(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024175619
(43)【公開日】2024-12-18
(54)【発明の名称】情報処理方法、プログラム及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G06F 21/60 20130101AFI20241211BHJP
G06F 40/157 20200101ALI20241211BHJP
G06F 40/56 20200101ALI20241211BHJP
G06F 16/35 20190101ALI20241211BHJP
【FI】
G06F21/60
G06F40/157
G06F40/56
G06F16/35
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023093565
(22)【出願日】2023-06-06
(71)【出願人】
【識別番号】517255566
【氏名又は名称】株式会社エクサウィザーズ
(72)【発明者】
【氏名】大西 真輝
【テーマコード(参考)】
5B109
5B175
【Fターム(参考)】
5B109TA11
5B109VA02
5B175DA01
5B175FA03
(57)【要約】
【課題】情報セキュリティをより向上させる。
【解決手段】
一実施形態に係る情報処理方法によれば、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、処理結果を出力する出力ステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項2】
前記取得ステップは、所定のデータソースから検索することで前記代替文を取得する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記取得ステップは、学習済みモデルが生成した前記代替文を取得する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記代替文は、前記入力文と類似した文である、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記検索ステップにおいて、前記代替文と前記入力文との関係性の度合いを示す関係性度を算出すると共に、当該関係性度に基いて処理を行う前記代替文を決定する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記検索ステップにおいて、複数の前記代替文を検索すると共に、それぞれの前記代替文と前記入力文との関係性の度合いを示す関係性度を算出し、
前記処理ステップにおいて、それぞれの前記代替文を基に処理を行い、
処理結果について、前記関係性度を含めて出力する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記処理ステップにおいて、前記関係性度を利用して出力する処理結果を決定する、
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
情報処理装置に、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を含む情報処理方法を実行させるためのプログラム。
【請求項9】
情報処理装置が実行する情報処理システムであって、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を行う情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、プログラム及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
引用文献1には、自然言語処理に関する情報処理方法が開示されている。この情報処理方法は、ユーザから入力された質問に応じて、当該質問に対応する質問候補とユーザが他の質問候補の出力を要求するための選択肢とを表示画面に出力し、前記表示画面に出力された前記質問候補及び前記選択肢の中からユーザの選択を受け付け、前記選択に基づいて、回答を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術の場合、ユーザから入力された質問内容に機密情報などの秘匿すべき情報が含まれる場合、当該情報を用いて自然言語処理モデルが学習する可能性がある。この場合、秘匿すべき情報が流出する可能性があり、情報セキュリティの点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、情報セキュリティをより向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る情報処理方法によれば、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、処理結果を出力する出力ステップと、を含む。
【0007】
一実施形態に係るプログラムによれば、情報処理装置に、前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、処理結果を出力する出力ステップと、を含む情報処理方法を実行させる。
【0008】
一実施形態に係る情報処理システムによれば、情報処理装置が実行する情報処理システムであって、前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、処理結果を出力する出力ステップと、を行う。
【発明の効果】
【0009】
一実施形態によれば、情報セキュリティをより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図2】実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】実施形態に係る利用者端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】実施形態に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図5】実施形態に係る利用者端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図6】実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、
図1~
図6を用いて、本発明に係る情報処理システムの一実施形態について説明する。なお、各図において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0012】
(システム概要)
まず、本実施形態に係る情報処理システム10の概要について説明する。本実施形態に係る情報処理システム10は、処理のための入力文としてプロンプトを入力すると当該プロンプトに対応してテキストによる処理結果を生成するためのシステムである。本実施形態では、一例として、情報処理システム10は入力された入力文を特定のカテゴリに分類する処理を行うものであり、いわゆる分類モデルを含む情報処理システムである。なお、本実施形態では一例として分類モデルを含むものであるが、これに限らず、回帰モデル、クラスタリングモデル、生成モデル等の少なくとも一方を含む情報処理システムでもよい。
【0013】
情報処理システム10は、ユーザUにより入力文が入力されると、当該入力文を代替する代替文を取得するために所定のデータソースから検索する。代替文は、一例として、入力文と類似した文である。なお、ここでの類似は、文法構造に共通点が多くあるものとしている。すなわち、主語、動詞、目的語、補語、修飾語、前置詞、後置詞、接続詞、助詞、副詞等といった文章の構成要素の位置や関係性における共通点が所定以上ある場合に類似とする。なお、文章の構成要素の位置や関係性における共通点により類似か否かを判断しているが、これに限らず、文章の主題、語彙、表現方法、意味等において共通点が所定以上あるものを類似としてもよい。また、所定のデータソースは、一例として、インターネット上に公開されているウェブページとされているが、これに限らず、データベースやクラウドストレージなどに予め格納されたテキスト情報等でもよい。さらに、本実施形態では、代替文を所定のデータソースから検索する構成としているが、これに限らず、大規模言語モデルなどの自然言語処理が可能な学習済みモデルが生成した代替文を用いる構成としてもよい。この場合、ローカル環境に当該学習済みモデルを構築し、当該学習済みモデルが生成した代替文を用いることで、より一層の情報セキュリティの向上が期待できる。
【0014】
また、情報処理システム10は、代替文を基に処理を行い、処理結果をテキストとして生成する。
【0015】
(システム構成)
図1は、本実施形態に係る情報処理システム10の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続された、利用者端末12と、サーバ14と、を備える。ネットワークNは、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又はこれらの組み合わせである。
【0016】
利用者端末12は、各種情報の入力及び表示のための操作を行う情報処理装置の一例である。利用者端末12は、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、サーバ装置、マイクロコンピュータ、ウェアラブルデバイス、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0017】
サーバ14は、利用者端末12から入力された入力文の情報を取得し、当該入力文情報を基にウェブ、各種文献及びデータベース等から代替文を検索した上で代替文を基に処理を行い、結果を出力する情報処理装置の一例である。サーバ14は、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、サーバ装置、マイクロコンピュータ、又はこれらの組み合わせであってもよい。サーバ14の具体的な構成及び作用については、後述する。
【0018】
(ハードウェア構成-サーバ)
図2は、サーバ14のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ14は、バスBを介して相互に通信可能に接続された、プロセッサ20と、メモリ22と、ストレージ24と、通信I/F26と、を備える。
【0019】
プロセッサ20は、ストレージ24に記憶された各種プログラムをメモリ22に展開して実行することにより、サーバ14の各構成を制御し、サーバ14の機能を実現する。プロセッサ20が実行するプログラムは、OS(Operating System)及び後述する各種プログラムを含むが、これに限られない。プロセッサ20がこれらプログラムを実行することにより、本実施形態に係る状態可視化方法の一部が実現される。プロセッサ20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はこれらの組み合わせである。
【0020】
メモリ22は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、MRAM(Magnetoresistive RAM)、又はこれらの組み合わせである。
【0021】
ストレージ24は、OS、後述する各種プログラム、及び各種のデータを記憶する。ストレージ24は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、SCM(Storage Class Memories)、又はこれらの組み合わせである。
【0022】
通信I/F26は、サーバ14を、ネットワークNを介して、利用者端末12や撮影装置16を含む外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F26は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Ethernet(登録商標)、又は光通信(例えば、Fibre Channel)に準拠したアダプタであるが、これに限られない。
【0023】
(ハードウェア構成-利用者端末)
図3は、利用者端末12のハードウェア構成を示すブロック図である。利用者端末12は、バスBを介して相互に通信可能に接続された、プロセッサ20と、メモリ22と、ストレージ24と、通信I/F26と、入出力I/F28と、出力装置30と、入力装置32と、を備える。通信I/F26は、利用者端末12を、ネットワークNを介して、サーバ14を含む外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F26は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Ethernet(登録商標)、又は光通信(例えば、Fibre Channel)に準拠したアダプタであるが、これに限られない。
【0024】
入出力I/F28は、利用者端末12に入力装置32及び出力装置30を接続するためのインタフェースである。入力装置32は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スキャナ、カメラ、各種センサ、操作ボタン、又はこれらの組み合わせである。ユーザインタフェースとしての出力装置30は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ、バイブレータ、又はこれらの組み合わせである。本実施形態では、一例として出力装置30と入力装置32とは、一体的に構成されたタッチパネルディスプレイとされている。
【0025】
なお、本実施形態において、プログラムは、サーバ14の製造段階でメモリ22又はストレージ24に書き込まれてもよいし、ネットワークNを介してサーバ14に提供されてもよいし、図示しないディスクメディアなどの非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してサーバ14に提供されてもよい。
【0026】
(機能構成-サーバ)
次に、サーバ14の機能構成について説明する。
図4は、サーバ14の機能構成の一例を示す図である。各種プログラムを実行する際に、サーバ14は上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。サーバ14は、サーバ14が実現する機能構成として、記憶部31と、処理部33と、通信部34と、を有している。各機能構成は、プロセッサ20がメモリ22又はストレージ24に記憶されたプログラム36を読み出し、実行することで実現される。
【0027】
(機能構成-利用者端末)
次に、利用者端末12の機能構成について説明する。
図5は、利用者端末12の機能構成の一例を示す図である。各種プログラムを実行する際に、利用者端末12は上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。利用者端末12は、利用者端末12が実現する機能構成として、プログラム36が記憶された記憶部60と、処理部62と、通信部64と、を有している。各機能構成は、プロセッサ20がメモリ22又はストレージ24に記憶されたプログラム36を読み出し、実行することで実現される。
【0028】
図6は、情報処理システム10が実行する処理に関する図である。
情報処理システム10が実行する処理は、
図6に示す通りである。
【0029】
図7は、利用者端末12にて表示される画面の一例を示す概略図である。
情報処理システム10にて処理の内容を指示するための入力文を入力するための入力部IPをユーザインタフェースに表示させる一例及び入力文ITの一例は、
図7に示す通りである。
【0030】
図8は、一部の処理の一連の流れの一例を模式的に示す概略図である。
情報処理システム10にて代替文NTを複数検索し、それぞれの代替文NTと入力文ITとの関係性度として類似度NPを算出し、それぞれの代替文NTごとに処理を行い、処理の結果を類似度NPを利用して最終的な処理結果を決定する一例は、
図8に示す通りである。なお、類似度NPは、入力文ITと代替文NPとの類似の度合を示す値である。また、最終的な結果は、一例として、それぞれの代替文ごとの処理結果である分類したカテゴリごとに類似度NPを合計し、当該合計値が多いカテゴリとされている。また、これに限らず、類似度NPの分布や傾向から最終的な結果を決定してもよいし、これ以外の手法により最終的な結果を決定してもよい。
【0031】
図9は、利用者端末12にて表示される画面の一例を示す概略図である。
入力部IPと、入力文ITに基いて処理された処理の結果を表示するための出力部OPをユーザインタフェースに表示させる一例は、
図9に示す通りである。なお、
図9における出力部OPは、処理の結果と類似度NPとを示している。
【0032】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0033】
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバの機能ブロックを利用者端末等に移譲させてもよい。逆に利用者端末の機能ブロックをサーバ等に移譲させてもよい。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0034】
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0035】
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
【0036】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0037】
以上を換言すると、本発明が適用されるプログラムは、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用されるプログラムは、情報処理装置に、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を所定のデータソースから検索する検索ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を含む処理を実行させる。
【0038】
これにより、入力文を直接学習モデルへ入力して処理することを避けることができるので、万が一入力文が社外秘情報や機密情報に該当する場合であっても、当該情報を学習モデルへ入力されるのを抑制することができる。つまり、情報セキュリティをより向上させることができる。
【0039】
<付記>
本実施形態は、以下の開示を含む。
【0040】
(付記1)
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を含む情報処理方法。
【0041】
(付記2)
前記取得ステップは、所定のデータソースから検索することで前記代替文を取得する、
付記1に記載の情報処理方法。
【0042】
(付記3)
前記取得ステップは、学習済みモデルが生成した前記代替文を取得する、
付記1に記載の情報処理方法。
【0043】
(付記4)
前記代替文は、前記入力文と類似した文である、
付記1に記載の情報処理方法。
【0044】
(付記5)
前記検索ステップにおいて、前記代替文と前記入力文との関係性の度合いを示す関係性度を算出すると共に、当該関係性度に基いて処理を行う前記代替文を決定する、
付記1に記載の情報処理方法。
【0045】
(付記6)
前記検索ステップにおいて、複数の前記代替文を検索すると共に、それぞれの前記代替文と前記入力文との関係性の度合いを示す関係性度を算出し、
前記処理ステップにおいて、それぞれの前記代替文を基に処理を行い、
処理結果について、前記関係性度を含めて出力する、
付記1に記載の情報処理方法。
【0046】
(付記7)
前記処理ステップにおいて、前記関係性度を利用して出力する処理結果を決定する、
付記6に記載の情報処理方法。
【0047】
(付記8)
情報処理装置に、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を含む情報処理方法を実行させるためのプログラム。
【0048】
(付記9)
情報処理装置が実行する情報処理システムであって、
前記情報処理装置が行う処理のための入力文を取得する指示取得ステップと、
前記入力文を代替する代替文を取得する取得ステップと、
前記代替文を基に処理を行う処理ステップと、
処理結果を出力する出力ステップと、
を行う情報処理システム。
【符号の説明】
【0049】
10情報処理システム
12利用者端末(情報処理装置)
14サーバ(情報処理装置)
IP入力部
IT入力文
OP出力部
NT代替文
NP類似度(関係性度)
【手続補正書】
【提出日】2023-09-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
【
図1】実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図2】実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】実施形態に係る利用者端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】実施形態に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図5】実施形態に係る利用者端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図6】実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】実施形態に係る情報処理システムが実行する画面表示の一例を示す図である。
【
図8】実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の流れを示す概略図である。
【
図9】実施形態に係る情報処理システムが実行する画面表示の一例を示す図である。