(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175159
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20241211BHJP
【FI】
G06Q10/02
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086818
(22)【出願日】2023-05-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000958
【氏名又は名称】弁理士法人インテクト国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100120189
【弁理士】
【氏名又は名称】奥 和幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135518
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 隆
(72)【発明者】
【氏名】蔡 隆広
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA03
5L049AA03
(57)【要約】
【課題】利用者により投稿された投稿情報に基づき他の利用者が施術者を含む予約を効率良く行うことを可能とする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】施術情報サイト管理サーバ2は、施術者により利用者U1に施された施術の内容に関して当該利用者U1により投稿された投稿情報が利用者U2により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を利用者U2の利用者端末T2に表示させ、当該利用者U2による操作オブジェクトの操作に基づく予約の要求に応じて、上記特定された施術者を含む予約を受け付ける。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、
前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記処理手段は、前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトとともに、前記第1の利用者により投稿された投稿情報が配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1の利用者により投稿された投稿情報を前記施術者に関連付けて記憶する記憶部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記操作オブジェクトは、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容とを含む予約を要求するための操作オブジェクトであり、
前記受付手段は、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容を含む予約を受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記投稿情報に示される施術の内容に対応することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1の利用者により予約された前記施術の内容を含む予約履歴を管理する管理手段を更に備え、
前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記予約履歴に含まれる前記施術の内容であることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記管理手段は、前記第1の利用者により予約された前記施術の内容を、前記第1の利用者に対して前記施術者が実際に施した施術の内容で更新し、
前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記予約履歴において前記更新された施術の内容であることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記受付手段により受け付けられた前記予約に含まれる前記施術の内容と、当該予約に用いられた前記画面に配置された前記投稿情報とを、前記特定された施術者に対して提供する第1提供手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記受付手段により前記予約が受け付けられたことに応じて、当該予約に用いられた前記画面に配置された投稿情報を投稿した前記第1の利用者に対して特典を付与する付与手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記投稿情報には、前記投稿情報に関連付けられた前記施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を表示させるための予約URL(Uniform Resource Locator)が含まれるかまたは設定され、
前記処理手段は、前記第2の利用者により前記特定サイトを通じて前記予約URLが選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記第1の利用者により前記投稿情報が投稿されたことに応じて、前記予約URLを作成する作成手段を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記第1の利用者により前記投稿情報が投稿される前に、前記予約URLを作成する作成手段と、
前記予約URLを前記第1の利用者に対して提供する第2提供手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記第1の利用者の端末から前記施術の内容を表す電子データが取得されたことに応じて、前記予約URLを作成する作成手段と、
前記電子データ及び前記予約URLを含む前記投稿情報を前記特定サイトへ投稿する投稿手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記第1の利用者により予約された前記施術の内容及び当該第1の利用者に施術を施した前記施術者を含む予約履歴を管理する管理手段を更に備え、
前記予約履歴は、前記第1の利用者により前記施術の内容が予約された際に発行された予約IDにより特定され、前記予約URLは前記予約IDを含むことを特徴とする請求項10乃至13の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定するステップと、
前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させるステップと、
前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付けるステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項16】
コンピュータを、
施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、
前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施術者により利用者に施された施術の内容に関して当該利用者が特定のサイトに投稿可能なシステム等の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、SNS(Social Networking Service)を利用して、例えば美容院等の店舗で利用者に対して施された施術の内容を表す画像を当該利用者が投稿し、当該投稿された画像を見た他の利用者がその店舗にコンタクトして施術者の予約を行うという新たな予約の流れができつつある。特許文献1には、例えば、美容院において施術が行われた後の画像を、その利用者、店舗、または店舗従業員等が投稿できると共に、当該投稿された画像を他の利用者等に閲覧可能とした美容SNSが開示されている。この美容SNSでは、施術者(例えば、美容院におけるスタイリスト等)を指名して予約することが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のSNSを利用して施術者を予約する場合、多くの利用者は投稿された画像と同様の施術を希望することが想定されるため、コンタクトの契機になった投稿情報を特定したうえで、どの利用者への施術だったかなども確認する必要があり、かえって煩雑となってしまう。しかも、SNSの場合、施術者の投稿よりも、施術者の施術を受けた利用者の投稿を見てコンタクトしてくることも多い。
【0005】
本発明は、利用者により投稿された投稿情報に基づき他の利用者が施術者を含む予約を効率良く行うことを可能とする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(適用例1)上記課題を解決するために、本適用例に係る施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
(適用例2)本適用例に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定するステップと、前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させるステップと、前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付けるステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
(適用例3)本適用例に係るプログラムは、コンピュータを、施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、利用者により投稿された投稿情報に基づき他の利用者が施術者を含む予約を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】通信システムSの概要構成例を示す図である。
【
図2】(A)は、予約履歴画面の表示例を示す図であり、(B)は、予約履歴画面から遷移した投稿画面の表示例を示す図であり、(C)は、予約履歴画面上にポップアップした投稿画面の表示例を示す図である。
【
図3】(A)は、施術予約画面の表示例を示す図であり、(B)は、施術予約画面から遷移した予約内容確認画面の表示例を示す図であり、(C)は、予約内容確認画面から遷移した予約完了画面の表示例を示す図である。
【
図4】(A)は、施術情報サイト管理サーバ2の概要構成例を示すブロック図であり、(B)は、システム制御部23の機能ブロックの一例を示す図である。
【
図5】利用者端末T1及び施術情報サイト管理サーバ2との間で実施される投稿動作の一例を示すシーケンス図である。
【
図6】利用者端末T2及び施術情報サイト管理サーバ2との間で実施される予約動作の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施の形態は、通信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。また、以下の実施の形態では、美容所(美容院、美容室ともいう)と理容所(理容院、理容室ともいう)とを兼ねる店舗(以下、「サロン」という)と、サロンにおいて施術を行う施術者(以下、「スタイリスト」という)とを例にとって説明する。
【0012】
[
1.通信システムSの構成及び機能概要]
先ず、
図1を参照して、本実施形態に係る通信システムSの構成及び機能概要について説明する。
図1は、通信システムSの概要構成例を示す図である。
図1に示すように、利用者端末Tn(n=1,2・・・)、SNSサイト管理サーバ1、及び施術情報サイト管理サーバ2(本発明の情報処理装置の一例)等を含んで構成される。利用者端末Tn、SNSサイト管理サーバ1、及び施術情報サイト管理サーバ2は、それぞれ、ネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネット、移動体通信ネットワーク及びその無線基地局等から構成される。なお、本実施形態においては、SNSサイト管理サーバ1の運営主体は、施術情報サイト管理サーバ2の運営主体とは異なることを想定している。
図1の例では、1つのSNSサイト管理サーバ1を示しているが、通信システムSには、異なる複数のSNSサイトのそれぞれに対応するSNSサイト管理サーバ1が含まれてよい。また、通信システムSには、スタイリストにより使用されるスタイリスト端末(例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話機等)が含まれてもよい。
【0013】
利用者端末Tnは、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),及びRAM(Random Access Memory)等を備え、ディスプレイ(例えば、タッチパネル)及びカメラを有する。利用者端末Tnには、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット、携帯電話機等が適用可能である。利用者端末Tnには、利用者端末Tnのオペレーティングシステム(OS)上で動作する施術予約・投稿用アプリケーション及びウェブブラウザがインストールされている。なお、以下の説明において、利用者端末T1は第1の利用者(以下、「利用者U1」という)により使用され、利用者端末T2は利用者U1とは異なる第2の利用者(以下、「利用者U2」という)により使用されるものとする。
【0014】
SNSサイト管理サーバ1は、公知のSNSサイト(特定サイトの一例)を運用及び管理するサーバである。SNSサイトは、ネットワークNW上に構築され、利用者端末Tn等がアクセス可能なウェブサイトである。SNSサイト管理サーバ1は、SNSサイトにログインするためのアカウントを有する利用者U1により、利用者端末T1(または、施術情報サイト管理サーバ2)を介して投稿された投稿情報を受信し、SNSサイトにおいて公開(例えば、SNSページに投稿情報を掲載)する。つまり、SNSサイト管理サーバ1は、SNSサイトにアクセスしてきた利用者端末Tnに対して投稿情報を提供する。ここで、投稿とは、ネットワークNWを介して投稿情報を特定サイトにアップロード(つまり、端末からサーバへ送信)することを意味する。投稿情報は、テキストデータや画像データ等の電子データにより構成される。投稿情報には、ハッシュタグや検索ワードが利用者U1により付与されてもよい。
【0015】
施術情報サイト管理サーバ2は、本実施形態特有のSNSサイト(特定サイトの一例)を兼ねる施術情報サイトを運用及び管理するサーバである。施術情報サイト管理サーバ2は、1または複数のサーバコンピュータから構成される。施術情報サイトは、ネットワークNW上に構築され、利用者端末Tn等がアクセス可能なウェブサイトである。施術情報サイト管理サーバ2は、施術情報サイトにアクセスしてきた利用者端末T1に対して、指定されたサロンにおいて予約可能な施術に関する情報を提供し、利用者端末T1からの予約(施術の予約)の要求に応じて、当該予約を受け付けるようになっている。ここで、施術の予約には、例えば、利用者U1により指定されたスタイリストと、利用者U1が希望する施術の内容(例えば、施術メニューやヘアスタイル)との予約が含まれるとよい。これらのサロン及びスタイリストは、利用者U1の検索操作により施術情報サイト管理サーバ2により検索されるようになっている。
【0016】
さらに、施術情報サイト管理サーバ2は、予約されたスタイリストにより利用者U1に施された施術の内容に関して利用者U1により利用者端末T1を介して投稿された投稿情報を受信する。例えば、施術情報サイト管理サーバ2は、予約履歴画面を利用者端末T1に表示(ディスプレイに表示)させ、当該予約履歴画面から遷移する投稿画面を通じて投稿された投稿情報を受信する。こうして受信された投稿情報は、施術情報サイト(本実施形態特有のSNSサイト)において公開される。例えば、施術情報サイトから提供されるヘアスタイル一覧(ヘアカタログ)ページに投稿情報が掲載される。かかる投稿情報には、例えば、施術の内容(例えば、ヘアスタイル)を表す施術画像(画像データ)が含まれる。施術画像は、例えば、利用者U1がカメラにより撮影した写真画像(静止画像)またはショートムービー(動画像)である。また、投稿情報には、スタイリストにより施された施術に対する利用者U1のレビュー等のコメントや、当該施術の内容を説明するためのキャプションなどの文字列(テキストデータ)が含まれてもよい。なお、予約履歴画面及び投稿画面は、操作ボタン等の操作オブジェクトが配置されたユーザインターフェース(UI)である。
【0017】
図2(A)は、予約履歴画面の表示例を示す図であり、
図2(B)は、予約履歴画面から遷移した投稿画面の表示例を示す図であり、
図2(C)は、予約履歴画面上にポップアップした投稿画面の表示例を示す図である。
図2(A)に示す予約履歴画面51には、予約情報表示部51a~51cが設けられている。予約情報表示部51a~51cには、それぞれ、予約されたサロンのサロン名51a-1~51c-1、予約されたスタイリストのスタイリスト名51a-2~51c-2、予約された施術メニュー51a-3~51c-3、来店状況51a-4~51c-4、来店日(来店予定日)51a-5~51c-5、及び投稿画面を表示するための操作ボタン51a-6~51c-6等が配置されている。予約情報表示部51a~51c(つまり、予約情報表示部51a~51cのそれぞれに配置される情報)には、それぞれの予約を識別可能な予約IDが関連付(紐付)けられている。
【0018】
ここで、予約情報表示部51aに配置された来店状況51a-4は予約確定を表している。予約確定は、利用者U1が未だ来店していない(つまり、予約された施術が未だ実行されていない)ことを示す。そのため、操作ボタン51a-6は、利用者U1により操作できない(つまり、投稿できない)ようにグレーアウトされている。一方、予約情報表示部51b及び51cに配置された来店状況51b-4及び51c-4は、“来店済み”を表している。“来店済み”は、利用者U1が既に来店し施術が実行されたことを示す。そのため、操作ボタン51b-6は、
図2(B)に示す投稿画面52を表示させるために利用者U1により操作可能(つまり、アクティブ)になっている。利用者U1により操作ボタン51b-6が操作(例えば、タップ)されると、投稿画面52が表示される。一方、操作ボタン51c-6は、
図2(C)に示す投稿画面53を表示させるために利用者U1により操作可能になっている。利用者U1により操作ボタン51b-6が操作されると、投稿画面53がポップアップ表示される。
【0019】
投稿画面52には、カメラを起動するための操作ボタン52a、撮影された施術画像を表示するための施術画像表示部52b、及び撮影された施術画像を投稿するための操作ボタン52c等が配置されている。利用者U1により操作ボタン52aが操作されると、利用者端末T1のカメラが起動し、利用者U1の操作に応じてカメラにより撮影された施術画像が、
図2(B)に示すように施術画像表示部52bに表示される。そして、利用者U1により操作ボタン52cが操作されると、撮影された施術画像が投稿される。なお、投稿画面52、または、投稿画面52から遷移する投稿画面には、スタイリストにより施された施術に対する利用者U1のレビュー等のコメントやキャプションを入力するための入力欄が配置されてもよい。これにより、施術画像とともにレビュー等のコメントやキャプションが投稿可能となる。施術画像、コメント、及びキャプションとのうち少なくとも何れか一つを含む投稿情報には、予約IDとともに利用者U1に対して施術を施したスタイリスト(例えば、スタイリストID)が関連付けられる。
【0020】
一方、投稿画面53には、施術予約画面を表示させるための予約URL(Uniform Resource Locator)53a、及び施術情報サイトに投稿された投稿情報をSNSサイト(特定サイトの一例)へ投稿するための操作ボタン53b~53f等が配置されている。ここで、施術予約画面は、利用者U1により投稿された投稿情報に関連付けられたスタイリストを含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置されたユーザインターフェース(UI)である。このような施術予約画面を表示させるための予約URL53aには、利用者U1による施術の予約を識別可能な予約IDが含まれる。これにより、投稿情報に基づきスタイリストを含む予約が行われる仕組みを、予約IDを利用してより簡易に実現することができる。予約URL53aは、利用者U1以外の利用者Un(例えば、利用者U2)のために公知のSNSサイトへの投稿用として利用者U1にコピー可能に提供される。予約URL53aは、投稿画面52を通じて投稿情報が投稿されない場合であっても(つまり、施術情報サイト管理サーバ2が投稿情報を取得していない場合であっても)、利用者U1に対して提供されてもよい。例えば、利用者U1のメールアドレス宛に送信されるレビュー依頼メール(つまり、予約された施術が行われた後に送信されるメール)に予約URLが記述されることで提供される。
【0021】
操作ボタン53b~53fは、それぞれ、異なる公知のSNSサイト(この例では、SNSa~e)に対応している。例えば、利用者U1により操作ボタン53bが操作されると、SNSaに対応するSNSサイトへの共有機能が有効となり、当該SNSサイトへの投稿画面(共有用コンソール)が利用者端末T1に表示される。こうして表示された投稿画面を通じて利用者U1により上記投稿情報がSNSサイトへ投稿される。このとき、当該投稿情報には、施術画像、コメント、及びキャプションとのうち少なくとも何れか一つに加えて予約URLが含まれることになる。例えば、予約URLは、施術画像にタグとして設定(タグ付け)されるか、或いは、コメントやキャプション中に記述または設定される。なお、利用者U1は、投稿画面52,53を通じて投稿情報を投稿するのではなく、利用者端末T1から公知のSNSサイトへ直接投稿してもよい。例えば、利用者U1は、施術情報サイト管理サーバ2から提供された予約URLと、カメラにより撮影された施術画像等を含む投稿情報を利用者端末T1から公知のSNSサイトへ投稿する。
【0022】
SNSサイト管理サーバ1は、施術情報サイト管理サーバ2を介して投稿された投稿情報を受信し、公知のSNSサイトにおいて公開する。このとき、施術メニュー51c-3に関連付けられたタグ(例えば、当該施術メニューに基づいて自動生成されたタグ、またはサロンにより手動で指定されたタグ)が特定された後、投稿情報にハッシュタグや検索ワードが付与されてもよい。利用者端末T2は、ネットワークNWを介して公知のSNSサイトへアクセスし当該SNSサイトから提供された投稿情報を表示することができる。こうして表示された投稿情報に含まれる予約URLが利用者U2により選択(例えば、タグまたは文字列がタップ)された(いわゆるURLが踏まれた)ことに応じて、施術予約画面を表示するための要求が施術情報サイト管理サーバ2へ送信される。これにより、施術情報サイト管理サーバ2から施術予約画面を表示するためのデータ(例えば、ウェブページ)が利用者端末T2へ送信されることで当該施術予約画面が利用者端末T2に表示される。
【0023】
また、施術情報サイト管理サーバ2は、施術情報サイト(本実施形態特有のSNSサイト)にアクセスしてきた利用者端末T2からの要求(つまり、施術予約画面を表示するための要求)に応じて、施術予約画面を利用者端末T2に表示させることもできる。かかる要求は、例えば、ヘアスタイル一覧ページ(ヘアスタイル一覧画面)上で上記予約URLがハイパーリンク設定された投稿情報が選択されたことに応じて施術情報サイト管理サーバ2へ送信される。なお、ヘアスタイル一覧ページ上で投稿情報が選択されることで表示される施術予約画面の構成は、公知のSNSサイトにおいて投稿情報に含まれる予約URLが選択(つまり、当該投稿情報が選択)されることで表示される施術予約画面の構成と同じであってよい。
図3(A)は、施術予約画面の表示例を示す図であり、
図3(B)は、施術予約画面から遷移した予約内容確認画面の表示例を示す図であり、
図3(C)は、予約内容確認画面から遷移した予約完了画面の表示例を示す図である。
【0024】
図3(A)に示す施術予約画面61には、施術画像61a、コメント61b、施術メニュー61c、スタイリスト名61d、サロン名61e、及び予約内容確認画面を表示するための(つまり、利用者U2が施術の予約を要求するための)操作ボタン61f等が配置されている。ここで、施術画像61a及びコメント61bは、利用者U1により投稿画面52を通じて投稿された投稿情報であり、利用者U1による施術の予約(実行済)を識別可能な予約IDに関連付けられている。なお、施術情報サイト管理サーバ2が投稿情報を取得していない場合(例えば、利用者U1により利用者端末T1から公知のSNSサイトへ投稿情報が直接投稿された場合)、当該投稿情報は施術予約画面61に表示されない。施術予約画面61に投稿情報が配置されなくても、利用者U2は、施術予約画面61が表示される直前にSNSサイトを通じて投稿情報を閲覧することができるので、これを参考にして施術の予約に進むことができる。
【0025】
施術メニュー61cは、利用者U1により予約された施術の内容(施術画像61aに示される施術の内容に対応)を示しており、この内容が、利用者U2の予約の要求により、利用者U2が希望する施術の内容になりうる。利用者U1により予約された施術の内容と、利用者U1に実際に施された施術の内容とが異なる場合、利用者U1に実際に施された施術の内容が表示されることになる。この場合、予約された施術の内容と、実際に施された施術の内容とが異なる旨が利用者U2に通知(例えば、変更箇所が強調表示)されるとよい。なお、施術の内容としてヘアスタイルが施術予約画面61に表示されてもよい。また、図示のように、施術メニュー61cには、施術の内容に対応する料金が含まれてもよい。スタイリスト名61dは、例えば、利用者U1に施術を施したスタイリストの氏名またはニックネームである。サロン名61eは、利用者U1に施術を施したスタイリストが所属(勤務)するサロンの名称である。
【0026】
利用者U2により操作ボタン61fが操作されると、
図3(B)に示す予約内容確認画面62が表示される。予約内容確認画面62には、施術メニュー62a、スタイリスト名62b、サロン名62c、予約日&時間帯指定欄62d、予約可能な日&時間帯を示すカレンダー62e、及び予約完了画面を表示するための(つまり、利用者U2が施術の予約を要求するための)操作ボタン62f等が配置されている。ここで、施術メニュー62a、スタイリスト名62b、及びサロン名62cは、施術予約画面61から引き継がれた情報である。利用者U2は、予約日&時間帯指定欄62dに所望の予約日及び時間帯を入力(例えば、カレンダー62eから指定)し、操作ボタン62fを操作すると、予約の要求(操作ボタン61f及び62fの操作に基づく要求)が施術情報サイト管理サーバ2へ送信される。かかる要求は、スタイリスト名62bに対応するスタイリストと、施術メニュー62aとを含む予約の要求である。なお、施術メニュー62aは、操作ボタン62gの操作により表示される変更画面(図示せず)を通じて変更することができる。施術情報サイト管理サーバ2は、利用者端末T2からの予約の要求に応じて、少なくともスタイリストを含む予約を受け付ける。これにより、
図3(C)に示す予約完了画面63が表示される
【0027】
次に、
図4を参照して、施術情報サイト管理サーバ2の構成及び機能について説明する。
図4(A)は、施術情報サイト管理サーバ2の概要構成例を示すブロック図である。
図4(A)に示すように、施術情報サイト管理サーバ2は、通信部21、記憶部22、及びシステム制御部23等を備える。通信部21は、ネットワークNWに接続して通信を行う機能を担う。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)等からなり、オペレーティングシステム,サーバプログラム(本発明のプログラムを含む)等を記憶する。また、記憶部22には、利用者端末Tnに表示させる画面(例えば、予約履歴画面、投稿画面、施術予約画面、及び予約内容確認画面等)を構成するデータ(例えば、ウェブページ)を格納するファイルを所定の記憶場所に記憶する。それぞれの画面を構成するデータには固有のURL(通信プロトコル、ホスト名、ドメイン名、ファイル名、及び予約IDを含む)が割り当てられる。
【0028】
さらに、記憶部22には、利用者情報管理データベース(DB)221、施術情報管理データベース(DB)222、及び予約履歴管理データベース(DB)223等のデータベースが構築される。利用者情報管理データベース221は、施術情報サイトへログインするためのアカウントを有する利用者に関する情報を管理するためのデータベースである。利用者情報管理データベース221には、例えば、利用者の利用者ID、利用者名、住所、電話番号、メールアドレス、決済用情報、及び特典付与情報等が利用者毎に対応付けられて格納(登録)される。ここで、利用者IDは、利用者を識別可能な識別情報であり、施術情報サイトへログインするための認証用情報である。特典付与情報は、例えば、特典として、利用者に付与されたポイント(例えば、商品等の決済に利用可能なポイント)の残高を示す。或いは、特典付与情報は、特典として、利用者に付与された値引き(割引き)クーポンや景品を示してもよい。
【0029】
施術情報管理データベース222は、施術を提供するサロン及びスタイリストに関する情報を管理するためのデータベースである。施術情報管理データベース222には、例えば、サロンのサロンID、サロン名、メールアドレス、住所、電話番号、メールアドレス、サロンに所属するスタイリストのスタイリスト情報等がサロン毎に対応付けられて格納される。ここで、サロンIDは、サロンを識別可能な識別情報である。なお、サロンに複数のスタイリストが所属する場合、それぞれのスタイリスト情報が格納される。スタイリスト情報には、スタイリストのスタイリストID、スタイリスト名、写真画像、電話番号、メールアドレス、施術可能内容、及び予約可能時間帯等が含まれる。
【0030】
スタイリストIDは、スタイリストを識別可能な識別情報であり、施術情報サイトへログインするための認証用情報である。施術可能内容は、例えば、スタイリストが施術可能な施術メニュー及びヘアスタイルを示す。施術メニューの例として、カット、カラー、パーマ、白髪染め、縮毛矯正、ブリーチなどが挙げられる。また、ヘアスタイル(髪型)の例として、ロング、セミロング、ミディアム、ショート、ミセス、ボブなどが挙げられる。予約可能時間帯は、例えば、スタイリストが施術可能な時間帯であり、日毎の時間帯、または曜日毎の時間帯を示す。
【0031】
予約履歴管理データベース223は、施術の予約に関する予約履歴を管理するためのデータベースである。予約履歴管理データベース223には、予約ID、予約受付日時、予約日&時間帯、利用者により予約された施術の内容、利用者により予約されたスタイリストのスタイリストID、当該スタイリストが所属するサロンのサロンID、予約した利用者の利用者ID、及びサロンへの来店状況等が予約毎に対応付けられて格納される。ここで、予約IDは、施術の予約を識別可能な識別情報であり、例えば、施術の予約が受け付けられた際(例えば、スタイリスト及び施術の内容が予約された際)に発行される。予約受付日時は、利用者端末Unからの予約の要求に応じて、当該予約が受け付けられた年月日時である。予約日(来店予定日)&時間帯は、予約した利用者がサロンに来店して施術を受ける予定の年月日及び時間帯であり、施術後は来店日&時間帯になる。
【0032】
予約された施術の内容は、利用者が希望する施術の内容であるが、予約日及び時間帯に実際に施された施術の内容とは異なる場合、実際に施された施術の内容で更新(上書きまたは区別可能に記憶)される。サロンへの来店状況は、来店済みであるか否かを示す。さらに、予約履歴管理データベース223には、利用者に対する施術後に作成された予約URLが予約IDに対応付けられて格納される。これにより、予約URLとスタイリストとはスタイリストIDを介して関連付けられる。また、利用者に対する施術後に上述したように投稿された投稿情報が投稿された場合、予約履歴管理データベース223には、当該投稿された投稿情報が予約IDに対応付けられて格納される。これにより、投稿情報とスタイリストとはスタイリストIDを介して関連付けられる。つまり、利用者により投稿された投稿情報がスタイリストに関連付けられて記憶される。
【0033】
システム制御部23は、CPU,ROM,及びRAMを備え、サーバプログラムにしたがって各種処理を実行する。システム制御部23は、上述したデータベースにアクセス可能になっている。
図4(B)は、システム制御部23の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部23は、サーバプログラム等の実行により、
図4(B)に示すように、予約処理部231(受付手段の一例)、投稿処理部232(投稿手段の一例)、予約画面提示処理部233(処理手段の一例)、予約履歴管理部234(管理手段の一例)、予約URL作成部235(作成手段の一例)、予約URL提供部236(第2提供手段の一例)、投稿情報提供部237(第1提供手段の一例)、特典付与部238(付与手段の一例)等として機能する。
【0034】
予約処理部231は、例えばログイン中の利用者U1の利用者端末T1から送信された予約(施術の予約)の要求(リクエストデータ)が通信部21により受信されると、当該予約の要求に応じて、当該予約を受け付ける。例えば、予約に必要な情報が当該予約の要求に含まれている場合に当該予約が受け付けられる。ここで、予約の要求には、例えば、利用者U1の利用者ID、当該利用者U1により指定された予約日&時間帯、予約対象となるスタイリストのスタイリストID、当該スタイリストが所属するサロンのサロンID、及び利用者U1が希望する施術の内容等の情報が含まれる。そして、予約処理部231は、上記予約を受け付ける(例えば、予約が確定する)と、当該予約を識別可能な予約IDを発行し、当該予約の要求に含まれる情報を当該予約IDに対応付けて予約履歴管理データベース223に格納する。なお、予約が受け付けられた際に施術に対する決済処理が行われてもよいし、予約された施術が行われた後に当該施術に対する決済処理が行われてもよい。
【0035】
投稿処理部232は、予約されたスタイリストにより利用者U1に施された施術の内容に関して利用者端末T1から上記投稿画面を通じて送信(投稿)された投稿情報が通信部21により受信されると(つまり、投稿処理部232が当該投稿情報を取得すると)、当該利用者U1に対応する予約IDを特定し、当該投稿情報を当該予約IDに対応付けて予約履歴管理データベース223に格納する。これにより、投稿された投稿情報がスタイリストに関連付けられて記憶部22に記憶される。これにより、利用者U1により投稿された投稿情報に基づき利用者U2が当該スタイリストを含む予約をより効率良く行うことができる。また、投稿処理部232は、利用者U1により上記投稿画面53を通じて投稿された投稿情報(予約URLを含む)を公知のSNSサイトへ投稿してもよい。
【0036】
予約画面提示処理部233は、利用者U1により投稿された投稿情報が利用者U2により施術情報サイト(または、公知のSNSサイト)を通じて選択(換言すると、当該投稿情報に含まれるまたは設定された予約URLが選択)されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられたスタイリストを特定し、当該特定されたスタイリストを含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された上記施術予約画面を利用者端末T2に表示させる。ここで、予約画面提示処理部233は、上記特定されたスタイリストを含む予約を要求するための操作オブジェクトとともに、利用者U1により投稿された投稿情報が配置された上記施術予約画面を利用者端末T2に表示させるとよい。これにより、利用者U2が利用者U1により投稿された投稿情報を閲覧しながらスタイリストを含む予約を効率良く行うことができる。例えば、上記施術予約画面を構成するウェブページが利用者端末T2へ送信されることで、当該施術予約画面が利用者端末T2のブラウザに表示される。或いは、上記施術予約画面に配置されるべき投稿情報及び操作オブジェクトデータが利用者端末T2に送信されることで、当該施術予約画面が施術予約・投稿用アプリケーションにより表示される。
【0037】
そして、予約処理部231は、上記施術予約画面において利用者U2による上記操作オブジェクトの操作に基づく予約の要求に応じて、上記特定されたスタイリストと、利用者U2が希望する施術の内容(例えば、利用者U1により予約された施術の内容)を含む予約(施術の予約)を受け付け、当該予約を識別可能な予約IDを発行し、当該予約の要求に含まれる情報を当該予約IDに対応付けて予約履歴管理データベース223に格納する。ここで、当該予約の要求には、利用者U2の利用者ID、利用者U2により指定された予約日&時間帯、上記特定されたスタイリストのスタイリストID、当該スタイリストが所属するサロンのサロンID、及び利用者U2が希望する施術の内容(当該投稿情報に示される施術の内容に対応)等の情報が含まれる。これにより、利用者U1により投稿された投稿情報に基づき利用者U2が当該スタイリストと希望する施術の内容とを含む予約を効率良く行うことができる。
【0038】
予約履歴管理部234は、利用者により予約された施術の内容を含む予約履歴を、予約履歴管理データベース223を利用して管理する。例えば、予約履歴管理部234は、利用者U1により予約された施術の内容及び当該利用者U1に施術を施したスタイリストを含む予約履歴を、利用者U1により施術の内容が予約された際(つまり、予約が受け付けられた際)に発行された予約IDにより特定することができる。これにより、利用者U1により予約された施術の内容を含む予約履歴に基づき利用者U2が希望する施術の内容を含む予約を効率良く行うことができる。また、予約履歴管理部234は、例えば利用者U1により予約された施術の内容を、利用者U1に対してスタイリストが実際に施した施術の内容で更新してもよい。例えば、当該スタイリストがスタイリスト端末から施術情報サイトへアクセスしてログインした後に表示される画面上で施術の内容を変更する指示を行うことで当該施術の内容が予約履歴管理部234により更新される。これにより、利用者U1により予約された施術の内容とスタイリストにより利用者U1に実際に施された施術の内容とが異なる場合であっても、利用者U2が利用者U1に実際に施された施術の内容を含む予約を効率良く行うことができる。
【0039】
予約URL作成部235は、利用者U1により投稿情報が投稿された(つまり、投稿処理部232により当該投稿情報が取得された)ことに応じて、予約URLを作成する。これにより、投稿情報に基づきスタイリストを含む予約が行われる仕組みを、予約URLを利用してより簡易に実現することができる。かかる予約URLは、当該施術予約画面を構成するデータを格納するファイルの記憶場所を示す。或いは、予約URL作成部235は、予約された施術が利用者U1に対して施された後、利用者U1により投稿情報が投稿される前に、上記施術予約画面を表示させるための予約URLを作成してもよい。例えば、予約URL作成部235は、利用者端末T1から施術の内容を表す電子データ(例えば、施術画像の画像データ)が取得されたことに応じて、上記施術予約画面を表示させるための予約URLを作成する。この場合、例えば、上記取得された電子データ及び作成された予約URLを含む投稿情報が、投稿処理部232により投稿画面53を通じて公知のSNSサイトに投稿される。
【0040】
予約URL提供部236は、予約URL作成部235により作成された予約URLを利用者U1に対して提供する。予約URLの提供方法として、例えば、予約URL提供部236は、予約された施術が利用者U1に対して施された後、予約URLが記述されたレビュー依頼メールを利用者U1のメールアドレス宛に送信するとよい。或いは、予約URL提供部236は、予約された施術が利用者U1に対して施された後、予約URLが記述されたレビュー依頼メッセージを利用者U1の電話番号宛てにSMS(Short Message Service)により送信してもよい。或いは、予約URL提供部236は、予約URL作成部235により作成された予約URLを上記投稿画面53に表示させてもよい。
【0041】
投稿情報提供部237は、予約処理部231により受け付けられた予約(例えば、利用者U2による予約)に含まれる施術の内容と、当該予約に用いられた施術予約画面に配置された投稿情報(例えば、利用者U1により投稿された投稿情報)とを、予約処理部231により特定されたスタイリストに対して提供する。かかるスタイリストは、例えば、利用者U2により予約されたスタイリストである。これにより、スタイリストは利用者U2がどの投稿情報を閲覧して施術の予約を行ったのかを的確に把握することができるので、スタイリストは利用者U2に対して、より適切な施術を施すことができる。投稿情報等の提供方法として、例えば、投稿情報提供部237は、当該スタイリストがスタイリスト端末から施術情報サイトへアクセスしてログインした場合に、施術の内容及び投稿情報が配置された施術準備画面を当該スタイリスト端末に表示させるとよい。或いは、投稿情報提供部237は、上記施術準備画面を表示させるためのURLが記述されたメールを当該スタイリストのメールアドレス宛に送信してもよい。或いは、投稿情報提供部237は、上記施術準備画面を表示させるためのURLが記述されたメッセージをスタイリストの電話番号宛てにSMSにより送信してもよい。
【0042】
特典付与部238は、予約処理部231により予約(例えば利用者U2による予約)が受け付けられたことに応じて、当該予約に用いられた施術予約画面に配置された投稿情報を投稿した利用者(例えば、利用者U1)に対して特典を付与するための付与処理を行う。これにより、利用者U1に対して投稿情報を投稿することのインセンティブを与えることができる。かかる付与処理では、当該投稿情報を投稿した利用者の利用者IDに対応付けられた特典付与情報が示す残高に所定の特典が加算される。なお、利用者に対して付与される特典は、値引き(割引き)クーポンや景品などであってもよい。
【0043】
[
2.通信システムSの動作]
次に、
図5等を参照して、利用者端末T1、利用者端末T2、及び施術情報サイト管理サーバ2との間で実施される投稿及び予約動作について、投稿情報が施術情報サイトに投稿される場合を例にとって説明する。
図5は、利用者端末T1及び施術情報サイト管理サーバ2との間で実施される投稿動作の一例を示すシーケンス図である。なお、
図5に示す投稿動作は、利用者U1により予約された施術がスタイリストにより施された後の動作を示す。かかる投稿動作において、利用者U1は施術情報サイトへログインしているものとする。
図6は、利用者端末T2及び施術情報サイト管理サーバ2との間で実施される予約動作の一例を示すシーケンス図である。かかる予約動作において、利用者U2は施術情報サイトへログインしているものとする。
【0044】
(2-1.投稿動作)
先ず、
図5において、施術情報サイト管理サーバ2は、施術情報サイトにアクセスしてきた利用者端末T1からの予約履歴ページの提供要求(予約ID“R001”を含む)を受信すると、予約ID“R001”に対応する予約履歴ページを利用者端末T1へ送信する(ステップS1)。次いで、利用者端末T1は、施術情報サイト管理サーバ2からの予約履歴ページを受信すると、当該予約履歴ページにしたがって
図2(A)に示す予約履歴画面51をディスプレイに表示する(ステップS2)。次いで、利用者U1により操作ボタン51b-6が操作されると、利用者端末T1は、投稿ページの提供要求(予約ID“R001”を含む)を施術情報サイト管理サーバ2へ送信する(ステップS3)。次いで、施術情報サイト管理サーバ2は、利用者端末T1からの投稿ページの提供要求を受信すると、予約ID“R001”に対応する投稿ページを利用者端末T1へ送信する(ステップS4)。
【0045】
次いで、利用者端末T1は、施術情報サイト管理サーバ2からの投稿ページを受信すると、当該投稿ページにしたがって
図2(B)に示す投稿画面52をディスプレイに表示する(ステップS5)。次いで、利用者U1により操作ボタン52aが操作されると、利用者端末T1は、カメラを起動し、利用者U1の操作に応じてカメラにより撮影された施術画像を施術画像表示部52bに表示する(ステップS6)。なお、このとき、レビュー等のコメントやキャプションが入力されてもよい。次いで、利用者U1により操作ボタン52cが操作されると、利用者端末T1は、撮影された施術画像を含む投稿情報とともに投稿要求(予約ID“R001”を含む)を施術情報サイト管理サーバ2へ送信する(ステップS7)。
【0046】
次いで、施術情報サイト管理サーバ2は、利用者端末T1からの投稿情報及び投稿要求を受信すると、当該投稿情報が投稿に適しているか否かを判定する(ステップS8)。例えば、投稿に適さない画像及び文字列が登録された投稿不適リストに基づいて投稿情報が投稿に適しているか否かが判定される。或いは、管理者の目視チェックの結果に基づいて投稿情報が投稿に適しているか否かが判定されてもよい。投稿情報が投稿に適していないと判定された場合(ステップS8:NO)、掲載不可メッセージを利用者端末T1へ送信する(ステップS9)。これにより、利用者端末T1には掲載不可メッセージが表示され、利用者U1に再投稿が促される。一方、投稿情報が投稿に適していると判定された場合(ステップS8:YES)、当該投稿情報の掲載が承認され、処理はステップS10へ進む。
【0047】
ステップS10では、施術情報サイト管理サーバ2(投稿処理部232)は、受信された投稿要求に基づいて予約ID“R001”を特定する。次いで、施術情報サイト管理サーバ2(投稿処理部232)は、上記投稿された(投稿が承認された)投稿情報を、ステップS10で特定された予約ID“R001”に対応付けて予約履歴管理データベース223に格納する(ステップS11)。つまり、投稿情報は、予約ID“R001”及びスタイリストID“S001”を介してスタイリスト(つまり、利用者U1に施術を施したスタイリスト)に関連付けられて記憶部22に記憶される。次いで、施術情報サイト管理サーバ2(予約URL作成部235)は、当該投稿情報に関連付けられたスタイリストを含む予約を要求するための操作オブジェクトとともに当該投稿情報が配置されるべき施術予約画面を表示させるための予約URLを作成する(ステップS12)。次いで、施術情報サイト管理サーバ2は、ステップS12で作成された予約URLを、ステップS10で特定された予約ID“R001”に対応付けて予約履歴管理データベース223に格納する(ステップS13)。
【0048】
(2-2.予約動作)
次に、
図6において、施術情報サイト管理サーバ2は、施術情報サイトにアクセスしてきた利用者端末T2からのヘアスタイル一覧ページの提供要求を受信すると、当該ヘアスタイル一覧ページを利用者端末T2へ送信する(ステップS21)。次いで、利用者端末T2は、施術情報サイト管理サーバ2からのヘアスタイル一覧ページを受信すると、当該ヘアスタイル一覧ページにしたがってヘアスタイル一覧画面をディスプレイに表示する(ステップS22)。次いで、利用者U2により所望のヘアスタイルを表す投稿情報(ここでは、利用者U1により投稿された投稿情報)が選択されると、利用者端末T2は、当該選択された投稿情報が配置される施術予約ページの提供要求(予約ID“R001”を含む)を施術情報サイト管理サーバ2へ送信する(ステップS23)。
【0049】
次いで、施術情報サイト管理サーバ2(予約画面提示処理部233)は、利用者端末T2からの施術予約ページの提供要求を受信すると、利用者U2により選択された投稿情報に関連付けられたスタイリストを、予約ID“R001”を介してスタイリストID“S001”により特定する(ステップS24)。つまり、利用者U1により投稿された投稿情報が利用者U2により選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられたスタイリストが特定される。次いで、施術情報サイト管理サーバ2(予約画面提示処理部233)は、予約ID“R001”に対応する施術予約ページを利用者端末T2へ送信する(ステップS25)。かかる施術予約ページは、ステップS24で特定されたスタイリストを含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された施術予約画面を表示させるためのページである。
【0050】
次いで、利用者端末T2は、施術情報サイト管理サーバ2からの施術予約ページを受信すると、当該施術予約ページにしたがって
図3(A)に示す施術予約画面61をディスプレイに表示する(ステップS26)。次いで、利用者U2により操作ボタン61fが操作されると、利用者端末T2は、予約内容確認ページの提供要求(予約ID“R001”を含む)を施術情報サイト管理サーバ2へ送信する(ステップS27)。次いで、施術情報サイト管理サーバ2は、利用者端末T2からの予約内容確認ページの提供要求を受信すると、予約ID“R001”に対応する予約内容確認ページを利用者端末T2へ送信する(ステップS28)。
【0051】
次いで、利用者端末T2は、施術情報サイト管理サーバ2からの予約内容確認ページを受信すると、当該予約内容確認ページにしたがって
図3(B)に示す予約内容確認画面62をディスプレイに表示する(ステップS29)。次いで、利用者U2により予約日&時間帯指定欄62dに所望の予約日及び時間帯が入力され、操作ボタン62fが操作されると、利用者端末T2は、利用者U2により選択された投稿情報に関連付けられたスタイリスト(つまり、ステップS24で特定されたスタイリスト)と、利用者U2が希望する施術の内容を含む予約の要求(予約ID“R001”を含む)を施術情報サイト管理サーバ2へ送信する(ステップS30)。
【0052】
次いで、施術情報サイト管理サーバ2(予約処理部231)は、利用者端末T2からの予約の要求を受信すると、ステップS24で特定されたスタイリストと、利用者U2が希望する施術の内容を含む予約を受け付ける(ステップS31)。つまり、施術予約画面61において利用者U2による操作ボタン61fの操作に基づく予約の要求に応じて、ステップS24で特定されたスタイリストを含む予約が受け付けられる。次いで、施術情報サイト管理サーバ2(予約処理部231)は、ステップS31で受け付けられた予約を識別可能な新規の予約ID“R002”を発行し(ステップS32)、当該予約の要求に含まれる情報を当該発行された予約IDに対応付けて予約履歴管理データベース223に格納する(ステップS33)。そして、施術情報サイト管理サーバ2は、
図3(C)に示す予約完了画面63を表示させるための予約完了ページを利用者端末T2へ送信する(ステップS34)。
【0053】
以上説明したように、上記実施形態によれば、施術情報サイト管理サーバ2は、スタイリストにより利用者U1に施された施術の内容に関して当該利用者U1により投稿された投稿情報が利用者U2により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられたスタイリストを特定し、当該特定されたスタイリストを含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を利用者U2の利用者端末T2に表示させ、当該利用者U2による操作オブジェクトの操作に基づく予約の要求に応じて、上記特定されたスタイリストを含む予約を受け付けるように構成したので、利用者U1により投稿された投稿情報に基づき利用者U2がスタイリストを含む予約を効率良く行うことができる。
【0054】
以上のように本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。上記実施形態においては、美容所と理容所とを兼ねるサロンを例にとって説明したが、本発明は、これ以外にも、利用者に対して施術者が施術を行うサービス(例えば、エステ、整体、化粧、ネイルなど)に対しても適用することができる。
【0055】
<付記>
[1]本開示に係る情報処理装置は、施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段と、を備えることを特徴とする。これにより、第1の利用者により投稿された投稿情報に基づき第2の利用者が施術者を含む予約を効率良く行うことができる。
【0056】
[2]上記[1]に記載の情報処理装置において、前記処理手段は、前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトとともに、前記第1の利用者により投稿された投稿情報が配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させることを特徴とする。これにより、第2の利用者が第1の利用者により投稿された投稿情報を閲覧しながら施術者を含む予約を効率良く行うことができる。
【0057】
[3]上記[1]または[2]に記載の情報処理装置において、前記第1の利用者により投稿された投稿情報を前記施術者に関連付けて記憶する記憶部を更に備えることを特徴とする。これにより、第1の利用者により投稿された投稿情報に基づき第2の利用者が施術者を含む予約をより効率良く行うことができる。
【0058】
[4]上記[1]乃至[3]の何れか一つに記載の情報処理装置において、前記操作オブジェクトは、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容とを含む予約を要求するための操作オブジェクトであり、前記受付手段は、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容を含む予約を受け付けることを特徴とする。これにより、第1の利用者により投稿された投稿情報に基づき第2の利用者が施術者と希望する施術の内容とを含む予約を効率良く行うことができる。
【0059】
[5]上記[4]に記載の情報処理装置において、前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記投稿情報に示される施術の内容に対応することを特徴とする。これにより、第2の利用者が第1の利用者により投稿された投稿情報に示される施術の内容を含む予約を効率良く行うことができる。
【0060】
[6]上記[4]または[5]に記載の情報処理装置において、前記第1の利用者により予約された前記施術の内容を含む予約履歴を管理する管理手段を更に備え、前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記予約履歴に含まれる前記施術の内容であることを特徴とする。これにより、第1の利用者により予約された施術の内容を含む予約履歴に基づき第2の利用者が希望する施術の内容を含む予約を効率良く行うことができる。
【0061】
[7]上記[6]に記載の情報処理装置において、前記管理手段は、前記第1の利用者により予約された前記施術の内容を、前記第1の利用者に対して前記施術者が実際に施した施術の内容で更新し、前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記予約履歴において前記更新された施術の内容であることを特徴とする。これにより、第1の利用者により予約された施術の内容と施術者により第1の利用者に実際に施された施術の内容とが異なる場合であっても、第2の利用者が第1の利用者に実際に施された施術の内容を含む予約を効率良く行うことができる。
【0062】
で更新し、
【0063】
[8]上記[4]乃至[7]の何れか一つに記載の情報処理装置において、前記受付手段により受け付けられた前記予約に含まれる前記施術の内容と、当該予約に用いられた前記画面に配置された前記投稿情報とを、前記特定された施術者に対して提供する第1提供手段を更に備えることを特徴とする。これにより、施術者は第2の利用者がどの投稿情報を閲覧して施術の予約を行ったのかを的確に把握することができるので、施術者は第2の利用者に対して、より適切な施術を施すことができる。
【0064】
[9]上記[2]乃至[8]の何れか一つに記載の情報処理装置において、前記受付手段により前記予約が受け付けられたことに応じて、当該予約に用いられた前記画面に配置された投稿情報を投稿した前記第1の利用者に対して特典を付与する付与手段を更に備えることを特徴とする。これにより、第1の利用者に対して投稿情報を投稿することのインセンティブを与えることができる。
【0065】
[10]上記[1]乃至[9]の何れか一つに記載の情報処理装置において、前記投稿情報には、前記投稿情報に関連付けられた前記施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を表示させるための予約URLが含まれるかまたは設定され、前記処理手段は、前記第2の利用者により前記特定サイトを通じて前記予約URLが選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させることを特徴とする。これにより、投稿情報に基づき施術者を含む予約が行われる仕組みを、予約URLを利用してより簡易に実現することができる。
【0066】
[11]上記[10]に記載の情報処理装置において、前記第1の利用者により前記投稿情報が投稿されたことに応じて、前記予約URLを作成する作成手段を更に備えることを特徴とする。これにより、投稿情報に基づき施術者を含む予約が行われる仕組みを、予約URLを利用してより簡易に実現することができる。
【0067】
[12]上記[10]に記載の情報処理装置において、前記第1の利用者により前記投稿情報が投稿される前に、前記予約URLを作成する作成手段と、前記予約URLを前記第1の利用者に対して提供する第2提供手段と、を更に備えることを特徴とする。これにより、公知のSNSサイトに投稿された投稿情報に基づき施術者を含む予約が行われる仕組みを、予約URLを利用してより簡易に実現することができる。
【0068】
[13]上記[10]に記載の情報処理装置において、前記第1の利用者の端末から前記施術の内容を表す電子データが取得されたことに応じて、前記予約URLを作成する作成手段と、前記電子データ及び前記予約URLを含む前記投稿情報を前記特定サイトへ投稿する投稿手段と、を更に備えることを特徴とする。これにより、公知のSNSサイトに投稿された投稿情報に基づき施術者を含む予約が行われる仕組みを、予約URLを利用してより簡易に実現することができる。
【0069】
[14]上記[10]乃至[13]の何れか一つに記載の情報処理装置において、前記第1の利用者により予約された前記施術の内容及び当該第1の利用者に施術を施した前記施術者を含む予約履歴を管理する管理手段を更に備え、前記予約履歴は、前記第1の利用者により前記施術の内容が予約された際に発行された予約IDにより特定され、前記予約URLは前記予約IDを含むことを特徴とする。これにより、投稿情報に基づき施術者を含む予約が行われる仕組みを、予約IDを利用してより簡易に実現することができる。
【0070】
[15]本開示に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定するステップと、前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させるステップと、前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付けるステップと、を含むことを特徴とする。
【0071】
[16]本開示に係るプログラムは、コンピュータを、施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段として機能させることを特徴とする。
【符号の説明】
【0072】
1 SNSサイト管理サーバ
2 施術情報サイト管理サーバ
21 通信部
22 記憶部
23 システム制御部
231 予約処理部
232 投稿処理部
233 予約画面提示処理部
234 予約履歴管理部
235 予約URL作成部
236 予約URL提供部
237 投稿情報提供部
238 特典付与部
Tn 利用者端末
S 通信システム
【手続補正書】
【提出日】2024-10-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、
前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段と、
を備え、
前記操作オブジェクトは、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容とを含む予約を要求するための操作オブジェクトであり、
前記受付手段は、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容を含む予約を受け付け、
前記受付手段により受け付けられた前記予約に含まれる前記施術の内容と、当該予約に用いられた前記画面に配置された前記投稿情報とを、前記特定された施術者に対して提供する第1提供手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記処理手段は、前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトとともに、前記第1の利用者により投稿された投稿情報が配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1の利用者により投稿された投稿情報を前記施術者に関連付けて記憶する記憶部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記投稿情報に示される施術の内容に対応することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1の利用者により予約された前記施術の内容を含む予約履歴を管理する管理手段を更に備え、
前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記予約履歴に含まれる前記施術の内容であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記管理手段は、前記第1の利用者により予約された前記施術の内容を、前記第1の利用者に対して前記施術者が実際に施した施術の内容で更新し、
前記第2の利用者が希望する施術の内容は、前記予約履歴において前記更新された施術の内容であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記受付手段により前記予約が受け付けられたことに応じて、当該予約に用いられた前記画面に配置された投稿情報を投稿した前記第1の利用者に対して特典を付与する付与手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記投稿情報には、前記投稿情報に関連付けられた前記施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を表示させるための予約URL(Uniform Resource Locator)が含まれるかまたは設定され、
前記処理手段は、前記第2の利用者により前記特定サイトを通じて前記予約URLが選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1の利用者により前記投稿情報が投稿されたことに応じて、前記予約URLを作成する作成手段を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第1の利用者により前記投稿情報が投稿される前に、前記予約URLを作成する作成手段と、
前記予約URLを前記第1の利用者に対して提供する第2提供手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記第1の利用者の端末から前記施術の内容を表す電子データが取得されたことに応じて、前記予約URLを作成する作成手段と、
前記電子データ及び前記予約URLを含む前記投稿情報を前記特定サイトへ投稿する投稿手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記第1の利用者により予約された前記施術の内容及び当該第1の利用者に施術を施した前記施術者を含む予約履歴を管理する管理手段を更に備え、
前記予約履歴は、前記第1の利用者により前記施術の内容が予約された際に発行された予約IDにより特定され、前記予約URLは前記予約IDを含むことを特徴とする請求項8乃至11の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定するステップと、
前記特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させるステップと、
前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付ステップと、
を含み、
前記操作オブジェクトは、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容とを含む予約を要求するための操作オブジェクトであり、
前記受付ステップにおいては、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容を含む予約を受け付け、
前記受け付けられた前記予約に含まれる前記施術の内容と、当該予約に用いられた前記画面に配置された前記投稿情報とを、前記特定された施術者に対して提供するステップを更に含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項14】
コンピュータを、
施術者により第1の利用者に施された施術の内容に関して当該第1の利用者により投稿された投稿情報が第2の利用者により特定サイトを通じて選択されたことに応じて、当該投稿情報に関連付けられた前記施術者を特定し、当該特定された施術者を含む予約を要求するための操作オブジェクトが配置された画面を前記第2の利用者の端末に表示させる処理手段と、
前記第2の利用者による前記操作オブジェクトの操作に基づく前記要求に応じて、前記特定された施術者を含む予約を受け付ける受付手段として機能させるプログラムであって、
前記操作オブジェクトは、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容とを含む予約を要求するための操作オブジェクトであり、
前記受付手段は、前記特定された施術者と、前記第2の利用者が希望する施術の内容を含む予約を受け付け、
前記受付手段により受け付けられた前記予約に含まれる前記施術の内容と、当該予約に用いられた前記画面に配置された前記投稿情報とを、前記特定された施術者に対して提供する第1提供手段として前記コンピュータに更に機能させることを特徴とするプログラム。