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  • 特開-レーンバウア脊柱管狭窄治療運動 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176135
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】レーンバウア脊柱管狭窄治療運動
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/00 20060101AFI20241212BHJP
   A63B 69/12 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
A61F5/00 Z
A63B69/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094418
(22)【出願日】2023-06-07
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA02
4C098BB02
4C098BC30
4C098BD02
(57)【要約】
【課題】従来不可能とされた脊柱管狭窄症完治治療を安全確実に行うこと。
【解決手段】プールのレーンの張りと浮力を利用する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プールのレーン上に背骨を当て、つま先をプール底に付けて身を反ることにより脊柱管狭窄症が改善することを特徴とする脊柱管狭窄症治療運動。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は脊柱管狭窄の治療を行う(レーンバウアと称す)の運動の発明である。
【背景技術】
【0002】
脊柱管狭窄を解決する為、牽引やコルセットや手術などなされているが、未だ解決されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
人類は図1に示すように元来4足歩行であったが、図2の如く2足歩行に移行したことで背骨に重力29がかかり、図3のレントゲン写真の如く□4と□5の間の神経を矢印の如く圧迫し、脊柱管体やヘルニア等背骨のトラブルが40代から始まり、50代ではほぼ全員がなやまされるという調査報告があり重大な国民病になっている。

この図3は本発明者自身の本発明運動前の本物のレントゲン撮影であり、大病院で脊柱管狭窄症と診断された。図4はその症状を説明する図で、背骨12,13,14の間のクッション軟骨15,16,17が背骨12,13,14の圧力で図の右方向に押出されることにより、これが脊柱管内の中を通る神経18を圧迫し、19,20の如く変形し(これは図3の矢印で示す箇所)、腰や脚の痛みやしびれや長時間起立不能を誘発するのである。
従来、手術で突出部を除去したりしたが、手術は成功しても症状は改善されなかった。最近の学説では、脳が痛みを覚えているからで、手術は奨められていない。そして、心で治すと指示しているが、これはなかなか難しい。又、米国で牽引や両手で尻を押さえ、反る等が提案されているが、根本的解決法が見つかっていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は前記の難題を解決するものでプールとプールレーンの浮力を使用して治療する発明である。
【発明の効果】
【0005】
プール底とプールの水とプールのレーンの浮力とレーンの張りを活用し、安全に、脊柱管狭窄など従来治癒不可能とされた病を患者の背骨を痛めず、安全、かつローコストで、治療し、患者の苦痛を取ると共に足上げ運動や身体ひねり運動も出来る画期的な治療の運動である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】4足歩行の説明図
図2】2足歩行の説明図
図3】本発明の背骨の状態を示す図
図4】背骨の状態の一部拡大図
図5】プールのレイアウト及びレーンの拡大具体例を示す図
図6】本発明の動作を示す図
図7】本発明の動作(1)を示す図
図8】本発明の動作(2)を示す図
図9】本発明の動作(3)を示す図
図10】本発明の効果の説明図
図11】本発明により背骨が治癒した本発明者のレントゲン実証実物写真
【発明を実施するための形態】
【0007】
これを解決するため本発明者が35年の歳月をかけて研究し、本発明を生み出し、更に53年をかけて本発明を自ら継続的に実験し今まで解決できなかった本問題を画期的に解決する方法の有効性を世界で唯一達成した画期的発明である。
【0008】
図5は1~1.2Mの深さのプール1を示し、2は水、3はプール1に張られたレーン3及びその拡大図である。図6図7図8は本発明運動を示す図である。
【0009】
患者4は先ず図6の如くプール1に入り、レーン3に接して立つ。
次に、図7の如く患者4は前腕6でレーン3を押しつつレーン3の上に座る。するとレーン3は患者4の体重の重みで23の深さに水中2に沈む。
上腕5、前腕6を曲げ、指7でレーン3を掴み、レーン3に座る。脚はまっすぐにしてつま先8とかかと9をプール1の底に着かせる。
レーン3の張りが強い時は、レーン3の沈みが浅いので図7のプロセスを飛ばし図8の動作を行う。
患者は図8に示す如く前腕6でレーン3の張りと浮力に抗してレーンを押さえつけ、患者4の骨盤の上、背骨下部(図3の矢印部、図4の19,20)をレーン3に押し当て、28の矢印の方向に出来るだけのけぞる。プールの水面2につけなくてもよい。
この際プールの底101に、足の指先8(指の腹又は爪)のみ着け、かかと9はプールの底101から27の高さまで浮かせる事により患者4の身体は弓のように曲げられるので患者の背骨下部(図3の矢印、図4の19,20)に大きな荷重をかける事が出来る。
本発明がプールとそのレーンを使うのは水を利用できるからである。
本発明で患者はプールに入るとレーンの位置に行く迄に大腿を揚げ、身体をひねり乍ら進行する運動を行う。
これにより筋肉と血流の活性化を行う。レーン3のワイヤーの張力と図5のレーン3の浮力の上昇力を利用し、図3の矢印方向に背骨12,13、軟骨16を圧迫する。水中なので患者が反って転倒する事が無く、安全である。反ってつま先8がプール底101から離れて転倒しても水面なので安全である。だから安心して大きな角度で反れるので、問題部分19,20への圧力が地上で反るより強くなる上、押すと水の浮力により図5のレーン3の浮力が向上し、従って問題部分19,20への圧力22が高まり、図4図10の如く治癒した事が本発明者の身体の実際のレントゲンが証明している。
【0010】
レーン3の張りが緩い場合は、患者4は図10の如く上半身25を水面の近くまでのけぞらすと、レーン3は更に水中24まで沈む。この時、患者4は身体を前後にずらして図4に示した背骨の問題部分19,20がレーン3に当たるように調節する。患者4はかかと9を27の高さまで上げ、プールの底101につま先8立ちとなってつま先8を前後にずらす。水中なので身体が浮いているので、これが安全に確実にできるのが、本発明の効果である。
そしてつま先8を常にプールの底面につけておくのが本発明の重要点である。前記の如く、このつま先8とは脚親指の裏または表をプールの底につける事である。
【0011】
また、水中なので転倒せず、安心して身体を大きな角度26であお向けにすることができるのも本発明の効果で、地上でやることは危険でできない大きな角度26を得られるので、治療効果が大きい。そして、患者4の体重11と患者4の浮力10とレーン3の浮力と張力21が絶妙なバランスをとり、地上では出来ない水中での位置となり、安全で最適の圧力を患者4の患部19,20を22の如く押す事が出来るのである。
本発明者は患者として30年間実験し53年後でも治癒した事を確認した。これを図4図10で説明すると、図4の軟骨16と17は突出しているが、図10に示すように16と17は引っ込んで、正常状態に戻っている。そのレントゲンを図11に示す。図3図11も本発明者(患者)本人のもので著名な大学病院で撮影し、そこの教授も治癒を確認している。
図9に於いて、患者4は肩25までプール水につけているが、これは患者4の「褐色細胞」をプール水につけるため幸せホルモン「オキシトシン」を発生させる。又、温水プールは水が温かいので患者4の「免疫力」が向上する効果もある。そのプールの温度は29.5~41℃が適していることを実験で確認した。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、背骨、腰等のトラブルを安全に治癒することができるので産業上の利用可能性が大である。
【符号の説明】
【0013】
□1 背骨
□2 背骨
□3 背骨
□4 背骨
□5 背骨
1 プール
101 プール底
2 水
3 レーン
4 患者
5 上腕
6 前腕
7 指と掌
8 つま先
9 かかと
10 患者のからだによる水中浮力
11 患者の体重
12 背骨
13 背骨
14 背骨
15 軟骨
16 軟骨
17 軟骨
18 神経
19 軟骨で押された神経
20 同上
21 レーンによる浮力
22 患者の背骨部12,13,14,15,16,17へ加わる圧力
23 患者がプールに沈む深さ
24 同上(レーンが緩い場合)
25 患者の肩(褐色脂肪細胞部分)
26 患者の傾斜角度
27 患者のかかと上げ高さ
28 患者が反る方向
29 地球の重力
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11