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特開2024-175474通信量計算システム、通信量計算方法、及び通信量計算プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175474
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】通信量計算システム、通信量計算方法、及び通信量計算プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/04 20120101AFI20241211BHJP
G06Q 30/01 20230101ALI20241211BHJP
【ＦＩ】
G06Q30/04
G06Q30/01
【審査請求】有
【請求項の数】25
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2023093279
(22)【出願日】2023-06-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-07-01
(71)【出願人】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000958
【氏名又は名称】弁理士法人インテクト国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100120189
【弁理士】
【氏名又は名称】奥 和幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135518
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 隆
(72)【発明者】
【氏名】舘 豊
【テーマコード（参考）】
5L030
5L049
【Ｆターム（参考）】
5L030BB05
5L030BB11
5L049BB05
5L049BB11
(57)【要約】 （修正有）
【課題】指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行う通信量計算システム及び方法を提供する。
【解決手段】通信量計算システムＳにおいて、通信量計算装置１のシステム制御部は、移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得し、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを検査することにより、ネットワークを通過する通信データから、特徴情報により示される特徴を有する通信データを検出し、検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が期間の開始時点から消費した消費通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する。
【選択図】図１
【解決手段】通信量計算システムＳにおいて、通信量計算装置１のシステム制御部は、移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得し、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを検査することにより、ネットワークを通過する通信データから、特徴情報により示される特徴を有する通信データを検出し、検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が期間の開始時点から消費した消費通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する。
【選択図】図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項2】
前記移動体通信サービスにおいては、前記期間中の通信量に応じて通信料金が定められ、
前記計算された提示消費通信量に応じた通信料金を取得する通信料金取得手段を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の通信量計算システム。
前記計算された提示消費通信量に応じた通信料金を取得する通信料金取得手段を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の通信量計算システム。
【請求項3】
前記記憶された提示消費通信量及び前記取得された通信料金を提示可能に、前記提示消費通信量及び前記通信料金を、前記提示消費通信量に関連付けられた加入者の端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項２に記載の通信量計算システム。
【請求項4】
前記移動体通信サービスの通信料金は、前記通信量が増加するに従って段階的に高くなることを特徴とする請求項２に記載の通信量計算システム。
【請求項5】
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする請求項２に記載の通信量計算システム。
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする請求項２に記載の通信量計算システム。
【請求項6】
前記検出手段は、前記通信データが前記ネットワークを通過するごとに動作することを特徴とする請求項１に記載の通信量計算システム。
【請求項7】
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段を更に備えることを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項8】
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項9】
前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、
前記取得される特徴情報は、前記アプリケーションのダウンロードに対応する第１特徴情報及び前記アプリケーションの実行に対応する第２特徴情報を含み、
前記計算手段は、前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが前記検出手段により検出された場合、前記消費通信量から、前記第１特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第１データサイズと前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第２データサイズとのうち、少なくとも前記第１データサイズを減算して、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項８に記載の通信量計算システム。
前記取得される特徴情報は、前記アプリケーションのダウンロードに対応する第１特徴情報及び前記アプリケーションの実行に対応する第２特徴情報を含み、
前記計算手段は、前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが前記検出手段により検出された場合、前記消費通信量から、前記第１特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第１データサイズと前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第２データサイズとのうち、少なくとも前記第１データサイズを減算して、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項８に記載の通信量計算システム。
【請求項10】
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項11】
前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、
前記計算手段は、前記取得された特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが所定間隔未満の時間間隔で前記検出手段により検出された検出期間の長さが所定時間以上である場合、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項１０に記載の通信量計算システム。
前記計算手段は、前記取得された特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが所定間隔未満の時間間隔で前記検出手段により検出された検出期間の長さが所定時間以上である場合、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項１０に記載の通信量計算システム。
【請求項12】
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項13】
前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項14】
前記検出手段は、前記ネットワークを通過する前記通信データを、ディープパケットインスペクションで検査することにより、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出することを特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項15】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含むことを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含むことを特徴とする通信量計算方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体通信サービスを利用したデータ通信に関連した処理を行う方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、移動体通信サービスが提供するデータ通信サービスについて、様々な料金プランがあることが知られている。これらの料金プランでは、期間中（例えば１ヶ月間等）にユーザが消費する通信量に関連した何らかの定めがあることが一般的である。例えば、従量制の料金プランが知られている。従量制の料金プランでは、期間中の通信量に応じて、ユーザが負担する通信料金が変わる。例えば、通信量が増加するに従って、通信料金が段階的に高くなる料金プランがある。また、定額制の料金プランが知られている。定額制の料金プランでは、期間中の通信量が無制限であったり、期間中の通信量に上限が定められていたりする。通信量の上限が定められている場合、通信量がその上限に達すると、ユーザは、例えばデータ通信を行うことができなかったり、相当に低い通信速度でしかデータ通信を行うことができなかったりする。例えば追加の料金を支払うことで、ユーザは、通常の通信速度でデータ通信を行うことができる場合がある。
【0003】
また、ユーザが支払うべき通信料金を、そのユーザの行動に応じて、広告主等の事業者の負担により減額する技術が知られている。例えば、特許文献１には、広告サービスを提供する事業体が、携帯端末に表示された広告をユーザがクリックすると、そのユーザにポイントを付与したり、ユーザが広告をクリックすることに応じて自動的に広告主の店に電話がかけられると、そのユーザにポイントを付与したりすることが開示されている。また、特許文献１には、事業体は、付与されたポイントの全部又は一部を、広告閲覧に係るデータ通信料金の減額に用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開２００２－１５０１１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、広告等のデータを配信するシステムに、通信料金を減額するための処理を実装する必要があった。そのため、通信料金の減額対象となるユーザの行動の種類を追加するごとに、その種類の行動に対応する処理を行うシステムに、通信料金を減額するための処理を実装する必要がある。
【0006】
また、通信料金を減額することはユーザにとってメリットがある。しかしながら、通信料金を直接減額するのではなく、ユーザが実際に消費した通信量から、指定された行動をとることに伴ってそのユーザが消費した通信量を控除することによっても、ユーザにとってメリットがある。例えば、同じ通信料金を支払うことになっても、ユーザはより多くの通信量を消費することができる。
【0007】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことを可能とする通信量計算システム及び通信量計算方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
【0010】
本発明の別の側面は、前記移動体通信サービスにおいては、前記期間中の通信量に応じて通信料金が定められ、前記計算された提示消費通信量に応じた通信料金を取得する通信料金取得手段を更に備えることを特徴とする。
【0011】
この側面によれば、指定された行動を加入者がとることに伴って発生する通信相当の通信量を控除した後の通信量に応じた通信料金が計算される。そのため、控除される通信量に応じて、通信料金を控除することができる。
【0012】
本発明の更に別の側面は、前記記憶された提示消費通信量及び前記取得された通信料金を提示可能に、前記提示消費通信量及び前記通信料金を、前記提示消費通信量に関連付けられた加入者の端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする。
【0013】
この側面によれば、指定された行動を加入者がとることに伴って発生する通信相当の通信量を控除後の通信量と、その通信量に応じた通信料金とを、加入者に提示することができる。
【0014】
本発明の更に別の側面は、前記移動体通信サービスの通信料金は、前記通信量が増加するに従って段階的に高くなることを特徴とする。
【0015】
この側面によれば、控除される通信量に応じて、通信料金を段階的に控除することができる。
【0016】
本発明の更に別の側面は、前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする。
【0017】
この側面によれば、移動体通信サービスの加入者は、その移動体通信サービスとは異なる所定サービスの会員でもある。移動体通信サービスは、各加入者を、その加入者を識別するための加入者識別情報を用いて識別する。所定サービスは、各会員を、その会員を識別するための会員識別情報を用いて識別する。同一のユーザの加入者識別情報と会員識別情報とは互いに異なってもよい。所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である。各会員がポイントプログラムで保有するポイント数は、その会員の会員識別情報を用いて管理されている。期間中に加入者が実際に消費した通信量に応じた通信料金が、その加入者に請求される。通信料金の控除に代えて、実際の消費通信量に応じた通信料金と提示消費通信量に応じた通信料金との料金差に相当する数のポイントが、その加入者に付与される。そのため、移動体通信サービスとは異なるサービスで管理されるその加入者が保有するポイント数への料金差に相当するポイント数の加算により、通信料金を実質的に控除することができる。
【0018】
本発明の更に別の側面は、前記検出手段は、前記通信データが前記ネットワークを通過するごとに動作することを特徴とする。
【0019】
この側面によれば、特徴情報により示される特徴を有する通信データをリアルタイムで検出することができる。
【0020】
本発明の更に別の側面は、前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段を更に備えることを特徴とする。
【0021】
この側面によれば、通信量を控除するための費用を、広告主としての事業者に負担してもらうことができる。
【0022】
本発明の更に別の側面は、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする。
【0023】
この側面によれば、加入者が所定のアプリケーションをダウンロードして実行することで、通信量が控除される。そのため、アプリケーションの利用者数を増やすことができる。
【0024】
本発明の更に別の側面は、前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、前記取得される特徴情報は、前記アプリケーションのダウンロードに対応する第１特徴情報及び前記アプリケーションの実行に対応する第２特徴情報を含み、前記計算手段は、前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが前記検出手段により検出された場合、前記消費通信量から、前記第１特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第１データサイズと前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第２データサイズとのうち、少なくとも前記第１データサイズを減算して、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする。
【0025】
この側面によれば、アプリケーションがダウンロードされる時点では、通信量はまだ控除されない。その後、アプリケーションが実行されると、ダウンロードのために消費された通信量が少なくとも控除される。
【0026】
本発明の更に別の側面は、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする。
【0027】
この側面によれば、加入者が所定のアプリケーションを所定時間以上利用することで、通信量が控除される。そのため、アプリケーションの長時間利用を促進することができる。
【0028】
本発明の更に別の側面は、前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、前記計算手段は、前記取得された特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが所定間隔未満の時間間隔で前記検出手段により検出された検出期間の長さが所定時間以上である場合、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする。
【0029】
この側面によれば、アプリケーションの利用により所定間隔未満の時間間隔で通信データが発生している間、その加入者はそのアプリケーションを継続して利用しているとみなされる。アプリケーションが継続して利用された時間の長さが所定時間以上となると、通信量が控除される。
【0030】
本発明の更に別の側面は、前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする。
【0031】
この側面によれば、加入者が所定のウェブサイトを閲覧すると、通信量が控除される。そのため、ウェブサイトの閲覧を促進することができる。
【0032】
本発明の更に別の側面は、前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする。
【0033】
この側面によれば、第１の事業者及び第２の事業者は、互いに異なる種類の行動を指定する。複数の事業者によりそれぞれ指定された行動にそれぞれ対応する複数の特徴情報について、その特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。そのため、互いに異なる種類の行動をそれぞれ加入者がとることに応じて、通信量を控除することができる。
【0034】
本発明の更に別の側面は、前記検出手段は、前記ネットワークを通過する前記通信データを、ディープパケットインスペクションで検査することにより、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出することを特徴とする。
【0035】
この側面によれば、通信データを構成するパケットのペイロードが検査される。そのため、通信データの詳細な分析が可能となり、指定された行動に対応する通信データを適切に検出することができる。
【0036】
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0037】
本発明によれば、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】一実施形態に係る通信システムＳの概要構成の一例を示す図である。
【図2】データ通信サービスの通信料金の体系の一例を示す図である。
【図3】一実施形態に係る通信量計算装置１の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図4】通信量計算装置１のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。
【図5】一実施形態に係る加入者サポートサーバ２の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図6】一実施形態に係る請求サーバ３の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図7】請求サーバ３のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。
【図8】一実施形態に係る請求サーバ３のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。
【図9】一実施形態における通信量計算装置１のシステム制御部１１の機能ブロックの一例を示す図である。
【図10】通信量が控除される様子の一例を示す図である。
【図11】通信量が控除される様子の一例を示す図である。
【図12】通信量が控除される様子の一例を示す図である。
【図13】一実施形態における加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能ブロックの一例を示す図である。
【図14】データ利用状況画面の一例を示す図である。
【図15】一実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１の機能ブロックの一例を示す図である。
【図16】一実施形態に係る通信量計算装置１のシステム制御部１１による通信量更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】一実施形態に係る加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１によるデータ利用状況送信処理の一例を示すフローチャートである。
【図18】一実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１による通信料金請求額決定処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】一実施形態に係る通信システムＳの概要構成の一例を示す図である。
【図20】ポイント管理サーバ８のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。
【図21】通信量が控除される様子の一例を示す図である。
【図22】データ利用状況画面の一例を示す図である。
【図23】一実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１の機能ブロックの一例を示す図である。
【図24】一実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１による通信料金請求額決定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0039】
［１．第１実施形態］
［１－１．通信システムの構成］
先ず、本実施形態に係る通信システムＳの構成及び機能概要について、図１及び図２を用いて説明する。図１は、本実施形態に係る通信システムＳの概要構成の一例を示す図である。
［１－１．通信システムの構成］
先ず、本実施形態に係る通信システムＳの構成及び機能概要について、図１及び図２を用いて説明する。図１は、本実施形態に係る通信システムＳの概要構成の一例を示す図である。
【0040】
図１に示すように、通信システムＳは、通信量計算装置１と、加入者サポートサーバ２と、請求サーバ３と、会員情報管理サーバ４と、アプリケーション配信サーバ５と、複数の事業者サーバ６と、複数の携帯端末７とを備える。通信量計算装置１が本発明の通信量計算システムに対応してもよいし、通信量計算装置１と加入者サポートサーバ２との組み合わせが、通信量計算システムに対応してもよいし、通信量計算装置１と加入者サポートサーバ２と請求サーバ３との組み合わせが、通信量計算システムに対応してもよい。加入者サポートサーバ２、請求サーバ３、会員情報管理サーバ４、アプリケーション配信サーバ５、及び各事業者サーバ６は、インターネットＮＩに接続される。各携帯端末７は、移動体通信ネットワークＮＭに接続可能である。移動体通信ネットワークＮＭは、例えば所定の移動体通信事業者（ＭＮＯ）が動体通信サービスを提供するために構築したネットワークであってもよい。移動体通信事業者は、移動体通信サービスとして、通話サービスやデータ通信サービスを提供する。移動体通信のシステムの例として、Ｗ－ＣＤＭＡ、ＣＤＭＡ２０００、ＷｉＭＡＸ等の第３世代のシステム、ＬＴＥ、ＷｉＭＡＸ２等の第４世代通信システム、及び第５世代通信システム等が挙げられる。移動体通信ネットワークＮＭは、例えばコアネットワークＮＣ及び複数の基地局ＢＳを含んでもよい。コアネットワークＮＣは、移動体通信ネットワークＮＭの中核をなすネットワークであってもよい。コアネットワークＮＣは、携帯端末７によるデータ通信（またはパケット通信）を実現するためのＰＳＣＮ（Packet Switched Core Network）を含んでもよい。第５世代のシステムが採用される場合、コアネットワークＮＣは、例えばＵＰＦ（User Plane Function）、ＳＭＦ（Session Management Function）、ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）、ＰＣＦ（Policy Control Function）、ＵＤＭ（Unified Data Management）等のノード若しくは機能を含んでもよい。これらの機能は、例えばクラウドコンピューティングを構成する複数のサーバ装置で仮想的に実現されてもよい。各基地局ＢＳはコアネットワークＮＣに接続される。各基地局ＢＳは、携帯端末７と無線通信可能であり、携帯端末７とコアネットワークＮＣとの間の通信を中継する。通信量計算装置１は、コアネットワークＮＣに接続されるか若しくはコアネットワークＮＣのノードの一つであってもよい。加入者サポートサーバ２及び請求サーバ３は、例えば図示せぬ課金ゲートウェイ等を介して、通信量計算装置１やその他のコアネットワークＮＣ内の装置と接続可能であってもよい。
【0041】
通信量計算装置１は、各携帯端末７が実行するデータ通信により移動体通信サービスの加入者が期間中に消費した通信量を計算する装置であってもよい。期間の長さは、例えば１か月であってもよい。消費された通信量は、期間中にコアネットワークＮＣを通過した通信データのデータサイズの合計であってもよい。消費された通信量は、消費通信量、データ利用量又はデータ通信量ともいう。通信量計算装置１は、各携帯端末７が移動体通信ネットワークＮＭを介して送受信するデータを捕捉可能なように、コアネットワークＮＣに接続されてもよい。移動体通信ネットワークＮＭを介して送受信されるデータを、通信データともいう。通信量計算装置１は、例えばパケット交換に関わるＳＧＳＮ（Serving General packet radio service support Node）、ＧＧＳＮ（Gateway General packet radio service support Node）、ＳＧＷ（Serving Gateway）、ＰＧＷ（Packet data network Gateway）、ＵＰＦ又はＴＤＦ（Traffic Detection Function）等の機能を担当する装置で実現されてもよい。
【0042】
また、通信量計算装置１は、移動体通信ネットワークＮＭを介した携帯端末７とインターネットＮＩとの間の通信内容を検査してもよい。例えば、通信量計算装置１は、コアネットワークＮＣを通過中の通信データを、主としてＤＰＩ（Deep Packet Inspection）を用いて分析してもよい。通信量計算装置１は、通信データを検査した結果、所定の特徴を有する通信データを検出した場合、その通信データのデータサイズ分の通信量を控除して、その通信データの送信元又は送信先の携帯端末７を利用する加入者の消費通信量を計算してもよい。例えば、広告主となる事業者により、通信量控除条件が定められていてもよい。通信量控除条件は、通信量を控除するための条件として、加入者が如何なる行動をとる必要があるかを示してもよい。この行動を、通信量控除対象行動ともいう。通信量控除対象行動は、移動体通信サービスの加入者の行動として広告主により指定された行動であってもよい。通信量控除対象行動は、その通信量控除対象行動をとるために、加入者が、携帯端末７を操作して移動体通信ネットワークＮＭを介した通信を行う必要がある行動であってもよい。そのような行動の種類の例として、ウェブサイトの閲覧、アプリケーション若しくはその他のコンテンツのダウンロード、アプリケーションの実行若しくは利用、動画若しくは音楽の視聴等が挙げられる。アプリケーションは、携帯端末７にインストール可能である。通信量控除対象行動の対象となるアプリケーションは、そのアプリケーションの実行中に、移動体通信ネットワークＮＭを介して携帯端末７に他の装置と通信させるアプリケーションであってもよい。携帯端末７の通信相手となる装置の例として、アプリケーション配信サーバ５及び各事業者サーバ６が挙げられる。通信量控除対象行動は、一般的に広告主に関連する行動であってもよい。例えば、通信量控除対象行動がウェブサイトの閲覧である場合、そのウェブサイトは、広告主が運営するサイトであってもよい。また、通信量控除対象行動がアプリケーションに関する行動である場合、そのアプリケーションは、例えば広告主が制作したアプリケーション又は広告主が提供するサービスを利用するためのアプリケーションであってもよい。通信量計算装置１は、そうした行動を加入者がとるときに携帯端末７が受信し又は送信する通信データを検出して、その通信データのデータサイズ分の通信量を控除してもよい。
【0043】
加入者サポートサーバ２は、加入者サポートサイトに関する処理を実行するサーバ装置であってもよい。加入者サポートサイトは、移動体通信サービスの各加入者をサポートするためのウェブサイトである。例えば、加入者サポートサーバ２は、携帯端末７からの要求に応じて、契約内容、消費通信量、通信料金等の情報を含むウェブページを携帯端末７へ送信してもよい。また、加入者サポートサーバ２は、上述した事業者の広告を含むウェブページを携帯端末７へ送信してもよい。この広告は、通信量控除対象行動を加入者に促す情報を含んでもよい。加入者が広告を選択すると、携帯端末７は、その広告により促される行動に応じた画面を表示してもよい。例えば、通信量控除対象行動がウェブサイトの閲覧である場合、携帯端末７はそのウェブサイトのトップページを表示してもよい。また例えば、通信量控除対象行動がアプリケーションのダウンロードを含む場合、携帯端末７は、そのアプリケーションをダウンロードするための画面を表示してもよい。広告が表示されるウェブページは、通信量を控除するあらゆるキャンペーンに加入者がエントリするためのボタンを含んでもよい。加入者がこのボタンを選択すると、携帯端末７は、その加入者の通信データを解析する契約を締結するための文書を含むウェブページを表示してもよい。契約内容に同意する操作を行うことで、加入者は、通信データの解析を承諾することとなる。
【0044】
請求サーバ３は、移動体通信サービスの各加入者へ請求される通信料金を管理するためのサーバ装置であってもよい。本実施形態において、データ通信サービスの通信料金は、期間中の消費通信量に応じて定められる。例えば、消費通信量が増加するに従って通信料金が高くなってもよい。例えば、消費通信量が増加するに従って段階的に通信料金が高くなってもよい。データ通信サービスの通信料金は、通話サービスの通信料金が含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。図２は、データ通信サービスの通信料金の体系の一例を示す図である。図２に示すように、当該月の消費通信量が３ＧＢ以下の範囲では、月額通信料金は９８０円である。消費通信量が３ＧＢを超えて２０ＧＢ以下の範囲では、月額通信料金は１，９８０円である。消費通信量が２０ＧＢを超える範囲では、月額通信料金は２，９８０円である。これらの通信料金は、税抜きの料金である。加入者は、２０ＧＢを超えて無制限にデータ通信可能であってもよい。なお、別の実施形態においては、月間に消費可能な通信量の上限が予め定められており且つ月額通信料金が固定のプランが一又は複数提供されてもよい。
【0045】
また、請求サーバ３は、広告主となっている各事業者に請求される広告料を管理してもよい。広告料は、例えば通信量控除対象行動を加入者がとることに応じて発生してもよい。
【0046】
会員情報管理サーバ４は、所定サービスの会員に関する情報を管理するサーバ装置であってもよい。この所定サービスを、便宜上、Ｒサービスという。Ｒサービスは、上述の移動体通信サービスとは異なるサービスであってもよい。Ｒサービスの例として、インターネット総合サービス、オンラインショッピングモールにおける商品売買の仲介等が挙げられる。インターネット総合サービスは、複数のサービスを含んでもよい。これらのサービスは、例えばコンピュータネットワークを利用して提供されるサービスであってもよい。そのようなサービスはオンラインサービスを含んでもよい。オンラインサービスは、ウェブサイトを介して提供されてもよい。インターネット総合サービスに含まれるサービスの例として、オンラインショッピング、施設の利用予約サービス、ポイントプログラム、コンテンツ配信、情報検索、キャリア決済、クレジットカード決済、アプリケーション決済、電子マネー、ネット証券、ネット銀行、ソーシャルネットワーキングサービス等が挙げられる。Ｒサービスを利用するために、各ユーザはＲサービスの会員になる必要があってもよい。ユーザが会員になる際に、そのサービスにおいてそのユーザを識別するための情報であるユーザＩＤが、会員情報管理サーバ４に登録されてもよい。ユーザがＲサービスの会員であることを条件として、そのユーザは、その移動体通信サービスに加入することが可能であると定められていてもよいし、そのような条件はなくてもよい。移動体通信サービスを提供する移動体通信事業者と、Ｒサービスを提供する事業者とは、例えば同一の企業であってもよいし、同一企業グループに含まれる互いに関連する企業であってもよいし、何らかの業務提携又は資本提携を行う企業同士であってもよい。
【0047】
アプリケーション配信サーバ５は、携帯端末７が実行可能な各種アプリケーションを携帯端末７へ配信するサーバ装置であってもよい。例えば、アプリケーション配信サーバ５は、加入者が指定した条件を満たすアプリケーションを検索してもよい。携帯端末７は、検索されたアプリケーションの中から加入者により選択されたアプリケーションをアプリケーション配信サーバ５からダウンロードしてもよい。
【0048】
各事業者サーバ６は、広告主となり得る事業者が情報発信を行ったりサービスを提供したりするため処理を行うサーバ装置であってもよい。事業者サーバ６は、例えばその事業者自身が管理してもよいし、そうではなくてもよい。例えば、少なくとも一の事業者サーバ６は、事業者に関連するウェブサイトに関する処理を実行してもよい。また少なくとも一の事業者サーバ６は、携帯端末７が実行可能なアプリケーションのバックエンド部分の処理を実行してもよい。例えば、事業者サーバ６は、アプリケーションを携帯端末７により適切に動作及び機能させるためのサーバ装置であってもよい。例えば、事業者サーバ６は、アプリケーションに従って携帯端末７から送信されてきた要求に応じた処理を実行し、その処理の結果を携帯端末７へ送信してもよい。携帯端末７は、事業者サーバ６から受信した情報に基づいて画面表示等を行ってもよい。事業者サーバ６を必要とするアプリケーションの例として、オンラインゲーム、ソーシャルゲーム、情報を検索するアプリケーション、地図を表示するアプリケーション、オンラインショッピングで商品を購入するためのアプリケーション、サービスを予約するためのアプリケーション、ネット銀行やネット証券を利用するためのアプリケーション、事業者サーバ６に記憶させたユーザのデータをそのユーザにより編集可能とするアプリケーション等が挙げられる。
【0049】
各携帯端末７は、移動体通信ネットワークＮＭを介したデータ通信を行う携帯用の端末装置である。例えば、各携帯端末７は、基地局ＢＳと無線通信を行うことでコアネットワークＮＣを介してインターネットＮＩに接続する。これにより、携帯端末７は、加入者サポートサーバ２、アプリケーション配信サーバ５、事業者サーバ６等のサーバ装置との間で通信を行う。携帯端末７は、例えば移動体通信ネットワークＮＭを利用した通話及びデータ通信の両方が可能な携帯電話機（スマートフォンを含む）であってもよいし、データ通信のみが可能な端末装置、例えばタブレット式コンピュータ等であってもよい。各携帯端末７には、例えばＳＩＭ（Subscriber Identity Module）カード等のＩＣカードが接続される。このＩＣカードには、携帯端末７を利用するユーザを、移動体通信サービスの加入者として識別するための加入者識別情報が記憶されてもよい。加入者識別情報の例として、ＭＳＩＳＤＮ、ＩＭＳＩ（International Mobile Subscription Identity）等が挙げられる。移動体通信サービスは、各加入者を、その加入者識別情報で識別可能である。各携帯端末７は、例えば移動体通信ネットワークＮＭを介してアプリケーション配信サーバ５等のサーバ装置からアプリケーションをダウンロード可能である。また、各携帯端末７には、ウェブブラウザがインストールされてもよい。
【0050】
［１－２．装置構成］
［１－２－１．通信量計算装置］
次に、通信量計算装置１の構成について、図３及び図４を用いて説明する。図３は、本実施形態に係る通信量計算装置１の概要構成の一例を示すブロック図である。図３に示すように、通信量計算装置１は、システム制御部１１と、システムバス１２と、入出力インターフェース１３と、記憶部１４と、通信部１５と、を備えている。システム制御部１１と入出力インターフェース１３とは、システムバス１２を介して接続されている。
［１－２－１．通信量計算装置］
次に、通信量計算装置１の構成について、図３及び図４を用いて説明する。図３は、本実施形態に係る通信量計算装置１の概要構成の一例を示すブロック図である。図３に示すように、通信量計算装置１は、システム制御部１１と、システムバス１２と、入出力インターフェース１３と、記憶部１４と、通信部１５と、を備えている。システム制御部１１と入出力インターフェース１３とは、システムバス１２を介して接続されている。
【0051】
システム制御部１１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）１１ａ、ＲＯＭ（Read Only Memory）１１ｂ、ＲＡＭ（Random Access Memory）１１ｃ等により構成されている。
【0052】
入出力インターフェース１３は、記憶部１４及び通信部１５とシステム制御部１１との間のインターフェース処理を行う。
【0053】
記憶部１４は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部１４には、通信量ＤＢ１４ａ、キャンペーンＤＢ１４ｂ、シグネチャＤＢ１４ｃ、ＤＰＩ承諾ＤＢ１４ｄ、通信量控除状況ＤＢ１４ｅ等のデータベースが記憶されてもよい。「ＤＢ」は、データベースの略語である。
【0054】
図４は、通信量計算装置１のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。図４に示すように、通信量ＤＢ１４ａには、移動体通信サービスの各加入者が期間ごとに消費した通信量が記憶されてもよい。例えば、通信量ＤＢ１４ａには、ＭＳＩＳＤＮ、対象期間、実消費通信量、提示消費通信量等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ＭＳＩＳＤＮは、通信量が示される加入者を示す。対象期間は、通信量が消費された期間を、年度と月との組み合わせで示す。実消費通信量は、加入者がその期間に実際に消費した通信量を示す。提示消費通信量は、加入者がその期間に消費した通信量として、その加入者に対して提示されることが予定されている通信量を示す。例えば、加入者サポートサイトで提示消費通信量が表示されたり、加入者に請求される通信料金を計算するために提示消費通信量が利用されたりしてもよい。提示消費通信量は、その加入者が、通信量控除対象行動をとることで消費した通信量を控除した後の消費通信量である。従って、提示消費通信量は、実消費通信量と一致するか又は実消費通信量よりも小さい。実消費通信量及び提示消費通信量の初期値は０ＧＢであってもよい。なお本実施形態においては、通信量ＤＢ１４ａには、実消費通信量と提示消費通信量との区別なく、各加入者について一の消費通信量が記憶されていてもよい。
【0055】
キャンペーンＤＢ１４ｂには、加入者が消費した通信量を控除するための各キャンペーンに関するキャンペーン情報が記憶されてもよい。キャンペーンＤＢ１４ｂには、複数の広告主それぞれについてキャンペーン情報が記憶されてもよい。例えば、キャンペーンＤＢ１４ｂには、キャンペーン情報として、キャンペーンＩＤ、広告主ＩＤ、予算額、及び通信量控除条件情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。キャンペーンＩＤは、キャンペーンを識別するための識別情報である。広告主ＩＤは、そのキャンペーンの広告主となる事業者を識別する識別情報である。予算額は、そのキャンペーンのための広告費用の予算の金額を示す。予算額は広告主により指定可能であってもよい。通信量控除条件情報は、通信量控除条件としての通信量控除対象行動を示す情報であってもよい。通信量控除条件情報は、例えば通信量控除対象行動の種類を識別する情報を含んでもよい。前述したようにその行動の種類の例として、ウェブサイトの閲覧、アプリケーションのダウンロードと実行、アプリケーションの利用、アプリケーションの所定時間以上の利用、動画の視聴等が挙げられる。各広告主は、通信量控除対象行動及びその種類を指定することが可能であってもよい。複数の広告主のうち、少なくとも何れか一の広告主が指定した通信量控除対象行動の種類と、その広告主とは異なる少なくとも何れか一の広告主が指定した通信量控除対象行動の種類とは異なっていてもよい。例えば、或る広告主はウェブサイトの閲覧を指定し、別の広告主はアプリケーションのダウンロードと実行を指定する。アプリケーションを所定時間以上利用する等、通信量控除条件が時間長の条件を含む場合、通信量控除条件情報は、その時間長を含んでもよい。また、通信量控除条件情報は、加入者が最初に通信量控除対象行動をとった後で再度通信量控除対象行動をとった場合に、通信量の控除が制限される期間の長さを含んでもよい。通信量の控除が制限される期間の長さの例として、１日、１か月、無期限等が挙げられる。１日及び１か月等の期間は、その期間内に１回のみ通信量が控除されることを示す。無期限は、期間に関係なく最初の１回の通信量控除対象行動のみについて通信量が控除されることを示す。例えば、通信量控除対象行動がアプリケーションのダウンロードを含む場合、通信量の控除が制限される期間は無期限であってもよい。また、通信量控除条件情報は、通信量控除対象行動に対応するシグネチャのシグネチャＩＤを含んでもよい。シグネチャＩＤは、シグネチャを識別する識別情報である。シグネチャは、ＤＰＩで用いられてもよい。シグネチャは、その通信量控除対象行動に対応する通信データの特徴を示す情報であってもよい。例えば、通信量控除対象行動を加入者がとる際に携帯端末７が移動体通信ネットワークＮＭを介して送信又は受信する通信データの内容を識別する情報であってもよい。アプリケーションのダウンロードと実行等、通信量控除対象行動が、複数の行動の組み合わせである場合、通信量控除条件情報は、それら複数の行動それぞれに対応するシグネチャのシグネチャＩＤを含んでもよい。行動が異なればシグネチャも基本的には異なる。また、通信量控除条件情報は、同一の行動について複数のシグネチャのシグネチャＩＤを含んでもよい。この場合、通信量控除対象行動に対応する通信データが、それら複数のシグネチャのうち少なくとも何れか一のシグネチャにより示される特徴を含み得る。複数のシグネチャのうち何れか一のシグネチャにより示される特徴を有する通信データが検出されると、通信量の控除の対象となり得る。
【0056】
シグネチャＤＢ１４ｃには、通信量控除対象行動に含まれる各行動に対応するシグネチャが記憶されてもよい。例えば、シグネチャＤＢ１４ｃには、シグネチャＩＤ、キャンペーンＩＤ、及びシグネチャが、互いに関連付けて記憶されてもよい。シグネチャＩＤは、シグネチャを識別する識別情報である。キャンペーンＩＤは、そのシグネチャにより示される特徴を有する通信データの通信量が控除されるキャンペーンを示す。シグネチャは、その通信データのパケットのトランスポート層のペイロードに含まれる通信内容識別情報を含んでもよい。以降、単にペイロードというとき、それはトランスポート層のペイロードであることを示す。通信内容識別情報は、その通信データの特徴を示す情報若しくは通信内容を識別する情報であってもよい。ＤＰＩでは、通信データのパケットのトランスポート層のペイロードを主として分析する。ＯＳＩ（Open Systems Interconnection）参照モデルが採用される場合、分析されるペイロードは、セッション層のＰＤＵ（Program Data Unit）、プレゼンテーション層のＰＤＵ、及びアプリケーション層のＰＤＵを含み得る。これら全ての層のＰＤＵが分析されてもよいし、一部の層のＰＤＵが分析されてもよい。ＴＣＰ／ＩＰ（Transmission Control Protocol / Internet Protocol）モデルが採用される場合、分析されるペイロードは、アプリケーション層のＰＤＵであってもよい。以降は、ＴＣＰ／ＩＰモデルを前提として説明する。分析されるＰＤＵは、アプリケーション層のヘッダ及びアプリケーション層のペイロードの何れか一方であってもよいし、それらの両方であってもよい。通信内容識別情報の例として、キーワード、ワイルドカード、正規表現、数値、数値範囲等が挙げられる。一のシグネチャが複数の通信内容識別情報を含んでもよい。この場合、複数の通信内容識別情報の全てを含む通信データが検出されてもよいし、それらの通信内容識別情報のうち少なくとも何れか一つを含む通信データが検出されてもよい。また、シグネチャは、その通信内容を識別する情報が出現する位置を示すアドレス又はアドレスの範囲を示してもよい。このアドレスは、その通信内容識別情報が、アプリケーション層のデータの先頭から何バイト目に位置するかを示してもよい。また、シグネチャは、携帯端末７が、通信データの送信元及び送信先の何れであるかを示す情報を含んでもよい。また、シグネチャは、パケットのヘッダに含まれる情報であって、通信内容を識別し得る情報若しくは通信内容を識別するための補助となる情報を含んでもよい。そのような情報の例として、ＩＰアドレス、ポート番号及びウインドウサイズ等が挙げられる。通信量控除対象行動によっては、パケットのヘッダを分析することのみで、その通信データが通信量控除対象行動に対応するものであるか否かを判断することが可能である場合がある。また、パケットのヘッダに含まれる情報に基づいて、アプリケーション層のＰＤＵを分析する必要があるか否かを判断することができる場合がある。例えば、各通信量控除条件情報に対応する通信データは、携帯端末７と特定の事業者サーバ６との間で送信又は受信されることが一般的である。従って、通信量控除条件情報に対応する通信データは、その事業者サーバ６のＩＰアドレスを含む。また、加入者が特定の行動をとるためには特定のポート番号で通信を行う必要がある場合もある。
【0057】
ＤＰＩ承諾ＤＢ１４ｄには、移動体通信サービスの各加入者が、その加入者が行う通信をＤＰＩで解析することを承諾しているか否かを示す情報が記憶されてもよい。通信量計算装置１は、解析を承諾した加入者についてのみ、通信内容を解析する。ＤＰＩ承諾ＤＢ１４ｄには、例えばＭＳＩＳＤＮ及びＤＰＩ承諾フラグ等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ＤＰＩ承諾フラグは、ＭＳＩＳＤＮにより識別される加入者が、通信内容の解析を承諾しているか否かを示す。ＤＰＩ承諾フラグは、「未承諾」及び「承諾済み」の何れかに設定されてもよい。「未承諾」は、加入者が解析を承諾していないことを示す。「承諾済み」は、加入者が解析を承諾していることを示す。ＤＰＩ承諾フラグの初期値は「未承諾」である。
【0058】
通信量控除状況ＤＢ１４ｅは、通信量が控除されたか否かを、キャンペーンと加入者との組み合わせごとに示す情報が記憶されてもよい。例えば、通信量控除状況ＤＢ１４ｅは、キャンペーンＩＤ、ＭＳＩＳＤＮ、及び控除フラグ等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。控除フラグは、キャンペーンＩＤにより識別されるキャンペーンについて、ＭＳＩＳＤＮにより識別される加入者の通信量が控除されているか否かを示す。控除フラグは、例えば「未控除」及び「控除済み」の何れかに設定してもよい。「未控除」は、通信量が控除されていないことを示す。「控除済み」は、通信量が控除されていることを示す。控除フラグの初期値は「未控除」である。通信量計算装置１は、通信量の控除を行うと、控除フラグを「控除済み」に変更してもよい。控除フラグが「控除済み」に設定されている場合、通信量計算装置１は通信量の控除を行わない。通信量の控除が制限される期間の長さが１日である場合、通信量計算装置１は、例えば毎日所定の時刻に、控除フラグを「未控除」にリセットする。通信量の控除が制限される期間の長さが１か月である場合、通信量計算装置１は、例えば毎月の初日に、控除フラグを「未控除」にリセットする。通信量の控除が制限される期間の長さが無期限である場合、控除フラグがリセットされることはない。
【0059】
記憶部１４には、更に、オペレーティングシステム、ＤＢＭＳ（Database Management System）、通信量計算プログラム等の各種プログラムが記憶されている。通信量計算プログラムは、通信量の計算や通信内容の解析等の処理をシステム制御部１１に実行させるプログラムである。通信量計算プログラムは、例えば、他の装置からインターネットＮＩを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0060】
通信部１５は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部１５は、コアネットワークＮＣを流れるパケットを受信してもよい。また、通信部１５は、加入者サポートサーバ２及び請求サーバ３等と接続し、接続された装置との通信状態を制御してもよい。
【0061】
［１－２－２．加入者サポートサーバ］
次に、加入者サポートサーバ２の構成について、図５を用いて説明する。図５は、本実施形態に係る加入者サポートサーバ２の概要構成の一例を示すブロック図である。図５に示すように、加入者サポートサーバ２は、システム制御部２１と、システムバス２２と、入出力インターフェース２３と、記憶部２４と、通信部２５と、を備えている。システム制御部２１と入出力インターフェース２３とは、システムバス２２を介して接続されている。
次に、加入者サポートサーバ２の構成について、図５を用いて説明する。図５は、本実施形態に係る加入者サポートサーバ２の概要構成の一例を示すブロック図である。図５に示すように、加入者サポートサーバ２は、システム制御部２１と、システムバス２２と、入出力インターフェース２３と、記憶部２４と、通信部２５と、を備えている。システム制御部２１と入出力インターフェース２３とは、システムバス２２を介して接続されている。
【0062】
システム制御部２１は、ＣＰＵ２１ａ、ＲＯＭ２１ｂ、ＲＡＭ２１ｃ等により構成されている。
【0063】
入出力インターフェース２３は、記憶部２４及び通信部２５とシステム制御部２１との間のインターフェース処理を行う。
【0064】
記憶部２４は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部２４には、オペレーティングシステム、ＤＢＭＳ、加入者サポートサーバプログラムが記憶されている。加入者サポートサーバプログラムは、加入者サポートサイトに関する処理をシステム制御部２１に実行させるプログラムである。加入者サポートサーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットＮＩを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0065】
通信部２５は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部２５は、インターネットＮＩを介して通信量計算装置１、請求サーバ３、会員情報管理サーバ４、または携帯端末７等と接続し、接続された装置との通信を制御する。
【0066】
［１－２－３．請求サーバ］
次に、請求サーバ３の構成について、図６及び図７を用いて説明する。図６は、本実施形態に係る請求サーバ３の概要構成の一例を示すブロック図である。図６に示すように、請求サーバ３は、システム制御部３１と、システムバス３２と、入出力インターフェース３３と、記憶部３４と、通信部３５と、を備えている。システム制御部３１と入出力インターフェース３３とは、システムバス３２を介して接続されている。
次に、請求サーバ３の構成について、図６及び図７を用いて説明する。図６は、本実施形態に係る請求サーバ３の概要構成の一例を示すブロック図である。図６に示すように、請求サーバ３は、システム制御部３１と、システムバス３２と、入出力インターフェース３３と、記憶部３４と、通信部３５と、を備えている。システム制御部３１と入出力インターフェース３３とは、システムバス３２を介して接続されている。
【0067】
システム制御部３１は、ＣＰＵ３１ａ、ＲＯＭ３１ｂ、ＲＡＭ３１ｃ等により構成されている。
【0068】
入出力インターフェース３３は、記憶部３４及び通信部３５とシステム制御部３１との間のインターフェース処理を行う。
【0069】
記憶部３４は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部３４には、通信料金ＤＢ３４ａ及び広告料金ＤＢ３４ｂ等のデータベースが記憶されてもよい。
【0070】
図７は、請求サーバ３のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。図７に示すように、通信料金ＤＢ３４ａには、移動体通信サービスの各加入者に請求される通信料金に関する通信料金請求情報が期間ごとに記憶されてもよい。例えば、通信料金ＤＢ３４ａには、通信料金請求情報として、ＭＳＩＳＤＮ、対象期間、消費通信量、及び通信料金請求額等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ＭＳＩＳＤＮは、通信料金が請求される加入者を示す。対象期間は、通信料金が請求される通信量が消費された期間を示す。消費通信量は、その加入者がその対象期間に消費した通信量を示す。本実施形態において、消費通信量は、通信量ＤＢ１４ａに記憶される提示用通信量と同一であってもよい。通信料金請求額は、請求される通信料金の額を示す。通信料金請求額は、消費通信量に応じて定められる。
【0071】
広告料金ＤＢ３４ｂには、各キャンペーンの広告主に請求される広告料に関する広告料請求情報が期間ごとに記憶されてもよい。例えば、広告料金ＤＢ３４ｂには、広告料請求情報として、キャンペーンＩＤ、広告主ＩＤ、対象期間、及び広告料請求額を含んでもよい。キャンペーンＩＤは、広告料が請求されるキャンペーンを示す。広告主ＩＤは、広告料が請求される広告主を示す。対象期間は、広告料が発生した期間を示す。広告料請求額は、その広告主に請求される広告料の額を示す。
【0072】
記憶部３４には、更に、オペレーティングシステム、ＤＢＭＳ、請求サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。請求サーバプログラムは、通信料金や広告料金の請求に関する各種処理をシステム制御部３１に実行させるプログラムである。請求サーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットＮＩを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0073】
通信部３５は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部３５は、インターネットＮＩを介して通信量計算装置１、加入者サポートサーバ２、会員情報管理サーバ４、または携帯端末７等と接続し、接続された装置との通信を制御する。
【0074】
［１－２－４．会員情報管理サーバ］
次に、会員情報管理サーバ４の構成について、図８を用いて説明する。図８は、本実施形態に係る請求サーバ３のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。図８に示すように、会員情報管理サーバ４は、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１等のデータベースを記憶してもよい。ユーザ識別情報変換ＤＢ４１には、移動体通信サービスの各加入者について、その加入者のＭＳＩＳＤＮと、Ｒサービスにおけるその加入者のユーザＩＤとが、互いに関連付けて記憶されてもよい。同一の加入者のＭＳＩＳＤＮとユーザＩＤとは基本的には異なるため、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１は、これらの識別情報の相互変換に用いられてもよい。ユーザが移動体通信サービスに加入する条件として、そのユーザがＲサービスの会員であることが必要である場合、例えば移動体通信サービスの加入申し込みの際にユーザがユーザＩＤを指定する。これにより、会員情報管理サーバ４は、そのユーザのＭＳＩＳＤＮとユーザＩＤとを関連付けてユーザ識別情報変換ＤＢ４１に記憶させてもよい。会員情報管理サーバ４は、会員情報管理サーバ４に記憶されるデータベースにアクセスするためのＡＰＩ（Application Programming Interface）を提供してもよい。加入者サポートサーバ２及び請求サーバ３は、このＡＰＩを介してユーザ識別情報変換ＤＢ４１等のデータベースにアクセスしてもよい。
次に、会員情報管理サーバ４の構成について、図８を用いて説明する。図８は、本実施形態に係る請求サーバ３のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。図８に示すように、会員情報管理サーバ４は、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１等のデータベースを記憶してもよい。ユーザ識別情報変換ＤＢ４１には、移動体通信サービスの各加入者について、その加入者のＭＳＩＳＤＮと、Ｒサービスにおけるその加入者のユーザＩＤとが、互いに関連付けて記憶されてもよい。同一の加入者のＭＳＩＳＤＮとユーザＩＤとは基本的には異なるため、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１は、これらの識別情報の相互変換に用いられてもよい。ユーザが移動体通信サービスに加入する条件として、そのユーザがＲサービスの会員であることが必要である場合、例えば移動体通信サービスの加入申し込みの際にユーザがユーザＩＤを指定する。これにより、会員情報管理サーバ４は、そのユーザのＭＳＩＳＤＮとユーザＩＤとを関連付けてユーザ識別情報変換ＤＢ４１に記憶させてもよい。会員情報管理サーバ４は、会員情報管理サーバ４に記憶されるデータベースにアクセスするためのＡＰＩ（Application Programming Interface）を提供してもよい。加入者サポートサーバ２及び請求サーバ３は、このＡＰＩを介してユーザ識別情報変換ＤＢ４１等のデータベースにアクセスしてもよい。
【0075】
［１－３．システム制御部の機能概要］
［１－３－１．データ検査装置］
次に、図９乃至図１２を用いて、通信量計算装置１のシステム制御部１１の機能概要について説明する。図９は、本実施形態における通信量計算装置１のシステム制御部１１の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部１１は、ＣＰＵ１１ａが、通信量計算プログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図９に示すように、シグネチャ取得部１１０１、検出部１１０２、通信量計算部１１０３、通信量記憶制御部１１０４、広告料発生通知部１１０５等として機能してもよい。
［１－３－１．データ検査装置］
次に、図９乃至図１２を用いて、通信量計算装置１のシステム制御部１１の機能概要について説明する。図９は、本実施形態における通信量計算装置１のシステム制御部１１の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部１１は、ＣＰＵ１１ａが、通信量計算プログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図９に示すように、シグネチャ取得部１１０１、検出部１１０２、通信量計算部１１０３、通信量記憶制御部１１０４、広告料発生通知部１１０５等として機能してもよい。
【0076】
シグネチャ取得部１１０１は、移動体通信ネットワークＮＭを介して通信される通信データのうち、通信量控除対象行動に対応する通信データの特徴を示すシグネチャを取得してもよい。例えば、シグネチャ取得部１１０１は、通信データがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに、またはその通信データを構成する各パケットがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに、シグネチャＤＢ１４ｃから少なくとも一のシグネチャを取得してもよい。シグネチャ取得部１１０１は、複数の広告主によりそれぞれ指定された複数の通信量控除対象行動にそれぞれに対応する複数のシグネチャを取得可能であってもよい。
【0077】
検出部１１０２は、移動体通信ネットワークＮＭを通過中の通信データを検査してもよい。そして、検出部１１０２は、その検査により、移動体通信ネットワークＮＭを通過する通信データから、シグネチャ取得部１１０１により取得されたシグネチャにより示される特徴を有する通信データを検出してもよい。例えば、検出部１１０２は、通信データがコアネットワークＮＣに流れてきたときにその通信データを捕捉してもよい。通信データを構成する各パケットは、そのパケットの送信元又は送信先の加入者を識別する加入者識別情報を含んでもよい。この加入者識別情報は、例えばＭＳＩＳＤＮであってもよいし、ＩＭＳＩであってもよい。検出部１１０２は、ヘッダに含まれる加入者識別情報に基づいて、加入者ごとに通信データを検査してもよい。また、検出部１１０２は、ＤＰＩによる通信データの解析を承諾した加入者についての通信データのみ検査を行ってもよい。検出部１１０２は、通信データが移動体ネットワークＮＭを通過するごとに動作してもよい。
【0078】
検出部１１０２は、例えばアプリケーション層のＰＤＵ単位で、通信データを検査してもよい。これは、複数のパケットで構成されるデータ単位で、その通信データが検査される場合があることを示す。例えば、アプリケーション層のＰＤＵには、通信データの本体部分の長さを示す情報が含まれている場合がある。そのような情報の例として。ＨＴＴＰにけるContent-Length等が挙げられる。そのような情報から、通信データを構成するパケットの総数を特定することができる場合がある。ＴＣＰを用いて通信データが送信される場合、各パケットのヘッダはシーケンス番号を含む。シーケンス番号に基づいて、複数のパケットから元の通信データを構築することができる。ＵＤＰが用いられる場合、検出部１１０２は、例えばパケット単位で通信データを解析してもよい。
【0079】
検出部１１０２は、例えばパターンマッチングを用いてシグネチャにより示される特徴を有する通信データを検出してもよい。例えば、検出部１１０２は、シグネチャに含まれる通信内容識別情報を含む通信データを検出してもよい。前述したように、シグネチャは、通信内容識別情報に加えて、ＩＰアドレス、ポート番号、ウインドウサイズ、通信内容識別情報のアドレスに関する情報、携帯端末７が通信データの送信元及び送信先の何れであるかを示す情報のうち、なくとも一つを含む可能性がある。検出部１１０２は、こうした情報も考慮して、シグネチャにより示される特徴を有する通信データを検出してもよい。また、検出部１１０２は、通信データを構成するパケットに含まれるＩＰアドレスを用いて、若しくはＩＰアドレスとポート番号との組み合わせを用いて、アプリケーション層のＰＤＵを検査するか否かを判定してもよい。前述したように、各シグネチャは、事業者サーバ６のＩＰアドレス及びポート番号を含み得る。検出部１１０２は、何れかのシグネチャに含まれるＩＰアドレス、若しくはＩＰアドレスとポート番号との組み合わせがパケットのヘッダに含まれている場合にのみ、アプリケーション層のＰＤＵを検査してもよい。
【0080】
アプリケーション層のＰＤＵが暗号化されている場合がある。暗号化のプロトコルの例として、ＳＳＬ／ＴＬＳ（Secure Sockets Layer / Transport Layer Security）が挙げられる。この場合、検出部１１０２は、このＰＤＵを復号化した上で検査を行ってもよい。通信データの解析に対する加入者による承諾は、通信データの復号化に対する承諾も含む。また、移動体通信事業者は、広告主となる各事業者に対しても、予め通信データの復号化に対する承諾を得ておく。検出部１１０２は、例えば各事業者サーバ６から、通信データの暗号化及び復号化に用いられる共通鍵を復号化するための秘密鍵を取得して記憶部１４に記憶させておいてもよい。検出部１１０２は、携帯端末７が、暗号化された共通鍵を何れかの事業者サーバ６へ送信するとき、検出部１１０２は、その共通鍵を復号化してもよい。そして、検出部１１０２は、その後に携帯端末７と事業者サーバ６との間で送受信される通信データを、共通鍵で復号化してもよい。或いは、検出部１１０２は、携帯端末７から共通鍵を取得してもよい。また、前述したように、アプリケーション層のＰＤＵを復号化しなくても、その通信データを構成するパケットのヘッダから通信内容を特定することができる場合がある。或いは、アプリケーション層のＰＤＵを復号化せずにそのＰＤＵを解析する方法が用いられてもよい。そのような方法の例として、Blindbox、Fast Packet Inspection等が挙げられる。
【0081】
通信量計算部１１０３は、各加入者が期間中に消費した通信量を計算してもよい。例えば、通信量計算部１１０３は、通信データを構成するパケットがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに、通信量ＤＢ１４ａに記憶されている実消費通信量を更新してもよい。また、通信量計算部１１０３は、提示消費通信量を更新してもよい。通信量計算部１１０３は、例えばパケットに含まれるＭＳＩＳＤＮに関連付けられた消費通信量に、そのパケットのサイズを加算して、その消費通信量を更新してもよい。
【0082】
通信量計算部１１０３は、移動体通信サービスの加入者のうち、検出部１１０２により検出された通信データの送信元又は送信先となる加入者がその期間の開始時点（例えば今月の１日等）から消費した消費通信量と、検出部１１０２により検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、提示消費通信量として計算してもよい。前述したように、何れかのシグネチャにより示される特徴を有するか否かに関わらず、パケットがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに、実消費通信量が増加する。そのため、 通信量計算部１１０３は、実消費通信量から、検出された通信データのデータサイズを減算することにより、提示消費通信量を計算してもよい。なお、シグネチャにより示される特徴を有する通信データをパケット単位で検出可能である場合、 通信量計算部１１０３は、そのパケット分のデータサイズを加算しないことにより、提示消費通信量を計算してもよい。
【0083】
図１０は、通信量が控除される様子の一例を示す図である。図１０（ａ）に示すように、或る加入者の月初の消費通信量は０ＧＢである。その後、加入者は、図１０（ｂ）に示すように２．８ＧＢ分の通信１０１を行った。通信１０１は、通信量の控除対象外である。その後、加入者は、図１０（ｃ）に示すように０．３ＧＢ分の通信１０２を行った。この時点での消費通信量は３．１ＧＢである。通信１０２は、例えば広告主のウェブサイトを閲覧するための通信である。従って、通信１０２は通信量の控除対象である。そこで、通信量計算部１１０３は、図１０（ｄ）に示すように、消費通信量３．１ＧＢから０．３ＧＢを減算して、提示消費通信量２．８ＧＢを計算してもよい。この結果、図２に示すように、現時点でのデータ通信の通信料金は１，９８０円から９８０円に下がった。
【0084】
消費通信量の管理方法は幾つか挙げられる。前述したように、通信量ＤＢ１４ａには、実消費通信量及び提示消費通信量が記憶されているとする。例えば、最初から実消費通信量と提示消費通信量とを別々に管理することが考えられる。この場合、通信量計算部１１０３は、パケットがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに、実消費通信量及び提示消費通信量の両方を更新する。通信量計算部１１０３は、検出部１１０２により検出された通信データのデータサイズを、提示消費通信量の方からのみ減算する。或いは、最初は実消費通信量のみ管理することが考えられる。この場合、通信量計算部１１０３は、各加入者について、パケットがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに実消費通信量を更新する。通信量計算部１１０３は、何れかのシグネチャにより示される特徴を有する通信データが検出部１１０２により初めて検出された場合、実消費通信量から、その通信データのデータサイズを減算して、提示消費通信量を計算する。それ以降、通信量計算部１１０３は、パケットがコアネットワークＮＣに流れてくるごとに、実消費通信量及び提示消費通信量の両方を更新する。或いは、提示消費通信量のみを管理することが考えられる。或いは、実消費通信量と総控除通信量とを管理することが考えられる。総控除通信量は、控除された通信量の合計である。実消費通信量と総控除通信量との組み合わせは、実質的に提示消費通信量を示すということもできる。例えば、通信量計算部１１０３は、何れかのシグネチャにより示される特徴を有する通信データが検出部１１０２に検出されるごとに、その通信データのデータサイズを総控除通信量に加算する。加入者サポートサイトで消費通信量を表示するとき、または通信料金を計算するとき、実消費通信量から総控除通信量を減算することにより、提示消費通信量が計算される。この計算は、通信量計算装置１が行ってもよいし、加入者サポートサーバ２又は請求サーバ３が行ってもよい。
【0085】
通信量控除対象行動によって、消費通信量の控除方法が変わる場合がある。シンプルな方法では、通信量計算部１１０３は、シグネチャにより示される特徴を有する通信データが移動体通信ネットワークＮＭを通過するごとに、消費通信量から、その通信データのデータサイズを減算する。例えば、通信量控除対象行動が、所定のウェブサイトの閲覧である場合、通信量計算部１１０３は、そのウェブサイトを構成するウェブページの提供に必要なＨＴＭＬ（HyperText Markup Language）文書、スタイルシート、スクリプト、画像データ、動画データ、及びその他のデータの何れかが事業者サーバ６から携帯端末７へ送信されてくるごとに、そのデータのサイズを消費通信量から減算してもよい。通信量計算部１１０３は、それらのデータを要求するために携帯端末７から事業者サーバ６へ送信される通信データについては、消費通信量からデータサイズを減算してもよいし、減算しなくてもよい。
【0086】
通信量控除対象行動がアプリケーションのダウンロードと実行である場合、シグネチャＤＢ１４ｃには、少なくとも２個のシグネチャが記憶されてもよい。第１のシグネチャは、そのアプリケーションのダウンロードに対応するシグネチャである。例えば、アプリケーション配信サーバ５から携帯端末７へ送信されるアプリケーションを構成する１又は複数の通信データのそれぞれが、第１のシグネチャにより示される特徴を含んでもよい。第２のシグネチャは、そのアプリケーションの実行に対応するシグネチャである。例えば、アプリケーションの起動時に携帯端末７から事業者サーバ６へ若しくは事業者サーバ６から携帯端末７へ送信される通信データが、第２のシグネチャにより示される特徴を含んでもよい。或いは、アプリケーションの実行中に必ず送信される何れかの通信データが、第２のシグネチャにより示される特徴を含んでもよい。シグネチャ取得部１１０１は、第１のシグネチャ及び第２のシグネチャを取得することとなる。通信量計算部１１０３は、第２のシグネチャにより識別される特徴を有する通信データが検出部１１０２により検出された場合、消費通信量から、第１のシグネチャにより示される特徴を有する通信データのデータサイズを減算して、提示消費通信量を計算してもよい。このとき、通信量計算部１１０３は、消費通信量から、第２のシグネチャにより示される特徴を有する通信データのデータサイズを更に減算してもよいし、減算しなくてもよい。
【0087】
図１１は、通信量が控除される様子の一例を示す図である。例えば、通信量控除対象行動が、アプリケーションＡをダウンロードして実行することであるとする。図１１（ａ）に示すように、或る加入者が、通信量の控除対象外の通信１１１を行った後、アプリケーションＡのダウンロード１１２を行った。この時点では通信量は控除されない。次いで、加入者は、図１１（ｂ）に示すようにプリケーションＡを利用することにより、通信１１３が発生した。通信１１３の発生に応じて、図１１（ｃ）に示すように、アプリケーションＡのダウンロード１１２に必要な通信量が、消費通信量から減算された。
【0088】
通信量控除対象行動がアプリケーションを所定時間以上利用することである場合、そのアプリケーションを連続して所定時間以上利用することが必要であってもよいし、そのアプリケーションを利用した時間の合計が所定時間以上となれば通信量が控除されてもよい。通信量計算部１１０３は、例えばシグネチャ取得部１１０１により取得されたシグネチャにより示される特徴を有する通信データが所定間隔未満の時間間隔で検出部１１０２により検出された期間の長さが所定時間以上である場合、提示消費通信量を計算してもよい。この所定の時間間隔の例として、１０秒、３０秒、１分、５分等が挙げられる。通信量の控除の対象となるアプリケーションは、そのアプリケーションの実行による携帯端末７と事業者サーバ６との間の通信頻度が比較的高いアプリケーションであってもよい。そのようなアプリケーションの例として、オンラインゲーム、ソーシャルゲーム等が挙げられる。所定の時間間隔は、その時間ごとに最低１回通信が行われれば、加入者がその間にアプリケーションを連続して利用しているとみなされる時間であってもよい。この判定に用いられる通信データは、携帯端末７から事業者サーバ６へ送信される通信データ及び事業者サーバ６から携帯端末７へ送信される通信データの何れか一方であってもよいし、両方であってもよい。時間間隔は、例えば通信量控除条件情報に含まれていてもよい。通信量計算部１１０３は、所定時間分の通信に相当する通信量を消費通信量から減算してもよいし、所定時間分の通信を超えた全通信に相当する通信量を、消費通信量から減算してもよい。
【0089】
図１２は、通信量が控除される様子の一例を示す図である。例えば、通信量控除対象行動が、アプリケーションＢを２時間利用することであるとする。図１２（ａ）に示すように、或る加入者が、通信量の控除対象外の通信１２１を行った後、アプリケーションＢを３０分利用することにより、通信１２２が発生した。この時点では通信量は控除されない。次の日、加入者は、図１２（ｂ）に示すように、通信量の控除対象外の通信１２３を行った後、アプリケーションＢを１時間３０分利用することにより、通信１２４が発生した。その結果、アプリケーションＢは２時間利用された。そのため、図１２（ｃ）に示すように、通信１２２及び１２４に必要な通信量が、消費通信量から減算された。
【0090】
通信量記憶制御部１１０４は、通信量計算部１１０３により計算された提示消費通信量を、検出部１１０２により検出された通信データの送信元又は送信先となる加入者に関連付けて、通信量ＤＢ１４ａに記憶させてもよい。例えば、通信量記憶制御部１１０４は、その加入者のＭＳＩＳＤＮに関連付けて提示消費通信量を記憶させてもよい。
【0091】
広告料発生通知部１１０５は、通信量計算部１１０３により、消費通信量と検出部１１０２により検出された通信データのデータサイズとの差に相当する提示消費通信量が計算された場合、広告費の発生の通知を示す広告料発生通知を、請求サーバ３へ送信してもよい。広告料発生通知は、例えばその広告料を負担する広告主の広告主ＩＤを含んでもよい。また、広告料発生通知は、広告料が発生したキャンペーンのキャンペーンＩＤを含んでもよい。また、広告料発生通知は、検出部１１０２により検出された通信データのデータサイズを含んでもよい。
【0092】
［１－３－２．加入者サポートサーバ］
次に、図１３及び図１４を用いて、加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能概要について説明する。図１３は、本実施形態における加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部２１は、ＣＰＵ２１ａが、加入者サポートサーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図１３に示すように、通信量取得部２１０１、通信料金取得部２１０２、及び情報送信部２１０３等として機能してもよい。
次に、図１３及び図１４を用いて、加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能概要について説明する。図１３は、本実施形態における加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部２１は、ＣＰＵ２１ａが、加入者サポートサーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図１３に示すように、通信量取得部２１０１、通信料金取得部２１０２、及び情報送信部２１０３等として機能してもよい。
【0093】
通信量取得部２１０１は、通信量計算装置１の通信量計算部１１０３により計算された提示消費通信量を取得してもよい。例えば、加入者サポートサイトにおいて、或る加入者が今月のデータ利用状況の表示を要求する。この要求に応じて、通信量取得部２１０１は、通信量計算装置１へ通信量要求を送信してもよい。通信量要求は、データ利用状況を要求した加入者のＭＳＩＳＤＮを含んでもよい。通信量計算装置１は、通信量ＤＢ１４ａに記憶されている提示消費通信量のうち、通信量要求に含まれるＭＳＩＳＤＮと今月を示す対象期間との組み合わせに関連付けられた提示消費通信量を、加入者サポートサーバ２へ送信してもよい。通信量取得部２１０１は、提示消費通信量に加えて、実消費通信量を取得してもよい。
【0094】
通信料金取得部２１０２は、通信量取得部２１０１により取得された提示消費通信量に応じた通信料金を取得してもよい。例えば、通信料金取得部２１０２は、図２に示される消費通信量と通信料金との対応関係に従って、通信料金を決定してもよい。通信料金取得部２１０２は、実消費通信量に応じた通信料金を更に取得してもよい。
【0095】
情報送信部２１０３は、通信量取得部２１０１により取得された提示消費通信量及び通信料金取得部２１０２により取得された通信料金を携帯端末７が提示可能に、それらの提示消費通信量及び通信料金を、その提示消費通信量に関連付けられた加入者の携帯端末７へ送信してもよい。提示消費通信量及び通信料金の提示は、例えば画面表示により行われてもよいし、音声出力により行われてもよい。例えば、情報送信部２１０３は、提示消費通信量及び通信料金を含む画面を携帯端末７に表示させる情報を携帯端末７へ送信してもよい。この情報は、例えばＨＴＭＬ文書であってもよいし、他の情報であってもよい。情報送信部２１０３は、実消費通信量及びその実消費通信量に応じた通信料金を更に送信してもよい。或いは、情報送信部２１０３は、実消費通信量と提示通信量との差、及び、実消費通信量に応じた通信料金と提示消費通信量に応じた通信料金との差を、更に送信してもよい。
【0096】
図１４は、データ利用状況画面の一例を示す図である。データ利用状況画面２００は、現時点における消費通信量及び通信料金を示す画面であってもよい。図１４に示すように、データ利用状況画面２００は、消費通信量２１０、控除通信量２２０、通信料金２３０、及び控除通信料金２４０を含んでもよい。消費通信量２１０は、提示消費通信量を示す。控除通信量２２０は、消費通信量から控除された通信量の合計を示す。通信料金２３０は、提示通信量に応じた通信料金を示す。控除通信料金２４０は、実消費通信量に応じた通信量と提示消費通信量に応じた通信量との差に相当する通信量を示す。
【0097】
［１－３－３．請求サーバ］
次に、図１５を用いて、請求サーバ３のシステム制御部３１の機能概要について説明する。図１５は、本実施形態における請求サーバ３のシステム制御部３１の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部３１は、ＣＰＵ３１ａが、請求サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図１５に示すように、広告費計上部３１０１及び通信料金請求額決定部３１０２等として機能してもよい。
次に、図１５を用いて、請求サーバ３のシステム制御部３１の機能概要について説明する。図１５は、本実施形態における請求サーバ３のシステム制御部３１の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部３１は、ＣＰＵ３１ａが、請求サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図１５に示すように、広告費計上部３１０１及び通信料金請求額決定部３１０２等として機能してもよい。
【0098】
広告費計上部３１０１は、提示消費通信量を実消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、広告主である事業者の広告費に計上してもよい。例えば前述したように、通信量が控除されるごとに、通信量計算装置１から請求サーバ３へ広告料発生通知が送信されてもよい。広告費計上部３１０１は、この広告料発生通知を受信するごとに、費用計上を行ってもよい。例えば、広告費計上部３１０１は、広告料発生通知に含まれるキャンペーンＩＤに関連付けて広告料金ＤＢ３４ｂに記憶されている広告料請求額に、今回の費用として広告料を加算してもよい。
【0099】
広告費計上部３１０１は、広告料発生通知を受信するごとに、広告単価を取得し又は決定してもよい。広告単価は、１回あたりの通信量の控除に対する広告料である。例えば、広告単価は、キャンペーンごとに予め定められていてもよい。この場合、請求サーバ３の記憶部３４に、キャンペーンと広告単価との対応関係を示すデータベースが記憶されていてもよい。或いは、広告単価は、通信量控除条件の種類又は通信量控除対象行動の種類ごとに、予め定められていてもよい。この場合、請求サーバ３の記憶部３４に、通信量控除条件の種類と広告単価との対応関係を示すデータベースが記憶されていてもよい。
【0100】
広告費計上部３１０１は、控除された通信量に応じて、広告料を決定してもよい。例えば、広告料発生通知は、通信量の控除対象となった通信データのデータサイズを含んでもよい。広告費計上部３１０１は、このデータサイズを、控除された通信量として用いてもよい。単位通信量あたりの広告料が予め定められていてもよい。広告費計上部３１０１は、単位通信量あたりの広告料に、控除された通信量を乗算することで、広告費に計上する広告料を計算してもよい。例えば、図２に示すように、消費通信量が０ＧＢである場合の通信料金は９８０円であり、消費通信量が２０ＧＢを超えると、通信料金は２９８０円となる。そのため、加入者が２０ＧＢの通信量を消費すると、通信料金は２０００円増加する。そのため、０．０１ＧＢあたりの通信料金は１円となる。そこで、０．０１ＧＢあたりの広告料金が、１円以上の範囲で決定されてもよい。或いは、過去の実績又はシミュレーションに基づいて、単位通信量あたりの広告料が定められてもよい。例えば、実際に又はシミュレーションで控除された加入者１人あたりの月間の通信量の平均と、通信量の控除前と控除後の通信料金の差の平均とが計算されてもよい。通信料金の差の平均を、控除された通信量の平均で除算することにより、単位通信量あたりの通信料金が計算されてもよい。そして、単位通信量あたりの広告料が、単位通信量あたりの通信料金以上となる範囲で決定されてもよい。
【0101】
広告費計上部３１０１は、例えば月が変わると、前月に発生した広告費を広告主に請求するための処理を実行してもよい。例えば、広告費計上部３１０１は、前月を示す対象期間に関連付けて広告料金ＤＢ３４ｂに記憶されている広告料請求額を決済するための処理を実行してもよい。請求サーバ３の記憶部３４には、例えば各広告主のクレジットカードの情報が記憶されてもよい。クレジットカードの情報は、例えばカード番号、有効期限、名義人の氏名等を含んでもよい。広告費計上部３１０１は、クレジットカードの情報を用いて、広告料請求額を決済してもよい。例えば、広告費計上部３１０１は、クレジットカード会社が管理するシステムへ、与信確認を要求したり決済を要求したりしてもよい。
【0102】
通信料金請求額決定部３１０２は、各加入者が期間中に消費した通信量に応じてその加入者に請求される通信料金の額を決定してもよい。通信料金の額の決定に用いられる通信量は、提示通信量であってもよい。例えば、通信料金請求額決定部３１０２は、月が変わると、通信量計算装置１から、全加入者について前月の提示通信量を取得してもよい。通信料金請求額決定部３１０２は、各加入者について、提示通信量に応じた通信料金請求額を取得してもよい。例えば、通信料金取得部２１０２は、図２に示される消費通信量と通信料金との対応関係に従って、通信料金請求額を決定してもよい。通信料金請求額決定部３１０２は、決定した通信料金請求額を通信料金ＤＢ３４ａに記憶させてもよい。
【0103】
通信料金請求額決定部３１０２は、通信料金ＤＢ３４ａに記憶された通信料金請求額を、各加入者に請求するための処理を実行してもよい。請求サーバ３の記憶部１４には、例えば各加入者のクレジットカードの情報が記憶されてもよい。通信料金請求額決定部３１０２は、クレジットカードの情報を用いて、通信料金請求額を決済してもよい。
【0104】
［１－４．通信システムの動作］
次に、通信システムＳの動作について、図１６乃至図１８を用いて説明する。図１６は、本実施形態に係る通信量計算装置１のシステム制御部１１による通信量更新処理の一例を示すフローチャートである。システム制御部１１は、コアネットワークＮＣに流れる通信データを捕捉するごとに、通信量更新処理を実行してもよい。
次に、通信システムＳの動作について、図１６乃至図１８を用いて説明する。図１６は、本実施形態に係る通信量計算装置１のシステム制御部１１による通信量更新処理の一例を示すフローチャートである。システム制御部１１は、コアネットワークＮＣに流れる通信データを捕捉するごとに、通信量更新処理を実行してもよい。
【0105】
図１６に示すように、先ず通信量計算部１１０３は、実消費通信量及び提示消費通信量に、捕捉した通信データのサイズを加算することにより、これらの消費通信量を更新する（ステップＳ１０１）。例えば、通信量計算部１１０３は、通信データを構成するパケットに含まれるＭＳＩＳＤＮを取得してもよい。通信量計算部１１０３は、このＭＳＩＳＤＮと今月を示す対象期間との組み合わせに関連付けて通信量ＤＢ１４ａに記憶されている実消費通信量及び提示消費通信量を更新してもよい。実際には、コアネットワークＮＣにパケットが流れてくるごとに、実消費通信量及び提示消費通信量が更新されてもよい。
【0106】
次いで、検出部１１０２は、取得されたＭＳＩＳＤＮに関連付けてＤＰＩ承諾ＤＢ１４ｄに記憶されているＤＰＩ承諾フラグが「承諾済み」であるか否かを判定する（ステップＳ１０２）。ＤＰＩ承諾フラグが「承諾済み」ではない場合（ステップＳ１０２：ＮＯ）、通信量更新処理は終了する。
【0107】
ＤＰＩ承諾フラグが「承諾済み」である場合（ステップＳ１０２：ＹＥＳ）、シグネチャ取得部１１０１及び検出部１１０２は、通信データを検査して、その通信データの特徴を示すシグネチャをシグネチャＤＢ１４ｃから検索する（ステップＳ１０３）。検索の結果、通信量計算部１１０３は、該当するシグネチャがあるか否かを判定する（ステップＳ１０４）。該当するシグネチャがない場合（ステップＳ１０４：ＮＯ）、通信量更新処理は終了する。
【0108】
該当するシグネチャがある場合（ステップＳ１０４：ＹＥＳ）、通信量計算部１１０３は、シグネチャＤＢ１４ｃから、該当するシグネチャに関連付けられたキャンペーンＩＤを取得する。通信量計算部１１０３は、取得されたキャンペーンＩＤと取得されたＭＳＩＳＤＮとの組み合わせに関連付けて通信量控除状況ＤＢ１４ｅに記憶されている控除フラグが「未控除」であるか否かを判定する（ステップＳ１０５）。控除フラグが「未控除」ではない場合（ステップＳ１０５：ＮＯ）、通信量更新処理は終了する。
【0109】
控除フラグが「未控除」である場合（ステップＳ１０５：ＹＥＳ）、通信量計算部１１０３は、通信量控除条件が満たされたか否かを判定する（ステップＳ１０６）。例えば、通信量計算部１１０３は、取得されたキャンペーンＩＤに関連付けてキャンペーンＤＢ１４ｂに記憶されている通信量控除条件情報を取得してもよい。通信量計算部１１０３は、通信量控除条件情報と後述する状況データとに基づいて、判定を行ってもよい。例えば、通信量控除対象行動がウェブページの閲覧である場合、該当する通信データが検出された時点で基本的に通信量控除条件が満たされている。通信量控除対象行動が、アプリケーションをダウンロードして実行することであるとする。そのアプリケーションのダウンロードに対応する通信データが過去に検出されており、今回検出された通信データが、そのアプリケーションの実行に対応する場合、通信量控除条件は満たされる。アプリケーションのダウンロードに対応する通信データが検出された時点では、通信量控除条件は満たされていない。通信量控除対象行動がアプリケーションを所定時間以上利用することである場合、通信量計算部１１０３は、そのアプリケーションの利用に対する各通信データを検出部１１０２が検出した日時に基づいて、所定時間間隔未満でそれらの通信データが検出された期間の長さの合計を計算する。その合計が、通信量控除条件情報により示される時間長以上である場合、通信量控除条件は満たされる。その合計が、通信量控除条件情報により示される時間未満である場合、通信量控除条件は満たされていない。
【0110】
通信量控除条件が満たされていない場合（ステップＳ１０６：ＮＯ）、通信量計算部１１０３は、状況データを記憶部１４に記憶させ、または記憶部１４に記憶されている状況データを更新する（ステップＳ１０７）。例えば状況データは、取得されたＭＳＩＳＤＮ、取得されたキャンペーンＩＤ、及び通信量の控除が制限される期間の長さを少なくとも含んでもよい。該当するＭＳＩＳＤＮ及びキャンペーンＩＤを含む状況データが記憶部１４に記憶されていない場合、通信量計算部１１０３は、これらの情報を含む新たな状況データを記憶部１４に記憶させる。この状況データは、通信データの検出日時、その通信データのデータサイズ、及び検索されたシグネチャのシグネチャＩＤ等を更に含んでもよい。該当するＭＳＩＳＤＮ及びキャンペーンＩＤを含む状況データが記憶部１４に既に記憶されている場合、通信量計算部１１０３は、この状況データに、最新の通信データの検出日時、その通信データのデータサイズ、及び検索されたシグネチャのシグネチャＩＤを追加する。状況データは、通信量の控除が制限される期間の長さに応じて、定期的に記憶部１４から削除される場合がある。この期間の長さが１日である状況データは、毎日所定の時刻に削除される。期間の長さが１ヶ月である状況データは、毎月の初日に削除される。ステップＳ１０７が終了すると、通信量更新処理は終了する。
【0111】
通信量控除条件が満たされた場合（ステップＳ１０６：ＹＥＳ）、通信量計算部１１０３は、控除量を決定する（ステップＳ１０８）。例えば、通信量計算部１１０３は、検出された通信データについて状況データが記憶されていない場合、控除量を、その通信データのデータサイズに決定してもよい。状況データが記憶されている場合、通信量計算部１１０３は、その状況データから、過去に検出された通信データのデータサイズを取得して、データサイズの合計を計算してもよい。通信量計算部１１０３は、今回検出された通信データ及び過去に検出された通信データのデータサイズの合計を、控除量として計算してもよい。次いで、通信量計算部１１０３は、取得されたＭＳＩＳＤＮに関連付けて通信量ＤＢ１４ａに記憶されている提示消費通信量から控除量を減算して、提示消費通信量を更新する（ステップＳ１０９）。次いで、通信量計算部１１０３は、取得されたキャンペーンＩＤと取得されたＭＳＩＳＤＮとの組み合わせに関連付けて通信量控除状況ＤＢ１４ｅに記憶されている控除フラグを「控除済み」に変更する（ステップＳ１１０）。次いで、広告料発生通知部は、取得されたキャンペーンＩＤ及び通信データのデータサイズを含む広告料発生通知を、請求サーバ３へ送信して（ステップＳ１１１）、通信量更新処理は終了する。
【0112】
広告料発生通知を受信した請求サーバ３の広告費計上部３１０１は、例えば広告料発生通知に含まれるデータサイズに単位通信量あたりの広告料を乗算して、広告料を計算する。広告費計上部３１０１は、広告料発生通知に含まれるキャンペーンＩＤと今月を示す対象期間との組み合わせに関連付けて広告料金ＤＢ３４ｂに記憶されている広告料請求額に広告料を加算して、広告料請求額を更新する。
【0113】
図１７は、本実施形態に係る加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１によるデータ利用状況送信処理の一例を示すフローチャートである。例えば、加入者サポートサイトにおいて加入者が、データ利用状況の表示を要求する操作を行うことに応じて、携帯端末７は、加入者サポートサーバ２へデータ利用状況画面要求を送信してもよい。データ利用状況画面要求は、その加入者のユーザＩＤ又はＭＳＩＳＤＮを含んでもよい。システム制御部２１は、携帯端末７からデータ利用状況画面要求を受信することに応じて、データ利用状況送信処理を実行してもよい。
【0114】
図１７に示すように、先ず通信量取得部２１０１は、通信量計算装置１から提示消費通信量を取得する（ステップＳ２０１）。例えば、通信量取得部２１０１は、その加入者のＭＳＩＳＤＮを含む通信量要求を通信量計算装置１へ送信することにより、提示消費通信量を取得してもよい。データ利用状況画面要求がユーザＩＤを含む場合、通信量取得部２１０１は、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１から、そのユーザＩＤに関連付けられたＭＳＩＳＤＮを取得してもよい。次いで、通信料金取得部２１０２は、取得された提示消費通信量から通信料金を決定する（ステップＳ２０２）。次いで、情報送信部２１０３は、提示消費通信量及び通信料金を含むデータ利用状況画面のＨＴＭＬ文書を生成する（ステップＳ２０３）。次いで、情報送信部２１０３は、生成されたＨＴＭＬ文書を携帯端末７へ送信して（ステップＳ２０４）、データ利用状況送信処理は終了する。
【0115】
図１８は、本実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１による通信料金請求額決定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部３１は、月が変わった後の所定の日時に各加入者について通信料金請求額決定処理を実行してもよい。
【0116】
図１８に示すように、通信料金請求額決定部３１０２は、通信量計算装置１から、処理対象となる加入者の前月の提示消費通信量を取得する（ステップＳ３０１）。次いで、通信料金請求額決定部３１０２は、提示消費通信量から通信料金請求額を決定する（ステップＳ３０２）。次いで、通信料金請求額決定部３１０２は、その加入者のＭＳＩＳＤＮと前月を示す対象期間との組み合わせに関連付けて、通信料金請求額及び提示通信量を通信料金ＤＢ３４ａに記憶させて、通信料金請求額決定処理は終了する。
【0117】
以上説明したように、本実施形態によれば、通信量計算装置１が、シグネチャを取得する。また、通信量計算装置１が、移動体通信ネットワークＮＭを通過中の通信データを検査することにより、移動体通信ネットワークＮＭを通過する通信データから、シグネチャにより示される特徴を有する通信データを検出する。また、通信量計算装置１が、検出された通信データの送信元又は送信先となる加入者が期間の開始時点から消費した消費通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、提示消費通信量として計算する。また、提示消費通信量をその加入者に関連付けて記憶部１４に記憶させる。従って、通信量計算装置１は、移動体通信ネットワークＮＭを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。例えば、移動体通信ネットワークＮＭ外の何らかのシステムに、そのような機能を実装させなくてもよい。そのため、通信量控除対象行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
【0118】
ここで、加入者サポートサーバ２が、提示消費通信量に応じた通信料金を取得してもよい。この場合、控除される通信量に応じて、通信料金を控除することができる。
【0119】
このとき、加入者サポートサーバ２が、提示消費通信量及び通信料金を提示可能に、提示消費通信量及び通信料金を、その提示消費通信量に関連付けられた加入者の携帯端末７へ送信してもよい。この場合、通信量控除対象行動を加入者がとることに伴って発生する通信相当の通信量を控除後の通信量と、その通信量に応じた通信料金を、加入者に提示することができる。
【0120】
また、移動体通信サービスの通信料金は、通信量が増加するに従って段階的に高くなってもよい。この場合、控除される通信量に応じて、通信料金を段階的に控除することができる。
【0121】
また、通信量計算装置１が、通信データが移動体通信ネットワークＮＭを通過するごとに、その通信データを検査してもよい。この場合、シグネチャにより示される特徴を有する通信データをリアルタイムで検出することができる。
【0122】
また、請求サーバ３が、提示消費通信量を実消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、事業者の広告費に計上してもよい。この場合、通信量を控除するための費用を、広告主としての事業者に負担してもらうことができる。
【0123】
また、通信量控除対象行動は、所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであってもよい。この場合、アプリケーションの利用者数を増やすことができる。
【0124】
ここで、通信量計算装置１が、アプリケーションの実行に対応する第２のシグネチャにより示される特徴を有する通信データが検出された場合、消費通信量から、アプリケーションのダウンロードに対応する第１のシグネチャにより示される特徴を有する通信データのデータサイズと第２のシグネチャにより示される特徴を有する通信データのデータサイズとのうち、少なくとも前者の方のデータサイズを減算して、提示消費通信量を計算してもよい。
【0125】
また、通信量控除対象行動は、アプリケーションを所定時間以上利用することであることであってもよい。この場合、アプリケーションの長時間利用を促進することができる。
【0126】
ここで、通信量計算装置１が、シグネチャにより示される特徴を有する通信データが所定間隔未満の時間間隔で検出された期間の長さが所定時間以上である場合、提示消費通信量を計算してもよい。
【0127】
また、通信量控除対象行動は、所定のウェブサイトの閲覧であってもよい。この場合、ウェブサイトの閲覧を促進することができる。
【0128】
また、或る事業者により指定された通信量控除対象行動の種類は、別の或る事業者により指定された通信量控除対象行動の種類と異なってもよい。この場合、互いに異なる種類の行動をそれぞれ加入者がとることに応じて、通信量を控除することができる。
【0129】
また、通信量計算装置１が、移動体通信ネットワークＮＭを通過する通信データをディープパケットインスペクションで検査してもよい。この場合、通信データの詳細な分析が可能となり、通信量控除対象行動に対応する通信データを適切に検出することができる。
【0130】
［２．第２実施形態］
次に、第２実施形態について説明する。第１実施形態においては、通信量が控除されたことに応じて、各加入者に実際に請求される通信料金が減額される場合があった。第２実施形態においては、通信料金の減額分に相当するポイントが、各加入者に付与される。付与されるポイントは、所定のポイントプログラムで利用可能である。以下に説明する点を除き、第２実施形態は第１実施形態と同一であってもよい。
次に、第２実施形態について説明する。第１実施形態においては、通信量が控除されたことに応じて、各加入者に実際に請求される通信料金が減額される場合があった。第２実施形態においては、通信料金の減額分に相当するポイントが、各加入者に付与される。付与されるポイントは、所定のポイントプログラムで利用可能である。以下に説明する点を除き、第２実施形態は第１実施形態と同一であってもよい。
【0131】
［２－１．通信システムの構成］
先ず、本実施形態に係る通信システムＳの構成及び機能概要について、図１９乃至図２１を用いて説明する。図１９は、本実施形態に係る通信システムＳの概要構成の一例を示す図である。図１９において、図１と同一の要素については同一の符号が付されている。図１９が図１と異なる点は、図１９に示す通信システムＳがポイント管理サーバ８を更に含む点である。ポイント管理サーバ８は、ポイントプログラムのシステムの一例である。ポイント管理サーバ８はインターネットＮＩに接続される。
先ず、本実施形態に係る通信システムＳの構成及び機能概要について、図１９乃至図２１を用いて説明する。図１９は、本実施形態に係る通信システムＳの概要構成の一例を示す図である。図１９において、図１と同一の要素については同一の符号が付されている。図１９が図１と異なる点は、図１９に示す通信システムＳがポイント管理サーバ８を更に含む点である。ポイント管理サーバ８は、ポイントプログラムのシステムの一例である。ポイント管理サーバ８はインターネットＮＩに接続される。
【0132】
ポイント管理サーバ８は、所定のポイントプログラムにおける各ユーザのポイントを管理するサーバ装置であってもよい。Ｒサービスの各会員は、このポイントプログラムを利用可能である。ポイント管理サーバ８は、Ｒサービスの各会員が有するポイントの数を、その会員のユーザＩＤに関連付けて管理してもよい。ユーザが有するポイントの数を、利用可能ポイント数という。本実施形態においては、ユーザがＲサービスの会員であることを条件として、そのユーザは、その移動体通信サービスに加入することが可能であると定められている。従って、移動体通信サービスの各加入者は、ポイントプログラムを利用可能である。Ｒサービスの会員の中には、移動体通信サービスの加入者が存在し得るとともに、移動体通信サービスの加入者ではない会員も存在し得る。ポイントプログラムは、取引対象を購入したユーザに対してその購入代金の所定割合のポイントをそのユーザに付与するとともに、ユーザが保有するポイントを、取引対象の購入代金に利用することを可能とするサービスであってもよい。取引対象は、商取引可能な何かであってもよい。取引対象の例として、商品及びサービスが挙げられる。ユーザは、Ｒサービス等のオンラインサービス、及びポイントプログラムと提携する店舗等の施設で、ポイントの獲得及び利用が可能であってもよい。
【0133】
図２０は、ポイント管理サーバ８のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。図２０に示すように、ポイント管理サーバ８は、例えばポイントＤＢ８１等のデータベースを記憶してもよい。ポイントＤＢ８１には、各ユーザが保有するポイントに関する情報が記憶されてもよい。例えばポイントＤＢ８１には、ユーザＩＤ及び利用可能ポイント数が互いに関連付けて記憶されてもよい。ポイント管理サーバ８は、ポイントＤＢ８１にアクセスするためのＡＰＩを、加入者サポートサーバ２及び請求サーバ３へ提供してもよい。
【0134】
図２１は、通信量が控除される様子の一例を示す図である。図２１において、図１０と同一の要素については同一の符号が付されている。図２１に示すように、或る加入者は、２．８ＧＢ分の通信１０１を行い、その後０．３ＧＢ分の通信１０２を行った。通信１０１は、通信量の控除対象外であり、通信１０２は通信量の控除対象である。この時点での実消費通信量は３．１ＧＢであるので、図２に示すように、通信料金は１，９８０円である。実消費通信量から通信１０２の通信量を減算すると、提示消費通信量は２．８ＧＢとなる。２．８ＧＢに対応する通信料金は９８０円である。この状態で月が変わると、第１実施形態では、９８０円の通信料金がその加入者に請求された。本実施形態においては、期間内に加入者が実際に消費した通信量に応じた通信料金が、移動体通信サービスから加入者へ請求される。従って、実消費通信量に対応する通信料金である１，９８０円が請求される。通信料金の差額は１，０００円である。この差額１，０００円に相当するポイントが、加入者に付与される。ポイントと金銭との交換比率が予め定められている。例えば、１ポイントが１円に相当してもよい。この場合、１，０００ポイントが加入者に還元される。なお便宜上、この計算には消費税は考慮されていないが、消費税を考慮してポイント数が計算されてもよい。
【0135】
［２－２．システム制御部の機能概要］
［２－２－１．加入者サポートサーバ］
次に、図２２を用いて、加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能概要について説明する。本実施形態において、通信量取得部２１０１は、提示消費通信量を取得するとともに、実消費通信量を、通信量計算装置１から取得してもよい。通信料金取得部２１０２は、通信量取得部２１０１により取得された実消費通信量及び提示消費通信量それぞれに応じた通信料金を取得してもよい。情報送信部２１０３は、通信量取得部２１０１により取得された実通信量及び提示消費通信量を携帯端末７へ送信してもよい。また、情報送信部２１０３は、通信料金取得部２１０２により取得された２種類の通信料金を携帯端末７へ送信してもよい。実消費通信量に応じた通信料金は、加入者が実際に支払う通信料金である。提示消費通信量に応じた通信料金は、ポイント還元により、加入者が実質的に負担する通信料金である。
［２－２－１．加入者サポートサーバ］
次に、図２２を用いて、加入者サポートサーバ２のシステム制御部２１の機能概要について説明する。本実施形態において、通信量取得部２１０１は、提示消費通信量を取得するとともに、実消費通信量を、通信量計算装置１から取得してもよい。通信料金取得部２１０２は、通信量取得部２１０１により取得された実消費通信量及び提示消費通信量それぞれに応じた通信料金を取得してもよい。情報送信部２１０３は、通信量取得部２１０１により取得された実通信量及び提示消費通信量を携帯端末７へ送信してもよい。また、情報送信部２１０３は、通信料金取得部２１０２により取得された２種類の通信料金を携帯端末７へ送信してもよい。実消費通信量に応じた通信料金は、加入者が実際に支払う通信料金である。提示消費通信量に応じた通信料金は、ポイント還元により、加入者が実質的に負担する通信料金である。
【0136】
図２２は、データ利用状況画面の一例を示す図である。図２２に示すように、データ利用状況画面３００は、消費通信量３１０及び３２０、通信料金３３０及び３４０を含んでもよい。消費通信量３１０は、実消費通信量を示す。消費通信量３２０は、提示消費通信量を示す。通信料金３３０は、実消費通信量に応じた通信料金を示す。通信料金３４０は、提示消費通信量に応じた通信料金を示す。
【0137】
［２－２－２．請求サーバ］
次に、図２３を用いて、請求サーバ３のシステム制御部３１の機能概要について説明する。図２３は、本実施形態における請求サーバ３のシステム制御部３１の機能ブロックの一例を示す図である。図２３において、図１５と同一の要素については同一の符号が付されている。システム制御部３１は、ＣＰＵ３１ａが、請求サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図２３に示すように、広告費計上部３１０１、通信料金請求額決定部３１０２、及びポイント付与部３１０３等として機能してもよい。
次に、図２３を用いて、請求サーバ３のシステム制御部３１の機能概要について説明する。図２３は、本実施形態における請求サーバ３のシステム制御部３１の機能ブロックの一例を示す図である。図２３において、図１５と同一の要素については同一の符号が付されている。システム制御部３１は、ＣＰＵ３１ａが、請求サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図２３に示すように、広告費計上部３１０１、通信料金請求額決定部３１０２、及びポイント付与部３１０３等として機能してもよい。
【0138】
本実施形態において、通信料金請求額決定部３１０２は、各加入者が期間中に実際に消費した通信量に応じてその加入者に請求される通信料金の額を決定してもよい。従って、通信料金請求額決定部３１０２は、通信量計算装置１から実消費通信量を取得して、通信料金請求額を決定してもよい。また、通信料金請求額決定部３１０２は、提示消費通信量を取得してもよい。
【0139】
ポイント付与部３１０３は、移動体通信サービスの加入者へポイントを付与してもよい。例えば、ポイント付与部３１０３は、実消費通信量に応じた通信料金と提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、その料金差に相当するポイント数を、その加入者をＲサービスの会員として識別するためのユーザＩＤに関連付けてポイントＤＢ８１に記憶されている利用可能ポイント数に加算させてもよい。これにより、ポイント付与部３１０３は、その加入者の利用可能ポイント数を増加させてもよい。ポイント付与部３１０３は、会員情報管理サーバ４に記憶されているユーザ識別情報変換ＤＢ４１を参照して、その加入者のＭＳＩＳＤＮをＲサービスのユーザＩＤに変換してもよい。ポイント付与部３１０３は、ポイント管理サーバ８から提供されたＡＰＩを介して、ポイント管理サーバ８に、料金差に相当するポイント数の加算を実行させてもよい。
【0140】
［２－３．通信システムの動作］
次に、通信システムＳの動作について、図２４を用いて説明する。図２４は、本実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１による通信料金請求額決定処理の一例を示すフローチャートである。例えばシステム制御部３１は、月が変わった後の所定の日時に各加入者について通信料金請求額決定処理を実行してもよい。
次に、通信システムＳの動作について、図２４を用いて説明する。図２４は、本実施形態に係る請求サーバ３のシステム制御部３１による通信料金請求額決定処理の一例を示すフローチャートである。例えばシステム制御部３１は、月が変わった後の所定の日時に各加入者について通信料金請求額決定処理を実行してもよい。
【0141】
図２４に示すように、通信料金請求額決定部３１０２は、通信量計算装置１から、処理の対象となる加入者の前月の実消費通信量及び提示消費通信量を取得する（ステップＳ３１１）。次いで、通信料金請求額決定部３１０２は、実消費通信量から通信料金請求額を決定する（ステップＳ３１２）。次いで、通信料金請求額決定部３１０２は、その加入者のＭＳＩＳＤＮと前月を示す対象期間との組み合わせに関連付けて、通信料金請求額及び実消費通信量を通信料金ＤＢ３４ａに記憶させる（ステップＳ３１３）。
【0142】
次いで、ポイント付与部３１０３は、提示消費通信量から通信料金を決定する（ステップＳ３１４）。次いで、ポイント付与部３１０３は、実消費通信量に応じた通信量料金と提示消費通信量に応じた通信料金との料金差を計算する（ステップＳ３１５）。次いで、ポイント付与部３１０３は、料金差が０円よりも大きいか否かを判定する（ステップＳ３１６）。料金差が０円である場合（ステップＳ３１６：ＮＯ）、通信料金請求額決定処理は終了する。料金差が０円よりも大きい場合（ステップＳ３１６：ＹＥＳ）、ポイント付与部３１０３は、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１から、その加入者のＭＳＩＳＤＮに関連付けられたユーザＩＤを取得する（ステップＳ３１７）。次いで、ポイント付与部３１０３は、ポイント管理サーバ８へ、ポイント数更新要求を送信する（ステップＳ３１８）。ポイント数更新要求は、ユーザの利用可能ポイント数の更新の要求を示すメッセージである。ポイント数更新要求は、例えば利用可能ポイント数が更新されるユーザのユーザＩＤ及び利用可能ポイント数に加算されるポイント数を含んでもよい。ポイント管理サーバ８は、ユーザ識別情報変換ＤＢ４１から取得したユーザＩＤ及び料金差に相当するポイント数を含むポイント数更新要求を送信してもよい。ポイント数更新要求を受信したポイント管理サーバ８は、ポイント数更新要求に含まれるユーザＩＤに関連付けてポイントＤＢ８１に記憶されている利用可能ポイント数に、ポイント数更新要求に含まれるポイント数を加算して、利用可能ポイント数を更新する。ステップＳ３１８が終了すると、通信料金請求額決定処理は終了する。
【0143】
以上説明したように、本実施形態によれば、移動体通信サービスとは異なるサービスで管理される利用可能ポイント数への料金差に相当するポイント数の加算により、通信料金を実質的に控除することができる。
【0144】
（付記１）加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備えることを特徴とする通信量計算システム。
【0145】
（付記２）前記移動体通信サービスにおいては、前記期間中の通信量に応じて通信料金が定められ、前記計算された提示消費通信量に応じた通信料金を取得する通信料金取得手段を更に備えることを特徴とする付記１に記載の通信量計算システム。
【0146】
（付記３）前記記憶された提示消費通信量及び前記取得された通信料金を提示可能に、前記提示消費通信量及び前記通信料金を、前記提示消費通信量に関連付けられた加入者の端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする付記２に記載の通信量計算システム。
【0147】
（付記４）前記移動体通信サービスの通信料金は、前記通信量が増加するに従って段階的に高くなることを特徴とする付記２又は３に記載の通信量計算システム。
【0148】
（付記５）前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者に、該加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする付記２乃至４の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0149】
（付記６）前記検出手段は、前記通信データが前記ネットワークを通過するごとに動作することを特徴とする付記１乃至５の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0150】
（付記７）前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段を更に備えることを特徴とする付記１乃至６の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0151】
（付記８）前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする付記１乃至７の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0152】
（付記９）前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、前記取得される特徴情報は、前記アプリケーションのダウンロードに対応する第１特徴情報及び前記アプリケーションの実行に対応する第２特徴情報を含み、前記計算手段は、前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが前記検出手段により検出された場合、前記消費通信量から、前記第１特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第１データサイズと前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第２データサイズとのうち、少なくとも前記第１データサイズを減算して、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする付記８に記載の通信量計算システム。
【0153】
（付記１０）前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする付記１乃至９の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0154】
（付記１１）前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、前記計算手段は、前記取得された特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが所定間隔未満の時間間隔で前記検出手段により検出された検出期間の長さが所定時間以上である場合、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする付記１０に記載の通信量計算システム。
【0155】
（付記１２）前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする付記１乃至１１の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0156】
（付記１３）前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする付記１乃至１２の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0157】
（付記１４）前記検出手段は、前記ネットワークを通過する前記通信データを、ディープパケットインスペクションで検査することにより、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出することを特徴とする付記１乃至１３の何れか一に記載の通信量計算システム。
【0158】
（付記１５）コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含むことを特徴とする通信量計算方法。
【符号の説明】
【0159】
１ 通信量計算装置
２ 加入者サポートサーバ
３ 請求サーバ
４ 会員情報管理サーバ
５ アプリケーション配信サーバ
６ 事業者サーバ
７ 携帯端末
８ ポイント管理サーバ
１１、２１、３１ システム制御部
１２、２２、３２ システムバス
１３、２３、３３ 入出力インターフェース
１４、２４、３４ 記憶部
１５、２５、３５ 通信部
１４ａ 通信量ＤＢ
１４ｂ キャンペーンＤＢ
１４ｃ シグネチャＤＢ
１４ｄ ＤＰＩ承諾ＤＢ
１４ｅ 通信量控除状況ＤＢ
３４ａ 通信料金ＤＢ
３４ｂ 広告料金ＤＢ
４１ ユーザ識別情報変換ＤＢ
８１ ポイントＤＢ
１１０１ シグネチャ取得部
１１０２ 検出部
１１０３ 通信量計算部
１１０４ 通信量記憶制御部
１１０５ 広告料発生通知部
２１０１ 通信量取得部
２１０２ 通信料金取得部
２１０３ 情報送信部
３１０１ 広告費計上部
３１０２ 通信料金請求額決定部
３１０３ ポイント付与部
ＢＳ 基地局
ＮＣ コアネットワーク
ＮＭ 移動体通信ネットワーク
ＮＩ インターネット
Ｓ 通信システム
２ 加入者サポートサーバ
３ 請求サーバ
４ 会員情報管理サーバ
５ アプリケーション配信サーバ
６ 事業者サーバ
７ 携帯端末
８ ポイント管理サーバ
１１、２１、３１ システム制御部
１２、２２、３２ システムバス
１３、２３、３３ 入出力インターフェース
１４、２４、３４ 記憶部
１５、２５、３５ 通信部
１４ａ 通信量ＤＢ
１４ｂ キャンペーンＤＢ
１４ｃ シグネチャＤＢ
１４ｄ ＤＰＩ承諾ＤＢ
１４ｅ 通信量控除状況ＤＢ
３４ａ 通信料金ＤＢ
３４ｂ 広告料金ＤＢ
４１ ユーザ識別情報変換ＤＢ
８１ ポイントＤＢ
１１０１ シグネチャ取得部
１１０２ 検出部
１１０３ 通信量計算部
１１０４ 通信量記憶制御部
１１０５ 広告料発生通知部
２１０１ 通信量取得部
２１０２ 通信料金取得部
２１０３ 情報送信部
３１０１ 広告費計上部
３１０２ 通信料金請求額決定部
３１０３ ポイント付与部
ＢＳ 基地局
ＮＣ コアネットワーク
ＮＭ 移動体通信ネットワーク
ＮＩ インターネット
Ｓ 通信システム
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【手続補正書】
【提出日】2024-03-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段と、
を備えることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段と、
を備えることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項2】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項3】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項4】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項5】
前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、
前記取得される特徴情報は、前記アプリケーションのダウンロードに対応する第１特徴情報及び前記アプリケーションの実行に対応する第２特徴情報を含み、
前記計算手段は、前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが前記検出手段により検出された場合、前記消費通信量から、前記第１特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第１データサイズと前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第２データサイズとのうち、少なくとも前記第１データサイズを減算して、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項４に記載の通信量計算システム。
前記取得される特徴情報は、前記アプリケーションのダウンロードに対応する第１特徴情報及び前記アプリケーションの実行に対応する第２特徴情報を含み、
前記計算手段は、前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが前記検出手段により検出された場合、前記消費通信量から、前記第１特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第１データサイズと前記第２特徴情報により示される特徴を有する前記通信データの第２データサイズとのうち、少なくとも前記第１データサイズを減算して、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項４に記載の通信量計算システム。
【請求項6】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項7】
前記アプリケーションは、該アプリケーションの実行中に前記端末装置に他の装置と通信させるアプリケーションであり、
前記計算手段は、前記取得された特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが所定間隔未満の時間間隔で前記検出手段により検出された検出期間の長さが所定時間以上である場合、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項６に記載の通信量計算システム。
前記計算手段は、前記取得された特徴情報により示される特徴を有する前記通信データが所定間隔未満の時間間隔で前記検出手段により検出された検出期間の長さが所定時間以上である場合、前記提示消費通信量を計算することを特徴とする請求項６に記載の通信量計算システム。
【請求項8】
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする通信量計算システム。
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
を備え、
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする通信量計算システム。
【請求項9】
前記移動体通信サービスにおいては、前記期間中の通信量に応じて通信料金が定められ、
前記計算された提示消費通信量に応じた通信料金を取得する通信料金取得手段を更に備えることを特徴とする請求項１乃至８の何れか一項に記載の通信量計算システム。
前記計算された提示消費通信量に応じた通信料金を取得する通信料金取得手段を更に備えることを特徴とする請求項１乃至８の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項10】
前記記憶された提示消費通信量及び前記取得された通信料金を提示可能に、前記提示消費通信量及び前記通信料金を、前記提示消費通信量に関連付けられた加入者の端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項９に記載の通信量計算システム。
【請求項11】
前記移動体通信サービスの通信料金は、前記通信量が増加するに従って段階的に高くなることを特徴とする請求項９に記載の通信量計算システム。
【請求項12】
前記検出手段は、前記通信データが前記ネットワークを通過するごとに動作することを特徴とする請求項１乃至８の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項13】
前記検出手段は、前記ネットワークを通過する前記通信データを、ディープパケットインスペクションで検査することにより、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出することを特徴とする請求項１乃至８の何れか一項に記載の通信量計算システム。
【請求項14】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上ステップと、
を含むことを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上ステップと、
を含むことを特徴とする通信量計算方法。
【請求項15】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記特徴情報取得ステップは、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出ステップは、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記特徴情報取得ステップは、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出ステップは、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする通信量計算方法。
【請求項16】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御ステップを更に含むことを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御ステップを更に含むことを特徴とする通信量計算方法。
【請求項17】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、 前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、 前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする通信量計算方法。
【請求項18】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする通信量計算方法。
【請求項19】
コンピュータにより実行される通信量計算方法において、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする通信量計算方法。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、
を含み、
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする通信量計算方法。
【請求項20】
コンピュータを、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段、
として機能させることを特徴とする通信量計算プログラム。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、
前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段、
として機能させることを特徴とする通信量計算プログラム。
【請求項21】
コンピュータを、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする通信量計算プログラム。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、
前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、
前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする通信量計算プログラム。
【請求項22】
コンピュータを、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする通信量計算プログラム。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、
前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、
前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、
前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、
前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする通信量計算プログラム。
【請求項23】
コンピュータを、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする通信量計算プログラム。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする通信量計算プログラム。
【請求項24】
コンピュータを、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする通信量計算プログラム。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする通信量計算プログラム。
【請求項25】
コンピュータを、
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする通信量計算プログラム。
加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、
前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、
前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、
として機能させ、
前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする通信量計算プログラム。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことを可能とする通信量計算システム、通信量計算方法、及び通信量計算プログラムを提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の一の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段と、を備えることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
また、この側面によれば、通信量を控除するための費用を、広告主としての事業者に負担してもらうことができる。
また、この側面によれば、通信量を控除するための費用を、広告主としての事業者に負担してもらうことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
本発明の更に別の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備え、前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
また、この側面によれば、移動体通信サービスの加入者は、その移動体通信サービスとは異なる所定サービスの会員でもある。移動体通信サービスは、各加入者を、その加入者を識別するための加入者識別情報を用いて識別する。所定サービスは、各会員を、その会員を識別するための会員識別情報を用いて識別する。同一のユーザの加入者識別情報と会員識別情報とは互いに異なってもよい。所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である。各会員がポイントプログラムで保有するポイント数は、その会員の会員識別情報を用いて管理されている。期間中に加入者が実際に消費した通信量に応じた通信料金が、その加入者に請求される。通信料金の控除に代えて、実際の消費通信量に応じた通信料金と提示消費通信量に応じた通信料金との料金差に相当する数のポイントが、その加入者に付与される。そのため、移動体通信サービスとは異なるサービスで管理されるその加入者が保有するポイント数への料金差に相当するポイント数の加算により、通信料金を実質的に控除することができる。
また、この側面によれば、移動体通信サービスの加入者は、その移動体通信サービスとは異なる所定サービスの会員でもある。移動体通信サービスは、各加入者を、その加入者を識別するための加入者識別情報を用いて識別する。所定サービスは、各会員を、その会員を識別するための会員識別情報を用いて識別する。同一のユーザの加入者識別情報と会員識別情報とは互いに異なってもよい。所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である。各会員がポイントプログラムで保有するポイント数は、その会員の会員識別情報を用いて管理されている。期間中に加入者が実際に消費した通信量に応じた通信料金が、その加入者に請求される。通信料金の控除に代えて、実際の消費通信量に応じた通信料金と提示消費通信量に応じた通信料金との料金差に相当する数のポイントが、その加入者に付与される。そのため、移動体通信サービスとは異なるサービスで管理されるその加入者が保有するポイント数への料金差に相当するポイント数の加算により、通信料金を実質的に控除することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２０
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２１
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２２
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
本発明の更に別の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備え、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
また、この側面によれば、加入者が所定のアプリケーションをダウンロードして実行することで、通信量が控除される。そのため、アプリケーションの利用者数を増やすことができる。
また、この側面によれば、加入者が所定のアプリケーションをダウンロードして実行することで、通信量が控除される。そのため、アプリケーションの利用者数を増やすことができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
本発明の更に別の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備え、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
また、この側面によれば、加入者が所定のアプリケーションを所定時間以上利用することで、通信量が控除される。そのため、アプリケーションの長時間利用を促進することができる。
また、この側面によれば、加入者が所定のアプリケーションを所定時間以上利用することで、通信量が控除される。そのため、アプリケーションの長時間利用を促進することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３０
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
本発明の更に別の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備え、前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３１
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
また、この側面によれば、加入者が所定のウェブサイトを閲覧すると、通信量が控除される。そのため、ウェブサイトの閲覧を促進することができる。
また、この側面によれば、加入者が所定のウェブサイトを閲覧すると、通信量が控除される。そのため、ウェブサイトの閲覧を促進することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３２
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
本発明の更に別の側面は、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、を備え、前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
この側面によれば、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データが検査されて、特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。検出される通信データは、所定の事業者により指定された指定行動を移動体通信サービスの加入者がとることに伴ってその加入者の端末装置が移動体通信サービスのネットワークを介して送信又は受信する通信データであってもよい。特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出されると、期間の開始時点からその加入者が消費した通信量と、検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量が、その加入者への提示用の通信量として計算されて、記憶される。移動体通信サービスの加入者に関する通信は、通常移動体通信サービスのネットワークを介して行われる。通信量計算システムは、移動体通信サービスのネットワークを通過中の通信データを捕捉可能となっていればよい。そのため、指定された行動をユーザがとることに伴って発生する通信相当の通信量を、そのユーザが消費した通信量から控除するための処理を統一的に行うことができる。
また、この側面によれば、第１の事業者及び第２の事業者は、互いに異なる種類の行動を指定する。複数の事業者によりそれぞれ指定された行動にそれぞれ対応する複数の特徴情報について、その特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。そのため、互いに異なる種類の行動をそれぞれ加入者がとることに応じて、通信量を控除することができる。
また、この側面によれば、第１の事業者及び第２の事業者は、互いに異なる種類の行動を指定する。複数の事業者によりそれぞれ指定された行動にそれぞれ対応する複数の特徴情報について、その特徴情報により示される特徴を有する通信データが検出される。そのため、互いに異なる種類の行動をそれぞれ加入者がとることに応じて、通信量を控除することができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記特徴情報取得ステップは、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出ステップは、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御ステップを更に含むことを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記特徴情報取得ステップは、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出ステップは、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御ステップを更に含むことを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータにより実行される通信量計算方法において、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出ステップと、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算ステップと、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御ステップと、を含み、前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段と、前記提示消費通信量を前記消費通信量よりも小さくすることに対する費用を、前記事業者の広告費に計上する計上手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記特徴情報取得手段は、第１の前記事業者と第２の前記事業者とを含む複数の前記事業者によりそれぞれ指定された複数の前記指定行動のそれぞれに対応する複数の前記特徴情報を取得可能であり、前記検出手段は、前記複数の特徴情報のそれぞれについて、前記特徴情報より示される前記特徴を有する前記通信データを検出し、前記第１の事業者により指定された前記指定行動の種類は、前記第２の事業者により指定された前記指定行動の種類と異なることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記期間中に加入者が消費した前記消費通信量に応じた通信料金が、前記移動体通信サービスから前記加入者に請求され、前記移動体通信サービスと異なる所定サービスであって、該所定サービスの会員は所定のポイントプログラムを利用可能である所定サービスの会員が、前記移動体通信サービスの加入者である場合があり、前記移動体通信サービスは、該移動体通信サービスの加入者を前記所定サービスの会員として識別するための会員識別情報とは異なる加入者識別情報を用いて、前記加入者を識別することが可能であり、前記ポイントプログラムのシステムは、前記所定サービスの会員が有するポイントの数を示す保有ポイント数を、前記会員の前記会員識別情報に関連付けて管理しており、前記消費通信量に応じた通信料金と前記記憶された提示消費通信量に応じた通信料金との間に料金差がある場合、該料金差に相当するポイント数を、前記通信加入者を前記所定サービスの会員として識別するための前記会員識別情報に関連付けられた前記保有ポイント数に加算させる加算制御手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置にインストール可能な所定のアプリケーションをダウンロードして実行することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記指定行動は、前記移動体通信サービスの加入者の端末装置が実行可能な所定のアプリケーションを所定時間以上利用することであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面は、コンピュータを、加入者が期間中に消費した通信量が計算される移動体通信サービスのネットワークを介して通信される通信データのうち、前記移動体通信サービスの加入者の行動として所定の事業者により指定された指定行動に対応する通信データの特徴を示す特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記移動体通信サービスのネットワークを通過中の前記通信データを検査することにより、前記ネットワークを通過する前記通信データから、前記取得された特徴情報により示される前記特徴を有する前記通信データを検出する検出手段と、前記移動体通信サービスの加入者のうち、前記検出された通信データの送信元又は送信先となる通信加入者が前記期間の開始時点から消費した消費通信量と、前記検出された通信データのデータサイズと、の差に相当する通信量を、前記通信加入者への提示用の提示消費通信量として計算する計算手段と、前記計算された提示消費通信量を、前記通信加入者に関連付けて記憶手段に記憶させる通信量記憶制御手段、として機能させ、前記指定行動は、所定のウェブサイトの閲覧であることを特徴とする。