(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176110
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】旅行情報共有システム、旅行情報共有プログラム及び、旅行情報共有方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/14 20120101AFI20241212BHJP
【FI】
G06Q50/14
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094369
(22)【出願日】2023-06-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-03-15
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 株式会社令和トラベルが2023年4月5日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000077082.html、2023年3月22日 https://newt.net/app、2023年3月22日 https://newt.zendesk.com/hc/ja/articles/15626322868505、2023年3月23日 https://twitter.com/newt_travel/status/1638752738774491136?s=46&t=UYpiwmLHoinx137igsiyIQ、2023年3月22日 https://apps.apple.com/jp/app/newt-ニュート-スマートに海外旅行/id1585901351、2023年3月22日 https://play.google.com/store/apps/details?id=net.newt&hl=ja&gl=USにて公開
(71)【出願人】
【識別番号】521201517
【氏名又は名称】株式会社令和トラベル
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(74)【代理人】
【識別番号】100224719
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 隆治
(72)【発明者】
【氏名】篠塚 孝哉
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC26
5L050CC26
(57)【要約】 (修正有)
【課題】第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有システム、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】旅行者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有システムであって、旅行情報共有システム0は、旅行に関する予約情報を受け付ける予約情報受付手段、予約情報を共有する為の生成手段、予約情報を共有可能かどうかを認証する認証手段及び予約情報を端末に表示させる表示処理手段を有する旅行情報共有装置を備え、予約情報受付手段は、第1ユーザの予約情報を受け付け、生成手段は、予約情報を共有する為の予約共有情報を生成し、認証手段は、第2ユーザから、予約共有情報を受け付けて、第2ユーザが予約情報を共有可能なユーザかどうかを認証する認証処理を行い、表示処理手段は、認証処理結果に基づいて、予約情報を表示処理して第2ユーザに表示させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有システムであって、
前記旅行情報共有システムは、旅行に関する予約情報を受け付ける予約情報受付手段、予約情報を共有する為の生成手段、前記予約情報を共有可能かどうかを認証する認証手段、及び予約情報を端末に表示させる表示処理手段を備え、
前記予約情報受付手段は、第1ユーザの前記予約情報を受け付けて、
前記生成手段は、前記予約情報を共有する為の予約共有情報を生成し、
前記認証手段は、第2ユーザから、前記予約共有情報を受け付けて、該第2ユーザが前記予約情報を共有可能なユーザかどうかを認証する認証処理を行い、
前記表示処理手段は、認証処理結果に基づいて、前記予約情報を表示処理し、前記第2ユーザに表示させる、旅行情報共有システム。
【請求項2】
前記予約共有情報は、予約番号、及び認証要求アドレスを含み、
前記認証手段は、前記予約番号及び前記認証要求アドレスの組み合わせに基づいて、前記認証処理を行う、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項3】
前記旅行情報共有システムは、紐付手段を更に備え、
前記紐付手段は、前記認証処理が成功すると、前記第2ユーザの第2ユーザ情報と前記予約情報を紐づける、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項4】
前記表示処理手段は、前記予約情報と紐づいている前記第2ユーザに、前記認証処理を実行せず前記予約情報を表示処理する、請求項3に記載の旅行情報共有システム。
【請求項5】
前記旅行情報共有システムは、タスク登録手段を更に備え、
前記予約情報は、旅行の日程及び旅行先を示す旅行属性を含み、
前記タスク登録手段は、該旅行属性に基づいて、ユーザに対して旅行に関するタスク情報の登録を行う、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項6】
前記旅行情報共有システムは、ユーザ情報登録手段、及びタスク登録手段を更に備え、
前記ユーザ情報登録手段は、前記第2ユーザの第2ユーザ属性を含む第2ユーザ情報の入力を受け付けて登録し、
前記タスク登録手段は、前記第2ユーザ属性に基づいて、ユーザに対して旅行に関するタスク情報の登録を行う、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項7】
前記旅行情報共有システムは、タスク登録手段を更に備え、
前記タスク登録手段は、タスク期限を決定する為に参照すべき日付を示すタイミング情報、及び前記予約情報に含まれる日付情報に基づいてタスク期限を設定し、ユーザに対して旅行に関するタスク情報を登録する、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項8】
前記旅行情報共有システムは、通知手段を更に備え、
前記通知手段は、タスク情報の期限設定の際に参照された前記タイミング情報又はタスク情報に応じて、該タスク情報に関する通知を行う、請求項7に記載の旅行情報共有システム。
【請求項9】
前記旅行情報共有システムは、ユーザ情報登録手段、及びタスク登録手段を更に備え、
前記ユーザ情報登録手段は、前記第2ユーザに関する第2ユーザ情報の入力を受け付けて、前記予約情報と紐づけて登録し、
前記タスク登録手段は、前記予約情報と紐づいた第2ユーザに対して旅行に関するタスク情報を登録する、
請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項10】
前記旅行情報共有システムは、通知手段を更に備え、
前記通知手段は、前記第2ユーザのタスクの進捗状況に基づいて、前記第1ユーザに通知を行う、請求項9に記載の旅行情報共有システム。
【請求項11】
第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有プログラムであって、
前記旅行情報共有プログラムは、コンピュータを、旅行に関する予約情報を受け付ける予約情報受付手段、予約情報を共有する為の生成手段、前記予約情報を共有可能かどうかを認証する認証手段、及び予約情報を端末に表示させる表示処理手段として機能させ、
前記予約情報受付手段は、第1ユーザの前記予約情報を受け付けて、
前記生成手段は、前記予約情報を共有する為の予約共有情報を生成し、
前記認証手段は、第2ユーザから、前記予約共有情報を受け付けて、該第2ユーザが前記予約情報を共有可能なユーザかどうかを認証する認証処理を行い、
前記表示処理手段は、認証処理結果に基づいて、前記予約情報を表示処理し、前記第2ユーザに表示させる、旅行情報共有プログラム。
【請求項12】
第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有方法であって、
コンピュータは、
旅行に関する予約情報を受け付けるステップであって、第1ユーザの前記予約情報を登録する予約情報受付ステップと、
前記予約情報を共有する為の予約共有情報を生成する生成ステップと、
第2ユーザから、前記予約共有情報を受け付けて、該第2ユーザが前記予約情報を共有可能なユーザかどうかを認証する認証処理を行う認証ステップと、
認証処理結果に基づいて、前記予約情報を表示処理し、前記第2ユーザに表示させる表示処理ステップと、を実行する旅行情報共有方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅行情報共有システム、旅行情報共有プログラム及び、旅行情報共有方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ツアーなどの旅行予約の際に、同行者も含む予約をする場合には、各ユーザの情報を入力する等の手間が発生するが、それらを予約者一人でやるのは負荷が集中してしまうという問題があった。また、同行者に関する情報の確認や旅行に関する作業を行うには、旅行者間で情報を共有する必要があり、SNS等で別途やり取りするなどの手間が煩雑になってしまうという問題があった。これらの問題を解決するシステムの一例が、例えば、特許文献1、2に提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、サーバコンピュータが、各端末コンピュータから、各ホテル周辺の観光スポットを組合せた推奨観光コースであるお薦めプラン等の情報を受信して、旅程作成システムのホームページに掲載し、各ホテルのお薦めプラン中から統括担当者が選択したプランの特定情報を端末コンピュータから受信し、これらのプランを特集プランとして、旅程作成システムの全国観光ガイドトップページに掲載し、会員の端末コンピュータから受信した情報に基づき、会員毎の旅程であるマイプランを作成、保存し、マイプラン作成時に、旅行の同行者の氏名と電子メールアドレスが入力された場合には、同行者の電子メールアドレスに、そのマイプランを閲覧、編集するためのホームページのURLを送信し、同行者からもそのマイプランを閲覧、代替案の提案を可能にする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において提案される技術には、第3者に対して、予約者が旅行情報を第3者と簡便に共有する仕組みがなかった。
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、第3者に対して予約情報を共有する為の新規な技術を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有システムであって、前記旅行情報共有システムは、旅行に関する予約情報を受け付ける予約情報受付手段、予約情報を共有する為の生成手段、前記予約情報を共有可能かどうかを認証する認証手段、及び予約情報を端末に表示させる表示処理手段を備え、前記予約情報受付手段は、第1ユーザの前記予約情報を受け付けて、前記生成手段は、前記予約情報を共有する為の予約共有情報を生成し、前記認証手段は、第2ユーザから、前記予約共有情報を受け付けて、該第2ユーザが前記予約情報を共有可能なユーザかどうかを認証する認証処理を行い、前記表示処理手段は、認証処理結果に基づいて、前記予約情報を表示処理し、前記第2ユーザに表示させる。
【0008】
このような構成とすることで、第1ユーザが予約した旅行についての予約情報をセキュアに第2ユーザに共有することができる。
【0009】
より好ましい形態では、 前記予約共有情報は、予約番号、及び認証要求アドレスを含み、前記認証手段は、前記予約番号及び前記認証要求アドレスの組み合わせに基づいて、認証処理を行う。
【0010】
このような構成とすることで、予約番号と認証要求アドレスの組み合わせに基づいて、認証処理を行うため、よりセキュアに予約情報の共有をすることができる。
【0011】
より好ましい形態では、 前記旅行情報共有システムは、紐付手段を更に備え、前記紐付手段は、前記認証処理が成功すると、前記第2ユーザの第2ユーザ情報と前記予約情報を紐づける。
【0012】
このような構成とすることで、認証処理が成功することで、第2ユーザと予約情報を紐づけて管理することができる。
【0013】
より好ましい形態では、前記表示処理手段は、前記予約情報と紐づいている前記第2ユーザに、前記認証処理を実行せず前記予約情報を表示処理する。
【0014】
このような構成とすることで、予約情報と紐づいているユーザは、認証を実行せずとも予約情報を閲覧することができる。
【0015】
より好ましい形態では、前記旅行情報共有システムは、タスク登録手段を更に備え、前記予約情報は、旅行の日程及び旅行先を示す旅行属性を含み、前記タスク登録手段は、該旅行属性に基づいて、ユーザに対して旅行に関するタスク情報の登録を行う。
【0016】
このような構成とすることで、旅行の日程及び旅行先の情報に応じたタスク情報を登録することができる。
【0017】
より好ましい形態では、前記旅行情報共有システムは、ユーザ情報登録手段、及びタスク登録手段を更に備え、前記ユーザ情報登録手段は、前記第2ユーザの第2ユーザ属性を含む第2ユーザ情報の入力を受け付けて登録し、前記タスク登録手段は、前記第2ユーザ属性に基づいて、ユーザに対して旅行に関するタスク情報の登録を行う。
【0018】
このような構成とすることで、第2ユーザの属性に応じたタスク情報を登録することができる。
【0019】
より好ましい形態では、前記旅行情報共有システムは、タスク登録手段を更に備え、前記タスク登録手段は、タスク期限を決定する為に参照すべき日付を示すタイミング情報、及び前記予約情報に含まれる日付情報に基づいてタスク期限を設定し、ユーザに対して旅行に関するタスク情報を登録する。
【0020】
このような構成とすることで、タスク期限を設定する為のタイミング情報に応じて、タスクの期限を設定することができる。
【0021】
より好ましい形態では、前記旅行情報共有システムは、通知手段を更に備え、前記通知手段は、タスク情報の期限設定の際に参照された前記タイミング情報、又はタスク情報に応じて、該タスク情報に関する通知を行う。
【0022】
このような構成とすることで、タイミング情報又はタスク情報に応じた通知頻度で、通知を行うことができる。
【0023】
より好ましい形態では、前記旅行情報共有システムは、ユーザ情報登録手段、及びタスク登録手段を更に備え、前記ユーザ情報登録手段は、前記第2ユーザに関する第2ユーザ情報の入力を受け付けて、前記予約情報と紐づけて登録し、前記タスク登録手段は、前記予約情報と紐づいた第2ユーザに対して旅行に関するタスク情報を登録する。
【0024】
このような構成とすることで、予約情報とタスク情報を紐づけて管理することができる。これにより、第2ユーザのタスクの進捗状況を確認することができる。
【0025】
より好ましい形態では、前記旅行情報共有システムは、通知手段を更に備え、前記通知手段は、前記第2ユーザのタスクの前記進捗状況に基づいて、前記第1ユーザに通知を行う。
【0026】
このような構成とすることで、第2ユーザのタスクの進捗状況に応じて、第1ユーザにアラートすることができる。これにより、第1ユーザは、忘れずに第2ユーザの進捗管理をすることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、第3者に対して予約情報を共有する為の新規な技術を提供する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明における一実施形態に係るシステム構成図である。
【
図2】本発明における一実施形態に係るハードウェア構成図である。
【
図3】本発明における一実施形態に係る機能ブロック図である。
【
図4】本発明における処理フローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
【0030】
例えば、本実施形態では旅行情報共有システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができ、これにより旅行情報共有装置、旅行情報共有システムを構成することができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
【0031】
本発明は、第3者に対して旅行情報を共有するシステムに関する。本発明では、旅行の予約を行う第1ユーザから、旅行の予約に関する予約情報を受け付け、認証処理が成功することにより、該予約情報が第2ユーザに共有される。なお、本発明において第1ユーザは、予約を行う旅行者であるが、旅行者でない者(旅行者の代わりに予約を行う者)であってもよい。また、第2ユーザは、旅行の同行者であるが、旅行者の緊急連絡先の者であってもよい。以下、第1ユーザは代表者、第2ユーザは同行者として説明する。
【0032】
また、本実施形態においては、第3者として、海外旅行の旅行者に対して旅行情報を共有する場合について説明するが、国内旅行の旅行者に対して旅行情報を共有する場合であってもよい。
【0033】
<1.システム構成>
図1は、一実施形態のシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、旅行情報共有システム0は、旅行情報共有装置1、代表者端末装置3、及び同行者端末装置4を備え、これらがネットワークNWを介して通信可能に構成される。なお、旅行情報共有システム0は、旅行情報共有装置1のみで構成されていてもよく、代表者端末装置3及び同行者端末装置4の端末装置のみで構成されていてもよい。また、旅行情報共有システム0は、後述する処理について、旅行情報共有装置1と、代表者端末装置3及び同行者端末装置4の端末装置との間で適宜分担すればよく、後述する処理分担に限定されるものではない。
【0034】
旅行情報共有装置1として、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能であり、ネットワークNW又は別のネットワークにより情報の送受信が可能になされた複数のコンピュータにより構成されてもよい。また、代表者端末装置3及び同行者端末装置4として、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス等を利用することができる。なお、本明細書では、便宜上、代表者端末装置3と同行者端末装置4を区別して説明するが、代表者端末装置3が同行者端末装置4として機能してもよい。
【0035】
ネットワークNWは、本実施形態では、IP(Internet Protocol)ネットワークであるが、通信プロトコルの種類に制限はなく、更に、ネットワークの種類、規模にも制限はない。
<1.1.ハードウェア構成>
図2は、ハードウェア構成図である。
図2(a)に示すように、旅行情報共有装置1は、処理部101、記憶部102及び、通信部103を備える。
【0036】
処理部101は、命令セットを実行可能なCPUなどのプロセッサを有し、本発明に係る旅行情報共有プログラム、OSやその他のアプリケーションを実行することで、旅行情報共有装置1の動作処理全体を制御する。
記憶部102は、命令セットを記憶可能なRAMなどの揮発性メモリ、OS及び旅行情報共有プログラムなどを記録可能なHDDやSSDなどの不揮発性の記録媒体を有する。
通信部103は、ネットワークに接続する為の通信インタフェース装置を有し、ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報の入出力を行う。
【0037】
図2(b)に示すように端末装置90(代表者端末装置3、同行者端末装置4)は、処理部901、記憶部902、通信部903、入力部904及び、表示部905を有する。
【0038】
処理部901は、命令セットを実行可能なCPUなどのプロセッサを有し、OSやその他のアプリケーションを実行することで、端末装置90の動作処理全体を制御する。
記憶部902は、命令セットを記憶可能なRAMなどの揮発性メモリ、OS等を記録可能なHDDやSSDなどの不揮発性の記録媒体を有する。
通信部903は、ネットワークに接続する為の通信インタフェース装置を有し、ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報の入出力を行う。
入力部904は、キーボードやタッチパネルなどの入力処理が可能な入力デバイスを有する。
表示部905は、ディスプレイなどの表示処理が可能な表示デバイスを有する。
【0039】
<1.2.旅行情報共有装置の機能構成>
図3は、旅行情報共有装置1の機能ブロック図である。
図3に示すように、旅行情報共有装置1は、予約情報受付手段11、ユーザ情報登録手段12、タスク登録手段13、生成手段14、認証手段15、紐付手段16、表示処理手段17、通知手段18、及びデータベース2を備える。これは、ソフトウェア(記憶部102に記憶されている)による情報処理がハードウェア(処理部101)によって具体的に実現されたものである。
【0040】
なお、本実施形態では、代表者端末装置3及び同行者端末装置4(クライアント)の要求に応じて旅行情報共有装置1(サーバ)が行った処理結果をクライアントが受け取る、いわゆるウェブアプリケーションである。一方、クライアント端末において旅行情報共有プログラムを起動させる、いわゆるスタンドアロン型であってもよい。この場合、代表者端末装置3及び同行者端末装置4は、旅行情報共有装置1が備える各機能構成(手段)の一部又は全部を備えてもよい。例えば、代表者端末装置3及び同行者端末装置4が、予約情報受付手段11、ユーザ情報登録手段12、タスク登録手段13、生成手段14、認証手段15、紐付手段16、表示処理手段17、通知手段18等を備え、旅行情報共有装置1は、旅行に関する種々の情報等を記録管理するクラウドストレージであってもよい。
【0041】
<1.3.データベース2>
データベース2は、旅行情報21、旅行セット情報22、予約情報23、予約共有情報24、第1ユーザ情報(以下、代表者情報)25、第2ユーザ情報(以下、同行者情報)26、タスク情報27、及びタスク設定情報28を含む。
【0042】
<1.3.1.旅行情報21>
旅行情報21は、代表者と同行者が行う旅行に関する情報である。旅行情報21は、旅行を一意に特定する旅行ID、予約ID、及びタスクIDを含む。
【0043】
<1.3.2.旅行セット情報22>
旅行セット情報22は、事前に登録される旅行内容のセットのマスタ情報である。旅行セット情報22は、旅行セットを一意に特定する旅行セットID、旅行セット内容を含む。ここで、旅行セット内容は、宿泊情報、フライト情報、ツアー情報、旅程表、オプショナルツアー情報、及び保険情報等を含む。
【0044】
<1.3.3.予約情報23>
予約情報23は、代表者から受け付けた旅行の予約に関する情報である。予約情報23は、予約を一意に特定する予約ID、ユーザID、予約内容、及び予約番号を含む。ここで予約内容は、宿泊情報、フライト情報、ツアー情報、旅行保険情報、決済情報、旅程表、及び日付情報を含む。また、旅行属性は、旅行の日程及び旅行先(例えばエリア、国、地名等)を示す情報である。本実施形態においては、予約情報23にユーザIDが含まれるユーザが代表者に該当する。
【0045】
<1.3.4.予約共有情報24>
予約共有情報24は、予約情報23を共有する為の情報である。予約共有情報24は、予約共有情報24を一意に特定する予約共有ID、予約番号、認証要求アドレスを含む。本実施形態において認証要求アドレスは、URL又はQRコード(登録商標)である。なお、本実施形態において、予約番号と予約共有IDは異なる情報であるが、予約共有IDが、予約番号であってもよい。
【0046】
<1.3.5.ユーザ情報25>
ユーザ情報25は、旅行情報を共有するユーザに関する情報である。ユーザ情報25は、ユーザを一意に特定するユーザID、氏名、性別、生年月日、連絡先、パスポート情報、ユーザ属性等を含む。ここでユーザ属性は、ユーザの属性を示す情報であって、国籍、家族関係、ワクチン接種回数等を含む。
【0047】
<1.3.6.同行者情報26>
同行者情報26は、旅行の同行者に関する情報である。同行者情報26は、同行者を一意に特定する同行者ID、予約ID、ユーザID、氏名、性別、生年月日、第2ユーザ属性(以下、同行者属性)、連絡先、パスポート情報等を含む。ここで同行者属性は、同行者の属性を示す情報であって、国籍、家族関係、ワクチン接種回数等を含む。
【0048】
<1.3.7.タスク情報27>
タスク情報27は、ユーザに対して設定される旅行に関するタスクの情報である。タスク情報27は、タスクを一意に特定するタスクID、ユーザID、タスク内容、タイミング情報、タスク期限、及び進捗状況等を含む。ここで、タイミング情報とは、タスク期限を決定する為に参照すべき日付を示す情報であって、参照すべき日付として予約情報23のフライト日(出国日、又は帰国日)、宿泊日等を示す情報である。また、タスク期限とは、タスクを完了すべき最終日等を示す情報である。
【0049】
<1.3.8.タスク設定情報28>
タスク設定情報28は、事前に登録されるタスクのマスタ情報である。タスク設定情報28は、タスク設定を一意に特定するタスク設定ID、旅行属性、同行者属性、タイミング情報、タスク内容、通知タイミング、及び通知方法等を含む。また、通知方法としては、例えば、アプリプッシュ通知、メール通知、SMS通知等の周知技術を含む。
【0050】
タスク設定情報28は、旅行属性と、ユーザ属性又は同行者属性と、との1又は複数の組み合わせに基づいて、タスク内容が設定されている。本実施形態において、タスク設定情報28は、旅行属性、及び同行者属性の組み合わせ毎にタスク内容が設定される。なお、タスク設定情報28は、旅行属性、及び同行者属性の一方又は両方の組み合わせに基づく、タスク内容のグループが設定されてもよい。
【0051】
<1.4.予約情報受付手段11>
予約情報受付手段11は、旅行に関する予約情報23を受け付ける。本実施形態において予約情報受付手段11は、予約情報23の各種情報の入力を代表者から受け付けることで、予約情報23を受け付ける。なお、予約情報受付手段11は、自社で旅行予約サービスを提供する場合に限らず、外部システムにおいて代表者が登録した旅行についての予約情報23を、外部システムから受け付けてもよく、外部システムにおいて代表者が登録した予約情報23がデータベース2に登録されており、該予約情報23の選択入力を代表者から受け付けることで、データベース2から受け付けてもよい。
【0052】
<1.5.ユーザ情報登録手段12>
ユーザ情報登録手段12は、予約情報23を共有する同行者に関する同行者情報26を受け付ける。ユーザ情報登録手段12は、同行者情報26の入力を受け付けて、予約情報23と紐づけて登録する。
【0053】
<1.6.タスク登録手段13>
タスク登録手段13は、ユーザに対して旅行に関するタスク情報27を登録する。タスク登録手段13は、タスク設定情報28と、予約情報23及び/又は同行者情報26とに基づいて、旅行情報21と紐づけてタスク情報27を登録する。具体的に、タスク登録手段13は、タスク設定情報28の旅行属性及び同行者属性の組み合わせと、予約情報23の旅行先、及び同行者情報26の同行者属性の組み合わせとに基づいて、タスク内容を有するタスク情報27を登録する。
【0054】
また、タスク登録手段13は、タスク毎に所定のタスク期限を設定して、タスク情報27を登録する。本実施形態では、タスク登録手段13は、タスク設定情報28のタイミング情報と、予約情報23に含まれる日付情報に基づくタスク期限を設定して、タスク情報27を登録する。
【0055】
<1.7.生成手段14>
生成手段14は、予約情報23を共有する為の予約共有情報24を生成する。生成手段14は、代表者から予約情報23を同行者に共有する指示を受け付けて、予約共有情報24として予約番号及び認証要求アドレスを生成する。
【0056】
<1.8.認証手段15>
認証手段15は、予約情報23を共有可能かどうかを認証する認証処理を行う。認証手段15は、同行者から予約共有情報24を受け付け、該同行者が予約情報23を共有可能なユーザかどうかを認証する認証処理を行う。
【0057】
<1.9.紐付手段16>
紐付手段16は、予約情報23と同行者の紐づけを行う。紐付手段16は、認証手段15による認証処理が成功すると、同行者情報26及び予約情報23を紐づけることで、同行者と予約情報23を紐づける。
【0058】
<1.10.表示処理手段17>
表示処理手段17は、予約情報23を表示処理する。表示処理手段17は、認証処理の結果に基づいて、予約情報23を表示処理し、同行者に表示させる。また、表示処理手段17は、予約情報23と紐づいた同行者に、認証処理の指示を送信せず予約情報23を表示処理する。
【0059】
なお、本実施形態において表示処理は、表示処理手段17が表示に必要な情報を生成する処理を実行し、生成した情報を端末装置90に送信することで、端末装置90が該生成された情報を表示する処理を指す。一方、表示処理は、表示処理手段17が表示に必要な情報を生成する処理命令を端末装置90に送信することで、端末装置90が表示に必要な情報を生成し、該生成した情報を表示する処理であってもよい。また、表示処理手段17が端末装置90に備えられる場合(スタンドアロン型の場合)には、表示処理は、表示処理手段17が必要な情報を生成する処理を実行し、生成した情報を端末装置90の出力部95に送信することで、出力部95が該生成された情報を表示する処理であってもよい。
【0060】
<1.10.通知手段18>
通知手段18は、タスク情報27の期限設定の際に参照されるタイミング情報、及び/又はタスク情報27に基づいて通知を行う。本実施形態において通知手段18は、タスク情報27のタスクの進捗状況及び内容と、タイミング情報に基づいて、通知のタイミングを決定し、該タスクが設定されたユーザに対して、該タイミングに応じて該タスクに関する通知を行う。例えば、進捗状況が未完了であって、タイミング情報が出国日であるタスクの場合には、タイミング情報が帰国日であるタスクよりも早いタイミングで通知を行う。
【0061】
また通知手段18は、同行者のタスクの進捗状況に基づいて、該同行者及び該同行者に紐づく代表者に通知を行う。なお、通知手段18は、タスク設定情報28の通知タイミングに基づいて、通知を行ってもよい。
【0062】
なお、本実施形態においては、予約情報受付手段11が予約情報23を、ユーザ情報登録手段12がユーザ情報25及び同行者情報26を受け付ける。一方、予約情報受付手段11が、予約情報23に含まれる情報としてユーザ情報25及び同行者情報26を受け付けてもよい。
【0063】
<2.処理フロー>
以下、
図4~7を参照して、本発明の旅行情報共有方法について説明する。
図4は、代表者が登録した予約情報23が同行者に初めて共有されるまでの処理を示すフローチャートである。
【0064】
<2.1.予約情報23の受付>
まず、ステップS1(以下、「ステップSX」を「SX」とする)において、予約情報受付手段11は、代表者の予約情報23を受け付ける。本実施形態においては、代表者端末装置3は、宿泊情報、フライト情報、旅行保険情報、決済情報、旅行先、旅行期間等の入力を代表者から受け付ける。そして、予約情報受付手段11は、これらの情報を代表者端末装置3から受け付け、該代表者のユーザ情報25と紐づけることで、予約情報23を登録する。なお、本実施形態においては、代表者のユーザ情報25がデータベースに登録されているが、ユーザ情報登録手段12は、代表者のユーザ情報25として新たな情報を受け付けて、登録してもよい。
【0065】
<2.2.同行者情報26の受付>
次いでS2において、ユーザ情報登録手段12は、予約を行う代表者から同行者情報26の入力を受け付けて、データベース2に登録する。本実施形態においては、代表者端末装置3は、同行者情報26として、同行者の氏名、性別、生年月日、国籍、家族関係等の入力を代表者から受け付ける。そして、ユーザ情報登録手段12は、これらの情報を代表者端末装置3から受け付ける。
【0066】
<2.3.タスク情報27の登録>
次いでS3において、タスク登録手段13は、S1及びS2において入力された旅行属性及び同行者属性に基づいて、タスク情報27を登録する。具体的にタスク登録手段13は、タスク設定情報28を参照し、入力された旅行属性の旅行先に対応するタスク内容を特定して、旅行情報21と紐づけて該タスク内容を有するタスク情報27を登録する。例えば、旅行先が「米国」の場合には、タスク登録手段13は、タスク内容として「ESTA申請」を特定し、旅行情報21に紐づく代表者及び同行者に対するタスクとして該タスク内容を有するタスク情報27を登録する。
【0067】
また、タスク登録手段13は、タスク設定情報28を参照し、同行者属性に対応するタスク内容を特定して、旅行情報21と紐づけて該タスク情報27を登録する。例えば、タスク登録手段13は、タスク設定情報28を参照し、同行者属性の国籍に対応するタスク内容を特定して、旅行情報21に紐づく代表者及び同行者に対するタスクとして国籍毎のタスク内容を有するタスク情報27を登録する。また、タスク登録手段13は、同行者属性が「補助が必要な者」の場合には、同行者属性が「補助が必要な者」に対応するタスク内容を特定し、旅行情報21に紐づく同行者又は代表者であって、該補助が必要な者の補助者にあたる同行者又は代表者のタスクとして該タスク内容を有するタスク情報27を登録する。具体的には、例えば「補助が必要なもの」は「未成年者」であって、同行者属性として未成年者が登録されている場合には、タスク登録手段13は、未成年者に対応するタスク内容(例えば、渡航同意書の提出等)を特定し、旅行情報21に紐づく同行者又は代表者であって、該未成年者の保護者にあたる同行者又は代表者のタスクとして該タスク内容を有するタスク情報27を登録する。
【0068】
また、タスク登録手段13は、タスク設定情報28を参照し、タイミング情報の参照すべき日付と、入力された予約情報23の日付情報とに基づいてタスク期限を設定し、タスク情報27を登録する。具体的にタスク登録手段13は、タイミング情報の参照すべき日付に基づく予約情報の日付から所定日数前の日付をタスク期限として設定し、タスク情報27を登録する。例えば、タイミング情報の参照すべき日付が「フライト日」の場合であって、入力された予約情報23のフライト情報が「出国日:2023年6月30日」及び「帰国日:2023年7月7日」の場合、タスク登録手段13は、タイミング情報に基づいてフライト情報の出国日を参照し、タスク期限「2023年6月20日」を有するタスク情報27を登録する。また、タスク登録手段13は、タイミング情報に基づいてフライト情報の帰国日を参照し、タスク期限「2023年7月2日」を有するタスク情報27を登録する。
【0069】
図5(a)は、代表者端末装置3に表示される、代表者が予約した旅行に関する情報を表示する予約確認画面の一例である。予約確認画面W1は、タスク表示部W11、代表者情報表示部W12、同行者情報表示部W13、共有部W14、予約情報表示部W15を有する。
【0070】
タスク表示部W11は、予約情報23及び同行者情報26に基づいて旅行情報21に紐づけられたタスク情報27を、ユーザ毎に表示する。代表者情報表示部W12は、代表者の氏名、性別、生年月日、国籍、連絡先等を表示する。同行者情報表示部W13は、同行者の氏名、性別、生年月日、連絡先、国籍、家族関係、ワクチン接種回数等を表示する。共有部W14は、予約情報23を同行者に共有する為のボタンを表示する。予約情報表示部W15は、フライト情報、宿泊情報、ツアー情報、旅行保険情報、決済情報、及び旅程表を表示する。
【0071】
<2.4.予約共有情報24の生成>
次いでS4において、生成手段14は、代表者から予約情報23を共有する共有指示を受け付けて、予約共有情報24を生成する。本実施形態においては、代表者端末装置3は、代表者から共有指示として予約共有情報24の生成に係る入力を受け付け、生成手段14に送信する。そして、生成手段14は、共有指示を受け付けると、予約共有情報24として、予約番号及び認証要求アドレスを生成し、表示処理手段17は、該予約番号及び該認証要求アドレスを表示処理し、表示処理結果を代表者端末装置3に送信する。
【0072】
図示例では、
図5(a)の共有部W14の選択入力を共有指示として受け付けると、生成手段14は、予約番号及び認証要求アドレスとしてQRコード(登録商標)を生成する。
図5(b)は、生成された予約共有情報24を表示する予約共有情報表示画面の一例である。
【0073】
<2.5.認証処理の実行>
次いでS5において、認証手段15は、同行者から予約共有情報24を受け付け、認証処理を行う。本実施形態においては、同行者端末装置4がQRコード(登録商標)から読み取ったアドレスを表示処理手段17に送信すると、表示処理手段17は、認証処理の指示、及び受け付けた該アドレスを認証手段15に送信すると共に、同行者から認証番号を受け付ける為の画面を表示処理する。そして、表示処理手段17は、表示処理結果を同行者端末装置4に送信する。また、同行者端末装置4は、同行者から認証番号の入力を受け付けると、該認証番号を認証手段15に送信する。そして、認証手段15は、認証処理として、受け付けたアドレス、及び予約番号の組み合わせと、予約共有情報24として登録された認証要求アドレスのアドレス及び予約番号の組み合わせに基づいて、認証が成功したか否かを判定する。
【0074】
図示例では、認証要求アドレスとして予約共有情報表示画面W2(
図5(b))のQRコード(登録商標)を同行者が読み取り、同行者から該QRコード(登録商標)のアドレスを受け付けることで、表示処理手段17は、予約情報23を受け付ける為の予約番号受付画面W3(
図5(c))を表示処理する。そして、認証手段15は、該画面において同行者から予約番号を受け付け、認証処理を実行する。
【0075】
なお、本実施形態においては、表示処理手段17が予約共有情報表示画面W2において、予約番号を表示する。一方、旅行情報共有システム0は、送信手段を更に備え、表示処理手段17が認証要求アドレスのアドレスを受け付けると、送信手段は、メールやSNS等の周知の通信技術を用いて、同行者端末装置4に予約番号を送信してもよい。
【0076】
<2.6.同行者と予約情報23の紐付け>
次いで、S6において紐付手段16は、同行者と予約情報23の紐づけを行う。本実施形態において紐付手段16は、S5における認証手段15による認証処理が成功した場合に、予約共有情報24を入力した同行者と、該予約共有情報24に紐づく予約情報23を紐付ける。
【0077】
<2.7.ユーザへの予約情報23の表示>
そして、S7において表示処理手段17は、予約情報23を表示処理し、予約共有情報24を入力した同行者に表示させる。
図6(a)は、代表者端末装置3又は同行者端末装置4に表示される、代表者が予約した旅行に関する予約情報23を表示する予約共有画面の一例である。予約共有画面W4は、予約一覧部W41、個別予約表示部W42を有する。
【0078】
予約一覧部W41の「やることリスト」の選択入力を受け付けることで、予約情報23に紐づくタスク情報27が表示される(
図6(b))。また、個別予約表示部W42の各「予約の詳細をみる」の選択入力を受け付けることで、対応する予約情報23の情報(宿泊情報、フライト情報、旅行保険情報等)の詳細が表示される(不図示)。
【0079】
図6(b)は、代表者端末装置3又は同行者端末装置4に表示される、予約情報23に紐づく全てのタスク情報27を表示するタスク一覧画面の一例である。タスク一覧画面W5は、出国前タスク表示部W51、及び帰国前タスク表示部W52を含む。出国前タスク表示部W51及び帰国前タスク表示部W52は、それぞれタスクのタイミング情報が出国日、帰国日であるタスク情報27を表示し、各タスクの選択入力を受け付けることで、各タスクの詳細が表示可能に構成される。
【0080】
図7は、代表者端末装置3又は同行者端末装置4に表示される、予約情報23に紐づくタスク情報27の詳細を表示するタスク詳細画面の一例である。タスク詳細画面W6は、内容表示部W61、及び対象者表示部W62を含む。
【0081】
内容表示部W61は、タスク一覧画面W5において選択入力されたタスク情報27の内容を表示する。対象者表示部W62は、タスク一覧画面W5において選択入力されたタスク情報27に紐づく同行者、及び同行者毎のタスクの進捗状況を表示する。より好ましい形態では、通知手段18は、同行者のタスク情報27の進捗状況に応じて、同行者に紐づく代表者に通知を行う。そして、表示処理手段17は、該同行者のタスクの進捗状況を表示処理し、代表者端末装置3に表示させる。
【0082】
以上、同行者は、代表者が予約した旅行に関する予約情報23を共有する為のアドレスにアクセスし、認証番号を入力することで、予約情報23を閲覧することができ、自身に設定された旅行に関するタスクも確認することができる。そして、一度予約情報23が同行者に紐づけられると、表示処理手段17は、認証処理を実行せず、予約情報23を表示処理し、該同行者の同行者端末装置4に表示させる。
【符号の説明】
【0083】
0 :旅行情報共有システム
1 :旅行情報共有装置
2 :データベース
3 :代表者端末装置
4 :同行者端末装置
100 :サーバ
101 :処理部
102 :記憶部
103 :通信部
91 :処理部
92 :記憶部
93 :通信部
94 :入力部
95 :出力部
11 :予約情報受付手段
12 :ユーザ情報登録手段
13 :タスク登録手段
14 :生成手段
15 :認証手段
16 :紐付手段
17 :表示処理手段
18 :通知手段
21 :旅行情報
22 :旅行セット情報
23 :予約情報
24 :予約共有情報
25 :代表者情報
26 :同行者情報
27 :タスク情報
28 :タスク設定情報
29 :通知設定情報
W1 :予約確認画面
W11 :タスク表示部
W12 :代表者情報表示部
W13 :同行者情報表示部
W14 :共有部
W15 :予約情報表示部
W2 :予約共有情報表示画面
W3 :予約番号受付画面
W4 :予約共有画面
W41 :予約一覧表示部
W42 :個別予約表示部
W5 :タスク一覧表示部
W51 :出国前表示部
W52 :帰国前表示部
【手続補正書】
【提出日】2023-11-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有システムであって、
前記旅行情報共有システムは、旅行に関する予約情報を受け付ける予約情報受付手段、予約情報を共有する為の生成手段、前記予約情報を共有可能かどうかを認証する認証手段、及び予約情報を端末に表示させる表示処理手段と、旅行の為に必要なユーザの作業を示すタスク情報を登録する為のタスク登録手段を備え、
前記予約情報受付手段は、第1ユーザの前記予約情報を受け付けて、
前記タスク登録手段は、事前に登録されるタスクのマスタ情報を参照して、受け付けた前記予約情報の内容に基づくタスク内容を含むタスク情報を前記予約情報に紐づけて登録し、
前記生成手段は、第2ユーザに対して前記予約情報を共有可能かどうかを認証する為の予約共有情報を生成し、
前記予約共有情報は前記予約情報に一意であり、
前記認証手段は、第2ユーザの端末から前記予約共有情報を受け付けた場合に、前記第2ユーザが前記予約共有情報に紐づく予約情報を共有可能なユーザであると認証する認証処理を行い、
前記表示処理手段は、前記第2ユーザの端末に、前記予約共有情報に紐づく前記予約情報、及び該予約情報に紐づく前記タスク情報を表示処理する、旅行情報共有システム。
【請求項2】
前記予約情報受付手段は、第2ユーザの第2ユーザ属性、及び/又は旅行先の国を含む第1ユーザの前記予約情報を受け付けて、
前記タスク登録手段は、前記マスタ情報を参照して、受け付けた前記第2ユーザ属性、及び/又は前記旅行先の国に基づくタスク内容を含む前記タスク情報を登録する、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項3】
前記旅行情報共有システムは、紐付手段を更に備え、
前記紐付手段は、前記認証処理が成功すると、前記第2ユーザの第2ユーザ情報と前記予約情報を紐づける、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項4】
前記表示処理手段は、前記予約情報と紐づいている前記第2ユーザを参照し、前記認証処理に成功した前記第2ユーザが前記予約情報にアクセスする場合には、前記予約情報を表示処理する、請求項3に記載の旅行情報共有システム。
【請求項5】
前記タスク登録手段は、タスク期限を決定する為に参照すべき日付を示すタイミング情報、及び前記予約情報に含まれる日付情報に基づいてタスク期限を設定し、該タスク期限を有する前記タスク情報を登録する、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項6】
前記旅行情報共有システムは、通知手段を更に備え、
前記通知手段は、タスク情報の期限設定の際に参照された前記タイミング情報又はタスク情報に応じて、該タスク情報に関する通知を行う、請求項5に記載の旅行情報共有システム。
【請求項7】
前記旅行情報共有システムは、ユーザ情報登録手段を更に備え、
前記ユーザ情報登録手段は、前記第2ユーザに関する第2ユーザ情報の入力を受け付けて、前記予約情報と紐づけて登録し、
前記タスク登録手段は、前記予約情報と紐づいた第2ユーザに対して前記タスク情報を登録する、請求項1に記載の旅行情報共有システム。
【請求項8】
前記旅行情報共有システムは、通知手段を更に備え、
前記通知手段は、前記第2ユーザのタスクの進捗状況に基づいて、前記第1ユーザに通知を行う、請求項7に記載の旅行情報共有システム。
【請求項9】
第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有プログラムであって、
前記旅行情報共有プログラムは、コンピュータを、旅行に関する予約情報を受け付ける予約情報受付手段、予約情報を共有する為の生成手段、前記予約情報を共有可能かどうかを認証する認証手段、及び予約情報を端末に表示させる表示処理手段と、旅行の為に必要なユーザの作業を示すタスク情報を登録する為のタスク登録手段として機能させ、
前記予約情報受付手段は、第1ユーザの前記予約情報を受け付けて、
前記タスク登録手段は、事前に登録されるタスクのマスタ情報を参照して、受け付けた前記予約情報の内容に基づくタスク内容を含む前記タスク情報を前記予約情報に紐づけて登録し、
前記生成手段は、第2ユーザに対して前記予約情報を共有可能かどうかを認証する為の予約共有情報を生成し、
前記予約共有情報は前記予約情報に一意であり、
前記認証手段は、第2ユーザの端末から前記予約共有情報を受け付けた場合に、前記第2ユーザが前記予約共有情報に紐づく予約情報を共有可能なユーザであると認証する認証処理を行い、
前記表示処理手段は、前記第2ユーザの端末に、前記予約共有情報に紐づく前記予約情報、及び該予約情報に紐づく前記タスク情報を表示処理する、旅行情報共有プログラム。
【請求項10】
第3者に対して旅行情報を共有する旅行情報共有方法であって、
コンピュータに、
旅行に関する予約情報を受け付けるステップであって、第1ユーザの前記予約情報を登録する予約情報受付ステップと、
旅行の為に必要なユーザの作業を示すタスク情報を登録するステップであって、事前に登録されるタスクのマスタ情報を参照して、受け付けた前記予約情報の内容に基づくタスク内容を含む前記タスク情報を前記予約情報に紐づけて登録するステップと、
第2ユーザに対して前記予約情報を共有可能かどうかを認証する為の予約共有情報を生成するステップと、
前記予約共有情報は前記予約情報に一意であり、
第2ユーザの端末から前記予約共有情報を受け付けた場合に、前記第2ユーザが前記予約共有情報に紐づく予約情報を共有可能なユーザであると認証する認証処理を行う認証ステップと、
前記第2ユーザの端末に、前記予約共有情報に紐づく前記予約情報及び該予約情報に紐づく前記タスク情報を表示処理する表示処理ステップと、を実行させる旅行情報共有方法。