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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176124
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】電動作業機
(51)【国際特許分類】
   B25F 5/00 20060101AFI20241212BHJP
【FI】
B25F5/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094390
(22)【出願日】2023-06-07
(71)【出願人】
【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市川 尚澄
(72)【発明者】
【氏名】平田 裕介
(72)【発明者】
【氏名】神取 宏規
【テーマコード(参考)】
3C064
【Fターム(参考)】
3C064AA01
3C064AA02
3C064AA04
3C064AA05
3C064AA06
3C064AA08
3C064AA20
3C064AB01
3C064AB02
3C064AC02
3C064AC03
3C064BA01
3C064BA33
3C064BB04
3C064CA03
3C064CA06
3C064CA53
3C064CA54
3C064CA58
3C064CB17
3C064CB63
3C064CB69
3C064CB73
3C064CB83
(57)【要約】
【課題】電動作業機の大型化を抑制すること。
【解決手段】電動作業機は、電源供給部と、電源供給部と第1電線により接続される第1電気部品と、電源供給部と第2電線により接続される第2電気部品と、電源供給部を収容する電源ハウジングと、第1電気部品を収容し、第2電気部品を収容しない第1ハウジングと、第2電気部品を収容し、第1電気部品を収容しない第2ハウジングと、第1電線と第2電線とを収容するシースと、を備える。シースの一端部は、電源ハウジングに収容され、シースの他端部は、第1ハウジングに収容され、シースから引き出された第2電線は、第2ハウジングに導入される。
【選択図】図17
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源供給部と、
前記電源供給部と第1電線により接続される第1電気部品と、
前記電源供給部と第2電線により接続される第2電気部品と、
前記電源供給部を収容する電源ハウジングと、
前記第1電気部品を収容し、前記第2電気部品を収容しない第1ハウジングと、
前記第2電気部品を収容し、前記第1電気部品を収容しない第2ハウジングと、
前記第1電線と前記第2電線とを収容するシースと、を備え、
前記シースの一端部は、前記電源ハウジングに収容され、
前記シースの他端部は、前記第1ハウジングに収容され、
前記シースから引き出された前記第2電線は、前記第2ハウジングに導入される、
電動作業機。
【請求項2】
前記電源供給部と前記第1電気部品とは、第1方向に配置され、
前記第2電気部品は、前記第1方向において前記電源供給部と前記第1電気部品との間に配置される、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項3】
前記シースから引き出された前記第2電線は、折り返されてから前記第2ハウジングに導入される、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項4】
前記シースと前記シースの外側を通る前記第2電線とを収容するシースカバーを備える、
請求項3に記載の電動作業機。
【請求項5】
前記シースは、前記第2ハウジングを通過しない、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項6】
前記シースは、前記第2ハウジングを通過する、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項7】
前記電源ハウジングと前記第1ハウジングとを繋ぐ第1接続部材を備える、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項8】
前記第1接続部材は、前記シースを支持する、
請求項7に記載の電動作業機。
【請求項9】
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを繋ぐ第2接続部材を備える、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項10】
前記第2接続部材は、前記シースから引き出された前記第2電線を支持する、
請求項9に記載の電動作業機。
【請求項11】
前記第1電気部品及び前記第2電気部品の少なくとも一方は、モータである、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項12】
前記第1電気部品及び前記第2電気部品の少なくとも一方は、ライトである、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項13】
前記第1電気部品及び前記第2電気部品の少なくとも一方は、モータを起動するために操作されるスイッチである、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項14】
前記第1電気部品及び前記第2電気部品の少なくとも一方は、モータを制御する制御部である、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項15】
前記電源供給部は、バッテリが接続されるバッテリ接続部である、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項16】
前記第1電線は、前記バッテリからモータに供給される駆動電流が流れる電源線である、
請求項15に記載の電動作業機。
【請求項17】
前記第2電線は、前記モータを起動するために操作されたスイッチから前記モータを制御する制御部に供給される電気信号が流れる信号線である、
請求項16に記載の電動作業機。
【請求項18】
電源供給部と、
前記電源供給部と第2電線により接続される第2電気部品と、
前記第2電気部品と第1電線により接続される第1電気部品と、
前記電源供給部を収容する電源ハウジングと、
前記第1電気部品を収容し、前記第2電気部品を収容しない第1ハウジングと、
前記第2電気部品を収容し、前記第1電気部品を収容しない第2ハウジングと、
前記第1電線と前記第2電線とを収容するシースと、を備え、
前記シースの一端部は、前記第2ハウジングに収容され、
前記シースの他端部は、前記第1ハウジングに収容され、
前記シースから引き出された前記第2電線は、前記電源ハウジングに導入される、
電動作業機。
【請求項19】
前記第1電気部品と前記第2電気部品とは、第1方向に配置され、
前記電源供給部は、前記第1方向において前記第1電気部品と前記第2電気部品との間に配置される、
請求項18に記載の電動作業機。
【請求項20】
前記シースから引き出された前記第2電線は、折り返されてから前記電源ハウジングに導入される、
請求項18に記載の電動作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、電動作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
電気部品が別々のハウジングに収容されている場合、電源や制御部等からそれぞれのハウジングに接続するための中継用ハーネスと、ハーネス同士やハーネスと電気部品とを接続するための接続端子が必要となる。また、中継用ハーネスは、屈曲や、ハウジング外側に配置される場合に外部から加わる力に対し保護が必要となり、ハーネス周りにシース等の保護材や、保護材が外部に露出しないようにコルゲートチューブ等のシースカバーが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-186580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハーネスの保護としてシースが必要な場合、中継用ハーネスの製造過程上、ハーネス中間部でシースを部分的に剥離することが困難である。シース付きのハーネスを使用する場合、リール上に束ねられたシース付きハーネスから必要な分をカットし、カットしたハーネスの両端部の不要なシースを剥離し、剥き出し状態となったハーネス部を加工する。上記手順で加工が必要となるため、シース付きハーネスの中間部でシースを剥離することは通常実施していない。ハーネス中間部でシースを部分的に剥離することが困難であるため、各ハウジング間に中継用ハーネスや接続端子が必要となる。その結果、中継用ハーネスと接続端子に起因するコストアップ、及び接続端子を収容するスペースに起因する製品の大型化等のデメリットが生じる。
【0005】
本明細書で開示する技術は、電動作業機の大型化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、電動作業機を開示する。電動作業機は、電源供給部と、電源供給部と第1電線により接続される第1電気部品と、電源供給部と第2電線により接続される第2電気部品と、電源供給部を収容する電源ハウジングと、第1電気部品を収容し、第2電気部品を収容しない第1ハウジングと、第2電気部品を収容し、第1電気部品を収容しない第2ハウジングと、第1電線と第2電線とを収容するシースと、を備えてもよい。シースの一端部は、電源ハウジングに収容され、シースの他端部は、第1ハウジングに収容され、シースから引き出された第2電線は、第2ハウジングに導入されてもよい。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、電動作業機の大型化が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図2図2は、第1実施形態に係るシースの断面図である。
図3図3は、第2実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図4図4は、第3実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図5図5は、第4実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図6図6は、第5実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図7図7は、第6実施形態に係る電動作業機を示す側面図である。
図8図8は、第6実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図9図9は、第6実施形態に係る電動作業機の一部を示す図である。
図10図10は、第6実施形態に係る電動作業機の一部を示す図である。
図11図11は、第6実施形態に係る電動作業機の一部を示す図である。
図12図12は、第6実施形態に係るコネクタの一例を示す図である。
図13図13は、第6実施形態に係るコネクタの一例を示す図である。
図14図14は、第6実施形態に係るコネクタの一例を示す図である。
図15図15は、第7実施形態に係る電動作業機を示す側面図である。
図16図16は、第7実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図17図17は、第8実施形態に係る電動作業機を示す側面図である。
図18図18は、第8実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図19図19は、第9実施形態に係る電動作業機を示す側面図である。
図20図20は、第9実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
図21図21は、第10実施形態に係る電動作業機を示す側面図である。
図22図22は、第10実施形態に係る電動作業機を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、電源供給部と、電源供給部と第1電線により接続される第1電気部品と、電源供給部と第2電線により接続される第2電気部品と、電源供給部を収容する電源ハウジングと、第1電気部品を収容し、第2電気部品を収容しない第1ハウジングと、第2電気部品を収容し、第1電気部品を収容しない第2ハウジングと、第1電線と第2電線とを収容するシースと、を備えてもよい。シースの一端部は、電源ハウジングに収容され、シースの他端部は、第1ハウジングに収容され、シースから引き出された第2電線は、第2ハウジングに導入されてもよい。
【0010】
上記の構成では、1本のシースで第1電気部品及び第2電気部品のそれぞれに電力が供給されるので、電動作業機の大型化が抑制される。
【0011】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電源供給部と第1電気部品とは、第1方向に配置され、第2電気部品は、第1方向において電源供給部と第1電気部品との間に配置されてもよい。
【0012】
上記の構成では、電動作業機の大型化が抑制される。
【0013】
1つ又はそれ以上の実施形態において、シースから引き出された第2電線は、折り返されてから第2ハウジングに導入されてもよい。
【0014】
上記の構成では、電動作業機の大型化が抑制される。
【0015】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、シースとシースの外側を通る第2電線とを収容するシースカバーを備えてもよい。
【0016】
上記の構成では、シースと第2電線とがシースカバーにより束ねられる。
【0017】
1つ又はそれ以上の実施形態において、シースは、第2ハウジングを通過しなくてもよい。
【0018】
上記の構成では、電動作業機の大型化が抑制される。
【0019】
1つ又はそれ以上の実施形態において、シースは、第2ハウジングを通過してもよい。
【0020】
上記の構成では、シースは、第2ハウジングに支持される。
【0021】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、電源ハウジングと第1ハウジングとを繋ぐ第1接続部材を備えてもよい。
【0022】
上記の構成では、電源ハウジングと第1ハウジングとが第1接続部材により接続される。
【0023】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1接続部材は、シースを支持してもよい。
【0024】
上記の構成では、シースは、第1接続部材に支持される。
【0025】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、第1ハウジングと第2ハウジングとを繋ぐ第2接続部材を備えてもよい。
【0026】
上記の構成では、第1ハウジングと第2ハウジングとが第2接続部材により接続される。
【0027】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第2接続部材は、シースから引き出された第2電線を支持してもよい。
【0028】
上記の構成では、第2電線は、第2接続部材に支持される。
【0029】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1電気部品及び第2電気部品の少なくとも一方は、モータでもよい。
【0030】
上記の構成では、電動作業機の動力源であるモータに電力が供給される。
【0031】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1電気部品及び第2電気部品の少なくとも一方は、ライトでもよい。
【0032】
上記の構成では、電動作業機の作業対象を照明するライトに電力が供給される。
【0033】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1電気部品及び第2電気部品の少なくとも一方は、モータを起動するために操作されるスイッチでもよい。
【0034】
上記の構成では、電動作業機の動力源であるモータを起動するためのスイッチに電力が供給される。
【0035】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1電気部品及び第2電気部品の少なくとも一方は、モータを制御する制御部でもよい。
【0036】
上記の構成では、電動作業機の動力源であるモータを制御するための制御部に電力が供給される。
【0037】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電源供給部は、バッテリが接続されるバッテリ接続部でもよい。
【0038】
上記の構成では、バッテリからバッテリ接続部に電力が供給される。すなわち、バッテリからバッテリ接続部へ電源供給される。
【0039】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1電線は、バッテリからモータに供給される駆動電流が流れる電源線でもよい。
【0040】
上記の構成では、第1電線を介してバッテリからモータに駆動電流が供給される。
【0041】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第2電線は、モータを起動するために操作されたスイッチからモータを制御する制御部に供給される電気信号が流れる信号線でもよい。
【0042】
上記の構成では、スイッチが操作されると第3電線を介してスイッチから制御部に電気信号(操作信号)が供給され、制御部によるモータの制御が開始される。
【0043】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、電源供給部と、電源供給部と第2電線により接続される第2電気部品と、第2電気部品と第1電線により接続される第1電気部品と、電源供給部を収容する電源ハウジングと、第1電気部品を収容し、第2電気部品を収容しない第1ハウジングと、第2電気部品を収容し、第1電気部品を収容しない第2ハウジングと、第1電線と第2電線とを収容するシースと、を備えてもよい。シースの一端部は、第2ハウジングに収容され、シースの他端部は、第1ハウジングに収容され、シースから引き出された第2電線は、電源ハウジングに導入されてもよい。
【0044】
上記の構成では、1本のシースで第1電気部品及び第2電気部品のそれぞれに電力が供給されるので、電動作業機の大型化が抑制される。
【0045】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1電気部品と第2電気部品とは、第1方向に配置され、電源供給部は、第1方向において第1電気部品と第2電気部品との間に配置されてもよい。
【0046】
上記の構成では、電動作業機の大型化が抑制される。
【0047】
1つ又はそれ以上の実施形態において、シースから引き出された第2電線は、折り返されてから電源ハウジングに導入されてもよい。
【0048】
上記の構成では、電動作業機の大型化が抑制される。
【0049】
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。実施形態においては、左、右、前、後、上、及び下の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、電動作業機の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
【0050】
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
【0051】
図1は、本実施形態に係る電動作業機1Aを模式的に示す図である。図1に示すように、電動作業機1Aは、電源供給部2Aと、電源供給部2Aと第1電線3Aにより接続される第1電気部品4Aと、電源供給部2Aと第2電線5Aにより接続される第2電気部品6Aと、電源供給部2Aを収容する電源ハウジング7Aと、第1電気部品4Aを収容し、第2電気部品6Aを収容しない第1ハウジング8Aと、第2電気部品6Aを収容し、第1電気部品4Aを収容しない第2ハウジング9Aと、第1電線3Aと第2電線5Aとを収容するシース10Aと、を備える。シース10Aの右端部は、電源ハウジング7Aに収容される。シース10Aの左端部は、第1ハウジング8Aに収容される。シース10Aの左端部から引き出された第2電線5Aは、第2ハウジング9Aに導入される。
【0052】
電源供給部2Aと第1電気部品4Aとは、左右方向に配置される。第2電気部品6Aは、左右方向において電源供給部2Aと第1電気部品4Aとの間に配置される。
【0053】
シース10Aの左端部から左方から引き出された第2電線5Aは、右方に折り返されてから第2ハウジング9Aに導入される。
【0054】
シース10Aは、第2ハウジング9Aを通過しない。
【0055】
図2は、本実施形態に係るシース10Aの断面図である。シース10Aは、複数の第1電線3Aと複数の第2電線5Aとを収容する。図2に示す例において、シース10Aは、2本の第1電線3Aと2本の第2電線5Aとを収容する。シース10Aは、電気絶縁部材である。シース10Aを形成する材料として、ゴムが例示される。シース10Aは、実質的に円柱状である。
【0056】
以上説明したように、本実施形態において、電動作業機1Aは、電源供給部2Aと、電源供給部2Aと第1電線3Aにより接続される第1電気部品4Aと、電源供給部2Aと第2電線5Aにより接続される第2電気部品6Aと、電源供給部2Aを収容する電源ハウジング7Aと、第1電気部品4Aを収容し、第2電気部品6Aを収容しない第1ハウジング8Aと、第2電気部品6Aを収容し、第1電気部品4Aを収容しない第2ハウジング9Aと、第1電線3Aと第2電線5Aとを収容するシース10Aと、を備えてもよい。シース10Aの右端部は、電源ハウジング7Aに収容され、シース10Aの左端部は、第1ハウジング8Aに収容され、シース10Aから引き出された第2電線5Aは、第2ハウジング9Aに導入されてもよい。
【0057】
上記の構成では、1本のシース10Aで第1電気部品4A及び第2電気部品6Aのそれぞれに電力が供給されるので、電動作業機1Aの大型化が抑制される。
【0058】
本実施形態において、電源供給部2Aと第1電気部品4Aとは、左右方向に配置され、第2電気部品6Aは、左右方向において電源供給部2Aと第1電気部品4Aとの間に配置されてもよい。
【0059】
上記の構成では、電動作業機1Aの大型化が抑制される。
【0060】
本実施形態において、シース10Aから引き出された第2電線5Aは、折り返されてから第2ハウジング9Aに導入されてもよい。
【0061】
上記の構成では、電動作業機1Aの大型化が抑制される。
【0062】
本実施形態において、シース10Aは、第2ハウジング9Aを通過しなくてもよい。
【0063】
上記の構成では、電動作業機1Aの大型化が抑制される。
【0064】
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0065】
図3は、本実施形態に係る電動作業機1Bを模式的に示す図である。図3に示すように、電動作業機1Bは、電源供給部2Bと、電源供給部2Bと第1電線3Bにより接続される第1電気部品4Bと、電源供給部2Bと第2電線5Bにより接続される第2電気部品6Bと、電源供給部2Bを収容する電源ハウジング7Bと、第1電気部品4Bを収容し、第2電気部品6Bを収容しない第1ハウジング8Bと、第2電気部品6Bを収容し、第1電気部品4Bを収容しない第2ハウジング9Bと、第1電線3Bと第2電線5Bとを収容するシース10Bと、を備える。シース10Bの右端部は、電源ハウジング7Bに収容される。シース10Bの左端部は、第1ハウジング8Bに収容される。シース10Bの左端部から引き出された第2電線5Bは、第2ハウジング9Bに導入される。
【0066】
電源供給部2Bと第1電気部品4Bとは、左右方向に配置される。第2電気部品6Bは、左右方向において電源供給部2Bと第1電気部品4Bとの間に配置される。
【0067】
シース10Bの左端部から左方から引き出された第2電線5Bは、右方に折り返されてから第2ハウジング9Bに導入される。
【0068】
シース10Bは、第2ハウジング9Bを通過する。
【0069】
以上説明したように、本実施形態において、シース10Aは、第2ハウジング9Bを通過してもよい。
【0070】
上記の構成では、シース10Aは、第2ハウジング9Bに支持される。
【0071】
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0072】
図4は、本実施形態に係る電動作業機1Cを模式的に示す図である。図4に示すように、電動作業機1Cは、電源供給部2Cと、電源供給部2Cと第1電線3Cにより接続される第1電気部品4Cと、電源供給部2Cと第2電線5Cにより接続される第2電気部品6Cと、電源供給部2Cを収容する電源ハウジング7Cと、第1電気部品4Cを収容し、第2電気部品6Cを収容しない第1ハウジング8Cと、第2電気部品6Cを収容し、第1電気部品4Cを収容しない第2ハウジング9Cと、第1電線3Cと第2電線5Cとを収容するシース10Cと、を備える。シース10Cの右端部は、電源ハウジング7Cに収容される。シース10Cの左端部は、第1ハウジング8Cに収容される。シース10Cの左端部から引き出された第2電線5Cは、第2ハウジング9Cに導入される。
【0073】
電源供給部2Cと第1電気部品4Cとは、左右方向に配置される。第2電気部品6Cは、左右方向において電源供給部2Cと第1電気部品4Cとの間に配置される。
【0074】
シース10Cの左端部から左方から引き出された第2電線5Cは、右方に折り返されてから第2ハウジング9Cに導入される。
【0075】
シース10Cは、第2ハウジング9Cを通過しない。
【0076】
本実施形態において、電動作業機1Cは、電源ハウジング7Cと第1ハウジング8Cとを繋ぐ第1接続部材11Cを備える。第1接続部材11Cは、パイプでもよいしロッドでもよい。第1接続部材11Cは、シース10Cを支持する。
【0077】
本実施形態において、電動作業機1Cは、第1ハウジング8Cと第2ハウジング9Cとを繋ぐ第2接続部材12Cを備える。第2接続部材12Cは、パイプでもよいしロッドでもよい。第2接続部材12Cは、シース10Cから引き出された第2電線5Cを支持する。
【0078】
以上説明したように、本実施形態において、電動作業機1Cは、電源ハウジング7Cと第1ハウジング8Cとを繋ぐ第1接続部材11Cを備えてもよい。
【0079】
上記の構成では、電源ハウジング7Cと第1ハウジング8Cとが第1接続部材11Cにより接続される。
【0080】
本実施形態において、第1接続部材11Cは、シース10Cを支持してもよい。
【0081】
上記の構成では、シース10Cは、第1接続部材11Cに支持される。
【0082】
本実施形態において、電動作業機1Cは、第1ハウジング8Cと第2ハウジング9Cとを繋ぐ第2接続部材12Cを備えてもよい。
【0083】
上記の構成では、第1ハウジング8Cと第2ハウジング9Cとが第2接続部材12Cにより接続される。
【0084】
本実施形態において、第2接続部材12Cは、シース10Cから引き出された第2電線5CCを支持してもよい。
【0085】
上記の構成では、第2電線5Cは、第2接続部材12Cに支持される。
【0086】
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0087】
図5は、本実施形態に係る電動作業機1Dを模式的に示す図である。図5に示すように、電動作業機1Dは、電源供給部2Dと、電源供給部2Dと第1電線3Dにより接続される第1電気部品4Dと、電源供給部2Dと第2電線5Dにより接続される第2電気部品6Dと、電源供給部2Dを収容する電源ハウジング7Dと、第1電気部品4Dを収容し、第2電気部品6Dを収容しない第1ハウジング8Dと、第2電気部品6Dを収容し、第1電気部品4Dを収容しない第2ハウジング9Dと、第1電線3Dと第2電線5Dとを収容するシース10Dと、を備える。シース10Dの右端部は、電源ハウジング7Dに収容される。シース10Dの左端部は、第1ハウジング8Dに収容される。シース10Dの左端部から引き出された第2電線5Dは、第2ハウジング9Dに導入される。
【0088】
電源供給部2Dと第1電気部品4Dとは、左右方向に配置される。第2電気部品6Dは、左右方向において電源供給部2Dと第1電気部品4Dとの間に配置される。
【0089】
シース10Dの左端部から左方から引き出された第2電線5Dは、右方に折り返されてから第2ハウジング9Dに導入される。
【0090】
シース10Dは、第2ハウジング9Dを通過しない。
【0091】
本実施形態において、電動作業機1Dは、シース10Dとシース10Dの外側を通る第2電線5Dとを収容するシースカバー13Dを備える。シース10Dの左端部から左方から引き出され、右方に折り返された第2電線5Dは、シース10Dの外面に隣接するように配置される。シースカバー13Dは、シース10Dとシース10Dの外面に隣接する第2電線5Dとを収容する。シースカバー13Dは、チューブ状の部材である。本実施形態において、シースカバー13Dは、コルゲートチューブである。シースカバー13Dは、シース10Dとシース10Dの外側を通る第2電線5Dとを束ねる。
【0092】
以上説明したように、本実施形態において、電動作業機1Dは、シース10Dとシース10Dの外側を通る第2電線5Dとを収容するシースカバー13Dを備えてもよい。
【0093】
上記の構成では、シース10Dと第2電線5Dとがシースカバー13Dにより束ねられる。
【0094】
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0095】
図6は、本実施形態に係る電動作業機1Eを模式的に示す図である。図6に示すように、電動作業機1Eは、電源供給部2Eと、電源供給部2Eと第2電線5Eにより接続される第2電気部品6Eと、第2電気部品6Eと第1電線3Eにより接続される第1電気部品4Eと、電源供給部2Eを収容する電源ハウジング7Eと、第1電気部品4Eを収容し、第2電気部品6Eを収容しない第1ハウジング8Eと、第2電気部品6Eを収容し、第1電気部品4Eを収容しない第2ハウジング9Eと、第1電線3Eと第2電線5Eとを収容するシース10Eと、を備える。シース10Eの右端部は、第2ハウジング9Eに収容される。シース10Eの左端部は、第1ハウジング8Eに収容される。シース10Eの左端部から引き出された第2電線5Eは、電源ハウジング7Eに導入される。
【0096】
第1電気部品4Eと第2電気部品6Eとは、左右方向に配置される。電源供給部2Eは、左右方向において第1電気部品4Eと第2電気部品6Eとの間に配置される。
【0097】
シース10Eの左端部から左方から引き出された第2電線5Eは、右方に折り返されてから電源ハウジング7Eに導入される。
【0098】
シース10Eは、電源ハウジング7Eを通過しない。
【0099】
以上説明したように、本実施形態において、電動作業機1Eは、電源供給部2Eと、電源供給部2Eと第2電線5Eにより接続される第2電気部品6Eと、第2電気部品6Eと第1電線3Eにより接続される第1電気部品4Eと、電源供給部2Eを収容する電源ハウジング7Eと、第1電気部品4Eを収容し、第2電気部品6Eを収容しない第1ハウジング8Eと、第2電気部品6Eを収容し、第1電気部品4Eを収容しない第2ハウジング9Eと、第1電線3Eと第2電線5Eとを収容するシース10Eと、を備えてもよい。シース10Eの右端部は、第2ハウジング9Eに収容され、シース10Eの左端部は、第1ハウジング8Eに収容され、シース10Eから引き出された第2電線5Eは、電源ハウジング7Eに導入されてもよい。
【0100】
上記の構成では、1本のシース10Eで第1電気部品4E及び第2電気部品6Eのそれぞれに電力が供給されるので、電動作業機1Eの大型化が抑制される。
【0101】
本実施形態において、第1電気部品4Eと第2電気部品6Eとは、左右方向に配置され、電源供給部2Eは、左右方向において第1電気部品4Eと第2電気部品6Eとの間に配置されてもよい。
【0102】
上記の構成では、電動作業機1Eの大型化が抑制される。
【0103】
1つ又はそれ以上の実施形態において、シース10Eから引き出された第2電線5Eは、折り返されてから電源ハウジング7Eに導入されてもよい。
【0104】
上記の構成では、電動作業機1Eの大型化が抑制される。
【0105】
[第1電気部品及び第2電気部品]
上述の第1実施形態から第5実施形態において、第1電気部品及び第2電気部品の例として、アクチュエータ(モータ、ソレノイド)、LED(COBを含む)、センサ(温度センサ、加速度センサ)、ディスプレイ(有機ELディスプレイ、電子ペーパ、液晶ディスプレイ)、スイッチ、コントローラ、FET、外部コネクタ(USB端子、ワイヤレスユニット接続端子)が例示される。
【0106】
[第6実施形態]
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0107】
図7は、本実施形態に係る電動作業機1Fを示す側面図である。図8は、本実施形態に係る電動作業機1Fを模式的に示す図である。図9は、本実施形態に係る電動作業機1Fの一部を示す図である。図10は、本実施形態に係る電動作業機1Fの一部を示す図である。図11は、本実施形態に係る電動作業機1Fの一部を示す図である。本実施形態において、電動作業機1Fは、スクラバーである。
【0108】
電動作業機1Fは、バッテリ14Fが接続されるバッテリ接続部2Fと、バッテリ接続部2Fに接続される制御部17Fと、制御部17Fに接続されるスイッチ15Fと、制御部17Fに接続されるインジケータ16Fと、制御部17Fを介してバッテリ接続部2Fと第1電線3Fにより接続されるモータ4Fと、制御部17Fを介してバッテリ接続部2Fと第2電線5Fにより接続されるライト6F(LED)と、バッテリ接続部2F、制御部17F、スイッチ15F、及びインジケータ16Fを収容する電源ハウジング7Fと、モータ4Fを収容し、ライト6Fを収容しない第1ハウジング8Fと、ライト6Fを収容し、モータ4Fを収容しない第2ハウジング9Fと、第1電線3Fと第2電線5Fとを収容するシース10Fと、を備える。シース10Fの後端部は、電源ハウジング7Fに収容される。シース10Fの前端部は、第1ハウジング8Fに収容される。シース10Fの前端部から引き出された第2電線5Fは、第2ハウジング9Fに導入される。
【0109】
本実施形態において、電動作業機1Fは、電源ハウジング7Fと第2ハウジング9Fとを接続するパイプ18Fと、シース10Fとシース10Fの外側を通る第2電線5Fとを収容するシースカバー13Fとを備える。シース10Fは、パイプ18Fの内側に配置される。
【0110】
図7に示すように、電源ハウジング7Fの後部にグリップ19Fが設けられる。スイッチ15Fは、グリップ19Fに配置される。電源ハウジング7Fの前方にグリップ20Fが設けられる。また、電動作業機1Fは、モータ4Fにより回転する清掃部材21Fを備える。モータ4Fは、インナロータ型のDCブラシレスモータである。図10に示すように、モータ4Fのロータシャフト22Fがモータ4Fから下方に突出する。清掃部材21Fは、ロータシャフト22Fに接続される。図11に示すように、ライト6Fは、第2ハウジング9Fに収容され、第1ハウジング8Fの左右両側から光を照射するように配置される。
【0111】
狭小部作業が多くなる小型スクラバーでは、障害物により清掃面が影になり易くライト6Fを追加することで作業性の向上を図ることができる。スクラバーの先端振られ防止機構では特に椅子、机や棚の下などの清掃の際にヘッド部が自由に角度を変えて作業可能なため作業が容易になるが、暗い場所の清掃となるため先端ヘッド部の前側左右の床面を明るく照射したい。本実施形態においては、竿部と先端ヘッド部を繋ぐY字状のアーム(ヨーク)先端部の左右2箇所にライト6Fを配置し、作業範囲のアーム角度(水平0°から垂直方向に60°程度)の範囲で作業者側から見て遠方側出るヘッド部の前半分の床面を効率良く照射できる位置と角度にライト6Fを配置する。
【0112】
図12図13、及び図14のそれぞれは、本実施形態に係るコネクタ30の一例を示す図である。
【0113】
図12は、2ピンのコネクタ32を示す。コネクタ32は、ピンを保持するハウジング32Aと、ピンが挿入される孔部を有するハウジング32Bとを有する。ハウジング32Bは、爪部32Dを有する。ハウジング32Aは、爪部32Dが掛けられる係合部32Cを有する。係合部32Cは、爪部32Dが挿入される開口を含む。ハウジング32Aとハウジング32Bとは、インナロック構造により固定される。ハウジング32Aとハウジング32Bとが固定されることにより、ピンが孔部に挿入され、ピンに接続される電線と孔部に接続される電線とが接続される。
【0114】
図13は、5ピンのコネクタ35を示す。コネクタ35は、ピンを保持するハウジング35Aと、ピンが挿入される孔部を有するハウジング35Bとを有する。ハウジング35Bは、爪部35Dを有する。ハウジング35Aは、爪部35Dが掛けられる係合部35Cを有する。係合部35Cは、爪部35Dが挿入される開口を含む。ハウジング35Aとハウジング35Bとは、インナロック構造により固定される。ハウジング35Aとハウジング35Bとが固定されることにより、ピンが孔部に挿入され、ピンに接続される電線と孔部に接続される電線とが接続される。
【0115】
図14は、ギボシ端子と呼ばれるコネクタ38を示す。コネクタ38は、オス端子38Cを保持するハウジング38Aと、オス端子38Cが挿入されるメス端子を保持するハウジング38Bとを有する。オス端子38Cがメス端子に挿入されることにより、オス端子38Cに接続される電線とメス端子に接続される電線とが接続される。
【0116】
本実施形態において、バッテリ14Fが接続されるバッテリ接続部2Fが電源供給部に相当する。バッテリ14Fは、バッテリ接続部2Fに着脱される。バッテリ14Fからバッテリ接続部2Fに電力が供給される。すなわち、バッテリ14Fからバッテリ接続部2Fへ電源供給される。モータ4Fが第1電気部品に相当する。モータ4Fは、電動作業機1Fの駆動源である。ライト6Fが第2電気部品に相当する。ライト6Fは、電動作業機1Fの作業対象を照明光で照明する。スイッチ15Fは、モータ4Fを起動するために作業者に操作される。制御部17Fは、少なくともモータ4Fを制御する。
【0117】
第1電線3Fは、複数設けられる。少なくとも一部の第1電線3Fは、バッテリ14Fからモータ4Fに供給される駆動電流が流れる電源線3Faである。少なくとも一部の第1電線3Fは、モータ4Fに設けられているセンサ基板26に搭載されている回転センサの検出信号を制御部17Fに送信するための信号線3Fbである。図10に示すように、電源線3Faは、3本である。信号線3Fbは、5本である。
【0118】
第2電線5Fは、複数設けられてもよい。少なくとも一部の第2電線5Fは、バッテリ14Gからライト6Fに供給される駆動電流が流れる電源線である。
【0119】
コネクタ32は、電源線3Faの接続に使用される。コネクタ35は、信号線3Fbの接続に使用される。コネクタ35は、第2電線5Fの接続に使用される。
【0120】
[第7実施形態]
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0121】
図15は、本実施形態に係る電動作業機1Gを示す側面図である。図16は、本実施形態に係る電動作業機1Gを模式的に示す図である。本実施形態において、電動作業機1Gは、草刈機である。
【0122】
電動作業機1Gは、バッテリ14Gが接続されるバッテリ接続部2Gと、バッテリ接続部2Gに接続される制御部17Gと、制御部17Gを介してバッテリ接続部2Gと第1電線3Gにより接続されるモータ4Gと、制御部17Gを介してバッテリ接続部2Gと第2電線5Gにより接続されるスイッチ及びインジケータ6Gと、バッテリ接続部2G及び制御部17Gを収容する電源ハウジング7Gと、モータ4Gを収容し、スイッチ及びインジケータ6Gを収容しない第1ハウジング8Gと、スイッチ及びインジケータ6Gを収容し、モータ4Gを収容しない第2ハウジング9Gと、第1電線3Gと第2電線5Gとを収容するシース10Gと、を備える。シース10Gの後端部は、電源ハウジング7Gに収容される。シース10Gの前端部は、第1ハウジング8Gに収容される。シース10Gの前端部から引き出された第2電線5Gは、第2ハウジング9Gに導入される。
【0123】
本実施形態において、電動作業機1Gは、電源ハウジング7Gと第2ハウジング9Gと第1ハウジング8Gとを接続するパイプ18Gと、シース10Gとシース10Gの外側を通る第2電線5Gとを収容するシースカバー13Gとを備える。シース10Gは、パイプ18Gに支持される。
【0124】
図15に示すように、第2ハウジング9Gの前方にグリップ20Gが設けられる。また、電動作業機1Gは、モータ4Gにより回転する草刈刃23Gを備える。
【0125】
本実施形態において、バッテリ14Gが接続されるバッテリ接続部2Gが電源供給部に相当する。バッテリ14Gは、バッテリ接続部2Gに着脱される。モータ4Gが第1電気部品に相当する。モータ4Gは、電動作業機1Gの駆動源である。スイッチ及びインジケータ6Gが第2電気部品に相当する。スイッチは、モータ4Gを起動するために作業者に操作される。制御部17Gは、少なくともモータ4Gを制御する。
【0126】
第1電線3Gは、複数設けられる。少なくとも一部の第1電線3Gは、バッテリ14Gからモータ4Gに供給される駆動電流が流れる電源線3Gaである。少なくとも一部の第1電線3Gは、モータ4Gに設けられている回転センサの検出信号を制御部17Gに送信するための信号線3Gbである。
【0127】
第2電線5Gは、複数設けられてもよい。少なくとも一部の第2電線5Gは、モータ4Gを起動するために操作されたスイッチからモータ4Gを制御する制御部17Gに供給される電気信号が流れる信号線である。
【0128】
[第8実施形態]
第8実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0129】
図17は、本実施形態に係る電動作業機1Hを示す側面図である。図18は、本実施形態に係る電動作業機1Hを模式的に示す図である。本実施形態において、電動作業機1Hは、草刈機である。
【0130】
電動作業機1Hは、バッテリ14Hが接続されるバッテリ接続部2Hと、制御部17Hと、制御部17Hに接続されるモータ4Hと、スイッチ及びインジケータ6Hと、バッテリ接続部2Hを収容する電源ハウジング7Hと、モータ4H及び制御部17Hを収容し、スイッチ及びインジケータ6Hを収容しない第1ハウジング8Hと、スイッチ及びインジケータ6Hを収容し、モータ4H及び制御部17Hを収容しない第2ハウジング9Hと、第1電線3Hと第2電線5Hとを収容するシース10Hと、を備える。バッテリ接続部2Hと制御部17Hとは、第1電線3Hにより接続される。スイッチ及びインジケータ6Hと制御部17Hとは、第2電線5Hにより接続される。シース10Hの後端部は、電源ハウジング7Hに収容される。シース10Hの前端部は、第1ハウジング8Hに収容される。シース10Hの後端部から引き出された第2電線5Hは、第2ハウジング9Hに導入される。
【0131】
本実施形態において、電動作業機1Hは、電源ハウジング7Hと第2ハウジング9Hと第1ハウジング8Hとを接続するパイプ18Hと、シース10Hとシース10Hの外側を通る第2電線5Hとを収容するシースカバー13Hとを備える。シース10Hは、パイプ18Hに支持される。
【0132】
図17に示すように、第2ハウジング9Hの前方にグリップ20Hが設けられる。また、電動作業機1Hは、モータ4Hにより回転する草刈刃23Hを備える。
【0133】
本実施形態において、バッテリ14Hが接続されるバッテリ接続部2Hが電源供給部に相当する。バッテリ14Hは、バッテリ接続部2Hに着脱される。モータ4Hが第1電気部品に相当する。モータ4Hは、電動作業機1Hの駆動源である。スイッチ及びインジケータ6Hが第2電気部品に相当する。スイッチは、モータ4Hを起動するために作業者に操作される。制御部17Hは、少なくともモータ4Hを制御する。
【0134】
第1電線3Hは、複数設けられる。少なくとも一部の第1電線3Hは、バッテリ14Hからモータ4Hに供給される駆動電流が流れる電源線である。少なくとも一部の第1電線3Hは、モータ4Hに設けられている回転センサの検出信号を制御部17Hに送信するための信号線である。
【0135】
第2電線5Hは、複数設けられてもよい。少なくとも一部の第2電線5Hは、モータ4Hを起動するために操作されたスイッチからモータ4Hを制御する制御部17Hに供給される電気信号が流れる信号線である。
【0136】
[第9実施形態]
第9実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0137】
図19は、本実施形態に係る電動作業機1Jを示す側面図である。図20は、本実施形態に係る電動作業機1Jを模式的に示す図である。本実施形態において、電動作業機1Jは、ヘッジトリマである。
【0138】
電動作業機1Jは、バッテリ14Jが接続されるバッテリ接続部2Jと、バッテリ接続部2Jに接続される制御部17Jと、制御部17Jを介してバッテリ接続部2Jと第1電線3Jにより接続されるモータ4Jと、制御部17Jを介してバッテリ接続部2Jと第2電線5Jにより接続されるスイッチ及びインジケータ6Jと、バッテリ接続部2J及び制御部17Jを収容する電源ハウジング7Jと、モータ4Jを収容し、スイッチ及びインジケータ6Jを収容しない第1ハウジング8Jと、スイッチ及びインジケータ6Jを収容し、モータ4Jを収容しない第2ハウジング9Jと、第1電線3Jと第2電線5Jとを収容するシース10Jと、を備える。シース10Jの後端部は、電源ハウジング7Jに収容される。シース10Jの前端部は、第1ハウジング8Jに収容される。シース10Jの前端部から引き出された第2電線5Jは、第2ハウジング9Jに導入される。
【0139】
本実施形態において、電動作業機1Jは、電源ハウジング7Jと第2ハウジング9Jとを接続するパイプ18Jと、シース10Jとシース10Jの外側を通る第2電線5Jとを収容するシースカバー13Jとを備える。シース10Jは、パイプ18Jに支持される。
【0140】
図19に示すように、電動作業機1Jは、モータ4Jにより回転する刃24Jを備える。
【0141】
本実施形態において、バッテリ14Jが接続されるバッテリ接続部2Jが電源供給部に相当する。バッテリ14Jは、バッテリ接続部2Jに着脱される。モータ4Jが第1電気部品に相当する。モータ4Jは、電動作業機1Jの駆動源である。スイッチ及びインジケータ6Jが第2電気部品に相当する。スイッチは、モータ4Jを起動するために作業者に操作される。制御部17Jは、少なくともモータ4Jを制御する。
【0142】
第1電線3Jは、複数設けられる。少なくとも一部の第1電線3Jは、バッテリ14Jからモータ4Jに供給される駆動電流が流れる電源線である。少なくとも一部の第1電線3Jは、モータ4Jに設けられている回転センサの検出信号を制御部17Jに送信するための信号線である。
【0143】
第2電線5Jは、複数設けられてもよい。少なくとも一部の第2電線5Jは、モータ4Jを起動するために操作されたスイッチからモータ4Jを制御する制御部17Jに供給される電気信号が流れる信号線である。
【0144】
[第10実施形態]
第10実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素についての説明を簡略又は省略する。
【0145】
図21は、本実施形態に係る電動作業機1Kを示す側面図である。図22は、本実施形態に係る電動作業機1Kを模式的に示す図である。本実施形態において、電動作業機1Kは、クリーナである。
【0146】
電動作業機1Kは、バッテリ14Kが接続されるバッテリ接続部2Kと、制御部17Kと、制御部17Kに接続されるモータ4Kと、制御部17Kに接続されるスイッチ15K及びインジケータ16Kと、バッテリ接続部2Kを収容する電源ハウジング7Kと、モータ4K及び制御部17Kを収容し、スイッチ15K及びインジケータ16Kを収容しない第1ハウジング8Kと、スイッチ15K及びインジケータ16Kを収容し、モータ4K及び制御部17Kを収容しない第2ハウジング9Kと、第1電線3Kと第2電線5Kとを収容するシース10Kと、を備える。シース10Kの上端部は、第2ハウジング9Kに収容される。シース10Kの下端部は、第1ハウジング8Kに収容される。シース10Kから引き出された第2電線5Kは、電源ハウジング7Kに導入される。
【0147】
本実施形態において、シース10Kとシース10Kの外側を通る第2電線5Kとを収容するシースカバー13Kを備える。
【0148】
図21に示すように、電動作業機1Kは、第1ハウジング8Kに設けられた車輪25Kを有する。モータ4Kが回転することにより、第1ハウジング8Kの下面に設けられている吸込口に吸込力が発生する。
【0149】
本実施形態において、バッテリ14Kが接続されるバッテリ接続部2Kが電源供給部に相当する。バッテリ14Kは、バッテリ接続部2Kに着脱される。モータ4Kが第1電気部品に相当する。モータ4Kは、電動作業機1Kの駆動源である。スイッチ15K及びインジケータ16Kが第2電気部品に相当する。スイッチ15Kは、モータ4Kを起動するために作業者に操作される。制御部17Kは、少なくともモータ4Kを制御する。
【0150】
第2電線5Kは、複数設けられる。少なくとも一部の第2電線5Kは、バッテリ14Kからモータ4Kに供給される駆動電流が流れる電源線である。
【0151】
第2電線5Kは、複数設けられてもよい。少なくとも一部の第2電線5Kは、モータ4Kを起動するために操作されたスイッチからモータ4Kを制御する制御部17Kに供給される電気信号が流れる信号線である。
【0152】
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、電動作業機は、インパクトドライバ、ドライバドリル、スクリュードライバ、及びアングルインパクトドライバのようなねじ締めを実施する電動作業機でもよい。電動作業機は、マルノコ、レシプロソー、グラインダ、ハンマドリル、及びチェンソーの少なくとも一つでもよい。電動作業機は、ブロワ、ダスタ、クリーナ、及び高圧洗浄機のような先端工具のない電動作業機でもよい。
【0153】
上述の実施形態において、電動作業機の電源供給部は、商用電源(交流電源)でもよい。
【符号の説明】
【0154】
1A…電動作業機、1B…電動作業機、1C…電動作業機、1D…電動作業機、1E…電動作業機、1F…電動作業機、1G…電動作業機、1H…電動作業機、1J…電動作業機、1K…電動作業機、2A…電源供給部、2B…電源供給部、2C…電源供給部、2D…電源供給部、2E…電源供給部、2F…バッテリ接続部、2G…バッテリ接続部、2H…バッテリ接続部、2J…バッテリ接続部、2K…バッテリ接続部、3A…第1電線、3B…第1電線、3C…第1電線、3D…第1電線、3E…第1電線、3F…第1電線、3Fa…電源線、3Fb…信号線、3G…第1電線、3Ga…電源線、3Gb…信号線、3H…第1電線、3J…第1電線、3K…第1電線、4A…第1電気部品、4B…第1電気部品、4C…第1電気部品、4D…第1電気部品、4E…第1電気部品、4F…モータ、4G…モータ、4H…モータ、4J…モータ、4K…モータ、5A…第2電線、5B…第2電線、5C…第2電線、5D…第2電線、5E…第2電線、5F…第2電線、5G…第2電線、5H…第2電線、5J…第2電線、5K…第2電線、6A…第2電気部品、6B…第2電気部品、6C…第2電気部品、6D…第2電気部品、6E…第2電気部品、6F…ライト、6G…インジケータ、6H…インジケータ、6J…インジケータ、7A…電源ハウジング、7B…電源ハウジング、7C…電源ハウジング、7D…電源ハウジング、7E…電源ハウジング、7F…電源ハウジング、7G…電源ハウジング、7H…電源ハウジング、7J…電源ハウジング、7K…電源ハウジング、8A…第1ハウジング、8B…第1ハウジング、8C…第1ハウジング、8D…第1ハウジング、8E…第1ハウジング、8F…第1ハウジング、8G…第1ハウジング、8H…第1ハウジング、8J…第1ハウジング、8K…第1ハウジング、9A…第2ハウジング、9B…第2ハウジング、9C…第2ハウジング、9D…第2ハウジング、9E…第2ハウジング、9F…第2ハウジング、9G…第2ハウジング、9H…第2ハウジング、9J…第2ハウジング、9K…第2ハウジング、10A…シース、10B…シース、10C…シース、10D…シース、10E…シース、10F…シース、10G…シース、10H…シース、10J…シース、10K…シース、11C…第1接続部材、12C…第2接続部材、13D…シースカバー、13F…シースカバー、13G…シースカバー、13H…シースカバー、13J…シースカバー、13K…シースカバー、14F…バッテリ、14G…バッテリ、14H…バッテリ、14J…バッテリ、14K…バッテリ、15F…スイッチ、15K…スイッチ、16F…インジケータ、16K…インジケータ、17F…制御部、17G…制御部、17H…制御部、17J…制御部、17K…制御部、18F…パイプ、18G…パイプ、18H…パイプ、18J…パイプ、19F…グリップ、20F…グリップ、20G…グリップ、20H…グリップ、21F…清掃部材、22F…ロータシャフト、23G…草刈刃、23H…草刈刃、24J…刃、25K…車輪、、26…センサ基板、30…コネクタ、32…コネクタ、32A…ハウジング、32B…ハウジング、32C…係合部、32D…爪部、35…コネクタ、35A…ハウジング、35B…ハウジング、35C…係合部、35D…爪部、38…コネクタ、38A…ハウジング、38B…ハウジング、38C…オス端子。
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