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  • 特開-地絡検出装置 図1
  • 特開-地絡検出装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175537
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】地絡検出装置
(51)【国際特許分類】
   B60L 3/00 20190101AFI20241211BHJP
   G01R 31/56 20200101ALI20241211BHJP
   H02P 29/024 20160101ALI20241211BHJP
   G01R 31/52 20200101ALI20241211BHJP
【FI】
B60L3/00 J
G01R31/56
H02P29/024
G01R31/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023093393
(22)【出願日】2023-06-06
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】弁理士法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 辰徳
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 考生
【テーマコード(参考)】
2G014
5H125
5H501
【Fターム(参考)】
2G014AA04
2G014AB07
2G014AB24
5H125AA01
5H125AC12
5H125CD04
5H125DD10
5H125EE51
5H501AA20
5H501CC04
5H501CC09
5H501HA04
5H501HA05
5H501HA07
5H501HB07
5H501JJ18
5H501LL23
5H501LL53
5H501MM09
(57)【要約】
【課題】システムメインリレーよりもモータ側の部分の地絡を検出可能にする。
【解決手段】モータと、モータを駆動するインバータと、インバータに第1電力ラインを介して接続された第1蓄電装置と、第1電力ラインに設けられたリレーと、第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と、を備える電動車に用いられ、リレーよりもモータ側のモータ側部分の地絡を検出する地絡検出装置であって、第2蓄電装置と第1電力ラインのリレーよりもインバータ側とに接続された第2電力ラインに設けられたスイッチと、リレーがオフのときに、スイッチをオンにして、所定時間内に第1電力ラインのリレーよりもインバータ側の電圧が閾値以上に上昇するか否かによりモータ側部分に地絡が生じているか否かを判定し、モータ側部分に地絡が生じていると判定したときには、リレーのオンを禁止する判定処理部とを備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータと、前記モータを駆動するインバータと、前記インバータに第1電力ラインを介して接続された第1蓄電装置と、前記第1電力ラインに設けられたリレーと、前記第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と、を備える電動車に用いられ、前記リレーよりも前記モータ側の部分であるモータ側部分の地絡を検出する地絡検出装置であって、
前記第2蓄電装置と前記第1電力ラインの前記リレーよりも前記インバータ側とに接続された第2電力ラインに設けられたスイッチと、
前記リレーがオフのときに、前記スイッチをオンにして、所定時間内に前記第1電力ラインの前記リレーよりも前記インバータ側の電圧が閾値以上に上昇するか否かにより前記モータ側部分に地絡が生じているか否かを判定し、前記モータ側部分に地絡が生じていると判定したときには、前記リレーのオンを禁止する判定処理部と、
を備える地絡検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、地絡検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の地絡検出装置としては、モータと、複数のスイッチング素子のスイッチングによりモータを駆動するインバータと、蓄電装置と、蓄電装置が接続された低電圧側電力ラインの電力を昇圧してインバータが接続された高電圧側電力ラインに供給可能な昇圧コンバータと、を備える電動車におけるインバータよりもモータ側の交流エリアの地絡を検出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、低電圧側電力ラインの負極側ラインとグランドとの間の検出電圧から所定周波数よりも大きい周波数の成分を除去したフィルタ後電圧が比較電圧よりも大きいときに、カウント値をカウントアップする。そして、カウント値が第1閾値よりも大きくなったときには、高電圧側電力ラインの電圧が比較電圧以下となるように昇圧コンバータを制御する第1制御を実行し、第1制御を所定時間に亘って実行したときのカウント値のカウントアップ量が所定値以下のときには、高電圧側電力ラインの電圧が比較電圧よりも高くなるように昇圧コンバータを制御する第2制御を実行し、その実行中にカウント値が第2閾値よりも大きくなったときには、交流エリアの地絡が生じていると判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-80964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の地絡検出装置は、交流エリアの地絡が生じているか否かを判定するものである。このため、インバータと蓄電装置とを接続する電力ラインにシステムメインリレーが設けられている電動車において、交流エリアだけでなく、システムメインリレーよりもモータ側の部分の地絡を検出可能にすることが求められている。
【0005】
本開示の地絡検出装置は、システムメインリレーよりもモータ側の部分の地絡を検出可能にすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の地絡検出装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の地絡検出装置は、
モータと、前記モータを駆動するインバータと、前記インバータに第1電力ラインを介して接続された第1蓄電装置と、前記第1電力ラインに設けられたリレーと、前記第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と、を備える電動車に用いられ、前記リレーよりも前記モータ側の部分であるモータ側部分の地絡を検出する地絡検出装置であって、
前記第2蓄電装置と前記第1電力ラインの前記リレーよりも前記インバータ側とに接続された第2電力ラインに設けられたスイッチと、
前記リレーがオフのときに、前記スイッチをオンにして、所定時間内に前記第1電力ラインの前記リレーよりも前記インバータ側の電圧が閾値以上に上昇するか否かにより前記モータ側部分に地絡が生じているか否かを判定し、前記モータ側部分に地絡が生じていると判定したときには、前記リレーのオンを禁止する判定処理部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の地絡検出装置では、第1蓄電装置よりも定格電圧が低い第2蓄電装置と第1電力ラインのリレーよりもインバータ側とに接続された第2電力ラインに設けられたスイッチを備える。そして、リレーがオフのときに、スイッチをオンにして、所定時間内に第1電力ラインのリレーよりもインバータ側の電圧が閾値以上に上昇するか否かによりリレーよりもモータ側の部分であるモータ側部分に地絡が生じているか否かを判定し、モータ側部分に地絡が生じていると判定したときには、リレーのオンを禁止する。したがって、リレーがオフのときに、スイッチをオンにして、第1電力ラインのリレーよりもインバータ側の電圧を用いてモータ側部分に地絡が生じているか否かを判定することにより、比較的簡易な構成で、モータ側部分に地絡が生じているか否かを判定することができる。また、モータ側部分に地絡が生じているときに、リレーのオンを禁止することにより、第1蓄電装置が地絡して過電流が流れるのを回避し、モータ側部分の2次故障が生じるのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の地絡検出装置を備える電気自動車20の概略構成図である。
図2】電子制御ユニット70により実行される地絡判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の地絡検出装置を備える電気自動車20の概略構成図である。図示するように、本開示の電気自動車20は、モータ22と、インバータ24と、第1蓄電装置としての高電圧バッテリ26と、システムメインリレー28と、電力ライン30と、第2蓄電装置としての補機バッテリ32と、電力ライン34と、DC/DCコンバータ36と、地絡検出部40と、分圧用抵抗素子50,52と、電子制御ユニット70とを備える。本実施形態の地絡検出装置としては、地絡検出部40と電子制御ユニット70とが該当する。
【0011】
モータ22は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子とを備える。モータ22の回転子は、駆動輪に連結された駆動軸に固定されている。インバータ24は、複数のスイッチング素子を有し、モータ22の駆動に用いられると共に電力ライン30に接続されている。
【0012】
高電圧バッテリ26は、例えば定格電圧が数百V程度のリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。高電圧バッテリ26の正極端子は、電力ライン(正極ライン)30に接続されており、負極端子は、接地(共通の負極ライン)に接続されている。接地としては、例えば、金属製の車体が用いられる。システムメインリレー28は、電力ライン30に設けられており、オンオフにより、インバータ24側と高電圧バッテリ26側との接続および接続の解除を行なう。
【0013】
補機バッテリ32は、例えば定格電圧が12Vの鉛蓄電池として構成されている。補機バッテリ32の正極端子は、電力ライン(正極ライン)34に接続されており、負極端子は、接地(共通の負極ライン)に接続されている。DC/DCコンバータ36は、電力ライン30と電力ライン34とに接続されており、電力ライン30の電力を降圧して電力ライン34に供給することができるようになっている。
【0014】
地絡検出部40は、電力ライン42と、ダイオード44と、抵抗素子46と、スイッチ48と、分圧用抵抗素子50,52とを備える。電力ライン42は、電力ライン30のシステムメインリレー28よりもインバータ24側と、電力ライン34と、にDC/DCコンバータ36と並列に接続されている。ダイオード44と抵抗素子46とスイッチ48とは、電力ライン42に直列に設けられている。ダイオード44は、電力ライン34側から電力ライン30側の方向が順方向となるように配置されている。抵抗素子46の抵抗値は、システムメインリレー28よりもモータ22側の部分であるモータ側部分に地絡が生じたときでも部品破壊に至らない値に設定されている。なお、モータ側部分の地絡としては、モータ22の三相コイルや、インバータ24の複数のスイッチング素子、モータ22とインバータ24とを接続する電力ライン、電力ライン30などの回路的な地絡を挙げることができる。スイッチ48としては、例えば、MOSFETやIGBTなどが用いられる。なお、スイッチ48には、図示するように、ダイオードが電力ライン30側から電力ライン34側の方向が順方向となるように並列に接続されてもよい。分圧用抵抗素子50,52は、電力ライン30と接地(共通の負極ライン)とに対してこの順に直列に接続されている。
【0015】
電子制御ユニット70は、マイクロコンピュータを備えており、マイクロコンピュータは、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートなどを有する。電子制御ユニット70は、各種センサからの信号を入力ポートを介して入力している。電子制御ユニット70が入力する信号としては、例えば、モータ22の回転子の回転位置を検出する回転位置センサからの回転位置θmや、モータ22の各相の電流を検出する電流センサからの相電流Iu,Iv,Iwを挙げることができる。高電圧バッテリ26の出力端子に取り付けられた電圧センサからの電圧Vb1や、高電圧バッテリ26の出力端子に取り付けられた電流センサからの電流Ib1、補機バッテリ32の出力端子に取り付けられた電圧センサからの電圧Vb2も挙げることができる。分圧用抵抗素子50,52の互いの接続点P1の電圧Vin(電力ライン30のシステムメインリレー28よりもインバータ24側の電圧が分圧用抵抗素子50,52により分圧された電圧)も挙げることができる。スタートスイッチ72からのスタート信号や、シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサからのシフトポジション、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルペダルポジションセンサからのアクセル開度、ブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジション、車速センサからの車速も挙げることができる。
【0016】
電子制御ユニット70は、各種制御信号を出力ポートを介して出力している。電子制御ユニット70が出力する信号としては、例えば、インバータ24の複数のスイッチング素子への制御信号や、システムメインリレー28への制御信号、DC/DCコンバータ36への制御信号、スイッチ48への制御信号を挙げることができる。電子制御ユニット70は、電流センサからの高電圧バッテリ26の電流Ib1の積算値に基づいて高電圧バッテリ26の蓄電割合SOCを演算している。
【0017】
次に、本実施形態の電気自動車20が備える地絡検出装置の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット70により実行される地絡判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、スタートスイッチ72がオンにされたとき(システム起動が指示されたとき)に実行される。
【0018】
図2の地絡判定処理ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70は、最初に、スイッチ48をオンにする(ステップS100)。これにより、電力ライン30のシステムメインリレー28よりもインバータ24側と、補機バッテリ32が接続された電力ライン34と、が接続される。
【0019】
続いて、分圧用抵抗素子50,52の互いの接続点P1の電圧Vinを閾値Vrefと比較する(ステップS110)。ここで、閾値Vrefは、モータ側部分に地絡が生じているか否かを判定するのに用いられる閾値であり、補機バッテリ32の定格電圧に基づいて予め設定されている。例えば、高電圧回路(モータ22からシステムメインリレー28までの回路)の許容地絡電流値に基づいて高電圧回路と接地との間の抵抗値を求め、この抵抗値に基づいて閾値Vrefが設定される。なお、上述したように、接続点P1の電圧Vinは、電力ライン30のシステムメインリレー28よりもインバータ24側の電圧が分圧用抵抗素子50,52により分圧された電圧である。
【0020】
ステップS110で接続点P1の電圧Vinが閾値Vref未満のときには、スイッチ48をオンにしてから所定時間が経過したか否かを判定し(ステップS120)、スイッチ48をオンにしてから所定時間が経過していないと判定したときには、ステップS110に戻る。ここで、所定時間としては、例えば、数百msec程度が用いられる。
【0021】
ステップS110,S120の処理を繰り返し実行しているときに、ステップS110で接続点P1の電圧Vinが閾値Vref以上に至ったと判定すると、モータ側部分に地絡が生じていないと判定し(ステップS130)、システムメインリレー28のオンを許可し(ステップS140)、スイッチ48をオフにして(ステップS170)、本ルーチンを終了する。この場合、その後にシステムメインリレー28をオンにして、走行可能な状態とする。
【0022】
ステップS110,S120の処理を繰り返し実行しているときに、ステップS120でスイッチ48をオンにしてから所定時間が経過したと判定したときには、モータ側部分に地絡が生じていると判定する(ステップS150)このようにして、比較的簡易な構成で、モータ側部分の地絡を検出することができる。
【0023】
そして、システムメインリレー28のオンを禁止し(ステップS160)、スイッチ48をオフにして(ステップS170)、本ルーチンを終了する。モータ側部分の地絡を検出したときに、システムメインリレー28のオンを禁止することにより、高電圧バッテリ26が地絡して過電流が流れるのを回避し、モータ側部分の2次故障が生じるのを回避することができる。
【0024】
以上説明した本実施形態の電気自動車20が備える地絡検出装置では、スタートスイッチ72がオンにされたときに、スイッチ48をオンにして、所定時間内に接続点P1の電圧Vinが閾値Vref以上に上昇するか否かによりモータ側部分に地絡が生じているか否かを判定し、モータ側部分に地絡が生じていると判定したときには、システムメインリレー28のオンを禁止する。これにより、比較的簡易な構成で、モータ側部分に地絡が生じているか否かを判定することができる。また、モータ側部分に地絡が生じているときに、高電圧バッテリ26が地絡して過電流が流れるのを回避し、モータ側部分の2次故障が生じるのを回避することができる。
【0025】
上述した実施形態では、スタートスイッチ72がオンにされたときに、スイッチ48をオンにして、接続点P1の電圧Vinを用いてモータ側部分に地絡が生じているか否かを判定するものとした。しかし、これに限定されるものではなく、システムメインリレー28がオフのときであればよいから、スタートスイッチ72がオフのときに、スイッチ48をオンにして、接続点P1の電圧Vinを用いてモータ側部分に地絡が生じているか否かを判定してもよい。
【0026】
上述した実施形態では、高電圧バッテリ26の負極端子は、接地(共通の負極ライン)に接続されているものとした。しかし、高電圧バッテリ26の負極端子は、接地に接続されていなくてもよい。
【0027】
上述した実施形態では、電気自動車20は、第1蓄電装置として高電圧バッテリ26を用いると共に第2蓄電装置として補機バッテリ32を用いるものとした。しかし、高電圧バッテリ26に代えてキャパシタを用いたり、補機バッテリ32に代えてキャパシタを用いたりしてもよい。
【0028】
上述した実施形態では、モータ22とインバータ24と高電圧バッテリ26とを備える電気自動車20の形態として説明した。しかし、これに限定されるものではなく、モータとインバータと高電圧バッテリとに加えてエンジンを備えるハイブリッド車の形態としたり、モータとインバータと高電圧バッテリとに加えて燃料電池を備える燃料電池車の形態としたりしてもよい。
【0029】
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、モータ22が「モータ」に相当し、インバータ24が「インバータ」に相当し、高電圧バッテリ26が「第1蓄電装置」に相当し、システムメインリレー28が「リレー」に相当し、電気自動車20が「電動車」に相当し、地絡検出部40および電子制御ユニット70が「地絡検出装置」に相当し、スイッチ48が「スイッチ」に相当し、電子制御ユニット70が「判定処理部」に相当する。
【0030】
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
【0031】
以上、本開示を実施するための実施形態について説明したが、本開示はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本開示は、地絡検出装置の製造産業などに利用可能である。
【符号の説明】
【0033】
20 電気自動車、22 モータ、24 インバータ、26 高電圧バッテリ、28 システムメインリレー、30 電力ライン、32 補機バッテリ、34 電力ライン、36 DC/DCコンバータ、40 地絡検出部、42 電力ライン、44 ダイオード、46 抵抗素子、48 スイッチ、50,52 分圧用抵抗素子、70 電子制御ユニット、72 スタートスイッチ。
図1
図2