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特開2024-176980情報処理方法、情報処理システム、及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024176980
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理システム、及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/62 20130101AFI20241212BHJP
【FI】
G06F21/62 336
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023095904
(22)【出願日】2023-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(72)【発明者】
【氏名】隈元 彰平
(57)【要約】
【課題】
異なる地域のサーバ間でユーザ情報の共有が可能な情報処理方法を提供する。
【解決手段】
情報処理方法であって、第1のクライアント装置を用いてクラウドサービスにサービス登録しようとする場合に、第1のクライアント装置は、第2のクライアント装置に対して登録要求をし、第2のクライアント装置は、第1のクラウド管理サーバに対して登録要求をし、第1のクラウド管理サーバは、第2のクライアント装置からの登録要求に応じて第2のクライアント装置の登録情報の登録処理を行い、第1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を第2のクライアント装置に返却し、第2のクライアント装置は、第1のクライアント装置に前記仕向け国情報を返却し、第1のクライアント装置は、仕向け国情報をパラメータに付与した状態で第2のクラウド管理サーバに登録IDの発行要求をすることを特徴とする。
【選択図】 図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのクラウドサービスと、
第1のクライアント装置と、
少なくとも1つの前記クラウドサービスの提供サービスの対象となる第2のクライアント装置と、
第1のクラウド管理サーバと、
第2のクラウド管理サーバと、を有する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記第1のクライアント装置を用いて前記クラウドサービスにサービス登録しようとする場合に、
前記第1のクライアント装置は、前記第2のクライアント装置に対して登録要求をし、
前記第2のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバに対して登録要求をし、
前記第1のクラウド管理サーバは、前記第2のクライアント装置からの登録要求に応じて前記第2のクライアント装置の登録情報の登録処理を行い、前記第1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を前記第2のクライアント装置に返却し、
前記第2のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置に前記仕向け国情報を返却し、
前記第1のクライアント装置は、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記第2のクラウド管理サーバに登録IDの発行要求をすることを特徴とする情報処理方法。
【請求項2】
前記第1のクライアント装置は、GPS情報に基づき特定した設置国にある前記第2のクラウド管理サーバに対して、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記発行要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記第1のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置のもつアプリケーションの国情報に基づき特定した設置国にある前記第2のクラウド管理サーバに対して、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記発行要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記第1のクラウド管理サーバは、前記第1のクライアント装置のIPアドレスに基づき設置国を特定し、
前記第1のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバにより特定された当該設置国にある前記第2のクラウド管理サーバに対して、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記発行要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記第2のクラウド管理サーバは、前記発行要求を受けた場合に、前記仕向け国情報に基づき前記第1のクラウド管理サーバに対して前記登録処理で登録された前記登録情報の要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記第2のクラウド管理サーバは、前記第1のクラウド管理サーバから取得した前記登録情報をデータベースに格納し、前記登録IDを前記第1のクライアント装置に返却することを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記第1のクライアント装置は、前記発行要求に応じて前記第2のクラウド管理サーバから返却された前記登録IDをパラメータに付与した状態で、前記クラウドサービスに対して前記サービス登録の要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記クラウドサービスは、前記サービス登録の要求を受けた場合に、前記第2のクラウド管理サーバに対して前記登録IDの照会を行い、
前記第2のクラウド管理サーバにおいて前記登録IDの照合ができた場合に、前記サービス登録の成功終了を前記第1のクライアント装置に応答することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
少なくとも1つのクラウドサービスと、
第1のクライアント装置と、
少なくとも1つの前記クラウドサービスの提供サービスの対象となる第2のクライアント装置と、
第1のクラウド管理サーバと、
第2のクラウド管理サーバと、を有する情報処理システムであって、
前記第1のクライアント装置を用いて前記クラウドサービスにサービス登録しようとする場合に、
前記第1のクライアント装置は、前記第2のクライアント装置に対して登録要求をし、
前記第2のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバに対して登録要求をし、
前記第1のクラウド管理サーバは、前記第2のクライアント装置からの登録要求に応じて前記第2のクライアント装置の登録情報の登録処理を行い、前記第1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を前記第2のクライアント装置に返却し、
前記第2のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置に前記仕向け国情報を返却し、
前記第1のクライアント装置は、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記第2のクラウド管理サーバに登録IDの発行要求をすることを特徴とする情報処理システム。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理方法の動作をコンピュータにより実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理システム、及びコンピュータプログラム等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、国、地域インフラや、住宅環境といった複合的な要因によって、多種多様なネットワーク環境のもとにインターネット接続が行われている。それに対し、個人情報保護の観点から必要以上に情報を国外に出さないようにするという動きも加速している。
【0003】
そのような状況下で、第1のクライアント装置のサービスを快適に利用するためには、登録済みのサーバから他の地域のサーバに接続する際に、ユーザによる操作が煩雑となる場合がある。
【0004】
例えば特許文献1にはクライアント装置がサーバにデータを送信する際、認可トークンの付属情報から送信先の地域の変更を検知する。そして変更を検知しても、サーバが識別するクライアント装置の識別子が同一である場合、送信対象のデータの保存と送信を継続する構成が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-124764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来技術においては、ユーザの使用するデバイスが登録されたサーバと、これから接続しようとしているサーバが異なる場合に、登録情報の不整合で登録ができず、登録状態が移行されない場合がある。
【0007】
本発明は上記のような課題を解決し、異なる地域のサーバ間でユーザ情報の共有が可能な情報処理方法を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1側面は、
少なくとも1つのクラウドサービスと、
第1のクライアント装置と、
少なくとも1つの前記クラウドサービスの提供サービスの対象となる第2のクライアント装置と、
第1のクラウド管理サーバと、
第2のクラウド管理サーバと、を有する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記第1のクライアント装置を用いて前記クラウドサービスにサービス登録しようとする場合に、
前記第1のクライアント装置は、前記第2のクライアント装置に対して登録要求をし、
前記第2のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバに対して登録要求をし、
前記第1のクラウド管理サーバは、前記第2のクライアント装置からの登録要求に応じて前記第2のクライアント装置の登録情報の登録処理を行い、前記第1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を前記第2のクライアント装置に返却し、
前記第2のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置に前記仕向け国情報を返却し、
前記第1のクライアント装置は、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記第2のクラウド管理サーバに登録IDの発行要求をすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、異なる地域のサーバ間でユーザ情報の共有が可能な情報処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例1に係る情報処理システムの構成例を表す概略図である。
図2】画像処理装置としての第2のクライアント装置104の概略構成例を示すブロック図である。
図3】第1のクライアント装置105の概略構成例を示すブロック図である。
図4】第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102の概略構成例を示すブロック図である。
図5】従来の登録シーケンス例を説明するための図である。
図6】本発明の実施例1に係る情報処理方法の例を説明するためのシーケンス図である。
図7】実施例1に係る、第1のクラウド管理サーバ101のデータベースの1例を示す図である。
図8】第2のクラウド管理サーバ102のデータベースの1例を示す図である。
図9】実施例1に係る登録後の紐づけされた状態の例を表す概略図である。
図10】実施例2に係る情報処理方法の例を説明するためのシーケンス図である。
図11】実施例3に係る情報処理方法の例を説明するためのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を、実施例を用いて説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、各図において、同一の部材または要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
【0012】
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係る情報処理システムの構成例を表す概略図である。実施例1に係る情報処理システムは、第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102、第2のクライアント装置104、第1のクライアント装置105、クラウドサービス106等がインターネット103を通して接続されている。尚、クラウドサービス106は少なくとも1つ設けられている。
【0013】
108、109は、夫々のサーバや装置やサービス等が設置されている国などの各地域を示している。尚、本実施例における、上記の各地域(例えば仕向け地等)は、例えば市町村や、県や、州や、国や或いはそれらの複数の組み合わせからなるものでも良く、予め設定された地域であれば良い。
【0014】
第1のクラウド管理サーバ101は、第2のクライアント装置104の情報を保持しており、各種クラウドサービスの登録情報を管理している。第2のクライアント装置104はユーザが利用する端末を示し、例えば、印刷機能やスキャン機能を有するインクジェット型の印刷装置などである。第2のクライアント装置104は少なくとも1つのクラウドサービスの提供サービスの対象となっている。
【0015】
第1のクライアント装置105は、インターネット接続することが可能な、例えばパソコンやスマートフォンのような情報処理装置であり、WEBブラウザやアプリケーションがインストールされている。又、第1のクライアント装置105は、インターネットを介して第2のクライアント装置104を制御することができる。
【0016】
本実施例では、第2のクライアント装置104の内部に書き込まれている仕向け情報に含まれる国情報が、国108となっているものとする。従って、通常の操作ではその仕向け情報を元に、第2のクライアント装置104は、国108にある第1のクラウド管理サーバ101に接続される。
【0017】
第1のクラウド管理サーバ101が保持している登録情報は個人情報を含む。従って、通常であれば、第2のクライアント装置104は、第2のクライアント装置104が設置されている国にある第2のクラウド管理サーバ102で管理されていることが望ましい。しかしながら例えば第1のクライアント端末の仕向け情報が国108だった場合には、登録情報は第1のクラウド管理サーバ101に格納される。
【0018】
又、第1のクライアント装置が、例えばクラウドサービス106にサービス登録しようとして、国109の登録ページに遷移してしまった場合には、登録情報は国109に設置されている第2のクラウド管理サーバ102に送られてしまう。従って、登録情報が、国108にある第1のクラウド管理サーバ101と国109にあるクラウドサービス106に夫々格納されるという不整合が発生する。
【0019】
図2は、画像処理装置としての第2のクライアント装置104の概略構成例を示すブロック図である。
【0020】
尚、本実施例では、第2のクライアント装置104は周辺装置として機能しており、例えば複写機、ファクシミリ等、スキャナー装置を搭載して紙媒体をスキャンしてデータ化することが可能な画像処理装置を例に説明する。しかし、第2のクライアント装置104は、上述のような画像処理装置に限られず、ネットワークを通して通信可能な装置であればどのようなものであっても良い。
【0021】
第2のクライアント装置104において、印刷機能はプリンタ部201で、スキャナー機能はスキャナー部202で、ストレージ機能はメモリカード装着部203及びメモリカード204で実現される。
【0022】
プリンタ部201は、外部から受信した画像データや、メモリカード204に格納されている画像データなどを、インクジェット方式や電子写真方式などの記録方式によって印刷用紙に印刷する。又、インク残量を含むインク情報や積載用紙の枚数を含む用紙情報も管理している。
【0023】
スキャナー部202は、原稿台(不図示)にセットされた原稿を光学的に読み取って電子データに変換し、更に指定されたファイル形式に変換した画像データを、ネットワーク経由で外部装置に送信、或いはHDD等の保存領域(不図示)に格納する。
【0024】
又、コピーサービスは、原稿台に置かれた原稿をスキャナー部202で読み取って生成した画像データをプリンタ部201へ転送し、プリンタ部201が印刷用紙にその画像データを印刷することで実現される。
【0025】
メモリカード装着部203に装着されたメモリカード204には、各種ファイルデータが格納される。このファイルデータは、ネットワークを介した外部装置から読み出して編集することができる。又、外部装置からメモリカード204にファイルデータを格納することも可能である。
【0026】
更に、第2のクライアント装置104は、CPU205、プログラムメモリ206、ワークメモリ207、表示部208、操作部209、ネットワーク通信部210、ネットワーク接続部211、フラッシュメモリ212を備える。CPU205は、第2のクライアント装置104内の各部を制御するための中央演算装置であり、コンピュータとして機能している。
【0027】
プログラムメモリ206は、ROMなどで構成され、各種のプログラムコードや、サーバ装置と通信するためのアプリケーション214が格納されている。またアプリケーション214はプリンタ部201にアクセスしてインクや用紙などの消耗品情報を取得する。ワークメモリ207は、RAMなどで構成され、各サービス実行時に画像データなどを一時格納したり、バッファリングしたりする。
【0028】
表示部208は、例えばLCDで構成され、各種の情報を表示する。操作部209は、ユーザが各種の入力操作を行うためのスイッチ等からなる。ネットワーク通信部210は、第2のクライアント装置104を、ネットワーク接続部211を介してインターネット等のネットワークに接続して各種通信を行う。
【0029】
ネットワーク通信部210は、有線LANや無線LANに対応し、有線LAN対応の場合のネットワーク接続部211は有線LANのケーブルを接続するためのコネクタであり、無線LAN対応の場合のネットワーク接続部211はアンテナとなる。
【0030】
フラッシュメモリ212は、ネットワーク通信部210が受信した画像データなどを格納するための不揮発性のメモリである。そして、上述した各部は、バス213で相互に接続される。
【0031】
次に図3を用いて第1のクライアント装置105の説明を行う。図3は、第1のクライアント装置105の概略構成例を示すブロック図である。第1のクライアント装置105は、ROM302、RAM303、CPU304、記憶装置307等を有し、記憶装置307には第1のクライアント装置105全体を制御する制御プログラム308が格納されている。
【0032】
又、第1のクライアント装置105は表示部305、入力部306を持ち、これらの装置はすべて電気的な配線バス301によって接続されている。更に、通信手段としてブラウザ310がインストールされている。ブラウザ310は1例でありユーザにとっての通信手段として有用であれば他のアプリケーションなどであっても構わない。309は通信モジュールである。
【0033】
次に図4を用いて第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102の説明を行う。図4は、第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102の概略構成例を示すブロック図である。
【0034】
第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102は、通信モジュール407、ROM402、RAM403、CPU404、記憶装置405等を有する。又、記憶装置405には第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102の夫々の全体を制御する制御プログラム406が格納されている。
【0035】
又、第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102はデータベース410を持つ。このデータベース410には、第1のクラウド管理サーバ101、第2のクラウド管理サーバ102によって読み書きが行われるユーザの登録情報やサービスを提供するのに必要な情報が格納されている。又、これらの装置はバス401によって接続されている。
【0036】
次に、図5のシーケンス図を用いて現状の登録シーケンスの課題を説明する。図5は、従来の登録シーケンス例を説明するためのシーケンス図である。尚、各装置、各サーバ、クラウドサービス内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図5のシーケンス図の各ステップの動作が順次行われる。
【0037】
先ずステップS501において、第1のクライアント装置105は、第2のクライアント装置104の登録要求を行う。
【0038】
ステップS502において、第2のクライアント装置104は自身のもつ仕向け情報が国108であることに基づき、国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して登録要求を行う。
【0039】
次にステップS503において、第1のクラウド管理サーバ101はデータベースへの格納を行い、ステップS504において、第1のクラウド管理サーバ101は第2のクライアント装置104に対して完了レスポンス(成功レスポンス)を返す。
【0040】
第2のクライアント装置104は成功レスポンスを受け取ると、ステップS505において、要求元の第1のクライアント装置105に対して成功レスポンスを返す。
【0041】
ステップS506において、ユーザが第1のクライアント装置105を用いて新しいクラウドサービスへのサービス登録をしようとして、第1のクラウド管理サーバ101に対して登録IDの発行要求を行う。そしてステップS507において、第1のクラウド管理サーバ101は、登録IDの発行が成功した場合には、登録IDを第1のクライアント装置105に対して送信する。
【0042】
一方、ステップS508において、ユーザは第1のクライアント装置105において国109にあるクラウドサービス106にアクセスし、サービス登録の要求を行ったとする。
【0043】
すると、ステップS509において、登録IDを受け取ったクラウドサービス106は国109にある第2のクラウド管理サーバ102に対して登録IDの照合要求を行う。
【0044】
第2のクラウド管理サーバ102は登録IDの発行をしていないため、ステップS510においてエラーを返す。ステップS511において、エラーを受け取ったクラウドサービス106は要求元である第1のクライアント装置105に対してエラーを返し、サービス登録の処理は失敗する。
【0045】
次に、図6のシーケンス図を用いて本実施例における上記の課題の解決方法を示す。図6は、本発明の実施例1に係る情報処理方法の例を説明するためのシーケンス図である。尚、各装置、各サーバ、クラウドサービス内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図6のシーケンス図の各ステップの動作が順次行われる。
【0046】
先ず、ステップS601において、第1のクライアント装置105は、第2のクライアント装置104に対して登録要求をする。次に、ステップS602において、第2のクライアント装置104は、第2のクライアント装置104のもつ仕向け情報が国108であることに基づき、国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して登録要求をする。
【0047】
第1のクラウド管理サーバ101は、第2のクライアント装置からの登録要求に応じて、ステップS603において、第2のクライアント装置104の登録情報の、データベースへの登録処理(格納)をする。そして、ステップS604において、第2のクライアント装置104に対して成功レスポンスと、1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を第2のクライアント装置に返却する。
【0048】
第2のクライアント装置104は、成功レスポンスを受け取ると、ステップS605において、要求元の第1のクライアント装置105に対して、第2のクライアント装置104の仕向け情報を付与して成功レスポンスを返す。
【0049】
次に、ユーザが第1のクライアント装置105を用いて新しいクラウドサービスへの登録IDの発行要求をする場合について説明する。その場合、ステップS606において、第1のクライアント装置105は、第1のクライアント装置105に内蔵されたGPS(Global Position System)のGPS情報に基づき、第1のクライアント装置105の現在地を取得する。
【0050】
即ち、第1のクライアント装置は、GPS情報に基づき前記第1のクライアント装置の設置されている設置国を特定する。そして、ステップS607において、第1のクライアント装置105は、特定した設置国である国109にある第2のクラウド管理サーバ102に対して、第2のクライアント装置104の仕向け国108をパラメータに付与した状態で登録IDの発行要求を行う。
【0051】
第2のクラウド管理サーバ102は、登録IDの発行要求を受けた場合に、ステップS608において、自身が設置されている国109と、第2のクライアント装置104の仕向け国情報(国108)が一致しないことを判別する。
【0052】
そして、仕向け国情報に基づき第2のクライアント装置104の仕向け国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して登録処理で登録された第2のクライアント装置104の登録情報の要求を行う。
【0053】
ステップS609において、第1のクラウド管理サーバ101は、第2のクライアント装置104の登録情報を第2のクラウド管理サーバ102に返却する。ステップS610において、第2のクラウド管理サーバ102は、第1のクラウド管理サーバから取得した第2のクライアント装置104の登録情報をデータベースへ格納(登録)する。
【0054】
又、第2のクラウド管理サーバ102は、登録IDの発行を行うと共に、ステップS611において、登録IDを第1のクライアント装置105に返却する。
【0055】
次に、ステップS612において、第1のクライアント装置105は、登録IDをパラメータに付与した状態で、第1のクライアント装置105が設置されている国109のクラウドサービス106に対してサービス登録の要求を行う。即ち、第1のクライアント装置は、発行要求に応じて第2のクラウド管理サーバから返却された登録IDをパラメータに付与した状態で、クラウドサービスに対してサービス登録の要求を行う。
【0056】
クラウドサービス106は、サービス登録の要求を受けた場合に、ステップS613において、第2のクラウド管理サーバ102に対して登録IDの照会を行う。即ち、クラウドサービス106は、登録IDを渡して照合させる。
【0057】
ステップS614では、第2のクラウド管理サーバ102は、渡された登録IDの照合を行って、照合ができた場合には、ステップS615において、成功レスポンスをクラウドサービス106に返却する。即ち、サービス登録の成功終了を第1のクライアント装置に応答する。
【0058】
クラウドサービス106は、成功レスポンスを受け取るとステップS616において、第1のクライアント装置105に対してサービス登録の完了を送信する。
【0059】
次に、図7は、実施例1に係る、第1のクラウド管理サーバ101のデータベースの1例を示す図である。図7に示す例では、本実施例における第1のクラウド管理サーバ101のデータベース700(図4のデータベース410に対応。)は主キー701と第2のクライアント装置識別ID702を登録情報として保存している。
【0060】
即ち、本実施例のデータベース700では、例えば第2のクライアント装置の機体のシリアルナンバーやMACアドレスに対して、第2のクライアント装置識別ID702が紐づけられて保存されている。
【0061】
図8は、第2のクラウド管理サーバ102のデータベース800の1例を示す図である。図8に示す例では、データベース800は、主キー801と、シリアルナンバー802と、第2のクライアント装置識別ID803と、サービス名804が紐づけられて記憶データとして保存されている。
【0062】
即ち、主キー801における登録IDや、第2のクライアント装置識別ID803に対して発行した第2のクライアント装置104の登録情報等が紐づけられて保存されて記憶データとして保存されている。
【0063】
尚、図7図8で示している記憶データの形式は例であり、主キーに使用する値や、保持している第2のクライアント装置のデータの組み合わせは、図7図8に示される例に制限されない。
【0064】
図9は、実施例1に係る、登録後の紐づけされた状態の例を表す概略図である。実施例1によれば、図9に示すように、第2のクライアント装置104、第1のクライアント装置105、第2のクラウド管理サーバ102、クラウドサービス106によって、国109の中の通信で登録IDの発行が可能になる。
【0065】
即ち、第1のクライアント装置のアプリケーションを用いてクラウドサービスに登録しようとした場合に、第2のクライアント装置の仕向け国情報を渡して、クラウドサービスが第2のクラウド管理サーバに対して登録処理を行わせる。
【0066】
又、その際に第2のクライアント装置の仕向け国情報をもとに第1のクラウド管理サーバに対して登録情報の要求を行い、登録情報の移管をしながら登録処理を行うことで、ユーザが格別の操作をしなくても登録を成功させることができる。
【0067】
<実施例2>
実施例1では第1のクライアント装置105のGPS機能を利用して登録の要求先を変更する方法について説明した。一方、実施例2では第1のクライアント装置105が、登録要求を行うアプリケーションがもつ国情報を利用する方法について図10を用いて説明する。
【0068】
図10は、実施例2に係る情報処理方法の例を説明するためのシーケンス図である。尚、各装置及びサーバ内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図10のシーケンス図10の各ステップの動作が順次行われる。
【0069】
ステップS1001において、第1のクライアント装置105は、第2のクライアント装置104の登録要求を行う。
【0070】
ステップS1002において、第2のクライアント装置104は、第2のクライアント装置104のもつ仕向け情報が国108であることに基づき、国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して登録要求を行う。
【0071】
ステップS1003において、第1のクラウド管理サーバ101はデータベースへの格納を行い、ステップS1004において、第2のクライアント装置104に対して成功レスポンスを返す。
【0072】
第2のクライアント装置104は成功レスポンスを受け取ると、ステップS1005において、要求元の第1のクライアント装置105に対して第2のクライアント装置104の仕向け情報を付与した状態で成功レスポンスを返す。
【0073】
次に、ユーザが第1のクライアント装置105を用いて新しいクラウドサービスへの登録をしようとした場合には、ステップS1006において、第1のクライアント装置105は、アプリケーションが保持する国情報が国109であることを判定する。
【0074】
即ち、第1のクライアント装置は、第1のクライアント装置のもつアプリケーションの国情報(アプリケーションの設定情報に含まれる国情報)に基づき第1のクライアント装置の設置されている設置国を特定する。
【0075】
ステップS1007で、第1のクライアント装置105は、ステップS1006で特定した設置国である国109にある第2のクラウド管理サーバ102に対して、仕向け国情報である国108をパラメータに付与した状態で登録IDの発行要求を行う。
【0076】
ステップS1008において、第2のクラウド管理サーバ102は、例えば第2のクラウド管理サーバ102が設置されている国109と仕向け国108が一致しないと判断する。その場合には、仕向け国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して第2のクライアント装置104に関する登録情報の取得要求を行う。
【0077】
ステップS1009において、第1のクラウド管理サーバ101は、第2のクライアント装置104に関する登録情報を第2のクラウド管理サーバ102に返却する。ステップS1010において、第2のクラウド管理サーバ102は上記の登録情報を、データベースへ格納(登録)すると共に登録IDの発行処理を行い、ステップS1011において、登録IDを第1のクライアント装置105に返却する。
【0078】
次に、ステップS1012において、第1のクライアント装置105は、登録IDをパラメータに付与してクラウドサービス106に対してサービス登録の要求を行う。
【0079】
ステップS1013において、クラウドサービス106は第2のクラウド管理サーバ102に対して登録IDの照合要求を行う。ステップS1014において第2のクラウド管理サーバ102は渡された登録IDの照合を行ってから、ステップS1015において、成功レスポンスをクラウドサービス106に返却する。
【0080】
クラウドサービス106は成功レスポンスを受け取ると、ステップS1016において、第1のクライアント装置105に対して登録完了レスポンスを送信する。
【0081】
<実施例3>
実施例2では、第1のクライアント装置105が、登録要求を行うアプリケーションが保持する国情報を利用する方法を説明したが、実施例3では第2のクライアント装置104のIPアドレスに基づき国情報の判定を行う。
【0082】
そして、IPアドレスに基づき判定された国情報に基づき、登録IDの発行要求先を特定してサービス登録等を成功させる。図11は、実施例3に係る情報処理方法の例を説明するためのシーケンス図である。
【0083】
尚、各装置及びサーバ内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図6のシーケンス図11の各ステップの動作が順次行われる。
【0084】
先ず、ステップS1101において、第1のクライアント装置105は、第2のクライアント装置104の登録要求を行う。
【0085】
ステップS1102において、第2のクライアント装置104は、第2のクライアント装置104のもつ仕向け情報に基づき、第2のクライアント装置104の設置国である、国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して登録要求を行う。
【0086】
ステップS1103において、第1のクラウド管理サーバ101は、第2のクライアント装置104の登録情報をデータベースへ格納(保存)する。更に、第1のクラウド管理サーバ101は、ステップS1104において、第1のクライアント装置105のIPアドレスに基づき、第1のクライアント装置105が設置されている国情報の判定を行う。
【0087】
即ち、第1のクラウド管理サーバは、第1のクライアント装置のIPアドレスに基づき第1のクライアント装置の設置されている設置国を特定する。
【0088】
尚、ステップS1104等における国情報の判定は第1のクラウド管理サーバ101内のアプリケーションを用いても良いし、外部プラグインを用いても良く、手段を問わない。ステップS1105において、第1のクラウド管理サーバ101は、第2のクライアント装置104に対して、ステップS1104で特定された国情報を付与して成功レスポンスを返す。
【0089】
第2のクライアント装置104は、成功レスポンスを受け取ると、ステップS1106において、要求元の第1のクライアント装置105に対して、第1のクライアント装置105の設置国情報を付与して成功レスポンスを返す。
【0090】
ユーザが第1のクライアント装置105を用いて新しいクラウドサービスへサービス登録をしようとする場合には、ステップS1107において、前記国情報をもとに、第1のクライアント装置105が設置されている国109を特定する。
【0091】
そして第1のクライアント装置105は、第1のクラウド管理サーバにより特定された設置国(国109)にある第2のクラウド管理サーバ102に対して、仕向け国情報としての国108をパラメータに付与した状態で登録IDの発行要求を行う。
【0092】
ステップS1108において、第2のクラウド管理サーバ102は、第2のクラウド管理サーバ102が設置された国109と仕向け国108が一致しないと判断し、仕向け国108にある第1のクラウド管理サーバ101に対して登録情報の取得要求を行う。
【0093】
ステップS1109において、第1のクラウド管理サーバ101は登録情報を返却する。するとステップS1110において、第2のクラウド管理サーバ102は第2のクライアント装置104の登録情報のデータベースへの登録と、登録IDの発行処理を行う。そして、ステップS1111において、第2のクラウド管理サーバ102は、登録IDを第1のクライアント装置105に返却する。
【0094】
ステップS1112において、第1のクライアント装置105は、登録IDをパラメータに付与した状態でクラウドサービス106に対してサービス登録の要求を行う。
【0095】
ステップS1113において、クラウドサービス106は、第2のクラウド管理サーバ102に対して登録IDを渡して登録IDの照合要求を行う。第2のクラウド管理サーバ102はステップS1114において、渡された登録IDの照合を行って、ステップS1115において、成功レスポンスをクラウドサービス106に返却する。
【0096】
クラウドサービス106は成功レスポンスを受け取ると、ステップS1116において、第1のクライアント装置105に対して登録完了をレスポンスする。
【0097】
以上のように、実施例1~3によれば、ユーザがサービス登録しようとした場合に、特別なユーザ操作を必要とせずに地域の異なるサーバ間でユーザ情報の共有を行い、情報を持っていないサーバへの登録処理も成功させることができる。
【0098】
尚、前述のように、実施例1~3における、設置国等の各地域(例えば仕向け地等)の情報は、例えば市町村や、県や、州や、国や或いはそれらの複数の組み合わせからなる地域に関する情報でも良い。
【0099】
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。又、本発明は上記実施例1~3の組み合わせや、以下の組み合わせを含む。
【0100】
(方法1)少なくとも1つのクラウドサービスと、第1のクライアント装置と、少なくとも1つの前記クラウドサービスの提供サービスの対象となる第2のクライアント装置と、第1のクラウド管理サーバと、第2のクラウド管理サーバと、を有する情報処理システムにおける情報処理方法であって、前記第1のクライアント装置を用いて前記クラウドサービスにサービス登録しようとする場合に、前記第1のクライアント装置は、前記第2のクライアント装置に対して登録要求をし、前記第2のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバに対して登録要求をし、前記第1のクラウド管理サーバは、前記第2のクライアント装置からの登録要求に応じて前記第2のクライアント装置の登録情報の登録処理を行い、前記第1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を前記第2のクライアント装置に返却し、前記第2のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置に前記仕向け国情報を返却し、前記第1のクライアント装置は、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記第2のクラウド管理サーバに登録IDの発行要求をすることを特徴とする情報処理方法。
【0101】
(方法2)前記第1のクライアント装置は、GPS情報に基づき特定した設置国にある前記第2のクラウド管理サーバに対して、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記発行要求を行うことを特徴とする方法1に記載の情報処理方法。
【0102】
(方法3)前記第1のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置のもつアプリケーションの国情報に基づき特定した設置国にある前記第2のクラウド管理サーバに対して、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記発行要求を行うことを特徴とする方法1に記載の情報処理方法。
【0103】
(方法4)前記第1のクラウド管理サーバは、前記第1のクライアント装置のIPアドレスに基づき設置国を特定し、
前記第1のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバにより特定された当該設置国にある前記第2のクラウド管理サーバに対して、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記発行要求を行うことを特徴とする方法1~3のいずれか1つに記載の情報処理方法。
【0104】
(方法5)前記第2のクラウド管理サーバは、前記発行要求を受けた場合に、前記仕向け国情報に基づき前記第1のクラウド管理サーバに対して前記登録処理で登録された前記登録情報の要求を行うことを特徴とする方法1~4のいずれか1つに記載の情報処理方法。
【0105】
(方法6)前記第2のクラウド管理サーバは、前記第1のクラウド管理サーバから取得した前記登録情報をデータベースに格納し、前記登録IDを前記第1のクライアント装置に返却することを特徴とする方法5に記載の情報処理方法。
【0106】
(方法7)前記第1のクライアント装置は、前記発行要求に応じて前記第2のクラウド管理サーバから返却された前記登録IDをパラメータに付与した状態で、前記クラウドサービスに対して前記サービス登録の要求を行うことを特徴とする方法1~6のいずれか1つに記載の情報処理方法。
【0107】
(方法8)
前記クラウドサービスは、前記サービス登録の要求を受けた場合に、前記第2のクラウド管理サーバに対して前記登録IDの照会を行い、前記第2のクラウド管理サーバにおいて前記登録IDの照合ができた場合に、前記サービス登録の成功終了を前記第1のクライアント装置に応答することを特徴とする方法7に記載の情報処理方法。
【0108】
(構成1)少なくとも1つのクラウドサービスと、第1のクライアント装置と、少なくとも1つの前記クラウドサービスの提供サービスの対象となる第2のクライアント装置と、第1のクラウド管理サーバと、第2のクラウド管理サーバと、を有する情報処理システムであって、前記第1のクライアント装置を用いて前記クラウドサービスにサービス登録しようとする場合に、前記第1のクライアント装置は、前記第2のクライアント装置に対して登録要求をし、前記第2のクライアント装置は、前記第1のクラウド管理サーバに対して登録要求をし、前記第1のクラウド管理サーバは、前記第2のクライアント装置からの登録要求に応じて前記第2のクライアント装置の登録情報の登録処理を行い、前記第1のクラウド管理サーバに対応する仕向け国情報を前記第2のクライアント装置に返却し、前記第2のクライアント装置は、前記第1のクライアント装置に前記仕向け国情報を返却し、前記第1のクライアント装置は、前記仕向け国情報をパラメータに付与した状態で前記第2のクラウド管理サーバに登録IDの発行要求をすることを特徴とする情報処理システム。
【0109】
(プログラム)方法1~8のいずれか1つに記載の情報処理方法の動作をコンピュータにより実行させるためのコンピュータプログラム。
【0110】
又、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータがプログラムを読み出して実行することでも実現される。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
【符号の説明】
【0111】
101:第1のクラウド管理サーバ
102:第2のクラウド管理サーバ
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