(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175270
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】舗装用ブロック
(51)【国際特許分類】
E01C 5/06 20060101AFI20241211BHJP
【FI】
E01C5/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092919
(22)【出願日】2023-06-06
(71)【出願人】
【識別番号】399090972
【氏名又は名称】久保田セメント工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐伯 元彦
【テーマコード(参考)】
2D051
【Fターム(参考)】
2D051AF01
2D051AF02
2D051DA03
(57)【要約】
【課題】多様な敷設を行うことができる舗装用ブロックを提供する。
【解決手段】平面視の形状が、第1乃至第6辺11~16が時計回りに環状に連なる六角形である舗装用ブロック10である。第1辺11と第2辺12との間の内角、第2辺12と第3辺13との間の内角、第3辺13と第4辺14との間の内角、第4辺14と第5辺15との間の内角、第5辺15と第6辺16との間の内角及び第6辺16と第1辺11との間の内角を、それぞれθ
1、θ
2、θ
3、θ
4、θ
5及びθ
6とする。第1辺11の長さ、第2辺12の長さ、第3辺13の長さ、第4辺14の長さ、第5辺15の長さ及び第6辺16の長さを、それぞれL
1、L
2、L
3、L
4、L
5及びL
6とする。θ
1=90°であり、かつ、L
1=L
2=L
3=L
6及びL
4=L
5である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視の形状が、第1乃至第6辺が時計回りに環状に連なる六角形である舗装用ブロックであって、
前記第1辺と前記第2辺との間の内角、前記第2辺と前記第3辺との間の内角、前記第3辺と前記第4辺との間の内角、前記第4辺と前記第5辺との間の内角、前記第5辺と前記第6辺との間の内角及び前記第6辺と前記第1辺との間の内角を、それぞれθ1、θ2、θ3、θ4、θ5及びθ6とするとともに、前記第1辺の長さ、前記第2辺の長さ、前記第3辺の長さ、前記第4辺の長さ、前記第5辺の長さ及び前記第6辺の長さを、それぞれL1、L2、L3、L4、L5及びL6とするとき、
θ1=90°であり、かつ、L1=L2=L3=L6及びL4=L5である舗装用ブロック。
【請求項2】
請求項1に記載された舗装用ブロックにおいて、
θ2=θ6=120°である舗装用ブロック。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された舗装用ブロックにおいて、
θ3=θ5=135°である舗装用ブロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、舗装用ブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
地面に敷設される舗装用ブロックが広く知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、多様な敷設を行うことができる舗装用ブロックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、平面視の形状が、第1乃至第6辺が時計回りに環状に連なる六角形である舗装用ブロックであって、前記第1辺と前記第2辺との間の内角、前記第2辺と前記第3辺との間の内角、前記第3辺と前記第4辺との間の内角、前記第4辺と前記第5辺との間の内角、前記第5辺と前記第6辺との間の内角及び前記第6辺と前記第1辺との間の内角を、それぞれθ1、θ2、θ3、θ4、θ5及びθ6とするとともに、前記第1辺の長さ、前記第2辺の長さ、前記第3辺の長さ、前記第4辺の長さ、前記第5辺の長さ及び前記第6辺の長さを、それぞれL1、L2、L3、L4、L5及びL6とするとき、θ1=90°であり、かつ、L1=L2=L3=L6及びL4=L5である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、平面視の形状が、θ1=90°であり、かつ、L1=L2=L3=L6及びL4=L5の六角形であるので、単一で又は複数を組み合わせて用いることにより、多様な敷設を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】実施形態に係る舗装用ブロックの平面図である。
【
図2】実施形態に係る舗装用ブロックの第1の敷設構造を示す平面図である。
【
図3】実施形態に係る舗装用ブロックの第2の敷設構造を示す平面図である。
【
図4】実施形態に係る舗装用ブロックの第3の敷設構造を示す平面図である。
【
図5】実施形態に係る舗装用ブロックの第4の敷設構造を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【0010】
実施形態に係る舗装用ブロック10は、平面視の形状が、第1乃至第6辺11~16が時計回りに環状に連なる六角形の盤状に形成されている。舗装用ブロック10は、例えばセメントに骨材が混合されたセメント材料等で形成されている。
【0011】
実施形態に係る舗装用ブロック10では、第1辺11と第2辺12との間の内角、第2辺12と第3辺13との間の内角、第3辺13と第4辺14との間の内角、第4辺14と第5辺15との間の内角、第5辺15と第6辺16との間の内角及び第6辺16と第1辺11との間の内角を、それぞれθ1、θ2、θ3、θ4、θ5及びθ6とするとともに、第1辺11の長さ、第2辺12の長さ、第3辺13の長さ、第4辺14の長さ、第5辺15の長さ及び第6辺16の長さを、それぞれL1、L2、L3、L4、L5及びL6として、θ1=90°であり、かつ、L1=L2=L3=L6及びL4=L5である。
【0012】
実施形態に係る舗装用ブロック10によれば、平面視の形状が、θ1=90°で、かつ、L1=L2=L3=L6及びL4=L5の六角形であるので、単一で又は複数を組み合わせて用いることにより、多様な敷設を行うことができる。また、複数を組み合わせて用いた場合には、その対称性により審美的な意匠を得ることができる。
【0013】
第1乃至第6辺11~16の長さL1~L6については、L1=L2=L3=L6>L4=L5であることが好ましい。L1=L2=L3=L6は、例えば150mm以上200mm以下である。L4=L5は、例えば80mm以上120mmである。
【0014】
まず、実施形態に係る舗装用ブロック10は、単一の舗装用ブロック10だけを敷設して用いることができる。
【0015】
また、実施形態に係る舗装用ブロック10は、
図2に示すように、4枚の舗装用ブロック10をユニットとし、θ
1=90°の頂点を突き合わせたブロック敷設構造20を形成することができる。
【0016】
実施形態に係る舗装用ブロック10は、θ
2=θ
6=120°であれば、
図3に示すように、3枚の舗装用ブロック10をユニットとし、θ
6=120°の頂点を突き合わせたブロック敷設構造20を形成することができる。この場合、3枚の舗装用ブロック10をユニットとし、θ
2=120°の頂点を突き合わせてもよく、θ
2=120°の頂点とθ
6=120°の頂点とを組み合わせて突き合わせてもよい。
【0017】
実施形態に係る舗装用ブロック10は、θ
3=θ
5=135°であれば、
図4に示すように、3枚の舗装用ブロック10をユニットとし、θ
1=90°の頂点とθ
3=135°の頂点とθ
5=135°の頂点とを突き合わせたブロック敷設構造20を形成することができる。
【0018】
実施形態に係る舗装用ブロック10は、θ
2=θ
4=θ
6=120°であり、かつ、θ
3=θ
5=135°である場合、
図5に示すように、3枚の舗装用ブロック10をユニットとし、θ
2、θ
4又はθ
6の頂点を突き合わせた敷設及び3枚の舗装用ブロック10をユニットとし、θ
1=90°の頂点とθ
3=135°の頂点とθ
5=135°の頂点とを突き合わせた敷設が混在したブロック敷設構造20を形成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明は、舗装用ブロックの技術分野について有用である。
【符号の説明】
【0020】
10 舗装用ブロック
11 第1辺
12 第2辺
13 第3辺
14 第4辺
15 第5辺
16 第6辺
20 ブロック敷設構造