210は、相手方コンピュータ5からファイルを受け付ける。
S306にて、相手方操作受付部214は、相手方情報に基づいて当該契約のステータスを更新する。また、情報送受信部210は、申請者が使用する申請者コンピュータ4に対して、相手方によるファイルの添付等の入力がされた旨を通知してもよい。
【0075】
次に、
図12に示す相手方操作画面8を説明する。
図12は、相手方操作画面8の一例を示す図である。相手方操作画面8は、相手方コンピュータ5の出力部55に表示される画面であり、相手方が入力部54を介して操作する画面である。相手方操作画面8は、メッセージ表示領域80と、添付ファイル表示領域81と、ファイル添付ボタン82と、契約確認ボタン83とを含む。
【0076】
メッセージ表示領域80は、管理者コメント領域633に入力された管理者コメント情報、及び申請者コメント領域74に入力された申請者コメント情報が表示可能に構成される。
図12のメッセージ表示領域80には、「身分証明書を添付してください。運転免許証かマイナンバーカードを添付してください。」と表示されている。
【0077】
添付ファイル表示領域81は、添付されたファイルの情報が表示される領域である。添付ファイル表示領域81は、添付ファイル表示領域810と、添付ファイル一覧領域811とを含む。
【0078】
添付ファイル表示領域810は、相手方によって添付されたファイルの画像が表示される領域である。添付ファイル表示領域810は、ダウンロード用のボタンを含み、相手方が添付したファイルをダウンロード可能に構成されてもよい。
【0079】
添付ファイル一覧領域811は、相手方によって添付されたファイルが一覧可能な態様で表示される領域である。
【0080】
ファイル添付ボタン82は、相手方からファイルの添付を受け付けるためのボタンである。すなわち、相手方操作受付部214は、相手方からファイルの添付を受け付けるためのファイル添付ボタン82が含まれる相手方操作画面8を表示させる。相手方操作受付部214は、ファイル添付ボタン82の押下に応じて、任意の態様によりファイルの添付を受け付ける。例えば、相手方操作受付部214は、ファイルを参照する画面を表示させてもよいし、別のウィンドウを表示させてもよいし、モーダルウィンドウを表示させてもよい。これにより、相手方ファイル添付機能を使用することに応じて、相手方からファイルの添付を受け付けることができる。
【0081】
契約確認ボタン83は、添付したファイルを確認する画面に進むためのボタンである。契約確認ボタン83の押下に応じて表示される画面にて相手方が添付したファイルを確認することで、相手方操作受付部214は、
図11のS306に係る情報処理を実行する。
【0082】
4.4.申請者が相手方から添付を受け付けたファイルを承認する情報処理
最後に、
図13~
図16を示しながら、申請者が相手方から添付を受け付けたファイルを承認する情報処理について説明する。まず申請者コンピュータ4は、申請者による操作を介して、電子契約サービスにログインすることで
図13に示すような画面を出力部45に表示させる。
【0083】
図13は、申請者が操作する申請者操作画面90の一例を示す図である。
図13の申請者操作画面90は、
図10の申請者操作画面7と略同等の操作が可能な画面であり、申請者操作画面7において説明した機能を使用可能に構成される。申請者操作画面90は、最終確認ボタン900を含む。
【0084】
最終確認ボタン900は、相手方によりファイルが添付された上で契約の申請がされている案件を確認するためのボタンである。プロセッサ21は、最終確認ボタン900の押下に応じて、
図14の申請者操作画面91を申請者コンピュータ4の出力部45に表示させる。
【0085】
図14は、任意の契約の選択を受け付けるための申請者操作画面91の一例を示す図である。
図14の申請者操作画面91は、申請者によって最終確認をする必要がある契約の案件の一覧が表示される画面である。申請者操作画面91は、最終確認表示領域910と、絞込ボタン911と、契約選択ボタン912とを含む。
【0086】
最終確認表示領域910は、申請者操作画面90が最終確認に関する画面であることを示す領域である。
【0087】
絞込ボタン911は、申請者操作画面91を操作する申請者にのみ承認の権限があるものを表示させるように、契約の案件を絞り込むためのボタンである。
【0088】
契約選択ボタン912は、契約の承認の手続きに進むためのボタンである。申請者操作受付部213は、任意の契約選択ボタン912の押下に応じて、
図15の申請者操作画面92を申請者コンピュータ4の出力部45に表示させる。
【0089】
図15は、契約の確認を行うための申請者操作画面92の一例を示す図である。
図15の申請者操作画面92は、添付ファイル表示領域920と、差戻コメント領域921と、差戻ボタン922と、最終確認ボタン923とを含む。
【0090】
添付ファイル表示領域920は、添付ファイル表示領域81と同様の機能を有するため、前述の添付ファイル表示領域81を参照されたい。
【0091】
差戻コメント領域921は、差戻コメント情報の入力を受け付け可能に構成される領域である。差戻コメント情報は、申請者が相手方に要求を申請する場合の申請者操作画面7にて編集可能なテキストの情報であり、かつ、相手方が要求に基づいて相手方操作画面8を再び操作する場合に表示されるテキストの情報である。申請者操作受付部213は、差戻コメント領域921において、申請者から、所定の種別の契約の種別に対して相手方に相手方操作画面8の操作の要求を再度申請する場合の差戻コメント情報の入力を受け付ける。
【0092】
差戻ボタン922は、相手方にファイルの添付を再依頼するためのボタンである。
【0093】
最終確認ボタン923は、契約の内容を最終確認する画面に遷移させるためのボタンである。申請者操作受付部213は、最終確認ボタン923の押下に応じて、
図16の申請者操作画面93を申請者コンピュータ4の出力部45に表示させる。
【0094】
図16は、契約の最終確認を行うための申請者操作画面93の一例を示す図である。
図16の申請者操作画面93は、契約の最終確認を行うための画面である。
図16の申請者操作画面93は、ファイル情報領域930と、保存期間情報931と、承認ボタン932とを含む。
【0095】
ファイル情報領域930は、添付されたファイルの情報が確認可能に表示される領域である。
【0096】
保存期間情報931は、添付されたファイルの保存期間が識別可能に表示される領域である。プロセッサ21は、記憶させてから保存の期間を経過した場合に相手方が添付するファイルを記憶部22から参照されなくなるように削除する。これにより、保存の期間が経過したファイルが削除されるため、このシステムを使用することでより適切にファイルを取り扱うことができる。
【0097】
承認ボタン932は、契約の承認を行うためのボタンである。
図16の申請者操作画面93に含まれる承認ボタン932の押下に応じて、プロセッサ41は、当該契約を締結したことを識別可能な情報として記憶させる。
【0098】
本開示によれば、ユーザーから取得した電子ファイルをより適切に取得、管理又は削除することが可能な技術を提供することができる。また、このような情報処理を行うにあたって、複雑な情報処理を必要としないため、サーバ装置2、管理者コンピュータ3、申請者コンピュータ4及び相手方コンピュータ5のキャッシュメモリの使用も少なくすることができる。また、キャッシュメモリの使用を少なくすることができる結果として、大掛かりな装置又はコンピュータ等を必要としないため、安価に情報処理を実行することができる。
【0099】
[その他]
情報処理方法は、プログラムの各ステップを備える。情報処理システム1は、プログラムを実行するコンピュータを備える。
【0100】
変形例では、
図10の相手方操作画面8のファイル添付ボタン82に代えて、ファイルをドラッグアンドドロップ可能な領域が相手方操作画面8に含まれていてもよい。
【0101】
管理者コメント情報、申請者コメント情報及び差戻コメント情報のそれぞれは、テキストの形式の情報以外にも、音声、画像、動画等の形式の情報を含んでもよい。
【0102】
実施形態では、ファイルの保存の期間は、ファイルが添付されてから30日であるものとして説明した。変形例では、ファイルの保存の期間は、管理者が管理者操作画面6を介して自由に設定可能に構成されてもよいし、申請者が申請者操作画面7を介して自由に設定可能に構成されてもよい。
【0103】
サーバ装置2は、オンプレミス形態であってもよく、クラウド形態であってもよい。クラウド形態のサーバ装置2としては、例えば、SaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという形態で、上記の機能や処理を提供してもよい。
【0104】
上記実施形態では、サーバ装置2が種々の記憶・制御を行ったが、サーバ装置2に代えて、複数の外部装置が用いられてもよい。すなわち、種々の情報やプログラムは、ブロックチェーン技術等を用いて複数の外部装置に分散して記憶されてもよい。
【0105】
更に、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0106】
(1)コンピュータに申請者操作受付ステップと設定ステップとを実行させるプログラムであって、前記申請者操作受付ステップでは、申請者から、契約の申請に関する操作を受け付け、前記設定ステップでは、受け付けた前記契約の種別が所定の種別であった場合に、相手方ファイル添付機能を設定し、前記相手方ファイル添付機能は、前記契約の相手方にファイルの添付を要求する機能である、プログラム。
【0107】
このような構成によれば、契約の種別に応じて必要となるファイルの添付を相手方に要求することができる。これにより、申請者は、契約の種別に応じてどのようなファイルが必要となるのかを確認する手間を削減することができる。
【0108】
(2)上記(1)に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは、前記コンピュータに管理者操作受付ステップを実行させ、前記管理者操作受付ステップでは、管理者操作画面を表示させ、前記管理者操作画面において、管理者から、契約の種別に対して前記相手方ファイル添付機能を設定するか否かの操作を受け付け、前記管理者操作受付ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能が設定されていた場合には、前記設定ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能を設定し、前記管理者操作受付ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能が設定されていなかった場合には、前記設定ステップにおいて前記相手方ファイル添付機能を設定しない、プログラム。
【0109】
このような構成によれば、管理者は、簡易な操作により相手方ファイル添付機能の設定をすることができる。
【0110】
(3)上記(1)に記載のプログラムにおいて、前記申請者操作受付ステップでは、前記申請者の操作に応じて申請者操作画面を表示させ、前記申請者操作画面において、前記申請者から前記契約の種別を受け付ける、プログラム。
【0111】
このような構成によれば、申請者は管理者が設定した契約の種別を利用して契約の申請を行うことができる。
【0112】
(4)上記(1)に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは、前記コンピュータに相手方操作ステップを実行させ、前記相手方操作ステップでは、前記相手方からファイルの添付を受け付けるための相手方操作画面を表示させる、プログラム。
【0113】
このような構成によれば、相手方ファイル添付機能を使用することに応じて、相手方からファイルの添付を受け付けることができる。
【0114】
(5)上記(1)に記載のプログラムにおいて、前記設定ステップにおいて、受け付けた前記契約の種別が前記所定の種別ではなかった場合、前記相手方ファイル添付機能を設定しない、プログラム。
【0115】
このような構成によれば、契約の種別に応じて、相手方ファイル添付機能の適否を判断することができる。
【0116】
(6)上記(2)に記載のプログラムにおいて、前記管理者操作受付ステップによって前記相手方ファイル添付機能が設定されていた場合、前記申請者操作受付ステップにおいて前記申請者は前記相手方ファイル添付機能の設定を解除することはできない、プログラム。
【0117】
このような構成によれば、管理者が設定した相手方ファイル添付機能の設定は解除されることがないため、統一された態様でデータを管理することが可能となる。
【0118】
(7)上記(2)に記載のプログラムにおいて、前記管理者操作受付ステップでは、前記管理者操作画面において、前記管理者から前記相手方によるファイルの添付を必須にするか任意にするかの設定を受け付け、前記必須に設定されていた場合には、前記相手方がファイルを添付しない限り、前記相手方から前記申請者への送信ができないように設定され、前記任意に設定されていた場合には、前記相手方がファイルを添付しなくても、前記相手方から前記申請者への送信が可能となるように設定される、プログラム。
【0119】
このような構成によれば、管理者は、簡易な操作により相手方ファイル添付機能の設定をすることができる。
【0120】
(8)上記(2)に記載のプログラムにおいて、前記管理者操作受付ステップでは、前記管理者操作画面において、前記管理者から、前記所定の種別の前記契約の種別に対して管理者コメント情報の設定を受け付け、前記管理者コメント情報は、前記相手方からファイルの添付を受け付けるための相手方操作画面に表示されるテキストの情報を含み、前記申請者操作受付ステップでは、前記申請者の操作に応じて申請者操作画面を表示させ、前記申請者操作画面において、前記申請者から、契約毎に対応する申請者コメント情報の設定を受け付け、前記申請者コメント情報は、前記管理者コメント情報と共に前記相手方操作画面に表示されるテキストの情報を含む、プログラム。
【0121】
このような構成によれば、管理者の操作により契約の種別に応じたて伝達すべき情報のテキストを相手方に確認させることができ、申請者の操作により契約毎に応じて伝達すべき情報のテキストを相手方に確認させることができる。
【0122】
(9)上記(2)に記載のプログラムにおいて、前記管理者操作受付ステップでは、前記管理者操作画面において、前記管理者から、前記所定の種別の前記契約の種別に対して、前記相手方が添付するファイルの保存の期間の設定を受け付け、前記相手方が添付する前記ファイルは、前記保存の期間を経過した場合に削除される、プログラム。
【0123】
このような構成によれば、保存の期間が経過したファイルが削除されるため、このシステムを使用することでより適切にファイルを取り扱うことができる。
【0124】
(10)情報処理方法であって、上記(1)~(9)の何れか1つに記載のプログラムの各ステップを備える、情報処理方法。
【0125】
このような構成によれば、契約の種別に応じて必要となるファイルの添付を相手方に要求することができる。これにより、申請者は、契約の種別に応じてどのようなファイルが必要となるのかを確認する手間を削減することができる。
【0126】
(11)情報処理システムであって、上記(1)~(9)の何れか1つに記載のプログラムを実行するコンピュータを備える、情報処理システム。
【0127】
このような構成によれば、契約の種別に応じて必要となるファイルの添付を相手方に要求することができる。これにより、申請者は、契約の種別に応じてどのようなファイルが必要となるのかを確認する手間を削減することができる。
もちろん、この限りではない。
【0128】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0129】
1 :情報処理システム
2 :サーバ装置
21 :プロセッサ
210 :情報送受信部
211 :設定部
212 :管理者操作受付部
213 :申請者操作受付部
214 :相手方操作受付部
22 :記憶部
23 :通信部
3 :管理者コンピュータ
31 :プロセッサ
32 :記憶部
33 :通信部
34 :入力部
35 :出力部
4 :申請者コンピュータ
41 :プロセッサ
42 :記憶部
43 :通信部
44 :入力部
45 :出力部
5 :相手方コンピュータ
51 :プロセッサ
52 :記憶部
53 :通信部
54 :入力部
55 :出力部
6 :管理者操作画面
60 :メニュー領域
61 :契約種別領域
610 :種別名入力領域
611 :種別説明入力領域
62 :相手方情報領域
63 :相手方ファイル添付機能領域
630 :使用選択領域
631 :必須任意選択領域
632 :ファイル保存期間設定領域
633 :管理者コメント領域
634 :差戻コメント領域
7 :申請者操作画面
70 :契約種別選択領域
71 :送付先情報領域
72 :送付先追加ボタン
73 :相手方ファイル添付機能領域
74 :申請者コメント領域
75 :ユーザーグループ設定領域
76 :閲覧者設定領域
8 :相手方操作画面
80 :メッセージ表示領域
81 :添付ファイル表示領域
810 :添付ファイル表示領域
811 :添付ファイル一覧領域
82 :ファイル添付ボタン
83 :契約確認ボタン
90 :申請者操作画面
900 :最終確認ボタン
91 :申請者操作画面
910 :最終確認表示領域
911 :絞込ボタン
912 :契約選択ボタン
92 :申請者操作画面
920 :添付ファイル表示領域
921 :差戻コメント領域
922 :差戻ボタン
923 :最終確認ボタン
93 :申請者操作画面
930 :ファイル情報領域
931 :保存期間情報
932 :承認ボタン
N :ネットワーク