(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176936
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 23/65 20230101AFI20241212BHJP
H04N 23/63 20230101ALI20241212BHJP
G01S 5/12 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
H04N23/65 100
H04N23/63
G01S5/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023095831
(22)【出願日】2023-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】堤 陸朗
【テーマコード(参考)】
5C122
5J062
【Fターム(参考)】
5C122EA52
5C122FJ01
5C122HA13
5C122HA35
5C122HA75
5C122HB01
5J062CC14
(57)【要約】
【課題】無線接続する電子機器の位置検出における消費電力を抑える。
【解決手段】電子機器と無線接続する撮像装置は、第1の無線通信により電子機器とデータ通信を行う第1の無線通信手段と、第2の無線通信により電子機器の位置検出を行う第2の無線通信手段とを有し、電子機器の情報更新時に、第2の無線通信手段による電子機器の位置検出を実施して電子機器の位置情報を取得する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器と無線接続する撮像装置であって、
第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行う第1の無線通信手段と、
第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行う第2の無線通信手段とを有し、
前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記電子機器は収音手段を有するワイヤレスマイクであり、
前記第1の無線通信手段は、前記収音手段により取得された音声データの通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第2の無線通信手段は、前記撮像装置で前記電子機器に関する設定操作が行われる場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第2の無線通信手段は、前記撮像装置で前記電子機器の設定画面の表示操作が行われた場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記電子機器は収音手段を有するワイヤレスマイクであり、
前記第2の無線通信手段は、前記電子機器から取得した音声データの音声レベルが所定値以上である場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第1の無線通信手段は、前記電子機器が有する加速度検出手段で検出された加速度出力を受信し、
前記第2の無線通信手段は、受信した前記加速度出力に基づいて取得した前記電子機器の加速度が所定値以上である場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第2の無線通信手段は、前記第1の無線通信手段による前記電子機器との無線接続が切断されていた期間における前記電子機器の移動量が所定値以上である場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第2の無線通信手段は、
位置検出に係る信号を前記電子機器と送受信する無線制御手段と、
前記無線制御手段により送受信された前記位置検出に係る信号に基づいて、前記電子機器の前記撮像装置に対する相対位置を検出する位置検出手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
表示手段を有し、
撮像された画像とともに前記電子機器の位置情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
電子機器と無線接続する撮像装置の制御方法であって、
第1の無線通信手段を用いた第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行う工程と、
第2の無線通信手段を用いた第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行う工程とを有し、
前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項11】
電子機器と無線接続する撮像装置のコンピュータに、
第1の無線通信手段を用いた第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行うステップと、
第2の無線通信手段を用いた第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行うステップとを実行させ、
前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得する処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ等の撮像装置に接続された複数のワイヤレスマイクに関する設定を行う際、それぞれのワイヤレスマイクの位置情報を撮像画像へ反映させて個体判別をわかりやすくする工夫がなされている。特許文献1では、撮像装置が有する顔認証システムによって特定した人物とその推定位置と、無線通信によるワイヤレスマイクの推定位置とを関連付けることで、ワイヤレスマイクの個体判別を容易にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術では、撮像画像に含まれる人物とワイヤレスマイクとの関連付けに顔認証システムが必要であり、常時位置検出して追尾するために消費電力が増大してしまう。そこで、本発明は、無線接続する電子機器の位置検出における消費電力を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る撮像装置は、電子機器と無線接続する撮像装置であって、第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行う第1の無線通信手段と、第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行う第2の無線通信手段とを有し、前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、無線接続する電子機器の位置検出における消費電力を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】電子機器及び撮像装置の構成例を示す図である。
【
図2】電子機器の動作を説明するフローチャートである。
【
図3】撮像装置の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における電子機器100及び撮像装置150の構成例を示すブロック図である。撮像装置150はデジタルカメラ等の撮像装置である。電子機器100は、撮像装置150に無線で接続が可能なアクセサリ機器等の電子機器である。以下では、電子機器100が撮像装置150に無線接続可能なワイヤレスマイクである場合を例に説明する。
【0009】
電子機器100について説明する。電子機器100は、音声を取得する(収音する)ためのマイク(マイクロフォン)101、音声処理部102、第1の無線通信部103、第2の無線通信部104及び加速度検出部105を有する。
【0010】
音声処理部102は、マイク101により取得された(収音された)音声信号の音声レベル調整等の各種音声処理や、アナログ信号で受信した音声信号のデジタルデータ(音声データ)への変換を行う。音声処理部102は、処理して得られた音声データを第1の無線通信部103へ出力する。
【0011】
第1の無線通信部103は、無線接続される撮像装置150と第1の無線通信によりデータ通信を行う機能を有し、例えば音声処理部102から出力された音声データや加速度検出部105から出力された加速度出力等のデータを送受信する。第1の無線通信部103は、MPU部106、第1の無線制御部107及びエンコード部108を有する。
【0012】
MPU(Micro Processing Unit)部106は、電子機器100の動作を制御するためのプログラムやデータを保持するための、不図示の、ROM、RAM、EEPROMが内蔵されている。ROM(Read Only Memory)は、例えばプログラムが格納され、RAM(Random Access Memory)は、例えば変数を記憶する。EEPROM(Electrically Erasable Programmabe ROM)は、電気的消去、書き込み可能メモリであり、例えば各種パラメータを記憶する。MPU部106がROMに格納されたプログラムを実行することによって、電子機器100は動作し、例えば音声処理部102、第2の無線通信部104、加速度検出部105が制御される。例えば、MPU部106とこれらの機能部は、SPI(Serial Peripheral Interface)通信やI2C(Inter-Integrated Circuit)通信等の通信方式で制御に関する通信を行う。なお、制御に関する通信の通信方式は、前述した通信方式に限定されるものではなく、他の通信方式を適用してもよい。
【0013】
第1の無線制御部107は、音声処理部102を介して入力された、マイク101で取得された音の音声データを撮像装置150の第1の無線通信部151に対して送信する。また、第1の無線制御部107は、撮像装置150の第1の無線通信部151からの通知を受信することや、加速度検出部105から入力された加速度出力を撮像装置150の第1の無線通信部151に送信することも可能である。第1の無線制御部107と撮像装置150の第1の無線通信部151とは、例えばBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)等の無線通信方式で通信を行う。なお、これらの通信方式に限定されず、第1の無線制御部107と撮像装置150の第1の無線通信部151とが他の無線通信方式で通信してもよい。
【0014】
エンコード部108は、音声データを圧縮する機能を有する。エンコード部108は、例えば、音声処理部102から出力された音声データを第1の無線通信部103及び撮像装置150の第1の無線通信部151が対応可能なフォーマットに圧縮する。
【0015】
第2の無線通信部104は、第2の無線通信による位置検出処理を行う機能を有する。本実施形態では、第2の無線通信部104は、例えば、電子機器100の情報更新時に第2の無線通信による位置検出処理を実施する。第2の無線通信部104は、第2の無線制御部109及び位置検出部110を有する。
【0016】
第2の無線制御部109は、電子機器100と撮像装置150との相対位置が検出可能な信号を撮像装置150の第2の無線通信部152に対して送受信することができる。また、第2の無線制御部109は、撮像装置150の第2の無線通信部152から受信した信号を位置検出部110へ出力することも可能である。第2の無線制御部109と撮像装置150の第2の無線通信部152とは、例えばUWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線)等の無線通信方式で通信を行う。なお、これらの通信方式に限定されず、第2の無線制御部109と撮像装置150の第2の無線通信部152とが他の無線通信方式で通信してもよい。
【0017】
位置検出部110は、接続機器同士の相対位置を検出する機能を有する。位置検出部110は、第2の無線制御部109から入力された信号に基づいて、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置を検出する。例えば、第2の無線制御部109がアレイアンテナを有し、アレイアンテナで受信された複数の電波の位相差を利用したAoA(Angle of Arrival)等で相対角度を検出することが可能である。また、例えば、電波の送信機から受信機に届く時間から距離を算出するToF(Time of Flight)等で相対距離を検出することが可能である。
【0018】
加速度検出部105は、電子機器100の加速度を検出する機能を有し、電子機器100の速度及び変位の少なくとも1つが変化したことを検出することができる。加速度検出部105は、電子機器100の3軸の加速度を検出可能なセンサを有しており、センサによって取得した加速度を第1の無線通信部103のMPU部106へ出力することができる。
【0019】
次に、撮像装置150について説明する。撮像装置150は、第1の無線通信部151、第2の無線通信部152、CPU153、MPU154、操作部155、撮像部156及び表示部157を有する。
【0020】
第1の無線通信部151は、無線接続される電子機器100と第1の無線通信によりデータ通信を行う機能を有し、音声データや加速度出力等のデータ及び各種の通知などを電子機器100と送受信する。第1の無線通信部151は、第1の無線制御部158及びデコード部159を有する。
【0021】
第1の無線制御部158は、電子機器100の第1の無線通信部103から送信された音声データ及び加速度出力を受信する。また、第1の無線制御部158は、電子機器100の第1の無線通信部103へ通知を送信する。第1の無線制御部158と電子機器100の第1の無線通信部103とは、前述したように、例えばBluetoothやZigBee等の無線通信方式で通信を行う。なお、これらの通信方式に限定されず、他の通信方式で通信してもよい。
【0022】
デコード部159は、圧縮された音声データを解凍する(伸張する)機能を有する。デコード部159は、例えば、電子機器100の第1の無線通信部103から送信された圧縮された音声データを音声処理部164が対応可能なフォーマットへ解凍する。
【0023】
第2の無線通信部152は、第2の無線通信による位置検出処理を行う機能を有する。本実施形態では、第2の無線通信部152は、例えば、電子機器100の情報更新時に第2の無線通信による位置検出処理を実施して電子機器100の位置情報を取得する。例えば、撮像装置150で電子機器100に関する設定操作が行われる(設定画面の表示操作が行われた)場合や、電子機器100から取得した音声データの音声レベルが所定値以上である場合に、電子機器100の位置検出が行われる。また、例えば、電子機器100の加速度が所定値以上である場合や、第1の無線通信部151による電子機器100との無線接続が切断されていた期間における電子機器100の移動量が所定値以上である場合に、電子機器100の位置検出が行われる。第2の無線通信部152は、第2の無線制御部160及び位置検出部161を有する。
【0024】
第2の無線制御部160は、電子機器100と撮像装置150との相対位置が検出可能な信号を電子機器100の第2の無線通信部104に対して送受信することができる。また、第2の無線制御部160は、電子機器100の第2の無線通信部104から受信した信号を位置検出部161へ出力することも可能である。第2の無線制御部160と電子機器100の第2の無線通信部104とは、前述したように、例えばUWB等の無線通信方式で通信を行う。なお、これらの通信方式に限定されず、他の無線通信方式で通信してもよい。
【0025】
位置検出部161は、接続機器同士の相対位置を検出する機能を有する。位置検出部161は、第2の無線制御部160から入力された信号に基づいて、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置を検出する。位置検出部161は、電子機器100の位置検出部110と同様の手法で相対位置を検出することが可能である。例えば、第2の無線制御部160がアレイアンテナを有しアレイアンテナで受信された複数の電波の位相差を利用したAoA等で相対角度を、電波の送信機から受信機に届く時間から距離を算出するToF等で相対距離を、それぞれ検出することが可能である。また、位置検出部161は、相対位置の検出処理によって得られた電子機器100の位置情報をMPU154へ出力することができる。
【0026】
CPU(Central Processing Unit)153は、画像処理や音声処理等の各種データ処理や表示制御等を行う。CPU153は、撮像処理部162、表示制御部163及び音声処理部164を有する。撮像処理部162は、撮像部156から取得した撮像信号(撮像データ)に対して画像処理を行い、画像データ(静止画データや動画データ)を生成する処理を行う。表示制御部163は、表示部157に対して表示するデータの出力を行う。表示するデータは、撮像処理部162で生成した画像データやメニュー表示、MPU154で演算した電子機器100の位置情報等の情報が挙げられる。音声処理部164は、不図示のマイクや第1の無線通信部151で取得された音声信号の音声レベル調整等を行うことができる。
【0027】
MPU(Micro Processing Unit)154は、撮像装置150の動作を制御するためのプログラムやデータを保持するための、不図示の、ROM、RAM、EEPROMが内蔵されている。例えば、ROMはプログラムが格納され、RAMは変数を記憶し、EEPROMは各種パラメータを記憶する。MPU154がROMに格納されたプログラムを実行することによって、撮像装置150は動作し、例えば第1の無線通信部151、第2の無線通信部152、CPU153に対して、SPI通信やI2C通信等の通信方式で通信を行い制御している。また、MPU154は、第1の無線通信部151を介して入力される電子機器100の加速度出力に基づいて、電子機器100の移動量を演算することができる。また、MPU154は、第2の無線通信部152から電子機器100の位置情報を取得することが可能であり、取得した電子機器100の位置情報を表示制御部163へ出力することができる。
【0028】
操作部155は、スイッチやボタン等の操作部材を有し、ユーザーによる操作入力を受け付けて、それに応じた信号等をMPU154に出力する。操作部155が受け付ける操作には、例えば、撮像装置150の電源に関する操作や、電子機器100との接続に関する操作や、電子機器100の設定画面の表示操作等がある。操作部155は、タッチパネル機能を有する表示部材等により表示部157と一体で構成されていてもよい。
【0029】
撮像部156は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサ等により構成される撮像素子を有する。撮像部156は、光学系を通して受光した信号を光電変換し、電気信号(撮像信号、撮像データ)として撮像処理部162に出力する。
【0030】
表示部157は、LCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic Light Emitting Diode)によって構成される。表示部157は、表示制御部163によって制御され、入力された表示データをユーザーに対して表示することができる。
【0031】
次に、
図2及び
図3を参照して、本実施形態における電子機器100及び撮像装置150の動作について説明する。
図2は、電子機器100の動作を説明するフローチャートである。
【0032】
ステップS201では、電子機器100のMPU部106は、不図示の電子機器100の電源スイッチがオンされると、電力の供給を受けて電子機器100における初期設定を行う。この初期設定では、MPU部106は、メモリ内容や実行プログラムを初期化状態に設定し、第1の無線通信部103、第2の無線通信部104及び加速度検出部105への電源投入等の準備動作を実行する。
【0033】
また、MPU部106は、第1の無線制御部107の無線設定を行い、無線接続を行うための各種情報の設定を行う。第1の無線制御部107の無線設定は、例えば、MAC(Media Access Control)アドレス、SSID(Service Set Identifier)、データチャンネル、伝送レート等を含む。これらの設定によって電子機器100は無線接続可能な撮像装置150を検出し、無線接続動作を行う。
【0034】
MPU部106は、無線接続時に撮像装置150の第2の無線制御部160から送信される初期位置要求に基づいて、第2の無線制御部109に対して電子機器100の撮像装置150に対する相対位置の検出処理の実行を指示する。この相対位置の検出処理の実行指示を受けた第2の無線制御部109は、初期位置としての相対位置を検出するための相対位置の検出処理を無線接続している撮像装置150に対して行う。
【0035】
初期位置要求に応じて実行する相対位置の検出処理では、第2の無線制御部109から撮像装置150の第2の無線制御部160に対して信号が送信される。第2の無線制御部109からの信号を受信した撮像装置150では、受信した信号に基づいて位置検出部161が電子機器100の相対位置を検出する。例えば、位置検出部161は、第2の無線制御部160が信号を受信するまでの時間と送信された信号(電波)の伝搬速度とに基づいて、電子機器100と撮像装置150との相対距離を取得する。また、例えば、位置検出部161は、第2の無線制御部160が有するアレイアンテナが受信した信号(電波)の位相差に基づいて、電子機器100と撮像装置150との相対角度を取得する。このようにして相対位置の検出処理が実施され、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置を示す電子機器100の位置情報が撮像装置150で得られる。なお、撮像装置150の第2の無線制御部160から電子機器100の第2の無線制御部109に対して同様の処理を行うことも可能である。
【0036】
ステップS202では、MPU部106は、加速度検出部105により検出される電子機器100の加速度の取得及び送信を行う加速度送信処理の開始を第1の無線制御部107に対して指示する。加速度送信処理の開始指示を受けた第1の無線制御部107は、加速度検出部105から取得した電子機器100の加速度出力を無線接続している撮像装置150に対して送信する。第1の無線制御部107による電子機器100の加速度の取得及び撮像装置150への送信は、撮像装置150との無線接続が終了されるまで継続的に実行される。また、MPU部106は、第1の無線制御部107が取得した加速度出力に基づいて電子機器100の移動量を推定する。電子機器100の移動量は、例えば加速度検出部105からの加速度出力を時間積分することで速度と変位を求めて推定することができる。MPU部106は、第1の無線通信による無線接続が切断され、再度接続するまでの期間における電子機器100の移動量が所定値以上である場合には、第1の無線制御部107を介して撮像装置150の第1の無線制御部158へ電子機器移動通知を送信する。
【0037】
ステップS203では、MPU部106は、音声チャンネル設定を行う。音声チャンネルの割り当ては、例えば、電子機器100固有の音声チャンネル番号もしくは無線接続によって音声チャンネル番号を割り当てる。無線接続による音声チャンネルの割り当て方法としては、第1の無線制御部107が無線接続した順に設定する方法がある。この例では、撮像装置150に対して1つの電子機器100を接続する場合を示しているが、撮像装置150に対して複数の電子機器を接続することも可能である。複数の電子機器を接続する場合には、複数の電子機器を識別するためにそれぞれの電子機器に互いに異なる音声チャンネルを割り当てればよい。複数の電子機器と接続した際の音声チャンネルの割り当て例としては、1番目に無線接続した電子機器にはCH1を割り当て、2番目に無線接続した電子機器にはCH2を割り当てればよい。
【0038】
ステップS204では、MPU部106は、音声処理部102に関する音声処理設定を行う。音声処理部102に関する音声処理設定は、音声レベルの調整、イコライザの周波数特性、風切り音対策のためのフィルタ設定等が含まれる。MPU部106が音声処理部102のレジスタ設定を変更することで、音声処理設定を行うことが可能である。
【0039】
ステップS205では、MPU部106は、音声処理部102から出力される音声データの送信を行う音声送信処理の開始を第1の無線制御部107に対して指示する。音声送信処理の開始指示を受けた第1の無線制御部107は、音声処理部102から出力された音声データをエンコード部108による圧縮を介して、無線接続している撮像装置150に対して送信する。音声処理部102から出力される音声データの第1の無線制御部107による撮像装置150への送信は、撮像装置150との無線接続が終了されるまで継続的に実行される。
【0040】
ステップS206では、MPU部106は、無線接続している撮像装置150からの電子機器100の位置情報更新要求を受信したか否かを判定する。MPU部106が電子機器100の位置情報更新要求を受信したと判定した場合(YES)、ステップS207の処理が実行される。一方、MPU部106が電子機器100の位置情報更新要求を受信していないと判定した場合(NO)、処理はステップS208に進む。ここで、電子機器100の位置情報更新要求は、後述するように所定の条件が満たされた場合に撮像装置150の第2の無線制御部160から電子機器100に対して送信される。MPU部106は、撮像装置150の第2の無線制御部160から送信された電子機器100の位置情報更新要求を第2の無線制御部109を介して受信する。
【0041】
ステップS207では、MPU部106は、電子機器100の位置情報を更新させるための制御を行う。具体的には、MPU部106は、第2の無線制御部109に対し電子機器100の撮像装置150に対する相対位置の検出処理の実行を指示する。相対位置の検出処理の実行指示を受けた第2の無線制御部109は、前述した初期位置要求に応じた相対位置の検出処理と同様にして、相対位置の検出処理を無線接続している撮像装置150に対して行う。
【0042】
位置情報更新要求に応じて実行する相対位置の検出処理では、第2の無線制御部109から撮像装置150の第2の無線制御部160に対して信号が送信される。第2の無線制御部109からの信号を受信した撮像装置150では、前述した初期位置要求に応じた相対位置の検出処理と同様にして、受信した信号に基づいて位置検出部161が電子機器100の相対位置を検出する。これにより、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置を示す電子機器100の位置情報が撮像装置150で得られて、更新される。
【0043】
ステップS208では、MPU部106は、電子機器100と撮像装置150との無線接続が終了されているか否かを判定する。撮像装置150の操作部155に対する操作により無線接続している電子機器100との接続終了操作が行われると、撮像装置150の第1の無線制御部158からの接続終了情報が第1の無線制御部107を介して受信される。MPU部106は、第1の無線制御部107に対して、撮像装置150との無線接続状態の確認を行い、無線接続が終了されているか否かを判定する。撮像装置150との無線接続が終了されていない、すなわち無線接続状態になっているとMPU部106が判定した場合(NO)、処理はステップS206へ戻り、ステップS206の処理が実行される。一方、撮像装置150との無線接続が終了されているとMPU部106が判定した場合(YES)、MPU部106は、各部に対して終了処理を指示し、それぞれへの電力供給を停止して動作を終了する。
【0044】
図3は、撮像装置150の動作を説明するフローチャートである。
ステップS301では、撮像装置150のMPU154は、不図示の撮像装置150の電源スイッチがオンされると、電力の供給を受けて撮像装置150における初期設定を行う。この初期設定では、MPU154は、メモリ内容や実行プログラムを初期化状態に設定し、第1の無線通信部151、第2の無線通信部152、CPU153、撮像部156及び表示部157への電源投入等の準備動作を実行する。
【0045】
また、MPU154は、第1の無線制御部158に無線設定指示を行う。無線設定指示を受けた第1の無線制御部158は、無線接続を行うための各種情報の設定を行う。第1の無線制御部158の無線設定は、電子機器100の第1の無線制御部107と同様に、MACアドレス、SSID、データチャンネル、伝送レート等を含む。これらの設定によって撮像装置150は無線接続可能な電子機器100を検出し、無線接続動作を行う。
【0046】
ステップS302では、MPU154は、音声処理部164に音声処理指示を行う。音声処理部164は、MPU154からの音声処理指示に基づいて音声処理動作を開始し、電子機器100から受信した音声データを、デコード部159を介して第1の無線通信部151から取得し音声処理を行う。音声処理部164による電子機器100から受信した音声データに対する音声処理は、電子機器100との無線接続が終了されるまで継続的に実行される。
【0047】
ステップS303では、MPU154は、撮像処理部162に撮像処理指示を行う。撮像処理部162は、MPU154からの撮像処理指示に基づいて撮像処理動作を開始し、撮像部156から取得した撮像信号(撮像データ)に対して撮像処理を行う。撮像処理を施された撮像データは既知のデータフォーマットに基づいて録画ファイルとして生成される。撮像処理部162による撮像データに対する撮像処理は、電子機器100との無線接続が終了されるまで継続的に実行される。
【0048】
ステップS304では、MPU154は、第2の無線制御部160に電子機器100の初期位置要求指示を行う。初期位置要求指示を受けた第2の無線制御部160は、電子機器100の第2の無線制御部109に対して初期位置要求を送信し、初期位置としての電子機器100の撮像装置150に対する相対位置を検出するための相対位置の検出処理を行う。
【0049】
この相対位置の検出処理では、電子機器100の第2の無線制御部109から第2の無線制御部160に対して信号が送信される。位置検出部161は、第2の無線制御部160で受信された第2の無線制御部109からの信号に基づいて電子機器100の相対位置を検出する。例えば、位置検出部161は、第2の無線制御部160が信号を受信するまでの時間と送信された信号(電波)の伝搬速度とに基づいて、電子機器100と撮像装置150との相対距離を取得する。また、例えば、位置検出部161は、第2の無線制御部160が有するアレイアンテナが受信した信号(電波)の位相差に基づいて、電子機器100と撮像装置150との相対角度を取得する。このようにして相対位置の検出処理が実施され、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置を示す電子機器100の位置情報が得られる。なお、撮像装置150の第2の無線制御部160から電子機器100の第2の無線制御部109に対して同様の処理を行うことも可能である。
【0050】
この初期位置要求による相対位置の検出処理で得られた電子機器100の位置情報(初期位置情報)は、MPU154に出力される。MPU154は、取得した電子機器100の初期位置情報に基づいて、撮像処理部162で得られた撮像データの画角と位置情報とを同期させる演算処理を行う。MPU154は、演算処理して得られた同期処理した電子機器100の位置情報を表示制御部163に出力する。表示制御部163は、入力された電子機器100の位置情報と撮像処理部162から取得した撮像データとを表示部157に対して出力し表示させる。これにより、電子機器100の位置情報と撮像画像とを関連付けて撮像画像に反映させて表示することができる。
【0051】
ステップS305では、MPU154は、ユーザーによって電子機器100の設定画面の表示操作が行われたか否かを判定する。ユーザーによる設定画面の表示操作は、例えば操作部155を介して入力される。電子機器100の設定画面の表示操作が行われたとMPU154が判定した場合(YES)、ステップS309の処理が実行される。一方、電子機器100の設定画面の表示操作が行われていないとMPU154が判定した場合(NO)、ステップS306の処理が実行される。
【0052】
ステップS306では、MPU154は、第1の無線制御部158で受信された電子機器100からの音声データの音声レベルが所定値以上であるか否かを判定する。受信された電子機器100からの音声データの音声レベルが所定値以上であるとMPU154が判定した場合(YES)、ステップS309の処理が実行される。一方、受信された電子機器100からの音声データの音声レベルが所定値以上ではない(所定値未満である)とMPU154が判定した場合(NO)、ステップS307の処理が実行される。
【0053】
ステップS307では、MPU154は、第1の無線制御部158で受信された電子機器100からの加速度出力に基づいて、電子機器100の加速度が所定値以上であるか否かを判定する。これによりMPU154は、前回更新時の位置から電子機器100の位置が変動したことを検知する。電子機器100の加速度が所定値以上であるとMPU154が判定した場合(YES)、ステップS309の処理が実行される。一方、電子機器100の加速度が所定値以上ではない(所定値未満である)とMPU154が判定した場合(NO)、ステップS308の処理が実行される。
【0054】
ステップS308では、MPU154は、第1の無線通信部151による電子機器100との無線接続が切断されていた期間における電子機器100の移動量が所定値以上であるか否かを判定する。電子機器100のMPU部106は、加速度出力に基づいて電子機器100の移動量の推定を行っている。そして、MPU部106は、第1の無線通信による無線接続が切断され、再度接続するまでの期間における移動量が所定値以上である場合に第1の無線制御部107を介して撮像装置150の第1の無線制御部158に対して電子機器移動通知を送信する。MPU154は、電子機器100からの電子機器移動通知があったか否かに基づいて、第1の無線通信部151による電子機器100との無線接続が切断されていた期間における電子機器100の移動量が所定値以上であるか否かを判定する。電子機器100の移動量が所定値以上である、すなわち電子機器100からの電子機器移動通知があったとMPU154が判定した場合(YES)、ステップS309の処理が実行される。一方、電子機器100の移動量が所定値以上ではない(所定値未満である)、すなわち電子機器100からの電子機器移動通知がなかったとMPU154が判定した場合(NO)、ステップS310の処理が実行される。
【0055】
ステップS309では、MPU154は、第2の無線制御部160に電子機器100の位置情報更新要求指示を行う。位置情報更新要求指示を受けた第2の無線制御部160は、電子機器100の第2の無線制御部109に対して位置情報更新要求を送信し、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置の検出処理を行う。位置情報更新要求による相対位置の検出処理では、初期位置要求による相対位置の検出処理と同様にして相対位置の検出処理が行われ、電子機器100の位置情報が得られて、更新される。
【0056】
位置情報更新要求による相対位置の検出処理で更新された電子機器100の位置情報も、MPU154に出力される。MPU154は、更新された電子機器100の位置情報に基づいて、撮像処理部162で得られた撮像データの画角と位置情報とを同期させる演算処理を行う。MPU154は、演算処理して得られた同期処理した電子機器100の位置情報を表示制御部163に出力する。表示制御部163は、入力された電子機器100の位置情報と撮像処理部162から取得した撮像データとを表示部157に対して出力し表示させる。これにより、更新された電子機器100の位置情報と撮像画像とを関連付けて撮像画像に反映させて適切に表示することが可能となる。
【0057】
ステップS310では、MPU154は、電子機器100と撮像装置150との無線接続を終了するか否かを判定する。MPU154は、撮像装置150の操作部155に対する操作により無線接続している電子機器100との接続終了操作が行われた場合に電子機器100との無線接続を終了すると判定する。電子機器100との無線接続を終了する、すなわちユーザーによる接続終了操作が行われたとMPU154が判定した場合(YES)、MPU154は、第1の無線制御部158を介して電子機器100の第1の無線制御部107に対して接続終了情報を送信する。また、MPU154は、第1の無線制御部158に電子機器100との無線接続の終了処理を指示する。一方、電子機器100との無線接続を終了しない、すなわちユーザーによる接続終了操作が行われていないとMPU154が判定した場合(NO)、処理はステップS305に戻り、ステップS305の処理が実行される。
【0058】
本実施形態によれば、位置情報の更新が要求される場合に、電子機器100の第2の無線通信部104及び撮像装置150の第2の無線通信部152により、電子機器100の撮像装置150に対する相対位置の検出処理が行われる。このように、無線接続する電子機器100の情報更新時に、第2の無線通信による位置検出を実施して電子機器100の位置情報を取得することで、無線接続する電子機器の位置検出における消費電力を抑えることが可能となる。
【0059】
前述した実施形態では、撮像装置150の第2の無線通信部152が、電子機器100の位置を検出して電子機器100の位置情報を取得するようにしているが、電子機器100で位置検出して位置情報を取得するようにしてもよい。この場合には、例えば、電子機器100の第2の無線通信部104が電子機器100の位置検出を実施して電子機器100の位置情報を取得し、取得した電子機器100の位置情報を第1の無線通信部103を介して撮像装置150に対して送信する。そして、撮像装置150の第1の無線通信部151が、電子機器100の位置情報を受信し、受信した電子機器100の位置情報をMPU154に出力するようにすればよい。
【0060】
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【0061】
なお、前述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0062】
本実施形態の開示は、以下の構成及び方法等を含む。
(構成1)
電子機器と無線接続する撮像装置であって、
第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行う第1の無線通信手段と、
第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行う第2の無線通信手段とを有し、
前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする撮像装置。
(構成2)
前記電子機器は収音手段を有するワイヤレスマイクであり、
前記第1の無線通信手段は、前記収音手段により取得された音声データの通信を行うことを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成3)
前記第2の無線通信手段は、前記撮像装置で前記電子機器に関する設定操作が行われる場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする構成1又は2に記載の撮像装置。
(構成4)
前記第2の無線通信手段は、前記撮像装置で前記電子機器の設定画面の表示操作が行われた場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする構成3に記載の撮像装置。
(構成5)
前記電子機器は収音手段を有するワイヤレスマイクであり、
前記第2の無線通信手段は、前記電子機器から取得した音声データの音声レベルが所定値以上である場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする構成1~4の何れか1項に記載の撮像装置。
(構成6)
前記第1の無線通信手段は、前記電子機器が有する加速度検出手段で検出された加速度出力を受信し、
前記第2の無線通信手段は、受信した前記加速度出力に基づいて取得した前記電子機器の加速度が所定値以上である場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする構成1~5の何れか1項に記載の撮像装置。
(構成7)
前記第2の無線通信手段は、前記第1の無線通信手段による前記電子機器との無線接続が切断されていた期間における前記電子機器の移動量が所定値以上である場合に、前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする構成1~6の何れか1項に記載の撮像装置。
(構成8)
前記第2の無線通信手段は、
位置検出に係る信号を前記電子機器と送受信する無線制御手段と、
前記無線制御手段により送受信された前記位置検出に係る信号に基づいて、前記電子機器の前記撮像装置に対する相対位置を検出する位置検出手段とを有することを特徴とする構成1~7の何れか1項に記載の撮像装置。
(構成9)
表示手段を有し、
撮像された画像とともに前記電子機器の位置情報を前記表示手段に表示することを特徴とする構成1~8の何れか1項に記載の撮像装置。
(方法1)
電子機器と無線接続する撮像装置の制御方法であって、
第1の無線通信手段を用いた第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行う工程と、
第2の無線通信手段を用いた第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行う工程とを有し、
前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得することを特徴とする撮像装置の制御方法。
(プログラム1)
電子機器と無線接続する撮像装置のコンピュータに、
第1の無線通信手段を用いた第1の無線通信により前記電子機器とデータ通信を行うステップと、
第2の無線通信手段を用いた第2の無線通信により前記電子機器の位置検出を行うステップとを実行させ、
前記電子機器の情報更新時に、前記第2の無線通信手段による前記電子機器の位置検出を実施して前記電子機器の位置情報を取得する処理を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0063】
100:電子機器 103:第1の無線通信部 104:第2の無線通信部 105:加速度検出部 106:MPU部 107:第1の無線制御部 109:第2の無線制御部 110:位置検出部 150:撮像装置 151:第1の無線通信部 152:第2の無線通信部 154:MPU 155:操作部 156:撮像部 157:表示部 158:第1の無線制御部 160:第2の無線制御部 161:位置検出部