(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024174817
(43)【公開日】2024-12-17
(54)【発明の名称】インライン樹脂混合のための方法、混合樹脂貯留アセンブリ、バルブアセンブリ、及びシステム
(51)【国際特許分類】
B29B 7/32 20060101AFI20241210BHJP
B29B 7/80 20060101ALI20241210BHJP
B29C 31/02 20060101ALI20241210BHJP
【FI】
B29B7/32
B29B7/80
B29C31/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】40
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024081731
(22)【出願日】2024-05-20
(31)【優先権主張番号】63/506,263
(32)【優先日】2023-06-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/469,033
(32)【優先日】2023-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】523043898
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ジャクリーン・エックス・ティアン
【テーマコード(参考)】
4F201
【Fターム(参考)】
4F201AP02
4F201AP05
4F201AP10
4F201AP20
4F201AQ01
4F201AQ02
4F201AR06
4F201BA01
4F201BA06
4F201BC01
4F201BC02
4F201BC13
4F201BK02
4F201BK04
4F201BK74
4F201BQ02
4F201BQ57
(57)【要約】
【課題】本発明はインライン樹脂混合のための方法、混合樹脂貯留アセンブリ、バルブアセンブリ、及びシステムを提供する。
【解決手段】インライン樹脂混合のための方法は、混合樹脂のフローを確立するステップと、最初に、混合樹脂を第1の中間容積部に向けるステップと、続いて、混合樹脂の継続するフローに関連する所定のトリガイベントの後に混合樹脂を第2の中間容積部に向けるステップとを含む、インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリは、注入口と、中間容器とを含む。注入口は、混合樹脂のフローを受け取る。中間容器は、第1及び第2の中間容積部を含む。インライン樹脂混合のためのバルブアセンブリは、外部本体と、内部本体と、カバーとを含む。外部本体は、3つの入力ポートと、出力ポートとを含む。内部本体は、外部本体の内部キャビティ内に配置されており、周囲から延伸し、内部本体の中央部分で交差する5つの流路を画定する。
【選択図】
図15A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の混合成分(1305)及び第2の混合成分(1306)を含む混合樹脂(1303)のフローを確立するステップ(102)と、
前記混合樹脂(1303)の少なくとも最初の部分(1309)を第1の中間容積部(1308)に向けるステップ(104)と、
続いて、前記混合樹脂(1303)の継続するフロー(1323)に関する所定のトリガイベント(1402)の後に、前記混合樹脂(1303)の残りの部分(1311)を第2の中間容積部(1310)に向けるステップ(106)と
を含む、インライン樹脂混合のための方法。
【請求項2】
前記所定のトリガイベント(1402)は、前記フローにおける前記第1の混合成分(1305)の前記第2の混合成分(1306)に対する比が所定の閾値(1406)の許容範囲(1404)内にあることを指示する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
最初に前記混合樹脂(1303)を前記第1の中間容積部(1308)に向け(1410)、続いて前記混合樹脂(1303)を前記第2の中間容積部(1310)に向ける(1412)注入口(1302)において前記混合樹脂(1303)の前記フローを受け取るステップ(108)
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
中間容器(1307)が、前記第1の中間容積部(1308)及び前記第2の中間容積部(1310)を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記中間容器(1307)は、第1の基準面(1502)と、前記第1の基準面(1502)の上方の第2の基準面(1504)と、前記第1の基準面(1502)の内部(1508)と前記第2の基準面(1504)の内部(1508)との間の接続壁(1506)と、前記第1の基準面(1502)の外部(1512)及び前記第2の基準面(1504)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸している外壁(1510)とをさらに含み、前記第1の中間容積部(1308)が、前記第1の基準面(1502)から上方に前記第2の基準面(1504)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第2の基準面(1504)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させるステップ(202)
をさらに含む、請求項5に記載の方法(200)。
【請求項7】
前記注入口(1302)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで旋回(1418)するように構成されている、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記中間容器(1307)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)に移動(1524)するように構成されている、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記中間容器(1307)は、前記第1の中間容積部(1308)を前記第2の中間容積部(1310)から物理的に隔離(1606)するために、前記第1の基準面(1502)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)に向かって延伸する隔壁(1604)をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記中間容器(1307)は、基準面(1602)、及び前記基準面(1602)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸する外壁(1510)をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記中間容器(1307)は、前記第1の中間容積部(1308)を前記第2の中間容積部(1310)から物理的に隔離(1606)するために、前記基準面(1602)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)に向かって延伸する隔壁(1604)をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させるステップ(302)
をさらに含む、請求項11に記載の方法(300)。
【請求項13】
前記中間容器(1307)は、前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注するために前記外壁(1510)に沿って配置された出口(1516)をさらに含み、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)から分注されるときに前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)の上方に配置されており、前記第1の中間容積部(1308)が、前記基準面(1602)から上方に前記出口(1516)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第1の中間容積部(1308)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を攪拌するステップ(502)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を所定の温度(1350)まで加熱するステップ(504)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持するステップ(506)と、
前記所定の温度(1350)の維持を容易にするために、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を断熱するステップ(508)と
をさらに含む、請求項1に記載の方法(500)。
【請求項15】
測定値(1420)を得るために前記混合樹脂(1303)の前記フローと関連付けられたパラメータを監視するステップ(702)と、
前記測定値(1420)を、前記所定のトリガイベント(1402)と関連付けられた所定の閾値(1406)と比較するステップ(704)と、
前記測定値(1420)が前記所定の閾値(1406)を超えた後に、前記混合樹脂(1303)の前記向きを前記第1の中間容積部(1308)から前記第2の中間容積部(1310)に変更するステップ(706)と
をさらに含む、請求項1に記載の方法(700)。
【請求項16】
前記測定値(1420)は、フロー時間測定値(1422)、混合樹脂粘度測定値(1424)、混合樹脂フロー測定値(1426)、混合樹脂体積測定値(1428)、混合樹脂重量測定値(1430)、及び混合樹脂濃度測定値(1432)のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記混合樹脂粘度測定値(1424)は、粘度計(1358)による動的混合樹脂圧力(1354)及び混合樹脂温度(1356)の測定値(1420)に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記混合樹脂フロー測定値(1426)は、超音波センサー(1360)による測定値(1420)に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記混合樹脂体積測定値(1428)は、前記第1の中間容積部(1308)の液面測定値(1436)に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記混合樹脂重量測定値(1430)は、前記第1の中間容積部(1308)の混合樹脂重量測定値(1430)に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記混合樹脂濃度測定値(1432)は、屈折計(1362)による濃度測定値(1432)に基づく、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記測定値(1420)を、前記第2の中間容積部(1310)への前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)の終了と関連付けられた第2の所定の閾値(1438)と比較するステップ(802)と、
前記測定値(1420)が前記第2の所定の閾値(1438)を上回った後に、前記混合樹脂(1303)の次のフロー(1368)が最初に前記第1の中間容積部(1308)に向けられる(1410)ように、前記混合樹脂(1303)の方向を前記第2の中間容積部(1310)から前記第1の中間容積部(1308)に調整するステップ(804)と、
前記第1の中間容積部(1308)から前記混合樹脂(1303)を排出させるステップ(806)と
をさらに含む、請求項15に記載の方法(800)。
【請求項23】
前記第2の中間容積部(1310)から処理の次の段階に前記混合樹脂(1303)を分注するステップ(902)
をさらに含む、請求項1に記載の方法(900)。
【請求項24】
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)に前記混合樹脂(1303)を分注するステップ(1002)
をさらに含む、請求項1に記載の方法(1000)。
【請求項25】
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に前記混合樹脂(1303)を分注するステップ(1102)
をさらに含む、請求項1に記載の方法(1100)。
【請求項26】
前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられた後に、前記第1の中間容積部(1308)から前記混合樹脂(1303)を排出させるステップ(1202)
をさらに含む、請求項1に記載の方法(1200)。
【請求項27】
混合樹脂供給サブシステム(1304)から混合樹脂(1303)のフローを受け取る注入口(1302)であって、前記混合樹脂(1303)が第1の混合成分(1305)及び第2の混合成分(1306)を含む、注入口(1302)と、
第1の中間容積部(1308)及び第2の中間容積部(1310)を含む中間容器(1307)であって、前記第1の中間容積部(1308)が前記混合樹脂(1303)の少なくとも最初の部分(1309)を保持し、前記第2の中間容積部(1310)が前記混合樹脂(1303)の残りの部分(1311)を保持する、中間容器(1307)と
を含み、
前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)が、前記混合樹脂(1303)が、最初に前記第1の中間容積部(1308)に向けられ(1410)、続いて、前記混合樹脂(1303)の継続するフロー(1323)に関連した所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第2の中間容積部(1310)に向けられる(1412)ように構成されている、
インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリ(1300)。
【請求項28】
前記所定のトリガイベント(1402)は、前記フローにおける前記第1の混合成分(1305)の前記第2の混合成分(1306)に対する比が所定の閾値(1406)の許容範囲(1404)内にあることを指示する、請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項29】
前記中間容器(1307)は、第1の基準面(1502)と、前記第1の基準面(1502)の上方の第2の基準面(1504)と、前記第1の基準面(1502)の内部(1508)と前記第2の基準面(1504)の内部(1508)との間の接続壁(1506)と、前記第1の基準面(1502)の外部(1512)及び前記第2の基準面(1504)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸している外壁(1510)とをさらに含み、前記第1の中間容積部(1308)が、前記第1の基準面(1502)から上方に前記第2の基準面(1504)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第2の基準面(1504)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項30】
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)
をさらに含む、請求項29に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項31】
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記注入口(1302)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで旋回(1418)させるように構成されている、請求項30に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項32】
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記中間容器(1307)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)に移動(1524)させるように構成されている、請求項30に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項33】
前記中間容器(1307)は、基準面(1602)、及び前記基準面(1602)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸する外壁(1510)をさらに含む、請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項34】
前記中間容器(1307)は、前記第1の中間容積部(1308)を前記第2の中間容積部(1310)から物理的に隔離(1606)するために、前記基準面(1602)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)に向かって延伸する隔壁(1604)をさらに含む、請求項33に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項35】
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)
をさらに含む、請求項33に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項36】
前記中間容器(1307)は、前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注するために前記外壁(1510)に沿って配置された出口(1516)をさらに含み、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)から分注されるときに前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)の上方に配置されており、前記第1の中間容積部(1308)が、前記基準面(1602)から上方に前記出口(1516)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第1の中間容積部(1308)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、請求項33に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項37】
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を攪拌する少なくとも1つの攪拌装置(1312)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を所定の温度(1350)まで加熱する少なくとも1つの加熱装置(1314)と、
前記少なくとも1つの加熱装置(1314)を制御し、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持する加熱制御システム(1316)と、
前記所定の温度(1350)の維持を容易にするために、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を断熱する少なくとも1つの断熱装置(1318)と
をさらに含む、請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項38】
少なくとも1つの測定値(1420)を得るために、前記混合樹脂(1303)の前記フローと関連付けられた少なくとも1つのパラメータを検出する少なくとも1つの監視装置(1320)と、
前記少なくとも1つの測定値(1420)を受信するために、前記少なくとも1つの監視装置(1320)と動作可能に通信する位置決め制御システム(1322)であって、前記位置決め制御システム(1322)が、前記少なくとも1つの測定値(1420)を、前記所定のトリガイベント(1402)と関連付けられた対応する少なくとも1つの所定の閾値(1406)と比較するように構成されている、位置決め制御システム(1322)と、
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)と
をさらに含み、
前記位置決め制御システム(1322)が前記位置決めアセンブリ(1518)と動作可能に通信し、前記位置決め制御システム(1322)が、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記第1の位置(1520)と前記第2の位置(1522)との間の前記位置決めアセンブリ(1518)の移動を制御するように構成されている、
請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項39】
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)に前記混合樹脂(1303)を分注する出口(1516)
をさらに含む、請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【請求項40】
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に前記混合樹脂(1303)を分注する出口(1516)
をさらに含む、請求項27に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権
本出願は、2023年6月5日に出願された米国特許出願第63/506,263号の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、一般に、インライン樹脂混合に関し、特に、インライン樹脂混合のための方法及びシステムにおける混合樹脂貯留アセンブリ及びバルブアセンブリに関する。インライン樹脂混合中に混合樹脂を混合樹脂貯留アセンブリ内に貯留するための様々な技術が企図される。混合樹脂を形成するために混合成分を送る複数の構成、及び溶媒を送る他の構成を有するバルブアセンブリについても、様々な技術が企図される。加えて、混合樹脂貯留アセンブリ及びバルブアセンブリを制御するための様々な技術が企図される。
【背景技術】
【0003】
インライン樹脂混合のための現在の技術は、特にバルブ及びスタティックミキサー(インライン混合要素としても知られている)によって混合成分を供給するポンプの始動中に、混合樹脂の非定常過渡流を発生する。非定常過渡流は、不適合複合部品の製造を回避するために廃棄されなければならない混合樹脂を生成する。インライン樹脂混合のための現在の技術は、例えば、混合成分を混合樹脂ラインに送るために三方弁を使用する。混合樹脂ラインは、(1つ又は複数の)スタティックミキサー及び(1つ又は複数の)流量計に対して供給され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、当業者は、廃棄物を削減し、複合材製造のための混合樹脂の信頼性を高めるインライン樹脂混合のための技術を改善する研究開発努力を続けている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示するのは、インライン樹脂混合のための方法、混合樹脂貯留アセンブリ、バルブアセンブリ、及びシステムである。以下は、本開示による主題の、特許請求されるものもされないものもある例の非網羅的なリストである。
【0006】
一例では、インライン樹脂混合のための開示の方法は、(1)第1の混合成分及び第2の混合成分を含む混合樹脂のフローを確立するステップと、(2)混合樹脂の少なくとも最初の部分を第1の中間容積部に向けるステップと、(3)続いて、混合樹脂の継続するフローに関連する所定のトリガイベントの後に、混合樹脂の残りの部分を第2の中間容積部に向けるステップとを含む。
【0007】
一例では、インライン樹脂混合のための開示の混合樹脂貯留アセンブリは、注入口と、中間容器とを含む。注入口は、混合樹脂供給サブシステムから混合樹脂のフローを受け取るように構成されている。混合樹脂は、第1の混合成分及び第2の混合成分を含む。中間容器は、第1の中間容積部及び第2の中間容積部を含む。第1の中間容積部は、混合樹脂の少なくとも最初の部分を保持するように構成されている。第2の中間容積部は、混合樹脂の残りの部分を保持するように構成されている。注入口及び中間容器は、混合樹脂が、最初に第1の中間容積部に向けられ、続いて、混合樹脂の継続するフローに関連した所定のトリガイベントに応答して第2の中間容積部に向けられるように構成されている。
【0008】
一例では、インライン樹脂混合のための開示のシステムは、混合樹脂供給サブシステムと、混合樹脂貯留アセンブリとを含む。混合樹脂供給サブシステムは、第1のリザーバと、第1のポンプと、第2のリザーバと、第2のポンプと、三方弁と、複数の第1の供給ラインと、複数の第2の供給ラインと、少なくとも1つの混合樹脂供給ラインとを含む。第1のリザーバは、ある量の第1の混合成分を保持するように構成されている。第1のポンプは、第1のリザーバから第1の混合成分を引き出すように構成されている。第2のリザーバは、ある量の第2の混合成分を保持するように構成されている。第2のポンプは、第2のリザーバから第2の混合成分を引き出すように構成されている。三方弁は、第1の入口接続部と、第2の入口接続部と、出口接続部とを含む。三方弁は、第1の入口接続部で第1のポンプから第1の混合成分を受け取るように構成されている。三方弁はまた、第2の入口接続部で第2のポンプから第2の混合成分を受け取るようにも構成されている。三方弁は、第1及び第2のポンプが第1及び第2のリザーバから第1及び第2の混合成分をそれぞれ引き出すことと連動して、混合樹脂のフローを確立して出口接続部に向けるようにさらに構成されている。第1及び第2のポンプは、第1及び第2の混合成分を、それぞれ、(i)第1のリザーバと、第1のポンプと、三方弁の第1の入口接続部とを相互接続する複数の第1の供給ライン、及び(ii)第2のリザーバと、第2のポンプと、三方弁の第2の入口接続部とを相互接続する複数の第2の供給ラインを介して送る。少なくとも1つの混合樹脂供給ラインは、三方弁の出口接続部に接続されている。混合樹脂貯留アセンブリは、注入口と、中間容器とを含む。注入口は、少なくとも1つの混合樹脂供給ラインに接続されている。注入口は、少なくとも1つの混合樹脂供給ラインを介して混合樹脂のフローを受け取るように構成されている。中間容器は、第1の中間容積部及び第2の中間容積部を含む。第1の中間容積部は、混合樹脂の少なくとも最初の部分を保持するように構成されている。第2の中間容積部は、混合樹脂の残りの部分を保持するように構成されている。
【0009】
一例では、インライン樹脂混合のための開示のバルブアセンブリは、外部バルブ本体と、内部バルブ本体と、カバーとを含む。外部バルブ本体は、3つの入力ポートと、出力ポートとを含み、内部キャビティを画定している。内部バルブ本体は、内部キャビティ内に配置されており、内部バルブ本体の周囲から延伸し、内部バルブ本体の中央部分で交差する5つの流路を画定している。カバーは、内部バルブ本体を内部キャビティ内に封入するために外部バルブ本体に固定されている。
【0010】
開示の方法、混合樹脂貯留アセンブリ、バルブアセンブリ、及びインライン樹脂混合のためのシステムの他の例は、以下の詳細な説明、添付の図面及び添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】インライン樹脂混合のための方法の一例のフロー図である。
【
図2】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法の別の例のフロー図である。
【
図3】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図4】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図5】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図6】
図1及び
図5と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法の別の例のフロー図である。
【
図7】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図8】
図1及び
図7と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図9】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図10】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法の別の例のフロー図である。
【
図11】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図12】
図1と組み合わせた、インライン樹脂混合のための方法のさらに別の例のフロー図である。
【
図13A】インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリの一例の機能ブロック図を提供する。
【
図13B】インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリの一例の機能ブロック図を提供する。
【
図14】インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリの別の例の機能ブロック図である。
【
図15A】インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリの一例の機能ブロック図を提供する。
【
図16】インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリのさらに別の例の機能ブロック図である。
【
図17】インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリのさらに別の例の機能ブロック図である。
【
図18】インライン樹脂混合のためのシステムの一例の機能ブロック図である。
【
図19】インライン樹脂混合のためのシステムの別の例の機能ブロック図である。
【
図20】インライン樹脂混合のためのバルブアセンブリの要素の例の上面図を提供する。
【
図21A】カバーが取り外された状態の外部バルブ本体に対する
図20のバルブアセンブリの内部バルブ本体の第1の位置の一例の上面図である。
【
図21B】カバーが取り外された状態の外部バルブ本体に対する
図20のバルブアセンブリの内部バルブ本体の第2の位置の一例の上面図である。
【
図21C】カバーが取り外された状態の外部バルブ本体に対する
図20のバルブアセンブリの内部バルブ本体の第3の位置の一例の上面図である。
【
図21D】カバーが取り外された状態の外部バルブ本体に対する
図20のバルブアセンブリの内部バルブ本体の第4の位置の一例の上面図である。
【
図22】カバー及び内部バルブ本体が取り外された状態の
図20のバルブアセンブリの外部バルブ本体の一例の上面図である。
【
図23】カバー及び外部バルブ本体が取り外された状態の
図20のバルブアセンブリの内部バルブ本体の一例の上面図である。
【
図24】インライン樹脂混合のためのシステムの一例内の
図20のバルブアセンブリの機能ブロック図である。
【
図25A】
図21Aの内部バルブ本体の第1の位置の一例のバルブアセンブリの機能図である。
【
図25B】
図21Bの内部バルブ本体の第2の位置の一例のバルブアセンブリの機能図である。
【
図25C】
図21Cの内部バルブ本体の第3の位置の一例のバルブアセンブリの機能図である。
【
図25D】
図21Dの内部バルブ本体の第4の位置の一例のバルブアセンブリの機能図である。
【
図26】インライン樹脂混合のためのバルブアセンブリの別の例の機能ブロック図である。
【
図27】
図20のバルブアセンブリを実装したインライン樹脂混合のためのシステムの一例の機能ブロック図である。
【
図28】航空機の製造及び保守点検方法のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
【0013】
図1及び
図13A~
図13B、
図14、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法100は、混合樹脂1303のフローを確立するステップ102を含む。混合樹脂1303は、第1の混合成分1305及び第2の混合成分1306を含む。104において、混合樹脂1303の少なくとも最初の部分1309が、第1の中間容積部1308に向けられる。106において、続いて、混合樹脂1303の残りの部分1311が、混合樹脂1303の継続するフロー1323に関連する所定のトリガイベント1402の後に、第2の中間容積部1310に向けられる。
【0014】
方法100の別の例では、第1の混合成分1305は、熱硬化性樹脂1333、エポキシ樹脂1334、ポリエステル樹脂1336、熱可塑性樹脂1338、又は任意の他の適切な混合成分を任意の適切な組合せで含む。方法100のさらに別の例では、第2の混合成分1306は、熱硬化性硬化剤1340、エポキシ硬化剤1342、ポリエステル硬化剤1344、硬化剤添加剤1346、触媒1348、又は任意の他の適切な混合成分を任意の適切な組合せで含む。
【0015】
方法100のさらに別の例では、所定のトリガイベント1402は、フローにおける第1の混合成分1305の第2の混合成分1306に対する比が所定の閾値1406の許容範囲1404内にあることを指示する。さらなる例では、所定のトリガイベント1402の前に、フローにおける第1の混合成分1305の第2の混合成分1306に対する比は、所定の閾値1406の許容範囲1404内になく、信頼できない1408。
【0016】
さらに別の例では、方法100はまた、最初に混合樹脂1303を第1の中間容積部1308に向け1410、続いて混合樹脂1303を第2の中間容積部1310に向け1412、注入口1302において混合樹脂1303のフローを受け取るステップ108も含む。さらなる例では、中間容器1307は、第1の中間容積部1308及び第2の中間容積部1310を含む。
【0017】
さらに別の例では、中間容器1307はまた、第1の基準面1502、第1の基準面1502の上方の第2の基準面1504、第1の基準面1502の内部1508と第2の基準面1504の内部1508との間の接続壁1506、並びに第1の基準面1502の外部1512及び第2の基準面1504の外部1512から中間容器1307の開口部1514まで延伸する外壁1510も含む。言い換えれば、内部1508は、中間容器1307に対するものであり、且つ第1の基準面1502と第2の基準面1504との間の接続壁1506に沿っている。逆に、外部1512は、中間容器1307に対するものであり、且つ中間容器1307の外壁1510に沿っている。第1の中間容積部1308は、第1の基準面1502から上方に第2の基準面1504まで画定されている。第2の中間容積部1310は、第2の基準面1504から上方に開口部1514に向かって画定されている。例えば、第2の中間容積部1310は、逆ドーム形状、逆円錐形状、開放円筒形状、開放立方体形状、又は任意の他の適切な容積形状とすることができる。
【0018】
さらなる例では、中間容器1307はまた、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注するために外壁1510に沿って配置された出口1516も含む。出口1516は、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310から分注されるときに第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が出口1516を通って分注されないように、第1の中間容積部1308の上方に配置されている。
【0019】
図1、
図2、
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2及び
図16を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法200は、
図1の方法100を含み、106から202に進み、そこで、注入口1302及び中間容器1307の少なくとも一方が、所定のトリガイベント1402の後に、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308に向けられる第1の位置1520から、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられる第2の位置1522に移動される
【0020】
方法200の別の例では、注入口1302は、所定のトリガイベント1402に応答して第1の位置1520から第2の位置1522まで拡張/延伸1414するように構成されている。さらなる例では、注入口1302は、混合樹脂1303の第2の中間容積部1310への継続するフロー1323の終了後に、第2の位置1522から第1の位置1520まで圧縮/後退1416するように構成されている。例えば、圧縮/後退1416動作は、伸縮形態を含んでもよい。
【0021】
方法200のさらに別の例では、注入口1302は、所定のトリガイベント1402に応答して第1の位置1520から第2の位置1522まで旋回1418するように構成されている。
【0022】
方法200のさらに別の例では、中間容器1307は、所定のトリガイベント1402に応答して第1の位置1520から第2の位置1522に移動1524するように構成されている。
【0023】
方法200のさらに別の例では、中間容器1307はまた、第1の中間容積部1308を第2の中間容積部1310から物理的に隔離1606するために、第1の基準面1502から中間容器1307の開口部1514に向かって延伸する隔壁1604も含む。さらなる例では、方法200はまた、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられた後に、第1の中間容積部1308から混合樹脂1303を排出させるステップ204も含む。
【0024】
図1及び
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2及び
図16を再び参照すると、方法100の別の例では、中間容器1307はまた、基準面1602(
図16参照)、及び基準面1602の外部1512から中間容器1307の開口部1514まで延伸する外壁1510も含む。この例では、中間容器1307は、
図15Aに示す第1及び第2の基準面1502、1504を含まない。さらなる例では、中間容器1307はまた、第1の中間容積部1308を第2の中間容積部1310から物理的に隔離1606するために、基準面1602から中間容器1307の開口部1514に向かって延伸する隔壁1604も含む。
【0025】
図1、
図3、
図13A~
図13B、
図14、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法300は、
図1の方法100を含み、106から302に進み、そこで、注入口1302及び中間容器1307の少なくとも一方が、所定のトリガイベント1402の後に、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308に向けられる第1の位置1520から、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられる第2の位置1522に移動1524される。
【0026】
方法300の別の例では、注入口1302は、所定のトリガイベント1402に応答して第1の位置1520から第2の位置1522まで拡張/延伸1414するように構成されている。さらなる例では、注入口1302は、混合樹脂1303の第2の中間容積部1310への継続するフロー1323の終了後に、第2の位置1522から第1の位置1520まで圧縮/後退1416するように構成されている。例えば、圧縮/後退1416動作は、伸縮形態を含んでもよい。
【0027】
方法300のさらに別の例では、注入口1302は、所定のトリガイベント1402に応答して第1の位置1520から第2の位置1522まで旋回1418するように構成されている。
【0028】
方法300のさらに別の例では、中間容器1307は、所定のトリガイベント1402に応答して第1の位置1520から第2の位置1522に移動1524するように構成されている。
【0029】
図1、
図4及び
図13A~
図13Bを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法400は、
図1の方法100を含み、106から402に進み、そこで、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられた後に、混合樹脂1303は第1の中間容積部1308から排出される。
【0030】
図1及び
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2及び
図16を再び参照すると、方法100の別の例では、中間容器1307はまた、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注するために外壁1510に沿って配置された出口1516も含む。出口1516は、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310から分注されるときに第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が出口1516を通って分注されないように、第1の中間容積部(1308)の上方に配置されている。第1の中間容積部1308は、基準面1602(
図16参照)から上方に出口1516まで画定されている。この例では、中間容器1307は、
図15Aに示す第1及び第2の基準面1502、1504を含まない。第2の中間容積部1310は、第1の中間容積部1308から上方に開口部1514に向かって画定されている。
【0031】
図1、
図5及び
図13A~
図13Bを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法500は、
図1の方法100を含み、106から502、504及び508に進む。502において、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303が攪拌される。504において、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303は、所定の温度1350まで加熱される。506において、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303は、所定の温度1350に維持される。508において、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303は、所定の温度1350の維持を容易にするために断熱される。
【0032】
方法500の別の例では、少なくとも1つの攪拌装置1312が、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を攪拌することによって第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が攪拌されないように配置されている。
【0033】
方法500のさらに別の例では、第1の中間容積部1308と第2の中間容積部1310とは、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303の攪拌によって第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が攪拌されないように、物理的に隔離1606されている。
【0034】
図1、
図5、
図6及び
図13A~
図13Bを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法600は、
図1及び
図5の方法100及び方法500を含み、506から602に進み、そこで、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303は、所定の温度1350まで加熱される。604において、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303は、所定の温度1350に維持される。606において、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303は、所定の温度1350の維持を容易にするために断熱される。
【0035】
図1、
図7、
図13A~
図13B及び
図14を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法700は、
図1の方法100を含み、104から702に進み、そこで、測定値1420を得るために混合樹脂1303のフローと関連付けられたパラメータが監視される。704において、測定値1420は、所定のトリガイベント1402と関連付けられた所定の閾値1406と比較される。706において、測定値1420が所定の閾値1406を超えた後に、混合樹脂1303の向きが第1の中間容積部1308から第2の中間容積部1310に変更される。
【0036】
方法700の別の例では、測定値1420は、フロー時間測定値1422、混合樹脂粘度測定値1424、混合樹脂フロー測定値1426、混合樹脂体積測定値1428、混合樹脂重量測定値1430、混合樹脂濃度測定値1432、又は任意の他の適切な測定値を任意の適切な組合せで含む。
【0037】
さらなる例では、フロー時間測定値1422は、混合樹脂1303の継続するフロー1323の開始1352からの経過時間測定値1434に基づく。さらに別の例では、経過時間測定値1434の所定の閾値1406は、混合樹脂1303の継続するフロー1323の開始1352から約30秒である。
【0038】
別のさらなる例では、混合樹脂粘度測定値1424は、粘度計1358による動的混合樹脂圧力1354及び混合樹脂温度1356の測定値1420に基づく。
【0039】
さらに別のさらなる例では、混合樹脂フロー測定値1426は、超音波センサー1360による測定値1420に基づく。
【0040】
さらに別のさらなる例では、混合樹脂体積測定値1428は、第1の中間容積部1308の液面測定値1436に基づく。さらに別の例では、液面測定値1436の所定の閾値1406は、第1の中間容積部1308内の約0.431リットルの混合樹脂1303を指示する。
【0041】
別のさらなる例では、混合樹脂重量測定値1430は、第1の中間容積部1308の混合樹脂重量測定値1430に基づく。さらに別の例では、混合樹脂重量測定値1430の所定の閾値1406は、第1の中間容積部1308の約0.5キログラムの混合樹脂1303を指示する。
【0042】
さらに別のさらなる例では、混合樹脂濃度測定値1432は、屈折計1362による濃度測定値1432に基づく。さらに別の例では、濃度測定値1432の所定の閾値1406は、約2/3の濃度1364の第1の混合成分1305及び約1/3の濃度1366の第2の混合成分1306、約1/2の濃度の第1の混合成分1305及び約1/2の濃度の第2の混合成分1306、又は任意の他の適切な濃度の任意の混合成分を任意の適切な組合せで指示する。
【0043】
図1、
図7、
図8及び
図13A~
図13Bを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法800は、
図1及び
図7の方法100及び方法700を含み、702から802に進み、そこで、測定値1420は、第2の中間容積部1310への混合樹脂1303の継続するフロー1323の終了と関連付けられた第2の所定の閾値1438と比較される。804において、測定値1420が第2の所定の閾値1438を上回った後に、混合樹脂1303の次のフロー1368が最初に第1の中間容積部1308に向けられる1410ように、混合樹脂1303の方向が第2の中間容積部1310から第1の中間容積部1308に調整される。806において、混合樹脂1303は、第1の中間容積部1308から排出される。
【0044】
方法800の別の例では、測定値1420は、混合樹脂粘度測定値1424、混合樹脂フロー測定値1426、混合樹脂濃度測定値1432、又は任意の他の適切な測定値を任意の適切な組合せで含む。
【0045】
図1、
図9及び
図13A~
図13Bを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法900は、
図1の方法100を含み、106から902に進み、そこで、混合樹脂1303は、第2の中間容積部1310から処理の次の段階に分注される。方法900の別の例では、処理の次の段階は、少なくとも1つの樹脂注入ツール1324、少なくとも1つの樹脂成形ツール1328、少なくとも1つの圧縮成形ツール、又は任意の他の適切な複合材製造ツールを任意の適切な組合せで含む。
【0046】
図1、
図10、
図13A~
図13B、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法1000は、
図1の方法100を含み、106から1002に進み、そこで、混合樹脂1303は、第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂注入ツール1324に分注される。方法1000の別の例では、分注することは、混合樹脂1303を第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂注入ツール1324に圧送することを含む。方法1000のさらに別の例では、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注するための出口1516は、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が前記出口1516を通って分注されないように配置されている。方法1000のさらに別の例では、第1の中間容積部1308と第2の中間容積部1310とは、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308から分注されないように物理的に隔離1606されている。
【0047】
図1、
図11、
図13A~
図13B、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法1100は、
図1の方法100を含み、106から1102に進み、そこで、混合樹脂1303は、第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂成形ツール1328に分注される。方法1100の別の例では、分注することは、混合樹脂1303を第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂成形ツール1328に圧送することを含む。方法1100のさらに別の例では、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注するための出口1516は、第1の中間容積部1308からの混合樹脂1303が前記出口1516を通って分注されないように配置されている。方法1100のさらに別の例では、第1の中間容積部1308と第2の中間容積部1310とは、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308から分注されないように物理的に隔離1606されている。
【0048】
図1、
図12及び
図13A~
図13Bを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための方法1200は、
図1の方法100を含み、106から1202に進み、そこで、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられた後に、混合樹脂1303は第1の中間容積部1308から排出される。
【0049】
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2、
図16及び
図17を全体的に参照すると、例として、本開示は、インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリ1300を対象とする。
図13A及び
図13Bは、注入口1302と、中間容器1307とを含む混合樹脂貯留アセンブリ1300の一例を開示している。
図14は、所定のトリガイベント1402に関連して混合樹脂貯留アセンブリ1300の一例を開示している。
図15A、15B1及び15B2は、位置決めアセンブリ1518に関連して混合樹脂貯留アセンブリ1300の例を開示している。
図16は、位置決めアセンブリ1518に関連して混合樹脂貯留アセンブリ1300の一例を開示している。
図17は、混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例を開示している。
【0050】
図13A~
図13B及び
図14を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリ1300は、注入口1302と、中間容器1307とを含む。中間容器1307は、第1の中間容積部1308及び第2の中間容積部1310を含む。注入口1302は、混合樹脂供給サブシステム1304から混合樹脂1303のフローを受け取るように構成されている。混合樹脂1303は、第1の混合成分1305及び第2の混合成分1306を含む。混合樹脂供給サブシステム1304は、第1の混合成分1305を第1の混合成分供給サブシステム1330から受け取ってもよい。混合樹脂供給サブシステム1304は、第2の混合成分1306を第2の混合成分供給サブシステム1332から受け取ってもよい。第1の中間容積部1308は、混合樹脂1303の少なくとも最初の部分1309を保持するように構成されている。第2の中間容積部1310は、混合樹脂1303の残りの部分1311を保持するように構成されている。注入口1302及び中間容器1307は、混合樹脂1303が、最初に第1の中間容積部1308に向けられ1410、続いて、混合樹脂1303の継続するフロー1323に関連した所定のトリガイベント1402に応答して第2の中間容積部1310に向けられる1412ように構成されている。
【0051】
混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、第1の混合成分1305は、熱硬化性樹脂1333、エポキシ樹脂1334、ポリエステル樹脂1336、熱可塑性樹脂1338、又は任意の他の適切な混合成分を任意の適切な組合せで含む。
【0052】
混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、第2の混合成分1306は、熱硬化性硬化剤1340、エポキシ硬化剤1342、ポリエステル硬化剤1344、硬化剤添加剤1346、触媒1348、又は任意の他の適切な混合成分を任意の適切な組合せで含む。
【0053】
混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、所定のトリガイベント1402は、フローにおける第1の混合成分1305の第2の混合成分1306に対する比が所定の閾値1406の許容範囲1404内にあることを指示する。さらなる例では、所定のトリガイベント1402の前に、フローにおける第1の混合成分1305の第2の混合成分1306に対する比は、所定の閾値1406の許容範囲1404内になく、信頼できない1408。
【0054】
図13A~
図13B、
図14及び
図15A、
図15B1~
図15B2を再び参照すると、混合樹脂貯留アセンブリ1300の1つ又は複数の例において、中間容器1307は、第1の基準面1502、第2の基準面1504、接続壁1506、外壁1510、及び開口部1514を含む。第2の基準面1504は、第1の基準面1502の上方にある。接続壁1506は、第1の基準面1502の内部1508と第2の基準面1504の内部1508との間にある。外壁1510は、第1の基準面1502の外部1512及び第2の基準面1504の外部1512から中間容器1307の開口部1514まで延伸している。言い換えれば、内部1508は、中間容器1307に対するものであり、且つ第1の基準面1502と第2の基準面1504との間の接続壁1506に沿っている。逆に、外部1512は、中間容器1307に対するものであり、且つ中間容器1307の外壁1510に沿っている。第1の中間容積部1308は、第1の基準面1502から上方に第2の基準面1504まで画定されている。第2の中間容積部1310は、第2の基準面1504から上方に開口部1514に向かって画定されている。
【0055】
混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、中間容器1307はまた、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注するために外壁1510に沿って配置された出口1516も含む。出口1516は、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310から分注されるときに第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が出口1516を通って分注されないように、第1の中間容積部1308の上方に配置されている。
【0056】
さらに別の例では、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、所定のトリガイベント1402の後に、注入口1302及び中間容器1307の少なくとも一方を、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308に向けられる第1の位置1520から、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられる第2の位置1522に移動させる位置決めアセンブリ1518も含む。さらなる例では、位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402に応答して、注入口1302を第1の位置1520から第2の位置1522まで拡張/延伸1414させるように構成されている。さらに別の例では、位置決めアセンブリ1518は、混合樹脂1303の第2の中間容積部1310への継続するフロー1323の終了後に、注入口1302を第2の位置1522から第1の位置1520まで圧縮/後退1416させるように構成されている。例えば、圧縮/後退1416動作は、伸縮形態を含んでもよい。別のさらなる例では、位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402に応答して、注入口1302を第1の位置1520から第2の位置1522まで旋回1418させるように構成されている。さらに別のさらなる例では、位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402に応答して、中間容器1307を第1の位置1520から第2の位置1522に移動1524させるように構成されている。
【0057】
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2及び
図16を再び参照すると、混合樹脂貯留アセンブリ1300の1つ又は複数の例において、中間容器1307はまた、基準面1602(
図16参照)、及び基準面1602の外部1512から中間容器1307の開口部1514まで延伸する外壁1510も含む。この例では、中間容器1307は、
図15Aに示す第1及び第2の基準面1502、1504を含まない。
【0058】
混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、中間容器1307はまた、第1の中間容積部1308を第2の中間容積部1310から物理的に隔離1606するために、基準面1602から中間容器1307の開口部1514に向かって延伸する隔壁1604も含む。
【0059】
さらに別の例では、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、所定のトリガイベント1402の後に、注入口1302及び中間容器1307の少なくとも一方を、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308に向けられる第1の位置1520から、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられる第2の位置1522に移動させる位置決めアセンブリ1518も含む。さらなる例では、位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402に応答して、注入口1302を第1の位置1520から第2の位置1522まで拡張/延伸1414させるように構成されている。さらに別の例では、位置決めアセンブリ1518は、混合樹脂1303の第2の中間容積部1310への継続するフロー1323の終了後に、注入口1302を第2の位置1522から第1の位置1520まで圧縮/後退1416させるように構成されている。例えば、圧縮/後退1416動作は、伸縮形態を含んでもよい。別のさらなる例では、位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402に応答して、注入口1302を第1の位置1520から第2の位置1522まで旋回1418させるように構成されている。さらに別のさらなる例では、位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402に応答して、中間容器1307を第1の位置1520から第2の位置1522に移動1524させるように構成されている。
【0060】
混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、中間容器1307はまた、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注するために外壁1510に沿って配置された出口1516も含む。出口1516は、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310から分注されるときに第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が出口1516を通って分注されないように、第1の中間容積部1308の上方に配置されている。第1の中間容積部1308は、基準面1602から上方に出口1516まで画定されている。第2の中間容積部1310は、第1の中間容積部1308から上方に開口部1514に向かって画定されている。
【0061】
図13A~
図13Bを再び参照すると、混合樹脂貯留アセンブリ1300の1つ又は複数の例において、中間容器1307はまた、少なくとも1つの攪拌装置1312と、少なくとも1つの加熱装置1314と、加熱制御システム1316と、少なくとも1つの断熱装置1318とを含む。少なくとも1つの攪拌装置1312は、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を攪拌するように構成されている。少なくとも1つの加熱装置1314は、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を所定の温度1350まで加熱するように構成されている。加熱制御システム1316は、少なくとも1つの加熱装置1314を制御し、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を所定の温度1350に維持するように構成されている。少なくとも1つの断熱装置1318は、所定の温度1350の維持を容易にするために、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を断熱するように構成されている。
【0062】
混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、少なくとも1つの攪拌装置1312は、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303の攪拌によって第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303が攪拌されないように配置されている。混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、少なくとも1つの加熱装置1314は、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303を所定の温度1350まで加熱するように構成されている。この例では、加熱制御システム1316は、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303を所定の温度1350に維持するように構成されている。
【0063】
図13A~
図13B、
図14、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、少なくとも1つの監視装置1320と、位置決め制御システム1322と、位置決めアセンブリ1518とを含む。少なくとも1つの監視装置1320は、少なくとも1つの測定値1420を得るために、混合樹脂1303のフローと関連付けられた少なくとも1つのパラメータを検出するように構成されている。位置決め制御システム1322は、少なくとも1つの測定値1420を受信するために、少なくとも1つの監視装置1320と動作可能に通信する。位置決め制御システム1322は、少なくとも1つの測定値1420を、所定のトリガイベント1402と関連付けられた対応する少なくとも1つの所定の閾値1406と比較するように構成されている。位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402の後に、注入口1302及び中間容器1307を、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308に向けられる第1の位置1520から、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられる第2の位置1522に移動させるように構成されている。位置決め制御システム1322は、位置決めアセンブリ1518と動作可能に通信する。位置決め制御システム1322は、所定のトリガイベント1402に応答して、第1の位置1520と第2の位置1522との間の位置決めアセンブリ1518の移動を制御するように構成されている。
【0064】
混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、少なくとも1つの測定値1420は、フロー時間測定値1422、混合樹脂粘度測定値1424、混合樹脂フロー測定値1426、混合樹脂体積測定値1428、混合樹脂重量測定値1430、混合樹脂濃度測定値1432、又は任意の他の適切な測定値を任意の適切な組合せで含む。混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、少なくとも1つの監視装置1320は、混合樹脂1303の継続するフロー1323の開始1352からの経過時間を監視するタイマーと、混合樹脂1303のフローと関連付けられた動的混合樹脂圧力1354及び混合樹脂温度1356を監視する粘度計1358と、混合樹脂1303のフローを測定する超音波センサー1360と、第1の中間容積部1308が満杯であることを指示する液面を検出する流体センサーと、第1の中間容積部1308が満杯であることを指示する重量を検出するはかりと、混合樹脂1303のフローの濃度を監視する屈折計1362とを含む。
【0065】
図13A~
図13B、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、混合樹脂1303を第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂注入ツール1324に分注する出口1516も含む。混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、出口1516は、混合樹脂分注サブシステム1326と整合するように構成されている。混合樹脂分注サブシステム1326は、混合樹脂1303を第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂注入ツール1324に圧送するように構成されている。混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、出口1516は、第1の中間容積部1308内の混合樹脂が前記出口1516を通って分注されないように配置されている。混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、第1の中間容積部1308と第2の中間容積部1310とは、出口1516が第1の中間容積部1308と流体連通しないように物理的に隔離1606されている。
【0066】
図13A~
図13B、
図15A及び
図15B1~
図15B2を再び参照すると、1つ又は複数の例において、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂成形ツール1328に混合樹脂1303を分注する出口1516も含む。混合樹脂貯留アセンブリ1300の別の例では、出口1516は、混合樹脂分注サブシステム1326と整合するように構成されている。混合樹脂分注サブシステム1326は、混合樹脂1303を第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂成形ツール1328に圧送するように構成されている。混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、出口1516は、第1の中間容積部1308からの混合樹脂1303が前記出口1516を通って分注されないように配置されている。混合樹脂貯留アセンブリ1300のさらに別の例では、第1の中間容積部1308と第2の中間容積部1310とは、出口1516が第1の中間容積部1308と流体連通しないように物理的に隔離1606されている。
【0067】
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2及び
図16~
図19を全体的に参照すると、例として、本開示は、インライン樹脂混合のためのシステム1800を対象とする。
図18は、混合樹脂供給サブシステム1304と、混合樹脂貯留アセンブリ1300とを含むシステム1800の一例を開示している。
図19は、混合樹脂供給サブシステム1304と、混合樹脂貯留アセンブリ1300と、混合樹脂分注サブシステム1326とを含むシステム1800の一例を開示している。
【0068】
図13A~
図13B、
図14、
図15A、
図15B1~
図15B2及び
図16~
図19を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のためのシステム1800は、混合樹脂供給サブシステム1304と、混合樹脂貯留アセンブリ1300とを含む。混合樹脂供給サブシステム1304は、第1のリザーバ1902と、第1のポンプ1904と、第2のリザーバ1906と、第2のポンプ1908と、三方弁1910と、複数の第1の供給ライン1918と、複数の第2の供給ライン1920と、少なくとも1つの混合樹脂供給ライン1922とを含む。混合樹脂貯留アセンブリ1300は、注入口1302と、中間容器1307とを含む。
【0069】
混合樹脂供給サブシステム1304に関して、第1のリザーバ1902は、ある量の第1の混合成分1305を保持するように構成されている。第1のポンプ1904は、第1のリザーバ1902から第1の混合成分1305を引き出すように構成されている。第2のリザーバ1906は、ある量の第2の混合成分1306を保持するように構成されている。第2のポンプ1908は、第2のリザーバ1906から第2の混合成分1306を引き出すように構成されている。三方弁1910は、第1の入口接続部1912と、第2の入口接続部1914と、出口接続部1916とを含む。三方弁1910は、第1の入口接続部1912で第1のポンプ1904から第1の混合成分1305を受け取るように構成されている。三方弁1910は、第2の入口接続部1914で第2のポンプ1908から第2の混合成分1306を受け取るように構成されている。三方弁1910は、第1及び第2のポンプ1904、1908が第1及び第2のリザーバ1902、1906から第1及び第2の混合成分1305、1306を引き出すことと連動して、出口接続部1916を介した混合樹脂1303のフローを確立するように構成されている。複数の第1の供給ライン1918は、第1のリザーバ1902と、第1のポンプ1904と、三方弁1910の第1の入口接続部1912とを相互接続する。複数の第2の供給ライン1920は、第2のリザーバ1906と、第2のポンプ1908と、三方弁1910の第2の入口接続部1914とを相互接続する。少なくとも1つの混合樹脂供給ライン1922は、三方弁1910の出口接続部1916に接続されている。
【0070】
混合樹脂貯留アセンブリ1300に関して、注入口1302は、少なくとも1つの混合樹脂供給ライン1922に接続されている。注入口1302は、少なくとも1つの混合樹脂供給ライン1922を介して混合樹脂1303のフローを受け取るように構成されている。中間容器1307は、第1の中間容積部1308及び第2の中間容積部1310を含む。第1の中間容積部1308は、混合樹脂1303の少なくとも最初の部分1309を保持するように構成されている。第2の中間容積部1310は、混合樹脂1303の残りの部分1311を保持するように構成されている。
【0071】
システム1800の別の例では、第1のポンプ1904は第1のギヤポンプを含み、第2のポンプ1908は第2のギヤポンプを含む。
【0072】
システム1800のさらに別の例では、混合樹脂供給サブシステム1304はまた、三方弁1910と混合樹脂貯留アセンブリ1300の注入口1302との間にインライン混合要素1924を含む。この例では、少なくとも1つの混合樹脂供給ライン1922は、三方弁1910と、インライン混合要素1924と、注入口1302とを相互接続する複数の混合樹脂供給ライン1922を含む。
【0073】
システム1800のさらに別の例では、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、少なくとも1つの攪拌装置1312と、少なくとも1つの加熱装置1314と、加熱制御システム1316と、少なくとも1つの断熱装置1318とを含む。少なくとも1つの攪拌装置1312は、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を攪拌するように構成されている。少なくとも1つの加熱装置1314は、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を所定の温度1350まで加熱するように構成されている。加熱制御システム1316は、少なくとも1つの加熱装置1314を制御し、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を所定の温度1350に維持するように構成されている。少なくとも1つの断熱装置1318は、所定の温度1350の維持を容易にするために、第2の中間容積部1310内の混合樹脂1303を断熱するように構成されている。システム1800のさらなる例では、少なくとも1つの加熱装置1314は、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303を所定の温度1350まで加熱するように構成されている。この例では、加熱制御システム1316はまた、第1の中間容積部1308内の混合樹脂1303を所定の温度1350に維持するように構成されている。
【0074】
システム1800のさらに別の例では、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、少なくとも1つの監視装置1320と、位置決め制御システム1322と、位置決めアセンブリ1518とを含む。少なくとも1つの監視装置1320は、少なくとも1つの測定値1420を得るために、混合樹脂1303のフローと関連付けられた少なくとも1つのパラメータを検出するように構成されている。位置決め制御システム1322は、少なくとも1つの測定値1420を受信するために、少なくとも1つの監視装置1320と動作可能に通信する。位置決め制御システム1322は、少なくとも1つの測定値1420を、所定のトリガイベント1402と関連付けられた対応する少なくとも1つの所定の閾値1406と比較するように構成されている。位置決めアセンブリ1518は、所定のトリガイベント1402の後に、注入口1302及び中間容器1307の少なくとも一方を、混合樹脂1303が第1の中間容積部1308に向けられる第1の位置1520から、混合樹脂1303が第2の中間容積部1310に向けられる第2の位置1522に移動させるように構成されている。位置決め制御システム1322は、位置決めアセンブリ1518と動作可能に通信する。位置決め制御システム1322は、所定のトリガイベント1402に応答して、第1の位置1520と第2の位置1522との間の位置決めアセンブリ1518の移動を制御するように構成されている。
【0075】
システム1800のさらに別の例では、混合樹脂貯留アセンブリ1300はまた、第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を分注する出口1516も含む。さらなる例では、システム1800はまた、混合樹脂貯留アセンブリ1300の出口1516を介して第2の中間容積部1310から混合樹脂1303を受け取り、第2の中間容積部1310から少なくとも1つの樹脂注入ツール1324及び/又は少なくとも1つの樹脂成形ツール1328に混合樹脂1303を圧送する混合樹脂分注サブシステム1326も含む。
【0076】
図20、
図21A~
図21D、
図22~
図24、
図25A~
図25D、
図26及び
図27を全体的に参照すると、例として、本開示は、インライン樹脂混合のためのバルブアセンブリ2000、及びバルブアセンブリ2000を実装するインライン樹脂混合のためのシステム2700を対象とする。
図20は、外部バルブ本体2002、内部バルブ本体2010及びカバー2018が分解された形のバルブアセンブリ2000の一例を開示している。
図21A~
図21Dは、バルブアセンブリ2000の4つの位置の例を開示している。
図22は、バルブアセンブリ2000の外部バルブ本体2002の一例を開示している。
図23は、バルブアセンブリ2000の内部バルブ本体2010の一例を開示している。
図24は、バルブアセンブリ2000のシステム接続の一例を開示している。
図25A~
図25Dは、バルブアセンブリ2000の4つの位置の例及びシステム接続の例を開示している。
図26は、バルブ制御システム2608を有するバルブアセンブリ2000の別の例を開示している。
図27は、バルブアセンブリ2000を実装するシステム2700の一例を開示している。
【0077】
図20、
図21A~
図21D、
図22~
図24及び
図25A~
図25Dを再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のためのバルブアセンブリ2000は、外部バルブ本体2002と、内部バルブ本体2010と、カバー2018とを含む。外部バルブ本体2002は、3つの入力ポート2004及び出力ポート2006を含み、内部キャビティ2008を画定している。内部バルブ本体2010は、内部キャビティ2008内に配置されており、内部バルブ本体2010の周囲2014から延伸し、内部バルブ本体2010の中央部分2016で交差する5つの流路2012を画定している。カバー2018は、内部バルブ本体2010を内部キャビティ2008内に封入するために外部バルブ本体2002に固定されている。
【0078】
バルブアセンブリ2000の別の例では、内部バルブ本体2010の5つの流路2012、外部バルブ本体2002の3つの入力ポート2004、及び外部バルブ本体2002の出力ポート2006は、外部バルブ本体2002に対して内部バルブ本体2010の4つの位置2100、2102、2104、2106を確立するように構成されている。例えば、バルブアセンブリ2000は、五方弁アセンブリと呼ばれてもよい。
【0079】
さらなる例では、外部バルブ本体2002に対する内部バルブ本体2010の第1の位置2100は、第1の入力ポート2108を、第1の流路2110を通って、第2の入力ポート2112を、第2の流路2114を通って、第5の流路2116を介して出力ポート2006に接続するように構成される。同じ例において、外部バルブ本体2002は、第1の位置2100において第3の流路2118を遮断し、第4の流路2120を遮断するように構成される。
【0080】
別のさらなる例では、外部バルブ本体2002に対する内部バルブ本体2010の第2の位置2102は、第3の入力ポート2122を、第3の流路2118を通り、第4の流路2120を介して出力ポート2006に接続するように構成される。同じ例において、外部バルブ本体2002は、第2の位置2102において第1の流路2110、第2の流路2114及び第5の流路2116を遮断するように構成される。
【0081】
さらに別のさらなる例では、外部バルブ本体2002に対する内部バルブ本体2010の第3の位置2104は、第1の入力ポート2108を、第2の流路2114を通り、第1の流路2110を介して出力ポート2006に接続するように構成される。同じ例において、外部バルブ本体2002は、第3の位置2104において第3の流路2118、第4の流路2120及び第5の流路2116を遮断するように構成される。
【0082】
さらに別のさらなる例では、外部バルブ本体2002に対する内部バルブ本体2010の第4の位置2106は、第2の入力ポート2112を、第5の流路2116を通り、第2の流路2114を介して出力ポート2006に接続するように構成される。同じ例において、外部バルブ本体2002は、第4の位置2106において第1の流路2110、第3の流路2118及び第4の流路2120を遮断するように構成される。
【0083】
バルブアセンブリ2000のさらに別の例では、外部バルブ本体2002の3つの入力ポート2004は、第1の入力ポート2108、第2の入力ポート2112、及び第3の入力ポート2122を含む。第1の入力ポート2108は、出力ポート2006から反時計回りに90度である。第2の入力ポート2112は、第1の入力ポート2108から反時計回りに90度である。第3の入力ポート2122は、第2の入力ポート2112から反時計回りにX度である。出力ポート2006は、第3の入力ポート2122から反時計回りにY度である。この例では、(X+Y)=180度且つY<90度である。
【0084】
バルブアセンブリ2000のさらに別の例では、内部バルブ本体2010の5つの流路2012は、第1の流路2110、第2の流路2114、第3の流路2118、第4の流路2120、及び第5の流路2116を含む。第1の流路2110は、第5の流路2116から反時計回りに90度である。第2の流路2114は、第1の流路2110から反時計回りに90度である。第3の流路2118は、第2の流路2114から反時計回りにX度である。第4の流路2120は、第3の流路2118から反時計回りにY度である。第5の流路2116は、第4の流路2120から反時計回りにX度である。この例では、(2X+Y)=180度である。
【0085】
バルブアセンブリ2000のさらに別の例では、3つの入力ポート2004は、第1の入力ポート2108、第2の入力ポート2112、及び第3の入力ポート2122を含む。第1の入力ポート2108は、第1の混合成分1305を受け取るために第1の混合成分サブシステム2402に接続するように構成されている。第2の入力ポート2112は、第2の混合成分1306を受け取るために第2の混合成分サブシステム2404に接続するように構成されている。第3の入力ポート2122は、溶媒を受け取るために溶媒サブシステム2406に接続するように構成されている。この例では、出力ポート2006は、インライン樹脂混合サブシステム2408に接続するように構成されている。
【0086】
さらなる例では、第1の混合成分1305は、熱硬化性樹脂1333、エポキシ樹脂1334、ポリエステル樹脂1336、熱可塑性樹脂1338、又は任意の他の適切な混合成分のうちの少なくとも1つを任意の適切な組合せで含む。別のさらなる例では、第2の混合成分1306は、熱硬化性硬化剤1340、エポキシ硬化剤1342、ポリエステル硬化剤1344、硬化剤添加剤1346、触媒1348、又は任意の他の適切な混合成分を任意の適切な組合せで含む。さらに別のさらなる例では、溶媒は、イソプロピルアルコール系溶媒、変性アルコール系溶媒、アセトン系溶媒、トルエン系溶媒又は任意の他の適切な溶媒を任意の適切な組合せで含む。
【0087】
さらに別のさらなる例では、内部バルブ本体2010の5つの流路2012、外部バルブ本体2002の3つの入力ポート2004、及び外部バルブ本体2002の出力ポート2006は、外部バルブ本体2002の内部キャビティ2008内の内部バルブ本体2010の回転に応答して、少なくとも1つの流路が少なくとも1つの入力ポートと整列し、別の流路が出力ポート2006と整列する4つの位置2100、2102、2104、2106を確立するように構成されている。
【0088】
さらに別の例では、内部バルブ本体2010の第1の位置2100は、インライン樹脂混合サブシステム2408への混合樹脂1303のフローを確立するために、第1の入力ポート2108を介して第1の流路2110を通って第1の混合成分1305を送り、第2の入力ポート2112を介して第2の流路2114を通って第2の混合成分1306を送り、第5の流路2116を介して出力ポート2006に送るように構成される。同じ例において、内部バルブ本体2010は、第1の位置2100において第3の入力ポート2122を遮断するように構成される。
【0089】
別のさらなる例では、内部バルブ本体2010の第2の位置2102は、インライン樹脂混合サブシステム2408への溶媒のフローを確立するために、第3の入力ポート2122を介して第3の流路2118を通り、第4の流路2120を介して出力ポート2006に溶媒を送るように構成される。同じ例において、内部バルブ本体2010は、第2の位置2102において第1の入力ポート2108及び第2の入力ポート2112を遮断するように構成される。
【0090】
さらに別のさらなる例では、内部バルブ本体2010の第3の位置2104は、第1の混合成分1305のインライン樹脂混合サブシステム2408へのフローを確立するために、第1の入力ポート2108を介して第2の流路2114を通り、第1の流路2110を介して出力ポート2006に第1の混合成分1305を送るように構成される。同じ例において、内部バルブ本体2010は、第3の位置2104において第2の入力ポート2112及び第3の入力ポート2122を遮断するように構成される。
【0091】
さらに別のさらなる例では、内部バルブ本体2010の第4の位置2106は、第2の混合成分1306のインライン樹脂混合サブシステム2408へのフローを確立するために、第2の入力ポート2112を介して第5の流路2116を通り、第2の流路2114を介して出力ポート2006に第2の混合成分1306を送るように構成される。同じ例において、内部バルブ本体2010は、第4の位置2106において第1の入力ポート2108及び第3の入力ポート2122を遮断するように構成される。
【0092】
図20、
図21A~
図21D及び
図26を再び参照すると、1つ又は複数の例において、バルブアセンブリ2000はまた、カバー2018の開口部2020を通って延伸するバルブステム2602も含む。バルブステム2602は、内部バルブ本体2010に固定されている。バルブステム2602は、外部バルブ本体2002の内部キャビティ2008内の内部バルブ本体2010の回転を容易にするように構成されている。
【0093】
バルブアセンブリ2000の別の例では、内部バルブ本体2010の5つの流路2012、外部バルブ本体2002の3つの入力ポート2004、及び外部バルブ本体2002の出力ポート2006は、バルブステム2602を介した内部バルブ本体2010の各位置への回転に応答して、少なくとも1つの流路が少なくとも1つの入力ポートと整列し、別の流路が出力ポート2006と整列する4つの位置2100、2102、2104、2106を確立するように構成されている。
【0094】
さらに別の例では、バルブアセンブリ2000はまた、回転アクチュエーター2604と、位置センサー2606と、バルブ制御システム2608とを含む。回転アクチュエーター2604は、バルブステム2602に結合されており、4つの位置2100、2102、2104、2106に対して初期位置から所望の位置に内部バルブ本体2010を回転させるように構成されている。位置センサー2606は、内部バルブ本体2010の現在位置を検出するように構成されている。バルブ制御システム2608は、回転アクチュエーター2604及び位置センサー2606と動作可能に通信する。バルブ制御システム2608は、位置センサー2606から位置信号を受信し、位置信号を所望の位置と比較し、回転アクチュエーター2604に制御信号を送信して、回転アクチュエーター2604を所望の位置に移動させるように構成されている。
【0095】
さらなる例では、回転アクチュエーター2604は、サーボモーター、ステッピングモーター、可変速電気モーター、ギヤボックス、及び任意の他の適切な回転アクチュエーターを、制御機構の任意の適切な組合せで含む。
【0096】
別のさらなる例では、位置センサー2606は、位置エンコーダー、回転ポテンショメーターサーボ、磁気センサー、ギヤボックスセンサー、又は任意の他の適切な位置センサーを、感知機構の任意の適切な組合せで含む。
【0097】
図13A~
図13B、
図20、
図21A~
図21D、
図24及び
図27を再び参照すると、1つ又は複数の例において、インライン樹脂混合のためのシステム2700は、バルブアセンブリ2000と、第1の混合成分サブシステム2402と、第2の混合成分サブシステム2404と、溶媒サブシステム2406と、インライン樹脂混合サブシステム2408とを含む。バルブアセンブリ2000は、外部バルブ本体2002と、内部バルブ本体2010と、カバー2018とを含む。第1の混合成分サブシステム2402は、外部バルブ本体2002の第1の入力ポート2108に結合されている。第1の混合成分サブシステム2402は、第1の混合成分1305の第1のフローをバルブアセンブリ2000に供給するように構成されている。第2の混合成分サブシステム2404は、外部バルブ本体2002の第2の入力ポート2112に結合されている。第2の混合成分サブシステム2404は、第2の混合成分1306の第2のフローをバルブアセンブリ2000に供給するように構成されている。溶媒サブシステム2406は、外部バルブ本体2002の第3の入力ポート2122に結合されている。溶媒サブシステム2406は、溶媒の第3のフローをバルブアセンブリ2000に供給するように構成されている。インライン樹脂混合サブシステム2408は、外部バルブ本体2002の出力ポート2006に結合されている。インライン樹脂混合サブシステム2408は、バルブアセンブリ2000の第1の位置2100と連動して、バルブアセンブリ2000から混合樹脂1303の第4のフローを受け取るように構成されている。インライン樹脂混合サブシステム2408はまた、バルブアセンブリ2000の第2の位置2102と連動して、溶媒の第3のフローを受け取るようにも構成されている。
【0098】
システム2700の別の例では、インライン樹脂混合サブシステム2408は、バルブアセンブリ2000の第3の位置2104と連動して、第1の混合成分1305の第1のフローを受け取るように構成されている。
【0099】
システム2700のさらに別の例では、インライン樹脂混合サブシステム2408は、バルブアセンブリ2000の第4の位置2106と連動して、第2の混合成分1306の第2のフローを受け取るように構成されている。
【0100】
インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリ1300、バルブアセンブリ2000及びシステム1800、2700の例は、航空機製造の文脈に関連し得るか、又は航空機製造の文脈で使用され得る。航空機の例が説明されているが、本明細書に開示した例及び原理は、航空宇宙産業、及び自動車産業、宇宙産業、建設産業、並びに他の設計及び製造産業などの他の産業の他の製品に適用されてもよい。したがって、本明細書に開示した例及び原理は、航空機に加えて、様々なタイプのビークルの製造及び様々なタイプの建物の建設における熱硬化性製品の使用に適用され得る。
【0101】
前述の詳細な説明は、本開示によって説明される具体例を示す添付の図面を参照している。異なる構造及び動作を有する他の例が、本開示の範囲から逸脱することはない。同様の参照符号は、異なる図面において同じ形態、要素、又は構成要素を指す場合がある。本開示全体を通して、複数の項目のいずれかを個別にその項目と呼ぶ場合もあり、複数の項目をまとめてそれらの項目と呼ぶ場合もあり、同様の参照符号で呼ぶ場合もある。また、本明細書で使用する場合、「a(1つの)」、又は「an(1つの)」という語が前に付く形態、要素、構成要素、又はステップは、そのような除外が明記されない限り、複数の形態、要素、構成要素、又はステップを除外しないものとして理解されるべきである。
【0102】
本開示による主題の、必ずしも特許請求されるとは限らないが、特許請求され得る、例示的で非網羅的な例が、上記で提供されている。本明細書において「例」に言及する場合それは、その例に関連して記載した1つ又は複数の形態、構造、要素、構成要素、特性、及び/又は動作ステップが、本開示による主題の少なくとも1つの態様、実施形態、及び/又は実施態様に含まれることを意味する。よって、本開示全体を通して、「一例」、「別の例」、「1つ又は複数の例」という句、及び同様の文言は、必ずしもそうとは限らないが、同じ例を指す場合がある。さらに、任意の1つの例を特徴付ける主題は、必ずしもそうとは限らないが、任意の他の例を特徴付ける主題を含む場合がある。また、任意の1つの例を特徴付ける主題は、必ずしもそうとは限らないが、任意の他の例を特徴付ける主題と組み合わされる場合がある。
【0103】
本明細書で使用する場合、指定された機能を行う「ように構成された(configured to)」システム、装置、デバイス、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアは、さらなる変更後に指定された機能を行う可能性を単に有するのではなく、改変なしに指定された機能を実際に行うことができる。言い換えれば、指定された機能を行う「ように構成された」システム、装置、デバイス、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアは、指定された機能を行う目的で具体的に選択され、作成され、実装され、利用され、プログラムされ、且つ/又は設計される。本明細書で使用する場合、「ように構成された(configured to)」は、システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアがさらなる変更なしに指定された機能を行うことを可能にするシステム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアの既存の特性を表す。本開示の目的では、特定の機能を行う「ように構成されている」ものとして説明されたシステム、装置、デバイス、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアは、追加的又は代替的に、その機能を行う「ように適合されている」及び/又は「ように動作する」ものとして説明されてもよい。
【0104】
特に明記しない限り、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、本明細書では単にラベルとして使用されており、これらの用語が指す項目に順序、位置、又は階層の要件を課すことを意図されていない。また、例えば、「第2」の項目に言及する場合それは、例えば、「第1」以下の番号の項目、及び/又は、例えば、「第3」以上の番号の項目の存在を不要とするものでも排除するものでもない。
【0105】
本明細書で使用する場合、「のうちの少なくとも1つ(at least one of)」という句は、項目のリストと共に使用されるとき、列挙された項目のうちの1つ又は複数の異なる組合せが使用されてもよく、リスト内の各項目の1つのみが必要とされ得ることを意味する。例えば、「項目A、項目B、及び項目Cのうちの少なくとも1つ」は、非限定的に、項目A、又は項目A及び項目Bを含んでもよい。この例はまた、項目A、項目B及び項目C、又は項目B及び項目Cも含み得る。他の例では、「のうちの少なくとも1つ」は、例えば、非限定的に、2つの項目A、1つの項目B、及び10個の項目Cであってもよいし、4つの項目B及び7つの項目Cであってもよいし、他の適切な組合せであってもよい。本明細書で使用する場合、「及び/又は(and/or)」という用語及び「/」記号は、関連付けられ列挙された項目のうちの1つ又は複数のありとあらゆる組合せを含む。
【0106】
本明細書で使用する場合、「結合された(coupled)」、「結合する(coupling)」という用語、及び同様の用語は、互いに接合されるか、連結されるか、固定されるか、取り付けられるか、接続されるか、連通するか、又はそれ以外に関連付けられた(例えば、機械的、電気的、流体的、光学的、電磁的に)2つ以上の要素を指す。様々な例において、要素は直接的又は間接的に関連付けられ得る。一例として、要素Aは、要素Bと直接関連付けられてもよい。別の例として、要素Aは、例えば、別の要素Cを介して、要素Bと間接的に関連付けられてもよい。様々な開示の要素間のすべての関連付けが必ずしも表されているわけではないことが理解されよう。したがって、図示されたもの以外の結合も存在し得る。
【0107】
本明細書で使用する場合、「ほぼ(approximately)」という用語は、依然として所望の機能を行うか、又は所望の結果を達成する記載された条件に近いが、厳密に記載された条件ではない条件を指すか、又は表す。一例として、「ほぼ」という用語は、記載された条件の10%以内の条件など、許容可能な所定の許容範囲又は精度内にある条件を指す。しかしながら、「ほぼ」という用語は、厳密に記載された条件である条件を排除するものではない。本明細書で使用する場合、「実質的に(substantially)」という用語は、本質的に、所望の機能を行うか、又は所望の結果を達成する記載された条件である条件を指す。
【0108】
上記の
図1~
図12において、ブロックは、動作、ステップ、及び/又はその部分を表してもよく、様々なブロックを接続する線は、動作又はその部分の特定の順序又は依存関係を意味するものではない。様々な開示の動作間のすべての依存関係が必ずしも表されているわけではないことが理解されよう。
図1~
図12及び本明細書に記載される開示の方法の動作を説明する付随する開示は、動作が行われるべき順序を必然的に決定するものと解釈されるべきではない。むしろ、1つの例示的な順序が指示されているが、動作の順序は適切な場合には修正され得ることを理解されたい。したがって、例示の動作に対して修正、追加、及び/又は省略が行われてもよく、特定の動作が異なる順序で、又は同時に行われてもよい。加えて、説明したすべての動作が必ずしも行われる必要はないことを、当業者は理解するであろう。
【0109】
【0110】
さらに、本明細書全体を通して形態、利点、又は同様の文言に言及する場合それは、本明細書に開示した例で実現され得るすべての形態及び利点が任意の単一の例であるべきであること、又は任意の単一の例の中にあることを意味するものではない。むしろ、形態及び利点を指す文言は、例に関連して説明された特定の形態、利点、又は特性が少なくとも1つの例に含まれることを意味すると理解される。よって、本開示全体で使用される形態、利点、及び同様の文言の考察は、必ずしもそうではないが、同じ例を指す場合がある。
【0111】
本明細書に開示した主題の例は、
図28に示される航空機の製造及び保守点検方法2800並びに
図29に示される航空機2900の文脈で説明されてもよい。1つ又は複数の例において、試験中の部品の試験データを最終品目座標系と関連付けるための開示の方法及びシステムは、航空機製造において使用され得る。生産前に、保守点検方法2800は、航空機2900の仕様及び設計(ブロック2802)並びに材料調達(ブロック2804)を含み得る。生産中に、航空機2900の構成要素及び部分組立品の製造(ブロック2806)並びにシステム統合(ブロック2808)が行われ得る。その後、航空機2900は、認証及び搬送(ブロック2810)を経て就航中とされ得る(ブロック2812)。就航中、航空機2900は、定期的な整備及び保守点検を予定され得る(ブロック2814)。定期的な整備及び保守点検は、航空機2900の1つ又は複数のシステムの修正、再構成、改修などを含み得る。
【0112】
保守点検方法2800のプロセスの各々は、システムインテグレーター、サードパーティ、及び/又はオペレータ(例えば、顧客)によって行われるか、又は実行され得る。本明細書の目的では、システムインテグレーターは、非限定的に、任意の数の航空機製造業者及び主要システム下請業者を含んでもよく、サードパーティは、非限定的に、任意の数のベンダー、下請業者及び供給元を含んでもよく、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事機関、サービス組織などであってもよい。
【0113】
図29に示すように、保守点検方法2800によって生産された航空機2900は、複数の上位システム2904及び内部2906を有する機体2902を含み得る。上位システム2904の例には、推進システム2908、電気システム2910、油圧システム2912、及び環境システム2914のうちの1つ又は複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙の例が図示されているが、本明細書に開示した原理は、自動車産業など、他の産業にも適用され得る。したがって、本明細書に開示した原理は、航空機2900に加えて、他のビークル、例えば、陸上ビークル、海上ビークル、宇宙ビークルなどに適用され得る。
【0114】
試験中の部品の試験データを最終品目座標系と関連付けるための開示のシステム及び方法は、製造及び保守点検方法2800の任意の1つ又は複数の段階中に使用されてもよい。例えば、構成要素及び部分組立品の製造(ブロック2806)に対応する構成要素又は部分組立品が、航空機2900の就航中(ブロック2812)に生産された構成要素又は部分組立品と同様の方法で製作又は製造されてもよい。また、(1つ若しくは複数の)システム、(1つ若しくは複数の)方法、又はそれらの組合せのうちの1つ又は複数の例が、例えば、航空機2900の組立てを実質的に促進するか又はコストを削減することによって、生産段階(ブロック2806及びブロック2808)中に利用されてもよい。同様に、システム若しくは方法の実現例、又はそれらの組合せのうちの1つ又は複数の例が、例えば非限定的に、航空機2900の就航中(ブロック2812)及び/又は整備及び保守点検中(ブロック2814)に利用されてもよい。
【0115】
1つの例の記載された形態、利点、及び特性が、1つ又は複数の他の例において任意の適切な方法で組み合わされてもよい。当業者は、本明細書に記載された例が、特定の例の特定の形態又は利点のうちの1つ又は複数なしで実施され得ることを認識するであろう。他の例では、すべての例に存在するとは限らない追加の形態及び利点が特定の例において認識される場合もある。さらに、方法100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、混合樹脂貯留アセンブリ1300、バルブアセンブリ2000及びインライン樹脂混合のためのシステム1800、2700の様々な例を図示し、説明したが、本明細書を読めば当業者には修正が想起され得る。本出願は、そのような修正を含み、特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0116】
著作権表示
本特許文書の開示の一部は、(著作権又はマスクワークの)保護の対象となる資料を含む。(著作権又はマスクワークの)所有者は、特許商標庁の特許ファイル又は記録に見られる特許文書又は特許開示の何人かによる複写に異議を申し立てないが、それ以外の一切の(著作権又はマスクワーク)権利を留保する。
【0117】
著作権2023 Boeing Research&Technology Australia2012年のオーストラリア国防貿易管理法(Australian Defence Trade Controls Act)の適用対象外
【0118】
〔項1〕
第1の混合成分(1305)及び第2の混合成分(1306)を含む混合樹脂(1303)のフローを確立するステップ(102)と、
前記混合樹脂(1303)の少なくとも最初の部分(1309)を第1の中間容積部(1308)に向けるステップ(104)と、
続いて、前記混合樹脂(1303)の継続するフロー(1323)に関する所定のトリガイベント(1402)の後に、前記混合樹脂(1303)の残りの部分(1311)を第2の中間容積部(1310)に向けるステップ(106)と
を含む、インライン樹脂混合のための方法。
〔項2〕
前記第1の混合成分(1305)は、熱硬化性樹脂(1333)、エポキシ樹脂(1334)、ポリエステル樹脂(1336)及び熱可塑性樹脂(1338)のうちの少なくとも1つを含む、項1に記載の方法。
〔項3〕
前記第2の混合成分(1306)は、熱硬化性硬化剤(1340)、エポキシ硬化剤(1342)、ポリエステル硬化剤(1344)、硬化剤添加剤(1346)、及び触媒(1348)のうちの少なくとも1つを含む、項1に記載の方法。
〔項4〕
前記所定のトリガイベント(1402)は、前記フローにおける前記第1の混合成分(1305)の前記第2の混合成分(1306)に対する比が所定の閾値(1406)の許容範囲(1404)内にあることを指示する、項1に記載の方法。
〔項5〕
前記所定のトリガイベント(1402)の前に、前記フローにおける前記第1の混合成分(1305)の前記第2の混合成分(1306)に対する前記比が、前記所定の閾値(1406)の前記許容範囲(1404)内になく、信頼できない(1408)、項4に記載の方法。
〔項6〕
最初に前記混合樹脂(1303)を前記第1の中間容積部(1308)に向け(1410)、続いて前記混合樹脂(1303)を前記第2の中間容積部(1310)に向ける(1412)注入口(1302)において前記混合樹脂(1303)の前記フローを受け取るステップ(108)
をさらに含む、項1に記載の方法。
〔項7〕
中間容器(1307)が、前記第1の中間容積部(1308)及び前記第2の中間容積部(1310)を含む、項6に記載の方法。
〔項8〕
前記中間容器(1307)は、第1の基準面(1502)と、前記第1の基準面(1502)の上方の第2の基準面(1504)と、前記第1の基準面(1502)の内部(1508)と前記第2の基準面(1504)の内部(1508)との間の接続壁(1506)と、前記第1の基準面(1502)の外部(1512)及び前記第2の基準面(1504)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸している外壁(1510)とをさらに含み、前記第1の中間容積部(1308)が、前記第1の基準面(1502)から上方に前記第2の基準面(1504)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第2の基準面(1504)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、項7に記載の方法。
〔項9〕
前記中間容器(1307)は、前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注するために前記外壁(1510)に沿って配置された出口(1516)をさらに含み、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)から分注されるときに前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)の上方に配置されている、項8に記載の方法。
〔項10〕
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させるステップ(202)
をさらに含む、項8に記載の方法(200)。
〔項11〕
前記注入口(1302)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで拡張/延伸(1414)するように構成されている、項10に記載の方法。
〔項12〕
前記注入口(1302)は、前記混合樹脂(1303)の前記第2の中間容積部(1310)への前記継続するフロー(1323)の終了後に、前記第2の位置(1522)から前記第1の位置(1520)まで圧縮/後退(1416)するように構成されている、項11に記載の方法。
〔項13〕
前記注入口(1302)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで旋回(1418)するように構成されている、項10に記載の方法。
〔項14〕
前記中間容器(1307)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)に移動(1524)するように構成されている、項10に記載の方法。
〔項15〕
前記中間容器(1307)は、前記第1の中間容積部(1308)を前記第2の中間容積部(1310)から物理的に隔離(1606)するために、前記第1の基準面(1502)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)に向かって延伸する隔壁(1604)をさらに含む、項10に記載の方法。
〔項16〕
前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられた後に、前記第1の中間容積部(1308)から前記混合樹脂(1303)を排出させるステップ(204)
をさらに含む、項15に記載の方法。
〔項17〕
前記中間容器(1307)は、基準面(1602)、及び前記基準面(1602)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)まで延伸する外壁(1510)をさらに含む、項7に記載の方法。
〔項18〕
前記中間容器(1307)は、前記第1の中間容積部(1308)を前記第2の中間容積部(1310)から物理的に隔離(1606)するために、前記基準面(1602)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)に向かって延伸する隔壁(1604)をさらに含む、項17に記載の方法。
〔項19〕
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させるステップ(302)
をさらに含む、項18に記載の方法(300)。
〔項20〕
前記注入口(1302)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで拡張/延伸(1414)するように構成されている、項19に記載の方法。
〔項21〕
前記注入口(1302)は、前記混合樹脂(1303)の前記第2の中間容積部(1310)への前記継続するフロー(1323)の終了後に、前記第2の位置(1522)から前記第1の位置(1520)まで圧縮/後退(1416)するように構成されている、項20に記載の方法。
〔項22〕
前記注入口(1302)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで旋回(1418)するように構成されている、項19に記載の方法。
〔項23〕
前記中間容器(1307)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)に移動(1524)するように構成されている、項19に記載の方法。
〔項24〕
前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられた後に、前記第1の中間容積部(1308)から前記混合樹脂(1303)を排出させるステップ(402)
をさらに含む、項18に記載の方法(400)。
〔項25〕
前記中間容器(1307)は、前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注するために前記外壁(1510)に沿って配置された出口(1516)をさらに含み、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)から分注されるときに前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)の上方に配置されており、前記第1の中間容積部(1308)が、前記基準面(1602)から上方に前記出口(1516)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第1の中間容積部(1308)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、項17に記載の方法。
〔項26〕
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を攪拌するステップ(502)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を所定の温度(1350)まで加熱するステップ(504)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持するステップ(506)と、
前記所定の温度(1350)の維持を容易にするために、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を断熱するステップ(508)と
をさらに含む、項1に記載の方法(500)。
〔項27〕
少なくとも1つの攪拌装置(1312)は、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)の前記攪拌によって前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が攪拌されないように配置されている、項26に記載の方法。
〔項28〕
前記第1の中間容積部(1308)と前記第2の中間容積部(1310)とは、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)の攪拌によって前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が攪拌されないように、物理的に隔離(1606)されている、項26に記載の方法。
〔項29〕
前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)まで加熱するステップ(602)と、
前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持するステップ(604)と
をさらに含む、項26に記載の方法(600)。
〔項30〕
測定値(1420)を得るために前記混合樹脂(1303)の前記フローと関連付けられたパラメータを監視するステップ(702)と、
前記測定値(1420)を、前記所定のトリガイベント(1402)と関連付けられた所定の閾値(1406)と比較するステップ(704)と、
前記測定値(1420)が前記所定の閾値(1406)を超えた後に、前記混合樹脂(1303)の前記向きを前記第1の中間容積部(1308)から前記第2の中間容積部(1310)に変更するステップ(706)と
をさらに含む、項1に記載の方法(700)。
〔項31〕
前記測定値(1420)は、フロー時間測定値(1422)、混合樹脂粘度測定値(1424)、混合樹脂フロー測定値(1426)、混合樹脂体積測定値(1428)、混合樹脂重量測定値(1430)、及び混合樹脂濃度測定値(1432)のうちの少なくとも1つを含む、項30に記載の方法。
〔項32〕
前記フロー時間測定値(1422)は、前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)の開始(1352)からの経過時間測定値(1434)に基づく、項31に記載の方法。
〔項33〕
前記経過時間測定値(1434)の前記所定の閾値(1406)は、前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)の前記開始(1352)から約30秒である、項32に記載の方法。
〔項34〕
前記混合樹脂粘度測定値(1424)は、粘度計(1358)による動的混合樹脂圧力(1354)及び混合樹脂温度(1356)の測定値(1420)に基づく、項31に記載の方法。
〔項35〕
前記混合樹脂フロー測定値(1426)は、超音波センサー(1360)による測定値(1420)に基づく、項31に記載の方法。
〔項36〕
前記混合樹脂体積測定値(1428)は、前記第1の中間容積部(1308)の液面測定値(1436)に基づく、項31に記載の方法。
〔項37〕
前記液面測定値(1436)の前記所定の閾値(1406)は、前記第1の中間容積部(1308)内の約0.431リットルの混合樹脂(1303)を指示する、項36に記載の方法。
〔項38〕
前記混合樹脂重量測定値(1430)は、前記第1の中間容積部(1308)の混合樹脂重量測定値(1430)に基づく、項31に記載の方法。
〔項39〕
前記混合樹脂重量測定値(1430)の前記所定の閾値(1406)は、前記第1の中間容積部(1308)の約0.5キログラムの混合樹脂(1303)を指示する、項38に記載の方法。
〔項40〕
前記混合樹脂濃度測定値(1432)は、屈折計(1362)による濃度測定値(1432)に基づく、項31に記載の方法。
〔項41〕
前記濃度測定値(1432)の前記所定の閾値(1406)は、約2/3の濃度(1364)の前記第1の混合成分(1305)及び約1/3の濃度(1366)の前記第2の混合成分(1306)の少なくとも一方を指示する、項40に記載の方法。
〔項42〕
前記測定値(1420)を、前記第2の中間容積部(1310)への前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)の終了と関連付けられた第2の所定の閾値(1438)と比較するステップ(802)と、
前記測定値(1420)が前記第2の所定の閾値(1438)を上回った後に、前記混合樹脂(1303)の次のフロー(1368)が最初に前記第1の中間容積部(1308)に向けられる(1410)ように、前記混合樹脂(1303)の方向を前記第2の中間容積部(1310)から前記第1の中間容積部(1308)に調整するステップ(804)と、
前記第1の中間容積部(1308)から前記混合樹脂(1303)を排出させるステップ(806)と
をさらに含む、項30に記載の方法(800)。
〔項43〕
前記測定値(1420)は、混合樹脂粘度測定値(1424)、混合樹脂フロー測定値(1426)及び混合樹脂濃度測定値(1432)のうちの少なくとも1つを含む、項42に記載の方法。
〔項44〕
前記第2の中間容積部(1310)から処理の次の段階に前記混合樹脂(1303)を分注するステップ(902)
をさらに含む、項1に記載の方法(900)。
〔項45〕
前記処理の次の段階は、少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)、少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)及び少なくとも1つの圧縮成形ツールのうちの少なくとも1つを含む、項44に記載の方法。
〔項46〕
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)に前記混合樹脂(1303)を分注するステップ(1002)
をさらに含む、項1に記載の方法(1000)。
〔項47〕
分注する前記ステップは、前記第2の中間容積部(1310)から前記少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)に前記混合樹脂(1303)を圧送するステップを含む、項46に記載の方法。
〔項48〕
前記第2の中間容積部(1310)からの前記混合樹脂(1303)の前記分注のための出口(1516)は、前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように配置されている、項46に記載の方法。
〔項49〕
前記第1の中間容積部(1308)と前記第2の中間容積部(1310)とは、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)から分注されないように物理的に隔離(1606)されている、項46に記載の方法。
〔項50〕
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に前記混合樹脂(1303)を分注するステップ(1102)
をさらに含む、項1に記載の方法(1100)。
〔項51〕
分注する前記ステップは、前記第2の中間容積部(1310)から前記少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に前記混合樹脂(1303)を圧送するステップを含む、項50に記載の方法。
〔項52〕
前記第2の中間容積部(1310)からの前記混合樹脂(1303)の前記分注のための出口(1516)は、前記第1の中間容積部(1308)からの前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように配置されている、項50に記載の方法。
〔項53〕
前記第1の中間容積部(1308)と前記第2の中間容積部(1310)とは、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)から分注されないように物理的に隔離(1606)されている、項50に記載の方法。
〔項54〕
前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられた後に、前記第1の中間容積部(1308)から前記混合樹脂(1303)を排出させるステップ(1202)
をさらに含む、項1に記載の方法(1200)。
〔項55〕
混合樹脂供給サブシステム(1304)から混合樹脂(1303)のフローを受け取る注入口(1302)であって、前記混合樹脂(1303)が第1の混合成分(1305)及び第2の混合成分(1306)を含む、注入口(1302)と、
第1の中間容積部(1308)及び第2の中間容積部(1310)を含む中間容器(1307)であって、前記第1の中間容積部(1308)が前記混合樹脂(1303)の少なくとも最初の部分(1309)を保持し、前記第2の中間容積部(1310)が前記混合樹脂(1303)の残りの部分(1311)を保持する、中間容器(1307)と
を含み、
前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)が、前記混合樹脂(1303)が、最初に前記第1の中間容積部(1308)に向けられ(1410)、続いて、前記混合樹脂(1303)の継続するフロー(1323)に関連した所定のトリガイベント(1402)に応答して前記第2の中間容積部(1310)に向けられる(1412)ように構成されている、
インライン樹脂混合のための混合樹脂貯留アセンブリ(1300)。
〔項56〕
前記第1の混合成分(1305)は、熱硬化性樹脂(1333)、エポキシ樹脂(1334)、ポリエステル樹脂(1336)及び熱可塑性樹脂(1338)のうちの少なくとも1つを含む、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項57〕
前記第2の混合成分(1306)は、熱硬化性硬化剤(1340)、エポキシ硬化剤(1342)、ポリエステル硬化剤(1344)、硬化剤添加剤(1346)、及び触媒(1348)のうちの少なくとも1つを含む、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項58〕
前記所定のトリガイベント(1402)は、前記フローにおける前記第1の混合成分(1305)の前記第2の混合成分(1306)に対する比が所定の閾値(1406)の許容範囲(1404)内にあることを指示する、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項59〕
前記所定のトリガイベント(1402)の前に、前記フローにおける前記第1の混合成分(1305)の前記第2の混合成分(1306)に対する前記比が、前記所定の閾値(1406)の前記許容範囲(1404)内になく、信頼できない(1408)、項58に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項60〕
前記中間容器(1307)は、第1の基準面(1502)と、前記第1の基準面(1502)の上方の第2の基準面(1504)と、前記第1の基準面(1502)の内部(1508)と前記第2の基準面(1504)の内部(1508)との間の接続壁(1506)と、前記第1の基準面(1502)の外部(1512)及び前記第2の基準面(1504)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸している外壁(1510)とをさらに含み、前記第1の中間容積部(1308)が、前記第1の基準面(1502)から上方に前記第2の基準面(1504)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第2の基準面(1504)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項61〕
前記中間容器(1307)は、前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注するために前記外壁(1510)に沿って配置された出口(1516)をさらに含み、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)から分注されるときに前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)の上方に配置されている、項60に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項62〕
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)
をさらに含む、項60に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項63〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記注入口(1302)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで拡張/延伸(1414)させるように構成されている、項62に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項64〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記混合樹脂(1303)の前記第2の中間容積部(1310)への前記継続するフロー(1323)の終了後に、前記注入口(1302)を前記第2の位置(1522)から前記第1の位置(1520)まで圧縮/後退(1416)させるように構成されている、項63に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項65〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記注入口(1302)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで旋回(1418)させるように構成されている、項62に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項66〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記中間容器(1307)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)に移動(1524)させるように構成されている、項62に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項67〕
前記中間容器(1307)は、基準面(1602)、及び前記基準面(1602)の外部(1512)から前記中間容器(1307)の開口部(1514)まで延伸する外壁(1510)をさらに含む、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項68〕
前記中間容器(1307)は、前記第1の中間容積部(1308)を前記第2の中間容積部(1310)から物理的に隔離(1606)するために、前記基準面(1602)から前記中間容器(1307)の前記開口部(1514)に向かって延伸する隔壁(1604)をさらに含む、項67に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項69〕
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)
をさらに含む、項67に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項70〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記注入口(1302)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで拡張/延伸(1414)させるように構成されている、項69に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項71〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記混合樹脂(1303)の前記第2の中間容積部(1310)への前記継続するフロー(1323)の終了後に、前記注入口(1302)を前記第2の位置(1522)から前記第1の位置(1520)まで圧縮/後退(1416)させるように構成されている、項70に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項72〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記注入口(1302)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)まで旋回(1418)させるように構成されている、項69に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項73〕
前記位置決めアセンブリ(1518)は、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して前記中間容器(1307)を前記第1の位置(1520)から前記第2の位置(1522)に移動(1524)させるように構成されている、項69に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項74〕
前記中間容器(1307)は、前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注するために前記外壁(1510)に沿って配置された出口(1516)をさらに含み、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)から分注されるときに前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)の上方に配置されており、前記第1の中間容積部(1308)が、前記基準面(1602)から上方に前記出口(1516)まで画定されており、前記第2の中間容積部(1310)が、前記第1の中間容積部(1308)から上方に前記開口部(1514)に向かって画定されている、項67に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項75〕
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を攪拌する少なくとも1つの攪拌装置(1312)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を所定の温度(1350)まで加熱する少なくとも1つの加熱装置(1314)と、
前記少なくとも1つの加熱装置(1314)を制御し、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持する加熱制御システム(1316)と、
前記所定の温度(1350)の維持を容易にするために、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を断熱する少なくとも1つの断熱装置(1318)と
をさらに含む、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項76〕
前記少なくとも1つの攪拌装置(1312)は、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)の攪拌によって前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)が攪拌されないように配置されている、項75に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項77〕
前記少なくとも1つの加熱装置(1314)は、前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)まで加熱するように構成されており、
前記加熱制御システム(1316)は、前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持するように構成されている、
項75に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項78〕
少なくとも1つの測定値(1420)を得るために、前記混合樹脂(1303)の前記フローと関連付けられた少なくとも1つのパラメータを検出する少なくとも1つの監視装置(1320)と、
前記少なくとも1つの測定値(1420)を受信するために、前記少なくとも1つの監視装置(1320)と動作可能に通信する位置決め制御システム(1322)であって、前記位置決め制御システム(1322)が、前記少なくとも1つの測定値(1420)を、前記所定のトリガイベント(1402)と関連付けられた対応する少なくとも1つの所定の閾値(1406)と比較するように構成されている、位置決め制御システム(1322)と、
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)と
をさらに含み、
前記位置決め制御システム(1322)が前記位置決めアセンブリ(1518)と動作可能に通信し、前記位置決め制御システム(1322)が、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記第1の位置(1520)と前記第2の位置(1522)との間の前記位置決めアセンブリ(1518)の移動を制御するように構成されている、
項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項79〕
前記少なくとも1つの測定値(1420)は、フロー時間測定値(1422)、混合樹脂粘度測定値(1424)、混合樹脂フロー測定値(1426)、混合樹脂体積測定値(1428)、混合樹脂重量測定値(1430)、及び混合樹脂濃度測定値(1432)のうちの少なくとも1つを含む、項78に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項80〕
前記少なくとも1つの監視装置(1320)は、前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)の開始(1352)からの経過時間を監視するタイマー、前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)と関連付けられた動的混合樹脂圧力(1354)及び混合樹脂温度(1356)を監視する粘度計(1358)、前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)を測定する超音波センサー(1360)、前記第1の中間容積部(1308)が満杯であることを指示する液面を検出する流体センサー、前記第1の中間容積部(1308)が満杯であることを指示する重量を検出するはかり、前記混合樹脂(1303)の前記継続するフロー(1323)の濃度を監視する屈折計(1362)のうちの少なくとも1つを含む、項78に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項81〕
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)に前記混合樹脂(1303)を分注する出口(1516)
をさらに含む、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項82〕
前記出口(1516)は、混合樹脂分注サブシステム(1326)と整合するように構成されており、前記混合樹脂分注サブシステム(1326)は、前記混合樹脂(1303)を前記第2の中間容積部(1310)から前記少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)に圧送するように構成されている、項81に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項83〕
前記出口(1516)は、前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂が前記出口(1516)を通って分注されないように配置されている、項81に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項84〕
前記第1の中間容積部(1308)と前記第2の中間容積部(1310)とは、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)と流体連通しないように物理的に隔離(1606)されている、項81に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項85〕
前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に前記混合樹脂(1303)を分注する出口(1516)
をさらに含む、項55に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項86〕
前記出口(1516)は、混合樹脂分注サブシステム(1326)と整合するように構成されており、前記混合樹脂分注サブシステム(1326)は、前記混合樹脂(1303)を前記第2の中間容積部(1310)から前記少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に圧送するように構成されている、項85に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項87〕
前記出口(1516)は、前記第1の中間容積部(1308)からの前記混合樹脂(1303)が前記出口(1516)を通って分注されないように配置されている、項85に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項88〕
前記第1の中間容積部(1308)と前記第2の中間容積部(1310)とは、前記出口(1516)が前記第1の中間容積部(1308)と流体連通しないように物理的に隔離(1606)されている、項85に記載の混合樹脂貯留アセンブリ。
〔項89〕
インライン樹脂混合のためのシステム(1800)であって、前記システムは、
ある量の第1の混合成分(1305)を保持する第1のリザーバ(1902)と、
前記第1のリザーバ(1902)から前記第1の混合成分(1305)を引き出す第1のポンプ(1904)と、
ある量の第2の混合成分(1306)を保持する第2のリザーバ(1906)と、
前記第2のリザーバ(1906)から前記第2の混合成分(1306)を引き出す第2のポンプ(1908)と、
第1の入口接続部(1912)と第2の入口接続部(1914)と出口接続部(1916)とを含む三方弁(1910)であって、前記三方弁(1910)が、前記第1の入口接続部(1912)で前記第1のポンプ(1904)から前記第1の混合成分(1305)を受け取り、前記第2の入口接続部(1914)で前記第2のポンプ(1908)から前記第2の混合成分(1306)を受け取り、前記第1及び第2のポンプ(1904、1908)が前記第1及び第2のリザーバ(1902、1906)から前記第1及び第2の混合成分(1305、1306)を引き出すことと連動して、前記出口接続部(1916)を介した混合樹脂(1303)のフローを確立する、三方弁(1910)と、
前記第1のリザーバ(1902)と、前記第1のポンプ(1904)と、前記三方弁(1910)の前記第1の入口接続部(1912)とを相互接続する複数の第1の供給ライン(1918)と、
前記第2のリザーバ(1906)と、前記第2のポンプ(1908)と、前記三方弁(1910)の前記第2の入口接続部(1914)とを相互接続する複数の第2の供給ライン(1920)と、
前記三方弁(1910)の前記出口接続部(1916)に接続された少なくとも1つの混合樹脂供給ライン(1922)と
を含む、混合樹脂供給サブシステム(1304)と、
前記少なくとも1つの混合樹脂供給ライン(1922)に接続された注入口(1302)であって、前記少なくとも1つの混合樹脂供給ライン(1922)を介して前記混合樹脂(1303)の前記フローを受け取る、注入口(1302)と、
第1の中間容積部(1308)と第2の中間容積部(1310)とを含む中間容器(1307)であって、前記第1の中間容積部(1308)が前記混合樹脂(1303)の少なくとも最初の部分(1309)を保持し、前記第2の中間容積部(1310)が前記混合樹脂(1303)の残りの部分(1311)を保持する、中間容器(1307)と
を含む、混合樹脂貯留アセンブリ(1300)と
を含む、システム。
〔項90〕
前記第1のポンプ(1904)は第1のギヤポンプを含み、前記第2のポンプ(1908)は第2のギヤポンプを含む、項89に記載のシステム。
〔項91〕
前記混合樹脂供給サブシステム(1304)は、
前記三方弁(1910)と前記混合樹脂貯留アセンブリ(1300)の前記注入口(1302)との間のインライン混合要素(1924)
をさらに含み、
前記少なくとも1つの混合樹脂供給ライン(1922)は、前記三方弁(1910)と、前記インライン混合要素(1924)と、前記注入口(1302)とを相互接続する複数の混合樹脂供給ライン(1922)を含む、
項89に記載のシステム。
〔項92〕
前記混合樹脂貯留アセンブリ(1300)は、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を攪拌する少なくとも1つの攪拌装置(1312)と、
前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を所定の温度(1350)まで加熱する少なくとも1つの加熱装置(1314)と、
前記少なくとも1つの加熱装置(1314)を制御し、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持する加熱制御システム(1316)と、
前記所定の温度(1350)の維持を容易にするために、前記第2の中間容積部(1310)内の前記混合樹脂(1303)を断熱する少なくとも1つの断熱装置(1318)と
をさらに含む、項89に記載のシステム。
〔項93〕
前記少なくとも1つの加熱装置(1314)は、前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)まで加熱するように構成されており、
前記加熱制御システム(1316)は、前記第1の中間容積部(1308)内の前記混合樹脂(1303)を前記所定の温度(1350)に維持するように構成されている、
項92に記載のシステム。
〔項94〕
前記混合樹脂貯留アセンブリ(1300)は、
少なくとも1つの測定値(1420)を得るために、前記混合樹脂(1303)の前記フローと関連付けられた少なくとも1つのパラメータを検出する少なくとも1つの監視装置(1320)と、
前記少なくとも1つの測定値(1420)を受信するために、前記少なくとも1つの監視装置(1320)と動作可能に通信する位置決め制御システム(1322)であって、前記位置決め制御システム(1322)が、前記少なくとも1つの測定値(1420)を、所定のトリガイベント(1402)と関連付けられた対応する少なくとも1つの所定の閾値(1406)と比較するように構成されている、位置決め制御システム(1322)と、
前記所定のトリガイベント(1402)の後に、前記注入口(1302)及び前記中間容器(1307)の少なくとも一方を、前記混合樹脂(1303)が前記第1の中間容積部(1308)に向けられる第1の位置(1520)から、前記混合樹脂(1303)が前記第2の中間容積部(1310)に向けられる第2の位置(1522)に移動させる位置決めアセンブリ(1518)と
をさらに含み、
前記位置決め制御システム(1322)が前記位置決めアセンブリ(1518)と動作可能に通信し、前記位置決め制御システム(1322)が、前記所定のトリガイベント(1402)に応答して、前記第1の位置(1520)と前記第2の位置(1522)との間の前記位置決めアセンブリ(1518)の移動を制御するように構成されている、
項89に記載のシステム。
〔項95〕
前記混合樹脂貯留アセンブリ(1300)は、
前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を分注する出口(1516)
をさらに含む、項89に記載のシステム。
〔項96〕
前記混合樹脂貯留アセンブリ(1300)の前記出口(1516)を介して前記第2の中間容積部(1310)から前記混合樹脂(1303)を受け取り、前記第2の中間容積部(1310)から少なくとも1つの樹脂注入ツール(1324)及び/又は少なくとも1つの樹脂成形ツール(1328)に前記混合樹脂(1303)を圧送する混合樹脂分注サブシステム(1326)
をさらに含む、項95に記載のシステム。
〔項97〕
3つの入力ポート(2004)及び出力ポート(2006)を含み、内部キャビティ(2008)を画定している外部バルブ本体(2002)と、
前記内部キャビティ(2008)内に配置された内部バルブ本体(2010)であって、前記内部バルブ本体(2010)の周囲(2014)から延伸し、前記内部バルブ本体(2010)の中央部分(2016)で交差する5つの流路(2012)を画定している、内部バルブ本体(2010)と、
前記内部バルブ本体(2010)を前記内部キャビティ(2008)内に封入するために前記外部バルブ本体(2002)に固定されたカバー(2018)と
を含む、インライン樹脂混合のためのバルブアセンブリ(2000)。
〔項98〕
前記内部バルブ本体(2010)の前記5つの流路(2012)、前記外部バルブ本体(2002)の前記3つの入力ポート(2004)、及び前記外部バルブ本体(2002)の前記出力ポート(2006)は、前記外部バルブ本体(2002)に対して前記内部バルブ本体(2010)の4つの位置(2100、2102、2104、2106)を確立するように構成されている、項97に記載のバルブアセンブリ。
〔項99〕
前記外部バルブ本体(2002)に対する前記内部バルブ本体(2010)の第1の位置(2100)は、第1の入力ポート(2108)を、第1の流路(2110)を通って、第2の入力ポート(2112)を、第2の流路(2114)を通って、第5の流路(2116)を介して前記出力ポート(2006)に接続するように構成される、項98に記載のバルブアセンブリ。
〔項100〕
前記外部バルブ本体(2002)は、前記第1の位置(2100)において第3の流路(2118)を遮断し、第4の流路(2120)を遮断するように構成される、項99に記載のバルブアセンブリ。
〔項101〕
前記外部バルブ本体(2002)に対する前記内部バルブ本体(2010)の第2の位置(2102)は、第3の入力ポート(2122)を、第3の流路(2118)を通り、第4の流路(2120)を介して前記出力ポート(2006)に接続するように構成される、項98に記載のバルブアセンブリ。
〔項102〕
前記外部バルブ本体(2002)は、前記第2の位置(2102)において第1の流路(2110)、第2の流路(2114)及び第5の流路(2116)を遮断するように構成される、項101に記載のバルブアセンブリ。
〔項103〕
前記外部バルブ本体(2002)に対する前記内部バルブ本体(2010)の第3の位置(2104)は、第1の入力ポート(2108)を、第2の流路(2114)を通り、第1の流路(2110)を介して前記出力ポート(2006)に接続するように構成される、項98に記載のバルブアセンブリ。
〔項104〕
前記外部バルブ本体(2002)は、前記第3の位置(2104)において第3の流路(2118)、第4の流路(2120)及び第5の流路(2116)を遮断するように構成される、項103に記載のバルブアセンブリ。
〔項105〕
前記外部バルブ本体(2002)に対する前記内部バルブ本体(2010)の第4の位置(2106)は、第2の入力ポート(2112)を、第5の流路(2116)を通り、第2の流路(2114)を介して前記出力ポート(2006)に接続するように構成される、項98に記載のバルブアセンブリ。
〔項106〕
前記外部バルブ本体(2002)は、前記第4の位置(2106)において第1の流路(2110)、第3の流路(2118)及び第4の流路(2120)を遮断するように構成される、項105に記載のバルブアセンブリ。
〔項107〕
前記外部バルブ本体(2002)の前記3つの入力ポート(2004)は、第1の入力ポート(2108)、第2の入力ポート(2112)、及び第3の入力ポート(2122)を含み、前記第1の入力ポート(2108)は、前記出力ポート(2006)から反時計回りに90度であり、前記第2の入力ポート(2112)は、前記第1の入力ポート(2108)から反時計回りに90度であり、前記第3の入力ポート(2122)は、前記第2の入力ポート(2112)から反時計回りにX度であり、前記出力ポート(2006)は、前記第3の入力ポート(2122)から反時計回りにY度であり、(X+Y)=180度且つY<90度である、項97に記載のバルブアセンブリ。
〔項108〕
前記内部バルブ本体(2010)の前記5つの流路(2012)は、第1の流路(2110)、第2の流路(2114)、第3の流路(2118)、第4の流路(2120)、及び第5の流路(2116)を含み、前記第1の流路(2110)は、前記第5の流路(2116)から反時計回りに90度であり、前記第2の流路(2114)は、前記第1の流路(2110)から反時計回りに90度であり、前記第3の流路(2118)は、前記第2の流路(2114)から反時計回りにX度であり、前記第4の流路(2120)は、前記第3の流路(2118)から反時計回りにY度であり、前記第5の流路(2116)は、前記第4の流路(2120)から反時計回りにX度であり、(2X+Y)=180度である、項97に記載のバルブアセンブリ。
〔項109〕
前記3つの入力ポート(2004)は、第1の混合成分(1305)を受け取るために第1の混合成分サブシステム(2402)に接続する第1の入力ポート(2108)と、第2の混合成分(1306)を受け取るために第2の混合成分サブシステム(2404)に接続する第2の入力ポート(2112)と、溶媒を受け取るために溶媒サブシステム(2406)に接続する第3の入力ポート(2122)とを含み、前記出力ポート(2006)は、インライン樹脂混合サブシステム(2408)に接続するように構成されている、項97に記載のバルブアセンブリ。
〔項110〕
前記第1の混合成分(1305)は、熱硬化性樹脂(1333)、エポキシ樹脂(1334)、ポリエステル樹脂(1336)及び熱可塑性樹脂(1338)のうちの少なくとも1つを含む、項109に記載のバルブアセンブリ。
〔項111〕
前記第2の混合成分(1306)は、熱硬化性硬化剤(1340)、エポキシ硬化剤(1342)、ポリエステル硬化剤(1344)、硬化剤添加剤(1346)、及び触媒(1348)のうちの少なくとも1つを含む、項109に記載のバルブアセンブリ。
〔項112〕
前記溶媒は、イソプロピルアルコール系溶媒、変性アルコール系溶媒、アセトン系溶媒及びトルエン系溶媒のうちの少なくとも1つを含む、項109に記載のバルブアセンブリ。
〔項113〕
前記内部バルブ本体(2010)の前記5つの流路(2012)、前記外部バルブ本体(2002)の前記3つの入力ポート(2004)、及び前記外部バルブ本体(2002)の前記出力ポート(2006)は、前記外部バルブ本体(2002)の前記内部キャビティ(2008)内の前記内部バルブ本体(2010)の回転に応答して、少なくとも1つの流路が少なくとも1つの入力ポートと整列し、別の流路が前記出力ポート(2006)と整列する4つの位置(2100、2102、2104、2106)を確立するように構成されている、項109に記載のバルブアセンブリ。
〔項114〕
前記内部バルブ本体(2010)の第1の位置(2100)は、前記インライン樹脂混合サブシステム(2408)への混合樹脂(1303)のフローを確立するために、第1の入力ポート(2108)を介して第1の流路(2110)を通って前記第1の混合成分(1305)を送り、第2の入力ポート(2112)を介して第2の流路(2114)を通って、第5の流路(2116)を介して前記出力ポート(2006)に前記第2の混合成分(1306)を送るように構成される、項113に記載のバルブアセンブリ。
〔項115〕
前記内部バルブ本体(2010)は、前記第1の位置(2100)において第3の入力ポート(2122)を遮断するように構成される、項114に記載のバルブアセンブリ。
〔項116〕
前記内部バルブ本体(2010)の第2の位置(2102)は、前記インライン樹脂混合サブシステム(2408)への前記溶媒のフローを確立するために、第3の入力ポート(2122)を介して第3の流路(2118)を通り、第4の流路(2120)を介して前記出力ポート(2006)に前記溶媒を送るように構成される、項113に記載のバルブアセンブリ。
〔項117〕
前記内部バルブ本体(2010)は、前記第2の位置(2102)において第1の入力ポート(2108)及び第2の入力ポート(2112)を遮断するように構成される、項116に記載のバルブアセンブリ。
〔項118〕
前記内部バルブ本体(2010)の第3の位置(2104)は、前記第1の混合成分(1305)の前記インライン樹脂混合サブシステム(2408)へのフローを確立するために、第1の入力ポート(2108)を介して第2の流路(2114)を通り、第1の流路(2110)を介して前記出力ポート(2006)に前記第1の混合成分(1305)を送るように構成される、項113に記載のバルブアセンブリ。
〔項119〕
前記内部バルブ本体(2010)は、前記第3の位置(2104)において第2の入力ポート(2112)及び第3の入力ポート(2122)を遮断するように構成される、項118に記載のバルブアセンブリ。
〔項120〕
前記内部バルブ本体(2010)の第4の位置(2106)は、前記第2の混合成分(1306)の前記インライン樹脂混合サブシステム(2408)へのフローを確立するために、第2の入力ポート(2112)を介して第5の流路(2116)を通り、第2の流路(2114)を介して前記出力ポート(2006)に前記第2の混合成分(1306)を送るように構成される、項113に記載のバルブアセンブリ。
〔項121〕
前記内部バルブ本体(2010)は、前記第4の位置(2106)において第1の入力ポート(2108)及び第3の入力ポート(2122)を遮断するように構成される、項120に記載のバルブアセンブリ。
〔項122〕
前記カバー(2018)の開口部(2020)を通って延伸し、前記内部バルブ本体(2010)に固定されたバルブステム(2602)であって、前記外部バルブ本体(2002)の前記内部キャビティ(2008)内の前記内部バルブ本体(2010)の回転を容易にする、バルブステム(2602)
をさらに含む、項97に記載のバルブアセンブリ。
〔項123〕
前記内部バルブ本体2010の前記5つの流路(2012)、前記外部バルブ本体(2002)の前記3つの入力ポート(2004)、及び前記外部バルブ本体(2002)の前記出力ポート(2006)は、前記バルブステム(2602)を介した前記内部バルブ本体(2010)の各位置への回転に応答して、少なくとも1つの流路が少なくとも1つの入力ポートと整列し、別の流路が前記出力ポート(2006)と整列する4つの位置(2100、2102、2104、2106)を確立するように構成されている、項122に記載のバルブアセンブリ。
〔項124〕
前記バルブステム(2602)に結合されており、前記4つの位置(2100、2102、2104、2106)に対して初期位置から所望の位置に前記内部バルブ本体(2010)を回転させる回転アクチュエーター(2604)と、
前記内部バルブ本体(2010)の現在位置を検出する位置センサー(2606)と、
前記回転アクチュエーター(2604)及び前記位置センサー(2606)と動作可能に通信し、前記位置センサー(2606)から位置信号を受信し、前記位置信号を前記所望の位置と比較し、前記回転アクチュエーター(2604)に制御信号を送信して、前記回転アクチュエーター(2604)を前記所望の位置に移動させるバルブ制御システム(2608)と
をさらに含む、項122に記載のバルブアセンブリ。
〔項125〕
前記回転アクチュエーター(2604)は、サーボモーター、ステッピングモーター、可変速電気モーター、及びギヤボックスのうちの少なくとも1つを含む、項124に記載のバルブアセンブリ。
〔項126〕
前記位置センサー(2606)は、位置エンコーダー、回転ポテンショメーターサーボ、磁気センサー、及びギヤボックスセンサーのうちの少なくとも1つを含む、項124に記載のバルブアセンブリ。
〔項127〕
インライン樹脂混合のためのシステム(2700)であって、前記システムは、
項97に記載の、前記外部バルブ本体(2002)と前記内部バルブ本体(2010)と前記カバー(2018)とを含むバルブアセンブリ(2000)と、
前記外部バルブ本体(2002)の第1の入力ポート(2108)に結合された、前記バルブアセンブリ(2000)に第1の混合成分(1305)の第1のフローを供給する第1の混合成分サブシステム(2402)と、
前記外部バルブ本体(2002)の第2の入力ポート(2112)に結合された、前記バルブアセンブリ(2000)に第2の混合成分(1306)の第2のフローを供給する第2の混合成分サブシステム(2404)と、
前記外部バルブ本体(2002)の第3の入力ポート(2122)に結合された、前記バルブアセンブリ(2000)に溶媒の第3のフローを供給する溶媒サブシステム(2406)と、
前記外部バルブ本体(2002)の前記出力ポート(2006)に結合された、前記バルブアセンブリ(2000)の第1の位置(2100)と連動して、前記バルブアセンブリ(2000)から混合樹脂(1303)の第4のフローを受け取り、前記バルブアセンブリ(2000)の第2の位置(2102)と連動して、前記溶媒の前記第3のフローを受け取るインライン樹脂混合サブシステム(2408)と
を含む、システム。
〔項128〕
前記インライン樹脂混合サブシステム(2408)は、前記バルブアセンブリ(2000)の第3の位置(2104)と連動して、前記第1の混合成分(1305)の前記第1のフローを受け取るように構成されている、項127に記載のシステム。
〔項129〕
前記インライン樹脂混合サブシステム(2408)は、前記バルブアセンブリ(2000)の第4の位置(2106)と連動して、前記第2の混合成分(1306)の前記第2のフローを受け取るように構成されている、項127に記載のシステム。
【符号の説明】
【0119】
1300 混合樹脂貯留アセンブリ
1302 注入口
1303 混合樹脂
1304 混合樹脂供給サブシステム
1305 第1の混合成分
1306 第2の混合成分
1307 中間容器
1308 第1の中間容積部
1309 混合樹脂の最初の部分
1310 第2の中間容積部
1311 混合樹脂の残りの部分
1312 (1つまたは複数の)攪拌装置
1314 (1つまたは複数の)加熱装置
1316 加熱制御システム
1318 (1つまたは複数の)断熱装置
1320 (1つまたは複数の)監視装置
1322 位置決め制御システム
1323 混合樹脂の継続するフロー
1324 (1つまたは複数の)樹脂注入ツール
1326 混合樹脂分注サブシステム
1328 (1つまたは複数の)樹脂成形ツール
1330 第1の混合成分供給サブシステム
1332 第2の混合成分供給サブシステム
1360 超音波センサー
1362 屈折計
【外国語明細書】