(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175258
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】文面編集装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0203 20230101AFI20241211BHJP
G06Q 30/0241 20230101ALI20241211BHJP
【FI】
G06Q30/0203
G06Q30/0241 444
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092899
(22)【出願日】2023-06-06
(71)【出願人】
【識別番号】522349904
【氏名又は名称】シーアンドアールエム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100153268
【弁理士】
【氏名又は名称】吉原 朋重
(72)【発明者】
【氏名】小林 武嗣
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB02
5L030BB08
5L049BB02
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】
事業者の管理下に複数の商品・サービス提供部門があり、その事業者から顧客へアンケートや広告を通知する場合、通知文書の軽量化及び焦点の明確化を図る。
【解決手段】
一のユーザーに関する所定の項目及び該所定の項目における項目値の組み合わせを利用履歴記憶手段から抽出する利用履歴抽出手段と、所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせに関連付けられる部品文書識別情報を抽出規則記憶手段から抽出する識別情報抽出手段と、識別情報抽出手段によって抽出される部品文書識別情報に関連付けられる部品文書を部品文書記憶手段から抽出する部品文書抽出手段と、部品文書抽出手段によって抽出される部品文書に基づいて、一のユーザーに対するアンケート又は広告を生成する文書生成手段と、を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一の事業者の管理下にある複数の商品・サービス提供部門それぞれに関するアンケート・広告の一部を構成する部品文書と、各前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、を関連付けて記憶する部品文書記憶手段と、
各前記商品・サービス提供部門におけるユーザーの利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、
前記利用履歴の構成情報のうち一の項目及び前記一の項目における項目値の組み合わせと、前記部品文書識別情報と、が関連付けて記憶される抽出規則記憶手段と、
一のユーザーに関する所定の項目及び該所定の項目における項目値の組み合わせを前記利用履歴記憶手段から抽出する利用履歴抽出手段と、
前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせに関連付けられる前記部品文書識別情報を前記抽出規則記憶手段から抽出する識別情報抽出手段と、
前記識別情報抽出手段によって抽出される前記部品文書識別情報に関連付けられる前記部品文書を前記部品文書記憶手段から抽出する部品文書抽出手段と、
前記部品文書抽出手段によって抽出される前記部品文書に基づいて、前記一のユーザーに対するアンケート又は広告を生成する文書生成手段と、を有することを特徴とする文面編集装置。
【請求項2】
前記部品文書抽出手段によって複数の前記部品文書が抽出される場合、前記文書生成手段が、抽出された複数の前記部品文書を連結することによって、前記一のユーザーに対するアンケート又は広告を生成することを特徴とする請求項1に記載の文面編集装置。
【請求項3】
前記抽出規則記憶手段において、前記ユーザーが利用した前記商品・サービス提供部門を特定する情報と、前記ユーザーが利用した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、が関連付けて記憶され、
前記利用履歴抽出手段が、前記一のユーザーが利用した前記商品・サービス提供部門を特定する前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせを抽出し、
前記識別情報抽出手段が、前記一のユーザーが利用した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の文面編集装置。
【請求項4】
前記抽出規則記憶手段において、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した前記商品・サービス提供部門を特定する情報と、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、が関連付けて記憶され、
前記利用履歴抽出手段が、前記一のユーザーが前記予約用WEBサイトで検索した商品・サービス提供部門を特定する前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせを抽出し、
前記識別情報抽出手段が、前記一のユーザーが予約用WEBサイトで検索した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の文面編集装置。
【請求項5】
前記抽出規則記憶手段において、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する前記商品・サービス提供部門を特定する情報と、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、が関連付けて記憶され、
前記利用履歴抽出手段が、前記一のユーザーが前記予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門を特定する前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせを抽出し、
前記識別情報抽出手段が、前記一のユーザーが予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の文面編集装置。
【請求項6】
一の事業者の管理下にある複数の商品・サービス提供部門それぞれに関するアンケート・広告の一部を構成する部品文書と、各前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、を関連付けて記憶する部品文書記憶手段と、各前記商品・サービス提供部門におけるユーザーの利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、前記利用履歴の構成情報のうち一の項目及び前記一の項目における項目値の組み合わせと、前記部品文書識別情報と、が関連付けて記憶される抽出規則記憶手段と、を備えるコンピューターにおいて、
利用履歴抽出手段が、一のユーザーに関する所定の項目及び該所定の項目における項目値の組み合わせを前記利用履歴記憶手段から抽出するステップと、
識別情報抽出手段が、前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせに関連付けられる前記部品文書識別情報を前記抽出規則記憶手段から抽出するステップと、
部品文書抽出手段が、前記識別情報抽出手段によって抽出される前記部品文書識別情報に関連付けられる前記部品文書を前記部品文書記憶手段から抽出するステップと、
文書生成手段が、前記部品文書抽出手段によって抽出される前記部品文書に基づいて、前記一のユーザーに対するアンケート又は広告を生成するステップと、を含む文面編集方法。
【請求項7】
前記部品文書抽出手段によって複数の前記部品文書が抽出される場合、前記文書生成手段が、抽出された複数の前記部品文書を連結することによって、前記一のユーザーに対するアンケート又は広告を生成することを特徴とする請求項6に記載の文面編集方法。
【請求項8】
前記抽出規則記憶手段において、前記ユーザーが利用した前記商品・サービス提供部門を特定する情報と、前記ユーザーが利用した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、が関連付けて記憶され、
前記利用履歴抽出手段が、前記一のユーザーが利用した前記商品・サービス提供部門を特定する前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせを抽出し、
前記識別情報抽出手段が、前記一のユーザーが利用した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報を抽出することを特徴とする請求項6に記載の文面編集方法。
【請求項9】
前記抽出規則記憶手段において、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した前記商品・サービス提供部門を特定する情報と、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、が関連付けて記憶され、
前記利用履歴抽出手段が、前記一のユーザーが前記予約用WEBサイトで検索した商品・サービス提供部門を特定する前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせを抽出し、
前記識別情報抽出手段が、前記一のユーザーが予約用WEBサイトで検索した商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報を抽出することを特徴とする請求項6に記載の文面編集方法。
【請求項10】
前記抽出規則記憶手段において、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する前記商品・サービス提供部門を特定する情報と、前記ユーザーが予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、が関連付けて記憶され、
前記利用履歴抽出手段が、前記一のユーザーが前記予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門を特定する前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせを抽出し、
前記識別情報抽出手段が、前記一のユーザーが予約用WEBサイトで検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門に関する前記部品文書を識別する部品文書識別情報を抽出することを特徴とする請求項6に記載の文面編集方法。
【請求項11】
コンピューターに、請求項6乃至10の何れか一に記載の方法を実行させるための文面編集プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
アンケートや広告を作成するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ショッピングセンターやリゾート施設のように、一つの事業体が複数の商品・サービス提供部門を統括的に管理する事業形態がある。そのような事業体が顧客に対しアンケートや広告を提供するとき、管理対象の部門全てに関するアンケートや広告を提供することになってしまう。
【0003】
上記のような場合、顧客に送付するアンケートや広告が長大なものとなり、また、受け取った顧客が利用していない部門に関係する又は興味のないアンケートや広告が多く含まれることとなり、通知する文書の顧客訴求力が低下する。
【0004】
一方で従来、文書編集に関する技術的提案は幾つも有り、例えば、特許文献1では、配信する情報の内容やレイアウトを、情報の閲覧者や配信時期に応じて変化させることができる情報配信装置が提案され、特許文献2では、各受信者に対応じた電子メールを送信できる電子メールの送信方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開第4023750号公報
【特許文献2】特開2003-099366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような従来技術では、複数の店舗・支店・サービス提供部門等がある比較的大きな施設において、その統括部門からアンケート文・広告文を提供するとき、提供文書の軽量化・焦点の明確化を図ることができないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明では、上記問題点に鑑み、事業者の管理下に複数の商品・サービス提供部門があり、その事業者から顧客へアンケートや広告を通知する場合、通知文書の軽量化及び焦点の明確化を図る文面編集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示する文面編集装置の一形態は、一の事業者の管理下にある複数の商品・サービス提供部門それぞれに関するアンケート・広告の一部を構成する部品文書と、各前記部品文書を識別する部品文書識別情報と、を関連付けて記憶する部品文書記憶手段と、各前記商品・サービス提供部門におけるユーザーの利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、前記利用履歴の構成情報のうち一の項目及び前記一の項目における項目値の組み合わせと、前記部品文書識別情報と、が関連付けて記憶される抽出規則記憶手段と、一のユーザーに関する所定の項目及び該所定の項目における項目値の組み合わせを前記利用履歴記憶手段から抽出する利用履歴抽出手段と、前記所定の項目及び所定の項目における項目値の組み合わせに関連付けられる前記部品文書識別情報を前記抽出規則記憶手段から抽出する識別情報抽出手段と、前記識別情報抽出手段によって抽出される前記部品文書識別情報に関連付けられる前記部品文書を前記部品文書記憶手段から抽出する部品文書抽出手段と、前記部品文書抽出手段によって抽出される前記部品文書に基づいて、前記一のユーザーに対するアンケート又は広告を生成する文書生成手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
開示する文面編集装置は、事業者の管理下に複数の商品・サービス提供部門があり、その事業者から顧客へアンケートや広告を通知する場合、通知文書の軽量化及び焦点の明確化を図る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施の形態に係る文面編集装置の概要を説明する図である。
【
図2】本実施の形態に係る文面編集装置の機能ブロック図である。
【
図3】本実施の形態に係る利用履歴記憶手段の一例を示す図である。
【
図4】本実施の形態に係る利用履歴記憶手段の一例を示す図である。
【
図5】本実施の形態に係る利用履歴記憶手段の一例を示す図である。
【
図6】本実施の形態に係る部品文書記憶手段の一例を示す図である。
【
図7】本実施の形態に係る文書生成手段の一例を示す図である。
【
図8】本実施の形態に係る文書生成手段の一例を示す図である。
【
図9】本実施の形態に係る文面編集装置のハードウエア構成例を示す図である。
【
図10】本実施の形態に係る文面編集装置による処理例の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る文面編集装置の動作原理)
【0012】
図1乃至8を用いて、本実施の形態に係る文面編集装置(以下、単に「本装置」という。)100の動作原理について説明する。
図1は、本装置100の接続関係を示す図である。
【0013】
図1で示すように、本装置100は、通信ネットワーク340を介して、ユーザー270が操作するユーザー端末330と接続される。通信ネットワーク340は、有線通信ネットワークであっても良く、無線通信ネットワークであっても良い。ユーザー270は、本装置100を管理する事業者210(又は事業者210の管理下にある複数の商品・サービス提供部門220)の顧客又は見込み客である。なお、商品・サービス提供部門220は、ホテル、飲食店であることが好適であるが、物販その他の業種であっても良い。
【0014】
事業者210は、その管理下に、複数の店舗・支店・サービス提供部門220を有する。従来、事業者210が複数の店舗・支店・サービス提供部門220に関するアンケート230や広告240をユーザー270に提供するとき、一つの提供物230、240の中に、管理下にある全ての店舗・支店・サービス提供部門220に関するものを提供することがあった。その場合、提供物230、240は、ユーザー270が利用していないか又は興味のない、長大な告知文やアンケートになってしまうおそれがある。
【0015】
そこで、本装置100は、管理下にある商品・サービス提供部門220におけるユーザー270の利用履歴280を分析し、分析結果として利用実績がある又は興味を有する商品・サービス提供部門220に関するアンケート230、広告240を生成する。そうすることによって、本装置100は、事業者210の管理下に複数の商品・サービス提供部門220があり、その事業者210から顧客270へアンケート230や広告240を通知する場合、通知文書230、240の簡素化及び焦点の明確化を図る。
【0016】
図2は、本装置100の機能ブロック図であり、
図3乃至8は、本装置100が有する各手段の処理内容を説明するための図である。
図2で示すように、本装置100は、部品文書記憶手段110、利用履歴記憶手段120、抽出規則記憶手段130、利用履歴抽出手段140、識別情報抽出手段150、部品文書抽出手段160、文書生成手段170を有する。
【0017】
利用履歴記憶手段130は、事業者210の管理下にある複数の商品・サービス提供部門220におけるユーザー270の利用履歴280を記憶する。
図3乃至5は、利用履歴記憶手段130の一例を示す図である。
【0018】
図3及び4で示すように、利用履歴記憶手段130は、例えば、チェックイン日(C/I)、チェックイン日(C/O)、商品・サービス提供部門220の識別情報(部門)、商品・サービス提供部門220の名称(部門名)、利用人数、宿泊施設における部屋の形式・飲食店のテーブル番号、利用金額、食事の金額(FOOD)、飲み物の金額(BEVERAGE)等を記憶する。
【0019】
また、
図5で示すように、利用履歴記憶手段130は、予約用WEBサイト320のログ情報(検索ログ)を記憶する形態であっても良い。利用履歴記憶手段130は、例えば、アクセスした日、検索したチェックイン日(検索C/I)、検索泊数、アクセス日からチェックイン予定日までの期間(リードタイム)、商品・サービス提供部門220の識別情報、商品・サービス提供部門220の名称(ホテル名)、利用人数、検索結果(検索)等を記憶する。
【0020】
なお、
図5の検索結果において、「条件無」は、検索したが何も見つからなかったことを示し(別の条件を提案すれば、予約になる可能性有)、「予約成立」は、宿泊予約が成立したことを示し、「参照のみ」は、ホテルのページは見たが予約成立前に離脱したことを示し、「不成立」は、検索したが予約は成立しなかったことをそれぞれ示している。
【0021】
部品文書記憶手段110は、事業者210の管理下にある複数の商品・サービス提供部門220それぞれに関するアンケート230・広告240の一部を構成する部品文書250と、部品文書250それぞれを識別する部品文書識別情報260と、を関連付けて記憶する。商品・サービス提供部門220は、例えば、ホテルチェーン210傘下のそれぞれのホテルであったり、ホテル内に入居するそれぞれの飲食店・物販店であったり、商業施設における飲食店・物販店であったりしても良く、これらに限定されるものではない。
【0022】
アンケート230・広告240は、それ自体で意味を成す、完成したアンケート文や広告文であるが、部品文書250は、アンケート230・広告240の構成要素(部品)であり、一般的に単体ではアンケート230・広告240の体を成さないものである。
【0023】
図6は、部品文書記憶手段110の一例を示す図である。
図6で示すように、部品文書記憶手段110は、例えば、アンケート230を形成するための構成要素を記憶し、部品文書識別情報260(コード)、部品文書識別情報260内での順序(順番)、部品文書250の説明(タイトル)、部品文書250(設問)、アンケート230の回答形式(回答タイプ)を関連付けて記憶する。部品文書記憶手段110は、アンケート230の先頭に配置する「HEADER」や、末尾に配置する「FOOTER」を記憶する形態としても良い。
【0024】
抽出規則記憶手段130は、利用履歴記憶手段130に記憶される利用履歴280における項目290及び項目290における項目値300の組み合わせ310と、部品文書識別情報260と、を関連付けて記憶する。抽出規則記憶手段130は、利用履歴280における項目290及び項目290における項目値300の組み合わせ310に基づく、部品文書250の抽出規則が記憶される。
【0025】
図3及び6で示すように、抽出規則記憶手段130は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」の組み合わせ310と、部品文書識別情報260(コード):「000」と、を関連付けて記憶する。また、抽出規則記憶手段130は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「012」の組み合わせ310と、部品文書識別情報260(コード):「012」と、を関連付けて記憶する。これらは、項目値300と部品文書識別情報260(コード)とが同一となる例である。
【0026】
抽出規則記憶手段130は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」(宿泊を表す)の組み合わせ310、かつ、項目290:「FOOD」及び項目290:「FOOD」における項目値300:「3,600」(数値有り)の組み合わせ310と、部品文書識別情報260(コード):「003」と、を関連付けて記憶する。
【0027】
なお、上記例では、宿泊したときの「FOOD有」は、朝食会場を利用したことを表しており、このように、事業者210は、組み合わせ310を適宜作成することによって、利用履歴280に基づく部品文書250の抽出規則を自由に生成することができる。つまり、事業者210は、利用履歴280の分析結果に基づいて、アンケート230、広告240の内容を自在に適切に定義することができる。
【0028】
抽出規則記憶手段130は、ユーザー270が利用した商品・サービス提供部門220を特定する情報と、ユーザー270が利用した商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260と、を関連付けて記憶する形態としても良い。
【0029】
抽出規則記憶手段130は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した商品・サービス提供部門220を特定する情報と、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260と、を関連付けて記憶する形態としても良い。
【0030】
抽出規則記憶手段130は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門220を特定する情報と、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260と、を関連付けて記憶する形態としても良い。
【0031】
利用履歴抽出手段140は、利用履歴記憶手段120に記憶される利用履歴280から、ユーザー270に関する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する。ここで、利用履歴抽出手段140が抽出する組み合わせ310は1つであっても良く、複数であっても良い。
【0032】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」の組み合わせ310や、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「012」の組み合わせ310を抽出する。
【0033】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」(宿泊を表す)の組み合わせ310と、項目290:「FOOD」及び項目290:「FOOD」における項目値300:「3,600」(数値有り)の組み合わせ310と、を抽出する。
【0034】
上記のように、利用履歴抽出手段140は、ユーザー270が利用した商品・サービス提供部門220を特定する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する形態としても良い。
【0035】
図5で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「102」(「仙台で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する。
【0036】
図5で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「103」(「東京で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する。
【0037】
図4及び5で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「ホテル」及び項目290:「ホテル」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」及び項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)「条件無」の組み合わせ310と、を抽出する。
【0038】
上記のように、利用履歴抽出手段140は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した商品・サービス提供部門220を特定する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する形態としても良い。
【0039】
上記のように、利用履歴抽出手段140は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門220を特定する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する形態としても良い。
【0040】
識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130に記憶される抽出規則に基づいて、利用履歴抽出手段140によって抽出された所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310に関連付けられる部品文書識別情報260を抽出する。
【0041】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」の組み合わせ310や、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「012」の組み合わせ310を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「000」や「012」を抽出する。
【0042】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」(宿泊を表す)の組み合わせ310と、項目290:「FOOD」及び項目290:「FOOD」における項目値300:「3,600」(数値有り)の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「003」を抽出する。
【0043】
上記のように、識別情報抽出手段150は、ユーザー270が利用した商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260を抽出する。
【0044】
図5で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「102」(「仙台で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「仙台」「朝食プラン」を抽出する。
【0045】
図5で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「103」(「東京で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「東京」「週末プラン」「二人用」を抽出する。
【0046】
図4及び5で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「ホテル」及び項目290:「ホテル」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」及び項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)「条件無」の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「札幌」「朝食プラン」を抽出する。
【0047】
上記のように、識別情報抽出手段150は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260を抽出する。
【0048】
また、上記のように、識別情報抽出手段150は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260を抽出する。
【0049】
部品文書抽出手段160は、部品文書記憶手段110に記憶される情報から、識別情報抽出手段150によって抽出される部品文書識別情報260に関連付けられる部品文書250を抽出する。
【0050】
図6で示すように、例えば、識別情報抽出手段150が、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「000」や「012」を抽出する場合、部品文書抽出手段160は、部品文書記憶手段110から、部品文書識別情報260(コード)が「000」や「012」に対応する部品文書250(タイトル、設問)を抽出する。
【0051】
また、
図6で示すように、例えば、識別情報抽出手段150が、部品文書識別情報260:「003」を抽出する場合、部品文書抽出手段160は、部品文書記憶手段110から、部品文書識別情報260(コード)が「003」に対応する部品文書250(タイトル、設問)を抽出する。
【0052】
文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される部品文書250に基づいて、ユーザー270に対するアンケート230又は広告240を生成する。部品文書抽出手段160によって複数の部品文書250が抽出される場合、文書生成手段170は、抽出された複数の部品文書250を連結することによって、ユーザー270に対するアンケート230又は広告240を生成する。
【0053】
図6で示すように、例えば、部品文書抽出手段160が、部品文書記憶手段110から、部品文書識別情報260(コード)が「000」「003」「012」に対応する部品文書250(タイトル、設問)を抽出する場合を想定する。
図7で示すように、このとき、文書生成手段170は、抽出された複数の部品文書250:「000」のアンケート項目、「003」のアンケート項目、「012」のアンケート項目を連結することによって、ユーザー270に対するアンケート230を生成する。なお、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出された部品文書250以外に、アンケート230に「HEADER」項目や「FOOTER」項目を挿入する形態としても良い。
【0054】
また、
図8(a)で示すように、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される「札幌」「朝食プラン」に関する部品文書250を連結して、ユーザー270に対する「札幌」のホテルに関する「朝食プラン」の広告240を生成する。
【0055】
また、
図8(b)で示すように、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される「東京」のホテルに「週末」宿泊の「二人用プラン」に関する部品文書250を連結して、ユーザー270に対する「東京」のホテルに関する「週末」宿泊の「二人用プラン」に関する広告240を生成する。
【0056】
また、
図8(c)で示すように、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される「仙台」「朝食プラン」に関する部品文書250を連結して、ユーザー270に対する「仙台」のホテルに関する「朝食プラン」の広告240を生成する形態であっても良い。
【0057】
なお、本装置100は、文書生成手段170によって生成したアンケート230又は広告240を、通信ネットワーク340を介して、ユーザー端末330に通知する。また、文書生成手段170によって生成したアンケート230又は広告240は、ユーザー270に、郵送物として届けられる形態としても良い。こうすることで、本装置100は、各ユーザー270の商品・サービス提供部門220における利用履歴280に基づいて、ユーザー270の興味に沿ったアンケート230や広告240を届けることができる。
【0058】
上記した動作原理に基づいて、本装置100は、事業者210の管理下に複数の商品・サービス提供部門220があり、その事業者210から顧客270へアンケート230や広告240を通知する場合、通知文書230、240の軽量化及び焦点の明確化を図る。
(本実施の形態に係る文面編集装置のハードウエア構成)
【0059】
図9を用いて、本装置100のハードウエア構成例について説明する。
図9は、本装置100のハードウエア構成の一例を示す図である。
図9で示すように、本装置100は、CPU(Central Processing Unit)410、ROM(Read-Only Memory)420、RAM(Random Access Memory)430、補助記憶装置440、通信I/F450、入力装置460、表示装置470、記録媒体I/F480を有する。
【0060】
CPU410は、ROM420に記憶されたプログラムを実行する装置であり、RAM430に展開(ロード)されたデータを、プログラムの命令に従って演算処理し、本装置100全体を制御する。ROM420は、CPU410が実行するプログラムやデータを記憶している。RAM430は、CPU410でROM420に記憶されたプログラムを実行する際に、実行するプログラムやデータが展開(ロード)され、演算の間、演算データを一時的に保持する。
【0061】
補助記憶装置440は、基本ソフトウエアであるOS(Operating System)や本実施の形態に係るアプリケーションプログラムなどを、関連するデータとともに記憶する装置である。補助記憶装置440は、例えば、部品文書記憶手段110、利用履歴記憶手段120、抽出規則記憶手段130を備え、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどである。
【0062】
通信I/F450は、有線・無線LAN(Local Area Network)、インターネットなどの通信ネットワーク340に接続し、通信機能を提供する他装置330とデータの授受を行うためのインターフェースである。
【0063】
入力装置460は、キーボードなど本装置100にデータ入力を行うための装置である。表示装置(出力装置)470は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される装置であり、本装置100が有する機能をユーザーが利用する際や各種設定を行う際のユーザーインターフェースとして機能する装置である。記録媒体I/F480は、CD-ROM、DVD-ROM、USBメモリなどの記録媒体490とデータの送受信を行うためのインターフェースである。
【0064】
本装置100が有する各手段は、CPU410が、ROM420又は補助記憶装置440に記憶された各手段に対応するプログラムを実行することにより実現される形態としても良い。また、本装置100が有する各手段は、当該各手段に関する処理をハードウエアとして実現される形態としても良い。また、通信I/F450を介して外部サーバー装置から本発明に係るプログラムを読み込ませたり、記録媒体I/F480を介して記録媒体490から本発明に係るプログラムを読み込ませたりして、本装置100に当該プログラムを実行させる形態としても良い。
(本実施の形態に係る文面編集装置による処理例)
図10を用いて、本装置100による処理例の流れについて説明する。
図10は、本装置100による処理例の流れを示すフローチャートである。
【0065】
S10で利用履歴抽出手段140が、利用履歴記憶手段120に記憶される利用履歴280から、ユーザー270に関する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する。ここで、利用履歴抽出手段140が抽出する組み合わせ310は1つであっても良く、複数であっても良い。
【0066】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」の組み合わせ310や、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「012」の組み合わせ310を抽出する。
【0067】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」(宿泊を表す)の組み合わせ310と、項目290:「FOOD」及び項目290:「FOOD」における項目値300:「3,600」(数値有り)の組み合わせ310と、を抽出する。
【0068】
上記のように、利用履歴抽出手段140は、ユーザー270が利用した商品・サービス提供部門220を特定する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する形態としても良い。
【0069】
また、
図5で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「102」(「仙台で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する。
【0070】
図5で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「103」(「東京で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する。
【0071】
図4及び5で示すように、利用履歴抽出手段140は、例えば、項目290:「ホテル」及び項目290:「ホテル」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」及び項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)「条件無」の組み合わせ310と、を抽出する。
【0072】
上記のように、利用履歴抽出手段140は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した商品・サービス提供部門220を特定する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する形態としても良い。
【0073】
上記のように、利用履歴抽出手段140は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門220を特定する所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310を抽出する形態としても良い。
【0074】
S20で識別情報抽出手段150が、抽出規則記憶手段130に記憶される抽出規則に基づいて、利用履歴抽出手段140によって抽出された所定の項目290及び所定の項目290における項目値300の組み合わせ310に関連付けられる部品文書識別情報260を抽出する。
【0075】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」の組み合わせ310や、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「012」の組み合わせ310を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「000」や「012」を抽出する。
【0076】
図3で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「部門」及び項目290:「部門」における項目値300:「000」(宿泊を表す)の組み合わせ310と、項目290:「FOOD」及び項目290:「FOOD」における項目値300:「3,600」(数値有り)の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「003」を抽出する。
【0077】
上記のように、識別情報抽出手段150は、ユーザー270が利用した商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260を抽出する。
【0078】
また、
図5で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「102」(「仙台で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「仙台」「朝食プラン」を抽出する。
【0079】
図5で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「検索ホテル」及び項目290:「検索ホテル」における項目値300:「103」(「東京で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「東京」「週末プラン」「二人用」を抽出する。
【0080】
図4及び5で示すように、利用履歴抽出手段140が、例えば、項目290:「ホテル」及び項目290:「ホテル」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)の組み合わせ310と、項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」及び項目290:「検索ホテル」「検索(結果)」における項目値300:「100」(「札幌で宿泊」を表す)「条件無」の組み合わせ310と、を抽出する場合を想定する。このとき、識別情報抽出手段150は、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「札幌」「朝食プラン」を抽出する。
【0081】
上記のように、識別情報抽出手段150は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260を抽出する。
【0082】
また、上記のように、識別情報抽出手段150は、ユーザー270が予約用WEBサイト320で検索した条件に部分一致する商品・サービス提供部門220に関する部品文書250を識別する部品文書識別情報260を抽出する。
【0083】
S30で部品文書抽出手段160が、部品文書記憶手段110に記憶される情報から、識別情報抽出手段150によって抽出される部品文書識別情報260に関連付けられる部品文書250を抽出する。
【0084】
図6で示すように、例えば、識別情報抽出手段150が、抽出規則記憶手段130から部品文書識別情報260:「000」や「012」を抽出する場合、部品文書抽出手段160は、部品文書記憶手段110から、部品文書識別情報260(コード)が「000」や「012」に対応する部品文書250(タイトル、設問)を抽出する。
【0085】
また、
図6で示すように、例えば、識別情報抽出手段150が、部品文書識別情報260:「003」を抽出する場合、部品文書抽出手段160は、部品文書記憶手段110から、部品文書識別情報260(コード)が「003」に対応する部品文書250(タイトル、設問)を抽出する。
【0086】
S40で文書生成手段170が、部品文書抽出手段160によって抽出される部品文書250に基づいて、ユーザー270に対するアンケート230又は広告240を生成する。部品文書抽出手段160によって複数の部品文書250が抽出される場合、文書生成手段170は、抽出された複数の部品文書250を連結することによって、ユーザー270に対するアンケート230又は広告240を生成する。
【0087】
図6で示すように、例えば、部品文書抽出手段160が、部品文書記憶手段110から、部品文書識別情報260(コード)が「000」「003」「012」に対応する部品文書250(タイトル、設問)を抽出する場合を想定する。
図7で示すように、このとき、文書生成手段170は、抽出された複数の部品文書250:「000」のアンケート項目、「003」のアンケート項目、「012」のアンケート項目を連結することによって、ユーザー270に対するアンケート230を生成する。なお、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出された部品文書250以外に、アンケート230に「HEADER」項目や「FOOTER」項目を挿入する形態としても良い。
【0088】
また、
図8(a)で示すように、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される「札幌」「朝食プラン」に関する部品文書250を連結して、ユーザー270に対する「札幌」のホテルに関する「朝食プラン」の広告240を生成する。
【0089】
また、
図8(b)で示すように、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される「東京」のホテルに「週末」宿泊の「二人用プラン」に関する部品文書250を連結して、ユーザー270に対する「東京」のホテルに関する「週末」宿泊の「二人用プラン」に関する広告240を生成する。
【0090】
また、
図8(c)で示すように、文書生成手段170は、部品文書抽出手段160によって抽出される「仙台」「朝食プラン」に関する部品文書250を連結して、ユーザー270に対する「仙台」のホテルに関する「朝食プラン」の広告240を生成する形態であっても良い。
【0091】
なお、本装置100は、文書生成手段170によって生成したアンケート230又は広告240を、通信ネットワーク340を介して、ユーザー端末330に通知する。また、文書生成手段170によって生成したアンケート230又は広告240は、ユーザー270に、郵送物として届けられる形態としても良い。こうすることで、本装置100は、各ユーザー270の商品・サービス提供部門220における利用履歴280に基づいて、ユーザー270の興味に沿ったアンケート230や広告240を届けることができる。
【0092】
上記のような処理を行うことによって、本装置100は、事業者210の管理下に複数の商品・サービス提供部門220があり、その事業者210から顧客270へアンケート230や広告240を通知する場合、通知文書230、240の軽量化及び焦点の明確化を図る。
【0093】
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0094】
100 文面編集装置
110 部品文書記憶手段
120 利用履歴記憶手段
130 抽出規則記憶手段
140 利用履歴抽出手段
150 識別情報抽出手段
160 部品文書抽出手段
170 文書生成手段
210 事業者
220 商品・サービス提供部門
230 アンケート
240 広告
250 部品文書
260 部品文書識別情報
270 ユーザー
280 利用履歴
290 利用履歴の項目
300 利用履歴の項目値
310 利用履歴における項目及び該項目における項目値の組み合わせ
320 予約用WEBサイト
330 ユーザー端末
340 通信ネットワーク
410 CPU
420 ROM
430 RAM
440 補助記憶装置
450 通信インターフェース
460 入力装置
470 出力装置
480 記録媒体インターフェース
490 記録媒体