(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176578
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】配達管理装置、及び配達管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/083 20240101AFI20241212BHJP
【FI】
G06Q10/083
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023095252
(22)【出願日】2023-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】504050275
【氏名又は名称】株式会社 ミックウェア
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100157967
【弁理士】
【氏名又は名称】管田 洋明
(72)【発明者】
【氏名】永元 覚
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA16
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】再配達により生じる配達全体のスケジュールの遅延を低減する。
【解決手段】配達管理装置は、配達人が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及び複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成する配達計画情報生成部と、配達人が配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、配達計画情報に基づいて、所定期間に含まれる時間帯であって再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成する候補情報生成部と、候補情報を再配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ送信し、受取人が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を受取人端末から受信し、選択候補情報に基づく再配達指示情報を配達人端末へ送信する通信部と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配達人が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及び前記複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成する配達計画情報生成部と、
前記配達人が前記配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が前記配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、前記配達計画情報に基づいて、前記所定期間に含まれる時間帯であって前記再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成する候補情報生成部と、
前記候補情報を前記再配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ送信し、前記受取人が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を前記受取人端末から受信し、前記選択候補情報に基づく再配達指示情報を前記配達人の配達人端末へ送信する通信部と、
を備えることを特徴とする配達管理装置。
【請求項2】
前記通信部は、前記配達人が前記配達計画に従った配達を開始する前に、前記複数の配達物の各々の受取人の受取人端末へ、前記配達予定時間帯に関する情報を含む事前通知を送信する、
ことを特徴とする請求項1記載の配達管理装置。
【請求項3】
前記通信部は、前記配達人が前記配達計画に従って配達を行っているときに、配達中の配達物から数えて所定数番目に配達される配達物が対面配達対象の配達物である場合に、前記対面配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ、配達予定時刻に関する情報と不在問い合わせとを含む直前通知を送信し、前記不在問い合わせに対する応答を受信する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の配達管理装置。
【請求項4】
前記配達予定時刻は、前記配達中の配達物の配達結果に関する配達結果情報を前記通信部が前記配達人端末から受信した時点における時刻及び前記配達人の位置に基づいて算出される、
ことを特徴とする請求項3記載の配達管理装置。
【請求項5】
前記再配達対象の配達物が発生した場合とは、前記通信部が前記不在問い合わせに対する応答として不在である旨の不在応答を受信した場合、又は、前記通信部が前記不在問い合わせに対する応答として不在である旨の不在応答を受信しないまま前記対面配達対象の配達物の配達が行われて当該配達物の受取人が不在であった場合である、
ことを特徴とする請求項3記載の配達管理装置。
【請求項6】
配達人が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及び前記複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成し、
前記配達人が前記配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が前記配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、前記配達計画情報に基づいて、前記所定期間に含まれる時間帯であって前記再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成し、
前記候補情報を前記再配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ送信し、
前記受取人が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を前記受取人端末から受信し、
前記選択候補情報に基づく再配達指示情報を前記配達人の配達人端末へ送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする配達管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、郵便、宅配便等の配達を管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、郵便、宅配便等の再配達は、二酸化炭素排出量の増加やドライバー不足を深刻化させる等、社会問題の一つになっている。そこで、再配達を削減するために、例えば、置き配、宅配ロッカー、コンビニエンスストア受取等、多様な受取方法の活用が推奨されている。
【0003】
しかしながら、代引きや着払い等のように対面での受け取りが必要になる対面配達には、上述の受取方法を活用することができない。そのため、対面配達において受取人が不在の場合は再配達が必要になる。
【0004】
配達時に受取人が不在であることを防止する方法として、事前に受取人が配達時間帯を指定する、或いは、事前に受取人へ配達時間帯を通知する、という方法が一般的に行われている。配達時間帯の指定では、例えば、午前中(9時~12時)、午後(12時~16時)、夕方(16時~19時)、又は夜間(19時~21時)というような時間帯の指定が可能である。受取人が指定した配達時間帯での受け取りは、当該配達時間帯に受取人が在宅し、当該配達時間帯に配達人が受取人宅を訪問することで成立する。
【0005】
このとき、受取人は指定した配達時間帯に在宅するようにしている。しかしながら、受取人が急用で一時的に外出していたり、トイレで用を足していたり、音楽に夢中で呼び鈴(ドアチャイム等)が聞こえなかったり等の理由により、配達人と対面できず、受取人が配達物を受け取れないという問題が発生し得る。
【0006】
他方、配達人も指定された配達時間帯に配達先へ訪問するようにしている。しかしながら、交通渋滞、天候不良、配達トラブル等の理由により、指定された配達時間帯に訪問できない場合がある。この場合、配達人は、指定された配達時間帯に訪問できない旨を電話等で受取人に連絡することが想定されるが、受取人は、指定した配達時間帯以外では既に予定が入っているために在宅できないことが考えられ、結局、受取人は配達物を受け取れないという問題が発生し得る。
【0007】
そこで、このような問題の解決策として、例えば、特許文献1、2に開示されているように、時分単位の配達予定時刻を配達の直前に通知するという方法が考えられる。
【0008】
特許文献1は、配達用車両の現在位置と配達先との距離または配達先到着予想時間が一定以下になると、配達先に自動的に電話を掛けて在宅確認を行い、在宅であれば、配達予定時刻を告げて外出しないように促し、留守番電話が応答したときには、電話による返信を依頼する旨のアナウンスを録音する装置を開示する。
【0009】
特許文献2は、配達先の位置により特定されるエリア内への配達者の進入を検出すると、配達先に関連付けられた電子メールアドレス宛のメール送信により、荷物の配達が予定されていることを受取人に通知するシステムを開示する。このときの通知には、例えば、荷物の配達予定時刻が含まれる。
【0010】
特許文献1、2に開示されているような方法を用いることで、受取人は、直前ではあるが配達予定時刻を知ることができ、その配達予定時刻だけは集中して配達人を待つことができるので、配達物を受け取る確率が高まり、再配達を削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開平9-35192号公報
【特許文献2】特開2010-92398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、特許文献1、2に開示されているような方法を用いても、不在となる受取人は少なからず存在し、再配達が生じる可能性がある。例えば、特許文献2に開示されているような方法を用いた場合では、受取人が通知(メール)を見ていない又は見ることができなかった、ということも考えられ、再配達が生じ得る。これは、上述の事前に配達時間帯が受取人に通知される場合にも同様に生じ得る。
【0013】
このようにして再配達が生じると、再配達ではない通常配達にも影響が生じ、配達全体のスケジュールに遅延が生じるという課題がある。
【0014】
1つの側面において、本発明は、再配達により生じる配達全体のスケジュールの遅延を低減できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本開示の1つの態様の配達管理装置は、配達計画情報生成部と、候補情報生成部と、通信部とを備える。配達計画情報生成部は、配達人が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及び複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成する。候補情報生成部は、配達人が配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、配達計画情報に基づいて、所定期間に含まれる時間帯であって再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成する。通信部は、候補情報を再配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ送信し、受取人が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を受取人端末から受信し、選択候補情報に基づく再配達指示情報を配達人の配達人端末へ送信する。
【0016】
本開示の1つの態様の配達管理方法は、配達人が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及び複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成し、配達人が配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、配達計画情報に基づいて、所定期間に含まれる時間帯であって再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成し、候補情報を再配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ送信し、受取人が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を受取人端末から受信し、選択候補情報に基づく再配達指示情報を配達人の配達人端末へ送信する処理をコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【0017】
再配達により生じる配達全体のスケジュールの遅延を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】配達管理システムの構成を例示する図である。
【
図2】配達管理装置の機能構成を例示する図である。
【
図7】コンピュータのハードウェア構成を例示する図である。
【
図8】配達管理装置において実行される配達管理処理を例示するフローチャートである。
【
図10】候補情報生成部が行う候補情報の生成の具体例を示す図である。
【
図11】候補情報生成部が行う候補情報の生成の具体例を示す図である。
【
図12】直前通知と候補情報を例示する他の図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
図1は、配達管理システム1の構成を例示する図である。
【0021】
図1に例示した配達管理システム1は、配達管理装置10、配達人端末20、及び受取人端末30を備える。配達管理装置10、配達人端末20、及び受取人端末30は、無線又は有線により通信ネットワーク40に接続され、例えば、配達管理装置10と配達人端末20や、配達管理装置10と受取人端末30は、通信ネットワーク40を介して互いに通信可能である。なお、通信ネットワーク40は、インターネットを含む。
【0022】
配達管理装置10は、郵便、宅配便等の配達を管理するサーバである。配達人端末20は、配達物の配達人50が配達に使用する配達車両60に搭載された車載装置であり、現在位置検出機能を備える。なお、配達人端末20は、配達人50の携帯型情報端末装置であってもよい。受取人端末30は、配達物の受取人70の携帯型情報端末装置である。携帯型情報端末装置は、例えば、スマートフォンやタブレット端末である。
【0023】
配達人50は、例えば、配達車両60で配達先の受取人宅80へ出向いて配達物を届ける。配達物が対面配達対象の配達物(代引きや着払い等の配達物)である場合は、配達人50が対面で受取人70に配達物を渡し、受取人70は対面で配達人50から配達物を受け取る。
【0024】
なお、
図1には、説明の便宜のため配達人端末20と受取人端末30を一つずつしか示していないが、実際には、複数の配達人端末20(複数の配達人50の各々の配達車両60に搭載された配達人端末20)と複数の受取人端末30(複数の受取人70の各々の受取人端末30)が存在する。
【0025】
図2は、配達管理装置10の機能構成を例示する図である。
【0026】
図2に例示した配達管理装置10は、制御部101、通信部102、及び記憶部103を備える。
【0027】
制御部101は、配達管理装置10の各部を制御する。また、制御部101は、配達計画情報生成部111、及び候補情報生成部112を備える。
【0028】
配達計画情報生成部111は、配達人50が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及びその複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成する。
【0029】
候補情報生成部112は、配達人50が配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、配達計画情報に基づいて、所定期間に含まれる時間帯であって再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成する。
【0030】
通信部102は、候補情報を再配達対象の配達物の受取人70の受取人端末30へ送信し、受取人70が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を受取人端末30から受信し、選択候補情報に基づく再配達指示情報を配達人50の配達人端末20へ送信する。ここで、再配達指示情報は、例えば、再配達対象の配達物を再配達する時刻(再配達予定時刻)や、再配達対象の配達物をいずれのタイミングに再配達するか(例えば、m番目に配達される配達物とm+1番目に配達される配達物との間に再配達)等の情報を含む。
【0031】
また、通信部102は、配達人50が配達計画に従った配達を開始する前に、配達される複数の配達物の各々の受取人70の受取人端末30へ、配達予定時間帯に関する情報を含む事前通知を送信する。
【0032】
また、通信部102は、配達人50が配達計画に従って配達を行っているときに、配達中の配達物から数えて所定数番目に配達される配達物が対面配達対象の配達物である場合に、その対面配達対象の配達物の受取人70の受取人端末30へ、配達予定時刻に関する情報と不在問い合わせとを含む直前通知を送信し、不在問い合わせに対する応答を受信する。ここで、配達予定時刻は、例えば、配達中の配達物の配達結果に関する配達結果情報を通信部102が配達人端末20から受信した時点における時刻及び配達人50の位置に基づいて算出される。なお、配達人50は、1つの配達物の配達を行う毎に、その配達物の配達結果(配達完了、受取人不在により配達未完了等)を配達人端末20に入力し、配達人端末20は、その配達結果に関する配達結果情報を配達管理装置10へ送信する。これにより、配達管理装置10は、例えば、配達人50が配達中の配達物がいずれであるか等を判定することができる。例えば、直近に受信された配達結果情報が示す配達結果の配達物の配達順位をnとすると、配達順位がn+1の配達物が配達中の配達物であると判定することができる。配達人50の位置は、例えば、配達人端末20から配達管理装置10へ定期的(例えば1秒毎)に送信される配達人端末20の現在位置情報が示す位置を配達人50の位置として取得することで、取得される。配達予定時刻の算出は、例えば、制御部101により行われる。
【0033】
なお、候補情報生成部112が候補情報を生成するときの、再配達対象の配達物が発生した場合とは、例えば、通信部102が不在問い合わせに対する応答として不在である旨の不在応答を受信した場合、又は、通信部102が不在問い合わせに対する応答として不在である旨の不在応答を受信しないまま対面配達対象の配達物の配達が行われて当該配達物の受取人70が不在であった場合である。
【0034】
記憶部103は、配達物に関する配達物情報、受取人70に関する受取人情報、配達人50に関する配達人情報、及び配達計画情報生成部111により生成された配達計画情報等を記憶する。なお、配達物情報及び受取人情報は、例えば、配達計画情報生成部111による配達計画情報の生成に用いられる。配達物情報、受取人情報、及び配達人情報の生成、更新は、例えば、制御部101により行われる。
【0035】
【0036】
図3に例示した配達物情報は、各配達物についての、配達物ID、内容、対面配達要否、配達形態、配達先住所、受取人ID、受取人電話番号、及び配達指定時間帯に関する情報を含む。ここで、配達物IDは、配達物の識別情報である。受取人IDは、受取人70の識別情報である。配達指定時間帯は、例えば、受取人70により指定された配達時間帯である。この例では、配達物IDが「GD1」の配達物は、内容が「現金」であり、対面配達要否が「要」であり、配達形態が「書留」であり、配達先住所が「東京都・・・11」であり、受取人IDが「U1」であり、受取人電話番号が「090-〇〇・・・」であり、配達指定時間帯が「〇月〇日午前」であること等を示している。
【0037】
【0038】
図4に例示した受取人情報は、各受取人70についての、受取人ID、受取人氏名、受取人住所(配達先住所でもある)、受取人電話番号、及び受取人メールアドレスに関する情報を含む。この例では、受取人IDが「U1」の受取人70は、受取人氏名が「〇〇〇〇」であり、受取人住所が「東京都・・・11」であり、受取人電話番号が「090-〇〇・・・」であり、受取人メールアドレスが「〇〇@〇×.com」であること等を示している。なお、配達物情報の一部(
図3に例示した配達先住所、受取人ID、受取人電話番号等)は、受取人情報から取得されてもよい。
【0039】
【0040】
図5に例示した配達人情報は、各配達人50についての、配達人ID、配達する配達物に関する情報(各配達物についての配達物ID、配達先住所等)、及び配達計画情報IDを含む。ここで、配達人IDは、配達人50の識別情報である。配達する配達物は、配達人50が配達計画に従って配達する配達物である。配達計画情報IDは、配達人50の配達計画に関する配達計画情報の識別情報である。この例では、配達人IDが「M1」の配達人50は、配達する配達物が、配達物IDが「GD1」で配達先住所が「東京都・・・11」の配達物と配達物IDが「GD2」で配達先住所が「東京都・・・12」の配達物を含む複数の配達物であり、配達計画情報IDが「SC1」であること等を示している。なお、配達人IDが「M1」の配達人50が配達する配達物は、配達計画情報IDが「SC1」の配達計画情報が示す配達計画に従って配達される配達物でもある。
図5に例示した配達人情報において、配達する配達物に関する情報は、配達物の配達順に並べられている。
【0041】
図6は、配達計画情報を例示する図である。なお、
図6に例示した配達計画情報は、配達計画情報IDが「SC1」の配達計画情報でもある。
【0042】
図6に例示した配達計画情報は、配達人50(配達人IDが「M1」の配達人50)が所定期間(この例では配達日の午前9時から午後9時までの期間とする)に配達する複数の配達物の各々についての配達順位、配達物ID、配達先住所、当初配達予定時刻、配達予定時間帯、及び同一建物に関する情報を含む。ここで、当初配達予定時刻は、当該配達計画情報が生成される時に決定される配達予定時刻を示しており、上述の直前通知に含まれる情報が示す配達予定時刻とは異なる。また、当初配達予定時刻は、内部情報とされるものであり、外部(例えば受取人70)に通知されることはない。配達予定時間帯は、上述の事前通知に含まれる情報として受取人端末30へ送信されるものでもある。同一建物は、配達先住所が同一建物の階数違い(フロア違い)であることを示すものである。例えば、配達物IDが「GD10」の配達物の配達先住所「東京都・・・22-1」と配達物IDが「GD11」の配達物の配達先住所「東京都・・・22-2」は、同一建物の階数違いであることから、配達計画情報におけるそれぞれの同一建物が「レ(GD10,GD11)」とされる。この例では、配達順位が「1」の配達物は、配達物IDが「GD1」であり、配達先住所が「東京都・・・11」であり、当初配達予定時刻が「9:00」であり、配達予定時間帯が「9:00~9:30」であり、同一建物がなし(「-」)であること等を示している。
【0043】
以上のような構成を有する配達管理装置10は、
図7に例示するハードウェア構成を有するコンピュータ90により実現されてもよい。
【0044】
図7は、コンピュータ90のハードウェア構成を例示する図である。
【0045】
図7に例示したコンピュータ90は、プロセッサ901、メモリ902、記憶装置903、読取装置904、通信インタフェース906、及び入出力インタフェース907を含み、それらは、データバス908を介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。
【0046】
プロセッサ901は、例えば、シングルプロセッサであっても、マルチプロセッサやマルチコアであってもよい。プロセッサ901は、メモリ902を利用して、プログラムを実行することで、例えば、配達管理装置10の制御部101の機能を提供する。
【0047】
メモリ902は、例えば半導体メモリであり、RAM領域及びROM領域を含む。なお、RAMは、Random Access Memoryの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。
【0048】
記憶装置903は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、又は外部記憶装置である。記憶装置903は、例えば、配達管理装置10の記憶部103の機能を提供する。
【0049】
読取装置904は、プロセッサ901の指示に従って着脱可能記憶媒体905にアクセスする。着脱可能記憶媒体905は、例えば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD-ROM、DVD等)などにより実現される。なお、USBは、Universal Serial Busの略称である。CDは、Compact Discの略称である。DVDは、Digital Versatile Diskの略称である。
【0050】
通信インタフェース906は、プロセッサ901の指示に従って、各種の通信ネットワークを介して通信する。通信インタフェース906は、例えば、配達管理装置10の通信部102の機能を提供する。
【0051】
入出力インタフェース907は、入力デバイス911、出力デバイス912とのインタフェースを提供する。入力デバイス911は、キーボード、マウス装置、ボタンスイッチ、タッチパネル等である。出力デバイス912は、表示装置、オーディオ出力装置等である。
【0052】
コンピュータ90のプロセッサ901により実行されるプログラムは、例えば、下記の形態で提供される。
(1)記憶装置903に予めインストールされている。
(2)着脱可能記憶媒体905により提供される。
(3)プログラムサーバから通信ネットワークを介して提供される。
【0053】
コンピュータ90のハードウェア構成は、例示であり、実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば、構成の一部が、削除されてもよく、また、新たな構成が追加されてもよい。また、例えば、上述の機能構成の一部又は全部の機能が、FPGA、SoC、ASIC、PLDなどによるハードウェアとして実装されてもよい。なお、FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。SoCは、System-on-a-chipの略称である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。PLDは、Programmable Logic Deviceの略称である。
【0054】
なお、配達人端末20や受取人端末30も、
図7に例示したハードウェア構成を有するコンピュータ90により実現されてもよい。但し、配達人端末20がコンピュータ90により実現される場合には、更に、現在位置を検出するセンサを含むGPS機器がプロセッサ901に接続されてもよい。GPSは、Global Positioing Systemの略称である。
【0055】
次に、配達管理装置10において実行される処理を中心に、配達管理システム1において実行される処理について説明する。
【0056】
図8は、配達管理装置10において実行される配達管理処理を例示するフローチャートである。この配達管理処理は、各配達人50に対して行われる処理である。この例では、配達人IDが「M1」の配達人50に対して行われたものであるとする。
【0057】
図8に例示した配達管理処理が開始すると、まず、ステップS1において、制御部101(配達計画情報生成部111)は、配達人50(配達人IDが「M1」の配達人50)が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及びその複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成する。この例では、
図6に例示した配達計画情報が生成されたとする。
【0058】
次に、ステップS2において、通信部102は、ステップS1で生成された配達計画情報が示す配達計画に従った配達を配達人50が開始する前に、配達される複数の配達物の各々の受取人70の受取人端末30へ、配達予定時間帯に関する情報を含む事前通知を送信する。これにより、例えば、配達物IDが「GDI」の配達物の受取人70の受取人端末30へは、配達予定時間帯が「9:00~9:30」であることに関する情報を含む事前通知が送信される。
【0059】
なお、本例では、事前通知の送信、直前通知の送信、及び候補情報の送信が、SMSにより行わるものとするが、電子メールにより行われてもよい。SMSは、Short Message Serviceの略称である。各受取人70の電話番号や電子メールアドレスは、例えば、配達物情報(
図3参照)や受取人情報(
図4参照)から取得される。
【0060】
そして、ステップS1で生成された配達計画情報が示す配達計画に従った配達を配達人50が開始した後、ステップS3において、制御部101は、直前通知の送信が必要であるか否かを判定する。この判定では、配達人50が配達中の配達物から数えて所定数番目(例えば3番目)に配達される配達物が対面配達対象の配達物である場合に、判定結果がYESとなり、そうでない場合に、判定結果がNOとなる。
【0061】
ステップS3の判定結果がNOの場合は、本判定を繰り返す。
【0062】
一方、ステップS3の判定結果がYESの場合は、ステップS4において、通信部102は、直前通知を送信する。より詳しくは、通信部102は、対面配達対象の配達物の受取人70の受取人端末30へ、配達予定時刻に関する情報と不在問い合わせとを含む直前通知を送信する。配達予定時刻は、例えば、ステップS3での配達中の配達物の配達結果に関する配達結果情報を配達人端末20から通信部102が受信した時点における時刻及び配達人50の位置に基づいて算出される。配達人50の位置は、例えば、配達人端末20から定期的(例えば1秒毎)に送信される配達人端末20の現在位置情報が示す位置を配達人50の位置として取得することで、取得される。配達予定時刻の算出は、例えば、制御部101により行われる。
【0063】
次に、ステップS5において、制御部101は、通信部102が不在問い合わせに対する応答として不在である旨の不在応答を受信したか否かを判定する。
【0064】
ステップS5の判定結果がNOの場合は、ステップS6において、制御部101は、対面配達対象の配達物の配達が行われて当該配達物の受取人70が不在であったか否かを判定する。この判定は、例えば、配達人端末20から送信される、対面配達対象の配達物の配達結果に関する配達結果情報に基づいて行われる。
【0065】
ステップS6の判定結果がNOの場合は、処理がステップS3に戻る。
【0066】
一方、ステップS5の判定結果がYESの場合(通信部102が不在問い合わせに対する応答として不在応答を受信した場合)、又は、ステップS6の判定結果がYESの場合(通信部102が不在問い合わせに対する応答として不在応答を受信しないまま対面配達対象の配達物の配達が行われて当該配達物の受取人70が不在であった場合)は、ステップS7において、制御部101(候補情報生成部112)は、その対面配達対象の配達物を再配達対象の配達物として、それ以降に配達される各配達物が配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、配達計画情報に基づいて、所定期間に含まれる時間帯であって再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成する。
【0067】
次に、ステップS8において、通信部102は、ステップS7で生成された候補情報を再配達対象の配達物の受取人70の受取人端末30へ送信する。
【0068】
次に、ステップS9において、通信部102は、受取人70が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を受取人端末30から受信する。
【0069】
次に、ステップS10において、通信部102は、ステップS9で受信した選択候補情報に基づく再配達指示情報を配達人50の配達人端末20へ送信する。
【0070】
ステップS10が終了すると、処理がステップS3へ戻る。
【0071】
なお、ステップS10で送信された再配達指示情報を受信した配達人端末20は、再配達指示情報が示す再配達指示を、例えば表示により、配達人50に通知する。再配達指示は、例えば、再配達対象の配達物を再配達する時刻(再配達予定時刻)や、再配達対象の配達物をいずれのタイミングに再配達するか(例えば、m番目に配達される配達物とm+1番目に配達される配達物との間に再配達)等を含む。そして、配達人50は、通知された再配達指示に従って再配達対象の配達物の再配達を行う。
【0072】
【0073】
図9に例示した直前通知301は、受取人端末30により受信され、表示された直前通知を示している。直前通知301には、配達予定時刻として「10:35」が示され、不在問い合わせとして「不在の場合は、こちら(http://www.a・・・)をPUSHして下さい。」が示されている。受取人70は、配達予定時刻である「10:35」に不在になることが想定される場合は、「こちら(http://www.a・・・)」をPUSH(押下、タッチ等)することで、不在問い合わせに対する応答として不在応答を行うことができる。この場合は、受取人端末30から配達管理装置10へ不在応答が送信される。
【0074】
不在応答が行われた場合(不在応答ありの場合)は、配達管理装置10から受取人端末30へ候補情報が送信される。
図9に例示した候補情報302は、受取人端末30により受信され、表示された候補情報を示している。なお、候補情報302は、再配達の案内通知でもある。候補情報302には、再配達可能な時間帯の候補として、本日の「13:15~13:45」と「15:45~16:15」が示されている。受取人70は、これらの時間帯の中から希望する時間帯のリンク先をPUSHすることで、本日において再配達を希望する時間帯を選択することができる。この場合は、受取人70が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報が受取人端末30から配達管理装置10へ送信される。
【0075】
また、候補情報302には、受取人70が本日以外(明日以降)の再配達を依頼できるように、再配達サイトへのリンク先も示されている。但し、受取人70が再配達サイトで再配達を依頼した場合には、再配達を依頼した配達物が、後に生成される配達計画情報が示す配達計画に従って配達される複数の配達物のうちの一つとして配達されることになる。
【0076】
なお、直前通知301に対して不在応答が行われない場合(不在応答なしの場合)は、そのまま配達が行われるが、そこで受取人70が不在であった場合には、不在応答が行われた場合と同様に、配達管理装置10から受取人端末30へ候補情報が送信される。
【0077】
図10及び
図11は、候補情報生成部112が行う候補情報の生成の具体例を示す図である。
【0078】
この具体例では、候補情報生成部112は、まず、
図10に示したように、以降に配達される配達物の各配達先間において、再配達対象の配達物(配達先Dの配達物であるとする)を割り込ませて配達すること(以下、「割込配達」という)により生じる遅延時間を算出する。但し、配達先間が、同一建物の階数違いの配達先間である場合は、配達効率が低下することから、再配達の対象外とされる。この具体例では、配達先Iと配達先Jとの間における遅延時間が「10分」となり、配達先Jと配達先Kとの間が対象外(「-」)となり、配達先Kと配達先Lとの間における遅延時間が「60分」となり、配達先Lと配達先Mとの間における遅延時間が「40分」となること等を示している。なお、配達先I~Mは、
図6に例示した配達計画情報における、配達順位が「9」~「13」の配達先を示している。また、配達先Dは、配達順位が「4」の配達先(
図6では不図示)を示している。
【0079】
次に、候補情報生成部112は、
図11に示したように、算出した各遅延時間を、配達計画情報と照らし合わせて、各配達先間で割込配達の可否を判定する。なお、
図11に示した配達計画情報は、
図6に例示した配達計画情報でもある。この具体例では、例えば、配達順位が「9」の配達先(配達先I)と配達順位が「10」の配達先(配達先J)との間で割込配達が行われる場合は、割込配達による遅延時間が「10分」になることから、配達順位が「10」の配達物の当初配達予定時刻である「13:30」が「13:40」へずれることになるものの、その「13:40」は、この配達物の配達予定時間帯である「13:30~14:00」(事前通知により受取人端末30へ送信済)に含まれていることから、割込配達可能(「〇」)と判定される。これにより、再配達可能な時間帯の候補の一つとして、「13:30」を中心値とする例えば30分の範囲の時間帯である「13:15~13:45」が決定される。一方、例えば、配達順位が「11」の配達先(配達先J)と配達順位が「12」の配達先(配達先K)との間で割込配達が行われる場合は、割込配達による遅延時間が「60分」になることから、配達順位が「12」の配達物の当初配達予定時刻である「14:30」が「15:30」へずれることになり、その「15:30」が、この配達物の配達予定時間帯である「14:30~15:00」(事前通知により受取人端末30へ送信済)に含まれなくなることから、割込配達不可(「×」)と判定される。なお、例えば、配達順位が「10」の配達先(配達先I)と配達順位が「11」の配達先(配達先J)は、同一建物の階数違いであることから、対象外(「-」)とされる。
【0080】
以上のように、実施の形態によれば、配達計画情報が示す配達計画に従って配達が行われているときに再配達対象の配達物が発生した場合は、その配達計画に従って以降に配達される各配達物を配達予定時間帯に配達可能であることを維持しつつ、再配達対象の配達物の再配達を、その配達計画に割り込ませて行うことができるので、再配達対象の配達物を、後に生成される配達計画情報が示す配達計画に従って配達される複数の配達物の一つとさせないようにすることができる。すなわち、再配達対象の配達物が、後に生成される配達計画情報が示す配達計画に持ち越されない(影響を与えない)ようにすることができる。従って、再配達により生じる配達全体のスケジュールの遅延を低減することができる。
【0081】
なお、実施の形態において、
図9に例示した直前通知301では、不在問い合わせに対する応答として、不在応答しかできなかったが、
図12に例示するように、在宅である旨の在宅応答もできるようにしてもよい。
図12は、直前通知と候補情報を例示する他の図である。
【0082】
図12に例示した直前通知303は、
図9に例示した直前通知301に対して、更に、不在問い合わせとして「在宅の場合は、こちら(http://www.e・・・)をPUSHして下さい。」も示されている。受取人70は、配達予定時刻である「10:35」に在宅であることが想定される場合は、「こちら(http://www.e・・・)」をPUSHすることで、不在問い合わせに対する応答として在宅応答を行うことができる。この場合は、受取人端末30から配達管理装置10へ在宅応答が送信される。
【0083】
在宅応答が行われた場合(在宅応答ありの場合)は、そのまま配達が行われるが、それでも受取人70が不在であった場合には、不在応答が行われた場合(不在応答ありの場合)と同様に、配達管理装置10から受取人端末30へ候補情報が送信される。なお、不在応答が行われた場合の流れは、
図9に例示した直前通知301で不在応答が行われた場合の流れと同様になる。
【0084】
なお、在宅応答も不在応答も行われなかった場合(応答なしの場合)は、受取人70に電話して不在又は在宅の確認をするよう配達人50に指示する通知が、配達管理装置10から配達人端末20へ送信される。この通知の送信は、例えば、その受取人70の配達物の1つ前に配達される配達物の配達結果を通信部102が受信したタイミングに行われる。
【0085】
また、実施の形態において、事前通知は複数回送信されてもよい。例えば、配達計画情報が示す配達計画に従って配達が行われる日の前日のタイミングと、その配達が行われる日であって、その配達がおこなわれる前のタイミングの2回、事前通知が送信されてもよい。
【0086】
なお、以上までに説明した実施の形態には、下記のプログラムや当該プログラムを記録した記録媒体の実施の形態も含まれている。
【0087】
配達人が所定期間に配達する複数の配達物の配達順序及び前記複数の配達物の各々の配達予定時間帯を示す配達計画に関する配達計画情報を生成し、
前記配達人が前記配達計画に従って配達を行っているときに再配達対象の配達物が発生した場合に、以降に配達される各配達物が前記配達予定時間帯に配達可能であることを前提に、前記配達計画情報に基づいて、前記所定期間に含まれる時間帯であって前記再配達対象の配達物の再配達可能な時間帯の候補に関する候補情報を生成し、
前記候補情報を前記再配達対象の配達物の受取人の受取人端末へ送信し、
前記受取人が選択した再配達可能な時間帯の候補に関する選択候補情報を前記受取人端末から受信し、
前記選択候補情報に基づく再配達指示情報を前記配達人の配達人端末へ送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0088】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
【符号の説明】
【0089】
1 配達管理システム
10 配達管理装置
20 配達人端末
30 受取人端末
40 通信ネットワーク
50 配達人
60 車両
70 受取人
80 受取人宅
101 制御部
102 通信部
103 記憶部
111 配達計画情報生成部
112 候補情報生成部