特開 2024-176505 改装建具

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024176505

(43)【公開日】2024-12-19

(54)【発明の名称】改装建具

(51)【国際特許分類】

   E06B 1/56 20060101AFI20241212BHJP

   E06B 1/62 20060101ALI20241212BHJP

【ＦＩ】

E06B1/56 A

E06B1/62 Z

【審査請求】未請求

【請求項の数】3

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2023095070

(22)【出願日】2023-06-08

(71)【出願人】

【識別番号】504163612

【氏名又は名称】株式会社ＬＩＸＩＬ

(74)【代理人】

【識別番号】100106002

【弁理士】

【氏名又は名称】正林 真之

(74)【代理人】

【識別番号】100165157

【弁理士】

【氏名又は名称】芝 哲央

(74)【代理人】

【識別番号】100126000

【弁理士】

【氏名又は名称】岩池 満

(74)【代理人】

【識別番号】100160794

【弁理士】

【氏名又は名称】星野 寛明

(72)【発明者】

【氏名】山内 龍介

【テーマコード（参考）】

2E011

【Ｆターム（参考）】

2E011JA00

2E011KA06

2E011KC02

2E011KC03

2E011KC04

2E011KC07

2E011KD14

2E011KG06

2E011KH01

2E011LA02

2E011LF01

2E011LF04

(57)【要約】

【課題】湿式シーリングを設ける際の施工性の向上が図られ、意匠性の向上が図られた改装建具を提供すること。
【解決手段】建物躯体１００の開口部に取り付けられる既設枠２と、既設枠２の内周側に取り付けられる新設枠３と、を備え、新設枠３は、既設枠２の内周側から突出する突起部２１１ａ、２２１ａを跨ぐ突片３１１、３１１ｂ、３１１ｄ、３１２を有し、突片３１１、３１１ｂ、３１１ｄ、３１２の先端部３１１ｄは、前記既設枠に対向する見込面を有する改装建具である。
【選択図】図４

【特許請求の範囲】

【請求項1】

建物躯体の開口部に取り付けられる既設枠と、
前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備え、
前記新設枠は、前記既設枠の内周側から突出する突起部を跨ぐ突片を有し、
前記突片の先端部は、前記既設枠に対向する見込面を有する改装建具。

【請求項2】

前記既設枠は、既設上枠、既設下枠、及び、一対の既設縦枠により矩形に四方組みされて構成され、
前記新設枠は、新設上枠、新設下枠、及び、一対の新設縦枠が、それぞれ前記既設上枠、既設下枠、及び、一対の既設縦枠の各々の内周面側に個別に取付けられることにより、矩形に四方組みされて構成される請求項１に記載の改装建具。

【請求項3】

前記見込面と前記既設枠との間の空間は、シーリングポケットを構成する請求項１又は請求項２に記載の改装建具。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示は、改装建具に関する。

【背景技術】

【0002】

改装建具では、既設枠において折戸が案内されるレールが既設枠の内周面に設けられている構成が知られている（例えば、特許文献１参照）。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２０２２－０２０９８２号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

上記公報に記載の改装建具では、レールを跨ぐようにして新設枠が設けられた後に、既設枠と新設枠との間にシール材が充填されて、いわゆる湿式シーリングが設けられる。湿式シーリングにおいては、シーリング材を塗布してから乾燥するまでの間は、シーリング材は流動的である為、所定の位置にシーリング材を留めておくことが要求される。また、視認される湿式シーリングの見えがかり幅が大きいと、美しくなく、更に経年劣化によりシーリング材の汚れが目立つようになり、意匠性の向上を図ることが要求される。

【0005】

本開示は、湿式シーリングを設ける際の施工性の向上が図られ、意匠性の向上が図られた改装建具を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本開示は、建物躯体の開口部に取り付けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備え、前記新設枠は、前記既設枠の内周側から突出する突起部を跨ぐ突片を有し、前記突片の先端部は、前記既設枠に対向する見込面を有する改装建具に関する。

【図面の簡単な説明】

【0007】

【図1】本実施形態に係る改装建具を脱衣室側から見た正面図である。

【図2】第１実施形態の図１のＩＩ－ＩＩ線に沿った縦断面図である。

【図3】図１のＩＩＩ－ＩＩＩ線に沿った横断面図である。

【図4】図２に示すＡで囲った部分の拡大断面図である。

【図5】図２に示すＢで囲った部分の拡大断面図である。

【図6】図３に示すＣで囲った部分の拡大断面図である。

【図7】第２実施形態の図１のＶＩＩ－ＶＩＩ線に沿った横断面図である。

【図8】図７に示すＤで囲った部分の拡大断面図である。

【図9】図７に示すＥで囲った部分の拡大断面図である。

【0008】

以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る改装建具１は、既設枠２が建物躯体１００の開口部に取り付けられた状態で、既設枠２に新設枠３が取り付けられるリフォーム用（改装用）の改装建具としての浴室ドアである。

【0009】

既設枠２は、既設上枠２１、既設下枠２２、及び、一対の既設縦枠２３、２４により矩形に四方組みされて構成されている。新設枠３を構成する新設上枠３１、新設下枠３２、一対の新設縦枠３３、３４は、取付前には予め四方組みされておらず分解された状態となっており、それぞれ既設上枠２１、既設下枠２２、及び、一対の既設縦枠２３、２４に個別に取付けられ、矩形に四方組みされて構成されている。本工法により施工されて構成される改装建具１においては、新設枠３を予め四方組みしておく必要が無い為、施工性に優れる。

【0010】

以下の説明においては、見込方向とは、改装建具１における浴室から脱衣室へ向かう方向又はその反対の方向である。見付方向とは、改装建具１における面材の面方向に沿う方向であり、見込方向に対して直交する方向である。図面において、改装建具１の浴室側を「浴室側Ｘ１」とし、改装建具１の脱衣室側を「脱衣室側Ｘ２」とする。改装建具１を正面視したときの横方向を「左右方向」とする。改装建具１を正面視したときの改装建具１の中央部に向かう方向を「内方」とし、改装建具１の中央部から離れる方向を「外方」とする。

【0011】

既設枠２は、図１、図２等に示すように、既設上枠２１、既設下枠２２及び左右一対の既設縦枠２３、２４の４つの枠部材を矩形に四方組みすることによって形成され、改装前の建物躯体１００の開口部の内側に取り付けられている。

【0012】

図２に示すように、既設枠２の脱衣室側には見付け部材１０１が配置される。見付け部材１０１は、建物躯体１００の開口部の内周面の四周における上側及び左右に亘って取り付けられ、既設枠２の脱衣室側Ｘ２の端面に当接もしくは近接して配置されている。見付け部材１０１は、木材、樹脂材、もしくはアルミ材により形成され、建物躯体１００の開口部の内周面からの既設枠２の突出高さと略同一高さを有して既設枠２の脱衣室側Ｘ２の見付け面を覆っている。四方組みされた既設枠２と建物躯体１００の浴室側Ｘ１に設けられる壁材１０２との隙間は、湿式シーリング１０４によって四周に亘って目止めされている。

【0013】

既設上枠２１は、図２に示すように、建物躯体１００の開口部の上部に配置されている。既設上枠２１の脱衣室側には、見付け部材１０１の上部が、既設上枠２１に当接もしくは近接して配置されている。既設上枠２１と建物躯体１００の浴室側Ｘ１に設けられる壁材１０２の上部との隙間は、湿式シーリング１０４によって目止めされている。既設上枠２１は、図４に示すように、水平部２１１と垂直部２１２とを有する。水平部２１１は、下方に向けて突出する既設折戸用のガイドレール２１１ａを有する。

【0014】

既設下枠２２は、図２に示すように、建物躯体１００の開口部の下部に配置されて固定されている。既設下枠２２の脱衣室側には、床材１０３が、既設下枠２２に当接もしくは近接して配置されている。既設下枠２２と建物躯体１００の浴室側Ｘ１に設けられる壁材１０２の下部との隙間は、湿式シーリング１０４によって目止めされている。既設下枠２２は、図５に示すように、水平部２２１と垂直部２２２とを有する。水平部２２１は、上方に向けて突出する既設折戸用のガイドレール２２１ａを有する。

【0015】

既設縦枠２３、２４は、図３に示すように、建物躯体１００の開口部の左右の縦部に配置されて固定されている。既設縦枠２３、２４の脱衣室側には、見付け部材１０１の左右それぞれの部分が、既設縦枠２３、２４に当接もしくは近接して配置されている。既設縦枠２３、２４と建物躯体１００の浴室側Ｘ１に設けられる壁材１０２の左右それぞれの部分との隙間は、湿式シーリング１０４によって目止めされている。既設縦枠２３は、図６に示すように、見込部２３１と見付部２３２とを有する。既設縦枠２４については、既設縦枠２３と左右対称に構成されており、説明を省略する。

【0016】

新設枠３は、既設上枠２１の下側に固定される新設上枠３１と、既設下枠２２の上側に固定される新設下枠３２と、左右の既設縦枠２３、２４の内側に固定される新設縦枠３３、３４とを有している。新設上枠３１、新設下枠３２、及び、新設縦枠３３、３４は、いずれも長尺な部材により構成されている。

【0017】

より具体的には、新設上枠３１は、矩形に枠組みされた既設枠２における既設上枠２１の下面全体を覆うことができる程度の長さを有している。新設下枠３２は、矩形に枠組みされた既設枠２における既設下枠２２の上面全体を覆うことができる程度の長さを有している。新設縦枠３３、３４は、矩形に枠組みされた既設枠２における左右の既設縦枠２３、２４の内側の面全体を覆うことができる程度の長さを有している。

【0018】

新設上枠３１は、図４に示すように、新設上枠３１の長手方向における断面視で、水平部３１１と垂直部３１２とを有するＴ字形状に形成されている。水平部３１１は、既設上枠２１の水平部２１１に対向し、下方に向けて突出して新設折戸５を案内するガイドレール３１１ａを有する。

【0019】

水平部３１１の浴室側Ｘ１の端部は、垂直に上側へ延びる上方延部としてのリブ３１１ｂを有するとともに、リブ３１１ｂの上端部が脱衣室側Ｘ２へ延びて水平部２１１に対向するシーリング支持部３１１ｄを有して、コの字形状に形成されている。

【0020】

リブ３１１ｂの下端部は、リブ３１１ｂに接続されている水平部３１１の基部側の部分に対して下側に位置して下方延部を構成している。これにより、リブ３１１ｂに付着した水滴は、リブ３１１ｂに沿ってリブ３１１ｂの下端部から滴下し、この結果水滴が、既設枠２内や、新設枠３内や、水平部３１１を伝って脱衣室側Ｘ２へと流れていくことを防ぐことが可能となる。

【0021】

シーリング支持部３１１ｄの上面は、水平部２１１の下面に対向する見込面を構成する。当該見込面と水平部２２１の下面との間の空間は、シーリングポケットを構成する。当該見込面と水平部２１１の下面との間には、シール材が充填されて構成された湿式シーリング２１４が設けられている。湿式シーリング２１４は、シーリング支持部３１１ｄの上面である見込面、及び、水平部２１１の下面に当接しており、湿式シーリング２１４により、シーリング支持部３１１ｄと水平部２１１との間が液密にシールされる。

【0022】

これにより、湿式シーリング２１４となるシーリング材を充填する際に、シーリング支持部３１１ｄの上面である見込面の上に載置できる適切な量のシーリング材を充填すればよいため、必要以上のシーリング材を充填することを防ぐことが可能となり、施工コスト低減を図ることが可能となる。また、必要以上のシーリング材を充填することを防ぐことが可能となるため、湿式シーリング２１４の見えがかり幅が大きくなることを抑えることが可能となる。この結果、湿式シーリング２１４の経年劣化により汚れが目立つことを抑えることが可能となり、意匠性を向上させることが可能となる。

【0023】

図４に示すように、リブ３１１ｂ、シーリング支持部３１１ｄを含めた水平部３１１と、垂直部３１２の部分であって、水平部３１１に一体成形されて接続されている垂直部３１２の部分よりも上側の部分は、上側に開口するコの字形状に形成されている。この部分は、当該コの字形状の内部にガイドレール２１１ａが位置する位置関係で、ガイドレール２１１ａを跨いでいる。これにより、既設枠２のガイドレール２１１ａの切除を不要とすることが可能となり、施工性の向上を図ることが可能となる。また、垂直部３１２の上端部が水平部２１１に当接しているため、水平部２１１に対する垂直部３１２の位置決めをすることが可能となる。

【0024】

垂直部３１２の脱衣室側Ｘ２の見付面と垂直部２１２の下端部との間には、シール材が充填されて構成された湿式シーリング２１５が設けられている。湿式シーリング２１５により、垂直部３１２と垂直部２１２との間が液密にシールされる。

【0025】

新設下枠３２は、図５に示すように、新設下枠３２の長手方向における断面視で、水平部３２１と垂直部３２２とを有するＴ字形状に形成されている。水平部３２１は、既設下枠２２の水平部２２１に対向し、上方に向けて突出して新設折戸５を案内するガイドレール３２１ａを有する。

【0026】

ガイドレール３２１ａよりも浴室側Ｘ１の水平部３２１の上側の部分は、浴室側Ｘ１へ向かって下側へ緩やかに傾斜する傾斜面３２１ｃを有している。これにより、傾斜面３２１ｃに落ちた水滴は、傾斜面３２１ｃを伝って浴室側Ｘ１へ流れる。このため、傾斜面３２１ｃに落ちた水滴を浴室側Ｘ１へ容易に排水することが可能となり、排水性を高めることが可能となる。

【0027】

水平部３２１の浴室側Ｘ１の端部は、湾曲して下側へ延びる下方延部としてのリブ３２１ｂを有するとともに、リブ３２１ｂの下端部が脱衣室側Ｘ２へ延びて水平部２２１に対向するシーリング支持部３２１ｄを有して、コの字形状に形成されている。

【0028】

リブ３２１ｂの下端部は、リブ３２１ｂに接続されている水平部３２１の基部側の部分に対して下側に位置している。これにより、リブ３２１ｂまで流れた水滴は、リブ３２１ｂに沿ってリブ３２１ｂの下端部へ流れ、この結果、リブ３２１ｂにおける水滴は、浴室側Ｘ１へ容易に排水することが可能となり、排水性を高めることが可能となる。

【0029】

シーリング支持部３２１ｄの下面は、水平部２２１の上面に対向する見込面を構成する。当該見込面と水平部２２１の上面との間の空間は、シーリングポケットを構成する。当該見込面と水平部２２１の上面との間には、シール材が充填されて構成された湿式シーリング２２４が設けられている。湿式シーリング２２４は、シーリング支持部３２１ｄの下面である見込面、及び、水平部２２１の上面に当接しており、湿式シーリング２２４により、シーリング支持部３２１ｄと水平部２２１との間が液密にシールされる。

【0030】

これにより、湿式シーリング２２４となるシーリング材を充填する際に、シーリング支持部３２１ｄの下面である見込面の上に載置できる適切な量のシーリング材を充填すればよいため、必要以上のシーリング材を充填することを防ぐことが可能となり、施工コスト低減を図ることが可能となる。また、必要以上のシーリング材を充填することを防ぐことが可能となるため、湿式シーリング２２４の見えがかり幅が大きくなることを抑えることが可能となる。この結果、湿式シーリング２２４の経年劣化により汚れが目立つことを抑えることが可能となり、意匠性向上させることが可能となる。

【0031】

図５に示すように、リブ３２１ｂ、シーリング支持部３２１ｄを含めた水平部３２１と、垂直部３２２の部分であって、水平部３２１に一体成形されて接続されている垂直部３２２の部分よりも下側の部分は、下側に開口するコの字形状に形成されている。この部分は、当該コの字形状の内部にガイドレール２２１ａが位置する位置関係で、ガイドレール２２１ａを跨いでいる。これにより、既設枠２のガイドレール２２１ａの切除を不要とすることが可能となり、施工性の向上を図ることが可能となる。また、垂直部３２２の下端部が水平部２２１に当接しているため、水平部２２１に対する垂直部３２２の位置決めをすることが可能となる。

【0032】

また、上下方向における垂直部３２２と垂直部２２２との間には、シール材が充填されて構成された湿式シーリング２２５が設けられている。湿式シーリング２２５により、垂直部３２２と垂直部２２２との間が液密にシールされる。

【0033】

新設縦枠３３は、図６に示すように、新設縦枠３３の長手方向における断面視で、見込部３３１と見付部３３２とを有するＬ字形状に形成されている。見込部３３１は、既設縦枠２３の見込部２３１に対向する。

【0034】

見込部３３１の浴室側Ｘ１の端部は、見付方向外方へ延びるリブ３３１ｂを有して、Ｌ字形状に形成されている。リブ３３１ｂの見付方向外方の端部と見込部２３１との間には、シール材が充填されて構成された湿式シーリング２３４が設けられている。湿式シーリング２３４は、リブ３３１ｂの見付方向外方の端部、及び、見込部２３１に当接しており、湿式シーリング２３４により、リブ３３１ｂの見付方向外方の端部と見込部２３１との間が液密にシールされる。

【0035】

また、見付部３３２と見付部２３２の見付方向内方の端部との間には、シール材が充填されて構成された湿式シーリング２３５が設けられている。湿式シーリング２３５は、見付部３３２の脱衣室側Ｘ２の見付面、及び、見付部２３２の見付方向内方の端部に当接しており、湿式シーリング２３５により、見付部３３２と見付部２３２と間が液密にシールされる。新設縦枠３４については、新設縦枠３３と左右対称に構成されており、説明を省略する。

【0036】

新設折戸５は、図１～図３に示すように、例えば中桟５７、５８により樹脂製のパネルが上下に仕切られた２枚の障子５ａ、５ｂが、戸先框５１と中間框５２との間及び吊元框５３と中間框５２との間に補助框５４、５５を介して取り付けられている。各補助框５４、５５は、それぞれ中間框５２に回転可能に支持されている。これによって、各障子５ａ、５ｂは中間框５２に対して折り畳み可能に取り付けられている。中桟５８には、中桟５８に沿って平行に延びる把手５８ａが固定されている。

【0037】

次に、本開示の第２実施形態について説明する。第２実施形態においては、新設上枠３１の垂直部３１２Ａ、新設下枠３２の垂直部３２２Ａの構成が第１実施形態における新設上枠３１の垂直部３１２、新設下枠３２の垂直部３２２の構成とは異なる。これ以外の構成については、第１実施形態の構成と同様であるため、同一の部材については同一の符号を付して図示し、説明を省略する。

【0038】

垂直部３１２Ａの上端部は、図７、図８に示すように、水平部２１１に当接しておらず、水平部２１１から離間して水平部２１１の下方に位置している。従って、水平部２１１に対する垂直部３１２Ａの位置決めが不要の場合には、このような構成とすることが可能である。

【0039】

垂直部３２２Ａの上端部は、図７、図９に示すように、水平部２２１に当接しておらず、水平部２２１から離間して水平部２２１の上方に位置している。従って、水平部２２１に対する垂直部３２２Ａの位置決めが不要の場合には、このような構成とすることが可能である。

【0040】

以上、本開示の好ましい実施形態について説明した。本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。

【0041】

例えば、本実施形態に係る改装建具１は、リフォーム用（改装用）の浴室ドアであったが、これに限定されない。例えば、改装建具は、改装用サッシや、玄関ドアや、勝手口ドアであってもよい。

【0042】

また、本実施形態では、上方延部は、リブ３１１ｂにより構成され、下方延部は、リブ３２１ｂにより構成されたが、これに限定されない。上方延部は、上方延部が接続されている新設上枠の部分よりも上側に延びている形状を有していればよい。また、下方延部は、下方延部が接続されている新設下枠の部分よりも下側に延びている形状を有していればよい。

【0043】

また、第１実施形態と第２実施形態とでは、ガイドレール２１１ａ、２２１ａの高さは同じであったが、これに限定されない。ガイドレールの高さに応じて、ガイドレールを跨ぐことが可能な高さの垂直部と、水平部の端部のリブと、を有する新設上枠、新設下枠を用いればよい。

【符号の説明】

【0044】

１ 改装建具、 ２ 既設枠、 ３ 新設枠、２１ 既設上枠、２２ 既設下枠、２３、２４ 既設縦枠、 ３１ 新設上枠、 ３２ 新設下枠、 ３３、３４ 新設縦枠、 ２１１ａ、２２１ａ ガイドレール（突起部）、 ３１１、３２１ 水平部（突片）、 ３１１ｂ、３２１ｂ リブ（突片）、 ３１１ｄ、３２１ｄ シーリング支持部（突片）、 ３１２、３２２ 垂直部（突片）、 ３２１ｃ 傾斜面、

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】