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  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図1A
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図1B
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図2A
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図2B
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図3A
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図3B
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図4
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図5
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図6
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図7
  • 特開-天板ユニット、デスクおよび作業台 図8
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176172
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】天板ユニット、デスクおよび作業台
(51)【国際特許分類】
   A47B 1/05 20060101AFI20241212BHJP
   A47B 13/08 20060101ALI20241212BHJP
   A47B 17/03 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
A47B1/05 A
A47B13/08 A
A47B17/03
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094508
(22)【出願日】2023-06-08
(71)【出願人】
【識別番号】000107538
【氏名又は名称】株式会社UACJ
(74)【代理人】
【識別番号】100101683
【弁理士】
【氏名又は名称】奥田 誠司
(74)【代理人】
【識別番号】100155000
【弁理士】
【氏名又は名称】喜多 修市
(74)【代理人】
【識別番号】100202197
【弁理士】
【氏名又は名称】村瀬 成康
(72)【発明者】
【氏名】須賀 浩誉
(72)【発明者】
【氏名】村田 拓哉
【テーマコード(参考)】
3B053
【Fターム(参考)】
3B053PA05
3B053PB05
3B053PC06
3B053SG02
(57)【要約】
【課題】デスクまたは作業台を利用しているときに、地震等によって周囲からの落下物から身を守るためにも利用できる、天板ユニットを備えるデスクおよび作業台を提供する。
【解決手段】
天板ユニット100は、第1の天板10と、第1の天板10の手前に拡張配置された状態を取り得る第2の天板20と、第2の天板20が第1の天板10の手前に拡張配置された状態で、第2の天板20を支持する2本の脚部30a、30bとを有し、第2の天板20は、上面および下面の少なくとも一方に、凹凸構造を有する板材で形成されている。
【選択図】図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の天板と、
前記第1の天板の手前に拡張配置された状態を取り得る第2の天板と
前記第2の天板が前記第1の天板の手前に拡張配置された状態で、前記第2の天板を支持する2本の脚部と
を有し、
前記第2の天板は、上面および下面の少なくとも一方に、凹凸構造を有する板材で形成されている、天板ユニット。
【請求項2】
前記第2の天板は、前記第1の天板の手前に拡張配置された状態に、スライド可能なように、前記第1の天板の下面側に、前記第1の天板と略平行な状態で支持される、請求項1に記載の天板ユニット。
【請求項3】
前記第1の天板の下面側に設けられ、前記第2の天板の側面を含む端部を受容する溝を有する支持部材をさらに有する、請求項2に記載の天板ユニット。
【請求項4】
前記第2の天板が前記第1の天板の手前に拡張配置された状態において、前記第2の天板がスライドするのを抑制する固定部材をさらに有する、請求項2または3に記載の天板ユニット。
【請求項5】
前記2本の脚部のそれぞれはキャスタを有している、請求項1または2に記載の天板ユニット。
【請求項6】
前記凹凸構造を有する板材は、アルミニウム合金で形成されている、請求項1または2に記載の天板ユニット。
【請求項7】
前記第1の天板は、アルミニウム合金で形成されている、請求項1または2に記載の天板ユニット。
【請求項8】
請求項1または2に記載の天板ユニットと、
前記天板ユニットを支持する支持構造体と
を有する、デスクまたは作業台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板ユニット、デスクおよび作業台に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、物の載置および収納のためのエリアを十分に確保するとともに、必要に応じて作業エリアを拡大することができる二重天板デスクが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6558712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の二重天板デスクは、天板の下に身を隠すこと、および天板によって身を守ることは想定されていない。拡張した状態で、天板の下に身を隠すだけの十分なスペースが形成されず、また、落下物から身を保護するのに十分な強度を有していない。
【0005】
そこで、本発明は、デスクまたは作業台を利用しているときに、地震等によって周囲からの落下物から身を守るためにも利用できる、天板ユニットを備えるデスクおよび作業台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態によると、以下の項目に記載の解決手段が提供される。
【0007】
[項目1]
第1の天板と、
前記第1の天板の手前に拡張配置された状態を取り得る第2の天板と
前記第2の天板が前記第1の天板の手前に拡張配置された状態で、前記第2の天板を支持する2本の脚部と
を有し、
前記第2の天板は、上面および下面の少なくとも一方に、凹凸構造を有する板材で形成されている、天板ユニット。
【0008】
[項目2]
前記第2の天板は、前記第1の天板の手前に拡張配置された状態に、スライド可能なように、前記第1の天板の下面側に、前記第1の天板と略平行な状態で支持される、項目1に記載の天板ユニット。
【0009】
[項目3]
前記第1の天板の下面側に設けられ、前記第2の天板の側面を含む端部を受容する溝を有する支持部材をさらに有する、項目2に記載の天板ユニット。
【0010】
[項目4]
前記第2の天板が前記第1の天板の手前に拡張配置された状態において、前記第2の天板がスライドするのを抑制する固定部材をさらに有する、項目2または3に記載の天板ユニット。
【0011】
[項目5]
前記2本の脚部のそれぞれはキャスタを有している、項目1から4のいずれかに記載の天板ユニット。
【0012】
[項目6]
前記凹凸構造を有する板材は、アルミニウム合金で形成されている、項目1から5のいずれかに記載の天板ユニット。
【0013】
[項目7]
前記第1の天板は、アルミニウム合金で形成されている、項目1から6のいずれかに記載の天板ユニット。
【0014】
[項目8]
項目1から7に記載の天板ユニットと、
前記天板ユニットを支持する支持構造体と
を有する、デスクまたは作業台。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施形態によると、デスクまたは作業台を利用しているときに、地震等によって周囲からの落下物から身を守るためにも利用できる、天板ユニットを備えるデスクおよび作業台が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1A】本発明の実施形態によるデスク200の通常時における模式的な斜視図である。
図1B】デスク200の地震発生時における模式的な斜視図である。
図2A】地震発生時に、デスク200a、200bおよび200cを通常使用状態(従来のデスクの使用状態と同じ)のままとした場合の模式図である。
図2B】地震発生時に、デスク200a、200bおよび200cの第2の天板20を拡張配置した場合の模式図である。
図3A】地震発生時に、2つの島状に配置された複数のデスクを通常使用状態(従来のデスクの使用状態と同じ)のままとした場合の避難経路D1、D2を示す模式図である。
図3B】地震発生時に、2つの島状に配置された複数のデスクの第2の天板20を拡張配置した場合の避難経路D1、D2を示す模式図である。
図4】天板ユニット100の模式的な斜視図である。
図5】第1の天板10の模式的な斜視図である。
図6】支持部材40の模式的な斜視図である。
図7】第2の天板20Aの上面に垂直な方向から見たときの凹凸構造の模式的な部分拡大図である。
図8】第2の天板20Bの上面に垂直な方向から見たときの凹凸構造の模式的な部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による天板ユニット、デスクおよび作業台を説明する。本発明の実施形態による天板ユニット、デスクおよび作業台は、以下で例示するものに限定されない。
【0018】
図1Aおよび図1Bに本発明の実施形態によるデスク200の模式的な斜視図を示す。図1Aは通常時の使用状態を示し、図1Bは地震発生時の使用状態を示している。
【0019】
デスク200は、本発明の実施形態による天板ユニット100を有している。天板ユニット100以外の構成は、例示したものに限られず、公知のデスクが有する構成を広く有し得る。
【0020】
天板ユニット100は、第1の天板10と、第1の天板10の手前に拡張配置された状態を取り得る第2の天板20と、第2の天板20が第1の天板10の手前に拡張配置された状態で、第2の天板20を支持する2本の脚部30a、30bとを有し、第2の天板20は、上面および下面の少なくとも一方に、凹凸構造を有する板材で形成されている。
【0021】
ここで、凹凸構造を有する板材は、地震発生時に落下物から利用者を保護するために十分な剛性を有する。金属製の板材の表面に凹凸構造を設けることによって強度を向上させられることが知られている。例えば、本出願人による国際公開第2012/098787号に記載のアルミニウム合金で形成された板材を好適に用いることができる。国際公開第2012/098787号の開示内容のすべてを参照により本明細書に援用する。また、これに限られず、例えば、車両用のパネルに用いられている板材を用いることもできる。第2の天板20の剛性は、70GPa以上であることが好ましい。上限は特に限定されないが、重量やコストの観点から85GPa以下であることが好ましい。
【0022】
第2の天板20は、ここで例示するように、例えば、第1の天板10の手前に拡張配置された状態に、スライド可能なように、第1の天板10の下面側に、第1の天板10と略平行な状態で支持される。例えば、第1の天板10の下面側に設けられる支持部材40に、第2の天板20の側面を含む端部を受容する溝を設け、溝で第2の天板20をスライド可能なように支持され得る(図6参照)。
【0023】
利用者が第2の天板20を拡張配置状態までスライドさせやすいように、第2の天板20の前面に幕板22が設けられており、幕板22には取っ手24が設けられている。これらは省略され得る。
【0024】
天板ユニット100は、第2の天板20が第1の天板10の手前に拡張配置された状態において、第2の天板20がスライドするのを抑制する固定部材12をさらに有している。固定部材12は、公知の固定部材を用いることができる。第2の天板20を図1Bに示すように、第1の天板10の手前に拡張配置した後、図1Aに示したように、第2の天板20が第1の天板10の下方に、第1の天板10と略平行に配置された状態(部分的または全体が第1の天板10と重なるように)に戻ることがないように、固定部材12を設けることが好ましい。固定部材12は省略され得る。
【0025】
例えば、2本の脚部30a、30bは、第2の天板20を第1の天板10の手前に引き出すのを容易にするために、キャスタ32a、32bを有している。このキャスタ32a、32bにストッパを設けた場合、あるいは、キャスタ32a、32bを省略し、2本の脚部30a、30bが移動しにくい構造を有している場合には、固定部材12は省略され得る。
【0026】
第1の天板10は公知の種々の板材を用いることができる。第2の天板20と同様にアルミニウム合金で形成された板材を好適に用いることができる。第1の天板10は、公知の種々の方法で、塗装されていてよい。
【0027】
デスク200は、天板ユニット100と、天板ユニット100を支持する支持構造体300とを有する。支持構造体300は、一般的なデスクの天板を除く部分であってよい。すなわち、デスク200は、公知のデスクを組み立てる際に、天板を配置する代わりに、天板ユニット100を配置することによって得られる。
【0028】
デスク200の支持構造体300は、袖部52、背板56、支持脚54を有している。袖部52は、引き出し52a、52bおよび52cを有している。ここで例示した支持構造体300は片袖タイプであるが、これに限られず、両袖タイプでもよく、袖を有しないものであってもよい。袖を有しないデスクは、作業台と基本的に同様の構造を有している。但し、作業台は、事務用のデスク200に比べ、一般に強度が高く、また、天板の面積が大きいものが多い。本発明の実施形態による天板ユニット100は、用途に応じて、強度や大きさを適宜変更され得る。
【0029】
デスク200は、図1Aに示したように、通常の使用状態においては、公知のデスクと同様に、第1の天板10の上に、パソコンF1や電話機F2などが配置され、第1の天板10上で、事務作業がされる。
【0030】
地震が発生すると、図1Bに示したように、第2の天板20を第1の天板10の手前に拡張配置する。例えば、利用者Hは、取っ手24をつかんで、第2の天板20をスライドさせ、第2の天板20の下に身を隠す。第2の天板20の大きさは、例えば、第1の天板10とほぼ同じ大きさを有しており、利用者Hの身体全体を十分に保護することができる。振動によって、第1の天板10上のパソコンF1や電話機F2が移動しても、第2の天板20の下のスペースは保護される。また、天井や棚(いずれも不図示)から物が振動によって落下しても第2の天板20の下のスペースは保護される。
【0031】
一般的な事務用のデスク200は、オフィス内で島状に配置されることがある。図2Aは、地震発生時に、デスク200a、200bおよび200cを通常使用状態(従来のデスクの使用状態と同じ)のままとした場合の模式図である。図2Bは、地震発生時に、デスク200a、200bおよび200cの第2の天板20を拡張配置した場合の模式図である。
【0032】
図2Aに示したように、地震発生時にはデスク200a、200bおよび200c上に配置されていたパソコンF1や電話機F2が床に落下し、利用者が避難する際に足元の邪魔になる。一方、図2Bに示したように、第2の天板20を拡張配置すると、利用者Hの身体を保護するとともに、パソコンF1や電話機F2が床に落下することを防止し、少なくとも第2の天板20の下の床にパソコンF1や電話機F2が散乱することがない。したがって、利用者Hは、第2の天板20の下を通って避難することができる。
【0033】
図3Aおよび図3Bを参照して、デスク200a1、200b1、200c1からなる島と、デスク200a2、200b2、200c2からなる島とが背中合わせに配置されている例を説明する。
【0034】
図3Aは、地震発生時に、2つの島状に配置された複数のデスクを通常使用状態(従来のデスクの使用状態と同じ)のままとした場合の避難経路D1、D2を示す模式図であり、図3Bは、地震発生時に、2つの島状に配置された複数のデスクの第2の天板20を拡張配置した場合の避難経路D1、D2を示す模式図である。
【0035】
図3Aに示したように、地震発生時に、2つの島状に配置された複数のデスクを通常使用状態(従来のデスクの使用状態と同じ)のままとした場合には、利用者が避難する経路D1、D2の床にパソコンF1や電話機F2が落下し、避難の邪魔になる。一方、複数のデスクの第2の天板20を拡張配置した場合には、パソコンF1や電話機F2が床に落下することを防止し、少なくとも第2の天板20の下の床にパソコンF1や電話機F2が散乱することがなく、廊下への避難経路D1、D2が確保される。
【0036】
このように、本発明の実施形態によるデスクを複数配置する際に、複数のデスクを並べて配置することによって、避難経路を確保することができる。
【0037】
図4に、天板ユニット100の模式的な斜視図を示す。天板ユニット100は、第1の天板10と、第2の天板(不図示)と、第2の天板20をスライド可能に支持する支持部材40と、第2の天板20を支持する2本の脚部30a、30bとを有している。第2の天板20の前面には幕板22が設けられており、幕板22には取っ手24が設けられている。第1の天板10には、図5に模式的に示すように、孔10aが設けられており、ボルト10bによって、支持部材40に固定されている。
【0038】
支持部材40は、図6に示すように溝42が設けられている。溝42は、第2の天板20(不図示)の側面を含む端部を受容する。第2の天板20は、溝42によって、第1の天板10の手前に拡張配置された状態にスライド可能なように、第1の天板10と略平行な状態で支持される。
【0039】
第2の天板20は、地震発生時に、第1の天板10の手前に拡張配置されるように配置されればよく、通常の使用状態における配置は、必ずしも、第1の天板10に下に第1の天板10と略平行に配置される必要はない。例えば、第2の天板と、第2の天板が第1の天板の手前に拡張配置された際に第2の天板を支持する2本の脚部とを、第1の天板の前面側に、第1の天板と略垂直となるように配置してもよい。
【0040】
図7および図8を参照して、第2の天板が上面および下面の少なくとも一方に有する凹凸構造の2次元的なパターンの好ましい例を説明する。図7および図8は、それぞれ第2の天板20Aおよび20Bの上面に垂直な方向から見たときの凹凸構造の模式的な部分拡大図である。濃淡によって、凹凸構造(斜面を含む)を表している。図7および図8に示したパターンは、例えば、出願人のHPの「軽量高剛性アルミパネル「SMART SHEET(登録商標)」、2023年5月12日検索、インターネット〈URL:https://www.uacj.co.jp/products/sheeting/07smartsheet.htm〉に記載されている。
【0041】
図7に示す第2の天板20Aおよび図8に示した天板20Bの凹凸構造は、いずれ互いに直交する2つの方向(ここでは、上下方向および左右方向)に延びる複数の凸部および複数の凹部を組み合わせて構成されている。複数の凸部は、例えば、第2の天板20Aおよび20Bの厚さを二等分する仮想面から第2の天板20Aおよび20Bのそれぞれを構成する板の厚さ(「t」mmとする。)の2分の1よりも上面側に突き出た部分をいい、複数の凹部は、第2の天板20Aおよび20Bの厚さを二等分する仮想面から第2の天板20Aおよび20Bのそれぞれを構成する板の厚さ2分の1よりも下面側に突き出た部分をいう。上面と下面とを入れ替えると、上記の逆になる。第2の天板20Aおよび20Bの厚さ、すなわち凸部の先端から凹部の先端までの長さ(板の成形深さ)は、それぞれを構成する板の厚さtの例えば10倍である。また、2つの方向に延びる凸部および凹部の長さは、厚さのtの例えば40倍である。
【0042】
図7に示した第2天板20Aの上面に垂直な方向から見たときの凹凸構造は、上下方向および左右方向に延びる複数の凸部および複数の凹部を組み合わせて構成されており、卍(または逆さ卍)の形状に配置された4つの凸部が繰り返し配列された2次元的なパターンを有している。図8に示した第2天板20Bの上面に垂直な方向から見たときの凹凸構造は、上下方向および左右方向に延びる複数の凸部および複数の凹部を組み合わせて構成されており、Hの形状に配置された3つの凸部が繰り返し配列された2次元的なパターンを有している。
【0043】
このような凹凸構造は、意匠性を付与するとともに、剛性を向上せさることができる。例えば、アルミニウム合金板を用いると、鋼板と同等の剛性(3点曲げ試験による)を維持しつつ、質量を約1/5に低減できる。また、曲げ方向による剛性の差を一般的な波よりも低減できる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明の実施形態による天板ユニットを備えるデスクまたは作業台は、デスクまたは作業台を利用しているときに、地震等によって周囲からの落下物から身を守ることを可能にする。
【符号の説明】
【0045】
10 第1の天板
20 第2の天板
30a、30b 脚部
40 支持部材
42 溝
100 天板ユニット
200 デスク
300 支持構造体
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8