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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174604
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】農薬散布作業車
(51)【国際特許分類】
   A01M 7/00 20060101AFI20241210BHJP
【FI】
A01M7/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092507
(22)【出願日】2023-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003834
【氏名又は名称】弁理士法人新大阪国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】今井 征典
(72)【発明者】
【氏名】池内 伸明
(72)【発明者】
【氏名】小山 浩二
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121CB03
2B121CB23
2B121CB31
2B121CB47
2B121CB61
2B121DA63
2B121EA21
(57)【要約】
【課題】本発明は、走行車体に搭載した散布装置で農薬を広く散布する農薬散布作業車において、農作地に吹く風による農薬散布密度の偏りを少なくすることを課題とする。
【解決手段】農薬を霧状に散布する噴霧装置16を車体1に搭載した農薬散布作業車において、車体1の周囲に吹く風を検出する風向風速計46を設け、該風向風速計46の検出する風向と風強度によって、噴霧装置16の噴霧強度と車体1の走行速度を制御することを特徴とする農薬散布作業車とする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
農薬を霧状に散布する噴霧装置(16)を車体(1)に搭載した農薬散布作業車において、車体(1)の周囲に吹く風を検出する風向風速計(46)を設け、該風向風速計(46)の検出する風向と風強度によって、噴霧装置(16)の噴霧強度と車体(1)の走行速度を制御することを特徴とする農薬散布作業車。
【請求項2】
風向風速計(46)が向かい風を検出すると走行速度を増速し、追い風を検出すると走行速度を減速することを特徴とする請求項1に記載の農薬散布作業車。
【請求項3】
車体(1)の左右に噴霧ノズル(45)を設けたサイドブーム(44,44)を張り出して農薬を噴霧する噴霧装置(16)を車体(1に搭載した農薬散布作業車において、車体(1)に対して左右方向の風を検出すると風上側のサイドブーム(44)が噴霧する農薬を減少或いは農薬濃度を薄くすることを特徴とする農薬散布作業車。
【請求項4】
風向風速計(46)がライダー(LIDAR)センサ(63)であることを特徴とする請求項1或いは請求項3に記載の農薬散布作業車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農作地に薬剤を散布する農薬散布作業車に関する。
【背景技術】
【0002】
農薬散布作業車は、特許第4192474号公報に記載の如く、走行車体に散布装置を搭載し、農作地内を走行しながら農薬を作物に散布して防除作業を行う。この農薬散布作業車は、散布幅と散布濃度を設定すると最適走行速度が表示されて、その速度で走行すると所望の散布濃度で散布が出来るようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4192474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、農作地では風が吹き、散布する霧状農薬は、風によって流されるために風下に農薬が多く流れて風下の散布密度が高過ぎになる傾向がある。
【0005】
そこで、本発明は、走行車体に搭載した散布装置で農薬を広く散布する農薬散布作業車において、農作地に吹く風による農薬散布密度の偏りを少なくすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
【0007】
請求項1の発明は、農薬を霧状に散布する噴霧装置16を車体1に搭載した農薬散布作業車において、車体1の周囲に吹く風を検出する風向風速計46を設け、該風向風速計46の検出する風向と風強度によって、噴霧装置16の噴霧強度と車体1の走行速度を制御することを特徴とする農薬散布作業車とする。
【0008】
請求項2の発明は、風向風速計46が向かい風を検出すると走行速度を増速し、追い風を検出すると走行速度を減速することを特徴とする請求項1に記載の農薬散布作業車とする。
【0009】
請求項3の発明は、車体1の左右に噴霧ノズル45を設けたサイドブーム44,44を張り出して農薬を噴霧する噴霧装置16を車体1に搭載した農薬散布作業車において、車体1に対して左右方向の風を検出すると風上側のサイドブーム44が噴霧する農薬を減少或いは農薬濃度を薄くすることを特徴とする農薬散布作業車とする。
【0010】
請求項4の発明は、風向風速計46がライダー(LIDAR)センサ63であることを特徴とする請求項1或いは請求項3に記載の農薬散布作業車とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明で、噴霧装置16から噴射された農薬は車体1の周囲を吹く風で飛ばされて風下に多く流れる傾向があるが、風向風速計46で風の吹く方向と強さを検出して噴霧農薬が均一になるように噴霧装置16の噴霧強度或いは車体1の走行速度を制御することで風下側の噴霧農薬濃度が高くなるのを防ぎ、噴霧密度が均一になるようになる。
【0012】
請求項2の発明で、車体1の周囲を吹く風が向かい風であれば走行速度を増速することで農薬が車体1の後方へ流れ過ぎるのを防ぎ、追い風であれば走行速度を減速することで農薬が車体1の前方へ流れ過ぎるのを防ぎ、農薬の散布濃度が均一化される。
【0013】
請求項3の発明で、車体1の左右に噴霧ノズル45を設けたサイドブーム44,44を張り出して散布する農薬散布作業車では、車体1に対して左右方向に風が吹いていると風上側の噴射農薬を減少或いは農薬濃度を薄くすることで、風下側の噴霧農薬濃度を高くし過ぎることがない。
【0014】
請求項4の発明で、風向風速計がライダーセンサ63であるであれば、霧状に噴霧された農薬の密度や距離を検出するので、適正な噴霧方法に制御し易く確実に噴霧農薬濃度を均一化できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態による薬液散布作業車の側面図である。
図2】薬液散布作業車の平面図である。
図3】薬液散布作業車の制御ブロック図である。
図4】薬液散布作業車の本機コントローラと防除機コントローラの制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に基づいて本発明の実施態様について説明する。図1に薬液散布装置を前部に取り付けた薬液散布作業車の側面図を示し、図2には薬液散布作業装置部分の平面図を示す。なお、本明細書では薬液散布作業車の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右という。
【0017】
薬液散布作業車の車体1は、前輪12及び後輪13を軸装するアクスルハウジングをローリング自在に支持する。また、ハンドルポスト59により支持されたステアリングハンドル14の回転操作により前輪12を操向すると共にボンネット15下のエンジン(図示せず)によって伝動走行される。この車体1には操縦席17の後部から左右両側にわたって囲うように形成された薬液タンク18を車体1に対し着脱自在に搭載し、この薬液タンク18内の薬液を前側に設けられる散布ブーム19へ圧送する防除ポンプ20が車体1の操縦席17の下方に設けられている。
【0018】
操縦席17の左側下方でフロア54の上方に位置する薬液タンク18の左側部には、オペレータ一人が乗り降りできる程度の凹部Sが設けられ、該凹部Sの底面にタンク側ステップ50が設けられている。タンク側ステップ50の外側下方には、本機側ステップ53が設けられている。この本機側ステップ53は、上面53Aが、フロア54と薬液タンク18の底面とほぼ同一高さとなる位置にある。
【0019】
本機側ステップ53の下方には、フロア54から吊り下げ式に設置された梯子部材55が設けられている。梯子部材55は任意の段数、例えば2段のステップを有している。これらの梯子部材55、本機側ステップ53及びタンク側ステップ50は所定の間隔で配置されている。このような構成によりオペレータは、梯子部材55のステップ、本機側ステップ53及びタンク側ステップ50を順に登ることにより、安全かつ容易に操縦席17に到達して乗車できる。
【0020】
操縦席17の後部には、上面視で門型の安全枠62を設け、その上部にライダー(LIDAR)センサ63を設け、車体1の周囲を監視して、噴霧装置16から噴霧される農薬の散布方向と濃度分布を検出する。ライダーセンサ63を車体1の高い位置に設けているので、車体1の周りを吹く風で飛ばされる噴霧農薬の飛び方向と風強度を検出できる。なお、ライダーセンサ63は高価であるので、熱線式風速計やベーン式風速計で風向と風速を計測しても良い。
【0021】
本機のフロア54に薬液タンク18を搭載する自走型薬液散布作業車において、薬液タンク18は本機ダッシュパネル56付近まで前方に突出している。また、薬液タンク18は上面視でオペレータの足元まで完全に覆い囲った略コの字状の構造を有している。このような構造により薬液タンク18の高さを増加させずにタンク容量を増大させるとともに後進時の見通しを確保できる。また、薬液タンク18を前方に長くすることにより、薬液タンク内水量の変位による機体の重心移動を小さく抑え、薬液散布作業時の機体バランスを安定させ、走行性能を高めることができ、機体が後傾して沈没するという事態を回避できる。
【0022】
なお、図2では薬液タンク18の上面が略コの字形状のものを図示しているが、これに限定されず、タンクステップを有する形状であれば任意の形状にすることができる。薬液タンク18の先端部形状は、フロア54のフロントに上方へ浮き上がるように湾曲させた傾斜部51と密着するように形成されている。従って、薬液タンク18を後方から前方へ移動させて傾斜部51で合致させて止めることができる。このような構造により前輪12の横揺れ等によるタイヤと薬液タンク18の干渉を防止でき、薬液タンク18の本機のフロア54上での接地性を高め、タンク18の安定性を高めることができる。
【0023】
前記車体1の前部には、ボンネット15の左右両側部に支持されたリフトリンク3が取り付けられている。リフトリンク3は、アッパリンク24とロワリンク25を平行状に配置して、この前端部間をヒッチブラケット4で連結し、後端部間を直立した支柱23に軸支して平行リンク形態に構成され、この平行リンクが昇降シリンダ27,27により先端部が昇降移動することで散布ブーム19の薬液散布高さを調節することができる。
【0024】
ヒッチブラケット4の下端部には機体左右方向に伸びるセンターブーム43を取り付けている。またその左右端部に上方に突出したシリンダ取付支柱26が設けられ、シリンダ取付支柱26の上端には電気的に作動制御される油圧タンク付ソレノイドバルブ28を介して伸縮するローリングシリンダである上下シリンダ(ローリングシリンダ)29の上端が取り付けられ、上下シリンダ29の下端にはサイドブーム44が回動自在に取り付けられている。従って、上下シリンダ29の伸縮によりサイドブーム44が昇降される。なお、サイドブーム44は機体の両サイドに収納されるときはサイドブーム受け40で機体に支持される。
【0025】
前記散布ブーム19は、センターブーム43と、このセンターブーム43の外側に折畳可能に連結されるサイドブーム44とから構成され、各々薬液噴霧用の噴霧ノズル45(45a,45b)が一定間隔で配置されている。
【0026】
サイドブーム44はシリンダ取付支柱26を介してセンターブーム43に取り付けられており、センターブーム43に設けられた開閉シリンダ30により開閉される。また、トラクタのブーム受け40(図1)を機体の両側面に設けているので、サイドブーム44を使用しないときにはサイドブーム44はブーム受け40に載置される。
【0027】
指標ロッド52(図1)は、センターブーム43の中央付近領域から上方に向けて垂直に突出して設けられたロッドである。該指標ロッド52の上端にはLED等からなるランプが付設されており、後述する自動水平制御動作の開始と同時にランプが点灯する。なお、指標ロッド52の下端において、作動機構等と連動して自動水平制御中に回転等するようにしても良い。このような構成によりオペレータにブーム43,44の制御状態を認知させることができ、ブーム43,44の誤操作を回避でき、散布作業時に自動水平スイッチをONにすることを忘れ、ロングブーム(サイドブーム44)の先端のノズル45bが作物と接触し、破損するという不具合を回避できる。
【0028】
ここで自動水平制御動作とは、開閉シリンダ30,30によりサイドブーム44,44をセンターブーム43の延長線上の水平方向(機体の進行方向に向かって左右方向)に開き、さらに上下シリンダ29,29であるローリングシリンダを最大限伸ばした際に、サイドブーム44,44が地面に対して水平状態になるように制御することをいう。具体的には、傾斜地を走行中に薬液散布ブーム19のサイドブーム44を開いていても上下シリンダ29により一方のサイドブーム44をリフトさせ、他方のサイドブーム44をダウンさせることで開いたサイドブーム44を傾斜地に対して平行になるようにして、地面に衝突させないようにする。
【0029】
次に上記構成の薬液散布作業車の制御部について説明する。図3の制御ブロック図に示すように、本機コントローラ100には操舵切替スイッチと水平関係スイッチ(水平関係スイッチには自動スイッチと平行スイッチと手動スイッチがあり、自動スイッチはブーム43,44を地球の水平線に対して水平に維持する水平制御、平行スイッチは圃場面に対してブーム43,44の平行姿勢を維持する平行制御、手動スイッチは手動で任意の傾斜位置にブーム43,44の姿勢を変更制御することができる。)、車速センサ6、操舵角センサ7、流量センサ74、コントロールレバーセンサ(薬液散布の入・切用のレバー用センサ)、リフトアームセンサ、ストロークセンサ、スロープセンサ、GPSアンテナ(受信機)81からの信号を受信する入力回路などが接続し、操舵装置(ハンドル14や車輪操舵用の油圧シリンダと該シリンダ作動用のソレノイド等からなる)のソレノイド(本実施例の薬液散布作業車はFWS、4WS、RWSを装備しており、4輪全て油圧シリンダで動く構成である。)、昇降ソレノイド(シリンダ29用)、水平ソレノイド(シリンダ30用)、ブザー、表示部への出力回路等が接続している。
【0030】
さらに、ライダーセンサ63等の風向風速計46に接続し、車体1に対して吹く風の方向と風速が入力する。
【0031】
図4に示すように、薬液散布作業車の本機コントローラ100と、薬液タンク18と薬液散布用ブーム43,44と薬液ホース61,66などとその流量制御弁73などから構成される防除機Bの防除機コントローラ101から本実施例のコントローラは構成され、本機コントローラ100にはGPS受信機81が接続される。該GPS受信機81は複数のGPS衛星からの信号を受信し、本機の現在位置データとして記憶すると共に、時計回路で計測する所定時間毎に現在位置データを更新しながら移動距離を算出し、該時計回路による所定時間おきに速度、即ち車速を本機コントローラ100にある車速算出手段5により算出する構成としている。また、本機コントローラ100には車軸の回転数を検知する車速センサ6からも入力がある。
【0032】
本実施例の薬液散布作業車では、該作業車に搭載して車速に連動して薬液を散布する噴霧装置16において、薬液濃度と車速等により薬液散布量を決めて防除ポンプ65の薬液吐出量を決める。
【0033】
GPS受信機81からの速度データや位置データを本機コントローラ100で受信し、速度、位置データを演算して車速算出手段5により速度を算出し、得られた値を速度信号に変換した後、防除機コントローラ101にシリアル通信で車速算出手段5による車速(第1車速(VG))として送信する。また、本機には車軸の回転数を車速パルスで計測する車速センサ6が設けられており、該車速センサ6からも車速(第2車速(Vs))を得ることができる。こうしてGPS受信機81から得られる車速算出手段5に基づく第1車速(VG)と本機に設けた車速センサ6から得られる第2車速(Vs)を本機側のコントローラ100で計算し、CAN通信により防除機コントローラ101に速度データを送り、薬液散布制御に利用する構成とする。
【0034】
本機コントローラ100では、風向風速計46が車体1に向かう風を検出すると走行速度を増速させて散布農薬が後方へ流れ過ぎるのを補い、追い風を検出すると走行速度を減速させて散布農薬が前方へ流れ過ぎるのを補う。
【0035】
また、風向風速計46が車体1の右から左へ吹いているのを検出すると、右側のサイドブーム44の農薬散布量を低下或いは停止し、逆に、左から右へ吹いているのを検出すると、左側のサイドブーム44の農薬散布量を低下或いは停止させることで、風下の農薬散布濃度が高くなり過ぎるのを防ぐように制御する。
【0036】
なお、左右サイドブーム44の先端に角度変更可能な噴霧ノズル付きのサブブームを設けると左右方向の風に対して農薬散布濃度の調整が可能になる。
【0037】
また、風によって農薬が散布された農作地を走行する場合は、農薬濃度を薄くすることで、散布し過ぎるのを防げる。
【0038】
また、風によって流された農薬の量を推測して重複散布する場合は、農薬濃度を薄くすると良い。
【0039】
また、横風に対して風上側から風下へ向かって工程が進む場合、作業開始の工程は、風上側の散布濃度を通常より濃くすると良い。
【0040】
なお、農薬の濃度は、農薬の原液タンクと水タンクを用意して混合比率を自動で変更するようにする。
【0041】
また、薬剤の流されている状態に合わせて散布高さを変えるようブームの高さや傾きを制御すると良い。
【0042】
なお、前記の実施例ではセンターブーム43と左右サイドブーム44,44を設けた噴霧装置16を説明したが、車体の後部にベーン噴霧器を設けた噴霧装置であっても本発明を実施可能である。
【0043】
次に、トラクタの作業についての考察を記す。
【0044】
トラクタの畝立て作業において、隣接との畝の形状を作りながら畝立てをするとき、隣接の畝幅が広い時は、走行進路を隣接畝に近付けて走行するようトラクタを制御する。これで、精度良い畝立てによって、生育ムラをなくし作物の生育をそろえることが期待される。
【0045】
また、トラクタの畝立て作業において、隣接との畝の形状を作りながら畝立てをするとき、隣接の畝形状がやせている時は、走行進路を隣接畝から離して走行するようトラクタを制御する。
【0046】
また、トラクタの畝立て作業において、隣接との畝の形状を作りながら畝立てをするとき、隣接の畝幅が広い時は、走行進路を隣接畝に近付けて走行するようトラクタを制御する。
【0047】
また、トラクタの畝立て作業において、培土板の外に土塊があふれ出している時には土余りと判断し、耕深を深くし土の量を適正にする。
【符号の説明】
【0048】
1 車体
16 噴霧装置
44 サイドブーム
45 噴霧ノズル
46 風向風速計
図1
図2
図3
図4