(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174539
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】シート給送装置、画像形成装置
(51)【国際特許分類】
B65H 7/04 20060101AFI20241210BHJP
B65H 1/26 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
B65H7/04
B65H1/26 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092410
(22)【出願日】2023-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】ニィ ハイ ニン
【テーマコード(参考)】
3F048
3F343
【Fターム(参考)】
3F048AA01
3F048BA02
3F048BA03
3F048BB10
3F048BC04
3F048CA02
3F048CA05
3F048CB06
3F048DA01
3F048DB13
3F048DC08
3F048DC13
3F048DC14
3F343FB01
3F343GA01
3F343GA03
3F343GB01
3F343GC01
3F343GD01
3F343HA16
3F343HA17
3F343HA33
3F343HB03
3F343HC04
3F343HC28
3F343KB03
3F343KB20
3F343LA04
3F343LA13
3F343LC02
3F343MA02
3F343MA09
3F343MA23
3F343MA24
3F343MB19
3F343MC28
(57)【要約】
【課題】センサーの数を増やすことなく複数段階のシート残量を検出すること。
【解決手段】複数の主可動部材51各々は、当接壁部511および主当接部512を有する。複数の副可動部材52各々は、副当接部521および1つまたは複数の被検出部522を有する。シート容器12が本体部11に装着された状況下で複数の層領域各々の対象シートが存在する状態から存在しない状態へ変化したときに、状態が変化した前記複数の層領域各々に対応する前記複数の副可動部材52各々は、第2退避位置から第2基準位置へ移動する。前記複数の副可動部材52各々が前記第2基準位置および前記第2退避位置の一方から他方へ移動するときに、前記複数の副可動部材52各々の1つまたは複数の前記被検出部522が検出領域を通過する。判定部8cは、検出信号の立ち上がり変化の数または立下がり変化の数をカウントすることによりシート積載量を判定する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、
前記本体部に対し基準方向に沿って引き出し可能に装着され、複数のシートを積載可能なシート容器と、
前記複数のシートを1枚ずつ前記シート容器から送り出す送出機構と、
それぞれ前記シート容器によって前記基準方向に沿って第1基準位置と第1退避位置との間で移動可能に支持された複数の主可動部材と、
それぞれ前記本体部によって第2基準位置と第2退避位置との間で移動可能に支持され、前記シート容器が前記本体部に装着されることによりそれぞれ前記複数の主可動部材と当接する複数の副可動部材と、
前記複数の副可動部材を前記第2基準位置へ向けて付勢する付勢部と、
前記本体部に支持され、前記本体部内の検出領域内に存在する物体を検出し、検出信号を出力する物体検出部と、
前記検出信号の変化に基づいて前記シート容器内のシート積載量を判定する判定部と、を備え、
前記複数の主可動部材各々は、
前記シート容器内における高さの異なる複数の層領域各々に配置され、前記複数のシートが前記複数の層領域のうち対応する1つの高さに位置する1枚以上の対象シートを含む場合に、前記対象シートの一端に当接する当接壁部と、
前記シート容器外に配置され、前記シート容器が前記本体部に装着されることにより前記複数の副可動部材各々と当接する主当接部と、を有し、
前記複数の副可動部材各々は、
前記複数の主可動部材各々の前記主当接部と当接する副当接部と、
前記複数の副可動部材各々の移動に応じて前記検出領域を通過する1つまたは複数の被検出部と、を有し、
前記複数の副可動部材は、それぞれ異なる数の前記被検出部を有し、
前記複数の主可動部材各々は、前記対象シートが存在しないときに、前記付勢部から前記複数の副可動部材各々を介して受ける力により前記第1基準位置に保持され、
前記複数の主可動部材各々は、前記対象シートが存在するときに、前記当接壁部が前記対象シートから受ける力により前記第1退避位置に保持され、
前記シート容器が前記本体部に装着されるときに、前記複数の副可動部材各々は、対応する前記複数の主可動部材各々が前記第1退避位置に存在する場合に、前記副当接部が前記主当接部から受ける力により前記第2基準位置から前記第2退避位置へ移動し、
前記シート容器が前記本体部に装着された状況下で前記複数の層領域各々の前記対象シートが存在する状態から存在しない状態へ変化したときに、状態が変化した前記複数の層領域各々に対応する前記複数の副可動部材各々は、前記付勢部の力により前記第2退避位置から前記第2基準位置へ移動し、
前記複数の副可動部材各々が前記第2基準位置および前記第2退避位置の一方から他方へ移動するときに、前記複数の副可動部材各々の1つまたは複数の前記被検出部が前記検出領域を通過し、
前記判定部は、前記検出信号の立ち上がり変化の数または立下がり変化の数をカウントし、カウント値に応じて前記シート積載量を判定する、シート給送装置。
【請求項2】
前記シート容器が前記本体部に装着されている装着状態を検出する装着センサーをさらに備え、
前記判定部は、前記装着センサーの検出結果と前記カウント値とに応じて前記シート積載量を判定する、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記物体検出部は、前記基準方向に交差する交差方向に沿って前記検出領域へ検出光を出射する発光部と、前記検出領域を通過する前記検出光または前記検出光の反射光を検出する光検出部と、を有するフォトセンサーであり、
前記複数の副可動部材の全てが前記第2基準位置または前記第2退避位置に位置するときに、前記複数の副可動部材の複数の前記被検出部は、前記基準方向の複数の位置において前記交差方向から見て重なる個数が異なるように配列されている、請求項1または請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置から送り出されるシートに画像を形成するプリント装置と、を備える画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート容器におけるシート積載量を検出可能なシート給送装置および画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置において、シート給送装置がシートカセット内の複数のシートを1枚ずつ搬送路へ給送し、プリント装置が、前記搬送路に沿って搬送される前記シートに画像を形成する。
【0003】
前記画像形成装置は、前記シートカセット内のシート残量を検出する残量検出機構を備える場合がある。
【0004】
例えば、前記残量検出機構が、シート積載量に応じて揺動するアクチュエータとフォトセンサーとを備えることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
前記フォトセンサーは、前記アクチュエータが特定の姿勢へ揺動したことを検知する。前記特定の姿勢は、例えば前記シート積載量がゼロであるときの前記アクチュエータの姿勢である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前記シート給送装置において複数段階のシート残量を検出したいというニーズがある。一方、前記フォトセンサーなどのセンサーの数を増やすことなく複数段階のシート残量を検出したいというニーズもある。
【0008】
本発明の目的は、センサーの数を増やすことなく複数段階のシート残量を検出できるシート給送装置および画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一の局面に係るシート給送装置は、シート容器と、送出機構と、複数の主可動部材と、複数の副可動部材と、付勢部と、物体検出部と、判定部と、を備える。前記シート容器は、前記本体部に対し基準方向に沿って引き出し可能に装着され、複数のシートを積載可能である。前記送出機構は、前記複数のシートを1枚ずつ前記シート容器から送り出す。前記複数の主可動部材は、それぞれ前記シート容器によって前記基準方向に沿って第1基準位置と第1退避位置との間で移動可能に支持されている。前記複数の副可動部材は、それぞれ前記本体部によって第2基準位置と第2退避位置との間で移動可能に支持され、前記シート容器が前記本体部に装着されることによりそれぞれ前記複数の主可動部材と当接する。前記付勢部は、前記複数の副可動部材を前記第2基準位置へ向けて付勢する。前記物体検出部は、前記本体部に支持され、前記本体部内の検出領域内に存在する物体を検出し、検出信号を出力する。前記判定部は、前記検出信号の変化に基づいて前記シート容器内のシート積載量を判定する。前記複数の主可動部材各々は、当接壁部と、主当接部と、を有する。前記当接壁部は、前記シート容器内における高さの異なる複数の層領域各々に配置され、前記複数のシートが前記複数の層領域のうち対応する1つの高さに位置する1枚以上の対象シートを含む場合に、前記対象シートの一端に当接する。前記主当接部は、前記シート容器外に配置され、前記シート容器が前記本体部に装着されることにより前記複数の副可動部材各々と当接する。前記複数の副可動部材各々は、副当接部と、1つまたは複数の被検出部と、を有する。前記副当接部は、前記複数の主可動部材各々の前記主当接部と当接する。1つまたは複数の前記被検出部は、前記複数の副可動部材各々の移動に応じて前記検出領域を通過する。前記複数の副可動部材は、それぞれ異なる数の前記被検出部を有する。前記複数の主可動部材各々は、前記対象シートが存在しないときに、前記付勢部から前記複数の副可動部材各々を介して受ける力により前記第1基準位置に保持される。前記複数の主可動部材各々は、前記対象シートが存在するときに、前記当接壁部が前記対象シートから受ける力により前記第1退避位置に保持される。前記シート容器が前記本体部に装着されるときに、前記複数の副可動部材各々は、対応する前記複数の主可動部材各々が前記第1退避位置に存在する場合に、前記副当接部が前記主当接部から受ける力により前記第2基準位置から前記第2退避位置へ移動する。前記シート容器が前記本体部に装着された状況下で前記複数の層領域各々の前記対象シートが存在する状態から存在しない状態へ変化したときに、状態が変化した前記複数の層領域各々に対応する前記複数の副可動部材各々は、前記付勢部の力により前記第2退避位置から前記第2基準位置へ移動する。前記複数の副可動部材各々が前記第2基準位置および前記第2退避位置の一方から他方へ移動するときに、前記複数の副可動部材各々の1つまたは複数の前記被検出部が前記検出領域を通過する。前記判定部は、前記検出信号の立ち上がり変化の数または立下がり変化の数をカウントすることにより前記シート積載量を判定する。
【0010】
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されるシートに画像を形成するプリント装置と、を備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、センサーの数を増やすことなく複数段階のシート残量を検出できるシート給送装置および画像形成装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る画像形成装置における制御装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る画像形成装置におけるシート量検出部の斜視図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る画像形成装置における第1状態のシート量検出部の平面図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る画像形成装置における第2状態のシート量検出部の平面図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る画像形成装置における第3状態のシート量検出部の平面図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る画像形成装置における第4状態のシート量検出部の平面図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る画像形成装置における第5状態のシート量検出部の平面図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る画像形成装置におけるフォトセンサーの検出信号のタイムチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0014】
[画像形成装置10の構成]
実施形態に係る画像形成装置10は、シート給送装置1およびプリント装置2を備える。プリント装置2は、シート搬送装置3および画像形成部4を備える。
【0015】
シート給送装置1は、複数のシート9を収容し、複数のシート9を1枚ずつプリント装置2内の搬送路30へ給送する。
【0016】
シート給送装置1は、下本体部11とシートカセット12と送出機構14とを備える(
図1参照)。下本体部11は、プリント装置2の下方に配置された筐体である。
【0017】
シートカセット12は、下本体部11に基準方向D1に沿って引き出し可能に装着されている。シートカセット12は、シートカセット12は、内部に複数のシート9を積載可能である。
【0018】
シートカセット12は、内部にシートトレイ13を有し、複数のシート9がシートトレイ13上に積載される。シートカセット12は、シート容器の一例である。例えば、基準方向D1は、水平面に沿う方向である。
【0019】
図1,3~8において、装着方向D11は、シートカセット12が下本体部11に装着されるときのシートカセット12の移動方向である。引出方向D12は、シートカセット12が下本体部11から引き出されるときのシートカセット12の移動方向である。
【0020】
図1,3~8において、交差方向D2は、基準方向D1に交差する方向である。本実施形態において、交差方向D2は、水平面内において基準方向D1に直交する方向である。
【0021】
送出機構14は、シートカセット12内の複数のシート9を1枚ずつシートカセット12からプリント装置2の搬送路30へ送り出す。
【0022】
シート給送装置1は、装着センサー15をさらに備える(
図1参照)。装着センサー15は、シートカセット12が下本体部11に装着されている装着状態を検出する。
【0023】
例えば、装着センサー15は、シートカセット12が下本体部11内の装着位置に存在するときにシートカセット12を検出する接触式センサーまたは非接触式センサーである。前記接触式センサーは、例えばマイクロスイッチである。前記非接触センサーは、例えば反射型フォトセンサーである。
【0024】
プリント装置2は、シート給送装置1から送り出されるシート9に画像を形成する。プリント装置2において、シート搬送装置3が、シート9を搬送路30に沿って搬送する。シート搬送装置3は、回転することによりシート9を搬送する複数組の搬送ローラー対31を含む。
【0025】
画像形成部4は、搬送路30に沿って搬送されるシート9に画像を形成する。シート搬送装置3は、画像が形成されたシート9を搬送路30から排出トレイ21へ排出する。
【0026】
図1に示される例において、画像形成部4は、電子写真方式でシート9に画像を形成する。この場合、画像形成部4は、露光装置40、感光体41、帯電装置42、現像装置43、転写装置44、クリーニング装置45および定着装置46を含む。
【0027】
帯電装置42は、回転する感光体41の表面を帯電させ、露光装置40は、帯電した感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
【0028】
現像装置43は、前記静電潜像をトナー像へ現像し、転写装置44は、前記トナー像を感光体41からシート9へ転写する。クリーニング装置45は、感光体41の表面から廃トナーを除去する。
【0029】
定着装置46は、シート9上の前記トナー像を加熱および加圧することにより、前記トナー像をシート9に定着させる。
【0030】
画像形成装置10は、操作装置801、表示装置802および制御装置8をさらに備える。
【0031】
操作装置801は、人の操作を受け付ける装置である。例えば、操作装置801は、タッチパネルおよび操作ボタンのうちの一方または両方を含む。
【0032】
表示装置802は、各種の情報を表示可能である。例えば、表示装置802は、液晶表示装置などのパネル表示装置である。制御装置8は、画像形成装置10が備える各種の電気機器を制御する。
【0033】
図2に示されるように、制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)80、RAM(Random Access Memory)81、二次記憶装置82、信号インターフェイス84および通信装置83などを備える。
【0034】
CPU80は、コンピュータープログラムを実行することにより各種の制御およびデータ処理を実行する。RAM81は、CPU80により実行される前記コンピュータープログラムおよび各種のデータを一時記憶する。
【0035】
二次記憶装置82は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置82は、CPU80により実行される前記コンピュータープログラムおよび各種のデータを記憶する。例えば、フラッシュメモリーまたはハードディスクドライブの一方または両方が、二次記憶装置82として採用される。
【0036】
信号インターフェイス84は、各種のセンサーの検出信号をデジタルの検出データへ変換する。前記検出データは、CPU80へ伝送される。
【0037】
通信装置83は、ネットワークを通じて1つ以上のホスト装置を含む複数の外部装置との通信を実行する。CPU80は、通信装置83を通じて前記外部装置各々との通信を実行する。前記ホスト装置は、画像形成装置10に前記プリント処理を要求する情報処理装置である。
【0038】
CPU80は、前記コンピュータープログラムを実行することにより実現される複数の処理モジュールを含む。前記複数の処理モジュールは、主制御部8a、プリント制御部8bおよび判定部8cなどを含む(
図2参照)。
【0039】
主制御部8aは、各種の要求を受け付ける処理、および、要求に応じた処理を他のモジュールに実行させる制御を実行する。例えば、主制御部8aは、操作装置801または通信装置83を通じてプリント要求を受け付ける。さらに主制御部8aは、前記プリント要求に応じた処理をプリント制御部8bに実行させる。
【0040】
プリント制御部8bは、シート給送装置1、シート搬送装置3および画像形成部4を制御する。プリント制御部8bは、シート9を搬送する処理をシート搬送装置3に実行させつつ、シート9に画像を形成する処理を画像形成部4に実行させる。
【0041】
判定部8cは、画像形成装置10における各種のセンサーの検出状態および各種の機器の動作状態に応じて、画像形成装置10の各種の状態を判定する。
【0042】
ところで、シート給送装置1において複数段階のシート残量を検出したいというニーズがある。一方、センサーの数を増やすことなく複数段階のシート残量を検出したいというニーズもある。
【0043】
[シート量検出部5の構成]
シート給送装置1は、シート量検出部5をさらに備える(
図1,3参照)。
【0044】
シート量検出部5は、複数の主可動部材51、複数の副可動部材52、付勢部53およびフォトセンサー54を備える(
図1,3参照)。
【0045】
複数の主可動部材51は、それぞれシートカセット12によって基準方向D1に沿って移動可能に支持されている。複数の主可動部材51は、それぞれ第1基準位置と第1退避位置との間で移動可能に支持されている。
【0046】
前記第1基準位置および前記第1退避位置は、シートカセット12を基準にした位置である。前記第1基準位置は、複数の主可動部材51各々の可動範囲における引出方向D12側の端の位置である。前記第1退避位置は、複数の主可動部材51各々の可動範囲における装着方向D11側の端の位置である。
【0047】
図7は、複数の主可動部材51の全てが前記第1基準位置に位置する状態を示す。
図3,4,8は、複数の主可動部材51の全てが前記第1退避位置に位置する状態を示す。
【0048】
複数の副可動部材52は、それぞれ下本体部11によって移動可能に支持されている。複数の副可動部材52は、シートカセット12が下本体部11に装着されることによりそれぞれ複数の主可動部材51と当接する。
【0049】
本実施形態において、複数の副可動部材52は、それぞれ基準方向D1に沿って第2基準位置と第2退避位置との間で移動可能に支持されている。
【0050】
前記第2基準位置および前記第2退避位置は、下本体部11を基準にした位置である。前記第2基準位置は、複数の副可動部材52各々の可動範囲における引出方向D12側の端の位置である。前記第2退避位置は、複数の副可動部材52各々の可動範囲における装着方向D11側の端の位置である。
【0051】
図7,8は、複数の副可動部材52の全てが前記第2基準位置に位置する状態を示す。
図3,4は、複数の副可動部材52の全てが前記第2退避位置に位置する状態を示す。
【0052】
付勢部53は、複数の副可動部材52各々を個別に前記第2基準位置へ向けて付勢する。本実施形態において、付勢部53は、複数の副可動部材52各々と下本体部11とに接続された複数バネである。
【0053】
フォトセンサー54は、下本体部11に支持されている。フォトセンサー54は、下本体部11内の検出領域540内に存在する物体を検出するセンサーである。本実施形態において、フォトセンサー54は、透過型フォトセンサーである。
【0054】
フォトセンサー54は、発光部541および光検出部542を有する。発光部541は、交差方向D2に沿って検出領域540へ検出光を出射する。光検出部542は、検出領域540を通過する前記検出光を検出する光電変換素子である。
【0055】
フォトセンサー54は、検出領域540内に存在する物体を検出する非接触式の物体検出部の一例である。なお、フォトセンサー54が反射型フォトセンサーであってもよい。この場合、光検出部542は、前記検出光の反射光を検出する。
【0056】
フォトセンサー54の光検出部542は、検出信号DS1を出力する(
図9参照)。判定部8cは、検出信号DS1の変化に基づいてシートカセット12内のシート積載量を判定する。
【0057】
判定部8cは、検出信号DS1の変化に基づいて前記シート積載量の複数段階の状態を判定する。前記シート積載量を判定する判定部8cは、シート給送装置1の一部を構成している。
【0058】
複数の主可動部材51各々は、当接壁部511と、主当接部512と、第1連結部513と、を有する。第1連結部513は、当接壁部511と主当接部512とを繋ぐ部分である。
【0059】
複数の副可動部材52各々は、副当接部521と、1つまたは複数の被検出部522と、第2連結部523と、を有する。第2連結部523は、副当接部521と1つまたは複数の被検出部522とを繋ぐ部分である。
【0060】
主可動部材51各々の当接壁部511は、シートカセット12内における高さの異なる複数の層領域L1~L4各々に配置されている(
図3参照)。
【0061】
本実施形態において、シート給送装置1は、4つの層領域L1~L4に対応する4つの主可動部材51と4つの副可動部材52とを備える(
図3参照)。
【0062】
4つの層領域L1~L4は、最も下の第1層領域L1と、下から2番目の第2層領域L2と、下から3番目の第3層領域L3と、最も上の第4層領域L4とを含む(
図3参照)。
【0063】
4つの主可動部材51は、第1層領域L1に対応する第1主可動部材51aと、第2層領域L2に対応する第2主可動部材51bと、第3層領域L3に対応する第3主可動部材51cと、第4層領域L4に対応する第4主可動部材51dと、を含む(
図3参照)。
【0064】
4つの副可動部材52は、第1主可動部材51aと当接する第1副可動部材52aと、第2主可動部材51bと当接する第2副可動部材52bと、第3主可動部材51cと当接する第3副可動部材52cと、第4主可動部材51dと当接する第4副可動部材52dと、を含む(
図3参照)。
【0065】
即ち、第1副可動部材52a、第2副可動部材52b、第3副可動部材52cおよび第4副可動部材52dは、それぞれ第1層領域L1、第2層領域L2、第3層領域L3および第4層領域L4に対応している。
【0066】
主可動部材51各々の当接壁部511は、シートカセット12内の複数のシート9が4つの層領域L1~L4のうち対応する1つの高さに位置する1枚以上の対象シート9xを含む場合に、対象シート9xの一端に当接する(
図3参照)。
【0067】
図3は、シートカセット12内の複数のシート9が、第4層領域L4まで積載されている状態を示す。
【0068】
主可動部材51各々の主当接部512は、シートカセット12外に配置されている(
図4~8参照)。主可動部材51各々は、シートカセット12が下本体部11に装着されることにより副可動部材52各々の副当接部521と当接する(
図3~7参照)。
【0069】
図8は、シートカセット12が下本体部11から引き出された状態を示す。副可動部材52各々の副当接部521は、シートカセット12が下本体部11から引き出されることにより、主可動部材51各々の主当接部512から離れる(
図8参照)。
【0070】
副可動部材52各々の副当接部521は、シートカセット12が下本体部11へ装着されることにより主可動部材51各々の主当接部512と当接する。
【0071】
副可動部材52各々における1つまたは複数の被検出部522は、副可動部材52各々の移動に応じて検出領域540を通過する部分である。4つの副可動部材52は、それぞれ異なる数の被検出部522を有する(
図3~8参照)。
【0072】
本実施形態において、第1副可動部材52aは1つの被検出部522を有する。第2副可動部材52bは、基準方向D1に間隔を隔てて並ぶ2つの被検出部522を有する。第3副可動部材52cは、基準方向D1に間隔を隔てて並ぶ3つの被検出部522を有する。第4副可動部材52dは、基準方向D1に間隔を隔てて並ぶ4つの被検出部522を有する。
【0073】
4つの主可動部材51各々は、対応する対象シート9xが存在しないときに、付勢部53から4つの副可動部材52各々を介して受ける力により前記第1基準位置に保持される(
図5~7参照)。
【0074】
一方、4つの主可動部材51各々は、対応する対象シート9xが存在するときに、当接壁部511が対象シート9xから受ける力により前記第1退避位置に保持される(
図5~7参照)。
【0075】
図3,4は、シートカセット12内の複数のシート9が、第4層領域L4まで積載されているときのシート量検出部5を示す。
【0076】
図3,4において、第1層領域L1から第4層領域L4までの対象シート9xが存在する。この場合、4つの主可動部材51の全てが、第1層領域L1から第4層領域L4までの対象シート9xから受ける力により前記第1退避位置に保持される。
【0077】
図3,4において、4つの副可動部材52の全てが、それぞれ4つの主可動部材51から受ける力により、前記第2退避位置に保持される。
【0078】
図3,4において、4つの副可動部材52は、付勢部53の力に抗して前記第1退避位置に保持される。
【0079】
図5は、シートカセット12内の複数のシート9が、第3層領域L3まで積載されているときのシート量検出部5を示す。
【0080】
図5において、第4層領域L4の対象シート9xが存在しない。この場合、第4主可動部材51dは、付勢部53から第4副可動部材52dを介して受ける力により、前記第1基準位置に保持される。
【0081】
図5において、第4副可動部材52dは、付勢部53から受ける力により前記第2基準位置に保持される。
【0082】
一方、
図5において、第1層領域L1から第3層領域L3までの対象シート9xが存在する。この場合、第1主可動部材51a、第2主可動部材51bおよび第3主可動部材51cは、第1層領域L1から第3層領域L3までの対象シート9xから受ける力により前記第1退避位置に保持される。
【0083】
図5において、第1副可動部材52a、第2副可動部材52bおよび第3副可動部材52cは、それぞれ第1主可動部材51a、第2主可動部材51bおよび第3主可動部材51cから受ける力により、前記第2退避位置に保持される。
【0084】
図5において、第1主可動部材51a、第2主可動部材51bおよび第3主可動部材51cは、付勢部53の力に抗して前記第1退避位置に保持される。
【0085】
図6は、シートカセット12内の複数のシート9が、第2層領域L2まで積載されているときのシート量検出部5を示す。
【0086】
図6において、第3層領域L3および第4層領域L4の対象シート9xが存在しない。この場合、第3主可動部材51cおよび第4主可動部材51d各々は、付勢部53から第3副可動部材52cおよび第4副可動部材52d各々を介して受ける力により、前記第1基準位置に保持される。
【0087】
一方、
図6において、第1層領域L1および第2層領域L2の対象シート9xが存在する。この場合、第1主可動部材51aおよび第2主可動部材51b各々は、第1層領域L1および第2層領域L2の対象シート9xから受ける力により前記第1退避位置に保持される。
【0088】
図6において、第1副可動部材52aおよび第2副可動部材52bは、それぞれ第1主可動部材51aおよび第2主可動部材51bから受ける力により、前記第2退避位置に保持される。
【0089】
図6において、第1主可動部材51aおよび第2主可動部材51bは、付勢部53の力に抗して前記第1退避位置に保持される。
【0090】
図7は、シートカセット12が、その内部にシート9が存在しないエンプティ状態であるときのシート量検出部5を示す。
【0091】
図7において、4つの主可動部材51の全てが、付勢部53から4つの副可動部材52を介して受ける力により、前記第1基準位置に保持される。
【0092】
図7において、4つの副可動部材52の全てが、付勢部53から受ける力により前記第2基準位置に保持される。
【0093】
図8に示されるように、シートカセット12が前記装着位置から引き出された場合も、4つの副可動部材52の全てが前記第2基準位置に保持される。
【0094】
なお、図示されていないが、シートカセット12内の複数のシート9が、第1層領域L1まで積載されている場合、第1主可動部材51aが前記第1退避位置に保持され、第2主可動部材51b、第3主可動部材51cおよび第4主可動部材51dは、前記第1基準位置に保持される。
【0095】
同様に、シートカセット12内の複数のシート9が、第1層領域L1まで積載されている場合、第1副可動部材52aが前記第2退避位置に保持され、前記第2副可動部材52b、第3副可動部材52cおよび第4副可動部材52dが前記第2基準位置に保持される。
【0096】
図5~8に示されるように、4つの副可動部材52のうち前記第2基準位置に存在する1つまたは複数において、被検出部522は、検出領域540に対して引出方向D12側に位置する。
【0097】
一方、
図3~6に示されるように、4つの副可動部材52のうち前記第2退避位置に存在する1つまたは複数において、被検出部522は、検出領域540に対して装着方向D11側に位置する。
【0098】
主可動部材51各々は、対応する対象シート9xの存否に応じて前記第1基準位置および前記第1退避位置の一方から他方へ移動する。
【0099】
具体的には、主可動部材51各々は、対応する対象シート9xが存在しない状態から存在する状態へ変化したときに前記第1基準位置から前記第1退避位置へ移動する。通常、この状態変化は、シートカセット12が下本体部11から引き出されている状況下で生じる。
【0100】
一方、主可動部材51各々は、対応する対象シート9xが存在する状態から存在しない状態へ変化したときに付勢部53の作用により前記第1退避位置から前記第1基準位置へ移動する。この状態変化は、シートカセット12が下本体部11に装着されているか否かに関わらず生じる。
【0101】
シートカセット12が下本体部11へ装着されるときに、副可動部材52各々は、対応する主可動部材51各々が前記第1退避位置に存在する場合に、副当接部521が主当接部512から受ける力により前記第2基準位置から前記第2退避位置へ移動する。
【0102】
シートカセット12が下本体部11に装着された状況下で4つの層領域L1~L4各々の対象シート9xが存在する状態から存在しない状態へ変化したときに、状態が変化した4つの層領域L1~L4各々に対応する副可動部材52各々は移動する。その際、状態が変化した4つの層領域L1~L4各々に対応する副可動部材52各々は、付勢部53の力により前記第2退避位置から前記第2基準位置へ移動する。
【0103】
副可動部材52各々が前記第2基準位置および前記第2退避位置の一方から他方へ移動するときに、副可動部材52各々の1つまたは複数の被検出部522が検出領域540を通過する。
【0104】
具体的には、副可動部材52各々が前記第2基準位置から前記第2退避位置へ移動するときに、副可動部材52各々の1つまたは複数の被検出部522が検出領域540を装着方向D11へ通過する。
【0105】
一方、副可動部材52各々が前記第2退避位置から前記第2基準位置へ移動するときに、副可動部材52各々の1つまたは複数の被検出部522が検出領域540を引出方向D12へ通過する。
【0106】
本実施形態において、4つの副可動部材52の全てが前記第2基準位置または前記第2退避位置に位置するときに、4つの副可動部材52の10個の被検出部522は、基準方向D1の複数の位置において交差方向D2から見て重なる個数が異なるように配列されている。
【0107】
図3,4に示されるように、10個の被検出部522は、基準方向D1における4つの異なる位置P1~P4に分かれて形成されている。
【0108】
図4に示されるように、4つの副可動部材52各々の1つの被検出部522は、基準方向D1における第1位置P1に形成されている。これにより、第1位置P1において、4つの被検出部522が交差方向D2から見て重なって配列されている。
【0109】
また、第2副可動部材52b、第3副可動部材52cおよび第4副可動部材52d各々の1つの被検出部522は、基準方向D1における第2位置P2に形成されている(
図4参照)。これにより、第2位置P2において、3つの被検出部522が交差方向D2から見て重なって配列されている。
【0110】
また、第3副可動部材52cおよび第4副可動部材52d各々の1つの被検出部522は、基準方向D1における第3位置P3に形成されている(
図4参照)。これにより、第3位置P3において、2つの被検出部522が交差方向D2から見て重なって配列されている。
【0111】
また、第4副可動部材52dの1つの被検出部522は、基準方向D1における第4位置P4に形成されている(
図4参照)。これにより、第4位置P4において、1つの被検出部522のみが配置されている。
【0112】
副可動部材52が移動するときに、交差方向D2から見て重なって配列された複数の被検出部522は、検出領域540を同時に通過する。
【0113】
副可動部材52各々の1つまたは複数の被検出部522が検出領域540を通過するときに、フォトセンサー54の検出信号DS1が変化する(
図9参照)。
【0114】
図9は、4つの被検出部522が検出領域540を通過するときの検出信号DS1が変化の一例を示す。
【0115】
図9に示される例において、フォトセンサー54はアクティブハイの検出信号DS1を出力する。この場合、フォトセンサー54は被検出部522を検出したときにハイレベルの検出信号DS1を出力する。なお、検出信号DS1がアクティブローの信号であってもよい。
【0116】
CPU80の判定部8cは、検出信号DS1を随時監視する。例えば、判定部8cは、予め定められた周期で検出信号DS1のレベルの変化をチェックする。
【0117】
判定部8cは、検出信号DS1の立ち上がり変化の数または立下がり変化の数をカウントする。例えば、判定部8cは、検出信号DS1の変化が生じてから予め定められた時間内の検出信号DS1の変化をカウントする。判定部8cは、検出信号DS1の変化のカウント値に基づいて前記シート積載量を判定する。
【0118】
本実施形態において、第1副可動部材52aが移動した場合に前記カウント値が1である。第2副可動部材52bが移動した場合に前記カウント値が2である。第3副可動部材52cが移動した場合に前記カウント値が3である。第4副可動部材52dが移動した場合に前記カウント値が4である。
【0119】
本実施形態において、判定部8cは、前記シート積載量が5段階の残量状態のいずれであるかを判定する。前記5段階の残量状態は、エンプティ状態と、第1残量状態と、第2残量状態と、第3残量状態と、第4残量状態とを含む。
【0120】
前記エンプティ状態は、シートカセット12内にシート9が存在しない状態である。前記第1残量状態は、シート9が第1層領域L1まで積載された状態である。前記第2残量状態は、シート9が第2層領域L2まで積載された状態である。
【0121】
前記第3残量状態は、シート9が第3層領域L3まで積載された状態である。前記第4残量状態は、シート9が第4層領域L4まで積載された状態である。
【0122】
例えば、4つの層領域L1~L4が均等な領域である場合、前記第1残量状態は、1~25%の残量に相当し、前記第2残量状態は、26~50%の残量に相当し、前記第3残量状態は、51~75%の残量に相当し、前記第4残量状態は、76~100%の残量に相当する。
【0123】
判定部8cは、装着センサー15の検出結果と前記カウント値とに応じて前記シート積載量を判定する。
【0124】
以下の説明において、前記装着状態が検出されない状態から検出される状態へ変化する場合に、前記装着状態が検出される前の直近にカウントされた前記カウント値のことを装着カウント値と称する。
【0125】
同様に、前記装着状態が検出される状態から検出されない状態へ変化する場合に、前記装着状態が検出されなくなった後の直近にカウントされた前記カウント値のことを引出カウント値と称する。
【0126】
同様に、前記装着状態が検出されている状況下でカウントされた前記カウント値のことを通常カウント値と称する。
【0127】
判定部8cは、前記装着カウント値が0である場合に前記シート積載量が前記エンプティ状態であると判定する。さらに判定部8cは、前記装着カウント値が1である場合に前記シート積載量が前記第1残量状態であると判定する。
【0128】
さらに判定部8cは、前記装着カウント値が2である場合に前記シート積載量が前記第2残量状態であると判定する。さらに判定部8cは、前記装着カウント値が3である場合に前記シート積載量が前記3残量状態であると判定する。さらに判定部8cは、前記装着カウント値が4である場合に前記シート積載量が前記第4残量状態であると判定する。
【0129】
判定部8cは、前記通常カウント値が4である場合に前記シート積載量が前記第3残量状態であると判定する。さらに判定部8cは、前記通常カウント値が3である場合に前記シート積載量が前記第2残量状態であると判定する。
【0130】
さらに判定部8cは、前記通常カウント値が2である場合に前記シート積載量が前記第1残量状態であると判定する。さらに判定部8cは、前記通常カウント値が1である場合に前記シート積載量が前記エンプティ状態であると判定する。
【0131】
一方、判定部8cは、前記引出カウント値がカウントされたときに前記シート積載量の判定結果を変更せずに維持する。
【0132】
なお、判定部8cは、前記装着カウント値に基づく前記シート積載量の判定ルールと同じルールで前記引出カウント値に基づく前記シート積載量の判定を行ってもよい。
【0133】
判定部8cは、前記シート積載量の判定結果を表示装置802へ出力する。また、判定部8cは、前記シート積載量の判定結果を通信装置83を通じて前記ホスト装置などの他の装置へ送信してもよい。
【0134】
シート給送装置1が採用されることにより、フォトセンサー54の数を増やすことなく複数段階のシート残量を検出することが可能になる。
【符号の説明】
【0135】
1 :シート給送装置
2 :プリント装置
3 :シート搬送装置
4 :画像形成部
5 :シート量検出部
8 :制御装置
9x :対象シート
10 :画像形成装置
11 :下本体部
12 :シートカセット
14 :送出機構
51 :主可動部材
52 :副可動部材
54 :フォトセンサー(物体検出部)
80 :CPU
511 :当接壁部
512 :主当接部
521 :副当接部
522 :被検出部
540 :検出領域
541 :発光部
542 :光検出部