(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024017602
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】耐震水槽
(51)【国際特許分類】
A01K 63/00 20170101AFI20240201BHJP
【FI】
A01K63/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022120349
(22)【出願日】2022-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】508248531
【氏名又は名称】株式会社スプリング
(72)【発明者】
【氏名】宮咲 礼一
【テーマコード(参考)】
2B104
【Fターム(参考)】
2B104AA01
2B104CA03
2B104CB34
2B104CB42
(57)【要約】 (修正有)
【課題】地震時でも観賞魚用水槽が溢れることなく、上部蓋の開閉もしやすくした耐震水槽で、安心して観賞魚を飼育することを可能にした、地震に強い観賞魚用水槽を提供する。
【解決手段】上部開口部のフランジを2段に設け、水槽内で発生した波を分散しつつ、上部蓋を設置することで水が溢れる事を防ぐ。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部開口部のフランジを隙間のない1枚ものにし、開口部を多段式にした水槽。
【請求項2】
上部開口部を曲面にすることで蓋が外れかかっても、定位置に戻る水槽
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は観賞魚の水槽に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、観賞魚用水槽は地震対策がされておらず地震の揺れで水が溢れてしまっていた。地震で揺れても溢れない方法としては完全密閉すれば可能であるが、酸素供給ができないことや開閉しづらいため水槽管理が困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明が解決しようとする課題は地震で揺れても溢れる事が無く、水槽管理をするための上部蓋の開け閉めをしやすくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上部開口部のフランジを2段に設け、水槽内で発生した波を分散しつつ、上部蓋を設置することで水が溢れる事を防ぐようにした。
【発明の効果】
【0006】
本発明では気象庁が定める震度6、もしくは震度7でも水が溢れる事が無く、パッキンが無いため定期交換が不要である。また、上部蓋の開閉をしやすく水槽管理も行いやすい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は本発明の一実施例の耐震水槽の側面図である。
図2は従来の水槽の側面図である
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の最良の形態として、上部蓋は透明のアクリル製で板厚15ミリ発生する波を抑えつつ開閉しやすく最適であるが水槽サイズにより板厚は変える。
上部開口部のフランジは2段であるが、必要に応じて3段もしくはすり鉢状にすることで、より耐震性能が上がる。
【産業上の利用可能性】
【0009】
観賞魚用水槽が地震によって水が溢れないようにすることで、漏電火災や室内の被害を最小限にすることができる。