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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175392
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】情報処理装置および情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241211BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023093154
(22)【出願日】2023-06-06
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り https://eneos-carshare.com/ (令和5年3月1日)
(71)【出願人】
【識別番号】000004444
【氏名又は名称】ENEOS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】四辻 秀一
(72)【発明者】
【氏名】関口 匡則
(72)【発明者】
【氏名】則常 里奈子
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】カーシェアリングサービスを支援する技術を提供する。
【解決手段】サービス管理装置14は、ユーザ端末12から、カーシェアリングサービスで利用する車両の受け取り時間と受け取り場所の指定を含むキャンセル待ち情報を受け付ける。サービス管理装置14は、キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所とその近傍において、キャンセル待ち情報で指定された受け取り時間に提供可能な車両を判定する。サービス管理装置14は、提供可能な車両に関する情報をユーザ端末12に通知する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザにより指定された、カーシェアリングサービスで利用する車両の受け取り時間と受け取り場所を含むキャンセル待ち情報を受け付ける受付部と、
前記キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所とその近傍において、前記キャンセル待ち情報で指定された受け取り時間に提供可能な車両を判定する判定部と、
前記提供可能な車両に関する情報を前記ユーザに通知する通知部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記判定部は、前記受け取り時間の所定時間前までに、前記提供可能な車両の判定を繰り返し実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記キャンセル待ち情報は、複数の車種を分類したクラスの指定をさらに含み、
前記判定部は、前記キャンセル待ち情報で指定されたクラスに属する車両の中から前記提供可能な車両を判定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記キャンセル待ち情報は、カーシェアリングサービスで利用する車種の指定をさらに含み、
前記判定部は、前記キャンセル待ち情報で指定された車種に属する車両の中から前記提供可能な車両を判定する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記受け取り時間までの残り時間が所定の閾値以下になった場合、前記近傍の範囲を拡大する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記受け取り時間までの残り時間に応じて、前記近傍の範囲を段階的に拡大する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記カーシェアリングサービスの利用料金を計算する料金計算部をさらに備え、
前記料金計算部は、前記キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所から、前記カーシェアリングサービスで実際に車両が提供される場所までの距離に応じて、前記利用料金を減少させる、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
ユーザにより指定された、カーシェアリングサービスで利用する車両の受け取り時間と受け取り場所を含むキャンセル待ち情報を受け付けるステップと、
前記キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所とその近傍において、前記キャンセル待ち情報で指定された受け取り時間に提供可能な車両を判定するステップと、
前記提供可能な車両に関する情報を前記ユーザに通知するステップと、
をコンピュータが実行する情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理技術に関し、特に情報処理装置および情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザ間で車両を共有し、その車両を各ユーザが必要な時に利用し、利用した分の費用を支払うカーシェアリングサービスが提供されている。カーシェアリングサービスではキャンセル待ち機能が知られている。キャンセル待ち機能は、例えば、第1の顧客が希望条件に合致する車両を予約できない場合、当該車両を先に予約していた別の第2の顧客が当該車両の予約をキャンセルした際に、当該車両を第1の顧客に優先的に割り当てる機能である。以下の特許文献1には、カーシェアリングサービスにて車両を予約またはキャンセルする技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-22355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまでのキャンセル待ち機能は、第1の顧客により指定された車両そのものに対するキャンセル待ちを行うものであった。そのため、当該車両に対する第2の顧客の予約(先の予約)がキャンセルされなければ、第1の顧客に対する優先的な車両割当はなされなかった。車両が顧客に割り当てられなければ、顧客はカーシェアリングサービスを利用できず、また、カーシェアリングサービスの事業者にとっても、顧客の需要を逃してしまい、機会損失が発生するという課題があった。
【0005】
本発明の一態様は、カーシェアリングサービスを支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報処理装置は、ユーザにより指定された、カーシェアリングサービスで利用する車両の受け取り時間と受け取り場所の指定を含むキャンセル待ち情報を受け付ける受付部と、キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所とその近傍において、キャンセル待ち情報で指定された受け取り時間に提供可能な車両を判定する判定部と、提供可能な車両に関する情報をユーザに通知する通知部とを備える。
【0007】
本発明の別の態様は、情報処理方法である。この方法は、ユーザにより指定された、カーシェアリングサービスで利用する車両の受け取り時間と受け取り場所の指定を含むキャンセル待ち情報を受け付けるステップと、キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所とその近傍において、キャンセル待ち情報で指定された受け取り時間に提供可能な車両を判定するステップと、提供可能な車両に関する情報をユーザに通知するステップとをコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、カーシェアリングサービスを支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態のカーシェアリング支援システムの構成を示す図である。
図2】サービス管理装置の機能ブロックを示すブロック図である。
図3】キャンセル待ち情報の項目の例を示す図である。
図4】サービス管理装置の動作を示すフローチャートである。
図5】予約失敗通知画面の例を示す図である。
図6】条件設定ウィンドウの例を示す図である。
図7】サービス管理装置の動作を示すフローチャートである。
図8】予約可能通知の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示における装置または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがコンピュータプログラムを実行することによって、本開示における装置または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、コンピュータプログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC、LSI等)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。コンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的な記録媒体に記録される。コンピュータプログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
【0011】
以下、本開示の技術を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限り、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。
【0012】
図1は、実施の形態のカーシェアリング支援システム10の構成を示す。カーシェアリング支援システム10は、利便性の高いカーシェアリングサービスの実現を支援する情報処理システムである。カーシェアリング支援システム10は、複数のユーザ端末12と、サービス管理装置14を備える。図1の各装置は、LAN・WAN・インターネットを含む通信網16に有線接続または無線接続され、通信網16を介して互いに通信する。
【0013】
複数のユーザ端末12は、カーシェアリングサービスの顧客である複数のユーザにより操作される情報処理装置である。各ユーザ端末12は、ウェブブラウザを備える。各ユーザ端末12は、PC、タブレット端末、スマートフォンであってもよい。
【0014】
サービス管理装置14は、カーシェアリングサービスを管理する情報処理装置である。サービス管理装置14は、ウェブサーバの機能を含み、カーシェアリングサービスに関するウェブコンテンツをユーザ端末12に提供する。ユーザ端末12のウェブブラウザは、サービス管理装置14から提供されたウェブコンテンツをディスプレイに表示させる。サービス管理装置14は、アプリケーションサーバの機能とデータベースサーバの機能をさらに含んでもよい。
【0015】
図2は、サービス管理装置14の機能ブロックを示すブロック図である。本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU・メモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0016】
サービス管理装置14は、データ処理部20、記憶部22、通信部24を備える。データ処理部20は、カーシェアリングサービスを支援するための各種データ処理を実行する。記憶部22は、データ処理部20により参照または更新されるデータを記憶する。通信部24は、ネットワークインタフェースとも言え、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。データ処理部20は、通信部24を介してユーザ端末12とデータを送受信する。
【0017】
記憶部22は、ユーザ情報記憶部30、ステーション情報記憶部32、車両情報記憶部34、予約記憶部36、キャンセル待ち記憶部38を含む。ユーザ情報記憶部30は、カーシェアリングサービスを利用する複数のユーザのそれぞれに関する情報(ユーザ情報)を記憶する。ユーザ情報は、ユーザを一意に特定可能なユーザIDを含む。
【0018】
ステーション情報記憶部32は、カーシェアリングサービスにおいて車両の保管と貸出が行われる場所であるステーションに関する情報(ステーション情報)を記憶する。ステーションは、カーシェアリングサービスにおいてユーザが車両を受け取る場所と言える。ステーションは、駐車場を備える施設であり、ガソリンスタンド等のサービスステーションであってもよく、コインパーキングであってもよい。
【0019】
或るステーションに関するステーション情報は、当該ステーションのステーションIDと、当該ステーションの位置情報、当該ステーションの近隣ステーション情報を含む。近隣ステーション情報は、当該ステーションから所定距離内(例えば500メートル以内)の他のステーションのIDを含んでもよい。上記距離の閾値は、開発者の知見や、カーシェアリング支援システム10を用いた実験に基づいて適切な値が設定されてよい。
【0020】
車両情報記憶部34は、カーシェアリングサービスにおいてユーザに貸し出されうる複数の車両のそれぞれに関する情報(車両情報)を記憶する。車両情報は、車両ID、所属するステーション(言い換えれば貸し出されるステーション)のID、車種、クラスを含む。実施の形態での車種は、自動車メーカーが開発した車に付与した呼称であり、車名とも言える。クラスは、カテゴリとも言え、複数の車種を複数の集合に分類した場合にいずれの集合に属するかを示す情報である。クラスは、例えば、コンパクト、ベーシック、プレミアムを含む。
【0021】
予約記憶部36は、ユーザによる車両利用の予約に関する情報(予約情報)を記憶する。予約情報は、予約ID、予約対象車両のID、利用開始日時、利用終了日時、利用開始場所、利用終了場所を含む。利用開始日時は、ユーザにより指定された、車両の利用を開始する日時である。利用終了日時は、ユーザにより指定された、車両の利用を終了する日時である。利用開始場所は、ユーザにより指定された、車両の受け取り場所に関する情報である。利用終了場所は、ユーザにより指定された、車両の返却場所に関する情報である。
【0022】
キャンセル待ち記憶部38は、ユーザにより設定されたキャンセル待ちに関する情報(キャンセル待ち情報)を記憶する。図3は、キャンセル待ち情報の項目の例を示す。待ち登録IDは、キャンセル待ちのIDである。待ち登録ステータスは、キャンセル待ちの状況であり、登録時には0、キャンセル待ちが解除された場合には1が設定される。待ち登録ユーザIDは、キャンセル待ちを行ったユーザのIDである。
【0023】
待ち登録利用開始日時は、ユーザにより指定された、キャンセル待ち車両の利用開始日時である。待ち登録利用終了日時は、ユーザにより指定された、キャンセル待ち車両の利用終了日時である。待ち登録利用開始場所は、ユーザにより指定された、キャンセル待ち車両の受け取り場所に関する情報である。待ち登録利用終了場所は、ユーザにより指定された、キャンセル待ち車両の返却場所に関する情報である。待ち登録車両クラス情報は、キャンセル待ち車両が属するクラスのIDや名称を含む。待ち登録車種情報は、キャンセル待ち車両の車種のIDや名称を含む。待ち登録車両情報は、キャンセル待ち車両のIDを含む。
【0024】
待ち登録車両条件は、キャンセル待ちの対象となる車両の条件であり、単に車両条件とも呼ぶ。実施の形態では、待ち登録車両条件は、指定なし、クラス指定、車両指定のいずれかに設定される。待ち登録利用条件は、キャンセル待ちの対象となる範囲の条件であり、単に利用条件とも呼ぶ。実施の形態では、待ち登録利用条件は、ステーション指定と近隣ステーション利用を含む。ステーション指定は、ユーザが指定するステーションのみを範囲とする。一方、周辺ステーション利用は、ユーザが指定するステーションに加えてその近隣のステーションを範囲とする。
【0025】
図2に戻り、データ処理部20は、サービス画面生成部40、サービス画面提供部42、入力情報受付部44、貸出車両判定部48、通知部50を含む。入力情報受付部44は、キャンセル待ち受付部46を含む。これら複数の機能ブロックの機能は、コンピュータプログラム(ここでは「サービス管理プログラム」とも呼ぶ。)に実装されてもよい。サービス管理プログラムは、非一時的な記録媒体または通信網を介して、サービス管理装置14のストレージにインストールされてもよい。サービス管理装置14のプロセッサ(CPU等)は、サービス管理プログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、上記複数の機能ブロックの機能を発揮してもよい。
【0026】
サービス画面生成部40は、カーシェアリングサービスに関する情報を示す画面(実施の形態ではウェブページであり、以下「サービス画面」とも呼ぶ。)のデータを生成する。サービス画面提供部42は、サービス画面生成部40により生成されたサービス画面のデータをユーザ端末12へ送信する。
【0027】
入力情報受付部44は、ユーザ端末12から送信された、ユーザがサービス画面に入力した情報を受け付ける。キャンセル待ち受付部46は、ユーザ端末12から送信されたキャンセル待ち情報を受け付ける。キャンセル待ち情報は、ユーザにより指定された、カーシェアリングサービスで利用する車両の受け取り時間(受け取り時刻とも言え、実施の形態では利用開始日時)と受け取り場所(実施の形態ではステーション)を含む。
【0028】
貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報で指定された受け取り場所(実施の形態ではステーション)とその近傍(実施の形態では近隣ステーション)において、キャンセル待ち情報で指定された受け取り時間(実施の形態では利用開始日時)に提供可能な車両を判定する。以下、ユーザが指定した利用開始日時に提供可能な車両を「貸出可能車両」とも呼ぶ。通知部50は、貸出可能車両に関する情報をユーザ端末12へ通知する。
【0029】
貸出車両判定部48は、利用開始日時の所定時間前までに、貸出可能車両の判定を所定周期で繰り返し実行する。判定処理の終期は、利用開始日時の30分前までであってもよい。判定処理の周期は、30分から60分の間の値であってもよい。これらの終期や周期は、開発者の知見や、カーシェアリング支援システム10を用いた実験に基づいて、適切な値に設定されてよい。
【0030】
キャンセル待ち情報は、キャンセル待ち対象車両のクラス(例えばコンパクト、ベーシック、またはプレミアム)の指定を含みうる。キャンセル待ち情報にクラスの指定が含まれる場合、貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報で指定されたクラスに属する車両の中から貸出可能車両を判定する。
【0031】
図4は、サービス管理装置14の動作を示すフローチャートである。同図は、キャンセル待ちを登録するまでの動作を示している。以下、図4を参照しつつ、カーシェアリング支援システム10の動作を説明する。
【0032】
ユーザ端末12は、カーシェアリングサービスのサービス画面を要求するデータをサービス管理装置14へ送信する。サービス管理装置14のサービス画面生成部40は、サービス画面のデータを生成し、サービス管理装置14のサービス画面提供部42は、サービス画面のデータをユーザ端末12へ送信する。ユーザ端末12は、サービス画面を所定のディスプレイに表示させる。
【0033】
車両の予約に関するサービス画面は、ステーション選択画面を含む。ユーザ端末12は、ステーション選択画面においてユーザにより選択されたステーションの情報をサービス管理装置14へ送信する。特定のステーションが選択されると(S10のY)、サービス管理装置14のサービス画面生成部40は、車両情報記憶部34の車両情報を参照して、選択されたステーションに所属する1台以上の車両を特定し、特定した各車両の情報を示すサービス画面(候補車両画面と呼ぶ。)のデータを生成する。サービス管理装置14のサービス画面提供部42は、候補車両画面のデータをユーザ端末12へ送信し、候補車両画面をユーザ端末12に表示させる(S12)。
【0034】
ユーザは、候補車両画面にて、利用を希望する車両(以下「対象車両」とも呼ぶ。)を選択し、また、対象車両の利用開始日時と利用終了日時を入力する。ユーザ端末12は、対象車両の情報、利用開始日時、利用終了日時をサービス管理装置14へ送信する。サービス管理装置14の入力情報受付部44は、これらの情報を受け付ける(S14)。サービス管理装置14の貸出車両判定部48は、予約記憶部36の予約情報を参照して、利用開始日時から利用終了日時まで対象車両を貸出可能か否かを判定する。対象車両を貸出可能と判定された場合(S16のY)、通常の予約処理に移行する(S18)。通常の予約処理には公知技術を適用してよく、詳細な説明を省略する。
【0035】
利用開始日時から利用終了日時まで対象車両を貸出できないと判定された場合(S16のN)、サービス管理装置14のサービス画面生成部40は、予約失敗通知画面のデータを生成する。サービス管理装置14のサービス画面提供部42は、予約失敗通知画面のデータをユーザ端末12へ送信し、予約失敗通知画面をユーザ端末12に表示させる(S20)。
【0036】
図5は、予約失敗通知画面の例を示す。予約失敗通知画面100は、ユーザにより指定された利用日時情報102と、キャンセル待ちボタン104を含む。キャンセル待ちを登録する場合、ユーザは、キャンセル待ちボタン104を選択する。予約失敗通知画面100でキャンセル待ちボタン104が選択されると、キャンセル待ちの条件を設定するための条件設定ウィンドウがモーダル表示される。
【0037】
図6は、条件設定ウィンドウの例を示す。条件設定ウィンドウ110において、ユーザは、車両条件111、車両条件112、車両条件113の中からいずれかを選択する。車両条件111は、キャンセル待ちの対象車両を、上述の候補車両画面でユーザが選択した車両のみに制限する条件である。車両条件112は、キャンセル待ちの対象車両を、上述の候補車両画面でユーザが選択した車両と同じクラスに属する車両とする条件である。車両条件113は、キャンセル待ちの対象車両として、特定の車両を指定せず、かつ、特定のクラスも指定しない条件である。
【0038】
利用条件116は、キャンセル待ちの対象範囲(空き車両検索範囲とも言える)の条件である。実施の形態では、利用条件116が非選択であれば、キャンセル待ちの対象範囲を、ステーション選択画面でユーザが選択した特定のステーションに制限する。一方、利用条件116が選択されれば、キャンセル待ちの対象範囲を、ステーション選択画面でユーザが選択した特定のステーションだけでなく、その近隣ステーションまで拡大する。
【0039】
条件設定ウィンドウ110で次へボタン118が選択されると、ユーザ端末12は、キャンセル待ち情報をサービス管理装置14へ送信する。ユーザ端末12からサービス管理装置14へ送信されるキャンセル待ち情報は、図3に関連して説明した複数の情報項目を含む。例えば、キャンセル待ち情報は、上述のステーション選択画面で選択されたステーションの情報を含み、また、上述の候補車両画面で入力された対象車両の情報、利用開始日時、利用終了日時を含む。また、キャンセル待ち情報は、条件設定ウィンドウ110で指定された車両条件と利用条件を含む。
【0040】
図4に戻り、サービス管理装置14のキャンセル待ち受付部46は、ユーザ端末12から送信されたキャンセル待ち情報を受け付ける(S22のY)。キャンセル待ち受付部46は、受け付けたキャンセル待ち情報をキャンセル待ち記憶部38に格納する(S24)。キャンセル待ち情報の登録時、待ち登録ステータスには「0:待ち登録中」が設定される。キャンセル待ち情報を受け付けなければ(S22のN)、S24の処理をスキップする。ステーションが未選択であれば(S10のN)、S12以降の処理をスキップする。
【0041】
図7も、サービス管理装置14の動作を示すフローチャートである。同図は、キャンセル待ち登録後の動作を示している。以下、図7を参照しつつ、カーシェアリング支援システム10の動作を説明する。なお、キャンセル待ち記憶部38に記憶されたキャンセル待ち情報ごとに、図7に示す一連の動作が並行して実行される。
【0042】
サービス管理装置14の貸出車両判定部48は、貸出可能車両の判定タイミングに至ったことを検出すると(S30のY)、予約記憶部36に記憶された予約情報を参照して、キャンセル待ち情報が定める条件に整合する貸出可能車両が存在するか否かを判定する(S32)。実施の形態では、貸出車両判定部48は、先の判定から所定時間(判定周期とも言え、例えば60分)が経過した場合に、判定タイミングに至ったと判定する。
【0043】
以下、4つのケースにおける貸出可能車両の判定の例を説明する。
ケース1:利用条件がステーション指定、かつ、車両条件が車両指定の場合
貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された対象車両が、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能か否かを判定する。対象車両に対する他のユーザの予約がキャンセルされたことによって、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで対象車両が利用可能になった場合、貸出車両判定部48は、対象車両を貸出可能車両として検出する。
【0044】
ケース2:利用条件がステーション指定、かつ、車両条件がクラス指定の場合
貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された対象車両と、対象車両と同じクラスに属する他の車両とを含む複数の候補車両のそれぞれが、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能か否かを判定する。貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能な1台以上の候補車両を貸出可能車両として検出する。
【0045】
ケース3:利用条件がステーション指定、かつ、車両条件が指定なしの場合
貸出車両判定部48は、ユーザにより指定されたステーションに所属する複数の車両を複数の候補車両として特定し、各候補車両が、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能か否かを判定する。貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能な1台以上の候補車両を貸出可能車両として検出する。
【0046】
ケース4:利用条件が近隣ステーション利用の場合
貸出車両判定部48は、ユーザにより指定されたステーションと、当該ステーションの近隣ステーションのそれぞれに所属する複数の車両を複数の候補車両として特定し、各候補車両が、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能か否かを判定する。貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能な1台以上の候補車両を貸出可能車両として検出する。実施形態では、利用条件が近隣ステーション利用の場合、車両条件の指定にかかわらず車両指定およびクラス指定は無効になる。
【0047】
貸出車両判定部48により貸出可能車両が検出された場合(S34のY)、サービス管理装置14の通知部50は、車両情報記憶部34に記憶された貸出可能車両に関する情報を設定した予約可能通知のデータをユーザ端末12へ送信する(S36)。ユーザ端末12は、サービス管理装置14から送信された予約可能通知をディスプレイに表示させる。
【0048】
図8は、予約可能通知の例を示す。予約可能通知120は、ユーザにより指定された対象車両と、貸出車両判定部48により検出された貸出可能車両との関係に応じて、コンテンツ122、コンテンツ124、コンテンツ126、コンテンツ128のうち少なくとも1つを含む。
【0049】
コンテンツ122は、ユーザにより指定された対象車両が貸出可能車両として検出された場合に設定されるコンテンツであり、言い換えれば、キャンセル待ちの車両そのものが予約可能になったことを示すコンテンツである。「URL」は、貸出可能車両を予約するウェブページへのハイパーリンクが設定されたURL(Uniform Resource Locator)文字列である。ユーザは、URL文字列のハイパーリンクを選択することにより貸出可能車両を予約するウェブページに進むことができる。
【0050】
コンテンツ124は、ユーザにより指定されたステーションで、ユーザにより指定されたクラスの車両が貸出可能車両として検出された場合に設定されるコンテンツである。コンテンツ124は、ユーザにより指定されたクラスに属する貸出可能車両に関する情報を含む。例えば、コンテンツ124は、貸出可能車両のクラス、車種、予約ページのURLを含む。
【0051】
コンテンツ126は、ユーザにより指定されたステーションで、ユーザにより指定されたクラスとは異なるクラスに属する車両が貸出可能車両として検出された場合に設定されるコンテンツである。コンテンツ126は、ユーザにより指定されたクラスとは異なるクラスに属する貸出可能車両に関する情報(項目はコンテンツ124と同様)を含む。
【0052】
コンテンツ128は、ユーザにより指定されたステーションの近隣ステーションで貸出可能車両が検出された場合に設定されるコンテンツである。コンテンツ128は、近隣ステーションに所属する貸出可能車両に関する情報を含む。この貸出可能車両の利用開始場所は、近隣ステーションであり、すなわち、ユーザが指定したステーションとは異なるステーションである。そのため、コンテンツ128は、貸出可能車両の利用開始場所として近隣ステーションの情報を含む。
【0053】
図7に戻り、貸出可能車両が未検出であれば(S34のN)、S36の処理をスキップする。判定タイミングに至ってなければ(S30のN)、S32~S36の処理をスキップする。キャンセル待ちを破棄するタイミングに至らなければ(S38のN)、S30に戻る。キャンセル待ちを破棄するタイミングは、例えば、キャンセル待ち情報が示す利用開始日時の30分前である。また、キャンセル待ちから予約が成立した場合も、当該キャンセル待ちを破棄するタイミングである。キャンセル待ちを破棄するタイミングに至ったことを検出すると(S38のY)、貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報の待ち登録ステータスを1:待ち登録解除に変更する(S40)。これにより、当該キャンセル待ち情報に基づく判定処理が終了する。
【0054】
実施の形態のサービス管理装置14によると、ユーザが車両のキャンセル待ちを行う場合に、ユーザが利用開始場所として指定したステーションに加えて、その近隣ステーションの範囲で貸出可能車両を検索する。これにより貸出可能車両を発見しやすくなる。その結果、カーシェアリングサービスに対するユーザの需要を満たしやすくなり、また、サービス運営者の機会損失を抑制できる。
【0055】
また、サービス管理装置14は、ユーザにより指定された利用開始時間の所定時間前までに貸出可能車両の判定を繰り返し実行する。これにより、貸出可能車両の発見可能性を高めることができる。さらにまた、サービス管理装置14は、キャンセル待ちする車両のクラス指定を受け付ける。これにより、車両サイズや利用料金等についてユーザの要望に沿いつつ、貸出可能車両の発見可能性を高めることができる。
【0056】
以上、本開示を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、実施の形態の各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を示す。
【0057】
第1変形例を説明する。上記実施の形態では、キャンセル待ち情報において利用条件が近隣ステーション利用に指定された場合、車両条件の指定にかかわらず車両指定およびクラス指定は無効にした。変形例として、利用条件が近隣ステーション利用に指定された場合であってもクラス指定を有効にしてもよい。
【0058】
例えば、キャンセル待ち情報において利用条件が近隣ステーション利用に指定された場合であり、かつ、車両条件がクラス指定であった場合、サービス管理装置14の貸出車両判定部48は、ユーザにより指定されたステーションと近隣ステーションのそれぞれに所属する複数の車両のうち、ユーザにより指定された対象車両と、対象車両と同じクラスに属する他の車両とを含む複数の車両を候補車両として特定してもよい。貸出車両判定部48は、各候補車両がユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能か否かを判定してもよい。貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能な1台以上の候補車両を貸出可能車両として検出してもよい。第1変形例によると、ユーザが特定のクラスの車両の利用を希望する場合に、そのクラスに属する貸出可能車両の発見可能性を一層高めることができる。
【0059】
第2変形例を説明する。キャンセル待ち情報は、ユーザにより指定された、カーシェアリングサービスで利用する車種の指定をさらに含んでもよい。サービス管理装置14の貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報で指定された車種に属する車両の中から貸出可能車両を判定してもよい。
【0060】
例えば、キャンセル待ち情報において利用条件がステーション指定であり、かつ、車両条件が車種指定であった場合、貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された対象車両と、対象車両と同じ車種に属する他の車両とを含む複数の車両を候補車両として特定してもよい。貸出車両判定部48は、各候補車両がユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能か否かを判定してもよい。貸出車両判定部48は、ユーザにより指定された利用開始日時から利用終了日時まで利用可能な1台以上の候補車両を貸出可能車両として検出してもよい。この変形例によると、ユーザが特定の車種の利用を希望する場合に、ユーザの希望に沿いつつ、貸出可能車両の発見可能性を高めることができる。
【0061】
なお、第1変形例と第2変形例の組合せも可能である。すなわち、利用条件が近隣ステーション利用に指定された場合であっても車種指定を有効にしてもよい。この場合、貸出車両判定部48は、ユーザにより指定されたステーションと近隣ステーションとを含む範囲から、ユーザにより指定された車種に応じた貸出可能車両を判定してもよい。
【0062】
第3変形例を説明する。サービス管理装置14の貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報が示す利用条件が近隣ステーション利用であり、かつ、キャンセル待ち情報が示す利用開始日時までの残り時間が所定の閾値以下になった場合、近隣ステーションの範囲を拡大してもよい。上記閾値は、開発者の知見や、カーシェアリング支援システム10を用いた実験に基づいて適切な値が決定されてよい。例えば、上記閾値は、6時間から12時間の間の値であってもよい。
【0063】
貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報が示す利用開始日時までの残り時間が上記閾値より長い場合、各ステーションの位置情報に基づいて、ユーザにより指定されたステーションから500メートルの範囲内の他のステーションを近隣ステーションとして特定してもよい。一方、キャンセル待ち情報が示す利用開始日時までの残り時間が上記閾値以下になった場合、貸出車両判定部48は、ユーザにより指定されたステーションから1キロメートルの範囲内の他のステーションを近隣ステーションとして特定してもよい。
【0064】
この変形例によると、ユーザにより指定されたステーションの近傍を優先しつつ、貸出可能車両の発見可能性を高めることができる。
【0065】
第3変形例に関連する第4変形例を説明する。サービス管理装置14の貸出車両判定部48は、キャンセル待ち情報が示す利用条件が近隣ステーション利用である場合、キャンセル待ち情報が示す利用開始日時までの残り時間に応じて、近隣ステーションの範囲を段階的に拡大してもよい。貸出車両判定部48は、利用開始日時までの残り時間が短くなるほど、近隣ステーションの範囲を段階的に拡大してもよい。
【0066】
貸出車両判定部48は、近隣ステーションの範囲を以下のように拡大してもよい。
(1)利用開始日時までの残り時間が24時間より長い場合
ユーザにより指定されたステーションから500メートルの範囲内の他のステーションを近隣ステーションとして特定する。
(2)利用開始日時までの残り時間が12時間より長く24時間以下の場合
ユーザにより指定されたステーションから750メートルの範囲内の他のステーションを近隣ステーションとして特定する。
(3)利用開始日時までの残り時間が12時間以下の場合
ユーザにより指定されたステーションから1キロメートルの範囲内の他のステーションを近隣ステーションとして特定する。
【0067】
この変形例によると、ユーザにより指定されたステーションの近傍を優先しつつ、貸出可能車両の発見可能性を高めることができる。
【0068】
第5変形例を説明する。サービス管理装置14は、ユーザに請求する、カーシェアリングサービスの利用料金を計算する料金計算部(不図示)をさらに備えてもよい。カーシェアリングサービスの利用料金は、ユーザがカーシェアリングサービスの事業者に支払うべき金額と言える。料金計算部は、キャンセル待ち情報で指定された利用開始場所から、カーシェアリングサービスで実際に車両が提供される場所(以下「貸出場所」とも呼ぶ。)までの距離に応じて、利用料金を減少させてもよい。料金計算部は、上記距離が長くなるほど利用料金を大きく減少させてもよい。キャンセル待ち情報で指定された利用開始場所は、ユーザにより指定されたステーションである。貸出場所は、貸出可能車両が属するステーションであり、例えば、ユーザにより指定されたステーションまたはその近隣ステーションである。
【0069】
サービス管理装置14の記憶部22は、予め定められた、キャンセル待ち情報で指定された利用開始場所から貸出場所までの距離と割引額との対応関係を記憶してもよい。典型的には、上記距離が長くなるほど割引額は大きく設定される。料金計算部は、ユーザが指定したステーションとは異なる近隣ステーションの貸出可能車両が予約される場合、記憶部22に記憶された上記対応関係に基づいて、ユーザが指定したステーションと近隣ステーションとの距離に対応する割引額を決定してもよい。料金計算部は、通常の利用料金から割引額を引くことにより、ユーザに請求する利用料金を算出してもよい。この変形例によると、ユーザが近隣ステーションまで移動するコストを割引額で補填でき、カーシェアリングサービスの利便性を高めることができる。
【0070】
第6変形例を説明する。上記実施例では、サービス管理装置14は、サービス画面のウェブページをユーザ端末12へ提供し、ユーザ端末12のウェブブラウザは、サービス管理装置14から提供されたウェブページをディスプレイに表示させた。変形例として、ユーザ端末12には、カーシェアリングサービスの利用を支援するアプリケーションがインストールされてもよい。このアプリケーションは、ユーザ端末12により実行され、サービス画面のデータを生成して、サービス画面をディスプレイに表示させてもよい。サービス管理装置14のサービス画面生成部40は、サービス画面に表示させるべき情報を生成し、サービス画面提供部42は、その情報をユーザ端末12へ送信してもよい。ユーザ端末12の上記アプリケーションは、サービス管理装置14から送信された情報をサービス画面に設定し、表示させてもよい。
【0071】
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本開示の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
【符号の説明】
【0072】
10 カーシェアリング支援システム、 12 ユーザ端末、 14 サービス管理装置、 38 キャンセル待ち記憶部、 46 キャンセル待ち受付部、 48 貸出車両判定部、 50 通知部。
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