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特開2024-175247表示方法、プログラム、及び、情報端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175247
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】表示方法、プログラム、及び、情報端末
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/165 20200101AFI20241211BHJP
   H05B 47/19 20200101ALI20241211BHJP
【FI】
H05B47/165
H05B47/19
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092865
(22)【出願日】2023-06-06
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】冨尾 勇太
(72)【発明者】
【氏名】西保 和磨
(72)【発明者】
【氏名】亀田 晃佑
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA10
3K273QA37
3K273RA08
3K273RA12
3K273RA17
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA18
3K273TA27
3K273TA28
3K273TA41
3K273UA05
3K273UA16
3K273UA17
3K273UA22
3K273UA23
(57)【要約】
【課題】ユーザが照明器具の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる表示方法を提供する。
【解決手段】表示方法は、照明器具20を制御するためのスケジュールを設定する設定ステップと、設定済みのスケジュールを、情報端末40が照明器具20に関する所定のプログラムを起動した後、最初に照明器具20に関する情報が表示されるトップ画面、または、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示ステップとを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報端末によって実行される表示方法であって、
照明器具を制御するためのスケジュールを設定する設定ステップと、
設定済みの前記スケジュールを、前記情報端末が前記照明器具に関する所定のプログラムを起動した後、最初に前記照明器具に関する情報が表示されるトップ画面、または、前記照明器具を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示ステップとを含む
表示方法。
【請求項2】
前記表示ステップにおいては、設定済みの前記スケジュールを前記トップ画面に表示し、
前記トップ画面は、前記照明器具を制御するための前記ユーザの操作を受け付ける画面でもある
請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
前記表示方法は、さらに、設定済みの前記スケジュールが前記トップ画面または前記制御画面に表示されているときに、前記トップ画面または前記制御画面を表示したまま、設定済みの前記スケジュールを他のスケジュールに変更するスケジュール変更ステップを含む
請求項1に記載の表示方法。
【請求項4】
前記表示方法は、さらに、設定済みの前記スケジュールが前記トップ画面または前記制御画面に表示されているときに、前記トップ画面または前記制御画面を表示したまま、設定済みの前記スケジュールを編集するスケジュール編集ステップを含む
請求項1に記載の表示方法。
【請求項5】
前記表示ステップにおいては、設定済みの前記スケジュールがn日分(nは2以上の整数)、同時に表示される
請求項1に記載の表示方法。
【請求項6】
前記設定ステップにおいては、前記スケジュールをスケジューラに設定し、
前記スケジューラは、メッシュネットワークを通じて前記照明器具へ制御情報を送信することにより、設定済みの前記スケジュールにしたがって前記照明器具を制御する
請求項1に記載の表示方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の表示方法を前記情報端末に実行させるための、前記所定のプログラムに相当するプログラム。
【請求項8】
照明器具を制御するためのスケジュールを設定する情報処理部と、
設定済みの前記スケジュールを、前記情報処理部が前記照明器具に関する所定のプログラムを起動した後、最初に前記照明器具に関する情報が表示されるトップ画面、または、前記照明器具を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示部とを備える
情報端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具を制御するためのスケジュールの表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、照明器具の調色の設定を容易にすることができる照明制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-212096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザが照明器具の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる表示方法等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る表示方法は、情報端末によって実行される表示方法であって、照明器具を制御するためのスケジュールを設定する設定ステップと、設定済みの前記スケジュールを、前記情報端末が前記照明器具に関する所定のプログラムを起動した後、最初に前記照明器具に関する情報が表示されるトップ画面、または、前記照明器具を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示ステップとを含む。
【0006】
本発明の一態様に係るプログラムは、前記表示方法を前記情報端末に実行させるための、前記所定のプログラムに相当するプログラムである。
【0007】
本発明の一態様に係る情報端末は、照明器具を制御するためのスケジュールを設定する情報処理部と、設定済みの前記スケジュールを、前記情報処理部が前記照明器具に関する所定のプログラムを起動した後、最初に前記照明器具に関する情報が表示されるトップ画面、または、前記照明器具を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の制御方法等は、ユーザが照明器具の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施の形態に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。
図2図2は、メッシュネットワークを概念的に示す図である。
図3図3は、スケジュールの設定動作のシーケンス図である。
図4図4は、スケジュールの登録及び設定画面の一例を示す図である。
図5図5は、トップ画面の一例を示す図である。
図6図6は、トップ画面に遷移するための画面遷移の一例を示す図である。
図7図7は、登録済みの1以上のスケジュールの名称が一覧表示されているトップ画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0011】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
【0012】
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る照明システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。図1に示されるように、照明システム10は、複数の照明器具20と、スケジューラ30と、情報端末40とを備える。なお、照明システム10は、少なくとも1つの照明器具20を備えればよい。
【0013】
照明システム10において、複数の照明器具20、及び、スケジューラ30のそれぞれは無線通信機能を有し、複数の照明器具20、及び、スケジューラ30は、無線メッシュネットワーク(以下、単にメッシュネットワークとも記載される)を構成する。図2は、メッシュネットワークを概念的に示す図である。図2における丸印が1つの照明器具20またはスケジューラ30(言い換えれば、通信ノード)に相当する。メッシュネットワークにおいては、ある通信ノード(第1通信ノードとも記載される)からもう一つの通信ノード(第2通信ノードとも記載される)へ情報を伝送するときには、当該情報は、例えば、ルーティング方式で伝送されるが、フラッディング方式で伝送されてもよい。
【0014】
スケジューラ30には、複数の照明器具20を制御するためのスケジュールが記憶され、スケジューラ30は、スケジュールに応じて複数の照明器具20を点灯、消灯、または、調光する。メッシュネットワークを通じて伝送される情報は、例えば、スケジューラ30が、複数の照明器具20を点灯、消灯、または、調光するための制御情報である。
【0015】
まず、照明器具20について説明する。照明器具20は、室内空間の天井に設置されて、当該室内空間を照らすベースライトなどである。上述のように複数の照明器具20のそれぞれは無線通信機能を有し、複数の照明器具20はメッシュネットワークを構成する。なお、照明器具20の態様は、特に限定されるものではなく、シーリングライト、ダウンライト、または、スポットライト等であってもよい。照明器具20は、具体的には、無線通信部21と、光源22とを備える。
【0016】
無線通信部21は、照明器具20が他の照明器具20、スケジューラ30、及び、情報端末40と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。無線通信部21は、具体的には、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)またはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
【0017】
光源22は、照明器具20が室内空間を照らすために室内空間へ白色光を照射する。光源22は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子によって実現されるが、半導体レーザ、有機EL(Electro-Luminescence)、または、無機EL等の他の発光素子によって実現されてもよい。
【0018】
次に、スケジューラ30について説明する。スケジューラ30は、スケジューラ30に登録されたスケジュールにしたがって複数の照明器具20を点灯、消灯、または調光する照明コントローラである。スケジューラ30は、スケジュールコントローラなどと言い換えることができる。スケジューラ30は、無線通信部31と、制御部32と、記憶部33とを備える。
【0019】
無線通信部31は、スケジューラ30が複数の照明器具20、及び、情報端末40と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。無線通信部31は、具体的には、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)またはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
【0020】
制御部32は、記憶部33に記憶(登録)されたスケジュールにしたがって、複数の照明器具20を制御する。制御部32は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。制御部32の機能は、制御部32を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどのハードウェアが記憶部33に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
【0021】
記憶部33は、上述のスケジュール、及び、制御部32が実行するコンピュータプログラム等の情報が記憶される記憶装置である。記憶部33は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
【0022】
次に、情報端末40について説明する。情報端末40は、スケジューラ30に複数の照明器具20を制御するためのスケジュールを設定するための設定動作を行う情報端末である。情報端末40は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、またはPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末である。また、情報端末40は、照明システム10において用いられる専用のリモートコントローラであってもよい。情報端末40は、スケジュールの設定作業を行うユーザによって使用される。ここでのユーザは、例えば、複数の照明器具20の天井への設置作業を行った設置者であるが、設置者以外の他のユーザであってもよい。情報端末40は、具体的には、操作受付部41と、表示部42と、無線通信部43と、情報処理部44と、記憶部45とを備える。
【0023】
操作受付部41は、ユーザの操作を受け付ける。操作受付部41は、具体的には、タッチパネルなどによって実現される。
【0024】
表示部42は、上記設定作業のために必要な画像を表示する。表示部42は、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
【0025】
無線通信部43は、情報端末40が複数の照明器具20及びスケジューラ30のそれぞれと無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。無線通信部43は、具体的には、BLEまたはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
【0026】
情報処理部44は、操作受付部41によって受け付けられたユーザの操作に応じてスケジュールの設定動作、複数の照明器具20の制御、及び、トップ画面などの画面の表示に関する情報処理を行う。情報処理部44は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。情報処理部44の機能は、情報処理部44を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどのハードウェアが記憶部45に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
【0027】
記憶部45は、情報処理部44が実行するコンピュータプログラム等の設定動作に関する情報処理に必要な情報が記憶される記憶装置である。記憶部45に記憶されるコンピュータプログラムには、照明器具20に関する所定のアプリケーションプログラム(以下、単に所定のアプリとも記載される)が含まれる。所定のアプリは、具体的には、後述のスケジュールの設定動作の実行、複数の照明器具20の制御、及び、トップ画面などの画面の表示に用いられる。記憶部45は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
【0028】
[スケジュールの設定動作]
次に、スケジューラ30へのスケジュールの設定動作について説明する。図3は、スケジュールの設定動作のシーケンス図である。
【0029】
まず、情報端末40の操作受付部41は、シーンを登録するための操作をユーザから受け付け、情報処理部44は、受け付けられた操作に基づいて、シーンを記憶部45に記憶(登録)する(S11)。シーンは、例えば、照明器具20へ指示する調光率、及び、色温度のなどの照明パラメータの少なくとも1つによって規定される。また、シーンには、シーン1及びシーン2などの名称が付与される。ステップS11においては、1つ以上のシーンが記憶部45に記憶(登録)される。
【0030】
次に、情報端末40の操作受付部41は、スケジュールを登録するための操作をユーザから受け付け、情報処理部44は、受け付けられた操作に基づいて、スケジュールを記憶部45に記憶(登録)する(S12)。図4は、スケジュールの登録、及び、設定の際に、表示部42に表示される画面の一例を示す図である。
【0031】
スケジュールは、1日(例えば、0:00~24:00)を複数の期間に分割し、複数の期間のそれぞれにシーンを割り当てることによって作成される。複数の期間のそれぞれには、フェード時間を指定することができる。例えば、フェード時間がt秒に指定されると、シーンの開始時にt秒間フェードイン処理が行われ、シーンの終了時にt秒間フェードアウト処理が行われる。スケジュールには、スケジュール1及びスケジュール2などの名称が付与される。ステップS12においては、1つ以上のスケジュールが記憶部45に記憶(登録)される。
【0032】
次に、情報端末40の操作受付部41は、スケジュールを設定するための操作をユーザから受け付け、情報処理部44は、受け付けられた操作に基づいて、設定情報を記憶部45に記憶し(S13)、かつ、スケジュールの設定情報をスケジューラ30へ送信する(S14)。スケジュールを設定するための操作は、例えば、日付(年月日)とその日付に実行したいスケジュールとを選択する操作と、図4の右上の設定送信アイコン42aへのタップ操作とを含む。設定情報は、ユーザによって選択された日付と、選択されたスケジュールとを対応付けた情報である。情報処理部44は、例えば、スケジューラ30と無線通信部43を通信接続し、スケジューラ30と個別通信を行うことで設定要求をスケジューラ30へ送信する。
【0033】
スケジューラ30の無線通信部31は、設定情報を受信する。制御部32は、受信した設定情報を記憶部33に記憶する。これにより、スケジューラ30にスケジュールが設定される(S15)。なお、スケジュールは、例えば、施設内のエリアごとに設定することができる。
【0034】
スケジュールが設定された結果、制御部32は、当該設定情報を参照することにより、当該設定情報が示すスケジュールにしたがって複数の照明器具20を制御する。制御部32(無線通信部31)は、具体的には、メッシュネットワークを通じて複数の照明器具20へ制御情報を送信することにより、複数の照明器具20を制御することができる。
【0035】
なお、ステップS13において、情報処理部44は、複数の照明器具20のうちの1台と無線通信部43を通信接続し、メッシュネットワークを通じてスケジューラ30へ設定情報を送信してもよい。
【0036】
[トップ画面]
一般的には、ユーザは、現在どのようなスケジュールが設定されているかを、図4の登録及び設定画面などから確認することができる。これに対し、照明システム10においては、トップ画面において、現在どのようなスケジュールが設定されているかを表示する。図5は、トップ画面の一例を示す図である。
【0037】
トップ画面は、情報処理部44により表示部42に表示される画面である。図5に示されるように、トップ画面には、エリアタブ42b、シーンアイコン42c、消灯アイコン42d、スケジュール復帰アイコン42e、カレンダー42f、及び、スケジュール一覧42gが表示される。
【0038】
エリアタブ42bは、情報端末40によって制御可能な全エリアのうち対象のエリアを選択するためのタブである。エリアタブ42bには、「中会議室1」及び「リフレッシュ1」などのエリアの名称が付与されている。
【0039】
シーンアイコン42cは、対象のエリアに設置された複数の照明器具20に手動でシーンを再生させるためのアイコンである。図5のトップ画面においては、「Sc1:集中」、「Sc2:会議」、「Sc3:コミュニケーション」、及び、「Sc4:リフレッシュ集中」の4つのシーンアイコン42cが表示されている。
【0040】
消灯アイコン42dは、対象のエリアに設置された複数の照明器具20を手動で一斉に消灯させるためのアイコンである。
【0041】
スケジュール復帰アイコン42eは、対象のエリアに設置された複数の照明器具20にシーンを再生させた状態(シーンアイコン42cを選択した状態)、及び、当該複数の照明器具20を一斉消灯した状態(消灯アイコン42dを選択した状態)を当該複数の照明器具20がスケジュールにしたがって制御されている状態に復帰させるためのアイコンである。
【0042】
カレンダー42fは、ユーザが日付を選択するためのカレンダーである。カレンダー42fにおいては、選択中の日付(黒丸)と、今日の日付(白丸)とが表示される。
【0043】
スケジュール一覧42gには、カレンダー42fにおいて選択した日付から4日分のスケジュールが表示される。スケジュール一覧42gには、カレンダー42fにおいて選択した日付からn日分のスケジュールが表示されればよい。言い換えれば、スケジュール一覧42gにおいては、設定済みのスケジュールがn日分同時に表示されればよい。nは、例えば、1以上の整数であるが、2以上の整数であってもよい。なお、情報処理部44は、ステップS13において記憶部45に記憶した設定情報を参照することで、スケジュール一覧42gを表示することができる。
【0044】
なお、トップ画面の左上部には、点灯アイコン42h、消灯アイコン42i、スケジュール復帰アイコン42j、及び、設定アイコン42kが表示されている。
【0045】
点灯アイコン42hは、全エリアに設置された複数の照明器具20を手動で一斉に点灯させるためのアイコンである。
【0046】
消灯アイコン42iは、全エリアに設置された複数の照明器具20を手動で一斉に消灯させるためのアイコンである。
【0047】
スケジュール復帰アイコン42jは、全エリアに設置された複数の照明器具20を一斉点灯した状態(点灯アイコン42hを選択した状態)、及び、当該複数の照明器具20を一斉消灯した状態(消灯アイコン42iを選択した状態)を当該複数の照明器具20がスケジュールにしたがって制御されている状態に復帰させるためのアイコンである。
【0048】
設定アイコン42kは、図4の登録及び設定画面などを表示するためのアイコンである。
【0049】
なお、トップ画面とは、上述の所定のアプリが起動された後、最初に照明器具20に関する情報が表示される画面である。図6は、トップ画面に遷移するための画面遷移の一例を示す図である。
【0050】
所定のアプリが起動されると、メーカロゴマークなどを含むスプラッシュ画面が表示された後(図6の(a))、ログイン画面が表示され(図6の(b))、ログイン画面が表示された直後にトップ画面(図5)が表示される。トップ画面には、照明器具20に関する情報(消灯アイコン42dなど)が含まれているが、スプラッシュ画面、及び、ログイン画面には、照明器具20に関する情報は含まれていない。つまり、トップ画面は、所定のアプリが起動された後、最初に照明器具20に関する情報が表示される画面であるといえる。ログイン画面の表示(ログイン情報の入力操作)が省略される場合には、トップ画面は、所定のアプリが起動された後に、ユーザが特段の操作を行わなくても表示される画面であるといえる。
【0051】
なお、トップ画面は、シーンアイコン42c、消灯アイコン42d、スケジュール復帰アイコン42e、点灯アイコン42h、消灯アイコン42i、及び、スケジュール復帰アイコン42jなどを含んでいることから、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける画面でもある。トップ画面は、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける画面ではなくてもよい。
【0052】
このように、トップ画面にスケジュール一覧42g(設定済みの少なくとも1つのスケジュール)が表示されれば、ユーザは、所定のアプリを起動してから比較的短い期間の経過後に、現在どのようなスケジュールが設定されているかを把握することができる。つまり、ユーザの利便性が向上される。
【0053】
なお、設定済みのスケジュールがトップ画面に表示されることは必須ではない。設定済みのスケジュールは、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面であって、トップ画面ではない制御画面に表示されてもよい。
【0054】
このように、制御画面にスケジュール一覧42g(設定済みの少なくとも1つのスケジュール)が表示されれば、ユーザは、照明器具20の制御を行う際に、現在どのようなスケジュールが設定されているかを把握した上で制御を行うことができる。つまり、ユーザの利便性が向上される。
【0055】
[トップ画面における設定済みのスケジュールの変更]
一般的には、設定済みのスケジュールを他のスケジュールに変更するときには、ユーザは、図4の登録及び設定画面を表示する必要がある。これに対し、照明システム10においては、トップ画面からも設定済みのスケジュールの変更が可能である。
【0056】
図5のトップ画面のスケジュール一覧42gにおいて、スケジュール名の右横のプルダウンアイコン42lが操作されると、登録済みの1以上のスケジュールの名称が一覧表示される。図7は、登録済みの1以上のスケジュールの名称が一覧表示されているトップ画面の一例を示す図である。ユーザは、登録済みの1以上のスケジュールの名称の1つを選択することで、設定済みのスケジュールを他の(登録済みの)スケジュールに変更することができる。
【0057】
このように、情報端末40(情報処理部44)は、設定済みのスケジュール(スケジュール一覧42g)がトップ画面に表示されているときに、トップ画面を表示したまま、設定済みのスケジュールを他のスケジュールに変更する。これにより、ユーザは、図4の登録及び設定画面に画面遷移するための操作(設定アイコン42kへの操作など)を省略して、設定済みのスケジュールを変更することができる。つまり、ユーザの利便性が向上される。
【0058】
なお、設定済みのスケジュールが、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面であって、トップ画面ではない制御画面に表示される場合、制御画面を表示したまま、設定済みのスケジュールを他のスケジュールに変更することができる構成が採用されてもよい。これにより、ユーザは、照明器具20の制御を行う際に、設定済みのスケジュールを他のスケジュールに変更することができる。つまり、ユーザの利便性が向上される。
【0059】
[トップ画面における設定済みのスケジュールの編集]
また、トップ画面においては、設定済みのスケジュールの変更に代えて、または、設定済みのスケジュールの変更に加えて、設定済みのスケジュールの編集が可能であってもよい。設定済みのスケジュールの編集とは、設定済みのスケジュールに含まれるシーンの変更、及び、フェード時間の変更などを意味する。
【0060】
この場合、情報端末40(情報処理部44)は、設定済みのスケジュール(スケジュール一覧42g)がトップ画面に表示されているときに、トップ画面を表示したまま、設定済みのスケジュールを編集する。これにより、ユーザは、図4の登録及び設定画面に画面遷移するための操作(設定アイコン42kへの操作など)を省略して、設定済みのスケジュールを編集することができる。つまり、ユーザの利便性が向上される。
【0061】
なお、設定済みのスケジュールが、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面であって、トップ画面ではない制御画面に表示される場合、制御画面を表示したまま、設定済みのスケジュールを編集することができる構成が採用されてもよい。ユーザは、照明器具20の制御を行う際に、設定済みのスケジュールを編集することができる。つまり、ユーザの利便性が向上される。
【0062】
[変形例]
上記実施の形態では、スケジューラ30、及び、複数の照明器具20は、メッシュネットワークを構成した。しかしながら、スケジューラ30は、複数の照明器具20のそれぞれへ設定済みのスケジュールにしたがって制御情報を送信できればよく、スケジューラ30、及び、複数の照明器具20がメッシュネットワークを構成することは必須ではない。
【0063】
また、上記実施の形態では、情報端末40の情報処理部44は、記憶部45に記憶された情報を参照することにより、表示部42に画面を表示した。しかしながら、情報端末40は、インターネット及び移動体通信ネットワークなどを通じてWebサーバ(クラウドサーバ)と通信する通信部を備え、Webサーバと通信することで表示部42に画面を表示してもよい。
【0064】
また、上記実施の形態においては、メッシュネットワークは、複数の照明器具20、及び、スケジューラ30によって構成されたが、メッシュネットワークは、複数の照明器具20、スケジューラ30、及び、情報端末40によって構成されてもよい。つまり、情報端末40がメッシュネットワークに参入してもよい。また、メッシュネットワークは、複数の他のデバイス(照明器具20ではないデバイス)によって構成されてもよい。メッシュネットワークは、複数の照明器具20に加えて、他のデバイスを含んでよい。
【0065】
上記他のデバイスとしては、ユーザが照明器具20を制御するために操作する照明用リモートコントローラ、及び、AC(Alternating Current)リレーなどが例示される。なお、ACリレーとは、例えば、当該ACリレーに取り付けられた照明器具への交流電力の供給をオン及びオフすることにより、当該照明器具を点灯及び消灯することができる装置である。ACリレーは、配線ダクトに取り付けられ、配線ダクトへの交流電力の供給をオン及びオフすることにより、当該配線ダクトに取り付けられた照明器具を点灯及び消灯することができる装置であってもよい。
【0066】
また、上記他のデバイスは、空気調和機、換気装置、カメラ、人感センサ、または、環境センサなどの照明に直接的に関連しないデバイスであってもよい。なお、環境センサには、温度センサ、湿度センサ、二酸化炭素濃度センサ、及び、PM(Particle Matter)センサなどが含まれる。
【0067】
[効果等]
以下、本明細書の開示内容から得られる発明を例示し、当該発明から得られる効果等について説明する。
【0068】
発明1は、情報端末40によって実行される表示方法であって、照明器具20を制御するためのスケジュールを設定する設定ステップS13~S15と、設定済みのスケジュールを、情報端末40が照明器具20に関する所定のプログラムを起動した後、最初に照明器具20に関する情報が表示されるトップ画面、または、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示ステップとを含む、表示方法である。
【0069】
このような表示方法は、トップ画面、または、制御画面に設定済みのスケジュールを表示することで、ユーザが照明器具20の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。言い換えれば、ユーザの利便性を向上することができる。
【0070】
発明2は、表示ステップにおいては、設定済みのスケジュールをトップ画面に表示し、トップ画面は、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける画面でもある、発明1の表示方法である。
【0071】
このような表示方法は、照明器具20の制御が可能なトップ画面に設定済みのスケジュールを表示することで、ユーザが照明器具20の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。
【0072】
発明3は、表示方法は、さらに、設定済みのスケジュールがトップ画面または制御画面に表示されているときに、トップ画面または制御画面を表示したまま、設定済みのスケジュールを他のスケジュールに変更するスケジュール変更ステップを含む、発明1または2の表示方法である。
【0073】
このような表示方法は、ユーザが設定済みのスケジュールを他のスケジュールに変更することを支援することができる。
【0074】
発明4は、表示方法は、さらに、設定済みのスケジュールがトップ画面または制御画面に表示されているときに、トップ画面または制御画面を表示したまま、設定済みのスケジュールを編集するスケジュール編集ステップを含む、発明1~3のいずれかの表示方法である。
【0075】
このような表示方法は、ユーザが設定済みのスケジュールを編集することを支援することができる。
【0076】
発明5は、表示ステップにおいては、設定済みのスケジュールがn日分(nは2以上の整数)、同時に表示される、発明1~4のいずれかの表示方法である。
【0077】
このような表示方法は、n日分の設定済みのスケジュールをトップ画面または制御画面に表示することで、ユーザが照明器具20の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。
【0078】
発明6は、設定ステップにおいては、スケジュールをスケジューラ30に設定し、スケジューラ30は、メッシュネットワークを通じて照明器具20へ制御情報を送信することにより、設定済みのスケジュールにしたがって照明器具20を制御する、発明1~5のいずれかの表示方法である。
【0079】
このような表示方法は、トップ画面、または、制御画面に、スケジューラ30に対して設定されたスケジュールを表示することで、ユーザが照明器具20の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。
【0080】
発明7は、発明1~6のいずれかの表示方法を情報端末40に実行させるための、所定のプログラムに相当するプログラムである。
【0081】
このようなプログラムによれば、情報端末40は、トップ画面、または、制御画面に設定済みのスケジュールを表示することで、ユーザが照明器具20の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。
【0082】
発明8は、照明器具20を制御するためのスケジュールを設定する情報処理部44と、設定済みのスケジュールを、情報処理部44が照明器具20に関する所定のプログラムを起動した後、最初に照明器具20に関する情報が表示されるトップ画面、または、照明器具20を制御するためのユーザの操作を受け付ける制御画面に表示する表示部42とを備える、情報端末40である。
【0083】
このような情報端末40は、トップ画面、または、制御画面に設定済みのスケジュールを表示することで、ユーザが照明器具20の制御に関するスケジュールを把握することを支援することができる。
【0084】
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0085】
例えば、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
【0086】
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0087】
また、制御部などの構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、制御部などの構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0088】
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0089】
例えば、本発明は、上記実施の形態の照明システムまたは情報端末として実現されてもよいし、情報端末が実行する方法(表示方法など)として実現されてもよい。本発明は、このような方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。このようなプログラムには、汎用の情報端末などのコンピュータを、上記実施の形態の情報端末として機能させるためのアプリケーションプログラム(上述の所定のアプリなど)が含まれる。
【0090】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0091】
10 照明システム
20 照明器具
21、31、43 無線通信部
22 光源
30 スケジューラ
32 制御部
33、45 記憶部
40 情報端末
41 操作受付部
42 表示部
42a 設定送信アイコン
42b エリアタブ
42c シーンアイコン
42d、42i 消灯アイコン
42e、42j スケジュール復帰アイコン
42f カレンダー
42g スケジュール一覧
42h 点灯アイコン
42k 設定アイコン
42l プルダウンアイコン
44 情報処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7