(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176357
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】配管固定構造
(51)【国際特許分類】
B60T 17/04 20060101AFI20241212BHJP
B60T 17/00 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
B60T17/04 Z
B60T17/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094839
(22)【出願日】2023-06-08
(71)【出願人】
【識別番号】000005463
【氏名又は名称】日野自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100130052
【弁理士】
【氏名又は名称】大阪 弘一
(72)【発明者】
【氏名】須藤 隆行
(72)【発明者】
【氏名】渡部 凌至
【テーマコード(参考)】
3D049
【Fターム(参考)】
3D049BB26
3D049BB33
3D049CC03
3D049HH04
3D049HH05
3D049HH06
3D049HH43
3D049KK03
3D049KK18
3D049MM03
(57)【要約】
【課題】補機ユニットに固定される配管において、車両側配管に接続する際の組み付けばらつきを吸収する。
【解決手段】配管固定構造Xは、車両Vに取り付けられる補機ユニット10に対して配管20を固定する。配管固定構造Xは、補機ユニット10に配管20を固定する固定ブラケット40を備えている。配管20の端部には、車両Vに設けられた車両側接続部4に接続される配管側接続部21が設けられている。固定ブラケット40は、補機ユニット10と配管20との固定点のうち、配管側接続部21に最も近い固定点に設けられ、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向に可撓可能に構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に取り付けられる補機ユニットに対して配管を固定する配管固定構造であって、
前記補機ユニットに前記配管を固定する固定ブラケットを備え、
前記配管の端部には、前記車両に設けられた車両側接続部に接続される配管側接続部が設けられ、
前記固定ブラケットは、前記補機ユニットと前記配管との固定点のうち、前記配管側接続部に最も近い前記固定点に設けられ、前記車両側接続部と前記配管側接続部との接続方向に可撓可能に構成されている、配管固定構造。
【請求項2】
前記固定ブラケットは、
前記補機ユニットに取り付けられる取付部と、
前記配管を保持する保持部と、
前記取付部と前記保持部とを連結するとともに、前記車両側接続部と前記配管側接続部との接続方向に可撓可能な本体部と、
を有し、
前記本体部は、第1面と、前記第1面に対して反対側の第2面と、を有する板状を呈し、前記第1面が前記配管側接続部側を向き、前記第2面が前記配管側接続部に対して反対側を向くように設けられている、請求項1に記載の配管固定構造。
【請求項3】
前記配管は、前記補機ユニットの少なくとも一部分を囲むように配置され、前記補機ユニットに設けられたエアータンクに圧縮空気を供給する圧縮空気の供給用の配管である、請求項1又は2に記載の配管固定構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に取り付けられる補機ユニットに対して配管を固定する配管固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、大型車両においては、ブレーキを作動させるために圧縮空気が用いられている。このため、大型車両には、例えば、コンプレッサーによって圧縮された圧縮空気をエアータンクに供給するための配管が設けられている。このような配管が、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、エアータンク等の補機ユニットに配管を固定してモジュール化することがある。このようなモジュールを車両に取り付ける際に、車両に設けられた車両側配管と補機ユニットに固定された配管とを接続することが行われる。この場合、補機ユニットに配管が固定されているため、車両側配管との接続時における組み付けばらつき(接続位置のずれ)を補機ユニットに設けられた配管側で吸収することが困難となる。
【0005】
そこで、本発明は、補機ユニットに固定される配管において、車両側配管に接続する際の組み付けばらつきを吸収することが可能な配管固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両に取り付けられる補機ユニットに対して配管を固定する配管固定構造であって、補機ユニットに配管を固定する固定ブラケットを備え、配管の端部には、車両に設けられた車両側接続部に接続される配管側接続部が設けられ、固定ブラケットは、補機ユニットと配管との固定点のうち、配管側接続部に最も近い固定点に設けられ、車両側接続部と配管側接続部との接続方向に可撓可能に構成されている。
【0007】
この配管固定構造では、配管側接続部に最も近い固定点に、車両側接続部と配管側接続部との接続方向に可撓可能に構成された固定ブラケットが設けられている。つまり、この固定ブラケットは、撓むことによって、車両側接続部と配管側接続部とを接続する際の両者の接続方向の組み付けばらつきを吸収することができる。一方、車両側接続部と配管側接続部との接続方向に直交する方向においては、配管側接続部と固定ブラケットとの間の部分の配管が撓むことによって、車両側接続部と配管側接続部との組み付けばらつきを吸収することができる。このように、配管固定構造では、補機ユニットに固定される配管において、車両側配管に接続する際の組み付けばらつきを吸収することができる。
【0008】
上記の配管固定構造において、固定ブラケットは、補機ユニットに取り付けられる取付部と、配管を保持する保持部と、取付け部と保持部とを連結するとともに、車両側接続部と配管側接続部との接続方向に可撓可能な本体部と、を有し、本体部は、第1面と、第1面に対して反対側の第2面と、を有する板状を呈し、第1面が配管側接続部側を向き、第2面が配管側接続部に対して反対側を向くように設けられていてもよい。この場合、配管固定構造では、固定ブラケットの板状の本体部を容易に撓ませることができ、車両側接続部と配管側接続部との接続方向の組み付けばらつきを容易に吸収することができる。
【0009】
上記の配管固定構造において、配管は、補機ユニットの少なくとも一部分を囲むように配置され、補機ユニットに設けられたエアータンクに圧縮空気を供給する圧縮空気の供給用の配管であってもよい。この場合、補機ユニットを囲むように配管が配置されているため、配管の長さを長く確保することができる。これにより、配管固定構造では、配管内を流れる圧縮空気を冷却(例えば空冷)しつつ、配管を介してエアータンクに圧縮空気を供給することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、補機ユニットに固定される配管において、車両側配管に接続する際の組み付けばらつきを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、実施形態に係る配管固定構造が適用された補機モジュールが車両に搭載された状態を模式的に示す上面図である。
【
図2】
図2は、車両に搭載された補機モジュール周りの構成を模式的に示す側面図である。
【
図3】
図3(a)は、固定ブラケットの上面図である。
図3(b)は、固定ブラケットの側面図である。図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一又は相当する要素同士には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、以下で説明する、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、及び「下」は、車両Vを基準とする。
【0013】
図1及び
図2に示されるように、補機モジュール1は、車両Vのフレーム2に取り付けられる。例えば、車両Vは、前後方向に延在するフレーム2を備える、トラック等の大型の車両である。フレーム2は、前後方向にそれぞれ延在する右フレーム2a及び左フレーム2bを含んでいる。本実施形態では、一例として、右フレーム2aの右側に、補機モジュール1が取り付けられる。
【0014】
補機モジュール1は、補機ユニット10と、配管20と、を含む各種の機器がモジュール化されたものである。また、補機モジュール1は、補機ユニット10及び配管20等を右フレーム2aに取り付けるための補機フレーム30を備えている。本実施形態では、各種の機器がモジュール化された状態の補機モジュール1を、フレーム2に取り付ける。
【0015】
本実施形態において補機ユニット10は、一例として、エアータンク11及び12と、エアドライヤ13と、バッテリ14と、を含んで構成されている。エアータンク11とエアータンク12とは、エアータンク11の右側にエアータンク12が位置するように、水平方向に並べて配置されている。エアータンク11及び12は、配管20を介して供給された圧縮空気を貯蔵する。エアータンク11及び12に貯蔵された圧縮空気は、バルブ等を介して、例えばエアブレーキを作動させるために使用される。
【0016】
エアドライヤ13は、エアータンク11及びエアータンク12の前側の位置に配置されている。エアドライヤ13は、エアータンク11及び12に供給される圧縮空気を除湿する。バッテリ14は、エアータンク11及び12の上方に配置されている。バッテリ14は、車両Vにおいて使用される各種の電気機器に対して電力を供給する。また、バッテリ14は、車両Vに搭載された発電機で発電された電力を蓄える。
【0017】
配管20は、補機ユニット10に対して固定されている。配管20の一方の端部には、配管側接続部21が設けられている。配管側接続部21は、車両Vに設けられた車両側接続部4に接続される。配管20の他方の端部は、エアドライヤ13に接続される。配管20は、エアータンク11及び12に圧縮空気を供給する圧縮空気の供給用の配管である。
【0018】
ここで、車両Vには、車両側配管3が設けられている。車両側配管3は、例えば車両Vのエンジンによって駆動されるコンプレッサによって生成された圧縮空気を補機モジュール1に供給する。車両側配管3の端部には、車両側接続部4が設けられている。車両側配管3の車両側接続部4は、配管20の配管側接続部21に接続される。ここで、車両側接続部4は、補機モジュール1の後ろ側の位置において、右フレーム2aに取り付けられたブラケット5によって支持されている。配管20の配管側接続部21は、補機モジュール1を右フレーム2aに取り付ける際に、車両側配管3の車両側接続部4に接続される。
【0019】
配管20は、補機ユニット10の少なくとも一部分を囲むように配置されている。本実施形態において、配管20は、エアータンク11及び12を囲むように配置されている。配管20は、第1配管部20aと、第2配管部20bと、第3配管部20cと、を有している。第1配管部20aは、左右方向に延在している。第1配管部20aは、エアータンク11及び12の後ろ側に配置されている。第1配管部20aの左側の端部には、配管側接続部21が設けられている。
【0020】
第2配管部20bは、前後方向に延在している。第2配管部20bは、エアータンク12の右側に配置されている。本実施形態において、バッテリ14は、エアータンク12よりも右側に張り出している。第2配管部20bは、上方から見たときにバッテリ14の下側に位置するように設けられている。配管20の後ろ側の端部は、第1配管部20aの右側の端部に接続されている。
【0021】
第3配管部20cは、左右方向に延在している。第3配管部20cは、エアータンク12の前側に配置されている。第3配管部20cの右側の端部は、第2配管部20bの前側の端部に接続されている。第3配管部20cの左側の端部は、エアドライヤ13に接続されている。
【0022】
本実施形態において、配管20は、上方から見たときに、エアータンク11及び12を略コ字状に囲んでいる。但し、配管20は、補機ユニット10を略コ字状に囲むことに限定されない。例えば、配管20は、補機ユニット10を略L字状に囲んでいてもよい。配管20が補機ユニット10を囲むこととして、配管20の少なくとも一部が、補機ユニット10を構成する各機器の外側部分に沿って延在していればよい。例えば、配管20は、エアータンク11とエアータンク12との間を通っていてもよい。
【0023】
エアータンク11と、エアータンク12と、エアドライヤ13と、バッテリ14と、配管20とは、補機フレーム30に対して直接又は間接的に取り付けられ、互いにモジュール化されている。補機フレーム30の左側の端部は、車両Vの右フレーム2aの右側面に取り付けられる。
【0024】
次に、補機ユニット10に対して配管20を固定する配管固定構造Xについて説明する。本実施形態では、補機ユニット10と配管20との固定点が、第1配管部20aの部分と、第2配管部20bの部分とに設けられている。本実施形態に係る配管固定構造Xが適用された補機モジュール1は、補機ユニット10と配管20とを連結する固定ブラケット40を備えている。
【0025】
固定ブラケット40は、補機ユニット10と配管20との固定点のうち、車両側接続部4に最も近い固定点に設けられている。つまり、固定ブラケット40は、配管20のうちの第1配管部20aを補機ユニット10に固定する。
【0026】
図3(a)及び
図3(b)に示されるように、固定ブラケット40は、取付部41と、保持部42と、本体部43と、を有している。取付部41は、補機ユニット10が取り付けられる補機フレーム30の後ろ側の面に取り付けられている。取付部41は、例えばボルト等により補機フレーム30に取り付けられる。つまり、固定ブラケット40は、補機フレーム30を介して、補機ユニット10に配管20の第1配管部20aを固定する。
【0027】
保持部42は、配管20の第1配管部20aを保持する。ここでは、保持部42は、第1配管部20aのうち左右方向の略中央部分を保持する。本体部43は、取付部41と保持部42とを連結する。本体部43は、車両側配管3の車両側接続部4と配管20の配管側接続部21との接続方向に可撓可能となっている。
【0028】
ここで、配管側接続部21は、ブラケット5によって支持された車両側接続部4の右側の端部に接続される。ここでの車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向とは、車両側接続部4と配管側接続部21とが接続されたときの両者の並び方向である。つまり、本実施形態において、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向とは、左右方向である。したがって、本体部43は、左右方向に可撓可能となっている。
【0029】
なお、第1配管部20aは、左右方向に延在している。このため、本実施形態において、第1配管部20aは、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向に延在している。つまり、本体部43は、第1配管部20aの延在方向(軸方向)に可撓可能であるともいえる。このように、固定ブラケット40は、配管20のうち、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向に延在する第1配管部20aを、補機フレーム30(補機ユニット10)に固定する。
【0030】
具体的には、本体部43は、第1面43aと、第1面43aに対して反対側の第2面43bと、を有する板状を呈している。本体部43は、第1面43aが配管側接続部21側を向き、第2面43bが配管側接続部21に対して対して反対側を向くように設けられている。つまり、本体部43は、本実施形態では、第1面43aが左側を向き、第2面43bが右側を向くように配置されている。このような構成を有することにより、本体部43は、肉厚の関係から左右方向に可撓しやすくなる。
【0031】
このように、固定ブラケット40は、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向(左右方向)に可撓可能に構成されている。これにより、固定ブラケット40は、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向(左右方向)に移動可能に第1配管部20aを保持することができる。
【0032】
上述したように、補機ユニット10と配管20との固定点が、第2配管部20bの部分にも設けられている。例えば、第2配管部20bは、ブラケット等によりバッテリ14の下面又はエアータンク12の右側面に固定されていてもよい。この固定点における固定方法は特に限定されない。
【0033】
なお、補機ユニット10と配管20との固定点のうち、固定ブラケット40を用いた固定点以外の固定点は、固定ブラケット40が可撓したときの第1配管部20aの移動(配管20の撓み)を阻害しない位置に設けられている、または阻害しない構成であるとよい。
【0034】
本実施形態では、固定ブラケット40が撓んで第1配管部20aが左右方向に移動する。その際、第2配管部20bのうち、第2配管部20bが補機ユニット10に固定される固定点の位置から第1配管部20aと接続される側の端部との間の部分が撓む。このように、本実施形態では、第1配管部20aにおける左右方向の移動を、第2配管部20bが撓むことによって吸収することができる。つまり、第2配管部20bと補機ユニット10との固定点は、固定ブラケット40が可撓したときの第1配管部20aの移動を阻害しない位置に設けられている。
【0035】
以上のように、この配管固定構造Xでは、配管側接続部21に最も近い固定点に、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向に可撓可能に構成された固定ブラケット40が設けられている。つまり、この固定ブラケット40は、撓むことによって、車両側接続部4と配管側接続部21とを接続する際の両者の接続方向の組み付けばらつきを吸収することができる。一方、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向に直交する方向においては、配管側接続部21と固定ブラケット40との間の部分の配管20(第1配管部20a)が撓むことによって、車両側接続部4と配管側接続部21との組み付けばらつきを吸収することができる。
【0036】
具体的には、本実施形態では、固定ブラケット40が左右方向に撓むことによって、車両側接続部4と配管側接続部21とを接続する際の左右方向の組み付けばらつきを吸収することができる。一方、上下方向及び前後方向においては、配管側接続部21と固定ブラケット40との間の部分の配管20(第1配管部20a)が撓むことによって、車両側接続部4と配管側接続部21との組み付けばらつきを吸収することができる。
【0037】
このように、配管固定構造Xでは、補機ユニット10に固定される配管20において、車両側配管3に接続する際の組み付けばらつきを吸収することができる。そして、車両側接続部4と配管側接続部21との組み付けばらつきを吸収できるため、補機ユニット10と配管20とがモジュール化された状態の補機モジュール1をフレーム2に取り付ける場合であっても、車両側接続部4と配管側接続部21とを容易に接続することができる。つまり、補機モジュール1の補機フレーム30を右フレーム2aに取り付けた後に車両側接続部4と配管側接続部21とを接続する場合であっても、これらの接続を容易に行うことができる。
【0038】
固定ブラケット40は、板状の本体部43を有している。本体部43の第1面43aは、車両側接続部4側(左側)を向き、本体部43の第2面43bは、車両側接続部4に対して反対側(右側)を向いている。これにより、配管固定構造Xでは、固定ブラケット40の板状の本体部43を容易に撓ませることができ、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向(左右方向)の組み付けばらつきを容易に吸収することができる。
【0039】
配管固定構造Xにおいて、配管20は、補機ユニット10の少なくとも一部分を囲むように配置されている。配管20は、エアータンク11及び12に圧縮空気を供給する圧縮空気の供給用の配管である。この場合、補機ユニットを囲むように配管が配置されているため、配管20の長さを長く確保することができる。これにより、配管固定構造Xでは、配管20内の圧縮空気を冷却(例えば空冷)しつつ、配管20を介してエアータンク11及び12に圧縮空気を供給することができる。
【0040】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、固定ブラケット40の形状は、車両側接続部4と配管側接続部21との接続方向に可撓可能であれば、
図3(a)及び
図3(b)に示される形状に限定されない。
【0041】
配管20の屈曲形状は、
図1を用いて説明した形状に限定されない。例えば、配管20は、他の機器との干渉を避けるために一部が湾曲した形状を有していてもよい。また、補機モジュール1が設けられる位置についても、右フレーム2aの右側の位置であることに限定されない。
【符号の説明】
【0042】
4…車両側接続部、10…補機ユニット、11,12…エアータンク、20…配管、21…配管側接続部、40…固定ブラケット、41…取付部、42…保持部、43…本体部、43a…第1面、43b…第2面、V…車両、X…配管固定構造。